(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-09
(45)【発行日】2023-05-17
(54)【発明の名称】レセプタクルコネクタ
(51)【国際特許分類】
H01R 13/52 20060101AFI20230510BHJP
H01R 13/6581 20110101ALI20230510BHJP
【FI】
H01R13/52 301H
H01R13/6581
(21)【出願番号】P 2022523658
(86)(22)【出願日】2021-04-09
(86)【国際出願番号】 KR2021004483
(87)【国際公開番号】W WO2021215718
(87)【国際公開日】2021-10-28
【審査請求日】2022-04-21
(31)【優先権主張番号】10-2020-0047450
(32)【優先日】2020-04-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0042617
(32)【優先日】2021-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】509023012
【氏名又は名称】エル エス エムトロン リミテッド
【氏名又は名称原語表記】LS Mtron Ltd.
【住所又は居所原語表記】127, LS-ro, Dongan-gu, Anyang-si, Gyeonggi-do, 14119 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100158964
【氏名又は名称】岡村 和郎
(72)【発明者】
【氏名】リー、ヒョンウ
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ジョンフン
(72)【発明者】
【氏名】リー、ソンハク
【審査官】松原 陽介
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2019-0045500(KR,A)
【文献】韓国登録特許第10-2010272(KR,B1)
【文献】特開2012-59540(JP,A)
【文献】特開2018-166046(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/52
H01R 13/6581
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラグコネクタおよび電子機器に設けられた基板を電気的に連結するための複数個のコンタクト(Contact);
前記コンタクトが結合された絶縁部;
前記絶縁部が結合されたシェル(Shell);および
前記電子機器と前記シェルの間を密閉させるためのシーリング部を含み、
前記シェルは前記絶縁部を収容するためのシェル本体、および前記シーリング部を支持するための第1支持部を含み、
前記第1支持部は、
前記シーリング部が後方に移動可能な距離が制限されるように前記シーリング部の後方で前記シーリング部を支持する第1後方支持部材;
前記第1後方支持部材から前方に突出して前記シーリング部の内側面を支持する第1外側支持部材;
前記第1外側支持部材の前方に結合された第1連結部材;および
前記第1連結部材と前記シェル本体それぞれに結合され、前記第1外側支持部材から離隔して配置された第1内側支持部材を含み、
前記シェル本体は前記第1外側支持部材と前記第1内側支持部材のうち少なくとも一つに比べてさらに厚い厚さで形成されたことを特徴とする、レセプタクルコネクタ。
【請求項2】
前記第1後方支持部材は前記第1外側支持部材と前記第1内側支持部材のうち少なくとも一つに比べてさらに厚い厚さで形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項3】
前記第1内側支持部材は前記第1外側支持部材に比べてさらに厚い厚さで形成されることを特徴とする、請求項1に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項4】
前記第1外側支持部材の外側面と前記第1内側支持部材の内側面の間に離隔した距離は、前記シェル本体の厚さの2倍に比べてさらに小さいことを特徴とする、請求項1に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項5】
前記シェルは前記第1支持部から離隔した位置で前記シーリング部を支持するための第2支持部を含み、
前記第2支持部は、
前記シーリング部が後方に移動可能な距離が制限されるように前記シーリング部の後方で前記シーリング部を支持する第2後方支持部材;
前記第2後方支持部材から前方に突出して前記シーリング部の内側面を支持する第2外側支持部材;
前記第2支持部の前方に位置するように前記第2外側支持部材に結合された第2連結部材;および
前記第2連結部材と前記シェル本体それぞれに結合され、前記第2外側支持部材から離隔して配置された第2内側支持部材を含み、
前記第2外側支持部材の外側面と前記第2内側支持部材の内側面の間に離隔した距離は、前記第1外側支持部材の外側面と前記第1内側支持部材の内側面の間に離隔した距離よりさらに大きいことを特徴とする、請求項1に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項6】
