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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-12
(45)【発行日】2023-05-22
(54)【発明の名称】食品型
(51)【国際特許分類】
   A47J 43/20 20060101AFI20230515BHJP
   A23P 30/10 20160101ALI20230515BHJP
   A23L 5/00 20160101ALI20230515BHJP
【FI】
A47J43/20
A23P30/10
A23L5/00 A
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020568369
(86)(22)【出願日】2020-08-19
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-04
(86)【国際出願番号】 US2020047002
(87)【国際公開番号】W WO2021041118
(87)【国際公開日】2021-03-04
【審査請求日】2021-09-07
(31)【優先権主張番号】62/890,700
(32)【優先日】2019-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520477223
【氏名又は名称】ヨー-カイ・エクスプレス・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】YO-KAI EXPRESS INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100113170
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 和久
(72)【発明者】
【氏名】チー・フン・リン
【審査官】渡邉 洋
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第04416906(US,A)
【文献】米国特許第08789460(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0239729(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0265095(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0097668(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2010/0025889(US,A1)
【文献】米国特許第04268002(US,A)
【文献】米国特許第06187354(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J43/00-43/28
A23P30/10
A23L 5/00
B65D81/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱食品を成形させるための食品型であって、
周辺エッジおよび底面を備える底部であって、前記周辺エッジが前記底面を囲む、前記底部と、
下側エッジと、下側エッジと反対側の上側エッジとを備える側壁であって、前記側壁が前記底部を囲み、前記下側エッジが前記周辺エッジに接続されている、前記側壁と、
前記底面に配置された突出構造と、を備え、
前記突出構造が、前記底面の中央に配置された第1の柱状体を備え、
前記突出構造が、前記底面に配置されていて前記第1の柱状体の全周を囲む3つ以上の第2の柱状体をさらに備え、
前記突出構造が、前記底面に配置された複数のリブをさらに備え、前記複数のリブのそれぞれが、前記第1の柱状体に接続された一端と、前記第2の柱状体の対応する1つに接続された他端とを有する、食品型。
【請求項2】
前記第2の柱状体が等距離に分離されている、請求項に記載の食品型。
【請求項3】
前記第1の柱状体が、前記底面に対して第1の高さを有し、前記第2の柱状体のそれぞれが、前記底面に対して第2の高さを有し、前記第1の高さが、前記第2の高さよりも高い、請求項に記載の食品型。
【請求項4】
前記第1の柱状体が前記底面において第1の直径を有し、前記第2の柱状体のそれぞれが前記底面において第2の直径を有し、前記第1の直径が、前記第2の直径よりも大きい、請求項に記載の食品型。
