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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-11
(45)【発行日】2023-05-19
(54)【発明の名称】共有情報処理装置及び制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20230512BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20230512BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20230512BHJP
【FI】
G06F3/04817
G09G5/00 510V
G09G5/00 550B
G09G5/14 A
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019018330
(22)【出願日】2019-02-04
(65)【公開番号】P2020126438
(43)【公開日】2020-08-20
【審査請求日】2021-12-21
(73)【特許権者】
【識別番号】500033117
【氏名又は名称】株式会社MIXI
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】木村 真
【審査官】木内 康裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-189804(JP,A)
【文献】特開2010-152813(JP,A)
【文献】特開2019-037549(JP,A)
【文献】特表2012-528404(JP,A)
【文献】特開2013-022125(JP,A)
【文献】特開2015-100039(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/048 - 3/04895
G09G 5/00
G09G 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
視聴対象を視聴しているユーザの端末にて表示させるタイミングが該視聴対象に対し関連付けられる共有要素の中から前記タイミングに基づいて所定数の前記共有要素を要素群として特定する特定手段と、
前記特定手段により特定される前記要素群を前記所定数より少ない数の代替要素に置換する置換手段と、
を備え、
前記特定手段が、前記タイミングが近接する複数の前記共有要素を含む近接要素グループの要素数が、前記端末に応じて異なる条件を満たさない場合を除き、該近接要素グループに含まれる複数の前記共有要素を前記要素群として特定する、共有情報処理装置。
【請求項2】
前記特定手段が、前記共有要素に付加された付加属性に基づいて前記要素群を特定し、
前記置換手段が、前記要素群に含まれる複数の共有要素のうち少なくともいずれかに付加されている前記付加属性を引き継ぐ前記代替要素を前記共有要素として前記視聴対象に付加する、
請求項1に記載の共有情報処理装置。
【請求項3】
前記特定手段が、前記視聴対象に前記共有要素を関連付けたユーザが属するユーザグループと前記視聴対象に関連付けられた前記共有要素が属する要素グループとの少なくともいずれかを特定可能な前記付加属性に基づいて前記要素群を特定する、
請求項2に記載の共有情報処理装置。
【請求項4】
前記特定手段が、前記ユーザグループと前記要素グループの両方を特定可能な前記付加属性に基づいて前記要素群を特定する、
請求項3に記載の共有情報処理装置。
【請求項5】
前記置換手段が、前記特定手段により特定される要素群に含まれる前記所定数の前記共有要素の種別が同一である場合に該要素群を該種別の重複数に応じた前記代替要素に置換する、
請求項2から請求項4までのいずれかに記載の共有情報処理装置。
【請求項6】
視聴対象を視聴しているユーザの端末にて表示させるタイミングが該視聴対象に対し関連付けられる共有要素の中から前記タイミングに基づいて所定数の前記共有要素を要素群として特定する特定機能と、
前記特定機能により特定される要素群を前記所定数より少ない数の代替要素に置換する置換機能と、
を情報処理装置のコンピュータに実現させ、
前記特定機能が、前記タイミングが近接する複数の前記共有要素を含む近接要素グループの要素数が、前記端末に応じて異なる条件を満たさない場合を除き、該近接要素グループに含まれる複数の前記共有要素を前記要素群として特定する、制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、共通の視聴対象をそれぞれ視聴する複数のユーザの間で要素を共有させる仕組みに関する。
【背景技術】
【0002】
再生されるコンテンツに応じて入力されるコメントを複数のユーザ間で共有するコミュニケーションシステムが知られている。例えば、特許文献1に記載のコミュニケーションシステムでは、コンテンツとともに表示させるべきコメントをコメントサーバから当該コンテンツの再生開始前に取得したユーザ端末が、タイムラインが分割された複数の時間区分のそれぞれにおいて表示数が所定数以下になるよう古いコメントを表示対象から除外する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-119847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のコミュニケーションシステムでは、コンテンツとともに表示されるコメントの時間的な表示数を平準化する処理が、当該コンテンツの再生開始前に実行される。そのため、コンテンツの再生中に追加されるコメントに起因する突発的な負荷上昇には対処できない。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、共通の視聴対象をそれぞれ視聴する複数のユーザの間で要素を共有させる仕組みにおいて当該要素を表示する端末における突発的な負荷上昇を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明は、視聴対象を視聴しているユーザの端末にて表示させるタイミングが該視聴対象に対し関連付けられる共有要素の中から前記タイミングに基づいて所定数の前記共有要素を要素群として特定し、当該要素群を前記所定数より少ない数の代替要素に置換する。
【0007】
本発明の一形態である共有情報処理装置は、視聴対象を視聴しているユーザの端末にて表示させるタイミングが該視聴対象に対し関連付けられる共有要素の中から前記タイミングに基づいて所定数の前記共有要素要素群として特定する特定手段と、前記特定手段により特定される前記要素群を前記所定数より少ない数の代替要素に置換する置換手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、共有要素を表示する端末における突発的な負荷上昇が抑制され得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】動画配信システムの構成図である。(実施例)
図2】サーバの電気的構成を示すブロック図である。(実施例)
図3】携帯端末の電気的構成を示すブロック図である。(実施例)
図4】携帯端末の画面の表示態様を示す図である。(実施例)
図5】オノマトペ画像を表示している画面を示す図である。(実施例)
図6】第2画像を表示している画面を示す図である。(実施例)
図7】組合せ画像が表示される場合を示すタイミングチャートである。(実施例)
図8】第2画像が置換される場合を示すタイミングチャートである。(実施例)
図9】サーバの動画配信に関する機能ブロック図である。(実施例)
図10】携帯端末のオノマトペ表示に関する機能ブロック図である。(実施例)
図11】携帯端末で実行されるオノマトペ表示処理の流れを示すフローチャートである。(実施例)
図12】サーバで実行されるオノマトペ表示処理の流れを示すフローチャートである。(実施例)
図13】サーバで実行されるオノマトペ表示処理の流れを示すフローチャートである。(実施例)
図14】組合せ画像が表示される場合を示すタイミングチャートである。(変形例2)
【発明を実施するための形態】
【0010】
[1.実施形態]
[1-1.主要な特徴]
本実施形態は、共通の視聴対象をそれぞれ視聴する複数のユーザの間で要素を共有させる仕組みに関する。本実施形態では、共有させる要素を表示する端末における突発的な負荷上昇を抑制するため、視聴対象を視聴しているユーザの端末にて表示させるタイミングが該視聴対象に対し関連付けられる共有要素の中から前記タイミングに基づいて所定数の前記共有要素を要素群として特定し、当該要素群を前記所定数より少ない数の代替要素に置換する。
【0011】
「視聴対象」は、ユーザが視覚と聴覚の少なくともいずれかにより把握可能な視聴覚オブジェクトをいう。視聴覚オブジェクトは、映像,音声,これらの組合せを包含する概念である。視聴覚オブジェクトは、信号化されていないオブジェクトと、信号をもとに再生されるオブジェクトを包含する。再生されるオブジェクトの信号は、例えば、記録媒体への記録,搬送波による搬送が可能である。再生されるオブジェクトは、例えば、再生機能を有する装置により映像と音声の少なくともいずれかとして再生される。
【0012】
視聴対象の「進行」とは、視聴対象の経時的な変遷をいう。変遷は、不変と変化を包含する概念である。不変とは、視覚情報や聴覚情報が一定のまま継続することをいう。変化は、視覚情報や聴覚情報が一定でないことをいう。変化は、例えば、不規則な変化,規則的な変化,周期的な反復,一時的な消失,これらの組合せである。視聴対象が信号化されていないオブジェクトである場合、進行中のタイミング(時点)は時刻情報により特定され得る。視聴対象が信号をもとに再生されるオブジェクトである場合、進行中の時点は時刻情報又は進行開始時点からの経過時間(つまり、タイムライン上の位置)により特定され得る。
