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特許7272549NFT基盤のメタバースチケットを利用するメタバースサービスプラットフォーム及びそのサービス提供方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-01
(45)【発行日】2023-05-12
(54)【発明の名称】NFT基盤のメタバースチケットを利用するメタバースサービスプラットフォーム及びそのサービス提供方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20230502BHJP
【FI】
G06Q50/10
【請求項の数】 3
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023010957
(22)【出願日】2023-01-27
【審査請求日】2023-02-03
(31)【優先権主張番号】10-2022-0121446
(32)【優先日】2022-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522358250
【氏名又は名称】キム,テウォン
【氏名又は名称原語表記】KIM,TAE WON
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(74)【代理人】
【識別番号】100163902
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 奈月
(72)【発明者】
【氏名】キム,テウォン
【審査官】宮地 匡人
(56)【参考文献】
【文献】韓国登録特許第10-2388442(KR,B1)
【文献】特開2022-120972(JP,A)
【文献】国際公開第2022/114055(WO,A1)
【文献】月刊e・コロンブス ,Vol.48,東方通信社 古川 猛,2022年06月29日,p.29
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータで読み取り可能な保存媒体に保存されているコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、コンピューティング装置の一つ以上の制御部で実行される場合にユーザインタフェース(User Interface)を提供し
前記ユーザインタフェースは、
前記ユーザインタフェースを介して提供される非代替性トークン(non-fungible token、NFT)基盤のメタバースチケットのユーザに関するユーザ情報と、前記メタバースチケットを利用して前記ユーザに関するアバターが接近可能な仮想空間に対する位置情報と、前記メタバースチケットの発行日付を示す日付情報とがディスプレイされる第1オブジェクトと、
前記メタバースチケットの発行主体を示す発行主体情報を含み、前記第1オブジェクトに少なくとも一部がオーバーレイされてディスプレイされる第2オブジェクトと、
前記アバターを介して前記仮想空間に接近する手段に関する手段情報がディスプレイされる第3オブジェクトと、
前記メタバースチケットの偽変造可否を識別するための少なくとも一つの二次元コードがディスプレイされる第4オブジェクトと、
含み
前記ユーザ情報は、前記ユーザを識別するための第1識別情報、前記ユーザの取引内訳に関する取引情報、及び前記ユーザのコンピューティング装置に関する第1IPアドレス(Internet Protocol address)のうち少なくとも一つを含み、
前記位置情報は、前記仮想空間を提供するサービス主体のサーバに関する第2IPアドレス、及び前記仮想空間内の特定の目的地に前記ユーザに関するアバターを移動するための座標を示す座標情報のうち少なくとも一つを含み、
前記手段情報は、前記アバターを前記目的地に移動するための移動手段を示す情報であり、
前記発行主体情報は、前記メタバースチケットを発行した事業者に関する事業者登録番号、及び前記事業者を識別するための第2識別情報のうち少なくとも一つを含み
前記少なくとも一つの二次元コードは、前記ユーザ情報、前記位置情報、前記発行主体情報、前記メタバースチケットの使用可否を示す使用情報、前記ユーザが前記メタバースチケットを購入した日付を示す購入日付情報、及び前記ユーザが前記メタバースチケットを購入した価格を示す購入価格情報のうち少なくとも一つを利用して発行されたNFTに関するNFT情報を含む、
コンピュータで読み取り可能な保存媒体に保存されているコンピュータプログラム。
【請求項2】
前記第1オブジェクト、前記第2オブジェクト、前記第3オブジェクト、及び前記第4オブジェクトのうち少なくとも一つのオブジェクトは、前記メタバースチケットの表面に当たる前記メタバースチケットの第1領域にディスプレイされ、
前記第1オブジェクト、前記第2オブジェクト、前記第3オブジェクト、及び前記第4オブジェクトのうち前記第1領域にディスプレイされないオブジェクトは、前記メタバースチケットの裏面に当たる前記メタバースチケットの第2領域にディスプレイされ、そして、
前記メタバースチケットは、前記第1オブジェクト、前記第2オブジェクト、前記第3オブジェクト、及び前記第4オブジェクトそれぞれがディスプレイされる領域に基づいて偽変造可否が決定される、
請求項1に記載のコンピュータで読み取り可能な保存媒体に保存されているコンピュータプログラム。
【請求項3】
コンピュータで読み取り可能な保存媒体に保存されているコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、コンピューティング装置の一つ以上の制御部で実行される場合にユーザインタフェースを提供し
前記ユーザインタフェースは、
前記ユーザインタフェースを介して提供される非代替性トークン(NFT)基盤のメタバースチケットのユーザに関するユーザ情報と、前記メタバースチケットを利用して前記ユーザに関するアバターが接近可能な仮想空間に対する位置情報と、前記メタバースチケットの発行日付を示す日付情報とがディスプレイされる第1オブジェクトと、
