(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-12
(45)【発行日】2023-05-22
(54)【発明の名称】衣類ケア装置
(51)【国際特許分類】
D06F 73/02 20060101AFI20230515BHJP
D06F 58/10 20060101ALI20230515BHJP
【FI】
D06F73/02
D06F58/10 Z
(21)【出願番号】P 2021531145
(86)(22)【出願日】2019-11-05
(86)【国際出願番号】 CN2019115671
(87)【国際公開番号】W WO2020108243
(87)【国際公開日】2020-06-04
【審査請求日】2021-05-31
(31)【優先権主張番号】201811455783.7
(32)【優先日】2018-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517417854
【氏名又は名称】青島海爾▲滾▼筒洗衣机有限公司
【氏名又は名称原語表記】QINGDAO HAIER DRUM WASHING MACHINE CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Haier Industrial Park,No.1 Haier Road,Laoshan District,Qingdao,Shandong 266101,China
(73)【特許権者】
【識別番号】521161200
【氏名又は名称】ハイアール スマート ホーム カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100196117
【氏名又は名称】河合 利恵
(72)【発明者】
【氏名】フェンガン ヤン
(72)【発明者】
【氏名】シュウバイ ワン
(72)【発明者】
【氏名】リー マ
(72)【発明者】
【氏名】グァンビン サン
(72)【発明者】
【氏名】ゾンルイ チー
(72)【発明者】
【氏名】シェンボ チェン
【審査官】家辺 信太郎
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第203597606(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第106885412(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2005/0041415(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0338038(US,A1)
【文献】特開2014-110161(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107036362(CN,A)
【文献】国際公開第2018/059599(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F73/02
D06F58/10
A47B61/00
F21V19/00
F21V21/02-21/04
F21V33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャビネットを含む衣類ケア装置であって、
前記キャビネットの内側壁および/または内頂部の周方向に設置されるランプバンドアセンブリをさらに含み、
前記キャビネットの内側壁および/または内頂部を覆うように前記キャビネットの内側壁および/または内頂部に設置される面光源アセンブリをさらに含み、
前記ランプバンドアセンブリは、前記面光源アセンブリの周方向に設置され、
前記面光源アセンブリは、前記キャビネットの内側壁を覆うように前記キャビネットの内側壁に設けられる第1面光源部材を含み、
前記ランプバンドアセンブリは、前記第1面光源部材の周方向に設けられる第1ランプベルト部材を含み、
前記面光源アセンブリは、前記キャビネットの内頂部を覆うように前記キャビネットの内頂部に設置される第2面光源部材をさらに含み、
前記ランプバンドアセンブリは、前記第2面光源部材の周方向に設置される第2ランプバンド部材をさらに含み、
