(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-02
(45)【発行日】2023-05-15
(54)【発明の名称】光導波路上に印刷された画像の画像特定照明のためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
G09F 13/18 20060101AFI20230508BHJP
G02B 6/00 20060101ALI20230508BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20230508BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20230508BHJP
F21S 2/00 20160101ALI20230508BHJP
【FI】
G09F13/18 N
G02B6/00 326
G02B6/00 331
G09F9/30 398
G09F9/00 338
G09F13/18 K
F21S2/00 433
F21S2/00 435
(21)【出願番号】P 2018106568
(22)【出願日】2018-06-04
【審査請求日】2021-05-31
(32)【優先日】2017-06-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】596170170
【氏名又は名称】ゼロックス コーポレイション
【氏名又は名称原語表記】XEROX CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【氏名又は名称】那須 威夫
(72)【発明者】
【氏名】デイヴィット・シー・クレッグ
(72)【発明者】
【氏名】チュ-ヘン・リウ
【審査官】富士 春奈
(56)【参考文献】
【文献】特開昭53-026697(JP,A)
【文献】特開2010-277982(JP,A)
【文献】特開昭55-012980(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0025906(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0141197(US,A1)
【文献】国際公開第2014/129202(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 13/00-13/46
G02B 6/00
G09F 9/00、9/30
F21S 2/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ機器構成要素であって、
表面
、及び
エッジに光源境界面を有する光導波路と、
前記光導波路の前記表面の一部分上に形成された第1の材料と、
前記第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、を備え、
前記第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、
前記第1の材料が、様々な光散乱粒子体積密度を有し、
前記光散乱粒子体積密度が、前記光源境界面から離れる距離が増加するにつれて前記光導波路の前記表面に沿って比例して増加する、
ディスプレイ機器構成要素。
【請求項2】
前記第2の材料は、前記第1の材料の全ての上に形成される、請求項1に記載のディスプレイ機器構成要素。
【請求項3】
前記第1の材料の一部分上に形成された第3の材料をさらに備え、前記第1の材料の前記一部分上に形成された前記第2の材料を有する前記第1の材料の前記一部分が、前記第1の材料の前記一部分上に形成された前記第3の材料を有する前記第1の材料の前記一部分とは異なる、請求項1に記載のディスプレイ機器構成要素。
【請求項4】
ディスプレイ機器構成要素であって、
表面
、及び
エッジに光源境界面を有する光導波路と、
前記光導波路の前記表面上に形成された第1の材料と、
前記第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、を備え、
前記第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、
前記第1の材料が、様々な光散乱粒子体積密度を有し、
前記光散乱粒子体積密度が、前記光源境界面から離れる距離が増加するにつれて前記光導波路の前記表面に沿って比例して増加する、ディスプレイ機器構成要素。
【請求項5】
光導波路上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスであって、
(a)表面
、及び
エッジに光源境界面を有する光導波路上に第1の材料を形成することであって、前記第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、前記第1の材料が、様々な光散乱粒子体積密度を有し、前記光散乱粒子体積密度が、前記光源境界
面から離れる距離が増加するにつれて前記表面上で比例して増加する、形成することと、
(b)前記第1の材料上に第2の材料を形成することと、を含む、プロセス。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
様々な透明材料が、光の内部全反射のための光導波路として従来から使用されている。このような光導波路の例は、光ファイバ及びアクリルまたはガラスシートである。
【0002】
しかしながら、内部全反射は、光媒体(光導波路)の表面内の刻印マークによって画像状基準上で「フラストレート」され得、このため内部反射光が、部分的に外部に屈折し、光導波路を漏れ出る。光媒体の表面内の刻印マークは、画像が空間内で「浮遊する」ように見える様々な光学的サインの生産を可能にする。
【発明の概要】
【0003】
図1は、一片のアクリル10が光源(LED)20を有するエッジ点灯されている、従来のエッジ点灯サインを示す。光は、アクリル10と空気との間の境界角(
図2に例示されるように)を導く刻印領域(11、12、及び13)に光が衝突する場所を除いてアクリル10内で内部反射される。刻印プロセスによって形成された境界角は、内部反射を「フラストレート」し、光がこれらの点(11、12、及び13)においてアクリル10を漏れ出ることを可能にする。この種類の撮像の効果は、光が、刻印画像(11、12、及び13)内で生じるように見えるので目立つものである。
【0004】
図2に例示されるように、光源からの光25は、それが、刻印区分11に衝突するまで光導波路10内で全反射される。刻印区分11において、光25の一部分は、フラストレートされ、漏れ出た光27として光導波路の外に屈折される。刻印区分11でのこの屈折は、光が、刻印画像区分11内で生じるように見えることを引き起こす。
【0005】
しかしながら、この手法に対し欠点が存在する。第1に、光の色が照明源の色であるので、画像が単色になる傾向がある。
【0006】
この制限は、
図3に例示されるように、各々が、特定色と関連する画像(11、125、及び135)によってエッチングされ、その色の光源(20、22、及び24)によって照明された、数片のアクリルまたは光導波路(10、16、及び18)を使用することによって克服され得る。
【0007】
この解決策は、複雑であり、数片のエッチングされた光導波路及び数個のエッジ照明源を必要とする。
【0008】
第2の欠点は、レーザ刻印機械が、ラスタ化されたハーフトーンパターンではなく、線を描画することである。したがって、レーザ刻印は、刻印を線画に制限し、ハーフトーン化を提供することができる濃淡レベル及び/または濃度レベルを提供することができない。
【0009】
レーザ刻印を利用することの第3の欠点は、一度画像が刻印されると、光導波路を他の画像のために再使用することができないことである。
【0010】
したがって、単一光導波路の表面から複数の異なる色を有する画像の放射を可能にするシステムまたはプロセスを提供することが望ましい。
【0011】
単一光導波路の表面から可変濃淡レベルまたは可変光密度レベルを有する画像の放射を可能にするシステムまたはプロセスを提供することがさらに望ましい。
【0012】
他の画像を放射するために光導波路の再使用性を維持しつつ、単一光導波路の表面から複数の異なる色を有する画像の放射を可能にするシステムまたはプロセスを提供することがまた望ましい。
【0013】
他の画像を放出するために光導波路の再使用性を維持しつつ、単一光導波路の表面から可変濃淡レベルまたは可変光密度レベルを有する画像の放射を可能にするシステムまたはプロセスを提供することが加えて望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】従来の刻印光導波路ディスプレイシステムを例示する。
【
図2】
図1の従来の刻印光導波路ディスプレイシステムの刻印エリアを例示する。
【
図3】従来の複数色刻印光導波路ディスプレイシステムを例示する。
【
図5】2つの媒体間の境界における光の屈折を例示する。
【
図6】画像を表示するためにマーキング材料を利用する光導波路ディスプレイシステムを例示する。
【
図7】
図6のマーキング材料を利用する光導波路ディスプレイシステムの散乱特性及び屈折特性を例示する。
【
図8】画像を表示するために粗面を有するマーキング材料を利用する光導波路ディスプレイシステムを例示する。
【
図9】
図8のマーキング材料を利用する光導波路ディスプレイシステムの屈折特性を例示する。
【
図10】
図6の光導波路を通って進む光のための様々な光路に対する角度値を示す表である。
【
図11】
図8の光導波路を通って進む光のための様々な光路に対する角度値を示す表である。
【
図12】単一光導波路の表面から複数の異なる色を有する画像を表示する光導波路ディスプレイシステムを例示する。
【
図13】光導波路であって、その上に前側画像及び後側画像を有する、光導波路を例示する。
【
図14】光導波路であって、その上に前側画像及び後側画像を有する、光導波路の別の実施形態を例示する。
【
図15】光導波路であって、その上に前側画像及び後側画像を有する、光導波路の追加の実施形態を例示する。
【
図16】光導波路であって、その上に前側画像及び後側画像を有する、光導波路の更なる実施形態を例示する。
【
図17】3次元画像を表示する光導波路ディスプレイシステムを例示する。
【
図18】画像及び白色の背景を作成するためにマーキング材料を利用する光導波路を例示する。
【
図19】透明媒体上に事前印刷された粗面を有するマーキング材料を利用する光導波路を例示する。
【
図20】透明媒体上に事前印刷されたマーキング材料を利用する光導波路を例示する。
【
図21】光導波路であって、その上に前側粗面画像及び後側2層マーキング材料画像を有する、光導波路を例示する。
【
図22】画像を表示する光導波路ディスプレイシステムであって、その中に単一光導波路の表面からの白色の背景及び有色または黒色の画像を有する、光導波路ディスプレイシステムを例示する。
【
図23】白色のマーキング材料を使用して印刷された、単一光導波路の表面からの黒色及び白色の画像を表示する光導波路ディスプレイシステムを例示する。
【
図24】エッジ照明された3次元画像/物体ディスプレイを作成する複数光導波路を例示する。
【
図25】3次元物体上に印刷するように構成された代表的印刷システムを例示する。
【
図26】印刷ヘッドの配列を通り過ぎる物体の運動を可能にする二重支持部材を使用する
図25の印刷システムの他の実施形態を例示する。
【
図27】印刷ヘッドの配列を通り過ぎる物体の運動を可能にする二重支持部材を使用する
図25の印刷システムの他の実施形態を例示する。
【
図28】
図26または
図27に示される実施形態のうちの1つが設置され得るキャビネットを例示する。
【
図33】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図34】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図35】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図36】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図37】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図38】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図39】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図40】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図41】異なる種類の物体を保持するための
図26または
図27に示される物体ホルダの様々な構成を例示する。
【
図42】製造環境において有用である印刷システムの実施形態を例示する。
【
図43】システムの構成を検証するために媒体シートがテストパターンによって印刷されることを可能にする
図25の印刷システム内の物体ホルダの実施形態を例示する。
【
図44】システムの構成を検証するためにテストパターンが部材の表面上に印刷されることを可能にするように
図25の印刷システム内の物体ホルダに選択的に取り付け可能である部材の実施形態を例示する。
【
図45】粗切断エッジを有する従来の光導波路を例示する。
【
図46】平滑な光導波路光源境界を作成するためにマーキング材料によって平滑化された従来の粗切断エッジを有する光導波路を例示する。
【
図47】平滑な光導波路面を作成するためにマーキング材料によって平滑化された従来の刻印画像を有する光導波路を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0015】
概略的理解のために、図面の参照がなされる。図面において、いくつかの事例では、同様の参照が同一または等しい要素を示すために全体を通して使用されている。図面が正確な縮尺で描画されていない場合があり、一定の領域が、特徴及び概念が適切に例示され得るために、故意に不均衡に描画されている場合があることがまた留意される。
【0016】
上記のように、光導波路は、画像を表示する媒体を提供するために利用されている。画像の表示は、スネルの法則の原理を利用する。
【0017】
スネルの法則によると、臨界角は、屈折角が90°である入射角である。入射角は、
図4に例示されるように、屈折境界において法線(z軸)に対して測定される。
【0018】
図4に例示されるように、光線は、ガラス(n
1)から空気(n
2)内に通過する。境界(x軸)から放射する光は、ガラス(n
1)の方に曲げられる(角度θ
t)。入射角(角度θ
i)が十分に大きくなると、伝達角(空気内)は、90度に達する。この地点において光は、空気内に伝達されない。臨界角θ
cは、スネルの法則によって与えられる。
【0019】
【0020】
屈折が起こらない入射角を判定するために、スネルの法則が以下のように再編成される。
【0021】
【0022】
臨界角を見つけるために、θt=90°のときのθiに対する値を求め、したがって、以下のようになる。
【0023】
【0024】
結果としてθiの値は、臨界角θcに等しくなる。
【0025】
θiを求めることで、臨界角の方程式は、以下のようになる。
【0026】
【0027】
入射光線が正確に臨界角θ
cである場合、屈折光線は、入射地点(
図4のx軸)において境界の接線になる。
【0028】
例えば、光がアクリルまたはガラス等の光導波路(1.55の屈折率を有する)を通って空気(1.00の屈折率を有する)内に進んだ場合、計算は、光導波路から空気内への光に対する臨界角を以下のように与えることになる。
【0029】
【0030】
この例において、法線(
図4のz軸)に対して、境界(
図4のx軸)上で41.8°未満の角度を有する光の入射は、部分的に伝達されることになるが、一方で法線(
図4のz軸)に対して、境界上でより大きな角度における光の入射は、内部全反射されることになる。
【0031】
分数n2/n1が1よりも大きい場合、アークサインが画定されず、その内部全反射が非常に浅いまたはかする程度の入射角でさえ生じないことを意味する。臨界角は、n2/n1が1以下であるときのみ画定される。
【0032】
図5は、2つの媒体(空気及び水)の間の境界における光の屈折の別の例を示す。
図5に例示されるように、水から空気に進む光の入射角θ
1が臨界角θ
c未満であるとき、光は、角度θ
2で屈折される。一方で、
図5に例示されるように、水から空気に進む光の入射角θ
1が臨界角θ
cであるとき、光は、水/空気境界に対して平行に進むように屈折される。最後に、
図5に例示されるように、水から空気に進む光の入射角θ
1が臨界角θ
cよりも大きいとき、光は、入射光の内部全反射を引き起こすように角度θ
2で反射される。
【0033】
従来の透明媒体(光導波路)上の画像の刻印に対する代替は、印刷システムを使用して、液体インク、紫外線硬化インク、トナー、固体インク等のマーキング材料によって透明媒体(光導波路)上に直接印刷することである。
【0034】
以下に説明される様々な実施形態において、周囲の媒体(空気等)とは著しく異なる屈折率を有する光導波路が利用される。例えば、約1.5の屈折率を有するアクリル製の光導波路が、周囲の媒体が約1の屈折率を有する空気であるときに利用され得る。
【0035】
さらに、以下に説明される様々な実施形態において、光導波路の屈折率に実質的に等しい屈折率を有するマーキング材料が利用される。
【0036】
例えば、約1.4の屈折率を有するマーキング材料が、下にある光導波路が約1.5の屈折率を有するときに利用され得る。
【0037】
上述された例を考慮すると、入射光が光導波路と空気との境界で内部全反射されるが、光導波路とマーキング材料との境界で部分的に外部に屈折されることを引き起こす、光入射(LED光源から放射する光等)の一定の角度が存在する。
【0038】
屈折率におけるこれらの差は、マーキング材料が存在しない領域内で光導波路内での入射光の閉じ込め、一方でマーキング材料が存在する領域内で光の放出を可能にする。
【0039】
マーキング材料に入る光を有することに際して、画像の照明を認識するために、光またはその一部分は、光がマーキング材料と空気との境界で内部全反射されることを防止するためにマーキング材料を出なければならない。
【0040】
より具体的には、マーキング材料の上面が平滑である場合、マーキング材料と空気との境界における入射角は、光がマーキング材料内で内部全反射し、空気内かつ観察者の方に放出されないようにする。
【0041】