【請求項5】
前記側壁を囲んで前記上側エッジに接続されているつば部分をさらに備える、請求項1に記載の食品型。
【請求項6】
前記つば部分が前記側壁から離れる方向に前記上側エッジから延在している、請求項に記載の食品型。
【請求項7】
前記周辺エッジおよび前記側壁が、平面視において波状の輪郭を形成する、請求項1に記載の食品型。
【請求項8】
前記底面が複数の貫通孔を有する、請求項1に記載の食品型。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
この出願は、2019年8月23日に出願された米国仮特許出願第62/890,700号の利益および優先権を主張する。その全内容は、参照により本明細書に援用される。
【技術分野】
【0002】
本開示は、食品加工技術に関し、より具体的には、食品加工に使用するための食品型、および食品型を使用した食品加工方法に関する。
【背景技術】
【0003】
小麦や米で作られた加熱食品(加熱して食べられる食品、heat-and-eat food)は、通常、1人の消費者または少数の消費者向けに販売するために加工され、パックに包装される。消費者がそのような加熱食品を楽しむために、面倒な調理手順は必要とされない。消費者は、マイクロ波加熱や熱湯加熱などの簡単な手順を用いて、加熱食品を加熱するだけで済む。食品加工中、ほとんどの食品メーカーは、ブロック状の食品が食品容器に入れられて、市場で展示および販売するために包装されることができるように、食品を加工してブロックに成形する。例えば、お湯で淹れると食べられる即席麺と、食べられるように最初に茹でてからソースと混ぜることを必要とする麺は、双方ともこの種の加熱食品である。したがって、加熱食品は、速くて忙しい現代の生活の中で一般の人々の間で非常に人気がある。
【0004】
従来技術では、ほとんどの加熱食品は、緻密なブロック形状で提供され、これは、食品自体の不均一な加熱に起因する不完全な加熱や、長い加熱プロセスなどのいくつかの加熱問題につながる。
【発明の概要】
【0005】
上記を考慮して、本開示の1つの目的は、加熱食品を加熱するときの加熱効率を高めて、食品に対する不均一な加熱に起因する不完全な加熱、または長い加熱プロセスの問題を解消することができる食品加工において使用するための食品型を提供することである。
【0006】
本開示のさらなる目的の1つは、加熱食品を加熱するときの加熱効率を高めて、食品に対する不均一な加熱に起因する不完全な加熱、または長い加熱プロセスの問題を解消することができる食品加工方法を提供することである。
【0007】
一態様では、本開示は、底部、側壁、および突出構造を含む食品型を提供する。底部は、周辺エッジおよび底面を含む。周辺エッジは、底面を囲んでいる。側壁は、下側エッジと、下側エッジの反対側の上側エッジとを含む。側壁は、底部を囲んでいる。下側エッジは、周辺エッジに接続されている。突出構造は、底面に配置されている。
【0008】
本開示の一実施形態では、突出構造は、底面の中央に配置された第1の柱状体を含む。
【0009】
本開示の一実施形態では、突出構造は、底面に配置されていて第1の柱状体を囲む複数の第2の柱状体をさらに含む。
【0010】
本開示の一実施形態では、突出構造は、底面に配置された複数のリブをさらに含む。複数のリブのそれぞれは、第1の柱状体に接続された一端と、第2の柱状体のうちの対応する1つに接続された他端とを有する。
【0011】
本開示の一実施形態では、第2の柱状体は、等距離に分離されている。
【0012】
本開示の一実施形態では、第1の柱状体は、底面に対して第1の高さを有し、第2の柱状体のそれぞれは、底面に対して第2の高さを有し、第1の高さは、第2の高さよりも高い。
【0013】
本開示の一実施形態では、第1の柱状体は、底面において第1の直径を有し、第2の柱状体のそれぞれは、底面において第2の直径を有し、第1の直径は、第2の直径よりも大きい。
【0014】
本開示の一実施形態では、食品型は、側壁を囲んで上側エッジに接続されているつば部分をさらに含む。
【0015】
本開示の一実施形態では、つば部分は、側壁から離れる方向に上側エッジから延在している。
【0016】
本開示の一実施形態では、周辺エッジおよび側壁は、平面視において波状の輪郭を形成する。
【0017】
本開示の一実施形態では、底面は、複数の貫通孔を有する。
【0018】
