(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-02
(45)【発行日】2023-05-15
(54)【発明の名称】情報指示、決定方法及び装置、通信機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/1273 20230101AFI20230508BHJP
H04W 4/70 20180101ALI20230508BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20230508BHJP
【FI】
H04W72/1273
H04W4/70
H04W72/0446
(21)【出願番号】P 2022502562
(86)(22)【出願日】2019-07-17
(86)【国際出願番号】 CN2019096416
(87)【国際公開番号】W WO2021007823
(87)【国際公開日】2021-01-21
【審査請求日】2022-01-24
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】牟 勤
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2011/0317643(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0036640(US,A1)
【文献】国際公開第2018/171771(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0106584(US,A1)
【文献】Samsung,Scheduling of multiple transport blocks for NB-IoT[online],3GPP TSG RAN WG1 #97 R1-1906898,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_97/Docs/R1-1906898.zip>,2019年05月03日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局に適用される情報指示方法であって、
伝送ブロック(TB)数と、リソース割り当て方式及び/又は変調符号化戦略(MCS)との間のマッピング関係に基づいて、連携指示情報を送信するステップであって、前記連携指示情報は、前記マッピング関係を指示することにより、スケジューリングされたTB数を指示するとともに、前記リソース割り当て方式と前記MCSとのうちの少なくとも1つを指示するステップを含む、
ことを特徴とする情報指示方法。
【請求項2】
前記TB数と前記リソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
前記TB数と、異なるリソース粒度をスケジューリング単位とする
リソース割り当て方式との間のマッピング関係、
及び/又は、
前記TB数と、異なるリソースセットでリソーススケジューリングを行う
リソース割り当て方式との間のマッピング関係を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
異なる前記リソースセットに含まれるリソースのリソース数が異なり、
及び/又は、
異なる前記リソースセットに含まれるリソースのリソース位置が異なる、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記TB数と、異なるリソース粒度をスケジューリング単位とする
リソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
第1の閾値より小さい前記TB数と、第1のリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係、
及び/又は、
第1の閾値以上の前記TB数と、第2のリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係を含み、
前記第2のリソース粒度が前記第1のリソース粒度より大きい、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記TB数と、異なるリソースセットでリソーススケジューリングを行う
リソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
第2の閾値より小さい前記TB数と、第1のリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソース割り当て方式との間のマッピング関係と、
第2の閾値以上の前記TB数と、第2のリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソーススケジューリング方式との間のマッピング関係と、を含み、
前記第2のリソースセットに含まれるリソース組み合わせ方式の数が、前記第1のリソースセットに含まれるリソース組み合わせ方式の数より小さい、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項6】
前記TB数とMCSとの間のマッピング関係は、
前記TB数と、1つ又は複数のMCSレベルを含むMCSセットとの間のマッピング関係を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
異なる前記MCSセットに含まれるMCSレベルの数が異なり、
及び/又は、
異なる前記MCSセットに含まれるMCSレベルが異なる、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記TB数と、MCSセットとの間のマッピング関係は、
第3の閾値より小さい前記TB数と、第1のMCSセットとの間のマッピング関係と、
第3の閾値以上で第4の閾値より小さい前記TB数と、前記第1のMCSセットのサブセットである第2のMCSセットとの間のマッピング関係と、
前記第4の閾値以上の前記TB数と、前記第2のMCSセットのサブセットである第3のMCSセットとの間のマッピング関係と、を含む、
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
前記TB数と、前記リソース割り当て方式及びMCSとの間のマッピング関係は、
第5の閾値以下の前記TB数と、第1の数のリソース割り当て方式及び第2の数のMCSレベルとの間のマッピング関係、
及び/又は、
前記第5の閾値より大きい前記TB数と、前記第1の数より小さい第3の数のリソース割り当て方式及び前記第2の数より小さい第4の数のMCSレベルとの間のマッピング関係を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
端末に適用される情報決定方法であって、
連携指示情報を受信するステップと、
前記連携指示情報によって指示されたマッピング関係に基づいて、伝送ブロック(TB)数を決定し、前記TB数でマッピングされたリソース割り当て方式及び/又は変調符号化戦略(MCS)を決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする情報決定方法。
【請求項11】
通信機器であって、
アンテナと、
メモリと、
前記アンテナ及びメモリにそれぞれ接続されるプロセッサであって、前記メモリに記憶されているコンピュータによって実行可能な命令を実行し、前記アンテナの送受信を制御し、請求項1~9又は請求項10のいずれかに記載の方法を行うように構成されるプロセッサと、を含む、
ことを特徴とする通信機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信技術の分野に関し、特に、情報指示、決定方法及び装置、通信機器及び記憶媒体に関するが、無線通信技術の分野に限定されるものではない。