光がマーキング材料を出ることを可能にするようにマーキング材料と空気との境界で光の屈折を可能にするために、
図6は、白色のマーキング材料40が光導波路10の観察30表面上に印刷される、光導波路10を例示する。その後、別の(有色の)マーキング材料50が白色のマーキング材料40の上面上に印刷される。
【0042】
マーキング材料40は、光散乱性またはその中に埋め込まれた光散乱粒子を有する透明マーキング材料であり得ることが留意される。
【0043】
マーキング材料40が光散乱性を有するかまたはその中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、このため光源20からの入射光が、複数角度で散乱され、このため散乱光の角度のうちの少なくとも1つが臨界角未満の角度でマーキング材料と空気との境界上への入射であることになり、このため光が空気内へマーキング材料50を出得ることがさらに留意される。
【0044】
白色のマーキング材料40の屈折率が光導波路10の屈折率に実質的に等しく、このため光が光導波路10を出て白色のマーキング材料40を貫通することになることが留意される。
【0045】
白色のマーキング材料40は、入ってくる光が全方向に散乱することを引き起こし、このいくつかが白色のマーキング材料40を出て、白色のマーキング材料40の屈折率がマーキング材料50の屈折率に実質的に等しいのでマーキング材料50を通って直線に進むことになる。入射角に基づいて、マーキング材料50に入る光のいくつかは、マーキング材料と空気との境界で外部に屈折し、観察者30の方に進むことになる。
【0046】
図7は、
図6の印刷された光導波路10内の光の経路の説明図である。
図7に示されるように、入射光25は、光導波路10内で内部反射される。光導波路と白色のマーキング材料との境界において、白色のマーキング材料40の屈折率が光導波路10の屈折率に実質的に等しいので、入射光25は、光導波路10を出て白色のマーキング材料40を貫通することになる。
【0047】
埋め込み済み散乱粒子45に衝突することに際して、入射光25は、散乱光26を作成するように複数角度で散乱される。白色のマーキング材料とマーキング材料との境界において、白色のマーキング材料40の屈折率がマーキング材料50の屈折率に実質的に等しいので、散乱光26は、白色のマーキング材料40を出てマーキング材料50を貫通することになる。
【0048】
マーキング材料と空気との境界において、マーキング材料50の屈折率が空気の屈折率とは実質的に異なるので、光27(屈折された)は、散乱光26の入射角がマーキング材料と空気との境界の臨界角未満であるとき、空気内へマーキング材料50を出ることになる。
【0049】
さらに、光がマーキング材料を出ることを可能にするようにマーキング材料と空気との境界での光の屈折を可能にするために、
図8は、(有色の)マーキング材料50が光導波路10の観察30表面上に印刷されている、光導波路10の別の例を例示する。この実施形態において、マーキング材料50の上面55が、上面55が粗く、刻印表面を模倣するように形成される。
【0050】
マーキング材料50の屈折率が光導波路10の屈折率に実質的に等しく、このため光源20からの光が光導波路10を出てマーキング材料50を貫通することになることが留意される。
【0051】
したがって、マーキング材料と空気との境界の粗面と相互作用する光の入射角に基づいて、マーキング材料50に入る光のいくつかは、マーキング材料と空気との境界で外部に屈折して観察者30の方に進むことになる。
【0052】
図9は、
図8の印刷された光導波路10内の光の経路の説明図である。
図9に示されるように、入射光25は、光導波路10内で内部反射される。
【0053】
光導波路とマーキング材料との境界において、マーキング材料50の屈折率が光導波路10の屈折率に実質的に等しいので、入射光25は、光導波路10を出てマーキング材料50を貫通することになる。
【0054】
マーキング材料と空気との境界において、マーキング材料50の屈折率が空気の屈折率とは実質的に異なるので、光27(屈折された)は、光25の入射角がマーキング材料と空気との境界の衝突表面の臨界角未満であるとき、空気内へマーキング材料50を出ることになる。
【0055】
図10は、
図6及び7に例示されるように、光導波路を通る様々な光路の概要を提供する表である。より具体的には、光路は、光が照明源(LED)から左に光導波路に入るように画定される。
【0056】
光は、その後、空気と光導波路との境界で屈折され、全角度に対して複数の光導波路と空気との境界で内部反射される。光は、いくつかの角度に対して、光導波路と白色のマーキング材料との境界で部分的に外部に屈折され、白色のマーキング材料内の散乱粒子によって散乱される。
【0057】
散乱光は、有色のマーキング材料を通って直線に進み(マーキング材料が類似の屈折率を有するので)、その後、有色のマーキング材料と空気との境界で多くの入射角を作成した散乱により、光の大部分が有色のマーキング材料を出て観察者の方に進む。
【0058】
図10に示されるように、左端で、光は、0~90度の範囲の入射角θ
iで光導波路に入る(例えば、LEDから)。示された屈折角θ
r1は、スネルの法則に基づいて計算される。θ
r1経路に沿う光線は、光導波路と空気との境界に衝突し、それにより、全ての考えられるθ
r1について、光は、光導波路内で内部全反射されることになる(破線の範囲61内で#NUM!によって示される)。値、#NUM!は、屈折光線に対する解が存在しないことを示す。
【0059】
光導波路内で前後に振動した後、光線は、光導波路と空気との境界に衝突したときと同一角度で光導波路と白色のマーキング材料との境界に衝突することになる。
【0060】
しかしながら、空気(1.0)と白色のマーキング材料(例えば、1.4)との間の屈折率の差及び入射角への依存により、光のいくつかは、光導波路内で内部反射される代わりに白色のマーキング材料内へ外部に屈折される。
図10の破線の範囲62内のセルは、光導波路と空気との境界で完全に内部反射され、かつ光導波路と白色のマーキング材料との境界で部分的に外部に屈折されることになる光線を識別する。したがって、光は、白色のマーキング材料に入ることになる。
【0061】
白色のマーキング材料が光を様々な角度で散乱するので、これらの散乱光線は、その後、有色のマーキング材料及び白色のマーキング材料が類似の屈折率を有するので、有色のマーキング材料を通って直接進む。有色のマーキング材料と空気との境界上の多くの入射角によって、多くの光線が内部反射されないことになり、外部に屈折されて観察者によって観察されることになる。
【0062】
図11は、
図8及び9に例示されるように、光導波路を通る様々な光路の概要を提供する表である。より具体的には、光路は、光が照明源(LED)から左に光導波路に入るように画定される。光は、その後、空気と光導波路との境界で屈折され、全角度に対して複数の光導波路と空気との境界で内部反射される。光は、いくつかの角度に対して光導波路とマーキング材料との境界で部分的に外部に屈折される。
【0063】
外部への屈折光は、マーキング材料を通って進み、その後、マーキング材料が粗面を有するので、マーキング材料と空気との境界での多くの入射角を作成し、光の大部分は、マーキング材料を出て観察者の方に進む。
【0064】
図11に示されるように、左端で、光は、0~90度の範囲の入射角θ
iで光導波路に入る(例えば、LEDから)。示された屈折角θ
r1は、スネルの法則に基づいて計算される。θ
r1経路に沿う光線は、光導波路と空気との境界に衝突し、それにより、全ての考えられるθ
r1について、光は、光導波路内で内部全反射されることになる(破線の範囲63内で#NUM!によって示される)。値、#NUM!は、屈折光線に対する解が存在しないことを示す。
【0065】
光導波路内で前後に振動した後、光線は、光導波路と空気との境界に衝突したときと同一角度で光導波路とマーキング材料との境界に衝突することになる。
【0066】
しかしながら、空気(1.0)とマーキング材料(例えば、1.4)との間の屈折率の差及び入射角への依存により、光のいくつかは、光導波路内で内部反射される代わりにマーキング材料内へ外部に屈折される。
【0067】
図11の破線の範囲64内のセルは、光導波路と空気との境界で完全に内部反射され、かつ光導波路とマーキング材料との境界で部分的に外部に屈折されることになる光線を識別する。したがって、光は、マーキング材料に入ることになる。
【0068】
マーキング材料が粗面を有するので、様々な入射角を生じさせる。マーキング材料と空気との境界上の多くの入射角によって、多くの光線が内部反射されないことになり、外部に屈折されて観察者によって観察されることになる。
【0069】
言い換えると、マーキング材料の上面が平滑である場合、マーキング材料に入る光の全てがマーキング材料と空気との境界で内部全反射されることになる。しかしながら、入射角が表面粗さによって変更される場合、光は、マーキング材料を漏れ出ることになる。
【0070】
図11に例示されるように、マーキング材料と空気との境界に衝突する光線(破線の範囲65内のセル)の入射角は、表面粗さの効果を定量化する。
【0071】
したがって、表面粗さは、光のいくつかがマーキング材料と空気との境界で外部に屈折され、観察者の方にマーキング材料を出ることを引き起こす。
【0072】
破線の範囲65のこれらのセルは、表にわたって追跡され得、LEDからの一定入射角で始まり、マーキング材料が存在しない場所で内部反射され、マーキング材料内に屈折し、その後、表面粗さによってマーキング材料の外に屈折する。
【0073】
印刷マーキング材料の表面粗さは、ハーフトーン化を通して改良され得ることが留意される。
【0074】
図12は、光導波路10が、光源20によって照明されたとき、印刷画像110、1120、及び113を表示する、光導波路ディスプレイシステムを例示する。画像110、1120、及び113が光導波路10上に印刷されるので、画像は、異なる色であり得、それらの色を画定するために光源20の色に依存しない。
【0075】
さらに、画像110、1120、及び113は、
図6及び7の二重マーキング材料構造または
図8及び9の粗面構造を有するマーキング材料を備え得る。
【0076】
図13は、光導波路10が、光源20によって照明されたとき、光導波路10の両側面上に印刷された画像を表示する、光導波路ディスプレイシステムを例示する。画像が光導波路10の両側面上に印刷されるので、画像は、観察者側30に対して光導波路10の表面側に依存して異なって構築される。
【0077】
図13に例示されるように、光導波路10(観察者側30)の前面上で、画像は、
図6に例示されたものと同一様式で構築され、白色のマーキング材料40が光導波路10の前面上に印刷され、マーキング材料50の印刷が後に続く。
【0078】
光導波路10の前面上の画像が光源20によって照明されるとき、印刷画像(40及び50)は、観察者30によって観察される。
【0079】
図13にさらに例示されるように、光導波路10の後面上で、画像は、異なる様式で構築され、マーキング材料55が光導波路10の後面上に印刷され、白色のマーキング材料45の印刷が後に続く。
【0080】
光導波路10の後面上の画像が光源20によって照明されるとき、印刷画像(45及び55)は、観察者30によって観察される。
【0081】
光導波路10の厚さは、異なる深さで画像が提示されるような厚さであり得、これによって、1つの画像がもう1つの画像の前で浮遊しているように見えるようにすることが留意される。
【0082】
図14は、光導波路10が、光源20によって照明されたとき、光導波路10の両側面上に印刷された画像を表示し、かつ両方の観察者側(30及び31)から観察され得る、光導波路ディスプレイシステムを例示する。この実施形態において、画像は、同一構造を使用して光導波路10の両側面上に印刷される。
【0083】
図14に例示されるように、光導波路10(観察者側30)の前面上で、画像は、光導波路10の前面上に印刷される白色のマーキング材料40で構築される。
【0084】
光導波路10の前面上の画像が光源20によって照明されるとき、光導波路10の前面上の印刷画像40は、観察者30及び観察者31によって観察される。
【0085】
図14にさらに例示されるように、光導波路10の後面上で、画像はまた、光導波路10の後面上に印刷される白色のマーキング材料45で構築される。
【0086】
光導波路10の後面上の画像が光源20によって照明されるとき、光導波路10の後面上の印刷画像45は、観察者30及び観察者31によって観察される。
【0087】
光導波路10の厚さは、異なる深さで画像が提示されるような厚さであり得、これによって、1つの画像がもう1つの画像の前で浮遊しているように見えるようにすることが留意される。
【0088】
図15は、光導波路10が、光源20によって照明されたとき、光導波路10の両側面上に印刷された画像を表示し、かつ一方の観察者側のみが両方の画像を観察することができる、光導波路ディスプレイシステムを例示する。この実施形態において、画像は、異なる構造を使用して光導波路10の両側面上に印刷される。
【0089】
図15に例示されるように、光導波路10(観察者側30)の前面上で、画像は、
図6に例示されたものと同一様式で構築され、白色のマーキング材料40が光導波路10の前面上に印刷され、マーキング材料50の印刷が後に続く。
【0090】
光導波路10の前面上の画像が光源20によって照明されるとき、印刷画像(40及び50)は、観察者30によってのみ観察され得る。
【0091】
図15にさらに例示されるように、光導波路10の後面上で、画像はまた、光導波路10の後面上に印刷される白色のマーキング材料45で構築される。
【0092】
光導波路10の後面上の画像が光源20によって照明されるとき、光導波路10の後面上の印刷画像45は、観察者30及び観察者31によって観察され得る。
【0093】
言い換えると、
図15の実施形態は、両方の画像が観察者30によって観察されることを可能にするが、観察者31は、光導波路10の前面上の画像を観察することができない。
【0094】
さらに
図15に例示されるように、光導波路10の前面上に印刷された画像は、白色の背景を有する有色画像であり得、それは、観察者30によって有色画像としてのみ観察可能である。一方で、光導波路10の後面上に印刷された画像は、単色画像であり、観察者30及び観察者31によって観察可能である。
【0095】
光導波路10の厚さは、異なる深さで画像が提示されるような厚さであり得、これによって、1つの画像がもう1つの画像の前で浮遊しているように見えるようにすることが留意される。
【0096】
図16は、光導波路10が、光源20によって照明されたとき、光導波路10の両側面上に印刷された画像を表示する、光導波路ディスプレイシステムを例示する。この実施形態において、画像は、異なる構造を使用して光導波路10の両側面上に印刷される。
【0097】
図16に例示されるように、光導波路10(観察者側30)の前面上で、画像が構築され、マーキング材料50が光導波路10の前面上に印刷される。
【0098】
図16にさらに例示されるように、光導波路10の後面上で、画像はまた、光導波路10の後面上に印刷される白色のマーキング材料45で構築される。
【0099】
光導波路10の前面上の画像は、単独で観察可能ではない。後側の画像は、パネルを通して観察者30によって観察可能である。
【0100】
図16に例示されるように、前画像は、白色の背景がない有色画像であり得る。有色画像は、散乱が存在しないので、一般的に単独で観察可能ではない。後側の画像は、白色のマーキング材料45と共に作成された単色画像であり、観察者30及び観察者31によって観察可能である。
【0101】
前画像及び後画像が共に組み合わされるとき、前側の画像は、後側の画像(白色のマーキング材料45)が散乱光を提供するとき、観察者30の方向で観察可能になる。
【0102】
光導波路10の後面上の画像が光源20によって照明されるとき、光導波路10の後面上の印刷済み画像45は、観察者30及び観察者31によって観察され得る。
【0103】
後側画像が光導波路10を通して観察可能であるべきことが留意される。前側画像は、散乱する観察可能な画像または透明な観察不可能な画像であり得る。
【0104】
前側画像は、後側画像のための十分な透明観察エリアが存在するように、薄いものであり得る。
【0105】
光導波路10の厚さは、異なる深さで画像が提示されるような厚さであり得、これによって、1つの画像がもう1つの画像の前で浮遊しているように見えるようにすることが留意される。
【0106】
図17は、3次元画像を表示するためのディスプレイ機器を例示する。
図17に例示されるように、複数の光導波路(10、12、及び14)がある。各光導波路は、二側面画像が
図13の実施形態で構築されたときと同一様式で光導波路の両側面に対して画像がその上に印刷されている。
【0107】
より具体的には、各光導波路の前面(観察者側30)上で、白色のマーキング材料40が光導波路の前面上に印刷され、マーキング材料50の印刷が後に続く。
【0108】
光導波路の前面上の画像が光源20によって照明されるとき、印刷画像(40及び50)は、観察者30によって観察される。
【0109】
図17にさらに例示されるように、各光導波路の後面上で、マーキング材料55が光導波路の後面上に印刷され、白色のマーキング材料45の印刷が後に続く。
【0110】
光導波路の後面上の画像が光源20によって照明されるとき、印刷画像(45及び55)は、観察者30によって観察される。
【0111】
図18は、白色の背景であって、その上に印刷される画像に対する、白色の背景を提供可能な光導波路を例示する。
図18に例示されるように、白色のマーキング材料400は、画像エリア全体にわたって印刷される。その後、マーキング材料50が白色のマーキング材料400上に印刷される。
【0112】
白色のマーキング材料400が様々な光散乱粒子体積密度を有し、光散乱粒子体積密度が、光導波路の光源境界から離れる距離が増加するにつれて、光導波路の表面に沿って比例して増加することが留意される。
【0113】
光散乱粒子体積密度が、光導波路の光源境界からの距離が増加するにつれて比例して増加しなかった場合、光の大部分が光源境界の近傍で光導波路を漏れ出ることになり、光導波路の中央内で画像を適切に照明するために十分な光が存在することになる。
【0114】
光源境界は、光源から入射光を受容する光導波路の境界(面)である。
【0115】
画像は、マーキング材料50を使用して白色のマーキング材料400上に印刷される。
【0116】
図19は、画像が透明媒体70に最初に印刷され、透明媒体70が光導波路10に取り付けられる、光導波路を例示する。
