(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-10
(45)【発行日】2023-05-18
(54)【発明の名称】スタンド式空調装置用廃水排出ポンプ
(51)【国際特許分類】
F04D 29/62 20060101AFI20230511BHJP
F04D 13/06 20060101ALI20230511BHJP
F04D 29/42 20060101ALI20230511BHJP
【FI】
F04D29/62 A
F04D13/06 B
F04D29/42 A
(21)【出願番号】P 2022004109
(22)【出願日】2022-01-14
【審査請求日】2022-01-17
(32)【優先日】2021-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】516068929
【氏名又は名称】合利美股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】蕭裕明
【審査官】丹治 和幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-226169(JP,A)
【文献】特開2020-165420(JP,A)
【文献】特開2020-165421(JP,A)
【文献】登録実用新案第3226014(JP,U)
【文献】中国実用新案第212535831(CN,U)
【文献】実開昭54-131107(JP,U)
【文献】特開2008-232059(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 29/62
F04D 13/06
F04D 29/42
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボルト留めすることなく集水槽内に
自立して設置可能なスタンド式空調装置用廃水排出ポンプであって、
ホルダー、ハウジングおよび蓋体を備え、
前記ホルダーは底部に形成されて開口部が下向きの吸水管と、側面に形成された排水管とを有し、
前記ハウジングは中心軸を有する円筒体であり、前記ホルダーの上方に装着されて前記ホルダーとの間が排水室になり、前記吸水管および前記排水管は内部空間が前記排水室に繋がり、前記排水室は内部に排水羽根車を有し、
前記ハウジングは内部にモーターを有し、前記モーターは駆動軸を有し、前記駆動軸は前記排水羽根車に連結され、
前記蓋体は前記ハウジングを覆って装着され、
前記ホルダーと前記ハウジングとの接合部位は円筒状であり、
前記吸水管は底部が前記ホルダーの末端部になり、
前記ホルダー、前記ハウジングおよび前記蓋体のいずれか一つは下へ伸びて形成された三つ以上の円柱状脚を有し、
三つ以上の前記円柱状脚は底部が前記集水槽の底面に立って前記吸水管の底部より低く、
三つ以上の前記円柱状脚は前記ハウジングの前記中心軸に向かって等角で配置され、前記円柱状脚の間に一定間隔を置いて液体を流動させ、
三つ以上の前記円柱状脚は底部の少なくとも一部分が前記ホルダーの円筒状部位に垂直の下方の空間範囲からはみ出
し、
集水槽の底面に設置した状態において、前記吸水管及び前記排水管の高さが、前記接合部位の高さ以下であることを特徴とする、
スタンド式空調装置用廃水排出ポンプ。
【請求項2】
三つ以上の前記円柱状脚はそれぞれ底部に磁石を有することを特徴とする請求項1に記載のスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ。
【請求項3】
三つ以上の前記円柱状脚はそれぞれ底部にマットを有し、前記マットによって前記集水槽の底面に接触することを特徴とする請求項1に記載のスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ。
【請求項4】
前記ホルダー、前記ハウジングおよび前記蓋体のいずれか一つを外側に突出させて三つ以上の凸状部を形成し、三つ以上の前記凸状部を一定の長さまで伸ばして三つ以上の前記円柱状脚を形成することを特徴とする請求項
1に記載のスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ。
【請求項5】
三つ以上の前記円柱状脚はそれぞれ補強リブを有し、三つ以上の前記補強リブはそれぞれ前記凸状部から下方の前記円柱状脚のボディーに沿って一定の長さまで伸びて形成されることを特徴とする請求項
4に記載のスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ。
【請求項6】
前記ホルダー、前記ハウジングおよび前記蓋体のいずれか一つを外側に突出させて三つ以上の凸状部を形成し、それぞれの前記凸状部の下方に円柱体をボルトで締結することによって三つ以上の前記円柱状脚を構成することを特徴とする請求項
1に記載のスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ。