【背景技術】
【0002】
マシンタイプコミュニケーション技術(MTC、Machine Type Communication)は、セルラーモノのインターネット技術の典型的な代表である。現在、MTC技術は、検針などのスマートシティの応用、温度・湿度等の情報の収集などのスマート農業の応用、シェア自転車などのスマート交通の応用等の多くの分野に既に適用されている。MTC技術が適用される端末はMTC端末と呼ぶことができる。
【0003】
しかしながら、MTC端末による情報伝送のスケジューリング中、シグナリングオーバヘッドが大きいという問題があることが発見された。
【発明の概要】
【0004】
本出願の実施例は、情報指示、決定方法及び装置、通信機器及び記憶媒体を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願の実施例の第1の態様は、基地局に適用される情報指示方法を提供し、前記方法は、
伝送ブロック(Transmission Block、TB)数と、リソース割り当て方式及び/又は変調符号化戦略(Modulation coding strategy、MCS)との間のマッピング関係に基づいて、連携指示情報を送信するステップであって、前記連携指示情報は、前記マッピング関係を指示することにより、スケジューリングされたTB数を指示するとともに、前記リソース割り当て方式と前記MCSとのうちの少なくとも1つを指示するステップを含む。
【0006】
本出願の実施例の第2の態様は、端末に適用される情報決定方法を提供し、前記方法は、
連携指示情報を受信するステップと、
前記連携指示情報によって指示されたマッピング関係に基づいて、TB数を決定し、前記TB数でマッピングされたリソース割り当て方式及び/又はMCSを決定するステップと、を含む。
【0007】
本出願の実施例の第3の態様は、情報指示装置を提供し、前記情報指示装置は、
伝送ブロック(TB)数と、リソース割り当て方式及び/又は変調符号化戦略(MCS)との間のマッピング関係に基づいて、連携指示情報を送信するように構成される送信モジュールであって、前記連携指示情報は、前記マッピング関係を指示することにより、スケジューリングされたTB数を指示するとともに、前記リソース割り当て方式と前記MCSとのうちの少なくとも1つを指示する送信モジュールを含む。
【0008】
本出願の実施例の第4の態様は、情報決定装置を提供し、前記情報決定装置は、
連携指示情報を受信するように構成される受信モジュールと、
前記連携指示情報によって指示されたマッピング関係に基づいて、伝送ブロック(TB)数を決定し、前記TB数でマッピングされたリソース割り当て方式及び/又は変調符号化戦略(MCS)を決定するように構成される決定モジュールと、を含む。
【0009】
本出願の実施例の第5の態様は、通信機器を提供し、前記通信機器は、
アンテナと、
メモリと、
前記アンテナ及びメモリにそれぞれ接続され、前記メモリに記憶されているコンピュータによって実行可能な命令を実行し、前記アンテナの送受信を制御し、前記第1の態様及び/又は第2の態様によって提供される方法を行うように構成されるプロセッサと、を含む。
【0010】
本出願の実施例の第6の態様は、コンピュータによって実行可能な命令が記憶されているコンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータによって実行可能な命令がプロセッサによって実行されると、前記第1の態様及び/又は第2の態様によって提供される方法を行う。
【0011】
本出願の実施例によって提供される技術案は、TB数と、リソース割り当て方式及びMCSのうちの少なくとも1つとの指示を行うとき、DCI内の異なる情報領域を使用して重いTB数と、MCS及び/又はリソース割り当て方式とをそれぞれ指示するのではなく、連携指示情報を使用して両者又は三者間のマッピング関係を指示し、基地局がそれに構成しているTB数を端末に通知するとともに、それに構成しているリソース割り当て方式及び/又はMCSを端末に通知することによって、1つの連携指示情報のみを使用して指示を完了し、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本出願の実施例によって提供される無線システムの概略構成図
【
図2】本出願の実施例によって提供される情報指示方法の概略フローチャート
【
図3】本出願の実施例によって提供されるMTC端末のMPDCCHメッセージの指示概略図
【
図4】本出願の実施例によって提供されるMTC端末のリソース割り当て方式の概略図
【
図5】本出願の実施例によって提供される別の情報決定方法の概略フローチャート
【
図6】本出願の実施例によって提供される情報指示装置の概略構成図
【
図7】本出願の実施例によって提供される別の情報決定装置の概略構成図
【
図8】本出願の実施例によって提供される端末の概略構成図。
【
図9】本出願の実施例によって提供される基地局の概略構成図
【発明を実施するための形態】
【0013】
本出願の実施例に記載されたネットワークアーキテクチャ及びビジネスシナリオは、本出願の実施例の技術的手段をより明確に説明するためのものであり、本出願の実施例によって提供される技術的手段を限定するものではなく、当業者であれば、ネットワークアーキテクチャの進化及び新たなビジネスシナリオの出現に伴い、本出願の実施例によって提供される技術案は、類似の技術的課題に対しても同様に適用することが分かる。
【0014】
図1を参照して、それは本出願の実施例によって提供される無線通信システムの概略構成図である。
図1に示すように、無線通信システムは、セルラー移動通信技術に基づく通信システムであり、当該無線通信システムは、複数の端末110及び複数の基地局120を含むことができる。
【0015】
ここで、端末110は、ユーザに音声及び/又はデータ接続を提供するデバイスを指し得る。端末110は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、端末110は、モノのインターネット端末であってもよく、例えば、センサデバイス、携帯電話(又は「セルラー」電話と呼ばれる)及びモノのインターネット端末を備えたコンピュータであってもよく、例えば、固定式、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド式、コンピュータ内蔵式又は車載式の装置であってもよい。端末110は、例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者ステーション(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、遠隔局(remote station)、アクセスポイント、遠隔端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)又はユーザ装置(user equipment、UE)である。あるいは、端末110は、無人航空機の機器であってもよい。あるいは、端末110は、車載装置であってもよく、例えば、無線通信機能を有するトリップコンピュータであってもよく、トリップコンピュータに外付けされた無線通信機器であってもよい。あるいは、端末110は、路側機器であってもよく、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号機又は他の路側機器などであってもよい。
【0016】
基地局120は、無線通信システムにおけるネットワーク側機器であってもよい。ここで、当該無線通信システムは、第4世代移動通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよく、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ばれ、あるいは、当該無線通信システムは、5Gシステムであってもよく、新しいエアインターフェース(new radio、NR)システム又は5G NRシステムとも呼ばれる。あるいは、当該無線通信ステムは、5Gシステムの再次世代のシステムであってもよい。ここで、5Gシステムにおけるアクセスネットワークは、NG-RAN(New Generation-Radio Access Network、次世代無線アクセスネットワーク)と呼ばれてもよい。