【0013】
視聴対象の「視聴」とは、視聴対象の進行を視覚と聴覚の少なくともいずれかにより把握することをいう。視聴対象が信号化されていないオブジェクトである場合、当該視聴対象は進行とほぼ同時に視聴される。信号化されていないオブジェクトの視聴は、例えば、スポーツの試合を競技場で視聴すること,自然現象(例えば、日食,月食,オーロラ,日の出,日の入り,夕焼け,めずらしい気象現象など)を適当な場所で視聴すること,行事(例えば、お祭り,街頭演説など)を適当な場所で視聴することである。視聴対象が信号をもとに再生されるオブジェクトである場合、当該視聴対象は再生された際に視聴される。再生されるオブジェクトの視聴は、例えば、テレビジョン放送の視聴,ラジオ放送の視聴,オンライン配信される動画の視聴,オンライン配信される音楽の視聴である。
【0014】
視聴対象を視聴するユーザ(視聴者)は、所定の操作(付加操作)により、当該視聴対象に所定の要素(共有要素)を関連付けることができる。所定の操作は、例えば、入力要素(操作要素)に対するポインティング操作である。入力要素は、例えば、画面内に表示されるボタンである。ポインティング操作は、例えば、タッチパネルに対するタッチ操作,画面内に表示されるポインタの位置決め操作とクリック操作の組合せである。視聴対象に所定の要素が関連付けられる場合には、当該視聴対象の進行中に共有要素を表示させるタイミングが当該視聴対象に対し関連付けられる。視聴対象に関連付けられた要素は、当該視聴対象の進行中に、関連付けされた表示タイミングで画面に表示され得る。
【0015】
所定の要素は、視聴対象に対するユーザの反応を表す視覚要素である。ユーザの反応は、例えば、ユーザの感情である。視覚要素は、例えば、静止画像,アニメーション画像,動画像,テキスト,これらの組合せである。視聴対象に対するユーザの感情を表す画像は、感情画像と呼ばれることがある。感情画像は、例えば、ユーザの感情を示すようなオノマトペ(擬声語,擬音語,擬態語などともいう。)を図案化した画像である。オノマトペを図案化した画像は、オノマトペ画像と呼ばれることがある。また、所定の要素は、共通の視聴対象を視聴する複数のユーザの間で共有され得る。共有され得る要素は、オンラインで送受され、端末の画面に表示される。共有され得る要素が表示される画面を有する端末は、視聴対象であるオブジェクトを再生する装置と同じ装置でもよいし、異なる装置でもよい。
【0016】
「タイミングに基づいて」特定される場合、表示のタイミングが近接関係にある所定数の共有要素が要素群として特定され得る。2つの共有要素について表示のタイミングが近接関係にあるとは、一方が画面に表示されるタイミングと他方が画面に表示されるタイミングの時間差が所定の閾値以下であることをいう。3つ以上の共有要素について表示のタイミングが近接関係にあるとは、3つ以上の共有要素の中から任意に選択される2つの共有要素について表示のタイミングが近接関係にあることをいう。なお、表示のタイミングについて近接関係の有無を判定する場合、各共有要素の表示が開始されてから終了するまでの間の一時点が表示のタイミングとして採用される。表示のタイミングとして採用される時点は、例えば、始点,終点,所定の基準点である。
【0017】
「代替要素」とは、共有要素を2つ以上含む要素群(置換対象)の代わりに視聴対象に関連付けられる視覚情報をいう。代替要素は、置換対象と共通の視覚情報でもよいし、置換対象と表示態様が相違する視覚情報でもよい。表示態様は、例えば、表示時間,表示サイズ,表示色,付加的な視覚情報の有無,動きの有無である。表示態様の変化により、要素の重複数をユーザに示してもよい。具体的には、重複数が多いほど派手(リッチ)になるように表示態様を変化させるとよい。派手とは、例えば、表示時間が長い,表示サイズが大きい,表示色が濃い,付加的な視覚情報の数が多い,動きが大きい等である。また、表示態様の変化により、要素の重複数をユーザに示してもよい。具体的には、重複数を示す視覚情報を代替要素に付加するとよい。重複数を示す視覚情報は、例えば、重複数に相当する数を表示するアイコン,重複数に相当する個数のアイコンである。
【0018】
[1-2.付記]
本発明は、下記〔A〕から下記〔C〕までの形態を少なくとも包含する。
【0019】
〔A〕視聴対象を視聴しているユーザの端末にて表示させるタイミングが該視聴対象に対し関連付けられる共有要素の中から前記タイミングに基づいて所定数の前記共有要素を要素群として特定する特定手段と、前記特定手段により特定される前記要素群を前記所定数より少ない数の代替要素に置換する置換手段と、を備える共有情報処理装置。
【0020】
〔B〕視聴対象を視聴しているユーザの端末にて表示させるタイミングが該視聴対象に対し関連付けられる共有要素の中から前記タイミングに基づいて所定数の前記共有要素を要素群として特定する特定機能と、前記特定機能により特定される要素群を前記所定数より少ない数の代替要素に置換する置換機能と、を情報処理装置のコンピュータに実現させる制御プログラム。なお、当該制御プログラムは、記録媒体に非一時的に記録されていてもよい。
【0021】
〔C〕視聴対象を視聴しているユーザの端末にて表示させるタイミングが該視聴対象に対し関連付けられる共有要素の中から前記タイミングに基づいて所定数の前記共有要素を要素群として特定する特定段階と、前記特定段階において特定される前記要素群を前記所定数より少ない数の代替要素に置換する置換段階と、を含む、情報処理装置の制御方法。
【0022】
上記〔A〕の「情報処理装置」には、下記の技術的限定を加えてもよい。また、同様の技術的限定を、上記〔B〕の「制御プログラム」及び上記〔C〕の「情報処理装置の制御方法」にそれぞれ加えてもよい。
【0023】
(1)前記特定手段が、前記共有要素に付加された付加属性に基づいて前記要素群を特定し、前記置換手段が、前記要素群に含まれる複数の共有要素のうち少なくともいずれかに付加されている前記付加属性を引き継ぐ前記代替要素を前記共有要素として前記視聴対象に付加する。「付加属性に基づいて」特定される場合、付加属性が共通性を有する所定数の共有要素が要素群として特定され得る。共通性を有するとは、同一又は関連性が高いことをいう。これにより、置換後の代替要素がさらに代替要素に置換され得る。
【0024】
(2)前記特定手段が、前記視聴対象に前記共有要素を関連付けたユーザが属するユーザグループと前記視聴対象に関連付けられた前記共有要素が属する要素グループとの少なくともいずれかを特定可能な前記付加属性に基づいて前記要素群を特定する。これにより、時間的に重なりやすい複数の共有要素が代替要素に置換される。
【0025】
なお、視聴対象に共有要素を関連付けることができるユーザは、少なくとも1つのユーザグループに属することができる。各ユーザは、いずれかのユーザグループに自発的に加入することができる。また、各ユーザは、属性や状況に応じていずれかのユーザグループに自動的に加入することがある。視聴対象に関連付けられる共有要素は、少なくとも1つの要素グループに属することができる。各共有要素は、少なくとも1つの要素グループに予め振り分けられている。
【0026】
(3)前記特定手段が、前記ユーザグループと前記要素グループの両方を特定可能な前記付加属性に基づいて前記要素群を特定する。これにより、時間的に重なりやすい複数の共有要素が代替要素に置換される。
【0027】
(4)前記置換手段が、前記特定手段により特定される要素群に含まれる前記所定数の前記共有要素の種別が同一である場合に該要素群を該種別の重複数に応じた前記代替要素に置換する。これにより、負荷が過度に上昇しないように視覚的な演出が施される。
【0028】
(5)前記特定手段が、所定の発動条件を満たす場合に限り前記組を特定する。これにより、突発的な負荷上昇が発生しやすい状況に限って代替要素への置換が発動する。
【0029】
「発動条件」とは、置換処理(所定数の共有要素を所定数より少ない数の代替要素に置換する処理)を発動させるか否かを判定するための条件をいう。発動条件は、近接関係にある共有要素が属するグループの要素数に関する条件として設定されるのが好適である。要素数に関する条件は、例えば、要素数が所定の上限値に達し又はこれを超えていることの真偽である。所定の上限値は、固定値であってもよいし、変動値であってもよい。変動値は、端末の処理能力に応じて設定されるのが好ましい。端末の処理能力は、情報の表示に関する処理能力でもよいし、情報の受信に関する処理能力でもよい。情報の表示に関する処理能力は、例えば、端末の制御処理装置のクロック周波数である。情報の受信に関する処理能力は、例えば、端末の通信回線の速度である。
【0030】
(6)前記特定手段が、前記タイミングが近接する複数の前記共有要素を含む近接要素グループの要素数が発動条件を満たさない場合を除き、該近接要素グループに含まれる前記所定数の前記共有要素を前記要素群として特定する。これにより、突発的な負荷上昇が発生しにくい状況では代替要素への置換を発動させない。
【0031】
(7)前記特定手段が、前記端末の処理能力に応じて変動する前記発動条件を満たさない場合を除き、前記近接要素グループに含まれる前記所定数の前記共有要素を前記要素群として特定する。これにより、突発的な負荷上昇が発生しにくい状況かどうかを柔軟に判定し得る。
【実施例
【0032】
[2.実施例]