さらなる一態様では、本開示は、食品加工方法を提供し、この方法は、以下のステップを含む。まずは、底部、側壁および突出構造を含む食品型が提供される。次に、突出構造が混合食用材料に挿入されるように混合食用材料が完全に硬化する前に、混合食用材料が食品型に配置される。混合食用材料は、底部および側壁の形状に対応するように、混合食用材料が少しまたは完全に硬化した後、食品型から取り出される。
【0019】
本開示の一実施形態では、混合食用材料において、その中の中央に中央チャンネルが形成され中央チャンネルの形状、輪郭、およびサイズが第1の柱状体に対応する。
【0020】
本開示の一実施形態では、突出構造は、前記底面に配置されており、前記第1の柱状体を囲む複数の第2の柱状体をさらに備える。第2の柱状体によって、混合食用材料において、中央チャンネルの周りに周辺チャンネルが形成され、且つ周辺チャンネルが第2の柱状体の形状、輪郭およびサイズに対応する。
【0021】
本開示の一実施形態では、突出構造は、底面に配置された複数のリブをさらに備える。複数のリブのそれぞれは、第1の柱状体に接続された一端と、対応する1つの第2の柱状体に接続された他端とを有する。リブによって、混合食用材料において、その上に中央チャンネルを周辺チャンネルに接続させるへこみチャンネルが形成され、へこみチャンネルの形状、輪郭、およびサイズがリブに対応する。
【0022】
本開示の一実施形態では、第2の柱状体は、周辺チャンネルが等距離に分離するように、等距離に分離している。
【0023】
本開示の一実施形態では、第1の柱状体は、底面に対して第1の高さを有し、第2の柱状体のそれぞれは、底面に対して第2の高さを有し、中央チャンネルが周辺チャンネルよりも深いように、第1の高さは、第2の高さよりも高い。
【0024】
本開示の一実施形態では、第1の柱状体は、底面において第1の直径を有し、第2の柱状体のそれぞれは、底面において第2の直径を有し、中央チャンネルが周辺チャンネルよりも幅が広いように、第1の直径は、第2の直径よりも大きい。
【0025】
結論として、本開示の一実施形態において、混合食用食品が食品型によって加工および成形された後、加工されて成形された食品は、その中に1つ以上のチャンネルが形成される。チャンネルによれば、蒸気または熱湯が加工されて成形された食品を通過することを促進し、そのため、調理効率を高め、食品を均一に、完全に且つ迅速に調理することができる。
【0026】
当業者が本開示の技術的特徴を理解して実施することを可能にするために、本開示の微細な特徴および効果が以下に詳細に説明される。当業者は、本開示の明細書、特許請求の範囲、および図面を参照することができ、それにより、本開示の目的および効果を容易に理解することができる。
【0027】
要約、ならびに本発明の以下の詳細な説明は、添付の図面と併せて読むと、よりよく理解されるであろう。図面では、以下のとおりである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本開示の一実施形態にかかる食品型の概略図
図2図1に示す食品型の平面図。
図3図2の線3-3に沿った食品型の断面図
図4図2の線4-4に沿って取られた食品型の断面図
図5】本開示の一実施形態にかかる、図1の食品型によって加工される食品を収容するための食品容器の図
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下の実施形態は、添付の図面とともに読まれたとき、本開示の上記および他の技術的内容、特徴、および効果を明確に示すように作られている。特定の実施形態による説明を通じて、人々は、上記の目的を達成するために採用された本開示の技術的手段および効果をさらに理解するであろう。さらに、本明細書に開示される内容は、当業者によって容易に理解および実装されることができるため、本開示の概念から逸脱しない全ての均等の変形または変更は、添付の特許請求の範囲に含まれるものとする。
【0030】
さらにまた、「第1」、「第2」などの明細書および特許請求の範囲に記載されている序数は、請求項に記載された要素を説明することのみを意図しており、請求項に記載された要素が任意の先行する序数を有することも、請求項に記載された要素と別の請求項に記載された要素との間、または製造方法のステップ間のシーケンスを有することも暗示しないまたは表さない。これらの序数の使用は、特定の指定を有する1つの請求項に記載された要素を、同じ指定を有する別の請求項に記載された要素と区別するためだけのものである。
【0031】
