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特許7271720抽出チャンバ及びこの抽出チャンバを有するコーヒー機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-04-28
(45)【発行日】2023-05-11
(54)【発明の名称】抽出チャンバ及びこの抽出チャンバを有するコーヒー機
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/36 20060101AFI20230501BHJP
【FI】
A47J31/36 119
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021564419
(86)(22)【出願日】2019-10-31
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-07
(86)【国際出願番号】 CN2019114656
(87)【国際公開番号】W WO2021068308
(87)【国際公開日】2021-04-15
【審査請求日】2021-10-29
(31)【優先権主張番号】201910958683.4
(32)【優先日】2019-10-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521472140
【氏名又は名称】クワンチョウ・コンワイド・テクノロジー・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU CONWIDE TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Unit 201, Guangdian Technology Building, No.163 Pingyun Rd., Tianhe District Guangzhou, Guangdong 510627 China
(74)【代理人】
【識別番号】100104662
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 智司
(74)【代理人】
【識別番号】100184631
【弁理士】
【氏名又は名称】大久保 隆
(72)【発明者】
【氏名】チョウ リンピン
(72)【発明者】
【氏名】ワン シュエピン
【審査官】宮部 菜苗
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-535575(JP,A)
【文献】特開2010-246931(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/00-31/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
抽出アセンブリの下方に回転可能に設けられているための抽出チャンバハウジング(4)を含み、前記抽出チャンバハウジング(4)内にコーヒーを抽出するための抽出チャンバ室(401)が設けられており、前記抽出チャンバハウジング(4)上に抽出アセンブリが前記抽出チャンバ室(401)に入ることにより、前記抽出チャンバ室(401)に入る抽出アセンブリが前記抽出チャンバ室(401)内のコーヒー粉末を圧着し且つコーヒーに対して抽出圧力を生成するための抽出チャンバ開口(402)が設けられており、前記抽出チャンバ室(401)の底部に内径が前記抽出チャンバ室(401)の内径よりも小さい凹溝(490)が設けられており、前記凹溝(490)の側壁上にコーヒー出口(4.72)が設けられており、前記コーヒー出口(4.72)が外部に貫通して接続されており、
前記凹溝(490)の底部に軸線が前記抽出チャンバ室(401)の軸線と一致するビアホール(460)が設けられており、前記ビアホール(460)の内壁上にコーヒー密封リング(4.6)が設けられており、前記凹溝(490)の上端面上に圧力密封排水部材(3.3)が固定して取り付けられており、前記圧力密封排水部材(3.3)上に前記コーヒー出口(4.72)に連通しているコーヒー排出孔(302)が設けられており、前記圧力密封排水部材(3.3)の上方にコーヒーを濾過するための濾過部(3.2)が設けられており、
前記濾過部(3.2)上に第一のスライド孔(3.4)が設けられており、前記圧力密封排水部材(3.3)上に第二の密封スライド孔(301)が設けられており、前記コーヒー密封リング(4.6)上に第三の密封スライド孔(470)が設けられており、前記第一のスライド孔(3.4)、前記第二の密封スライド孔(301)、前記第三の密封スライド孔(470)内に前記ビアホール(460)の軸方向に沿ってスライドすることができる材料排出部が設けられており、前記材料排出部が少なくとも前記第三の密封スライド孔(470)に密封してスライド接続されている、ことを特徴とする抽出チャンバ。
【請求項2】
前記ビアホール(460)の内壁上に径方向に上向きに突起する密封部材固定位置が設けられており、前記コーヒー密封リング(4.6)は、工字状密封リングであり、前記工字状密封リングが前記密封部材固定位置の最上面と底面にクランプされている、ことを特徴とする請求項1に記載の抽出チャンバ。
【請求項3】
前記材料排出部は、材料排出プッシュロッド(3)と前記材料排出プッシュロッド(3)の上端に設けられている材料排出部材とを含み、前記材料排出プッシュロッド(3)が少なくとも前記第三の密封スライド孔(470)に密封してスライド接続されている、ことを特徴とする請求項2に記載の抽出チャンバ。
【請求項4】
前記濾過部(3.2)は、金属濾過網又はプラスチック濾過網であり、前記圧力密封排水部材(3.3)は、シリカゲル部材又はゴム部材であり、前記コーヒー密封リング(4.6)は、シリカゲル部材又はゴム部材である、ことを特徴とする請求項3に記載の抽出チャンバ。
【請求項5】
前記コーヒー排出孔(302)が前記第二の密封スライド孔(301)の一側に設けられており、又は前記コーヒー排出孔(302)が前記第二の密封スライド孔(301)上に設けられている、ことを特徴とする請求項4に記載の抽出チャンバ。
【請求項6】
ハウジング及び前記ハウジング内に設けられている請求項1~5のいずれか1項に記載の抽出チャンバを含む、ことを特徴とする、コーヒー機。
【請求項7】
前記抽出アセンブリは、前記ハウジング内に上下移動可能に設けられている抽出ヘッダ(1.9)を含み、前記抽出チャンバハウジング(4)が前記抽出ヘッダ(1.9)の下方に回転可能に設けられており、前記抽出ヘッダ(1.9)の直径が前記抽出チャンバ開口(402)の直径とマッチングし、
前記抽出ヘッダ(1.9)が前記抽出ヘッダ(1.9)の移動を動かすための第一の動力部に接続されており、前記抽出チャンバハウジング(4)が前記抽出チャンバハウジング(4)の回転を駆動するための第二の動力部に接続されており、
コーヒーを抽出する時、前記第二の動力部が前記抽出チャンバハウジング(4)の回転を動かすことにより、前記抽出チャンバ開口(402)が前記抽出ヘッダ(1.9)に対向し、前記抽出ヘッダ(1.9)が前記第一の動力部によって動かされて下向きに移動して前記抽出チャンバハウジング(4)内に挿入することにより、前記抽出チャンバハウジング(4)内のコーヒー粉末を圧着し且つコーヒーに対して抽出圧力を生成し、
コーヒー滓を排出する時、前記第二の動力部が前記抽出チャンバハウジング(4)の反転を動かすことにより、前記材料排出部が前記抽出ヘッダ(1.9)に対向し、前記抽出ヘッダ(1.9)が前記第一の動力部によって動かされて下向きに移動して前記材料排出部が下向きに移動するように押動することにより、前記材料排出部が、前記抽出チャンバ室(401)内のコーヒー滓が前記抽出チャンバ開口(402)から排出するように押動する、ことを特徴とする請求項6に記載のコーヒー機。
【請求項8】
前記材料排出部は、材料排出プッシュロッド(3)と前記材料排出プッシュロッド(3)の上端に設けられている材料排出部材とを含み、前記材料排出プッシュロッド(3)の下部にプラテン(4.3)が固定して接続されており、前記プラテン(4.3)が弾性部材によって前記抽出チャンバハウジング(4)の外壁に接続されており、前記弾性部材の一端が前記ビアホールの下端面に当接されており、他端が前記プラテン(4.3)に当接されており、前記材料排出部材が前記弾性部材によって前記濾過部(3.2)の上部に貼合わせられており、前記抽出ヘッダ(1.9)が前記プラテン(4.3)を下向きに押動することにより、前記材料排出部材が下向きに移動してコーヒー滓を排出することを動かし、前記弾性部材は、滓の排出が完了した後の前記プラテン(4.3)が原始位置に回復するように動かすために用いられる、ことを特徴とする請求項7に記載のコーヒー機。
