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特許7273848センサアセンブリ装置および連続グルコースモニタのための方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-02
(45)【発行日】2023-05-15
(54)【発明の名称】センサアセンブリ装置および連続グルコースモニタのための方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/1473 20060101AFI20230508BHJP
   A61B 5/1486 20060101ALI20230508BHJP
【FI】
A61B5/1473
A61B5/1486
【請求項の数】 29
(21)【出願番号】P 2020555806
(86)(22)【出願日】2019-04-11
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-08-26
(86)【国際出願番号】 EP2019059213
(87)【国際公開番号】W WO2019197519
(87)【国際公開日】2019-10-17
【審査請求日】2022-02-04
(31)【優先権主張番号】62/657,612
(32)【優先日】2018-04-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516043328
【氏名又は名称】アセンシア・ディアベティス・ケア・ホールディングス・アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】キャメロン・エム・ヤング
(72)【発明者】
【氏名】ジェニファー・エル・ガス
(72)【発明者】
【氏名】トーマス・エー・ジェー・メイヤー・ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】ユージーン・プレイス
【審査官】藤原 伸二
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第3202323(EP,A1)
【文献】欧州特許出願公開第3202324(EP,A1)
【文献】特開2008-246204(JP,A)
【文献】特表2010-540129(JP,A)
【文献】特表2015-509011(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/145-5/1495
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサ装置であって、
導入器に対してシールするように構成されているシール面を有する第1の端と、
挿入シャフトカバーに対してシールするように構成されているシール面を有する第2の端と、
前記第1の端と前記第2の端との間に延び、前記導入器の挿入シャフトが開口を通って移動できるようにする幅を有する挿入シャフト開口であって、センサハウジングの内面を画定する挿入シャフト開口と、
センサワイヤ接触位置を有する外面と、
前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサワイヤチャンネルと、を含む、センサハウジングを備え、
前記センサワイヤチャンネルおよび前記センサワイヤ接触位置は、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサの対応する部分を受け入れるように各々構成され、さらに前記センサが前記連続グルコースモニタリングシステムの電気回路に電気的に接触できるようにするように構成されており、
前記センサハウジングの前記第1の端は、第1の直径を有し、前記センサハウジングの前記第2の端は、前記第1の直径と比べて小さい第2の直径を有し、
前記センサハウジングは、テーパ状である、センサ装置。
【請求項2】
さらに、
前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口内に置かれている導入器の挿入シャフトの一部であって、前記導入器は、前記センサハウジングの前記第1の端に密に連結されている、挿入シャフトの一部と、
前記センサハウジングの前記第2の端に密に連結されている挿入シャフトカバーであって、内部領域を有する挿入シャフトカバーと、
前記センサハウジングの前記センサワイヤチャンネルを通って前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサの一部と、を備え、
前記センサハウジング、前記導入器および前記挿入シャフトカバーは、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口および前記挿入シャフトカバーの前記内部領域を含むシール領域を形成する、請求項1に記載のセンサ装置。
【請求項3】
前記シール領域および前記シール領域内の全構成要素は、滅菌されている、請求項2に記載のセンサ装置。
【請求項4】
前記センサハウジングの前記センサワイヤ接触位置をセンサハウジング支持物に関連して所定の位置に置くために、前記外面は、前記連続グルコースモニタリングシステムのセンサハウジング支持物と係合するように構成されているアライメント機能を含む、請求項1に記載のセンサ装置。
【請求項5】
前記外面は、複数のアライメント機能を含む、請求項に記載のセンサ装置。
【請求項6】
さらに、
前記センサハウジングの前記第1の端の前記シール面から前記センサワイヤチャンネルへと延びるシーリングチャンネルを備え、
前記シーリングチャンネルは、前記センサワイヤチャンネル内に配置されているセンサの少なくとも一部の周りをシールするシーリング材料を受け入れるように構成されている、請求項1に記載のセンサ装置。
【請求項7】
連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサアセンブリであって、
挿入シャフトを有する導入器と、
前記挿入シャフトの一部を取り囲む挿入シャフトカバーと、
第1の端および第2の端を有するセンサであって、前記センサの前記第1の端は前記挿入シャフト内に置かれている、センサと、
センサハウジングであって、
前記導入器に対してシールするように構成されているシール面を有する第1の端と、
前記挿入シャフトカバーに対してシールするように構成されているシール面を有する第2の端と、
前記第1の端と前記第2の端との間に延びる挿入シャフト開口であって、前記挿入シャフト開口は、前記挿入シャフトが開口を通って移動できるようにする幅を有し、前記センサハウジングの内面を画定する挿入シャフト開口と、
センサワイヤ接触位置を有する外面と、
前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサワイヤチャンネルと、を含み、
前記センサは、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びる、センサハウジングと、
受入エリアおよびセンサハウジング支持物を有する受入面であって、前記センサハウジング支持物は、外面、内面および前記外面と前記内面との間に延びる垂直接触要素チャンネル開口を含む、受入面と、
基板に連結されている前記連続グルコースモニタリングシステムのための電気回路を有する基板であって、前記受入面の前記受入エリア内に置かれている基板と、
前記受入面の前記センサハウジング支持物の垂直接触要素チャンネル内に置かれている垂直接触要素であって、前記電気回路と電気的に接触している垂直接触要素と、を備え、
前記センサハウジングは、前記受入面の前記センサハウジング支持物内に置かれ、前記垂直接触要素および前記センサは、前記センサが前記電気回路と電気的に接触しているように前記センサワイヤ接触位置で電気的に接触している、センサアセンブリ。
【請求項8】
前記導入器の前記挿入シャフトの一部は、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口内に置かれ、前記導入器は、前記センサハウジングの前記第1の端に密に連結され、
前記挿入シャフトカバーは、前記センサハウジングの前記第2の端に密に連結され、前記挿入シャフトカバーは、内部領域を有し、