前記第2ランプバンド部材によって生成された光は、前記第2面光源部材の導光板に向かって放射され、前記導光板を介して光の均一な透過が行われ、これによって、前記第2面光源部材全体が均一に点灯し、
前記キャビネットと前記面光源アセンブリとの間に設置される接合部材をさらに含み、
前記接合部材は、前記キャビネットの内面と前記面光源アセンブリの外面とを滑らかな表面に形成することができ、
前記キャビネットの内側壁に設置される第1支持部材
と前記キャビネットの内頂部に設置される第2支持部材とをさらに含み、
前記第1支持部材および前記第2支持部材は、前記キャビネットに取り外し可能に取り付けられ、
前記第1面光源部材は、前記第1支持部材を覆うように前記第1支持部材上に設置され、
前記第2面光源部材は、前記第2支持部材を覆うように前記第2支持部材上に設置され、
前記接合部材は、前記キャビネットの内側壁に設けられる第1接合部であって、前記キャビネットの内側壁の表面と前記第1面光源部材の外面とを滑らかに移行させることができるものを含み、
ここで、前記第1接合部は、第1接合バー、第2接合バーと第3接合バーを含み、
第1接合バーの第1端部と第2接合バーの第1端部とは、第3接合バーによって接続され、
第1接合バーは、前記第1支持部材の左側縁部に設けられ、
第1接合バーは、前記第1支持部材の前記左側縁部と前記第1面光源部材の外面とを滑らかに移行させることができ、
第2接合バーは、前記第1支持部材の右側縁部に設けられ、
第2接合バーは、前記第1支持部材の前記右側縁部及び前記第1面光源部材の外面を滑らかに移行させることができ、
第3接合バーは、前記第1支持部材の底縁に設けられ、前記第1支持部材の底縁と前記第1面光源部材の外面とを滑らかに移行させることができる
ことを特徴とする衣類ケア装置。
【請求項2】
前記接合部材は、
前記キャビネットの内頂部に設けられる第2接合部であって、前記キャビネットの内頂部の表面と前記第2面光源部材の外面とを滑らかに移行させることができるものと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の衣類ケア装置。
【請求項3】
前記キャビネット内にある衣類を滅菌および/または脱臭するための、前記第1支持部材上に設置されるプラズマ発生器をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の衣類ケア装置。
【請求項4】
前記第2支持部材と前記キャビネットの内頂部との間の間隙をシールするための、前記第2支持部材上に設置されるシール部材をさらに含むことを特徴とする請求項
1に記載の衣類ケア装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類ケア技術の分野に属し、具体的には衣類ケア装置を提供する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の進歩に伴い、人類生活の自動化レベルはますます高くなり、日常の家事労働は人力から徐々に機械に取って代わる。衣類ケア装置は日常生活でよく使用される家電機器として、人々の生活に大きな利便性をもたらした。衣類ケア装置は、ヒータにより水を加熱して水蒸気を発生させ、水蒸気を利用して衣類をアイロン掛けケアする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の衣類ケア装置は、照明機能を有しておらず、環境が比較的暗い場合には、ユーザが衣類のしわを見ることができず、良好なアイロン掛け効果を達成することができず、ユーザの使用体験を大幅に低下させる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、衣類ケア装置の頂部と背部の両方に照明灯を設置して、衣類ケア装置の内部の明るさを向上させ、ユーザが衣類のしわを見易くし、アイロン掛け効果を向上させる。しかしながら、衣類が多くなると、衣類ケア装置に設置される背部照明灯が衣類で遮られ、衣類ケア装置の頂部に設置される照明灯のみが効果的に照射されることになるが、照射範囲が限られ、衣類ケア装置の内部全体を照明することが困難となり、バックライトの場所でユーザが依然として衣類のしわを見ることができず、ユーザの使用体験に大きな影響を与える。
【0005】
したがって、本技術分野では、上記問題を解決するための新しい衣類ケア装置が必要とされている。
【0006】