図19に例示されるように、粗面55を有するマーキング材料50は、透明媒体70上に印刷される。
【0117】
透明媒体70が、透明媒体70と光導波路10との間の空隙が存在しないように、光導波路10に取り付けられるべきであることが留意される。
【0118】
例えば、透明媒体70は、硬化する前に空隙を除去するように伸ばされる硬化剤を使用して光導波路に結合され得る。
【0119】
透明媒体70が、光導波路10の屈折率に実質的に等しい屈折率を有する光導波路であり得ることが留意される。
【0120】
図20は、画像が透明媒体70に最初に印刷され、透明媒体70が光導波路10に取り付けられる、光導波路を例示する。
図20に例示されるように、白色のマーキング材料40は、透明媒体70上に印刷され、マーキング材料50の印刷が後に続く。
【0121】
透明媒体70が、透明媒体70と光導波路10との間の空隙が存在しないように、光導波路10に取り付けられるべきであることが留意される。
【0122】
例えば、透明媒体70は、硬化する前に空隙を除去するように伸ばされる硬化剤を使用して光導波路に結合され得る。
【0123】
透明媒体70が、光導波路10の屈折率に実質的に等しい屈折率を有する光導波路であり得ることが留意される。
【0124】
図21は、光導波路10が、光源20によって照明されたとき、光導波路10の両側面上に印刷された画像を表示する、光導波路ディスプレイシステムを例示する。画像が光導波路10の両側面上に印刷されるので、画像は、観察者側30に対して光導波路10の表面側に依存して異なって構築される。
【0125】
図21に例示されるように、光導波路10(観察者側30)の前面上で、画像が
図8に例示されたものと同一様式で構築され、粗面55を有するマーキング材料50が光導波路10の前面上に印刷される。
【0126】
光導波路10の前面上の画像が光源20によって照明されるとき、印刷画像(粗面55を有する50)は、観察者30によって観察される。
【0127】
図21にさらに例示されるように、光導波路10の後面上で、画像は、異なる様式で構築され、マーキング材料55が光導波路10の後面上に印刷され、白色のマーキング材料45の印刷が後に続く。
【0128】
光導波路10の後面上の画像が光源20によって照明されるとき、印刷済み画像(45及び55)は、観察者30によって観察される。
【0129】
光導波路10の厚さは、異なる深さで画像が提示されるような厚さであり得、これによって、1つの画像がもう1つの画像の前で浮遊しているように見えるようにすることが留意される。
【0130】
図22は、画像エリア35に対して白色の背景を提供可能な光導波路10を例示する。
図22に例示されるように、白色のマーキング材料40は、紙様均一背景を作成するように画像エリア35にわたって印刷される。
【0131】
白色のマーキング材料40は、画像エリア全体35にわたって印刷され得ることが留意される。その後、マーキング材料57が白色のマーキング材料40上に印刷される。
【0132】
マーキング材料57が黒色の画像を提供し得、これによって、光導波路10上に表示する(照明する)ための黒色/白色の画像を提供することが留意される。
【0133】
白色のマーキング材料40が様々な光散乱粒子体積密度を有し得、光散乱粒子体積密度が、光導波路の光源境界から離れる距離が増加するにつれて、光導波路の表面に沿って比例して増加することが留意される。
【0134】
光源境界は、光源から入射光を受容する光導波路の境界(面)である。
【0135】
図22に関して、光導波路10内に閉じ込められる(内部反射される)光は、白色のマーキング材料40に入り、白色のマーキング材料40によって均一に散乱されるようになる。散乱光は、その後、マーキング材料57によって吸収され、これは、画像状形式で黒色または色を生成し得る。本質的に、画像は、マーキング材料57を通した光の吸収によって作成される。
【0136】
図23は、画像エリア35内で黒色/白色画像を生成可能な光導波路10を例示する。
図23に例示されるように、白色のマーキング材料40は、画像エリア35内で、画像状形式で印刷される。
【0137】
図23に関して、光導波路10内に閉じ込められる(内部反射される)光は、白色のマーキング材料40に入り、白色のマーキング材料40によって画像状形式で散乱されるようになる。散乱光の一部分は、白色のマーキング材料40を出て観察者によって観察される。本質的に、画像は、白色のマーキング材料40内の散乱粒子を通した光の散乱によって作成される。
【0138】
画像内の濃淡が意図される画像に従う散乱の大きさ/強さの調節によって提供され得ることが留意される。
【0139】
例えば、画像エリア35の特定領域内で印刷された白色のマーキング材料40の量を制御することによって、散乱量(大きさ/強さ)が制御され得る。より具体的には、より大きく散乱すると(より大きな大きさ/強さ)、エッジライトによって照明されたとき、その領域内により明るい画像が見えることになる。
【0140】
これに対して、より小さく散乱すると(より小さい大きさ/強さ)、エッジライトによって照明されたとき、その領域内により暗い画像が見えることになる。
【0141】
画像を作成するための白色のマーキング材料40の使用は、単色画像の効果的な作成を可能にする。また、画像を作成するための白色のマーキング材料40の使用は、より暗いエリアの大きなエリアを有する濃淡画像の効果的な作成を可能にする。
【0142】
図24は、3次元画像の作成に使用される複数光導波路10を例示する。
図24に例示されるように、各光導波路10は、その上に印刷された画像の一部分を有する。
【0143】
例えば、
図24に例示されるように、画像80の一部分は、各光導波路10の1つの表面上に印刷される。さらに、
図24に例示されるように、画像82の一部分は、光導波路10の部分集合の両側面上に印刷される。最後に、
図24に例示されるように、画像84の一部分は、各光導波路10の両側面上に印刷される。
【0144】
画像は、
図24において、上記の任意の様々な印刷プロセス(有色、単色、表面粗さ、散乱、様々な有色/白色階層化法等)を使用して作成され得る。
【0145】
さらに、各光導波路10は、独立して印刷され得、1つの表面上に印刷され得るか、または両方の表面上に印刷され得る。
【0146】
光導波路10が均一に離間され得ることが留意される。さらに、画像が光導波路の両方の表面上に印刷される場合、光導波路間の離間が観察を最適化するように調節され得る、及び/または光導波路の厚さが観察を最適化するように調節され得る。
【0147】
画像が、画像深さが大部分で観察可能であるために十分な透明エリアが存在するように薄くあるべきことがさらに留意される。
【0148】
図24に例示されるように、各光導波路上の各画像は、3次元画像または物体のスライスを表現する。画像または物体は、フルカラーを有する外面の輪郭であり得る。さらに、画像または物体は、中空の外観を与えるために内側構造体を含み得る。
【0149】
上記の様々な実施形態に関して、印刷画像を照明することに利用される光導波路は、マーキング材料を光導波路から除去することによって即座に再使用され得る。
【0150】
言い換えると、エッジ照明向けの光導波路上の画像は、液体インク、紫外線硬化インク、トナー、及び/または固体インク等の様々なマーキング材料を使用してまず印刷され得る。
【0151】
その後、印刷画像は、表面の光学的品質を低下させることなく光導波路から除去され得る。光導波路の表面がリフレッシュされた後、光導波路は、新しい画像を印刷するために再使用され得る。
【0152】
例えば、紫外線硬化インクがマーキング材料として利用される場合、光導波路材料を害することのないアセトン等の溶剤または洗浄液が、紫外線硬化インク上の印刷を除去するためにごくわずかな機械的洗浄と共に使用され得る。必要であれば、光導波路は、再使用される前に軽微な傷に対して補修され得る。
【0153】
別の例において、硬質ガラスが光導波路として利用される場合、アセトン等の化学溶剤及び機械的撹拌の両方が表面上のマーキング材料を除去するために使用され得る。
【0154】
上記の洗浄プロセスはまた、マーキング材料の一部分のみを除去するためにも使用され得る。さらに、光導波路が刻印画像及び印刷画像の両方を含む場合、上記の洗浄プロセスは、刻印画像を妨害することなくマーキング材料を除去するために使用され得る。
【0155】
最後に、上記の洗浄プロセスは、両方の表面からマーキング材料を除去するか、または1つの表面からマーキング材料を除去するように、両側(面)印刷光導波路からマーキング材料を除去するために使用され得る。
【0156】
光導波路面の再使用性は、(1)信頼性及び正確性のためのテスト印刷プロセス、(2)利用する前に光導波路による画像及びライトを確認すること、(3)ユーザが一時的光導波路ディスプレイを印刷及び製作し、恒久的なものを製作する前にそれを短期間使用し得る、試用、(4)恒久的光導波路がカスタム画像を印刷して顧客が賃借することを可能にするように使用され得る、賃借、(5)所望されるときに内容が変更され得る、再使用、(6)恒久的であることを意図されない内容のみが除去される、刻印を印刷と組み合わせること、を可能にする。
【0157】
上記の様々な実施形態において、光導波路が、その上に印刷された画像の照明を実施するエッジライトと提供されることが留意される。
【0158】
エッジライトは、光導波路側縁または光導波路光源境界での光導波路の照明である。光導波路側縁または光導波路光源境界は、画像が印刷される表面に対して実質的に垂直である。
【0159】
光導波路側縁または光導波路光源境界は、好ましくは平滑表面であり、光導波路側縁または光導波路光源境界上の光の入射角は、空気と光導波路との境界の臨界角よりも大きく、このため光は、光導波路内で内部全反射され得る。
【0160】
エッジライトは、単一光源または複数光源によって提供され得る。
【0161】
さらに、エッジライトは、複数の光導波路側縁または光導波路光源境界で提供され得る。
【0162】
光導波路が、画像を表示するために適した平坦平面、曲線表面、または囲まれた物体であり得ることがさらに留意される。
【0163】
また上記のマーキング材料が、液体インク、紫外線硬化インク、トナー、及び/または固体インクであり得ることが留意される。
【0164】
白色のマーキング材料が、光散乱性を有する白色の液体インク、白色の紫外線硬化インク、白色のトナー、及び/または白色の固体インクであり得ることが加えて留意される。
【0165】
さらに、白色のマーキング材料は、白色を有しなくてもよいが、白色のマーキング材料と言及されるマーキング材料は、認識可能な色を有しなくてもよく、光散乱性を有する透明液体インク、透明紫外線硬化インク、透明トナー、及び/または透明固体インクであってもよい。加えて、白色のマーキング材料は、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する透明液体インク、透明紫外線硬化インク、透明トナー、及び/または透明固体インクであってもよい。
【0166】
白色ではないマーキング材料は、有色液体インク、有色紫外線硬化インク、有色トナー、及び/または有色固体インクであってもよく、または白色ではないマーキング材料は、黒色液体インク、黒色紫外線硬化インク、黒色トナー、及び/または黒色固体インクであってもよい。
【0167】
白色ではないマーキング材料が光吸収性を有し得ることが留意される。
【0168】
白色ではないマーキング材料が、赤外線照明を提供する赤外線材料、紫外線照明を提供する紫外線光材料、または白色ではない照明を提供する蛍光材料を有し得ることがさらに留意される。
【0169】
上記の様々な実施形態において、白色のマーキング材料及び白色ではないマーキング材料が画像状様式で光導波路上に印刷または形成されることがまた留意される。言い換えると、マーキング材料は、画像が照明されるべき光導波路の表面の領域内のみに印刷形成される。
【0170】
一方で、白色の背景が作成される場合、白色のマーキング材料は、光導波路の表面全体上に印刷または形成され、白色ではないマーキング材料のみが、画像状様式で印刷または形成される。
【0171】
画像状様式で印刷または形成することは、マーキング材料が照明される画像の画像データに従って配置されることを意味する。
【0172】
上記の様々な実施形態において、及び以下に明らかにされる請求項において、光導波路は、光スペクトルにおいて電磁波(光)をガイドする物理的構造体(平面、ストリップ、またはファイバ)、透明媒体(平面、ストリップ、またはファイバ)、または半透明媒体(平面、ストリップ、またはファイバ)を意味する。
【0173】
さらに、様々な実施形態において、及び以下に明らかにされる請求項において、光導波路は、媒体を通して光が伝播するときに光の内部全反射を支援する物理的構造体(平面、ストリップ、またはファイバ)、透明媒体(平面、ストリップ、またはファイバ)、または半透明媒体(平面、ストリップ、またはファイバ)を意味する。光導波路の例は、ガラス、アクリル、ファイバオプティクス等であり得る。
【0174】
さらに、様々な実施形態において、及び以下に明らかにされる請求項において、光導波路は、媒体を通して光が伝播するときに光の内部全反射を支援する物理的構造体(平面、ストリップ、またはファイバ)、透明媒体(平面、ストリップ、またはファイバ)、または半透明媒体(平面、ストリップ、またはファイバ)を意味する。光導波路の例は、ガラス、アクリル、ファイバオプティクス等であり得る。
【0175】
様々な実施形態において、及び以下に明らかにされる請求項において、光導波路上の材料の形成が、インクジェットプリンタ、インクジェット印刷プロセス、電子写真プリンタ、電子写真印刷プロセス、スクリーンプリンタ、スクリーン印刷プロセス、固体インクプリンタ、固体インク印刷プロセス、3次元プリンタ、3次元プリンタプロセス、プロッタ、ブラシまたはマーキング材料塗布装置を使用して1つ以上のマーキング材料を堆積することによって実現され得ることがまた留意される。
【0176】
様々な実施形態において、及び以下に明らかにされる請求項において、材料の形成が、インクジェットプリンタ、インクジェット印刷プロセス、電子写真プリンタ、電子写真印刷プロセス、スクリーンプリンタ、スクリーン印刷プロセス、固体インクプリンタ、固体インク印刷プロセス、3次元プリンタ、3次元プリンタプロセス、プロッタ、ブラシまたはマーキング材料塗布装置を使用して薄い光透過性基板上に1つ以上のマーキング材料を形成または堆積することによって実現され、薄い光透過性基板が、薄い光透過性基板を光導波路から取り外すことによってマーキング材料の容易な機械的除去を可能にするために接着剤、静電気、または他の手段によって、光導波路に取り付けられることがさらに留意される。
【0177】
図25は、上記のプロセスを利用して3次元物体上に印刷するかまたは光導波路上に印刷するように構成された代表的印刷システム100を例示する。印刷システム100は、印刷ヘッドの配列104、支持部材108、支持部材108に可動に装着された部材112、可動装着部材112に動作自在に接続されたアクチュエータ116、可動装着部材112に装着するように構成された物体ホルダ120、ならびに複数の印刷ヘッド及びアクチュエータに動作自在に接続されたコントローラ124を含む。
【0178】
図25に示されるように、印刷ヘッドの配列104は、2次元配列に配置される。各印刷ヘッドは、マーキング材料の供給源(図示せず)に流体的に接続され、供給源から受容されたマーキング材料を射出するように構成される。印刷ヘッドのいくつかは、同一供給源に接続され得るか、または各印刷ヘッドは、各印刷ヘッドが異なるマーキング材料を射出するようにその専用の供給源に接続され得る。コントローラ124はまた、光センサ350に動作自在に接続される。
【0179】
支持部材108は、印刷ヘッドの配列によって形成された平面に対して平行に位置付けられ、図に示されるように、支持部材108の一端が支持部材の他端よりも高い重力ポテンシャルにあるように配向される。この配向は、印刷システム100が、印刷ヘッドの配列を水平に配向する代替的実施形態よりもより小さな設置面積を有することを可能にし、印刷ヘッドがマーキング材料を物体上に下方に射出することができるように、物体ホルダが水平に配置された印刷ヘッドを通り過ぎて物体を通過させることを可能にするように支持部材、可動装着部材、及び物体ホルダを構成する。
【0180】
部材112は、部材が支持部材に沿って摺動することを可能にするように支持部材108に可動に装着される。いくつかの実施形態において、部材112は、支持部材に沿って両方向に動くことができる。他の実施形態において、支持部材108は、可動装着部材のための通路を形成するために支持部材の下端部へのリターン通路を提供するように構成される。
【0181】
アクチュエータ116は、可動装着部材112に動作自在に接続され、そのためアクチュエータ116は、支持部材108に沿って可動装着部材112を動かし得、可動装着部材112に接続された物体ホルダ120が印刷ヘッドの2次元配列の1次元において印刷ヘッドの配列104を通過することを可能にする。図に描写された実施形態において、物体ホルダ120は、印刷ヘッドの配列104の長さ寸法に沿って物体122を動かす。
【0182】
コントローラ124は、コントローラに動作自在に接続されたメモリ128内に記憶されたプログラム命令によって構成され、そのためコントローラは、印刷システム100内の構成要素を動作させるためにプログラム命令を実行し得る。
【0183】
したがって、コントローラ124は、印刷ヘッドの配列104を通り過ぎて物体ホルダ120を動かすようにアクチュエータ116を動作させ、かつ物体ホルダが印刷ヘッド104の配列を通過するときに物体ホルダ120によって把持された物体上にマーキング材料を射出するように印刷ヘッドの配列104を動作させるように構成される。加えて、コントローラ124は、印刷ヘッドの配列104の印刷ヘッド内でインクジェットを動作させるように構成され、そのためそれらは、このような印刷ヘッドから射出される液滴の量よりも多い量の液滴を射出する。
【0184】
一実施形態において、コントローラ124は、インクジェットが約7~約10mmの直径を有する液滴を物体表面上に生成する液滴を射出することを可能にする吐出信号波形を用いて印刷ヘッドの配列104の印刷ヘッド内でインクジェットを動作させる。この液滴サイズは、材料受容表面上に液滴を生成した約21ngの質量を有する液滴よりも明らかに大きい。
【0185】
図25に示されるシステム構成は、複数の態様において特に有利である。1つに、上記のように、印刷ヘッドの配列104及び支持部材108の垂直構成は、システム100が、配列及び支持部材の水平配向によって構成されたシステムよりも小さな設置面積を有することを可能にする。このシステムのより小さな設置面積は、システム100が、