以下に、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。本実施例は、動画(視聴対象)の表示画面にユーザ(視聴者)の感情を表す画像(反応を表す画像)を表示させる仕組みに関する。本実施例では、共有情報処理装置をサーバとし、情報処理装置(第1装置,第2装置)を携帯端末、いわゆるスマートフォンとして説明する。なお、携帯端末は、スマートフォンに限らず、タブレット端末やノートパソコン等であってもよい。また、情報処理装置は、デスクトップパソコンであってもよい。実施例に係る各プログラムは、共有情報処理装置や情報処理装置に記憶されるが、これに限らず、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の光ディスクや、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ等の可搬型の半導体メモリ等の記憶媒体に記憶されてもよい。
【0033】
[2-1.特徴]
本実施例では、第1の携帯端末(第1装置)の画面(第1画面)に表示される動画(視聴対象)を視聴中の第1ユーザ(本人)により当該動画に第1画像(第1要素)を付加するために第1の携帯端末に対してなされた付加操作(第1操作)の操作情報と、第2の携帯端末(第2装置)の画面(第2画面)に表示される上記動画を視聴中の第2ユーザ(他人)により当該動画に第1画像(第2要素)を付加するために第2の携帯端末に対してなされた付加操作(第2操作)の操作情報と、が各携帯端末からサーバ(第1指示手段,共有情報処理装置)に提供される。サーバは、娯楽性を向上させるため、提供を受けた操作情報に応じた第1操作と第2操作の組合せに基づく組合せ画像(第3要素)を、第1画面及び第2画面にそれぞれ表示させる。
【0034】
また、本実施例では、携帯端末における突発的な負荷上昇を抑制するため、動画の再生中に当該動画を視聴しているユーザの携帯端末にて表示させるタイミングが当該動画に対し関連付けられる第2画像(共有要素)の中から表示タイミングの近接関係(タイミング)並びに主体及び客体の共通性(付加属性)に基づいて2つ以上(所定数)の第2画像を画像群(要素群)として特定し、当該画像群に含まれる第2画像を無効化しつつ当該付加属性を引き継ぐ1つ(所定数より少ない数)の新たな第2画像(代替要素)を当該動画に付加する置換処理を実行する。主体とは動画に第2画像を付加したユーザをいい、主体に共通性があるとは主体が同一のユーザグループに属することをいう。各ユーザは、少なくともいずれかのユーザグループに属している。また、客体とは動画に付加された第2画像(要素)の種類をいい、客体に共通性があるとは客体が同一の要素グループに属することをいう。各要素は、少なくともいずれかの要素グループに属している。
【0035】
[2-2.動画配信システム]
実施例に係るサーバは、動画配信システムに含まれ、携帯端末に動画を配信する。実施例に係る携帯端末は、動画配信システムに含まれ、サーバから動画が配信される。
【0036】
[2-2-1.動画配信システムの全体構成]
図1は、実施例に係る動画配信システム1の概略構成図である。動画配信システム1は、通信回線2、複数の携帯端末3、及びサーバ4を含んで構成される。
【0037】
通信回線2は、コンピュータネットワークを形成するものであり、例えば、電気事業者によって提供される広域通信回線である。
【0038】
携帯端末3は、例えば、スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコン等の情報処理端末である。携帯端末3は、画像を表示するタッチパネルディスプレイ3a、音を出力するスピーカー3b、音が入力されるマイク3c、及び被写体を撮像するカメラ3d等を備える。携帯端末3は、サーバ4から配信される動画を表示させるために、一例として、専用のアプリケーションソフトウエア(以下「動画視聴アプリ」という。)がインストールされる。
【0039】
サーバ4は、通信回線2を介して、複数の携帯端末3へコンテンツを配信する共有情報処理装置である。実施例に係るコンテンツは、一例として動画である。動画は、例えばアニメーションやドラマ等のようにストーリーが存在し、ストーリーに沿って物語が進行するものや、ミュージックビデオや音楽のライブ動画、各種スポーツ動画等であり、特に限定されない。なお、実施例に係る動画は、一例としてアニメーションである。また、サーバから配信されるコンテンツも動画に限らず、ユーザが視聴可能なものであれば、連続した静止画の集合等、他のサービスであってもよい。
【0040】
さらに、ここでいう視聴とは、ユーザが視覚及び聴覚の少なくとも一方でコンテンツを認識することであり、コンテンツは、上記に加え、例えば、音のない動画等であってもよいし、画像のない音等であってもよい。
【0041】
動画が配信される複数の携帯端末3は、一例として、グループ5としてサーバ4に登録(以下「グループ登録」という。)される。サーバ4は、グループ登録された携帯端末3に対して同時に動画を配信する。すなわち、グループ登録された複数の携帯端末3は、サーバ4から配信された動画を同じタイミングで、換言すると同期させてタッチパネルディスプレイ3aに表示する。これにより、グループ登録された携帯端末3の各ユーザは、同時に動画を視聴することとなる。
【0042】
なお、動画の配信は、予め定められた日時であってもよいし、グループ5毎に任意のタイミングであってもよい。任意のタイミングで動画が配信される場合には、例えば、ホストとなる携帯端末3がサーバ4へ動画の配信要求を行い、当該配信要求を受け付けたサーバ4は、グループ5を構成する携帯端末3へ動画の配信を行う。
【0043】
図1では、グループ5を構成する携帯端末3を4つとしているが、これは一例であり、グループ5は複数の携帯端末3で構成されていればその台数は限定されない。また、グループ5を構成する携帯端末3の種類も限定されず、スマートフォンやタブレット端末、ノートパソコン等が混在してもよい。
【0044】
[2-2-2.サーバの構成]
図2は、実施例に係るサーバ4の電気的構成を示すブロック図である。
【0045】
実施例に係るサーバ4は、サーバ4全体の動作を司る主制御部であるCPU(Central Processing Unit)20、各種プログラム及び各種データ等が予め記憶されたROM(Read Only Memory)22、CPU20による各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられるRAM(Random Access Memory)24、各種プログラム及び各種データを記憶する記憶手段としてのHDD(Hard Disk Drive)26を備えている。
【0046】
HDD26は、登録されたグループ5に関する情報や、携帯端末3に配信する動画(動画データ)、その他各種情報を記憶する。なお、記憶手段は、HDD26に限らず、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等の他の記憶媒体であってもよい。
【0047】
さらに、サーバ4は、キーボード及びマウス等で構成されて各種操作の入力を受け付ける操作入力部28、各種画像を表示する例えば液晶ディスプレイ装置等のモニタ30、通信回線2を介して携帯端末3等の他の情報処理装置等と接続され、他の情報処理装置等との間で各種データの送受信を行う外部インタフェース32を備えている。
【0048】
これらCPU20、ROM22、RAM24、HDD26、操作入力部28、モニタ30、及び外部インタフェース32は、システムバス34を介して相互に電気的に接続されている。従って、CPU20は、ROM22、RAM24、及びHDD26へのアクセス、操作入力部28に対する操作状態の把握、モニタ30に対する画像の表示、並びに外部インタフェース32を介した他の情報処理装置等との各種データの送受信等を各々行なうことができる。
【0049】
[2-2-3.携帯端末の電気的構成]
図3は、携帯端末3の電気的構成を示す機能ブロック図である。携帯端末3は、図1に示される構成に加え、主制御部40、主記憶部42、補助記憶部44、通信部46、及び操作ボタン48を備える。
【0050】
主制御部40は、例えば、CPU、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、携帯端末3の全体の動作を制御する。
【0051】
主記憶部42は、例えば、RAMやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、主制御部40による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。
【0052】
補助記憶部44は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、画像等の各種データ及び主制御部40の処理に利用されるプログラム等を保存する。補助記憶部44に記憶されるプログラムは、例えば、携帯端末3の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェアを制御するためのドライバ、電子メールやウェブブラウジング、その他各種機能を実現するためのプログラム等である。また、補助記憶部44には、サーバ4から配信された動画を再生してタッチパネルディスプレイ3aに表示させるための動画視聴アプリ等のアプリケーションソフトが予め記憶されている。
【0053】
通信部46は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、通信回線2に接続する機能を有する。なお、通信部46は、NICに代えて又はNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等を可能とする機能を有してもよい。
