IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ピットガレージダクトの特許一覧

特許7276952バイク用バックミラー型前後一体式同時映像記録装置
<>
  • 特許-バイク用バックミラー型前後一体式同時映像記録装置 図1
  • 特許-バイク用バックミラー型前後一体式同時映像記録装置 図2
  • 特許-バイク用バックミラー型前後一体式同時映像記録装置 図3
  • 特許-バイク用バックミラー型前後一体式同時映像記録装置 図4
  • 特許-バイク用バックミラー型前後一体式同時映像記録装置 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-10
(45)【発行日】2023-05-18
(54)【発明の名称】バイク用バックミラー型前後一体式同時映像記録装置
(51)【国際特許分類】
   B62J 29/00 20060101AFI20230511BHJP
   B62J 45/00 20200101ALI20230511BHJP
【FI】
B62J29/00 A
B62J45/00
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2022573812
(86)(22)【出願日】2021-01-05
(86)【国際出願番号】 JP2021000059
(87)【国際公開番号】W WO2022149180
(87)【国際公開日】2022-07-14
【審査請求日】2023-01-16
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】720011483
【氏名又は名称】株式会社ピットガレージダクト
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 直樹
(72)【発明者】
【氏名】舟橋 元博
【審査官】伊藤 秀行
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第202011361(CN,U)
【文献】中国実用新案第206598927(CN,U)
【文献】特開2017-154653(JP,A)
【文献】特開2018-144799(JP,A)
【文献】特開2010-281691(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62J 29/00
B62J 45/00
B60R 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動二輪車及び自動三輪車、側車付自動二輪車、原動機付き自転車の用に供するバックミラー筐体内に、映像と音声を記録する映像記録装置本体と、前方撮影用カメラと後方撮影用カメラとを内在させた上、前方撮影用カメラと後方撮影用カメラが前後方向に見て重複しないように、且つバックミラー筐体外周の局所的に突出した輪郭とならないように配置したことを特徴とした、常時録画仕様の防水式前後一体型同時映像記録装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は映像記憶装置に係り、自動二輪車及び自動三輪車、側車付自動二輪車、原動機付き自転車(以降、「自動2輪車等」と読み替える)に搭載するドライブレコーダーやアクションカメラとして好適に利用できるものである。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、「第一カメラ26と第二カメラ27は、背中合わせに配置され、それぞれが反対向きを撮影するように固定・連結されてカメラユニット35を構成する。カメラユニット35は、扁平な矩形状のホルダー36を起立させ、その前面に第一カメラ26を固定し、その後面に第二カメラ27を固定して一体化する。その固定は、例えばネジにより行う。」ことが記載されている。
【0003】
例えば特許文献2に開示される「パイプ状、又は、断面がコ字形又はC字形の自動二輪車の車体フレーム18を備え、車体フレーム18の長手方向の開放された端部18aにカメラ100を配置することにより、車体フレーム18が端部18a内に配置されたカメラ100を包み込んで有効に保護し、その破損等を防止することができる。」ことが記載されている。
【0004】
