(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-08
(45)【発行日】2023-05-16
(54)【発明の名称】給湯器
(51)【国際特許分類】
F24H 9/02 20060101AFI20230509BHJP
F24H 15/196 20220101ALI20230509BHJP
【FI】
F24H9/02 301Z
F24H15/196 301K
(21)【出願番号】P 2019236846
(22)【出願日】2019-12-26
【審査請求日】2022-09-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000115854
【氏名又は名称】リンナイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】川島 剛
【審査官】河野 俊二
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-245238(JP,A)
【文献】特開2005-273939(JP,A)
【文献】特開昭60-004754(JP,A)
【文献】特開2013-190176(JP,A)
【文献】特開2014-190622(JP,A)
【文献】特開2005-127592(JP,A)
【文献】特開2007-163028(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24H 9/02
F24H 15/196
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1側壁と、前記第1側壁に対向して設けられる第2側壁と、を備えるハウジングであって、前記第1側壁には、排気ガスを屋外に排出する排気部と、前記排気部と離間して設けられており、前記屋外の空気を取込むための第1空気取込口と、が設けられている、前記ハウジングと、
前記ハウジング内に収容されている燃焼室と、
前記燃焼室の内部に収容されているガスバーナと、
前記燃焼室の内部に収容されている熱交換器と、
前記ハウジング内に収容されており、ハウジング内の空気を吸引する吸引口を備えるファンであって、前記吸引口によって吸引された空気は、前記燃焼室に送られる、前記ファンと、
前記ハウジング内に収容されており、水に空気を溶解させる気液混合装置と、
一端が前記気液混合装置に接続されており、他端に空気導入口が設けられている空気導入部であって、ハウジング内の空気を前記気液混合装置に導入する前記空気導入部と、
前記ハウジング内に設けられており、一端が前記第1空気取込口に接続されており、他端に第2空気取込口が設けられている空気路と、を備え、
前記第2空気取込口が前記吸引口よりも前記第1側壁側に設けられている場合、前記空気導入口は前記吸引口よりも前記第2側壁側に設けられており、
前記第2空気取込口が前記吸引口よりも前記第2側壁側に設けられている場合、前記空気導入口は前記吸引口よりも前記第1側壁側に設けられている、給湯器。
【請求項2】
前記第2空気取込口が前記吸引口よりも前記第1側壁側に設けられている場合、前記空気導入部は、前記空気導入口が前記第2側壁側を向くように設けられており、
前記第2空気取込口が前記吸引口よりも前記第2側壁側に設けられている場合、前記空気導入部は、前記空気導入口が前記第1側壁側を向くように設けられている、請求項1に記載の給湯器。
【請求項3】
底壁と、前記底壁に接続される第1側壁と、を備えるハウジングであって、前記第1側壁には、排気ガスを屋外に排出する排気部と、前記排気部と離間して設けられており、前記屋外の空気を取込むための第1空気取込口と、が設けられている、前記ハウジングと、
前記ハウジング内に収容されている燃焼室と、
前記燃焼室の内部に収容されているガスバーナと、
前記燃焼室の内部に収容されている熱交換器と、
前記ハウジング内に収容されており、ハウジング内の空気を吸引する吸引口を備えるファンであって、前記吸引口によって吸引された空気は、前記燃焼室に送られる、前記ファンと、
前記ハウジング内に収容されており、水に空気を溶解させる気液混合装置と、
一端が前記気液混合装置に接続されており、他端に空気導入口が設けられている空気導入部であって、ハウジング内の空気を前記気液混合装置に導入する前記空気導入部と、
前記ハウジング内に設けられており、一端が前記第1空気取込口に接続されており、他端に第2空気取込口が設けられている空気路と、を備え、
前記第2空気取込口が前記吸引口よりも上方に設けられている場合、前記空気導入口は前記吸引口よりも下方に設けられており、
前記第2空気取込口が前記吸引口よりも下方に設けられている場合、前記空気導入口は前記吸引口よりも上方に設けられている、給湯器。
【請求項4】
前記第2空気取込口が前記吸引口よりも上方に設けられている場合、前記空気導入部は、前記空気導入口が下方を向くように設けられており、
