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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-28
(45)【発行日】2023-05-11
(54)【発明の名称】ゴルフボールスタンプ
(51)【国際特許分類】
   A63B 45/02 20060101AFI20230501BHJP
   B41K 1/26 20060101ALI20230501BHJP
   B41F 17/30 20060101ALI20230501BHJP
【FI】
A63B45/02
B41K1/26
B41F17/30 A
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2022020870
(22)【出願日】2022-02-14
【審査請求日】2022-02-15
(31)【優先権主張番号】10-2021-0174189
(32)【優先日】2021-12-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】516376363
【氏名又は名称】オ、ミン ギュ
(74)【代理人】
【識別番号】100149870
【弁理士】
【氏名又は名称】芦北 智晴
(74)【代理人】
【識別番号】100207022
【弁理士】
【氏名又は名称】小島 弘之
(72)【発明者】
【氏名】オ ミンギュ
【審査官】藤井 達也
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-170111(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-0654621(KR,B1)
【文献】英国特許出願公告第00255686(GB,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 45/02
B41F 17/30-17/36
B41K 1/26- 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上、下部が開放されたパイプ状の外部ケース(140);
前記外部ケース(140)の内部に挿入され、上部面に所定曲率の球面(spherical surface)である凹部(131)が形成された支持具(130);及び
弾性素材の板状に成形され、前記支持具(130)の上部に締結され、上部面に所定形のプリント凸部(121)が突出されて外部ケース(140)の挿入口(141)に露出するゴム板(120);で構成されることによって、
前記支持具(130)の凹部(131)に支持されつつ、ゴム板(120)が弾性変形してゴルフボール(10)に圧着され、プリント凸部(121)のインクがゴルフボール(10)の表面に転写されるように構成し、
前記外部ケース(140)のボディの上部が内側に折り曲げられてゴム板(120)を固定するフランジ(142);及び
内部にインクを収納する収納部(151)を備え、前記外部ケース(140)の内部に挿入され、外部ケース(140)にねじ締結されて前記支持具(130)を支持する内部ケース(150);をさらに備えて構成し、
前記支持具(130)が前記内部ケース(150)に支持されて前記外部ケース(140)の前記フランジ(142)に密着することによって、前記支持具(130)が前記外部ケース(140)の内部に固定されることを特徴とするゴルフボールスタンプ。
【請求項2】
前記内部ケース(150)の下部面には長方形の溝(152);が形成されることを特徴とする請求項に記載のゴルフボールスタンプ。
【請求項3】
前記外部ケース(140)の上部に締結されて露出したゴム板(120)を密閉するキャップ(110);をさらに含めて構成することを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールスタンプ。
【請求項4】
前記ゴム板(120)は中心から所定間隔離隔した位置から縁まで切開した切開スリット(123)が放射状に形成されることを特徴とする請求項1に記載のゴルフボールスタンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフボールスタンプ(Marking apparatus for golf ball)に関するものであって、特に構造が簡単であるため製造コストを節減でき、内部にインクを保管でき、ゴルフボールを印刷するゴム板の交替が簡便で容易であり、凸凹したゴルフボールの表面に鮮明に印刷できるゴルフボールスタンプに関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフの大衆化と各種メディアで放映されるゴルフ関連番組で、ゴルフ場を訪れる人口が日々増えており、最近ではほとんどのゴルフ場で非常にハードな日程でラウンドが進められており、ひいては4人未満がラウンドすることを制限するゴルフ場もある実情である。