さらにまた、「上(above)」、「上(over)」、または「上(on)」などの明細書および特許請求の範囲に記載された用語は、他の要素と直接接触することだけでなく、他の要素と間接的に接触することも意図している。
【0032】
図1を参照すると、図1は、本開示の一実施形態にかかる食品型10の概略図である。この実施形態では、食品型10は、加熱食品を製造するための食品加工において使用するための食品型である。加熱食品は、麺類、米、乾燥野菜、冷凍食品(スープなど)またはそれらの組成物を含むがこれらに限定されない混合食用材料であり、食品型10によって成形される。食品型10は、底部100、側壁200、および突出構造300を含む。底部100は、周辺エッジ110および底面120を含む。周辺エッジ110は、底面120を囲んでいる。側壁200は、下側エッジ210と、下側エッジ210の反対側の上側エッジ220とを含む。側壁200は、底部100を囲んでいる。下側エッジ210は、周辺エッジ110に接続されている。底部100と側壁200ともに食品の収納空間を画定する。突出構造300は、底面120に配置されている。突出構造300は、収納空間に配置されている。突出構造300は、底面120から収納空間まで延在している。この実施形態では、底部100、側壁200および突出構造300は、一部品として一体的に形成されているが、本開示は、これに限定されるものではない。
【0033】
例えば、混合食用材料は、成形されるように完全に硬化される前に、食品型10に配置される。その間、突出構造300は、混合食用材料に挿入される。混合食用材料は、少しまたは完全に硬化した後、食品型10から取り出される。加工および成形された後、混合食用材料の形状が底部100および側壁200に対応する。混合食用材料において、突出構造300によって、その中にチャンネルが形成される。チャンネルの位置および形状は、突出構造300に対応し、混合食用材料を通る蒸気または熱湯などの熱媒体の通過を促進する。
【0034】
図2を参照すると、図2は、図1に示す食品型10の平面図である。図1および図2に示すように、この実施形態では、突出構造300は、第1の柱状体310を含む。第1の柱状体310は、底面120の中央に配置されている。食品型10によって加工および成形された後、混合食用材料において、第1の柱状体310によって、その中の中央に中央チャンネルが形成される。中央チャンネルの形状、輪郭、およびサイズは第1の柱状体310に対応している。
【0035】
図1および図2に示すように、この実施形態では、突出構造300は、複数の第2の柱状体320をさらに含む。第2の柱状体320は、底面120に配置されている。第2の柱状体320は、第1の柱状体310を囲み、第1の柱状体310から実質的に等しい距離を取っている。この実施形態では、第2の柱状体320は、等距離に分離されているが、本開示は、それに限定されるものではない。食品型10によって加工および成形された後、混合食用材料において、第2の柱状体320によって、混合食用材料の周囲に周辺チャンネルが形成される。周辺チャンネルは、中央チャンネルを囲んでいる。この実施形態では、周辺チャンネルは、等距離に分離されているが、本開示は、それに限定されるものではない。周辺チャンネルの形状、輪郭、およびサイズは第2の柱状体320に対応している。
【0036】
図3を参照すると、図3は、図2の線3-3に沿った食品型10の断面図である。図1から図3に示すように、この実施形態では、突出構造300は、リブ330をさらに含む。リブ330は、底面120上に配置され、収納空間に向かって延在している。各リブ330は、一端が第1の柱状体310に接続され、他端が第2の柱状体320のうちの対応する1つに接続されている。食品型10によって加工および成形された後、混合食用材料において、リブ330によって、その上にへこみ形跡またはへこみチャンネルが形成される。へこみ形跡は、中央チャンネルを周辺チャンネルに接続させる。へこみ形跡の形状、輪郭、およびサイズはリブ330に対応する。
【0037】
図2に示すように、この実施形態では、平面視において、リブ330は、第1の柱状体310から半径方向外向きに延在し、各リブ330は、第2の柱状体320のうちの対応する1つに接続されている。図2に示すように、この実施形態では、平面視において、周辺エッジ110および側壁200は、波状の輪郭を形成する。
【0038】