前記メタバースチケットの発行主体を示す発行主体情報を含み、前記第1オブジェクトに少なくとも一部がオーバーレイされてディスプレイされる第2オブジェクトと、
前記アバターを介して前記仮想空間に接近する手段に関する手段情報がディスプレイされる第3オブジェクトと、
前記メタバースチケットの偽変造可否を識別するための少なくとも一つの二次元コードがディスプレイされる第4オブジェクトと、
含み
前記少なくとも一つの二次元コードは、
前記メタバースチケットが前記ユーザによって実物チケットとしてプリントされた回数に関する回数情報、及び前記メタバースチケットのプリント制限回数に関する回数制限情報のうち少なくとも一つを含み
前記回数情報は、
前記メタバースチケットが前記ユーザによって実物チケットとしてプリントされる場合、前記実物チケットがプリントされた回数に基づいてアップデートされる、
コンピュータで読み取り可能な保存媒体に保存されているコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はメタバースサービスプラットフォームに関し、詳しくは、非代替性トークン(non-fungible token、NFT)基盤のメタバースチケットを利用するメタバースサービスプラットフォームに関する。
【背景技術】
【0002】
最近はコンピュータグラフィックス技術を利用するメタバース(metaverse)に関する技術が急激に発達している。ここで、メタバースとは、抽象を意味するメタ(meta)と現実空間を意味するユニバース(universe)の合成によって生成された単語である。このようなメタバース技術は、現実空間に存在しない仮想空間を構築した後、構築された仮想空間をユーザが現実のように感じるように支援する技術を意味する。
【0003】
メタバースに関する技術を介して提供される仮想空間には、現実世界に存在するかまたは現実世界には存在しないが存在しような多様なオブジェクトが具現される。例えば、現実世界の机、椅子、またはテーブルなどがオブジェクトとして具現されて仮想空間に具現される。韓国の某企業ではそれを活用してメタバース勤務制を実施するという記事で話題になったこともある。メタバースに関する技術を開発する他の分野としてゲーム分野が存在する。ゲーム分野は仮想空間でのユーザの興味を増進するための多くのノウハウを有しており、ユーザを集めるためのメタバース技術の導入に積極的に取り組んでいる。
【0004】
しかし、ゲーム会社、企業、または多様なソフトウェア製造会社でメタバース技術を導入するために多様な試みをしているにもかかわらず、メタバース技術に関するユーザの興味は多少足りない実情である。よって、ユーザの興味を増進するためのメタバース技術に対する需要が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】韓国登録特許公報 第10-2442136号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は上述した背景技術に対応して案出されたものであって、ユーザの興味を増進するためのメタバースサービスプラットフォームを提供しようとする。
【0007】
本発明の技術的課題は上述した技術的課題に限らず、言及されていない他の技術的課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述したような課題を解決するための本開示の一実施例によって、コンピュータで読み取り可能な保存媒体に保存されているコンピュータプログラムが開示される。前記コンピュータプログラムは、コンピューティング装置の一つ以上の制御部で実行される場合にユーザインタフェース(User Interface)を提供するが、前記ユーザインタフェースは、前記ユーザインタフェースを介して提供される非代替性トークン(NFT)基盤のメタバースチケットのユーザに関するユーザ情報と、前記メタバースチケットを利用して前記ユーザに関するアバターが接近可能な仮想空間に対する位置情報と、前記メタバースチケットの発行日付を示す日付情報とがディスプレイされる第1オブジェクトと、前記メタバースチケットの発行主体を示す発行主体情報を含み、前記第1オブジェクトに少なくとも一部がオーバーレイされてディスプレイされる第2オブジェクトと、前記アバターを介して前記仮想空間に接近する手段に関する手段情報がディスプレイされる第3オブジェクトと、前記メタバースチケットの偽変造可否を識別するための少なくとも一つの二次元コードがディスプレイされる第4オブジェクトと、を含む。
【0009】
また、前記ユーザインタフェースは、前記ユーザから前記メタバースチケットを利用して前記ユーザに関するアバターを前記仮想空間に移動するための入力を受信するインジケータ(indicator)を更に含む。
【0010】
また、前記ユーザ情報は、前記ユーザを識別するための第1識別情報、前記ユーザの取引内訳に関する取引情報、及び前記ユーザのコンピューティング装置に関する第1IPアドレス(Internet Protocol address)のうち少なくとも一つを含み、前記位置情報は、前記仮想空間を提供するサービス主体のサーバに関する第2IPアドレス、及び前記仮想空間内の特定の目的地に前記ユーザに関するアバターを移動するための座標を示す座標情報のうち少なくとも一つを含み、前記手段情報は、前記アバターを前記目的地に移動するための移動手段を示す情報であり、前記発行主体情報は、前記メタバースチケットを発行した事業者に関する事業者登録番号、及び前記事業者を識別するための第2識別情報のうち少なくとも一つを含み、そして、前記少なくとも一つの二次元コードは、前記ユーザ情報、前記位置情報、前記発行主体情報、前記メタバースチケットの使用可否を示す使用情報、前記ユーザが前記メタバースチケットを購入した日付を示す購入日付情報、及び前記ユーザが前記メタバースチケットを購入した価格を示す購入価格情報のうち少なくとも一つを利用して発行されたNFTに関するNFT情報を含む。