前記第2外側支持部材の厚さは前記第1外側支持部材の厚さよりさらに厚い厚さで形成され、
前記第2内側支持部材の厚さは前記第1内側支持部材の厚さよりさらに厚い厚さで形成されることを特徴とする、請求項5に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項7】
前記第2外側支持部材の内側面と前記第2内側支持部材の外側面の間に離隔した距離は、前記第1外側支持部材の内側面と前記第1内側支持部材の外側面の間に離隔した距離よりさらに大きいことを特徴とする、請求項5に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項8】
前記第1後方支持部材は後方に突出した第1支持突起および前記第1支持突起の前面に配置された第1支持溝を含み、
前記シーリング部は前記第1後方支持部材と前記第1外側支持部材の間に挿入されるシーリング本体および前記シーリング本体から突出して前記第1支持溝に挿入されるシーリング突出部を含むことを特徴とする、請求項1に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項9】
前記シェル本体は前記第1外側支持部材、前記第1内側支持部材、前記第2外側支持部材、および前記第2内側支持部材のすべてに比べてさらに厚い厚さで形成されたことを特徴とする、請求項5に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項10】
前記第1連結部材は前方に配置された面が曲面をなすように形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項11】
前記第1後方支持部材、前記第1外側支持部材、前記第1内側支持部材、前記第1連結部材、および前記シェル本体は、一体に形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のレセプタクルコネクタ。
【請求項12】
前記第1支持突起は前記第1外側支持部材と前記第1内側支持部材のうち少なくとも一つに比べてさらに厚い厚さで形成されたことを特徴とする、請求項8に記載のレセプタクルコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプラグコネクタとの連結のために電子機器に結合されるレセプタクルコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、レセプタクルコネクタ(Receptacle Connector)はこれに対応するプラグコネクタ(Plug Connector)との連結のために各種電子機器に設けられた基板に結合される。例えば、レセプタクルコネクタは携帯用コンピュータ、携帯電話などのような電子機器に設置されて充電機能、データ伝送機能などを遂行するのに利用され得る。
【0003】
このような電子機器に対して、最近生活防水に比べてさらに強化された防水性能を備えることが要求されることにより、防水性能が強化されたレセプタクルコネクタに対する開発が活発に進行されている。
【0004】
一方、レセプタクルコネクタおよび電子機器それぞれに対する防水性能を強化しても、レセプタクルコネクタが電子機器に結合された状態でレセプタクルコネクタと電子機器の間に発生する隙間によって総合的な防水性能が低下する問題がある。このため、最近ではレセプタクルコネクタと電子機器の間を密閉する構造の開発に対する要求が増加している
【0005】
図1は、従来技術に係るレセプタクルコネクタ100が電子機器200に結合された姿を示した概略的な側面図である。前記レセプタクルコネクタ100は支持部材110、シェル120、シーリング部130を含む。電子機器200は後方(BD矢印方向)に移動することによって前記レセプタクルコネクタ100に結合され、前方(FD矢印方向)に移動することによって前記レセプタクルコネクタ100から分離され得る。
【0006】
前記支持部材110に結合されたシーリング部130は前記シェル120と前記電子機器200の間の隙間を密閉させる。具体的には、前記電子機器200が前記後方に沿って前記シーリング部130を加圧すると、前記シーリング部130が支持部材110により支持されることによって前記支持部材110と前記電子機器200の間を密閉させることによって、前記シェル120と前記電子機器200の間の隙間を密閉させることができる。ここで、従来技術に係るレセプタクルコネクタ100は、前記支持部材110が前記シェル120の前端部に配置されるため、前記シーリング部130が前記シェル120から前方(FD矢印方向)側に突出する。したがって、従来技術に係るレセプタクルコネクタ100は前記シーリング部130の厚さAだけ前記レセプタクルコネクタ100の全体的な長さが増加することになるため、レセプタクルコネクタの小型化が阻害される問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前述したような要求を解消しようと案出されたもので、電子機器との間に対して防水構造を具現しながらも、レセプタクルコネクタの全体的な長さが増加することを軽減できるレセプタクルコネクタを提供するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述したような課題を解決するために、本発明は次のような構成を含むことができる。