前記第2空気取込口が前記吸引口よりも下方に設けられている場合、前記空気導入部は、前記空気導入口が上方を向くように設けられている、請求項3に記載の給湯器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、給湯器に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ハウジングと、ハウジング内に収容されている燃焼室と、燃焼室の内部に収容されているガスバーナと、燃焼室の内部に収容されている熱交換器と、ハウジング内に収容されており、空気を燃焼室に送るファンと、ハウジング内に収容されており、水に空気を溶解させる気液混合装置と、一端が気液混合装置に接続されており、他端に空気導入口が設けられている空気導入部であって、ハウジング内の空気を気液混合装置に導入する空気導入部と、を備える給湯器が開示されている。この給湯器では、気液混合装置において、空気導入部から導入される空気を利用して、空気が溶解している水(以下では、「空気溶解加圧水」と呼ぶ)が生成される。そして、空気溶解加圧水が浴槽に供給されると、浴槽内に微細気泡が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガスバーナを利用する給湯器では、ガスバーナの燃焼によって生じる排気ガスを屋外に排気する排気部がハウジングに設けられている。そして、排気部が設けられているハウジングの面に、ハウジングの内部に空気を取込むための第1空気取込口が設けられている場合がある。これは、排気部及び第1取込口における圧力が略同じとなるようにするためである。また、ガスバーナを利用する給湯器において、ハウジング内に設けられており、一端が第1空気取込口に接続されており、他端に第2空気取込口が設けられている空気路が設けられている場合がある。これは、空気路を形成する壁によって、第1空気取込口からハウジング内に入り込む水が、ファン等が配置されている空間に流れていくことを防止するためである。第1空気取込口から取り込まれ、空気路、及び、第2空気取込口を通過した空気は、ファンを介して、燃焼室に送られる。
【0005】
また、気液混合装置を備える給湯器では、気液混合装置内で空気溶解加圧水を生成するために、ハウジング内の空気を、空気導入部を介して、気液混合装置に導入する空気導入運転が実行される。
【0006】
このような給湯器において、屋外の風が強い等の状況では、排気部から排出された排気ガスを含む空気が、第1空気取込口を通過して、ハウジング内に取込まれる場合がある。このような状況において、空気導入運転が実行されると、空気導入部を介して、排気ガスを含む空気が気液混合装置に導入される。この場合、気液混合装置では、排気ガスを含む空気が溶解した空気溶解加圧水が生成される。排気ガスを含む空気が溶解した空気溶解加圧水が浴槽に供給されると、風呂場(浴室)に異臭が発生する虞がある。
【0007】
本明細書では、給湯器において、気液混合装置に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度を低減することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本明細書によって開示される給湯器は、第1側壁と、前記第1側壁に対向して設けられる第2側壁と、を備えるハウジングであって、前記第1側壁には、排気ガスを屋外に排出する排気部と、前記排気部と離間して設けられており、前記屋外の空気を取込むための第1空気取込口と、が設けられている、前記ハウジングと、前記ハウジング内に収容されている燃焼室と、前記燃焼室の内部に収容されているガスバーナと、前記燃焼室の内部に収容されている熱交換器と、前記ハウジング内に収容されており、ハウジング内の空気を吸引する吸引口を備えるファンであって、前記吸引口によって吸引された空気は、前記燃焼室に送られる、前記ファンと、前記ハウジング内に収容されており、水に空気を溶解させる気液混合装置と、一端が前記気液混合装置に接続されており、他端に空気導入口が設けられている空気導入部であって、ハウジング内の空気を前記気液混合装置に導入する前記空気導入部と、前記ハウジング内に設けられており、一端が前記第1空気取込口に接続されており、他端に第2空気取込口が設けられている空気路と、を備え、前記第2空気取込口が前記吸引口よりも前記第1側壁側に設けられている場合、前記空気導入口は前記吸引口よりも前記第2側壁側に設けられており、前記第2空気取込口が前記吸引口よりも前記第2側壁側に設けられている場合、前記空気導入口は前記吸引口よりも前記第1側壁側に設けられている。
【0009】
上記の構成によると、第1側壁と第2側壁を結ぶ方向において、第2空気取込口と、空気導入口と、の間にファンの吸引口が配置される。このため、第1空気取込口、及び、第2空気取込口を介して、排気ガスを含む空気がハウジング内に取込まれた場合であっても、排気ガスの多くがファンの吸引口に吸引される。このため、空気導入口の周囲には、排気ガスを含む空気が流入しにくくなる。即ち、空気導入口の周囲には、排気ガスを含む空気がハウジング内に流入する前に、ハウジング内に滞留していた排気ガスを含まない空気が存在している状態になる。従って、排気ガスを含む空気がハウジング内に取込まれた状況において、例えば、ハウジング内の空気を気液混合装置に導入する空気導入運転が実行されても、空気導入口を介して、気液混合装置に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度を低減することができる。