【0011】
また、前記第1オブジェクト、前記第2オブジェクト、前記第3オブジェクト、及び前記第4オブジェクトのうち少なくとも一つのオブジェクトは、前記メタバースチケットの表面に当たる前記メタバースチケットの第1領域にディスプレイされ、前記第1オブジェクト、前記第2オブジェクト、前記第3オブジェクト、及び前記第4オブジェクトのうち前記第1領域にディスプレイされないオブジェクトは、前記メタバースチケットの裏面に当たる前記メタバースチケットの第2領域にディスプレイされ、そして、前記メタバースチケットは、前記第1オブジェクト、前記第2オブジェクト、前記第3オブジェクト、及び前記第4オブジェクトそれぞれがディスプレイされる領域に基づいて偽変造可否が決定される。
【0012】
また、前記少なくとも一つの二次元コードは、前記メタバースチケットが前記ユーザによって実物チケットとしてプリントされた回数に関する回数情報、及び前記メタバースチケットのプリント制限回数に関する回数制限情報のうち少なくとも一つを含むが、前記回数情報は、前記メタバースチケットが前記ユーザによって実物チケットとしてプリントされる場合、前記実物チケットがプリントされた回数に基づいてアップデートされる。
【0013】
本開示から得られる技術的解決手段は前記で言及した解決手段に限らず、言及していない他の解決手段は、以下の記載から本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
【発明の効果】
【0014】
本開示のいくつかの実施例による、ユーザの興味を増進するためのメタバースサービスプラットフォームを提供するようにする。
【0015】
本開示から得られる効果は以上で言及した効果に限らず、言及していない他の効果は、以下の記載から本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるはずである。
【0016】
多様な様相がこれから図面を参照して記載されるが、ここで類似した参照番号は総括的に類似した構成要素を指すのに利用される。以下の実施例において、説明の目的のために、多数の特定の細部事項が一つ以上の様相の総体的な理解を提供するために提示される。しかし、そのような様相(ら)はこのような特定の細部事項がなくても実施し得るということは明白である。他の例示において、公知の構造及び装置が一つ以上の様相の記載を容易にするためにブロック図の形態で示される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本開示のいくつかの実施例によるコンピューティング装置の一例を示すためのブロック構成図である。
図2】本開示のいくつかの実施例によるユーザインタフェースの一例を説明するための図である。
図3】本開示のいくつかの実施例によるメタバースチケットの偽変造可否が決定される一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は、多様な変更を加えることができ、多様な実施例を有することができるゆえ、特定実施例を図面に例示し、発明を実施するための形態に詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定な実施形態に対して限定しようとするのではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むと理解すべきである。各図面を説明しながら、類似した参照符号を類似した構成要素に対して使用している。
【0019】
第1、第2、A、Bなどの用語は多様な構成要素を説明するのに使用されるが、前記構成要素は前記用語によって制限されない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しないながらも第1構成要素は第2構成要素と命名されてもよく、類似して第2構成要素も第1構成要素と命名されてもよい。及び/またはという用語は、複数の関連する記載された項目の組み合わせまたは複数の関連する記載された項目のうちいずれかの項目を含む。
【0020】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるか「接続されて」いると言及されれば、その他の構成要素に直接連結されているか、または接続されていてもよいが、その中間に他の構成要素が存在する可能性もあると理解すべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されているか「直接接続」されていると言及されれば、その中間に他の構成要素が存在しないと理解すべきである。
【0021】
本出願で使用された用語は単に特定の実施例を説明するために使用されたものであって、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」などの用語は明細書の上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないと理解すべきである。
【0022】
異なるように定義されない限り、ここで使用される技術的か科学的な用語を含む全ての用語は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書に定義されているものと同じ用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解析すべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的にまたは過度に形式的な意味で解析されない。
【0023】