【0009】
本発明に係るレセプタクルコネクタは、プラグコネクタおよび電子機器に設けられた基板を電気的に連結するための複数個のコンタクト(Contact);前記コンタクトが結合された絶縁部;前記絶縁部が結合されたシェル(Shell);および前記電子機器と前記シェルの間を密閉させるためのシーリング部を含むことができる。前記シェルは前記絶縁部を収容するためのシェル本体、および前記シーリング部を支持するための第1支持部を含むことができる。前記第1支持部は前記シーリング部が後方に移動可能な距離が制限されるように前記シーリング部の後方で前記シーリング部を支持する第1後方支持部材;前記第1後方支持部材から前方に突出して前記シーリング部の内側面を支持する第1外側支持部材;前記第1外側支持部材の前方に結合された第1連結部材;および前記第1連結部材と前記シェル本体それぞれに結合され、前記第1外側支持部材から離隔して配置された第1内側支持部材を含むことができる。前記シェル本体は前記第1外側支持部材と前記第1内側支持部材のうち少なくとも一つに比べてさらに厚い厚さで形成され得る。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、次のような効果を図り得る。
【0011】
本発明はシーリング部を利用して電子機器との間に対する防水構造を具現しながらも、レセプタクルコネクタの小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】従来技術に係るレセプタクルコネクタに対する概略的な断面図である。
【0013】
【
図2】本発明に係るレセプタクルコネクタに対する概略的な斜視図である。
【0014】
【
図3】本発明に係るレセプタクルコネクタに対する概略的な分解斜視図である。
【0015】
【
図4】本発明に係るレセプタクルコネクタにおいてシェルに対する概略的な斜視図である。
【0016】
【
図5】本発明に係るレセプタクルコネクタの一部を
図2のI-I線を基準として示した概略的な断面図である。
【0017】
【
図6】
図5のA部分を拡大して示した概略的な断面図である。
【
図7】
図5のA部分を拡大して示した概略的な断面図である。
【0018】
【
図8】本発明に係るレセプタクルコネクタの一部を
図2のII-II線を基準として示した概略的な断面図である。
【0019】
【
図9】
図8のB部分を拡大して示した概略的な断面図である。
【
図10】
図8のB部分を拡大して示した概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下では、本発明に係るレセプタクルコネクタの実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図2~
図3を参照すると、本発明に係るレセプタクルコネクタ1はプラグコネクタとの連結のために各種電子機器に設けられた基板に結合される。前記基板は印刷回路基板(PCB、Printed Circuit Board)であり得る。
【0022】
本発明に係るレセプタクルコネクタ1は前記プラグコネクタと前記基板を電気的に連結するための複数個のコンタクト(Contact)2、前記コンタクト2が結合された絶縁部3、前記絶縁部3が結合されたシェル(Shell)4、前記電子機器と前記シェル4の間を密閉させるためのシーリング部5、および前記シェル4に結合されたカバー(Cover)6を含む。
【0023】
前記コンタクト2は前記プラグコネクタおよび前記基板を電気的に連結するためのものである。前記コンタクト2は前記基板に実装された状態で前記電子機器の内部に挿入されたプラグコネクタに接続されることによって、前記プラグコネクタおよび前記基板を電気的に連結することができる。前記コンタクト2は導電性を有する材質で形成され得る。前記コンタクト2は前記絶縁部3に結合される。前記絶縁部3には前記コンタクト2が複数個結合され得る。
【0024】
前記コンタクト2はそれぞれ接続部材(21、
図3に図示される)および実装部材(22、
図3に図示される)を含むことができる。
【0025】
前記接続部材21は前記プラグコネクタに接続されるためのものである。前記コンタクト2のうち一部は、前記接続部材21が前記絶縁部3の一面に位置するように前記絶縁部3に結合され得る。前記コンタクト2のうち残りの一部は、前記接続部材21が前記絶縁部3の他面に位置するように前記絶縁部3に結合され得る。前記絶縁部3の一面および他面は互いに反対となる面である。前記絶縁部3の一面は、前記絶縁部3の上面であり得る。前記絶縁部3の他面は、前記絶縁部3の下面であり得る。
【0026】