図28に描写されるように、単一キャビネット180内に収容され、非生産出口内に設置されることを可能にする。一度設置されると、様々な物体ホルダは、以下にさらに説明されるように、印刷されるまで汎用的な外観である様々な品物を印刷するためにシステムで使用され得る。
【0186】
図25に示されるシステム100の別の有利な態様は、物体ホルダ120によって搬送された物体と印刷ヘッドの配列104の印刷ヘッドとの間にある隙間である。
【0187】
加えて、コントローラ124は、印刷ヘッドとシステム100で使用される物体表面との間の隙間内の乱気流を弱める速度で物体ホルダを動かすようにアクチュエータ116を動作させるプログラム命令によって構成され得る。
【0188】
システム100の代替的実施形態が
図26に示される。本代替的実施形態200において、支持部材は、一対の支持部材208であり、可動装着部材212がこれに対して装着される。
【0189】
本実施形態は、一対の固定的に位置付けられたプーリー232及び無端ベルトを形成するために一対のプーリーの周りに同調されたベルト236を含む。可動装着部材212は、第3のプーリー240を含み、第3のプーリー240は、可動装着部材及び物体ホルダ220を動かすように一対のプーリー232の周りを動く無端ベルトの運動に応答して第3のプーリー240が回転することを可能にするように無端ベルトと係合する。
【0190】
本実施形態において、アクチュエータ216は、プーリー232の一方に動作自在に接続され、そのためコントローラ224は、駆動プーリーを回転させ、かつ無端ベルトをプーリー232の周りで動かすようにアクチュエータを動作させ得る。コントローラ224は、印刷ヘッドの配列204を通りすぎる可動装着部材212及び物体ホルダ220の両方向の運動のためにプーリー232の一方を両方向に回転させるようにアクチュエータ216を両方向に動作させる、メモリ228内に記憶されたプログラム命令によって構成され得る。
【0191】
図27に示される別の代替的実施形態において、ベルト236の一端部は、アクチュエータ216に動作自在に接続される巻取リール244に動作自在に接続される。ベルト236の他端は、固定的に位置付けられる。コントローラ224は、巻取リール244を回転させベルトの長さの一部分を巻取リール244の周りに巻き取るようにアクチュエータ216を動作させることをコントローラ224に可能にする、メモリ228内に記憶されたプログラム命令によって構成される。
【0192】
ベルト244はまた、可動装着部材212に装着された回転可能プーリー248と係合する。ベルト236の他端が固定的に位置付けられるので、リール244の回転は、印刷ヘッドの配列を通り過ぎる物体ホルダを動かすことを可動装着部材212に行わせる。
【0193】
コントローラ224がベルトをリール224から巻取解除するようにアクチュエータ216を動作させるとき、可動装着部材212は、下がり、物体ホルダが印刷ヘッドの配列204を通り過ぎて下がることを可能にする。本運動の方向は、アクチュエータがベルト236の長さを巻き取るように動作されたとき、物体ホルダが動かされる方向の反対である。
【0194】
可動装着部材を動かすためにベルトを使用するこれらの構成は、コントローラ124が、印刷ヘッドの配列を両方向に通り過ぎる可動装着部材112及び物体ホルダ120を動かすようにリニアアクチュエータを動作させる、
図25に示されるものとは異なる。
【0195】
上記の印刷機器に伴い、印刷システムは、紫外線硬化インクがマーキング材料として利用されているとき、印刷ヘッドの配列の下に紫外線硬化ステーションを含み得る。印刷システム内に紫外線硬化ステーションを含むことによって、紫外線硬化インクの層が堆積され、硬化され、その後、紫外線硬化インクの後続層が堆積され得、これによって、硬化インクの3次元層体を構築する。言い換えると、紫外線硬化インクの各層が堆積された後、堆積層が硬化され、これによって、堆積紫外線硬化インク内に深さを構築するために別の層の堆積を可能にし、そのため粗面が生成され得る。
【0196】
物体ホルダ220の例が
図29に示される。物体ホルダ220は、図においてゴルフクラブヘッドである物体312が印刷のために配置される、孔308を有するプレート304を含む。ラッチ316が、物体ホルダ220を可動装着部材212に選択的に装着するために構成される。ラッチ316は、
図26に示されるように部材208によって支持される部材212にホルダを固設するために物体ホルダ220を適切に位置付けることを補助する位置決め機構320を含む。
【0197】
一度適切に配置されると、レバー322が、ホルダ220を部材212に固設するようにラッチ316を動作させる。図に示されるように、部材212は、以下にさらに説明されるように物体ホルダ220から識別情報を取得するための入力機器326を含む。
【0198】
物体ホルダ220の斜視図が
図30に示される。
図30において、物体ホルダ220の表面上の識別タグ330は、ホルダが部材212に固設されたとき、可動装着部材212上の入力機器326に面する。入力機器326は、識別タグ330からの識別情報をコントローラに伝達するために、
図26及び27に示されるコントローラ224に動作自在に接続される。コントローラは、可動装着部材212の入力機器326から受信された識別情報を参照して印刷ヘッドの配列204及びアクチュエータ216(
図26及び27)を動作させるようにさらに構成される。
【0199】
本明細書に使用される、「識別タグ」は、印刷システムによって処理される情報を埋め込む機械可読証印を意味する。証印は、機械的、光学的、または電磁気的であり得る。
【0200】
一実施形態において、識別タグ330は、無線周波数識別(RFID)タグであり、可動装着部材の入力機器326は、RFIDリーダである。
【0201】
別の実施形態において、識別タグ330は、バーコードであり、可動装着部材212の入力機器326は、バーコードリーダである。
【0202】
機械的証印が識別タグのために使用される別の実施形態において、証印は、識別タグの表面に追従する付勢アームによって読み取られ得る材料内の突起、圧痕、または突起及び圧痕の組み合わせである。
【0203】
このような実施形態の入力機器326は、機械的特徴に追従するアームの位置を電気信号に変換するカムフォロワであり得る。
【0204】
コントローラ224は、可動装着部材212の入力機器326から受信された識別情報をコントローラに動作自在に接続されたメモリ328内に記憶された識別情報と比較する、メモリ228内に記憶されたプログラム命令によってさらに構成される。コントローラは、入力機器326から受信された識別情報がメモリ内に記憶された識別情報の1つに対応することに失敗することに応答してアクチュエータ216の動作を無効にする。
【0205】
別の実施形態において、コントローラ224は、可動装着部材212の入力機器326から受信された識別情報を、メモリ328内に記憶された識別情報と比較する、メモリ328内に記憶されたプログラム命令によってさらに構成される。
【0206】
本実施形態において、コントローラ224は、入力機器326から受信された識別情報がメモリ328内に記憶された識別情報の1つに対応することに失敗することに応答して印刷ヘッドの配列内の印刷ヘッドの動作を無効にする。
【0207】
いくつかの実施形態において、コントローラ224は、入力機器326から受信された識別情報がメモリ328内に記憶された識別情報の1つに合致することに失敗することに応答してアクチュエータ216及び印刷ヘッドの配列204の両方を無効にするように構成される。
【0208】
これらの実施形態の全てにおいて、コントローラ224は、
図25~27に示されるようにユーザインターフェース350に動作自在に接続される。ユーザインターフェース350は、ディスプレイ360、アナンシエータ364、及びキーパッド等の入力機器368を含む。
【0209】
コントローラ224は、入力機器326から受信された識別情報のメモリ内の識別情報の1つに対応することの失敗をオペレータに通知するようにユーザインターフェースを動作させるプログラム命令によって構成される。したがって、オペレータは、システムの無効化に対する理由を理解することができる。
【0210】
加えて、コントローラ224は、入力機器326から受信された識別情報と矛盾するシステムステータスのオペレータに通知するためにユーザインターフェース350を動作させるプログラム命令によって構成される。
【0211】
例えば、コントローラ224は、システム内の印刷ヘッド及び印刷ヘッドに供給されているインクの構成を検出するためにシステムを監視する。インクまたは印刷ヘッド構成が物体ホルダに正確かつ適切に対応する物体を印刷することができない場合、その後、ユーザインターフェース350は、インクが交換される必要があるかまたは印刷ヘッド配列が再構成される必要があることのメッセージをオペレータ用のディスプレイ360上に生成するためにコントローラ224によって動作される。
【0212】
コントローラ224はまた、実施される必要がある処理をオペレータに通知するためにユーザインターフェース350を動作させるプログラム命令によって構成される。例えば、入力機器326から受信された、いくつかの識別情報は、物体が、印刷前のプレコートまたは物体が印刷された後のポストコートを要求することを示す。本例のコントローラ224は、条件の一方または両方に関するメッセージをディスプレイ360上でオペレータに提供するためにユーザインターフェース350を動作させる。
【0213】
ユーザインターフェース350は、英数字メッセージ用のディスプレイ360、オペレータによるデータの入力用のキーパッド368、及び表示メッセージに注意を引きつける警告灯または可聴アラーム等のアナンシエータ364を含む。
【0214】
図31は、可動装着部材212に固設された物体ホルダ220の正面図を示し、
図32は、可動装着部材212に対する物体ホルダ220の背面図を示す。
【0215】
加えて、コントローラ224は、物体ホルダが可動装着部材212に装着及び装着解除された回数の計数を蓄積するように構成され得る。この計数は、システム100によって印刷された物体の数を取得及び記憶するために使用され得る。この印刷された物体の計数は、その後、供給物が排出される前にシステムの継続動作のために供給物を指図するため、及び様々な目的のためにシステムのスループットの計算をするために使用され得る。
【0216】
図33~41は、異なる種類の物品を保持するための様々な構成の物体ホルダ220を描写し、ホルダ220は、可動装着部材212に固設される。
図33、34、35、37、38、40及び41の物体ホルダは、印刷ヘッドの配列による印刷のための物体を保持するように構成される少なくとも1つの孔を含む。
【0217】
図33において、孔308は、円板形状物体312を保持するように構成される。
図34において、複数の孔の各孔308は、複数のキャップ形状物体312を保持するように構成される。
図35において、複数の孔の各孔308は、描写された携帯電話ケース等の複数のケース312を保持するように構成される。
図37において、孔308は、球形状物体312を保持するように構成される。
図38において、複数の孔の各孔308は、ゴルフクラブヘッド312を保持するように構成される。
【0218】
図41において、複数の孔の各孔308は、眼鏡フレームのつる312を保持するように構成される。
図36において、物体ホルダ(図示せず)は、ヘッドギアを保持するように構成される。
図39において、物体ホルダ220は、一対のアーム404を含み、アーム404は、その間に矩形または円筒形物体312を固設するように構成される。
【0219】
本明細書において使用される、「アーム」という用語は、2つの端部を有し、一端が物体ホルダに装着され、部材の残部が物体ホルダを参照して物体を保持するように構成される部材を指す。
【0220】
図40において、可動装着部材212の後側が、物体ホルダが物品の表面の印刷を可能にするように衣料品を保持することになる配向を描写するために示される。
【0221】
上記の印刷システム100は、非生産環境内で特に有利であるが、
図42に描写されるシステム500は、製造環境内でより強固かつ有用である。
【0222】
システム500において、コンベヤ504が、物体の供給部(図示せず)から物体ホルダ508に物体を送達するように構成される。物体ホルダ508は、コンベヤ504から物体を受容するように構成される。コントローラ224は、コンベヤ504、アクチュエータ216、及び印刷ヘッドの配列204に動作自在に接続される。コントローラ224は、物体を物体ホルダ508に送達するようにコンベヤ504を動作させ、かつ印刷ヘッドの配列を通り過ぎて物体ホルダによって保持された物体を動かすようにアクチュエータ216を動作させる、メモリ228内に記憶されたプログラム命令によってさらに構成される。
【0223】
この動作は、物体が印刷ヘッド204の配列を通過するときに物体を印刷することを印刷ヘッドに可能にする。ビンが、物体が印刷された後に物体ホルダ508から物体を受容するために提供され得る。
【0224】
別の実施形態において、別のコンベヤ512が、物体ホルダによって保持された物体が印刷ヘッドの配列204内の印刷ヘッドによって印刷された後に物体ホルダ508から物体を受容するように構成される。コントローラ224は、コンベヤ512に動作自在に接続され、印刷物体を容器516等の印刷システムから離れた位置に輸送するようにコンベヤ512を動作させる。
【0225】
図43は、付勢部材604によって構成された
図35の物体ホルダ308を例示する。付勢部材は、ホルダ308の表面上を下方に押す、鉤状部を部材の非取り付け端部に伴って形成された弾力性部材であり得る。
【0226】
媒体608のシートの部分は、シートがホルダの表面に対して保持されることを可能にするように付勢部材とホルダ308の表面との間に挿入され得る。オペレータは、一度媒体シートが設置されると、ユーザインターフェース350の入力機器を通してテストモードまたは設定モードを開始し得る。応答において、コントローラ224は、1つ以上のテストパターンを媒体シート上に射出するようにコントローラが印刷ヘッドを動作させるときに、印刷ヘッドを通り過ぎて物体ホルダに取り付けられた媒体シートを動かすようにアクチュエータ216を動作させる。
【0227】
システムは、テストパターンがシート上に印刷された後、テストパターン及び媒体シートの画像データを生成するように位置付けられる、デジタルカメラ等の光センサ354を含み得る。
【0228】
プログラム命令を実行するコントローラ224は、印刷ヘッド整列及び印刷ヘッド内の作動しない射出装置等の保守問題を識別するために、媒体シート上のテストパターンの画像データを分析する。加えて、コントローラ224は、システムが物体ホルダ上の識別タグから読み取られた、入力機器326から受信された識別情報に対応する物体を印刷するために適切に構成されていることを検証する。
【0229】
代替的に、
図44に描写されるように、ホルダ308等の物体ホルダは、物体ホルダに取り外し可能に装着され、かつテストエリア662を有する部材658を含み得る。部材658のテストエリア662は、システムによって印刷され、光センサ354によって撮像され、及びシステムの構成による問題を識別するためにコントローラ224によって分析され得る、マイラ等の材料の平坦エリアである。
【0230】
商用環境内で使用されるシステムは、非生産環境内で物体を印刷する。これらの物体のいくつかは、非常に高価であり得、代理店は、それにテストパターンを印刷することによる廃棄を望まない。これらの物体のいくつかが曲線または複雑な幾何形状を有するので、物体の形状及び幾何形状を複製した型枠が、システムを通るテスト運転のために提供される。これらの型枠は、物体の概略的外形に一致するように形作られるが、画像がその型枠上に印刷され、撮像され、ならびに保守問題を識別するために及び物体を印刷するシステムの構成を検証するために分析されることを可能にする、マイラ等のような材料から作られる。一度システムが物体を印刷する準備が整っていると確認されると、型枠は、除去され次回に使用され得るようにきれいに拭き取られる。型枠の代替として、媒体シートが物体に対して重ねられ得、そのため、物体を印刷する前にシートが除去され得るので、シートが印刷され得、画像を物体上に恒久的に形成することなく画像データが分析される。
【0231】
図45は、粗い切断エッジ19を有する光導波路10を例示する。より具体的には、光導波路材料の原材料パネルは、通常、光導波路材料のより大きなパネルから切断される。この切断プロセス中、エッジが切断後に非常に粗くなる。
【0232】
良好なエッジ照明ディスプレイパネルのための一要件は、照明光がパネルに効率的に入ることを可能にするように、クリアな(光学的に透明)エッジまたは平滑エッジである。クリアな(光学的に透明)エッジまたは平滑エッジを達成するために、従来、エッジは、平滑境界を作成するために研磨(特にガラスに対して)されるかまたは高温溶融(アクリル等のプラスチック材料に対して発炎灯を使用して)される。エッジ処置のこれらの方法は、低速であり、印刷所の周囲で一般的に好都合に利用可能ではない。
【0233】
従来のプロセスに対して代替的に、粗いエッジが、
図46に例示されるように、クリアな硬化インク80によるフラッドコーティングによって平滑化され得、その後、インクが硬化される。クリアな硬化インクの塗布及び硬化は、エッジがクリアな(光学的に透明)エッジになるようにエッジを平滑化する。
【0234】
好ましい実施形態において、硬化インクは、紫外線硬化インクである。
【0235】
光導波路の照明に有色光が所望される場合、硬化有色インクが利用され得ることが留意される。
【0236】
さらに、複数硬化有色インクが、エッジに衝突する入射光の位置に基づいて、様々な色が光導波路を照明するために利用され得るように、帯状に塗布され得ることが留意される。
【0237】
切断エッジ19をフラッドコートするためにクリアな紫外線硬化流体(インク)を使用し、紫外線源を用いてクリアな紫外線硬化流体(インク)を硬化することによって、結果としてもたらされるエッジが平滑になり、良好なエッジ照明を可能にする。
【0238】
上記のように、流体(インク)は、濡れ性によってベース材料エッジの凹凸を埋める。紫外線/空気境界は、表面張力によって平滑である。紫外線材料が光導波路材料のものに類似する屈折率を有するので、紫外線/光導波路材料境界は、流体(インク)コーティングと光導波路材料との間の境界の凹凸にかかわらず、実質的に後方反射を生成しないことになる。
【0239】