本開示において、メタバースサービスプラットフォームはコンピューティング装置で実行される場合にユーザインタフェースを提供する。コンピューティング装置は、ユーザが所有しているPC(Personal Computer)またはモバイル端末機(mobile terminal)などと理解される。コンピューティング装置はユーザインタフェースを介してメタバースチケットを提供する。ここで、メタバースチケットとは、メタバースサービスプラットフォームから提供される仮想空間(または、メタバースのような空間)内でユーザに関するアバターを特定地点に移動するのに利用される手段と理解される。また、メタバースチケットは、メタバースサービスプラットフォームから提供される空間にユーザに関するアバターをアクセスするために利用される手段と理解される。ユーザはメタバースチケットを利用して自らの姿が投影されたアバターを移動することで、自らが旅行に出るような感覚を受ける。よって、メタバースサーバに関するユーザの興味が増進される。
【0024】
以下、図1乃至図3を介して、本開示によるメタバースサービスプラットフォームについて説明する。
【0025】
図1は、本開示のいくつかの実施例によるコンピューティング装置の一例を示すためのブロック構成図である。
【0026】
図1を参照すると、コンピューティング装置1000は、制御部100と、保存部200及び通信部300と、ディスプレイ部400と、ユーザ入力部500とを含む。但し、上述した構成要素はコンピューティング装置1000を具現するのに当たって必須的なものではなく、コンピューティング装置1000は前記で列挙した構成要素より多いかまたは少ない構成要素を有してもよい。
【0027】
コンピューティング装置1000は、ユーザが所有しているPC(Personal Computer)、ノートパソコン(note book)、モバイル端末機、スマートフォン(smart phone)、タブレットPC(tablet pc)などを含み、有・無線ネットワークにアクセス可能な全ての種類の端末を含む。
【0028】
制御部100は通常コンピューティング装置1000の全般的な動作を処理する。制御部100は、コンピューティング装置1000の構成要素を介して入力または出力される信号、データ、情報などを処理するか、保存部200に保存されている応用プログラムを駆動することで、ユーザに適切な情報または機能を提供するか処理する。
【0029】
制御部100は一つ以上のコアで構成され、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、汎用グラフィックス処理装置(GPGPU:General Purpose Graphics Processing Unit)、テンソル処理装置(TPU:Tensor Processing Unit)などのデータ分析のためのプロセッサを含む。
【0030】
本開示において、制御部100はディスプレイ部400を介してユーザインタフェースをディスプレイする。また、制御部100はユーザからメタバースチケットを利用するための入力が受信されたら、メタバースチケットの偽変造可否を検証されるためにメタバースチケットに関する情報を通信部300を介してサーバに伝送する。ここで、サーバはメタバースサービスプラットフォームを提供するサービス主体として理解される。以下、メタバースチケットの偽変造可否を検証するための一例を図2及び図3を介して説明する。
【0031】
保存部200は、メモリ及び/または永久保存媒体を含む。メモリは、フラッシュメモリ型(flash memory type)、ハードディスク型(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロ型(multimedia card micro type)、カード型メモリ(例えば、SDまたはXDメモリなど)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも一つのタイプの保存媒体を含む。
【0032】
通信部300は、コンピューティング装置1000と通信システムとの間、コンピューティング装置1000とメタバースサービスプラットフォームを提供するサーバとの間、コンピューティング装置1000とメタバースチケットを発行した発行主体端末との間、コンピューティング装置1000とブロックチェーンメインネットとの間、またはコンピューティング装置1000とネットワークとの間の通信を可能にする一つ以上のモジュールを含む。
【0033】
ディスプレイ部400は、コンピューティング装置1000で処理される情報を表示(出力)する。例えば、ディスプレイ部400は、コンピューティング装置1000で駆動される応用プログラムの実行画面情報、またはこのような実行画面情報によるUI(User Interface)、GUI(Graphic User Interface)情報を表示する。
【0034】
ユーザ入力部500はユーザから情報を入力されるためのものであって、ユーザ入力部500を介して情報が入力されたら、制御部100は入力された情報に対応するようにコンピューティング装置1000の動作を制御する。このようなユーザ入力部500はタッチ式入力手段を含む。一例として、タッチ式入力手段は、ソフトウェア的な処理によってタッチスクリーンに表示される仮想キー(virtual key)、ソフトキー(soft key)またはビジュアルキー(visual key)からなるが、前記タッチスクリーン以外の部分に配置されるタッチキー(touch key)からなる。前記仮想キーまたはビジュアルキーは多様な形態を有してタッチスクリーン上に表示されるが、例えば、グラフィック(graphic)、テキスト(text)、アイコン(icon)、ビデオ(video)、またはこれらの組み合わせからなる。
【0035】
以下ではコンピューティング装置1000のディスプレイ部400を介して提供されるユーザインタフェースの一例について説明する。
【0036】
図2は、本開示のいくつかの実施例によるユーザインタフェースの一例を説明するための図である。
【0037】
図2を参照すると、コンピューティング装置1000の制御部100はディスプレイ部400を介してユーザインタフェースを提供する。
【0038】