前記実装部材22は前記基板に実装されるためのものである。前記コンタクト2はそれぞれ前記実装部材22が前記基板に実装された状態で、前記接続部材21に前記プラグコネクタが接続されることによって前記プラグコネクタおよび前記基板を電気的に連結することができる。この場合、前記接続部材21に接続されたプラグコネクタは、前記実装部材22を通じて前記基板に電気的に連結され得る。前記コンタクト2のうち前記絶縁部3の一面に位置したコンタクト2は、第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように前記絶縁部3の一面に結合され得る。前記コンタクト2のうち前記絶縁部3の他面に位置したコンタクト2は、前記第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように前記絶縁部3の他面に結合され得る。
【0027】
前記コンタクト2はそれぞれ連結部材(23、
図3に図示される)を含むことができる。
【0028】
前記連結部材23は前記接続部材21および前記実装部材22を連結するものである。前記連結部材23は前記接続部材21および前記実装部材22それぞれに結合されることによって、前記接続部材21および前記実装部材22を連結することができる。前記連結部材23は前記接続部材21と前記実装部材22の間に位置することができる。前記連結部材23、前記実装部材22、および前記接続部材21は一体に形成されてもよい。
【0029】
図2~
図3を参照すると、前記絶縁部3は前記コンタクト2を支持するものである。前記絶縁部3は第1絶縁部材(31、
図5に図示される)および第2絶縁部材(32、
図5に図示される)を含むことができる。
【0030】
前記第1絶縁部材31は前記コンタクト2を支持するものである。前記第1絶縁部材31は前記接続部材21が前記第1絶縁部材31の上面に位置するように前記コンタクト2を支持することができる。この場合、前記第1絶縁部材31の上面は前記絶縁部3の上面であり得る。前記コンタクト2は前記実装部材22が前記第1絶縁部材31の外部に位置するように前記第1絶縁部材31に結合され得る。前記第1絶縁部材31、および前記コンタクト2はインサートモールディング(Insert Molding)を通じて結合されるように具現され得る。前記第2絶縁部材32は前記コンタクト2を支持するものである。前記第2絶縁部材32は前記第1絶縁部材31に結合され得る。前記第2絶縁部材32は前記第1絶縁部材31の下側に配置されるように前記第1絶縁部材31に結合され得る。前記第2絶縁部材32は前記接続部材21が前記第2絶縁部材32の下面に位置するように前記コンタクト2を支持することができる。この場合、前記第2絶縁部材32の下面は前記絶縁部3の下面であり得る。前記コンタクト2は前記実装部材22が前記第2絶縁部材32の外部に位置するように前記第2絶縁部材32に結合され得る。前記第2絶縁部材32および前記コンタクト2はインサートモールディングを通じて結合されるように具現され得る。前記絶縁部3は絶縁材質で形成され得る。
【0031】
図2~
図4を参照すると、前記シェル4は前記絶縁部3を支持するものである。前記絶縁部3は一部が前記シェル4の内部に位置するように前記シェル4に結合され得る。前記シェル4は深絞り(Deep Drawing)工法を通じて加工されて継ぎ目がないように一体に形成され得る。
【0032】
前記シェル4はシェル本体(41、
図4に図示される)、第1支持部(42、
図4に図示される)、および第2支持部(43、
図4に図示される)を含む。
【0033】
前記シェル本体41は前記絶縁部3を収容するものである。前記絶縁部3は前記シェル本体41の内部に位置するように前記シェル本体41に結合され得る。前記絶縁部3は前記コンタクト2が結合された状態で前記シェル本体41の内部に挿入されることによって、前記シェル本体41に結合され得る。前記シェル本体41は内部に位置したコンタクト2および前記絶縁部3を外部から保護することができる。前記絶縁部3は前記実装部材22が前記シェル本体41の外部に位置するように前記シェル本体41に結合され得る。これに伴い、前記コンタクト2は前記シェル本体41の外部に位置した実装部材22が前記基板に実装された状態で、前記電子機器の内部に挿入されたプラグコネクタが前記接続部材21に接続されることによって、前記プラグコネクタおよび前記基板を電気的に連結され得る。前記プラグコネクタは前記シェル本体41から前方(FD矢印方向)に離隔した位置に配置された状態で、後方(BD矢印方向)に移動して前記電子機器の内部に挿入されることによって、前記接続部材21に接続され得る。前記絶縁部3は前記実装部材22が前記シェル本体41から後方(BD矢印方向)に離隔した位置に配置されるように前記シェル本体41に結合され得る。前記シェル本体41は全体的に内部が空いている楕円状の長方体の形態で形成され得るが、これに限定されず、前記コンタクト2および前記絶縁部3を外部から保護できる形態であれば他の形態で形成されてもよい。前記シェル本体41は収容孔411を含むことができる。前記収容孔411は前記シェル本体41を貫通して形成され得る。前記絶縁部3は前記第1絶縁部材31が前記収容孔411に位置するように前記シェル本体41に結合され得る。
【0034】