【請求項7】
三つ以上の前記円柱状脚は下方かつ外側へ斜めに広がることを特徴とする請求項
1に記載のスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空調装置の廃水排出ポンプに関し、詳しくはスタンド式空調装置用廃水排出ポンプに関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知の空調装置、例えば一般的なセパレートエアコンを設置する際、廃水を下方の排水管路へ誘導するためのパイプを室内機の設置位置に配置することができなければ、空調装置の運転に伴って凝結した廃水を処理する廃水排出ポンプが必要である。
装着の簡単化および体積の縮減を実現させるために、特許文献1により開示された空調装置用廃水排出ポンプにおいて、モーターは廃水排出ポンプのハウジングによって被覆される。排水羽根車はモーターによって駆動されたうえでホルダー内部に吸水および排水を行う。上述した構造の特徴により、特許文献1はモーター、排水羽根車およびホルダーを組み合わせたうえで空調装置の運転に伴って凝結した廃水を外部へ排出する。
【0003】
特許文献1において、装着構造は複数の固定脚を有する。複数の固定脚はハウジングから上に伸びて形成され、平面座台、板状ボディーおよび板状ボディーの両側に位置する補強リブを有する。平面座台は複数の固定脚の頂部に配置され、固定孔を有する。設置作業を行う際、複数の固定脚の頂部の平面座台の固定孔にボルトを差し込んで複数の固定脚を空調装置または外部の固定用スタンドの底部に締め付ける。
【0004】
上述した装着方式はボルトで締結することであるため、ボルトで締結するための装着部位を空調装置に増設すると同時に全体の装着空間を考慮することが必要である。またメンテナンスのために廃水排出ポンプを取り外す際、ドライバーを使用しなければならない。つまり、工具を使用しないと取り外し作業ができない。
【0005】
上述したとおり、周知の空調装置の廃水排出ポンプの着脱作業には相当な手間がかかる。また、廃水排出ポンプを集水槽内の所定の位置に維持しなければ吸水および排水を効果的に進めることができないため、装着位置の安定性および有効性を考慮することが必要である。つまり、空調装置用廃水排出ポンプに関わる技術領域において、着脱作業の簡単化が実現できる技術は未だに開示されていなかった。
【0006】
先行技術の問題点をまとめると、現在の廃水排出ポンプは頂部の固定脚によって空調装置または固定用スタンドの底部に装着され、かつ装着作業にボルトを使用することが必要であるため、相当な手間がかかる。集水槽の位置を設定する際、廃水排出ポンプの装着位置と、作動の時の安定性および有効性とを考量することが必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は空調装置または固定用スタンドの底部にボルトを使って装着作業を行う必要がなく、集水槽内に直接装着することで利便性の向上を実現させるスタンド式空調装置用廃水排出ポンプを提供することを主な目的とする。
【0009】
本発明は、空調装置または固定用スタンドにおいての装着位置を考慮する必要なく、集水槽内に直接装着することができるスタンド式空調装置用廃水排出ポンプを提供することを別の一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するためのスタンド式空調装置用廃水排出ポンプは、集水槽内に装着され、ホルダー、ハウジングおよび蓋体を備える。ホルダーは底部に形成されて開口部が下向きの吸水管と、側面に形成された排水管とを有する。ハウジングは中心軸を有する円筒体であり、ホルダーの上方に装着されてホルダーとの間が排水室になる。吸水管および排水管は内部空間が排水室に繋がる。排水室は内部に排水羽根車を有する。ハウジングは内部にモーターを有する。モーターは駆動軸を有する。駆動軸は排水羽根車に連結される。蓋体はハウジングを覆って装着される。ホルダーとハウジングとの接合部位は円筒状である。吸水管は底部がホルダーの末端部になる。ホルダー、ハウジングおよび蓋体のいずれか一つは下へ伸びて形成された三つ以上の円柱状脚を有する。三つ以上の円柱状脚は底部が集水槽の底面に立って吸水管の底部より低い。三つ以上の円柱状脚はハウジングの中心軸に向かって等角で配置され、円柱状脚の間に一定間隔を置いて液体を流動させる。三つ以上の円柱状脚は底部の少なくとも一部分がホルダーの円筒状部位に垂直の下方の空間範囲からはみ出す。
【0011】
