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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-01
(45)【発行日】2023-05-12
(54)【発明の名称】天板付什器
(51)【国際特許分類】
   A47B 13/02 20060101AFI20230502BHJP
   A47B 13/00 20060101ALI20230502BHJP
【FI】
A47B13/02
A47B13/00 Z
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2019009383
(22)【出願日】2019-01-23
(65)【公開番号】P2020116114
(43)【公開日】2020-08-06
【審査請求日】2022-01-13
(73)【特許権者】
【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社オカムラ
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(72)【発明者】
【氏名】山本 崇之
(72)【発明者】
【氏名】崎本 隆之
【審査官】野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-202667(JP,A)
【文献】実開平01-078714(JP,U)
【文献】特表2010-528721(JP,A)
【文献】特開2014-097198(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0351537(US,A1)
【文献】独国特許出願公開第03930614(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 7/00-27/00
41/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面から上方に延びる脚本体を有する脚部と、
前記脚本体の上端部が連結される連結部を有するブラケットと、
前記脚本体のうち上下方向に沿う側面に沿って上下方向に延在するとともに、上端部が前記脚本体から突出した状態で前記側面に固定された補助支持部と、
前記ブラケットを介して前記脚部に支持された天板と、を備え、
前記ブラケットには、前記補助支持部が嵌合される第1嵌合凹部が形成されている天板付什器。
【請求項2】
床面から上方に延びる脚本体を有する脚部と、
前記脚本体の上端部が連結される連結部を有するブラケットと、
前記脚本体の側面に沿って上下方向に延在するとともに、上端部が前記脚本体から突出した状態で前記脚本体に固定された補助支持部と、
前記ブラケットを介して前記脚部に支持された天板と、を備え、
前記ブラケットには、前記補助支持部が嵌合される第1嵌合凹部が形成され、
前記脚本体及び前記連結部のうち、一方の部材は、他方の部材に向けて突出する嵌合凸部を備え、
前記他方の部材には、前記嵌合凸部が嵌合される第2嵌合凹部が形成されている板付什器。
【請求項3】
前記嵌合凸部は、前記連結部に形成され、
前記第2嵌合凹部は、前記脚本体に形成され、
前記補助支持部及び前記脚本体を貫通して前記嵌合凸部に締結される第1締結部材をさらに備えている請求項2に記載の天板付什器。
【請求項4】
床面から上方に延びる脚本体を有する脚部と、
前記脚本体の上端部が連結される連結部を有するブラケットと、
前記脚本体の側面に沿って上下方向に延在するとともに、上端部が前記脚本体から突出した状態で前記脚本体に固定された補助支持部と、
前記ブラケットを介して前記脚部に支持された天板と、を備え、
前記ブラケットには、前記補助支持部が嵌合される第1嵌合凹部が形成され、
前記脚部は、前記補助支持部が嵌合される第3嵌合凹部を備えている板付什器。
【請求項5】
前記第3嵌合凹部は、側方に開口し、
前記脚部は、前記第3嵌合凹部を側方から閉塞するカバー部材を備え、
前記第3嵌合凹部内において、前記補助支持部と前記カバー部材との間には、上下方向に沿って配線が案内される請求項4に記載の天板付什器。
【請求項6】
床面から上方に延びる脚本体を有する脚部と、
前記脚本体の上端部が連結される連結部を有するブラケットと、
前記脚本体の側面に沿って上下方向に延在するとともに、上端部が前記脚本体から突出した状態で前記脚本体に固定された補助支持部と、
前記ブラケットを介して前記脚部に支持された天板と、を備え、
前記ブラケットには、前記補助支持部が嵌合される第1嵌合凹部が形成され、