ユーザインタフェースは、メタバースチケット410またはメタバースチケット410がディスプレイされるレイヤを含む。ここで、メタバースチケット410とは、メタバースサービスプラットフォームから提供される仮想空間内でユーザに関するアバターを特定地点に移動するのに利用される手段と理解される。または、メタバースチケット410は、メタバースサービスプラットフォームから提供される仮想空間にユーザに関するアバターをアクセスするために利用される手段と理解される。
【0039】
メタバースチケット410は、ユーザに関するアバターを仮想空間内の特定空間に移動するようにする権限を付与するNFT基盤のデータである。NFTはデジタルファイルを指すアドレスをトークンの中に入れることで、固有性、原本性、または所有権を示す用途として使用される。一実施例によると、制御部100は、コンピューティング装置1000のユーザに関するユーザ情報を含むテキストファイルを生成する。制御部100はテキストファイルを指すアドレスをトークンの中に入れることで、ユーザ情報の固有性、原本性、または所有権を示すためのNFTを発行する。制御部100は、NFT発行されたユーザ情報をメタバースチケット410を発行するために利用する。例えば、制御部100はユーザからの入力に基づいて、メタバースチケット410を発行するためのユーザ情報を通信部300を介して発行主体の発行主体端末に伝送する。ここで、発行主体とは、メタバースサービスプラットフォームを提供するサーバによってメタバースチケット410の発行が許容された事業者と理解される。制御部100は、NFT発行されたユーザ情報を発行主体端末に伝送することでメタバースチケット410を発行される。一実施例によると、NFT発行されたユーザ情報は、メタバースサービスプラットフォームを提供するサーバまたは発行主体端末によってNFT発行されてもよい。制御部100は、通信部300を介してメタバースチケット410を発行するためのユーザ情報をメタバースサービスプラットフォームを提供するサーバまたは発行主体端末に伝送することで、ユーザ情報を込めたNFTを発行してもよい。
【0040】
ユーザインタフェースは、第1オブジェクト411と、第2オブジェクト412と、第3オブジェクト413と、第4オブジェクト414とを含む。第1オブジェクト411、第2オブジェクト412、第3オブジェクト413、及び第4オブジェクト414は、メタバースチケット410またはメタバースチケット410がディスプレイされるレイヤに含まれる概念とも理解される。
【0041】
第1オブジェクト411は、ユーザ情報4111と、位置情報4112と、日付情報4113とを含む。
【0042】
ユーザ情報4111はメタバースチケット410のユーザに関する情報である。また、ユーザ情報4111はコンピューティング装置1000のユーザに関する情報と理解されてもよい。ユーザインタフェースを介してディスプレイされるユーザ情報4111はユーザの名前を含む。一実施例によって、ユーザ情報4111はNFT発行された情報であってもよい。
【0043】
ユーザ情報4111は、第1識別情報、取引情報、及び第1IPアドレスのうち少なくとも一つを含む。
【0044】
第1識別情報はユーザを識別するための情報である。例えば、第1識別情報はユーザのID(Indentification)である。
【0045】
取引情報はユーザの取引内訳に関する情報である。一例として、ユーザがメタバースチケット410を発給されるためには発行主体からメタバースチケットを購入すべきである。それによって、メタバースチケット410に関する取引内訳が存在する。ユーザ情報4111はこのような取引内訳を示す取引情報を含む。
【0046】
第1IPアドレスはユーザに関するコンピューティング装置1000のIPアドレスである。第1IPアドレスはメタバースサービスプラットフォームにアクセスしたコンピューティング装置1000のIPアドレスを示す。
【0047】
本開示において、ユーザ情報4111またはNFT発行されたユーザ情報は、メタバースチケット410の利用によってメタバースサービスプラットフォームを提供するサーバに伝送される。例えば、ユーザ入力部500は、ユーザからメタバースチケット410を利用するためのインジケータ415を選択する入力を受信する。この場合、通信部300はユーザ情報4111またはNFT発行されたユーザ情報をサーバに伝送する。ユーザ情報4111またはNFT発行されたユーザ情報を受信したサーバは、ユーザ情報4111またはNFT発行されたユーザ情報に基づいてメタバースチケット410の偽変造可否を検証する。例えば、サーバは、コンピューティング装置1000から受信されたメタバースチケット410に含まれた第1識別情報とメタバースチケット410に関してサーバに記録された第1-1識別情報を比較する。サーバは第1識別情報及び第1-1識別情報が異なると決定されたら、ユーザに関するアカウントに偽変造ペナルティを適用する。ここで、偽変造ペナルティは、ユーザに関するアバターの仮想空間へのアクセスを拒否するペナルティ、仮想空間内で警報音を出力するペナルティ、またはアバターの行動を制限するペナルティなどを含む。他の例として、サーバは、コンピューティング装置1000から受信されたメタバースチケット410に含まれた第1IPアドレスと前記メタバースチケット410に関してサーバに記録された第1-1IPアドレスを比較する。サーバは第1IPアドレス及び第1-1IPアドレスが異なると決定された場合、ユーザに関するアカウントに偽変造ペナルティを適用する。
【0048】
位置情報4112は、メタバースチケット410を利用してユーザに関するアバターが接近可能な仮想空間に関する情報である。ユーザインタフェースを介してディスプレイされる位置情報4112は、ユーザまたはユーザによって生成された仮想のアバターの国籍及び出発地などを含む。一実施例によって、位置情報4112はNFT発行された情報であってもよい。
【0049】
位置情報4112は第2IPアドレス及び座標情報のうち少なくとも一つを含む。
【0050】
第2IPアドレスは、仮想空間を提供するサービス主体に関するサーバの第2IPアドレスである。
