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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-02
(45)【発行日】2023-05-15
(54)【発明の名称】路車間通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 7/00 20060101AFI20230508BHJP
   G08G 1/09 20060101ALI20230508BHJP
   G04R 40/02 20130101ALI20230508BHJP
   G04G 7/00 20060101ALI20230508BHJP
【FI】
H04L7/00 990
G08G1/09 F
G04R40/02
G04G7/00 301
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019068252
(22)【出願日】2019-03-29
(65)【公開番号】P2020167603
(43)【公開日】2020-10-08
【審査請求日】2022-03-23
(73)【特許権者】
【識別番号】390010054
【氏名又は名称】コイト電工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100104215
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100196575
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 満
(74)【代理人】
【識別番号】100168181
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲平
(74)【代理人】
【識別番号】100117330
【弁理士】
【氏名又は名称】折居 章
(74)【代理人】
【識別番号】100160989
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 正好
(74)【代理人】
【識別番号】100168745
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 彩子
(74)【代理人】
【識別番号】100176131
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 慎太郎
(74)【代理人】
【識別番号】100197398
【弁理士】
【氏名又は名称】千葉 絢子
(74)【代理人】
【識別番号】100197619
【弁理士】
【氏名又は名称】白鹿 智久
(72)【発明者】
【氏名】松田 真樹
(72)【発明者】
【氏名】山口 千章
【審査官】吉江 一明
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-053833(JP,A)
【文献】特開2007-192797(JP,A)
【文献】特開2009-296446(JP,A)
【文献】特開2016-151658(JP,A)
【文献】特開2009-055327(JP,A)
【文献】特開2018-055547(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0309864(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第102156404(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 7/00
G08G 1/09
G04R 40/02
G04G 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
路線信号情報を送信する路車間通信装置であって、
ミリ秒単位で内部時刻を計時する内部時計と、
現在時刻に関連する情報を含み、秒単位の第1の周期で送信されるパルス状の同期信号を取得する取得部と、
前記第1の周期よりも短い第2の周期で前記同期信号をサンプリングし、前記同期信号をn(nは2以上の自然数)回連続して検出したとき、その検出回数に対応する補正処理を施して前記内部時計を校正する時刻補正部と
を具備し、
前記時刻補正部は、前記補正処理として、前記第2の周期に(n―1)の数を乗じて得られる時間を、n回目の検出時刻に加算する処理を実行する
路車間通信装置。
【請求項2】
請求項に記載の路車間通信装置であって、
前記第2の周期は、10ミリ秒単位の周期である
路車間通信装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の路車間通信装置であって、
前記路車間通信装置は、光ビーコンである
路車間通信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内部時計を備えた光ビーコン等の路車間通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、信号情報を利用して安全運転支援やエコドライブ支援に役立つ交通パラメータを提供する運転支援システムの開発が進められている。運転支援システムは、光ビーコンから取得した信号情報と自車の位置や速度の情報を用いて、車載器が交通状況や運転シーンに応じた適正な速度や情報の提供を行う(例えば特許文献1参照)。