【請求項9】
前記弾性部材は、リセットバネ(4.4)であり、前記材料排出プッシュロッド(3)の下端が前記リセットバネ(4.4)の中間孔(403)を貫通し、前記プラテン(4.3)に接続されている、ことを特徴とする請求項8に記載のコーヒー機。
【請求項10】
前記第一の動力部は、第一のモータ(1)及び前記第一のモータ(1)の回転軸に接続されており、凸形を呈する駆動屈曲ロッド(1.3)を含み、前記駆動屈曲ロッド(1.3)の最上部の揺動部(1.33)が揺動ロッド(1.7)によって前記抽出ヘッダ(1.9)の最上部に回転して接続されていることにより、前記抽出ヘッダ(1.9)が前記ハウジング内に設けられている直線チャンネル(2.6)に沿って移動し、
又は、前記第一のモータ(1)の回転軸と前記抽出ヘッダ(1.9)の最上部との間がスクリュー(901)によって回転して接続して駆動されることにより、前記抽出ヘッダ(1.9)が前記ハウジング内に設けられている直線チャンネル(2.6)に沿って移動し、前記抽出ヘッダ(1.9)は、マイクロスイッチ駆動位置(1.11)によって、前記抽出ヘッダ(1.9)が上下移動する距離を制御し、前記抽出ヘッダ上に給水継手又は突起ブロックが設けられており、抽出ホルダ(2)上に前記スクリュー(901)の長さ方向と一致し、且つ前記給水継手(903)又は突起ブロックとマッチングしてスライドするスライド溝(904)が設けられている、ことを特徴とする請求項9に記載のコーヒー機。
【請求項11】
前記ハウジング上に前記駆動屈曲ロッド(1.3)の回転を制限するための位置制限ブロック(1.5)が設けられており、前記位置制限ブロック(1.5)が前記駆動屈曲ロッド(1.3)の一側の回転軌跡上に設けられていることにより、給水時に前記抽出ヘッダ(1.9)が前記抽出チャンバハウジング(4)内の熱水作用で上向きに移動するか、又は揺動することを防止する、ことを特徴とする請求項10に記載のコーヒー機。
【請求項12】
前記位置制限ブロック(1.5)上の前記揺動部(1.33)と接触するための屈曲ロッド遮断部(1.51)の幅は、少なくとも前記揺動部(1.33)の幅の半分である、ことを特徴とする請求項11に記載のコーヒー機。
【請求項13】
前記抽出ヘッダ(1.9)上に前記抽出ヘッダ(1.9)の軸方向を貫通する換気管(1.20)が設けられており、前記換気管(1.20)の下方に前記抽出チャンバハウジング(4)内の熱水に伴って浮動することができる蒸気浮上力弁(1.30)が設けられており、前記抽出チャンバハウジング(4)内の水蒸気が前記換気管(1.20)から排出した後、前記蒸気浮上力弁(1.30)が前記抽出チャンバハウジング(4)内の熱水に伴って浮上して前記換気管(1.20)を塞ぐ、ことを特徴とする請求項12に記載のコーヒー機。
【請求項14】
前記プラテン(4.3)は、開口が前記材料排出プッシュロッド(3)が位置する方向に向く弧状プラテンであり、前記弧状プラテンの表面上に前記抽出ヘッダ(1.9)と接触するための複数のプラテン回転軸(4.5)が設けられている、ことを特徴とする請求項13に記載のコーヒー機。
【請求項15】
前記濾過部(3.2)が第一の係止部、ねじ又は強圧によって前記凹溝(490)の上端面に固定して接続されている、ことを特徴とする請求項14に記載のコーヒー機。
【請求項16】
前記第二の動力部は、位置決めホルダ(2.4)上に設けられている第二のモータ(6)及び前記第二のモータ(6)の回転軸に歯車部によってカップリングして伝動される液体排出管(4.7)を含み、前記液体排出管(4.7)が前記抽出チャンバハウジング(4)に固定して接続されており、且つ前記抽出チャンバハウジング(4)の軸線上に設けられている、ことを特徴とする請求項15に記載のコーヒー機。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2019年10月10日に中国特許局に提出された、出願番号が201910958683.4、発明名称が「抽出チャンバ及びこの抽出チャンバを有するコーヒー機」の中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、本出願に参照として取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明は、コーヒー製作の技術分野に関し、より具体的には、抽出チャンバに関する。なお、本発明は、さらに上記抽出チャンバを含むコーヒー機に関する。
【背景技術】
【0003】
人々は、電子技術をコーヒーの製作上に応用し、粉を磨き、粉を押し、粉を入れ、抽出し、残渣を取り除くなどのコーヒーを作る全過程の自動的制御を実現し、すなわちコーヒー機を創造した。
【0004】
既存のコーヒー機では、コーヒー粉末の押出とコーヒー滓の排出は、一つのピストンシステムによって実現され、
【0005】
このシステムは、左、右ホルダ、洗浄ノズル、ピストン組み合わせ、ピストンスリーブ、前カバー組み合わせ、歯車、ウォーム、駆動ウオームギア、ピストンスリーブストロークスイッチ、粉抜きストロークスイッチ等の多数の構造部材を含む。
【0006】
しかし、既存のコーヒー機が抽出する時に抽出チャンバ内の圧力が低減し、抽出効果が低く、且つ抽出チャンバ室内の密封性が比較的に低いため、抽出プロセスにおいて液漏れをもたらしやすく、抽出チャンバにおけるコーヒーが全てコーヒー出口から排出されることができないことになる。
【0007】
以上をまとめると、どのように抽出チャンバ内の圧力を増加し且つコーヒーを抽出する時の液漏れを防止することは、現在では当業者の早急な解決の待たれる問題となる。
【発明の概要】
【0008】
これに鑑みて、本発明の目的は、コーヒーを抽出する時に抽出チャンバ内に比較的に大きい圧力を形成することができ、且つこの抽出チャンバの密封性が比較的に高く、コーヒーを抽出する時に液漏れがない抽出チャンバを提供することである。
【0009】
本発明の別の目的は、上記抽出チャンバを含むコーヒー機を提供することである。
【0010】
上記目的を実現するために、本発明は、以下のような技術案を提供する。
【0011】
抽出チャンバであって、抽出アセンブリの下方に回転可能に設けられているための抽出チャンバハウジングを含み、前記抽出チャンバハウジング内にコーヒーを抽出するための抽出チャンバ室が設けられており、前記抽出チャンバハウジング上に抽出アセンブリが前記抽出チャンバ室に入ることにより、前記抽出チャンバ室に入る抽出アセンブリが前記抽出チャンバ室内のコーヒー粉末を圧着し且つコーヒーに対して抽出圧力を生成するための抽出チャンバ開口が設けられており、前記抽出チャンバ室の底部に内径が前記抽出チャンバ室の内径よりも小さい凹溝が設けられており、前記凹溝の側壁上にコーヒー出口が設けられており、前記コーヒー出口が外部に貫通して接続されており、
【0012】
前記凹溝の底部に軸線が前記抽出チャンバ室の軸線と一致するビアホールが設けられており、前記ビアホールの内壁上にコーヒー密封リングが設けられており、前記凹溝の上端面上に圧力密封排水部材が固定して取り付けられており、前記圧力密封排水部材上に前記コーヒー出口に連通しているコーヒー排出孔が設けられており、前記圧力密封排水部材の上方にコーヒーを濾過するための濾過部が設けられており、
【0013】
前記濾過部上に第一のスライド孔が設けられており、前記圧力密封排水部材上に第二の密封スライド孔が設けられており、前記コーヒー密封リング上に第三の密封スライド孔が設けられており、前記第一のスライド孔、前記第二の密封スライド孔、前記第三の密封スライド孔内に前記ビアホールの軸方向に沿ってスライドすることができる材料排出部が設けられており、前記材料排出部が少なくとも前記第三の密封スライド孔に密封してスライド接続されている。
【0014】
好ましくは、前記抽出チャンバ開口が前記抽出チャンバハウジングの上部に設けられており、前記ビアホールの内壁上に径方向に上向きに突起する第二の密封部材固定位置が設けられており、前記コーヒー密封リングは、工字状密封リングであり、前記工字状密封リングが前記第二の密封部材固定位置の最上面と底面にクランプされている。
【0015】
好ましくは、前記濾過部上に第一のねじ孔が設けられており、前記圧力密封排水部材上に第二のねじ孔が設けられており、前記凹溝の上端面に第三のねじ孔が設けられており、前記濾過部及び前記圧力密封排水部材がボルトによって順に前記第一のねじ孔、前記第二のねじ孔、前記第三のねじ孔を貫通して前記凹溝の上端面上に固定されている。