【0054】
操作ボタン48は、携帯端末3の側面に設けられ、携帯端末3を起動又は停止させるための電源ボタンやスピーカー3bが出力する音のボリューム調整ボタン等である。
【0055】
これら主制御部40、主記憶部42、補助記憶部44、通信部46、タッチパネルディスプレイ3a、スピーカー3b、マイクロフォン3c、カメラ3d、及び操作ボタン48は、システムバス49を介して相互に電気的に接続されている。従って、主制御部40は、主記憶部42及び補助記憶部44へのアクセス、タッチパネルディスプレイ3aに対する画像の表示、ユーザによるタッチパネルディスプレイ3aや操作ボタン48に対する操作状態の把握、マイクロフォン3cへの音の入力、スピーカー3bからの音の出力、カメラ3dに対する制御、及び通信部46を介した各種通信網や他の情報処理装置へのアクセス等を行える。
【0056】
[2-3.オノマトペ表示]
実施例に係る携帯端末3は、サーバ4から配信された動画をタッチパネルディスプレイ3aに表示しながら、ユーザの操作に応じた画像(詳細を後述するオノマトペ画像)も表示可能とする。なお、以下の説明において、オノマトペ画像をタッチパネルディスプレイ3aに表示させる機能をオノマトペ表示機能といい、タッチパネルディスプレイ3aを画面3aともいう。
【0057】
オノマトペ表示機能は、一例として、実施例に係る動画視聴アプリが有する機能の一つである。なお、一例として、動画視聴アプリを用いて画面3aに表示される動画のすべてに対してオノマトペ表示が可能ではなく、オノマトペ表示が可能な動画は予め定められている。
【0058】
[2-3-1.画面構成]
図4から図6は、実施例に係る動画視聴アプリが起動している携帯端末3の画面3aの表示態様を示す。画面3aには、配信動画表示領域50A、第1画像表示領域50B、及び第2画像表示領域50Cが設定されている。
【0059】
配信動画表示領域50Aは、サーバ4から配信される動画を表示する領域である。第1画像表示領域50Bは、ユーザの操作に応じた第1画像51(図5参照)を表示する領域である。第2画像表示領域50Cは、他のユーザの操作によって他の携帯端末3に表示された第1画像51に基づいた第2画像52(図6参照)を表示する領域である。なお、詳細を後述するように、第2画像52は、他の携帯端末3の第1画像表示領域50Bに表示された第1画像51の縮小画像である。また、実施例に係る第1画像表示領域50B及第2画像表示領域50Cは、一例として、配信動画表示領域50Aを挟んで対向する位置に設けられる。
【0060】
ここで、第1画像51は、動画を視聴しているユーザの感情を示す感情画像を含む画像である。実施例に係る感情画像は、一例として、ユーザの感情を示すような擬声語(擬音語や擬態語ともいう。)を図案化した画像、換言するとオノマトペ画像である。オノマトペ画像には、例えば、“スゲェ”、“ヤバイ”、“ブラボー”等がある。なお、図案化とは、例えば擬声語を示す文字を装飾的に描いたものである。
【0061】
また、第1画像51には、オノマトペ画像以外にも動画に出演するキャラクタ等を示すキャラクタ画像や、キャラクタのセリフを示すセリフ画像、ユーザ自身が入力したテキスト等、その他様々が画像が含まれてもよい。
【0062】
また、第1画像51は、動画のシーンに応じて異なってもよい。例えば、楽しげなシーン、悲しげなシーン、キャラクタ同士の対決シーン等に応じて、ユーザがシーンに共感して選択する可能性が高いオノマトペ画像やキャラクタ画像が表示可能とされてもよい。
【0063】
また、表示可能な第1画像51は、ユーザによって異なってもよい。例えば、配信される動画と関連するゲーム等のサービスによって特定のアイテムを取得する等によって、表示可能な第1画像51の種類が増えてもよい。また、例えば、所定の対価(例えば、通貨,仮想通貨,ポイント等の金銭的価値)の負担を条件に、表示可能な第1画像51の種類が増えてもよい。
【0064】
実施例に係る第1画像表示領域50Bには、ユーザによって操作され、各々異なる第1画像51に対応する操作部である複数の表示ボタン53A~53Dが表示される。これにより、ユーザは、動画を視聴しながら表示ボタン53A~53Dを操作することで、第1画像51を第1画像表示領域50Bに表示させることができる。なお、表示ボタン53A~53Dの操作とは、一例として表示ボタン53A~53Dを指示体でタッチする(押す)ことである。実施例に係る指示体は、一例としてユーザの指である。また、以下の説明において、表示ボタン53A~53Dを区別して説明しない場合には、末尾のアルファベットの表記を省略する。
【0065】
図4から図6の例では、4つの表示ボタン53A~53Dが第1画像表示領域50Bの下部において横方向に一列に表示されている。そして、表示ボタン53Aが、“スゲェ”を図案化したオノマトペ画像に対応し、表示ボタン53Bが、“ヤバイ”を図案化したオノマトペ画像に対応し、表示ボタン53Cが、“ブラボー”を図案化したオノマトペ画像に対応する。さらに、表示ボタン53Dは、キャラクタ画像に対応する。なお、表示ボタン53は対応するオノマトペ画像やキャラクタ画像等を、ユーザが直感的に認識可能なデザインとされている。
【0066】
このように、第1画像表示領域50Bに複数の表示ボタン53が表示されることによって、ユーザは、動画に対する自身の反応(感情)に最も合う第1画像51を簡易に画面3aに表示させることができる。また、第1画像51にユーザの感情を示すオノマトペ画像が含まれることによって、ユーザは、動画を視聴した自身の感情を画面3aに表示させることができる。
【0067】
なお、図4から図6の例では、第1画像表示領域50Bに4種類の表示ボタン53が表示されているが、これは一例であり、表示ボタン53の数及び種類はこれに限られない。また、表示ボタン53は、動画のシーン等に応じて異なる第1画像51を表示可能なように適宜切り替えて表示されてもよい。
【0068】
また、表示ボタン53の配列も一例であり、例えば第1画像表示領域50Bの右側又は左側にまとめて表示されてもよいし、第1画像表示領域50Bの下部において横方向に2列で表示されてもよい。さらに、例えばユーザが画面3aの下部を左又は右方向へスワイプ操作することで、異なる種類の第1画像51を表示させるための表示ボタン53が新たに表示されてもよい。
【0069】
[2-3-2.第1画像の表示]
図5を参照して、第1画像51の表示態様について詳細に説明する。図5の例では、ユーザによって表示ボタン53Cが操作されて、“ブラボー”が図案化されたオノマトペ画像が画面3aに表示されている。
【0070】
実施例に係るオノマトペ表示機能は、画面3aに動画が表示された状態で、オノマトペ画像(第1画像51)を画面3aに表示させるためのユーザの操作を受け付ける。すなわち、ユーザは、動画を視聴しながら、表示ボタン53を操作することで、動画の視聴によって抱いた感情に対応するオノマトペ画像を画面3aに表示させる。
【0071】
そして実施例に係るオノマトペ画像は、ユーザによる表示ボタン53の操作態様に応じて変化しながら、動画を表示している画面3aに表示される。実施例に係るオノマトペ画像は、一例として、ユーザによる表示ボタン53の操作態様に応じて、第1画像表示領域50Bから配信動画表示領域50Aに伸長するように表示される。
【0072】
このように、ユーザは動画を視聴しながら携帯端末3を操作することで画面3aに表示するオノマトペ画像を変化させることができる。従って、ユーザは、動画の視聴によって抱いた感情を、動画を視聴しながら簡易に画面に表示できる。
【0073】
また、図5の例では、オノマトペ画像が第1画像表示領域50Bを越えて配信動画表示領域50Aに重畳して表示されている。このように、実施例に係るオノマトペ表示機能は、オノマトペ画像をユーザの操作態様に応じて第1画像表示領域50Bを超えて配信動画表示領域50Aに重畳させるので、ユーザは、視聴している動画に対してより感情移入し易くなり、動画の視聴に対する娯楽性がより高められる。
【0074】
なお、図5においてオノマトペ画像は、配信動画表示領域50Aも超えて第2画像表示領域50Cにも重畳されている。しかしながら、これは一例であり、オノマトペ画像は、第2画像表示領域50Cに重畳不可とされてもよい。
【0075】
次に、表示ボタン53の操作態様に応じて変化するオノマトペ画像の詳細を説明する。
【0076】
実施例に係る第1画像51は、一例として、ユーザによる表示ボタン53の操作の継続時間に応じて表示態様が変化する。表示ボタン53の操作の継続時間とは、例えば、表示ボタン53を継続して押し続けた時間(以下「長押し時間」という。)である。
【0077】
実施例に係るオノマトペ表示機能は、ユーザが表示ボタン53を押すと、表示ボタン53の位置の近傍を起点としてオノマトペ画像の表示を開始する。表示ボタン53の位置の近傍を起点としたオノマトペ画像の表示とは、例えば、オノマトペ画像の下端が表示ボタン53の位置とほぼ一致するように、オノマトペ画像が表示されることである。
【0078】
そして、オノマトペ画像は、表示ボタン53に対する長押し時間に応じて第1画像表示領域50Bから配信動画表示領域50Aに向かって伸長(以下「伸長表示」という。)する。
【0079】
伸長表示は、例えば、オノマトペ画像が長細く又は拡大して表示されるものである。なお、伸長表示は、例えば、文字数や文字の種類等、形態を変えながら、オノマトペ画像が伸長するものでもよい。例えば、オノマトペ画像が“ブラボー”の場合には、長押し時間に応じて“ブラ”と“ボー”との間に“ァ”が増加するように伸長してもよいし、長押し時間に応じて“ブラボ”と“ー”との間に“ォ”が増加するように伸長してもよい。