【0010】
第2空気取込口が吸引口よりも第1側壁側に設けられている場合、空気導入部は、空気導入口が第2側壁側を向くように設けられており、第2空気取込口が吸引口よりも第2側壁側に設けられている場合、空気導入部は、空気導入口が第1側壁側を向くように設けられていてもよい。
【0011】
上記の構成によると、空気導入口が、排気ガスを含む空気が取り込まれる第2空気取込口とは反対側を向いているため、排気ガスを含む空気が、空気導入口を介して、気液混合装置により導入されにくくなる。従って、空気導入口を介して、気液混合装置に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度をより低減することができる。
【0012】
また、本明細書によって開示される別の給湯器は、底壁と、前記底壁に接続される第1側壁と、を備えるハウジングであって、前記第1側壁には、排気ガスを屋外に排出する排気部と、前記排気部と離間して設けられており、前記屋外の空気を取込むための第1空気取込口と、が設けられている、前記ハウジングと、前記ハウジング内に収容されている燃焼室と、前記燃焼室の内部に収容されているガスバーナと、前記燃焼室の内部に収容されている熱交換器と、前記ハウジング内に収容されており、ハウジング内の空気を吸引する吸引口を備えるファンであって、前記吸引口によって吸引された空気は、前記燃焼室に送られる、前記ファンと、前記ハウジング内に収容されており、水に空気を溶解させる気液混合装置と、一端が前記気液混合装置に接続されており、他端に空気導入口が設けられている空気導入部であって、ハウジング内の空気を前記気液混合装置に導入する前記空気導入部と、前記ハウジング内に設けられており、一端が前記第1空気取込口に接続されており、他端に第2空気取込口が設けられている空気路と、を備え、前記第2空気取込口が前記吸引口よりも上方に設けられている場合、前記空気導入口は前記吸引口よりも下方に設けられており、前記第2空気取込口が前記吸引口よりも下方に設けられている場合、前記空気導入口は前記吸引口よりも上方に設けられている。
【0013】
上記の構成によると、上下方向において、第2空気取込口と、空気導入口と、の間にファンの吸引口が配置される。このため、第1空気取込口、及び、第2空気取込口を介して、排気ガスを含む空気がハウジング内に取込まれた場合であっても、排気ガスの多くがファンの吸引口に吸引される。このため、空気導入口の周囲には、排気ガスを含む空気が流入しにくくなる。即ち、空気導入口の周囲には、排気ガスを含む空気がハウジング内に流入する前に、ハウジング内に滞留していた排気ガスを含まない空気が存在している状態になる。従って、排気ガスを含む空気がハウジング内に取込まれた状況において、例えば、ハウジング内の空気を気液混合装置に導入する空気導入運転が実行されても、空気導入口を介して、気液混合装置に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度を低減することができる。
【0014】
第2空気取込口が吸引口よりも上方に設けられている場合、空気導入部は、空気導入口が下方を向くように設けられており、第2空気取込口が吸引口よりも下方に設けられている場合、空気導入部は、空気導入口が上方を向くように設けられていてもよい。
【0015】
上記の構成によると、空気導入口が、排気ガスを含む空気が取り込まれる第2空気取込口とは反対側を向いているため、排気ガスを含む空気が、空気導入口を介して、気液混合装置に導入されにくくなる。従って、空気導入口を介して、気液混合装置に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度をより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】第1実施形態に係る給湯器2を前方左方上方から見た斜視図である。
【
図2】第1実施形態に係る給湯器2を後方右方下方から見た斜視図である。
【
図3】第1実施形態に係る前壁14及び内部壁24を後方右方上方から見た斜視図である。
【
図4】第1実施形態において、前壁14及び内部壁24が取外されている状態の給湯器2を前方左方上方から見た斜視図である。
【
図5】第1実施形態において、後壁16が取外されている状態の給湯器2を後方右方上方から見た斜視図である。
【
図6】第1実施形態におけるハウジング10の内部を模式的に表した模式図である。
【
図7】第1実施形態におけるハウジング10の内部を模式的に表した模式図である。
【
図8】第2実施形態におけるハウジング10の内部を模式的に表した模式図である。
【
