(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-11
(45)【発行日】2023-05-19
(54)【発明の名称】管理サーバ
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/0639 20230101AFI20230512BHJP
G06Q 10/105 20230101ALI20230512BHJP
【FI】
G06Q10/0639
G06Q10/105
(21)【出願番号】P 2021143167
(22)【出願日】2021-09-02
(62)【分割の表示】P 2020198792の分割
【原出願日】2020-11-30
【審査請求日】2021-12-03
(73)【特許権者】
【識別番号】520470822
【氏名又は名称】株式会社鶴
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】今井 達也
【審査官】永野 一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-009032(JP,A)
【文献】特開2009-003864(JP,A)
【文献】特開2007-115055(JP,A)
【文献】特開2006-031242(JP,A)
【文献】特開2009-134623(JP,A)
【文献】米国特許第10331681(US,B1)
【文献】特開2018-190348(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末と、前記ユーザ端末とネットワークを介して接続される管理サーバであって、
前記ユーザ端末がタスク管理画面に含まれるうち所望のタスクを選択したユーザから入力を受付けた場合に、画面の生成に要するユーザ情報を取得し、前記ユーザから選択されたタスクの内容に対応する情報に基づいて前記画面を生成する画面生成部と、
生成した前記画面を前記ユーザ端末に提供する画面提供部と、を有し、
前記ユーザ端末が提供された前記画面に含まれる評価の入力を受付けた場合に、ユーザからの評価を情報の内容に含めてデータベースに記憶
し、
前記ユーザ端末から診断データを取得し、取得した前記診断データに含まれる社員からの回答に基づいて評価スコアを算出し、算出した評価スコアに基づき分析結果を生成する分析部と、
前記分析結果に基づいて、改善案リスト画面を生成する改善案リスト画面生成部と、
生成した前記改善案リスト画面を前記ユーザ端末に提供する改善案リスト画面提供部と、を有する、
管理サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、web上で組織状態や社内環境を可視化して改善するシステムが存在する。しかし、そのようなシステムによって社員とのエンゲージメントを高めても、社内の仕組みが整理・改善されないと、社員のモチベーションは減退するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1には、職場環境等の改善を支援するための、情報処理装置、情報処理プログラム及び情報処理方法が開示されている。
【0005】
しかし、特許文献1は、職場環境等について社員から得た診断結果に基づいて、AIが改善案を選択し、選択した改善案からユーザが所望する改善案をさらに抽出し、タスク管理および手順書の提供を行う改善案提供システムについて意図しているものではない。
【0006】
本発明の目的は、職場環境、経営状態、マーケティング、財務、ビジネスモデル(以下、「職場環境等」と略記する)について社員から得た診断結果に基づいて、AIが改善案を選択し、選択した改善案からユーザが所望する改善案をさらに抽出し、タスク管理および手順書の提供を行う改善案提供システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0008】
本発明の一実施の形態は、ユーザ端末と、ユーザ端末とネットワークを介して接続される管理サーバであって、ユーザ端末から診断データを取得し、取得した診断データに含まれる社員からの回答に基づいて評価スコアを算出し、算出した評価スコアに基づき分析結果を生成する分析部を有する。また、分析結果に基づいて、改善案リスト画面を生成する改善案リスト画面生成部を有する。また、生成した改善案リスト画面をユーザ端末に提供する改善案リスト画面提供部を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、職場環境等について社員から得た診断結果に基づいて、AIが改善案を選択し、選択した改善案からユーザが所望する改善案をさらに抽出し、タスク管理および手順書の提供を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施の形態における改善案提供システムの構成例の概要を示す図である。
【
図2】本発明の一実施の形態における管理サーバのユーザ情報記憶部に記憶されているユーザ情報および社員データおよび診断データの概要を示す図である。
【
図3】本発明の一実施の形態における管理サーバの分析結果記憶部に記憶されている分析結果の概要を示す図である。
【
図4】本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
【
図5】本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理およびユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。
【