前記補助支持部は、前記脚本体の側面における幅方向に広がる板状に形成されている板付什器。
【請求項7】
床面から上方に延びる脚本体を有する脚部と、
前記脚本体の上端部が連結される連結部を有するブラケットと、
前記脚本体の側面に沿って上下方向に延在するとともに、上端部が前記脚本体から突出した状態で前記脚本体に固定された補助支持部と、
前記ブラケットを介して前記脚部に支持された天板と、を備え、
前記ブラケットには、前記補助支持部が嵌合される第1嵌合凹部が形成され、
前記補助支持部は、
前記脚本体の側面に沿って上下方向に延びる縦支持部と、
前記縦支持部の上端部から屈曲された横支持部と、を備え、
前記第1嵌合凹部の頂壁部及び前記横支持部は、前記第1嵌合凹部内で第2締結部材により締結されている板付什器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天板付什器に関する。
【背景技術】
【0002】
天板付什器として、床面に設置される支持脚と、支持脚上に支持された天板と、を備える構成が知られている。
支持脚は、床面から起立する脚部と、脚部の上端部と天板の下面との間を接続するブラケットと、を備えている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0003】
下記特許文献1に記載の構成において、ブラケットは、脚部内に嵌合される嵌合部を備えている。嵌合部は、脚部内に嵌合された状態で、締結部材によって脚部に上下方向で固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第5849653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術にあっては、上下方向に交差する方向に作用する外力に対して脚部とブラケットとの接続強度を確保する点で未だ改善の余地があった。
【0006】
本発明は、設計の自由度や構成の簡素化を図った上で、上下方向に交差する方向に作用する外力に対して脚部とブラケットとの接続強度を確保できる天板付什器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る天板付什器は、床面から上方に延びる脚本体を有する脚部と、前記脚本体の上端部が連結される連結部を有するブラケットと、前記脚本体のうち上下方向に沿う側面に沿って上下方向に延在するとともに、上端部が前記脚本体から突出した状態で前記側面に固定された補助支持部と、前記ブラケットを介して前記脚部に支持された天板と、を備え、前記ブラケットには、前記補助支持部が嵌合される第1嵌合凹部が形成されている。
【0008】
本態様によれば、脚部とブラケットとが脚部の延在方向(上下方向)に交差する方向に相対的に変位しようとする外力が作用した場合に、補助支持部によって脚部とブラケットとの相対変位を抑制できる。この際、補助支持部が嵌合によってブラケットに組み付けられるので、締結部分を増加して脚部とブラケットとの接続強度の向上を図る場合に比べて、設計の自由度や構成の簡素化を図った上で、脚部とブラケットとの接続強度を確保できる。その結果、天板を安定して支持できる。
【0009】
上記態様の天板付什器において、前記脚本体及び前記連結部のうち、一方の部材は、他方の部材に向けて突出する嵌合凸部を備え、前記他方の部材には、前記嵌合凸部が嵌合される第2嵌合凹部が形成されていてもよい。
本態様によれば、補助支持部に加え、連結部と脚本体とが嵌合により組み付けられるので、脚部とブラケットとの接続強度をより一層高めることができる。
【0010】
上記態様の天板付什器において、前記嵌合凸部は、前記連結部に形成され、前記第2嵌合凹部は、前記脚本体に形成され、前記補助支持部及び前記脚本体を貫通して前記嵌合凸部に締結される第1締結部材をさらに備えていてもよい。
本態様によれば、脚部とブラケットとの接続強度をより一層高めることができる。
しかも、本態様では、ブラケットの連結部に形成された嵌合凸部が脚本体に形成された第2嵌合凹部に嵌合される構成であるため、補助支持部及び脚本体の双方がブラケットに嵌合される構成に比べて嵌合部分同士を接近させることができる。その結果、ブラケットの小型化を図ることができる。
【0011】
上記態様の天板付什器において、前記脚部は、前記補助支持部が嵌合される第3嵌合凹部を備えていてもよい。
本態様によれば、補助支持部と脚部との接続強度を確保できる。そのため、天板をより安定して支持できる。また、補助支持部が外部に露出し難くなるので、天板付什器の体裁を向上させることができる。
【0012】