前記センサハウジング、前記導入器および前記挿入シャフトカバーは、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口および前記挿入シャフトカバーの前記内部領域を含むシール領域を形成する、請求項に記載のセンサアセンブリ。
【請求項9】
前記シール領域および前記シール領域内の全構成要素は、滅菌されている、請求項に記載のセンサアセンブリ。
【請求項10】
前記センサハウジングの前記第1の端は、第1の直径を有し、前記センサハウジングの前記第2の端は、前記第1の直径と比べて小さい第2の直径を有し、
前記センサハウジングは、テーパ状である、請求項に記載のセンサアセンブリ。
【請求項11】
前記センサハウジング支持物は、アライメント機能を有し、前記センサハウジングの前記外面は、前記センサハウジングの前記センサワイヤ接触位置を所定の位置に置くために、前記センサハウジング支持物の前記アライメント機能と係合するように構成されている対応するアライメント機能を含む、請求項に記載のセンサアセンブリ。
【請求項12】
さらに、前記センサハウジングの前記第1の端の前記シール面から前記センサワイヤチャンネルへと延びるシーリングチャンネルを備え、前記シーリングチャンネルは、前記センサハウジングの前記センサワイヤチャンネル内に置かれている前記センサの周りをシールするシーリング材料を含む、請求項に記載のセンサアセンブリ。
【請求項13】
さらに、前記基板および前記センサハウジングを覆う前記受入面に連結されている上部カバーを備える、請求項に記載のセンサアセンブリ。
【請求項14】
前記センサは、複数のセンサリードを含み、さらに、それぞれのセンサリードと少なくとも前記電気回路との間に電気的接続を形成する複数の垂直接触要素を備える、請求項に記載のセンサアセンブリ。
【請求項15】
連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサアセンブリの組立方法であって、
センサハウジングを設けることであって、前記センサハウジングは、
挿入シャフトを有する導入器に対してシールするように構成されているシール面を有する第1の端と、
挿入シャフトカバーに対してシールするように構成されているシール面を有する第2の端と、
前記第1の端と前記第2の端との間に延び、前記挿入シャフトの少なくとも一部が挿入シャフト開口を通って移動できるようにする幅を有する挿入シャフト開口であって、前記センサハウジングの内面を画定する挿入シャフト開口と、
センサワイヤ接触位置を有する外面と、
前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口の前記内面と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサワイヤチャンネルと、を含む、センサハウジングを設けることと、
センサが前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサハウジングの前記センサワイヤ接触位置との間に延びるようにセンサを設置することと、
挿入シャフトを前記センサハウジングの前記第1の端を通って設置することと、
挿入シャフトカバーを前記センサハウジングの前記第2の端に連結することと、
受入エリアおよびセンサハウジング支持物を有する受入面を設けることであって、前記センサハウジング支持物は、外面、内面および前記外面と前記内面との間に延びる垂直接触要素チャンネルを含む、受入面を設けることと、
基板に連結されている前記連続グルコースモニタリングシステムのための電気回路を有する基板を前記受入面の前記受入エリアに設置することと、
垂直接触要素が前記電気回路と電気的に接触しているように、垂直接触要素を前記受入面の前記センサハウジング支持物の前記垂直接触要素チャンネル内に設置することと、
前記垂直接触要素および前記センサが前記センサワイヤ接触位置で電気的に接触し、前記センサが前記電気回路と電気的に接触しているように、前記センサハウジングを前記受入面の前記センサハウジング支持物内に設置することと、を備える、方法。
【請求項16】
前記センサハウジング、前記導入器および前記挿入シャフトカバーは、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口および前記挿入シャフトカバーの内部領域を含むシール領域を形成する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記シール領域および前記シール領域内の全構成要素は、滅菌されている、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記センサハウジングの前記第1の端は、第1の直径を有し、前記センサハウジングの前記第2の端は、前記第1の直径と比べて小さい第2の直径を有し、
前記センサハウジングは、テーパ状である、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記センサハウジング支持物は、アライメント機能を有し、前記センサハウジングの前記外面は、前記センサハウジングの前記センサワイヤ接触位置を所定の場所に前記センサハウジング支持物に関連して置くために、前記センサハウジング支持物の前記アライメント機能と係合するように構成されている対応するアライメント機能を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記センサハウジングは、前記センサハウジングの前記第1の端の前記シール面から前記センサワイヤチャンネルへと延びるシーリングチャンネルを含み、
さらに、前記センサハウジングの前記センサワイヤチャンネル内に置かれている前記センサの周りをシールするためにシーリング材料を前記シーリングチャンネルに導入することを備える、請求項15に記載の方法。
【請求項21】
さらに、
上部カバーを、前記基板を覆う前記受入面および前記センサハウジングの上に設置することを備える、請求項15に記載の方法。
【請求項22】
連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサ装置であって、
シール面を有する第1の端と、
シール面を有する第2の端と、
前記第1の端と前記第2の端との間に延び、導入器の挿入シャフトが開口を通って移動できるようにする幅を有する挿入シャフト開口であって、センサハウジングの内面を画定する挿入シャフト開口と、
センサワイヤ接触位置を有する外面と、
前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサワイヤチャンネルと、を含む、センサハウジングを備え、
前記センサワイヤチャンネルおよび前記センサワイヤ接触位置は、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサの対応する部分を受け入れるように各々構成され、さらに前記センサが前記連続グルコースモニタリングシステムの電気回路に電気的に接触できるようにするように構成されており、
前記センサハウジングの前記センサワイヤ接触位置をセンサハウジング支持物に関連して所定の位置に置くために、前記外面は、前記連続グルコースモニタリングシステムのセンサハウジング支持物と係合するように構成されているアライメント機能を含む、センサ装置。
【請求項23】
さらに、
前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口内に置かれている導入器の挿入シャフトの一部であって、前記導入器は、前記センサハウジングの前記第1の端に密に連結されている、挿入シャフトの一部と、
前記センサハウジングの前記第2の端に密に連結されている挿入シャフトカバーであって、内部領域を有する挿入シャフトカバーと、
前記センサハウジングの前記センサワイヤチャンネルを通って前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサの一部と、を備え、
前記センサハウジング、前記導入器および前記挿入シャフトカバーは、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口および前記挿入シャフトカバーの前記内部領域を含むシール領域を形成する、請求項22に記載のセンサ装置。
【請求項24】
前記シール領域および前記シール領域内の全構成要素は、滅菌されている、請求項23に記載のセンサ装置。
【請求項25】