【0080】
すなわち、ユーザは、視聴している動画に対してより強い感情を抱いた場合には、この感情に対応するオノマトペ画像を表示させるための表示ボタン53を押し続ける。これにより、オノマトペ画像は、第1画像表示領域50Bから配信動画表示領域50Aへ向かって伸長表示され、オノマトペ画像がより目立つように画面3aに表示される。
【0081】
このように、第1画像51に含まれるオノマトペ画像が、ユーザによる操作態様に応じて変化することで、ユーザは、コンテンツに対する自身の反応(感情)をより娯楽性高く画面3aに表示できる。
【0082】
また、第1画像51は、ユーザによる操作態様に応じて、第1画像表示領域50Bから配信動画表示領域50Aに向かって伸長するように表示されるので、ユーザは、コンテンツに対する自身の反応(感情)をより娯楽性高く画面3aに表示できる。
【0083】
なお、ユーザによる表示ボタン53の操作(長押し操作)が終了すると、オノマトペ画像の画面3aへの表示は停止される。オノマトペ画像の表示の停止は、例えば、表示されているオノマトペ画像が瞬間的に画面3aから消えてもよいし、伸長されたオノマトペ画像が表示ボタン53に向かって縮小して画面3aから消えてもよい。
【0084】
また、図5の例では、オノマトペ画像を表示させるために、ユーザによって操作されている表示ボタン53Cの周囲が強調表示されている。これにより、ユーザは自身が操作している表示ボタン53Cを簡易に認識でき、かつオノマトペ表示に関する娯楽性がより高くなる。
【0085】
また、実施例に係るオノマトペ画像以外の第1画像51であるキャラクタ画像等は、変化することなく画面3aに表示されるが、これに限らず、オノマトペ画像以外の第1画像51も、ユーザによる表示ボタン53の操作態様に応じて変化しながら、動画を表示している画面3aに表示されてもよい。
【0086】
[2-3-3.第2画像の表示]
図6を参照して、第2画像52の表示態様について詳細に説明する。なお、第2画像52は、上述のように、他のユーザの操作によって他の携帯端末3に表示された第1画像51の縮小画像である。
【0087】
実施例に係るオノマトペ表示機能は、他のユーザが他の携帯端末3に第1画像51を表示させたタイミングから略時間遅れなく、第2画像表示領域50Cに第2画像52を表示させる。これにより、ユーザは、同じ動画を視聴している他のユーザの反応を動画を視聴しながら知ることができる。
【0088】
また、第2画像52が第1画像51のように配信動画表示領域50Aに重畳して表示されると、ユーザは第2画像52が動画の視聴に邪魔となり、煩わしく感じる可能性がある。そこで、第2画像52は、他のユーザの操作態様にかかわらず第2画像表示領域50Cを超えて配信動画表示領域50Aに重畳して表示されない。これにより、ユーザは、煩わしさを感じることなく視聴している動画に対する他のユーザの反応を確認することができる。
【0089】
なお、上述のように第1画像51は配信動画表示領域50Aへの重畳も可能とされているが、これはユーザ自身の意思で行われているので、配信動画表示領域50Aへの第1画像51の重畳によってユーザが煩わしさを感じることは無い。
【0090】
また、画面3aは、第1画像表示領域50Bと第2画像表示領域50Cとが異なる領域となるように設定されているので、ユーザが表示させた第1画像51と他のユーザが表示させた第2画像52とが混在して表示されることがない。これにより、ユーザは、自身が表示させた第1画像51と他のユーザが表示させた第2画像52とを簡易に分けて認識できる。
【0091】
また、実施例に係る他のユーザとは、一例として、ユーザと同じグループに登録している他のユーザである。すなわち、ユーザがグループ登録せずに動画を視聴している場合には、第2画像表示領域50Cに第2画像52が表示されることはない。なお、これに限らず、グループ登録の有無にかかわらず、動画を視聴している全ての他のユーザの操作による第2画像52が第2画像表示領域50Cに表示されてもよい。
【0092】
また、実施例に係る第2画像表示領域50Cには、複数の他のユーザの操作による複数の第2画像52が表示される。そして、実施例に係る第2画像表示領域50Cは、一例として、他のユーザ毎に第2画像52を表示する位置が定められていない。すなわち、第2画像表示領域50Cには、複数の他のユーザの操作による複数の第2画像52がランダムな位置に混在して表示される。さらに、第2画像52は、第2画像表示領域50C内で上下左右方向に移動しながら表示されてもよい。なお、これに限らず、第2画像表示領域50C内において、他のユーザ毎に第2画像52を表示する位置が定められてもよい。
【0093】
また、第2画像52は、当該第2画像52とされた第1画像51を自身の携帯端末3に表示させた他のユーザを示す識別画像(以下「ユーザアイコン」という。)54が隣接して表示される。これにより、ユーザは、第2画像表示領域50Cに表示されている第2画像52がどのユーザによるものかを認識できる。なお、図6の例では、ユーザアイコン54が円の中心に一文字のアルファベットが表示されたものであるが、これは一例であり、ユーザアイコン54はユーザ毎に設定された画像であったり、ユーザのイニシャルであってもよく、ユーザアイコン54のデザインは限定されない。
【0094】
また、図6に示される第2画像52は、オノマトペ画像が横書きで表示されているが、これは第2画像表示領域50Cのサイズ(縦横比)に対応して設定されており、第2画像52はオノマトペ画像が縦書きで表示されてもよい。
【0095】
また、第2画像52は配信動画表示領域50Aに重畳されないものの、他のユーザによる操作態様に対応して第2画像表示領域50C内で変化(例えば伸長)しながら表示されてもよい。なお、第2画像52は、配信動画表示領域50Aに重畳しなければ、第2画像表示領域50Cから第1画像表示領域50Bに重畳してもよい。
【0096】
[2-3-4.組合せ画像表示]
実施例に係る携帯端末3は、ユーザによる第1画像51を表示させるための操作と他のユーザによる第1画像51を表示させるための操作との組み合わせに応じた組合せ画像を画面3aに表示させる組合せ画像表示機能を有する。
【0097】
これにより、携帯端末3は、動画に対するユーザと他のユーザとの反応をより娯楽性高く画面に表示できる。また、一人のユーザによる操作では表示されない画像が他のユーザによる操作との組み合わせによって表示されるので、携帯端末3は、より多くのユーザに対してコンテンツの視聴を促すことができる。
【0098】
また、組合せ画像は、画面3aに表示されている動画に重畳して表示される。すなわち、組合せ画像は、第1画像表示領域50Bだけではなく、配信動画表示領域50Aや第2画像表示領域50Cに重畳して表示される。これにより、ユーザは、組合せ画像が表示されたことを簡易に認識でき、かつ動画を視聴することによる娯楽性がより高まる。
【0099】
なお、組合せ画像が画面3aに表示される場合は、それが組合せ画像であることをユーザが認識可能なように表示される。例えば、他のユーザが同じタイミングで表示操作したことが認識されるように、他のユーザのユーザIDが組合せ画像と共に画面3aに表示されてもよい。
【0100】
図7は、組合せ画像が画面3aに表示される場合を示すタイミングチャートである。
【0101】
実施例に係る組合せ画像表示機能は、ユーザの操作と他のユーザの操作のタイミングが所定時間(以下「組合せ期間」という。)内の場合に、組合せ画像を画面3aに表示させる。すなわち、組合せ期間内に複数のユーザが第1画像51の表示操作を行う場合は、同じシーンを視聴したことによるユーザの反応であると解される。このため、組合せ画像表示機能は、動画のシーンに応じた複数のユーザの反応に基づいて組合せ画像を表示することになるので、動画を視聴することによるユーザの娯楽性がより高まる。
【0102】
なお、組合せ期間の始期は、あるユーザが第1画像51の表示操作を開始したタイミングである。すなわち、図7(A)に示されるように、ユーザAによる表示操作の開始タイミングを始期とした組合せ期間内にユーザBが表示操作を行った場合、ユーザA,Bの携帯端末3の画面3aに組合せ画像が表示される。
【0103】
組合せ画像の表示期間は、一例として、ユーザによる表示操作が終了するまでとする。図7(A)の例では、ユーザBの表示操作が開始されてから終了するまでユーザA,Bの携帯端末3の画面3aに組合せ画像が表示される。
【0104】
図7(B)の例では、組合せ期間内であるものの、その開始タイミングとなったユーザAの表示操作が終了した後に、ユーザCによる表示操作が行われた場合を示す。図7(B)の例では、ユーザBの表示操作が開始されてからユーザCの表示操作が終了するまでユーザA,B,Cの携帯端末3の画面3aに組合せ画像が表示される。
【0105】
なお、図7に示される組合せ画像の表示態様は一例であり、これに限られない。例えば、組合せ期間の概念はなく、ユーザの表示操作と他のユーザの表示操作とが重なったタイミングで組合せ画像が画面3aに表示されてもよい。また、組合せ画像毎に表示時間が予め定められ、当該表示時間が経過したタイミングで組合せ画像の表示が終了してもよい。
【0106】
また、実施例に係る組合せ画像は、第1画像51の替わりに画面3aに表示される。図7(A)の例では、まず、ユーザAの表示操作に応じた第1画像51がユーザAの携帯端末3の画面3aに表示されるが、ユーザBの表示操作が開始されると共に当該第1画像51の表示が終了し、ユーザAの携帯端末3の画面3aに組合せ画像が表示される。一方、ユーザBの携帯端末3にはユーザB自身が表示させようとした第1画像51は画面3aに表示されずに、組合せ画像が表示される。このように、組合せ画像が第1画像51の替わりに画面3aに表示されることで、ユーザ自身が表示させようとした第1画像51とは異なる画像が画面3aに表示されるので、動画を視聴するユーザの娯楽性がより高まる。