図6】本発明の一実施の形態における分析処理の概要を示す図である。
【
図7】本発明の一実施の形態における改善案リスト画面の概要を示す図である。
【
図8】本発明の一実施の形態における改善案リスト画面生成処理の概要を示す図である。
【
図9】本発明の一実施の形態における改善案リスト画面提供処理の概要を示す図である。
【
図10】本発明の一実施の形態におけるタスク管理画面の概念を示す図である。
【
図11】本発明の一実施の形態におけるタスク管理画面生成処理の概要を示す図である。
【
図12】本発明の一実施の形態におけるタスク管理画面提供処理の概要を示す図である。
【
図13】本発明の一実施の形態における手順書画面の概念を示す図である。
【
図14】本発明の一実施の形態における手順書画面生成処理の概要を示す図である。
【
図15】本発明の一実施の形態における手順書画面提供処理の概要を示す図である。
【
図16】本発明の一実施の形態におけるマッチング画面の概念を示す図である。
【
図17】本発明の一実施の形態におけるマッチング画面生成処理の概要を示す図である。
【
図18】本発明の一実施の形態におけるマッチング画面提供処理の概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。また、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態における改善案提供システムの構成例の概要を示す図である。
【0012】
図1に示されるように、改善案提供システムは、ユーザ端末100と、ユーザ端末100とネットワークを介して接続される管理サーバ120とを有する。
【0013】
管理サーバ120は、ユーザ情報記憶部130と、分析結果記憶部131と、改善案リスト画面記憶部132と、タスク管理画面記憶部133と、手順書データベース134と、マッチング用データベース135と、分析部140と、改善案リスト画面生成部150と、改善案リスト画面提供部151と、タスク管理画面生成部160と、タスク管理画面提供部161と、手順書画面生成部170と、手順書画面提供部171と、マッチング画面生成部180と、マッチング画面提供部181と、を有する。
【0014】
ユーザ情報記憶部130には、ユーザ情報200(後述、
図2)が記憶されている。分析結果記憶部131には、分析結果300(後述、
図3)が記憶されている。改善案リスト画面記憶部132には、改善案リスト画面700(後述、
図7)が記憶されている。タスク管理画面記憶部133には、タスク管理画面1000(後述、
図10)が記憶されている。手順書データベース134には、手順書が記憶されている。マッチング用データベース135には、評価会社情報が記憶されている。タスク管理画面記憶部133には、マッチング画面1600(後述、
図16)が記憶されている。
【0015】
分析部140は、ユーザ端末100から診断データ220を取得し、取得した診断データ220に含まれる社員からの回答に基づいて評価スコア310を算出し、算出した評価スコア310に基づき分析結果300を生成する。
【0016】
改善案リスト画面生成部150は、分析部140によって生成された分析結果300に基づいて、改善案リスト画面700を生成する。
【0017】
改善案リスト画面提供部151は、改善案リスト画面生成部150によって生成された改善案リスト画面700をユーザ端末100に提供する。
【0018】
タスク管理画面生成部160は、ユーザ端末100が改善案リスト画面700に含まれるうち所望の改善案を選択したユーザから選択完了タブ730の押下入力を受付けた場合に、タスク管理画面1000の生成に要するユーザ情報200を取得し、ユーザ情報200とユーザから選択された改善案の内容とに基づいてタスク管理画面1000を生成する。
【0019】
タスク管理画面提供部161は、タスク管理画面生成部160によって生成されたタスク管理画面1000をユーザ端末100に提供する。
【0020】
手順書画面生成部170は、ユーザ端末がタスク管理画面に含まれるうち所望のタスクを選択したユーザから手順書タブ1020の押下入力を受付けた場合に、手順書画面1300の生成に要するユーザ情報200を取得し、ユーザから選択されたタスクの内容に対応する手順書を手順書データベース134から抽出し、ユーザ情報200と抽出した手順書の内容とに基づいて手順書画面1300を生成する。
【0021】
手順書画面提供部171は、手順書画面生成部170によって生成された手順書画面1300をユーザ端末100に提供する。
【0022】
マッチング画面生成部180は、分析部140によって生成された分析結果300のうち評価スコア310が所定数値以下の項目がある場合に、マッチング画面1600の生成に要するユーザ情報200を取得し、所定数値以下の項目に対応する評価会社情報をマッチング用データベース135から抽出し、ユーザ情報200と抽出した評価会社情報とに基づいてマッチング画面1600を生成する。
【0023】
マッチング画面提供部181は、生成したマッチング画面1600をユーザ端末100に提供する。
<ユーザ情報記憶部>
図2(a)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200の構成例の概要を示す図である。
【0024】
図2(a)に示されるように、ユーザ情報200は、ユーザIDと、ユーザ名と、業種と、社員データ210と、診断データ220などのデータ項目により構成される。
【0025】
