(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-10
(45)【発行日】2023-05-19
(54)【発明の名称】線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
H01L 23/12 20060101AFI20230511BHJP
H05K 1/02 20060101ALI20230511BHJP
H05K 3/46 20060101ALI20230511BHJP
【FI】
H01L23/12 J
H01L23/12 501P
H05K1/02 F
H05K3/46 Q
H05K3/46 U
(21)【出願番号】P 2021130634
(22)【出願日】2021-08-10
【審査請求日】2021-08-10
(31)【優先権主張番号】202010876334.0
(32)【優先日】2020-08-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521133551
【氏名又は名称】ズハイ アクセス セミコンダクター シーオー.,エルティーディー
【氏名又は名称原語表記】Zhuhai Access Semiconductor Co., Ltd
(74)【代理人】
【識別番号】100088904
【氏名又は名称】庄司 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100124453
【氏名又は名称】資延 由利子
(74)【代理人】
【識別番号】100135208
【氏名又は名称】大杉 卓也
(74)【代理人】
【識別番号】100163544
【氏名又は名称】平田 緑
(74)【代理人】
【識別番号】100183656
【氏名又は名称】庄司 晃
(72)【発明者】
【氏名】チェン ケンメイ
(72)【発明者】
【氏名】フェン レイ
(72)【発明者】
【氏名】フアン ベンキア
(72)【発明者】
【氏名】フエン ジンドン
(72)【発明者】
【氏名】リ ミンキオン
(72)【発明者】
【氏名】キン シウイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン ウェンシ
【審査官】正山 旭
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第106997870(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0197831(US,A1)
【文献】特開2015-198246(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0053732(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0162556(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0077394(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第111029332(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0309571(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0144192(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第106057745(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0051612(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/12
H05K 1/02
H05K 3/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのチップと前記少なくとも一つのチップを囲繞する支持枠を含み、前記支持枠が、高さ方向に沿って前記支持枠を貫通するビア柱と、前記支持枠の第1の面にある第1の配線層と、前記チップの裏面にある放熱層と、を含み、
前記第1の配線層が前記支持枠内に埋め込まれ、前記第1の配線層の外面が前記第1の面と同一面であり、又は前記第1の面よりも高く、前記第1の配線層が前記放熱層と導通接続されており、前記チップと前記
支持枠との間の間隙は、完全に誘電体材料により充填されており、前記チップの端子面に第2の配線層が形成されており、前記第2の配線層が前記ビア柱を介して前記第1の配線層と導通接続される、
線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造。
【請求項2】
前記誘電体材料は、プリプレグ、膜状有機樹脂又はそれらの組み合わせを含む、
請求項1に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構
造。
【請求項3】
前記支持枠は、有機電気絶縁材料を含む、
請求項1に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造。