前記センサハウジングの前記第1の端は、第1の直径を有し、前記センサハウジングの前記第2の端は、前記第1の直径と比べて小さい第2の直径を有し、
前記センサハウジングは、テーパ状である、請求項22に記載のセンサ装置。
【請求項26】
前記外面は、複数のアライメント機能を含む、請求項22に記載のセンサ装置。
【請求項27】
さらに、
前記センサハウジングの前記第1の端の前記シール面から前記センサワイヤチャンネルへと延びるシーリングチャンネルを備え、
前記シーリングチャンネルは、前記センサワイヤチャンネル内に配置されているセンサの少なくとも一部の周りをシールするシーリング材料を受け入れるように構成されている、請求項22に記載のセンサ装置。
【請求項28】
前記センサハウジングが受入面をさらに備え、前記受入面は、受入エリアおよびセンサハウジング支持物を有し、前記センサハウジング支持物は、外面、内面および前記外面と前記内面との間に延びる垂直接触要素チャンネル開口を含む、請求項1に記載のセンサ装置。
【請求項29】
前記受入面の前記垂直接触要素チャンネル内に且つ前記電気回路と電気的に接触して置かれている垂直接触要素をさらに備える、請求項28に記載のセンサ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
これは、2018年4月13日に出願された米国仮特許出願第62/657,612号の利益を主張し、あらゆる目的のためにその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、一般に、連続グルコースモニタリング(CGM)、より具体的には、CGMのためのセンサアセンブリのための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0003】
既存のCGM製品は、「指先」などの採血を伴うこのような各測定を必要とせずに、患者の血糖値を頻繁に測定する。CGM製品は、皮膚の下に位置されるように挿入されるセンサ部分と、皮膚、例えば、腹部または上腕の後ろの外面に接着される処理部分を含み得る。これらのCGM製品は、取り外して交換される前に数日間着用される。
【0004】
皮膚の下に挿入されたセンサは、CGM製品の処理部分に信号を供給し、その信号は患者の血中グルコース値を示す。これらの測定は、1日を通して何度も(例えば、5分毎またはその他の間隔で)自動的に行われ得る。
【0005】
CGM製品の処理部分は、センサによって供給される信号を解読するための、および患者の血中グルコース値に関する情報を保存および/または伝達するための電気回路を含み得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの例示的な実施形態では、センサハウジングを含む連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサ装置が提供される。前記センサハウジングは、挿入シャフトを有する導入器に対してシールするように構成されているシール面を有する第1の端と、挿入シャフトカバーに対してシールするように構成されているシール面を有する第2の端と、前記導入器の前記挿入シャフトが前記挿入シャフト開口を通って移動できるようにし、かつ前記第1の端と前記第2の端との間に延びる幅を有する挿入シャフト開口と、を含む。前記挿入シャフト開口は、前記センサハウジングの内面を画定する。前記センサハウジングは、センサワイヤ接触位置を備える外面をも有する。前記センサハウジングは、さらに前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサワイヤチャンネルを含んでもよい。この例示的な実施形態では、前記センサワイヤチャンネルおよび前記センサワイヤ接触位置は、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサを受け入れるように構成されていてもよく、さらに、前記センサが前記連続グルコースモニタリングシステムの回路に電気的に接触できるようにするように構成されていてもよい。
【0007】
別の例示的な実施形態では、連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサアセンブリが提供される。前記センサアセンブリは、挿入シャフトを有する導入器と、前記挿入シャフトの一部を取り囲む挿入シャフトカバーと、第1の端および第2の端を有するセンサであって、前記センサの前記第1の端は前記挿入シャフト内に置かれている、センサと、センサハウジングと、を含む。前記センサハウジングは、前記導入器に対してシールするように構成されているシール面を有する第1の端と、前記挿入シャフトカバーに対してシールするように構成されているシール面を有する第2の端と、を含んでもよい。
前記センサハウジングは、さらに前記第1の端と前記第2の端との間に延びる挿入シャフト開口を含んでもよく、前記挿入シャフト開口は、前記挿入シャフトが開口を通って移動できるようにする幅を有し、前記挿入シャフト開口は、前記センサハウジングの内面を画定する。前記センサハウジングは、さらに、センサワイヤ接触位置を有する外面と、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサワイヤチャンネルと、を含んでもよく、前記センサは、前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサワイヤ接触位置との間に延びる。前記センサアセンブリは、さらに、受入エリアおよびセンサハウジング支持物を有する受入面を含んでもよい。前記センサハウジング支持物は、外面、内面および前記外面と前記内面との間に延びる垂直接触要素チャンネルを含んでもよい。前記センサアセンブリは、さらに、基板に連結されている前記連続グルコースモニタリングシステムのための電気回路を有する回路基板などの基板を含んでもよい。様々な実施形態では、対応する1つまたは複数のソケットなどにより、前記電気回路の1つまたは複数の構成要素は、前記基板に搭載されていてもよく、および/または前記電気回路の1つまたは複数の構成要素は、前記基板に連結されていてもよい。当然のことながら、ソケットは前記基板に物理的に取り付けられてもよく、集積回路などであるがこれに限定されない構成要素は、前記構成要素を機械的に支持し、さらに電気構成要素と基板上の1つまたは複数の導電性トレースとの間に電気的接続を提供する前記ソケットに挿入されてもよい。この例示的な実施形態では、前記基板は、前記受入面の前記受入エリア内に置かれている。垂直接触要素は、前記受入面の前記センサハウジング支持物の垂直接触要素チャンネル内に置かれて設けられてもよい。前記垂直接触要素は、前記電気回路と電気的に接触していてもよい。前記センサハウジングは、前記受入面の前記センサハウジング支持物内に置かれ、前記垂直接触要素および前記センサは、前記センサが前記電気回路と電気的に接触しているように前記センサワイヤ接触位置で電気的に接触している。
【0008】
いくつかの実施形態では、連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサアセンブリの組立方法が提供される。前記方法は、(a)導入器に対してシールするように構成されているシール面を有する第1の端と、(b)挿入シャフトカバーに対してシールするように構成されているシール面を有する第2の端と、(c)前記第1の端と前記第2の端との間に延び、前記導入器の挿入シャフトの少なくとも一部が挿入シャフト開口を通って移動できるようにする幅を有する挿入シャフト開口であって、センサハウジングの内面を画定する挿入シャフト開口と、(d)センサワイヤ接触位置を有する外面と、(e)前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口の前記内面と前記センサワイヤ接触位置との間に延びるセンサワイヤチャンネルと、を含むセンサハウジングを設けること(1)を含む。前記方法は、さらに、(2)センサが前記センサハウジングの前記挿入シャフト開口と前記センサハウジングの前記センサワイヤ接触位置との間に延びるようにセンサを設置することと、(3)挿入シャフトを前記センサハウジングの前記第1の端を通って設置することと、(4)挿入シャフトカバーを前記センサハウジングの前記第2の端に連結することと、(5)受入エリアおよびセンサハウジング支持物を有する受入面を設けることであって、前記センサハウジング支持物は、外面、内面および前記外面と前記内面との間に延びる垂直接触要素チャンネルを含む、受入面を設けることと、(6)基板に連結されている前記連続グルコースモニタリングシステムのための電気回路を有する基板を前記受入面の前記受入エリアに設置することと、(7)垂直接触要素が前記電気回路と電気的に接触しているように、垂直接触要素を前記受入面の前記センサハウジング支持物の前記垂直接触要素チャンネル内に設置することと、(8)前記垂直接触要素および前記センサが前記センサワイヤ接触位置で電気的に接触し、前記センサが前記電気回路と電気的に接触しているように、前記センサハウジングを前記受入面の前記センサハウジング支持物内に設置することと、を含む。