【0003】
光ビーコンは、交通管制センターに設置された中央装置から取得した信号情報やGPSモジュールで取得した現在時刻等に基づいて、車載器へ路線信号情報を送信する。路線信号情報には、対象とする信号機の信号機定数を基に計算した車両通過時における当該信号機の灯色に関する情報を含む。したがって、精度の高い路線信号情報を生成する上では、光ビーコンの内部時刻を現在時刻に精度よく同期させる必要がある。
【0004】
GPSによる時刻同期では、通常、1秒単位で送信されるPPS(pulse per second)信号が同期信号として利用される。光ビーコンは、当該同期信号を所定の周波数でサンプリングすることで内部時刻を現在時刻に同期させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2018-106457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、路線信号情報に高い精度が要求されており、実際の時刻との誤差をミリ秒単位にまで小さくする技術が求められている。しかしながら上述した従来の技術では、実際の時刻と内部時刻との誤差を同期信号のサンプリング周期よりも短くすることが困難である。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、内部時計の誤差を同期信号のサンプリング周期よりも短くすることができる路車間通信装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る路車間通信装置は、路線信号情報を送信する路車間通信装置であって、内部時計と、取得部と、時刻補正部とを具備する。
前記内部時計は、ミリ秒単位で内部時刻を計時する。
前記取得部は、現在時刻に関連する情報を含み、秒単位の第1の周期で送信されるパルス状の同期信号を取得する。
前記時刻補正部は、前記第1の周期よりも短い第2の周期で前記同期信号をサンプリングし、前記同期信号をn(nは2以上の自然数)回連続して検出したとき、その検出回数に対応する補正処理を施して前記内部時計を校正する。
【0009】
前記時刻補正部は、前記補正処理として、前記第2の周期に(n―1)の数を乗じて得られる時間を、n回目の検出時刻に加算する処理を実行してもよい。
【0010】
前記第2の周期は、10ミリ秒単位の周期であってもよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、内部時計の誤差を同期信号のサンプリング周期よりも短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一実施形態に係る路車間通信装置を備えた交通制御システムの概略構成図である。
図2】上記路車間通信装置の構成を示すブロック図である。
図3】上記路車間通信装置における時刻同期処理手順の一例を示すフローチャートである。
図4】同期信号の説明図である。
図5】同期信号のサンプリング処理の説明図である。
図6】上記路車間通信装置における路線信号情報提供手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係る路車間通信装置を備えた交通制御システムの概略構成図である。
【0015】
図1に示すように、交通制御システム100は、信号制御装置10と、光ビーコン20と、中央装置50とを備える。
【0016】
信号制御装置10は、道路R1に設置された信号灯器1を制御する。信号制御装置10は、商用電源を電力源に用いて、予め設定された点灯時間(現示秒数)及び周期で信号灯器1の発光(青、黄、赤)を制御する。信号制御装置10は、典型的には、信号機1の支柱Sに取り付けられた制御ボックス(図示略)に設置され、信号機1に有線で電気的に接続される。信号制御装置10は、中央装置50と通信可能に構成される。
【0017】
光ビーコン20は、道路R1を信号灯器1へ向かって走行する車両Vに搭載された車載器Vmとの双方向の通信が可能な路車間通信装置として構成される。光ビーコン20は、運転支援情報として、信号灯器1の信号情報に関連する路線信号情報を車載器Vmへ送信することが可能に構成される。
【0018】
図2は、光ビーコン20の構成を示すブロック図である。
【0019】
光ビーコン20は、制御部21と、メモリ22と、取得部23と、端末通信部24と、路車間通信部25とを有する。
【0020】
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)を含むコンピュータで構成され、光ビーコン20の動作を統括的に制御する。制御部21は、機能ブロックとして、クロック部211と、時刻補正部212とを有する。
【0021】
クロック部211は、ミリ秒単位で光ビーコン20の内部時刻を計時するソフトウェア時計(内部時計)として機能する。クロック部211は、図示しない発振器の出力に基づいてミリ秒単位のクロック信号を生成する。
【0022】
時刻補正部212は、取得部23で取得された時刻情報に基づいて内部時計を校正する。時刻補正部212は、後述するように、1秒単位で送信される時刻情報をサンプリングする時刻同期処理を実行する。