ユーザIDは、管理サーバ120が、ユーザを識別するための符号を示す。ユーザ名は、ユーザの会社名を示す。業種は、ユーザである会社の業種を示す。診断データ220は、ユーザの会社に所属する社員から回答を得ることで取得する職場環境、経営状態、マーケティング、財務、ビジネスモデル等に関する診断の結果を示す。また、診断データ220は、ユーザ端末100がユーザから入力を受け付けることで取得する(詳細は後述する)。
【0026】
図2(b)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200に含まれる社員データ210の構成例の概要を示す図である。社員データ210は、社員ID、所属部署、役職、年齢、性別等の情報を示す。
【0027】
社員IDは、管理サーバ120が、社員を識別するための符号を示す。所属部署は、社員が所属する会社の部署を示す。役職は、社員の役職を示す。
【0028】
図2(c)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200に含まれる診断データ220の構成例の概要を示す図である。診断データ220は、診断ID、社員ID、回答230等の情報を示す。
【0029】
診断IDは、管理サーバ120が、診断を識別するための符号を示す。
【0030】
「回答230」は、ユーザの会社に所属する社員に行わせる、ユーザの職場環境等に関する質問または診断に対する回答を示す。回答230は、例えば、webを利用して実施する質問に対する回答である。
【0031】
また、回答230は、ユーザに該当する会社の職場環境等が優良であるか否かを示すものであり、例えば、1~5までの数値で示され、5が最も優良であるとする。
<分析結果記憶部>
図3は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120の分析結果記憶部131に記憶されている分析結果300の構成例の概要を示す図である。
【0032】
図3に示されるように、分析結果300は、ユーザIDと、部署と、「経営計画」と、「目標管理」と、「サービス改善」と、「効果的会議」などの項目についての評価スコア310により構成される。
【0033】
評価スコア310は、回答230の数値に応じて例えば1~100までの数値で示され、100が最も優良であるとする。
【0034】
例えば、回答230の項目のうち「経営計画」について、社員の回答の平均値が「2.8」である場合、評価スコア310は「56」とできる。
【0035】
また、評価スコア310は、部署毎に算出されるようにできる。例えば、「経営計画」について、「営業部」の社員の回答の平均値が「3.0」である場合、その評価スコア310は「60」とできる。
<全体処理>
図4は、本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
【0036】
まず、S401にて、管理サーバ120はユーザ情報取得処理およびユーザ情報記憶処理(
図5で後述する)を行う。
【0037】
次に、S402にて、管理サーバ120は分析処理(
図6で後述する)を行う。
【0038】
次に、S403にて、管理サーバ120は改善案リスト画面生成処理および改善案リスト画面提供処理(
図7~9で後述する)を行う。
【0039】
次に、S404にて、管理サーバ120はタスク管理画面生成処理およびタスク管理画面提供処理(
図10~12で後述する)を行う。
【0040】
次に、S405にて、管理サーバ120は手順書画面生成処理および手順書画面提供処理(
図13~15で後述する)を行う。
【0041】
次に、マッチング画面を生成する場合、S406にて、管理サーバ120はマッチング画面生成処理(
図16~18で後述する)を行う。なお、マッチング画面を生成しない場合、管理サーバ120は工程を終了する。
<ユーザ情報記憶処理>
図5(a)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を記憶する方法について説明する。
【0042】
まず、S501にて、管理サーバ120は、ユーザ情報入力画面および診断データ入力画面をユーザ端末100に提供する。次に、S502にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報入力画面および診断データ入力画面をディスプレイに表示させる。
【0043】
その後、ユーザが本発明に係るシステムを初めて利用する場合、または、ユーザ情報200を変更する場合、S503にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報200の入力をユーザから受け付ける。なお、この際ユーザから受け付けたユーザ情報200は、診断データ220を含む。
【0044】
次に、S504にて、ユーザ端末100は、S503で入力を受け付けたユーザ情報200を管理サーバ120に送信する。
【0045】
次に、S505にて、管理サーバ120は、S504で送信されたユーザ情報200を受信することにより、ユーザ情報200を取得する。次に、S506にて、管理サーバ120は、受信したユーザ情報200にユーザIDを付して、S503にて入力を受け付けたユーザ情報200をユーザ情報記憶部130に記憶する。
<ユーザ情報取得処理>
図5(b)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を取得する方法について説明する。
【0046】
ユーザが本発明に係るシステムを2回目以降利用する場合、S507にて、ユーザ端末100はユーザIDの入力をユーザから受け付ける。なお、ユーザIDは、ユーザ情報200に含まれる。
【0047】
次に、S508にて、ユーザ端末100は、S507で入力を受け付けたユーザIDを管理サーバ120に送信する。