図9】第1実施例に係る給水システム402を模式的に表した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(第1実施形態)
図1~
図6を参照して、給湯器2について説明する。
図1、
図2に示すように、給湯器2は、ハウジング10を備えている。ハウジング10は、底壁12と、前壁14と、後壁16と、右壁18と、左壁20と、上壁22と、を備えている。右壁18、左壁20、及び、上壁22は、一体的に成形されている。前壁14の上部には、後述する燃焼室50内で発生した排気ガスを屋外に排気する排気部14aが設けられている。また、前壁14の下部には、屋外の空気をハウジング10内に取込むための第1空気取込口14b、14cが設けられている。排気部14aと、第1空気取込口14b、14cと、は離間している。
【0018】
図3、
図6に示すように、前壁14の後方には、内部壁24が設けられている。内部壁24は、前壁14に取付けられている。なお、以下では、ハウジング10の内部空間のうち、内部壁24よりも前壁14側の空間のことを第1内部空間S1と呼び、内部壁24よりも後壁16側の空間のことを第2内部空間S2と呼ぶ。
図6に示すように、前壁14及び内部壁24によって、前壁14と内部壁24との間の空気路26が画定される。空気路26の一端は、前壁14の第1空気取込口14b、14cに接続されている。空気路26の他端には、第2空気取込口28が設けられている。第2空気取込口28は、前壁14及び内部壁24によって画定され、第1内部空間S1と第2内部空間S2を連通する。空気路26は、前壁14の第1空気取込口14b、14cからハウジング10の内部空間S1に取込まれた空気を、第2空気取込口28を介して、第2内部空間S2に案内する。
【0019】
図4~
図6に示すように、ハウジング10の第2内部空間S2には、第1ポンプ30と、第2ポンプ32と、第3ポンプ34と、ファン40と、燃焼室50と、中和器60と、気液混合装置70と、制御装置(図示省略)と、が収容されている。第1ポンプ30、第2ポンプ32、及び、気液混合装置70は、第2内部空間S2の右方に設けられている。中和器60は、第2内部空間S2の左方に設けられている。第3ポンプ34及びファン40は、左右方向において、第2内部空間S2の中央部に設けられている。燃焼室50は、ファン40よりも上方に設けられている。制御装置は、第2内部空間S2内に設けられている。制御装置は、給湯器2の各構成要素の動作を制御する。
【0020】
図4に示すように、第1ポンプ30と第2ポンプ32は、通水管WP1によって接続されている。第2ポンプ32は、通水管WP2(
図5参照)を介して、気液混合装置70に接続されている。第1ポンプ30及び第2ポンプ32が駆動されると、第1ポンプ30及び第2ポンプ32で加圧された水が、気液混合装置70に供給される。
【0021】
図5に示すように、第3ポンプ34は、通水管WP3を介して、燃焼室50(詳細には、後述する副熱交換器56)に接続されている。第3ポンプ34が駆動されると、燃焼室50に水が供給される。第3ポンプ34は、主に、浴槽410(
図9参照)内の水を、給湯器2を介して、循環させるために利用される。
【0022】
図5のファン40と燃焼室50は接続されている。ファン40の吸引口40bは、ファン40の後面40aに設けられている。ファン40は、吸引口40bから吸引された空気を燃焼室50に送る。
【0023】
図6に示すように、燃焼室50には、ガスバーナ52と、主熱交換器54と、副熱交換器56と、が収容されている。ガスバーナ52、主熱交換器54、及び、副熱交換器56によって水が加熱される。また、ファン40からガスバーナ52に空気が送られることによって、ガスバーナ52の燃焼ガスが排気される。
【0024】
主熱交換器54は、ガスバーナ52の上方に配置されている。主熱交換器54は、ガスバーナ52がガスを燃焼させたときの燃焼ガスによって、主熱交換器54内の通水管(図示省略)を流れる水を加熱する。
【0025】
副熱交換器56は、主熱交換器54の上方に配置されている。副熱交換器56は、燃焼ガスの潜熱を利用して、副熱交換器56内の通水管(図示省略)を流れる水を加熱する。具体的には、主熱交換器54を通過した燃焼ガス中の水蒸気が凝縮する際の凝縮熱(潜熱)が利用される。副熱交換器56は、通水管(図示省略)を介して、主熱交換器54に接続されている。このため、副熱交換器56で加熱された水は、主熱交換器54を通過することによって、さらに加熱される。主熱交換器54、及び、副熱交換器56によって加熱された水は、給湯箇所(例えば、浴槽410(
図9参照))に供給される。
【0026】
副熱交換器56には、燃焼室50内で発生する燃焼ガスを排気するための排気ダクト58が接続されている。排気ダクト58は、前壁14の排気部14aに接続されている。
【0027】
図4に示すように、燃焼室50(詳細には副熱交換器56)は、ドレン管DPを介して、中和器60に接続されている。副熱交換器56で水を加熱するときにドレン水が生じる。副熱交換器56で生じたドレン水は、ドレン管DPを通って、中和器60に送られる。中和器60は、その内部に貯留された炭酸カルシウムによって、ドレン管DPから送られてきたドレン水を中和する。