【0107】
また、実施例に係る組合せ画像は、ユーザが選択した第1画像51と他のユーザが選択した第1画像51が予め設定された画像である場合に、画面3aに表示される。これにより、ユーザ自身による画像選択に応じてユーザ自身も予期しない組合せ画像が表示される可能性があるので、動画を視聴することによる娯楽性がより高まる。
【0108】
例えば、組合せ画像は、ユーザが選択した第1画像51と他のユーザが選択した第1画像51とが同じ場合に画面3aに表示される。すなわち、動画を視聴しているユーザ同士が同じ第1画像51を選択する場合は、ユーザ同士が同様の感情を生じている可能性が高い。このため、組合せ画像が表示されることで、ユーザは、動画の視聴によって他のユーザと共感したことを認識できる。より具体的には、例えば、ユーザが選択した第1画像51と他のユーザが選択した第1画像51とが同じ第1画像51である場合、組合せ画像として当該第1画像51を拡大した画像が画面3aに表示される。なお、これに限らず、組合せ画像として表示ボタン53の操作では表示されない特殊な画像が表示されてもよい。
【0109】
また、ユーザが選択した第1画像51と他のユーザが選択した第1画像51とが異なる第1画像51であっても、その組み合わせが予め設定された組合せである場合、組合せ画像が表示されてもよい。この場合、例えば、組合せ画像として表示ボタン53の操作では表示されない特殊な画像が表示される。
【0110】
なお、実施例に係る組合せ画像表示機能では、組合せ画像が表示されないユーザの携帯端末3の第2画像表示領域50Cには、他のユーザの画面3aに表示された組合せ画像に基づく第2画像が表示されない。しかしながら、これに限らず、組合せ画像が表示されないユーザの携帯端末3の第2画像表示領域50Cに他のユーザの画面3aに表示された組合せ画像に基づく第2画像が表示されてもよい。
【0111】
[2-4.置換処理]
実施例に係るサーバ4は、第2画像の中から表示のタイミングが近接する2つの第2画像52を画像群として特定し、当該画像群を1つの新たな第2画像52に置換する単位処理を画像群が特定されなくなるまで繰り返す置換処理機能を有する。これにより、携帯端末3において動画の再生中に表示される第2画像52の数が削減され、携帯端末3における突発的な負荷上昇が抑制され得る。
【0112】
図8は、第2画像が置換される場合を示すタイミングチャートである。
【0113】
前提として、動画のタイムラインは複数の区間に分割されている。各区間の長さは、一例として、組合せ期間の長さと同じとする。実施例に係る置換処理機能は、一例として、表示期間の始期が同じ区間にそれぞれ含まれる複数の第2画像52の中から主体及び客体に共通性がある2つの第2画像52を画像群として特定し、当該画像群に含まれる2つの第2画像52をそれぞれ無効化しつつ1つの新たな第2画像52を動画のタイムラインに関連付ける単位処理を、画像群が特定されなくなるまで繰り返す。
【0114】
第2画像52には、主体(当該第2画像を動画に付加したユーザのユーザID及び当該ユーザが属するユーザグループ),客体(当該第2画像の種類及び当該種類が属する要素グループ),表示期間,合成回数,ステータス等を特定可能な属性(第2画像表示情報)が付加されている。客体と合成回数により種類が決まる。種類により第2画像52の図柄が決まる。図柄の外観には、合成回数を示す数字が表示されるなど、合成回数が反映されているのが好ましい。図8(A)に示されるように、第2画像Aの表示期間の始期と第2画像Bの表示期間の始期が、いずれもタイムライン上の第n区間(nは適当な自然数)に含まれる場合がある。そして、第2画像Aの種類と第2画像Bの客体が同一あるものとする。このとき、置換処理機能は、第2画像Aと第2画像Bを画像群として特定し、第2画像Aと第2画像Bのステータスをそれぞれ無効化するとともに、1つの新たな第2画像Cを動画のタイムラインに関連付ける。
【0115】
置換後の第2画像52(第2画像C)は、置換前の第2画像52(第2画像A及び第2画像B)の付加属性を引き継ぐ。置換後の第2画像52は、一例として、主体及び客体をそのまま引き継ぐ。置換後の第2画像52の合成回数は、一例として、置換前の各第2画像52の合成回数の合計値である。置換後の第2画像52の表示期間は、一例として、早い方の始期から遅い方の終期までの期間である。図8(A)に示されるように、第2画像Cの表示期間は、第2画像Aの始期から第2画像Bの終期までの期間に相当する。
【0116】
置換前の第2画像52は、無効化され動画との関連付けが解かれる。一方、置換後の第2画像52は、他の第2画像52とともに画像群を形成し新たな第2画像52に置換され得る。図8(B)に示されるように、第2画像Cの表示期間の始期と第2画像Dの表示期間の始期が、いずれもタイムライン上の第n区間(nは適当な自然数)に含まれている。そして、第2画像Cを付加したユーザと第2画像Dを付加したユーザは同一のユーザグループに属し、第2画像Cの種類と第2画像Dの種類が同一であるものとする。このとき、置換処理機能は、第2画像Cと第2画像Dを画像群として特定し、第2画像Cと第2画像Dのステータスをそれぞれ無効化するとともに、1つの新たな第2画像Eを動画のタイムラインに関連付ける。第2画像Eの表示期間は、第2画像Cの始期から第2画像Dの終期までの期間である。
【0117】
[2-5.機能ブロック]
次に、実施例に係る組合せ画像表示及び置換処理を、機能ブロック図を用いて説明する。なお、携帯端末3における組合せ画像表示に関する機能は、オノマトペ表示機能に含まれ、サーバ4における組合せ画像表示及び置換処理に関する機能は、それぞれ動画配信機能に含まれる。
【0118】
[2-5-1.サーバの動画配信機能に関する機能ブロック]
図9は、実施例に係るサーバ4の動画配信機能に関する機能ブロック図である。
【0119】
サーバ4が備えるCPU20は、グループ登録部60、動画配信部61、第1画像表示情報受信制御部62、第2画像表示情報生成部63、第2画像表示情報送信制御部64、組合せ画像情報生成部65、組合せ画像情報送信制御部66、及び置換処理部67を備える。CPU20が備える各機能は、HDD26に記憶されているプログラムによって実現される。
【0120】
グループ登録部60は、複数の携帯端末3で構成されるグループ5の登録を受け付ける。なお、グループ5の登録は、一例として、ユーザIDの登録によって行われる。
【0121】
動画配信部61は、携帯端末3からの要求に応じて携帯端末3へ動画を配信する。
【0122】
第1画像表示情報受信制御部62は、外部インタフェース32を介して携帯端末3から受信した第1画像表示情報を受け付け、第1画像表示情報を対応する動画に関連付けてHDD26に記憶させる。
【0123】
第1画像表示情報は、携帯端末3の画面3aに表示された第1画像51に関する情報であり、第1画像51が携帯端末3に表示されたタイミングで携帯端末3からサーバ4へ送信される。第1画像表示情報は、例えば、表示された第1画像51の種類、第1画像51を表示させたユーザを示すユーザID、第1画像51を表示させるために行われたユーザの操作態様、第1画像51が表示されたときの動画開始からの経過時間等である。
【0124】
第2画像表示情報生成部63は、受信した第1画像表示情報に基づいて第2画像表示情報を生成し、第2画像表示情報を対応する動画に関連付けてHDD26に記憶させる。
【0125】
第2画像表示情報は、第2画像表示領域50Cに表示させる第2画像52に関する情報であり、第2画像52の種類、第2画像52の元となる第1画像51を自身の携帯端末3に表示させたユーザのユーザID、表示期間,合成回数,ステータス等が含まれる。
【0126】
第2画像表示情報送信制御部64は、第2画像表示情報を携帯端末3へ送信するように外部インタフェース32を制御する。第2画像表示情報の送信先は、第1画像表示情報を送信した携帯端末3とは異なる他の携帯端末3である。
【0127】
組合せ画像情報生成部65は、受信した第1画像表示情報に基づいて組合せ判定を行う。そして、組合せ画像情報生成部65は、組合せ判定の結果に応じて組合せ画像を示す組合せ画像情報を生成し、組合せ画像情報をHDD26に記憶させる。
【0128】
組合せ画像情報は、画面3aに表示させる組合せ画像に関する情報であり、組合せ画像の種類、同じタイミングで表示操作を行った複数のユーザのユーザID等が含まれる。
【0129】
また、組合せ判定は、第1画像表示情報毎に行われ、当該第1画像表示情報により示される第1画像51の表示操作が他のユーザによる第1画像51の表示操作の開始タイミングを基準とした組合せ期間内であるか否かを判定する。
【0130】
組合せ画像情報送信制御部66は、外部インタフェース32を制御して、組合せ画像情報を携帯端末3へ送信するように外部インタフェース32を制御する。なお、組合せ画像情報が送信される携帯端末3は、組合せ画像情報に含まれるユーザIDに対応する複数の携帯端末3である。
【0131】
置換処理部67は、置換処理を実行する。
【0132】
[2-5-2.携帯端末のオノマトペ表示に関する機能ブロック]
図10は、実施例に係る携帯端末3のオノマトペ表示に関する機能ブロック図である。
【0133】
携帯端末3が備える主制御部40は、画像表示制御部70、表示領域設定部71、第1画像表示操作受付部72、操作状態判定部73、第1画像表示情報生成部74、第1画像表示情報送信制御部75、及び第2画像表示情報受信制御部76、及び組合せ画像情報受信制御部77を備える。主制御部40が備える各機能は、補助記憶部44に記憶されているプログラムによって実現される。