【0023】
メモリ22は、端末通信部24を介して中央装置50から取得した信号灯器1の動作に関する路線信号情報を記憶することが可能な記憶素子で構成される。
【0024】
取得部23は、GPS(Global Positioning System)衛星から時刻情報を取得する。取得部23において取得される時刻情報は、現在時刻に関連する情報を含むパルス状の同期信号である。この同期信号は、典型的には、1秒単位で送信されるPPS信号である。
【0025】
端末通信部24は、中央装置50と通信ケーブルを介して双方向の通信が可能な通信モジュールである。端末通信部24は、中央装置50から路線信号情報を取得する。路線信号情報は、信号灯器1の動作に関する信号情報を基に生成される。信号情報としては、例えば、信号灯器1を制御する信号制御装置10の制御設定情報が含まれる。制御設定情報は、典型的には、階梯表、サイクル、スプリット、オフセット、時限表、感応秒数などの信号機定数をいう。
【0026】
路車間通信部25は、車載器Vmと無線で双方向の通信が可能な通信モジュールである。路車間通信部25は、発光器及び受光器を含み、発光器から路線信号情報が車載器Vmへ送信され、車載器Vmからのアップリンク送信を受光器で受信する。
【0027】
続いて、制御部21の詳細について説明する。
【0028】
(時刻同期処理)
図3は、制御部21における時刻同期処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0029】
制御部21は、取得部23において時刻情報を受信する(ST101)。時刻情報は、GPSシステムを利用して送信される現在時刻に関する情報であって、図4に示すようなパルス状の同期信号T0である。この同期信号T0は、正秒に同期して立ち上がるパルス波であり、そのデューティ比は、典型的には20%である。
【0030】
続いて、時刻補正部212は、同期信号T0をサンプリングする(ST102)。この処理は、図5に示すように、同期信号T0の立ち上がり周期(第1の周期)よりも短い周期(第2の周期)で同期信号T0をサンプリングする。本実施形態では、10ミリ秒間隔で同期信号T0をサンプリングする。
【0031】
図5は、同期信号T0のサンプリング処理を説明する概念図である。サンプリング処理が開始されると10ミリ秒間隔で同期信号T0の信号レベルを検出する。同期信号T0はパルス信号であり、LレベルからHレベルに変化した時刻を内部時刻の正秒とする。
【0032】
例えば図5においてt1~t5は、サンプリングのタイミングをそれぞれ示しており、t1及びt2では同期信号T0がLレベルと判定され、タイミングt3~t5では同期信号T0がHレベルと判定される。時刻補正部212は、同期信号T0のHレベルを判定したとき、同期信号を検出したと判定し、その判定したタイミングの時刻をもとに内部時計を校正する。
【0033】
その一方で、同期信号T0に重畳したノイズ等によって、同期信号T0が実際にはLレベルであるのにHレベルと誤って判定される場合がある。その対策として、同期信号T0がHレベルであることがn(nは2以上の自然数)回数連続して判定されたことをもって、同期信号を検出したと判定する方法がある。この方法によれば、ノイズ等の影響を受けることなく同期信号を正しく検出することが可能となる。図5は、n=3の例を示しており、n=3のタイミング(t5)で同期信号T0がHレベルのとき、同期信号を検出したことを表す「ON」判定が実行される。
【0034】
ところが、複数回連続して同期信号を検出したことをもって「ON」の判定を行うようにすると、同期信号T0の実際の変化点(立ち上がり点)からのずれ(誤差)が大きくなり、精度の高い時刻校正が困難になる場合がある。この問題は、nの値が大きくなるほど顕著となる。つまり、この方法では、同期信号T0のサンプリング周期(10ミリ秒)以下の誤差で同期信号を検出することができない。
【0035】
そこで本実施形態では、同期信号をn(nは2以上の自然数)回連続して検出したとき、その検出回数に対応する補正処理を施して内部時計を校正するようにしている(図3のST103~108)。以下、図5を参照しつつ、n=3の場合を例に挙げて説明する。
【0036】
時刻補正部212は、まず、現在のサンプリングタイミングにおいて同期信号T0がHレベルであるかどうかを判定する(ST103)。例えば、現在のタイミングをt5としたとき、同期信号T0はHレベルであるため、時刻補正部212は、現在より1回前のタイミングt4でも同期信号がHレベルであるかどうかをさらに判定する(ST104)。
【0037】
図5に示すように、1回前のタイミングt4の時点で同期信号T0がHレベルであるため、時刻補正部212は、現在より2回前のタイミングt3でも同期信号がHレベルであるかどうかをさらに判定する(ST105)。
【0038】
図5に示すように、タイミングt3の時点で同期信号T0はHレベルであるため、3回連続して同期信号を検出したことになる。そこで、時刻補正部212は、現在より3回前のタイミングt2では同期信号がLレベルであるかどうかを判定する(ST106)。図5の例では、タイミングt2では同期信号T0がLレベルであると判定される。
【0039】
