(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-08
(45)【発行日】2023-05-16
(54)【発明の名称】熱伝達組成物、方法、及びシステム
(51)【国際特許分類】
C09K 5/04 20060101AFI20230509BHJP
F25B 1/00 20060101ALI20230509BHJP
【FI】
C09K5/04 C
C09K5/04 E
F25B1/00 396A
(21)【出願番号】P 2020519693
(86)(22)【出願日】2018-10-06
(86)【国際出願番号】 US2018054775
(87)【国際公開番号】W WO2019071241
(87)【国際公開日】2019-04-11
【審査請求日】2021-09-29
(32)【優先日】2017-10-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2017-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500575824
【氏名又は名称】ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】Honeywell International Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100120754
【氏名又は名称】松田 豊治
(72)【発明者】
【氏名】アンキット・セティ
(72)【発明者】
【氏名】サミュエル・エフ・ヤナ・モッタ
(72)【発明者】
【氏名】ライアン・ハルス
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・ジェラルド・リチャード
(72)【発明者】
【氏名】グレゴリー・ローレンス・スミス
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ヅォウ
(72)【発明者】
【氏名】ヘンナ・タングリ
(72)【発明者】
【氏名】エリザベート・デル・カルメン・ヴェラ・ベセラ
【審査官】藤田 雅也
(56)【参考文献】
【文献】特許第6703642(JP,B2)
【文献】特許第7055165(JP,B2)
【文献】特表2011-502207(JP,A)
【文献】特開平08-277389(JP,A)
【文献】特開2010-47754(JP,A)
【文献】特表2022-516875(JP,A)
【文献】特開平9-324175(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C09K 5/04
C10M 105/38
C10M 107/24
C10M 127/06
F25B 1/00
C10N 40/30
C10N 30/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのアルキル化ナフタレンを含む安定化剤と、
少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物の組み合わせを含む冷媒であって、前記組み合わせが、
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3I)から本質的になり、
前記百分率が前記3つの化合物の総重量に基づく、冷媒
と、
を含む熱伝達組成物。
【請求項2】
前記冷媒が、少なくとも約99.5重量%の前記3つの化合物の組み合わせを含む、請求項1に記載の
熱伝達組成物。
【請求項3】
前記組み合わせが、
49重量%+/-0.3重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.3重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-0.3重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3I)から本質的になる、請求項1に記載の
熱伝達組成物。
【請求項4】
前記冷媒が不燃性である、請求項3に記載の
熱伝達組成物。
【請求項5】
前記アルキル化ナフタレンがアルキル化ナフタレン5及び/又はアルキル化ナフタレン10を含む、請求項1に記載の熱伝達組成物。
【請求項6】
ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、シリコーン油、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、ポリビニルエーテル(PVE)、及びポリ(α-オレフィン)(PAO)からなる群から選ばれる潤滑剤をさらに含む、請求項1に記載の熱伝達組成物。
【請求項7】
前記潤滑剤がポリオールエステル(POE)である、請求項6に記載の熱伝達組成物。
【請求項8】
前記潤滑剤がポリビニルエーテル(PVE)である、請求項6に記載の熱伝達組成物。
【請求項9】
前記熱伝達組成物が750以下の地球温暖化係数(GWP)、及び、0.05以下、0.02以下又はゼロのオゾン破壊係数(ODP)の少なくとも1つを有する、請求項1に記載の熱伝達組成物。
【請求項10】
前記オゾン破壊係数(ODP)が0.02以下である、請求項9に記載の熱伝達組成物。
【請求項11】
前記オゾン破壊係数(ODP)がゼロである、請求項9に記載の熱伝達組成物。
【請求項12】
蒸発器と、凝縮器と、圧縮機とを備える熱伝達システムにおける冷却方法であって、プロセスが、
i)
請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物を凝縮することと、
ii)前記
熱伝達組成物を冷却される本体又は物品の付近で蒸発させることであって、前記冷媒の蒸発温度が、約-40℃~
約10℃の範囲である、ことと、を含む、方法。
【請求項13】
前記冷媒の前記蒸発温度が、約0℃~約10℃の範囲である、請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
前記熱伝達システムが空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記熱伝達システムがモバイル空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記熱伝達システムがトラック、バス及び列車の空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記熱伝達システムがモバイルヒートポンプである、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記熱伝達システムが電気自動車用ヒートポンプである、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
前記熱伝達システムが冷却器である、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
前記熱伝達システムが容積型冷却器である、請求項12に記載の方法。
【請求項21】
前記熱伝達システムが空冷又は水冷直接膨張式冷却器である、請求項12に記載の方法。
【請求項22】
前記熱伝達システムが住宅用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項23】
前記熱伝達システムがダクトスプリット型又はダクトレススプリット型空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項24】
前記熱伝達システムが住宅用ヒートポンプである、請求項12に記載の方法。
【請求項25】
前記熱伝達システムが住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項26】
前記熱伝達システムが産業用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項27】
前記熱伝達システムが商用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項28】
前記熱伝達システムがパッケージ式ルーフトップユニット又は可変冷媒流システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項29】
前記熱伝達システムが商用の空気熱源、水熱源、又は土壌熱源ヒートポンプシステムである、請求項12に記載の方法。
【請求項30】
前記熱伝達システムが、冷却のために0~10℃の範囲、又は加熱のために-30~5℃の範囲の蒸発器温度を有する住宅用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項31】
前記熱伝達システムが、冷却のために7℃、又は加熱のために0.5℃の蒸発器温度を有する住宅用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項32】
前記熱伝達システムが、往復動式、回転式、又はスクロール式圧縮機を有する住宅用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項33】
前記熱伝達システムが、ローリングピストン又は回転弁式圧縮機を有する住宅用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項34】
前記熱伝達システムが、0~10℃の範囲の蒸発器温度を有する空冷式冷却器である、請求項12に記載の方法。
【請求項35】
前記熱伝達システムが、4.5℃の範囲の蒸発器温度を有する空冷式冷却器である、請求項12に記載の方法。
【請求項36】
前記熱伝達システムが、容積型圧縮機を有する空冷式冷却器である、請求項12に記載の方法。
【請求項37】
前記熱伝達システムが、往復動式又はスクロール式圧縮機を有する空冷式冷却器である、請求項12に記載の方法。
【請求項38】
前記熱伝達システムが-20~3℃の範囲の蒸発器温度を有する住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項39】
前記熱伝達システムが0.5℃の蒸発器温度を有する住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項40】
前記熱伝達システムが-30~5℃の範囲の蒸発器温度を有する住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項41】
前記熱伝達システムが0~10℃の範囲内の蒸発器温度を有する住宅用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項42】
前記熱伝達システムが-20~3℃の範囲内の蒸発器温度を有する住宅用ヒートポンプシステムである、請求項12に記載の方法。
【請求項43】
前記熱伝達システムが-30~5℃の範囲内の蒸発器温度を有する住宅用ヒートポンプシステムである、請求項12に記載の方法。
【請求項44】
前記熱伝達システムが0~10℃の範囲内の蒸発器温度を有する商用空調システムである、請求項12に記載の方法。
【請求項45】
既存の熱伝達システムにおけるR-410Aである既存の冷媒を置き換える方法であって、前記システムから前記既存の冷媒の少なくとも一部を除去し、前記既存の冷媒の少なくとも一部を、請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物を前記システムに導入することによって置き換えることを含み、
前記熱伝達システムが空調システムである、
方法。
【請求項46】
前記熱伝達システムがモバイル空調システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記熱伝達システムがトラック、バス及び列車の空調システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
前記熱伝達システムがモバイルヒートポンプである、請求項45に記載の方法。
【請求項49】
前記熱伝達システムが電気自動車用ヒートポンプである、請求項45に記載の方法。
【請求項50】
前記熱伝達システムが冷却器である、請求項45に記載の方法。
【請求項51】
前記熱伝達システムが容積型冷却器である、請求項45に記載の方法。
【請求項52】
前記熱伝達システムが空冷又は水冷直接膨張式冷却器である、請求項45に記載の方法。
【請求項53】
前記熱伝達システムが住宅用空調システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項54】
前記熱伝達システムがダクトスプリット型又はダクトレススプリット型空調システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項55】
前記熱伝達システムが住宅用ヒートポンプである、請求項45に記載の方法。
【請求項56】
前記熱伝達システムが住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項57】
前記熱伝達システムが産業用空調システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項58】
前記熱伝達システムが商用空調システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項59】
前記熱伝達システムがパッケージ式ルーフトップユニット又は可変冷媒流システムである、請求項45に記載の方法。
【請求項60】
前記熱伝達システムが商用の空気熱源、水熱源、又は土壌熱源ヒートポンプシステムである、請求項45に記載の方法。
【請求項61】
蒸発器と、凝縮器と、圧縮機と、
請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物を含む、熱伝達システム。
【請求項62】
冷却器において使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項63】
容積型冷却器において使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項64】
空冷式冷却器において使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項65】
水冷直接膨張式冷却器において使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項66】
定置型空調システムにおいて使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項67】
住宅用空調システムにおいて使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項68】
産業用空調システムにおいて使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項69】
商用空調システムにおいて使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項70】
商用冷凍システムにおいて使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項71】
商用冷蔵庫において使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項72】
商用冷凍庫において使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【請求項73】
自動販売機において使用するための請求項1~11のいずれかに記載の熱伝達組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2017年10月6日に出願された米国特許仮出願第62/569,419号の優先的な利益を主張する。
【0002】
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2017年12月1日に出願された米国特許仮出願第62/593,393号の優先的な利益を主張する。
【0003】
(発明の分野)
本発明は、空調及び冷凍用途を含む、熱交換用途において有用性を有する組成物、方法、及びシステムに関する。特定の態様では、本発明は、冷媒R-410Aが使用されているであろうタイプの熱伝達システムにおいて有用な組成物に関する。本発明の組成物は、特に、加熱及び冷却用途のための冷媒R-410Aの代替品として、かつR-410Aと共に使用するために設計されたシステムを含む熱交換システムを追加導入することに対して有用である。
【背景技術】
【0004】
産業用、商用、及び家庭用の使用について、機械冷凍システム、並びにヒートポンプ及び空調機などの関連する熱伝達デバイスが当該技術分野で周知である。クロロフルオロカーボン(CFC)は、かかるシステムのための冷媒として1930年代に開発された。しかしながら、1980年代以降、成層圏オゾン層に対するCFCの影響が多くの注目を集めるようになった。1987年には、CFC製品の段階的削減のためのタイムテーブルを定めた、地球環境を保護するためのモントリオール議定書に多くの政府が署名した。水素を含有する、より環境的に許容される材料、すなわちヒドロクロロフルオロカーボン(HCFC)がCFCに取って代わった。
【0005】
最も一般的に使用されたヒドロクロロフルオロカーボンの1つが、クロロジフルオロメタン(HCFC-22)であった。しかしながら、モントリオール議定書のその後の改正は、CFCの段階的削減を加速させ、HCFC-22を含むHCFCの段階的削減をスケジュールした。
【0006】
CFC及びHCFCに代わる不燃性、非毒性の代替物の必要性に応じて、業界では、オゾン破壊係数がゼロであるいくつかのヒドロフルオロカーボン(HFC)が開発された。オゾン破壊に寄与しないため、空調及び冷却器用途におけるHCFC-22の産業用代替品としてR-410A(ジフルオロメタン(HFC-32)及びペンタフルオロエタン(HFC-125)の50:50w/wブレンド)が採用された。しかしながら、R-410Aは、R-22のドロップイン代替品ではない。したがって、R-410AでのR-22の置き換えは、R-22と比較して、R-410Aの実質的により高い動作圧力及び容積に適用させるための圧縮機の置き換え及び再設計を含む、熱交換システム内の主要な構成要素の再設計を必要とした。
【0007】
R-410Aは、R-22よりも許容されるオゾン破壊係数(ODP)を有する一方、地球温暖化係数が2088と高いため、R-410Aの継続使用には問題が伴う。したがって、より環境的に許容される代替品でのR-410Aの置き換えが当該技術分野で必要とされている。
【0008】
代替の熱伝達流体が、中でも優れた熱伝達特性(特に特定の用途の必要性に十分に適合する熱伝達特性)、化学安定性、低毒性若しくは無毒性、不燃性、潤滑剤混和性、及び/又は潤滑剤適合性を含む、達成するのが困難な特性のモザイクを保有することが非常に望ましいことが当該技術分野で理解されている。更に、R-410Aの任意の代替品は、理想的には、システムの修正又は再設計を回避するために、R-410Aの動作条件に対して良好な一致となるものである。その多くが予測できないものであるこれらの要求の全てを満たす熱伝達流体の開発は、大きな課題である。
【0009】
使用効率に関しては、冷媒の熱力学性能又はエネルギー効率の喪失は、電気エネルギーの需要の増加の結果として化石燃料の使用量の増加をもたらし得ることに留意することが重要である。したがって、かかる冷媒の使用は、環境に対して二次的な悪影響を有することになる。
【0010】
燃焼性は、多くの熱伝達用途について重要な特性であると考えられている。本明細書で使用するとき、用語「不燃性」は、ASTM規格のE-681-2009 Standard Test Method for Concentration Limits of Flammability of Chemicals(Vapors and Gases)に従って、ASHRAE Standard 34-2016 Designation and Safety Classification of Refrigerants及びASHRAE Standard 34-2016のAppendix B1に記載されている条件で不燃性と判定される化合物又は組成物を指し、これは、参照により本明細書に組み込まれ、本明細書において便宜上、「不燃性試験」と呼ばれる。
【0011】
蒸気圧縮式熱伝達システム中を循環する潤滑剤がその意図される潤滑機能を行うために圧縮機に戻されることが、システム効率の維持及び圧縮機の適切かつ確実な働きについて重要である。そうでなければ、潤滑剤が堆積し、熱伝達部品中を含む、システムのコイル及びパイプの中に留まる可能性がある。更に、潤滑剤が蒸発器の内面に堆積すると、蒸発器の熱交換効率が低下し、それによりシステムの効率が低減される。
【0012】
R-410Aは、かかるシステムの使用中に生じる温度でポリオールエステル(POE)と混和性であるため、R-410Aは現在、空調用途においてPOE潤滑油と共に一般的に使用されている。しかしながら、R-410Aは、低温冷凍システム及びヒートポンプシステムの動作中に典型的に生じる温度ではPOEと非混和性である。したがって、この非混和性を軽減する対策が講じられない限り、POE及びR-410Aを低温冷凍又はヒートポンプシステムに使用することはできない。
【0013】
本出願人らは、空調用途、特にルーフトップ空調、可変冷媒流(VRF)空調及び冷却器空調用途を含む住宅用空調及び商用空調用途において、R-410Aの代替品として使用可能な組成物を提供できることが望ましいと理解するようになった。本出願人らはまた、本発明の組成物、方法、及びシステムが、例えば、ヒートポンプ及び低温冷凍システムにおいて、これらのシステムの動作中に生じる温度でPOEと非混和性になる欠点を解消するという利点を有することを理解するようになった。
【発明の概要】
【0014】
本発明は、R-410Aの代替品として使用され得、かつ好ましい実施形態において、低い地球温暖化係数(GWP)及びほぼゼロのODPと併せて、優れた熱伝達特性、化学安定性、低毒性若しくは無毒性、不燃性、潤滑剤混和性及び潤滑剤適合性の所望の特性のモザイクを示す、冷媒組成物を提供する。
【0015】
本発明は、少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒1と呼ばれることがある。特定化合物のリストに基づく百分率に関して本明細書で使用するとき、「相対百分率」という用語は、列挙された化合物の総重量に基づく特定化合物の百分率を意味する。
【0016】
重量パーセントに関して本明細書で使用するとき、特定成分の量に対する「約」という用語は、特定成分の量が+/-2重量%の量で変化し得ることを意味する。本発明の冷媒及び熱伝達組成物は、「約」であるものとして指定された量の特定化合物を含み、この量は、特定量の+/-1重量%、更により好ましくは+/-0.5重量%である。
【0017】
本発明は、少なくとも約98.5重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒2と呼ばれることがある。
【0018】
本発明は、少なくとも約99.5重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒3と呼ばれることがある。
【0019】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒4と呼ばれることがある。
【0020】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒5と呼ばれることがある。
【0021】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒6と呼ばれることがある。
【0022】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒7と呼ばれることがある。
【0023】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39~39.4重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて約39.0相対重量%未満のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒8と呼ばれることがある。
【0024】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39~39.4重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて約39.0相対重量%未満のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒9と呼ばれることがある。
【0025】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒10と呼ばれることがある。
【0026】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒11と呼ばれることがある。
【0027】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1重量%~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒12と呼ばれることがある。
【0028】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1重量%~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒13と呼ばれることがある。
【0029】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒14と呼ばれることがある。
【0030】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒15と呼ばれることがある。
【0031】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まず、かつ39.5%のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒16と呼ばれることがある。
【0032】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まず、かつ39.5%のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒17と呼ばれることがある。
【0033】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
49重量%+/-0.3重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.3重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-0.3重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒18と呼ばれることがある。
【0034】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
49重量%+/-0.3重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.3重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-0.3重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒19と呼ばれることがある。
【0035】
本発明は、少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、不燃性試験を満たす。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒20と呼ばれることがある。
【0036】
本発明は、少なくとも約98.5重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、不燃性試験を満たす。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒21と呼ばれることがある。
【0037】
本発明は、少なくとも約99.5重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、不燃性試験を満たす。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒22と呼ばれることがある。
【0038】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、不燃性試験を満たす。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒23と呼ばれることがある。
【0039】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、不燃性試験を満たす。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒24と呼ばれることがある。
【0040】
本発明は、
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)から本質的になる冷媒を含み、これらの百分率はこれらの3つの化合物の総重量に基づく。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒25と呼ばれることがある。
【0041】
本発明は、
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)から本質的になる冷媒を含み、これらの百分率はこれらの3つの化合物の総重量に基づく。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒26と呼ばれることがある。
【0042】
説明
定義:
本発明の目的では、摂氏度(℃)の温度に関する「約」という用語は、規定温度が+/-5℃の量で変動し得ることを意味する。好ましい実施形態では、約であると指定された温度は、好ましくは特定温度の+/-2℃、より好ましくは+/-1℃、更により好ましくは+/-0.5℃である。
【0043】
「能力」という用語は、冷凍システムにおいて冷媒によって提供される冷却の量(BTU/hr)である。これは、冷媒が蒸発器を通る際の冷媒のエンタルピー(BTU/lb)の変化を、冷媒の質量流量で乗じることによって実験的に決定される。エンタルピーは、冷媒の圧力及び温度の測定から決定することができる。凍システムの能力は、冷却される領域を特定の温度に維持する能力に関連する。冷媒の能力は、冷媒が提供する冷却又は加熱の量を表し、冷媒の所与の体積流量に対する熱量を送出する圧縮機のある程度の性能を提供する。換言すれば、特定の圧縮機を考慮すると、より高い能力を有する冷媒は、より多くの冷却又は加熱力を供給するであろう。
【0044】
「成績係数」という語句(以下「COP」)は、冷媒の蒸発又は凝縮を伴う特定の加熱又は冷却サイクルにおいて冷媒の相対的な熱力学的効率を表すのに特に有用な、広く受け入れられている冷媒性能の尺度である。冷凍工学では、この用語は、蒸気の圧縮時に圧縮機によって印加されるエネルギーに対する有効な冷凍又は冷却能力の比率を表し、したがって冷媒などの熱伝達流体の所与の体積流量に対する熱量を送出する所与の圧縮機の能力を表す。換言すれば、特定の圧縮機を考慮すると、より高いCOPを有する冷媒は、より多くの冷却又は加熱力を供給するであろう。特定の動作条件における冷媒のCOPを推定するための1つの手段は、標準的な冷凍サイクル分析技術を用いて冷媒の熱力学的特性から得られる(例えば、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、R.C.Downing,FLUOROCARBON REFRIGERANTS HANDBOOK,Chapter 3,Prentice-Hall,1988を参照のこと)。
【0045】
「吐出温度」という語句は、圧縮機の出口における冷媒の温度を指す。低い吐出温度の利点は、好ましくは圧縮機部品を保護するように設計されたシステムの熱防御面を作動させることなく既存の設備の使用を可能にし、吐出温度を下げるための液体注入などの高価な制御装置の使用を回避することである。
【0046】
「地球温暖化係数」(以下「GWP」)は、様々な気体の地球温暖化への影響を比較することを可能にするために開発された。具体的には、ある気体の1トンの放出が、二酸化炭素の1トンの放出に対して相対的に、所与の期間にわたってどのくらいのエネルギーを吸収するかの尺度である。GWPが大きいほど、所与の気体は、CO2と比較して、その期間にわたって地球をより一層温めることになる。GWPに通常使用される期間は、100年である。GWPは、アナリストが異なる気体の放出推定値を合計することを可能にする、一般的な尺度を提供する。www.epa.govを参照されたい。
【0047】
「質量流量」という用語は、単位時間当たりの導管を通過する冷媒の質量である。
【0048】
「職業暴露限界(OEL)」という用語は、ASHRAE Standard 34-2016 Designation and Safety Classification of Refrigerantsに従って決定される。
【0049】
本明細書で使用するとき、特定の先行冷媒「に対する代替品」として、本発明の特定の熱伝達組成物又は冷媒に関する「~に対する代替品」という用語は、これまでその先行冷媒と共に一般的に使用されていた熱伝達システムでの本発明の指定された組成物の使用を意味する。例として、住宅用空調及び商用空調(ルーフトップシステム、可変冷媒流(VRF)システム及び冷却器システムを含む)などの、これまでR410A用に設計されてきた及び/又はR410Aと共に一般的に使用されてきた熱伝達システムにおいて、本発明の冷媒又は熱伝達組成物を使用するとき、本発明の冷媒は、そのようなシステムにおいてR410Aの代替品になる。
【0050】
「熱力学的グライド」という語句は、一定圧力での蒸発器又は凝縮器における相変化プロセス中に様々な温度を有する非共沸冷媒混合物に適用される。
【0051】
冷媒及び熱伝達組成物
出願人らは、本明細書に記載される冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒が、特に本発明の冷媒をR-410Aの代替品として、特に従来の410A住宅用空調システム及び従来のR-410A商用空調システム(従来のR-410Aルーフトップシステム、従来のR-410A可変冷媒流(VRF)システム及び従来のR-410A冷却器システムを含む)で使用する場合、非常に有利な特性、特に不燃性を提供できることを見出した。
【0052】
本発明の冷媒の特有の利点は、不燃性試験に従って試験したときに不燃性であることであり、上述したように、R-410Aの代替品として様々なシステムで使用でき、優れた熱伝達特性、低い環境影響(特に低いGWP及びほぼゼロのODPを含む)、化学安定性、低毒性若しくは無毒性、及び/又は潤滑剤適合性を有し、使用時に不燃性を維持する、冷媒を提供することが当該技術分野において望まれている。この望ましい利点は、本発明の冷媒によって達成され得る。
【0053】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒27と呼ばれることがある。
【0054】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒28と呼ばれることがある。
【0055】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
47重量%~49.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11重量%~13.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~41.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒29と呼ばれることがある。
【0056】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
47重量%~49.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11重量%~13.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~41.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒30と呼ばれることがある。
【0057】
本発明は、以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
47重量%~49.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11重量%~13.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~41.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒31と呼ばれることがある。
【0058】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
47重量%~49.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11重量%~13.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~41.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒32と呼ばれることがある。
【0059】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒33と呼ばれることがある。
【0060】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒34と呼ばれることがある。
【0061】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒35と呼ばれることがある。
【0062】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒36と呼ばれることがある。
【0063】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒37と呼ばれることがある。
【0064】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、冷媒は、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒38と呼ばれることがある。
【0065】
本発明は、以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が以下の相対百分率で存在する、冷媒、を含む:
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、当該冷媒は、不燃性試験を満たす。本段落による冷媒は、本明細書において便宜上、冷媒39と呼ばれることがある。
【0066】
好ましくは、熱伝達組成物は、熱伝達組成物の40重量%を超える量で、冷媒1~39の各々を含む本発明の任意の冷媒を含む。
【0067】
好ましくは、熱伝達組成物は、熱伝達組成物の約50重量%を超える量で、冷媒1~39の各々を含む本発明の任意の冷媒を含む。
【0068】
好ましくは、熱伝達組成物は、熱伝達組成物の70重量%を超える量で、冷媒1~39の各々を含む本発明の任意の冷媒を含む。
【0069】
好ましくは、熱伝達組成物は、熱伝達組成物の80重量%を超える量で、冷媒1~39の各々を含む本発明の任意の冷媒を含む。
【0070】
好ましくは、熱伝達組成物は、熱伝達組成物の90重量%を超える量で、冷媒1~39の各々を含む本発明の任意の冷媒を含む。
【0071】
好ましくは、熱伝達組成物は、冷媒1~39の各々を含む本発明の任意の冷媒から本質的になる。
【0072】
好ましくは、本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~39の各々を含む本発明の任意の冷媒からなる。
【0073】
本発明の熱伝達組成物は、ある特定の機能性を増強させるか、又はそれを組成物に提供する目的で他の成分を含んでもよい。かかる他の成分又は添加剤には、潤滑剤、染料、可溶化剤、相溶化剤、安定化剤、抗酸化剤、腐食抑制剤、極圧添加剤、及び耐摩耗剤のうちの1つ以上が含まれ得る。
【0074】
安定化剤:
本発明の熱伝達組成物は、上記の冷媒1~39の各々を含む本明細書に記載の冷媒と、安定化剤とを含む。
【0075】
安定化剤成分は、好ましくは、熱伝達組成物の0重量%超~約15重量%、又は約0.5~約10重量%の量で熱伝達組成物中に提供され、これらの百分率は、熱伝達組成物中の全成分の合計で除した熱伝達組成物中の全安定化剤の総重量に基づく。
【0076】
本発明の熱伝達組成物に使用するための安定化剤は、(i)アルキル化ナフタレン化合物、(ii)フェノール系化合物、及び(iii)ジエン系化合物のうちの少なくとも1つを含む。本段落による安定化剤は、本明細書において便宜上、安定化剤1と呼ばれることがある。
【0077】
本発明の熱伝達組成物に使用するための安定化剤は、(i)少なくとも1つのアルキル化ナフタレン化合物と、(ii)少なくとも1つのフェノール系化合物との組み合わせを含む。本段落による安定化剤は、本明細書において便宜上、安定化剤2と呼ばれることがある。
【0078】
本発明の熱伝達組成物に使用するための安定化剤は、(i)少なくとも1つのアルキル化ナフタレン化合物と、(ii)少なくともジエン系化合物との組み合わせを含む。本段落による安定化剤は、本明細書において便宜上、安定化剤3と呼ばれることがある。
【0079】
本発明の熱伝達組成物に使用するための安定化剤は、(i)少なくとも1つのアルキル化ナフタレン化合物と、(ii)イソブチレン化合物との組み合わせを含む。本段落による安定化剤は、本明細書において便宜上、安定化剤4と呼ばれることがある。
【0080】
本発明の熱伝達組成物に使用するための安定化剤は、(i)少なくとも1つのアルキル化ナフタレン化合物と、(ii)少なくとも1つのフェノール系化合物と、(iii)少なくとも1つのジエン系化合物との組み合わせを含む。本段落による安定化剤は、本明細書において便宜上、安定化剤5と呼ばれることがある。
【0081】
安定化剤はまた、リン化合物及び/又は窒素化合物及び/又はエポキシドを含んでもよく、存在する場合、エポキシドは、好ましくは、芳香族エポキシド、アルキルエポキシド、アルケニル(alkyenyl)エポキシドからなる群から選択される。
【0082】
安定化剤は、1つ以上のアルキル化ナフタレン及び1つ以上のフェノール系化合物から本質的になってもよい。本段落による安定化剤は、本明細書において便宜上、安定化剤6と呼ばれることがある。
【0083】
安定化剤は、1つ以上のアルキル化ナフタレン及び1つ以上のジエン系化合物から本質的になってもよい。本段落による安定化剤は、本明細書において便宜上、安定化剤7と呼ばれることがある。
【0084】
安定化剤は、1つ以上のアルキル化ナフタレン、1つ以上のジエン系化合物、及び1つ以上のフェノール系化合物から本質的になってもよい。本段落による安定化剤は、本明細書において便宜上、安定化剤8と呼ばれることがある。
【0085】
アルキル化ナフタレン
出願人らは、驚くべきことに、かつ予想外に、アルキル化ナフタレンが、本発明の熱伝達組成物の安定化剤として非常に有効であることを見出した。本明細書で使用するとき、用語「アルキル化ナフタレン」は、以下の構造を有する化合物を指す:
【0086】
【0087】
式中、各R1~R8は、直鎖アルキル基、分岐アルキル基、及び水素から独立して選択される。アルキル鎖の特定の長さ、並びに混合物又は分岐鎖及び直鎖及び水素は、本発明の範囲内で変化することができ、このような変化は、アルキル化ナフタレンの物理的特性、特にアルキル化化合物の粘度などに反映されることが当業者には認識及び理解されようし、このような物質の製造業者は、特定のR基の明記に代えてこのような特性のうちの1つ以上に言及することで物質を定義することが多い。
【0088】
出願人らは、予想外の、驚くべき、かつ有利な結果が、以下の特性を有する本発明による安定化剤としてのアルキル化ナフタレンの使用に結びつくことを見出しており、示された特性を有するアルキル化ナフタレン化合物は、以下の表AN1の列1~5にそれぞれ示すように、本明細書において便宜上、アルキル化ナフタレン1~アルキル化ナフタレン4と呼ばれる。
【0089】
【0090】
ASTM D445に従って測定された40℃での粘度に関連して本明細書で使用するとき、用語「約」は、+/-4cStを意味する。
【0091】
ASTM D445に従って測定された100℃での粘度に関連して本明細書で使用するとき、用語「約」は、+/-0.4cStを意味する。
【0092】
ASTM D97に従って測定された流動点に関連して本明細書で使用するとき、用語「約」は、+/-5℃を意味する。
【0093】
出願人らはまた、予想外の、驚くべき、かつ有利な結果が、以下の特性を有する本発明による安定化剤としてのアルキル化ナフタレンの使用に結びつくことを見出しており、示された特性を有するアルキル化ナフタレン化合物は、以下の表AN2の列6~10にそれぞれ示すように、本明細書において便宜上、アルキル化ナフタレン6~アルキル化ナフタレン10と呼ばれる。
【0094】
【0095】
アルキル化ナフタレン1及びアルキル化ナフタレン6の意義の範囲内のアルキル化ナフタレンの例としては、King Industriesによって商品名NA-LUBE KR-007A、KR-008、KR-009、KR-015、KR-019、KR-005FG、KR-015FG、及びKR-029FGとして販売されているものが挙げられる。
【0096】
アルキル化ナフタレン2及びアルキル化ナフタレン7の意義の範囲内のアルキル化ナフタレンの例としては、King Industriesによって商品名NA-LUBE KR-007A、KR-008、KR-009、及びKR-005FGとして販売されているものが挙げられる。
【0097】
