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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-12
(45)【発行日】2023-05-22
(54)【発明の名称】背ポケット付きファイル
(51)【国際特許分類】
   B42F 21/06 20060101AFI20230515BHJP
   B42F 7/00 20060101ALI20230515BHJP
【FI】
B42F21/06 R
B42F7/00 A
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019012874
(22)【出願日】2019-01-29
(65)【公開番号】P2020121419
(43)【公開日】2020-08-13
【審査請求日】2021-12-16
(73)【特許権者】
【識別番号】501067193
【氏名又は名称】株式会社カウネット
(74)【代理人】
【識別番号】100137486
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 雅直
(72)【発明者】
【氏名】武林 宏記
【審査官】稲荷 宗良
(56)【参考文献】
【文献】実開平04-111481(JP,U)
【文献】特開2014-172174(JP,A)
【文献】特開2008-302551(JP,A)
【文献】特開2010-036568(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42F 21/06
B42F 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファイル本体が背表紙、表表紙及び裏表紙から構成され、背ポケットが、前記背表紙に対応する位置に配置される本体部と、前記背表紙よりも幅広にして前記表表紙又は裏表紙に対応する位置に配置される幅広部とを備える背ポケット付きファイルであり、
前記背ポケットの本体部から幅広部に亘って背紙を入れた状態で前記本体部から前記背紙が透けて見え、前記幅広部は前記本体部と異色であり、前記幅広部を前記表表紙又は前記裏表紙と同色とすることを特徴とする、背ポケット付きファイル。
【請求項2】
ファイル本体と背ポケットと背紙とを備える背ポケット付きファイルであり、
前記ファイル本体が背表紙、表表紙及び裏表紙から構成され、前記背ポケットが、前記背表紙に対応する位置に配置される本体部と、前記背表紙よりも幅広にして前記表表紙又は裏表紙に対応する位置に配置される幅広部とを備え、
前記本体部及び前記幅広部を透明とし、前記背紙の幅広部に相当する部分のみを前記表表紙又は前記裏表紙と同色又は同柄とすることを特徴とする、背ポケット付きファイル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背ポケットに対して見出しシート等の背紙を、ファイルの外観を棄損することなく簡単に差し替え可能な構造とした、背ポケット付きファイルに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の背ポケット付きファイルとしては、表裏の表紙間に背表紙を備え、その背表紙の外面側に背ポケットを有したものが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1に示されるファイルは、表裏の表紙間に配された背表紙と、前記背表紙の外面側に設けられ見出しシートを挿入可能な背ポケットとを備え、前記背ポケットが、前記背表紙の外面に添設されたポケット用フィルムを有し、このポケット用フィルムの少なくとも左右両側縁部を前記背表紙の外面に溶着することによって構成されている。
【0004】
或いは、他の文献(上記特許文献1中に先行技術文献として挙げられている文献(特開2004-175045号公報))などは、前記背表紙の全体を覆い、左右両側部が表表紙及び裏表紙の領域に僅かに入り込むような横幅のフィルムを用い、そのフィルムの左右両側縁部を前記表表紙、及び、前記裏表紙の基端部に溶着することによって構成されている。
【0005】
このようにして、背ポケットは背表紙に対してやや幅狭ないし、ほぼ同幅に設けられ、この背ポケットに、背表紙よりもやや幅狭ないし、ほぼ同幅の背紙を差し込んで、見出し等として利用している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2017-100373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような構造であると、例えば年に1回、期限が到来して内容物や見出し、日付等の更新に付されるファイルについては、背紙を廃棄し、新しい背紙に移し替える必要があるが、その際に、新たに背表紙の大きさの背紙を作成するのは大変である。このような作業は、毎年発生し、ファイル数に応じて増大する。勿論、このような状況はファイルの使途が変わるとき等にも随時発生する。