上記態様の天板付什器において、前記第3嵌合凹部は、側方に開口し、前記脚部は、前記第3嵌合凹部を側方から閉塞するカバー部材を備え、前記第3嵌合凹部内において、前記補助支持部と前記カバー部材との間には、上下方向に沿って配線が案内されてもよい。
本態様によれば、補助支持部の嵌合凹部を配線の配索スペースとしても利用できる。これにより、構成の簡素化を図った上で、天板付什器の体裁を向上させることができる。
【0013】
上記態様の天板付什器において、前記補助支持部は、前記脚本体の側面における幅方向に広がる板状に形成されていてもよい。
本態様によれば、例えば補助支持部を棒状等に形成する場合に比べて、脚部とブラケットとが上下方向に交差する方向に相対的に変位しようとする外力を分散して支持し易くなる。
【0014】
上記態様の天板付什器において、前記補助支持部は、前記脚本体の側面に沿って上下方向に延びる縦支持部と、前記縦支持部の上端部から屈曲された横支持部と、を備え、前記第1嵌合凹部の頂壁部及び前記横支持部は、前記第1嵌合凹部内で第2締結部材により締結されていてもよい。
本態様によれば、ブラケットと補助支持部との接続強度を確保できる。そのため、天板をより安定して支持できる。
しかも、第1嵌合凹部内で補助支持部がブラケットに固定されるので、第1嵌合凹部とは別に締結箇所を設ける場合に比べてブラケットの小型化を図ることができる。
【発明の効果】
【0015】
上記各態様によれば、設計の自由度や構成の簡素化を図った上で、上下方向に交差する方向に作用する外力に対して脚部とブラケットとの接続強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】実施形態に係る天板付什器の斜視図である。
図2】実施形態に係る支持構造体の斜視図である。
図3】実施形態に係る支持脚の上部及びコーナー部材を示す分解斜視図である。
図4】実施形態に係る支持脚の分解斜視図である。
図5図3のV-V線に沿う断面図である。
図6図3のVI-VI線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、床面Fに直交する方向を上下方向(矢印UPが上側)とし、上下方向に直交する2方向をそれぞれ前後方向(矢印FRが前側)及び左右方向(矢印LHが左側)として説明する。
【0018】
[天板付什器]
図1は、天板付什器1の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の天板付什器1は、例えばオフィスや公共施設の会議室等に設置されたテーブルである。天板付什器1は、天板11と、支持構造体12と、を備えている。
【0019】
<天板>
天板11は、平面視において例えば左右方向を長手方向とする長方形状とされている。天板11には、天板11上に載置される電子機器の配線を天板11の下方に導く配線挿通孔23が形成されている。配線挿通孔23は、配線カバー24によって開閉可能に構成されている。なお、天板11の下方において、配線挿通孔23を下方から覆う配線ダクト等が設けられていてもよい。天板11のサイズや平面視形状等は、適宜変更が可能である。この場合、天板11は、1枚の板材により構成されていてもよく、複数枚以上の板材が突き合わされて構成されていてもよい。
【0020】
<支持構造体>
図2は、支持構造体12の斜視図である。
図2に示すように、支持構造体12は、外周フレーム20と、複数の支持脚21と、を備えている。
外周フレーム20は、天板11の外形よりも一回り小さい枠状に形成されている。外周フレーム20は、天板11の外周縁よりも内側に位置する部分で、天板11の下面に固定されている。
【0021】
外周フレーム20は、上述したように天板11の外形よりも一回り小さい枠状に形成されている。具体的に、外周フレーム20は、短辺杆25と、長辺杆26と、コーナー部材27と、を備えている。
【0022】
短辺杆25は、天板11下方における左右両側において、前後方向に延在している。各短辺杆25は、例えば前後方向に延びる角筒状に形成されている。短辺杆25は、締結部材によって天板11の下面に固定される。
長辺杆26は、天板11下方における前後両側において、左右方向に延在している。長辺杆26は、例えば左右方向に延びる角筒状に形成されている。長辺杆26は、締結部材によって天板11の下面に固定される。
【0023】
図3は、支持脚21の上部及びコーナー部材27を示す分解斜視図である。
図3に示すように、コーナー部材27は、外周フレーム20の各角部において、短辺杆25及び長辺杆26同士を接続している。コーナー部材27は、平面視でL字状に形成されている。具体的に、コーナー部材27は、脚接続部30と、第1杆接続部31と、第2杆接続部32と、を備えている。