【0017】
ここで、基地局120は、4Gシステムにおいて採用された進化型基地局(eNB)であってもよい。あるいは、基地局120は、5Gシステムにおける集中分散アーキテクチャが採用された基地局(gNB)であってもよい。基地局120が集中分散アーキテクチャを採用する場合、一般的に、集中ユニット(central unit、CU)及び少なくとも2つの分散ユニット(distributed unit、DU)を含む。集中ユニットには、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク層制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設けられており、分散ユニットには、物理(Physical、PHY)層プロトコルスタックが設けられており、本出願の実施例は、基地局120の具体的な実現形態を限定しない。
【0018】
基地局120と端末110との間は、無線エアインターフェースを介して無線接続を確立することができる。異なる実施形態において、当該無線エアインターフェースは、第4世代移動通信ネットワーク技術(4G)規格に基づく無線エアインターフェースであり、あるいは、当該無線エアインターフェースは、第5世代移動通信ネットワーク技術(5G)規格に基づく無線エアインターフェースであり、例えば、当該無線エアインターフェースは新しいエアインターフェースであり、あるいは、当該無線エアインターフェースは、5Gの再次世代移動通信ネットワーク技術規格に基づく無線エアインターフェースであってもよい。
【0019】
いくつかの実施例において、端末110間ではE2E(End to End、エンドツーエンド)接続を確立することもできる。例えば、コネクテッドカー通信(vehicle to everything、V2X)におけるV2V(vehicle to vehicle、車対車)通信、V2I(vehicle to Infrastructure、車対路側機器)通信、及びV2P(vehicle to pedestrian、車対人)通信などのシナリオである。
【0020】
いくつかの実施例において、上記の無線通信システムは、ネットワーク管理機器130を含むこともできる。
【0021】
複数の基地局120は、それぞれネットワーク管理機器130に接続されている。ここで、ネットワーク管理機器130は、無線通信システムにおけるコアネットワーク機器であってもよく、例えば、当該ネットワーク管理機器130は、進化型パケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)におけるモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。あるいは、当該ネットワーク管理機器は、他のコアネットワーク機器、例えば、サービングゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、戦略及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)又はホーム契約者サーバ(Home Subscriber Server、HSS)などであってもよい。ネットワーク管理機器130の実現形態については、本出願の実施例では限定しない。
【0022】
図1に示すように、本実施例は、情報指示方法を提供し、以下のステップを含む。
【0023】
ステップS110:伝送ブロック(TB)数と、リソース割り当て方式及び/又は変調符号化戦略(MCS)との間のマッピング関係に基づいて、連携指示情報を送信する。連携指示情報は、マッピング関係を指示することにより、スケジューリングされたTB数を指示するとともに、リソース割り当て方式とMCSとのうちの少なくとも1つを指示する。
【0024】
当該情報指示方法は、基地局に適用することができる。
【0025】
本実施例によって提供される情報指示方法は基地局に適用することができる。ここでのTBは、コンテンツブロックであり、異なるTBに含まれるデータコンテンツが異なる。
【0026】
基地局は、TB数と、リソース割り当て方式及び/又はMCSとの間のマッピング関係を予め構成するか、又は通信プロトコルにおいてTB数と、リソース割り当て方式及び/又はMCSとの間のマッピング関係を予め規定する。
【0027】
TB数は、異なるTBの数、すなわち、異なるコンテンツが伝送されるTBの数である。TBの数は、端末が伝送する必要があるデータ量に関連している。
【0028】
例えば、MTC端末の1回のデータのデータ量は、1つ又は複数のTBで伝送する必要がある可能性がある。
【0029】
本実施例において、シグナリングオーバヘッドを低減させるために、マッピング関係を予め確立するか又は認識し、当該マッピング関係は少なくとも3種類に分けられる。
1つ目:TB数と、リソース割り当て方式との間のマッピング関係
2つ目:TB数と、MCSとの間のマッピング関係
3つ目:TB数と、リソース割り当て方式及びMCSとの間のマッピング関係
【0030】
異なるマッピング関係をソートし、異なる指示値又はインデックス値を設定して指示する。本実施例において、連携指示情報がマッピング関係を直接指示することにより、端末は、連携指示情報を受信した後、現在どのマッピング関係を指示しているかを知ることができ、マッピング関係に含まれるTB数、リソース割り当て方式及び/又はMCSに基づいて、TB数を知り、リソース割り当て方式及びMCSのうちの少なくとも1つを知ることができる。
【0031】
MCSレベルは、レート値にも関連している。TB数に基づいて、レート値の高い方に対応するMCSレベルを優先してもよい。
【0032】
連携指示情報は、DCIにおける1つの情報領域であってもよく、このようにして1つの情報領域を使用して少なくとも2種類の情報ないし3種類の情報を同時に指示することを実現し、各情報に対して1つの情報領域が設けられ、シグナリングオーバヘッドが低減される。
【0033】
当該DCIは、MTC物理ダウンリンク制御チャンネル(MTC Physical Downlink Control Channel、MPDCCH)を介して送信されたMPDCCHメッセージの構成部分であってもよい。
図3において、1つの時刻のMPDCCHメッセージは、4つの時刻のMPDSCHの伝送をスケジューリングしている。
図3における4つのMPDSCHは、それぞれMPDSCH1、MPDSCH2、MPDSCH3及びMPDSCH4である。
【0034】
本実施例における連携指示情報は、MPDCCHメッセージに含まれる情報であってもよい。MPDCCHメッセージは、MPDCCHを使用して送信されたメッセージである。MTCカバレッジ拡張モードAでは、MPDCCHによって一度に送信されるDCIは、最大8つのダウンリンクで受信されたTBをスケジューリングすることができる。カバレッジ拡張モードBでは、1つのMPDCCHで送信されるダウンリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)は、最大4つのダウンリンクで受信されたTBをスケジューリングすることができる。
【0035】
表1はTB数とリソース割り当て方式との間のマッピング関係である。
【0036】
【0037】
表1から分かるように、DCIにおける5つのビットを使用して連携指示情報を伝送する。MTC端末などの端末は、DCIにおける5つのビットを受信した後、表を照合して、現在の基地局が自分に構成しているTB数、これらのTBを伝送するリソース構成を知ることができ、シグナリングオーバヘッドが小さいという特徴を有する。