アルキル化ナフタレン5及びアルキル化ナフタレン10の意義の範囲内のアルキル化ナフタレンの例としては、King Industriesによって商品名NA-LUBE KR-008として販売されている製品が挙げられる。
【0098】
アルキル化ナフタレンは、好ましくは、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒を含む本発明の熱伝達組成物中に存在し、アルキル化ナフタレンは、0.01%~約10%、又は約1.5%~約4.5%、又は約2.5%~約3.5%の量で存在し、これらの量はシステム内のアルキル化ナフタレン及び冷媒の量に基づく重量パーセントである。
【0099】
アルキル化ナフタレンは、好ましくは、潤滑剤と、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒とを含む、本発明の熱伝達組成物中に存在し、アルキル化ナフタレンは、0.1%~約20%、又は約5%~約15%、又は約8%~約12%の量で存在し、これらの量はシステム内のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである。
【0100】
アルキル化ナフタレンは、好ましくは、POE潤滑剤と、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒とを含む、本発明の熱伝達組成物中に存在し、アルキル化ナフタレンは、0.1%~約20%、又は約5%~約15%、又は約8%~約12%の量で存在し、これらの量はシステム内のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである。
【0101】
アルキル化ナフタレンは、好ましくは、ASTM D445Cに従って測定された40℃での粘度が約30cSt~約70cStのPOE潤滑剤と、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒とを含む、本発明の熱伝達組成物中に存在し、アルキル化ナフタレンは、0.1%~約20%、又は約5%~約15%、又は約8%~約12%の量で存在し、これらの量はシステム内のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである。
【0102】
ジエン系化合物
ジエン系化合物は、C3~C15ジエン、及び任意の2種以上のC3~C4ジエンの反応によって形成された化合物を含む。好ましくは、ジエン系化合物は、アリルエーテル、プロパジエン、ブタジエン、イソプレン、及びテルペンからなる群から選択される。ジエン系化合物は、好ましくはテルペンであり、これにはテレベン、レチナール、ゲラニオール、テルピネン、デルタ-3カレン、テルピノレン、フェランドレン、フェンケン、ミルセン、ファルネセン、ピネン、ネロール、シトラル、カンフル、メントール、リモネン、ネロリドール、フィトール、カルノシン酸、及びビタミンA1が含まれるがこれらに限定されない。好ましくは、安定化剤は、ファルネセンである。好ましいテルペン安定化剤は、参照により本明細書に組み込まれる、2004年12月12日に出願され、米国特許出願公開第2006/0167044(A1)号として公開された、米国特許仮出願第60/638,003号に開示されている。
【0103】
更に、ジエン系化合物は、0を超える量で、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、重量百分率は、熱伝達組成物の重量を指す。
【0104】
フェノール系化合物
フェノール系化合物は、4,4’-メチレンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);4,4’-ビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);4,4’-ビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール)を含む2,2-又は4,4-ビフェニルジオール;2,2-又は4,4-ビフェニルジオールの誘導体;2,2’-メチレンビス(4-エチル-6-tertブチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4-ブチリデンビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4-イソプロピリデンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-ノニルフェノール);2,2’-イソブチリデンビス(4,6-ジメチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-シクロヘキシルフェノール);2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール(BHT);2,6-ジ-tert-ブチル-4-エチルフェノール:2,4-ジメチル-6-tert-ブチルフェノール;2,6-ジ-tert-アルファ-ジメチルアミノ-p-クレゾール;2,6-ジ-tert-ブチル-4(N,N’-ジメチルアミノメチルフェノール);4,4’-チオビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4’-チオビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール);2,2’-チオビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール);ビス(3-メチル-4-ヒドロキシ-5-tert-ブチルベンジル)スルフィド;ビス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)スルフィド、トコフェロール、ヒドロキノン、2,2’6,6’-テトラ-tert-ブチル-4,4’-メチレンジフェノール、及びt-ブチルヒドロキノンから選択される1つ以上の化合物、好ましくはBHTであり得る。
【0105】
フェノール化合物は、0を超える量で、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、重量百分率は、熱伝達組成物の重量を指す。
【0106】
リン系化合物
リン化合物は、亜リン酸化合物又はリン酸化合物であり得る。本発明の目的では、亜リン酸化合物は、ジアリール、ジアルキル、トリアリール、及び/若しくはトリアルキルホスファイト、並びに/又は混合されたアリール/アルキル二若しくは三置換ホスファイト、特にヒンダードホスファイト、トリス-(ジ-tert-ブチルフェニル)ホスファイト、ジ-n-オクチルホスファイト、イソ-オクチルジフェニルホスファイト、イソーデシルジフェニルホスファイト、トリ-イソ-デシルホスフェート、トリフェニルホスファイト、及びジフェニルホスファイトから選択される1種以上の化合物、特にジフェニルホスファイトであり得る。
【0107】
リン酸化合物は、トリアリールホスフェート、トリアルキルホスフェート、アルキルモノ酸ホスフェート、アリール二酸ホスフェート、アミンホスフェート、好ましくはトリアリールホスフェート及び/又はトリアルキルホスフェート、特にトリ-n-ブチルホスフェートであり得る。
【0108】
リン化合物は、0を超える量で、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、重量によるは、熱伝達組成物の重量を指す。
【0109】
窒素化合物
安定化剤が窒素化合物であるとき、安定化剤は、ジフェニルアミン、p-フェニレンジアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、及びトリイソブチルアミンから選択される1種以上の二級又は三級アミンなどのアミン系化合物を含み得る。アミン系化合物は、アミン抗酸化剤、例えば、置換ピペリジン化合物、すなわち、アルキル置換ピペリジル、ピペリジニル、ピペラジノン、又はアルキオキシピペリジニルの誘導体、特に、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリドン、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジノール;ビス-(1,2,2,6,6-ペンタメチルピペリジル)セバケート;ジ(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート、ポリ(N-ヒドロキシエチル-2,2,6,6-テトラメチル-4-ヒドロキシ-ピペリジルスクシネート;アルキル化パラフェニレンジアミン、例えば、N-フェニル-N’-(1,3-ジメチル-ブチル)-p-フェニレンジアミン又はN,N’-ジ-sec-ブチル-p-フェニレンジアミン、並びにヒドロキシルアミン、例えば、獣脂アミン、メチルビス獣脂アミン、及びビス獣脂アミン、又はフェノール-アルファ-ナフチルアミン、若しくはTinuvin(登録商標)765(Ciba)、BLS(登録商標)1944(Mayzo Inc)、及びBLS(登録商標)1770(Mayzo Inc)から選択される1種以上のアミン抗酸化剤であり得る。本発明の目的では、アミン系化合物はまた、ビス(ノニルフェニルアミン)などのアルキルジフェニルアミン、(N-(1-メチルエチル)-2-プロピルアミンなどのジアルキルアミン、又はフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)、アルキル-フェニル-アルファ-ナフチル-アミン(APANA)、及びビス(ノニルフェニル)アミンのうちの1つ以上であってもよい。好ましくは、アミン系化合物は、フェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)、アルキル-フェニル-アルファ-ナフチル-アミン(APANA)、及びビス(ノニルフェニル)アミンのうちの1種以上、より好ましくはフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)である。
【0110】
代替的に、又は上記で識別した窒素化合物に加えて、ジニトロベンゼン、ニトロベンゼン、ニトロメタン、ニトロソベンゼン、及びTEMPO[(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル]から選択される1種以上の化合物を安定化剤として使用してもよい。
【0111】
窒素化合物は、0を超えかつ0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され得る。各々の場合において、重量百分率は、熱伝達組成物の重量を指す。
【0112】
エポキシド及びその他
有用なエポキシドとしては、芳香族エポキシド、アルキルエポキシド、及びアルケニルエポキシドが挙げられる。
【0113】
本発明による安定化剤として、イソブチレンを使用することもできる。
【0114】
好ましくは、熱伝達組成物は、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン1~5から選択されるアルキル化ナフタレンを含む安定化剤組成物とを含む。本明細書に記載の使用、方法、及びシステムの目的では、安定化剤組成物は、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTを含み得る。好ましくは、安定化剤組成物は、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTから本質的になる。好ましくは、安定化剤組成物は、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTからなる。
【0115】
好ましくは、熱伝達組成物は、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、イソブチレン及びアルキル化ナフタレン1~5から選択されるアルキル化ナフタレンを含む安定化剤組成物とを含む。本明細書に記載の使用、方法、及びシステムの目的では、安定化剤組成物は、イソブチレン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTを含み得る。好ましくは、安定化剤組成物は、イソブチレン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTから本質的になる。好ましくは、安定化剤組成物は、イソブチレン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTからなる。
【0116】
熱伝達組成物は、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、アルキル化ナフタレン4を含む安定化剤組成物とを含む。
【0117】
熱伝達組成物は、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、アルキル化ナフタレン5を含む安定化剤組成物とを含む。
【0118】
安定化剤は、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン5を含むか、これらから本質的になるか、又はこれからなることができる。
【0119】
安定化剤は、イソブチレン及びアルキル化ナフタレン5を含むか、これらから本質的になるか、又はこれからなることができる。
【0120】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1及び安定化剤1を含み得る。
【0121】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒2及び安定化剤1を含み得る。
【0122】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒3及び安定化剤1を含み得る。
【0123】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒4及び安定化剤1を含み得る。
【0124】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒5及び安定化剤1を含み得る。
【0125】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒6及び安定化剤1を含み得る。
【0126】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒7及び安定化剤1を含み得る。
【0127】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒8及び安定化剤1を含み得る。
【0128】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒9及び安定化剤1を含み得る。
【0129】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒10及び安定化剤1を含み得る。
【0130】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒11及び安定化剤1を含み得る。
【0131】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒12及び安定化剤1を含み得る。
【0132】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒13及び安定化剤1を含み得る。
【0133】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒14及び安定化剤1を含み得る。
【0134】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒15及び安定化剤1を含み得る。
【0135】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒16及び安定化剤1を含み得る。
【0136】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒17及び安定化剤1を含み得る。
【0137】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒18及び安定化剤1を含み得る。
【0138】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒19及び安定化剤1を含み得る。
【0139】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒20及び安定化剤1を含み得る。
【0140】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒21及び安定化剤1を含み得る。
【0141】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒22及び安定化剤1を含み得る。
【0142】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒23及び安定化剤1を含み得る。
【0143】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒24及び安定化剤1を含み得る。
【0144】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒25及び安定化剤1を含み得る。
【0145】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒26及び安定化剤1を含み得る。
【0146】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒27及び安定化剤1を含み得る。
【0147】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒28及び安定化剤1を含み得る。
【0148】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒29及び安定化剤1を含み得る。
【0149】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒30及び安定化剤1を含み得る。
【0150】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒31及び安定化剤1を含み得る。
【0151】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒32及び安定化剤1を含み得る。
【0152】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒33及び安定化剤1を含み得る。
【0153】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒34及び安定化剤1を含み得る。
【0154】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒35及び安定化剤1を含み得る。
【0155】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒36及び安定化剤1を含み得る。
【0156】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒37及び安定化剤1を含み得る。
【0157】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒38及び安定化剤1を含み得る。
【0158】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒39及び安定化剤1を含み得る。
【0159】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1と、BHTを含む安定化剤組成物であって、当該BHTが、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で存在する、安定化剤組成物と、を含み得る。熱伝達組成物の重量に基づいて0.0001重量%~約5重量%の量であるBHTは、便宜上、安定化剤10と呼ばれることがある。
【0160】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒2及び安定化剤2を含み得る。
【0161】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒2及び安定化剤2を含み得る。
【0162】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒3及び安定化剤2を含み得る。
【0163】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒4及び安定化剤2を含み得る。
【0164】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒5及び安定化剤2を含み得る。
【0165】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒6及び安定化剤2を含み得る。
【0166】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒7及び安定化剤2を含み得る。
【0167】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒8及び安定化剤2を含み得る。
【0168】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒9及び安定化剤2を含み得る。
【0169】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒10及び安定化剤2を含み得る。
【0170】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒11及び安定化剤2を含み得る。
【0171】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒12及び安定化剤2を含み得る。
【0172】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒13及び安定化剤2を含み得る。
【0173】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒14及び安定化剤2を含み得る。
【0174】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒15及び安定化剤2を含み得る。
【0175】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒16及び安定化剤2を含み得る。
【0176】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒17及び安定化剤2を含み得る。
【0177】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒18及び安定化剤2を含み得る。
【0178】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒19及び安定化剤2を含み得る。
【0179】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒20及び安定化剤2を含み得る。
【0180】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒21及び安定化剤2を含み得る。
【0181】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒22及び安定化剤2を含み得る。
【0182】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒23及び安定化剤2を含み得る。
【0183】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒24及び安定化剤2を含み得る。
【0184】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒25及び安定化剤2を含み得る。
【0185】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒26及び安定化剤2を含み得る。
【0186】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒27及び安定化剤2を含み得る。
【0187】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒28及び安定化剤2を含み得る。
【0188】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒29及び安定化剤2を含み得る。
【0189】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒30及び安定化剤2を含み得る。
【0190】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒31及び安定化剤2を含み得る。
【0191】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒32及び安定化剤2を含み得る。
【0192】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒33及び安定化剤2を含み得る。
【0193】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒34及び安定化剤2を含み得る。
【0194】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒35及び安定化剤2を含み得る。
【0195】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒36及び安定化剤2を含み得る。
【0196】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒37及び安定化剤2を含み得る。
【0197】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒38及び安定化剤2を含み得る。
【0198】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒39及び安定化剤2を含み得る。
【0199】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、潤滑剤と、冷媒1と、アルキル化ナフタレン4を含む安定化剤組成物とを含むことができ、アルキル化ナフタレンは、0.1%~約20%、又は約5%~約15%、又は約8%~約12%の量で存在し、これらの百分率はアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の重量に基づく。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤8と呼ばれる。
【0200】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、潤滑剤と、冷媒1と、アルキル化ナフタレン5を含む安定化剤組成物とを含むことができ、アルキル化ナフタレンは、0.1%~約20%、又は約5%~約15%、又は約8%~約12%の量で存在し、これらの百分率はアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の重量に基づく。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤9と呼ばれる。
【0201】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、潤滑剤と、冷媒1と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物とを含むことができ、ファルネセンは、約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4は、約0.0001重量%~約10重量%の量で提供され、BHTは、約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、これらの百分率は安定化剤の重量及び潤滑剤の重量に基づく。熱伝達組成物中の示された量の範囲内の本段落に記載の安定化剤は、本明細書において安定化剤10と呼ばれる。
【0202】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒2及び安定化剤10を含み得る。
【0203】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒3及び安定化剤10を含み得る。
【0204】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒4及び安定化剤10を含み得る。
【0205】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒5及び安定化剤10を含み得る。
【0206】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒6及び安定化剤10を含み得る。
【0207】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒7及び安定化剤10を含み得る。
【0208】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒8及び安定化剤10を含み得る。
【0209】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒9及び安定化剤10を含み得る。
【0210】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒10及び安定化剤10を含み得る。
【0211】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒11及び安定化剤10を含み得る。
【0212】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒12及び安定化剤10を含み得る。
【0213】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒13及び安定化剤10を含み得る。
【0214】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒14及び安定化剤10を含み得る。
【0215】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒15及び安定化剤10を含み得る。
【0216】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒16及び安定化剤10を含み得る。
【0217】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒17及び安定化剤10を含み得る。
【0218】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒18及び安定化剤10を含み得る。
【0219】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒19及び安定化剤10を含み得る。
【0220】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒20及び安定化剤10を含み得る。
【0221】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒21及び安定化剤10を含み得る。
【0222】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒22及び安定化剤10を含み得る。
【0223】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒23及び安定化剤10を含み得る。
【0224】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒24及び安定化剤10を含み得る。
【0225】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒25及び安定化剤10を含み得る。
【0226】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒26及び安定化剤10を含み得る。
【0227】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒27及び安定化剤10を含み得る。
【0228】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒28及び安定化剤10を含み得る。
【0229】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒29及び安定化剤10を含み得る。
【0230】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒30及び安定化剤10を含み得る。
【0231】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒31及び安定化剤10を含み得る。
【0232】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒32及び安定化剤10を含み得る。
【0233】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒33及び安定化剤10を含み得る。
【0234】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒34及び安定化剤10を含み得る。
【0235】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒35及び安定化剤10を含み得る。
【0236】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒36及び安定化剤10を含み得る。
【0237】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒37及び安定化剤10を含み得る。
【0238】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒38及び安定化剤10を含み得る。
【0239】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒39及び安定化剤10を含み得る。
【0240】
本発明の熱伝達組成物は、より好ましくは、冷媒1~39の各々を含む任意の本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物とを含むことができ、ファルネセンは、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4は、0.001重量%~約10重量%の量で提供され、BHTは、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は安定化剤の重量及び冷媒の重量に基づく。
【0241】
本発明の熱伝達組成物は、より好ましくは、冷媒1~39の各々を含む任意の本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物とを含むことができ、ファルネセンは、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4は、1.5重量%~約4.5重量%の量で提供され、BHTは、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は安定化剤の重量及び冷媒の重量に基づく。
【0242】
本発明の熱伝達組成物は、より好ましくは、冷媒1~39の各々を含む任意の本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物とを含むことができ、ファルネセンは、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4は、2.5重量%~3.5重量%の量で提供され、BHTは、0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、これらの百分率は安定化剤の重量及び冷媒の重量に基づく。
【0243】
本発明の熱伝達組成物は、より好ましくは、冷媒1~39の各々を含む任意の本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5及びBHTを含む安定化剤組成物とを含むことができ、ファルネセンは、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン5は、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、BHTは、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供される。
【0244】
本発明の熱伝達組成物は、最も好ましくは、任意の本発明の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物とを含むことができ、ファルネセンは、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4は、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供され、BHTは、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供される。
【0245】
冷媒1~39の各々を含む熱伝達組成物などの本明細書に記載の本発明の熱伝達組成物の各々は、潤滑剤を更に含んでもよい。一般に、熱伝達組成物は、熱伝達組成物の重量に基づいて、好ましくは約0.1重量%~約5重量%、又は0.1重量%~約1重量%、又は0.1重量%~約0.5重量%の量で潤滑剤を含む。
【0246】
冷凍機械に使用されている、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、シリコーン油、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、ポリビニルエーテル(PVE)、及びポリ(α-オレフィン)(PAO)などの一般的に使用される冷媒潤滑剤が、本発明の冷媒組成物と共に使用され得る。
【0247】
好ましくは、潤滑剤は、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)から、より好ましくはポリオールエステル(POE)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)から、特にポリオールエステル(POE)、鉱物油、及びアルキルベンゼン(AB)、ポリエーテルから、最も好ましくはポリオールエステル(POE)から選択される。
【0248】
市販のポリビニルエーテルとしては、Idemitsuから商品名FVC32D及びFVC68Dとして販売されている潤滑剤が挙げられる。
【0249】
市販の鉱物油には、WitcoのWitco LP 250(登録商標)、WitcoのSuniso 3GS、及びCalumetのCalumet R015が含まれる。市販のアルキルベンゼン潤滑剤には、Shrieve ChemicalのZerol 150(登録商標)及びZerol 300(登録商標)が含まれる。市販のPOEとしては、Emery 2917(登録商標)及びHatcol 2370(登録商標)として入手可能なジペラルゴン酸ネオペンチルグリコール、並びにCPI Fluid Engineeringによって商品名Emkarate RL32-3MAF及びEmkarate RL68Hとして販売されているものなどのペンタエリスリトール誘導体が挙げられる。Emkarate RL32-3MAF及びEmkarate RL68Hは、以下で特定される特性を有する好ましいPOE潤滑剤である。
【0250】
【0251】
ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30~約70であるPOEから本質的になる潤滑剤は、本明細書において潤滑剤1と呼ばれる。
【0252】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒2及び潤滑剤1を含む。
【0253】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒3及び潤滑剤1を含む。
【0254】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒4及び潤滑剤1を含む。
【0255】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒5及び潤滑剤1を含む。
【0256】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒6及び潤滑剤1を含む。
【0257】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒7及び潤滑剤1を含む。
【0258】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒8及び潤滑剤1を含む。
【0259】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒9及び潤滑剤1を含む。
【0260】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒10及び潤滑剤1を含む。
【0261】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒11及び潤滑剤1を含む。
【0262】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒12及び潤滑剤1を含む。
【0263】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒13及び潤滑剤1を含む。
【0264】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒14及び潤滑剤1を含む。
【0265】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒15及び潤滑剤1を含む。
【0266】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒16及び潤滑剤1を含む。
【0267】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒17及び潤滑剤1を含む。
【0268】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒18及び潤滑剤1を含む。
【0269】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒19及び潤滑剤1を含む。
【0270】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒20及び潤滑剤1を含む。
【0271】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒21及び潤滑剤1を含む。
【0272】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒22及び潤滑剤1を含む。
【0273】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒23及び潤滑剤1を含む。
【0274】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒24及び潤滑剤1を含む。
【0275】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒25及び潤滑剤1を含む。
【0276】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒26及び潤滑剤1を含む。
【0277】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒27及び潤滑剤1を含む。
【0278】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒28及び潤滑剤1を含む。
【0279】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒29及び潤滑剤1を含む。
【0280】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒30及び潤滑剤1を含む。
【0281】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒31及び潤滑剤1を含む。
【0282】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒32及び潤滑剤1を含む。
【0283】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒33及び潤滑剤1を含む。
【0284】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒34及び潤滑剤1を含む。