【0024】
脚接続部30は、直方体形状に形成されている。脚接続部30には、上方に向けてボス部35が突出している。
第1杆接続部31は、脚接続部30から前後方向の内側(前後方向において天板付什器1の中心に向かう方向)に突出している。第1杆接続部31は、短辺杆25内に挿入されている。
第2杆接続部32は、脚接続部30から左右方向の内側(左右方向において天板付什器1の中心に向かう方向)に突出している。第2杆接続部32は、長辺杆26内に挿入されている。なお、短辺杆25及び第1杆接続部31同士、並びに第2杆接続部32及び長辺杆26同士は、それぞれ締結や溶接等によって接続されている。
【0025】
<支持脚>
図2に示すように、支持脚21は、外周フレーム20の各角部において、天板11及びコーナー部材27に接続されている。なお、各支持脚21は、何れも同様の構成であるため、以下の説明では一の支持脚21を例にして説明する。
【0026】
図4は、支持脚21の分解斜視図である。
図4に示すように、支持脚21は、脚部40と、補助支持部41と、カバー部材42と、ブラケット43と、を備えている。なお、本実施形態において、脚部40、補助支持部41、カバー部材42及びブラケット43は、それぞれ金属材料により形成されている。但し、脚部40の構成部材は、金属材料に限らず、木材や石材等を適宜選択してもよい。
【0027】
<脚部>
図2図3に示すように、脚部40は、床面Fから上方に起立している。本実施形態において、脚部40は、下方に向かうに従い隣り合う支持脚21から離間する方向に延在している。なお、以下の説明では、水平方向のうち、脚部40が傾斜する方向をX方向といい、X方向に直交する方向をY方向という場合がある。
【0028】
図5は、図3のV-V線に沿う断面図である。
図3図5に示すように、脚部40は、水平方向に沿う断面視(横断面視)において、-X側に突の半長円の筒状に形成されている。脚部40は、横断面視における外形が下方に向かうに従い漸次縮小している。脚部40は、外装部51と、内装部52と、上端キャップ53(図6参照)と、を備えている。なお、脚部40の横断面視形状は、矩形状や円形状、三角形状等、適宜変更が可能である。
【0029】
図5に示すように、外装部51は、横断面視において、+X側に開口するU字状に形成されている。具体的に、外装部51は、Y方向で対向する外装側壁55と、外装側壁55の-X側端部同士を接続する外向壁部56と、を備えている。
外装側壁55は、横断面視において、X方向に延びる直線状に形成されている。外装側壁55における+X側端部には、外装部51の内側に張り出す外装フランジ部57が形成されている。なお、支持脚21は、外装部51の下端に設けられたアジャスタ59(図2参照)を介して床面Fに設置されている。
外向壁部56は、横断面視において-X側に向けて突の円弧状に形成されている。
【0030】
内装部52は、外装部51内において、外装部51の上下方向の全長に亘って配置されている。内装部52は、横断面視において、+X側に開口するC字状に形成されている。具体的に、内装部52は、Y方向で対向する内装側壁61と、内装側壁61の-X側端部同士を接続する内装接続壁62と、を備えている。
【0031】
内装側壁61は、外装側壁55の内面のうち、+X側端部に沿って配置されている。内装側壁61における+X側端部には、外装フランジ部57に沿って延びる内装フランジ部65が形成されている。内装部52は、内装側壁61及び外装側壁55同士、又は外装フランジ部57及び内装フランジ部65同士が、溶接等されることで、外装部51に接続されている。
【0032】
内装接続壁62は、横断面視において、Y方向に延びる直線状に形成されている。図4に示すように、内装接続壁62におけるY方向の両端部には、係止孔67が形成されている。左右の係止孔67は、上下方向で対応する位置に、間隔をあけて複数形成されている。
【0033】
図6は、図3のVI-VI線に沿う断面図である。
図6に示すように、内装接続壁62の上端部には、貫通孔(第1貫通孔71、第2貫通孔72及び第3貫通孔73)が形成されている。第1貫通孔71、第2貫通孔72及び第3貫通孔73は、上方から下方に向けてこの順に並んでいる。内装接続壁62の内面において、第2貫通孔72及び第3貫通孔73に対応する位置には、ナット75がそれぞれ設けられている。ナット75は、内装接続壁62の内面に溶接等により接続されている。
【0034】