特許文献3に開示される「カメラが、運転者の表情を撮影する第1カメラを含み、記憶装置は、第1カメラの映像と関連付けて、車両環境情報を記憶するので、第1カメラで運転者の動作、表情を撮影し、撮影された映像を車両環境情報と関連付けて記憶することで、運転者の映像を車両環境情報に対応させて見ることができる。従って、単に運転者の映像のみを見るのに比べて運転者や車両等の状況をよりリアルに体感することができる。従って、運転者や車両等に対する興味をより深めることが可能になる。 また、車両環境情報が、第2カメラで撮影された車両前方の映像情報であるので、運転者の動作、表情に車両前方の映像情報を関連付けて記憶することで、関連付けられた情報から、車両走行地域、車両走行状態に対応した運転者の状態を把握することができる。」ことが記載されている。
【0005】
特許文献4には、「バックカメラの車両設置後、地面上で所望のカメラ光軸が地面と交わる点を通る該所望のカメラ光軸に垂直な線上に位置する2つの回転調整用ターゲットからなる実パターンと、表示画面上で画面中心を通る水平線上の2点を包含する回転調整用画面表示パターンとの表示画面上での相対位置を調整することにより、カメラ光軸回りの回転ずれを計測する。また、地面上で回転調整用ターゲットの位置よりも車両遠方に位置する位置調整用ターゲットからなる実パターンと、表示画面上で回転調整用画面表示パターンの位置よりも上方に位置する位置調整用画面表示パターンとの表示画面上での相対位置を調整することにより、カメラ光軸の方向ずれを計測する。」ことが記載されている
【0006】
特許文献5には、「ドライブレコーダーは長年の技術の進化に伴い、その機能及び技術が大幅に進歩している。また、車輌に装設されるドライブレコーダーの最も重要な機能は、映像及び音声記録が記録媒体に保存できるため、走行状況の監視及び事故時の責任の所在の証拠として採用され、その有用性からドライブレコーダーは加速度的に普及している。」ことが記載されている。
【0007】
特許文献6には、「カメラで撮像した車両の後方視界を表示する表示装置(例えば液晶ディスプレイ)を内蔵し、さまざまな走行環境において運転者に鮮明な後方視界を提供できる電子ミラー装置が実用化されている。この種の電子ミラー装置は、入射光の一部を反射し、一部を透過させるマジックミラー(one-way mirror)を備え、マジックミラーの背面側に表示装置が配置される。電子ミラー装置においても、マジックミラー及び表示装置の視認性を確保するために、表示装置のオン/オフ状態に応じて表示面の傾斜角度を変更できるようになっている。」ことが記載されている。
【0008】
また、本発明の目的はこれに限定されず、本明細書及び図面等に開示される構成の部分から奏する効果を得ることを目的とするが、本願の出願人は本明細書に記載の構成の一部を補正または分割出願にて特許請求の範囲とする意思を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】特開2020-145687
【文献】特開2019-001301
【文献】再表2015-049792
【文献】特開2005-077107
【文献】特開2016-103257
【文献】特開2018-052459
【文献】特開2017-154653
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
映像記録装置は普及傾向にあるが、自動二輪車等の場合では、責任の所在が曖昧となる交通事故の事例が後を絶たず、各種の事故を起因とした高額賠償につながる交通事故も増加傾向にある。また事故被害者の支援に役立つ一方で、近年では動画撮影が嗜好対象として認知されている。然しながら、特に自動二輪車等の車輌動画撮影をする場合には煩雑な配線処理を施す必要があり、映像記録装置を実装する上で利便性に欠けるなど、本来あるべき映像記録装置の恩恵を受けづらい状況にある。
【0011】
背景技術で記述されている特許文献2には、包み込むように車体フレーム内部に撮影カメラを設置することでカメラ本体を破損等から防止する記載がなされているが、その場所からは、必要とする画角が得られることが少なく、設置する後方用撮影カメラは別体であるため、配線処理は煩雑なままである。
【0012】
また、特許文献2には「運転者の動作、表情に車両前方の映像情報を関連付けて記憶することで、関連付けられた情報から、車両走行地域、車両走行状態に対応した運転者の状態を把握することができる」旨の記述がなされているが、特に後方の撮影は、運転者の動作、表情に車両前方の映像情報を関連付けることに主眼を置いており、その撮影場所からは得られる画角の範囲も限定的であり、特許文献7には、主にハーフミラーのようなものを介して撮影する「カメラ付き後方確認装置」について記載されているが、ハーフミラー等を使用した場合は鏡面自体に歪が生じてしまうため鮮明な画像が得られず、防塵機能や画角調整機能を有しないために使用者の求める適正なアングルが望めず、装着時の汎用性に限りがあるため、実用性に乏しい。