【0028】
図5の気液混合装置70は、水に空気が溶解している空気溶解加圧水を生成する。気液混合装置70には、水流入部72と、空気導入部74と、が接続されている。水流入部72は、気液混合装置70の円筒状の側壁に接続されている。水流入部72は、通水管WP2を介して、第2ポンプ32と接続されている。
【0029】
空気導入部74の一端74aは、気液混合装置70の上部に接続されている。空気導入部74の他端74bには、空気導入口74cが設けられている。他端74bは、空気導入口74cがハウジング10の後壁16と平行になるように設けられている。即ち、空気導入口74cとハウジング10の後壁16とが対向している。なお、他端74bは、空気導入口74cがハウジング10の後壁16に対して傾斜するように配置されていてもよい。また、空気導入部74の一端74aと他端74bとの間には、空気制御弁76が設けられている。空気制御弁76を閉状態から開状態に切り替えることで、ハウジング10の第2内部空間S2内の空気が、空気導入部74を通って、気液混合装置70内に取込まれる。気液混合装置70内に空気が充填されている状態で、水流入部72から、加圧された水が気液混合装置70内に送られると、気液混合装置70内において、空気溶解加圧水が生成される。生成された空気溶解加圧水は浴槽410(
図9参照)に送られる。そして、浴槽410に送られた空気溶解加圧水が、浴槽410に取付けられている循環接続具412(
図9参照)を通過して、浴槽410内に噴出されると、浴槽410内に微細気泡が発生する。
【0030】
(第1実施例)
続いて、
図9を参照して、第1実施形態の給湯器2を利用した給水システム402について説明する。給水システム402は、熱交換器54、56によって加熱された水を浴槽410、シャワーS、カランC等に供給するシステムである。また、給水システム402は、気液混合装置70によって生成される空気溶解加圧水を浴槽410に供給して、浴槽410内に微細気泡を発生させるシステムでもある。なお、
図9では、後述する給湯運転と、微細気泡供給運転と、が同時に実行されている状態における水の流れを表している。
【0031】
図9に示すように、給水システム402は、給湯器2と、浴槽410と、シャワーSと、カランCと、を備える。給湯器2は、給水源に接続されている。給湯器2は、浴室A内のシャワーS、カランC、浴槽410(詳細には、循環接続具412)に接続されている。本実施例において、給湯器2の制御装置は、ユーザによって操作可能なリモコン(図示省略)と通信可能に構成されている。制御装置は、ユーザによるリモコンへの操作に応じて、微細気泡供給運転等を実行することができる。また、ユーザは、リモコンを操作することによって、給湯目標温度を設定することができる。
【0032】
続いて、給湯器2の制御装置によって実行される給湯運転、微細気泡供給運転について説明する。
【0033】
(給湯運転)
給湯運転は、給湯目標温度に加熱された水を給湯箇所(シャワーS、カランC、浴槽410等)に供給するための運転である。制御装置は、給水源の下流側に設けられている流量センサ(図示省略)によって検出される水の流量が所定流量以上になる場合に、給湯運転を開始する。
【0034】
制御装置は、まず、ファン40を動作させる。ファン40が動作すると、ファン40から燃焼室50(詳細には、ガスバーナ52)に燃焼用の空気が供給される。これにより、制御装置は、ガスバーナ52を動作させることができる。そして、燃焼室50内に供給された水が加熱され、加熱された水が給湯箇所に供給される。制御装置は、流量センサによって検出される水の流量が所定流量未満になる場合に、給湯運転を終了する。
【0035】
(微細気泡供給運転)
微細気泡供給運転は、給水システム402が
図9の状態において、気液混合装置70内で空気溶解加圧水を生成し、生成された空気溶解加圧水を浴槽410に供給する運転である。微細気泡供給運転は、空気導入運転と、給水運転と、で構成される。
【0036】
(空気導入運転)
制御装置は、気液混合装置70内の水の水位が、第1水位以上であると判定する場合に空気導入運転を開始する。制御装置は、空気導入運転において、第1ポンプ30、第2ポンプ32の駆動を停止状態にさせるとともに、第3ポンプ34を駆動させ、空気制御弁76を閉状態から開状態に切り替える。これにより、空気導入部74を通って、気液混合装置70内に空気が導入されるとともに、気液混合装置70内の水が流出していき、気液混合装置70内の水の水位が低下する。制御装置は、気液混合装置70内の水の水位が第1水位以上であると判定してから、気液混合装置70内の水の水位が、第1水位よりも低い水位である第2水位未満であると判定するまでの間、空気導入運転を実行する。なお、空気導入運転では、空気溶解加圧水は生成されない。
【0037】
(給水運転)