図5に示すように、本実施形態では、脚部40のうち、各外装側壁55の-X側部分55a、外向壁部56及び内装接続壁62は、横断面視で半長円形状の脚本体77を構成している。すなわち、内装接続壁62は、脚本体77のうち+X側に位置する内向壁部を構成している。したがって、本実施形態の脚部40は、脚本体77の内向壁部(内装接続壁62)が外装側壁55の+X側部分55b(内装側壁61)によってY方向の両側から囲まれている。
【0035】
一方、本実施形態では、脚部40のうち、内装接続壁62、各外装側壁55の+X側部分55b(内装側壁61)及び外装フランジ部57(内装フランジ部65)は、横断面視で+X側に開口する配線ガイド(第3嵌合凹部)78を構成している。配線ガイド78は、脚本体77に対して+X側で配線Cを上下方向に案内する。
【0036】
図6に示すように、上端キャップ(第2嵌合凹部)53は、上方に開口する箱型に形成されている。上端キャップ53は、脚本体77の上端開口部内に嵌め込まれている。なお、上端キャップ53は、周壁部において脚本体77の内面に溶接等により接続されている。本実施形態において、上端キャップ53の上端縁と、脚本体77の上端縁と、は面一に配置されていることが好ましい。
【0037】
上端キャップ53の底壁部81には、貫通孔82が形成されている。貫通孔82は、X方向に間隔をあけて形成されている。底壁部81の下面のうち、貫通孔82に対応する位置には、ナット83が設けられている。
また、上端キャップ53の周壁部のうち、+X側に位置する内側側壁85は、内装接続壁62の内面に沿って配置されている。内側側壁85において、上述した第1貫通孔71とX方向から見て重なり合う位置には、連通孔87が形成されている。
【0038】
<補助支持部>
図4図6に示すように、補助支持部41は、配線ガイド78内に嵌合されている。補助支持部41は、脚部40とブラケット43とを接続する。補助支持部41は、上下方向に沿う断面視(縦断面視)でL字状に形成されている。具体的に、補助支持部41は、縦支持部91と、横支持部92と、を備えている。なお、補助支持部41は、嵌合に限らず、挿入等によって配線ガイド78内に配置されていてもよい。また、補助支持部41の縦断面視形状は、L字状に限られない。
【0039】
縦支持部91は、内装接続壁62の外面に沿って上下方向に延在している。縦支持部91は、Y方向を幅方向として広がる板状に形成されている。縦支持部91は、複数のボルト100によって内装接続壁62に着脱可能に固定されている。具体的に、縦支持部91には、ボルト収容孔(第1ボルト収容孔95、第2ボルト収容孔96及び第3ボルト収容孔97)が形成されている。第1ボルト収容孔95、第2ボルト収容孔96及び第3ボルト収容孔97は、上述した第1貫通孔71~第3貫通孔73に対応して、上方から下方にかけてこの順で形成されている。本実施形態のボルト収容孔95~97は、段付き形状に形成されている。
【0040】
上述した複数のボルト100のうち、一のボルト100は、第2ボルト収容孔96及び第2貫通孔72を通じて脚本体77内において、ナット75に螺着されている。また、他のボルト100は、第3ボルト収容孔97及び第3貫通孔73を通じて脚本体77内において、ナット75に螺着されている。これにより、補助支持部41は、脚本体77における+X側を向く側面(内装接続壁62の外面)に沿って固定される。この場合、補助支持部41は、上端部(第1ボルト収容孔95よりも上方に位置する部分)が脚部40から上方に突出した状態で、脚本体77に固定される。なお、補助支持部41は、溶接等によって脚本体77に接続されていてもよい。また、本実施形態において、各ボルト100の頭部は、対応するボルト収容孔96,97の大径部内に収容されている。
【0041】
図5図6に示すように、縦支持部91におけるY方向の両端縁には、+X側に張り出す縦スペーサ部108が形成されている。縦スペーサ部108は、内装側壁61の内面に沿って配置されている。縦スペーサ部108の先端部(+X側端部)は、内装フランジ部65の内面に近接又は当接している。
【0042】
図6に示すように、横支持部92は、縦支持部91の上端部から+X側に屈曲されている。横支持部92には、横支持部92を上下方向に貫通する貫通孔110が形成されている。貫通孔110は、Y方向に間隔をあけて複数形成されている。
【0043】
横支持部92におけるY方向の両端縁には、下方に張り出す横スペーサ部111が形成されている。横スペーサ部111は、縦スペーサ部108の上端部に連なっている。横スペーサ部111の下端縁は、脚部40(フランジ部57,65)の上端縁に上方から近接又は当接している。すなわち、横スペーサ部111は、脚部40に対する補助支持部41の上下方向の位置決め部材としても機能する。
