(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-28
(45)【発行日】2023-05-11
(54)【発明の名称】医療装置及び医療装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
A61M 5/14 20060101AFI20230501BHJP
【FI】
A61M5/14 500
(21)【出願番号】P 2021558468
(86)(22)【出願日】2020-11-20
(86)【国際出願番号】 JP2020043370
(87)【国際公開番号】W WO2021100849
(87)【国際公開日】2021-05-27
【審査請求日】2022-02-14
(31)【優先権主張番号】P 2019211143
(32)【優先日】2019-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000138037
【氏名又は名称】株式会社メテク
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】星野 正格
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 憲昭
【審査官】竹下 晋司
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2011/125518(WO,A1)
【文献】特開2016-036498(JP,A)
【文献】特開2015-203545(JP,A)
【文献】国際公開第2016/031221(WO,A1)
【文献】特表平11-507860(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を用いる医療装置であって、
装置本体の表面に
着脱可能に設けられた表面カバー部
および光を透過させる光透過部を備え、
前記光透過部は、前記表面カバー部と一体成形されており、
前記表面カバー部は、前記装置本体の正面側に位置する傾斜部と、前記装置本体の上面側に位置する平面部とを有しており、
前記傾斜部は、前記装置本体に設けられた表示画面部に対応する開口を有し、
前記光透過部は、前記開口より上方に位置しており、
前記医療装置は、前記平面部より上方に延設し且つ液体容器を保持可能なポールをさらに備える、医療装置。
【請求項2】
前記表面カバー部と前記光透過部は、透明基材を有し、
前記表面カバー部には、光不透過処理が施されている、請求項1に記載の医療装置。
【請求項3】
前記光透過部には、光透過処理が施されている、請求項2に記載の医療装置。
【請求項4】
前記光透過処理は、前記光透過部の裏面に施されている、請求項3に記載の医療装置。
【請求項5】
前記光透過処理は、前記表面カバー部の光不透過処理が施された面と逆側の面に施されている、請求項3又は4に記載の医療装置。
【請求項6】
前記光透過部と前記表面カバー部との境は曲面状に形成されている、請求項1~5のいずれかに記載の医療装置。
【請求項7】
前記光透過部と前記表面カバー部との境には、その境を示す目印が形成されている、請求項1~6のいずれかに記載の医療装置。
【請求項8】
前記光透過部に透過する光を発光する発光部材を有し、
前記発光部材は、前記光透過部及び前記表面カバー部とは別体に設けられている、請求項1~7のいずれかに記載の医療装置。
【請求項9】
前記医療装置は、輸液装置、血液処理装置、又は腹水処理装置である、請求項1~8のいずれかに記載の医療装置。
【請求項10】
前記光透過部は、表示灯である、請求項1~9のいずれかに記載の医療装置。
【請求項11】
前記表面カバー部は、側面を有している、
請求項1に記載の医療装置。
【請求項12】
前記表面カバー部と前記光透過部とは同一基材を用いて一体成型されている、
請求項1に記載の医療装置。
【請求項13】
前記光透過部は前記表面カバー部に対して上に凸の形状である、
請求項12記載の医療装置。
【請求項14】
液体を用いる医療装置であって、
装置本体の表面に着脱可能に設けられた表面カバー部および光を透過させる光透過部を備え、
前記光透過部は、前記表面カバー部と一体成形されており、
前記表面カバー部は、前記装置本体の正面側に位置する第1の部分と、前記装置本体の上面側に位置する第2の部分とを有しており、
前記第1の部分は、前記装置本体に設けられた表示画面部に対応する開口を有し、
前記光透過部は、前記開口より上方に位置しており、
前記医療装置は、前記第2の部分より上方に延設し且つ液体容器を保持可能なポールをさらに備える、医療装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年11月22日に出願された日本特許出願番号2019‐211143に基づくもので、ここにその記載内容を援用する。
【0002】