【0003】
したがって、常に最大人数が一緒にラウンドするしかないが、多数の人数が一緒にラウンドすると、近接しているゴルフボールが誰のものなのか確認できない場合がよく発生し、特にオングリーンの後にはこのような場合がより頻繁に発生するので、これにより大小のトラブルが発生する。
【0004】
よって、これを防止するため、各自がサインペンやマーカーペンを利用して自分のゴルフボールに所定の表示をしたり、名前やイニシャルなどを表示したりもする。
【0005】
しかし、曲面や凸凹した表面を有する小さなゴルフボールに手で正確に表示することは容易ではない。
【0006】
前記のような問題を解決するために、韓国登録特許第10-1665981号の「ゴルフボールライナー」(以下、「特許文献1」という。)を提案している。
【0007】
前記特許文献1は、ハウジング(10)、スタンプ(40)、支持部(30)及び移動部(20)で構成されるが、各部の形状が非常に複雑であるため金型コストが高くなり、特にゴルフボールに接触して印刷するスタンプ(40)部分が曲面に成形されるため、多様な形状のスタンプ(40)を備えるためには、高い製作費用がかかるという問題点がある。
【0008】
なお、特許文献1は、内部で昇降するスタンプ(40)を弾力支持するために、内部にばねを含む支持部(30)が設けられるので、インクを別途携帯しなければならないが、携帯する過程でインクをよく紛失するという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】韓国登録特許第10-1665981号
【文献】韓国登録実用新案第20-0398308号
【文献】韓国登録特許第10-1538160号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前記のような問題点を解決するために案出したものであって、構造が簡単で内部にインクを収納して携帯でき、ゴルフボールと接触してプリントするゴム板を平らに成形することで消費者にゴム板を安価に供給でき、凸凹したゴルフボールの表面に鮮明にプリントできるゴルフボールスタンプを提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記の目的を達成するために、本発明に係るゴルフボールスタンプは、上、下部が開放されたパイプ状の外部ケース140;前記外部ケース140の内部に挿入され、上部面に所定曲率の球面(spherical surface)である凹部131が形成された支持具130;及び弾性素材の板状に成形され、前記支持具130の上部に締結され、上部面に所定形のプリント凸部121が突出され、外部ケース140の挿入口141に露出されるゴム板120;で構成されることによって、前記支持具130の凹部131に支持されつつ、ゴム板120が弾性変形してゴルフボール10に圧着され、プリント凸部121のインクがゴルフボール10表面に転写されるように構成される。
【0012】
その際、前記外部ケース140のボディの上部が内側に折り曲げられてゴム板120を固定させるフランジ142をさらに備えて構成するほうが好ましい。
【0013】
また、空間形態で内部にインクを収納する収納部151を備え、前記外部ケース140の内部に挿入され、外部ケース140にねじ締結されてボディが前記支持具130を支持する内部ケース150;をさらに備えるほうが好ましい。
【0014】
このとき、前記内部ケース150の下部面には長方形の溝152をさらに形成することによって、工具又は硬貨を挿入して内部ケース150を外部ケース140から容易に分離されるように構成するほうが好ましい。
【0015】
ここで、前記支持具130の凹部131は、ゴルフボール10の球面と同じ曲率で成形することにより、ゴム板120がゴルフボール10の外面に正確に密着しながらインクが転写されるように構成するほうが好ましい。
【0016】
その際、前記外部ケース140の上部に締結されて露出したゴム板120を密閉するキャップ110をさらに含めて構成するほうが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
前記のように構成された本発明は、構造が簡単で、且つ内部にインクを収納してゴルフボールスタンプと一緒に携帯できる。
【0018】