【0051】
座標情報は、仮想空間内の特定目的地にユーザに関するアバターを移動するための座標を示す情報である。または、座標情報は、複数個の仮想空間のうちユーザに関するアバターを移動するための第1仮想空間を示す情報であってもよい。
【0052】
本開示において、位置情報4112またはNFT発行された位置情報は、メタバースチケット410の利用によってメタバースサービスプラットフォームを提供するサーバに伝送される。例えば、ユーザ入力部500は、ユーザからメタバースチケット410を利用するためのインジケータ415を選択する入力を受信する。この場合、通信部300は位置情報4112またはNFT発行された位置情報をサーバに伝送する。位置情報4112またはNFT発行された位置情報を受信したサーバは、位置情報4112またはNFT発行された位置情報に基づいてメタバースチケット410の偽変造可否を検証する。例えば、サーバは、コンピューティング装置1000から受信されたメタバースチケット410に含まれた第1座標情報とメタバースチケット410に関してサーバに記録された第1-1座標情報を比較する。サーバは第1座標情報及び第1-1座標情報が異なると決定されたら、ユーザに関するアカウントに偽変造ペナルティを適用する。
【0053】
日付情報4113はメタバースチケット410の発行日付に関する情報である。または、日付情報4113はメタバースチケット410の利用可能日を示す情報であってもよい。ユーザインタフェースを介してディスプレイされる日付情報4113は年・月・日などを含む。一実施例によって、日付情報4113はNFT発行された情報であってもよい。
【0054】
本開示において、日付情報4113またはNFT発行された日付情報は、メタバースチケット410の利用によってメタバースサービスプラットフォームを提供するサーバに伝送される。例えば、ユーザ入力部500は、ユーザからメタバースチケット410を利用するためのインジケータ415を選択する入力を受信する。この場合、通信部300は日付情報4113またはNFT発行された日付情報をサーバに伝送する。日付情報4113またはNFT発行された日付情報を受信したサーバは、日付情報4113またはNFT発行された日付情報に基づいてメタバースチケット410の偽変造可否を検証する。例えば、サーバは、コンピューティング装置1000から受信されたメタバースチケット410に含まれた第1日付情報とメタバースチケット410に関してサーバに記録された第1-1日付情報を比較する。サーバは第1日付情報及び第1-1日付情報が異なると決定されたら、ユーザに関するアカウントに偽変造ペナルティを適用する。
【0055】
第2オブジェクト412は、メタバースチケット410の発行主体を示す発行主体情報を含む。第2オブジェクト412は第1オブジェクト411に少なくとも一部がオーバーレイされてディスプレイされる。ここで、オーバーレイされるという意味は、第2オブジェクト412が第1オブジェクト411に重なってディスプレイされるという意味で理解される。第2オブジェクト412は第1オブジェクト411に少なくとも一部がオーバーレイされ、メタバースチケット410の背景に少なくとも一部がオーバーレイされる方式でディスプレイされる。
【0056】
発行主体情報はメタバースチケット410を発行した事業者に関する情報である。一実施例によって、発行主体とは、メタバースサービスプラットフォームを提供するサーバによってメタバースチケット410の発行が許容された事業者と理解される。一つのメタバースサービスプラットフォーム内でメタバースチケット410を発行する権限を有する事業者は複数人である。発行主体情報は、このような複数人の事業者のうちユーザが保有するメタバースチケット410を発行した発行主体を示す情報である。発行主体情報は、メタバースチケット410を発行した事業者に関する事業者登録番号、及び事業者を識別するための第2識別情報のうち少なくとも一つを含む。一実施例によって、発行主体情報はNFT発行された情報であってもよい。
【0057】
本開示において、発行主体情報またはNFT発行された発行主体情報は、メタバースチケット410の利用によってメタバースサービスプラットフォームを提供するサーバに伝送される。例えば、ユーザ入力部500は、ユーザからメタバースチケット410を利用するためのインジケータ415を選択する入力を受信する。この場合、通信部300は発行主体情報またはNFT発行された発行主体情報をサーバに伝送する。発行主体情報またはNFT発行された発行主体情報を受信したサーバは、発行主体情報またはNFT発行された発行主体情報に基づいてメタバースチケット410の偽変造可否を検証する。例えば、サーバは、コンピューティング装置1000から受信されたメタバースチケット410に含まれた第1発行主体情報とメタバースチケット410に関してサーバに記録された第1-1発行主体情報を比較する。サーバは第1発行主体情報及び第1-1発行主体情報が異なると決定されたら、ユーザに関するアカウントに偽変造ペナルティを適用する。または、サーバは、メタバースチケット410の真偽性可否を判断するために発行主体情報を発行主体に関する発行主体端末に伝送してもよい。
【0058】
第3オブジェクト413は、アバターを介して仮想空間に接近する手段に関する手段情報4131を含む。手段情報4131は、詳しくは、アバターを目的地に移動するための移動手段を示す情報である。
【0059】
例えば、メタバースサービスプラットフォームから提供する仮想空間には、アバターを移動するための移動手段に関する概念が具現されている。例えば、仮想空間は飛行機、汽車、自動車、または動物のような移動手段が具現されている。手段情報4131はこのような移動手段に関する情報である。
【0060】