【0044】
このように、補助支持部41は、縦支持部91及び縦スペーサ部108によって横断面視が+X側に開口するC字状に形成されている。また、補助支持部41は、横支持部92及び横スペーサ部111によって縦断面視が下方に開口するC字状に形成されている。したがって、補助支持部41の小型化を図った上で、強度や剛性を確保し易くなる。
【0045】
<カバー部材>
図4図6に示すように、カバー部材42は、配線ガイド78を+X側から閉塞している。カバー部材42は、板材のY方向の両端部が折り曲げられた構成である。具体的に、カバー部材42は、カバー本体120と、取付片121と、を備えている。
【0046】
カバー本体120は、配線ガイド78(外装部51)の+X側開口面に沿って上下方向に延びる帯状に形成されている。カバー本体120の上下方向の長さは、脚部40の長さよりも短くなっている。この場合、配線ガイド78の+X側開口部のうち、カバー本体120よりも上方に位置する部分は、上側配線挿入口123(図6参照)を構成している。一方、配線ガイド78の+X側開口部のうち、カバー本体120よりも下方に位置する部分は、下側配線挿入口125(図2参照)を構成している。各配線挿入口123,125は、カバー部材42の装着時において、配線ガイド78の内外を連通している。
【0047】
本実施形態の天板付什器1において、配線挿通孔23を通じて天板11の下方に引き回された配線Cは、上側配線挿入口123を通じて配線ガイド78内に進入する。配線ガイド78内に進入した配線Cは、補助支持部41とカバー部材42との間を通って配線ガイド78内を下方に案内される。配線Cは、下側配線挿入口125を通じて配線ガイド78内から床面F上に引き出された後、外部電源等に接続される。
【0048】
図4図5に示すように、取付片121は、カバー本体120におけるY方向の両端部から-X側に延在している。各取付片121には、係止爪122が突出している。係止爪122は、Y方向から見た側面視でL字状に形成されている。具体的に、係止爪122は、取付片121から-X側に延在した後、下方に延在している。係止爪122は、各取付片121において、上下方向で間隔をあけて形成されている。カバー部材42は、各係止爪122が対応する係止孔67内に係止されることで、内装接続壁62に装着されている。この場合、カバー本体120の外面は、カバー部材42の装着時において、外装フランジ部57の外面と面一に配置されていることが好ましい。なお、図4に示すように、取付片121の上端部には、上述した補助支持部41との干渉を避ける逃げ部126が形成されている。
【0049】
<ブラケット>
図3に示すように、ブラケット43は、脚部40の上端部に設けられている。ブラケット43は、脚部40と外周フレーム20の角部同士、及び脚部40と天板11同士をそれぞれ接続している。具体的に、ブラケット43は、ベース部130と、フレーム取付部131と、脚取付部132と、を備えている。
【0050】
ベース部130は、平面視において、-X側を頂部とする略五角形状に形成されている。ベース部130の外周部分には、複数の貫通孔135が形成されている。ベース部130は、貫通孔135を通じて下方から締結部材(不図示)が挿通されることで、天板11の下面に固定されている。
【0051】
図4図6に示すように、フレーム取付部131は、ベース部130から+X側に突出している。フレーム取付部131には、下方に開口するボス収容部140が形成されている。フレーム取付部131には、ボス収容部140内に連通する挿通孔141が形成されている。上述したコーナー部材27は、ボス収容部140内に脚接続部30のボス部35が収容された状態で、挿通孔141を通じて脚接続部30に上方からボルト142が締結されることで、フレーム取付部131に固定されている。なお、本実施形態において、ボルト142の頭部は、天板11に形成された頭部収容部143内に収容されていてもよい。
【0052】
脚取付部132は、ベース部130の中央部から下方に向けて膨出している。具体的に、脚取付部132は、台座部144と、嵌合凸部(連結部)145と、嵌合凹部(第1嵌合凹部)146と、を備えている。
台座部144における+X側を向く面は、上述した脚接続部30を避ける逃げ面144aを構成している。逃げ面144aは、-X側に凸の円弧状に形成されている。
【0053】
図6に示すように、嵌合凸部145は、台座部144における-X側に位置する部分から下方に膨出している。嵌合凸部145は、底面が上述した上端キャップ53の底壁部81に近接又は当接した状態で、上端キャップ53内に嵌合されている。なお、嵌合凸部145が上端キャップ53内に嵌合された状態において、台座部144の下面が脚部40の上端縁に上方から近接又は当接している。また、嵌合凸部145は、上端キャップ53内に収容される構成であればよい。