前記第1支持部42は前記シーリング部5を支持するためのものである。前記第1支持部42は前記シェル本体41の前方(FD矢印方向)または後方(BD矢印方向)に結合され得る。以下では、前記第1支持部42が前記シェル本体41の前方に結合されたのを基準として説明する。前記第1支持部42は前記シーリング部5が後方(BD矢印方向)に移動可能な距離が制限されるように前記シーリング部5を支持することができる。これに伴い、プラグコネクタが前記第1支持部42側に移動することによって前記シーリング部5を加圧すると、前記シーリング部5は前記第1支持部42により支持されることによって圧着されて前記プラグコネクタと前記第1支持部42の間の隙間を密閉させることができる。この場合、前記シーリング部5は第1軸方向(X軸方向)に垂直な第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記プラグコネクタと前記第1支持部42の間に位置することができる。
【0035】
図4~
図7を参照すると、前記第1支持部42は第1後方支持部材421、第1外側支持部材422、第1連結部材423、第1内側支持部材424を含むことができる。
【0036】
前記第1後方支持部材421は前記シーリング部5が後方に移動可能な距離が制限されるように前記シーリング部5の後方で前記シーリング部5を支持するものである。前記第1後方支持部材421は前記第1外側支持部材422を基準として前記シェル本体41の収容孔411の反対側に突出するように形成され得る。前記シーリング部5は前記第1後方支持部材421の前方に位置するように前記シェル4に結合され得る。これに伴い、前記シーリング部5は前記第1後方支持部材421を基準として後方に移動することが制限され得る。
【0037】
前記第1外側支持部材422は前記第1後方支持部材421から前方に突出して前記シーリング部5の内側面を支持するものである。例えば、前記第1外側支持部材422は前記第1後方支持部材421のうち、前記収容孔411に近い端部から前方(FD矢印方向)側に延びるように前記第1後方支持部材421に結合され得る。前記第1外側支持部材422と前記第1後方支持部材421の間には前記シーリング部5を収容するための空間が形成され得る。前記空間に収容された前記シーリング部5は、前記第1外側支持部材422に沿って前記第1後方支持部材421により支持されるまで移動することができる。これに伴い、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は、前記シーリング部5を通じて電子機器との間に防水を具現しながらも、前記第1外側支持部材422の長さだけ前記シーリング部5が突出する長さを軽減できるように具現される。したがって、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は電子機器との防水を具現するとともに、製品の小型化に寄与することができる。
【0038】
前記第1連結部材423は前記第1外側支持部材422の前方に位置するように前記第1外側支持部材422に結合されたものである。前記第1外側支持部材422の一端は前記第1連結部材423と連結され、前記第1外側支持部材422の他端は前記第1後方支持部材421に連結され得る。前記第1外側支持部材422の一端は前記第1外側支持部材422の他端より前方(FD矢印方向)に配置され得る。前記第1連結部材423の前方に配置された面は曲面で形成され得る。これに伴い、プラグコネクタが誤整列されて挿入されても曲面で形成された前記第1連結部材423の前面に沿って円滑に挿入され得る。
【0039】
前記第1内側支持部材424は前記第1外側支持部材422から離隔して配置されたものである。前記第1内側支持部材424は前記第1連結部材423と前記シェル本体41それぞれに結合され得る。前記第1連結部材423は前記第1内側支持部材424の前方に位置するように前記第1内側支持部材424に結合され得る。前記絶縁部3は前記第1内側支持部材424の内側面が形成する溝(図示されず)に挿入されて前記シェル本体41の収容孔411に挿入され得る。前記溝は前記収容孔411に連結され得る。前記絶縁部3が前記収容孔411に挿入された状態で、前記第1内側支持部材424の内側面は前記絶縁部3を囲むように形成され得る。
【0040】
前記第1後方支持部材421、前記第1外側支持部材422、前記第1連結部材423、前記第1内側支持部材424、および前記シェル本体41は、深絞り(Deep Drawing)工法を通じて加工されて継ぎ目がないように一体に形成され得る。
【0041】
ここで、前記シェル本体41は前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424のうち少なくとも一つに比べてさらに厚い厚さで形成され得る。例えば、前記シェル本体41の厚さ(d2、
図7に図示される)は前記第1外側支持部材422の厚さ(h1、
図6に図示される)より厚い厚さで形成され得る。例えば、前記シェル本体41の厚さ(d2、
図7に図示される)は前記第1内側支持部材424の厚さ(h2、
