IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 新日鐵住金株式会社の特許一覧

特許7277739ピーニングシステムおよびピーニング方法
<>
  • 特許-ピーニングシステムおよびピーニング方法 図1
  • 特許-ピーニングシステムおよびピーニング方法 図2
  • 特許-ピーニングシステムおよびピーニング方法 図3
  • 特許-ピーニングシステムおよびピーニング方法 図4
  • 特許-ピーニングシステムおよびピーニング方法 図5
  • 特許-ピーニングシステムおよびピーニング方法 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-11
(45)【発行日】2023-05-19
(54)【発明の名称】ピーニングシステムおよびピーニング方法
(51)【国際特許分類】
   B23P 9/04 20060101AFI20230512BHJP
   B23K 31/00 20060101ALI20230512BHJP
   C21D 7/04 20060101ALN20230512BHJP
【FI】
B23P9/04
B23K31/00 F
C21D7/04 Z
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019101205
(22)【出願日】2019-05-30
(65)【公開番号】P2020192659
(43)【公開日】2020-12-03
【審査請求日】2022-01-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000006655
【氏名又は名称】日本製鉄株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】弁理士法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】冨永 知徳
(72)【発明者】
【氏名】横関 耕一
【審査官】増山 慎也
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-011881(JP,A)
【文献】特表2013-525110(JP,A)
【文献】特開2013-022604(JP,A)
【文献】特開2013-241784(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23P 9/04
B23K 31/00
C21D 7/04
B25D 9/00
B66D 3/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピーニング装置と、
前記ピーニング装置に連結されたワイヤと、
鋼構造物の取り付け面に磁力により取り付けられる磁石装置と、
前記磁石装置に連結部材により連結されることにより支持され、前記ワイヤに力を加えることで前記ピーニング装置を前記取り付け面に向かって付勢する加力装置と、
前記連結部材に固定され、前記加力装置から前記取り付け面に沿う方向に引き出された前記ワイヤが掛け回され、前記ワイヤの延びる方向を前記取り付け面から離れる方向に転換する方向転換機構と、
を備え
前記磁石装置、前記方向転換機構、および前記加力装置は、前記取り付け面に沿って前記磁石装置、前記方向転換機構、前記加力装置の順で配置されるピーニングシステム。
【請求項2】
前記方向転換機構は、円筒状の外周面を有し、
前記ワイヤは、前記外周面に掛け回されている請求項に記載のピーニングシステム。
【請求項3】
前記加力装置は、前記ワイヤを巻き取ることによって前記ワイヤに力を加える渦巻きバネを含む、請求項1または請求項2に記載のピーニングシステム。
【請求項4】
前記ピーニング装置は、超音波振動により打撃を行う超音波打撃装置である請求項1から請求項のいずれか一項に記載のピーニングシステム。
【請求項5】
請求項1から請求項のいずれか一項に記載のピーニングシステムを用いてピーニング処理を施すピーニング方法。
【請求項6】
前記ピーニングシステムを用いて前記取り付け面と前記取り付け面に設けられる部材との溶接部にピーニング処理を施し、
前記磁石装置、前記方向転換機構、および前記加力装置は、前記溶接部から遠い方から前記磁石装置、前記方向転換機構、前記加力装置の順で配置される、請求項5に記載のピーニング方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピーニングシステムおよびピーニング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、鋼橋などの鋼構造物の現場では、溶接部の疲労寿命改善を目的としてピーニング装置を用いた処理が行われている(例えば、非特許文献1参照)。ピーニング装置は、硬質のピンの振動を用いて溶接部を連続的かつ高速に打撃して、溶接部の疲労強度を向上させる装置である。ピーニング装置としては、超音波振動を用いてピンを振動させる超音波打撃処理(UIT,Ultrasonic Impact Treatment)や、圧縮空気を用いてピンを振動させるエアー式ニードルピーニング(PPP,Portable Pneumatic needle-Peening)などが知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【文献】柿木啓、他5名、「ピーニング系工法を用いた予防保全対策の施工性検証」、土木学会第73回年次学術講演会、平成30年8月、VI-278、p.555-p.556