【0048】
その後、S509にて、管理サーバ120は、S508で送信されたユーザIDのキーに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から取得する。
<分析処理>
図6は、本発明の一実施の形態における分析処理の概要を示す図である。
【0049】
まず、S601にて、管理サーバ120の分析部140は、ユーザ情報記憶部130からユーザ情報200を取得する。
【0050】
次に、S602にて、分析部140は、取得したユーザ情報200に含まれる診断データ220を抽出する。
【0051】
次に、S603にて、分析部140は、S602で抽出した診断データ220に含まれる全社員についての回答230を抽出する。
【0052】
次に、S604にて、抽出した回答230に基づいて、回答230の各項目についての評価スコア310を算出する。
【0053】
例えば、回答230の項目のうち「経営計画」について、社員の回答の平均値が「2.8」である場合、評価スコア310は「56」とできる。また、評価スコア310は、部署毎に算出されるようにできる。
【0054】
次に、S605にて、分析部140は、S604で算出した評価スコア310に基づいて分析結果300を生成する。
【0055】
次に、S606にて、分析部140は、S605で生成した分析結果300を分析結果記憶部131に記憶する。
【0056】
次に、S607にて、分析部140は、改善案リスト画面700の生成を、改善案リスト画面生成部150に要求する。
【0057】
次に、S608にて、S605で生成した分析結果300のうち評価スコア310が所定数値以下の項目が存在するか否かを判定する。分析結果300のうち評価スコア310が所定数値以下のものが存在する場合、分析部140は、S609の工程へ進行する。分析結果300のうち評価スコア310が所定数値以下のものが存在しない場合、分析部140は、本工程を終了する。
【0058】
次に、S609にて、分析部140は、マッチング画面1600の生成を、マッチング画面生成部180に要求する。
【0059】
このように、ユーザの社員の回答からユーザの職場環境等についての現状を点数化させることで、管理サーバ120は、ユーザの職場環境等の現状の課題を、容易に把握させることができる。
【0060】
また、分析処理を行うことにより、管理サーバ120は、生成した分析結果を用いてその後の処理、すなわち、AIが改善案を選択し、選択した改善案からユーザが所望する改善案をさらに抽出し、タスク管理および手順書の提供を行うことができる。
<改善案リスト画面>
図7は、本発明の一実施の形態における改善案リスト画面700の概要を示す図である。
【0061】
図7に示されるように、改善案リスト画面700は、改善案リスト表示領域710と、選択タブ720と、選択完了タブ730と、を含む。改善案リスト画面700は、ユーザ端末100に表示される。
【0062】
改善案リスト表示領域710は、S605で分析部140によって生成された分析結果300に基づいて生成される改善案リストを表示させる。なお、改善案リスト表示領域710の表示のさせ方については特に限定されない。
【0063】
例えば、改善案リスト表示領域710は、「経営計画」や「経営理念」など、項目毎に改善案リストを表示される。また、改善案リスト表示領域710は、分析結果300を抽出および参照し、評価スコア310が低い項目を特定数だけ、例えば、10個だけAIが選定することにより、特定の項目についての改善案リストを表示させる。
【0064】
改善案リストは、各項目について、また、評価スコア310の数値に対応して、内容が表示される。例えば、「経営理念」の評価スコア310が「45」の場合、平均よりやや低い数値と判定されるため、当該改善案リストは、「理念構築;社長の人生を振り返りながら社長らしい理念を構築しましょう。」という内容の改善案を表示させる。
【0065】
選択タブ720は、ユーザからタップまたはクリックの入力(以下、押下入力と略記する)を受け付けることにより、ユーザが希望した改善案を選択するためのタブの機能を有する。
【0066】
選択完了タブ730は、ユーザがタスク管理画面1000の生成をタスク管理画面生成部160に要求するためのタブを示す。すなわち、選択完了タブ730がユーザから押下入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、タスク管理画面1000の生成をタスク管理画面生成部160に要求する。
【0067】
このようにして、管理サーバ120は、職場環境等について社員から得た診断結果に基づいて、評価スコア310の数値の低い項目について、当該数値に対応する改善案をAIが選定し、選定した改善案からユーザが所望する改善案をユーザに選択させることができる。
<改善案リスト画面生成処理>
図8は、本発明の一実施の形態における改善案リスト画面生成処理の概要を示す図である。
【0068】
まず、S801にて、管理サーバ120の改善案リスト画面生成部150は、S607で要求された改善案リスト画面700の生成リクエストを受け付ける。
【0069】
次に、S802にて、改善案リスト画面生成部150は、改善案リスト画面700の生成を要求するユーザのユーザ情報200を取得する。
【0070】
次に、S803にて、改善案リスト画面生成部150は、S802で取得したユーザ情報200に含まれるユーザIDを参照し対応する分析結果300を分析結果記憶部131から取得する。
【0071】
次に、S804にて、改善案リスト画面生成部150は、S803で取得した分析結果300に基づいて改善案リスト画面700を生成する。
【0072】