【0016】
好ましくは、前記材料排出部は、材料排出プッシュロッドと前記材料排出プッシュロッドの上端に設けられている材料排出部材とを含み、前記材料排出プッシュロッドが少なくとも前記第二の密封スライド孔、前記第三の密封スライド孔に密封してスライド接続されている。
【0017】
好ましくは、前記濾過部は、金属濾過網又はプラスチック濾過網であり、前記圧力密封排水部材は、シリカゲル部材又はゴム部材であり、前記コーヒー密封リングは、シリカゲル部材又はゴム部材である。
【0018】
好ましくは、前記コーヒー排出孔が前記第二の密封スライド孔の一側に設けられており、又は前記コーヒー排出孔が前記第二の密封スライド孔上に設けられている。
【0019】
コーヒー機は、ハウジング及び前記ハウジング内に設けられている上記いずれか1項に記載の抽出チャンバを含む。
【0020】
好ましくは、前記抽出アセンブリは、前記ハウジング内に上下移動可能に設けられている抽出ヘッダを含み、前記抽出チャンバハウジングが前記抽出ヘッダの下方に回転可能に設けられており、前記抽出ヘッダの直径が前記抽出チャンバ開口の直径とマッチングし、
【0021】
前記抽出ヘッダが前記抽出ヘッダの移動を動かすための第一の動力部に接続されており、前記抽出チャンバハウジングが前記抽出チャンバハウジングの回転を駆動するための第二の動力部に接続されており、
【0022】
コーヒーを抽出する時、前記第二の動力部が前記抽出チャンバハウジングの回転を動かすことにより、前記抽出チャンバ開口が前記抽出ヘッダに対向し、前記抽出ヘッダが前記第一の動力部によって動かされて下向きに移動して前記抽出チャンバハウジング内に挿入して密封を実現することにより、前記抽出チャンバハウジング内のコーヒー粉末を圧着し且つコーヒーに対して抽出圧力を生成し、
【0023】
コーヒー滓を排出する時、前記第二の動力部は、前記抽出チャンバハウジングの反転を動かすことにより、前記材料排出部が前記抽出ヘッダに対向し、前記抽出ヘッダが前記第一の動力部によって動かされて下向きに移動して前記材料排出部が下向きに移動するように押動することにより、前記材料排出部は、前記抽出チャンバ室内のコーヒー滓が前記抽出チャンバ開口から排出されるように押動する。
【0024】
好ましくは、前記材料排出部の材料排出プッシュロッドの下部にプラテンが固定して接続されており、前記プラテンが弾性部材によって前記抽出チャンバハウジングの外壁に接続されており、前記弾性部材の一端が前記ビアホールの下端面に当接されており、他端が前記プラテンに当接されており、前記材料排出部材が前記弾性部材によって前記濾過部の上部に貼合わせられており、前記抽出ヘッダが前記プラテンを下向きに押動することにより、前記材料排出部材が下向きに移動してコーヒー滓を排出することを動かし、前記弾性部材は、滓の排出が完了した後の前記プラテンが原始位置に回復するように動かすために用いられる。
【0025】
好ましくは、前記弾性部材は、リセットバネであり、前記材料排出プッシュロッドの下端が前記リセットバネの中間孔を貫通して前記プラテンに接続されている。
【0026】
好ましくは、前記第一の動力部は、第一のモータ及び前記第一のモータの回転軸に接続されており、凸形を呈する駆動屈曲ロッドを含み、前記駆動屈曲ロッドの最上部の揺動部が揺動ロッドによって前記抽出ヘッダの最上部に回転して接続されていることにより、前記抽出ヘッダが前記ハウジング内に設けられている直線チャンネルに沿って移動し、
【0027】
又は、前記第一のモータの回転軸と前記抽出ヘッダの最上部との間がスクリューによって回転して接続して駆動されることにより、前記抽出ヘッダが前記ハウジング内に設けられている直線チャンネルに沿って移動し、前記抽出ヘッダは、マイクロスイッチ駆動位置によって、前記抽出ヘッダが上下移動する距離を制御し、前記抽出ヘッダ上に給水継手又は突起ブロックが設けられており、抽出ホルダ上に前記スクリューの長さ方向と一致し、且つ前記給水継手又は突起ブロックとマッチングしてスライドするスライド溝が設けられている。
【0028】
好ましくは、前記ハウジング上に前記駆動屈曲ロッドの回転を制限するための位置制限ブロックが設けられており、前記位置制限ブロックが前記駆動屈曲ロッドの一側の回転軌跡上に設けられていることにより、給水時に前記抽出ヘッダが前記抽出チャンバハウジング内の熱水作用で上向きに移動するか、又は揺動することを防止する。
【0029】
好ましくは、前記位置制限ブロック上の前記揺動部と接触する屈曲ロッド遮断部の幅は、少なくとも前記揺動部の幅の半分である。
【0030】
好ましくは、前記抽出ヘッダ上に前記抽出ヘッダの軸方向を貫通する換気管が設けられており、前記換気管の下方に前記抽出チャンバハウジング内の熱水に伴って浮動することができる蒸気浮上力弁が設けられており、前記抽出チャンバハウジング内の水蒸気が前記換気管から排出した後、前記蒸気浮上力弁が前記抽出チャンバハウジング内の熱水に伴って浮上して前記換気管を塞ぐ。
【0031】
好ましくは、前記プラテンは、開口が前記材料排出プッシュロッドが位置する方向に向く弧状プラテンであり、前記弧状プラテンの表面上に前記抽出ヘッダと接触するための複数のプラテン回転軸が設けられている。
【0032】
好ましくは、前記濾過部が係止部、ねじ又は強圧によって前記抽出チャンバハウジングの下部に固定して接続されている。
【0033】
好ましくは、前記第二の動力部は、位置決めホルダ上に設けられている第二のモータ及び前記第二のモータの回転軸に歯車部によってカップリングして伝動される液体排出管を含み、前記液体排出管が前記抽出チャンバハウジングに固定して接続されており、且つ前記抽出チャンバハウジングの軸線上に設けられている。
【0034】
本発明による抽出チャンバは、抽出アセンブリの下方に回転可能に設けられているための抽出チャンバハウジングを含み、抽出チャンバハウジング内にコーヒーを抽出するための抽出チャンバ室が設けられており、抽出チャンバハウジング上に抽出アセンブリが抽出チャンバ室に入ることにより、抽出チャンバ室に入る抽出アセンブリが抽出チャンバ室内のコーヒー粉末を圧着し且つコーヒーに対して抽出圧力を生成するための抽出チャンバ開口が設けられており、抽出チャンバ室の底部に内径が抽出チャンバ室の内径よりも小さい凹溝が設けられており、凹溝の側壁上にコーヒー出口が設けられており、コーヒー出口が外部に貫通して接続されており、
【0035】
凹溝の底部に軸線が抽出チャンバ室の軸線と一致するビアホールが設けられており、ビアホールの内壁上にコーヒー密封リングが設けられており、凹溝の上端面上に圧力密封排水部材が固定して取り付けられており、圧力密封排水部材上にコーヒー出口に連通しているコーヒー排出孔が設けられており、圧力密封排水部材の上方にコーヒーを濾過するための濾過部が設けられており、
【0036】
濾過部上に第一のスライド孔が設けられており、圧力密封排水部材上に第二の密封スライド孔が設けられており、コーヒー密封リング上に第三の密封スライド孔が設けられており、第一のスライド孔、第二の密封スライド孔、第三の密封スライド孔内にビアホールの軸方向に沿ってスライドすることができる材料排出部が設けられており、材料排出部が少なくとも第三の密封スライド孔に密封してスライド接続されている。
【0037】
抽出チャンバ室内は、コーヒーを抽出するために用いられ、コーヒーを抽出する時、抽出アセンブリが抽出チャンバ開口に沿って抽出チャンバ室内に入ることにより、抽出チャンバ室内のコーヒー粉末を圧着し且つコーヒーに対して抽出圧力を生成することにより、抽出を完了する。抽出プロセスにおいて、抽出チャンバ室内の圧力が増大し、抽出された後のコーヒーが濾過部に沿って下向きに圧力密封部材上のコーヒー排出孔によって排出される。
【0038】
本発明による抽出チャンバハウジングの底部に凹溝が設けられており、凹溝の底部にビアホールが設けられており、ビアホール内にコーヒー密封リングが設けられており、コーヒー密封リング内にビアホールの軸方向に沿ってスライドすることができる材料排出部が密封してスライド接続されており、ビアホールが抽出チャンバ室の軸線と一致する場合、材料排出部が抽出チャンバ室の軸線に沿って運動することができ、それによって抽出が完了した後に材料排出部は、抽出チャンバ室内に残ったコーヒー滓を排出することができ、それによって次回の抽出のために用意する。
【0039】