【0013】
現時点に於いて特許文献1で示されるような、四輪自動車の車室に用いる前後一体型ドライブレコーダーは存在しているが、自動二輪車等の発電機から供給されるDC12Vから直接電源供給をして、常時録画が可能な防水式前後一体型同時映像記録装置は現存していない。本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、より簡便に利用を促進するツールとして有用な機能を搭載する映像記録装置を提供することで、自動二輪車等の利用者が、従来ある煩雑な配線が必要だった利用環境からの脱却を図ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、自動二輪車等の利用者が、使用を躊躇う原因となる煩雑な配線処理を排した上、バックミラーに前方及び後方撮影用カメラを配置することで、必要とする画角と映像情報を確保することが可能であり、且つ、電源の配線処理だけで簡便に使用することができるため、利用者自身が短時間でより簡便に装着することができるなど、使い勝手に優れた映像記録装置であることを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、自動二輪車等の発電機能を備えた車輌に対し、電源の配線処理だけで使用することができ、必要且つ十分な映像と音声情報を取得するための手段として、 音声を記録するマイク入力部と、前記前方撮像手段および前記後方撮像手段で撮影された画像を記録媒体に記録する機能を有しながら、前後カメラをバックミラーの筐体内部に一元化させる構造形態を採ることを特徴とする。
【0017】
さらに請求項1記載の発明は、常時録画を実行する仕様とし、外形状は後方撮影カメラのレンズ部が鏡面から露出し、前方撮影カメラはカメラレンズ部以外を筐体内に内蔵する構造を有し、車輛外観を損なわないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明は、自動二輪車等で前後動画撮影をする場合には、4本以上にもなる煩雑な配線処理を行わなければならなかったが、自動二輪車等の利用者が、使用を躊躇う原因となる配線処理を極力排した事により手軽に取り付けができるため、自衛手段としての「事故に遭遇した際に証拠映像を残したい」というニーズや安全運転意識の向上に、より一層応えることができる。また、多機能携帯端末などでも見られるように、写真を撮影する感覚で「日常を記録」する嗜好的要素を持つなど、本発明で提供するバックミラー型の前後一体式同時映像記録装置は、機能部品としてだけではなく、簡便にして、より身近な嗜好品としての用途も有することから、有用な社会資源の一つとして、ドライブレコーダーやアクションカメラの分野で活用ができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1本発明に係るカメラ露出型(ネイキッド型、原付型)前後一体式の同時映像記録装置を説明する図である。
図2本発明に係るカメラ内蔵型(ネイキッド型、原付型)前後一体式の同時映像記録装置を説明する図である。
図3本発明に係るカメラ露出型(カウル装着型)前後一体式の同時映像記録装置を説明する図である。
図4本発明に係るカメラ内蔵型(カウル装着型)前後一体式の同時映像記録装置を説明する図である。
図5本発明に係るバックミラーの外形上を変えたカメラ内蔵型(ネイキッド型、原付型、カウル装着型)前後一体式の同時映像記録装置を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面に示した本発明の実施例に基づき説明する。これらの図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。
【0022】
記載されている装置の構成や形状等は単なる説明例であり、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、本願の出願人の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
【0023】
(1)図1図3で示す本形態のバックミラー型映像記録装置は、好適な一実施形態の外形図等を示している。それらはネイキッド型、原動機付自転車型、カウル装着型に分類され、その用途は右車線用と左車線用に分かれるが、この装置は日本国内だけでなく、通行区分帯が日本国と異なる諸外国での利用者も想定するため、左右どちらでも任意で選ぶことができる。