本開示において、手段情報4131は、メタバースチケット410の利用によってメタバースサービスプラットフォームを提供するサーバに伝送される。例えば、ユーザ入力部500は、ユーザからメタバースチケット410を利用するためのインジケータ415を選択する入力を受信する。この場合、通信部300は手段情報4131をサーバに伝送する。手段情報4131を受信したサーバは、コンピューティング装置1000から受信されたメタバースチケット410に含まれた第1手段情報とメタバースチケット410に関してサーバに記録された第1-1手段情報を比較する。サーバは第1手段情報及び第1-1手段情報が異なると決定された場合、ユーザに関するアバターが第1手段情報に基づいて決定された移動手段を利用することを制限する。
【0061】
第4オブジェクト414は、メタバースチケット410の偽変造可否を識別するための少なくとも一つの二次元コードを含む。少なくとも一つの二次元コードは、第1オブジェクト411、第2オブジェクト412、及び第3オブジェクト413に関する少なくとも一つの情報がNFTの形態に含まれる。または、少なくとも一つの二次元コードは、第1オブジェクト411、第2オブジェクト412、及び第3オブジェクト413に関する少なくとも一つの情報に基づいて生成される。
【0062】
詳しくは、少なくとも一つの二次元コードは、ユーザ情報、位置情報、日付情報、発行主体情報、手段情報、使用情報、購入日付情報、及び購入価格情報のうち少なくとも一つを利用して発行されたNFTに関するNFT情報を含む。詳しくは、例えば、少なくとも一つの二次元コードは、ユーザ情報、位置情報、日付情報、発行主体情報、手段情報、第1識別情報、取引情報、第1IPアドレス、第2IPアドレス、座標情報、事業者登録番号、第2識別情報、使用情報、購入日付情報、及び購入価格情報のうち少なくとも一つを利用して発行されたNFTに関するNFT情報を含む。
【0063】
ここで、使用情報はメタバースチケット410の使用可否を示す情報である。例えば、制御部100はユーザ入力部500を介してユーザからメタバースチケット410を利用するための入力を受信したら、ユーザに関するアバターをメタバースサービスプラットフォームから提供する仮想空間、または仮想空間内の特定目的地に移動する。メタバースサービスプラットフォームのサーバでの承認によってユーザに関するアバターが仮想空間内に進入したら、制御部100はメタバースチケット410が使用されたと決定する。
【0064】
購入日付情報は、ユーザがメタバースチケット410を購入した日付を示す情報である。購入価格情報は、ユーザがメタバースチケット410を購入した価格を示す情報である。購入価格情報は、ユーザがメタバースチケット410を購入するために消耗したコインの個数に関する情報を含む。
【0065】
本開示において、少なくとも一つの二次元コードはバーコード(barcode)またはQRコード(登録商標)などを含む。バーコードまたはQRコード(登録商標)には互いに異なる情報が記録される。一例として、バーコードにはメタバースチケット410に関する情報、またはユーザ情報などに関するNFT DID(Decentralized Identifier)が含まれる。ここで、DIDとは、ブロックチェーン技術基盤の分散型身元証明または身元認証を意味する。バーコードにメタバースチケット410に関する情報またはユーザ情報などに対するNFT DIDが含まれる場合、QRコード(登録商標)にはIP Tracking情報が含まれる。
【0066】
本開示のいくつかの実施例によると、メタバースチケット410はユーザによって実物チケットとしてプリントされる。例えば、制御部100は、ユーザ入力部500を介してユーザからメタバースチケット410をプリントするための入力を受信する。この場合、制御部100は、メタバースチケット410を実物チケットとしてプリントするための信号を外部出力装置に伝送する。
【0067】
本開示のいくつかの実施例によると、少なくとも一つの二次元コードは回数情報及び回数制限情報を更に含む。ここで、回数情報は、メタバースチケット410がユーザによって実物チケットとしてプリントされた回数を示す情報である。回数制限情報はメタバースチケット410のプリント制限回数を示す情報である。制御部100は、回数情報及び回数制限情報に基づいてメタバースチケット410を実物チケットとしてプリントするのか否かを決定する。
【0068】
詳しくは、制御部100は、ユーザ入力部500を介してユーザからメタバースチケット410をプリントするための入力を受信する。制御部100は、回数情報及び回数制限情報に基づいてメタバースチケット410のプリントが可能であるのか否かを決定する。メタバースチケット410のプリントが可能であると決定されたら、制御部100は、メタバースチケット410を実物チケットとしてプリントするための信号を外部出力装置に伝送する。外部出力装置によってメタバースチケット410が実物チケットとしてプリントされたと決定されたら、制御部100は回数情報をアップデートする。それによって、少なくとも一つの二次元コードに含まれた回数情報がアップデートされる。
【0069】
ユーザインタフェースは、ユーザからメタバースチケット410を利用してユーザに関するアバターを仮想空間に移動するための入力を受信するインジケータ415を更に含む。インジケータはユーザに情報を提供するためのボタンまたは領域と理解される。また、インジケータがディスプレイされる領域ではユーザのタッチ入力に基づいて予め設定された動作が行われてもよい。
【0070】
ユーザインタフェースは、メタバースチケット410のユーザに関するID(または名前)と、メタバースサービスプラットフォームサービスを終了するためのレイヤ420とを更に含む。
【0071】
本開示において、制御部100は、ユーザ入力部500を介してユーザがメタバースチケット410をキャプチャする入力を受信する。この場合、制御部100は、キャプチャ機能の利用を制限するか、または少なくとも一つの二次元コードを非活性化する。ここで、少なくとも一つの二次元コードを非活性化するという意味は、少なくとも一つの二次元コードをユーザインタフェース上から除去するか、少なくとも一つの二次元コードをブラー(blur)またはモザイク処理するという意味と理解されてもよい。
【0072】