本発明は、医療装置及び医療装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0003】
輸液装置などの液体を使用する医療装置は、アラーム等の装置状態を視覚的に知らせる表示灯を備えている(特許文献1参照)。この表示灯は、装置の表面に設けられている。表示灯は、光透過性部材で構成され、装置の内部に設けられた光源の光を外部に透過させるように構成されている。
【0004】
上述の表示灯は、装置の表面カバーと別部材で構成され、嵌め合い機構やネジなどを用いて表面カバーに機械的に組み込まれている。例えば
図11に示すように従来の表示灯200は、装置の表面カバー201の溝201aに挿入され、嵌合機構202で嵌合し、ねじ等を用いて固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述のような医療装置では、表示灯とその周辺の表面カバーとの間に隙間ができてしまう。そして、上述のような医療装置は、医療装置で使用する血液製剤や薬液などの液体で被液することがある。医療装置が被液し、液体が表示灯と表面カバーとの隙間に入り込むと、衛生上放置することができず、清掃する必要がある。この場合、医療従事者では表示灯を外して清掃することができず、一旦装置の使用をやめ、装置の製造者や管理者に清掃を依頼する必要がある。清掃を依頼している期間は、医療従事者は、患者に対し、その装置を用いて治療をすることが出来ないという課題が生じる。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、医療装置が被液した場合にメンテナンスを簡単に行うことができる医療装置、及び医療装置の製造方法を提供することをその目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討した結果、表示灯のような光透過部を表面カバー部と一体成形することにより、上記問題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
(1)液体を用いる医療装置であって、装置の表面に設けられた表面カバー部と、前記装置の表面に設けられ、光を透過させる光透過部と、を備え、前記光透過部は、前記表面カバー部と一体成形されている、医療装置。
(2)前記表面カバー部と前記光透過部は、透明基材を有し、前記表面カバー部には、光不透過処理が施されている、請求項1に記載の医療装置。
(3)前記光透過部には、光透過処理が施されている、(2)に記載の医療装置。
(4)前記光透過処理は、前記光透過部の裏面に施されている、(3)に記載の医療装置。
(5)前記光透過処理は、前記表面カバー部の光不透過処理が施された面と逆側の面に施されている、(3)又は(4)に記載の医療装置。
(6)前記光透過部と前記表面カバー部との境は曲面状に形成されている、(1)~(5)のいずれかに記載の医療装置。
(7)前記光透過部と前記表面カバー部との境には、その境を示す目印が形成されている、(1)~(6)のいずれかに記載の医療装置。
(8)前記光透過部に透過する光を発光する発光部材を有し、前記発光部材は、前記光透過部及び前記表面カバー部とは別体に設けられている、(1)~(7)のいずれかに記載の医療装置。
(9)液体容器を保持する容器保持部をさらに備えた、(1)~(8)のいずれかに記載の医療装置。
(10)前記光透過部は、表示灯である、(1)~(9)のいずれかに記載の医療装置。
(11)液体を用いる医療装置の製造方法であって、装置の表面に設けられる表面カバー部と光透過部を一体成形する工程を有する、医療装置の製造方法。
(12)透明基材を用いて、前記表面カバー部と前記光透過部を一体成形し、前記表面カバー部に光不透過処理を施す工程を、さらに有する、(11)に記載の医療装置の製造方法。
(13)前記光透過部に光透過処理を施す工程を、さらに有する、(12)に記載の医療装置の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、医療装置が被液した場合にメンテナンスを簡単に行うことができる医療装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図2】操作・表示部の表面カバーを示す斜視図である。
【
図6】表示灯と表面カバー部との境が曲面状であることを示す表面カバーの斜視図である。
【
図7】表示灯と表面カバー部との境には、その境を示す目印が形成されていることを示す表面カバーの斜視図である。
【
図8】操作・表示部の表面カバーの表示画面部を示す模式図である。
【
図9】発光部材が、表示灯、表示画面部及び表面カバー部とは別体で装置本体の内部に設けられていること示す医療装置の説明図である。
【
図10】表示灯を2つに分けた場合の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
【0013】