【請求項4】
前記有機電気絶縁材料は、ポリイミド、エポキシ樹脂、ビスマレイミド/トリアジン樹脂、ポリフェニレン
エーテル、ポリアクリレート、プリプレグ、膜状有機樹脂又はそれらの組み合わせを含む、
請求項3に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造。
【請求項5】
前記ビア柱は、銅ビア柱を含む、
請求項1に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造。
【請求項6】
前記放熱層の材料は、銅、ニッケル、銀、金及びそれらの合金の少なくとも1つから選択される、
請求項1に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造。
【請求項7】
多層相互接続構造を形成するために、前記第1の配線層及び/又は前記第2の配線層に、絶縁層と線路層とを含む付加層がさらに設けられている、
請求項1に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造。
【請求項8】
(a)支持枠をプリキャストするステップであって、前記支持枠が、高さ方向に沿って前記支持枠を貫通するビア柱と、前記支持枠の第1の面にある第1の配線層と、前記支持枠に囲繞された貫通キャビティと、を含み、
前記第1の配線層が前記支持枠内に埋め込まれ、前記第1の配線層の外面が前記第1の面と同一面であり、又は前記第1の面よりも高く、前記第1の配線層が前記ビア柱と導通接続されるステップと、
(b)チップの裏面を前記第1の面に向けるとともに、前記チップと前記
支持枠との間の間隙を完全に誘電体材料を充填させるように、前記貫通キャビティに前記チップを装着するステップと、
(c)前記チップの裏面に放熱層を形成するとともに、前記放熱層を前記第1の配線層と導通接続させるステップと、
(d)前記チップの端子面に、前記ビア柱を介して前記第1の配線層と導通接続される第2の配線層を形成するステップと、を含む
線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項9】
ステップ(b)は、
(b1)前記支持枠の第2の面に接着層を貼り付けるステップと、
(b2)チップの端子面を前記接着層に接着固定するステップと、
(b3)前記支持枠の第2の面に誘電体材料を施して、前記チップと前記
支持枠との間の間隙を完全に充填するステップと、
(b4)前記第1の配線層を露出させるように、前記誘電体材料を薄くするステップと、
(b5)プラズマエッチングやレーザ穴あけで前記チップの裏側を露出させるステップと
(b6)前記接着層を除去するステップと、をさらに含む、
請求項8に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項10】
前記支持枠は、ポリイミド、エポキシ樹脂、ビスマレイミド/トリアジン樹脂、ポリフェニレン
エーテル、ポリアクリレート、プリプレグ、膜状有機樹脂又はそれらの組合せを含む、
請求項8に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項11】
前記接着層は、テープを含む、
請求項9に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項12】
前記誘電体材料は、プリプレグ、膜状有機樹脂またはそれらの組み合わせを含む、
請求項8に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項13】
加熱又は紫外光を照射することにより前記接着層を分解させることによって前記接着層を除去する、
請求項9に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項14】
ステップ(c)は、
(c1)前記支持枠の第1の面と前記チップの裏面に第1の金属シード層を堆積するステップと、
(c2)前記支持枠の第2の面に第1のエッチングバリア層を施すステップと、
(c3)前記第1の金属シード層に電気めっきして第1の金属層を形成するステップと、
(c4)前記第1の金属層に第1のフォトレジスト層を施すステップと、
(c5)前記第1のフォトレジスト層をパターン化して第1の特徴パターンを形成するステップと、
(c6)前記第1の特徴パターンで前記第1の金属層をエッチングして前記第1の配線層と導通接続される放熱層を形成するステップと、
(c7)前記第1のエッチングバリア層と前記第1のフォトレジスト層を除去するとともに、前記第1の金属シード層をエッチングするステップと、を含む、
請求項8に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項15】
ステップ(c2)は、前記第1の金属シード層に銅、ニッケル、銀、金またはそれらの合金を電気めっきして第1の金属層を形成することを含む、
請求項14に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項16】
ステップ(d)は、
(d1)前記放熱層に第2のエッチングバリア層を施すステップと、