上述した構成によると、コンピューティング装置1000は、ディスプレイ部400にディスプレイされるユーザインタフェースを介してメタバースチケット410を提供する。ユーザインタフェースは、メタバースチケット410の利用に関する条件またはメタバースチケット410に関する情報がディスプレイされる多様なオブジェクトを含む。それによって、メタバースサービスプラットフォームを介して提供される仮想空間を利用するユーザの興味が増進される。また、オブジェクトに含まれるかまたはオブジェクトに関する情報はNFT発行された情報である。よって、ユーザが利用するメタバースチケット410に対する偽変造可否が検証される。
【0073】
一方、本開示のいくつかの実施例によると、メタバースチケット410は複数個のオブジェクトそれぞれがディスプレイされる領域に基づいて偽変造可否が決定されてもよい。一例として、第1オブジェクト411、第2オブジェクト412、第3オブジェクト413、及び第4オブジェクト414のうち少なくとも一つのオブジェクトは、メタバースチケット410の表面に当たるメタバースチケット410の第1領域にディスプレイされる。第1オブジェクト411、第2オブジェクト412、第3オブジェクト413、及び第4オブジェクト414のうち第1領域にディスプレイされないオブジェクトは、メタバースチケット410の裏面に当たるメタバースチケット410の第2領域にディスプレイされる。この場合、メタバースチケット410は第1オブジェクト411、第2オブジェクト412、第3オブジェクト413、及び第4オブジェクト414それぞれがディスプレイされる領域に基づいて偽変造可否が決定される。メタバースチケット410を実物チケットとしてプリントする場合、実物チケットの表面に前記第1領域のオブジェクトがプリントされ、裏面に前記第2領域のオブジェクトがプリントされる。以下、図3を介して本開示によるメタバースチケット410の偽変造可否が決定される一例を説明する。
【0074】
図3は、本開示のいくつかの実施例によるメタバースチケットの偽変造可否が決定される一例を説明するための図である。図3(a)は、本開示のいくつかの実施例によるメタバースチケットの第1領域の一例を説明するための図である。図3(b)は、本開示のいくつかの実施例によるメタバースチケットの第2領域の一例を説明するための図である。
【0075】
図3(a)を参照すると、コンピューティング装置1000のディスプレイ部400にディスプレイされるメタバースチケット410の第1領域410aは第1オブジェクト411及び第2オブジェクト412を含む。図3(b)を参照すると、メタバースチケット410の第2領域410bは、第3オブジェクト413及び第4オブジェクト414を含む。但し、上述した複数個のオブジェクトが配置される位置は説明の便宜のためのものであって、複数個のオブジェクトが配置される位置はこれに限らない。例えば、メタバースチケット410の第1領域410aには第1オブジェクト411及び第4オブジェクト414がディスプレイされてもよく、メタバースチケット410の第2領域410bには第2オブジェクト412及び第3オブジェクト413がディスプレイされてもよい。メタバースチケット410は第1オブジェクト411、第2オブジェクト412、第3オブジェクト413、及び第4オブジェクト414それぞれがディスプレイされる領域に基づいて偽変造可否が決定される。例えば、第1領域410aまたは第2領域410bに当たらないオブジェクトが前記領域にディスプレイされるか、前記領域に当たるオブジェクトが前記領域にディスプレイされる場合は偽変造されたと判断し、上述した偽変造ペナルティが作動する。
【0076】
詳しくは、制御部100は、ユーザ入力部500を介してユーザからメタバースチケット410を利用するためのインジケータ415を選択する入力を受信する。この場合、通信部300は、メタバースチケット410に関する情報をメタバースサービスプラットフォームのサーバに伝送する。または、通信部300は、メタバースチケット410に関する情報が含まれた少なくとも一つの二次元コードをサーバに伝送する。制御部100が通信部300を介してサーバに伝送する情報には、複数個のオブジェクトがメタバースチケット410のどの領域に配置されているのかを示す配置情報が含まれる。この場合、サーバはコンピューティング装置1000から受信された配置情報に基づいてメタバースチケット410の偽変造可否を決定する。それによって、サーバはコンピューティング装置1000から受信されたメタバースチケットの偽変造可否を検証する。
【0077】
提示された実施例に関する説明は、任意の本開示の技術分野における通常の知識を有する者が本開示を利用するかまたは実施し得るように提供される。このような実施例に対する多様な変形は本開示の技術分野における通常の知識を有する者に明白なるはずであり、ここで定義された一般的な原理は本開示の範囲を逸脱することなく他の実施例に適用される。よって、本開示はここに提示された実施例に限らず、ここに提示された原理及び新規な特徴と一貫する最も広い意味の範囲で解釈されるべきである。
【要約】      (修正有)
【課題】ユーザの興味を増進するためのメタバースサービスプラットフォームを提供する。
【解決手段】コンピューティング装置のディスプレイ部400に表示されるユーザインタフェースは、非代替性トークン基盤のメタバースチケットのユーザに関するユーザ情報と、メタバースチケットを利用してユーザに関するアバターが接近可能な仮想空間に対する位置情報と、メタバースチケットの発行日付を示す日付情報とが表示される第1オブジェクト411と、メタバースチケットの発行主体を示す発行主体情報を含み、少なくとも一部が第1オブジェクトにオーバーレイされて表示される第2オブジェクト412と、アバターを介して前記仮想空間に接近する手段に関する手段情報が表示される第3オブジェクト413と、メタバースチケットの偽変造可否を識別するための少なくとも一つの二次元コードが表示される第4オブジェクト414と、を含む。
【選択図】図2
図1
図2
図3