具体的には、改善案リスト画面生成部150は、取得した分析結果300を抽出および参照し、評価スコア310が低い項目を特定数だけ、例えば、10個だけAIが選定することにより、特定の項目についての改善案リストを表示させる。改善案リストは、各項目について、また、評価スコア310の数値に対応して、内容が表示される。このようにして、改善案リスト画面生成部150は、改善案リスト画面700を生成する。
【0073】
次に、S805にて、改善案リスト画面生成部150は、S804で生成した改善案リスト画面700を改善案リスト画面記憶部132に記憶する。
【0074】
次に、S806にて、改善案リスト画面生成部150は、改善案リスト画面700の提供を、改善案リスト画面提供部151に要求する。
<改善案リスト画面提供処理>
図9は、本発明の一実施の形態における改善案リスト画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0075】
まず、S901にて、管理サーバ120の改善案リスト画面提供部151は、S806で要求された改善案リスト画面700の提供リクエストを受け付ける。
【0076】
次に、S902にて、改善案リスト画面提供部151は、提供したい改善案リスト画面700を改善案リスト画面記憶部132から抽出する。
【0077】
次に、S903にて、改善案リスト画面提供部151は、改善案リスト画面700を提供したいユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0078】
次に、S904にて、改善案リスト画面提供部151は、S902で抽出した改善案リスト画面700をユーザ端末100に提供する。
【0079】
次に、S905にて、ユーザ端末100は、S904で管理サーバ120から提供された改善案リスト画面700を、端末のディスプレイに表示させる。
【0080】
次に、S906にて、ユーザ端末100は、改善案リスト画面700に含まれる改善案リスト表示領域710のうち、タスク化を所望する改善案を選択したユーザから選択タブ720の押下入力を受け付けることにより、ユーザがタスク化を希望した改善案を選択する。
【0081】
次に、S907にて、ユーザ端末100は、ユーザから選択完了タブ730の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザから選択完了タブ730の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S908へ進行する。ユーザから選択完了タブ730の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、本工程を終了する。
【0082】
S908にて、ユーザ端末100は、タスク管理画面生成指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、ユーザがタスク管理画面1000の生成をタスク管理画面生成部160に要求する。
【0083】
このようにして、管理サーバ120は、職場環境等について社員から得た診断結果に基づいて、評価スコア310の数値の低い項目について、当該数値に対応する改善案をAIが選定し、選定した改善案からユーザがタスク化を所望する改善案をユーザに選択させることができる。
<タスク管理画面>
図10は、本発明の一実施の形態におけるタスク管理画面1000の概要を示す図である。
【0084】
図10に示されるように、タスク管理画面1000は、タスク表示領域1010と、手順書タブ1020と、を含む。タスク管理画面1000は、ユーザ端末100に表示される。
【0085】
タスク表示領域1010は、S906でユーザが選択した改善案の内容に基づいて生成されるタスクを表示させる。なお、タスク表示領域1010の表示のさせ方については特に限定されない。
【0086】
例えば、タスク表示領域1010は、ユーザが「経営理念」の改善案を選択した場合、当該改善案の内容をタスクとして表示させる。
【0087】
手順書タブ1020は、ユーザから押下入力を受け付けることにより、ユーザが希望した手順書を選択するためのタブの機能を有する。
【0088】
また、手順書タブ1020は、ユーザが手順書画面1300の生成を手順書画面生成部170に要求するためのタブを示す。すなわち、手順書タブ1020がユーザから押下入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、手順書画面1300の生成を手順書画面生成部170に要求する。
【0089】
このようにして、管理サーバ120は、ユーザが選択した所望の改善案についてタスクとしてユーザ自身に管理させることができる。
<タスク管理画面生成処理>
図11は、本発明の一実施の形態におけるタスク管理画面生成処理の概要を示す図である。
【0090】
まず、S1101にて、管理サーバ120のタスク管理画面生成部160は、S908で要求されたタスク管理画面1000の生成リクエストを受け付ける。
【0091】
次に、S1102にて、タスク管理画面生成部160は、タスク管理画面1000の生成を要求するユーザのユーザ情報200を取得する。
【0092】
次に、S1103にて、タスク管理画面生成部160は、S1102で取得したユーザ情報200に含まれるユーザIDを参照し対応するユーザを特定し、当該ユーザがS906で選択した改善案の内容を抽出する。
【0093】
次に、S1104にて、タスク管理画面生成部160は、S1102で取得したユーザ情報200とS1103で抽出した改善案の内容に基づいてタスク管理画面1000を生成する。