【0009】
本開示による実施形態の他の機能、態様および利点は、いくつかの例示的な実施形態および実装を図示することにより、以下の詳細な説明、別紙の特許請求の範囲および添付の図面からより完全に明らかになるだろう。本開示による様々な実施形態は、他の異なる用途が可能でもあり得、そのいくつかの詳細は、すべて特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な点で修正され得る。したがって、図面および説明は、本質的に例示的なものと見なされるべきであり、限定的なものとして見なされるべきではない。
図面は必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングモジュールの側面図を図示する。
図1B図1Aの本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングモジュールの断面図を図示する。
図2A】本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングアセンブリを図示する。
図2B図2Aの本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングアセンブリの断面図を図示する。
図2C図2Aの本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングアセンブリの分解組立図を図示する。
図3A】本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングを図示する。
図3B図3Aの本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングの底面図を図示する。
図3C図3Aの本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングの断面図を図示する。
図4】本開示の例示的な実施形態によるセンサを図示する。
図5A】本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリのための下部ケースを図示する。
図5B】本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリのための基板を図示する。
図5C図5Aの本開示の例示的な実施形態による下部ケースの断面図を図示する。
図5D】本開示の例示的な実施形態による垂直接触要素を図示する。
図6A】本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリの一部の上面斜視図を図示する。
図6B】本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリの一部の下面斜視図を図示する。
図6C】本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリの一部の断面図を示し、図6Cは、図1Bと同様であるが、上部ケース、下部ケース、基板、センサハウジングおよびセンサの関係(例えば、センサアセンブリはユーザの皮膚に接着されているとき)を追加で図示するために、図1Bの挿入シャフトおよび挿入シャフトカバーが取り外された状態である。
図7】本開示の例示的な実施形態による連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサアセンブリの組立方法のフローダイアグラムを図示する。
図8】患者の皮膚を通してセンサを挿入する前のセンサアプリケータ内のセンサハウジングモジュールを含むアセンブリの断面図を図示する。
図9】センサを患者の皮膚を通して挿入するために、挿入シャフトカバーを取り外して挿入シャフトを挿入場所へと移した後のセンサアプリケータ内のセンサハウジングモジュールを含むアセンブリの断面図を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態は、個別に滅菌され、次いで組み立て中に連続グルコースモニタの電子回路に容易かつ確実に接続され得るセンサおよび導入器の挿入シャフトを有するモジュールを形成することを可能にする。センサと電子回路との間の垂直方向の相互接続は、モニタの全体的な設置面積を減少させる。
【0012】
連続グルコースモニタリングを実行するために、センサは患者に挿入され、電気回路はセンサに連結されている。電気回路は、センサから得られた情報を処理するために、および患者および/またはとりわけ患者の血中グルコース値を長い期間監視する医療提供者によって使用される1つまたは複数の外部デバイスに情報を送信するために使用されてもよい。電気回路を含むハウジングは、センサが患者の中に延びている状態で患者の皮膚に接着され、数日間(例えば、場合によっては最大1週間以上)患者の皮膚に留まる。
【0013】
電気回路を含むハウジングは患者の皮膚に留まるため、ハウジングを患者にとって快適で、接着しやすく、しっかりと取り付けることができるようにすることが望ましい。ハウジングのサイズを小さくすることは、これらの目標を達成することができ、デバイスが小さければ小さいほど、患者に固定しやすく、より快適で、外れる可能性が低くなる(例えば、衣服に引っ掛かったり、さもなければぶつかったり、ずれたりすることによって)。
【0014】
本開示による様々な実施形態は、連続グルコースモニタのセンサとモニタの電気回路との間に垂直配向の電気的接続を提供する。従来、このような接続は、モニタの電気回路が搭載されている基板上で横方向(同一平面上)にされている。電気的接続を垂直に方向づけることにより、モニタの電気回路により多くのスペースが設けられ、モニタのハウジングの全体的な設置面積を減少させることができる。設置面積が減少したハウジングは、患者の皮膚にしっかりと取り付けるのが簡単な、より快適な連続グルコースモニタを提供することができる。より小さなサイズのモニタは、より離散的でもあり、これは多くのユーザにとって有利であり得る。
【0015】
また、本明細書に記載される1つまたは複数の実施形態では、連続グルコースモニタの部分は、個別におよび/または異なる滅菌処理を使用して滅菌されていてもよい。例えば、1つまたは複数の実施形態では、連続グルコースモニタのセンサおよび挿入シャフトは、連続グルコースモニタの電気回路から分離される、および/または個別に滅菌可能であってもよい。このような構成は、センサおよび挿入シャフトが電子線、ガンマ線、または同様のプロセスなどの第1のプロセスを使用して滅菌されることを可能にし、一方、電気回路は、化学的または同様のプロセスなどの第2のプロセスを使用して滅菌されてもよい。電子またはガンマ線滅菌は、グルコース検出用のセンサによって使用される酵素に損傷を与えることなく、センサおよび挿入シャフトを滅菌するのに効果的である。しかしながら、電子またはガンマ線滅菌は、センシティブな電気回路を損傷する場合がある。同様に、エチレンオキシドまたは別の化学物質を使用する化学的滅菌は、これらの構成要素を損傷することなく、電気回路および電気回路が搭載されている基板を滅菌するのに効果的である。しかしながら、化学的滅菌は、グルコースの検出用のセンサによって使用される酵素を破壊する場合がある。したがって、センサおよび挿入シャフトが連続グルコースモニタの電気回路から個別に滅菌されることを可能にする構造を設けることは、追加の利益をもたらす。
【0016】
図1A~9を参照して、本開示のこれらおよび他の実施形態を以下に説明する。
【0017】