【0054】
嵌合凸部145の底壁部には、貫通孔150が形成されている。貫通孔150は、上述した貫通孔82と平面視で重なり合う位置で、X方向に並んで複数設けられている。貫通孔150の上端部は、上方に向かうに拡径されたテーパ状に形成されている。貫通孔150内には、皿ねじ151が挿通されている。皿ねじ151は、貫通孔150及び貫通孔82を通じてナット83に螺着されている。なお、本実施形態において、皿ねじ151の頭部は、貫通孔150の上端部内に収容されている。但し、貫通孔150の内径は、全体に亘って一様であってもよい。また、皿ねじ151に限らず、種々の締結部材を用いてもよい。
【0055】
嵌合凸部145のうち、+X側に位置する側壁部152には、雌ねじ孔153が形成されている。雌ねじ孔153は、X方向から見た正面視で第1貫通孔71と重なり合っている。雌ねじ孔153には、ボルト(第1締結部材)156が螺着されている。具体的に、ボルト156は、第1ボルト収容孔95及び第1貫通孔71を通じて+X側から挿通された後、雌ねじ孔153に螺着されている。すなわち、ボルト156は、脚部40、補助支持部41及びブラケット43を共締めしている。また、本実施形態の嵌合凸部145は、皿ねじ151及びボルト156によって上下方向及びX方向で脚部40に固定されている。なお、ボルト156の頭部は、第1貫通孔71の大径部内に収容される。このように、ボルト100,156の頭部が、対応する貫通孔71~73内に収容されることで、配線ガイド78内において、ボルト100,156と配線Cとの干渉が抑制される。
【0056】
嵌合凹部146は、台座部144のうち、嵌合凸部145に対して+X側に位置している。嵌合凹部146は、下方に開口している。嵌合凹部146内には、上述した補助支持部41の上端部が嵌合されている。具体的に、補助支持部41は、横支持部92の上面が嵌合凹部146の頂面に近接又は当接した状態で、縦支持部91及び横スペーサ部111の外面が嵌合凹部146の内周面に嵌合されている。
【0057】
嵌合凹部146の頂壁部において、上述した貫通孔110と平面視で重なり合う位置には、貫通孔158が形成されている。貫通孔110,158内には、下方からボルト(第2締結部材)160が挿通されている。ボルト160は、貫通孔110,158内を通じて天板11に締結されている。すなわち、ボルト160は、補助支持部41、ブラケット43及び天板11に共締めされている。なお、ボルト160の頭部は、嵌合凹部146内に収容されている。
【0058】
このように、本実施形態の補助支持部41は、脚本体77における+X側を向く側面、及び嵌合凹部146の内面のうち+X側を向く側面に沿って脚部40及びブラケット43間を架け渡している。
【0059】
<支持脚の組立方法>
次に、上述した支持脚21の組立方法について説明する。
まず、脚部40と補助支持部41とを連結する。具体的には、補助支持部41の下端部を配線ガイド78内に嵌合させた後、ボルト収容孔96,97を通じてボルト100を挿通させる。ボルト100がナット75に螺着されることで、補助支持部41が脚部40に固定される。
【0060】
次に、脚部40とブラケット43とを組み付ける。具体的には、ブラケット43の嵌合凸部145を上端キャップ53内に嵌合させるとともに、補助支持部41の上端部を嵌合凹部146内に嵌合させる。続いて、補助支持部41とブラケット43同士、並びに脚部40とブラケット43同士をそれぞれ連結する。なお、配線ガイド78内に配線Cを配索する場合には、カバー部材42を取り外した状態で配線ガイド78内に配線Cを通し、その後カバー部材42によって配線ガイド78を閉塞する。
以上により、支持脚21が組み立てられる。
【0061】
このように、本実施形態では、補助支持部41が脚本体77の側面に沿って配置されるとともに、嵌合凹部146内に嵌合される構成とした。
この構成によれば、脚部40とブラケット43とがX方向に相対的に変位しようとする外力が作用した場合に、補助支持部41によって脚部40とブラケット43との相対変位を抑制できる。この際、補助支持部41が嵌合によってブラケット43に組み付けられるので、締結部分を増加して脚部40とブラケット43との接続強度の向上を図る場合に比べて、設計の自由度や構成の簡素化を図った上で、脚部40とブラケット43との接続強度を確保できる。その結果、天板11を安定して支持できる。
【0062】