【0285】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒35及び潤滑剤1を含む。
【0286】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒36及び潤滑剤1を含む。
【0287】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒37及び潤滑剤1を含む。
【0288】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒38及び潤滑剤1を含む。
【0289】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒39及び潤滑剤1を含む。
【0290】
本発明の熱伝達組成物は、冷媒1~39と、安定化剤1~10の各々を含む本発明の安定化剤組成物と、本明細書に記載の潤滑剤とから本質的になるか、又はこれらからなり得る。
【0291】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1と、約0.1%~約5%、又は約0.1%~約1%、又は約0.1%~約0.5%の潤滑剤とを含み、当該百分率は熱伝達組成物中の潤滑剤の重量に基づく。
【0292】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒1と、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.1%~約5%、又は約0.1%~約1%、又は約0.1%~約0.5%のポリオールエステル(POE)潤滑剤であって、ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30cSt~約70cStであるPOE潤滑剤とを含む。ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30cSt~約70cStであるポリオールエステル(POE)潤滑剤は、便宜上、潤滑剤2と呼ばれる。
【0293】
冷媒1~39の各々を含む熱伝達組成物などの本発明の熱伝達組成物中の潤滑剤1の量は、好ましくは、熱伝達組成物の総重量に基づいて約0.1%~約5%の量で存在する。
【0294】
冷媒1~39の各々を含む熱伝達組成物などの本発明の熱伝達組成物中の潤滑剤1の量は、好ましくは、熱伝達組成物の総重量に基づいて約0.1%~約1%の量で存在する。
【0295】
冷媒1~39の各々を含む熱伝達組成物などの本発明の熱伝達組成物中の潤滑剤1の量は、好ましくは、熱伝達組成物の総重量に基づいて約0.1%~約0.5%の量で存在する。
【0296】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒2及び潤滑剤2を含む。
【0297】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒3及び潤滑剤2を含む。
【0298】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒4及び潤滑剤2を含む。
【0299】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒5及び潤滑剤2を含む。
【0300】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒6及び潤滑剤2を含む。
【0301】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒7及び潤滑剤2を含む。
【0302】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒8及び潤滑剤2を含む。
【0303】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒9及び潤滑剤2を含む。
【0304】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒10及び潤滑剤2を含む。
【0305】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒11及び潤滑剤2を含む。
【0306】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒12及び潤滑剤2を含む。
【0307】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒13及び潤滑剤2を含む。
【0308】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒14及び潤滑剤2を含む。
【0309】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒15及び潤滑剤2を含む。
【0310】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒16及び潤滑剤2を含む。
【0311】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒17及び潤滑剤2を含む。
【0312】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒18及び潤滑剤2を含む。
【0313】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒19及び潤滑剤2を含む。
【0314】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒20及び潤滑剤2を含む。
【0315】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒21及び潤滑剤2を含む。
【0316】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒22及び潤滑剤2を含む。
【0317】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒23及び潤滑剤2を含む。
【0318】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒24及び潤滑剤2を含む。
【0319】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒25及び潤滑剤2を含む。
【0320】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒26及び潤滑剤2を含む。
【0321】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒27及び潤滑剤2を含む。
【0322】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒28及び潤滑剤2を含む。
【0323】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒29及び潤滑剤2を含む。
【0324】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒30及び潤滑剤2を含む。
【0325】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒31及び潤滑剤2を含む。
【0326】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒32及び潤滑剤2を含む。
【0327】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒33及び潤滑剤2を含む。
【0328】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒34及び潤滑剤2を含む。
【0329】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒35及び潤滑剤2を含む。
【0330】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒36及び潤滑剤2を含む。
【0331】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒37及び潤滑剤2を含む。
【0332】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒38及び潤滑剤2を含む。
【0333】
好ましい熱伝達組成物は、冷媒39及び潤滑剤2を含む。
【0334】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒1、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0335】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒2、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0336】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒3、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0337】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒4、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0338】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒5、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0339】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒6、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0340】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒7、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0341】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒8、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0342】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒9、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0343】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒10、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0344】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒11、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0345】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒12、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0346】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒13、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0347】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒14、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0348】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒15、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0349】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒16、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0350】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒17、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0351】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒18、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0352】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒19、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0353】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒20、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0354】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒21、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0355】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒22、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0356】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒23、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0357】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒24、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0358】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒25、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0359】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒26、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0360】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒27、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0361】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒28、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0362】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒29、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0363】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒30、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0364】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒31、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0365】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒32、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0366】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒33、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0367】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒34、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0368】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒35、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0369】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒36、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0370】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒37、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0371】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒38、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0372】
本発明の熱伝達組成物は、好ましくは、冷媒39、安定化剤1、及び潤滑剤1を含み得る。
【0373】
本発明の新規及び基本的な特徴から逸脱することなく、本明細書に含まれる教示を考慮して、本明細書において言及されていない他の添加剤もまた含まれ得る。
【0374】
また、参照により組み込まれている米国特許第6,516,837号に開示されるように、油溶性を補助するために、界面活性剤及び可溶化剤の組み合わせが本発明の組成物に添加されてもよい。
【0375】
出願人らは、本発明の組成物が、とりわけ低いGWPを含む、達成するのが困難な特性の組み合わせを達成することができることを見出した。したがって、本発明の組成物は、約1500以下、好ましくは約1000以下、より好ましくは約750以下の地球温暖化係数(GWP)を有する。本発明の特に好ましい特徴では、本発明の組成物は、約750以下の地球温暖化係数(GWP)を有する。
【0376】
更に、本発明の組成物は、低いオゾン破壊係数(ODP)を有する。したがって、本発明の組成物は、約0.05以下、好ましくは約0.02以下、より好ましくは約ゼロのオゾン破壊係数(ODP)を有する。
【0377】
更に、本発明の組成物は、許容可能な毒性を示し、好ましくは約400より大きい職業暴露限界(OEL)を有する。
【0378】
方法、使用、及びシステム
本明細書に開示される熱伝達組成物は、空調用途を含む熱伝達用途に使用するために提供され、非常に好ましい空調用途としては、住宅用空調用途、商用空調用途(ルーフトップ用途、VRF用途、及び冷却器など)が挙げられる。
【0379】
本発明はまた、空調方法を含む熱伝達を提供する方法も含み、非常に好ましい空調方法としては、住宅用空調を提供すること、商用空調を提供すること(ルーフトップ空調を提供する方法、VRF空調を提供する方法、及び冷却器を使用する空調を提供する方法など)が挙げられる。
【0380】
本発明はまた、空調システムを含む熱伝達システムも含み、非常に好ましい空調システムとしては、住宅用空調システム、商用空調システム(ルーフトップ空調システム、VRF空調システム、及び空調冷却器システムなど)が挙げられる。
【0381】
本発明はまた、冷凍、ヒートポンプ、及び冷却器(可搬式水冷器及び集中型水冷器を含む)に関連した、熱伝達組成物の使用、熱伝達組成物を使用する方法、並びに熱伝達組成物を含むシステムも提供する。
【0382】
本発明の熱伝達組成物のいずれかへの任意の言及は、本明細書に記載される熱伝達組成物の各々いずれかを指す。したがって、本発明の組成物の使用、方法、システム、又は用途の以下の記述に関して、熱伝達組成物は、(i)冷媒1~39の各々、(ii)冷媒1~39の各々と安定化剤1~10の各々との任意の組み合わせ、(iii)冷媒1~39の各々と潤滑剤1~3を含む任意の潤滑剤との任意の組み合わせ、及び(iv)冷媒1~39の各々と、安定化剤1~10の各々と、潤滑剤1~3を含む任意の潤滑剤との任意の組み合わせを含む、本明細書に記載の任意の冷媒を含むか、又はこれらから本質的になり得る。圧縮機を含む本発明の熱伝達システム、及びシステム内の圧縮機用潤滑剤に関して、システムは、システム内の潤滑剤充填量が、約5重量%~60重量%、又は約10重量%~約60重量%、又は約20重量%~約50重量%、又は約20重量%~約40重量%、又は約20重量%~約30重量%、又は約30重量%~約50重量%、又は約30重量%~約40重量%であるように、冷媒及び潤滑剤の充填量を含むことができる。本明細書で使用するとき、用語「潤滑剤充填量」は、システム内に含まれる潤滑剤及び冷媒の合計の割合として、システム内に含まれる潤滑剤の総重量を指す。このようなシステムはまた、熱伝達組成物の約5重量%~約10重量%、又は約8重量%の潤滑剤充填量を含み得る。
【0383】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~39のうちのいずれか1つを含む本発明の冷媒と、潤滑剤1~3を含む潤滑剤と、システム内の封鎖材料とを含むことができ、当該封鎖材料は、好ましくは、
i.銅又は銅合金、又は
ii.活性アルミナ、又は
iii.銅、銀、鉛、若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、又は
iv.陰イオン交換樹脂、又は
v.水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ、又は
vi.上記のうちの2つ以上の組み合わせ、を含む。
【0384】
利便性のために、熱伝達システム又は熱伝達方法が本明細書に記載の封鎖材料(i)~(v)のうちの少なくとも1つを含む場合、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料1と呼ばれる。
【0385】
利便性のために、熱伝達システム又は熱伝達方法が少なくとも2つの材料を含む封鎖材料を含み、各材料が本明細書に記載の異なる区分(i)~(v)から選択される場合、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料2と呼ばれる。
【0386】
利便性のために、熱伝達システム又は熱伝達方法が本明細書に記載の区分(ii)~(v)の各々からの材料を含む封鎖材料を含む場合、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料3と呼ばれる。
【0387】
利便性のために、熱伝達システム又は熱伝達方法が本明細書に記載の区分(ii)~(v)の各々からの材料を含む封鎖材料を含み、区分(iii)の材料が銀を含む場合、このような材料は、本明細書において便宜上、封鎖材料4と呼ばれる。
【0388】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料1とを含み得る。
【0389】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料2とを含み得る。
【0390】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料3とを含み得る。
【0391】
本発明による熱伝達システムは、互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、潤滑剤と、封鎖材料4とを含み得る。
【0392】
本発明の熱伝達システムは、圧縮機の下流にオイルセパレータを含むシステムを含み、システムは、好ましくは封鎖材料1~4の各々を含む本発明の1つ以上の封鎖材料を含み、当該封鎖材料は、液体潤滑剤が封鎖材料と接触するように、オイルセパレータの内側に位置するか、又は場合によってはオイルセパレータの外側であるが下流に位置する。
【0393】
本発明はまた、凝縮器を出る冷媒液中に位置する、封鎖材料1~4を含む1つ以上の封鎖材料を含む。
【0394】
本発明はまた、冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、複数の繰り返しサイクルにおいて冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法を含み、当該方法は、
(a)冷媒1~39の各々を含む本発明による冷媒を提供することと、
(b)所望によるが、好ましくは当該圧縮機に潤滑剤を提供することと、
(b)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を封鎖材料1に曝露することと、を含む。
【0395】
本発明はまた、冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、複数の繰り返しサイクルにおいて冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法を含み、当該方法は、
(a)冷媒1~39の各々を含む本発明による冷媒を提供することと、
(b)所望によるが、好ましくは当該圧縮機に潤滑剤を提供することと、
(b)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を封鎖材料2に曝露することと、を含む。
【0396】
本発明はまた、冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、複数の繰り返しサイクルにおいて冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法を含み、当該方法は、
(a)冷媒1~39の各々を含む本発明による冷媒を提供することと、
(b)所望によるが、好ましくは当該圧縮機に潤滑剤を提供することと、
(b)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を封鎖材料3に曝露することと、を含む。
【0397】
本発明はまた、冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、複数の繰り返しサイクルにおいて冷媒蒸気を凝縮することと、を含む種類の熱を伝達する方法を含み、当該方法は、
(a)冷媒1~39の各々を含む本発明による冷媒を提供することと、
(b)所望によるが、好ましくは当該圧縮機に潤滑剤を提供することと、
(b)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を封鎖材料4に曝露することと、を含む。
【0398】
本発明はまた、当該曝露温度が好ましくは約10℃超である、前述の4つの段落のいずれかによる熱伝達方法も含む。
【0399】
本発明の他の態様において、封鎖材料1は、少なくとも2種の材料の各々がフィルタ要素内に一緒に含まれるように構成される。本明細書で使用されるとき、「フィルタ要素」という用語は、封鎖材料の各々が物理的に極めて接近して、好ましくはシステム内の本質的に同じ場所に位置する、任意のデバイス、システム、物品、又は容器を指す。
【0400】
本発明の他の態様において、封鎖材料1は、本発明の熱伝達システムで使用され、本発明の熱伝達方法は、少なくとも2種の材料の各々が中実コア内に一緒に含まれるように構成される。本明細書で使用されるとき、「中実コア」という用語は、かかる材料が当該中実コアを通過する流体にアクセス可能であるように、封鎖材料のうちの2種以上をその中に含有した及び/又は組み込んだ、比較的多孔質の固体を指す。好ましい実施形態において、1種以上の封鎖材料は、中実コアの全体を通して実質的に均一に分配される。
【0401】
好ましい実施形態において、本発明の中実コアは、フィルタ要素内に含まれるか、又はそれを備える。
【0402】
好ましい実施形態において、封鎖材料1は、少なくとも2種の材料の各々が中実コア内に含まれるように構成される。
【0403】
好ましい実施形態において、封鎖材料2は、少なくとも2種の材料の各々がフィルタ要素内に一緒に含まれるように構成される。
【0404】
好ましい実施形態において、封鎖材料2は、材料の全てが中実コア内に含まれるように構成される。
【0405】
好ましい実施形態において、封鎖材料3は、少なくとも2種の材料の各々がフィルタ要素内に一緒に含まれるように構成される。
【0406】
好ましい実施形態において、封鎖材料3は、材料の全てが中実コア内に含まれるように構成される。
【0407】
好ましい実施形態において、封鎖材料4は、少なくとも2種の材料の各々がフィルタ要素内に一緒に含まれるように構成される。
【0408】
好ましい実施形態において、封鎖材料4は、材料の全てが中実コア内に含まれるように構成される。
【0409】
封鎖材料:
封鎖材料に関連して、本発明のシステムは、好ましくは、冷媒1~39の各々を含む本発明による冷媒の少なくとも一部分及び/又は潤滑剤1~4の各々を含む潤滑剤の少なくとも一部分と接触する、封鎖材料1~4の各々を含む封鎖材料を含み、当該接触時の当該封鎖材料の温度及び/又は当該冷媒の温度及び/又は潤滑剤の温度は、好ましくは少なくとも約10℃の温度である。本明細書に記載される冷媒のいずれか及び全て並びに封鎖材料のいずれか及び全ては、本発明のシステムにおいて使用することができる。
【0410】
a.銅/銅合金の封鎖材料
封鎖材料は、銅、又は銅合金、好ましくは銅であり得る。銅合金は、銅に加えて、スズ、アルミニウム、シリコン、ニッケル、又はこれらの組み合わせなどの、1種以上の更なる金属を含み得る。代替的に、又は加えて、銅合金は、炭素、窒素、シリコン、酸素、又はこれらの組み合わせなどの、1種以上の非金属元素を含み得る。
【0411】
銅合金は、様々な量の銅を含み得ることが認識されるであろう。例えば、銅合金は、銅合金の総重量に基づいて、銅の少なくとも約5重量%、少なくとも約15重量%、少なくとも約30重量%、少なくとも約50重量%、少なくとも約70重量%、又は少なくとも約90重量%を含み得る。また、銅合金は、銅合金の総重量に基づいて、銅の約5重量%~約95重量%、約10重量%~約90重量%、約15重量%~約85重量%、約20重量%~約80重量%、約30重量%~約70重量%、又は約40重量%~約60重量%を含み得ることも認識されるであろう。
【0412】
代替的に、銅は、封鎖材料として使用され得る。銅金属は、不純物レベルの他の要素又は化合物を含有し得る。例えば、銅の金属は、少なくとも約99重量%、より好ましくは少なくとも約99.5重量%、より好ましくは少なくとも約99.9重量%の元素銅を含有し得る。
【0413】
銅又は銅合金は、冷媒が銅又は銅合金の表面に接触することを可能にする、任意の形態であり得る。好ましくは、銅又は銅合金の形態は、銅又は銅合金の表面積を最大にするように(すなわち、冷媒と接触する領域を最大にするように)選択される。
【0414】
例えば、金属は、メッシュ、ウール、球、円錐、円筒などの形態であり得る。「球体」という用語は、最大直径と最小直径との差が最大直径の約10%以下である、三次元形状を指す。
【0415】
銅又は銅合金は、少なくとも約10m2/g、少なくとも約20m2/g、少なくとも約30m2/g、少なくとも約40m2/g、又は少なくとも約50m2/gのBET表面積を有し得る。BET表面積は、ASTM D6556-10に従って測定され得る。
【0416】
封鎖材料が銅又は銅合金を含む場合、銅又は銅合金のBET表面積は、冷媒1kg当たり約0.01~約1.5m2、好ましくは冷媒1kg当たり約0.02~約0.5m2であり得る。
【0417】
例えば、銅又は銅合金は、冷媒1kg当たり約0.08m2の表面積を有し得る。
【0418】
b.ゼオライトモレキュラーシーブ封鎖材料
封鎖材料は、ゼオライトモレキュラーシーブを含み得る。ゼオライトモレキュラーシーブは、銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせ、好ましくは少なくとも銀を含む。
【0419】
好ましい実施形態では、ゼオライトモレキュラーシーブは、ゼオライトの総重量に基づいて、約1重量%~約30%重量%、好ましくは約5重量%~約20%重量%の量の金属、好ましくは、特定の実施形態では銀を含有する。
【0420】
金属(すなわち銅、銀、及び/又は鉛)は、単一の酸化状態で、又は様々な酸化状態で存在し得る(例えば、銅ゼオライトは、Cu(I)及びCu(II)の両方を含み得る)。
【0421】
ゼオライトモレキュラーシーブは、銀、鉛、及び/又は銅以外の金属を含み得る。
【0422】
ゼオライトは、約5~40Åのそれらの最大寸法にわたるサイズを有する開口部を有し得る。例えば、ゼオライトは、約35Å以下のそれらの最大寸法にわたるサイズを有する開口部を有し得る。好ましくは、ゼオライトは、約15~約35Aのそれらの最大寸法にわたるサイズを有する開口部を有し得る。IONSIV D7310-Cなどのゼオライトは、出願人らが、本発明に従って特定の分解生成物を効果的に除去することを見出した、活性部位を有する。
【0423】
封鎖材料が銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブを含む場合、モレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)は、熱伝達システム内で処理されているモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)、冷媒、及び潤滑剤(存在する場合)の総量に対して、約2重量%~約25重量%などの、約1重量%~約30重量%の量で存在し得る。
【0424】
好ましい実施形態において、封鎖材料は、銀を含むゼオライトモレキュラーシーブを含み、かかる実施形態において、モレキュラーシーブは、処理されている熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、潤滑剤100の重量部当たり(pphl)、少なくとも5%重量部(pbw)、好ましくは約5pbw~約30pbw、又は約5pbw~約20pbwの量で存在する。本段落に記載される好ましい実施形態は、本明細書に記載される熱伝達組成物からフッ化物を除去する優れた能力を有することを見出した。更にまた、本段落に記載される好ましい実施形態において、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量は、ゼオライトの総重量に基づいて、約1重量%~約30重量%、又は好ましくは約5重量%~約20重量%である。
【0425】
好ましい実施形態において、封鎖材料は、銀を含むゼオライトモレキュラーシーブを含み、かかる実施形態において、モレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)は、処理されている熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも10pphl、好ましくは約10pphl~30pphl、又は約10pphl~約20pphl重量の量で存在し得る。本段落に記載される好ましい実施形態は、本明細書に記載される熱伝達組成物からヨウ化物を除去する優れた能力を有することを見出した。更にまた、本段落に記載される好ましい実施形態において、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量は、ゼオライトの総重量に基づいて、約1重量%~約30重量%、又は好ましくは約5重量%~約20重量%である。
【0426】
好ましい実施形態において、封鎖材料は、銀を含むゼオライトモレキュラーシーブを含み、かかる実施形態において、モレキュラーシーブは、処理されている熱伝達システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、少なくともpphl、好ましくは約15pphl~30pphl、又は約15pphl~約20pphl重量の量で存在し得る。本段落に記載される好ましい実施形態は、本明細書に記載される熱伝達組成物のTANレベルを低減する優れた能力を有することを見出した。更にまた、本段落に記載される好ましい実施形態において、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量は、ゼオライトの総重量に基づいて、約1重量%~約30重量%、又は好ましくは約5重量%~約20重量%である。
【0427】
好ましくは、ゼオライトモレキュラーシーブは、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約15pphl又は少なくとも約18pphlの量で存在する。したがって、モレキュラーシーブは、システム内に存在するモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、約15pphl~約30pphl、又は約18pphl~約25のpphlの量で存在し得る。
【0428】
ゼオライトは、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、約5pphl又は約21pphlの量で存在し得ることが認識されるであろう。
【0429】
本明細書に記載されるゼオライトモレキュラーシーブの量は、モレキュラーシーブの乾燥重量を指す。本明細書で使用するとき、封鎖材料の「乾燥重量」という用語は、材料が50ppm以下の水分を有することを意味する。
【0430】
陰イオン交換樹脂
封鎖材料は、陰イオン交換樹脂を含み得る。
【0431】
好ましくは、陰イオン交換樹脂は、強塩基性陰イオン交換樹脂である。強塩基性陰イオン交換樹脂は、1型樹脂又は2型樹脂であり得る。好ましくは、陰イオン交換樹脂は、1型の強塩基性陰イオン交換樹脂である。
【0432】
陰イオン交換樹脂は、一般に、正に荷電したマトリックス及び交換可能な陰イオンを含む。交換可能な陰イオンは、塩化物陰イオン(Cl-)及び/又はヒドロオキシ陰イオン(OH-)であり得る。
【0433】
陰イオン交換樹脂は、任意の形態で提供され得る。例えば、陰イオン交換樹脂は、ビーズとして提供され得る。ビーズは、乾燥時に、約0.3mm~約1.2mmのそれらの最大寸法にわたるサイズを有し得る。
【0434】
封鎖材料が陰イオン交換樹脂を含む場合、陰イオン交換樹脂は、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約2pphl~約20pphlなどの、約1pphl~約60pphl、又は約5pphl~約60pphl、又は約20pphl~約50pphl、又は約20pphl~約30pphl、又は約1pphl約25pphlの量で存在し得る。
【0435】
好ましくは、陰イオン交換樹脂は、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約10pphl、又は少なくとも約15pphlの量で存在する。したがって、陰イオン交換樹脂は、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して、約10pphl~約25pphl、又は約15pphl~約20pphlの量で存在し得る。
【0436】
陰イオン交換樹脂は、システム内に存在する陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約4pphl又は約16pphlの量で存在し得ることが認識されるであろう。
【0437】
出願人らは、特にAmberlyst A21(遊離塩基)の商品名で販売されている材料を含む、産業グレードの弱塩基性陰イオン交換吸着材樹脂が、封鎖材料として作用するという予想外に有利な能力を見出した。本明細書で使用するとき、弱塩基アニオン樹脂は、遊離塩基形態の樹脂を指し、この樹脂は、好ましくは、三級アミン(無荷電)によってe官能化される。三級アミンは、窒素上に1つの自由孤立電子対を含み、これは、酸の存在下で容易にプロトン化される。好ましい実施形態において、本発明に従って使用されるイオン交換樹脂は、酸によってプロトン化され、次いで、任意の追加的な種を溶液中に戻すことに寄与することなく、完全に酸を除去するために、陰イオンの対イオンを引き付け、結合する。
【0438】
Amberlyst A21は、出願人らが、物理的に非常に安定させ、かつ破損に抵抗させるようにするマクロ多孔性構造を提供するので有利であると見出したこと、及び出願人らが、比較的長い期間にわたって、好ましくはシステムの寿命にわたって、冷凍システムの高い流速に耐え得ることができることを見出したことから、好ましい材料である。
【0439】
本明細書に記載される陰イオン交換樹脂の量は、陰イオン交換樹脂の乾燥重量を指す。本明細書で使用するとき、封鎖材料の「乾燥重量」という用語は、材料が50ppm以下の水分を有することを意味する。
【0440】
本明細書で使用するとき、特定の封鎖材料のpphlは、システムの内のその特定の封鎖材料及び潤滑剤の総重量に基づく特定の封鎖材料の重量百分率意味する。
【0441】
c.水分除去材料
好ましい封鎖材料は、水分除去材料である。好ましい実施形態において、水分除去材料は、水分除去モレキュラーシーブを含むか、基本的にそれからなるか、又はそれからなる。好ましい水分除去モレキュラーシーブは、アルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブとして一般的に知られているものを含み、かかる材料は、好ましくは、シリカ及びアルミナ四面体の三次元相互接続ネットワークを有する結晶金属アルミノケイ酸である。出願人らは、かかる材料が、水分を除去するために本発明のシステムにおいて効果的であり、また、最も好ましくは、タイプ3A、4A、5A、及び13Xとして、孔サイズに従って分類されることを見出した。
【0442】
水分除去材料、及び特に水分除去モレキュラーシーブ、更により好ましくはアルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブが、好ましくは、約15pphl~約60pphl重量、更により好ましくは、約30pphl~45pphl重量である。
【0443】
d.活性アルミナ
出願人らが本発明に従って効果的であることを見出し、かつ市販されている活性アルミナの例としては、BASFによってF200の商品名で、及びHoneywell/UOPによってCLR-204の商品名で販売されているナトリウム活性アルミナが挙げられる。出願人らは、本発明の冷媒組成物並びに熱伝達方法及び装置に関連して生成される酸性の有害な材料の種類を封鎖するために、一般に活性アルミナ、特に上で述べたナトリウム活性アルミナが、特に効果的であることを見出した。
【0444】
封鎖材料が活性アルミナを含む場合、活性アルミナは、約1pphl~約60pphl、又は約5pphl~約60pphl重量で存在し得る。
【0445】
e.封鎖材料の組み合わせ
本発明の組成物は、封鎖材料の組み合わせを含み得る。
【0446】
例えば、封鎖材料は、少なくとも、(i)銅又は銅合金と、(ii)銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)と、を含み得る。
【0447】
曝露が30℃超及び未満の両方の温度で実行された場合、予想外の結果を生じる好ましい実施形態において、封鎖材料は、(i)銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)と、(ii)陰イオン交換樹脂と、を含み得る。
【0448】
代替的に、封鎖材料は、(i)銅又は銅合金と、(ii)陰イオン交換樹脂と、を含み得る。
【0449】
封鎖材料の組み合わせが陰イオン交換樹脂を含む場合、陰イオン交換樹脂は、好ましくは、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約2pphl~約20pphlなどの、約1pphl~約25pphlの量で存在し得る。
【0450】
好ましくは、封鎖材料の組み合わせが陰イオン交換樹脂を含む場合、陰イオン交換樹脂は、システム内に存在する陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、少なくとも約10pphl又は少なくとも約15pphlの量で存在する。したがって、陰イオン交換樹脂は、システム内に存在する陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して、約10pphl~約25pphl、又は約15pphl~約20pphlの量で存在し得る。
【0451】
陰イオン交換樹脂は、システム内に存在する陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に対して、約4pphl又は約16pphlの量で存在し得ることが認識されるであろう。
【0452】
本明細書に記載される陰イオン交換樹脂の量は、陰イオン交換樹脂の乾燥重量を指す。本明細書で使用するとき、封鎖材料の「乾燥重量」という用語は、材料が50ppm以下の水分を有することを意味する。
【0453】
封鎖材料の組み合わせが、銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)を含む場合、モレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)は、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、約2pphl~約25pphlなどの、約1pphl~約30pphlの量で存在し得る。
【0454】