図1は、医療装置1の構成の一例を示す斜視図である。医療装置1は、液体を用いる医療装置1であり、例えば血液製剤を用いる輸液装置や、血液や透析液を用いる透析装置などの血液処理装置、腹水を用いる腹水処理装置などである。本実施の形態における医療装置1は輸液装置の一例である。医療装置1は、略直方体状の装置本体20と、キャスター21と、装置本体20の上部から上方に延設する液体容器保持部としてのポール22などを備えている。
【0014】
装置本体20は、正面上部に操作・表示部30を有している。操作・表示部30には、光透過部としての表示灯40、表示画面41、つまみ42、ハンドル43などが設けられている。表示灯40は、装置の状態を視覚的に知らせる機能を有する。表示灯40は、例えば装置本体20内部にある光源の赤、黄色、緑などの発光により発色する。表示画面41は、LCDなどであり、医療装置1の各種設定を行ったり各種表示を行う機能を有する。つまみ42やハンドル43は、医療装置1で用いられるポンプの流量などを調整する機能を有する。
【0015】
装置本体20の表面は、例えば樹脂製のカバー50により覆われている。例えば
図2に示すように操作・表示部30の表面カバー50aには、表面カバー部60が設けられている。表面カバー部60は、例えば凹凸のある薄い板形状を有する。表面カバー部60は、例えば医療装置1の正面側に位置する傾斜部70と、上面側に位置する平面部71を有している。傾斜部70は、例えば表示画面41に対応し開口する表示画面部80と、つまみ42に対応するつまみ部81と、ハンドル43に対応するハンドル部82等を有している。表示灯40は、傾斜部70と平面部71の境界近辺に位置している。
【0016】
表示灯40は、表面カバー部60と一体成形されている。すなわち、表示灯40と表面カバー部60を含む表面カバー50aは、例えば圧空真空法を用いて一体成形されている。表示灯40と表面カバー部60(表面カバー50a)は、樹脂の透明の基材を用いて成形されている。
【0017】
図3に示す表面カバー部60の表面Aには、光不透過処理が施されている。例えば表面カバー部60は、表面カバー部60の成形体の表面に光不透過性の黒色の塗料が塗装され、その上に外装用塗料が塗装されて構成されている。なお、ここでいう「表面カバー部60の表面Aに光不透過処理が施されている」とは、最表面層のみならず、最表面層に近い表面層に光不透過処理が施されているものも含まれる。また、「成形体」とは、成形された状態のものをいう。
【0018】
図4に示す表示灯40の裏面Bには、光透過処理が施されている。例えば表示灯40は、表示灯40の成形体の裏面に光透過性の塗料が塗装されて構成されている。
【0019】
表示灯40は、その周辺の表面カバー部60に対し突出した形状を有している。表示灯40は、
図5に示すような医療装置1の前後方向X(
図1及び
図2に示す)に平行で表示灯40を通る鉛直断面(C-C断面)において、上に凸に湾曲し、表示灯40の前後の表面カバー部60と連続的に接続されている。
【0020】
図1に示すポール22には、液体容器90を吊り下げることができる。液体容器90には、医療装置1で用いられる液体が収容されている。液体は、医療装置1の種類や機能によって異なるが、例えば血液製剤や薬液などが収容されている。
【0021】
上述のような医療装置1の表面カバー50aの製造プロセスでは、透明の樹脂基材を用いて、表面カバー50aの表面カバー部60と表示灯40が圧空真空法により一体成形される。表面カバー部60の表面Aには光不透過処理が施される。表示灯40の表面Aにマスクが施され、表面カバー部60の成形体の表面に、光不透過性の黒色の塗料が塗装され、その後外装用塗料が塗装される。表示灯40の裏面Bには光透過処理が施される。表示灯40の成形体の裏面に、光透過性の塗料が塗装される。こうして、表面カバー50aが完成する。カバー50の他の表面カバーは、表面カバー50aと同様に圧空真空法により成形されてもよいし、他の方法により成形されてもよい。
【0022】
本実施の形態によれば、医療装置1の表示灯40が表面カバー部60と一体成形されている。このため、医療装置1の表示灯40が、医療装置1で用いられる液体により被液した場合にも、表示灯40と表面カバー部60の間に液体が入り込むようなことがなく、医療従事者が液体を簡単にふき取り、清掃することができる。よって、医療装置1のメンテナンスを簡単に行うことができる。また、機械的強度が向上するので使用時に表示灯40が破損するようなことも防止することができる。
【0023】
表面カバー部60と表示灯40は、透明基材を有し、表面カバー部60には光不透過処理が施されている。これにより、表面カバー部60と表示灯40を一体成形しても、光透過部分と光不透過部分を簡単に分けることができ、選択的に光を透過させ、使用者の視認性が向上する。また表面カバー50aの製造を容易に行うことができる。
【0024】
表示灯40には光透過処理が施されているので、内部構造が見えなくなり外観を品質向上、することができる。
【0025】
光透過処理は表示灯40の裏面Bに施されているので、光透過処理が外部部材の接触等により除去されるようなことが防止される。