図47は、粗面である刻印エリア11を有する光導波路10を例示する。刻印エリア11によって、光導波路は、刻印エリア11も照明することになるので、異なる画像を照明するためにその現在の条件で再使用することができない。
【0240】
光導波路の再使用性を可能にするために、
図47に例示されるように、刻印エリア11は、クリアな硬化インク80でフラッドコートされ、その後、インクが硬化される。このクリアな硬化インクの塗布及び硬化は、光導波路が異なる画像を照明するために再使用され得るように、光導波路の表面を平滑化する。
【0241】
好ましい実施形態において、硬化インクは、紫外線硬化インクである。
【0242】
刻印エリア11をフラッドコートするためにクリアな紫外線硬化流体(インク)を使用し、紫外線源を用いてクリアな紫外線硬化流体(インク)を硬化することによって、結果としてもたらされる表面が平滑になり、これによって、前の刻印エリア11における内部全反射を可能にする。
【0243】
要約すると、ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、を含み、第1の材料が、光散乱性を有する。
【0244】
第2の材料は、第1の材料の全ての上に形成され得る。
【0245】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の材料の一部分上に形成された第3の材料をさらに備え得、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料を有する第1の材料の一部分が、第1の材料の一部分上に形成された第3の材料を有する第1の材料の一部分とは異なる。
【0246】
ディスプレイ機器構成要素は、第2の材料の一部分上に形成された第3の材料をさらに備え得る。
【0247】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0248】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0249】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0250】
第3の材料は、第2の材料の色とは異なる色を有する白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0251】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得、第2の材料は、第1の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、第2の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第1の白色ではない有色のマーキング材料が、第2の白色ではない有色のマーキング材料の色とは異なる色を有する。
【0252】
第1の材料及び第2の材料は、インクである。
【0253】
第1の材料及び第2の材料は、トナーである。
【0254】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、を含み、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0255】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の材料の一部分上に形成された第3の材料をさらに備え得、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料を有する第1の材料の一部分が、第1の材料の一部分上に形成された第3の材料を有する第1の材料の一部分とは異なる。
【0256】
ディスプレイ機器構成要素は、第2の材料の一部分上に形成された第3の材料をさらに備え得る。
【0257】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0258】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0259】
第3の材料は、第2の材料の色とは異なる色を有する白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0260】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得、第2の材料は、第1の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、第2の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第1の白色ではない有色のマーキング材料が、第2の白色ではない有色のマーキング材料の色とは異なる色を有する。
【0261】
ディスプレイ機器構成要素は、表面及び光源境界面を有する光導波路と、光導波路の表面上に形成された第1の材料と、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、を備え、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、第1の材料が、様々な光散乱粒子体積密度を有し、光散乱粒子体積密度が、光源境界面から離れる距離が増加するにつれて光導波路の表面に沿って比例して増加する。
【0262】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の材料の一部分上に形成された第3の材料をさらに備え得、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料を有する第1の材料の一部分が、第1の材料の一部分上に形成された第3の材料を有する第1の材料の一部分とは異なる。
【0263】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、を含み、第2の材料が、光散乱性を有する。
【0264】
ディスプレイ機器構成要素は、光導波路の表面の一部分上に形成された第3の材料をさらに備え得、光導波路の表面の一部分が、光導波路の表面の一部分上に形成された第3の材料を有する光導波路の表面の一部分とは異なる光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料を有し、第2の材料が、第3の材料の上に形成されている。
【0265】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の材料と第2の材料との間に形成された第3の材料をさらに備え得る。
【0266】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0267】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0268】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0269】
第3の材料は、第1の材料の色とは異なる色を有する白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0270】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得、第1の材料は、第1の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、第2の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第1の白色ではない有色のマーキング材料が、第2の白色ではない有色のマーキング材料の色とは異なる色を有する。
【0271】
第1の材料及び第2の材料は、インクであり得る。
【0272】
第1の材料及び第2の材料は、トナーであり得る。
【0273】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、を含み、第2の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0274】
ディスプレイ機器構成要素は、光導波路の表面の一部分上に形成された第3の材料をさらに備え得、光導波路の表面の一部分が、光導波路の表面の一部分上に形成された第3の材料を有する光導波路の表面の一部分とは異なる光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料を有する。
【0275】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の材料と第2の材料との間に形成された第3の材料をさらに備え得る。
【0276】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0277】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0278】
第3の材料は、第1の材料の色とは異なる色を有する白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0279】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得、第1の材料は、第1の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、第2の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第1の白色ではない有色のマーキング材料が、第2の白色ではない有色のマーキング材料の色とは異なる色を有する。
【0280】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の表面及び第2の表面を有する光導波路と、光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、光導波路の第2の表面の一部分上に形成された第3の材料と、第3の材料上に形成された第4の材料と、を備え、第1の材料が、光散乱性を有し、第4の材料が、光散乱性を有する。
【0281】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0282】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第3の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0283】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第4の材料は、マーキング材料であり得る。
【0284】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得、第4の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0285】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0286】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0287】
第2の材料は、マーキング材料であり得、第3の材料は、マーキング材料であり得る。
【0288】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0289】
白色ではない有色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0290】
白色ではない有色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0291】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の表面及び第2の表面を有する光導波路と、光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、光導波路の第2の表面の一部分上に形成された第3の材料と、第3の材料上に形成された第4の材料と、を備え、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、第4の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0292】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0293】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第3の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0294】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第4の材料は、マーキング材料であり得る。
【0295】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得、第4の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0296】
第2の材料は、マーキング材料であり得、第3の材料は、マーキング材料であり得る。
【0297】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0298】
ディスプレイ機器構成要素は、表面及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で光源境界面上に光を導く、光源と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、を備え、第1の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0299】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0300】
第2の材料は、第3の屈折率を有し、第2の屈折率が、第3の屈折率に実質的に等しい。
【0301】
第1の材料は、マーキング材料であり得る。
【0302】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0303】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0304】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0305】
第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0306】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0307】
白色ではない有色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0308】
白色ではない有色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0309】
ディスプレイ機器構成要素は、表面及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で光源境界面上に光を導く、光源と、光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、を備え、第1の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように第1の材料内に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0310】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しく、第2の材料が、第3の屈折率を有し、第2の屈折率が、第3の屈折率に実質的に等しい。
【0311】
第1の材料は、マーキング材料であり得る。
【0312】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0313】
第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0314】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0315】
ディスプレイ機器構成要素は、表面及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で光源境界面上に光を導く、光源と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、を備え、第1の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように第1の材料内に埋め込まれた光散乱粒子を有し、第1の材料が、様々な光散乱粒子体積密度を有し、光散乱粒子体積密度が、光源境界から離れる距離が増加するにつれて光導波路の表面に沿って比例して増加する。
【0316】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0317】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0318】
ディスプレイ機器構成要素は、表面及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で光源境界面上に光を導く、光源と、光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、を備え、第2の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0319】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0320】
第2の材料は、第3の屈折率を有し、第2の屈折率が、第3の屈折率に実質的に等しい。
【0321】
第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0322】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0323】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0324】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0325】