【0024】
(2)特許文献4では、カメラ部で撮影されて記録部に取り込まれた画像は、液晶モニターで確認可能であるが、車輌や運転状況を多機能携帯端末などに使用することで、よりリアルに見ることができれば、車輌や運転者の情況に対する興味を喚起することが可能である。本発明の映像記録装置は、図1図3のリアカメラ1で示す後方の記録映像では、運転者自身の画像が映し込まれることで、その場の状況がより写実的に再現できると共に、使用に応じて気軽に映像確認ができる嗜好的な用途にも供することができる。
【0025】
(3)図1図3で示すバックミラー型の前後一体型同時映像記録装置は、日本国の車検(自動車検査登録制度)対応とするが、他国の通行区分によって柔軟に対応しても良い。自動二輪車等の車輌に実装する場合は、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第224条(後写鏡等)に定められた基準を満たすものであるが、例えば日本国の場合、オートバイのバックミラーの保安基準が変更になっていることにも着目し、平成19年1月1日以降に製造されたすべての車輌、及び平成17年1月1日以降に型式を認定されたすべての車輌のバックミラーについて、使用する鏡面の面積は69センチ平米以上を確保し、円形の物は、鏡面の大きさが直径94mm以上150mm以下とする。円形以外(角形や楕円形など)の外形を有する場合は、鏡面の大きさが120×200mm(または200×120mm)未満で、直径78mmの円を隠すことができるなど、全ての保安基準を満たした形状を採る。
【0026】
(4)図1図3で示すバックミラー型映像記録装置は、その筐体内部で各種の処理を実行する、図1及び図2で示した防水機能付き映像記録装置Aと、前方向用撮影カメラ4と、後方向用撮影カメラ1を備え、その映像記録装置本体と撮影カメラは防水機能を有する。また音声入力は、例えば、事故発生時では、衝突前後の音や運転者の音声などを集音して録音する為のものであるが、利用者が任意の場所の音声を記録する場合、例えば外部入力機能を有するマイクに対応してもよい。
【0027】
(5)図1及び図2で示す、前方向用撮影カメラ4と、後方向用撮影カメラ1は筐体内の有効空間に配置され、車輌本来にある外観を損なうことを回避すると共に、日本国の車検(自動車検査登録制度)に対応させるため、図1及び図2の前方向用撮影カメラ4に示す前面の撮影部は、レンズ先端部が突出しないように筐体と同一面以内にする仕様とする。
【0028】
(6)この映像記録装置で使用する撮影カメラは広角レンズを採用し、撮影して得られた映像は記録が可能であり、記録した映像情報を出力する機能を備えている。この2つのカメラは図1図3表した外形上に示す各筐体で一体式になるように内在され、前方後方ともに必要かつ十分な、広い範囲の映像を同時に撮影する機能を有する。
【0029】
(7)図1図3で示すバックミラー型映像記録装置の筐体内に内蔵する撮影カメラは、図1及び図2で示した防水機能付き映像記録装置Aが筐体内部で干渉しないよう、概ね図で示した同様の位置に配置される。図1及び図2の前方向用撮影カメラ4で示す前面のフロントカメラ部は、前方の撮影範囲に影響を及ぼすことがないように、取付けるステーの連結部分に近接させることで撮影する画角を運転者の視線に近づけるように配しており、図1及び図2の後方向用撮影カメラ1で示す、後方を撮影するための鏡面側撮影部は、後方の撮影記録が良好に映る範囲を確保し、且つ運転手の情況が確認できるよう、その筐体の外側端部にカメラレンズを配する。
【0030】
(8)本発明の請求項1にあるバックミラー型映像記録装置を採用する場合、図2及び図4に示す後方撮影用カメラ1は、撮影方向を固定する機能を備えるだけでなく、レンズを露出させることがないように設置しており、図2及び図4で示すミラー面2に、マジックミラー(one-way mirror)を使用することで鏡面内に撮影カメラを内蔵し、車輌本来にある外観を損なうことを回避している。尚、図2及び図4の後方向用撮影カメラ4に示す前面の撮影部は、レンズ先端部が大きく突出しないように筐体と極力、同一面にする仕様とする。
【0031】
(9)本発明の請求項1にあるバックミラー型映像記録装置を採用する場合、図1図3で示す後方カメラ1は、撮影方向を固定する機能を備えるだけでなく、後方撮影用カメラのレンズ部を露出するように設置しており、図1図3で示すミラー面2の外縁部に位置するバックミラーハウジング部から、カメラレンズの一部を露出した形態で撮影カメラを内蔵し、車輌本来にある外観を損なうことをないように回避している。尚、図1及び図2の前方向用撮影カメラ4で示す前面の撮影部は、カメラレンズ部以外を筐体内に内蔵する仕様とする。