第一のスライド孔、第二の密封スライド孔、第三の密封スライド孔内にビアホールの軸方向に沿ってスライドすることができる材料排出部が設けられており、材料排出部は、第一のスライド孔、第二の密封スライド孔、第三の密封スライド孔を同時に貫通し、コーヒーを抽出する時、抽出チャンバ室内にコーヒー排出孔のみがコーヒー出口に連通しており、コーヒー出口が外界に連通しており、材料排出部が少なくとも第三の密封スライド孔に密封してスライド接続されている時、凹溝の底部のビアホールが塞がれることにより、コーヒーを抽出する時の液漏れを防止し、なお、圧力密封排水部材が凹溝の上端面に固定して設けられており、材料排出部の運動に伴って運動しないことにより、圧力密封排水部材の損傷を防止し、コーヒーを抽出する時の抽出チャンバ室の内部圧力をリフトする。
【0040】
本発明は、コーヒー機をさらに提供し、このコーヒー機のハウジング内に上記抽出チャンバが設けられており、抽出プロセスにおける抽出チャンバ室内の圧力をリフトすることができ、且つ抽出プロセスにおいて液漏れがない。
【図面の簡単な説明】
【0041】
本発明の実施例又は既存技術における技術案をより明瞭に説明するために、以下は、本実施例又は既存技術の記述において使用される必要がある添付図面を簡単に紹介する。自明なことに、以下の記述における添付図面は、ただ本発明の実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、提供される添付図面に基づき、他の添付図面を取得することもできる。
図1】本発明によるコーヒー機の立体爆発図である。
図2】本発明による抽出ヘッダと抽出ホルダの構造概略図である。
図3】本発明による抽出アセンブリの構造概略図である。
図4】本発明による滓排出部の構造概略図である。
図5】本発明による抽出チャンバ室の回転時の構造概略図である。
図6】本発明による抽出ヘッダの押下滓排出プロセスにおける構造概略図である。
図7】本発明による抽出ヘッダが押下滓排出を完了する構造概略図である。
図8】本発明による抽出ヘッダが押下抽出を完了する時の正面図である。
図9】本発明による抽出ヘッダが押下抽出を完了する時の側面図である。
図10】本発明による抽出ヘッダが上向きに移動する時の正面図である。
図11】本発明による抽出チャンバの側面図である。
図12】本発明による第一のモータがスクリューによって抽出ヘッダが上向きに運動するように駆動する断面図である。
図13】本発明による第一のモータがスクリューによって抽出ヘッダが下向きに運動するように駆動する断面図である
【発明を実施するための形態】
【0042】
以下は、本発明の実施例における添付図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、全部の実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0043】
本発明のコアは、コーヒーを抽出する時に抽出チャンバ内に比較的に大きい圧力を形成することができ、且つこの抽出チャンバの密封性が比較的に高く、コーヒーを抽出する時に液漏れがない抽出チャンバを提供することである。
【0044】
本発明の別のコアは、上記抽出チャンバを含むコーヒー機を提供することである。
【0045】
図1T3を参照して、図1は、本発明によるコーヒー機の立体爆発図である。図2は、本発明による抽出ヘッダと抽出ホルダの構造概略図である。図3は、本発明による抽出アセンブリの構造概略図である。図4は、本発明による滓排出部の構造概略図である。図5は、本発明による抽出チャンバ室が回転する時の構造概略図である。図6は、本発明による抽出ヘッダの押下滓排出プロセスにおける構造概略図である。図7は、本発明による抽出ヘッダが押下滓排出を完了する構造概略図である。図8は、本発明による抽出ヘッダが押下抽出を完了する時の正面図である。図9は、本発明による抽出ヘッダが押下抽出を完了する時の側面図である。図10は、本発明による抽出ヘッダが上向きに移動する時の正面図である。図11は、本発明による抽出チャンバの側面図である。図12は、本発明による第一のモータがスクリューによって抽出ヘッダが上向きに運動するように駆動する断面図である。図13は、本発明による第一のモータがスクリューによって抽出ヘッダが下向きに運動するように駆動する断面図である。
【0046】
本発明による抽出チャンバは、抽出アセンブリの下方に回転可能に設けられているための抽出チャンバハウジング4を含み、抽出チャンバハウジング4内にコーヒーを抽出するための抽出チャンバ室401が設けられており、抽出チャンバハウジング4上に抽出アセンブリが抽出チャンバ室401に入ることにより、抽出チャンバ室401に入る抽出アセンブリが抽出チャンバ室401内のコーヒー粉末を圧着し且つコーヒーに対して抽出圧力を生成するための抽出チャンバ開口402が設けられており、抽出チャンバ室401の底部に内径が抽出チャンバ室401の内径よりも小さい凹溝490が設けられており、凹溝490の側壁上にコーヒー出口4.72が設けられており、コーヒー出口4.72が外部に貫通して接続されており、
【0047】
凹溝490の底部に軸線が抽出チャンバ室401の軸線と一致するビアホール460が設けられており、ビアホール460の内壁上にコーヒー密封リング4.6が設けられており、凹溝490の上端面上に圧力密封排水部材3.3が固定して取り付けられており、圧力密封排水部材3.3上にコーヒー出口4.72に連通しているコーヒー排出孔302が設けられており、圧力密封排水部材3.3の上方にコーヒーを濾過するための濾過部3.2が設けられており、
【0048】
濾過部3.2上に第一のスライド孔3.4が設けられており、圧力密封排水部材3.3上に第二の密封スライド孔301が設けられており、コーヒー密封リング4.6上に第三の密封スライド孔470が設けられており、第一のスライド孔3.4、第二の密封スライド孔301、第三の密封スライド孔470内にビアホール460の軸方向に沿ってスライドすることができる材料排出部が設けられており、材料排出部が少なくとも第三の密封スライド孔470に密封してスライド接続されている。
【0049】
そのうち、材料排出部は、第一のスライド孔3.4、第二の密封スライド孔301、第三の密封スライド孔470内に上下スライドすることができ、それによってコーヒー粉末の圧着、滓排出等の操作を完了し、且つ材料排出部が少なくとも第三の密封スライド孔470に密封してスライドして接続されており、密封して接続されていることにより、コーヒー粉末又はコーヒー液体の漏洩を避けることができ、また、第一のスライド孔3.4、第二の密封スライド孔301、第三の密封スライド孔470が同一の縦方向の軸線上に設けられてもよく、材料排出部のスライドを容易にすることができ、材料排出部がスライドする時の安定性を確保し、オフセットが発生せず、コーヒー液体は、ユーザが飲用するために、外部に貫通して接続されているコーヒー出口4.72によって外部に流れることができる。
【0050】
抽出チャンバ室401内は、コーヒーを抽出するために用いられ、コーヒーを抽出する時、抽出アセンブリが抽出チャンバ開口402に沿って抽出チャンバ室401内に入ることにより、抽出チャンバ室401内のコーヒー粉末を圧着し且つコーヒーに対して抽出圧力を生成することにより、抽出を完了する。抽出プロセスにおいて、抽出チャンバ室401内の圧力が増大し、抽出された後のコーヒーが濾過部3.2に沿って下向きに圧力密封排水部材3.3上のコーヒー排出孔302によって排出される。
【0051】
本発明による抽出チャンバハウジング4の底部に凹溝490が設けられており、凹溝490の底部にビアホール460が設けられており、ビアホール460内にコーヒー密封リング4.6が設けられており、コーヒー密封リング4.6内にビアホール460軸方向に沿ってスライドすることができる材料排出部が密封してスライド接続されており、ビアホール460が抽出チャンバ室401の軸線と一致する場合、材料排出部は、抽出チャンバ室401の軸線に沿って運動することができ、それによって抽出が完了した後に材料排出部は、抽出チャンバ室401内に残ったコーヒー滓を排出することができ、次回の抽出のために用意する。
【0052】
抽出チャンバ開口402が抽出チャンバハウジング4の上部に設けられており、抽出チャンバハウジング4が回転可能であるため、コーヒーを抽出する必要がある時、抽出チャンバ開口402に回転して抽出アセンブリに整合して抽出を行い、抽出が完了した後に、材料排出部に回転して抽出アセンブリに整合し、抽出アセンブリは、材料排出部がコーヒー滓を排出するように押動する。
【0053】