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ピーニング装置のハンドツールの重量は数kgのものがあり、作業員が例えば鋼橋の鋼床版の裏面に溶接されたリブの上端部など、下方を向く面に形成された溶接部に対して上向きで作業を行う場合は、作業員の肉体的負担が大きいという課題がある。また、プレートガーダーのウエブに溶接されたガセット類の溶接部など、側方を向く面に形成された溶接部に対して横向きで作業する場合も、作業時間が長くなれば作業員の肉体的疲労の蓄積は無視できない。
【0005】
そこで、本発明は、ピーニング装置を用いて下方を向く面や側方を向く面に形成された溶接部に対して作業を行う場合において作業者の肉体的負担を軽減することができるピーニングシステムおよびピーニング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある観点によれば、ピーニングシステムは、ピーニング装置と、前記ピーニング装置に連結されたワイヤと、前記鋼構造物の取り付け面に磁力により取り付けられる磁石装置と、前記磁石装置により支持され、前記ワイヤに力を加えることで前記ピーニング装置を前記取り付け面に向かって付勢する加力装置と、を備える。
【0007】
前記ピーニングシステムは、前記加力装置から引き出された前記ワイヤが掛け回され、前記ワイヤの延びる方向を転換する方向転換機構と、を有してもよい。
【0008】
前記ピーニングシステムにおいて、前記ワイヤは、前記取り付け面に沿う方向に引き出されてもよい。
【0009】
上記のピーニングシステムにおいて、前記方向転換機構は、円筒状の外周面を有し、前記ワイヤは、前記外周面に掛け回されていてよい。
【0010】
上記のピーニングシステムにおいて、前記ピーニング装置は、超音波振動により打撃を行う超音波打撃装置であってもよい。
【0011】
本発明の別の観点によれば、ピーニング方法は、上記いずれかのピーニングシステムを用いてピーニング処理を施す。
【発明の効果】
【0012】
上記の構成によれば、ピーニング装置がワイヤを介して取り付け面に向かって付勢されるため、作業者が負担するピーニング装置の荷重が低減され、それによって作業者の負担を軽減することができる。
また、磁力を用いた磁石装置を用いることにより、加力装置を鋼構造物に容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施形態に係るピーニングシステムの側面図である。
図2図1のII-II線矢視図である。
図3】本発明の実施形態に係るピーニング装置の概略的な構成例を示す図である。
図4】ピーニングシステムを鋼床版の裏面と鉛直リブとの間の溶接部に適用した場合の側面図である。
図5】ピーニングシステムをプレートガーダーのウエブに溶接されたガセット類の溶接部に適用した場合の側面図である。
図6】ピーニングシステムをプレートガーダーのウエブに溶接されたガセット類の溶接部に適用した場合の別の形態の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0015】
図1および図2は、本発明の実施形態に係るピーニングシステムの概略的な構成を示す図である。図1は側面図であり、図2図1のII-II線矢視図である。図1および図2に示されるように、ピーニングシステム1は、ピーニング装置2と、ピーニング装置2に連結されたワイヤ3と、鋼床版10(鋼構造物)の裏面11(下方を向く取り付け面)に磁力により取り付けられる磁石装置4と、磁石装置4によって支持された加力装置5と、ワイヤ3の方向転換機構であるローラー7と、を有する。ピーニング装置2は、後述するように鋼床版10の裏面11に形成された溶接部13を打撃することが可能な装置である。本実施形態のピーニングシステム1では、重量物であるピーニング装置2を、鋼床版10の裏面11に対する磁石装置4の磁着力、および磁石装置4に連結された加力装置5がワイヤ3に発生させる付勢力を利用して支持する。
【0016】
磁石装置4は、磁石装置本体41と、磁力のON/OFFを行うレバー42とを有する。磁石装置本体41には、例えばネオジム磁石などの永久磁石が内蔵されている。磁石装置4は、永久磁石の磁力により、鋼床版10の裏面11に吸着面43を介して取り付けられる。磁石装置4と加力装置5とは、連結部材6により連結されている。加力装置5は、鋼床版10の裏面11に取り付けられた磁石装置4に支持されることによって、裏面11の近傍に配置される。