好ましくは、封鎖材料の組み合わせがモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)を含む場合、モレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)は、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約15pphl又は少なくとも約18pphlの量で存在する。したがって、モレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)は、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約15pphl~約30pphl又は約18pphl~約25pphlの量で存在し得る。
【0455】
モレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)は、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、約5pphl又は約21pphlの量で存在し得ることが認識されるであろう。
【0456】
本明細書に記載されるモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)の量は、金属ゼオライトの乾燥重量を指す。
【0457】
封鎖材料の組み合わせが銅又は銅合金を含む場合、銅又は銅合金は、冷媒1kg当たり約0.01m2~約1.5m2、又は冷媒1kg当たり約0.02m2~約0.5m2の表面積を有し得る。
【0458】
銅又は銅合金は、冷媒1kg当たり約0.08m2の表面積を有し得ることが認識されるであろう。
【0459】
封鎖材料の組み合わせが存在する場合、材料は、互いに対して任意の比率で提供され得る。
【0460】
例えば、封鎖材料が陰イオン交換樹脂及びモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)を含む場合、陰イオン交換樹脂とモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)との重量比(乾燥時)は、好ましくは、約10:90~約90:10、約20:80~約80:20、約25:75~約75:25、約30:70~約70:30、又は約60:40~約40:60の範囲である。陰イオン交換樹脂と金属ゼオライトとの例示的な重量比としては、約25:75、約50:50、及び約75:25が挙げられる。
【0461】
使用、設備、及びシステム
好ましい実施形態において、住宅用空調システム及び方法は、約0℃~約10℃の範囲内の冷媒蒸発温度を有し、凝縮温度は約40℃~約70℃の範囲内である。
【0462】
好ましい実施形態において、加熱モードで使用される住宅用空調システム及び方法は、約-20℃~約3℃の範囲内の冷媒蒸発温度を有し、凝縮温度は約35℃~約50℃の範囲内である。
【0463】
好ましい実施形態において、商用空調システム及び方法は、約0℃~約10℃の範囲内の冷媒蒸発温度を有し、凝縮温度は約40℃~約70℃の範囲内である。
【0464】
好ましい実施形態において、温水システム及び方法は、約-20℃~約3℃の範囲内の冷媒蒸発温度を有し、凝縮温度は約50℃~約90℃の範囲内である。
【0465】
好ましい実施形態において、中温システム及び方法は、約-12℃~約0℃の範囲内の冷媒蒸発温度を有し、凝縮温度は約40℃~約70℃の範囲内である。
【0466】
好ましい実施形態において、低温システム及び方法は、約-40℃~約-12℃の範囲内の冷媒蒸発温度を有し、凝縮温度は約40℃~約70℃の範囲内である。
【0467】
好ましい実施形態において、ルーフトップ空調システム及び方法は、約0℃~約10℃の範囲内の冷媒蒸発温度を有し、凝縮温度は約40℃~約70℃の範囲内である。
【0468】
好ましい実施形態において、VRFシステム及び方法は、約0℃~約10℃の範囲内の冷媒蒸発温度を有し、凝縮温度は約40℃~約70℃の範囲内である。
【0469】
本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒1を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0470】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒2を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0471】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒3を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0472】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒4を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0473】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒5を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0474】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒6を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0475】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒7を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0476】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒8を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0477】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒9を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0478】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒10を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0479】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒11を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0480】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒12を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0481】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒13を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0482】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒14を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0483】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒15を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0484】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒16を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0485】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒17を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0486】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒18を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0487】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒19を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0488】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒20を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0489】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒21を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0490】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒22を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0491】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒23を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0492】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒24を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0493】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒25を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0494】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒26を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0495】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒27を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0496】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒28を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0497】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒29を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0498】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒30を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0499】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒31を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0500】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒32を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0501】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒33を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0502】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒34を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0503】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒35を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0504】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒36を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0505】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒37を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0506】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒38を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0507】
したがって、本発明は、住宅用空調システムにおける、冷媒39を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0508】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒1を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0509】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒2を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0510】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒3を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0511】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒4を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0512】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒5を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0513】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒6を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0514】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒7を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0515】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒8を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0516】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒9を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0517】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒10を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0518】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒11を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0519】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒12を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0520】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒13を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0521】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒14を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0522】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒15を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0523】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒16を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0524】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒17を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0525】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒18を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0526】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒19を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0527】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒20を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0528】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒21を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0529】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒22を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0530】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒23を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0531】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒24を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0532】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒25を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0533】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒26を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0534】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒27を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0535】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒28を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0536】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒29を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0537】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒30を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0538】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒31を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0539】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒32を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0540】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒33を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0541】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒34を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0542】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒35を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0543】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒36を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0544】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒37を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0545】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒38を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0546】
したがって、本発明は、冷却器システムにおける、冷媒39を含む熱伝達組成物の使用を含む。
【0547】
一般的に使用される圧縮機の例としては、本発明の目的では、往復動式、回転式(ローリングピストン及び回転弁を含む)、スクロール式、ねじ式、及び遠心式圧縮機が挙げられる。したがって、本発明は、往復動式、回転式(ローリングピストン及び回転弁を含む)、スクロール式、ねじ式、又は遠心式圧縮機を含む熱伝達システムにおける使用のための、本明細書に記載される冷媒及び/又は熱伝達組成物の各々を提供する。
【0548】
一般的に使用される拡張デバイスの例としては、本発明の目的では、キャピラリーチューブ、固定オリフィス、温度膨張弁、及び電子膨張弁が挙げられる。したがって、本発明は、キャピラリーチューブ、固定オリフィス、温度膨張弁、及び電子膨張弁を含む熱伝達システムにおける使用のための、本明細書に記載される冷媒及び/又は熱伝達組成物の各々を提供する。
【0549】
本発明の目的では、蒸発器及び凝縮器は、それぞれ、好ましくはフィンチューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式、プレート式熱交換器、及びチューブインチューブ式(tube-in-tube)熱交換器から選択される熱交換器の形態であり得る。したがって、本発明は、蒸発器及び凝縮器が、フィンチューブ型熱交換器、マイクロチャネル熱交換器、シェルアンドチューブ式、プレート式熱交換器、又はチューブインチューブ式熱交換器を一緒に形成する熱伝達システムにおける使用のための、本明細書に記載される冷媒及び/又は熱伝達組成物の各々を提供する。
【0550】
したがって、本発明のシステムは、好ましくは、本発明による冷媒の少なくとも一部分及び/又は潤滑剤の少なくとも一部分と接触する封鎖材料を含み、当該接触時の当該封鎖材料の温度及び/又は当該冷媒の温度及び/又は当該潤滑剤の温度が、好ましくは少なくとも約10℃の温度であり、封鎖材料は、好ましくは、
陰イオン交換樹脂、
活性アルミナ、
銀を含むゼオライトモレキュラーシーブ、及び
水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ、の組み合わせを含む。
【0551】
本出願において使用されるとき、「少なくとも一部分と接触している」という用語は、その広い意味において、システム内の冷媒及び/又は潤滑剤の同じ部分又は別個の部分と接触している当該封鎖材料の各々及び封鎖材料の任意の組み合わせを含むことを意図し、また、必ずしも限定されるものではないが、各種類又は特定の封鎖材料が、(i)存在する場合に、物理的に互いに一緒に位置する種類又は特定の材料、(ii)存在する場合に、物理的に互いに別個に位置する種類又は特定の材料、及び(iii)2種以上の材料が物理的に一緒であること、及び少なくとも1種の封鎖材料が少なくとも1種の他の封鎖材料から物理的に別個であることと、の組み合わせ、である実施形態を含むことを意図する。
【0552】
本発明の熱伝達組成物は、加熱及び冷却用途に使用することができる。
【0553】
本発明の特定の特徴では、熱伝達組成物は、熱伝達組成物を凝縮することと、その後冷却される物品又は本体の付近で当該組成物を蒸発させることとを含む冷却方法に使用することができる。
【0554】
したがって、本発明は、蒸発器、凝縮器、及び圧縮機を含む熱伝達システムにおける冷却方法であって、プロセスが、i)本明細書に記載される熱伝達組成物を凝縮することと、
ii)冷却される本体又は物品の付近で組成物を蒸発させることと、を含み、
熱伝達システムの蒸発器温度が、約-40℃~約+10℃の範囲内である、方法に関する。
【0555】
代替的には、又は更には、熱伝達組成物は、加熱される物品又は本体の付近で熱伝達組成物を凝縮することと、その後、当該組成物を蒸発させることとを含む加熱方法に使用することができる。
【0556】
したがって、本発明は、蒸発器、凝縮器、及び圧縮機を含む熱伝達システムにおける加熱方法であって、プロセスが、i)本明細書に記載される熱伝達組成物を、
加熱される本体又は物品の付近で凝縮することと、
ii)組成物を蒸発させることと、を含み、
熱伝達システムの蒸発器温度が、約-30℃~約5℃の範囲内である、方法に関する。
【0557】
本発明の熱伝達組成物は、輸送及び定置型空調用途の両方を含む空調用途における使用のために提供される。したがって、本明細書に記載される熱伝達組成物は、
-モバイル空調、特に列車及びバス用空調を含む、空調用途、
-モバイルヒートポンプ、特に電気自動車用ヒートポンプ、
-冷却器、特に容積型冷却器、とりわけ空冷又は水冷直接膨張式冷却器(モジュラー式であるか又は従来法で単独包装されているかのいずれか)、
-住宅用空調システム、特にダクトスプリット型又はダクトレススプリット型空調システム、
-住宅用ヒートポンプ、
-住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システム、
-産業用空調システム、
-パッケージ式ルーフトップユニット又は可変冷媒流(VRF)システム;
-商用の空気熱源、水熱源、又は土壌熱源ヒートポンプシステム、のうちのいずれか1つにおいて使用され得る。
【0558】
本発明の熱伝達組成物は、冷凍システムにおける使用のために提供される。「冷凍システム」という用語は、冷却を提供するために冷媒を用いる任意のシステム若しくは装置、又はかかるシステム若しくは装置の任意の部品若しくは部分を指す。したがって、本明細書に記載される熱伝達組成物は、
-低温冷凍システム、
-中温冷凍システム、
-商用冷蔵庫、
-商用冷凍庫、
-製氷機、
-自動販売機、
-輸送冷凍システム、
-家庭用冷凍庫、
-家庭用冷蔵庫、
-産業用冷凍庫、
-産業用冷蔵庫、及び
-冷却器、のうちのいずれか1つにおいて使用され得る。
【0559】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、住宅用空調システム(冷却のために約0~約10℃の範囲、特に約7℃、及び/又は加熱のために約-20~約3℃の範囲、特に約0.5℃の蒸発器温度を有する)における使用のために特に提供される。代替的には、又は更には、冷媒1~39の各々を含む本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、往復動式、回転式(ローリングピストン又は回転弁)、又はスクロール式圧縮機を有する住宅用空調システムにおける使用のために特に提供される。
【0560】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、記載される熱伝達組成物の各々は、空冷式冷却器(約0~約10℃の範囲、特に約4.5℃の蒸発器温度を有する)、特に容積型圧縮機を有する空冷式冷却器、とりわけ往復動式スクロール式圧縮機を有する空冷式冷却器における使用のために特に提供される。
【0561】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、住宅用空気-水ヒートポンプ温水システム(約-20~約3℃の範囲、特に約0.5℃の蒸発器温度を有するか、又は約-30~約5℃の範囲、特に約0.5℃の蒸発器温度を有する)における使用のために特に提供される。
【0562】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、中温冷凍システム(約-12~約0℃の範囲、特に約-8℃の蒸発器温度を有する)における使用のために特に提供される。
【0563】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、低温冷凍システム(約-40~約-12℃の範囲、特に約-40℃~約-23℃、又は好ましくは約-32℃の蒸発器温度を有する)における使用のために特に提供される。
【0564】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、住宅用空調システムにおける使用のために提供され、住宅用空調システムは、例えば、夏季に冷気(当該空気は、例えば、約10℃~約17℃、特に約12℃の温度を有する)を建物に供給するために使用される。
【0565】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、したがって、スプリット型住宅用空調システムにおける使用のために提供され、住宅用空調システムは、冷気(当該空気は、例えば、約10℃~約17℃、特に約12℃の温度を有する)を供給するために使用される。
【0566】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、したがって、ダクトスプリット型住宅用空調システムにおける使用のために提供され、住宅用空調システムは、冷気(当該空気は、例えば、約10℃~約17℃、特に約12℃の温度を有する)を供給するために使用される。
【0567】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、したがって、窓用住宅用空調システムにおける使用のために提供され、住宅用空調システムは、冷気(当該空気は、例えば、約10℃~約17℃、特に約12℃の温度を有する)を供給するために使用される。
【0568】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、したがって、可搬式住宅用空調システムにおける使用のために提供され、住宅用空調システムは、冷気(当該空気は、例えば、約10℃~約17℃、特に約12℃の温度を有する)を供給するために使用される。
【0569】
直前の段落の住宅用空調システムを含む、本明細書に記載される住宅用空調システムは、好ましくは、空気-冷媒蒸発器(室内コイル)、圧縮機、空気-冷媒凝縮器(室外コイル)、及び膨張弁を有する。蒸発器及び凝縮器は、丸管プレートフィン、フィンチューブ、又はマイクロチャネル熱交換器であり得る。圧縮機は、往復動式、又は回転式(ローリングピストン又は回転弁)、又はスクロール式圧縮機であり得る。膨張弁は、キャピラリーチューブ、温度膨張弁、又は電子膨張弁であり得る。冷媒蒸発温度は、好ましくは0~10℃の範囲内である。凝縮温度は、好ましくは40~70℃の範囲内である。
【0570】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、住宅用ヒートポンプシステムにおける使用のために提供され、住宅用ヒートポンプシステムは、冬季に温風(当該空気は、例えば、約18℃~約24℃、特に約21℃の温度を有する)を建物に供給するために使用される。これは、住宅用空調システムと同じシステムであり得るが、ヒートポンプモードでは冷媒流が反転し、室内コイルが凝縮器となり、室外コイルが蒸発器となる。典型的なシステムの種類は、スプリット型及びミニスプリット型ヒートポンプシステムである。蒸発器及び凝縮器は通常、丸管プレートフィン、フィン式、又はマイクロチャネル熱交換器である。圧縮機は通常、往復動式、又は回転式(ローリングピストン又は回転弁)、又はスクロール式圧縮機である。膨張弁は通常、温度膨張弁又は電子膨張弁である。冷媒蒸発温度は、好ましくは約-20~約3℃又は約-30~約5℃の範囲内である。凝縮温度は、好ましくは約35~約50℃の範囲内である。
【0571】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、商用空調システムにおける使用のために提供され、商用空調システムは、オフィス及び病院などの大きな建物に冷水(当該水は、例えば、約7℃の温度を有する)を供給するために使用される冷却器であり得る。用途に応じて、冷却器システムは通年稼働している場合がある。冷却器システムは、空冷式又は水冷式であり得る。空冷式冷却器は通常、冷水を供給するためのプレート、チューブインチューブ式、又はシェルインチューブ式蒸発器、往復動式又はスクロール式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための丸管プレートフィン、フィンチューブ式、又はマイクロチャネル凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有する。水冷式システムは通常、冷水を供給するためのシェルアンドチューブ式蒸発器、往復動式、スクロール式、ねじ式、又は遠心式圧縮機、熱を冷却塔又は湖、海、及び他の天然源からの水と交換するためのシェルアンドチューブ式凝縮器、並びに温度膨張弁又は電子膨張弁を有する。冷媒蒸発温度は、好ましくは約0~約10℃の範囲内である。凝縮温度は、好ましくは約40~約70℃の範囲内である。
【0572】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、住宅用空気-水ヒートポンプ温水システムにおける使用のために提供され、住宅用空気-水ヒートポンプ温水システムは、冬季に床暖房又は同様の用途のために温水(当該水は、例えば、約50℃又は約55℃の温度を有する)を建物に供給するために使用される。温水システムは通常、熱を周囲空気と交換するための丸管プレートフィン、フィンチューブ式、又はマイクロチャネル蒸発器、往復動式、スクロール式、又は回転式圧縮機、水を加熱するためのプレート、チューブインチューブ式、又はシェルアンドチューブ式凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有する。冷媒蒸発温度は、好ましくは約-20~約3℃又は-30~約5℃の範囲内である。凝縮温度は、好ましくは約50~約90℃の範囲内である。
【0573】
冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、中温冷凍システムにおける使用のために提供され、冷媒は、好ましくは約-12~約0℃の範囲内の蒸発温度を有し、このようなシステムでは、冷媒は、好ましくは約40~約70℃、又は約20~約70℃の範囲内の凝縮温度を有する。
【0574】
したがって、本発明は、冷蔵庫又はボトルクーラーなどの食べ物又は飲み物を冷却するために使用される中温冷凍システムを提供し、冷媒は、好ましくは約-12~約0℃の範囲内の蒸発温度を有し、このようなシステムでは、冷媒は、好ましくは約40~約70℃、又は約20~約70℃の範囲内の凝縮温度を有する。
【0575】
直前の段落に記載されるシステムを含む本発明の中温システムは、好ましくは、例えば内部に収容された食べ物又は飲み物に、冷却を提供するための空気-冷媒蒸発器、往復動式、スクロール式、又はねじ式、又は回転式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有する。冷媒1~39のいずれか1つを含む熱伝達組成物を含む、本発明の熱伝達組成物は、低温冷凍システムにおける使用のために提供され、冷媒は、好ましくは約-40~約-12℃の範囲内の蒸発温度を有し、冷媒は、好ましくは約40~約70℃、又は約20~約70℃の範囲内の凝縮温度を有する。
【0576】
したがって、本発明は、冷凍庫において冷却を提供するために使用される低温冷凍システムを提供し、冷媒は、好ましくは約-40~約-12℃の範囲内の蒸発温度を有し、冷媒は、好ましくは約40~約70℃、又は約20~約70℃の範囲内の凝縮温度を有する。
【0577】
したがって、本発明はまた、クリーム製造機において冷却を提供するために使用される低温冷凍システムも提供し、冷媒は、好ましくは約-40~約-12℃の範囲内の蒸発温度を有し、冷媒は、好ましくは約40~約70℃、又は約20~約70℃の範囲内の凝縮温度を有する。
【0578】
直前の段落に記載されるシステムを含む本発明の低温システムは、好ましくは、食べ物又は飲み物を冷却するための空気-冷媒蒸発器、往復動式、スクロール式、又は回転式圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び温度膨張弁又は電子膨張弁を有する。
【0579】
したがって、本発明は、冷媒1と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0580】
したがって、本発明は、冷媒2と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0581】
したがって、本発明は、冷媒3と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0582】
したがって、本発明は、冷媒4と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0583】
したがって、本発明は、冷媒5と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0584】
したがって、本発明は、冷媒1と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0585】
したがって、本発明は、冷媒2と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0586】
したがって、本発明は、冷媒3と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0587】
したがって、本発明は、冷媒4と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0588】
したがって、本発明は、冷媒5と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の冷却器における使用を提供する。
【0589】
本発明の目的では、本発明による各熱伝達組成物は、約0~約10℃の範囲の蒸発温度及び約40~約70℃の範囲の凝縮温度を有する冷却器における使用のために提供される。冷却器は、空調又は冷凍における使用のため、好ましくは商用空調のために提供される。冷却器は、好ましくは容積型冷却器、とりわけ空冷又は水冷直接膨張式冷却器(モジュラー式であるか又は従来法で単独包装されているかのいずれか)である。
【0590】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0591】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒2を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0592】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒3を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0593】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒4を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0594】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒5を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0595】
したがって、本発明は、冷媒1と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0596】
したがって、本発明は、冷媒2と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0597】
したがって、本発明は、冷媒3と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0598】
したがって、本発明は、冷媒4と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0599】
したがって、本発明は、冷媒5と、熱伝達組成物の重量に基づいて10~60重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0600】
したがって、本発明は、冷媒1と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0601】
したがって、本発明は、冷媒2と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0602】
したがって、本発明は、冷媒3と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0603】
したがって、本発明は、冷媒4と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0604】
したがって、本発明は、冷媒5と、ファルネセン及びアルキル化ナフタレン4及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む熱伝達組成物の、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における使用を提供する。