図6に図示される)より厚い厚さで形成され得る。これに伴い、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は、前記シェル本体41が前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424の両方の厚さと同じであるか、前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424の両方の厚さより薄い厚さで形成された比較例と対比して、高さ方向を基準として全体的な長さを軽減させるように具現され得る。この場合、高さ方向は第1軸方向(X軸方向)と第2軸方向(Y軸方向)にそれぞれ垂直な第3軸方向(Z軸方向)であり得る。前記第3軸方向を基準としてレセプタクルコネクタの全体的な長さは、前記第1後方支持部材421の最外側に位置する端部の位置によって決定されるが、実施例は比較例と対比して前記第1後方支持部材421の最外側に位置する端部が前記収容孔411にさらに近く位置するように具現され得るためである。したがって、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は前記シーリング部5が前方に突出する程度を軽減することによって、前記第2軸方向(Y軸方向)を基準としてレセプタクルコネクタの全体的な長さが増大することを軽減することに加え、前記第3軸方向(Z軸方向)を基準としてコネクタの全体的な長さを軽減することができるため、コネクタの小型化にさらに寄与することができる。一方、前記シェル本体41は前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424のすべてに比べてさらに厚い厚さで形成されてもよい。この場合、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424のすべてに比べて前記シェル本体41の強度をさらに強化しながらも、高さ方向を基準としてコネクタの全体的な長さをさらに軽減させるように具現することができる。
【0042】
本発明に係るさらに他の実施例において、前記第1後方支持部材421は前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424のうち少なくとも一つに比べてさらに厚い厚さで形成され得る。例えば、
図6でのように、前記第1後方支持部材421の厚さd1は前記第1外側支持部材422の厚さh1および前記第1内側支持部材424の厚さh2のうち少なくとも一つに比べてさらに厚くてもよい。これに伴い、実施例は前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424が前記第1後方支持部材421と同一であるかまたはそれ以上の厚さで形成される比較例と対比して高さ方向を基準として全体的な長さを減らすことができるように具現される。
【0043】
本発明に係るさらに他の実施例において、前記第1内側支持部材424は前記第1外側支持部材422に比べてさらに厚い厚さで形成され得る。すなわち、h2>h1であり得る。これに伴い、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は前記第3軸方向(Z軸方向)に全体的な長さを減らしながらも前記第1内側支持部材424の強度が減る程度を軽減することによって、前記絶縁部3の挿入力が直接的に加えられる前記第1内側支持部材424が損傷または変形される程度を軽減することができる。したがって、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は、小型化を具現しながらも前記絶縁部3の挿入力が繰り返し加えられることによって前記シェル4の耐久性が落ちる程度を軽減するように具現され得る。
【0044】
本発明に係るさらに他の実施例において、前記第1後方支持部材421は前記第1外側支持部材422および前記第1内側支持部材424のすべてに比べてさらに厚い厚さで形成され得る。すなわち、d1>h1、およびd1>h2であり得る。これに伴い、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は前記第3軸方向(Z軸方向)に全体的な長さをさらに減らすことによってレセプタクルコネクタの小型化にさらに寄与することができる。
【0045】
本発明に係るさらに他の実施例において、前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424は、前記第1外側支持部材422の外側面と前記第1内側支持部材424の内側面の間に離隔した距離が前記シェル本体41の厚さの2倍に比べてさらに小さいように互いに離隔し得る。例えば、前記第1外側支持部材422の外側面と前記第1内側支持部材424の内側面の間に離隔した距離(T1、
図7に図示される)は、前記シェル本体41の厚さ(d2、
図7に図示される)の2倍に比べてさらに小さくてもよい。これは前記第1外側支持部材422の内側面と前記第1内側支持部材424の外側面の間に離隔した距離(g1、
図7に図示される)を調節したり、前記第1外側支持部材422の厚さ(h1、
図6に図示される)または前記第1内側支持部材424の厚さ(h2、
図6に図示される)を調節したりすることによってなされ得る。
【0046】
図4~
図10を参照すると、前記シェル4は前記第1支持部42から離隔した位置で前記シーリング部5を支持するための第2支持部43を含むことができる。
【0047】
例えば、前記第1支持部42は前記第3軸方向(Z軸方向)を基準として前記シェル本体41の上側と下側に配置され得、前記第2支持部43は前記第1軸方向(Y軸方向)を基準として前記シェル本体41の左側と右側に配置され得る。
【0048】
前記第2支持部43は前記第2後方支持部材431、前記第2外側支持部材432、前記第2連結部材433、および前記第2内側支持部材434を含むことができる。