従来技術における上記問題を解決するために、すなわち、従来の衣類ケア装置の照明装置では照射範囲が小さくユーザの使用需要を満たすことが困難である、という問題を解決するために、本発明は、キャビネットを含む衣類ケア装置を提供し、この衣類ケア装置は、キャビネットの内側壁および/または内頂部の周方向に設置されるランプバンドアセンブリをさらに含む。
【0007】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、衣類ケア装置は、キャビネットの内側壁および/または内頂部を覆うようにキャビネットの内側壁および/または内頂部に設置される面光源アセンブリをさらに含み、ランプバンドアセンブリは、面光源アセンブリの周方向に設置される。
【0008】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、面光源アセンブリは、キャビネットの内側壁を覆うようにキャビネットの内側壁に設けられる第1面光源部材を含み、ランプベルトユアセンブリは、第1面光源部材の周方向に設けられる第1ランプベルト部材を含む。
【0009】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、面光源アセンブリは、キャビネットの内頂部を覆うようにキャビネットの内頂部に設置される第2面光源部材をさらに含み、ランプバンドアセンブリは、第2面光源部材の周方向に設置される第2ランプバンド部材をさらに含む。
【0010】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、衣類ケア装置は、キャビネットの内側壁に設置される第1支持部材をさらに含み、第1面光源部材は、第1支持部材を覆うように第1支持部材上に設置される。
【0011】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、衣類ケア装置は、キャビネットの内頂部に設置される第2支持部材をさらに含み、第2面光源部材は、第2支持部材を覆うように第2支持部材上に設置される。
【0012】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、衣類ケア装置は、キャビネットと面光源アセンブリとの間に設置される接合部材をさらに含み、接合部材は、キャビネットの内面と面光源アセンブリの外面とを完全な表面に形成することができる。
【0013】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、接合部材は、キャビネットの内側壁に設けられる第1接合部であって、キャビネットの内側壁の表面と第1面光源部材の外面とを滑らかに移行させることができるものと、キャビネットの内頂部に設けられる第2接合部であって、キャビネットの内頂部の表面と第2面光源部材の外面とを滑らかに移行させることができるものとを含む。
【0014】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、衣類ケア装置は、キャビネット内にある衣類を滅菌および/または脱臭するための、第1支持部材上に設置されるプラズマ発生器をさらに含む。
【0015】
上記衣類ケア装置の好ましい態様では、衣類ケア装置は、第2支持部材とキャビネットの内頂部との間の間隙をシールするための、第2支持部材上に設置されるシール部材をさらに含む。
【0016】
当業者であれば理解できるように、本発明の好ましい態様では、ランプバンドアセンブリがキャビネットの内側壁および/または内頂部の周方向に沿って設置され、従来技術におけるケア装置の頂部および背部にそれぞれ照明灯を設置する態様に対して、ランプバンドアセンブリをキャビネットの内側壁および/または内頂部の周方向に沿って設けて、ランプバンドアセンブリの照射範囲を大きくし、ケア装置の内部を全て照明することができ、いずれの場合にも、ユーザは衣類のしわをはっきりと見ることができ、衣類をアイロン掛けして平らにすることができ、ユーザの視覚効果および使用体験を改善する。
【0017】
さらに、面光源アセンブリをキャビネットの内側側壁および/または内頂部を覆うようにキャビネットの内側壁および/または内頂部に設置することにより、面光源アセンブリの照射範囲を大きくし、ランプバンドアセンブリおよび面光源アセンブリの協働によりケア装置の内部をより良く照明することができ、いずれの場合にもユーザは衣類のしわをはっきりと見ることができ、衣類をアイロン掛けして平らにすることができ、ユーザの視覚効果および使用体験を改善する。