第一のスライド孔3.4、第二の密封スライド孔301、第三の密封スライド孔470内にビアホール460の軸方向に沿ってスライドすることができる材料排出部が設けられており、材料排出部は、第一のスライド孔3.4、第二の密封スライド孔301、第三の密封スライド孔470を同時に貫通し、コーヒーを抽出する時、抽出チャンバ室401内にコーヒー排出孔302のみがコーヒー出口4.72に連通しており、コーヒー出口4.72が外界に連通しており、材料排出部が少なくとも第三の密封スライド孔470に密封してスライド接続されている時、凹溝490の底部のビアホール460が塞がれることにより、コーヒーを抽出する時の液漏れを防止し、なお、圧力密封排水部材3.3が凹溝490の上端面に固定して設けられており、材料排出部の運動に伴って運動しないことにより、圧力密封排水部材3.3の損傷を防止し、コーヒーを抽出する時の抽出チャンバ室401の内部圧力をリフトする。
【0054】
上記具体的な実施形態を基礎として、ビアホール460の内壁上に径方向に上向きに突起する密封部材固定位置が設けられており、コーヒー密封リング4.6は、工字状密封リングであり、工字状密封リングが密封部材固定位置の最上面と底面にクランプされている。説明すべきことは、第二の密封部材固定位置は、環状を呈し、ビアホール460の内壁に沿って径方向に上向きに延び、固定リングを形成する。工字状密封リングは、最上面リング、底面リング及び最上面リングと底面リングに接続されている中間筒を含み、最上面リングは、底面リングの内径と一致し、且つ中間筒の直径と一致し、中間筒の中間ビアホールは、第三の密封スライド孔470であり、最上面リングが中間筒の上端面に設けられており、底面リングが中間筒の底面に設けられており、側面が工字状を呈する。中間筒の外径は、第二の密封部材固定位置の内径とマッチングし、中間筒が密封部材固定位置に取り付けられた後、最上面リングが密封部材固定位置の最上面に貼合わせられており、底面リングが密封部材固定位置の底面に貼合わせられている。本実施例による工字状密封リングは、密封性がより高く、さらにコーヒーがビアホール460から漏れることを防止する。
【0055】
上記具体的な実施形態を基礎として、材料排出部は、材料排出プッシュロッド3と材料排出プッシュロッド3の上端に設けられている材料排出部材とを含み、材料排出プッシュロッド3が少なくとも第三の密封スライド孔470に密封してスライド接続されている。説明すべきことは、材料排出部材は、材料排出板3.1又はホルダ又は螺旋フレームであってもよく、材料排出板3.1は、板面がビアホールを有するウェルプレートであってもよく、材料排出部材と抽出チャンバ室401の内壁との間に予め設定される距離が設けられてもよく、材料排出部材が材料排出作動を行う時に抽出チャンバ室401の内壁を摩擦することを防止する。材料排出部材が濾過部3.2の上部に接近していることにより、コーヒー滓を放置する。
【0056】
上記具体的な実施形態を基礎として、濾過部3.2は、金属濾過網又はプラスチック濾過網であり、圧力密封排水部材3.3は、シリカゲル部材又はゴム部材であり、コーヒー密封リング4.6は、シリカゲル部材又はゴム部材である。説明すべきことは、第一のスライド孔3.4は、密封を確保する必要がなく、したがって硬度がより大きく、寿命がより長い金属部材を採用してもよく、又はコストが比較的に低く、質量が比較的に小さいプラスチック部材を採用してもよく、第二の密封スライド孔301、第三の密封スライド孔470は、密封を実現する必要があり、したがって一定の弾性を有するシリカゲル部材又はゴム部材を選択する必要がある。且つ圧力密封排水部材3.3は、密封性が比較的に高く、且つ性質が安定的で、腐食されにくいシリカゲル又はゴム材料を採用してもよい。
【0057】
上記具体的な実施形態を基礎として、コーヒー排出孔302が第二の密封スライド孔301の一側に設けられており、又はコーヒー排出孔302が第二の密封スライド孔301の上に設けられている。説明すべきことは、コーヒー排出孔302が第二の密封スライド孔301の一側に設けられている時、圧力密封排水部材3.3上に二つの孔が設けられており、第二の密封スライド孔301は、圧力密封排水部材3.3の軸方向に沿って加工される軸孔であり、コーヒー排出孔302が圧力密封排水部材3.3の他の部位に設けられており、第二の密封スライド孔301と重ね合せない。コーヒー排出孔302が第二の密封スライド孔301上に設けられている時、コーヒー排出孔302と第二の密封スライド孔301とがいずれも圧力密封排水部材3.3の軸方向上に設けられており、且つ二つの孔位置が重ね合せる。
【0058】
本発明は、ハウジング内に上記いずれか一つの実施例に記載の抽出チャンバが設けられているハウジングを含むコーヒー機をさらに提供する。ハウジング内に以上のいずれかの実施例の抽出チャンバを設けた後、コーヒーを抽出する時の密封性をリフトすることができ、コーヒーを抽出する時に生成した液漏れ現象を防止する。
【0059】
従来の技術におけるコーヒー粉末押出システムの滓排出構造が複雑すぎるため、一般的なコーヒー機への応用に適せず、且つこのコーヒー機の価格が高く、普及と使用に不利である。また、他の種類のコーヒー機において、コーヒー板掛け板装置又は噴水装置を追加的に設けることによってコーヒー滓を排出することもあり、同様に構造が複雑で、コストが高い。
【0060】
以上の欠点に基づき、上記実施例を基礎として、さらに好ましいこととして、抽出アセンブリは、ハウジング内に上下移動可能に設けられている抽出ヘッダ1.9を含み、抽出チャンバハウジング4が抽出ヘッダ1.9の下方に回転可能に設けられており、抽出チャンバハウジング4の最上部に直径が抽出ヘッダ1.9の直径とマッチングする抽出チャンバ開口402が設けられており、抽出チャンバハウジング4の底部に抽出チャンバハウジング4の側壁と緊密に接触し、抽出チャンバハウジング4に沿って移動できる材料排出部が設けられており、抽出ヘッダ1.9が抽出ヘッダ1.9の移動を動かすための第一の動力部に接続されており、抽出チャンバハウジング4が抽出チャンバハウジング4の回転を駆動するための第二の動力部に接続されており、コーヒーを抽出する時、第二の動力部が抽出チャンバハウジング4の回転を動かすことにより、抽出チャンバ開口402が抽出ヘッダ1.9に対向し、抽出ヘッダ1.9が第一の動力部によって動かされて下向きに移動して抽出チャンバハウジング4に挿入して密封を実現することにより、コーヒー粉末を圧着し且つ抽出チャンバハウジング4内のコーヒーに対して抽出圧力を生成し、コーヒー滓を排出する時、第二の動力部は、抽出チャンバハウジング4の反転を動かすことにより、材料排出部が抽出ヘッダ1.9に対向し、抽出ヘッダ1.9が第一の動力部によって動かされて下向きに移動して材料排出部が下向きに移動するように押動することにより、材料排出部は、抽出チャンバハウジング4内のコーヒー滓が抽出チャンバ開口402から排出されるように押動する。
【0061】
そのうち、ハウジングは、すなわち、抽出ヘッダ1.9、抽出チャンバハウジング4等のコーヒー機の各部材を固定するための担持体であり、具体的な形状とサイズは、取り付ける必要な各部材のサイズに基づいて選択する必要があり、抽出ヘッダ1.9は、第一の動力部によって動かされて上下移動することができ、両者の間には、ボルト等の部材によって直接的に接続されてもよく、屈曲ロッド等の部材によって間接的に接続されてもよく、抽出ヘッダ1.9が上下移動することを実現することができれば、いずれもの設置方式でもよく、抽出ヘッダ1.9が抽出チャンバ開口402に挿入して抽出チャンバハウジング4内のコーヒーに対してスタンピングを行う必要があるため、抽出ヘッダ1.9は、一般的には、抽出チャンバ開口402の直径とマッチングする円柱状抽出ヘッダであり、プラスチック等の材料を採用して製作することができる。
【0062】
説明すべきことは、抽出チャンバハウジング4が第二の動力部の駆動で回転可能であることは、具体的には、抽出チャンバハウジング4が上下に反転でき、すなわち抽出チャンバハウジング4の最上部に位置する抽出チャンバ開口402が上方から下方に回転でき、抽出チャンバハウジング4の底部に設けられている材料排出部が下方から上方に回転でき、このように設ける目的は、抽出ヘッダ1.9が、材料排出部が抽出チャンバハウジング4内のコーヒー滓を排出するように直接的に押動しやすいことにある。
【0063】