【0038】
本実施例によって提供される連携指示情報の受信側は、MTC端末であってもよい。MTC端末の低複雑度及び低コストは、MTC端末の通信帯域幅を制限することによって実現される。MTC端末は、6つのPRBの通信帯域幅をサポートすることができ、MTC狭帯域通信方式をサポートする。いくつかの通信システムにおいて、システム帯域幅全体を複数の狭帯域(narrow band、NB)に分割し、基地局は先ずあるMTC端末に複数の狭帯域のうちの1つの狭帯域を割り当て、その後、割り当てられた狭帯域内にPRBリソースをさらに割り当てる。具体的な実現形態は
図4に示すように、
図4に示すシステム帯域幅は50個のPRBであり、NBの番号を指示することにより、MTC端末に割り当てられたリソースのセットを指示することに相当し、そして、当該NBにおけるどのPRBがMTC端末を割り当てているのかを具体的に指示する。狭帯域でのPRBの割り当てについては、割り当てられたリソースは、割り当て開始点及び割り当てられたリソース量を指示する指示方式を採用して指示される。したがって、本実施例において、関連技術との互換性のために、マッピング関係における対応するリソース割り当て方式はリソース割り当て開始点及び割り当てられたリソース量によって表されることができる。表2は、TB数とMCSとの間のマッピング関係である。
【0039】
【0040】
図2から分かるように、DCIにおける5つのビットを使用して連携指示情報を伝送する。MTC端末などの端末は、DCIにおける5つのビットを受信した後、表を照合して、現在の基地局が自分に構成しているTB数、これらのTBを伝送するのに使用可能なMCSレベルを知ることができ、シグナリングオーバヘッドが小さいという特徴を有する。
【0041】
MTC端末は2種類のカバレッジ拡張モードをサポートし、それぞれはカバレッジ拡張モードA及びカバレッジ拡張モードBである。カバレッジ拡張モードAがチャンネル条件の良好な場合に適用されるので、カバレッジ拡張モードAではサポート可能な繰り返し伝送回数が比較的少ない。
【0042】
カバレッジ拡張モードBが通常チャンネル条件が悪い場合に適用されるので、サポート可能な繰り返し伝送回数が比較的多い。
【0043】
2種類のカバレッジ拡張モードでは、基地局は、先ず上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)を通じて端末に複数の選択可能な繰り返し伝送回数を構成し、例えば、4つの選択可能な繰り返し伝送回数を構成する。基地局は、ユーザの現在のチャンネル状況及びMCSに基づいて、複数の代替的な繰り返し伝送回数に1つの適切な繰り返し伝送回数を設定し、DCIにおいて指示することを選択する。ここでの上位層シグナリングは物理層より以上のシグナリングであってもよく、例えば、例えば、メディアアクセス制御(MAC)層シグナリング又は無線リソース制御(RRC)シグナリング層シグナリングである。
【0044】
MTC端末は、異なるチャンネルシナリオに対応するように、異なる変復調方式をサポートする。例えば、MTCカバレッジ拡張モードAでは、16種類のMCSをサポートする。16種類のMCSは異なるリソース割り当てにおいて異なる数の情報ビットを伝送することができる。
【0045】
表3において、IMCSは、MCSレベルの番号であり、ITBSは、対応するTBSの番号である。NPRBは、ユーザに割り当てられた物理リソースの数である。表2における数字は、異なる変調符号化方式及び異なるリソース構成で伝送されたデータブロックに含まれる情報bitを表す。例えば、IMCSが9であり、NPRBが6である場合、対応するデータブロックの大きさが936である。
【0046】
【0047】
表4は、TB数と、リソース割り当て方式及びMCSとの間のマッピング関係である。
【0048】
【0049】
表4から分かるように、DCIにおける5つのビットを使用して連携指示情報を伝送する。MTC端末などの端末は、DCIにおける5つのビットを受信した後、表を照合して、現在の基地局が自分に構成しているTB数、これらのTBを伝送するのに使用可能なMCSレベル及びこれらのTBによって使用可能なMCSレベルを知ることができ、シグナリングオーバヘッドが小さいという特徴を有する。
【0050】
表4における伝送ブロックサイズ(Transmission Block Size、TBS)とは、PRB割り当てとMCSレベルとの組み合わせであり、異なるTBS値がPRBとMCSレベルとの異なる組み合わせに対応する。
【0051】
いくつかの実施例において、TB数とリソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
TB数と、異なるリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係、
及び/又は、
TB数と、異なるリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソース割り当て方式との間のマッピング関係を含む。
【0052】
異なるリソース粒度は異なるリソース量に対応している。例えば、リソース粒度は、1つのPRB、1つのタイムスロット、1つのサブタイムスロット、1つのシンボル、1つのキャリア、1つのサブキャリアなどを含むことができる。
【0053】
リソース粒度は、時間ドメインリソース粒度及び/又は周波数ドメインリソース粒度であってもよい。
【0054】
本実施例において、TB数は、異なるリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式とマッピング関係を確立している。
【0055】
表1を参照すると、TB数が1である場合、1つのPRBをスケジューリング単位としてリソース割り当てを行い、このようにして、TB数が1である場合、割り当てられたリソースは任意の整数個のPRBであって、少なくとも1つのPRBである。TB数が2である場合、3つのPRBを1つのスケジューリング単位としてリソース割り当てを行い、このようにして、TB数が2である場合、割り当てられたリソースは3つのPRBの整数倍であって、少なくとも3つのPRBである。TB数が3以上である場合、6つのPRBを1つのスケジューリング単位としてリソース割り当てを行うため、TB数が3以上である場合、これらのTBに割り当てられたリソースが6つのPRBの整数倍であって、少なくとも6つのPRBである。
【0056】
いくつかの実施例において、異なるリソースセットに含まれるリソースのリソース数が異なり、及び/又は、異なるリソースセットに含まれるリソースのリソース位置が異なる。
【0057】
本実施例において、異なるリソースセットに含まれるリソースは少なくとも1つが異なる。例えば、異なるリソースセットに含まれるPRBの数が異なり、異なるリソースセットに含まれるリソース位置が異なる。ここでのリソース位置は、周波数ドメイン位置及び/又は時間ドメイン位置を含む。
【0058】
いくつかの実施例において、TB数と、異なるリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
第1の閾値より小さいTB数と、第1のリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係、
及び/又は、
第1の閾値以上のTB数と、第2のリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係を含み、
ここで、第2のリソース粒度が第1のリソース粒度より大きい。
【0059】
ここでの第1のリソース粒度及び第2のリソース粒度はいずれも整数個のPRBであってもよい。
【0060】
例えば、表1におけるリソース割り当てのスケジューリング単位は1つのPRB、3つのPRB又は6つのPRBなどであってもよい。
【0061】