【0134】
画像表示制御部70は、画像データに基づいた画像を表示するようにタッチパネルディスプレイ3aを制御する。実施例に係る画像表示制御部70は、サーバ4から配信された動画を配信動画表示領域50Aに表示させ、ユーザの操作に応じて第1画像51を第1画像表示領域50Bに表示させ、他のユーザが他の携帯端末3に表示させた第1画像51に基づいた第2画像52を第2画像表示領域50Cに表示させる。さらに、実施例に係る画像表示制御部70は、ユーザの操作態様に応じて第1画像51を第1画像表示領域50Bを超えて配信動画表示領域50Aに重畳して表示させる。
【0135】
表示領域設定部71は、サーバ4から動画が配信された場合における画面3aの表示態様として、配信動画表示領域50A、第1画像表示領域50B、及び第2画像表示領域50Cの位置及びサイズ(縦横の長さ)を設定する。なお、これらの位置及びサイズは予め定められているが、ユーザが任意に設定してもよい。
【0136】
第1画像表示操作受付部72は、ユーザによる表示ボタン53の操作を、画面3aが動画を表示している状態で受け付ける。すなわち、第1画像表示操作受付部72は、複数の表示ボタン53のうちユーザが操作した表示ボタン53を認識し、当該表示ボタン53に対応した第1画像51を、画像表示制御部70を介して画面3aに表示させる。なお、第1画像表示操作受付部72は、操作状態判定部73による判定結果に応じて第1画像51の表示態様が変化するように、第1画像51を画面3aに表示させる。
【0137】
操作状態判定部73は、ユーザによる表示ボタン53の操作状態を判定する。ここでいう操作状態は、例えば、表示ボタン53の長押し時間を含む操作態様である。
【0138】
第1画像表示情報生成部74は、ユーザの操作によって画面3aに表示された第1画像51に応じた第1画像表示情報を生成する。
【0139】
第1画像表示情報送信制御部75は、第1画像表示情報をサーバ4へ送信するように通信部46を制御する。
【0140】
第2画像表示情報受信制御部76は、通信部46を介してサーバ4から受信した第2画像表示情報を画像表示制御部70へ出力する。
【0141】
組合せ画像情報受信制御部77は、通信部46を介してサーバ4から受信した組合せ画像情報を画像表示制御部70へ出力する。これにより画像表示制御部70は、組合せ画像を動画を表示している画面3aに表示させる。なお、実施例に係る画像表示制御部70は、ユーザによる表示ボタン53の操作に応じた第1画像51の替わりに、組合せ画像を画面3aに表示させる。
【0142】
[2-6.処理フロー]
次に、携帯端末3及びサーバ4における実施例に係るオノマトペ表示処理の流れをフローチャートを用いて説明する。
【0143】
[2-6-1.携帯端末におけるオノマトペ表示に関するフロー]
図11は、携帯端末3が備える主制御部40によって実行されるオノマトペ表示処理の流れを示すフローチャートである。オノマトペ表示処理を実行するためのプログラムは補助記憶部44の所定領域に予め記憶されている。オノマトペ表示処理は、一例として、携帯端末3がサーバ4から配信される動画の再生を開始した場合に実行が開始され、動画の再生が終了すると共に終了する。
【0144】
ステップS100では、トリガの発生を検出する。本実施例におけるトリガは、第1トリガ(ユーザによる表示ボタン53の操作の受付け)と第2トリガ(第2画像表示情報の受信)のいずれかである。本実施例に係る携帯端末3は、トリガの発生が検出される度に、画面の表示内容を更新する。第1トリガと第2トリガは、並列的に発生し得る。したがって、一方のトリガの発生に応じた処理の実行中に、他方のトリガの発生に応じた処理が実行されることがある。また、複数の第2トリガが、並列的に発生し得る。したがって、一の第2トリガの発生に応じた処理の実行中に、他の第2トリガの発生に応じた処理が実行されることがある。
【0145】
ステップS102において、検出されたトリガが第1トリガの場合はステップS106へ移行し、検出されたトリガが第2トリガの場合はステップS104へ移行する。
【0146】
ステップS104では、第2画像表示情報により示される第2画像52を、画像表示制御部70が第2画像表示領域50Cに表示させ、処理を終了する。
【0147】
ステップS106では、ユーザが操作した表示ボタン53に対応した第1画像51を、画像表示制御部70が第1画像表示領域50Bに表示させる。なお、第1画像51は、予め携帯端末3に記憶されていてもよいし、ユーザによって表示ボタン53が操作される毎にサーバ4からダウンロードされてもよい。
【0148】
ステップS108では、第1画像表示領域50Bに表示された第1画像51に対応する第1画像表示情報を、第1画像表示情報生成部74が生成する。
【0149】
ステップS110では、第1画像表示情報送信制御部75が通信部46を制御して第1画像表示情報をサーバ4へ送信する。
【0150】
ステップS112では、ユーザによる表示ボタン53の操作が終了したか否かを操作状態判定部73が判定する。肯定判定の場合はステップS120へ移行し、否定判定の場合はステップS114へ移行する。
【0151】
ステップS114では、通信部46を介して組合せ画像情報を受信したか否かを組合せ画像情報受信制御部77が判定し、肯定判定の場合はステップS118へ移行し、否定判定の場合はステップS116へ移行する。
【0152】
ステップS116では、ユーザによる表示ボタン53の操作が終了するまで画像表示制御部70が第1画像51(オノマトペ画像)を伸長表示させ、ステップS112へ戻る。
【0153】
ステップS118では、画像表示制御部70が組合せ画像情報により示される組合せ画像を画面3aに表示させ、ステップS112へ戻る。
【0154】
ステップS120では、画像表示制御部70が第1画像51の表示を終了し、処理を終了する。
【0155】
なお、図11に示されるフローチャートでは、第1画像51の表示と共に第1画像表示情報が生成され、第1画像表示情報がサーバ4へ送信されるが、これに限らず、第1画像51の表示が終了した後に第1画像表示情報がサーバ4へ送信されてもよい。また、第1画像表示情報送信制御部75は、第1画像51の表示を開始したタイミングで第1画像51の表示開始を示す第1画像表示情報をサーバ4へ送信し、第1画像51の表示が終了したタイミングで第2画像52の表示終了を示す第1画像表示情報をサーバ4へ送信してもよい。これにより、サーバ4は、第1画像51の表示開始を示す第1画像表示情報と表示終了を示す第1画像表示情報の受信間隔において、第1画像51(オノマトペ画像)が伸長表示されていることを認識できる。
【0156】
[2-6-2.サーバにおけるオノマトペ表示に関するフロー]
図12は、サーバ4が備えるCPU20によって実行されるオノマトペ表示処理の流れを示すフローチャートである。オノマトペ表示処理を実行するためのプログラムはHDD26の所定領域に予め記憶されている。オノマトペ表示処理は、一例として、サーバ4が携帯端末3へ動画を配信している場合に実行が開始され、動画の配信が終了すると共に終了する。
【0157】
ステップS200では、第1画像表示情報を携帯端末3から受信したか否かを第1画像表示情報受信制御部62が判定する。肯定判定の場合はステップS202へ移行し、否定判定の場合は待ち状態となる。
【0158】
ステップS202では、受信した第1画像表示情報を第1画像表示情報受信制御部62がHDD26に記憶させる。
【0159】
ステップS204では、組合せ画像情報生成部65が組合せ判定を行い、肯定判定の場合はステップS208へ移行し、否定判定の場合はステップS206へ移行する。すなわち、組合せの対象となる第1画像51の表示操作が組合せ期間内に複数のユーザによって行われた場合に、肯定判定とされステップS208へ移行する。一方、組合せの対象となる第1画像51の表示操作が組合せ期間内に複数のユーザによって行われなかった場合、否定判定とされステップS206へ移行する。
【0160】
ステップS206では、受信した第1画像表示情報に基づいて第2画像表示情報生成部63が第2画像表示情報を生成し、HDD26に記憶させる。
【0161】
ステップS208では、組合せ画像情報生成部65が組合せの対象となる第1画像51の表示操作に応じた組合せ画像を示す組合せ画像情報を生成する。
【0162】
ステップS210では、組合せ画像情報送信制御部66が外部インタフェース32を制御して組合せ画像情報を送信しステップS200へ戻る。なお、組合せ画像情報の送信先は、組合せの対象となる第1画像表示情報を送信してきた複数の携帯端末3、すなわち組合せ画像情報に含まれる複数のユーザIDに対応する携帯端末3である。
【0163】
図13は、サーバ4が備えるCPU20によって実行されるオノマトペ表示処理の流れを示すフローチャートである。図13に示されるフローは、動画のタイムラインにおける区間の終期が到来する度に、表示期間の始期が当該区間に含まれる第2画像表示情報を対象とする。
【0164】
ステップS300では、置換処理部67が判定を行い、肯定判定の場合はステップS302へ移行し、否定判定の場合はステップS304へ移行する。すなわち、主体及び客体に共通性がある第2画像表示情報が存在する場合に、肯定判定とされステップS302へ移行する。一方、主体及び客体に共通性がある第2画像表示情報が存在しない場合に、否定判定とされステップS304へ移行する。
【0165】