第1の材料は、マーキング材料であり得る。
【0326】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0327】
白色ではない有色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0328】
白色ではない有色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0329】
ディスプレイ機器構成要素は、表面及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で光源境界面上に光を導く、光源と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、を備え、第2の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように第1の材料内に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0330】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しく、第2の材料が、第3の屈折率を有し、第2の屈折率が、第3の屈折率に実質的に等しい。
【0331】
第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0332】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0333】
第1の材料は、マーキング材料であり得る。
【0334】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0335】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の表面、第2の表面、及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で光源境界面上に光を導く、光源と、光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、光導波路の第2の表面の一部分上に形成された第3の材料と、第3の材料上に形成された第4の材料と、を備え、第1の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、第4の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0336】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0337】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第3の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0338】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第4の材料は、マーキング材料であり得る。
【0339】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得、第4の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0340】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0341】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0342】
第2の材料は、マーキング材料であり得、第3の材料は、マーキング材料であり得る。
【0343】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0344】
白色ではない有色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0345】
白色ではない有色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0346】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の表面、第2の表面、及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で光源境界面上に光を導く、光源と、光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、光導波路の第2の表面の一部分上に形成された第3の材料と、第3の材料上に形成された第4の材料と、を備え、第1の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように第1の材料内に埋め込まれた光散乱粒子を有し、第4の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように第4の材料内に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0347】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0348】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第3の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0349】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第4の材料は、マーキング材料であり得る。
【0350】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得、第4の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0351】
第2の材料は、マーキング材料であり得、第3の材料は、マーキング材料であり得る。
【0352】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る、請求項12に記載のディスプレイ機器。
【0353】
光波上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスであって、(a)表面を有する光導波路の一部分上に第1の材料を形成することであって、第1の材料が、光散乱性を有する、形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することと、を含む。
【0354】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0355】
第2の材料は、第3の屈折率を有し、第2の屈折率が、第3の屈折率に実質的に等しい。
【0356】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0357】
第1の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0358】
第1の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得る。
【0359】
第1の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得る。
【0360】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0361】
第2の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0362】
第2の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得る。
【0363】
第2の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得る。
【0364】
光波上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)表面を有する光導波路の一部分上に第1の材料を形成することであって、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する、形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することと、を含む。
【0365】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0366】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0367】
第1の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0368】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0369】
第2の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0370】
光波上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)表面及び光源境界面を有する光導波路上に第1の材料を形成することであって、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、第1の材料が、様々な光散乱粒子体積密度を有し、光散乱粒子体積密度が、光源境界から離れる距離が増加するにつれて表面上で比例して増加する、形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することと、を含む。
【0371】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0372】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0373】
光波上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)表面を有する光導波路の一部分上に第1の材料を形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することであって、第2の材料が、光散乱性を有する、形成することと、を含む。
【0374】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0375】
第2の材料は、第3の屈折率を有し、第2の屈折率が、第3の屈折率に実質的に等しい。
【0376】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0377】
第2の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0378】
第2の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得る。
【0379】
第2の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得る。
【0380】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0381】
第1の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0382】
第1の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得る。
【0383】
第1の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得る。
【0384】
光波上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)表面を有する光導波路の一部分上に第1の材料を形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することであって、第2の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する、形成することと、を含む。
【0385】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0386】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0387】
第2の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0388】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0389】
第1の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0390】
第1の表面及び第2の表面を有する光波上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)光導波路の第1の表面の一部分上に第1の材料を形成することであって、第1の材料が光散乱性を有する、形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することと、(c)光導波路の第2の表面の一部分上に第3の材料を形成することと、(d)第3の材料上に第4の材料を形成することであって、第4の材料が光散乱性を有する、形成することと、を含む。
【0391】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0392】
第2の材料は、第3の屈折率を有し、第2の屈折率が、第3の屈折率に実質的に等しい。
【0393】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得、第4の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0394】
第1の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得、第4の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0395】
第1の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得、第4の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得る。
【0396】
第1の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得、第4の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得る。
【0397】
第2の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0398】
第2の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得、第3の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0399】
第2の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得、第3の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得る。
【0400】
第2の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得、第3の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得る。
【0401】
光波上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)光導波路の第1の表面の一部分上に第1の材料を形成することであって、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する、形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することと、(c)光導波路の第2の表面の一部分上に第3の材料を形成することと、(d)第3の材料上に第4の材料を形成することであって、第4の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する、形成することと、を含む。
【0402】
光導波路は、第1の屈折率を有し、第1の材料は、第2の屈折率を有し、第1の屈折率が、第2の屈折率に実質的に等しい。
【0403】
第1の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得、第4の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0404】
第1の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得、第4の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得る。
【0405】
第1の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得、第4の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得る。
【0406】
第2の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得、第3の材料は、インクジェット印刷機器によって形成され得る。
【0407】
第2の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得、第3の材料は、電子写真トナー印刷機器によって形成され得る。
【0408】
第2の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得、第3の材料は、固体インク印刷機器によって形成され得る。
