(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-08
(45)【発行日】2023-05-16
(54)【発明の名称】洗浄治具
(51)【国際特許分類】
G01R 31/00 20060101AFI20230509BHJP
B08B 5/00 20060101ALI20230509BHJP
【FI】
G01R31/00
B08B5/00 Z
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021097716
(22)【出願日】2021-06-11
【審査請求日】2021-09-06
(32)【優先日】2020-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】505441638
【氏名又は名称】致茂電子股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Chroma Ate Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100169904
【氏名又は名称】村井 康司
(74)【代理人】
【識別番号】100217412
【氏名又は名称】小林 亜子
(72)【発明者】
【氏名】李日新
(72)【発明者】
【氏名】王裕廣
(72)【発明者】
【氏名】莊明儒
(72)【発明者】
【氏名】張文銓
【審査官】田口 孝明
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-038832(JP,A)
【文献】中国実用新案第210098330(CN,U)
【文献】特開2004-031358(JP,A)
【文献】国際公開第2008/120519(WO,A1)
【文献】特開2019-215344(JP,A)
【文献】特開2018-009978(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC G01R 31/36-31/44、
31/26-31/27、
1/06-1/073、
31/28-31/3193、
H01L 21/64-21/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
試験装置における複数の試験部を
清掃するための
清掃治具であって、
フレームであって、前記フレームの外縁に位置する第1の側を有するフレームと、
前記フレームの第1の側に取り外し可能に配置された複数の
清掃ユニットと
を含み、
前記
清掃ユニットの各々は、
清掃シートを有し、及び前記
清掃ユニットの各々の前記
清掃シートは、前記フレームから外向きに延在し、
前記
清掃ユニットの各々は、前記試験部の1つに対応し、及び前記試験部の各々は、前記対応する
清掃シートの第1の表面及び第2の表面に同時に接触
し、
前記清掃ユニットの各々は、第1の係止部材を有し、前記第1の係止部材は、前記フレームの前記第1の側に、前記清掃ユニットを固定するように構成されており、
前記清掃ユニットの各々は、第2の係止部材を有し、前記第2の係止部材は、前記清掃ユニットが前記清掃シートを挟むように構成されており、
前記第1の係止部材の係止方向は、前記第2の係止部材の係止方向と異なる、
清掃治具。
【請求項2】
前記試験装置の前記試験部は、キャリア上の複数の電子部品を試験するために使用され、前記フレームは、フレーム長さ及びフレーム幅で画定され、及び前記フレーム長さは、前記キャリアの長さに等しく、且つ前記フレーム幅は、前記キャリアの幅に等しい、請求項1に記載の
清掃治具。
【請求項3】
前記第1の側における前記
清掃ユニットの設定位置は、前記キャリア上の前記電子部品の配置位置に対応する、請求項
2に記載の
清掃治具。
【請求項4】
前記
清掃シートの前記第1の表面及び前記第2の表面は、紙やすりで作られる、請求項1に記載の
清掃治具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年6月12日に出願された台湾特許出願公開第109119762号明細書に対する優先権を主張し、その内容全体は、参照により本出願に組み込まれる。
【0002】
本発明は、洗浄治具、より具体的には試験装置を洗浄するための洗浄治具に関する。
【背景技術】
【0003】
一般的に言うと、様々な電子機器は、電子機器が正常に作動し得ることを確実にするために、使用期間後の定期補修管理又は洗浄を必要とし得る。特に、試験装置などの高精度を必要とする電子機器について、測定値における誤差を減少させるために正しく保守管理及び洗浄することが必要である。例としてバッテリ検出のための試験装置を取り上げると、試験装置は、最初に試験部でバッテリの電極を締め付け、次いでバッテリが正常に作動しているかどうか確認するために、試験部を通してバッテリを充電及び放電する必要がある。実際には、バッテリが製造されるときにバッテリの電極が酸化膜で覆われることが多いため、試験部は、電極を締め付けている間に酸化膜を擦り落とす必要もある。結果として、各試験部の表面は、使用期間後、擦り落とされた酸化膜又はいくつかの残留物で汚れ得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