また、ゴルフボールに印刷するためにはゴム板を丸く製作しなければならないが、本発明では、ゴム板を平らに製作してもよいので製作コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明に係るゴルフボールスタンプを用いてゴルフボールの表面にプリントした状態を示す図である。
図2】本発明に係るゴルフボールスタンプを示す斜視図である。
図3】本発明に係るゴルフボールスタンプを分解図示した分解斜視図である。
図4】本発明に係るゴルフボールスタンプを用いてゴルフボールにプリントする過程を示す断面図である。
図5】本発明に係るゴルフボールスタンプを用いてゴルフボールにプリントする過程を示す断面図である。
図6】硬貨を用いてゴルフボールスタンプの内部ケースを開ける状態を示す斜視図である。
図7】本発明に係るゴルフボールスタンプの内部にインク入れが収納される状態を示す断面図である。
図8】本発明を構成する支持具とゴム板との締結構造を示す斜視図である。
図9】本発明の他の実施例に係るゴム板を示す斜視図である。
図10】本発明の他の実施例に係るゴム板が締結されたゴルフボールスタンプを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下では、本発明の好ましい実施例及び添付する図面を参照し、本発明を詳細に説明するが、図面における同一の参照符号は同一の構成要素を指すことを前提として説明することとする。
【0021】
発明の詳細な説明又は特許請求の範囲において、いずれかの構成要素が他の構成要素を「含む」とするとき、これは、特に反対の記載がない限り当該構成要素のみからなるものと限定して解釈せず、他の構成要素をさらに含むことができると理解しなければならない。
【0022】
この明細書において用いられる「上部」、「下部」、「底部」、「前方」、「後方」、「下」等の用語は、単に説明を容易にするためのものであり、図面に示されているような構成要素の配向を指す。
【0023】
図1は、本発明に係るゴルフボールスタンプ100を用いてゴルフボール10の表面にプリントした状態を示す図であり、図2は、本発明に係るゴルフボールスタンプ100を示す斜視図であり、図3は、本発明に係るゴルフボールスタンプ100を分解図示した分解斜視図である。
【0024】
本発明に係るゴルフボールスタンプ100は、図2及び図3に示すように、外部ケース140と、前記外部ケース140の内部上部に挿入される支持具130と、ゴム板120と、前記外部ケース140の上部に締結されてゴム板120を覆って密閉するキャップ110と、前記外部ケース140の下部に挿入締結される内部ケース150と、から構成される。
【0025】
外部ケース140は、上、下部が開放されたパイプ状にボディが形成され、ボディの上部外面にねじ山が形成されてキャップ110とねじ結合して締結される。
【0026】
そして、図4に示すように、外部ケース140の上端は内側に折り曲げ延長した形でフランジ142が突出する。
【0027】
前記外部ケース140の内部に支持具130とゴム板120とが挿入される。
【0028】
支持具130のボディの上部面は、所定曲率の球面形態で凹部131が形成される。前記凹部131は、ゴルフボール10の外面に対応した曲率で形成するほうが好ましい。
【0029】
そして、前記支持具130の上部にゴム板120が結合する。
【0030】
ゴム板120は、弾力性に優れたゴム又は合成ゴムを素材とし、下部が開放した円筒状にボディが形成され、ボディの平らな上部面には陽刻の形でプリント凸部121が形成される。
【0031】
前記ゴム板120の開放した下部に支持具130を挿入して結合し、結合したゴム板120と支持具130とを外部ケース140の開放した下部に挿入する。
【0032】
外部ケース140に、結合したゴム板120と支持具130とを挿入し、外部ケース140の下部に内部ケース150を挿入して締結する。
【0033】
内部ケース150は、上部が開口した円筒状にボディが形成されてボディの内部に収納部151が形成され、下部外面にねじ山が形成されて外部ケース140とねじ結合される。
【0034】
図3に示すように、外部ケース140の内部にゴム板120と支持具130とを挿入し、外部ケース140に内部ケース150を締結すると、図4に示すように支持具130が内部ケース150に支持されて外部ケース140のフランジ142に密着することによって、支持具130とゴム板120とが外部ケース140の内部で固定される。
【0035】
図4のように、ゴム板120と支持具130とが外部ケース140の内部に固定された状態において、ゴム板120が平らであるため、支持具130の凹部131の中心と所定間隔離隔した状態になる。
【0036】