(d2)前記支持枠の第2の面に第2の金属シード層を堆積するステップと、
(d3)前記第2の金属シード層に電気めっきして第2の金属層を形成するステップと、
(d4)前記第2の金属層に第2のフォトレジスト層を施すステップと、
(d5)前記第2のフォトレジスト層をパターン化して第2の特徴パターンを形成するステップと、
(d6)前記第2の特徴パターンで前記第2の金属層をエッチングして第2の配線層を形成するステップと、
(d7)前記第2のエッチングバリア層と前記第2のフォトレジスト層を除去するとともに、前記第2の金属シード層をエッチングするステップと、を含む、
請求項8に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項17】
前記第1の金属シード
層は、チタン、銅又はそれらの合金を含む、
請求項1
4に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項18】
前記放熱層と前記第2の配線層のそれぞれにソルダーレジスト層を施すとともに、露出した金属を表面処理してソルダーレジスト窓を形成することをさらに含む、
請求項8に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項19】
(e)多層相互接続構造を形成するように、前記放熱層及び/又は前記第2の配線層に増層工程を行って付加層を形成するステップをさらに含む、
請求項8に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【請求項20】
ステップ(e)は、
(e1)前記放熱層と前記第2の配線層のそれぞれに誘電体材料をラミネートして、第1の誘電体層と第2の誘電体層を形成するステップと、
(e2)前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体層のそれぞれに第1のビアと第2のビアを形成するステップと、
(e3)前記第1の誘電体層と前記第1のビア内に第3の金属シード層を堆積して、前記第2の誘電体層と前記第2のビア内に第4の金属シード層を堆積するステップと、
(e4)前記第3の金属シード層に銅を電気めっきして第1の銅層と第1の銅柱を形成して、前記第4の金属シード層に銅を電気めっきして第2の銅層と第2の銅柱を形成するステップと、
(e5)第1の銅層と第2の銅層のそれぞれに第3のフォトレジスト層と第4のフォトレジスト層を施すステップと、
(e6)前記第3のフォトレジスト層と前記第4のフォトレジスト層をパターン化して第3の特徴パターンと第4の特徴パターンを形成するステップと、
(e7)前記第3の特徴パターンと前記第4の特徴パターンで前記第1の銅層と前記第2の銅層をそれぞれエッチングして第3の配線層と第4の配線層を形成するステップと、
(e8)前記第3のフォトレジスト層と前記第4のフォトレジスト層を除去するとともに、前記第3の金属シード層と前記第4の金属シード層をエッチングするステップとを含む、
請求項19に記載の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子デバイスのパッケージ構造に関するものであり、具体的に線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造及びその製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスの応用場面がますます普及するにつれて、集積度がますます高くなり、放熱は、埋め込み型パッケージ設計の要求の中で最も重要な考慮事項の一つになっている。現在、主な放熱方案は、パッケージ基板の埋め込みデバイスの裏面に金属熱伝導ビア柱を形成して放熱することであり、その放熱効率は、熱接触層材料を利用するものよりはるかに高い。熱接触層材料の熱伝導率は、通常0.8W/(m.K)~2W/(m.K)しかないため、デバイスと金属層が直接接触するのに対して、放熱効果が150倍近く劣る。
【0003】
中国特許公報CN106997870Bには、埋め込み型パッケージ構造が開示されており、
図1に示すように、チップ12は、チップの高さによって分離された端子面14と裏面16を有し、チップの裏面16が厚銅層36に被覆されるとともに、パッケージ材料の一方の面と同一面である。このような構造は、厚銅層がチップの裏面全体を被覆しているため、チップの放熱に有利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の技術における厚銅層は、チップの裏面のみを被覆するが、基板の他の領域は、厚銅に被覆されておらず、基板の局所的な領域に反りの問題が生じやすく、チップの裏面に銅層を設けて放熱しかできず、放熱面積が限られており、また、裏面の厚銅層は、増層後に銅ポスト法により銅表面を露出させる必要があり、増層誘電体層の厚さを制御することが困難となることで、誘電体層や銅厚が仕様に達することが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施態様は、上記の技術課題を解決するために、線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造及びその製造方法を提供することに関するものである。本発明は、支持枠内に配線層をプリセットすることで、埋め込み型パッケージ基板の局所的な反りの問題を改善し、基板の製造過程での操作難度と折板のリスクを低減し、埋め込みチップの再配線のフローを低減し、後続の工程による欠陥を低減し、埋め込み基板の歩留まりを向上させ、放熱面積を増加させ、放熱効率をさらに向上させるとともに、配線層をプリセットすることで枠を研磨板で薄くすることによるガラス繊維露出の問題を解決し、ガラス繊維露出による信頼性降下の問題を解決した。