各試験部の表面上の酸化膜は、バッテリを充電及び放電する効率に影響し得るのみならず、検出の精度にも干渉し得ることが理解される。加えて、試験部は、大電流を送る必要があるため、各試験部の表面上の擦り落とされた酸化膜又は残留物は、煙又は火災事故も引き起こし得る。実際に、試験装置の試験部を定期的に洗浄することは、極めて重要であるが、試験装置の試験部を洗浄することは、極めて骨の折れることでもある。例えば、1つの試験装置は、一般に多数のバッテリをバッチで試験する必要がある。各バッテリの1つの電極が1つの試験部に対応すると仮定すると、試験装置が多数の試験部を有することになることが想像され得る。試験装置の試験部を1つずつ洗浄することは、極めて時間がかかり、且つ骨の折れることにならざるを得ない。したがって、産業は、洗浄を原因とする試験装置のダウンタイムを減らすために、且つまた試験装置を洗浄するための人的資源及び資源を減らすために、試験装置の複数の試験部をバッチで迅速に洗浄することができる新たな洗浄治具を必要としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、試験装置を停止させることなく試験装置の複数の試験部を迅速且つ大規模に洗浄し得る洗浄治具を提供し、それにより試験装置の検出効率を向上させる。
【0006】
本発明は、試験装置における複数の試験部を洗浄するための洗浄治具を開示する。洗浄治具は、フレームと、複数の洗浄ユニットとを含む。フレームは、フレームの外縁に位置する第1の側を有する。複数の洗浄ユニットは、フレームの第1の側に取り外し可能に配置される。洗浄ユニットの各々は、洗浄シートを有し、及び洗浄ユニットの各々の洗浄シートは、フレームから外向きに延在する。洗浄ユニットの各々は、試験部の1つに対応し、及び試験部の各々は、対応する洗浄シートの第1の表面及び第2の表面に同時に接触する。
【0007】
いくつかの実施形態において、洗浄ユニットの各々は、第1の係止部材を有することができ、及び第1の係止部材は、第1の側を取り外し可能に固定する。加えて、洗浄ユニットの各々は、第2の係止部材を有することができ、及び第2の係止部材は、洗浄シートを取り外し可能に固定する。第1の係止部材の係止方向は、第2の係止部材の係止方向と異なり得る。加えて、洗浄シートの第1の表面及び第2の表面は、紙やすりで作られ得る。
【0008】
いくつかの実施形態において、試験装置の試験部は、キャリア上の複数の電子部品を試験するために使用され、フレームは、フレーム長さ及びフレーム幅で画定され、及びフレーム長さは、キャリアの長さに等しいことができ、且つフレーム幅は、キャリアの幅に等しいことができる。加えて、第1の側における洗浄ユニットの設定位置は、キャリア上の電子部品の配置位置に対応し得る。
【0009】
上記に基づき、本発明により提供された洗浄治具は、試験装置を洗浄するために使用され得、試験装置の試験部は、洗浄シートを締結し得、且つ試験部を1つずつ手動で洗浄することなくそれ自体で磨いて取り除く。それにより、本発明により提供された洗浄治具は、洗浄を原因とする試験装置のダウンタイムを減少させるために、且つまた試験装置を洗浄するための人的資源及び資源を減少させるために、試験装置の複数の試験部をバッチで迅速に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施形態による洗浄治具の斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態による洗浄ユニットの斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態による洗浄ユニットの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の特徴、対象及び機能が以下にさらに開示される。しかしながら、それは、本発明の可能な実施形態のわずかなものにすぎず、本発明の範囲は、それに限定されず、すなわち、本発明の請求項に従ってなされる均等な変更形態及び修正形態は、依然として本発明の主題である。本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、これは、本発明のさらなる使用可能性として検討されるべきである。
【0012】
図1及び
図2を合せて参照されたい。
図1は、本発明の実施形態による洗浄治具の斜視図である。