【0409】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、光導波路の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の表面から離れた第2の表面を有する第1の材料と、を備え、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑である。
【0410】
ディスプレイ機器構成要素は、光導波路の表面の一部分上に形成された第2の材料をさらに備え得、第2の材料が、光導波路の表面に隣接する第3の表面ならびに光導波路の表面及び第2の表面から離れた第4の表面を有し、第4の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑である。
【0411】
第1の材料は、マーキング材料であり得る。
【0412】
第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0413】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0414】
第2の材料は、第1の材料の色とは異なる色を有する白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0415】
第1の材料は、第1の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第2の材料は、第2の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第1の白色ではない有色のマーキング材料が、第2の白色ではない有色のマーキング材料の色とは異なる色を有する。
【0416】
第1の材料は、インクであり得る。
【0417】
第1の材料は、トナーであり得る。
【0418】
ディスプレイ機器は、表面及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で光源境界面上に光を導く、光源と、光導波路の表面の一部分上に形成された第1の材料と、を備え、第1の材料が、光導波路の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部全反射される入射光の一部分をフラストレートするように非平滑である。
【0419】
ディスプレイ機器は、光導波路の表面の一部分上に形成された第2の材料をさらに備え得、第2の材料が、光導波路の表面に隣接する第3の表面ならびに光導波路の表面及び第2の表面から離れた第4の表面を有し、第4の表面が、光導波路内で内部全反射される入射光の一部分をフラストレートするように非平滑である。
【0420】
第1の材料は、マーキング材料であり得る。
【0421】
第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0422】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0423】
第2の材料は、第1の材料の色とは異なる色を有する白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0424】
第1の材料は、第1の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第2の材料は、第2の白色ではない有色のマーキング材料であり得、第1の白色ではない有色のマーキング材料が、第2の白色ではない有色のマーキング材料の色とは異なる色を有する。
【0425】
第1の材料は、インクであり得る。
【0426】
第1の材料は、トナーであり得る。
【0427】
光波上に印刷された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)光導波路の表面の一部分上に第1の材料を形成することであって、第1の材料が、光導波路の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑である、形成することを含む。
【0428】
第1の材料は、印刷プロセスを使用して光導波路の表面の一部分上に形成され得、非平滑な第2の表面が、第1の材料を使用して光導波路上にハーフトーン画像を印刷することによって形成される。
【0429】
ディスプレイ機器は、第1の表面、第2の表面、及び第1の光源境界面を有する第1の光導波路と、第3の表面、第4の表面、及び第2の光源境界面を有する第2の光導波路と、光源であって、光源が、第1の光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で第1の光源境界面上に光を導き、光源が、第2の光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で第2の光源境界面上に光を導く、光源と、第1の光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、第1の光導波路の第2の表面の一部分上に形成された第3の材料と、第3の材料上に形成された第4の材料と、を備え、第1の材料が、第1の光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、第4の材料が、第1の光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、ディスプレイ機器は、第2の光導波路の第3の表面の一部分上に形成された第5の材料と、第5の材料上に形成された第6の材料と、第2の光導波路の第4の表面の一部分上に形成された第7の材料と、第7の材料上に形成された第8の材料と、を備え、第5の材料が、第2の光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、第8の材料が、第2の光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0430】
第1の光導波路は、第2の光導波路から離間され得る。
【0431】
第1の光導波路と第2の光導波路との間の距離は、第1の光導波路の厚さの半分に等しいものであり得る。
【0432】
第1の光導波路は、第2の光導波路に対して平行であり得る。
【0433】
ディスプレイ機器は、複数の光導波路であって、各光導波路が、前面、後面、及び光源境界面を有する、光導波路と、光源であって、光源が、各光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で各光導波路の光源境界面上に光を導く、光源と、を備え、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の前面の一部分上に形成された第1の材料を有し、第1の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、各光導波路が、第1の材料上に形成された第2の材料を有し、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の後面の一部分上に形成された第3の材料を有し、各光導波路が、第3の材料上に形成された第4の材料を有し、第4の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0434】
各光導波路間の距離は、光導波路の数で除算された光導波路の厚さに等しいものであり得る。
【0435】
各光導波路は、互いに平行であり得る。
【0436】
ディスプレイ機器は、複数の光導波路であって、各光導波路が、前面、後面、及び光源境界面を有する光導波路と、光源であって、光源が、各光導波路内で入射光の内部全反射を提供する入射角で各光導波路の光源境界面上に光を導く、光源と、を備え、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の前面の一部分上に形成された第1の材料を有し、第1の材料が、光導波路の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部全反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑である。
【0437】
各光導波路間の距離は、光導波路の数で除算された光導波路の厚さに等しいものであり得る。
【0438】
各光導波路は、互いに平行であり得る。
【0439】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の表面及び第2の表面を有する第1の光導波路と、第3の表面及び第4の表面を有する第2の光導波路と、第1の光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、第1の光導波路の第2の表面の一部分上に形成された第3の材料と、第3の材料上に形成された第4の材料と、を備え、第1の材料が、第1の光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、第4の材料が、第1の光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、ディスプレイ機器構成要素は、第2の光導波路の第3の表面の一部分上に形成された第5の材料と、第5の材料上に形成された第6の材料と、第2の光導波路の第4の表面の一部分上に形成された第7の材料と、第7の材料上に形成された第8の材料と、を備え、第5の材料が、第2の光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、第8の材料が、第2の光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0440】
第1の光導波路は、第2の光導波路から離間され得る。
【0441】
第1の光導波路と第2の光導波路との間の距離は、第1の光導波路の厚さの半分に等しいものであり得る。
【0442】
第1の光導波路は、第2の光導波路に対して平行であり得る。
【0443】
ディスプレイ機器構成要素は、複数の光導波路であって、各光導波路が、前面及び後面を有する、光導波路を備え、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の前面の一部分上に形成された第1の材料を有し、第1の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、各光導波路が、第1の材料上に形成された第2の材料を有し、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の後面の一部分上に形成された第3の材料を有し、各光導波路が、第3の材料上に形成された第4の材料を有し、第4の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0444】
各光導波路間の距離は、光導波路の数で除算された光導波路の厚さに等しいものであり得る。
【0445】
各光導波路は、互いに平行であり得る。
【0446】
ディスプレイ機器構成要素は、複数の光導波路であって、各光導波路が、前面及び後面を有する、光導波路を備え、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の前面の一部分上に形成された第1の材料を有し、第1の材料が、光導波路の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑であり、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の後面の一部分上に形成された第2の材料を有し、各光導波路が、第2の材料上に形成された第3の材料を有し、第3の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0447】
各光導波路間の距離は、光導波路の数で除算された光導波路の厚さに等しいものであり得る。
【0448】
各光導波路は、互いに平行であり得る。
【0449】
ディスプレイ機器構成要素は、複数の光導波路を備え、各光導波路が、前面及び後面を有し、各光導波路が、その上に形成された、各光導波路の前面の一部分上に形成された第1の材料を有し、第1の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有し、各光導波路が、第1の材料上に形成された第2の材料を有する。
【0450】
各光導波路間の距離は、光導波路の数で除算された光導波路の厚さに等しいものであり得る。
【0451】
各光導波路は、互いに平行であり得る。
【0452】
ディスプレイ機器構成要素は、複数の光導波路を備え、各光導波路が、前面及び後面を有し、各光導波路が、その上に形成された、各光導波路の後面の一部分上に形成された第1の材料を有し、各光導波路が、第1の材料上に形成された第2の材料を有し、第2の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0453】
各光導波路間の距離は、光導波路の数で除算された光導波路の厚さに等しいものであり得る。
【0454】
各光導波路は、互いに平行であり得る。
【0455】
ディスプレイ機器構成要素は、複数の光導波路を備え、各光導波路が、前面及び後面を有し、各光導波路が、その上に形成された、各光導波路の前面の一部分上に形成された第1の材料を有し、第1の材料が、光導波路の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑である。
【0456】
各光導波路間の距離は、光導波路の数で除算された光導波路の厚さに等しいものであり得る。
【0457】
各光導波路は、互いに平行であり得る。
【0458】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の表面及び第2の表面を有する光導波路と、光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、光導波路の第2の表面の一部分上に形成された第3の材料と、を備え、第3の材料が、光導波路の第2の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の第2の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑であり、第2の材料が、光散乱性を有する。
【0459】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第3の材料は、マーキング材料であり得る。
【0460】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0461】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0462】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0463】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0464】
白色ではない有色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0465】
白色ではない有色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0466】
ディスプレイ機器構成要素は、第1の表面及び第2の表面を有する光導波路と、光導波路の第1の表面の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、光導波路の第2の表面の一部分上に形成された第3の材料と、を備え、第3の材料が、光導波路の第2の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の第2の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑であり、第2の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0467】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第3の材料は、マーキング材料であり得る。
【0468】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0469】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0470】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0471】
第1の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得、第3の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0472】
白色ではない有色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0473】
白色ではない有色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0474】
ディスプレイ機器構成要素は、複数の光導波路であって、各光導波路が、前面及び後面を有する、光導波路を備え、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の前面の一部分上に形成された第1の材料を有し、第1の材料が、光導波路の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑であり、各光導波路が、各光導波路上に形成された、各光導波路の後面の一部分上に形成された第2の材料を有し、各光導波路が、第2の材料上に形成された第3の材料を有し、第3の材料が、光導波路内で入射光の内部全反射の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する。
【0475】
第1の材料は、マーキング材料であり得、第2の材料は、マーキング材料であり得る。
【0476】
第3の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0477】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0478】