【0007】
本発明の第一態様は、少なくとも一つのチップと前記少なくとも一つのチップを囲繞する支持枠を含み、前記支持枠が、高さ方向に沿って前記支持枠を貫通するビア柱と、前記支持枠の第1の面にある第1の配線層と、前記チップの裏面にある放熱層と、を含み、前記第1の配線層が前記第1の面と同一面であり、又は前記第1の面よりも高く、前記第1の配線層が前記放熱層と導通接続されており、前記チップと前記枠との間の間隙は、完全に誘電体材料により充填されており、前記チップの端子面に第2の配線層が形成されており、前記第2の配線層が前記ビア柱を介して前記第1の配線層と導通接続される、線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造に関するものである。
【0008】
いくつかの実施態様において、前記誘電体材料は、プリプレグ、膜状有機樹脂又はそれらの組合せを含む。
いくつかの実施態様において、前記支持枠は、有機電気絶縁材料を含み、好ましくは、前記有機電気絶縁材料は、ポリイミド、エポキシ樹脂、ビスマレイミド/トリアジン樹脂、ポリフェニレンェーテル、ポリアクリレート、プリプレグ、膜状有機樹脂又はそれらの組み合わせを含む。
いくつかの実施態様において、前記ビア柱は、銅ビア柱を含む。
いくつかの実施態様において、前記放熱層の材料は、銅、ニッケル、銀、金及びそれらの合金の少なくとも一つから選択される。
いくつかの実施態様において、多層相互接続構造を形成するために、前記第1の配線層及び/又は前記第2の配線層に、さらにゾウ層で付加層が形成されている。好ましくは、前記付加層は、誘電体層、配線層及びビア柱層を含む。
いくつかの実施態様において、前記放熱層と前記第1の配線層及び前記第2の配線層とのそれぞれに、ソルダーレジスト層とソルダーレジスト窓が設けられている。
【0009】
本発明の第二態様は、
(a)支持枠をプリキャストするステップであって、前記支持枠が、高さ方向に沿って前記支持枠を貫通するビア柱と、前記支持枠の第1の面にある第1の配線層と、前記支持枠に囲繞された貫通キャビティと、を含み、前記第1の配線層が前記第1の面と同一面であり、又は前記第1の面よりも高く、前記第1の配線層が前記ビア柱と導通接続されるステップと、
(b)チップの裏面を前記第1の面に向けるとともに、前記チップと前記枠との間の間隙を完全に誘電体材料を充填させるように、前記貫通キャビティに前記チップを装着するステップと、
(c)前記チップの裏面に放熱層を形成するとともに、前記放熱層を前記第1の配線層と導通接続させるステップと、
(d)前記チップの端子面に、前記ビア柱を介して前記第1の配線層と導通接続される第2の配線層を形成するステップと、を含む、線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の製造方法を提供する。
【0010】
いくつかの実施態様において、ステップ(b)は、
(b1)前記支持枠の第2の面に接着層を貼り付けるステップと、
(b2)チップの端子面を前記接着層に接着固定するステップと、
(b3)前記支持枠の第2の面に誘電体材料を施して、前記チップと前記枠との間の間隙を完全に充填するステップと、
(b4)前記第1の配線層を露出させるように、前記誘電体材料を薄くするステップと、
(b5)プラズマエッチングやレーザ穴あけで前記チップの裏側を露出させるステップと、
(b6)前記接着層を除去するステップと、をさらに含む。
好ましくは、前記支持枠は、有機電気絶縁材料を含み、前記有機電気絶縁材料は、ポリイミド、エポキシ樹脂、ビスマレイミド/トリアジン樹脂、ポリフェニレンェーテル、ポリアクリレート、プリプレグ、膜状有機樹脂又はそれらの組み合わせを含む。
【0011】
いくつかの実施態様において、前記接着層は、テープを含む。
いくつかの実施態様において、前記誘電体材料は、プリプレグ、膜状有機樹脂又はそれらの組み合わせを含む。
いくつかの実施態様において、加熱又は紫外光を照射することにより前記接着層を分解させることによって前記接着層を除去する。
【0012】
いくつかの実施態様において、ステップ(c)は、
(c1)前記支持枠の第1の面と前記チップの裏面に第1の金属シード層を堆積するステップと、
(c2)前記支持枠の第2の面に第1のエッチングバリア層を施すステップと、
(c3)前記第1の金属シード層に電気めっきして第1の金属層を形成するステップと、
(c4)前記第1の金属層に第1のフォトレジスト層を施すステップと、
(c5)前記第1のフォトレジスト層をパターン化して第1の特徴パターンを形成するステップと、