図1Aは、本開示の例示的な実施形態による例示的なセンサハウジングモジュール100の側面図を図示する。例示的なセンサハウジングモジュール100は、上部ケース102と、上部ケース102に取り付けられる下部ケース104などの受入面を含む。例示的なセンサハウジングモジュール100は、さらに、下部ケース104から外向きに延びる挿入シャフトカバー106と、導入器108と、上部ケース102から外向きに延びるハンドル部分109aと、を含む。導入器108は、センサを患者の間質液に導入するために使用される鋭くとがった端を備える中空シリンダなどの挿入シャフト109b(図1B)を含んでもよい。この例示的な実施形態では、導入器108は、センサまたはセンサの少なくとも一部が患者の皮膚の下に位置されるように、センサを患者に挿入するために使用されてもよい。
【0018】
いくつかの実施形態では、上部ケース102、下部ケース104、挿入シャフトカバー106および/または導入器のハンドル部分109aは、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリカーボネート、ナイロン、アセタール、ポリフタルアミド(PPA)、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン(peek)、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン(HDPE)および低密度ポリエチレン(LDPE)などであるが、これらに限定されない1つまたは複数の物質から作られてもよい。
【0019】
いくつかの実施形態では、導入器108の挿入シャフト109bは、ステンレス鋼などの金属から作られてもよい。いくつかの実施形態では、導入器108の挿入シャフト109bは、プラスチックなどであるが、これに限定されない1つまたは複数の物質から作られてもよい。いくつかの実施形態では、導入器108の挿入シャフト109bには、プラスチックハンドル部分109aがインサート成形され、導入器108の挿入シャフト109bは、これらに限定されないが、円形C-チャンネル管、円形U-チャンネル管、四角形U-プロファイルに折り畳まれた打ち抜き板金部品、四角形U-チャンネルプロファイルを備える成形/鋳造金属部品、またはエッチングまたは研磨された四角形U-チャンネルを備える中実の金属シリンダであってもよい。いくつかの例示的な実施形態では、C-チャンネルまたはU-チャンネル管挿入シャフトとして実装される導入器108の挿入シャフト109bの場合、管は、400μmから700μmの範囲の内径および100μmから250μmの範囲の厚さを有してもよい。いくつかの例示的な実施形態では、四角形U-プロファイルに折り畳まれた打ち抜き板金として実装される導入器108の挿入シャフト109bの場合、内部の幅および高さは400μmから700μmの範囲であってもよく、壁の厚さは100μmから250μmの範囲である。いくつかの例示的な実施形態では、成形または鋳造金属部品として実装される導入器108の挿入シャフト109bの場合、挿入シャフト109bの外径は1200μmから2000μmの範囲であってもよく、挿入シャフト109bの内部チャンネルは、400μmから700μmの間の幅および高さを有してもよい。いくつかの例示的な実施形態では、ハンドル部分109aおよび挿入シャフト109bを含む導入器108の長さは、約18mmから22mmであってもよく、導入器108の挿入シャフト109bの長さは、約12mmから15mmであってもよい。他の導入器および/または挿入シャフトの構造、サイズおよび/または物質が使用されてもよい。
【0020】
図1Bは、図1Aの本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングモジュール100の断面図を図示する。プリント回路基板などの基板110は、下部ケース104の内面に配置されて示されている。いくつかの例示的な実施形態では、基板110は、これに限定されないが、およそ0.6mmから0.8mmの範囲の厚さを有してもよい。1つまたは複数の実施形態では、基板110は、例えば4層プリント回路基板であってもよい。
基板110は、非導電性であってもよく、基板上または基板に形成された導電性トレースを有してもよい。他のプリント回路基板の構造、サイズおよび/または物質が採用されてもよい。
【0021】
図1Bに図示した例示的な実施形態によれば、センサ112は、挿入シャフトカバー106の内面により画定される領域の中に延びて示されている。
【0022】
垂直接触要素114は、基板110と接触し、さらにセンサハウジング116の外部側壁部分と接触して示されている。当然のことながら、垂直接触要素114は、基板110の非導電性部分に直接ではなく、基板110上に配置される導電性物質と接触していてもよい。様々な実施形態では、垂直接触要素114は、ハイグレードステンレス鋼、純銀、金または銀/金/ステンレス鋼めっきされた銅、または任意の他の適切な導電性物質から作られてもよい。さらなる実施形態では、垂直接触要素114はカーボンゴム(carbon rubber)と純金/銀との組み合わせまたは非バイメタル接触(non-bimetal contact)を提供する同様の物質から作られてもよい。図1Bに1つの垂直接触要素114を示しているが、いくつかの実施形態では、以下にさらに説明するように、複数の垂直接触要素が基板110から延びてもよい(例えば、2つ、3つまたはそれ以上の垂直接触要素)。
【0023】
いくつかの実施形態では、センサハウジング116は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリカーボネート、ナイロン、アセタール、ポリフタルアミド(PPA)、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン(peek)、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン(HDPE)および低密度ポリエチレン(LDPE)などであるが、これらに限定されない1つまたは複数の物質から作られてもよい。
【0024】
図2Aは、本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジングアセンブリ200を図示する。例示的なセンサハウジングアセンブリ200は、センサハウジング116を含み、センサハウジング116は、上部外面202と、センサハウジング116の外部側壁上の第1の位置で配置され、かつセンサハウジング116から外向きに延びるアライメント機能204と、センサハウジング116の外部側壁上の第2の位置で配置されるセンサワイヤ接触位置206と、を有する。センサワイヤ接触位置206は、例えば、センサハウジング116の外部側壁における表面、開口および/または陥凹であってもよく、センサワイヤ接触位置206に置かれている任意センサは、センサハウジング116の外部側壁の下に埋め込まれるか、外部側壁と同じ高さであるか、外部側壁から突出していてもよい。当然のことながら、1つ以上のアライメント機能204は、センサハウジング116の様々な外部側壁の位置で配置されてもよい(例えば、図2Aに示したアライメント機能204および図2Cに示したアライメント機能204)。アライメント機能204は、センサハウジング116の向きを下部ケース104に関連して(以下により詳細に説明されるように)確定することによりセンサハウジングモジュール100の組み立てを容易にする。センサワイヤ接触位置206は、センサを置くための(以下に説明されるように)センサハウジング116の外面の領域を提供する。
【0025】
図2Bは、図2Aの例示的なセンサハウジングアセンブリ200の断面図を図示する。図2Bは、センサハウジング116の第1の端208および第2の端210、およびセンサハウジング116の第1の端208の上部外面202からセンサワイヤチャンネル214へと延びるシーリングチャンネル212を示す(シーリングチャンネル212に配置されるセンサの一部とともに示される)。