本発明によるコーヒー機は、第一の動力部の駆動で上下移動可能な抽出ヘッダ1.9及び回転可能な抽出チャンバハウジング4を設け、抽出ヘッダ1.9の直径が抽出チャンバハウジング4の抽出チャンバ開口402の直径とマッチングし、抽出チャンバ開口402に挿入することができ、且つ抽出チャンバハウジング4の側壁と緊密に接触することにより、抽出チャンバハウジング4内のコーヒーに対して抽出圧力を生成することにより、コーヒー粉末が熱水と十分に混合され、また、コーヒー抽出を完了した後、抽出チャンバハウジング4内に一部のコーヒー滓が残り、このとき第二の動力部のみによって抽出チャンバハウジング4の反転を動かし、抽出チャンバハウジング4の底部に設けられている材料排出部をハウジングの下方から上方の抽出ヘッダ1.9に対応する位置に回転し、材料排出部が抽出チャンバハウジング4の側壁と緊密に接触すれば材料排出部を抽出チャンバハウジング4の底部板とみなすことができ、底板を追加的に設ける必要がなく、コストを低減させ、且つ材料排出部が抽出チャンバハウジング4に沿って移動することができ、抽出ヘッダ1.9が下向きに移動し、材料排出部を押下し、材料排出部は、抽出チャンバハウジング4の側壁等の位置上に残ったコーヒー滓を下向きに押し、このときにハウジングの下方に位置する抽出チャンバ開口402から排出する。
【0064】
本発明によるコーヒー機は、抽出ヘッダ1.9及び底部に材料排出部が設けられており、回転可能な抽出チャンバハウジング4を設けることにより、コーヒーの密封抽出及び滓排出操作を同時に実現し、且つ密封抽出及び滓排出の切り替え操作は、抽出チャンバハウジング4のみを回転すればよく、操作が簡単で容易であり、全体的構造が簡単で、生産コストが低く、他の滓排出部材を追加的に設ける必要がない。
【0065】
材料排出部は、材料排出プッシュロッド3と材料排出プッシュロッド3の上端に設けられている材料排出部材とを含み、材料排出プッシュロッド3の下部にプラテン4.3が固定して接続されており、プラテン4.3が弾性部材によって抽出チャンバハウジング4の外壁に接続されており、弾性部材の一端がビアホール460の下端面に当接されており、他端がプラテン4.3に当接されており、材料排出部材が弾性部材によって濾過部3.2の上部に貼合わせられており、抽出ヘッダ1.9がプラテン4.3を下向きに押動することにより、材料排出部材が下向きに移動してコーヒー滓を排出することを動かし、弾性部材は、滓の排出が完了した後のプラテン4.3が原始位置に回復するように動かすために用いられる。
【0066】
説明すべきことは、材料排出部は、材料排出プッシュロッド3及び材料排出プッシュロッド3の最上部に設けられており、抽出チャンバハウジング4の直径とマッチングする材料排出部材を含み、材料排出プッシュロッド3の底部が抽出ヘッダ1.9と接触するためのプラテン4.3に接続されており、抽出ヘッダ1.9がプラテン4.3を下向きに押動することにより、材料排出部材が下向きに移動してコーヒー滓を排出することを動かす。
【0067】
理解できるように、一部のコーヒー滓は、抽出チャンバハウジング4の側壁上に残る可能性があり、したがって材料排出部材を抽出チャンバハウジング4の直径とマッチングするように設け、一般的には、円形のプラスチック板であり、材料排出部材が下向きに移動する時、抽出チャンバハウジング4の側壁上のコーヒー滓を掻き取ることができ、それが下向きに抽出チャンバ開口402によって排出されるように動かし、且つ材料排出プッシュロッド3の底部がプラテン4.3に接続されており、プラテン4.3と比べて材料排出プッシュロッド3の面積がより大きく、プラテン4.3を設ける目的は、抽出ヘッダ1.9と材料排出部との接触面積を向上させ、抽出ヘッダ1.9が材料排出部の移動を順調に押動することを確保することであり、さらに材料排出フレーム等の形式を採用して材料排出部材を代替してもよく、無論、材料排出部の具体的な構造形式は、上記方式に限られず、ユーザは、実際の状況に基づいて柔軟に設けることができる。
【0068】
具体的には、抽出アセンブリは、抽出チャンバハウジング4と、支持カバー4.1と、ハンドル4.2と、滓排出部55とを含み、抽出アセンブリ上に少なくとも抽出チャンバハウジング4、滓排出部55が設けられており、抽出チャンバハウジング4の縦方向のK軸線上に抽出チャンバ室401が設けられており、抽出チャンバ室401上に抽出チャンバ開口402が設けられており、抽出チャンバ室401の底部にビアホール460が設けられており、下部にコーヒー出口4.72が設けられており、コーヒー出口4.72の外側に液体排出管4.7が貫通して設けられている。抽出チャンバハウジング4の底部に開口が下向きとなる材料排出口2.10及び抽出ヘッダ1.9の上下運動を制御するための第一の抽出ヘッダ運動マイクロスイッチ2.11と第二の抽出ヘッダ運動マイクロスイッチ2.12が設けられている。
【0069】
弾性部材は、リセットバネ4.4であり、材料排出プッシュロッド3の下端がリセットバネ4.4の中間孔403を貫通してプラテン4.3に接続されている。リセットバネ4.4は、螺旋バネであり、このような構造のバネを設けるコストが比較的に低く、且つ着脱しやすい。
【0070】
第一の動力部に関する具体的な実施形態において、第一の動力部は、第一のモータ1及び第一のモータ1の回転軸に接続されており、凸形を呈する駆動屈曲ロッド1.3を含み、駆動屈曲ロッド1.3の最上部の揺動部1.33が揺動ロッド1.7によって抽出ヘッダ1.9の最上部に回転して接続されていることにより、抽出ヘッダ1.9がハウジング内に設けられている直線チャンネル2.6に沿って移動する。
【0071】
そのうち、第一のモータ1は、従来の技術において常用する直流モータ、非同期モータ、同期モータ等のタイプのモータであってもよく、第一のモータ1の回転軸がボルト等の部材によって駆動屈曲ロッド1.3の一端に接続されており、駆動屈曲ロッド1.3の最上部の揺動部1.33がすなわち凸状の最上部のロッド本体であり、揺動部1.33が最高点と最低点との間に回転する距離がすなわち抽出ヘッダ1.9が上下移動可能な距離であり、且つ揺動部1.33が回転する時に横方向の変位を有するため、抽出ヘッダ1.9の移動が直線移動であることを確保するために、揺動部1.33が揺動ロッド1.7によって抽出ヘッダ1.9の最上部に回転して接続されており、揺動ロッド1.7が揺動部1.33とともに回転し、しかし抽出ヘッダ1.9がハウジング内に設けられている直線チャンネル2.6に沿って移動することに影響を与えない。
【0072】
具体的には、第一のモータ1が駆動屈曲ロッド1.3に回転して接続されており、駆動屈曲ロッド1.3の両端に第一の軸受1.2と第二の軸受1.6がそれぞれ設けられており、抽出ホルダ2に回転して接続されており、第一のモータ1が回転継手1.1によって駆動屈曲ロッド1.3の一端に接続されて伝動され、且つマイクロスイッチ駆動位置1.11を設けて第一のモータ1を制御し、駆動屈曲ロッド1.3の他端が位置制限ブロック1.5によって抽出ホルダ2上に固定して位置決めして接続されており、駆動屈曲ロッド1.3の中部の揺動位置が揺動ロッド1.7に回転して接続されており、揺動ロッド上部1.4が駆動屈曲ロッド1.3を揺動ロッド1.7の上部に位置決めして回転して接続しており、駆動屈曲ロッド1.3の揺動位置が揺動ロッド1.7が上下移動するように回転して制御し、揺動ロッド1.7が第一の回転軸1.8によって抽出ヘッダ1.9に回転して接続されており、揺動ロッド1.7は、抽出ヘッダ1.9が抽出チャンバ室401内に上下移動するように動かし、材料排出プッシュロッド3が伸縮して滓を排除するように制御する。
【0073】
又は、第二種の好ましい方案として、第一のモータ1の回転軸と抽出ヘッダ1.9の最上部との間がスクリュー901によって回転して接続して駆動されることにより、抽出ヘッダ1.9がハウジング内に設けられている直線チャンネル2.6に沿って移動し、前記抽出ヘッダ上に給水継手又は突起ブロックが設けられており、前記抽出ホルダ2上に前記スクリュー901の長さ方向と一致し、且つ前記給水継手903又は突起ブロックとマッチングしてスライドするスライド溝904が設けられている。
【0074】
説明すべきことは、スライド溝904が抽出ホルダ2の外側壁上に設けられており、スライド溝904の開口が抽出チャンバ開口402の開口方向と一致し、抽出ヘッダ1.9上の給水継手903又は突起ブロックがスライド溝904の長さ方向に沿ってスライド可能にスライド溝904内に設けられており、スクリュー901が抽出ヘッダ1.9の運動を回転して駆動する時、抽出ヘッダ1.9がスクリュー901と共に回転しやすく、抽出ヘッダ1.9上に給水継手903又は突起ブロックを設けることは、抽出ヘッダ1.9が抽出チャンバ室401内に回転することを避けることができ、それによって抽出ヘッダ1.9がスクリュー901によって動かされて直線運動のみをする。
【0075】
第一のモータ1の回転軸の両側にマイクロスイッチ駆動位置1.11が設けられ、第一のモータ1の回転軸の左右回転角度を制御し、抽出ヘッダ1.9がマイクロスイッチ駆動位置1.11によって、抽出ヘッダ1.9のが上下移動する距離を制御する。具体的には、抽出ヘッダ1.9上に直線チャンネル2.6の方向に沿うねじ孔902が設けられており、ボルト901がねじ孔902内にねじ込み、第一のモータ1がボルト901の回転を動かす時、ボルト901とねじ孔902との相互作用で、抽出ヘッダ1.9が直線チャンネル2.6に沿って移動する。