上述した課題を解決するためのスタンド式空調装置用廃水排出ポンプは、集水槽内に装着され、ホルダー、ハウジングおよび蓋体を備える。ホルダーは底部に形成されて開口部が下向きの吸水管と、側面に形成された排水管とを有する。ハウジングは中心軸を有する円筒体であり、ホルダーの上方に装着されてホルダーとの間が排水室になる。吸水管および排水管は内部空間が排水室に繋がる。排水室は内部に排水羽根車を有する。ハウジングは内部にモーターを有する。モーターは駆動軸を有する。駆動軸は排水羽根車に連結される。蓋体はハウジングを覆って装着される。ホルダーとハウジングとの接合部位は円筒状である。吸水管は底部がホルダーの末端部になる。ホルダー、ハウジングおよび蓋体のいずれか一つは下へ伸びて形成された三つ以上の円柱状脚を有する。三つ以上の円柱状脚は底部が集水槽の底面に立って吸水管の底部より低い。三つ以上の円柱状脚はハウジングの中心軸に向かって等角で配置され、円柱状脚の間に一定間隔を置いて液体を流動させる。三つ以上の円柱状脚は底部がホルダーの円筒状部位に垂直の下方の空間範囲内に収まる。三つ以上の円柱状脚は底部に磁石を有する。
【0012】
上述した技術的特徴により、本発明は空調装置または固定用スタンドの底部にボルトを使って装着作業を行う必要なく、集水槽内に直接装着することができるため、先行技術と比べて利便性向上を実現できるだけでなく、空調装置または固定用スタンドにおいての装着位置を考慮する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図3】本発明の第1実施形態を示す分解斜視図である。
【
図4】本発明の第1実施形態の使用状態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明によるスタンド式空調装置用廃水排出ポンプを図面に基づいて説明する。
【0015】
(第1実施形態)
図1から
図3に示すように、本発明の第1実施形態によるスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ10は集水槽91内に装着され、ホルダー11、ハウジング21および蓋体25を備える。
【0016】
ホルダー11は底部に形成されて開口部が下向きの吸水管12と、側面に形成された排水管14とを有する。
【0017】
ハウジング21は中心軸を有する円筒体である。中心軸は円柱状構造の仮想軸であるため、表示を省略する。ハウジング21はホルダー11の上方に装着されてホルダー11との間が排水室16になる。吸水管12および排水管14は内部空間が排水室16に繋がる。排水室16は内部に排水羽根車18を有する。ハウジング21は内部にモーターを有する。モーターは駆動軸を有する。駆動軸は排水羽根車18に連結される。モーターおよび駆動軸は周知の部材であるため、詳細な構造および装着状態は図面に表示しない。
【0018】
蓋体25はハウジング21を覆って装着される。
【0019】
ホルダー11とハウジング21との接合部位は円筒状である。吸水管12は底部がホルダー11の末端部になる。
【0020】
ホルダー11は三つの下へ伸びて形成された円柱状脚19を有する。三つの円柱状脚19は底部が集水槽91の底面に立って吸水管12の底部より低い。三つの円柱状脚19はハウジング21の中心軸に向かって等角で配置され、円柱状脚19の間に一定間隔を置いて液体を流動させる。三つの円柱状脚19は底部がホルダー11の円筒状部位に垂直の下方の空間範囲からはみ出す。
【0021】
第1実施形態において、三つの円柱状脚19はホルダー11の外側に突出して形成された三つの凸状部191から一定の長さまで伸びて形成される。三つの円柱状脚19はそれぞれ補強リブ192を有する。三つの円柱状脚19の補強リブ192は円柱状脚19の構造を補強し、円柱状脚19が捩れるか湾曲することを抑制するため、それぞれ凸状部191から円柱状脚19のボディーに沿って一定の長さまで伸びて形成される。
【0022】
図4に示すように、三つの円柱状脚19は集水槽91の底面に配置される。廃水排出ポンプ10は三つの円柱状脚19によって集水槽91内に直立状態を維持したうえで回転しながら排水作業を行う。三つの円柱状脚19は底部が吸水管12の底部より低い。つまり、吸水管12は底部が集水槽91の底面より高く、集水槽91の底面から一定の高さまで離れるため、吸水管12は集水槽91の底面に当接して塞がれることがない。
三つの円柱状脚19は等角で分布することで廃水排出ポンプ10の安定性を確保する。三つの円柱状脚19は底部がホルダー11の円筒状部位に垂直の下方の空間範囲からはみ出す。詳しく言えば、三つの円柱状脚19は底部がホルダー11の範囲からはみ出すため、直立状態を維持したうえで囲む範囲がホルダー11の範囲より大きいだけでなく、直立状態の安定性を維持することができる。
【0023】
図3に示すように、三つの円柱状脚19を直立状態に維持する安定性を強化する際、磁性のある鉄分を含有した集水槽91を使用し、三つの円柱状脚19の底部に磁石193を別々に付ければよい。廃水排出ポンプ10が集水槽91内に装着される際、三つの円柱状脚19は底部の磁石193が集水槽91に吸着することで安定性を強化する。
【0024】