図2は、本発明の実施形態による洗浄ユニットの斜視図である。図に示されるとおり、洗浄治具1は、フレーム10と、複数の洗浄ユニット12とを含む。複数の洗浄ユニット12は、フレーム10の2つの側に配置され得、各洗浄ユニットにおける洗浄シート126は、フレーム10の外側に面するか、又はフレーム10の外側に向かって延在する。例において、フレーム10の2つの側は、それぞれ第1の側100及び第2の側102として画定され得、複数の洗浄ユニット12は、2つのグループに分けられ得る。洗浄ユニット12の1つのグループは、第1の側100に配置され、洗浄ユニット12の別のグループは、第2の側102に配置される。
図1に示されるとおり、第1の側100に配置された複数の洗浄ユニット12は、1列に並べて配置され、各洗浄ユニット12における洗浄シート126は、同じ角度において、例えばフレーム10の外側に向かって垂直に略方向付けられる。
【0013】
洗浄治具1の機能は、試験装置を洗浄すること、特に試験装置の試験部(
図1には示さず)を洗浄することである。実際には、試験装置が正常に作動しているか又は使用中であるとき(例えば、試験中)、試験装置の試験部は、電子部品(図示せず)を試験するために使用される。一例において、電子部品は、バッテリであり得、試験装置は、バッテリが正常に作動しているかどうかを検出するために使用される装置である。当業者は、試験部が、第1の場所において、動かないように電極に電気的に接続される必要があり、その後、充電及び放電試験が実施され得ることを理解し得る。電子部品がソフトパックバッテリであると仮定すると、ソフトパックバッテリの電極は、シート形及び可撓性であるため、試験部の各々は、誤って落下することを防止するために1つの電極を締め付けなければならない。当然のことながら、この実施形態は、電子部品をソフトパックバッテリに限定するものではなく、電極をシート形に限定するものでもない。試験装置の試験部が、電極を締め付けることにより電子部品の電極に電気的に接続される限り、それは、この実施形態の範囲内にあるはずである。
【0014】
電子部品をバッチで試験するために、複数の電子部品がキャリア(図示せず)上に配置され得、このとき、キャリア全体が試験装置の格納位置に置かれ、それにより、複数の電子部品が一緒に試験され得る。対応して、試験装置は、複数の試験部を有し、それにより、各試験部は、電子部品の1つの電極に電気的に接続され得る。この実施形態は、電子部品の電極の位置を限定しない。例えば、複数の電子部品は、キャリアの2つの側に配置され得、各電子部品の電極は、キャリアの外側に対して垂直であり得る。実際には、キャリアにおける複数の電子部品の配置構成は、この実施形態の
図1に示されている洗浄治具1と同様であり得る。例えば、キャリアは、洗浄治具1のフレーム10と比較され得、電子部品は、洗浄治具1の洗浄ユニット12と比較され得、電子部品の電極は、洗浄ユニット12の洗浄シート126と比較され得る。このとき、洗浄治具1は、現実の電子部品(例えば、試験されるバッテリ)を有しないが、洗浄治具1は、依然として複数の電子部品を有するキャリアの外観をシミュレーションし得る。
【0015】
洗浄治具1が試験装置の格納位置に配置されることを可能にするため、フレーム10は、フレーム長さL及びフレーム幅Wで画定され得、フレーム長さL及びフレーム幅Wの両方は、キャリアの長さ及び幅より小さい。複数の電子部品を有するキャリアをなおより良好にシミュレーションするために、フレーム長さLは、キャリアの長さに厳密に等しいこともでき、フレーム幅Wは、キャリアの幅に厳密に等しいこともできる。加えて、フレーム10の高さは、フレーム高さHとしても画定され得、フレーム高さHは、キャリアの高さより小さくなければならない。一例において、フレーム高さHは、キャリアの高さに厳密に等しいこともでき、それにより、フレーム長さL、フレーム幅W及びフレーム高さHがキャリアの長さ、幅及び高さと等しいとき、フレーム10の容積及び外観は、キャリアとおよそ同じであるはずである。
【0016】
この実施形態において、洗浄ユニットの構造が説明され、洗浄ユニットによる試験部の洗浄の方法がおおまかに実証される。
図2及び
図3を合わせて参照されたい。
図2は、本発明の実施形態による洗浄ユニットの斜視図であり、
図3は、本発明の実施形態による洗浄ユニットの側面図である。図に示されるとおり、
図2は、洗浄治具1の洗浄ユニット12を示す。洗浄ユニット12は、第1の係止部材122、第2の係止部材124及び洗浄シート126が配置される本体120を有する。第1の係止部材122は、洗浄治具1のフレーム10を係止するために、例えばフレーム10の第1の側100を係止するために使用され得る。実際には、第1の係止部材122が係止されると、フレーム10及び洗浄ユニット12は、相対的に移動又は回転せず、それにより、洗浄シート126は、安定的に保たれ得る。第1の係止部材122が解放されると、洗浄ユニット12は、フレーム10から分離され得、それにより、洗浄ユニット12は、保守又は交換され得る。
【0017】
本体120は、第1の締付プレート120a及び第2の締付プレート120bとして画定された2つの同様のプレート状構造からなり、第2の係止部材124は、第1の締付プレート120a及び第2の締付プレート120bを係止するために使用され得ることが