【0605】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒1、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0606】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒2、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0607】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒3、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0608】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒4、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0609】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒5、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0610】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒6、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0611】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒7、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0612】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒8、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0613】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒9、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0614】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒10、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0615】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒11、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0616】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒12、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0617】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒13、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0618】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒14、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0619】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒15、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0620】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒16、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0621】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒17、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0622】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒18、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0623】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒19、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0624】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒20、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0625】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒21、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0626】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒22、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0627】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒23、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0628】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒24、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0629】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒25、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0630】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒26、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0631】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒27、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0632】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒28、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0633】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒29、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0634】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒30、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0635】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒31、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0636】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒32、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0637】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒33、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0638】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒34、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0639】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒35、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0640】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒36、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0641】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒37、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0642】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒38、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0643】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒39、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0644】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒1、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0645】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒2、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0646】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒3、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0647】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒4、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0648】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒5、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0649】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒6、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0650】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒7、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0651】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒8、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0652】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒9、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0653】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒10、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0654】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒11、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0655】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒12、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0656】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒13、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0657】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒14、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0658】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒15、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0659】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒16、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0660】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒17、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0661】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒18、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0662】
したがって、本発明は、定置型空調、特に住宅用空調、産業用空調、又は商用空調における、冷媒19、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供する。
【0663】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒20、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0664】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒21、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0665】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒22、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0666】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒23、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0667】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒24、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0668】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒25、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0669】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒26、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0670】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒27、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0671】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒28、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0672】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒29、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0673】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒30、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0674】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒31、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0675】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒32、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0676】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒33、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0677】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒34、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0678】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒35、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0679】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒36、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0680】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒37、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0681】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒38、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0682】
したがって、本発明は、定置型空調システム、特に住宅用空調システム、産業用空調システム、又は商用空調システムにおける、冷媒39、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0683】
したがって、本発明は、商用冷凍システム、特に商用冷蔵庫システム、商用冷凍庫システム、製氷機システム、又は自動販売機システムにおける、冷媒1~39の各々を含む本発明の冷媒と、安定化剤1~10の各々を含む本発明の安定化剤と、潤滑剤1~4を含む潤滑剤と、を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは、各封鎖材料1~4を含む本発明の封鎖材料を含む。
【0684】
したがって、本発明は、商用冷凍システム、特に商用冷蔵庫システム、商用冷凍庫システム、製氷機システム、又は自動販売機システムにおける、冷媒39、安定化剤10、及び潤滑剤1を含む熱伝達組成物の使用を提供し、システムは封鎖材料3を含む。
【0685】
上記の使用の目的では、安定化剤組成物は、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4、及びBHTを含み得る。好ましくは、安定化剤組成物は、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4、及びBHTから本質的になる。好ましくは、安定化剤組成物は、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4、及びBHTからなる。
【0686】
本明細書に開示される熱伝達組成物は、冷媒R-410Aの低地球温暖化(GWP)代替品として提供される。本発明の熱伝達組成物及び冷媒(冷媒1~39の各々、及び冷媒1~39を含有する全ての熱伝達組成物を含む)は、したがって、追加導入の冷媒/熱伝達組成物として、又は代替の冷媒/熱伝達組成物として使用することができる。
【0687】
したがって、本発明は、既存のシステムの実質的な工学的変更を必要とすることなく、とりわけ凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の変更を伴わずに、R-410A冷媒用に設計された及びそれを含有する既存の熱伝達システムを追加導入する方法を含む。
【0688】
したがって、本発明はまた、R-410Aの代替品として、特に住宅用空調冷媒におけるR-410Aの代替品として、既存のシステムの実質的な工学的変更を必要とすることなく、とりわけ凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の変更を伴わずに、本発明の冷媒又は熱伝達組成物を使用する方法も含む。
【0689】
したがって、本発明はまた、R-410Aの代替品として、特に住宅用空調システムにおけるR-410Aの代替品として、本発明の冷媒又は熱伝達組成物を使用する方法も含む。
【0690】
したがって、本発明はまた、R-410Aの代替品として、特に冷却器システムにおけるR-410Aの代替品として、本発明の冷媒又は熱伝達組成物を使用する方法も含む。
【0691】
したがって、R-410A冷媒を含有する既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-410A冷媒の少なくとも一部を本発明の熱伝達組成物又は冷媒に置き換えることを含む。
【0692】
置き換え工程は、好ましくは、本発明の冷媒に適用させるためにシステムのいかなる実質的な変更も伴わずに、既存の冷媒(R-410Aであり得るが、これに限定されない)の少なくともかなりの部分、好ましくはそのほぼ全てを除去することと、冷媒1~39の各々を含む本発明の熱伝達組成物又は冷媒を導入することとを含む。
【0693】
代替的には、熱伝達組成物又は冷媒は、R410A冷媒を含有するように設計されているか又はそれを含有する既存の熱伝達システムを追加導入する方法に使用することができ、システムは、本発明の冷媒用に変更される。
【0694】
代替的には、熱伝達組成物又は冷媒は、R-410A冷媒を含有するように設計されているか又はそれとの使用に好適である熱伝達システムにおいて代替品として使用することができる。
【0695】
熱伝達組成物がR-410Aの低地球温暖化代替品として使用されるか、又は既存の熱伝達システムを追加導入する方法に使用されるか、又はR-410A冷媒との使用に好適である熱伝達システムに使用される場合、熱伝達組成物が本発明の冷媒から本質的になり得ることが理解されよう。代替的には、本発明は、R-410Aの低地球温暖化代替品としての本発明の冷媒の使用を包含するか、又は既存の熱伝達システムを追加導入する方法に使用されるか、又は本明細書に記載されるようにR-410A冷媒との使用に好適である熱伝達システムに使用される。
【0696】
熱伝達組成物が上記のように既存の熱伝達システムを追加導入する方法で使用するために提供されるとき、この方法は、好ましくは、既存のR-410A冷媒の少なくとも一部をシステムから除去することを含むことが、当業者であれば理解されよう。好ましくは、この方法は、少なくとも約5重量%、約10重量%、約25重量%、約50重量%、又は約75重量%のR-410Aをシステムから取り出し、それを本発明の熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0697】
本発明の組成物は、既存の又は新規の熱伝達システムなどの、R-410A冷媒と共に使用されるか又はそれとの使用に好適であるシステムにおいて代替品として用いられ得る。
【0698】
本発明の組成物は、R-410Aの所望の特性の多くを示すが、R-410Aよりも実質的に低いGWPを有し、同時に、R-410Aと実質的に同様であるか又はそれと実質的に一致し、より好ましくはそれと同等に高いか又はそれよりも高い動作特性、すなわち能力及び/又は効率(COP)を有する。これにより、例えば凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の大きなシステム変更を一切必要とすることなく、既存の熱伝達システムにおいて特許請求される組成物がR-410Aに代わることが可能となる。したがって、組成物は、熱伝達システムにおけるR-410Aの直接的な代替品として使用することができる。
【0699】
したがって、本発明の組成物は、好ましくは、R-410Aと比較して、組成物の効率(COP)が熱伝達システムにおいてR-410Aの効率の95~105%である動作特性を示す。
【0700】
したがって、本発明の組成物は、好ましくは、R-410Aと比較して、能力が熱伝達システムにおいてR-410Aの能力の95~105%である動作特性を示す。
【0701】
したがって、本発明の組成物は、好ましくは、R-410Aと比較して、組成物の効率(COP)が熱伝達システムにおいてR-410Aの効率の95~105%であり、かつ能力が熱伝達システムにおいてR-410Aの能力の95~105%である動作特性を示す。
【0702】
好ましくは、本発明の組成物がR-410Aに代わる熱伝達システムにおいて、本発明の組成物は、好ましくは、R-410Aと比較した動作特性を示し、
-組成物の効率(COP)は、R-410Aの効率の100~105%であり、かつ/又は
-能力は、R-410Aの能力の98~105%である。
【0703】
熱伝達システムの信頼性を高めるために、本発明の組成物がR-410A冷媒に代わって使用される熱伝達システムにおいて、本発明の組成物がR-410と比較して以下の特性を更に示すことが好ましい:
-吐出温度は、R-410Aの吐出温度よりも10℃以上高くない、かつ/又は
-圧縮機圧力比は、R-410Aの圧縮機圧力比の95~105%である。
【0704】
R-410Aは、共沸様組成物であることが理解されよう。したがって、特許請求される組成物がR-410Aの動作特性について良好な一致となるために、特許請求される組成物は、低い勾配レベルを示すことが望ましい。したがって、特許請求される発明の組成物は、2℃未満、好ましくは1.5℃未満の蒸発器勾配を提供し得る。
【0705】
R-410Aと共に使用される既存の熱伝達組成物は、好ましくは、モバイル及び定置型空調システムの両方を含む空調熱伝達システムである。本明細書で使用するとき、モバイル空調システムという用語は、トラック、バス、及び列車の空調システムなどの、移動式の非乗用車用空調システムを意味する。したがって、本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、
-モバイル空調システム、特にトラック、バス、及び列車の空調システムを含む、空調システム、
-モバイルヒートポンプ、特に電気自動車用ヒートポンプ、
-冷却器、特に容積型冷却器、とりわけ空冷又は水冷直接膨張式冷却器(モジュラー式であるか又は従来法で単独包装されているかのいずれか)、
-住宅用空調システム、特にダクトスプリット型又はダクトレススプリット型空調システム、
-住宅用ヒートポンプ、
-住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システム、
-産業用空調システム、並びに
-パッケージ式ルーフトップユニット又は可変冷媒流(VRF)システム;
-商用の空気熱源、水熱源、又は土壌熱源ヒートポンプシステム、のうちのいずれか1つにおいてR-410Aに代わるために使用され得る。
【0706】
本発明の組成物は、冷凍システムにおいてR410Aに代わるために代替的に提供される。したがって、本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、
-低温冷凍システム、
-中温冷凍システム、
-商用冷蔵庫、
-商用冷凍庫、
-製氷機、
-自動販売機、
-輸送冷凍システム、
-家庭用冷凍庫、
-家庭用冷蔵庫、
-産業用冷凍庫、
-産業用冷蔵庫、及び
-冷却器、のうちのいずれか1つにおいてR10Aに代わるために使用され得る。
【0707】
冷媒1~冷媒39の各々を含む本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、住宅用空調システム(冷却のために約0~約10℃の範囲、特に約7℃、及び/又は加熱のために約-20~約3℃又は30~約5℃の範囲、特に約0.5℃の蒸発器温度を有する)においてR-410Aに代わるために特に提供される。代替的には、又は更には、冷媒1~冷媒39の各々を含む本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、往復動式、回転式(ローリングピストン又は回転弁)、又はスクロール式圧縮機を有する住宅用空調システムにおいてR-410Aに代わるために特に提供される。
【0708】
冷媒1~冷媒39の各々を含む本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、空冷式冷却器(約0~約10℃の範囲、特に約4.5℃の蒸発器温度を有する)、特に容積型圧縮機を有する空冷式冷却器、とりわけ往復動式又はスクロール式圧縮機を有する空冷式冷却器においてR-410Aに代わるために特に提供される。
【0709】
冷媒1~冷媒39の各々を含む本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、住宅用空気-水ヒートポンプ温水システム(約-20~約3℃の範囲又は約-30~約5℃の範囲、特に約0.5℃の蒸発器温度を有する)においてR-410Aに代わるために特に提供される。
【0710】
冷媒1~冷媒39の各々を含む本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、中温冷凍システム(約-12~約0℃の範囲、特に約-8℃の蒸発器温度を有する)においてR-410Aに代わるために特に提供される。
【0711】
冷媒1~冷媒39の各々を含む本明細書に記載される熱伝達組成物の各々は、低温冷凍システム(約-40~約-12℃の範囲、特に約-40℃~約-23℃、又は好ましくは約-32℃の蒸発器温度を有する)においてR-410Aに代わるために特に提供される。
【0712】
したがって、R-410A冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-410A冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-410A冷媒の少なくとも一部を、本発明の冷媒のいずれかを含む(冷媒1~39のいずれかを含む)熱伝達組成物に置き換えることを含み、当該冷媒は、少なくとも約97重量%の3つの化合物のブレンドを含み、当該ブレンドは、
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに所望により特に安定化剤1を含む本明細書に記載の任意の安定化剤組成物による安定化剤組成物からなる。
【0713】
したがって、R-410A冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-410A冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法が提供され、当該方法は、既存のR-410A冷媒の少なくとも一部を、冷媒1~39のいずれかを含有する各熱伝達組成物などの本発明による任意の熱伝達組成物を含む熱伝達組成物に置き換えることを含む。
【0714】
本発明は更に、流体連通した圧縮機、凝縮器、及び蒸発器を備え、かつ内部に熱伝達組成物を含む、熱伝達システムを提供し、当該熱伝達組成物は、冷媒1~冷媒39の各々を含む本明細書に記載の冷媒のいずれか1つによる冷媒を含む。
【0715】
特に、熱伝達システムは、住宅用空調システム(冷却のために約0~約10℃の範囲、特に約7℃、及び/又は加熱のために約-20~約3℃若しくは約-30~約5℃の範囲、特に約0.5℃の蒸発器温度を有する)である。
【0716】
特に、熱伝達システムは、空冷式冷却器(約0~約10℃範囲、特に約4.5℃の蒸発器温度を有する)、特に、容積型圧縮機を有する空冷式冷却器、とりわけ往復動式又はスクロール式圧縮機を有する空冷式冷却器である。
【0717】
特に、熱伝達システムは、住宅用空気-水温水システム(約-20~約3℃の範囲又は約-30~約5℃の範囲、特に約0.5℃の蒸発器温度を有する)である。
【0718】
熱伝達システムは、冷凍システム、例えば、低温冷凍システム、中温冷凍システム、商用冷蔵庫、商用冷凍庫、製氷機、自動販売機、輸送冷凍システム、家庭用冷凍庫、家庭用冷蔵庫、産業用冷凍庫、及び冷却器であり得る。
【0719】
実施例1-燃焼性試験
以下の表1で冷媒Aとして特定される冷媒組成物を、本明細書に記載のとおり試験した。
【0720】
【0721】
現行方法のASTM E681-09付属書A1を使用して、ASHRAEの現行標準34-2016試験プロトコル(条件及び装置)に従って燃焼性試験を実施した。フラスコを真空にし、所望の濃度に充填するために分圧を使用することによって混合物を作製した。混合を助けるために空気を速やかに導入し、混合後に温度平衡状態にして、点火を行う前に混合物を滞留させた。上記の表1で評価した冷媒Aは、不燃性試験を満たすことが判明した。
【0722】
実施例2-30熱伝達性能
上記の実施例1で表1に示した冷媒Aを熱力学的分析に供して、様々な冷凍システムにおいてR-4104Aの動作特性と一致するその能力を判定した。CF3IとHFC-32及びHFC-125の各々との2つの二成分対の特性について収集した実験データを使用して分析を実施した。具体的には、HFC-32及びR125の各々との一連の二成分対におけるCF3Iの気液平衡挙動を判定し、調査した。実験評価において各二成分対の組成を一連の相対百分率にわたって変化させ、各二成分対の混合パラメーターを実験的に得られたデータに回帰させた。分析を行うために使用した仮定は以下のとおりであった:全ての冷媒について同じ圧縮機容積、全ての冷媒について同じ動作条件、全ての冷媒について同じ圧縮機断熱効率及び容積効率。各実施例では、測定された気液平衡データを使用してシミュレーションを行った。各実施例についてシミュレーション結果を報告する。
【0723】
実施例2.-住宅用空調システム(冷却)
夏季に冷気(約12℃)を建物に供給するように構成された住宅用空調システムについて試験する。住宅用空調システムとしては、スプリット型空調システム、ミニスプリット型空調システム、及び窓用空調システムが挙げられ、本明細書に記載される試験は、このようなシステムから得られる結果を代表する。実験システムは、空気-冷媒蒸発器(室内コイル)、圧縮機、空気-冷媒凝縮器(室外コイル)、及び膨張弁を含む。試験の動作条件は、以下のとおりである。
1.凝縮温度=約46℃(対応する室外周囲温度は約35℃)
2.凝縮器過冷却=約5.5℃
3.蒸発温度=約7℃(対応する室内周囲温度は約26.7℃)
4.蒸発器過熱=約5.5℃
5.断熱効率=70%
6.容積効率=100%
7.吸気ライン中の温度上昇=約5.5℃
【0724】
試験の性能結果を下記の表2に報告する。
【0725】
【0726】
表2は、同じシステムにおけるR-410Aと比較した、本発明の冷媒Aを用いて動作する住宅用空調システムの熱力学的性能を示す。特に、冷媒Aは、R-410Aに対して98%の能力及びR-410Aと比較して102%の効率を示す。これは、冷媒Aが、このようなシステムにおけるR-410Aの代替品として、かつこのようなシステムにおけるR-410Aの追加導入品として、ドロップイン又はほぼドロップインであることを示し、更に、冷媒Aは、R-410Aと比較して99%の圧力比を示し、これは、圧縮機の効率がR-410Aと十分同等であり、R-410Aと共に使用される圧縮機に変更を加える必要がないことを示す。また、冷媒Aは、R-410Aと比較して10℃以内の圧縮機の吐出温度上昇を示し、これは、オイル分解又はモータ焼損のリスクが低い、良好な圧縮機の信頼性を示す。冷媒Aの蒸発器勾配が2℃未満であることは、蒸発器勾配がシステム性能に影響を与えないことを示す。
【0727】
実施例3.住宅用ヒートポンプシステム(加熱)
冬季に温風(約21℃)を建物に供給するように構成された住宅用ヒートポンプシステムについて試験する。実験システムは住宅用空調システムを含むが、システムがヒートポンプモードにあるときには冷媒流が反転し、室内コイルが凝縮器となり、室外コイルが蒸発器となる。住宅用ヒートポンプシステムとしては、スプリット型空調システム、ミニスプリット型空調システム、及び窓用空調システムが挙げられ、本明細書に記載される試験は、このようなシステムから得られる結果を代表する。試験の動作条件は、以下のとおりである。
1.凝縮温度=約41℃(対応する室内周囲温度は約21.1℃)
2.凝縮器過冷却=約5.5℃
3.蒸発温度=約0.5℃(対応する室外周囲温度=8.3℃)
4.蒸発器過熱=約5.5℃
5.断熱効率=70%
6.容積効率=100%
7.吸気ライン中の温度上昇=約5.5℃
【0728】
試験の性能結果を下記の表3に報告する。
【0729】
【0730】
表3は、同じシステムにおけるR-410Aと比較した、本発明の冷媒Aを用いて動作する住宅用ヒートポンプシステムの熱力学的性能を示す。特に、冷媒Aは、R-410Aに対して97%の能力及びR-410Aと比較して101%の効率を示す。これは、冷媒Aが、このようなシステムにおけるR-410Aの代替品として、かつこのようなシステムにおけるR-410Aの追加導入品として、ドロップイン又はほぼドロップインであることを示す。更に、冷媒Aは、R-410Aと比較して99%の圧力比を示し、これは、圧縮機の効率がR-410Aと十分同等であり、R-410Aと共に使用される圧縮機に変更を加える必要がないことを示す。また、冷媒Aは、R-410Aと比較して10℃以内の圧縮機の吐出温度上昇を示し、これは、オイル分解又はモータ焼損のリスクが低い、良好な圧縮機の信頼性を示す。冷媒Aの蒸発器勾配が2℃未満であることは、蒸発器勾配がシステム性能に影響を与えないことを示す。
【0731】
実施例4.商用空調システム-冷却器
冬季に温風(約21℃)を建物に供給するように構成された商用空調システム(冷却器)について試験する。このようなシステムは、オフィス、病院などの大きな建物に冷水(約7℃)を供給し、特定の用途に応じて、冷却器システムは、通年稼働している場合がある。本明細書に記載される試験は、このようなシステムから得られる結果を代表する。
【0732】
試験の動作条件は、以下のとおりである。
1.凝縮温度=約46℃(対応する室外周囲温度=35℃)
2.凝縮器過冷却=約5.5℃
3.蒸発温度=約4.5℃(対応する冷却退出水温度=約7℃)
4.蒸発器過熱=約5.5℃
5.断熱効率=70%
6.容積効率=100%
7.吸気ライン中の温度上昇=約2℃
【0733】
試験の性能結果を下記の表4に報告する。
【0734】
【0735】
表4は、同じシステムにおけるR-410Aと比較した、本発明の冷媒Aを用いて動作する商用空冷式冷却器システムの熱力学的性能を示す。特に、冷媒Aは、R-410Aに対して98%の能力及びR-410Aと比較して102%の効率を示す。これは、冷媒Aが、このようなシステムにおけるR-410Aの代替品として、かつこのようなシステムにおけるR-410Aの追加導入品として、ドロップイン又はほぼドロップインであることを示す。更に、冷媒Aは、R-410Aと比較して99%の圧力比を示し、これは、圧縮機の効率がR-410Aと十分同等であり、R-410Aと共に使用される圧縮機に変更を加える必要がないことを示す。また、冷媒Aは、R-410Aと比較して10℃以内の圧縮機の吐出温度上昇を示し、これは、オイル分解又はモータ焼損のリスクが低い、良好な圧縮機の信頼性を示す。冷媒Aの蒸発器勾配が2℃未満であることは、蒸発器勾配がシステム性能に影響を与えないことを示す。
【0736】
実施例5.-住宅用空気-水ヒートポンプ温水システム
冬季に床暖房又は同様の用途のために温水(約50℃)を建物に供給するように構成された住宅用空気-水ヒートポンプ温水システムについて試験する。本明細書に記載される試験は、このようなシステムから得られる結果を代表する。
【0737】
試験の動作条件は、以下のとおりである。
1.凝縮温度=約60℃(対応する室内退出水温度=約50℃)
2.凝縮器過冷却=約5.5℃
3.蒸発温度=約0.5℃(対応する室外周囲温度=約8.3℃)
4.蒸発器過熱=約5.5℃
5.断熱効率=70%
6.容積効率=100%
7.吸気ライン中の温度上昇=2℃
【0738】
試験の性能結果を下記の表5に報告する。
【0739】
【0740】
表5は、同じシステムにおけるR-410Aと比較した、本発明の冷媒Aを用いて動作する住宅用空気-水ヒートポンプ温水システムの熱力学的性能を示す。特に、冷媒Aは、R-410Aに対して100%の能力及びR-410Aと比較して103%の効率を示す。これは、冷媒Aが、このようなシステムにおけるR-410Aの代替品として、かつこのようなシステムにおけるR-410Aの追加導入品として、ドロップイン又はほぼドロップインであることを示す。更に、冷媒Aは、R-410Aと比較して98%の圧力比を示し、これは、圧縮機の効率がR-410Aと十分同等であり、R-410Aと共に使用される圧縮機に変更を加える必要がないことを示す。また、冷媒Aは、R-410Aと比較して、10℃近くの圧縮機の吐出温度上昇を示す。冷媒Aの蒸発器勾配が2℃未満であることは、蒸発器勾配がシステム性能に影響を与えないことを示す。
【0741】
実施例6.中温冷凍システム
冷蔵庫及びボトルクーラーなどにおいて食べ物又は飲み物を冷やすように構成された中温冷凍システムについて試験する。実験システムは、食べ物又は飲み物を冷やすための空気-冷媒蒸発器、圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び膨張弁を含む。本明細書に記載される試験は、このようなシステムから得られる結果を代表する。
【0742】
試験の動作条件は、以下のとおりである。
1.凝縮温度=約45℃(対応する室外周囲温度=約35℃)
2.凝縮器過冷却=約5.5℃
3.蒸発温度=約-8℃(対応する庫内温度=1.7℃)
4.蒸発器過熱=約5.5℃
5.断熱効率=65%
6.容積効率=100%
7.吸気ライン中の温度上昇=10℃
【0743】
試験の性能結果を下記の表6に報告する。
【0744】
【0745】
表6は、同じシステムにおけるR-410Aと比較した、本発明の冷媒Aを用いて動作する中温冷凍システムの熱力学的性能を示す。特に、冷媒Aは、R-410Aに対して100%の能力及びR-410Aと比較して102%の効率を示す。これは、冷媒Aが、このようなシステムにおけるR-410Aの代替品として、かつこのようなシステムにおけるR-410Aの追加導入品として、ドロップイン又はほぼドロップインであることを示す。更に、冷媒Aは、R-410Aと比較して98%の圧力比を示し、これは、圧縮機の効率がR-410Aと十分同等であり、R-410Aと共に使用される圧縮機に変更を加える必要がないことを示す。また、冷媒Aは、R-410Aと比較して、10℃近くの圧縮機の吐出温度上昇を示す。冷媒Aの蒸発器勾配が2℃未満であることは、蒸発器勾配がシステム性能に影響を与えないことを示す。
【0746】
実施例7.低温冷凍システム
アイスクリーム製造機及び冷凍庫などにおいて食べ物を冷凍するように構成された低温冷凍システムについて試験する。実験システムは、食べ物又は飲み物を冷却又は冷凍するための空気-冷媒蒸発器、圧縮機、熱を周囲空気と交換するための空気-冷媒凝縮器、及び膨張弁を含む。本明細書に記載される試験は、このようなシステムから得られる結果を代表する。試験の動作条件は、以下のとおりである。
1.凝縮温度=約55℃(対応する室外周囲温度=約35℃)
2.凝縮器過冷却=約5℃
3.蒸発温度=約-23℃(対応する庫内温度=1.7℃)
4.蒸発器過熱=約5.5℃
5.断熱効率=60%
6.容積効率=100%
7.吸気ライン中の温度上昇=1℃
【0747】
試験の性能結果を下記の表7に報告する。
【0748】
【0749】
表7は、同じシステムにおけるR-410Aと比較した、本発明の冷媒Aを用いて動作する低温冷凍システムの熱力学的性能を示す。特に、冷媒Aは、R-410Aに対して104%の能力及びR-410Aと比較して105%の効率を示す。更に、冷媒Aは、R-410Aと比較して94%の圧力比を示す。冷媒Aの蒸発器勾配が2℃未満であることは、蒸発器勾配がシステム性能に影響を与えないことを示す。
【0750】
実施例8.商用空調システム-パッケージ式ルーフトップ
冷却又は加熱した空気を建物に供給するように構成されたパッケージ式ルーフトップ商用空調システムについて試験する。実験システムは、パッケージ式ルーフトップ空調/ヒートポンプシステムを含み、空気-冷媒蒸発器(室内コイル)、圧縮機、空気-冷媒凝縮器(室外コイル)、及び膨張弁を有する。本明細書に記載される試験は、このようなシステムから得られる結果を代表する。試験の動作条件は、以下のとおりである。
1.凝縮温度=約46℃(対応する室外周囲温度=約35℃)
2.凝縮器過冷却=約5.5℃
3.蒸発温度=約7℃(対応する室内周囲温度=26.7℃)
4.蒸発器過熱=約5.5℃
5.断熱効率=70%
6.容積効率=100%
7.吸気ライン中の温度上昇=5.5℃
【0751】
試験の性能結果を下記の表8に報告する。
【0752】
【0753】
表8は、同じシステムにおけるR-410Aと比較した、本発明の冷媒Aを用いて動作するルーフトップ商用空調システムの熱力学的性能を示す。特に、冷媒Aは、R-410Aに対して98%の能力及びR-410Aと比較して102%の効率を示す。これは、冷媒Aが、このようなシステムにおけるR-410Aの代替品として、かつこのようなシステムにおけるR-410Aの追加導入品として、ドロップイン又はほぼドロップインであることを示す。更に、冷媒Aは、R-410Aと比較して99%の圧力比を示し、これは、圧縮機の効率がR-410Aと十分同等であり、R-410Aと共に使用される圧縮機に変更を加える必要がないことを示す。また、冷媒Aは、R-410Aと比較して10℃未満の圧縮機の吐出温度を示し、これは、オイル分解又はモータ焼損のリスクがない、良好な圧縮機の信頼性を示す。冷媒Aの蒸発器勾配が2℃未満であることは、蒸発器勾配がシステム性能に影響を与えないことを示す。
【0754】
実施例9-商用空調システム-可変冷媒流システム
冷却又は加熱した空気を建物に供給するように構成された可変冷媒流を用いる商用空調システムについて試験する。実験システムは、複数(4つ以上)の空気-冷媒蒸発器(室内コイル)、圧縮機、空気-冷媒凝縮器(室外コイル)、及び膨張弁を含む。本明細書に記載される試験は、このようなシステムから得られる結果を代表する。試験の動作条件は、以下のとおりである。
1.凝縮温度=約46℃、対応する室外周囲温度=35℃
2.凝縮器過冷却=約5.5℃
3.蒸発温度=約7℃(対応する室内周囲温度=26.7℃)
4.蒸発器過熱=約5.5℃
5.断熱効率=70%
6.容積効率=100%
7.吸気ライン中の温度上昇=5.5℃
【0755】
【0756】
表9は、同じシステムにおけるR-410Aと比較した、本発明の冷媒Aを用いて動作するVRF商用空調システムの熱力学的性能を示す。特に、冷媒Aは、R-410Aに対して98%の能力及びR-410Aと比較して102%の効率を示す。これは、冷媒Aが、このようなシステムにおけるR-410Aの代替品として、かつこのようなシステムにおけるR-410Aの追加導入品として、ドロップイン又はほぼドロップインであることを示す。更に、冷媒Aは、R-410Aと比較して99%の圧力比を示し、これは、圧縮機の効率がR-410Aと十分同等であり、R-410Aと共に使用される圧縮機に変更を加える必要がないことを示す。また、冷媒Aは、R-410Aと比較して10℃未満の圧縮機の吐出温度を示し、これは、オイル分解又はモータ焼損のリスクがない、良好な圧縮機の信頼性を示す。冷媒Aの蒸発器勾配が2℃未満であることは、蒸発器勾配がシステム性能に影響を与えないことを示す。