【0018】
さらに、ケア装置は、キャビネットと面光源アセンブリとの間に設置される接合部材をさらに含み、接合部材はキャビネットと面光源アセンブリとの間の隙間を遮蔽することができ、キャビネットの内面と面光源アセンブリの外面とが完全な表面を形成し、埃、水蒸気がキャビネットと面光源アセンブリとの間の隙間内に入ることを避けることができるだけでなく、キャビネットと面光源アセンブリとの間の隙間内に細菌が発生することも避ける。また、ケア装置の視覚効果を向上させ、ケア装置の美観を向上させ、さらにユーザの使用体験を向上させる。
【0019】
さらに、シール部材は第2支持部材とキャビネットの内頂部との間の隙間をシールするためのものであり、第2支持部材とキャビネットの内頂部との間のシール効果を向上させ、水蒸気が第2支持部材の内部に入ることを避け、第2支持部材の内部に水が溜まることを避け、それによって第2支持部材の内部が長時間高温高湿の環境にあることを防ぎ、第2支持部材の内部に細菌が繁殖することを避け、湿気による第2支持部材の錆を避け、ユーザの使用体験を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明に係るケア装置の第1構成を示す図である。
【
図2】本発明に係るケア装置の第2構成を示す図である。
【
図3】本発明に係るケア装置の第3構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。これらの実施形態が本発明の技術的原理を説明するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではないことを、当業者は理解するであろう。例えば、本出願は、ケア装置に関連して記載されているが、本発明の技術案はこれに限定されるものではなく、この面光源アセンブリは、洗濯機、衣類乾燥機、洗濯乾燥一体機等の他の類似の場合にも適用可能であり、このような変更は本発明の原理及び範囲から逸脱するものではないことは明らかである。
【0022】
なお、本発明の説明において、「頂」、「底」、「内」、「前」、「後」、「左」、「右」、「下」などの方向または位置関係を示す用語は、単に図面に示された方向または位置関係に基づくものであり、これは単に説明を容易にするためのものであって、上記装置または要素が特定の方位を有し、特定の方位で構成し動作しなければならないことを示すものではない。したがって、本発明に対する制限として理解することはできない。なお、「第1」、「第2」、「第3」、「第4」、「第5」、「第6」という用語は、説明目的のみに用いられるが、相対的な重要性を示すものまたは暗示的なものとして理解することはできない。
【0023】
なお、本発明の説明においては、特に明確な規定や限定がない限り、用語「取り付け」、「接続」、「連結」は広義に理解されるべきであり、例えば、固定接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、一体的な接続であってもよく、機械的接続であってもよく、電気接続であってもよく、直接接続であってもよく、中間媒体によって間接的に接続されてもよく、2つの要素内部の連通であってもよい。当業者であれば、具体的な状況によって上述した用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0024】
背景技術に記載された従来技術の問題点に基づいて、本発明はケア装置を提供し、このケア装置において、ランプバンドアセンブリがキャビネットの内側壁および/または内頂部の周方向に沿って設置され、ランプバンドアセンブリの照射範囲を大きくし、ケア装置の内部を全て照明することができ、いずれの場合にも、ユーザは衣類のしわをはっきりと見ることができ、衣類をアイロン掛けして平らにすることができ、ユーザの視覚効果および使用体験を改善する。
【0025】
図1から
図3を参照すると、
図1は本発明に係るケア装置の第1構成を示す図であり、
図2は本発明に係るケア装置の第2構成を示す図であり、
図3は本発明に係るケア装置の第3構成を示す図である。
図1および