【0032】
(10)この映像記録装置で採用する映像を記録するための記録媒体は、転倒等による衝撃でカメラが破損した場合でも、記録装置本体に内蔵している記録媒体自体が物理的に破損する可能性が少ないため、マイクロSDカード等を採用する。その場合、本発明のバックミラー型の映像記録装置では、図1及び図2で示すマイクロSDカード(スロット)8に示す映像記録媒体の収納場所であるカードスロットを、バックミラー底面側に搭載する。また、マイクロSDカードスロット部には、図1及び図2で示す防水防塵蓋9を使用して、水や塵の浸入を確実に防ぐ仕様にする。
【0033】
(11)映像記録装置への電気供給方法は、図1及び図2に示した、付属する防水仕様の電源コネクター7に接続して給電する方法を採るが、その場合、車輌に搭載されたDC12V電源や、モバイルバッテリーやUSBポートのDC5V電源に、本装置に付属する電源線を接続して給電する場合と、電源遮断後も一定の時間記録を続ける簡易蓄電池を使用して給電を図る方法が有る。尚、図1及び図2に示した防水型電源コネクター7は、筐体外部に露出させて給電ができるようにする他、直接筐体に接続しても良い。尚、図3で示すカウル型映像記録装置は、カウル内部に電源コネクターの配線を延長し、カウル内で接続して給電する方法を採るが、その際に使用する、図3に示したカウル取付け用ステー6は、自動二輪車等に既存している取付け孔に接続する。
【0034】
(12)例えば本発明に搭載される機能として、図1及び図2で示す前方向用撮影カメラ4と、後方向用撮影カメラ1でそれぞれ同時撮影した映像は、多機能携帯端末等を使用して専用のアプリケーションプログラムを使用することで、必要とする操作設定や表示ができ、各種操作で基準画面を表示する機能や、画角を調整する機能を備え、映像記録の管理を行うことができるようにするとよい。
【0035】
(13)本発明で使用する無線ネットワーク通信装置は、[WIFI](登録商標)や[LTE](登録商標)、近距離無線通信[Blue tooth(登録商標)]方式等で充足するものであり、ドライブレコーダーの走行中の映像記録のコピーを、クラウドストレージに保存する応用方式も採用することができる。
【0036】
(14)図1図3で示すバックミラー型映像記録装置は、自動二輪車等の利用者が、本形態のバックミラーを簡便に使用することを可能にするため、利用する自動二輪車に適合する径に合わせ、図1及び図2に示す10mm若しくは8mmミラー用ボルトナット6を選択して、バックミラー型を実装し固定する。また、カウル装着型も同様に簡便に使用することができ、利用する自動二輪車に既存しているステーを使用した上で固定する。
【0037】
(15)本発明のバックミラー型映像記録装置の取付け手段は、映像記録装置を内蔵したバックミラーを、通常ある交換手順に従って車輌に取り付け、撮影手段の撮影方向を固定した後、給電を図るものとする。
【符号の説明】
【0038】
図1
1 リヤカメラ
2 ミラー面
3 78mm包含円
4 フロントカメラ
5 防水緩衝材
6 10mm or 8mmミラー用ボルトナット
7 電源コネクター DC12V、DC5V(防水型)
8 マイクロSDカード(スロット)
9 防水蓋
映像記録装置

図2
1 リヤカメラ
2 ミラー面
3 78mm包含円
4 フロントカメラ
5 欠番
6 10mm or 8mmミラー用ボルトナット
7 電源コネクター DC12V、DC5V(防水型)
8 マイクロSDカード(スロット)
9 防水蓋
映像記録装置

図3
1 リヤカメラ
2 ミラー面
3 78mm包含円
4 フロントカメラ
5 防水緩衝材
6 カウル取付け用ステー
7 電源コネクター DC12V、DC5V(防水型)
8 マイクロSDカード(スロット)
9 防水蓋
A 映像記録装置

図4
1 リヤカメラ
2 ミラー面
3 78mm包含円
4 フロントカメラ
5 欠番
6 カウル取付け用ステー
7 電源コネクター DC12V、DC5V(防水型)
8 マイクロSDカード(スロット)
9 防水蓋
A 映像記録装置

図5
1 リヤカメラ
2 ミラー面
3 78mm包含円
4 フロントカメラ
5 欠番
6 10mm or 8mmミラー用ボルトナット
7 電源コネクター DC12V、DC5V(防水型)
8 マイクロSDカード(スロット)
9 防水蓋
A 映像記録装置
図1
図2
図3
図4
図5