本実施例では、スケジューリングされたTB数が大きいほど、TBを伝送するためにより多くのリソースが必要となるため、より大きなリソース粒度でリソース割り当てを行い、より多くのTB伝送のリソース割り当てのニーズを満たすことができる。
【0062】
いくつかの実施例において、TB数と、異なるリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
第2の閾値より小さいTB数と、第1のリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソース割り当て方式との間のマッピング関係と、
第2の閾値以上のTB数と、第2のリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソーススケジューリング方式との間のマッピング関係とを含み、
ここで、第2のリソースセットに含まれるリソース組み合わせ方式の数が、第1のリソースセットに含まれるリソース組み合わせ方式の数より小さい。
【0063】
本実施例において、第2の閾値は第1の閾値と等しいか、又は等しくなくてもよい。
【0064】
リソース組み合わせ方式は、1つ又は複数の異なるリソース位置におけるPRBで構成されることであってもよい。
【0065】
本実施例において、第2のリソースセット及び第1のリソースセットに含まれるリソース組み合わせ方式が異なることは、リソース割り当て方式が異なることを示す。
【0066】
本実施例において、TB数が大きいほど、伝送に関与する選択可能なリソースの数が多くなり、本実施例において第1のリソースセット及び第2のリソースセットにおいてリソース組み合わせ方式を予め限定する。このようにして、マッピング関係によってリソース組み合わせ方式が限定され、TB伝送のために選択された各リソースを個別に指示することに相当し、ビットオーバヘッドがさらに低減される。
【0067】
いくつかの実施例において、TB数とMCSとの間のマッピング関係は、
TB数と、1つ又は複数のMCSレベルを含むMCSセットとの間のマッピング関係を含む。
【0068】
TB数と異なるMCSセットとの間のマッピング関係が予め確立されている。このように、連携指示情報によってマッピング関係を指示し、現在のTB数及び端末が選択可能なMCSレベルを端末に通知することができる。
【0069】
いくつかの実施例において、異なるMCSセットに含まれるMCSレベルの数が異なり、及び/又は、異なるMCSセットに含まれるMCSレベルが異なる。
【0070】
いくつかのMCSセットに含まれるMCSレベルの数が同じであるが、具体的に含まれるMCSレベルが異なる。
【0071】
このように、連携指示情報は、TB数とMCSセットとの間のマッピング関係によって、小さいオーバヘッドを使用して端末のためのTB数及び端末が使用可能なMCSセットを同時にスケジューリングすることができる。
【0072】
いくつかの実施例において、TB数と、MCSセットとの間のマッピング関係は、
第3の閾値より小さいTB数と、第1のMCSセットとの間のマッピング関係と、
第3の閾値以上で第4の閾値より小さいTB数と、第1のMCSセットのサブセットである第2のMCSセットとの間のマッピング関係と、
第4の閾値以上のTB数と、第2のMCSセットのサブセットである第3のMCSセットとの間のマッピング関係と、を含む。
【0073】
本実施例において、第3の閾値及び第4の閾値のうちの1つは前記第1の閾値及び第2の閾値のうちのいずれかと同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0074】
本実施例において、第1のMCSセット、第2のMCSセット及び第3のMCSセットのいずれか2つが異なっている。
【0075】
いくつかの実施例において、第1のMCSセットは第2のMCSセットを含み、第2のMCSセットは第3のMCSセットを含む。
【0076】
表2を参照すると、第3の閾値が1である場合、第1のMCSセットに含まれるMCSレベルの番号が0~15で、合計16個のMCSレベルであることが分かる。
【0077】
第3の閾値が3である場合、第2のMCSセットに含まれるMCSレベルの番号が9、11、13及び15である。第3のMCSセットに含まれるMCSレベルの番号が11及び13である。
【0078】
いくつかの実施例において、TB数と、リソース割り当て方式及びMCSとの間のマッピング関係は、
第5の閾値以下のTB数と、第1の数のリソース割り当て方式及び第2の数のMCSレベルとの間のマッピング関係、
及び/又は、
第5の閾値より大きいTB数と、第1の数より小さい第3の数のリソース割り当て方式及び第2の数より小さい第4の数のMCSレベルとの間のマッピング関係を含む。
【0079】
本実施例において、TB数はリソース割り当て方式及びMCSとの間に同時にマッピング関係があり、連携指示情報が三者のマッピング関係を指示する。このようにして、端末はこの三者のマッピング関係を指示する連携指示情報を受信した後、基地局によって端末にスケジューリングされたTB数、リソース割り当て方式及びMCSレベルを同時に知ることができ、これにより、1つの情報領域を使用して指示を完了することができ、シグナリングオーバヘッドが小さい。
【0080】
本実施例において、第5の閾値は、前記第1の閾値ないし第4の閾値のいずれかと等しくてもよく、等しくなくてもよい。
【0081】
本実施例において、異なるリソース割り当て方式は、割り当てられたリソースの数が異なること、及び割り当てられたリソースの位置が異なることを含む。本実施例において、第1の数のリソース割り当て方式及び第3の数のリソース割り当て方式があり、このようにして、TB数が少ない場合、サポートされるリソース割り当て方式の数が少ない。
【0082】
いくつかの実施例において、第1の数のリソース割り当て方式は、第2の数のリソース割り当て方式を含むことができる。すなわち、第2の数のリソース割り当て方式は第1の数のリソース割り当て方式のサブセットであってもよい。
【0083】
第1の閾値ないし第5の閾値は通信プロトコルによって予め定められていてもよく、基地局と端末との間で交渉されていてもよい。例えば、基地局が物理層より以上の上位層シグナリングを介して送信し、例えば、メディアアクセス制御(RRC)層シグナリング又は無線リソース制御(MAC)シグナリングを介して第1の閾値ないし第5の閾値のいずれかを送信する。
【0084】
いくつかの実施例において、方法は、
TB数と、リソース割り当て方式及び/又はMCSとの間のマッピング関係を送信するステップをさらに含む。これにより、端末は連携指示情報を受信したとき、連携指示情報に基づいてマッピング関係をクエリ(query)し、基地局によってスケジューリングされたTB数を知るとともに、TB数にマッピングされたリソース割り当て方式及び/又はMCSを知ることができる。
【0085】
図5に示すように、本実施例は、情報取得方法を提供する。当該情報取得方法は、
連携指示情報を受信するステップS210と、
連携指示情報によって指示されたマッピング関係に基づいて、TB数を決定し、TB数でマッピングされたリソース割り当て方式及び/又はMCSを決定するステップS220と、を含む。
【0086】
本実施例によって提供される情報取得方法は端末に適用することができる。
【0087】
本実施例において、端末は、TB数とリソース割り当て方式及びMCSのうちの少なくとも1つとのマッピング関係を指示する連携指示情報を受信する。
【0088】
端末は連携指示情報を受信した後、当該連携指示情報を復号化し、指示されたマッピング関係をクエリし、このようなマッピング関係に基づいてTB数を知るとともに、リソース割り当て方式とMCSとの1つ又は2つを知ることができる。
【0089】
本実施例において、マッピング関係は基地局側の実施例を参照することができ、ここでは詳しく説明しない。
【0090】
図6に示すように、本実施例は、情報指示装置を提供する。当該情報指示装置は、