【0008】
そこで、図8(a)に示すように背ポケット2Pを、ファイル本体の背表紙11Pに対応する位置に配置される本体部21Pと、背表紙11Pよりも幅広にした幅広部22P、23Pとを備えるように、従来よりも幅広に構成して、A4等の規格サイズの背紙3Pをそのまま挿入できるようにすることが、対応策として考えられる。
【0009】
しかしながら、これだと背紙3Pが少なからず表表紙12Pや裏表紙13Pに回り込むため、図8(b)に示すように、本来の表表紙12Pや裏表紙13Pの色や柄が背表紙3Pで塞がれ、表表紙12Pや裏表紙13Pの外観、ひいてはファイルの外観が著しく棄損される不都合を招来することになる。
【0010】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、背紙の差し替えが簡単であり、しかも、表表紙や裏表紙の外観が棄損されることがないようにした、従来にはないポケット付きファイルを実現することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
【0012】
すなわち、本発明のポケット付きファイルは、ファイル本体が背表紙、表表紙及び裏表紙から構成され、背ポケットが、前記背表紙に対応する部分に配置される本体部と、前記背表紙よりも幅広にして前記表表紙又は裏表紙に対応する部分に配置される幅広部とを備える背ポケット付きファイルであり、前記背ポケットの本体部から幅広部に亘って背紙を入れた状態で前記本体部から前記背紙が透けて見え、前記幅広部は前記本体部と異色であり、前記幅広部を前記表表紙又は前記裏表紙と同色とすることを特徴とする。
【0013】
【0014】
このため、背紙を幅広することにより背紙が表表紙や裏表紙に回り込んでも、あたかも背表紙の部分だけに背紙を挿入したような見え掛かりにでき、表表紙や裏表紙の外観、ひいてはファイルの外観の棄損を防止し、更には積極的に背表紙とは異なる意匠を付与する手立てを講じることができる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
また、このようにすれば、背ポケット自体が色や柄を区別する機能を備えるので、背紙がたとえ単調なものであっても、背ポケットに入れることによって、幅広部を、背紙と異色又は別柄に見えるようにすることができる。
【0020】
本発明のポケット付きファイルは、ファイル本体と背ポケットと背紙とを備える背ポケット付きファイルであり、前記ファイル本体が背表紙、表表紙及び裏表紙から構成され、前記背ポケットが、前記背表紙に対応する位置に配置される本体部と、前記背表紙よりも幅広にして前記表表紙又は裏表紙に対応する位置に配置される幅広部とを備え、前記本体部及び前記幅広部を透明とし、前記背紙の幅広部に相当する部分のみを前記表表紙又は前記裏表紙と同色又は同柄とすることを特徴とする。
このため、背紙を幅広することにより背紙が表表紙や裏表紙に回り込んでも、あたかも背表紙の部分だけに背紙を挿入したような見え掛かりにでき、表表紙や裏表紙の外観、ひいてはファイルの外観の棄損を防止し、更には積極的に背表紙とは異なる意匠を付与する手立てを講じることができる。
【0021】
また、このようにすれば、背紙自体が色や柄を区別する機能を備えるので、背ポケットがたとえ本体部から幅広部に亘って透明なものであっても、背紙を入れることによって幅広部を、表背紙と異色又は別柄に見えるようにすることができる。
【0022】
【0023】
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように本発明によれば、背紙の差し替えが簡単であり、しかも、表表紙や裏表紙の外観が棄損されることがない、新規有用なポケット付きファイルを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の一実施形態を示す背ポケット付きファイル。
図2図1の分解斜視図。
図3】同実施形態のファイル本体と背ポケットの関係を示す図。
図4】同実施形態において背ポケットに背紙を挿入する様子を示す図。
図5】同実施形態において背ポケットから背紙を取り出す様子を示す図。
図6】本発明の変形例を示す図2に対応する図。
図7】同変形例の図3に対応する図。
図8】本発明の比較例を示す図4及び図7に対応する図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の一実施形態を、図1図5を参照して説明する。
【0027】
この実施形態の背ポケット付きファイルは、図1及び図2に示すように、ファイル本体1と、背ポケット2と、背紙3とを備えて構成される。
【0028】
ファイル本体1は、背表紙11と、この背表紙11に隣接する表表紙12及び裏表紙13とを備え、背表紙11と、表表紙12又は裏表紙13との間がヒンジ部14によって開閉可能に接続されている。これら背表紙11、表表紙12、裏表紙13は、芯材の表面を合成樹脂製の外装材で被覆して構成されている。背表紙11、表表紙12及び裏表紙13の外装材には、種々の色彩や柄を付与することが可能である。