(c6)前記第1の特徴パターンで前記第1の金属層をエッチングして前記第1の配線層と導通接続される放熱層を形成するステップと、
(c7)前記第1のエッチングバリア層と前記第1のフォトレジスト層を除去するとともに、前記第1の金属シード層をエッチングするステップと、を含む。
好ましくは、ステップ(c2)は、前記第1の金属シード層に銅、ニッケル、銀、金またはそれらの合金を電気めっきして第1の金属層を形成することを含む。
【0013】
いくつかの実施態様において、ステップ(d)は、
(d1)前記放熱層に第2のエッチングバリア層を施すステップと、
(d2)前記支持枠の第2の面に第2の金属シード層を堆積するステップと、
(d3)前記第2の金属シード層に電気めっきして第2の金属層を形成するステップと、
(d4)前記第2の金属層に第2のフォトレジスト層を施すステップと、
(d5)前記第2のフォトレジスト層をパターン化して第2の特徴パターンを形成するステップと、
(d6)前記第2の特徴パターンで前記第2の金属層をエッチングして第2の配線層を形成するステップと、
(d7)前記第2のエッチングバリア層と前記第2のフォトレジスト層を除去するとともに、前記第2の金属シード層をエッチングするステップと、を含む。
好ましくは、前記第1の金属シード層と第2の金属シード層は、チタン、銅又はそれらの合金を含む。
【0014】
いくつかの実施態様において、前記方法は、前記放熱層と前記第1の配線層及び前記第2の配線層とのそれぞれにソルダーレジスト層を施すとともに、露出した金属を表面処理してソルダーレジスト窓を形成することをさらに含む。
いくつかの実施態様において、前記方法は、
(e)多層相互接続構造を形成するように、前記放熱層及び/又は前記第2の配線層に増層工程を行って付加層を形成するステップをさらに含む。
好ましくは、ステップ(e)は、
(e1)前記放熱層と前記第2の配線層のそれぞれに誘電体材料をラミネートして、第1の誘電体層と第2の誘電体層を形成するステップと、
(e2)前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体層のそれぞれに第1のビアと第2のビアを形成するステップと、
(e3)前記第1の誘電体層と前記第1のビア内に第3の金属シード層を堆積して、前記第2の誘電体層と前記第2のビア内に第4の金属シード層を堆積するステップと、
(e4)前記第3の金属シード層に銅を電気めっきして第1の銅層と第1の銅柱を形成して、前記第4の金属シード層に銅を電気めっきして第2の銅層と第2の銅柱を形成するステップと、
(e5)第1の銅層と第2の銅層のそれぞれに第3のフォトレジスト層と第4のフォトレジスト層を施すステップと、
(e6)前記第3のフォトレジスト層と前記第4のフォトレジスト層をパターン化して第3の特徴パターンと第4の特徴パターンを形成するステップと、
(e7)前記第3の特徴パターンと前記第4の特徴パターンで前記第1の銅層と前記第2の銅層をそれぞれエッチングして第3の配線層と第4の配線層を形成するステップと、
(e8)前記第3のフォトレジスト層と前記第4のフォトレジスト層を除去するとともに、前記第3の金属シード層と前記第4の金属シード層をエッチングするステップと、をさらに含む。
【0015】
好ましくは、レーザ工程で前記第1の誘電体層と前記第2の誘電体層のそれぞれに第1のビアと第2のビアを形成する。
いくつかの実施態様において、前記第3の配線層と前記第4の配線層のそれぞれの表面にソルダーレジスト層を施すとともに、露出した金属を表面処理してソルダーレジスト窓を形成することをさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明をよりよく理解し、本発明の実施態様を示すために、以下、単に例を挙げて図面を参照する。具体的に図面を参照して、強調しなければならないのは、特定の図面が例示であり、本発明の好ましい実施態様を模式的に検討する目的であり、かつ、本発明の原理と概念を説明するには、最も役に立つとともに、最も理解しやすい図面と思われるという理由で図面を提供するものである。これについては、本発明の構造の詳細を、本発明の基本的な理解に必要な詳細レベルを超えて図示しようとはしなかった。図面の簡単な説明を参照して、当業者が本発明のいくつかの態様をどのように実際に実施するかを意識する。図面において、以下を説明する。
【0017】
【
図1】従来の技術における放熱層を有する埋め込み型パッケージ構造の断面模式図である。
【
図2】本発明の一つ実施態様に基づく線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の断面模式図である。
【
図3】本発明のもう一つの実施態様に基づく線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造の断面模式図である。
【
図4-1】
図4(a)~4(i)は、
図2と
図3に示すパッケージ構造の製造方法の各ステップによる中間構造を示す断面模式図である。
【符号の説明】
【0018】
100:線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造
101:位于支持枠
101:支持枠