【0757】
実施例10-冷媒及び潤滑剤を含む熱伝達組成物のための安定化剤
本発明の熱伝達組成物を、ASHRAE Standard 97-「Sealed Glass Tube Method to Test the Chemical Stability of Materials for Use within Refrigerant Systems」に従って試験して、加速エージングによる熱伝達組成物の長期安定性をシミュレートする。試験後、ハロゲン化物の濃度は、熱伝達組成物中の使用条件下で冷媒の安定性を反映すると考えられ、全酸価(TAN)は、熱伝達組成物中の使用条件下で潤滑剤の安定性を反映すると考えられる。
【0758】
本発明による安定化剤を冷媒/潤滑剤組成物に添加する効果を示すために、以下の実験を行った。それぞれ脱気した後、示した冷媒の50重量%と示した潤滑剤の50重量%とを含有する封止チューブを調製する。各チューブは、鋼、銅、アルミニウム、及び青銅のクーポンを含む。封止チューブを約175℃に維持した炉内に14日間配置することによって安定性を試験する。各々の場合において、試験した潤滑剤は、40℃で約32cStの粘度を有するISO 32 POE(潤滑剤A)、40℃で約68cStの粘度を有するISO 68 POE(潤滑剤B)であり、各潤滑剤は300ppm未満の含水量を有した。表10Aに示す以下の冷媒を試験する。
【0759】
【0760】
いずれの安定化剤も含まない潤滑剤及び冷媒の各対について試験を行い、結果は以下のとおりであった。
潤滑剤の目視-不透明又は黒色
金属の目視-光沢がない
固体の存在-あり
ハロゲン化物>100ppm
TAN>10mgKOH/g
【0761】
表10Bに示す以下の安定化剤は、示した安定化剤の安定化剤パッケージ中の重量パーセントとして表中の重量パーセントを有し、安定化剤及び冷媒の総重量に基づいて約1.5%~約10%の量で試験される。
【0762】
【0763】
これらの安定化剤及び潤滑剤Aを用いた試験の結果を以下の表10Cに報告する。
【0764】
【0765】
この試験は、これらの各試験における潤滑剤が無色透明であり、金属が光沢を有し(変化なし)、固体が存在せず、ハロゲン化物及びTANの濃度が許容限度内であったことを示し、これらの全ては安定化剤が有効であったことを示す。
【0766】
潤滑剤Bを用いて、同じ冷媒及び同じ安定化剤を使用した同じ試験を行い、同様の結果が達成された。
【0767】
実施例11-POE油との混和性
ISO POE-32油(40℃の温度で約32cStの粘度を有する)の混和性を、R-410A冷媒に対して、及び上記実施例1の表1に示した冷媒Aに対して、潤滑剤と冷媒との異なる重量比及び異なる温度について試験する。この試験の結果を下記の表11に報告する。
【0768】
【0769】
上記の表から分かるように、R-410Aは、約-22℃未満でPOE油と不混和性であり、したがって蒸発器内のPOE油の蓄積を克服する対策を講じなければ、R-410Aを低温冷凍用途で使用することはできない。更に、R-410Aは、50℃超でPOE油と非混和性であり、これは、高い周囲条件でR-410Aを使用する場合に凝縮器及び送液ラインにおいて問題を引き起こす(例えば、分離したPOE油が閉じ込められて堆積する)ことになる。反対に、出願人らは、驚くべきことに、かつ予想外に、本発明の冷媒が、-40℃~80℃の温度範囲にわたってPOE油と完全に混和性であり、したがってこのようなシステムで使用する場合、実質的かつ予想外の利点を提供することを見出した。
【0770】
実施例12-封鎖を有する住宅用空調システム(冷却)及び安定化剤を有する熱伝達組成物
オイルセパレータがシステムに含まれ、独立して封鎖材料1~4からなるいくつかの封鎖材料がオイルセパレータの液体部分に含まれることを除いて、実施例2を繰り返す。熱伝達組成物は、本明細書に記載される量の潤滑剤1及び安定化剤1を含む。システムは、各々の場合において実施例2に示したように動作し、本明細書の実施例10及び20~30に示した試験に従って、許容可能なレベルの安定性を有する動作が少なくとも1年間存続するような高レベルの安定性を示すように動作する。
【0771】
実施例13-封鎖を有する住宅用ヒートポンプシステム(加熱)及び安定化剤を有する熱伝達組成物
オイルセパレータがシステムに含まれ、独立して封鎖材料1~4からなるいくつかの封鎖材料がオイルセパレータの液体部分に含まれることを除いて、実施例3を繰り返す。熱伝達組成物は、本明細書に記載される量の潤滑剤1及び安定化剤1を含む。システムは、各々の場合において実施例2に示したように動作し、本明細書の実施例10及び20~30に示した試験に従って、許容可能なレベルの安定性を有する動作が少なくとも1年間存続するような高レベルの安定性を示すように動作する。
【0772】
実施例14-封鎖を有する商用空調システム(冷却器)及び安定化剤を有する熱伝達組成物
オイルセパレータがシステムに含まれ、独立して封鎖材料1~4からなるいくつかの封鎖材料がオイルセパレータの液体部分に含まれることを除いて、実施例4を繰り返す。熱伝達組成物は、本明細書に記載される量の潤滑剤1及び安定化剤1を含む。システムは、各々の場合において実施例2に示したように動作し、本明細書の実施例10及び20~30に示した試験に従って、許容可能なレベルの安定性を有する動作が少なくとも1年間存続するような高レベルの安定性を示すように動作する。
【0773】
実施例15-封鎖を有する住宅用空気-水ヒートポンプ温水システム及び安定化剤を有する熱伝達組成物
オイルセパレータがシステムに含まれ、独立して封鎖材料1~4からなるいくつかの封鎖材料がオイルセパレータの液体部分に含まれることを除いて、実施例5を繰り返す。熱伝達組成物は、本明細書に記載される量の潤滑剤1及び安定化剤1を含む。システムは、各々の場合において実施例2に示したように動作し、本明細書の実施例10及び20~30に示した試験に従って、許容可能なレベルの安定性を有する動作が少なくとも1年間存続するような高レベルの安定性を示すように動作する。
【0774】
実施例16-封鎖を有する中温冷凍システム及び安定化剤を有する熱伝達組成物
オイルセパレータがシステムに含まれ、独立して封鎖材料1~4からなるいくつかの封鎖材料がオイルセパレータの液体部分に含まれることを除いて、実施例6を繰り返す。熱伝達組成物は、本明細書に記載される量の潤滑剤1及び安定化剤1を含む。システムは、各々の場合において実施例2に示したように動作し、本明細書の実施例10及び20~30に示した試験に従って、許容可能なレベルの安定性を有する動作が少なくとも1年間存続するような高レベルの安定性を示すように動作する。
【0775】
実施例17-封鎖を有する低温冷凍システム及び安定化剤を有する熱伝達組成物
オイルセパレータがシステムに含まれ、独立して封鎖材料1~4からなるいくつかの封鎖材料がオイルセパレータの液体部分に含まれることを除いて、実施例7を繰り返す。熱伝達組成物は、本明細書に記載される量の潤滑剤1及び安定化剤1を含む。システムは、各々の場合において実施例2に示したように動作し、本明細書の実施例10及び20~30に示した試験に従って、許容可能なレベルの安定性を有する動作が少なくとも1年間存続するような高レベルの安定性を示すように動作する。
【0776】
実施例18-封鎖を有する商用空調システム-パッケージ式ルーフトップ及び安定化剤を有する熱伝達組成物
オイルセパレータがシステムに含まれ、独立して封鎖材料1~4からなるいくつかの封鎖材料がオイルセパレータの液体部分に含まれることを除いて、実施例8を繰り返す。熱伝達組成物は、本明細書に記載される量の潤滑剤1及び安定化剤1を含む。システムは、各々の場合において実施例2に示したように動作し、本明細書の実施例10及び20~30に示した試験に従って、許容可能なレベルの安定性を有する動作が少なくとも1年間存続するような高レベルの安定性を示すように動作する。
【0777】
実施例19-封鎖を有する商用空調システム-可変冷媒流システム及び安定化剤を有する熱伝達組成物
オイルセパレータがシステムに含まれ、独立して封鎖材料1~4からなるいくつかの封鎖材料がオイルセパレータの液体部分に含まれることを除いて、実施例9を繰り返す。熱伝達組成物は、本明細書に記載される量の潤滑剤1及び安定化剤1を含む。システムは、各々の場合において実施例2に示したように動作し、本明細書の実施例10及び20~30に示した試験に従って、許容可能なレベルの安定性を有する動作が少なくとも1年間存続するような高レベルの安定性を示すように動作する。
【0778】
実施例20-銀ゼオライトを含む封鎖材料
封鎖材料として作用するゼオライトを含む銀の能力を試験した。試験したゼオライトは、Honeywell UOPから入手可能なUPO IONSIV D7310-Cであった。開口部は、約15~約35Åのそれらの最大寸法全体にわたるサイズを有する。
【0779】
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO 32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの配合物を、封止チューブ内に配置し、190℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、封止チューブを開き、油の試料を取り出した。
【0780】
次いで、油試料を、ゼオライトと共にFischer-Porterチューブ内に配置した。試料(潤滑剤)に対する乾燥ゼオライトの量を測定した。次いで、チューブを15℃又は50℃のいずれかで114時間(4.75日)にわたって維持した。チューブは、2時間毎に振盪して、ゼオライト及び試料が適切に混合することを確実にした。
【0781】
試料の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつゼオライトとの組み合わせ前)、及び終了時(すなわち、ゼオライトとの組み合わせ後、かつ15℃又は50℃で114時間の終了時)に測定した。TAN、フッ化物、及びヨウ化物の濃度を、実施例10に記載の同じ方法に従って測定した。
【0782】
試験の結果を表20に記載する。
【0783】
【0784】
上記の試験は、POE油及びCF3I冷媒の組成物が分解した後にそれを効果的に「復元する」ゼオライトの能力を証明している。
【0785】
この結果は、約5pphlゼオライト又は約21pphlゼオライトのいずれかを使用した場合、ゼオライトが、15℃及び50℃の両方において、分解試料のヨウ化物及びフッ化物レベルを低減することができたことを証明している。しかしながら、ゼオライトは、15℃よりも50℃の方が、また、約5pphlよりも約21pphlゼオライトの方が、より良好に機能した。驚くべきことに、50℃で約21pphlゼオライトでは、極僅かなヨウ化物しか検出されなかった。
【0786】
この結果はまた、約21pphlゼオライトの濃度では、15℃及び50℃の両方でTANが低減されたことも示している。
【0787】
実施例21
封鎖材料として作用する陰イオン交換樹脂の能力を試験した。
【0788】
2つの異なる陰イオン交換樹脂を試験した。
【0789】
第1の樹脂
第1の樹脂は、塩化物交換性イオンを有する強塩基性(1型)陰イオン交換樹脂(Dowex(登録商標)1X8塩化物形態)であった。
【0790】
【0791】
第1の樹脂は、修飾することなく使用した。
【0792】
第2の樹脂
第2の樹脂は、塩化物交換性イオンを有する強塩基性の(1型)陰イオン交換樹脂(Dowex(登録商標)1X8塩化物形態)であった。
【0793】
【0794】
第2の樹脂は、以下の実施例で使用する前に、5~10ベッド容量の4% NaOHによって少なくとも1時間にわたって樹脂を緩やかに洗浄し、続いて、流出液のpHが7±0.5になるまで、脱イオン水によって洗浄することによって、塩化物形態からヒドロオキシ形態に変換した。pHは、リトマス試験紙を使用して測定した。
【0795】
方法及び結果
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO 32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの配合物を、封止チューブ内に配置し、190℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、封止チューブを開き、油の試料を取り出した。
【0796】
次いで、試料を、陰イオン交換樹脂と共にFischer-Porterチューブ内に配置した。試料に対する乾燥樹脂の量を測定した。次いで、チューブを15℃又は50℃のいずれかで114時間(4.75日)にわたって維持した。チューブは、2時間毎に振盪して、樹脂及び試料が適切に混合することを確実にした。
【0797】
試料の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつ樹脂との組み合わせ前)、及び終了時(すなわち、樹脂との組み合わせ後、かつ15℃又は50℃で114時間の終了時)に測定した。TAN、フッ化物、及びヨウ化物の濃度を、実施例10と同じ方法に従って測定した。
【0798】
結果を下記の表21に記載する。
【0799】
【0800】
上記の試験は、POE油及びCF3I冷媒の組成物が分解した後にそれを効果的に「復元する」陰イオン交換樹脂の能力を証明している。
【0801】
この結果は、約4pphlゼオライト又は約16pphl樹脂のいずれかを使用した場合、どちらの樹脂も、15℃及び50℃の両方において、分解試料のヨウ化物及びフッ化物レベルを低減することができたことを証明している。どちらの樹脂も、15℃よりも50℃の方が、また、約4pphlよりも約16pphlゼオライトの方が、より良好に機能した。
【0802】
第2の樹脂は、両方の温度で(すなわち、15℃及び50℃で)、かつ両方の樹脂濃度で(すなわち約4pphl、及び約16pphl樹脂で)試料のTANを低減することができた。
【0803】
実施例22
以下の2つの陰イオン樹脂を使用したことを除いて、実施例22を繰り返す:
A-以下の特性を有する、Amberlyst A21(遊離塩基)の商品名で販売されている産業グレードの弱塩基陰イオン交換樹脂:
【0804】
【0805】
B-以下の特性を有する、Amberlyst A22の商品名で販売されている産業グレードの弱塩基陰イオン交換樹脂:
【0806】
【0807】
これらの樹脂の各々は、上記の材料を除去及び/又は低減するのに効果的であることが分かった。
【0808】
実施例23
封鎖材料として作用する陰イオン交換樹脂及びゼオライトの組み合わせの能力を試験した。
【0809】
陰イオン交換樹脂
樹脂は、水酸基交換性イオン(Dowex(登録商標)Marathon(商標)A、水酸化物形態)を有する強塩基性(1型)陰イオン交換樹脂であった。
【0810】
【0811】
樹脂は、修飾することなく使用した。
【0812】
ゼオライト
試験したゼオライトは、Honeywell UOPから入手可能なUPO IONSIV D7310-Cであった。開口部は、約15~約35Åのそれらの最大寸法全体にわたるサイズを有する。
【0813】
方法及び結果
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定化剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの配合物を、封止チューブ内に配置し、175℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、封止チューブを開き、油(すなわち、潤滑剤)の試料を取り出した。
【0814】
次いで、潤滑剤試料を、陰イオン交換樹脂及びゼオライトの組み合わせと共にFischer-Porterチューブ内に配置した。試料に対する乾燥樹脂及びゼオライトの量を測定した。次いで、チューブを、約50℃で192時間(8日)にわたって維持した。チューブは、2時間毎に振盪して、樹脂及び試料が適切に混合することを確実にした。
【0815】
油の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつ樹脂及びゼオライトとの組み合わせ前)、及び終了時(すなわち、樹脂及びゼオライトとの組み合わせ後、かつ50℃で192時間の終了時)に測定した。TAN、フッ化物、及びヨウ化物の濃度を、実施例1と同じ方法に従って測定した。
【0816】
結果を下記の表23に記載する。
【0817】
【0818】
上記の試験は、POE油及びCF3I冷媒の組成物が分解した後にそれを効果的に「復元する」陰イオン交換樹脂及びゼオライトの組み合わせの能力を証明している。この結果は、異なる比率の陰イオン交換樹脂及びゼオライトを使用した場合、どちらの樹脂も、50℃において、分解試料のヨウ化物及びフッ化物レベルを低減することができたことを証明している。ゼオライト対イオン交換重量25:75は、試料のTANの最大の低減を示し、更に、ヨウ化物及びフッ化物含有量(ppm)の最高の減少を示した。
【0819】
実施例24
処理されている熱伝達組成物の百分率でのゼオライトの量の関数として、フッ化物、ヨウ化物の除去、及びTAN低減しのレベルを研究した。
【0820】
試験したゼオライトは、Honeywell UOPから入手可能なUPO IONSIV D7310-Cであった。開口部は、約15~約35Åのそれらの最大寸法全体にわたるサイズを有する。
【0821】
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定化剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO 32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの配合物を、封止チューブ内に配置し、175℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、封止チューブを開き、油の試料を取り出した。
【0822】
次いで、前述の段落に従って、破壊後に生成された潤滑剤試料の一部分を、5つのParrセルに充填し、セルの各々は、セル内に配置された潤滑剤の重量に基づいて、異なる量(重量による)のゼオライトを有する。次いで、Parrセルを50℃に維持し、各セル内の材料を15日にわたって24時間毎に試験した。Parrセルは、毎日振盪して、ゼオライト及び潤滑剤が適切に混合することを確実にした。
【0823】
油の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつゼオライトとの組み合わせ前)に、及び15日間にわたって24時間毎に(すなわち、50℃でのゼオライトとの組み合わせ後)に測定した。
【0824】
試験の結果を下記の表24に記載する:
【0825】
【0826】
上記の試験は、潤滑剤、特定のPOE油、及びCF3I冷媒の組成物が分解した後にそれを効果的に「復元する」ゼオライトの能力を証明している。
【0827】
この結果は、10pphlを超える量のゼオライトが、ヨウ化物レベルを検出不能限度まで低減する際により効果的であること、及び5pphlを超えるゼオライト材料の量が、フッ化物レベルを検出不能の限度まで低減する際により効果的であることを示している。この結果はまた、15pphlを超えるゼオライトの量が、TANを低減する際に最も効果的であることも示している。
【0828】
実施例25-好ましいイオン交換材料
封鎖材料として作用する産業グレードの弱塩基陰イオン交換吸着材樹脂Amberlyst A21(遊離塩基)の能力を試験した。弱塩基アニオン樹脂は、遊離塩基形態であり、三級アミン(無荷電)によってe官能化される。三級アミンは、窒素上に1対の自由孤立電子を含み-酸の存在下で容易にプロトン化される。イオン交換樹脂は、酸によってプロトン化され、次いで、任意の追加的な種を溶液中に戻すことに寄与することなく、完全に酸を除去するために、陰イオンの対イオンを引き付け、結合する。
【0829】
出願人らは、Amberlyst A21が、本発明に従って使用するための優れた材料であることを見出した。この材料は、マクロ多孔性構造を有し、この構造は、本方法及びシステムにおいて、物理的に非常に安定しており、かつ破損に抵抗し、また、寿命にわたって、冷凍システムの高い流速に耐えることができる。
【0830】
実施例26
封鎖材料として作用する産業グレードの弱塩基陰イオン交換吸着材樹脂Amberlyst A21(遊離塩基)の能力を試験した。弱塩基アニオン樹脂は、遊離塩基形態であり、三級アミン(無荷電)によってe官能化される。三級アミンは、窒素上に1対の自由孤立電子を含み-酸の存在下で容易にプロトン化される。イオン交換樹脂は、酸によってプロトン化され、次いで、任意の追加的な種を溶液中に戻すことに寄与することなく、完全に酸を除去するために、陰イオンの対イオンを引き付け、結合する。Amberlyst A21のマトリックスは、マクロ多孔性である。そのマクロ多孔性構造は、物理的に非常に安定しており、かつ破損に抵抗する。また、寿命にわたって、冷凍システムの高い流速に耐えることができる。以下の特性を有する、Amberlyst A21(遊離塩基)の商品名で販売されている産業グレードの弱塩基陰イオン交換樹脂:
【0831】
【0832】
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO 32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの混合物を、シリンダ内に配置し、175℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、シリンダを開き、油の試料を取り出した。
【0833】
次いで、試料を、Amberlyst A21と共にParrセル内に配置した。試料に対する乾燥Amberlyst A21の量を測定した。次いで、Parrセルを50℃のいずれかで20日間にわたって維持した。セルは、毎日振盪して、Amberlyst A21及び試料を適切に混合することを確実にした。
【0834】
試料の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつAmberlyst A21との組み合わせ前)、及び終了時(すなわち、Amberlyst A21との組み合わせ後)に測定した。TAN、フッ化物、及びヨウ化物の濃度を、本明細書に記載される方法に従って測定した。
【0835】
試験の結果を表26に記載する。
【0836】
【0837】
上記の試験は、POE油及びCF3I冷媒の組成物が分解した後にそれを効果的に「復元する」Amberlyst A21の能力を証明している。
【0838】
この結果は、30重量%以上のAmberlyst A21を使用した場合に、Amberlyst A21が、50℃において、ヨウ化物及びフッ化物のレベルを分解試料の検出可能レベル未満に低減することができたことを証明している。
【0839】
実施例27
封鎖材料として作用する産業グレードの弱塩基陰イオン交換吸着材樹脂Amberlyst A22(遊離塩基)の能力を試験した。弱塩基アニオン樹脂は、遊離塩基形態であり、三級アミン(無荷電)によってe官能化される。三級アミンは、窒素上に1対の自由孤立電子を含み-酸の存在下で容易にプロトン化される。イオン交換樹脂は、酸によってプロトン化され、次いで、任意の追加的な種を溶液中に戻すことに寄与することなく、完全に酸を除去するために、陰イオンの対イオンを引き付け、結合する。そのマクロ多孔性構造は、物理的に非常に安定しており、かつ破損に抵抗する。また、寿命にわたって、冷凍システムの高い流速に耐えることができる。以下の特性を有する、Amberlyst A22の商品名で販売されている産業グレードの弱塩基陰イオン交換樹脂:
【0840】
【0841】
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO 32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの混合物を、シリンダ内に配置し、175℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、シリンダを開き、油の試料を取り出した。
【0842】
次いで、試料を、Amberlyst A22と共にParrセル内に配置した。試料に対する乾燥Amberlyst A22の量を測定した。次いで、Parrセルを50℃のいずれかで20日間にわたって維持した。セルは、毎日振盪して、Amberlyst A22及び試料を適切に混合することを確実にした。
【0843】
試料の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつAmberlyst A22との組み合わせ前)、及び終了時(すなわち、Amberlyst A22との組み合わせ後)に測定した。TAN、フッ化物、及びヨウ化物の濃度を、本明細書に記載される方法に従って測定した。
【0844】
試験の結果を表27に記載する。
【0845】
【0846】
上記の試験は、POE油及びCF3I冷媒の組成物が分解した後にそれを効果的に「復元する」Amberlyst A22の能力を証明している。
【0847】
この結果は、10重量%及び30重量%のAmberlyst A22を使用した場合、Amberlyst A22が、50℃において、分解試料のヨウ化物及びフッ化物レベルを低減することができたことを証明している。
【0848】
実施例28
封鎖材料として作用する産業グレードの弱塩基陰イオン交換吸着材樹脂Amberlite IRA96の能力を試験した。弱塩基アニオン樹脂は、遊離塩基形態であり、三級アミン(無荷電)によってe官能化される。三級アミンは、窒素上に1対の自由孤立電子を含み-酸の存在下で容易にプロトン化される。イオン交換樹脂は、酸によってプロトン化され、次いで、任意の追加的な種を溶液中に戻すことに寄与することなく、完全に酸を除去するために、陰イオンの対イオンを引き付け、結合する。そのマクロ多孔性構造は、物理的に非常に安定しており、かつ破損に抵抗する。また、寿命にわたって、冷凍システムの高い流速に耐えることができる。この樹脂の高い多孔性は、大きい有機分子の効率的な吸着を可能にする。以下の特性を有する、Amberlite IRA96の商品名で販売されている産業グレードの弱塩基陰イオン交換樹脂:
【0849】
【0850】
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO 32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの混合物を、シリンダ内に配置し、175℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、シリンダを開き、油の試料を取り出した。
【0851】
次いで、試料を、Amberlite IRA96と共にParrセル内に配置した。試料に対する乾燥Amberlite IRA96の量を測定した。次いで、Parrセルを50℃のいずれかで20日間にわたって維持した。セルは、毎日振盪して、Amberlite IRA96及び試料を適切に混合することを確実にした。
【0852】
試料の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつAmberlite IRA96との組み合わせ前)、及び終了時(すなわち、Amberlite IRA96との組み合わせ後)に測定した。TAN、フッ化物、及びヨウ化物の濃度を、本明細書に記載される方法に従って測定した。
【0853】
試験の結果を表28に記載する。
【0854】
【0855】
上記の試験は、POE油及びCF3I冷媒の組成物が分解した後にそれを効果的に「復元する」Amberlite IRA96の能力を証明している。
【0856】
この結果は、30重量%以上のAmberlite IRA96を使用した場合に、Amberlite IRA96が、50℃において、ヨウ化物及びフッ化物のレベルを分解試料の検出可能レベル未満に低減することができたことを証明している。
【0857】
実施例29
封鎖材料として作用する産業グレードの活性アルミナF200の能力を試験した。
【0858】
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの混合物を、シリンダ内に配置し、175℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、シリンダを開き、油の試料を取り出した。
【0859】
次いで、試料を、産業グレードの活性アルミナF200と共にParrセル内に配置した。試料に対する活性アルミナの量を測定した。次いで、Parrセルを50℃のいずれかで20日間にわたって維持した。セルは、毎日振盪して、試料の適切な混合を確実にした。
【0860】
試料の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつF200への曝露前)、及び終了時(すなわち、かつF200への曝露後)に測定した。TAN、フッ化物、及びヨウ化物の濃度を、本明細書に記載される方法によって測定した。
【0861】
試験の結果を表29Aに記載する。
【0862】
【0863】
実施例30
封鎖材料としてのAmberlyst A21及びゼオライトIONSIV D7310-Cの組み合わせの能力を試験した。
【0864】
約1000ppmの量の一級酸化防止剤安定剤BHTを含む80重量%のPOE油(POE ISO32、Emkarate RL 32-3MAF)と、20重量%のCF3Iとの混合物を、シリンダ内に配置し、175℃で2日間にわたって加熱した。これらの条件で、冷媒及び潤滑剤の破壊を生じさせた。次いで、シリンダを開き、油の試料を取り出した。
【0865】
次いで、試料を、封鎖材料と共にParrセル内に配置した。試料に対する封鎖材料の量は、20重量%であった。次いで、Parrセルを50℃のいずれかで20日間にわたって維持した。セルは、毎日振盪して、試料の適切な混合を確実にした。
【0866】
試料の全酸価(TAN)、ヨウ化物ppm、及びフッ化物ppmを、開始時(すなわち、CF3I及びPOE油の分解後、かつ封鎖材料への曝露前)、及び終了時(すなわち、かつ封鎖材料への曝露後)に測定した。TAN、フッ化物、及びヨウ化物の濃度を、本明細書に記載される方法によって測定した。試験の結果を表30に記載する。
【0867】
【0868】
番号付けした実施形態
本発明は、以下の番号付けした実施形態によって更に例示される。番号付けした実施形態の主題は、本明細書又は特許請求の範囲の1つ以上の主題と更に組み合わされてもよい。
【0869】
1.少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-2重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-2重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0870】
2.少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-1重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-1重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0871】
3.少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-0.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0872】
4.少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0873】
5.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0874】
6.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0875】
7.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0876】
8.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0877】
9.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-2重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39~39.4重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて約39.0相対重量%未満のCF3Iを含まない、冷媒。
【0878】
10.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-1重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39~39.4重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて約39.0相対重量%未満のCF3Iを含まない、冷媒。
【0879】
11.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39~39.4重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて約39.0相対重量%未満のCF3Iを含まない、冷媒。
【0880】
12.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39~39.4重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて約39.0相対重量%未満のCF3Iを含まない、冷媒。
【0881】
13.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-2重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0882】
14.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-1重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0883】
15.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0884】
16.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0885】
17.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1重量%~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0886】
18.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1重量%~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0887】
19.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1重量%~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0888】
20.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1重量%~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0889】
21.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まない、冷媒。
【0890】
22.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まない、冷媒。
【0891】
23.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まない、冷媒。
【0892】
24.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まない、冷媒。
【0893】
25.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まず、かつ39.5%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0894】
26.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まず、かつ39.5%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0895】
27.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まず、かつ39.5%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0896】
28.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.1~12重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.1重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5相対重量%のHFC-125を含まず、かつ39.5%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0897】
29.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.3重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.3重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-0.3重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0898】
30.少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-2重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-2重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、不燃性試験を満たす、冷媒。
【0899】
31.少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-1重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-1重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、不燃性試験を満たす、冷媒。
【0900】
32.少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-0.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、不燃性試験を満たす、冷媒。
【0901】
33.少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物を含む冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、不燃性試験を満たす、冷媒。
【0902】
34.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない、冷媒。
【0903】
35.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない、冷媒。
【0904】
36.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない、冷媒。
【0905】
37.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない、冷媒。
【0906】
38.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
47重量%~49.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11重量%~13.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~41.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)。
【0907】
39.以下の3つの化合物から本質的になる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
47重量%~49.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11重量%~13.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39重量%~41.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて11.5重量%のHFC-125を含まず、かつ12相対重量%以上のHFC-125を含まない、冷媒。
【0908】
40.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0909】
41.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0910】
42.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0911】
43.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0912】
44.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0913】
45.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0914】
46.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0915】
47.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まず、かつ39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0916】
48.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0917】
49.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0918】
50.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0919】
51.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0920】
52.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0921】
53.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0922】
54.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0923】
55.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.0重量%のCF3Iを含まない、冷媒。
【0924】
56.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0925】
57.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0926】
58.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0927】
59.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、
並びに、当該3つの化合物の総重量に基づいて39.5相対重量%以上のCF3Iを含まない、冷媒。
【0928】
60.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-2重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、不燃性試験を満たす、冷媒。
【0929】
61.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-1重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、不燃性試験を満たす、冷媒。
【0930】
62.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%+/-0.5重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、不燃性試験を満たす、冷媒。
【0931】
63.以下の3つの化合物からなる冷媒であって、各化合物が、列挙された化合物の総重量に基づいて以下の相対百分率で存在する、冷媒:
49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.6重量%~11.9重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.0重量%~40重量%のトリフルオロヨードメタン(CF3I)、並びに、不燃性試験を満たす、冷媒。
【0932】
64.冷媒が少なくとも約98.5重量%の3つの成分を含む、番号付けした実施形態1~4及び30~33のいずれか1つに記載の冷媒。
【0933】
65.冷媒が少なくとも約99.5重量%の3つの成分を含む、番号付けした実施形態1~4及び30~33のいずれか1つに記載の冷媒。
【0934】
66.冷媒が3つの成分から本質的になる、番号付けした実施形態1~4及び30~33のいずれか1つに記載の冷媒。
【0935】
67.冷媒が3つの成分からなる、番号付けした実施形態1~39のいずれか1つに記載の冷媒。