図2に示すように、本発明のケア装置は、キャビネット1と、キャビネット1の内側壁および内頂部の円方向に設置されるランプバンドアセンブリ2とを含む。ここでは、内側壁は前内側壁、後内側壁、左内側壁および右内側壁を含み、ランプバンドアセンブリ2をキャビネット1の前内側壁、後内側壁、左内側壁または右内側壁の周方向に設置することができる。当業者であれば、ランプバンドアセンブリ2をキャビネット1の内側壁の周方向に設置してもよいし、ランプバンドアセンブリ2をキャビネット1の内頂部の周方向に設置してもよいと考えられる。当業者は、ランプバンドアセンブリ2がキャビネット1の内頂部に設置されるか、またはランプバンドアセンブリ2がキャビネット1の内側壁に設置されるかにかかわらず、ランプバンドアセンブリ2の設置位置を柔軟に調整して設置することができ、ランプバンドアセンブリ2の照射範囲を大きくすることができればよい。
【0026】
好ましくは、ランプバンドアセンブリ2は、キャビネット1の後内側壁および内頂部を覆うようにキャビネット1の後内側壁および内頂部に設置される。
【0027】
好ましい実施形態では、
図2に示すように、ケア装置は、キャビネット1の後内側壁に設置される第1支持部材4と、キャビネット1の内頂部に設置される第2支持部材5とをさらに含む。もちろん、第1支持部材4および第2支持部材5の実際の取り付け位置は、上述した例の取り付け位置に限定されるものではなく、当業者であれば、実際の応用において、第1支持部材4および第2支持部材5の取り付け位置を柔軟に調整して設定することができる。
【0028】
好ましくは、第1支持部材4および第2支持部材5は、板状構造であるが、第1支持部材4および第2支持部材5は、リング状構造、ブロック状構造等の他の構造であってもよい。
【0029】
好ましくは、第1支持部材4および第2支持部材5は、キャビネット1に取り外し可能に取り付けられており、第1支持部材4および第2支持部材5の取り付けおよび取り外し、例えば、ねじ接続、係合接続等を容易にする。
【0030】
図2に示すように、第2支持部材5とキャビネット1の内頂部との間のシール効果を向上させるために、ケア装置は、第2支持部材5に設けられるシール部材8をさらに含み、シール部材8は、第2支持部材5とキャビネット1の内頂部との間の隙間をシールして、第2支持部材5とキャビネット1の内頂部との間のシール効果を向上させる。
【0031】
好ましくは、シール部材8は、シールストリップを含み、第2支持部材5の上部の縁にはシール溝51が設けられ、シールストリップはシール溝51内に設置され,シールストリップは第2支持部材5とキャビネット1の内頂部との間の隙間をシールするために用いられ、水蒸気が第2支持部材の内部に入ることを避け、第2支持部材の内部に水が溜まることを避け、それによって第2支持部材の内部が長時間高温高湿の環境にあることを防ぎ、第2支持部材の内部に細菌が繁殖することを避け、湿気による第2支持部材の錆を避け、ユーザの使用体験を向上させる。
【0032】
好ましい実施形態では、
図3に示すように、衣類ケア装置は、キャビネット1の内側壁および/または内頂部を覆うようにキャビネット1の内側壁および/または内頂部に設置される面光源アセンブリ3をさらに含み、ランプバンドアセンブリ2は、面光源アセンブリ3の周方向に設置される。当業者であれば、面光源アセンブリ3をキャビネット1の内側壁を覆うようにキャビネット1の内側壁に設けたり、面光源アセンブリ3をキャビネット1の内頂部を覆うようにキャビネット1の内頂部に設けたりすることも考えられる。当業者は、面光源アセンブリ3がキャビネット1の内頂部に設置されるか、または面光源アセンブリ3がキャビネット1の内側壁に設置されるかにかかわらず、面光源アセンブリ3の設置位置を柔軟に調整して設置することができ、面光源アセンブリ3の照射範囲を大きくすることができればよい。
【0033】
好ましくは、面光源アセンブリ3は、キャビネット1の後内側壁および内頂部を覆うようにキャビネット1の後内側壁および内頂部に設置される。
【0034】
好ましくは、面光源アセンブリ3は、第1面光源部材31と、第2面光源部材32とを含み、第1面光源部材31は、キャビネット1の後内側壁を覆うようにキャビネット1の後内側壁に設けられ、第2面光源部材32は、キャビネット1の内頂部を覆うようにキャビネット1の内頂部に設けられる。
【0035】