1011:ビア柱
1012:貫通キャビティ
1013:第1の配線層
101a:支持枠101の上面
101b:支持枠101の下面
102:第2の配線層
103:放熱層
104:チップ
1041:チップ端子面
1042:チップ裏面
105:誘電体材料
106:第1の誘電体層
1061:第1の銅柱
107:第2の誘電体層
1071:第2の銅柱
108:第3の配線層
109:第4の配線層
110:接着層
110:第1のソルダーレジスト層
1101:第1のソルダーレジスト窓
111:第2のソルダーレジスト層
111:第2のソルダーレジスト層
1111:第2のソルダーレジスト窓
120:接着層
121:第1の感光ドライフィルム
200:線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造
【発明を実施するための形態】
【0019】
図2を参照して、線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造100の断面模式図を示す。パッケージ構造100は、支持枠101と、位于支持枠101の上面に位置する第2の配線層102と、支持枠101の下面に位置する放熱層103と、を含み、支持枠101内には、支持枠101を貫通するビア柱1011と、貫通キャビティ1012と、支持枠101の上面内にプリセットされた第1の配線層1013と、が設けられており、ビア柱1011が第1の配線層1013と第2の配線層102を導通接続し、第1の配線層1013と放熱層103が導通接続されている。放熱層103の材料は、熱伝導率が良好な金属から選択されており、銅、ニッケル、銀、金およびそれらの合金の少なくとも一つが好ましい。支持枠101内には、少なくとも一つのビア柱1011が設けられており、ビア柱1011は、銅ビア柱であって、IO通路とされる。
【0020】
第1の配線層1013の外面は、支持枠101の下面と同一面であり、又は支持枠101の下面を超えている。支持枠101内に第1の配線層1013をプレキャストするとともに、第1の配線層1013と放熱層103とを導通接続することで、パッケージ構造100の応力が均一に分布するようにし、基板の局所的な反りの問題が解決されるとともに、第1の配線層1013により放熱面積を増大させ、チップの裏面の単一放熱の問題が解決され、第1の配線層1013に熱を分散させて放熱効率を向上させると同時に、銅ビア柱1011を介して第2の配線層102に熱がさらに分散することもできることによって、放熱効率をさらに向上させる。
【0021】
貫通キャビティ1012内にチップ104が埋め込まれ、チップ端子面1041が第2の配線層102に接続され、チップ裏面1042が放熱層103に被覆されることで、チップの両面の放熱が実現される。貫通キャビティ1012内には、チップ104を包み込むように誘電体材料105がさらに充填される。通常、チップ104は、集積回路、抵抗器、コンデンサ、インダクタ、フラッシュメモリおよび集積受動デバイスから選択される少なくとも1つの部材を含む。チップは、片面に端子を有する片面チップでもよいし、チップの両面に端子を有する両面チップまたは積み重ねチップでもよい。
【0022】
いくつかの実施態様において、同一の支持枠内に、誘電体材料105によって分離された複数のチップを含むことができる。
【0023】
誘電体材料105は、プリプレグ(PP)、膜状有機樹脂(ABF)又は例えば、PPとABFのようなそれらの組合せを含む。支持枠101の材料は、有機電気絶縁材料であり、ポリイミド、エポキシ樹脂、ビスマレイミド/トリアジン樹脂(BT)、ポリフェニレンェーテル、ポリアクリレート、プリプレグ(PP)、膜状有機樹脂(ABF)、又は、例えばBTとPPのようなそれらの組合せでもよい。
【0024】
図2に示すように、パッケージ構造100は、放熱層103に形成された第1のソルダーレジスト層110と第2の配線層102に形成された第2のソルダーレジスト層111とを含み、第1のソルダーレジスト層110と第2のソルダーレジスト層111内には、第1のソルダーレジスト窓1101と第2のソルダーレジスト窓1111がそれぞれ設けられている。
【0025】
図3を参照して、線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造200の断面模式図を示す。パッケージ構造200とパッケージ構造100との間の相違点は、放熱層103には第1の誘電体層106が形成されており、第2の配線層102には第2の誘電体層107が形成されており、第1の誘電体層106と第2の誘電体層107が同じ材料を含んでもよく、異なる材料を含んでもよいことである。第1の誘電体層106には第3の配線層108が形成されており、第2の誘電体層107には第4の配線層109が設けられており、第1の誘電体層106を貫通する第1の銅柱1061は、放熱層103と第3の配線層108を連通することができ、第2の誘電体層107を貫通する第2の銅柱1071は、第2の配線層102と第4の配線層109を連通することができる。第1の銅柱1061と第2の銅柱1071は、中実の銅柱でもよく、エッジ銅めっきされた中空の銅柱でもよい。これにより、パッケージ構造100が増層によりパッケージ構造200を形成する際に、放熱層103は、依然としてパッケージ構造200に導通接続される表面線路を介して、放熱面積をさらに増大させることができる。