【0026】
表示灯40の光透過処理は、表面カバー部60の光不透過処理が施された面と逆側の面に施されている。これにより、表面カバー部60と表示灯40の境界部分において光不透過処理と光透過処理が互いに干渉するようなことを防止することができ、より選択的に光を透過させ、使用者の視認性が向上する。また、光透過処理や光不透過処理を行いやすくなり、表面カバー50aの製造を簡単に行うことができる。
【0027】
医療装置1は、液体容器90を保持するポール22を備えており、液体が装置本体20に付着する頻度が高く、かかる医療装置1において表示灯40と表面カバー部60を一体成形することにより、液体が表示灯40と表面カバー部60の隙間に入り込むようなことがなく医療装置1のメンテンナンスが飛躍的に簡単になる。
【0028】
上記実施の形態において、
図6に示すように表示灯40と表面カバー部60との境Gは曲面状に形成されていてもよい。境Gは、内側に凹む湾曲状に形成されている。かかる場合、ユーザーが表示灯40と表面カバー部60の清掃をより簡単に行うことができ、ユーザーの清掃の作業性が向上する。
【0029】
表示灯40と表面カバー部60との境には、
図7に示すようにその境を示す目印95が形成されていてもよい。目印95は、表示灯40の周囲を囲むような溝であってもよいし、凸形状であってもよい。目印95は、例えば1mm以下の幅を有するものであってもよい。目印95は、表示灯40と表面カバー部60が一体成形される際に一緒に成形される。表面カバー50aの表示灯40以外の部分に光不透過処理を施す際に、表示灯40にマスクを施す作業が行われるが、本例によれば、このときのマスクを施す作業が目印95により容易に行うことができる。
【0030】
以上の実施の形態において、光透過部は表示灯40であったが、例えば表面カバー部60の上部全体もしくは一部であってもよい。また光透過部は、例えば
図8に示すように操作・表示部30の表面カバー50aの表示画面部100であってもよい。かかる場合、医療装置1は、表示画面41を覆う表示画面部100を備え、その表示画面部100と表面カバー部60が一体成形されている。この場合、このため、医療装置1の表示画面部100が、医療装置1で用いられる液体により被液した場合にも、表示画面部100と表面カバー部60の間に液体が入り込むようなことがなく、医療従事者が液体を簡単にふき取り清掃することができる。よって、医療装置1のメンテナンスを簡単に行うことができる。
【0031】
以上の実施の形態において医療装置1は、
図9に示すように表示灯40に透過する光を発光するLEDなどの光源である発光部材120や、表示画面部100に透過する光を発光する液晶などの表示画面41の光源である発光部材121を有している。そして、発光部材120、121は、表示灯40、表示画面部100及び表面カバー部60とは別体で装置本体20の内部に設けられている。こうすることにより、ユーザーが表面カバー50aを取り外して簡単に丸洗いすることができ、清掃が容易になり、ユーザーの清掃の作業性を向上しつつ、保険衛生も向上することができる。
【0032】
以上の実施の形態によれば、医療装置1の表面カバー50aの部品点数を減らし、表示灯40の設置する場所の自由度を上げることができる。この結果、例えば
図10に示すように表示灯40を2つに分けることも可能になる。表示灯40を2つに分けた一方の第1の部分40aに、医療機器のアラームシステムの規格に準拠した赤色、黄色、もしくはシアン色の光が透過する塗装処理を施す。表示灯40のもう一方の第2の部分40bに、規格に準拠した図記号の形をした白色の塗装もしくはシールを貼り、そのうえで黄色の光が透過するように塗装処理を施す。これにより、医療装置1の限られた狭い部分においても規格で要求された複数の表示を行うことができ、装置を小型化することが可能となる。なお、表示灯40は、2つに限られず、3つ以上に分けてもよい。
【0033】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0034】
例えば上記実施の形態における光透過部は、表面カバー50aの他の部分に設けられていてもよい。また、光透過部は、医療装置1の表面カバー50a以外のカバー50に設けられていてもよい。光透過部は、例えば電源のON・OFFの状態を視覚的に光で示すランプを覆うようなものや、光センサの光送受信部を覆うものであってもよい。表面カバー50aの成形方法は、圧空真空法に限られない。医療装置1は、輸液装置のみならず、透析装置や血漿分離装置などの血液処理装置や、腹水処理装置等であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、医療装置が被液した場合にメンテナンスを簡単に行うことができる医療装置を提供する際に有用である。
【符号の説明】
【0036】
1 医療装置
40 表示灯
50 カバー
50a 表面カバー
60 表面カバー部