【0094】
次に、S1105にて、タスク管理画面生成部160は、S1104で生成したタスク管理画面1000をタスク管理画面記憶部133に記憶する。
【0095】
次に、S1106にて、タスク管理画面生成部160は、タスク管理画面1000の提供を、タスク管理画面提供部161に要求する。
<タスク管理画面提供処理>
図12は、本発明の一実施の形態におけるタスク管理画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0096】
まず、S1201にて、管理サーバ120のタスク管理画面提供部161は、S1106で要求されたタスク管理画面1000の提供リクエストを受け付ける。
【0097】
次に、S1202にて、タスク管理画面提供部161は、提供したいタスク管理画面1000をタスク管理画面記憶部133から抽出する。
【0098】
次に、S1203にて、タスク管理画面提供部161は、タスク管理画面1000を提供したいユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0099】
次に、S1204にて、タスク管理画面提供部161は、S1202で抽出したタスク管理画面1000をユーザ端末100に提供する。
【0100】
次に、S1205にて、ユーザ端末100は、S1204で管理サーバ120から提供されたタスク管理画面1000を、端末のディスプレイに表示させる。
【0101】
次に、S1206にて、ユーザ端末100は、タスク管理画面1000に含まれるタスク表示領域1010のうち、ユーザが手順書の生成を所望するタスクを選択する。
【0102】
次に、S1207にて、ユーザ端末100は、ユーザから手順書タブ1020の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザから手順書タブ1020の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S1208へ進行する。ユーザから手順書タブ1020の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、本工程を終了する。
【0103】
S1208にて、ユーザ端末100は、手順書生成指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、手順書画面1300の生成を手順書画面生成部170に要求する。
【0104】
このようにして、管理サーバ120は、ユーザが選択した所望の改善案についてタスクとしてユーザ自身に管理させることができる。また、管理サーバ120は、ユーザが選択した改善案の内から、さらに希望する項目についての手順書を提供できる。
<手順書画面>
図13は、本発明の一実施の形態における手順書画面1300の概要を示す図である。
【0105】
図13に示されるように、手順書画面1300は、手順書表示領域1310と、評価タブ1330と、を含む。手順書画面1300は、ユーザ端末100に表示される。
【0106】
手順書表示領域1310は、S906でユーザが選択したタスクの内容に対応する手順書を表示させる。手順書は、手順書データベース134から抽出される。なお、手順書表示領域1310の表示のさせ方については特に限定されない。
【0107】
例えば、ユーザが「経営理念」のタスクについての手順書を希望した場合、手順書表示領域1310は、管理サーバ120によって手順書データベース134から抽出された「経営理念」についてのタスクを解決するための手順書の内容を表示させる。
【0108】
また、手順書表示領域1310は、動画や音声を再生させるメディア表示領域を含む。その他、手順書は、ユーザの社内環境について現在の問題の原因、改善手順、改善案の有効度、フォーマット等のツール、ツールの具体的な活用方法、セミナーの案内等が含まれる。
【0109】
その他、手順書は、研修などの学習も含まれるものとする。
【0110】
マッチングタブ1320は、ユーザがマッチング画面1600の生成をマッチング画面生成部180に要求するためのタブを示す。すなわち、マッチングタブ1320がユーザから押下入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、マッチング画面1600の生成をマッチング画面生成部180に要求する。
【0111】
評価タブ1330は、ユーザからの評価を数値化し手順書の内容に含め手順書データベース134に記憶するためのタブを示す。すなわち、評価タブ1330は、ユーザからタップまたはクリックによる数値の入力(以下、数値入力と略記する)を受け付けることにより、手順書の有効性についてユーザが評価するためのタブの機能を有する。
【0112】
このようにして、管理サーバ120は、会社の課題を解決するためのノウハウとして手順書をユーザに提供できる。また、ユーザに手順書の内容を実施して、当該手順書による改善案の有効性を評価してもらうことで手順書の内容をブラッシュアップでき、PDCAを回すことによりシステムを進化させることができる。
<手順書画面生成処理>
図14は、本発明の一実施の形態における手順書画面生成処理の概要を示す図である。
【0113】
まず、S1401にて、管理サーバ120の手順書画面生成部170は、S1208で要求された手順書画面1300の生成リクエストを受け付ける。
【0114】
次に、S1402にて、手順書画面生成部170は、手順書画面1300の生成を要求するユーザのユーザ情報200を取得する。
【0115】
次に、S1403にて、手順書画面生成部170は、S1402で取得したユーザ情報200に含まれるユーザIDを参照し対応するユーザを特定し、当該ユーザがS1206で選択したタスクの内容を抽出する。