【0029】
背ポケット2には、全体が透明なポケット用のフィルムFが用いられている。フィルムFには、ポリエチレンや塩ビ等、適宜の素材が使用される。背ポケット2は、背表紙11に対応する位置に配置される本体部21と、背表紙11よりも幅広にして表表紙11又は裏表紙12に対応する位置に配置される幅広部22、23とを備え、展開状態で図3及び図4等に示すように矩形状をなしている。そして、図3(a)~(b)に示すように、幅広部22、23の端縁22a、23a近傍が、表表紙12および裏表紙13の外面に溶着部22a1、23a1を介して溶着されている。図1に示すように、幅広部22の端縁22a近くの下縁22bにも、表表紙12の外面に溶着部22b1を介して溶着されており、幅広部23の端縁23近くの下縁にも図示しないが同様の処理が施されている。これらの溶着部22b等は背紙3から下から脱落することを防止のためのものである。
【0030】
この実施形態のファイル本体1は、標準規格の用紙サイズであるA4サイズを所要量収容するのに適した形態となるように、図2に示すように背表紙11、表表紙12及び裏表紙13の縦寸法h1はA4サイズよりも若干大きい縦寸法に設定され、表表紙12及び裏表紙13の横寸法W11はA4サイズよりも若干大きい横寸法に設定され、背幅寸法W12はA4サイズの用紙の必要な綴じ込み量に対応する寸法に設定されている。そして、背ポケット2にも、ファイル本体1に対応する形状、具体的には、ファイル本体1に収容される用紙サイズと同じ用紙サイズの背紙3(縦寸法h2、横寸法W2)を収容することができるように、縦寸法h3および横寸法W3を、溶着しろを考慮して、背紙3の縦寸法h2および横寸法W2よりも若干大きく設定し、溶着部22a1、22b1の内側にA4サイズの背紙3をピッタリ収納できるパッチポケットを形成している。
【0031】
そしてこの背ポケット2は、本体部21を透明とし、幅広部22、23を着色して構成している。図においてハッチングに付した符合HT3は幅広部22、23の着色を表しており、本体部21の符合S3は透明を表している。具体的な構成としては、透明の本体部21と着色された幅広部22とを溶着して使用している。勿論、二色成形等によって構成することもできる。
【0032】
一方、ファイル本体1の表表紙11等のハッチングに付した符合HT1は、もともとファイル本体1に付している着色を示しており、背ポケット2の着色HT3はこのファイル本体1の着色HT1と同色とされている。ファイル本体1の背表紙11については、ここでは背紙3を挿入することによる色の棄損が問題にならないため、図面上はハッチング等を施していないが、これ着色が無いことを積極的に意味するものではない。すなわち、この背表紙11も表表紙12や裏表紙13と同色にしてもよいし、背表紙11には白色など他の着色を施してもよい。
【0033】
ここでは、背紙3に図1に示すような「見積書」といった見出しを印刷してタイトルラベルを構成し、背ポケット2に挿入する場合を考える。
【0034】
ファイル本体1の表表紙12及び裏表紙13を図1のように背表紙11側に折り畳んでいるときは、背ポケット用フィルムFは背表紙11、表表紙12及び裏表紙13に密着して、背ポケット2を上方に十分に開口させることは難しい。そこで、背紙3を挿入する際は、表表紙12及び裏表紙13を図3(b)、図4(a)に示すように背表紙11に対して見開いた状態にし、各表紙11、12、13とフィルムFとの密着が若干緩んだ状態で、背紙3を挿脱する。
【0035】
図4(a)~(b)に示すように背紙3を上方から挿入すると、背紙3のうち背表紙対応部31は背ポケット2のうち透明な本体部21に挿入されるため、外部から本体部21を介して視認可能である。これに対して、背紙3のうち表表紙対応部32及び裏表紙対応部33は、背ポケット2のうち着色された幅広部22、23の下に挿入されて隠れるため、外部から視認できず、外部から視認できるのはその幅広部22、23に施した色のみとなる。
【0036】
すなわち、幅広部32、33が本体部31と同様に透明であれば背紙3が外部から視認可能となるところ、この実施形態では幅広部32、33が背紙3の色を遮り、かつファイル本体1の表表紙12および裏表紙13と同色とされている。このため、図4(b)の状態から完全に背紙3を挿入すると、背紙3のうち表表紙12や裏表紙13に回り込んだ部位は背ポケット3の幅広部22、23に遮断されて、当該幅広部22、23は表表紙12および裏表紙13と同色の連続した面を構成することになる。
【0037】
背紙3を抜きとるときは、図5の状態もしくはそこからファイル本体1を見開いた状態に展開して、背紙3を背ポケット2から上方に抜きとり、次の背紙3を挿入すれば、上記と同様にしてファイル本体1の表表紙12や裏表紙13の見え掛かりを棄損することなく、簡単に見出し等の更新を行うことができる。
【0038】