【0026】
図3に示すように、さらに、第3の配線層108に第1のソルダーレジスト層110を形成し、第4の配線層109に第2のソルダーレジスト層111を形成し、第1のソルダーレジスト層110と第2のソルダーレジスト層111内に第1のソルダーレジスト窓1101と第2のソルダーレジスト窓1111をそれぞれ設けることができる。
【0027】
図4(a)~4(i)を参照して、
図2の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造100及び
図3の線路プリセット放熱埋め込み型パッケージ構造200の製造方法の各ステップによる中間構造の断面模式図を示す。
【0028】
前記製造方法は、以下のステップを含み、即ち、ステップ(a):
図4(a)に示すように、支持枠101を用意する。支持枠101は、支持枠101を貫通するビア柱1011と、支持枠101内に位置する貫通キャビティ1012と、第1の配線層1013と、を含み、第1の配線層1013は、支持枠101の下面101bと同一面であり、又は支持枠101の下面101bよりも高い。
【0029】
第1の配線層1013は、支持枠101の下面101b内に予め埋め込まれ、厚さが均一に分布することによって、支持枠101の作製過程で支持枠101に露出したガラス繊維が第1の配線層1013の下に隠れることにより、ガラス繊維の露出による信頼性降下の問題が低減される。また、後続のチップを埋め込む工程では、第1の配線層1013は、支持枠101の剛性をさらに向上させることができることによって、基板の反りを改善し、折板のリスクを低減する。
【0030】
支持枠101に第1の配線層1013を埋めおく方法は既知であり、リソグラフィ電気めっきや銅をめっきしてエッチングするなどの方法で実現できるが、ここでは詳述しない。
【0031】
次に、ステップ(b):
図4(b)に示すように、支持枠101の上面101aに接着層120を施すとともに、貫通キャビティ1012から露出した接着層にチップ104を貼り付け、チップ端子面1041と接着層120とが貼着される。接着層は、テープであり、通常、テープは、市販の熱分解可能または紫外線照射で分解可能な透明フィルムである。チップ104を支持枠101内に設置するとともに、露出した接着層120にチップ端子面1041を貼着することで、チップ104の位置を固定する。
【0032】
その後、ステップ(c):
図4(c)に示すように、チップ104と支持枠101の下面を誘電体材料105で被覆し、第1の配線層1013とチップ裏面1042を露出させるように誘電体材料105を薄くする。誘電体材料105は、プリプレグ(PP)、膜状有機樹脂(ABF)、又は、例えばPPとABFの組合せのようなそれらの組合せを含む。通常、第1の配線層1013とチップ裏面1042を露出させるように誘電体材料105を研磨板又はプラズマエッチングの工程により薄くし、好ましくは、先ず、第1の配線層1013を露出させるように誘電体材料105を研磨板又はプラズマエッチングの工程により薄くしてから、続けてプラズマエッチングの工程によりチップ裏面1042を露出させる。
【0033】
その後、ステップ(d):
図4(d)に示すように、接着層120を除去するとともに、支持枠101の上面101aに第1のエッチングバリア層として第1の感光ドライフィルム121を施す。通常、加熱または紫外光照射により分解することで接着層110を直接除去することができる。
【0034】
次に、ステップ(e):
図4(e)に示すように、支持枠101の下面101bに放熱層103を形成するとともに、放熱層103と第1の配線層1013とを接続し、第1の感光ドライフィルム121を除去する。通常、以下のサブステップを含み、即ち、
支持枠101の下面101bに第1の金属シード層を堆積するステップと、
第1の金属シード層に電気めっきして第1の金属層を形成するステップと、
第1の金属層に第1のフォトレジスト層を施すステップと、
第1のフォトレジスト層をパターン化して第1の特徴パターンを形成するステップと、
第1の特徴パターンで第1の金属層をエッチングして第1の配線層1013と導通接続される放熱層103を形成するステップと、
第1のエッチングバリア層と第1のフォトレジスト層を除去するとともに、第1の金属シード層をエッチングするステップと、を含む。
【0035】
通常、支持枠101の下面101bに無電解めっきまたはマグネトロンスパッタリング法により第1の金属シード層を堆積することができ、第1の金属シード層は、銅又はチタン又はそれらの合金である。第1の金属シード層は、支持枠101の下面101bとチップ裏面1042を被覆する。第1の金属シード層の板全体に、銅、ニッケル、銀、金、およびそれらの合金の少なくとも一つを電気めっきして、第1の金属層を形成する。放熱層103を第1の配線層1013に接続して、第1の配線層1013によって放熱面積を増大させ、チップ裏面の単一放熱の問題を解決して、第1の配線層1013に熱を分散させて放熱効率をさらに向上させた。
【0036】
その後、ステップ(f):