【0116】
次に、S1404にて、手順書画面生成部170は、S1403で抽出したタスクの内容に対応する手順書を手順書データベース134から抽出する。
【0117】
次に、S1405にて、手順書画面生成部170は、S1402で取得したユーザ情報200と、S1404で抽出した手順書の内容に基づいて手順書画面1300を生成する。
【0118】
次に、S1406にて、手順書画面生成部170は、手順書画面1300の提供を、手順書画面提供部171に要求する。
<手順書画面提供処理>
図15は、本発明の一実施の形態における手順書画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0119】
まず、S1501にて、管理サーバ120の手順書画面提供部171は、S1406で要求された手順書画面1300の提供リクエストを受け付ける。
【0120】
次に、S1502にて、手順書画面提供部171は、手順書画面1300を提供したいユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0121】
次に、S1503にて、手順書画面提供部171は、S1405で生成された手順書画面1300をユーザ端末100に提供する。
【0122】
次に、S1504にて、ユーザ端末100は、S1503で管理サーバ120から提供された手順書画面1300を、端末のディスプレイに表示させる。
【0123】
次に、S1505にて、ユーザ端末100は、ユーザからマッチングタブ1320の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザからマッチングタブ1320の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S1506へ進行する。ユーザからマッチングタブ1320の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、工程S1507へ進行する。
【0124】
S1506にて、ユーザ端末100は、マッチング画面生成指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、マッチング画面1600の生成をマッチング画面生成部180に要求する。
【0125】
次に、S1507にて、ユーザ端末100は、ユーザから評価タブ1330の数値入力を受付けたか否かを判定する。ユーザから評価タブ1330の数値入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S1506へ進行する。ユーザから評価タブ1330の数値入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、本工程を終了する。
【0126】
S1508にて、ユーザ端末100は、評価指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、ユーザからの評価を数値化し手順書の内容に含め手順書データベース134に記憶する。
【0127】
このようにして、管理サーバ120は、会社の課題を解決するためのノウハウとして手順書をユーザに提供できる。また、ユーザに手順書の内容を実施して、当該手順書による改善案の有効性を評価してもらうことで手順書の内容をブラッシュアップでき、PDCAを回すことによりシステムを進化させることができる。
<マッチング画面>
図16は、本発明の一実施の形態におけるマッチング画面1600の概要を示す図である。
【0128】
図16に示されるように、マッチング画面1600は、評価会社表示領域1610と、申込タブ1620と、を含む。マッチング画面1600は、ユーザ端末100に表示される。
【0129】
評価会社表示領域1610は、S1704マッチング画面生成部140が抽出する評価会社情報を表示させる。評価会社情報は、マッチング用データベース135から抽出される。なお、評価会社表示領域1610の表示のさせ方については特に限定されない。
【0130】
例えば、評価会社表示領域1610は、評価会社についての、商品名、期間、エリア、方法などを表示させる。また、評価会社は、コンサル会社、研修会社等を含む。なお、商品名は、例えば、「人事制度導入」、「マネジメント研修」等がある。
【0131】
申込タブ1620は、ユーザが希望する評価会社とマッチングを申込むためのタブを示す。すなわち、申込タブ1620がユーザから押下入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、ユーザが希望する評価会社とマッチングを申込む。
【0132】
このようにして、ユーザの診断結果に著しく低い項目がある場合や、ユーザが手順書画面1300においてマッチングを希望する場合に、管理サーバ120は、評価会社とのマッチングをユーザに容易に行わせることができる。
【0133】
すなわち、管理サーバ120は、診断結果に基づいて評価会社(コンサル会社等)が提供する商品とマッチングさせることができる。また、管理サーバ120は、診断結果に基づいてAIが最適なコンサルや研修内容をユーザに提案できる。
<マッチング画面生成処理>
図17は、本発明の一実施の形態におけるマッチング画面生成処理の概要を示す図である。
【0134】
まず、S1701にて、管理サーバ120のマッチング画面生成部180は、S609またはS1506で要求されたマッチング画面1600の生成リクエストを受け付ける。
【0135】