図示していないが、前記の内部ケース150の内部収納部151には、インクを収納してゴルフボールスタンプ100と一緒に携帯することができる。
【0037】
そして、図3のように外部ケース140にキャップ110を締結することによって、露出されたゴム板120を密閉して携帯できるようにする。
【0038】
前記のように構成された本発明のゴルフボールスタンプ100を使用する際には、キャップ110を開き、図4のようにプリントするゴルフボール10の上部にゴルフボールスタンプ100を置いた後、図5のようにゴルフボールスタンプ100を下降させ、ゴルフボール10にゴム板120を密着させる。
【0039】
ゴルフボールスタンプ100を下降しながらゴルフボール10の上部に露出されたゴム板120が接し、ゴルフボールスタンプ100が下降し続け、平らなゴム板120が支持具130の方向に弾性変形する。
【0040】
ゴム板120が弾性変形してゴム板120が支持具130の凹部131に接してゴム板120に形成されたプリント凸部121の形状通りゴルフボール10にプリントされる。
【0041】
つまり、ゴルフボールスタンプ100が下降してゴム板120がゴルフボール10の上部中央に接する瞬間、表面摩擦力の高いゴム板120によってゴルフボール10が動かないように初期固定され、ゴルフボールスタンプ100が徐々に下降し、ゴム板120とゴルフボールとの接触面積が広くなるにつれてゴルフボール10がさらに丈夫に固定され、ゴム板120が支持具130に接しながらゴルフボール10の印刷位置が正確に設定された後、使用者がゴルフボールスタンプ100を加圧する力により、ゴム板120がゴルフボール10に圧着されてゴルフボール10に印刷が完了する。
【0042】
上述のように、ゴム板120は表面摩擦力の高いゴム又は合成ゴムを素材にするため、ゴム板120がゴルフボール10と接する瞬間に摩擦係数の高いゴム板120によってゴルフボール10が動かないように固定され、ゴルフボールスタンプ100が下降し続けながらゴム板120がゴルフボール10の外面形状に弾性変形されてゴルフボール10の表面に印刷される。
【0043】
このとき、図5に示すように、ゴルフボール10の外面形状で形成された支持具130の凹部131がゴム板120を支持(圧着)するので、凸凹したゴルフボール10の外面にゴム板120のプリント凸部121の形状で鮮明に印刷される。
【0044】
印刷が終わった後ゴルフボールスタンプ100を持ち上げると、図4のようにゴム板120が平らな状態で弾性復元される。
【0045】
図9は、本発明を構成するゴム板120の他の実施例を示す斜視図である。
【0046】
他の実施例に係るゴム板120は、図9に示すように、円形のボディの中心から所定距離離隔した位置から縁まで切開された切開スリット123が放射状に形成される。
【0047】
このとき、切開スリット123は、ゴム板120の中心を基準として、一対が対称となるように構成するほうが好ましい。
【0048】
前記のように構成されたゴム板120は、図10に示すように、外部ケース140のフランジ142と支持具130とによって圧着固定された状態で、ゴム板120が弾性変形して球形のゴルフボール表面に印刷するが、この過程でゴム板120の切開スリット123の幅が狭くなり、ゴム板120が浮いている部分がなく、球形のゴルフボール表面に完全に密着して正確に印刷する。
【0049】
ゴム板120がゴルフボールの表面にさらに完全に密着されるようにするために、図9のように各切開スリット123はゴム板120の縁に行くほど幅が徐々に広がるように形成するほうが好ましい。
【0050】
そして、長さが長い切開スリット123と長さが短い切開スリット123とを形成するときは、図9のように長い切開スリット123と短い切開スリット123とを順次交互に構成するほうが好ましい。
【0051】
切開スリット123を同一の長さで構成するより長さの異なる切開スリット123を交互に備えることで、より立体的にゴルフボールの表面に密着して印刷が行われる。
【0052】
前記のような過程を通じてゴム板120のプリント凸部121についたインクがゴルフボール10に転写されるが、きれいな印刷のためにはゴム板120のプリント凸部121に十分な量のインクが付いていなければならない。
【0053】
このために、本発明のゴルフボールスタンプ100の内部にインク入れが収納されるが、インク入れを取り出すためには外部ケース140から内部ケース150を分離しなければならない。
【0054】
本発明は、内部ケース150の容易な分離のために、図6及び図7のように内部ケース150の底面に長方形の溝152が形成され、図7のように内部ケース150の底面に溝152が形成されることによって、内部ケース150の内面に凸部が形成される。