図4(f)に示すように、放熱層103に第2のエッチングバリア層として感光ドライフィルムを施すとともに、支持枠101の上面101aに第2の配線層102を形成するとともに、第2のエッチングバリア層を除去する。通常、以下のサブステップを含み、即ち、
放熱層103に第2のエッチングバリア層を施すステップと、
支持枠101の上面101aに第2の金属シード層を堆積するステップと、
第2の金属シード層の板全体に銅を電気めっきして第2の金属層を形成するステップと、
第2の金属層に、例えば、感光ドライフィルムのような第2のフォトレジスト層を施すステップと、
第2のフォトレジスト層をパターン化して第2の特徴パターンを形成するステップと、
第2の特徴パターンで第2の金属層をエッチングして第2の配線層102を形成するステップと、
第2のエッチングバリア層と第2のフォトレジスト層を除去するとともに、第2の金属シード層をエッチングするステップと、を含む。
【0037】
通常、第2の金属シード層は、銅又はチタン又はそれらの合金であり、支持枠101の上面101aに無電解めっきまたはマグネトロンスパッタリング法により第2の金属シード層を堆積することができ、第2の金属シード層が支持枠101の上面101aとチップ端子面1041を被覆する。
【0038】
その後、ステップ(g):ステップ(f)に続き、
図4(g)に示すように、放熱層103と第2の配線層102のそれぞれの表面に第1のソルダーレジスト層110と第2のソルダーレジスト層111を作製するとともに、それぞれ金属表面処理を行い、第1のソルダーレジスト窓1101と第2のソルダーレジスト窓1111を形成する。第1のソルダーレジスト層110と第2のソルダーレジスト層111を作製した後で、放熱層103と第2の配線層102の露出した金属とでそれぞれパッドを形成して、パッドに対して例えば、緑油を塗布するなどの金属表面処理を行い、第1のソルダーレジスト窓1101と第2のソルダーレジスト窓1111をそれぞれ形成する。
【0039】
次に、ステップ(h):ステップ(f)に続き、
図4(h)に示すように、パッケージ構造に対して続けて増層することができる。通常、以下のサブステップを含み、即ち、
放熱層103と第2の配線層102のそれぞれに誘電体材料105をラミネートして、第1の誘電体層106と第2の誘電体層107を形成するステップと、
第1の誘電体層106と第2の誘電体層107のそれぞれに第1のビアと第2のビアを形成するステップと、
第1の誘電体層106と第1のビア内に第3の金属シード層を堆積して、第2の誘電体層107と第2のビア内に第4の金属シード層を堆積するステップと、
第3の金属シード層に銅を電気めっきして第1の銅層と第1の銅柱1061を形成して、第4の金属シード層に銅を電気めっきして第2の銅層と第2の銅柱1071を形成するステップと、
第1の銅層と第2の銅層のそれぞれに第3のフォトレジスト層と第4のフォトレジスト層を施すステップと、
それぞれ第3の特徴パターンと第4の特徴パターンをパターン化して形成するステップと、
第3の特徴パターンと第4の特徴パターンで第1の銅層と第2の銅層をそれぞれエッチングして第3の配線層108と第4の配線層109を形成するステップと、
第3のフォトレジスト層と第4のフォトレジスト層を除去するとともに、第3の金属シード層と第4の金属シード層をエッチングするステップと、を含む。
【0040】
通常、第1の誘電体層106と第2の誘電体層107は、同じ材料でも異なる材料でもよく、レーザ工程で第1の誘電体層106と第2の誘電体層107のそれぞれに第1のビアと第2のビアを形成することができる。第3の金属シード層と第4の金属シード層は、チタン又は銅又はそれらの合金であり、無電解めっきまたはマグネトロンスパッタリング法により第3の金属シード層と第4の金属シード層を形成することができる。第1の銅柱1061と第2の銅柱1071は、中実の銅柱でもよく、エッジ銅めっきされた中空の銅柱でもよい。
【0041】
その後、ステップ(i):
図4(i)に示すように、第3の配線層108の表面と第4の配線層109の表面のそれぞれに、第1のソルダーレジスト層110と第2のソルダーレジスト層111をそれぞれ作製するとともに、それぞれ金属表面処理を行い第1のソルダーレジスト窓1101と第2のソルダーレジスト窓1111を形成することができる。第1のソルダーレジスト層110と第2のソルダーレジスト層111を形成した後で、第3の配線層108と第4の配線層109の露出した金属とにパッドをそれぞれ形成して、パッドに対して緑油を塗布するなどの金属表面処理を行い、第1のソルダーレジスト窓1101と第2のソルダーレジスト窓1111をそれぞれ形成することができる。
【0042】
当業者は、本発明は上記の具体的な図示と説明の内容に限らないことを意識する。そして、本発明の範囲は別紙の特許請求の範囲によって限定され、上記の各技術的特徴の組み合わせとサブ組み合わせ、およびその変化と改善を含み、当業者は上記の説明を読んだ後、このような組み合わせ、変化と改善を予見し得る。
【0043】
特許請求の範囲において、「含む」という用語および「包含」、「含有」のようなその変体とは、列挙される部材が含まれているが、他の部材を一般的に除外しないことを指す。