ディスプレイ機器構成要素は、前面及び後面を有する光導波路と、光導波路の後面上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料であって、第2の材料が、光導波路内で内部全反射された光の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する、第2の材料と、光導波路の前面上に形成された第3の材料であって、第3の材料が、光導波路の前面に隣接する第1の表面及び光導波路の前面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑である、第3の材料と、を備える。
【0479】
第1の材料は、白色ではないマーキング材料であり得る。
【0480】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0481】
第3の材料は、白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0482】
第3の材料は、第1の材料の色とは異なる色を有する白色ではない有色のマーキング材料であり得る。
【0483】
ディスプレイ機器構成要素は、前面及び後面を有する光導波路と、光導波路の後面の一部分上に形成された第1の材料であって、第1の材料が、光導波路内で内部全反射された光の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する、第1の材料と、光導波路の前面上に形成された第2の材料であって、第2の材料が、光導波路内で内部全反射された光の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する、第2の材料と、を備える。
【0484】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0485】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0486】
ディスプレイ機器構成要素は、前面及び後面を有する光導波路と、光導波路材料の前面の一部分上に形成された第1の材料であって、第1の材料が、光導波路内で内部全反射された光の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する、第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、光導波路の後面上に形成された第3の材料であって、第3の材料が、光導波路内で内部全反射された光の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する、第3の材料と、を備える。
【0487】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0488】
第2の材料は、白色ではないマーキング材料であり得る。
【0489】
第3の材料は、白色の有色のマーキング材料であり得る。
【0490】
ディスプレイ機器構成要素は、前面及び後面を有する光導波路と、光導波路材料の前面の一部分上に形成された第1の材料と、光導波路の後面上に形成された第2の材料であって、第2の材料が、光導波路内で内部全反射された光の一部分をフラストレートするように光散乱性を有する、第2の材料と、を備える。
【0491】
第1の材料は、白色ではないマーキング材料であり得る。
【0492】
第2の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0493】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、第1の材料であって、第1の材料を有する複数の画像領域を作成するために光導波路の表面上に画像状様式で形成され、第1の材料が、光散乱性を有する、第1の材料と、を備え、複数の画像領域が、第1の材料の第1の密度を有する複数の画像領域の第1の部分集合及び第1の材料の第2の密度を有する複数の画像領域の第2の部分集合を含み、第1の材料の第1の密度が、異なる明るさのエリアを作成するために第1の材料の第2の密度に等しいものではない。
【0494】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0495】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0496】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0497】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、第1の材料であって、第1の材料を有する複数の画像領域を作成するために光導波路の表面上に画像状様式で形成され、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する、第1の材料と、を備え、複数の画像領域が、第1の材料の第1の密度を有する複数の画像領域の第1の部分集合及び第1の材料の第2の密度を有する複数の画像領域の第2の部分集合を含み、第1の材料の第1の密度が、異なる明るさのエリアを作成するために第1の材料の第2の密度に等しいものではない。
【0498】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0499】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0500】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0501】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、第1の材料であって、第1の材料を有する複数の画像領域を作成するために光導波路の表面上に画像状様式で形成され、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、各画像領域が、その中に形成された第1の材料のある量を有する、第1の材料と、を備え、第1の材料の量が、異なる明るさのエリアを作成するために各画像領域に対して調節される。
【0502】
第1の材料は、白色のマーキング材料であり得る。
【0503】
白色のマーキング材料は、インクであり得る。
【0504】
白色のマーキング材料は、トナーであり得る。
【0505】
エッジライト照明ディスプレイ内で利用される光導波路を作成及び再使用するためのプロセスは、(a)表面を有する光導波路の一部分上に第1のマーキング材料マーキングを形成することであって、第1のマーキング材料が、紫外線硬化インクであり、かつ光散乱性を有する、形成することと、(b)第1のマーキング材料上に第2のマーキング材料を形成することと、(c)第1のマーキング材料及び第2のマーキング材料を除去するために、溶剤を用いて、光導波路の表面を洗浄することと、を含む。
【0506】
溶剤は、アセトンであり得る。
【0507】
プロセスは、(d)第1のマーキング材料及び第2のマーキング材料の除去を補助するために光導波路の表面を機械的に洗浄することをさらに含む。
【0508】
エッジライト照明ディスプレイ内で利用される光導波路を作成及び再使用するためのプロセスは、(a)表面を有する光導波路の一部分上に第1のマーキング材料マーキングを形成することであって、第1のマーキング材料が、紫外線インクであり、かつ光散乱性を有する、形成することと、(b)第1のマーキング材料を除去するために、溶剤を用いて、光導波路の表面を洗浄することと、を含む。
【0509】
溶剤は、アセトンであり得る。
【0510】
プロセスは、(c)第1のマーキング材料及び第2のマーキング材料の除去を補助するために光導波路の表面を機械的に洗浄することをさらに含む。
【0511】
エッジライト照明ディスプレイ内で利用される光導波路を作成及び再使用するためのプロセスは、(a)光導波路の表面の一部分上に第1のマーキング材料を形成することであって、第1のマーキング材料が、紫外線硬化インクであり、かつ光導波路の表面に隣接する第1の表面及び光導波路の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部全反射された光の一部分をフラストレートするように非平滑である、形成することと、(b)第1のマーキング材料を除去するために、溶剤を用いて、光導波路の表面を洗浄することと、を含む。
【0512】
溶剤は、アセトンであり得る。
【0513】
プロセスは、(c)第1のマーキング材料及び第2のマーキング材料の除去を補助するために光導波路の表面を機械的に洗浄することをさらに含む。
【0514】
光導波路の粗切断エッジを平滑化するためのプロセスは、(a)光導波路の屈折率に実質的に等しい屈折率を有する硬化流体を用いて光導波路の粗切断エッジをフラッドコーティングすることと、(b)平滑エッジを作成するために流体を硬化することと、を含む。
【0515】
硬化流体は、クリアな紫外線硬化インクであり得る。硬化流体は、有色の紫外線硬化インクであり得る。
【0516】
光導波路の刻印エリアを平滑化するためのプロセスは、(a)光導波路の屈折率に実質的に等しい屈折率を有する硬化流体を用いて光導波路の刻印エリアをフラッドコーティングすることと、(b)平滑表面を作成するために流体を硬化することと、を含む。
【0517】
硬化流体は、クリアな紫外線硬化インクであり得る。
【0518】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面に接着された除去可能な透明層と、除去可能な透明層の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料の一部分上に形成された第2の材料と、を備え、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0519】
第1の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得、第2の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得る。
【0520】
除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な半透明媒体であり得る。除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な半透明媒体であり得る。
【0521】
光導波路に接着された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)除去可能な透明媒体の一部分上に第1の材料を形成することであって、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する、形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することと、(c)除去可能な透明媒体を光導波路の表面に接着することと、を含む。
【0522】
第1の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得、第2の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得る。
【0523】
除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な半透明媒体であり得る。除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な半透明媒体であり得る。
【0524】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面に接着された除去可能な透明層と、除去可能な透明層の一部分上に形成された第1の材料と、第1の材料上に形成された第2の材料と、を備え、第2の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する。
【0525】
第1の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得、第2の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得る。
【0526】
除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な半透明媒体であり得る。除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な半透明媒体であり得る。
【0527】
光導波路に接着された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)除去可能な透明媒体の一部分上に第1の材料を形成することと、(b)第1の材料上に第2の材料を形成することであって、第2の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する、形成することと、(c)除去可能な透明媒体を光導波路の表面に接着することと、を含む。
【0528】
第1の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得、第2の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得る。
【0529】
除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な半透明媒体であり得る。除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な半透明媒体であり得る。
【0530】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面に接着された除去可能な透明層と、除去可能な透明層の表面の一部分上に形成された第1の材料と、備え、第1の材料が、除去可能な透明層の表面に隣接する第1の表面及び除去可能な透明層の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑である。
【0531】
第1の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得、第2の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得る。
【0532】
除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な半透明媒体であり得る。除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な半透明媒体であり得る。
【0533】
光導波路上に接着された画像の画像特定照明を可能にするディスプレイ機器構成要素を製造するためのプロセスは、(a)除去可能な透明媒体の表面の一部分上に第1の材料を形成することであって、第1の材料が、除去可能な透明媒体の表面に隣接する第1の表面及び除去可能な透明媒体の表面から離れた第2の表面を有し、第2の表面が、光導波路内で内部反射される光の一部分をフラストレートするように非平滑である、形成することと、(b)除去可能な透明媒体を光導波路の表面に接着することと、を含む。
【0534】
第1の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得、第2の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得る。
【0535】
除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な半透明媒体であり得る。除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な半透明媒体であり得る。
【0536】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面に接着された除去可能な透明層と、第1の材料であって、第1の材料を有する複数の画像領域を作成するために除去可能な透明層の表面上に画像状様式で形成され、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有する、第1の材料と、を備え、複数の画像領域が、第1の材料の第1の密度を有する複数の画像領域の第1の部分集合及び第1の材料の第2の密度を有する複数の画像領域の第2の部分集合を含み、第1の材料の第1の密度が、異なる明るさのエリアを作成するために第1の材料の第2の密度に等しいものではない。
【0537】
第1の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得、第2の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得る。
【0538】
除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な半透明媒体であり得る。除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な半透明媒体であり得る。
【0539】
ディスプレイ機器構成要素は、表面を有する光導波路と、光導波路の表面に接着された除去可能な透明層と、第1の材料であって、第1の材料を有する複数の画像領域を作成するために除去可能な透明層の表面上に画像状様式で形成され、第1の材料が、その中に埋め込まれた光散乱粒子を有し、各画像領域が、その中に形成された第1の材料のある量を有する、第1の材料と、を備え、第1の材料の量が、異なる明るさのエリアを作成するために各画像領域に対して調節される。
【0540】
第1の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得、第2の材料は、紫外線硬化マーキング材料であり得る。
【0541】
除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有するクリアな除去可能な半透明媒体であり得る。除去可能な透明層は、内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な透明媒体、または内部全反射を支援するために光導波路と実質的に等しい屈折率を有する有色の除去可能な半透明媒体であり得る。
【0542】
様々な上記ならびに他の特徴及び機能、またはその代替例が、多くの他の異なるシステムまたはアプリケーションに組み込まれ得る。その中の様々な現在予期しないまたは想定外の代替例、変更例、変形例または改善例が、当分野の知識を有する者によって今後なされ得、これらの各々はまた、開示された実施形態によって包含されることが意図される。