【0049】
前記第2後方支持部材431は前記シーリング部5が後方に移動可能な距離が制限されるように前記シーリング部5の後方で前記シーリング部5を支持するものである。前記第2外側支持部材432は前記第2後方支持部材431から前方に突出して前記シーリング部5の内側面を支持するためのものである。前記第2連結部材433は前記第2支持部43の前方に位置するように前記第2外側支持部材432に結合されるものである。前記第2内側支持部材434は前記第2連結部材433と前記シェル本体41それぞれに結合され、前記第2外側支持部材432から離隔して配置されたものである。このような前記第2後方支持部材431、前記第2外側支持部材432、前記第2連結部材433、および前記第2内側支持部材434は、前述した前記第1後方支持部材421、前記第1外側支持部材422、前記第1連結部材423、および前記第1内側支持部材424と概略的に一致するので、詳しい説明は省略する。
【0050】
ここで、前記第2外側支持部材432の外側面と前記第2内側支持部材434の内側面の間に離隔した距離は、前記第1外側支持部材422の外側面と前記第1内側支持部材424の内側面の間に離隔した距離よりさらに大きくてもよい。例えば、
図10で前記第2外側支持部材432の外側面と前記第2内側支持部材434の内側面の間に離隔した距離をT2とし、
図7で前記第1外側支持部材422の外側面と前記第1内側支持部材424の内側面の間に離隔した距離をT2とする時、T2>T1であり得る。
【0051】
この場合、前記第2外側支持部材432の厚さは前記第1外側支持部材422の厚さよりさらに厚い厚さで形成され、前記第2内側支持部材434の厚さは前記第1内側支持部材424の厚さよりさらに厚い厚さで形成され得る。すなわち、
図6のh1とh2は
図9のw1とw2よりそれぞれさらに大きくてもよい。
【0052】
これに伴い、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は、プラグコネクタと結合される過程で前記第1支持部42に比べて相対的に高い挿入力が加えられる前記第2支持部43に対する強度を向上させることができる。
【0053】
本発明に係るさらに他の実施例において、前記第2外側支持部材432の内側面と前記第2内側支持部材434の外側面の間に離隔した距離は前記第1外側支持部材422の内側面と前記第1内側支持部材424の外側面の間に離隔した距離よりさらに大きいように形成され得る。例えば、
図10で前記第2外側支持部材432の内側面と前記第2内側支持部材434の外側面の間に離隔した距離をg2とし、前記第1外側支持部材422の内側面と前記第1内側支持部材424の外側面の間に離隔した距離をg1とする時、g2>g1であり得る。これに伴い、前記第2外側支持部材432が前記第2内側支持部材434側に移動可能な距離は前記第1外側支持部材422が前記第1内側支持部材424側に移動可能な距離よりさらに大きいように具現され得る。したがって、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は前記第1支持部42と対比してより多くの挿入力が加えられる前記第2支持部43の緩衝力をさらに強化することができる。
【0054】
前記第1支持部42と前記第2支持部43は全体的に内側が空いている環状であって、一体に形成され得る。前記第1後方支持部材421、前記第1外側支持部材422、前記第1内側支持部材424、前記第1連結部材423、および前記シェル本体41は一体に形成され得る。同様に、前記第2後方支持部材431、前記第2外側支持部材432、前記第2連結部材433、前記第2内側支持部材434、および前記シェル本体41は一体に形成され得る。この場合、前記第1支持部42、前記第2支持部43および前記シェル本体41は深絞り工法を通じて加工されて継ぎ目のない一体に形成され得る。
【0055】
図6および
図7を参照すると、前記第1後方支持部材421は後方に突出した第1支持突起(4211、
図6に図示される)および前記第1支持突起4211の前面に配置された第1支持溝(4212、
図6に図示される)を含むことができる。前記第1支持突起4211の前面は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前方に配置された面を意味し、前記第1支持突起4211の後面は前記第1軸方向を基準として後方に配置された面を意味し得る。前記第1支持突起4211の前面は凹んだ曲面で形成され、前記第1支持突起4211の後面は膨らんだ曲面で形成され得る。この場合、前記シーリング部5は前記第1後方支持部材421と前記第1外側支持部材422の間に挿入されるシーリング本体(51、
図7に図示される)および前記シーリング本体51から突出して前記第1支持溝4212に挿入されるシーリング突出部(52、