制御装置は、気液混合装置70内の水の水位が、第2水位未満であると判定する場合に、給水運転を開始する。給水運転において、制御装置は、第1ポンプ30、第2ポンプ32、第3ポンプ34を駆動させる。また、制御装置は、空気制御弁76を開状態から閉状態に切り替える。これにより、浴槽410内の水が、循環接続具412、燃焼室50を通って、第1ポンプ30に到達する。そして、第1ポンプ30及び第2ポンプ32によって加圧された水が気液混合装置70に供給され、気液混合装置70内において、空気溶解加圧水が生成される。そして、生成された空気溶解加圧水は、気液混合装置70から放出され、循環接続具412を通って、浴槽410内に噴出される。空気溶解加圧水は、循環接続具412の微細気泡吐出ノズル(図示省略)を通過する際に、大気圧以下まで減圧される。そして、空気溶解加圧水が浴槽410内に噴出されると、空気溶解加圧水は大気圧まで増圧され、浴槽410内に微細気泡が発生する。制御装置は、気液混合装置内の水の水位が第2水位未満であると判定してから、気液混合装置内の水の水位が第1水位以上であると判定するまでの間、給水運転を実行する。
【0038】
制御装置は、気液混合装置70内の水の水位に応じて、空気導入運転と給水運転を繰り返し実行する。
【0039】
制御装置は、ユーザによって微細気泡供給運転の停止を指示するための操作がリモコンに実行されると、第1ポンプ30、第2ポンプ32、第3ポンプ34の駆動を停止させ、空気制御弁76を閉状態に切り替える。
【0040】
(給湯器2のハウジング10内の空気の流れ)
続いて、
図6、
図7を参照して、ファン40、及び、ガスバーナ52が動作している状態、即ち、給湯運転が実行されている状態におけるハウジング10内の空気の流れについて説明する。
図6、
図7において、矢印がメインの空気の流れを示している。
【0041】
まず、
図6に示すように、屋外の空気がハウジング10の第1内部空間S1内に取込まれる。具体的には、ハウジング10の前壁14の第1空気取込口14b、14cから、前壁14と内部壁24との間の空気路26に空気が取込まれる。次いで、空気路26を通過した空気は、第2空気取込口28を通って、ファン40等が収容されている第2内部空間S2に流入する。第2内部空間S2に流入した空気の多くは、第2内部空間S2に収容されている各部材間の隙間を通って、ファン40の吸引口40bに吸込まれる。そして、ファン40の吸引口40bからファン40の内部に吸込まれた空気は、燃焼室50内に送られる。
【0042】
燃焼室50内に送られた空気は、ガスバーナ52の燃焼に利用されるとともに、ガスバーナ52の排気ガスの排気に利用される。ガスバーナ52の排気ガスは、主熱交換器54を通過して、副熱交換器56に送られる。そして、副熱交換器56に送られた排気ガスは、副熱交換器56に接続されている排気ダクト58、及び、前壁14の排気部14aから屋外に排出される。
【0043】
上述のように、燃焼室50内で生じた排気ガスは、屋外に排出される。前壁14の排気部14aと、前壁14の第1空気取込口14b、14cは、離間して設けられている。即ち、排気部14aから排出された排気ガスを含んだ空気が、第1空気取込口14b、14cから取込まれにくいようになっている。しかしながら、
図7に示すように、屋外における風が強い状況等においては、排気部14aから排出された排気ガスが、排気部14aから第1空気取込口14b、14cに向かうように方向づけられ得る。この場合、排気部14aから排出された排気ガスを含む空気が、第1空気取込口14b、14cを通過して、ハウジング10内に取込まれる場合がある。このような状況において、微細気泡供給運転(詳細には、空気導入運転)が実行されると、空気導入部74を介して、気液混合装置70に排気ガスを含む空気が導入される。この場合、気液混合装置70では、排気ガスを含む空気が溶解した空気溶解加圧水が生成される。排気ガスを含む空気が溶解した空気溶解加圧水が浴槽410に供給されると、浴室A内に異臭が発生する虞がある。
【0044】
本実施例の給水システム402の給湯器2は、前壁14と、前壁14に対向して設けられる後壁16と、を備えるハウジング10であって、前壁14には、排気ガスを屋外に排出する排気部14aと、排気部14aと離間して設けられており、屋外の空気を取込むための第1空気取込口14b、14cと、が設けられている、ハウジング10と、ハウジング10内に収容されている燃焼室50と、燃焼室50の内部に収容されているガスバーナ52と、燃焼室50の内部に収容されている熱交換器54、56と、ハウジング10内に収容されており、ハウジング10内の空気を吸引する吸引口40bを備えるファン40であって、吸引口40bによって吸引された空気は、燃焼室50に送られる、ファン40と、ハウジング10内に収容されており、水に空気を溶解させる気液混合装置70と、一端74aが気液混合装置70に接続されており、他端74bに空気導入口74cが設けられている空気導入部74であって、ハウジング10内の空気を気液混合装置70に導入する空気導入部74と、ハウジング10内に設けられており、一端が第1空気取込口14b、14cに接続されており、他端に第2空気取込口28が設けられている空気路26と、を備える。