伝送ブロック(TB)数と、リソース割り当て方式及び/又は変調符号化戦略(MCS)との間のマッピング関係に基づいて、連携指示情報を送信するように構成される送信モジュールであって、連携指示情報は、マッピング関係を指示することにより、スケジューリングされたTB数を指示するとともに、リソース割り当て方式とMCSとのうちの少なくとも1つを指示する送信モジュールを含む。
【0091】
本実施例によって提供される送信モジュールはプログラムモジュールであってもよく、当該プログラムモジュールがプロセッサによって実行された後、連携指示情報の送信を実現することができる。
【0092】
いくつかの実施例において、装置は、記憶モジュールをさらに含むことができ、記憶モジュールは、マッピング関係及び/又は連携指示情報を記憶することができる
【0093】
他のいくつかの実施例において、送信モジュールは、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせモジュールであってもよく、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせモジュールは様々なプログラマブルアレイであってもよく、プログラマブルアレイは複雑なプログラマブルアレイ又はフィールドプログラマブルアレイを含むが、これらに限定されない。
【0094】
さらにいくつかの実施例において、送信モジュールは純粋なハードウェアモジュールであってもよく、純粋なハードウェアモジュールは、特定用途向け集積回路を含むが、これに限定されない。
【0095】
いくつかの実施例において、TB数とリソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
TB数と、異なるリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係、
及び/又は、
TB数と、異なるリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソース割り当て方式との間のマッピング関係を含む。
【0096】
いくつかの実施例において、異なるリソースセットに含まれるリソースのリソース数が異なり、
及び/又は、
異なるリソースセットに含まれるリソースのリソース位置が異なる。
【0097】
いくつかの実施例において、TB数と、異なるリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
第1の閾値より小さいTB数と、第1のリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係、
及び/又は、
第1の閾値以上のTB数と、第2のリソース粒度をスケジューリング単位とするリソース割り当て方式との間のマッピング関係を含み、
ここで、第2のリソース粒度が第1のリソース粒度より大きい。
【0098】
いくつかの実施例において、TB数と、異なるリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソース割り当て方式との間のマッピング関係は、
第2の閾値より小さいTB数と、第1のリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソース割り当て方式との間のマッピング関係と、
第2の閾値以上のTB数と、第2のリソースセットでリソーススケジューリングを行うリソーススケジューリング方式との間のマッピング関係と、を含み、
ここで、第2のリソースセットに含まれるリソース組み合わせ方式の数が、第1のリソースセットに含まれるリソース組み合わせ方式の数より小さい。
【0099】
いくつかの実施例において、TB数とMCSとの間のマッピング関係は、
TB数と、1つ又は複数のMCSレベルを含むMCSセットとの間のマッピング関係を含む。
【0100】
いくつかの実施例において、異なるMCSセットに含まれるMCSレベルの数が異なり、
及び/又は、
異なるMCSセットに含まれるMCSレベルが異なる。
【0101】
いくつかの実施例において、TB数と、MCSセットとの間のマッピング関係は、
第3の閾値より小さいTB数と、第1のMCSセットとの間のマッピング関係と、
第3の閾値以上で第4の閾値より小さいTB数と、第1のMCSセットのサブセットである第2のMCSセットとの間のマッピング関係と、
第4の閾値以上のTB数と、第2のMCSセットのサブセットである第3のMCSセットとの間のマッピング関係と、を含む。
【0102】
いくつかの実施例において、TB数と、リソース割り当て方式及びMCSとの間のマッピング関係は、
第5の閾値以下のTB数と、第1の数のリソース割り当て方式及び第2の数のMCSレベルとの間のマッピング関係、
及び/又は、
第5の閾値より大きいTB数と、第1の数より小さい第3の数のリソース割り当て方式及び第2の数より小さい第4の数のMCSレベルとの間のマッピング関係を含む。
【0103】
図7に示すように、本実施例は、情報決定装置を提供する。当該情報決定装置は、
連携指示情報を受信するように構成される受信モジュール210と、
連携指示情報によって指示されたマッピング関係に基づいて、伝送ブロック(TB)数を決定し、TB数でマッピングされたリソース割り当て方式及び/又は変調符号化戦略(MCS)を決定するように構成される決定モジュール220と、を含む。
【0104】
本実施例によって提供される受信モジュール210及び決定モジュール220は、プログラムモジュールであってもよく、当該プログラムモジュールがプロセッサによって実行された後、連携指示情報の受信、繰り返し伝送回数及びMCSの決定を実現することができる。
【0105】
他のいくつかの実施例において、受信モジュール210及び決定モジュール220は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせモジュールであってもよく、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせモジュールは様々なプログラマブルアレイであってもよく、プログラマブルアレイは複雑なプログラマブルアレイ又はフィールドプログラマブルアレイを含むが、これらに限定されない。
【0106】
さらにいくつかの実施例において、受信モジュール210及び決定モジュール220は純粋なハードウェアモジュールであってもよく、純粋なハードウェアモジュールは、特定用途向け集積回路を含むが、これに限定されない。
【0107】
いくつかの実施例において、決定モジュール220は、さらに、連携指示情報によって指示されたマッピング関係に基づいて、TB数を決定するように構成される。
【0108】
以下に、上記の任意の実施例と組み合わせていくつかの例を提供する。
【0109】
例1:
本例は、情報指示方法を提供し、シグナリングオーバヘッドを低減させるという目的を達成するために、マルチTBスケジューリングの特徴及び各情報領域間の関係を使用して情報領域を圧縮するとともに、連携符号化を行うことを含む。
【0110】
異なる情報領域間の関係を使用して、情報領域を圧縮するとともに、連携符号化を行って、前記連携指示情報を取得し、当該連携指示情報はマッピング関係の指示によって2つ以上の情報を同時に指示可能な情報であってもよい。
【0111】
マルチTBスケジューリングの場合、通常パケットが大きい。伝送回数を低減させるために、スケジューリングされるTB数が比較的大きい場合、伝送されるデータブロックのサイズを制限し、例えば、大きなデータブロックのみの伝送を許可する。データブロックのサイズは、MCSと割り当てられたPRBによって決定される。したがって、スケジューリングされるTB数に基づいてリソースを割り当てることができ、MCSが圧縮と連携符号化を行い、前記連携指示情報を取得し、1つの情報領域に含まれる連携指示情報の送信によってシグナリングオーバヘッドを低減させることができる。
【0112】