磁力を用いた磁石装置4を用いる場合、加力装置5を鋼床版10に容易に取り付けることができる。なお、磁石装置4としては、永久磁石を内蔵したものに限ることはなく、例えば、電磁石を用いた磁石装置を使用することもできる。本実施形態では、磁石装置4の磁石として永久磁石を用いたことによって、例えば電磁石を利用するのと比較して、装置を小型化、軽量化することができる。
【0017】
加力装置5は、ワイヤ3に力を加えることによりピーニング装置2(ハンドツール21)を上方、すなわち鋼床版10の裏面11に向かって付勢する装置である。本実施形態の加力装置5は、ケーシング51と、ケーシング51内に配置された弾性部材52(渦巻きバネなど)とを有し、ワイヤ3を巻き取ることによりワイヤ3に力を加える。ワイヤ3は弾性部材52に連結されており、加力装置5は、弾性部材52の弾性を利用してワイヤ3を巻き取る。このとき、ワイヤ3には上向きの付勢力が生じる。加力装置5は、弾性部材52によるワイヤ3の巻き取りの強さ、すなわち付勢力の大きさを調整することが可能であってもよい。ケーシング51は例えば箱形状をなしており、側面53と、上面54と、下面55と、を有する。ワイヤ3は、ケーシング51の側面53に設けられた開口56から引き出されている。図示されているように、ケーシング51の上面54が鋼床版10の裏面11に接するため、ワイヤ3はケーシング51の側面53から鋼床版10の裏面11に沿うように(略水平方向に)、磁石装置4に向かう方向に引き出されることになる。
【0018】
図示された例において、ローラー7は、磁石装置4と加力装置5との間に配置される。すなわち、本実施形態のピーニングシステム1では、磁石装置4、ローラー7、および加力装置5は、裏面11(取り付け面)に沿って磁石装置4、ローラー7、加力装置5の順で配置されている。
ローラー7は、円筒状の外周面を有し、回転軸71に回転自在に支持されている。回転軸71は、その一端が連結部材6に固定されている。回転軸71は、磁石装置4および加力装置5が鋼床版10の裏面11に取り付けられた場合に、加力装置5から引き出されたワイヤ3が延びる方向と交差し、かつ、鋼床版10の裏面11に沿う方向に回転軸71の軸線Aが延びるように配置されている。ローラー7は、その外周面の上端の高さがワイヤ3用の開口56の高さと同じになるように配置されている。加力装置5から鋼床版10の裏面11に沿う方向に引き出されたワイヤ3は、ローラー7に掛け回されることによって下向きに向きを変えられる。従って、ローラー7はワイヤ3の方向転換機構として機能している。加力装置5およびローラー7を鋼床版10の裏面11に近い位置に配置することにより、例えばピーニング作業の作業スペースをより広く確保することができる。
【0019】
ローラー7を用いてワイヤ3の延びる方向を転換することにより、例えば加力装置5から鋼床版10の裏面11に沿う方向にワイヤ3が引き出される場合においても、ワイヤ3に負担をかけることなくワイヤ3の延びる方向を下向きに転換することができる。本実施形態では、円筒状の外周面を有するローラー7を方向転換機構として用いることによって、例えば作業者によりワイヤ3が斜め方向に引っ張られた場合においても、ワイヤ3がローラー7の外周面を滑ることによって、その力を受け流すことができる。
また、ローラー7を磁石装置4と加力装置5との間に配置し、ワイヤ3の引っ張り力が作用する点を磁石装置4の近傍としたことによって、ピーニング装置2の重量により連結部材6を介して磁石装置4を引き剥がすように作用するモーメントを常に小さくすることができる。
【0020】
以上で説明したような本発明の実施形態に係るピーニングシステムによれば、重量物であるピーニング装置2のハンドツール21がワイヤ3を介して作業者の上方に配置された加力装置5によって鋼床版10の裏面11に向かって付勢されるため、作業者が負担するピーニング装置2の荷重が低減され、それによって作業者の負担を軽減することができる。
【0021】
また、方向転換機構として機能するローラー7を用いることで、加力装置5から引き出されるワイヤ3の方向を取り付け面(本実施形態では裏面11)から離れる方向ではなく、磁石装置4に向かう方向とすることができる。これにより、加力装置5を取り付け面に沿う配置(取り付け面からの厚みが最小となる配置)とすることが可能となり、ピーニング作業の作業スペースをより広く確保することができ、所定の長さを有するハンドツール21の操作の自由度を確保することができる。
ワイヤ3が引き出される方向が磁石装置4に向かい、かつ、ローラー7(方向転換機構、ワイヤがかかる位置)が磁石装置4と加力装置5との間に配置されることによって、打撃処理を行う部位の形状や処理範囲に合わせた施工性の改善を行うことができる。
【0022】