さらに、第1面光源部材31は第1支持部材4を覆うように第1支持部材4に設けられ、第2面光源部材32は第2支持部材5を覆うように第2支持部材5に設けられる。
【0036】
好ましくは、第1面光源部材31の長さと第1支持部材4の長さとは略等しく、第1面光源部材31の幅と第1支持部材4の幅とは略等しいため、第1面光源部材31の照射範囲をさらに大きくする。
【0037】
好ましくは、第2面光源部材32の長さと第2支持部材5の長さとは略等しく、第2面光源部材32の幅と第2支持部材5の幅とは略等しく、第2面光源部材32の照射範囲をさらに大きくする。
【0038】
好ましくは、第1面光源部材31および第2面光源部材32は、いずれもアルミニウムバーと導光板とを含み、アルミニウムバーは、導光板の周方向に沿って設置される。
【0039】
好ましい実施形態では、
図2に示すように、ランプバンドアセンブリ2は、第1ランプバンド部材21および第2ランプバンド部材22を含み、第1ランプバンド部材21は、第1面光源部材31の周方向に設置され、第2ランプバンド部材22は、第2面光源部材32の周方向に設置される。
【0040】
好ましくは、第1ランプバンド部材21は、第1面光源部材31の導光板の周方向に沿って設置され、また、第1ランプバンド部材21はキャビネット1の後内側壁と第1面光源部材31のアルミニウムバーとの間に位置する。
【0041】
1つの可能な場合には、第1面光源部材31の導光板は発光導光の役割を果たせず、キャビネット1を白色にし、反射効果がより強くなるので、第1ランプバンド部材21のみが発光するだけでケア装置の内部を全部照らすことができ、全体の照明光のサラウンド雰囲気にも達し、視覚効果を向上させ、エネルギー消費を低下させ、コストを削減する。もちろん、当業者であれば想到できるように、第1面光源部材31の導光板を発光導光作用させてもよく、どのような態様であってもキャビネット1内を照らすことができればよい。
【0042】
好ましくは、第1ランプバンド部材21は、第1支持部材4の左側(
図2において右側)に設置される第1ランプバンド211と、第1支持部材4の右側(
図2において左側)に設置される第2ランプバンド212と、第1支持部材4の底部に設置される第3ランプバンド213とを含む。
【0043】
好ましくは、第2ランプバンド部材22は、第2面光源部材32の導光板の周方向に設置され、キャビネット1の内頂部と第2面光源部材32のアルミニウムバーとの間に位置する。
【0044】
1つの可能な場合には、第2ランプバンド部材22によって生成された光は、第2面光源部材32の導光板に向かって放射され、この導光板を介して光の均一な透過が行われ、これによって、第2面光源部材32全体が均一に点灯し、キャビネット1の内部が上から下へ照明される。
【0045】
好ましくは、第2ランプバンド部材22は、第2支持部材5の左側(
図2において右側)に設置される第4ランプバンド221と、第2支持部材5の右側(
図2において左側)に設置される第5ランプバンド222とを含む。
【0046】
好ましくは、第1ランプバンド部材21および第2ランプバンド部材22は、キャビネット1の内部を照らすことができるものであれば、LEDランプバンド、LCDランプバンド、または他のランプバンドであってもよい。
【0047】
好ましい実施形態では、
図1に示すように、ケア装置は、キャビネット1と面光源アセンブリ3との間に設置される接合部材6をさらに含み、接合部材6はキャビネット1と面光源アセンブリ3との間の隙間を遮蔽することができ、キャビネット1の内面と面光源アセンブリ3の外面とが完全な表面を形成し、埃、水蒸気がキャビネット1と面光源アセンブリ3との間の隙間内に入ることを避けることができるだけでなく、キャビネット1と面光源アセンブリ3との間の隙間内に細菌が発生することも避ける。また、ケア装置の視覚効果を向上させ、ケア装置の美観を向上させ、さらにユーザの使用体験を向上させる。
【0048】
好ましくは、
図2および
図3に示すように、接合部材6は、キャビネット1の内側壁に設けられる第1接合部61であって、キャビネット1の内側壁の表面と第1面光源部材31の外面とを滑らかに移行させることができるものと、キャビネット1の内頂部に設けられる第2接合部62であって、キャビネット1の内頂部の表面と第2面光源部材32の外面とを滑らかに移行させることができるものとを含む。もちろん、第1接合部61および第2接合部62の実際の取り付け位置は、上述した例の取り付け位置に限定されるものではなく、当業者であれば、実際の応用において、第1接合部61および第2接合部62の取り付け位置を柔軟に調整して設定することができる。この構成の設置により、キャビネット1の内面と第1面光源部材31、第2光源部材の外面とが滑らかに移行するようにすればよい。