【0076】
抽出チャンバ室401の底部に供給孔2.7が設けられており、縦方向のM軸線が垂直又は斜めに設けられており、抽出ホルダ2の横方向のH軸線上に位置決め回転孔2.8が設けられており、横方向のH軸線が水平又は斜めに設けられており、滓排出部55上に少なくとも材料排出プッシュロッド3が設けられており、材料排出プッシュロッド3上に上から下まで順に材料排出部材、濾過部3.2、圧力密封排水部材3.3、コーヒー密封リング4.6、リセットバネ4.4、プラテン4.3が設けられており、滓排出部55が抽出チャンバハウジング4の抽出チャンバ室401のビアホール460の両側に設けられており、材料排出プッシュロッド3がビアホール460又はコーヒー密封リング4.6内にスライド接続されており、材料排出プッシュロッド3上の材料排出部材がプラテン4.3において濾過部3.2、圧力密封排水部材3.3、コーヒー密封リング4.6、リセットバネ4.4を挟持して接続し、又は、材料排出プッシュロッド3上の材料排出部材とプラテン4.3は、濾過部3.2、圧力密封排水部材3.3、リセットバネ4.4を挟持して接続し、材料排出部材が材料排出プッシュロッド3の上部に固定されており、材料排出プッシュロッド3が抽出チャンバ室401内の濾過部3.2上の第一のスライド孔3.4、圧力密封排水部材3.3上の第二の密封スライド孔301、抽出チャンバ室401の底部のビアホール460、リセットバネ4.4を順に貫通してプラテン4.3に固定して接続されており、濾過部3.2が圧力密封排水部材3.3の上部に設けられており、ねじで抽出チャンバ室401の下部に固定して設けられており、抽出チャンバ室401の底部のコーヒー出口4.72とコーヒー密封リング4.6の上部に位置し、濾過部3.2が圧力密封排水部材3.3の側部又は底部によって抽出チャンバ室401に密封して接続されており、ビアホール460とコーヒー密封リング4.6が一体に設けられているか、又は別体に設けられており、中部ビアホールが材料排出プッシュロッド3を通し、外歯4.71、コーヒー出口4.72と液体排出管4.7が横方向のH軸線上に設けられており、抽出ホルダ2に回転して接続されており、支持カバー4.1は、抽出アセンブリを回転してキャビティ2.9内にロックして抽出アセンブリの液体排出管4.7を回転して順に第一の挿入口2.13、第二の挿入口2.41、第三の挿入口2.42に入れて回転して位置決めし、抽出チャンバハウジング4がキャビティ2.9の内側に入り、支持カバー4.1が第一の挿入口2.13にパッケージングされており、支持カバー4.1±は、ハンドル4.2を固定して設けることによって、係止部2.14とのロック接続と同心位置決め接続を駆動し、支持カバー4.1が抽出チャンバハウジング4に固定して回転して接続されており、ハウジング上に抽出チャンバハウジング4に対して位置決めを行うための抽出チャンバ位置決めスイッチアセンブリ2.2が設けられている。
【0077】
好ましくは、濾過部3.2上に濾過孔3.5、第一のスライド孔3.4と固定位置が設けられており、第一のスライド孔3.4が中部に設けられており、第一のスライド孔3.4の周辺に濾過孔3.5が設けられており、濾過孔3.5の周辺にフランジが設けられており、変形を防止し、圧力密封排水部材3.3上に第二の密封スライド孔301、コーヒー排出孔302が設けられており、圧力密封排水部材3.3上に少なくともコーヒー排出孔302が設けられており、コーヒー排出孔302は、針孔保圧設置であり、濾過部3.2が圧力密封排水部材3.3に適応して嵌合して密封して設けられており、濾過部3.2と圧力密封排水部材3.3との間にコーヒー液体が流れやすい隙間が設けられており、コーヒー排出孔302が抽出チャンバ室401の底部にコーヒー液体が流れやすいギャップが設けられており、第二の密封スライド孔301が材料排出プッシュロッド3に上下スライドして密封して接続されており、プラテン4.3が弧状に設けられており、抽出チャンバハウジング4の横方向のH軸線の周辺の弧状に一致して設けられており、プラテン4.3上にプラテン回転軸4.5が設けられており、リセットバネ4.4がタワー形状に設けられており、圧縮空間距離を減少し、プラテン4.3上にプラテン回転軸4.5が設けられていることにより、抽出ヘッダ1.9は、プラテン4.3が回転する時にコーヒー滓を押出することができ、プラテン回転軸4.5が抽出ヘッダ1.9に回転して接続されており、摩擦力を減少する。
【0078】
好ましくは、給水孔1.91が分流カバーによって抽出チャンバ室401に貫通して接続されており、給水孔1.91が換気管1.20に貫通して接続されており、抽出チャンバ室401の下部にコーヒー出口4.72が貫通して設けられており、コーヒー出口4.72が液体排出管4.7を貫通し、液体排出管4.7が外部を貫通する。
【0079】
抽出ヘッダ1.9がコーヒーを抽出する時に移動しないことを確保するために、本具体的な実施形態において、ハウジング上に駆動屈曲ロッド1.3の回転を制限するための位置制限ブロック1.5が設けられており、位置制限ブロック1.5が駆動屈曲ロッド1.3の一側の回転軌跡上に設けられていることにより、給水時に抽出ヘッダ1.9が抽出チャンバハウジング4内の熱水作用で上向きに移動するか、又は揺動することを防止する。
【0080】
そのうち、位置制限ブロック1.5が一般的に一つだけ設けられ、且つ駆動屈曲ロッド1.3の一側の回転軌跡上に設けられており、抽出ヘッダ1.9を上向きに移動する必要がある時、駆動屈曲ロッド1.3が別の側に向いて最高点に回転できることを確保し、具体的には、駆動屈曲ロッド1.3の揺動部1.33が上下揺動する距離は、抽出ヘッダ1.9が上下移動する距離であり、すなわち下向きに移動してコーヒー粉末を圧着し、コーヒー粉末を抽出する時に水流スペーサ層抵抗力を生成して水圧力に転換し、駆動屈曲ロッド1.3と抽出ヘッダ1.9との間に抽出ヘッダ1.9が直線チャンネル2.6内に位置制限して直線で移動するように制御する揺動ロッド1.7が設けられており、揺動距離と抽出チャンバ開口402の正確なスリーブ接続位置決めを減少し、揺動部1.33の下部の回転軌跡上に屈曲ロッド遮断部1.51が設けられており、屈曲ロッド遮断部1.51がB軸線上の遮断揺動部1.33に設けられていることにより、抽出チャンバ室401が抽出圧力を生成し、抽出圧力が少なくとも10つの大気圧又は10パスカルの圧力よりも大きく、B軸線が駆動屈曲ロッド1.3の揺動前進方向に設けられており、駆動屈曲ロッド1.3の中心を越えてA軸線を押下し、夾角のC角を形成し、そのうち、A軸は、抽出ヘッダ1.9と駆動屈曲ロッド1.3との同心軸線であり、B軸は、駆動屈曲ロッドの遮断位置の軸線であり、C角は、A軸とB軸との夾角であり、給水孔1.91の給水が水圧力を生成して反発して抽出ヘッダ1.9が上向きに移動するように押動しないことを制御し、抽出ヘッダ1.9の位置決めの保圧が定常であることを確保し、駆動屈曲ロッド1.3の中心軸線の揺動がA軸を超えないか、又はA軸上に水圧力に反発されて抽出ヘッダ1.9が上向きに移動するように押動して抽出チャンバ室401が密封できないことを解決し、屈曲ロッド遮断部1.51の遮断接触サイズは、少なくとも揺動部1.33の半分の長さであるか、又は両者のサイズが一致する。
【0081】
位置制限ブロック1.5が遮断の作用を果たすことができることを確保するために、本具体的な実施形態において、位置制限ブロック1.5上の揺動部1.33と接触するための屈曲ロッド遮断部1.51の幅は、少なくとも揺動部1.33の幅の半分である。
【0082】
理解できるように、位置制限ブロック1.5上の屈曲ロッド遮断部1.51の幅が大きいほど、揺動部1.33と接触する面積が大きく、揺動部1.33が受ける遮断力も大きく、抽出ヘッダ1.9の位置決めが安定的であり、水圧力の作用で上向きに移動しないことを確保する。
【0083】
コーヒーを抽出する時に生成した気泡を減少し、ユーザが飲用する口当たりを向上させるために、本具体的な実施形態において、抽出ヘッダ1.9上に抽出ヘッダ1.9の軸方向を貫通する換気管1.20が設けられており、換気管1.20の下方に抽出チャンバハウジング4内の熱水に伴って浮動することができる蒸気浮上力弁1.30が設けられており、抽出チャンバハウジング4内の水蒸気が換気管1.20から排出された後、蒸気浮上力弁1.30が抽出チャンバハウジング4内の熱水に伴って浮上して換気管1.20を塞ぐ。
【0084】