ステップS302では、置換処理部67が置換処理を行う。置換処理の単位処理では、置換処理部67が、主体及び客体に共通性がある2つの第2画像表示情報を画像群として特定し、当該画像群に含まれる2つの第2画像表示情報のステータスをそれぞれ無効化するとともに、1つの新たな第2画像表示情報を生成する。ステップS302では、この単位処理が、主体及び客体に共通性がある2つの第2画像表示情報が存在しない状態になるまで繰り返される。
【0166】
ステップS304では、第2画像表示情報送信制御部64が外部インタフェース32を制御して、第1画像表示情報を送信してきた携帯端末3とは異なる携帯端末3へ、対象区間に含まれる全ての第2画像表示情報を送信する。したがって、第2画像表示情報に基づく第2画像52の携帯端末3における表示期間は、動画に関連付けられている表示期間より遅れることになる。
【0167】
以上説明したように、実施例に係る携帯端末3は、第1の携帯端末3の画面3aに表示される動画を視聴中の第1ユーザにより当該動画に第1画像51を付加するために第1の携帯端末3に対してなされた付加操作の操作情報と、第2の携帯端末3の画面3aに表示される上記動画を視聴中の第2ユーザにより当該動画に第1画像51を付加するために第2の携帯端末3に対してなされた付加操作の操作情報と、が各携帯端末3からサーバ4に提供される。サーバ4は、娯楽性を向上させるため、第1ユーザによる付加操作と第2ユーザによる付加操作の組合せに基づく組合せ画像を、第1の携帯端末3の画面3a及び第2の携帯端末3の画面3aにそれぞれ表示させる。これにより、一人のユーザによる操作では表示されない画像が他のユーザによる操作との組み合わせによって表示されるので、携帯端末3はより多くのユーザに対して動画の視聴を促すことができる。
【0168】
また、実施例に係るサーバ4は、動画の再生中に当該動画を視聴するユーザの携帯端末3にて表示させるタイミングが当該動画に対し関連付けられる第2画像52の中から表示タイミングが近接しかつ主体及び客体に共通性がある2つ以上の第2画像52を1つの新たな第2画像52に置換する。これにより、携帯端末3に表示させる第2画像52の数が削減されるので、サーバ4は携帯端末3における突発的な負荷上昇を抑制することができる。
【0169】
[3.変形例]
本発明の技術的範囲は上記実施例に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施例に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0170】
また、上記実施例で説明した各種処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
【0171】
[3-1.変形例1(サーバを介さずに画像を共有する)]
上記実施例では、サーバ4が携帯端末3から第1画像表示情報を受信し、第1画像表示情報に基づいて生成した第2画像表示情報を他の携帯端末3へ送信し、他の携帯端末3は第2画像表示情報により示される第2画像52を第2画像表示領域50Cに表示する形態について説明したが、本発明はこれに限られない。
【0172】
例えば、サーバ4を経由せずに複数の携帯端末3同士が第1画像表示情報を送受信することで、携帯端末3は第2画像52を第2画像表示領域50Cに表示してもよい。すなわち、携帯端末3は、他の携帯端末3から第1画像表示情報を受信すると、第1画像表示情報から他の携帯端末3に表示された第1画像51に関する情報を読み出し、当該情報に基づく第2画像52を第2画像表示領域50Cに表示する。
【0173】
[3-2.変形例2(動画を単独で視聴する)]
上記実施例は、動画を同時に視聴している複数のユーザの間で当該動画に対する感情を表す画像を共有させる場合を例として説明されている。これに対し、ある動画を先に視聴したユーザの当該動画に対する感情を表す画像は、当該動画を後から視聴するユーザに共有され得る。これにより、先に視聴した第1ユーザによる付加操作と後から視聴する第2ユーザによる付加操作の組合せに応じて組合せ画像を表示可能である。
【0174】
以下では、第1の携帯端末3(第1装置)を使用する第1ユーザがある動画(視聴対象)を視聴するタイミングが、第2の携帯端末3(第2装置)を使用する第2ユーザが当該動画を視聴するタイミングより後である場合を考える(図13(A))。この場合、第1ユーザによる付加操作と第2ユーザによる付加操作は、実時間においては近接関係にない場合がある。ただし、動画の進行軸(タイムライン)上において両者は近接関係にある(図13(B))。第1ユーザと第2ユーザは、本人と他人でもよいし、過去の本人と現在の本人でもよい。
【0175】
変形例2では、第2の携帯端末3の画面3a(第2画面)に表示される動画を視聴中の第2ユーザにより当該動画に第1画像(第2要素)を付加するために第2の携帯端末3aに対してなされた付加操作(第2操作)の操作情報が、第2の携帯端末3aからサーバ4(第2指示手段,共有情報処理装置)に提供される。サーバ4は、第2ユーザによる付加操作に基づいて第2画像(第2要素)を当該付加操作に応じたタイミングで表示させる第2画像表示情報(第2指示)を、同じ動画を視聴しようとする第1ユーザが使用する第1の携帯端末3に予め送信しておく。
【0176】
第1の携帯端末3は、娯楽性を向上させるため、第1の携帯端末3の画面3a(第1画面)に表示される動画を視聴中の第1ユーザにより当該動画に第1画像(第1要素)を付加するために第1の携帯端末3aに対してなされた付加操作(第1操作)を受け付けた場合に、受け付けた付加操作(第1操作)と第2画像表示情報に係る付加操作(第2操作)の組合せに基づく組合せ画像(第3要素)を、第1の携帯端末3の画面3aに表示させる。なお、変形例2では、第2の携帯端末3においてなされた第2操作のタイミングが先に分かっているので、第1の携帯端末3において第1操作を受け付けた後に遅滞なく、受け付けた付加操作(第1操作)と第2画像表示情報に係る付加操作(第2操作)の組合せに基づく組合せ画像(第3要素)を、第1の携帯端末3の画面3aに表示させることも可能である。
【0177】
[3-3.変形例3(組合せ画像が表示される場合に第1画像を表示しない)]
上記実施例では、組合せ画像が表示される場合にも第1画像が表示される。これに対し、組合せ画像が表示される場合に第1画像が表示されないようにしてもよい。
【0178】
具体的には、携帯端末3の画像表示制御部70(第2制御手段)は、第1画像表示操作受付部72(第1受付手段)により付加操作が受け付けてから所定期間(組合せ期間)が経過するまで、組合せ画像情報の受信を待機する。そして、画像表示制御部70は、所定時間内に組合せ画像情報を受信した場合には受信した組合せ画像情報に基づいて組合せ画像(第3要素)を表示させ、所定期間内に組合せ画像情報を受信しなかった場合には受け付けた付加操作に基づいて第1画像(第1要素)を表示させる。
【0179】
[3-4.変形例4(組合せ画像が表示される場合にも第2画像を表示する)]
上記実施例では、組合せ画像が表示される場合には第2画像が表示されない。これに対し、組合せ画像が表示される場合にも第2画像が表示されるようにしてもよい。具体的には、サーバ4が、第1画像情報を受信した場合に、組み合わせる表示操作の有無に関わらず第2画像表示情報を生成し、携帯端末3に送信するとよい。
【0180】
[3-5.変形例5(置換処理の発動を限定する)]
上記実施例では、所定期間(組合せ期間)ごとに単位処理が繰り返され、置換対象となる複数の第2画像表示情報が1つの第2画像表示情報に置換される。これに対し、携帯端末3において突発的な負荷上昇が発生しにくい状況で、置換処理を省略することとしてもよい。
【0181】
具体的には、サーバ4の置換処理部67(特定手段)は、表示タイミングが近接する複数の第2画像表示情報(共有要素)を含む近接要素グループの要素数が発動条件を満たさない場合に、当該近接要素グループに含まれる2つ(所定数)の第2画像表示情報を画像群(要素群)として特定する単位処理(置換処理)を省略する。発動条件は、例えば、要素数が所定の閾値以上であることである。発動条件は、携帯端末3の処理能力に応じて柔軟に変動させてもよい。例えば、グループ5に属する複数の携帯端末3のうち能力が低い方の端末の処理能力に合わせて、所定の閾値を設定するとよい。なお、処理能力とは、例えば、携帯端末3の表示処理の能力(DSPのクロック周波数)や受信処理の能力(通信回線の速度)である。
【符号の説明】
【0182】
1 動画配信システム
2 通信回線
3 携帯端末(「第1装置」,「第2装置」,「情報処理装置」の一例)
3a 画面(「第1画面」,「第2画面」の一例)
4 サーバ(「第1指示手段」,「第2指示手段」,「共有情報処理装置」の一例)
5 グループ(「情報処理システム」の一例)
50A 配信動画表示領域
50B 第1画像表示領域
50C 第2画像表示領域
51 第1画像
52 第2画像(「共有要素」,「代替要素」の一例)
53 表示ボタン
60 グループ登録部
61 動画配信部
62 第1画像受信情報受信制御部
63 第2画像表示情報生成部
64 第2画像表示情報送信制御部
65 組合せ画像情報生成部
66 組合せ画像情報送信制御部
67 置換処理部(「特定手段」,「置換手段」の一例)
70 画像表示制御部(「第1制御手段」,「第2制御手段」,「第3制御手段」,「表示制御手段」の一例)
71 表示領域設定部
72 第1画像表示操作受付部(「第1受付手段」,「第2受付手段」の一例)
73 操作状態判定部
74 第1画像表示情報生成部
75 第1画像表示情報送信制御部(「第1提供手段」,「第2提供手段」の一例)
76 第2画像表示情報受信制御部(「第3受付手段」の一例)
77 組合せ画像情報受信制御部

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14