なお、図2に示す背表紙11の内面側には、綴じ具が配置されることがある。綴じ具には、パイプ型、リング型など、種々の形式があるが、綴じ具の構成要素の一部が背表紙11にリベット等で固定される場合は、背表紙11の外面にリベットが露出するため、背紙3はこのリベットを隠す役割も兼ねることになる。
【0039】
以上のように、本実施形態のポケット付きファイルは、ファイル本体1が背表紙11、表表紙12及び裏表紙13から構成され、背ポケット2が、背表紙11に対応する位置に配置される本体部21と、背表紙21よりも幅広にして表表紙11又は裏表紙12に対応する位置に配置される幅広部22、23とを備える背ポケット付きファイルであり、背ポケット2の本体部21から幅広部22、23に亘って背紙3を入れた状態でファイル本体1を外観したときに、本体部21と幅広部22が区別可能となるように構成したものである。
【0040】
このように、背ポケット2を、従来の背表紙サイズではなく、表・裏表紙側にも範囲を広げているため、採用する背紙3のサイズに自由度が得られる。しかも、背紙3を幅広することで背紙3が表表紙12や裏表紙13に回り込んでも、あたかも背表紙11の部分だけに背紙3を挿入したような見え掛かりにすることができるので、表表紙12や裏表紙13の外観、ひいてはファイルの外観の棄損を防止し、更には積極的に背表紙11や裏表紙12、13と異なる意匠を幅広部22、23に施すなど、種々の手立てを講じることができる。
ここで、区別可能とは、背ポケットの本体部の外観と幅広部の外観を異なる見え掛かりにできることを意味し、本体部の外観を基準にすれば、幅広部の外観を本体部の外観に対して区別できるように構成できることを意味する。
ここでの区別は、背紙自体の地色や地柄等の本質部分を問題にし、背紙にファイルの内容物を表示するために描かれている文字や図形、記号等の識別部分は問題にしない。
【0041】
この場合、背ポケット2の本体部21で背紙3が透けて見え、幅広部22、23は透けて見える背紙3と異色に見えるように構成しているので、本体部21は背紙3が透けて見える本来の機能を発揮し、幅広部22、23は表表紙12や裏表紙13に被せるにあたって、最も好ましい色や柄を施す自由度が得られる。
【0042】
具体的には、背ポケット2の幅広部22、23を背紙3と異色にしており、背ポケット2自体が本体部21と幅広部22、23の色を区別する機能を備えるようにしているので、背紙3がたとえ単調であっても、背ポケット2に入れることによって、幅広部22、23を、背紙3と異色に見えるようにすることができる。異色には、色相、明度、彩度の違いのほか、透明と不透明・半透明といった違い含まれる。柄の違いには、柄有りと無地といった違いも含まれる。
【0043】
特に背紙2の幅広部22、23を、表表紙12または裏表紙13と同色としているので、表表紙12や裏表紙13に回り込んだ幅広部22、23が表表紙12や裏表紙13と同化して、連続した表紙のような見え掛かりを呈することになる。
【0044】
また背ポケット3を、標準規格の紙サイズを収容する大きさ(この実施形態ではA4サイズ)に設定しているので、市販の用紙を採用し、印刷して、サイズカット等をすることなく、そのままタイトルラベルとして用いることができる。
【0045】
なお、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではない。
【0046】
例えば、上記実施形態で「色」として説明していたところは、全て「柄」に置換しても、上記実施形態と同様の基本的機能を奏することができる。
【0047】
また、例えば図6図7に示すように、背ポケット102の幅広部122、123を本体部121とともに透明にして、これをファイル本体1の表表紙12、裏表紙13、背表紙11に対応する位置に取り付け、背紙103の表表紙対応部132及び裏表紙対応部133を背表紙対応部131とは異色、具体的には表表紙12や裏表紙13と同色としてもよい。
【0048】
このようにすれば、背紙103自体が色や柄を区別する機能を備えるので、背ポケット3のフィルムがたとえ本体部121から幅広部122、123に亘って透明なものであっても、背紙103を入れることによって幅広部123を、背紙103と異色又は別柄に見えるようにすることができる。
【0049】
また、以上において背ポケットは、本体部の全体が透明で無くても良い。例えば、背見出し機能を発揮できるように、一部分だけ透明にしても良い。
【0050】
さらに、上記実施形態で背ポケットはファイル本体と略同じ縦寸法にしているが、例えばファイル本体がA4サイズ対応であるのに対して、背ポケットはB5等の他の規格サイズの用紙をそのまま使えるように構成しても勿論構わない。
【0051】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【符号の説明】
【0052】
1…ファイル本体1
11…背表紙
12…表表紙
13…裏表紙
2、102…背ポケット
21、121…本体部
22、122…幅広部
23、123…幅広部
3…背紙
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8