第2空気取込口28がファン40の吸引口40bよりも前壁14側に設けられており、空気導入部74の空気導入口74cはファン40の吸引口40bよりも後壁16側に設けられている。このような構成によれば、前壁14と後壁16を結ぶ方向(前後方向)において、第2空気取込口28と、空気導入部74の空気導入口74cと、の間にファン40の吸引口40bが配置される。このため、第1空気取込口14b、14c、及び、第2空気取込口28を介して、排気ガスを含む空気がハウジング10内に取込まれた場合であっても、排気ガスの多くがファン40の吸引口40bに吸引される。このため、空気導入口74cの周囲には、排気ガスを含む空気が流入しにくくなる。即ち、空気導入口74cの周囲には、排気ガスを含む空気がハウジング10内に流入する前に、ハウジング10内に滞留していた排気ガスを含まない空気が存在している状態になる。従って、排気ガスを含む空気がハウジング10内に取込まれた状況において、空気導入運転が実行されても、空気導入口74cを介して、気液混合装置70に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度を低減することができる。
【0045】
また、給湯器2において、第2空気取込口28がファン40の吸引口40bよりも前壁14側に設けられており、空気導入部74は、空気導入口74cが後壁16側を向くように設けられている。このような構成によれば、空気導入口74cが、排気ガスを含む空気が取り込まれる第2空気取込口28とは反対側を向いているため、排気ガスを含む空気が、空気導入口74cを介して、気液混合装置70により導入されにくくなる。従って、空気導入口74cを介して、気液混合装置70に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度をより低減することができる。
【0046】
(対応関係)
前壁14、後壁16が、それぞれ、「第1側壁」、「第2側壁」の一例である。
【0047】
(第2実施形態)
図8を参照して第2実施形態の給湯器202について説明する。本実施例の給湯器2は、空気導入部274の構造が、第1実施例の空気導入部74の構造と異なる。なお、以下では、実施例間で共通する構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0048】
図8に示すように、空気導入部274の一端274aは、気液混合装置270の上部に接続されている。空気導入部274の他端274bには、空気導入口274cが設けられている。他端274bは、ファン40の吸引口40bよりも下方側に設けられている。他端274bは、空気導入口274cがハウジング10の底壁12と対向するように設けられている。
【0049】
本実施形態の給湯器202が、第1実施形態の給湯器2に代えて、給水システム402に利用される場合の効果について説明する。
【0050】
上述のように、給湯器202は、底壁12と、底壁12に接続される前壁14と、を備えるハウジング10であって、前壁14には、排気ガスを屋外に排出する排気部14aと、排気部14aと離間して設けられており、屋外の空気を取込むための第1空気取込口14b、14cと、が設けられている、ハウジング10と、ハウジング10内に収容されている燃焼室50と、燃焼室50の内部に収容されているガスバーナ52と、燃焼室50の内部に収容されている熱交換器54、56と、ハウジング10内に収容されており、ハウジング10内の空気を吸引する吸引口40bを備えるファン40であって、吸引口40bによって吸引された空気は、燃焼室50に送られる、ファン40と、ハウジング10内に収容されており、水に空気を溶解させる気液混合装置270と、一端274aが気液混合装置270に接続されており、他端274bに空気導入口274cが設けられている空気導入部274であって、ハウジング10内の空気を気液混合装置270に導入する空気導入部274と、ハウジング10内に設けられており、一端が第1空気取込口14b、14cに接続されており、他端に第2空気取込口28が設けられている空気路26と、を備える。第2空気取込口28がファン40の吸引口40bよりも上方側に設けられており、空気導入部274の空気導入口274cはファン40の吸引口40bよりも下方側に設けられている。このような構成によれば、上下方向において、第2空気取込口28と、空気導入部274の空気導入口274cと、の間にファン40の吸引口40bが配置される。このため、第1空気取込口14b、14c、及び、第2空気取込口28を介して、排気ガスを含む空気がハウジング10内に取込まれた場合、排気ガスの多くがファン40の吸引口40bに吸引される。このため、空気導入口274cの周囲には、排気ガスを含む空気が流入しにくくなる。即ち、空気導入口274cの周囲には、排気ガスを含む空気がハウジング10内に流入する前に、ハウジング10内に滞留していた排気ガスを含まない空気が存在している状態になる。従って、排気ガスを含む空気がハウジング10内に取込まれた状況において、空気導入運転が実行されても、空気導入口274cを介して、気液混合装置270に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度を低減することができる。