【0936】
68.番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒を含む、熱伝達組成物。
【0937】
69.組成物が、熱伝達組成物の40重量%を超える量で、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒のうちの1つ以上を含む、番号付けした実施形態68に記載の熱伝達組成物。
【0938】
70.組成物が、熱伝達組成物の50重量%を超える量で、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒のうちの1つ以上を含む、番号付けした実施形態68に記載の熱伝達組成物。
【0939】
71.組成物が、熱伝達組成物の70重量%を超える量で、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒のうちの1つ以上を含む、番号付けした実施形態68に記載の熱伝達組成物。
【0940】
72.組成物が、熱伝達組成物の80重量%を超える量で、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒のうちの1つ以上を含む、番号付けした実施形態68に記載の熱伝達組成物。
【0941】
73.組成物が、熱伝達組成物の90重量%を超える量で、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒のうちの1つ以上を含む、番号付けした実施形態68に記載の熱伝達組成物。
【0942】
74.組成物が、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒のうちの1つ以上から本質的になる、番号付けした実施形態68に記載の熱伝達組成物。
【0943】
75.組成物が、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒のうちの1つ以上からなる、番号付けした実施形態68に記載の熱伝達組成物。
【0944】
76.組成物が、潤滑剤、染料、可溶化剤、相溶化剤、安定化剤、抗酸化剤、腐食抑制剤、極圧添加剤、及び耐摩耗剤からなる群から選択される1つ以上の成分を更に含む、番号付けした実施形態68~74のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0945】
77.当該組成物が安定化剤を含む、番号付けした実施形態68~73のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0946】
78.安定化剤が、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.1%~約15%の量で提供される、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0947】
79.安定化剤が、(i)アルキル化ナフタレン化合物、(ii)フェノール系化合物、及び(iii)ジエン系化合物のうちの少なくとも1つである、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0948】
80.安定化剤が、(i)少なくとも1つのアルキル化ナフタレン化合物と、(ii)少なくとも1つのフェノール系化合物との組み合わせである、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0949】
81.安定化剤が、(i)少なくとも1つのアルキル化ナフタレン化合物と、(ii)少なくともジエン系化合物との組み合わせである、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0950】
82.安定化剤が、(i)少なくとも1つのジエン系化合物と、(ii)少なくとも1つのフェノール系化合物と、(iii)少なくともジエン系化合物との組み合わせである、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0951】
83.安定化剤が、リン化合物、及び/又は窒素化合物、並びに/又は芳香族エポキシド、アルキルエポキシド、及びアルケニルエポキシドからなる群から選択されるエポキシドを更に含む、番号付けした実施形態77~82のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0952】
84.安定化剤が、1つ以上のアルキル化ナフタレン及び1つ以上のフェノール系化合物から本質的になる、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0953】
85.安定化剤が、1つ以上のアルキル化ナフタレン及び1つ以上のジエン系化合物から本質的になる、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0954】
86.安定化剤が、1つ以上のアルキル化ナフタレン、1つ以上のジエン系化合物、及び1つ以上のフェノール系化合物から本質的になる、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0955】
87.アルキル化ナフタレンが、以下の構造を有する化合物であり、
【0956】
【0957】
式中、各R1~R8が、直鎖アルキル基、分岐アルキル基、及び水素から独立して選択される、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、及び86のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0958】
88.アルキル化ナフタレンが、表AN1に記載のアルキル化ナフタレン1の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0959】
89.アルキル化ナフタレンが、表AN1に記載のアルキル化ナフタレン2の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0960】
90.アルキル化ナフタレンが、表AN1に記載のアルキル化ナフタレン3の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0961】
91.アルキル化ナフタレンが、表AN1に記載のアルキル化ナフタレン4の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0962】
92.アルキル化ナフタレンが、表AN1に記載のアルキル化ナフタレン5の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0963】
93.アルキル化ナフタレンが、表AN2に記載のアルキル化ナフタレン6の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0964】
94.アルキル化ナフタレンが、表AN2に記載のアルキル化ナフタレン7の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0965】
95.アルキル化ナフタレンが、表AN2に記載のアルキル化ナフタレン8の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0966】
96.アルキル化ナフタレンが、表AN2に記載のアルキル化ナフタレン9の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0967】
97.アルキル化ナフタレンが、表AN2に記載のアルキル化ナフタレン10の特性を有する、番号付けした実施形態79、80、81、84、85、86、及び87のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0968】
98.アルキル化ナフタレンが、NA-LUBE KR-007A、KR-008、KR-009、KR-0105、KR-019、及びKR-005FGのうちの1つ以上である、番号付けした実施形態79~81及び84~97のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0969】
99.アルキル化ナフタレンが、NA-LUBE KR-007A、KR-008、KR-009、及びKR-005FGのうちの1つ以上である、番号付けした実施形態79~81及び84~97のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0970】
100.アルキル化ナフタレンが、NA-LUBE KR-008である、番号付けした実施形態79~81及び84~97のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0971】
101.アルキル化ナフタレンが0.01%~約10%の量で存在し、量がシステム内のアルキル化ナフタレン及び冷媒の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態79~81及び84~100のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0972】
102.アルキル化ナフタレンが約1.5%~約4.5%の量で存在し、量がシステム内のアルキル化ナフタレン及び冷媒の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態79~81及び84~101のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0973】
103.アルキル化ナフタレンが約2.5%~約3.5%の量で存在し、量がシステム内のアルキル化ナフタレン及び冷媒の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態79~81及び84~102のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0974】
104.組成物が潤滑剤を更に含み、アルキル化ナフタレンが0.1%~約20%の量で存在し、量がシステム内のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態79~81及び84~103のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0975】
105.組成物が潤滑剤を更に含み、アルキル化ナフタレンが約5%~約15%の量で存在し、量がシステム内のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態79~81及び84~104のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0976】
106.組成物が潤滑剤を更に含み、アルキル化ナフタレンが約8%~約12%の量で存在し、量がシステム内のアルキル化ナフタレン及び潤滑剤の量に基づく重量パーセントである、番号付けした実施形態79~81及び84~105のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0977】
107.潤滑剤がPOE潤滑剤を含む、番号付けした実施形態104~106のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0978】
108.潤滑剤が、ASTM D445Cに従って測定された40℃での粘度が約30cSt~約70cStであるPOE潤滑剤を含む、番号付けした実施形態104~107のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0979】
109.ジエン系化合物が、C3~C15ジエン、及び任意の2種以上のC3~C4ジエンの反応によって形成された化合物を含む、番号付けした実施形態79、81、82、85、又は86のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0980】
110.ジエン系化合物が、アリルエーテル、プロパジエン、ブタジエン、イソプレン、及びテルペンからなる群から選択される、番号付けした実施形態109に記載の熱伝達組成物。
【0981】
111.テルペンが、テレベン、レチナール、ゲラニオール、テルピネン、デルタ-3カレン、テルピノレン、フェランドレン、フェンケン、ミルセン、ファルネセン、ピネン、ネロール、シトラル、カンフル、メントール、リモネン、ネロリドール、フィトール、カルノシン酸、及びビタミンA1から選択される、番号付けした実施形態110に記載の熱伝達組成物。
【0982】
112.安定化剤がファルネセンである、番号付けした実施形態111に記載の熱伝達組成物。
【0983】
113.ジエン系化合物が、0を超える、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され、重量百分率が熱伝達組成物の重量を指す、番号付けした実施形態109~112のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0984】
114.安定化剤が、4,4’-メチレンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);4,4’-ビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);4,4’-ビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール)を含む2,2-又は4,4-ビフェニルジオール;2,2-又は4,4-ビフェニルジオールの誘導体;2,2’-メチレンビス(4-エチル-6-tertブチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4-ブチリデンビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4-イソプロピリデンビス(2,6-ジ-tert-ブチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-ノニルフェノール);2,2’-イソブチリデンビス(4,6-ジメチルフェノール);2,2’-メチレンビス(4-メチル-6-シクロヘキシルフェノール);2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール(BHT);2,6-ジ-tert-ブチル-4-エチルフェノール:2,4-ジメチル-6-tert-ブチルフェノール;2,6-ジ-tert-アルファ-ジメチルアミノ-p-クレゾール;2,6-ジ-tert-ブチル-4(N,N’-ジメチルアミノメチルフェノール);4,4’-チオビス(2-メチル-6-tert-ブチルフェノール);4,4’-チオビス(3-メチル-6-tert-ブチルフェノール);2,2’-チオビス(4-メチル-6-tert-ブチルフェノール);ビス(3-メチル-4-ヒドロキシ-5-tert-ブチルベンジル)スルフィド;ビス(3,5-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシベンジル)スルフィド、トコフェロール、ヒドロキノン、2,2’6,6’-テトラ-tert-ブチル-4,4’-メチレンジフェノール、及びt-ブチルヒドロキノンから選択されるフェノール系化合物、好ましくはBHTである、番号付けした実施形態79、80、81、84、及び86のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0985】
115.フェノール系化合物が、0を超える、好ましくは0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され、重量百分率が熱伝達組成物の重量を指す、番号付けした実施形態114に記載の熱伝達組成物。
【0986】
116.安定化剤が、ジフェニルアミン、p-フェニレンジアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、及びトリイソブチルアミンのうちの1つ以上から選択される窒素化合物、又は置換ピペリジン化合物、すなわち、アルキル置換ピペリジル、ピペリジニル、ピペラジノン、又はアルキオキソピペリジニルの誘導体、特に2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリドン、2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジノール;ビス-(1,2,2,6,6-ペンタメチルピペリジル)セバケート;ジ(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバケート、ポリ(N-ヒドロキシエチル-2,2,6,6-テトラメチル-4-ヒドロキシ-ピペリジルスクシネート;アルキル化パラフェニレンジアミン、例えば、N-フェニル-N’-(1,3-ジメチル-ブチル)-p-フェニレンジアミン又はN,N’-ジ-sec-ブチル-p-フェニレンジアミン、並びにヒドロキシルアミン、例えば、獣脂アミン、メチルビス獣脂アミン、及びビス獣脂アミン、又はフェノール-アルファ-ナフチルアミン、若しくはTinuvin(登録商標)765(Ciba)、BLS(登録商標)1944(Mayzo Inc)、及びBLS(登録商標)1770(Mayzo Inc)から選択される1種以上のアミン抗酸化剤、又はビス(ノニルフェニルアミン)などのアルキルジフェニルアミン、(N-(1-メチルエチル)-2-プロピルアミンなどのジアルキルアミン、又はフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)、アルキル-フェニル-アルファ-ナフチル-アミン(APANA)、及びビス(ノニルフェニル)アミン、又はフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)、アルキル-フェニル-アルファ-ナフチル-アミン(APANA)、及びビス(ノニルフェニル)アミンであり、より好ましくはフェニル-アルファ-ナフチルアミン(PANA)である、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0987】
117.安定化剤が、ジニトロベンゼン、ニトロベンゼン、ニトロメタン、ニトロソベンゼン、及びTEMPO[(2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-イル)オキシル]から選択される1種以上の化合物である、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0988】
118.窒素化合物が、0を超える、0.0001重量%~約5重量%、好ましくは0.001重量%~約2.5重量%、より好ましくは0.01重量%~約1重量%の量で熱伝達組成物中に提供され、重量百分率が熱伝達組成物の重量を指す、番号付けした実施形態116又は117に記載の熱伝達組成物。
【0989】
119.安定化剤が、芳香族エポキシド、アルキルエポキシド、及びアルケニルエポキシドから選択されるエポキシドである、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0990】
120.安定化剤がイソブチレンである、番号付けした実施形態77又は78に記載の熱伝達組成物。
【0991】
121.番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒と、BHTを含む安定化剤組成物であって、当該BHTが、熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で存在する、安定化剤組成物と、を含む、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。BHT。
【0992】
122.番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4、及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0993】
123.番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン5が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.0001重量%~約5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0994】
124.番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4、及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4 5が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0995】
125.番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン5が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.001重量%~約2.5重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0996】
126.番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン4、及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン4が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0997】
127.番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒と、ファルネセン、アルキル化ナフタレン5、及びBHTを含む安定化剤組成物であって、ファルネセンが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供され、アルキル化ナフタレン5が熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供され、BHTが熱伝達組成物の重量に基づいて約0.01重量%~約1重量%の量で提供される、安定化剤組成物と、を含む、番号付けした実施形態77に記載の熱伝達組成物。
【0998】
128.潤滑剤を更に含む、番号付けした実施形態68~127のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【0999】
129.潤滑剤が、熱伝達組成物の0.1~5重量%の量で存在する、番号付けした実施形態128に記載の熱伝達組成物。
【1000】
130.潤滑剤が、熱伝達組成物の0.1~1重量%の量で存在する、番号付けした実施形態128に記載の熱伝達組成物。
【1001】
131.潤滑剤が、熱伝達組成物の0.1~0.5重量%の量で存在する、番号付けした実施形態128に記載の熱伝達組成物。
【1002】
132.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、シリコーン油、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、ポリビニルエーテル(PVE)、及びポリ(アルファ-オレフィン)(PAO)のうちの1種以上である、番号付けした実施形態128~131のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1003】
133.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)のうちの1種以上である、番号付けした実施形態128~131のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1004】
134.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)のうちの1種以上である、番号付けした実施形態128~131のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1005】
135.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、鉱物油、及びアルキルベンゼン(AB)のうちの1種以上である、番号付けした実施形態128~131のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1006】
136.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)である、番号付けした実施形態128~131のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1007】
137.潤滑剤が、熱伝達組成物の重量に基づいて、ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30~約70であるPOEから本質的になる、番号付けした実施形態136に記載の熱伝達組成物。
【1008】
138 熱伝達組成物の重量に基づいて、0.1~0.5重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤を含む、番号付けした実施形態136~137のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1009】
139.組成物が、約1500以下の地球温暖化係数(GWP)を有する、番号付けした実施形態68~138のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1010】
140.組成物が、約1000以下の地球温暖化係数(GWP)を有する、番号付けした実施形態68~138のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1011】
141.組成物が、約750以下の地球温暖化係数(GWP)を有する、番号付けした実施形態68~138のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1012】
142.組成物が、0.05以下のオゾン破壊係数(ODP)を有する、番号付けした実施形態68~141のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1013】
143.組成物が、0.02以下のオゾン破壊係数(ODP)を有する、番号付けした実施形態68~141のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1014】
144.組成物が、約ゼロのオゾン破壊係数(ODP)を有する、番号付けした実施形態68~141のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1015】
145.組成物が、約400より大きい職業暴露限界(OEL)を有する、番号付けした実施形態68~144のいずれか1つに記載の熱伝達組成物。
【1016】
146.互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物と、を含む、熱伝達システム。
【1017】
147.互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、番号付けした実施形態68~127及び139~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物と、を含む、熱伝達システムであって、熱伝達組成物の5~60重量%の量の潤滑剤を含む、熱伝達システム。
【1018】
148.潤滑剤が、熱伝達組成物の10~60重量%の量で存在する、番号付けした実施形態147に記載の熱伝達システム。
【1019】
149.潤滑剤が、熱伝達組成物の20~50重量%の量で存在する、番号付けした実施形態147に記載の熱伝達システム。
【1020】
150.潤滑剤が、熱伝達組成物の20~40重量%の量で存在する、番号付けした実施形態147に記載の熱伝達システム。
【1021】
151.潤滑剤が、熱伝達組成物の20~30重量%の量で存在する、番号付けした実施形態147に記載の熱伝達システム。
【1022】
152.潤滑剤が、熱伝達組成物の30~50重量%の量で存在する、番号付けした実施形態147に記載の熱伝達システム。
【1023】
153.潤滑剤が、熱伝達組成物の30~40重量%の量で存在する、番号付けした実施形態147に記載の熱伝達システム。
【1024】
154.潤滑剤が、熱伝達組成物の5~10重量%の量で存在する、番号付けした実施形態147に記載の熱伝達システム。
【1025】
155.潤滑剤が、熱伝達組成物の8重量%の量で存在する、番号付けした実施形態147に記載の熱伝達システム。
【1026】
156.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、シリコーン油、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、ポリビニルエーテル(PVE)、及びポリ(アルファ-オレフィン)(PAO)のうちの1種以上である、番号付けした実施形態147~155のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1027】
157.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、ポリアルキレングリコール(PAG)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)のうちの1種以上である、番号付けした実施形態147~155のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1028】
158.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、鉱物油、アルキルベンゼン(AB)、及びポリビニルエーテル(PVE)のうちの1種以上である、番号付けした実施形態147~155のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1029】
159.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)、鉱物油、及びアルキルベンゼン(AB)のうちの1種以上である、番号付けした実施形態147~155のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1030】
160.潤滑剤が、ポリオールエステル(POE)である、番号付けした実施形態147~155のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1031】
161.潤滑剤が、熱伝達組成物の重量に基づいて、ASTM D445に従って測定された40℃での粘度が約30~約70であるPOEから本質的になる、番号付けした実施形態160に記載の熱伝達システム。
【1032】
162.熱伝達組成物の重量に基づいて、10~50重量%のポリオールエステル(POE)潤滑剤を含む、番号付けした実施形態160~161のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1033】
163.互いに流体連通した圧縮機、蒸発器、凝縮器、及び膨張装置と、熱伝達組成物であって、番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒、及び番号付けした実施形態128~138のいずれか1つに記載の潤滑剤を含む、熱伝達組成物と、封鎖材料と、を含む、熱伝達システムであって、当該封鎖材料が、以下のものを含む、熱伝達システム:
i.銅又は銅合金、又は
ii.活性アルミナ、又は
iii.銅、銀、鉛、若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、又は
iv.陰イオン交換樹脂、又は
v.水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ、又は
vi.上記のうちの2つ以上の組み合わせ。
【1034】
164.封鎖材料が、以下のうちの2つ以上を含む、番号付けした実施形態163に記載の熱伝達システム:
i.銅又は銅合金、又は
ii.活性アルミナ、又は
iii.銅、銀、鉛、若しくはこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、又は
iv.陰イオン交換樹脂、又は
v.水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ。
【1035】
165.封鎖材料が、以下のものを含む、番号付けした実施形態163に記載の熱伝達システム:
ii.活性アルミナ、
iii.銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブ、
iv.陰イオン交換樹脂、及び
v.水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ。
【1036】
166.封鎖材料が、以下のものを含む、番号付けした実施形態163に記載の熱伝達システム:
ii.活性アルミナ、
iii.銀
iv.陰イオン交換樹脂、及び
v.水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ。
【1037】
167.当該システムが、圧縮機の下流にオイルセパレータを含み、封鎖材料は、液体潤滑剤が封鎖材料と接触するように、オイルセパレータの内側に位置する、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1038】
168.当該システムが、圧縮機の下流にオイルセパレータを含み、封鎖材料は、液体潤滑剤が封鎖材料と接触するように、オイルセパレータの外側かつオイルセパレータの下流に位置する、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1039】
169.封鎖材料が、凝縮器を出る冷媒液中に位置する、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1040】
170.熱伝達システムにおける熱を伝達する方法であって、当該方法が、冷媒液を蒸発させて冷媒蒸気を生成することと、冷媒蒸気の少なくとも一部分を圧縮機で圧縮することと、複数の繰り返しサイクルにおいて冷媒蒸気を凝縮することと、を含み、当該方法が、
(a)番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒を提供することと、
(b)所望によるが、好ましくは当該圧縮機に潤滑剤を提供することと、
(b)当該冷媒の少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分を、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の封鎖材料に曝露することと、を含む、方法。
【1041】
171.当該冷媒の当該少なくとも一部分及び/又は当該潤滑剤の少なくとも一部分が、約10℃超の温度で封鎖材料に暴露される、番号付けした実施形態170に記載の方法。
【1042】
172.封鎖材料の構成要素が、フィルタ要素内に一緒に含まれる、番号付けした実施形態163~169のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1043】
173.封鎖材料の構成要素が、封鎖材料のうちの2種以上をその中に含有した及び/又は組み込んだ多孔質固体内に一緒に含まれ、それによってかかる材料が当該固体を通過する流体にアクセス可能になる、番号付けした実施形態163~169のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1044】
174.多孔質固体がフィルタ要素を含む、番号付けした実施形態173に記載の熱伝達システム。
【1045】
175.封鎖材料が銅である、番号付けした実施形態163~169及び172~174のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1046】
176.封鎖材料が銅合金であり、当該銅合金が、スズ、アルミニウム、ケイ素、ニッケル、若しくはこれらの組み合わせから選択される1つ以上の金属元素、又は炭素、窒素、ケイ素、酸素、若しくはこれらの組み合わせから選択される1つ以上の非金属元素を更に含む、番号付けした実施形態163~169及び172~174のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1047】
177.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて少なくとも約5重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1048】
178.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて少なくとも約15重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1049】
179.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて少なくとも約30重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1050】
180.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて少なくとも約50重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1051】
181.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて少なくとも約70重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1052】
182.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて少なくとも約90重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1053】
183.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて約5重量%~約95重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1054】
184.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて約10重量%~約90重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1055】
185.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて約15重量%~約85重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1056】
186.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて約20重量%~約80重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1057】
187.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて約30重量%~約70重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1058】
188.銅合金が、銅合金の総重量に基づいて約40重量%~約60重量%の銅を含む、番号付けした実施形態176に記載の熱伝達システム。
【1059】
189.銅金属が、少なくとも約99重量%の元素銅を含む、番号付けした実施形態175に記載の熱伝達システム。
【1060】
190.銅金属が、少なくとも約99.5重量%の元素銅を含む、番号付けした実施形態175に記載の熱伝達システム。
【1061】
191.銅金属が、少なくとも約99.9重量%の元素銅を含む、番号付けした実施形態175に記載の熱伝達システム。
【1062】
192.金属が、メッシュ、ウール、球、円錐、又は円筒の形態である、番号付けした実施形態163~169、175、及び189~191のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1063】
193.銅又は銅合金が、ASTM D6556-10に従って測定されるとき、少なくとも約10m2/gのBET表面積を有する、番号付けした実施形態175~192のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1064】
194.銅又は銅合金が、ASTM D6556-10に従って測定されるとき、少なくとも約20m2/gのBET表面積を有する、番号付けした実施形態175~192のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1065】
195.銅又は銅合金が、ASTM D6556-10に従って測定されるとき、少なくとも約30m2/gのBET表面積を有する、番号付けした実施形態175~192のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1066】
196.銅又は銅合金が、ASTM D6556-10に従って測定されるとき、少なくとも約40m2/gのBET表面積を有する、番号付けした実施形態175~192のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1067】
197.銅又は銅合金が、ASTM D6556-10に従って測定されるとき、少なくとも約50m2/gのBET表面積を有する、番号付けした実施形態175~192のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1068】
198.銅又は銅合金のBET表面積が、冷媒1kg当たり約0.01~約1.5m2である、番号付けした実施形態175~192のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1069】
199.銅又は銅合金のBET表面積が、冷媒1kg当たり約0.02~約0.5m2である、番号付けした実施形態175~192のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1070】
200.銅又は銅合金のBET表面積が、冷媒1kg当たり0.08m2である、番号付けした実施形態175~192のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1071】
201.封鎖材料が、銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせから選択される金属を含むゼオライトモレキュラーシーブを含む、番号付けした実施形態163~169のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1072】
202.金属が銀である、番号付けした実施形態201に記載の熱伝達システム。
【1073】
203.ゼオライトモレキュラーシーブが、ゼオライトの総重量に基づいて約1重量%~約30重量%の量で金属を含有する、番号付けした実施形態201~202のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1074】
204.ゼオライトモレキュラーシーブが、ゼオライトの総重量に基づいて約5重量%~約20重量%の量で金属を含有する、番号付けした実施形態201~202のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1075】
205.金属が、単一の酸化状態で、又は様々な酸化状態で存在する、番号付けした実施形態201~204のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1076】
206.ゼオライトモレキュラーシーブが、銀、鉛、及び/又は銅以外の金属を含む、番号付けした実施形態201~205のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1077】
207.ゼオライトモレキュラーシーブが、約5~40Åのその最大寸法にわたるサイズを有する、番号付けした実施形態201~206のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1078】
208.ゼオライトモレキュラーシーブが、約35Å以下のその最大寸法にわたるサイズを有する、番号付けした実施形態201~206のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1079】
209.ゼオライトモレキュラーシーブが、約15~約35Åのその最大寸法にわたるサイズを有する、番号付けした実施形態201~206のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1080】
210.ゼオライトモレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ、冷媒、及び潤滑剤(存在する場合)の総量に対して、約1重量%~約30重量%の量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1081】
211.ゼオライトモレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ、冷媒、及び潤滑剤(存在する場合)の総量に対して、約2重量%~約25重量%の量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1082】
212.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、少なくとも5%重量部(pbw)の量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1083】