本実施形態では、ブラケット43の嵌合凸部145が脚部40の上端キャップ53内に嵌合される構成とした。
この構成によれば、補助支持部41に加え、嵌合凸部145が上端キャップ53内に嵌合されることで、脚部40とブラケット43との接続強度をより一層高めることができる。
【0063】
本実施形態では、補助支持部41、脚本体77及び嵌合凸部145がボルト156に共締めされる構成とした。
この構成によれば、脚部40とブラケット43との接続強度をより一層高めることができる。
しかも、本実施形態では、ブラケット43に形成された嵌合凸部145が脚本体77に嵌合される構成であるため、補助支持部41及び脚本体77の双方がブラケット43に嵌合される構成に比べて嵌合部分同士を接近させることができる。その結果、ブラケット43の小型化を図ることができる。
【0064】
本実施形態では、補助支持部41が配線ガイド78内に嵌合される構成とした。
この構成によれば、補助支持部41と脚部40との接続強度を確保できる。そのため、天板11をより安定して支持できる。また、補助支持部が外部に露出し難くなるので、天板付什器の体裁を向上させることができる。
【0065】
本実施形態では、配線ガイド78内において、補助支持部41とカバー部材42との間に配線Cが案内される構成とした。
この構成によれば、補助支持部41の嵌合凹部を配線Cの配索スペースとしても利用できる。これにより、構成の簡素化を図った上で、天板付什器1の体裁を向上させることができる。
【0066】
本実施形態のように補助支持部41を脚本体77の側面に沿って配置することで、補助支持部41をY方向に広がる板状に形成することができる。これにより、例えば補助支持部41を棒状等に形成する場合に比べて、脚部40とブラケット43とがX方向に相対的に変位しようとする外力を分散して支持し易くなる。
【0067】
本実施形態では、横支持部92と嵌合凹部146の頂壁部とがボルト160により締結される構成とした。
この構成によれば、ブラケット43と補助支持部41との接続強度を確保できる。そのため、天板11をより安定して支持できる。
しかも、嵌合凹部146内で補助支持部41がブラケット43に固定されるので、嵌合凹部146とは別に締結箇所を設ける場合に比べてブラケット43の小型化を図ることができる。
【0068】
(その他の変形例)
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
上述した実施形態では、天板付什器1としてテーブルを例にした場合について説明したが、この構成のみに限られない。天板付什器は、例えば棚等、少なくとも天板を有する構成であればよい。
上述した実施形態では、脚部40が床面Fに対して傾斜して延在する構成について説明したが、この構成に限られない。脚部40は、床面Fに対して垂直に延在していてもよい。
上述した実施形態では、補助支持部41が配線ガイド78内に嵌合される構成について説明したが、この構成に限られない。補助支持部41は、脚本体77の側面に沿って固定される構成であればよい。この場合、補助支持部41は、外部に露出する構成であってもよい。
上述した実施形態では、補助支持部41が脚本体77に対して+X側に配置される構成について説明したが、この構成に限られない。補助支持部41は、脚本体77の任意の側面に固定されていればよい。また、補助支持部41は、複数設けられていてもよい。
【0069】
上述した実施形態では、ブラケット43に設けられた嵌合凸部145が脚本体77(上端キャップ53)内に嵌合される構成について説明したが、この構成に限られない。例えば、脚本体77に設けられた嵌合凸部がブラケット43内(第2嵌合凹部)に嵌合されていてもよい。
上述した実施形態では、本発明に係る連結部として、嵌合凸部145を採用した場合について説明したが、この構成に限らない。連結部は、平坦に形成されていてもよい。
【0070】
上述した実施形態では、横支持部92及び嵌合凹部146の頂壁部がボルト160によって固定される構成について説明したが、補助支持部41は嵌合凹部146に嵌合されているだけであってもよい。
【0071】
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0072】
1…天板付什器
11…天板
40…脚部
41…補助支持部
42…カバー部材
43…ブラケット
53…上端キャップ(第2嵌合凹部)
77…脚本体
78…配線ガイド(第3嵌合凹部)
91…縦支持部
92…横支持部
145…嵌合凸部(連結部)
146…嵌合凹部(第1嵌合凹部)
156…ボルト(第1締結部材)
160…ボルト(第2締結部材)
図1
図2
図3
図4
図5
図6