図3に示すように、三つの円柱状脚19の材質は硬質プラスチックである場合、廃水排出ポンプ10の作動に伴って生じた振動は三つの円柱状脚19を集水槽71に軽微かつ頻繁に衝突させて騒音を生じさせる。騒音の発生を抑制するために、三つの円柱状脚19の底部にマット194を増設し、かつマット194を磁石193の下方に位置させれば、三つの円柱状脚19はそれぞれマット194が集水槽91の底面に接触することで騒音の発生を抑制する。三つの円柱状脚19に磁石193を装着しない場合であっても、三つの円柱状脚19の底部にマット194を配置すれば、騒音を消除する効果を達成することができる。
【0025】
第1実施形態は三つの円柱状脚19を例として挙げて説明するが、これに限定されず、円柱状脚19の数が四つまたは五つ以上であってもよい。
【0026】
第1実施形態の達成した効果をまとめると、本発明による廃水排出ポンプ10は三つの円柱状脚19によって集水槽91内に直立状態を維持したうえで集水槽91内の廃水を強制的に排出するため、空調装置(図中未表示)または固定用スタンド(図中未表示)の底部にボルトを使って締結作業を行う必要がなく、先行技術と比べて装着作業の利便性を有する。
また、本発明は集水槽91内に直立状態を維持する方式を採用するため、先行技術と比べて空調装置または固定用スタンドにおいての装着位置を考慮する必要がなく、装着作業に必要な空間を容易に確保することができる。
【0027】
(第2実施形態)
図5および
図6は本発明の第2実施形態によるスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ30を示す斜視図および正面図である。第1実施形態との違いは下記の通りである。
【0028】
第2実施形態において、三つの円柱状脚39はそれぞれ底部がホルダー31の円筒状部位に垂直の下方の空間範囲内に収まる。三つの円柱状脚39はそれぞれ底部に磁石393を有する。
【0029】
第2実施形態において、廃水排出ポンプ30は三つの円柱状脚39によって集水槽91の底面に直立状態を維持する。三つの円柱状脚39はそれぞれ底部がホルダー31の円筒状部位に垂直の下方の空間範囲内に収まるため、第1実施形態と比べて直立状態を維持する際の安定性が比較的低い。このため、安定性を向上させるために、三つの円柱状脚39の底部に磁石393を配置し、磁性のある鉄分を含有した集水槽91を使用すれば、三つの磁石393は集水槽91に吸着することで廃水排出ポンプ30を安定させる。
【0030】
第2実施形態のほかの構造および達成する効果は第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
【0031】
(第3実施形態)
図7は本発明の第3実施形態によるスタンド式空調装置用廃水排出ポンプ50を示す斜視図である。第1実施形態との違いは下記の通りである。
【0032】
第3実施形態において、三つの円柱状脚59はホルダー51から形成されるのではなく、蓋体65から外側に伸びて形成された三つの凸状部591の下方に三つの円柱体595をボルト599で締結することによって構成される。
【0033】
第3実施形態において、三つの円柱状脚59は下方かつ外側へ斜めに伸びて底部を拡大させるため、直立状態を維持したうえで囲む範囲が大きくなるだけでなく、安定性を向上させる。
【0034】
第3実施形態のほかの構造および達成する効果は第1実施形態と同じであるため、説明を省略する。
【0035】
上述した三つの実施形態において、三つの円柱状脚19はホルダー11または蓋体25から外部へ伸びて形成されるが、これに限定されず、ハウジング21から外部へ伸びて形成されてもよい。ハウジング21から外部へ伸びて形成される三つの円柱状脚19の構造は上述した三つの実施形態の記載によって理解することができるため、図面を省略する。
【符号の説明】
【0036】
10 スタンド式空調装置用廃水排出ポンプ
11 ホルダー
12 吸水管
14 排水管
16 排水室
18 排水羽根車
19 円柱状脚
191 凸状部
192 補強リブ
193 磁石
194 マット
21 ハウジング
25 蓋体
30 スタンド式空調装置用廃水排出ポンプ
31 ホルダー
39 円柱状脚
393 磁石
50 スタンド式空調装置用廃水排出ポンプ
51 ホルダー
59 円柱状脚
591 凸状部
595 円柱体
599 ボルト
65 蓋体
91 集水槽
【要約】
【課題】スタンド式空調装置用廃水排出ポンプを提供する。
【解決手段】スタンド式空調装置用廃水排出ポンプはホルダー、ハウジングおよび蓋体を備える。ホルダーとハウジングとの接合部位は円筒状である。ホルダーは吸水管を有し、吸水管の底部がホルダーの末端部になる。ホルダー、ハウジングおよび蓋体のいずれか一つは下へ伸びて形成された三つ以上の円柱状脚を有する。三つ以上の円柱状脚は底部が集水槽の底面に立って吸水管の底部より低い。三つ以上の円柱状脚はハウジングの中心軸に向かって等角で配置され、円柱状脚の間に一定間隔を置いて液体を流動させる。三つ以上の円柱状脚は底部の少なくとも一部分がホルダーに垂直の下方の空間範囲からはみ出す。或いは三つ以上の円柱状脚は底部がホルダーに垂直の下方の空間範囲内に収まり、かつそれぞれ底部に磁石を有する。
【選択図】
図3