図2Bは、さらに導入器シールO-リング216およびセンサハウジングシールO-リング218を示す。センサハウジング116、導入器108、挿入シャフトカバー106は、導入器シールO-リング216およびセンサハウジングシールO-リング218とともにセンサハウジング116の挿入シャフト開口および挿入シャフトカバー106の内部領域を含むシール領域220を形成する。シール領域220内の構成要素は、滅菌されていてもよい(例えば、センサハウジングモジュール100の基板110上の任意の電気回路とは別の個々のユニットとして)。いくつかの実施形態では、シール領域220の滅菌は、これに限定されないが、1つまたは複数の電子またはガンマ線への暴露によって達成されてもよい。いくつかの実施形態では、シリコーンなどのシーリング材料は、センサハウジング116のセンサワイヤチャンネル214内に置かれているセンサの周りをシールするためにシーリングチャンネル212の中に設けられてもよい。
【0026】
図2Cは、導入器108、センサハウジング116、センサ112、挿入シャフトカバー106、導入器シールO-リング216およびセンサハウジングシールO-リング218を含む、図2Aの例示的なセンサハウジングアセンブリ200の分解組立図を図示する。いくつかの実施形態では、導入器シールO-リング216および/またはセンサハウジングシールO-リング218は、シリコーンゴム、ブナ-N(ニトリル)ゴム(buna-N (nitrole) rubber)またはフルオロシリコーンゴムなどであるが、これに限定されない物質から作られてもよい。
【0027】
以上に説明するように、センサハウジング116、導入器108、挿入シャフトカバー106は、導入器シールO-リング216およびセンサハウジングシールO-リング218とともにセンサハウジング116の挿入シャフト開口および挿入シャフトカバー106の内部領域を含むシール領域220(図2B)を形成する。いくつかの実施形態では、シール領域220およびシール領域220の全構成要素/表面は、センサハウジングアセンブリ200を下部ケース104(図1B)の中に挿入する前に滅菌されていてもよい。これは、シール領域220内の構成要素/表面に使用される、下部ケース104の基板110上に存在する任意の電気回路と不適合であり得る電子またはガンマ線滅菌などの滅菌方法を可能にする。同様に、上部ケース102および下部ケース104によって画定される内部領域、および基板110および基板110上に形成される電気回路などの内部領域の任意の構成要素/表面は、シール領域220内のセンサと不適合である(以下にさらに説明するように)、化学的滅菌などの方法を使用して滅菌されていてもよい。
【0028】
図3Aは、本開示の実施形態によるセンサハウジング116の例示的な実施形態を図示する。図3Aは、センサハウジング116の上面202の視点からのセンサハウジング116における挿入シャフト開口302を示す。図3Aは、さらにセンサハウジング116の上面202における陥凹304を示す。陥凹304は、導入器シールO-リング216を受け入れるために使用されてもよい。
【0029】
図3Bは、本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジング116の底面図を図示する。この見方では、センサワイヤ接触位置206と一緒に複数のアライメント機能204が見られる。
【0030】
図3Cは、図3Aの本開示の例示的な実施形態によるセンサハウジング116の断面図を図示する。挿入シャフト開口302は、センサハウジング116を通ってセンサハウジング116の上面202からセンサハウジング116の底面210へと延びて示されている。導入器シールO-リングを受け入れるように構成されている陥凹304の断面図を示す。
【0031】
挿入シャフト開口302は、センサハウジング116の内面306を画定する。センサワイヤチャンネル308は、センサハウジング116を通ってセンサハウジング116の内面306から外面310へと延びる。この例示的な実施形態では、センサハウジング116は、その下部、例えば底面210と比べてその上部、例えば上部外面202でより広いようにテーパ状である。
【0032】
図4は、本開示の例示的な実施形態によるセンサ112を図示する。センサ112は、ビニルポリマなどの基板層とそれに続く金、塩化銀、および/または血中グルコース値を特定する際のセンサの使用に適切な種々のコーティングおよび酵素の層を含む1つまたは複数のシートから作られてもよい。他のセンサ材料が使用されてもよい。センサ112は、第1の部分404と、第2の部分406と、を含む。第1の部分404および第2の部分406は、この例示的な実施形態では、各々に対して名目上直角であるように構成されている。当然のことながら、第1の部分404および第2の部分406は、互いに対して異なる角度関係であるように構成されていてもよい。
【0033】
センサ112は、フィンガ408a~cを含む(センサリードとも呼ばれる)。この例示的な実施形態では、フィンガ408a~cは、例えば、センサ112の第1の部分404がセンサハウジング116のセンサワイヤチャンネル308内に置かれているときに、フィンガ408a~cがセンサハウジング116の外面310のテーパにほぼ一致することを可能にする角度で第1の部分404から延びるように構成されている。当然のことながら、採用されるセンサの種類に応じて、任意の数のセンサフィンガが使用されもよい。センサ112に関して、第1の部分404と第2の部分406との間に電気的導通があり、第1の部分404とフィンガ408a~cとの間に電気的導通がある。いくつかの実施形態では、センサ112は、円形センサの場合、およそ250マイクロメートルからおよそ500マイクロメートルの直径を有し、または四角形センサの場合、およそ250平方マイクロメートルからおよそ500平方マイクロメートルの面積を有してもよい。他のセンサのサイズおよび/または形状が使用されてもよい。
【0034】
図3C図4の両方を参照すると、この例示的な実施形態では、センサ112の第1の部分404を、センサワイヤチャンネル308に配置することができるといえる。センサ112の第2の部分406は、第2の部分406が挿入シャフト開口302の少なくとも一部を通って延びるように配置されてもよい。センサ112のフィンガ408a~cは、センサワイヤ接触位置206内におよび/またはセンサワイヤ接触位置206で配置されてもよい。当然のことながら、センサワイヤ接触位置206の形状および寸法は、例えば、センサ112のフィンガ408a~cの形状および寸法に適応するように構成されている。
【0035】
図5Aは、本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリのための受入面(例えば、下部ケース104)の斜視図を図示する。下部ケース104は、例えば、回路基板(図5Bでは基板110と表示される)などの基板を受け入れて支持するように構成されている受入エリア502を含む。下部ケース104は、さらに下部ケース104から上向きに延びるセンサハウジング支持物504を含む。センサハウジング支持物504は、センサハウジング支持物開口506を含み、開口506は、センサハウジング116を受け入れるように構成されている。センサハウジング支持物504は、さらにセンサハウジング116がセンサハウジング支持物504によって受け入れられるときに、センサハウジング116の対応するアライメント機能204とスライド可能に係合するように構成されているアライメントスロット508a、508bを含む。当然のことながら、代替的な実施形態では、アライメントスロットはセンサハウジング116に使用されてもよく、タブなどのアライメント機能がセンサハウジング支持物504に使用されてもよい。センサハウジング116の各アライメント機能およびセンサハウジング支持物504の目的は、センサハウジング支持物504に関連して所定の位置の中にセンサハウジング116を置くことである。このようにして、以下にさらに説明するように、センサ112と基板110上の電気回路との間の電気的接続を正確に調整することができる。この例示的な実施形態では、センサハウジング支持物504は、名目上その外面において円筒形であってもよく、センサハウジング支持物開口506は、その上部部分の直径がそれよりも下の部分でのセンサハウジング支持物開口506の直径と比べて大きくてもよい。このようにして、センサハウジング支持物開口506によって画定される表面は、センサハウジング116のアライメント機能を含む外面310およびテーパ形状と一致することができる。
【0036】