次に、S1702にて、マッチング画面生成部180は、マッチング画面1600の生成を要求するユーザのユーザ情報200を取得する。
【0136】
次に、S1703にて、マッチング画面生成部180は、S1702で取得したユーザ情報200に含まれるユーザIDを参照し対応する分析結果300を分析結果記憶部131から取得する。
【0137】
次に、S1704にて、マッチング画面生成部180は、S1703で取得した分析結果300のうち評価スコア310が所定数値以下の項目に対応する評価会社情報をマッチング用データベース135から抽出する。なお、所定数値とは、例えば、40とできる。
【0138】
例えば、分析結果300のうち「営業部」の「目標管理」の評価スコア310が所定数値以下の場合、「営業の目標管理」を商品名としている評価会社および当該評価会社情報をマッチング用データベース135から抽出する。
【0139】
次に、S1705にて、マッチング画面生成部180は、S1702で取得したユーザ情報200とS1704で抽出した評価会社情報とに基づいて、マッチング画面1600を生成する。
【0140】
次に、S1706にて、マッチング画面生成部180は、生成したマッチング画面1600の提供を、マッチング画面提供部181に要求する。
<マッチング画面提供処理>
図18は、本発明の一実施の形態におけるマッチング画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0141】
まず、S1801にて、管理サーバ120のマッチング画面提供部181は、S1706で要求されたマッチング画面1600の提供リクエストを受け付ける。
【0142】
次に、S1802にて、マッチング画面提供部181は、マッチング画面1600を提供したいユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0143】
次に、S1803にて、マッチング画面提供部181は、S1705で生成されたマッチング画面1600をユーザ端末100に提供する。
【0144】
次に、S1804にて、ユーザ端末100は、S1803で管理サーバ120から提供されたマッチング画面1600を、端末のディスプレイに表示させる。
【0145】
次に、S1805にて、ユーザ端末100は、ユーザから申込タブ1620の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザから申込タブ1620の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S1806へ進行する。ユーザから申込タブ1620の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、本工程を終了する。
【0146】
S1806にて、ユーザ端末100は、申込指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、ユーザが希望する評価会社とマッチングを申込む。
【0147】
このようにして、ユーザの診断結果に著しく低い項目がある場合に、管理サーバ120は、評価会社とのマッチングをユーザに容易に行わせることができる。
<本実施の形態の効果>
以上説明した本発明の実施の形態によれば、管理サーバ120は、職場環境等について社員から得た診断結果に基づいて、AIが改善案を選択し、選択した改善案からユーザが所望する改善案をさらに抽出し、タスク管理および手順書の提供を行うことができる。
【0148】
また、管理サーバ120は、会社の課題を解決するためのノウハウとして手順書をユーザに提供できる。そして、ユーザに手順書の内容を実施して当該手順書による改善案の有効性を評価してもらうことで、手順書の内容をブラッシュアップでき、PDCAを回すことによりシステムを進化させることができる。
【0149】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、ユーザ端末は、スマートフォン以外にも、ノート型PCや、タブレット端末等の様々な形態のユーザ端末を全て含むものである。
【0150】
また、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換しても良い。
【0151】
また、上記の各構成、機能、処理部は、それらの一部又は全部を、ハードウェア(例えば、集積回路)で実現してもよい。また、上記の各構成、機能、処理部は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するネットワーク経由もしくはディスク等記憶媒体によるインストール型のソフトウェア、また、ASPなどのネットワーク型アプリケーションで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(SolidStateDrive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【符号の説明】
【0152】
100…ユーザ端末
120…管理サーバ
130…ユーザ情報記憶部
131…分析結果記憶部
132…改善案リスト画面記憶部
133…タスク管理画面記憶部
134…手順書データベース
135…マッチング用データベース
140…分析部
150…改善案リスト画面生成部
151…改善案リスト画面提供部
160…タスク管理画面生成部
161…タスク管理画面提供部
170…手順書画面生成部
171…手順書画面提供部
180…マッチング画面生成部
181…マッチング画面提供部
700…改善案リスト画面
1000…タスク管理画面
1300…手順書画面
1600…マッチング画面