また、本実施形態のピーニングシステム1のうち、ピーニング装置2を除く構成、すなわち、磁石装置4、加力装置5、ローラー7、およびワイヤ3は、例えば、5kgの付勢力を確保できる構成でありながら、総重量は2kg程度とすることができるため、作業者の持ち歩きの負担は小さい。
【0023】
(ピーニング装置の構成)
図3は、本発明の実施形態のピーニング装置2の概略的な構成例を示す図である。図示された例において、ピーニング装置2は、超音波打撃処理(UIT,Ultrasonic Impact Treatment)を行う超音波打撃装置である。
図3に示されるように、ピーニング装置2は、ハンドツール21と、ハンドツール21と電気的に接続されている電源装置22とを有する。電源装置22は床面などに載置される部位であり、ハンドツール21は作業者に把持される部位である。ハンドツール21の重量は3kg~4kg程度である。
電源装置22は、ハンドツール21内の超音波発振部24(コイル242)に交流電流を供給する。
【0024】
ハンドツール21は、円筒形状のカバー部23と、カバー部23に内蔵された超音波発振部24と、超音波発振部24の振動により振動する導波部25と、導波部25の振動を吸収する緩衝部として機能するスプリング26と、導波部25の先端に設けられた打撃ピン27とを有する。
導波部25は、カバー部23の内周面に沿う円柱形状の導波部本体251を有し、スプリング26は、導波部本体251の外周面に沿うように配置されている。
【0025】
超音波発振部24は、振動部241と、振動部241に巻き付けられたコイル242とを有する。振動部241は、導波部25の後端に接続されている。
カバー部23には、グリップ28を取り付けてもよい。また、カバー部23内の超音波発振部24を冷却するための冷却装置を設けてもよい。
【0026】
ピーニング装置2では、超音波発振部24にて発生する超音波振動により導波部25および打撃ピン27が振動する。振動する打撃ピン27で対象物を打撃することができる。
【0027】
また、ピーニング装置2のハンドツール21にスプリング26が内蔵されているため、作業時の反動を、スプリング26の反発力(3kg程度)以下とすることができる。ただし、エアー式ニードルピーニング(PPP)や、電動式のピーニング装置を用いた場合でも、より大きな巻き取り力で付勢することで、ハンドツールの自重のみならず、作業時の反動の軽減を実現することもできる。なお、PPPではハンドツールの重量は2kg程度であるが、作業時の反動はUITと比較してかなり大きい。
【0028】
(ピーニングシステムを用いるピーニング方法)
次に、再び図1を参照して、本実施形態のピーニングシステム1を用いてピーニング処理を施すピーニング方法について説明する。
作業者は、鋼床版10の裏面11に磁石装置4および加力装置5を取り付ける。
次いで、加力装置5から引き出されたワイヤ3をローラー7に掛け回したうえで、ピーニング装置2のハンドツール21に連結する。次いで、ハンドツール21の重量に応じて、作業者にとってハンドツール21が負担とならず、また、作業者の好みの巻き取り力となるように、加力装置5を調整する。
【0029】
これにより、作業者は、図1および図3に示されるような鋼床版10の裏面11に設けられているUリブ12の上端部の溶接部13に対しても作業性が向上し、軽い負荷で作業を行うことができる。
【0030】
また、図4に示されるように、鋼床版10の裏面11と板状の鉛直リブ12Aとの間の溶接部13Aに関しても作業者の負担を軽減することができる。
【0031】
また、図5に示されるように、プレートガーダーのウエブ10Bに溶接されたガセット類12Bの溶接部13Bなど、側方を向く面に形成された溶接部に対して横向きで作業する場合も、作業者の負担を軽減することができる。すなわち、磁石装置4および加力装置5を側方を向く面に取り付けた場合でも、方向転換機能であるローラー7がワイヤ3の向きを転換することで、打撃処理にともなうワイヤ3の動きを阻害することがない。また、磁石装置4を取り付けた位置から引き剥がすように作用するするモーメントを小さくすることができる。
【0032】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において、各種の変形例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0033】
1…ピーニングシステム、10…鋼床版、11…裏面(取り付け面)、12…リブ、13…溶接部、2…ピーニング装置、21…ハンドツール、22…電源装置、23…カバー部、24…超音波発振部、241…振動部、242…コイル、25…導波部、251…導波部本体、26…スプリング、27…打撃ピン、28…グリップ、3…ワイヤ、4…磁石装置、41…磁石装置本体、42…レバー、43…吸着面、5…加力装置、51…ケーシング、52…弾性部材、53…側面、54…上面、55…下面、56…開口、6…連結部材、7…ローラー、71…回転軸、A…軸線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6