【0051】
また、給湯器202において、第2空気取込口28がファン40の吸引口40bよりも上方に設けられており、空気導入部274は、空気導入口274cが下方を向くように設けられている。このような構成によれば、空気導入口274cが、排気ガスを含む空気が取り込まれる第2空気取込口28とは反対側を向いているため、排気ガスを含む空気が、空気導入口274cを介して、気液混合装置270に導入されにくくなる。従って、空気導入口274cを介して、気液混合装置270に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度をより低減することができる。
【0052】
(対応関係)
前壁14が、「第1側壁」の一例である。
【0053】
以上、各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
【0054】
(第1変形例)第1実施形態の給湯器2において、右壁18、左壁20が、それぞれ、「第1側壁」、「第2側壁」の一例であってもよい。本変形例では、右壁18に、排気部、及び、第1空気取込口が設けられている。そして、第2空気取込口がファン40の吸引口40bよりも右壁18側に設けられている場合、空気導入部74の空気導入口74cはファン40の吸引口40bよりも左壁20側に設けられており、第2空気取込口がファン40の吸引口40bよりも左壁20側に設けられている場合、空気導入部74の空気導入口74cはファン40の吸引口40bよりも右壁18側に設けられている。また、別の変形例では、左壁20、右壁18が、それぞれ、「第1側壁」、「第2側壁」の一例であってもよいし、後壁16、前壁14が、それぞれ、「第1側壁」、「第2側壁」の一例であってもよい。
【0055】
(第2変形例)第1実施形態の給湯器2において、第2空気取込口28が、ファン40の吸引口40bよりも後壁16側に設けられていてもよい。本変形例では、空気導入部74の空気導入口74cは、ファン40の吸引口40bよりも前壁14側に設けられていればよい。
【0056】
(第3変形例)第1実施形態の給湯器2において、空気導入部74の空気導入口74cは、空気導入口74cが、後壁16以外の壁と対向するように設けられていてもよい。
【0057】
(第4変形例)第2実施形態の給湯器202において、後壁16、右壁18、又は、左壁20が、「第1側壁」の一例であってもよい。即ち、後壁16、右壁18、又は、左壁20に、排気部、及び、第1空気取込口が設けられていてもよい。
【0058】
(第5変形例)第2実施形態の給湯器202において、第2空気取込口28が、ファン40の吸引口40bよりも下方に設けられていてもよい。本変形例では、空気導入部274の空気導入口274cは、ファン40の吸引口40bよりも上方に設けられていればよい。
【0059】
(第6変形例)第2実施形態の給湯器202において、空気導入部274は、空気導入口274cが、底壁12以外の壁と対向するように設けられていてもよい。
【0060】
(第7変形例)ファン40の吸引口40bが、ファン40の前面に設けられていてもよい。
【0061】
(第8変形例)第1空気取込口14b、14cが設けられている前壁14とは異なる壁に、屋外の空気をハウジング10内に取込む第3空気取込口が設けられていてもよい。第3空気取込口は、例えば、後壁16の下部、底壁12の後部等、空気導入口74cと近い位置に設けられているとよい。このような構成によると、空気導入運転において、空気導入口74cの近くに設けられている第3空気取込口からハウジング内に取込まれる排気ガスを含まない空気が、空気導入部74を介して、気液混合装置70に導入される。従って、空気導入口74cを介して、気液混合装置70に導入される空気に含まれる排気ガスの濃度をより低減することができる。
【0062】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0063】
2 :給湯器
10 :ハウジング
12 :底壁
14 :前壁
14a :排気部
14b、14c :第1空気取込口
16 :後壁
18 :右壁
20 :左壁
22 :上壁
24 :内部壁
26 :空気路
28 :第2空気取込口
30 :第1ポンプ
32 :第2ポンプ
34 :第3ポンプ
40 :ファン
40a :後面
40b :吸引口
50 :燃焼室
52 :ガスバーナ
54 :主熱交換器
56 :副熱交換器
58 :排気ダクト
60 :中和器
70 :気液混合装置
72 :水流入部
74 :空気導入部
74a :一端
74b :他端
74c :空気導入口
76 :空気制御弁
202 :給湯器
270 :気液混合装置
274 :空気導入部
274a :一端
274b :他端
274c :空気導入口
402 :給水システム
410 :浴槽
412 :循環接続具