図3に示すように、この実施形態では、第1の柱状体310は、底面120に第1の直径D1を有する一方で、各第2の柱状体320は、底面120に第2の直径D2を有する。第1の直径D1は、第2の直径D2よりも大きいが、本開示は、それに限定されるものではない。この実施形態では、混合食用材料の中央チャンネルは、周辺チャンネルよりも広いが、本開示は、それに限定されるものではない。図3に示すように、この実施形態では、第1の柱状体310の直径および第2の柱状体320の直径は、底面120から離れるにつれて減少する。図3に示すように、この実施形態では、側壁200の下側エッジ210は、底部100の周辺エッジ110に遷移的に接続されているため、下側エッジ210が弧状である。
【0039】
図1から図3に示すように、この実施形態では、食品型10は、つば部分400をさらに含む。つば部分400は、側壁200の位置上に対応し、側壁200の上側エッジ220に接続されている。この実施形態では、つば部分400は、側壁200から離れる方向に、上側エッジ220から外向きに延在している。つば部分400と上側エッジ220との間の夾角は実質的に90度であるが、本開示は、それに限定されるものではない。
【0040】
図4を参照すると、図4は、図2の線4-4に沿って取られた食品型10の断面図である。図4に示すように、この実施形態では、第1の柱状体310は、底面120に対して第1の高さH1を有する一方で、各第2の柱状体320は、底面120に対して第2の高さH2を有する。第1の高さH1は、第2の高さH2よりも大きいが、本開示は、それに限定されるものではない。この実施形態では、混合食用材料の中央チャンネルは、周辺チャンネルよりも深いが、本開示は、それに限定されるものではない。変形実施形態では、第1の柱状体310の第1の高さH1は、第2の柱状体320の第2の高さH2以下である。別の変形実施形態では、第1の柱状体310の第1の直径D1は、第2の柱状体320の第2の直径D2以下である。
【0041】
図1図2および図4に示すように、この実施形態では、底面120は、複数の貫通孔121を有する。貫通孔121は、底面120を貫通している。食品型10によって混合食用材料を加工および成形する過程で、貫通孔121は、通気を促進するだけでなく、混合食用材料の残留液体もまた、貫通孔121を介して食品型10から排出され、それにより、加工および成形プロセスをスピードアップさせる。
【0042】
図5を参照すると、本開示の一実施形態の食品容器20は、図1の食品型10によって加工された加熱食品を含む。食品型10によって加工および成形された後、加熱食品は、へこみおよびチャンネルの形跡を形成し、当該へこみおよびチャンネルの形跡は、第1の柱状体310、リブ330および第2の柱状体320の位置に対応し、加熱食品を貫通するかまたは貫通しない形跡。その後、加熱食品は、包装のために図5に示される食品容器20に配置される。
【0043】
食品容器20は、収納空間21、リム22および開口部23を含む。食品型10によって加工および成形された後、加熱食品は、食品容器20の収納空間21に配置される。次に、開口部23は、収納空間21を密閉するように、特定の包装フィルムによって覆われ包装フィルムのエッジがリム22に固定される。加熱食品を調理するために、消費者は、食品容器20を食品ヒーターに配置し、食品ヒーターの注入要素を包装フィルムに貫通させてから、蒸気および熱湯を収納空間21に注入する。前に述べたように、加熱食品は、ここで、第1の柱状体310、リブ330および第2の柱状体320の位置に対応するチャンネルおよび形跡を有する。そのため、蒸気および熱湯は、チャンネルおよび形跡を通過して、加熱食品全体に均一に分布される。
【0044】
結論として、本開示では、食品型および食品型を使用する食品加工方法が提供される。食品型によって加工および成形された後、加熱食品において、その上に1つ以上のチャンネルおよびへこみ形跡が形成される。チャンネルおよび形跡によれば、加熱食品を通る蒸気および/または熱湯の通過が促進されるため、加熱食品の調理効率を高め、加熱食品を均一に、完全に且つ迅速に調理することができる。
【0045】
本開示は、好ましい実施形態によって上に開示されているが、好ましい実施形態は、本開示を限定するものではない。本開示の精神から逸脱することなく、当業者によって好ましい実施形態に対して行われた変形および変更は、本開示の範囲内にあると見なされるべきである。したがって、本開示の法的保護は、添付の特許請求の範囲によって定義されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5