いくつかの実施形態では、センサハウジング支持物504は、およそ2.5mmから7mmの高さおよびおよそ4.5mmから8.5mmの外径を有してもよい。センサハウジング116は、およそ5mmから4mmまで先細になる外径、およそ1.5mmから2mmに及ぶ内径、およびおよそ5mmから7mmの全長を有してもよい。他のセンサハウジング支持物および/またはセンサハウジングの寸法が使用されてもよい。例えば、センサハウジング116の外面は、水平からおよそ70度から85度の角度でテーパを有してもよい。図5C(および図6C)に示すように、センサハウジング支持物504とセンサハウジング116との間の嵌合部は、一様なフープ応力を有する信頼性のある小型なアセンブリを提供する。
【0037】
図5Bは、本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリのための基板110を図示する。この例示的な実施形態では、基板110は、円形の外周およびその中心にある円形開口520を有する回路基板であってもよい。この例示的な実施形態では、基板110の面エリア522は、基板110の直径および円形開口520の直径により画定される環状領域である。円形開口520は、基板110が下部ケース104の受入エリア502に配置されるときにセンサハウジング支持物504が円形開口520を通過できるようなサイズであるように構成されている。
【0038】
図5Cは、本開示の例示的な実施形態による下部ケースおよび基板サブアセンブリ540の断面図を図示する。図5Cは、下部ケース104から上向きに延びるセンサハウジング支持物504を有する下部ケース104および下部ケース104に配置される基板110を示す。図5Cは、さらにセンサハウジング支持物開口506を有するセンサハウジング支持物504およびアライメントスロット508bを示す。垂直接触要素チャンネル542は、センサハウジング支持物504を通ってセンサハウジング支持物開口506からセンサハウジング支持物504の外面546へと延びて示されている。いくつかの実施形態では、下部ケースおよび基板サブアセンブリ540は、およそ15mmから40mmの外径を有してもよい。他の寸法が使用されてもよい。
【0039】
図5Dは、本開示の例示的な実施形態による垂直接触要素114を図示する。この例示的な実施形態では、垂直接触要素114は、第1の部分562と、第2の部分564と、第3の部分566と、第4の部分568と、を有する。第1の部分562は、第1の方向に延び、センサハウジング支持物504の外面546に隣接して配置されるように構成されている。第1の部分562は、基板110上に配置される導電性物質から垂直接触要素チャンネル542へと延びるように構成されている長さを有してもよい。いくつかの実施形態では、第2の部分564は、名目上第1の部分562に対して直角であってもよく、垂直接触要素チャンネル542を通して延びるように構成されている長さを有してもよい。いくつかの実施形態では、第3の部分566は、名目上第2の部分564に対して直角であってもよく、第4の部分568は、第3の部分566から鋭角に下向きに延びてもよい。第4の部分568は、センサハウジング116がセンサハウジング支持物504により受け入れられるときにセンサ112のフィンガ408a~cの1つと電気的に接触するように構成されている。一般に、3つの垂直接触要素は、センサ112の各々のフィンガ408a~cと基板110との間で電気的に接触させるために設けられてもよい(3つの垂直接触要素チャンネル542は、例えば図5Aに示される。)。他の数の垂直接触要素が使用されてもよい。いくつかの実施形態では、垂直接触要素114は、ハイグレードステンレス鋼、純銀、金または銀/金/ステンレス鋼めっきされた銅から作られてもよい。さらなる実施形態では、垂直接触要素114は、非バイメタル接触を提供するカーボンゴムと純金/銀との組み合わせから作られてもよい。他の垂直接触要素の物質が採用されてもよい。垂直接触要素114の例示的な幅は、およそ0.4mmから1.0mmに及ぶ。他の垂直接触要素の寸法が使用されてもよい。
【0040】
図6Aは、本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリのための上部ケース102を示す、センサアセンブリの一部の上面斜視図を図示する。図6Bは、本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリのための下部ケース104を示す、センサアセンブリの一部の下面斜視図を図示する。
【0041】
図6Cは、本開示の例示的な実施形態によるセンサアセンブリ606の一部の断面図を図示する(例えば、ユーザに接着されるときにセンサアセンブリ606が見えるように)。この例示的な実施形態では、上部ケース102および下部ケース104は、基板110およびセンサハウジング116を包囲するように接合される。垂直接触要素114は、上部ケース102および下部ケース104によっても包囲される。図6Cは、図1Bと同様であるが、センサ112と垂直接触要素114との関係を明確に図示するために挿入シャフトおよび挿入シャフトカバーがこの図にはない。ここで、センサハウジング116がセンサハウジング支持物504により受け入れられるときに、センサハウジング116のアライメント機能204およびセンサハウジング支持物504の対応するアライメントスロット508a~bによる前述の調整方法により、センサ112が各々の垂直接触要素114と電気的に接触するといえる(異なる垂直接触要素114が異なる1つのフィンガ408a~cと接触してもよい。)。いくつかの実施形態では、センサハウジング116は、センサハウジング116がセンサハウジング支持物504内に置かれているときにセンサハウジング支持物504の上部にかかる外部フランジ609を有してもよい。
【0042】
さらに図6Cに示すように、電気回路608aおよび/または電気回路608bは、電気的に接続されていてもよく、および/または基板110(例えば、回路基板)により支持されていてもよい。例示的な電気回路608aおよび608bは、情報を外部デバイスに伝達する、および/または情報を外部デバイスから受け取るなどのために、例えば、1つまたは複数のプロセッサ、メモリ、バッテリ、トランスミッタおよび/またはレシーバを含んでもよい。センサ112は、垂直接触要素114を通して電気回路608aおよび/または608bに電気的に接触してもよい。いくつかの実施形態では、上部ケース102および下部ケース104は、センサ112から分離されているシールされた内部環境を形成してもよい。
【0043】
図7を参照すると、本開示の実施形態による連続グルコースモニタリングシステムのためのセンサアセンブリの例示的な組立方法700のフローダイアグラムが提供される。この例示的な実施形態では、ブロック702において、第1の端、第2の端、挿入シャフト開口およびセンサワイヤ接触位置を有するセンサハウジングを設けることができる。第1の端は、導入器(挿入シャフトを有する)に対してシールするように構成されているシール面を有してもよく、第2の端は、挿入シャフトカバーに対してシールするように構成されているシール面を有してもよい。挿入シャフト開口は、第1の端と第2の端との間に延びてもよく、挿入シャフトの少なくとも一部が挿入シャフト開口を通って移動できるようにする幅を有してもよい。挿入シャフト開口は、センサハウジングの内面を画定してもよい。センサワイヤ接触位置は、センサハウジングの外面に形成されてもよい。
【0044】
ブロック704において、センサをセンサハウジングの挿入シャフト開口とセンサワイヤ接触位置との間に設置することができる(いくつかの実施形態では、ブロック706でセンサが挿入シャフトとともに設置され得ることを留意されたい。)。ブロック706において、挿入シャフトをセンサハウジングの第1の端を通して設置することができる。例えば、挿入シャフトを有す導入器は、1つまたは複数のシーリング部材(例えば、図2Bの導入器シールO-リング216)を使用して、センサハウジングとシール接触して置かれてもよい。
【0045】
ブロック708において、挿入シャフトカバーをセンサハウジングの第2の端に連結することができる。例えば、図2Bに示すように、センサハウジングシールO-リング218は、挿入シャフトカバー106をセンサハウジング116にシールしてもよい。センサハウジング116、導入器108、挿入シャフトカバー106は、導入器シールO-リング216およびセンサハウジングシールO-リング218とともにセンサハウジング116の挿入シャフト開口および挿入シャフトカバー106の内部領域を含むシール領域220を形成する。シール領域220内の構成要素は、滅菌されていてもよい(例えば、センサハウジングモジュール100の基板110上の任意の電気回路とは別の個々のユニットとして)。いくつかの実施形態では、導入器シールO-リング216および/またはセンサハウジングシールO-リング218は、シリコーンゴム、ブナ-N(ニトリル)ゴムまたはフルオロシリコーンゴムなどであるが、これに限定されない物質から作られてもよい。