図2から分かり得る。さらに、
図2において示される例において、第1の係止部材122及び第2の係止部材124の係止方向は、異なり、例えば、第1の係止部材122及び第2の係止部材124の係止方向は、互いに垂直であり得る。一例において、洗浄シート126の一端は、第1の締付プレート120aと第2の締付プレート120bとの間に挟まれ得、洗浄シート126の他端は、試験部2を洗浄するために露出されている。実際には、洗浄シート126は、両面シート状要素であり、洗浄シート126の両側(第1の側及び第2の側)は、紙やすり状の粗い表面を有し得る。一例において、洗浄シート126は、半分に折り畳まれた一片の紙やすりであり得、紙やすりの滑らかな側は、紙やすりの粗い側が露出されるように内部に折り畳まれる。換言すると、洗浄シート126の第1の表面及び第2の表面の両方は、かみやすりの同じ粗い側であり得る。この実施形態は、1つの洗浄シート126を同時に締め付けることができる試験部2の数を限定しないことに言及することは、価値あることである。
図3は、2つの試験部2が1つの洗浄シート126を同時に締め付け得ることを示すが、1つのみの試験部2が洗浄シート126を締め付け得ることも可能である。
【0018】
実際上の例を挙げると、試験装置が電子部品を試験する場合、試験部2は、電子部品の電極を締め付けるだけでなく、電極の表面の酸化膜を擦り落とすために電極を擦るか又は摩擦しなければならない。ある期間後、酸化膜の残留物又はいくらかの粉塵が試験部2に付着することは、不可避であり、そのため、試験部2は、定期的に洗浄されなければならない。一例において、試験装置が電子部品を検査した後、キャリアの電子部品は、格納位置から引き出され得、洗浄治具1を交換品として格納位置に置き得る。洗浄シート126の位置は、電子部品の電極位置と同じであるため、技術者は、試験装置に対して同じ指示、例えば試験装置の試験部2を、電子部品の電極を締め付けるように制御するという指示を出すことができる。当然のことながら、この実施形態は、試験装置により受け取られる指示を限定するものではなく、技術者は、試験装置の自己洗浄プロセスのために設計された指示も出し得る。
【0019】
上記に従い、電子部品の電極は、洗浄シート126と交換されているため、試験装置の試験部2は、洗浄シート126を、電子部品の電極が当初締め付けられると予期された位置で締め付ける。当業者は、試験部2が洗浄シート126を擦るか又は摩擦しなければならないため、試験部2を洗浄するという目的を達成するために、試験部2に堆積した残留物及び粉塵が洗浄シート126の粗い表面により擦り落とされ得ることを理解し得る。一例において、試験部2が多くのゴミを堆積させる場合、試験部2を完全に洗浄するために、技術者は、洗浄プロセスを向上させるために試験部2が洗浄シート126を数回締め付け得るように、同じ指示を2回以上試験装置に出し得る。試験装置は、洗浄シート126に試験部2を積極的に擦らせるか又は摩擦させる代わりに、洗浄治具1でそれ自体を洗浄し得ることが上記から分かり得る。したがって、既存の指示、例えば電極を締め付けるための指示を与えることにより、洗浄プロセスが完了し得る。
【0020】
加えて、洗浄シート126が、交換が推奨される使用量に達すると(例えば、多くの使用後)、第1の締付プレート120aを第2の締付プレート120bからわずかに分離するために、第2の係止部材124も解放され得る。このとき、技術者は、使用済洗浄シート126を第1の締付プレート120aと第2の締付プレート120bとの間から引き出し得、且つそれを新たなものと交換し得る。試験装置を停止し、試験部2を1つずつ分解及び洗浄することに比べて、この実施形態には明らかな利点があり、すなわち、洗浄治具1は、一度により多くの試験部2を洗浄するために使用され得る。他方では、この実施形態は、次の格納位置において試験部2を洗浄するために洗浄シート126を交換するのみでよく、試験装置は、試験部2を洗浄するために停止される必要がなく、これは、試験装置の効率が非常に向上し得ることも意味する。
【0021】
要約すると、本発明により提供された洗浄治具は、試験装置を洗浄するために使用され得、試験装置の試験部は、洗浄シートを締め付け得、且つ試験部を1つずつ手動で洗浄することなくそれ自体で残留物を擦り落とすことができる。それにより、本発明により提供された洗浄治具は、洗浄を原因とする試験装置のダウンタイムを減らすために、且つまた試験装置を洗浄するための人的資源及び資源を減らすために、試験装置の複数の試験部をバッチで迅速に洗浄することができる。
【符号の説明】
【0022】
1 洗浄治具
2 試験部
10 フレーム
12 洗浄ユニット
100 第1の側
102 第2の側
120 本体
120a 第1の締付プレート
120b 第2の締付プレート
122 第1の係止部材
124 第2の係止部材
126 洗浄シート
H フレーム高さ
L フレーム長さ
W フレーム幅