【0055】
内部ケース150の底面に形成された溝152にドライバーのような工具や、図6のように硬貨を挿入して回転させ、簡単に内部ケース150を取り外して内部ケース150の内部収納部151に収納されたインク入れを取り出して使用するように構成される。
【0056】
上述のように内部ケース150の内部にインク入れ160が収納されるが、図7のようにインク入れ160の底面に溝161が形成されることによって、インク入れ160を内部ケース150に収納する際、内部ケース150の凸部がインク入れ160の底面の溝161に挿入され、本発明のゴルフボールスタンプ100を携帯するか、ゴルフボールに捺印のために本発明のゴルフボールスタンプ100を使用する際、内部ケース150においてインク入れ160がガタガタせずにしっかりと固定される。
【0057】
上述のように、本発明のゴルフボールスタンプ100は、平らなゴム板120が弾性変形しながらゴルフボール10の外面に印刷され、印刷が完了した後にはゴム板120が再び平らな状態に弾性復元されるが、弾性変形及び復元を繰り返す過程で支持具130からゴム板120が分離することがある。
【0058】
これを防止するため、図8に示すように、支持具130の側面に溝状に締結溝部132を形成し、ゴム板120のボディの内面に締結突部122を突出して形成する。
【0059】
ゴム板120を支持具130に締結するとき、ゴム板120の締結突部122が支持具130の締結溝部132に挿入されることによって、ゴルフボールスタンプ100を繰り返して使用しても、ゴム板120が支持具130から容易に分離しない。
【0060】
ゴルフボール10に他の文字又は模様を印刷するためには、ゴム板120を交替しなければならないが、内部ケース150を分離して支持具130とゴム板120とを外部ケース140から取り出した後、ゴム板120を交替して支持具130に結合した後、これを外部ケース140に挿入し、内部ケース150を結合する。
【0061】
上述のように、本発明に係るゴルフボールスタンプ100は構造が簡単であり、且つ内部にインクを収納してゴルフボールスタンプと一緒に携帯することができる。
【0062】
ゴルフボールに印刷するためにはゴム板を丸く製作しなければならないが、本発明では、ゴム板を平らに製作してもよいので製作コストを下げることができる。
【0063】
以上、上述の実施例から本発明の技術的思想を考察した。
【0064】
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明の記載事項から前記の実施例を多様に変形し、又は変更できることは明らかである。
【0065】
また、たとえ明示的に図示、又は説明されていないとしても、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明の記載事項から本発明に係る技術的思想を含む多様な形態の変形が可能であることは自明であり、これは依然として本発明の権利範囲に属する。
【0066】
添付図面を参照して説明された前記の実施例は、本発明を説明することを目的として記述されたものであって、本発明の権利範囲はこれらの実施例に限らない。
【符号の説明】
【0067】
10:ゴルフボール
100:ゴルフボールスタンプ
110:キャップ
120:ゴム板
121:プリント凸部
122:締結凸部
123:切開スリット
130:支持具
131:凹部
132:締結溝部
140:外部ケース
141:挿入口
142:フランジ
150:内部ケース
151:収納部
152:溝
160:インク入れ
161:溝
【要約】      (修正有)
【課題】構造が簡単で内部にインクを収納して携帯でき、ゴルフボールと接触してプリントするゴム板を平らに成形することで消費者にゴム板を安価に供給でき、凸凹したゴルフボールの表面に鮮明にプリントできるゴルフボールスタンプを提供する。
【解決手段】ゴルフボールスタンプ100は、上、下部が開放されたパイプ状の外部ケース140、外部ケース140の内部に挿入され、上部面に所定曲率の球面(spherical surface)である凹部が形成された支持具130、及び弾性素材の板状に成形され、支持具130の上部に締結され、上部面に所定形のプリント凸部が突出され、外部ケース140の挿入口に露出されるゴム板で構成されることによって、支持具130の凹部に支持されつつ、前記ゴム板が弾性変形してゴルフボール10に圧着され、プリント凸部のインクがゴルフボール10表面に転写されるように構成される。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10