【0046】
ブロック710において、受入エリアおよび垂直接触要素チャンネルを備えるセンサハウジング支持物を有する、下部ケースまたは他の受入面などの受入面を設ける。ブロック712において、回路基板などの基板を受入面の受入エリアに設置することができる。基板は、積層回路基板、フレックス回路、フレックスプリント回路基板または電子回路(例えば、回路を接続するための導電体を備える1つまたは複数の絶縁または誘電体材料)を置く、および/または相互接続するための任意の他の適切な基板であってもよい。回路は基板上および/または基板内に配置される。回路は、パッケージに収容された回路を含んでもよく、パッケージは基板に直接搭載されている、および/または基板に取り付けられた対応するソケットに連結されている。ブロック714において、垂直接触要素を受入面の垂直接触要素チャンネルに設置することができる。ブロック716において、垂直接触要素およびセンサが互いと電気的に接触しているようにセンサハウジングを受入面のセンサハウジング支持物内に設置する。受入面(例えば、下部ケース)の下部に接着剤を塗布することができる。例えば、接着剤は、ユーザの皮膚に下部ケースを置く前に取り外し可能な保護フィルムを有する接着ストリップまたはリングを含んでもよい。例示的な接着剤としては、シリコーン系接着剤、アクリル接着剤、ポリイソブチレン接着剤などが挙げられる。
【0047】
図8は、センサを患者の中に挿入するためにセンサアプリケータ800を使用する前のセンサアプリケータ800の断面図を図示する。センサアプリケータ800は、センサアプリケータ本体802内にセンサハウジングモジュール100を含んでもよい。この例示的な実施形態では、センサを患者の皮膚を通して挿入する前は、センサハウジングモジュール100全体がセンサアプリケータ本体802内にある。アセンブリ800は、さらに部材804を含み、部材804はセンサハウジングモジュール100に関して水平配向にあってもよく、患者の皮膚にセンサを挿入する挿入プロセス中に下向きの力を加えるためにセンサハウジングモジュール100と係合するように構成されていてもよい。部材804の一部は、患者または他のユーザが部材804のその部分にアクセスできるようにセンサアプリケータ本体802の開口を通して横方向に延びてもよい。操作時に、挿入シャフトカバー106が取り外された後、患者または他のユーザは、患者の中にセンサを挿入するためにセンサアプリケータ本体802の外側にある部材804のその部分に下向きの力を加える。センサアプリケータ800は、センサ挿入器とも呼ばれてもよい。
【0048】
図9は、患者の中にセンサを挿入するためにアセンブリ900を使用した後のアセンブリ900の断面図を図示する。アセンブリ900は、患者の皮膚を通してセンサを挿入するために挿入シャフトカバー106を取り外して挿入場所に導入器108を移した後では、センサアプリケータ802内にセンサハウジングモジュール100を含む。
【0049】
主に連続グルコースモニタリングに関して説明されているが、図1A~9のセンサハウジング、センサハウジングアセンブリおよび/またはセンサハウジングモジュールなどの、本明細書で説明する垂直接触構成および/または個別に滅菌可能な領域は、コレステロール、Hb1AC、ケトン、PH、酸素飽和度などの他の体液の値をモニタするために、他のモニタリングアプリケーションで採用されてもよいことが理解されよう。
【0050】
品目の列挙リスト(番号が付けられている場合とされていない場合がある)は、特に明記されていない限り、品目のいずれかまたはすべてが相互に排他的であることを意味するものではない。同様に、列挙された品目のリスト(番号が付けられている場合とされていない場合がある)は、特に明記されていない限り、品目のいずれかまたはすべてがカテゴリを包括していることを意味するものではない。例えば、「コンピュータ、ラップトップ、スマートフォン」という列挙されたリストは、そのリストの3つの品目のいずれかまたはすべてが相互に排他的であることを意味するものではなく、そのリストの3つの項目のいずれかまたはすべてがカテゴリを包括していることを意味するものではない。
【0051】
いくつかの構成要素または機能を備える実施形態の説明は、そのような構成要素および/または機能のすべてまたはいずれかが必須であることを意味するものではない。それどころか、本開示による多種多様な可能な実施形態を説明するために、様々な選択的構成要素が記載されている。特に明記されていない限り、構成要素や機能は不可欠または必須ではない。
【0052】
用語の前に序数(「第1」、「第2」、「第3」など)が形容詞として使用される場合、その序数は(特に明記されていない限り)、その特定の機能を同じ用語または同様の用語で記載されている別の機能と区別するなど、単に特定の機能を示すために使用される。例えば、「第1のウィジェット」は、例えば「第2のウィジェット」と単に区別するためにそのように名付けられてもよい。したがって、「ウィジェット」という用語の前の「第1」および「第2」という序数の単なる使用は、2つのウィジェット間の他の関係を示すものではなく、同様にいずれかまたは両方のウィジェットの他の特性を示すものでもない。例えば、「ウィジェット」という用語の前の「第1」および「第2」という序数の単なる使用は、(1)いずれかのウィジェットが順番的にまたは場所的に他のウィジェットの前後にあることを示すものではなく、(2)いずれかのウィジェットが時間的に他のウィジェットの前後に起こるか、作動することを示すものではなく、(3)重要性または品質において、ウィジェットが他のウィジェットより上または下にランク付けされていることを示すものではない。また、序数の単なる使用は、序数で識別される機能に対する数値制限を定義するものではない。例えば、「ウィジェット」という用語の前の「第1」および「第2」という序数の単なる使用は、ウィジェットが2つ以下でなければならないことを示すものではない。
【0053】
前述の説明は、例示的な実施形態のみを開示している。本開示の範囲内にある上記で開示された装置および方法の変更は、当業者には容易に明らかになるであろう。
【符号の説明】
【0054】
100 センサハウジングモジュール
102 上部ケース
104 下部ケース
106 挿入シャフトカバー
108 導入器
109a ハンドル部分
109b 挿入シャフト
110 基板
112 センサ
114 垂直接触要素
116 センサハウジング
200 センサハウジングアセンブリ
202 上面
204 アライメント機能
206 センサワイヤ接触位置
208 第1の端
210 第2の端(底面)
212 シーリングチャンネル
214 センサワイヤチャンネル
216 導入器シールO-リング
218 センサハウジングシールO-リング
220 シール領域
302 挿入シャフト開口
304 陥凹
306 内面
308 センサワイヤチャンネル
310 外面
310 外面
404 第1の部分
406 第2の部分
408a フィンガ
408b フィンガ
408c フィンガ
502 受入エリア
504 センサハウジング支持物
506 センサハウジング支持物開口
508a アライメントスロット
508b アライメントスロット
520 円形開口
522 面エリア
540 基板サブアセンブリ
542 垂直接触要素チャンネル
546 外面
562 第1の部分
564 第2の部分
566 第3の部分
568 第4の部分
606 センサアセンブリ
608a 電気回路
608b 電気回路
609 外部フランジ
700 センサアセンブリの例示的な組立方法
702 ブロック
704 ブロック
706 ブロック
708 ブロック
710 ブロック
712 ブロック
714 ブロック
716 ブロック
800 使用する前のセンサアプリケータ(アセンブリ)
802 センサアプリケータ本体
804 部材
900 使用した後のアセンブリ
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9