213.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、約5pbw~約30pbwの量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1084】
214.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、約5pbw~約20pbwの量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1085】
215.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量が、ゼオライトの総重量に基づいて約1重量%~約30重量%である、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1086】
216.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量が、ゼオライトの総重量に基づいて約5重量%~約20重量%である、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1087】
217.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも10pphl重量の量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1088】
218.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約10pphl~約30pphl重量の量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1089】
219.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約10pphl~約20pphl重量の量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1090】
220.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約15pphl~約30pphl重量の量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1091】
221.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブが、熱伝達システム内のモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約15pphl~約20pphl重量の量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1092】
222.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量が、ゼオライトの総重量に基づいて約1重量%~約30重量%である、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1093】
223.ゼオライトモレキュラーシーブが銀を含み、モレキュラーシーブ内に存在する銀の量が、ゼオライトの総重量に基づいて約5重量%~約20重量%である、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1094】
224.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約15pphlの量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1095】
225.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約18pphlの量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1096】
226.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、約15pphl~約30pphlの量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1097】
227.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、約18pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1098】
228.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、約5pphlの量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1099】
229.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内のモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、約21pphlの量で存在する、番号付けした実施形態201~209のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1100】
230.封鎖材料が、陰イオン交換樹脂を含む、番号付けした実施形態163~169のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1101】
231.陰イオン交換樹脂が、1型樹脂の強塩基性陰イオン交換樹脂である、番号付けした実施形態230に記載の熱伝達システム。
【1102】
232.陰イオン交換樹脂が、2型樹脂の強塩基性陰イオン交換樹脂である、番号付けした実施形態230に記載の熱伝達システム。
【1103】
233.陰イオン交換樹脂が、乾燥時に約0.3mm~約1.2mmのそれらの最大寸法にわたるサイズを有するビーズとして提供される、番号付けした実施形態230~232のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1104】
234.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約1pphl~約60pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1105】
235.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約5pphl~約60pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1106】
236.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約20pphl~約50pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1107】
237.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約20pphl~約30pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1108】
238.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約1pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1109】
239.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約2pphl~約20pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1110】
240.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、少なくとも約10pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1111】
241.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、少なくとも約15pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1112】
242.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約10pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1113】
243.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約15pphl~約20pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1114】
244.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約4pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1115】
245.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約16pphlの量で存在する、番号付けした実施形態230~233のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1116】
246.陰イオン交換樹脂が、Amberlyst A21(遊離塩基)である、番号付けした実施形態230~245のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1117】
247.封鎖材料が、タイプ3A、4A、5A、及び13Xからなる群から選択されるアルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブである、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1118】
248.アルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブが、システム内のアルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に基づいて、約15pphl~約60pphl重量の量で提供される、番号付けした実施形態247に記載の熱伝達システム。
【1119】
249.アルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブが、システム内のアルミノケイ酸ナトリウムモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に基づいて、約30pphl~約45pphl重量の量で提供される、番号付けした実施形態247~248のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1120】
250.封鎖材料が活性アルミナである、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1121】
251.活性アルミナがナトリウム活性アルミナである、番号付けした実施形態250に記載の熱伝達システム。
【1122】
252.活性アルミナがF200又はCLR-204である、番号付けした実施形態250~251のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1123】
253.活性アルミナが、システム内の活性アルミナ及び潤滑剤の総量に基づいて、約1pphl~約60pphlの量で提供される、番号付けした実施形態250~252のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1124】
254.活性アルミナが、システム内の活性アルミナ及び潤滑剤の総量に基づいて、約5pphl~約60pphlの量で提供される、番号付けした実施形態250~252のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1125】
255.封鎖材料が、少なくとも(i)銅又は銅合金と、(ii)銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)と、を含む、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1126】
256.封鎖材料が、(i)銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)と、(ii)陰イオン交換樹脂と、を含む、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1127】
257.封鎖材料が、(i)銅又は銅合金と、(ii)陰イオン交換樹脂と、を含む、番号付けした実施形態163~166のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1128】
258.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約1pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態256~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1129】
259.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約2pphl~約20pphlの量で存在する、番号付けした実施形態256~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1130】
260.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、少なくとも約10pphlの量で存在する、番号付けした実施形態256~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1131】
261.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、少なくとも約15pphlの量で存在する、番号付けした実施形態256~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1132】
262.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約10pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態256~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1133】
263.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約15pphl~約20pphlの量で存在する、番号付けした実施形態256~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1134】
264.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約4pphlの量で存在する、番号付けした実施形態256~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1135】
265.陰イオン交換樹脂が、システム内の陰イオン交換樹脂及び潤滑剤の総量に基づいて、約16pphlの量で存在する、番号付けした実施形態256~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1136】
266.銅、銀、鉛、又はこれらの組み合わせを含むゼオライトモレキュラーシーブが、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、約1pphl~約30pphlの量で存在する、番号付けした実施形態255~256のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1137】
267.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に基づいて、約2pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態255~256のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1138】
268.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内に存在するモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約15pphlの量で存在する、番号付けした実施形態255~256のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1139】
269.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内に存在するモレキュラーシーブ及び潤滑剤の総量に対して、少なくとも約18pphlの量で存在する、番号付けした実施形態255~256のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1140】
270.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約15pphl~約30pphlの量で存在する、番号付けした実施形態255~256のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1141】
271.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約18pphl~約25pphlの量で存在する、番号付けした実施形態255~256のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1142】
272.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約5pphlの量で存在する、番号付けした実施形態255~256のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1143】
273.ゼオライトモレキュラーシーブが、システム内に存在するモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)及び潤滑剤の総量に対して、約21pphlの量で存在する、番号付けした実施形態255~256のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1144】
274.銅又は銅合金が、冷媒1kg当たり約0.01m2~約1.5m2の表面積を有する、番号付けした実施形態255~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1145】
275.銅又は銅合金が、冷媒1kg当たり約0.02m2~約0.5m2の表面積を有する、番号付けした実施形態255~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1146】
276.銅又は銅合金が、冷媒1kg当たり約0.08m2の表面積を有する、番号付けした実施形態255~257のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1147】
277.封鎖材料が陰イオン交換樹脂及びモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)を含む場合、陰イオン交換樹脂とモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)との重量比(乾燥時)が、好ましくは約10:90~約90:10の範囲である、番号付けした実施形態256に記載の熱伝達システム。
【1148】
278.封鎖材料が陰イオン交換樹脂及びモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)を含む場合、陰イオン交換樹脂とモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)との重量比(乾燥時)が、好ましくは約20:80~約80:20の範囲である、番号付けした実施形態256に記載の熱伝達システム。
【1149】
279.封鎖材料が陰イオン交換樹脂及びモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)を含む場合、陰イオン交換樹脂とモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)との重量比(乾燥時)が、好ましくは約30:70~約70:30の範囲である、番号付けした実施形態256に記載の熱伝達システム。
【1150】
280.封鎖材料が陰イオン交換樹脂及びモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)を含む場合、陰イオン交換樹脂とモレキュラーシーブ(例えば、ゼオライト)との重量比(乾燥時)が、好ましくは約60:40~約40:60の範囲である、番号付けした実施形態256に記載の熱伝達システム。
【1151】
281.封鎖材料が陰イオン交換樹脂及び金属ゼオライトを含む場合、陰イオン交換樹脂と金属ゼオライトとの重量比が約25:75である、番号付けした実施形態256に記載の熱伝達システム。
【1152】
282.封鎖材料が陰イオン交換樹脂及び金属ゼオライトを含む場合、陰イオン交換樹脂と金属ゼオライトとの重量比が約50:50である、番号付けした実施形態256に記載の熱伝達システム。
【1153】
283.封鎖材料が陰イオン交換樹脂及び金属ゼオライトを含む場合、陰イオン交換樹脂と金属ゼオライトとの重量比が約75:25である、番号付けした実施形態256に記載の熱伝達システム。
【1154】
284.当該システムが、番号付けした実施形態1~67のいずれか1つに記載の冷媒の少なくとも一部分及び/又は番号付けした実施形態128~138のいずれか1つに記載の潤滑剤の少なくとも一部分と接触する封鎖を含み、当該接触時の当該封鎖材料の温度及び/又は当該冷媒の温度及び/又は当該潤滑剤の温度が、少なくとも約10℃の温度である、番号付けした実施形態163、166、及び171~283のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1155】
285.封鎖材料が、好ましくは以下の組み合わせを含む、番号付けした実施形態284に記載の熱伝達システム:
陰イオン交換樹脂、
活性アルミナ、
銀を含むゼオライトモレキュラーシーブ、及び
水分除去材料、好ましくは水分除去モレキュラーシーブ。
【1156】
286.当該システムが住宅用空調システムである、番号付けした実施形態146~166及び171~285のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1157】
287.当該システムが産業用空調システムである、番号付けした実施形態146~166及び171~285のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1158】
288.当該システムが商用空調システムである、番号付けした実施形態146~166及び171~285のいずれか1つに記載の熱伝達システム。
【1159】
289.番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を凝縮することと、その後、冷却される物品又は本体の付近で当該組成物を蒸発させることと、を含む、冷却方法。
【1160】
290.蒸発器、凝縮器、及び圧縮機を備える熱伝達システムにおける冷却方法であって、プロセスが、i)番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を凝縮することと、
ii)冷却される本体又は物品の付近で組成物を蒸発させることと、を含み、
熱伝達システムの蒸発器温度が、約-40℃~約+10℃の範囲内である、冷却方法。
【1161】
291.番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を、加熱される物品又は本体の付近で凝縮することと、その後、当該組成物を蒸発させることと、を含む、加熱方法。
【1162】
292.蒸発器、凝縮器、及び圧縮機を備える熱伝達システムにおける加熱方法であって、プロセスが、i)番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物を、
加熱される本体又は物品の付近で凝縮することと、
ii)組成物を蒸発させることと、を含み、
熱伝達システムの蒸発器温度が、約-30℃~約5℃の範囲内である、加熱方法。
【1163】
293.空調における使用に関する、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1164】
294.住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1165】
295.産業用空調システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1166】
296.商用空調システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1167】
297.商用空調システムがルーフトップシステムである、番号付けした実施形態296に記載の熱伝達組成物の使用。
【1168】
298.商用空調システムが可変冷媒流システムである、番号付けした実施形態296に記載の熱伝達組成物の使用。
【1169】
299.商用空調システムが冷却器システムである、番号付けした実施形態296に記載の熱伝達組成物の使用。
【1170】
300.冷却器システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1171】
301.冷却器システムが、往復動式、回転式(ローリングピストン及び回転弁を含む)、スクロール式、ねじ式、及び遠心式圧縮機から選択される圧縮機を有する、番号付けした実施形態300に記載の使用。
【1172】
302.輸送用空調における、番号付けした実施形態293に記載の使用。
【1173】
303.定置型空調における、番号付けした実施形態293に記載の使用。
【1174】
304.モバイルヒートポンプにおける、番号付けした実施形態293に記載の使用。
【1175】
305.容積型冷却器における、番号付けした実施形態293に記載の使用。
【1176】
306.空冷又は水冷直接膨張式冷却器における、番号付けした実施形態293に記載の使用。
【1177】
307.住宅用ヒートポンプにおける、番号付けした実施形態293に記載の使用。
【1178】
308.住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムにおける、番号付けした実施形態293に記載の使用。
【1179】
309.商用の空気熱源、水熱源、又は土壌熱源ヒートポンプシステムにおける、番号付けした実施形態293に記載の使用。
【1180】
310.冷凍システムにおける、番号付けした実施形態65~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1181】
311.低温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1182】
312.中温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1183】
313.商用冷蔵庫における、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1184】
314.商用冷凍庫における、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1185】
315.製氷機における、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1186】
316.自動販売機における、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1187】
317.輸送冷凍システムにおける、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1188】
318.家庭用冷凍庫における、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1189】
319.家庭用冷蔵庫における、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1190】
320.産業用冷凍庫における、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1191】
321.産業用冷蔵庫における、番号付けした実施形態310に記載の使用、及び
【1192】
322.冷却器における、番号付けした実施形態310に記載の使用。
【1193】
323.往復動式、回転式(ローリングピストン又は回転弁)、又はスクロール式圧縮機を有する住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1194】
324.スプリット型住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1195】
325.ダクト型住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1196】
326.窓用住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1197】
327.可搬式住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1198】
328.冷凍システムである中温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1199】
329.ボトルクーラーである中温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用。
【1200】
330.低温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の熱伝達組成物の使用であって、当該低温冷凍システムが冷凍庫又はアイスクリーム製造機である、使用。
【1201】
331.R410Aの代替品としての使用に関する、番号付けした実施形態68~145のいずれか1つに記載の冷媒の使用。
【1202】
332.R-410A冷媒を含有するように設計されているか若しくはそれを含有するか、又はR-410A冷媒との使用に好適である既存の熱伝達システムを追加導入する方法であって、当該方法が、既存のR-410A冷媒の少なくとも一部を、番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒に置き換えることを含む、方法。
【1203】
333.R410Aを置き換えるための、番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒の使用が、熱伝達システムにおける凝縮器、蒸発器、及び/又は膨張弁の変更を必要としない、番号付けした実施形態332に記載の方法。
【1204】
334.番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒が、冷却器システムにおいてR-410Aの代替品として提供される、番号付けした実施形態332及び333に記載の方法。
【1205】
335.番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒が、住宅用空調システムにおいてR-410Aの代替品として提供される、番号付けした実施形態332及び333に記載の方法。
【1206】
336.番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒が、産業用空調システムにおいてR-410Aの代替品として提供される、番号付けした実施形態332及び333に記載の方法。
【1207】
337.番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒が、商用空調システムにおいてR-410Aの代替品として提供される、番号付けした実施形態332及び333に記載の方法。
【1208】
338.商用空調システムがルーフトップシステムである、番号付けした実施形態337に記載の方法。
【1209】
339.商用空調システムが可変冷媒流システムである、番号付けした実施形態337に記載の方法。
【1210】
340.商用空調システムが冷却器システムである、番号付けした実施形態337に記載の方法。
【1211】
341.少なくとも約5重量%のR-410Aをシステムから取り出し、それを、番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物である熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒と置き換えることを含む、番号付けした実施形態332~340に記載の方法。
【1212】
342.少なくとも約10重量%のR-410Aをシステムから取り出し、それを、番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物である熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒と置き換えることを含む、番号付けした実施形態332~340に記載の方法。
【1213】
343.少なくとも約25重量%のR-410Aをシステムから取り出し、それを、番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物である熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒と置き換えることを含む、番号付けした実施形態332~340に記載の方法。
【1214】
344.少なくとも約50重量%のR-410Aをシステムから取り出し、それを、番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物である熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒と置き換えることを含む、番号付けした実施形態332~340に記載の方法。
【1215】
345.少なくとも約75重量%のR-410Aをシステムから取り出し、それを、番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物である熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~62に記載の冷媒と置き換えることを含む、番号付けした実施形態332~340に記載の方法。
【1216】
346.番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒組成物であって、
R-410Aと比較して、熱伝達システムにおいて、
-組成物の効率(COP)は、R-410Aの効率の95~105%であり、かつ/又は
-能力は、R-410Aの能力の95~105%である。
という動作特性を示し、R-410A冷媒と置き換えるために提供される、冷媒組成物。
【1217】
347.番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒組成物であって、R-410Aと比較して、熱伝達システムにおいて、
-組成物の効率(COP)は、R-410Aの効率の100~105%であり、かつ/又は
-能力は、R-410Aの能力の98~105%である。
という動作特性を示し、R-410A冷媒と置き換えるために提供される、冷媒組成物。
【1218】
348.番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒組成物であって、R-410Aと比較して、熱伝達システムにおいて、
-吐出温度は、R-410Aの吐出温度よりも10℃以上高くない、かつ/又は
-圧縮機圧力比は、R-410Aの圧縮機圧力比の95~105%である。
という動作特性を示し、R-410A冷媒と置き換えるために提供される、冷媒組成物。
【1219】
349.2℃未満の蒸発器勾配を有する、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒組成物。
【1220】
350.1.5℃未満の蒸発器勾配を有する、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒組成物。
【1221】
351.番号付けした実施形態68~145に記載の熱伝達組成物である熱伝達組成物又は番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒が、空調システムにおいてR410Aを置き換えるために提供される、番号付けした実施形態332~345に記載の方法。
【1222】
352.空調システムがモバイル空調システムである、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1223】
353.空調システムが定置型空調システムである、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1224】
354.空調システムが商用空調システムである、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1225】
355.輸送用空調における、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1226】
356.定置型空調における、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1227】
357.モバイルヒートポンプにおける、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1228】
358.容積型冷却器における、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1229】
359.空冷又は水冷直接膨張式冷却器における、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1230】
360.住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1231】
361.住宅用ヒートポンプにおける、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1232】
362.住宅用空気-水ヒートポンプ/温水システムにおける、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1233】
363.商用の空気熱源、水熱源、又は土壌熱源ヒートポンプシステムにおける、番号付けした実施形態351に記載の方法。
【1234】
364.冷凍システムにおける、番号付けした実施形態332~345に記載の方法。
【1235】
365.低温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1236】
366.中温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1237】
367.商用冷蔵庫における、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1238】
368.商用冷凍庫における、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1239】
369.製氷機における、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1240】
370.自動販売機における、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1241】
371.輸送冷凍システムにおける、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1242】
372.家庭用冷凍庫における、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1243】
373.家庭用冷蔵庫における、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1244】
374.産業用冷凍庫における、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1245】
375.産業用冷蔵庫における、番号付けした実施形態364に記載の方法、及び
【1246】
376.冷却器における、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1247】
377.ダクト型住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1248】
378.窓用住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1249】
379.可搬式住宅用空調システムにおける、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1250】
380.冷凍システムである中温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1251】
381.ボトルクーラーである中温冷凍システムにおける、番号付けした実施形態364に記載の方法。
【1252】
382.流体連通した圧縮機、凝縮器、及び蒸発器を備え、かつ内部に熱伝達組成物を含む、熱伝達システムであって、当該熱伝達組成物が、番号付けした実施形態1~67に記載の冷媒のいずれか1つによる冷媒を含む、熱伝達システム。
【1253】
383.住宅用空調システムである、番号付けした実施形態382に記載の熱伝達システム。
【1254】
384.商用空調システムである、番号付けした実施形態382に記載の熱伝達システム。
【1255】
385.商用空調システムがルーフトップシステムである、番号付けした実施形態384に記載の熱伝達システム。
【1256】
386.商用空調システムが可変冷媒流システムである、番号付けした実施形態384に記載の熱伝達システム。
【1257】
387.商用空調システムが冷却器システムである、番号付けした実施形態384に記載の熱伝達システム。
【1258】
本発明は好ましい実施形態を参照して記載されているが、本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変更を行うことができ、その要素に相当する等価物に置換することができることが当業者によって理解されよう。更に、特定の状況又は材料に適合させために、本発明の必須の範囲を逸脱することなく、本発明の教示に対する多くの修正を行うことができる。したがって、本発明は、開示される特定の実施形態に限定されるのではなく、本発明は、添付の特許請求の範囲又は後に追加される任意の特許請求の範囲に含まれる全ての実施形態を含むことが意図される。
本発明は以下の態様を含む。
[1]
少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物の組み合わせを含む冷媒であって、前記組み合わせが、
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)から本質的になり、
前記百分率が前記3つの化合物の総重量に基づく、冷媒。
[2]
前記冷媒が、少なくとも約99.5重量%の前記3つの化合物の組み合わせを含む、[1]に記載の冷媒。
[3]
前記冷媒が不燃性である、[2]に記載の冷媒。
[4]
[4]に記載の冷媒を含む、熱伝達組成物。
[5]
[3]に記載の冷媒と、POE潤滑剤とを含む、熱伝達組成物。
[6]
前記組み合わせが、
49重量%+/-0.3重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、
11.5重量%+/-0.3重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
39.5重量%+/-0.3重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)から本質的になる、[1]に記載の冷媒。
[7]
前記冷媒が不燃性である、[6]に記載の冷媒。
[8]
蒸発器と、凝縮器と、圧縮機とを備える熱伝達システムにおける冷却方法であって、プロセスが、
i)冷媒を凝縮することであって、
少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物の組み合わせを含み、前記組み合わせが、
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)から本質的になり、前記百分率が前記3つの化合物の総重量に基づく、ことと、
ii)前記冷媒を冷却される本体又は物品の付近で蒸発させることであって、前記冷媒の蒸発温度が、約-40℃~約-10℃の範囲である、ことと、を含む、方法。
[9]
前記冷媒の前記蒸発温度が、約0℃~約10℃の範囲である、[8]に記載の方法。
[10]
蒸発器と、凝縮器と、圧縮機とを備え、かつ内部に冷媒を含む、熱伝達システムであって、前記冷媒が、
少なくとも約97重量%の以下の3つの化合物の組み合わせを含み、前記組み合わせが、
約49重量%のジフルオロメタン(HFC-32)、約11.5重量%のペンタフルオロエタン(HFC-125)、及び
約39.5重量%のトリフルオロヨードメタン(CF
3
I)から本質的になり、前記百分率が前記3つの化合物の総重量に基づく、熱伝達システム。