例2:スケジューリングされたTB数が閾値X1より小さい場合、粒度の小さいリソース割り当て方式を採用し、例えば、1つのPRBを単位として割り当てることができる。スケジューリングされたTB数が閾値X1より大きい場合、大きい粒度で割り当てる。例えば、3つのPRB又は6つのPRBを粒度としてリソース割り当てを行うことができる。
【0113】
上記のリソース割り当て粒度を決定するTB数の閾値は1つであってもよく、複数であってもよい。上記の閾値はプロトコルで固定されていてもよく、上位層シグナリングによって構成されていてもよい。
【0114】
比較的大きい粒度を使用して割り当てる場合、リソース割り当て位置を制限する方式をさらに採用して必要なビット数をさらに圧縮することもできる。例えば、3つのPRBを粒度として割り当てる場合、1つの狭帯域(6つのPRB)には、PRB1、2、3又はPRB4、5、6の2つの方式しか割り当てることができない。PRB2、3、4又はPRB3、4、5などの割り当て方式がサポートされない。
【0115】
スケジューリングされたTB数が閾値X1より小さい場合、粒度の小さいリソース割り当て方式を採用し、例えば、1つのPRBを単位として割り当てることができる。スケジューリングされたTB数が閾値X1より大きい場合、大きい粒度で割り当てる。例えば、3つのPRB又は6つのPRBを粒度としてリソース割り当てを行うことができる。
【0116】
上記のリソース割り当て粒度を決定するTB数の閾値は1つであってもよく、複数であってもよい。上記の閾値はプロトコルで固定されていてもよく、上位層シグナリングによって構成されていてもよい。
【0117】
比較的大きい粒度を使用して割り当てる場合、リソース割り当て位置を制限する方式をさらに採用して必要なビット数をさらに圧縮することもできる。例えば、3つのPRBを粒度として割り当てる場合、1つの狭帯域(6つのPRB)には、PRB1、2、3又はPRB4、5、6の2つの方式しか割り当てることができない。PRB2、3、4又はPRB3、4、5などの割り当て方式がサポートされない。
【0118】
例3:
TB数とMCSとの間の圧縮及び連携符号化をスケジューリングして、TB数とMTC端末の使用を許可するMCSレベルとを同時に指示できる連携指示情報を取得する。
【0119】
スケジューリングされたTB数が閾値Y1より小さい場合、より多くのMCSレベルを使用することができ、スケジューリングされたTB数がこの閾値より大きい場合、MCSレベルの使用数を制限する。
【0120】
上記決定されたTB数の閾値は1つであってもよく、複数であってもよい。上記の閾値はプロトコルで固定されていてもよく、上位層シグナリングによって構成されていてもよい。例えば、スケジューリングされたTB数が1である場合、すべてのMCSレベルを使用することができる。スケジューリングされたTB数が2である場合、そのうちの4種類のMCSレベルしか使用できない。スケジューリングされたTB数が2より大きい場合、そのうちの2種類のMCSレベルを使用する。
【0121】
例4:
TB及びPRB割り当て、MCSの直接圧縮及び連携符号化をスケジューリングして、スケジューリングされたTB数、MTC端末に割り当てられたPRB及びMTC端末の使用を許可するMCSレベルを同時に指示可能な連携指示情報を取得する。
【0122】
すなわち、異なるTB数で異なるPRB割り当て(数又はリソース位置)及びMCSレベルを制限し、TB数、PRB割り当て及びMCSレベルに対して連携符号化を行う。
【0123】
スケジューリングされたTB数が小さい場合、例えば、閾値Z1より小さい場合、比較的多くのTBS選択(すなわち、比較的多くのPRB割り当て及びMCSレベル)をサポートすることができる。閾値Z1より大きい場合、TBSの選択を制限することができる。
【0124】
上記決定されたTB数の閾値は1つであってもよく、複数であってもよい。上記の閾値はプロトコルで固定されていてもよく、上位層シグナリングによって構成されていてもよい。
【0125】
本実施例は、通信機器をさらに提供する。当該通信機器は、
アンテナと、
メモリと、
アンテナ及びメモリにそれぞれ接続されるプロセッサであって、メモリに記憶されている実行可能なプログラムを実行し、アンテナによる無線信号の送受信を制御し、前記任意の実施例によって提供される情報指示方法及び/又は情報決定方法情報指示方法及び/又は情報決定方法のステップを実行することができるプロセッサと、を含む。
【0126】
本実施例によって提供される通信機器は前記端末又は基地局であってもよい。当該端末は様々な人搭載端末又は車載端末であってもよい。基地局は、例えば、4G基地局又は5G基地局などの様々なタイプの基地局であってもよい。
【0127】
アンテナは、様々なタイプのアンテナ、例えば、3Gアンテナ、4Gアンテナ、または5Gアンテナなどのモバイルアンテナであってもよく、アンテナはWi-Fi(登録商標)アンテナ又は無線充電アンテナなどをさらに含むことができる。
【0128】
メモリは様々なタイプの記憶媒体を含むことができ、当該記憶媒体は非一時的なコンピュータ記憶媒体である。メモリは、通信機器の電源がオフになった後、その上に記憶されている情報を記憶し続けることができる。
【0129】
プロセッサは、バスなどを介してアンテナ及びメモリに接続することができ、メモリに記憶されている実行可能なプログラムを読み取るように用いられる。例えば、プロセッサは、
図2及び/又は
図5に示す情報指示方法及び/又は情報決定方法などを読み取る。
【0130】
本出願の実施例は非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には実行可能なプログラムが記憶されている。ここで、実行可能なプログラムがプロセッサによって実行される場合、前記任意の実施例によって提供される情報指示方法及び/又は情報決定方法のステップ、例えば、
図2及び/又は
図5に示す方法の少なくとも1つのステップが実現される。
【0131】
図8は、例示的な一実施例に係る端末であり、当該端末は具体的には、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、携帯情報端末などであってもよい。
【0132】
図8を参照すると、端末800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサコンポーネント814、及び通信コンポーネント816の1つ又は複数を含むことができる。
【0133】
処理コンポーネント802は、通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関連する操作など、端末800の全体的な操作を制御する。処理コンポーネント802は、命令を実行して上記方法の全部又は一部のステップを完成するための1つ又は複数のプロセッサ820を含むことができる。また、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802と他のコンポーネントとの間のインタラクションを容易にするための1つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802との間のインタラクションを容易にするためのメディアモジュールを含むことができる。
【0134】
メモリ804は、端末800での操作をサポートするように、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、動画などの端末800で操作するためのいずれかのアプリケーション又は方法の命令を含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、ディスク、光ディスクなどの任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶機器、又はそれらの組み合わせによって実現することができる。
【0135】