具体的には、抽出ヘッダ1.9が下向きに移動して抽出チャンバ室401に密封リング1.10によって移動して密封して接続されており、給水孔1.91に水と水蒸気が入り、一部の水蒸気が換気管1.20によって排出され、水蒸気が排出された後、熱水は、蒸気浮上力弁1.30±が移動して換気管1.20の先端の入口をオフするように押動し、換気管1.20の特徴は、排気と排水であり、熱水が分流カバーによって抽出チャンバ室401に入ってコーヒー粉末を抽出し、コーヒー溶液が圧力密封排水部材3.3上のコーヒー排出孔302に沿って流出し、抽出チャンバハウジング4上のコーヒー密封リング4.6が材料排出プッシュロッド3に密封して接続されており、コーヒー出口4.72は、コーヒー液体の唯一の出口であり、抽出ヘッダ1.9が上向きに移動して抽出チャンバ室401と密封接続を解除すると同時に蒸気浮上力弁1.30が下向きに移動して吸気し、抽出ヘッダ1.9が吸引力負圧を生成することなく、上向きに移動して抽出チャンバ開口402と分離される。
【0085】
上記具体的な実施形態を基礎として、プラテン4.3は、開口が材料排出プッシュロッド3が位置する方向に向く弧状プラテンであり、弧状プラテンの表面上に抽出ヘッダ1.9と接触するための複数のプラテン回転軸4.5が設けられている。
【0086】
理解できるように、プラテン4.3が弧状プラテンを採用することは、一方、抽出チャンバハウジング4の構造形状とマッチングし、放置しやすくするためであり、他方、弧状プラテンを異なる位置に回転する時に抽出ヘッダ1.9と接触させることができるようにし、且つ弧状プラテンの表面上に複数のプラテン回転軸4.5が設けられており、プラテン回転軸4.5が抽出ヘッダ1.9と接触する時に回転することができ、それによってプラテン4.3と抽出ヘッダ1.9との間の摩擦力を減少し、使用寿命を向上させるためである。プラテン回転軸4.5のほか、さらに回転可能な回転輪等の構造形式を採用してもよい。
【0087】
本具体的な実施形態において、濾過部3.2が第一の係止部、ねじ又は強圧によって凹溝490の上端面に固定して接続されている。濾過部3.2を固定することによりコーヒー滓を濾過し、濾過部3.2が水流の衝撃で揺動するか、又は脱落することを防止する。
【0088】
理解できるように、材料排出部と抽出ヘッダ1.9との間が固定して接続されていないため、したがって抽出ヘッダ1.9は、材料排出部が下向きに移動するように押動しかできず、材料排出部が上向きに原始位置に回復するように動かすことができず、この問題を解決するために、本具体的な実施形態において、プラテン4.3が弾性部材によって抽出チャンバハウジング4の外壁に接続されていることにより、滓の排出が完了した後のプラテン4.3が原始位置に回復するように動かす。
【0089】
抽出ヘッダ1.9が、材料排出部材が下向きに移動するように押動する時、弾性部材が引き伸ばされ、抽出ヘッダ1.9が上向きに移動してプラテン4.3と接触を解除する時、弾性部材が自体の弾性回復力の作用でプラテン4.3が原始位置に回復し、すなわち材料排出部材が凹溝490の上端面上に戻るように動かす。弾性部材は、リセットバネ4.4又はZ型弾性片等の部材を採用してもよい。
【0090】
濾過部3.2がボルトによって凹溝490の上端面に固定されている時、濾過部3.2上に第一のねじ孔が設けられており、圧力密封排水部材3.3上に第二のねじ孔が設けられており、凹溝490の上端面に第三のねじ孔が設けられており、濾過部3.2及び圧力密封排水部材3.3がボルトによって順に第一のねじ孔、第二のねじ孔、第三のねじ孔を貫通して凹溝490の上端面上に固定されている。説明すべきことは、濾過部3.2は、コーヒー粉末を溶解した後残ったコーヒー滓を隔離して濾過するために、濾過部3.2をボルトによって圧力密封排水部材3.3を凹溝490の上端面上に押し、濾過部3.2又は圧力密封排水部材3.3を交換する必要がある時に取り外しやすい。
【0091】
第二の動力部に関する具体的な実施形態において、第二の動力部は、位置決めホルダ2.4上に設けられている第二のモータ6及び第二のモータ6の回転軸に歯車部によってカップリングして伝動される液体排出管4.7を含み、液体排出管4.7が抽出チャンバハウジング4に固定して接続されており、且つ抽出チャンバハウジング4の軸線上に設けられている。
【0092】
具体的には、抽出ヘッダ1.9上に換気管1.20、密封リング1.10、分流カバーが設けられており、抽出ホルダ2の縦方向のM軸線上に上向きの直線チャンネル2.6が設けられており、直線チャンネル2.6の側部に供給孔2.7が設けられており、縦方向のM軸線が垂直又は斜めに設けられており、抽出ホルダ2の横方向のH軸線上に位置決め回転孔2.8が設けられており、横方向のH軸線が水平又は斜めに設けられており、伝動歯車管2.3が位置決め回転孔2.8と同心同軸に設けられており、液体排出管4.7が順に第一の挿入口2.13、第二の挿入口2.41、第三の挿入口2.42に入り、位置決めホルダ2.4と抽出ホルダ2は、伝動歯車管2.3を抽出ホルダ2の位置決め回転孔2.8内と位置決めホルダ2.4の第三の挿入口2.42内に挟持してスリーブ接続して回転して接続し、液体排出管4.7上の外歯4.71が伝動歯2.30上の内位置決め歯2.31にカップリングして接続されて回転し、伝動歯2.30が第二のモータ6のモータ歯車2.5にカップリングして接続されている。
【0093】
好ましくは、材料排出プッシュロッド3本体がプラテン4.3に固定して接続されており、抽出チャンバハウジング4が外歯4.71又は液体排出管4.7によって回転し、抽出チャンバ開口402の開口が上向きとなるか、又は開口が下向きとなることを実現し、抽出チャンバ開口402の開口が上向きとなる時に抽出ヘッダ1.9がそれに密封して接続されており、抽出チャンバ開口402の開口が下向きとなり、プラテン4.3が上向きとなる時、抽出ヘッダ1.9が押下してプラテン4.3が下向きに移動するように押動し、材料排出プッシュロッド3が下向きに移動し、材料排出部材によってコーヒー滓を抽出チャンバ室401に押出し、抽出ヘッダ1.9を抽出チャンバ室401から引き上げ、リセットバネ4.4が自動的にリセットして材料排出プッシュロッド3と材料排出部材を抽出チャンバ室401の底部位置に収縮する。
【0094】
本明細書における各実施例は、漸進的な方式を採用して記述され、各実施例は、他の実施例との相違点に焦点を当てて説明され、各実施例の間の同じ又は類似している部分は、互いに参照すればよい。
【0095】
以上では、本発明によるコーヒー機及びその抽出チャンバについて詳細に紹介した。本明細書では、本発明の原理及び実施形態について具体的な例を応用して説明したが、以上の実施例の説明は、本発明の方法及びその核心的構想を理解することを助けるためにのみ用いられる。指摘すべきことは、当業者にとって、本発明の原理を逸脱することなく、本発明に対していくつかの改良及び修飾を行うことが可能であり、これらの改良及び修飾も本発明の請求項の保護範囲内にある。
【符号の説明】
【0096】
1第一のモータ、1.1回転継手、1.11マイクロスイッチ駆動位置、1.2第一の軸受、1.3駆動屈曲ロッド、1.33揺動部、1.4揺動ロッド上部、1.5位置制限ブロック、1.51屈曲ロッド遮断部、1.6第二の軸受、1.7揺動ロッド、1.8第一の回転軸、1.9抽出ヘッダ、1.91給水孔、1.10密封リング、1.20換気管、1.30蒸気浮上力弁、
2抽出ホルダ、2.9キャビティ、2.10開口が下向きとなる材料排出口、2.11第一の抽出ヘッダ運動マイクロスイッチ、2.12第二の抽出ヘッダ運動マイクロスイッチ、2.13第一の挿入口、2.14係止部、2.2抽出チャンバ位置決めスイッチアセンブリ、2.3伝動歯車管、2.30伝動歯、2.31内位置決め歯、2.4位置決めホルダ、2.41第二の挿入口、2.42第三の挿入口、2.5モータ歯車、2.6直線チャンネル、2.7供給孔、2.8位置決め回転孔、
3材料排出プッシュロッド、3.1材料排出板、3.2濾過部、3.3圧力密封排水部材、3.4第一のスライド孔、3.5濾過孔、301第二の密封スライド孔、302コーヒー排出孔、
4抽出チャンバハウジング、4.1支持カバー、401抽出チャンバ室、402抽出チャンバ開口、403中間孔、4.2ハンドル、4.3プラテン、4.4リセットバネ、4.5プラテン回転軸、4.6コーヒー密封リング、4.7液体排出管、4.71外歯、4.72コーヒー出口、460ビアホール、470第三の密封スライド孔、490凹溝、6第二のモータ、
901スクリュー、902ねじ孔、903給水継手、904スライド溝。
図1
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