【0049】
好ましくは、
図3に示すように、第1接合部61は、第1接合バー611、第2接合バー612と第3接合バー613を含み、第1接合バー611の第1端部と第2接合バー612の第1端部とは、第3接合バー613によって接続され、第1接合バー611は、第1支持部材4の左側縁部に設けられ、第1接合バー611は、第1支持部材4の左側縁部と第1面光源部材31の外面とを滑らかに移行させることができる。第2接合バー612は、第1支持部材4の右側縁部に設けられ、第2接合バー612は、第1支持部材4の右側縁部及び第1面光源部材31の外面を滑らかに移行させることができる。第3接合バー613は、第1支持部材4の底縁に設けられ、第1支持部材4の底縁と第1面光源部材31の外面とを滑らかに移行させることができる。
【0050】
好ましくは、第1接合バー611、第2接合バー612、および第3接合バー613は、係合接続、ねじ接続などのように、キャビネット1の後内側壁に取り外し可能に接続される。
【0051】
好ましくは、
図3に示すように、第2接合部62は、第4接合バー621と、第5接合バー622と、第6接合バー623とを含み、第4接合バー621の第1端部と第5接合バー622の第1端部は、第6接合バー623によって接続され、第4接合バー621の第2端部は第1接合バー611の第2端部に接続され、第5接合バー622の第2端部は第2接合バー612の第2端部に接続され、第4接合バー621は第2支持部材5の左側縁部に設けられ、第4接合バー621は、第2支持部材5の左側縁部と第2面光源部材32の外面とを滑らかに移行させることができ、第5接合バー622は、第2支持部材5の右側縁部に設けられ、第2支持部材5の右側縁部と第2面光源部材32の外面とを滑らかに移行させることができ、第6接合バー623は、第2支持部材5のフロントインナーパネルに近い側の縁部に設けられており、第2支持部材5のフロントインナーパネルに近い側の縁部と第2面光源部材32の外面とを滑らかに移行させることができる。
【0052】
好ましくは、第4接合バー621、第5接合バー622、および第6接合バー623は、係合接続、ねじ接続などのように、第1支持板と取り外し可能に接続される。
【0053】
好ましい実施形態では、
図1に示すように、ケア装置は、キャビネット1内にある衣類を滅菌および/または脱臭するための、第1支持部材4上に設置されるプラズマ発生器7をさらに含む。
【0054】
好ましくは、
図2に示すように、プラズマ発生器7は、第1支持部材4上に設置されるプラズマランプ71と、プラズマカバー72とを含み、プラズマカバー72はプラズマランプ71にカバーされ、プラズマランプ71の第1端は電源に接続され、プラズマランプ71の第2端は放電ピンに接続され、大量のマイナスイオンとプラスイオンのプラズマを発生することができ、プラズマは、プラズマカバー72上の通路を通ってキャビネット1内に入って、キャビネット1内にある衣類を滅菌および/または脱臭する。
【0055】
滅菌および/または脱臭効果をさらに向上させるために、プラズマ発生器7を第1支持部材4の下部に設置し、プラズマが風に乗ってキャビネット1内に入り、キャビネット1の下部からキャビネット1の上部に移動し、プラズマの作用範囲を拡大し、これによりキャビネット1の内部およびキャビネット1内に置かれた衣類に対して全方位の滅菌および/または脱臭を行い、滅菌および/または脱臭効果をさらに向上させる。
【0056】
好ましくは、第1支持部材4には、プラズマ発生器7の位置を識別するための識別部材も設けられ、識別部材は、ランプ、ピクチャー、矢印等である。
【0057】
以上、図面に示す好ましい実施形態に関連して本発明の技術的解決策を説明したが、当業者であれば、本発明の保護範囲がこれらの具体的な実施形態に限定されないことは明らかである。本発明の原理から逸脱することなく、当業者は、関連する技術的特徴を同等に変更または置換することができ、これらの変更または置換後の技術的解決策は、本発明の保護範囲内に含まれるものである。