電源コンポーネント806は、端末800の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント806は、電源管理システム、1つ又は複数の電源、及び端末800の生成、電力の管理及び分配に関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0136】
マルチメディアコンポーネント808は、端末800とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例において、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)及びタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンは、タッチパネルを含む場合、ユーザからの入力信号を受信するためのタッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライド及びタッチパネル上のジェスチャーを検知するための1つ又は複数のタッチセンサを含む。タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界線を検知するだけではなく、タッチ又はスライド操作に関連する持続時間及び圧力も検出する。いくつかの実施例において、メディアコンポーネント808は、1つのフロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。フロントカメラ及び/又はリアカメラは、端末800が、撮影モード又はビデオモードなどの操作モードにある場合、外部のメディアデータを受信することができる。各フロントカメラ及びリアカメラは、1つの固定的な光学レンズ系であってもよく、焦点距離及び光学ズーム能力を有してもよい。
【0137】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、1つのマイクロフォン(MIC)を含む。マイクロフォンは、端末800が呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードなどの操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号は、メモリ804にさらに記憶されるか、又は通信コンポーネント816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例において、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカーをさらに含む。
【0138】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールは、キーパッド、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタン及びロックボタンを含むが、これらに限定されない。
【0139】
センサコンポーネント814は、端末800に様々な方面の状態評価を提供するための1つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、端末800のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置付けを検出することができ、例えば、コンポーネントが端末800のディスプレイ及び小キーパッドであるセンサコンポーネント814は、端末800又は端末800の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと端末800との接触の有無、端末800の方位又は加速/減速及び端末800の温度変化を検出することもできる。センサコンポーネント814は、いずれかの物理接触もない場合、近傍の物体の存在を検出するための接近センサを含むことができる。センサコンポーネント814は、撮像アプリケーションで使用するためのCMOS又はCCD画像センサなどの光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例において、当該センサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサをさらに含むことができる。
【0140】
通信コンポーネント816は、端末800と他のデバイスとの有線又は無線方式の通信を容易にするように構成される。端末800は、WiFi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせなどの通信標準に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。例示的な一実施例において、通信コンポーネント816は、放送チャンネルを介して外部放送管理システムからの放送信号又は放送に関連する情報を受信する。例示的な一実施例において、通信コンポーネント816は、近距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT、登録商標)技術、及び他の技術に基づいて実現することができる。
【0141】
例示的な実施例において、端末800は、上記方法を行うために、1つ又は複数のアプリケーション特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又は他の電子部品によって行うことができる。
【0142】
例示的な実施例において、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ804をさらに提供する。上記命令は、上記方法を完成するように、端末800のプロセッサ820によって実行することができる。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置などであってもよい。
【0143】
図9は、基地局の概略図である。
図9を参照すると、基地局900は、処理コンポーネント922と、メモリ932によって表されるメモリリソースとを含む。処理コンポーネント922は1つ又は複数のプロセッサをさらに含む。メモリリソースは、処理コンポーネント922によって実行可能な命令を記憶するために、例えば、アプリケーションを記憶するために利用される。メモリ932に記憶されるアプリケーションは命令のセットに対応する1つ以上のモジュールを含むことができる。また、処理コンポーネント922は命令を実行するように構成される。
【0144】
基地局900は、基地局900の電源管理を行うように構成される電源コンポーネント926と、基地局900をネットワークに接続するように構成される有線又は無線ネットワークインターフェース950と、入出力(I/O)インターフェース958と、を含むことができる。基地局900は、メモリ932に記憶されているオペレーティングシステム、例えば、Windows ServerTM、Mac OS XTM、UnixTM、LinuxTM、FreeBSDTMに基づいて動作することができる。
【0145】
当業者であれば、明細書を考慮して本明細書に開示された開示を実践した後、本開示の他の実施形態を容易に想到し得る。本開示は、本開示のいかなる変形、用途又は適応的な変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途又は適応的な変化は、本開示の一般的な原理に従い、本開示に開示されていない当分野における周知技術又は慣用的な技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものとしてのみ見なされ、本開示の真の範囲及び精神は、本開示の請求項によって示される。
【0146】
本開示は、以上に説明され、図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲を逸脱することなく、様々な修正及び変更が可能であることを理解すべきである。本開示の範囲は、添付された特許請求の範囲のみによって限定される。