タイミングt2で同期信号T0がLレベルであると判定すると、時刻補正部212は、上述した補正処理として、同期信号T0のサンプリング周期(10ミリ秒)に(n―1)の数を乗じて得られる時間を、n回目の検出時刻に加算する処理を実行する(ST107)。本例では、n=3であるため、時刻補正部212は、現在のタイミングt5に20ミリ秒加算された時刻を時刻情報としてセットする。タイミングt5を内部時刻の正秒(00秒)と校正される場合には、さらに20ミリ秒が加算された時刻に内部時計(クロック部211)が校正される。
【0040】
内部時計の校正後、時刻補正部212は、現在のタイミングt5の同期信号T0の判定結果を1回前のタイミングの同期信号T0の判定結果として更新する。同様に、1回前のタイミングt4の同期信号T0の判定結果を2回前の同期信号T0の判定結果として更新し、2回前のタイミングt3の同期信号T0の判定結果を3回前のタイミングの同期信号T0の判定結果として更新する(ST108)。
【0041】
ST108は、ST103~ST105における判定結果が「No」の場合(同期信号T0がLレベルの場合)において、3回連続して同期信号がHレベルであることを検出するための処理である。したがって、ST106で「Yes」と判定された時点で当該処理を行うことなく時刻同期処理を終了させてもよい。
【0042】
本実施形態によれば、同期信号をn(nは2以上の自然数)回連続して検出したとき、その検出回数に対応する補正処理を施すことで内部時計を校正するようにしているため、内部時刻と実際の時刻との誤差を同期信号T0のサンプリング周期(10ミリ秒)以下にまで短縮することができる。これにより、内部時計(クロック部211)の高精度な校正処理を実現することができる。
【0043】
上述の時刻同期処理は、典型的には、所定時間ごとに実行される。通常、光ビーコンの内部時計は、発振器等のハードウェアの動作バラツキを要因として、例えば、5分で15ミリ秒のずれが生じる。このため、上述の時刻同期処理を、例えば、3分~5分ごとに行うようにしてもよい。
【0044】
(路線信号情報提供処理)
続いて、車載器Vmへ送信される路線信号情報の提供処理について説明する。図6は、光ビーコン20において実行される路線信号情報提供の処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0045】
制御部21は、中央装置50から路線信号情報を取得したとき、取得した路線信号情報をメモリ22へ格納(登録)する(ST201)。
【0046】
制御部21は、路線信号情報が登録されている場合、内部時計(クロック部211)から現在時刻を取得する(ST202)。ここでいう現在時刻は、上述した時刻同期処理後の内部時計(クロック部211)で計時される100ミリ秒単位の時刻をいう。
【0047】
続いて、制御部21は、取得した現在時刻と基準点時刻との差である経過時間を算出する(ST203)。基準点時刻とは、路線信号情報に付与されている信号灯器1の動作に関する基準時刻をいう。経過時間は、100ミリ秒単位の時間とする。
【0048】
続いて、制御部21は、車載器Vmからアップリンクの受信の有無を判定する(ST204)。アップリンクは、道路R1を走行する車両Vから光ビーコン20へ送信される信号であって、典型的には、当該車両Vに関する情報や光ビーコン20が保有する路線信号情報の提示要求が含まれる。
【0049】
制御部21は、アップリンクを受信したとき、当該車載器Vmへ路線信号情報の提供を許可するか否かを判定する(ST205)。例えば、受信したアップリンクに路線信号情報の提示要求が含まれていない、光ビーコンが現在時刻を取得できていないなどの例外がある場合を除き、制御部21は、路車間通信部25を介して路線信号情報を車載器Vmへ送信する(ST206)。
【0050】
本実施形態によれば、ST202で取得される現在時刻が高精度に校正された内部時計を基に取得されるため、信号灯器1の基準点時刻からの経過時間を非常に高い精度で算出することができる。これにより、信頼性の高い路線信号情報を車載器Vmへ提供することができる。
【0051】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
【0052】
例えば以上の実施形態では、時刻同期処理において同期信号T0の検出回数を3回(n=3)としたが、これに限定されず、2回あるいは4回以上であってもよい。同期信号のサンプリング周期も10ミリ秒に限られず、10ミリ秒未満でもよいし、10ミリ秒を超える時間であってもよい。
【0053】
また、以上の実施形態では、時刻同期処理における補正処理として、同期信号T0のサンプリング周期に(n―1)の数を乗じて得られる時間を、n回目の検出時刻に加算する処理を例に挙げて説明したが、その加算値に対して所定の長さの時間がさらに加算あるいは減算されてもよい。上記所定の長さの時間は、典型的には、サンプリング周期よりも短い時間(例えば、サンプリング周期の半分以下の時間)とされる。
【0054】
さらに以上の実施形態では、路車間通信装置として光ビーコンを例に挙げて説明したが、これに限られず、電波ビーコンであってもよい。
【符号の説明】
【0055】
1…信号灯器
10…信号制御装置
20…光ビーコン
21…制御部
22…メモリ
23…取得部
50…中央装置
100…交通制御システム
211…クロック部(内部時計)
212…時刻補正部
Vm…車載器
図1
図2
図3
図4
図5
図6