図9に図示される)を含むことができる。前記シーリング本体51は前記第1後方支持部材421により後方への移動が制限されるように支持され、前記第1外側支持部材422によって放射方向に支持され得る。前記シーリング突出部52は前記第1支持突起4211により後方への移動が制限され得る。前記第1支持突起4211で前記シーリング突出部52を支持する面が曲面で形成されることによって、前記シーリング部5を平面で支持する比較例と対比するとき、前記第3軸方向(Z軸方向)を基準として前記第1後方支持部材421の長さを維持しながらも前記シーリング部5を支持する面積を増大させることができる。したがって、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は全体的な長さを増やさずとも前記シーリング部5に対する前記第1後方支持部材421の支持力を分散させることによって、プラグコネクタの過度な挿入力による破損および損傷を防止させることができる。前記第1支持突起4211は前記第1外側支持部材422と前記第1内側支持部材424のうち少なくとも一つに比べてさらに厚い厚さで形成され得る。これに伴い、前記第1支持突起4211が前記シーリング突出部52を支持する支持力をさらに強化することができる。
【0056】
図9および
図10を参照すると、前記第2後方支持部材431は後方に突出した第2支持突起(4311、
図9に図示される)および前記第2支持突起4311の前面に配置された第2支持溝(4312、
図9に図示される)を含むことができる。前記第2支持突起4311の前面は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前方に配置された面を意味し、前記第2支持突起4311の後面は前記第1軸方向を基準として後方に配置された面を意味し得る。前記第2支持突起4311、前記第2支持溝4312前述した前記第1支持突起4211、前記第1支持溝4212と概略的に一致するのでこれに対する詳しい説明は省略する。
【0057】
また、本発明に係るさらに他の実施例において、前記シェル本体41は前記第1外側支持部材422、前記第1内側支持部材424、前記第2外側支持部材432、および前記第2内側支持部材434のすべてに比べてさらに厚い厚さで形成され得る。すなわち、d2>h1、d2>h2、d2>w1、d2>w2であり得る。これに伴い、前記第1外側支持部材422、前記第1内側支持部材424、前記第2外側支持部材432、および前記第2内側支持部材434に比べて前記シェル本体41の厚さをさらに強化することができる。
【0058】
図2および
図3を参照すると、前記カバー6は前記シェル4を保護するものである。前記カバー6は前記シェル4に結合され得る。前記カバー6は前記基板に固定されるように結合され得る。前記カバー6は表面実装技術((Suface Mount Technology)を利用して前記基板に実装されることによって、前記基板に固定されるように結合され得る。
【0059】
前記カバー6は第1カバー本体61および第2カバー本体62を含むことができる。
【0060】
前記第1カバー本体61は前記シェル本体41の一側に配置されたものである。例えば、前記第1カバー本体61は前記シェル本体41の上側および前記シェル本体41の両側面の一部を遮るように前記シェル本体41に結合され得る。
【0061】
前記第2カバー本体62は前記シェル本体41の他側に配置されたものである。例えば、前記第2カバー本体62は前記シェル本体41の下側および前記シェル本体41の両側面の一部を遮るように前記シェル本体41に結合され得る。前記第2カバー本体62および前記第1カバー本体61が結合されることによって、前記シェル本体41は前記第2カバー本体62および前記第1カバー本体61の内部に配置され得る。
【0062】
図3を参照すると、本発明に係るレセプタクルコネクタ1はミッドプレート7を含むことができる。
【0063】
前記ミッドプレート7は前記第1絶縁部材31と前記第2絶縁部材32の間に配置されるものである。前記ミッドプレート7は前記第1絶縁部材31と前記第2絶縁部材32の間に位置することによって、前記絶縁部3の強度を補強することができる。また、前記ミッドプレート7は前記第1絶縁部材31と前記第2絶縁部材32それぞれに配置された前記接続部材21に対する遮蔽機能を遂行することもできる。前記ミッドプレート7は前記絶縁部3に比べてさらに大きい強度を有する材質で形成され得る。例えば、前記ミッドプレート7は金属で形成され、前記絶縁部3は合成樹脂で形成され得る。
【0064】
図3を参照すると、本発明に係るレセプタクルコネクタ1は防水部8を含むことができる。
【0065】
前記防水部8は前記シェル4の内部に対する防水構造を具現するものである。前記防水部8は前記絶縁部3の外面と前記シェル4の内面の間を密閉させることによって、前記シェル4の内部に対する防水構造を具現することができる。前記防水部8は前記コンタクト2を部分的に囲むように形成されることによって、前記コンタクト2に対する防水構造を具現することができる。前記コンタクト2が結合された絶縁部3が前記シェル4の内部に挿入された状態で前記シェル4の内部にポッティング液を塗布した後に硬化させることによって、前記防水部8が形成され得る。
【0066】
以上で説明した本発明は前述した実施例および添付された図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な置換、変形および変更が可能であることが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者において明白であろう。