IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社トランザクション・メディア・ネットワークスの特許一覧

特許7280454情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム
<>
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図1
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図2
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図3
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図4
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図5
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図6
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図7
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図8
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図9
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図10
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図11
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図12
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図13
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図14
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図15
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図16
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図17
  • 特許-情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-15
(45)【発行日】2023-05-23
(54)【発明の名称】情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0242 20230101AFI20230516BHJP
【FI】
G06Q30/0242
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2023028417
(22)【出願日】2023-02-27
【審査請求日】2023-02-27
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】508195497
【氏名又は名称】株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
(74)【代理人】
【識別番号】100097102
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 敬夫
(74)【代理人】
【識別番号】100098796
【弁理士】
【氏名又は名称】新井 全
(74)【代理人】
【識別番号】100121647
【弁理士】
【氏名又は名称】野口 和孝
(74)【代理人】
【識別番号】100187377
【弁理士】
【氏名又は名称】芳野 理之
(72)【発明者】
【氏名】淀川 征慶
(72)【発明者】
【氏名】磨田 勝美
(72)【発明者】
【氏名】広川 一也
【審査官】野元 久道
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-164709(JP,A)
【文献】特表2015-521413(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置される情報表示部と、
前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、
前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する訴求程度情報推定システムであって、
前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まった対象者情報を記憶する立ち止まり情報記憶部と、
前記立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、記憶する顔情報記憶部と、
前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として記憶する興味対象者情報記憶部と、
興味対象者の顔が、所定時間、継続して、前記情報表示部に向いているとき、前記興味対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に注目している注目対象者情報として記憶する注目対象者情報記憶部と、
前記注目対象者情報の顔が上下に動いたとき、前記注目対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に納得している納得対象者情報として記憶する納得対象者情報記憶部と、を備えることを特徴とする訴求程度情報推定システム。
【請求項2】
前記情報表示部に表示される前記不特定多数人向け情報の内容が、時間毎に変化する時間単位変化情報となり、前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報が、前記時間単位変化情報と関連付けて記憶され、
前記時間単位変化情報毎に、前記立ち止まった対象者情報、前記立ち止まった前記対象者の前記顔情報、前記興味対象者情報、前記注目対象者情報、前記納得対象者情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の訴求程度情報推定システム。
【請求項3】
不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置される情報表示部と、
前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、
前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有し、
前記情報表示部が、複数に分割された各部分である部分情報表示部を有する訴求程度情報推定システムであって、
前記部分情報表示部に向いている顔情報を有する立ち止まった対象者情報を前記部分情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある部分興味対象者情報として記憶する部分興味対象者情報記憶部と、
部分興味対象者の顔が、所定時間、継続して、前記部分情報表示部に向いているとき、前記部分興味対象者を前記部分情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に注目している部分注目対象者情報として記憶する部分注目対象者情報記憶部と、
前記部分注目対象者の顔が上下に動いたとき、前記部分注目対象者を前記部分情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に納得している部分納得対象者情報として記憶する部分納得対象者情報記憶部と、を備えることを特徴とする訴求程度情報推定システム。
【請求項4】
前記情報表示部には、単一の画像情報が表示され、前記部分情報表示部には、前記情報表示部に表示された前記画像情報が分割された分割画像情報が表示され、前記分割画像情報が組み合わされることで、前記単一の画像情報が形成される構成となっていることを特徴とする請求項3に記載の訴求程度情報推定システム。
【請求項5】
不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置される情報表示部と、
前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、
前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する訴求程度情報推定システムの制御方法であって、
前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まり情報記憶部に立ち止まった対象者情報を記憶する工程と、
前記立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、顔情報記憶部に記憶する工程と、
前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として興味対象者情報記憶部に記憶する工程と、
興味対象者の顔が、所定時間、継続して、前記情報表示部に向いているとき、前記興味対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に注目している注目対象者情報として注目対象者情報記憶部に記憶する工程と、
注目対象者の顔が上下に動いたとき、前記注目対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に納得している納得対象者情報として納得対象者情報記憶部に記憶する工程と、を備えることを特徴とする訴求程度情報推定システムの制御方法。
【請求項6】
不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置される情報表示部と、
前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、
前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する訴求程度情報推定システムに、
前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まり情報記憶部に立ち止まった対象者情報を記憶させる機能、
前記立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、顔情報記憶部に記憶させる機能、
前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として興味対象者情報記憶部に記憶させる機能、
興味対象者の顔が所定時間、継続して、前記情報表示部に向いているとき、前記興味対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に注目している注目対象者情報として注目対象者情報記憶部に記憶させる機能、
注目対象者の顔が上下に動いたとき、前記注目対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に納得している納得対象者情報として納得対象者情報記憶部に記憶させる機能、を実現させることを特徴とする訴求程度情報推定システムの制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ等の情報表示部に表示される不特定多数人向け情報等を視認した不特定多数人等の対象者の納得等の訴求程度情報を把握することができる情報訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から会議等で参加者の「うなずき」等の人間の動作に関する情報を取得して、参加者を評価する提案はなされていた(例えば、特許文献1等)。
このように、会議等で長時間、同一の場所に着席している参加者の「うなずき」等の動作情報を取得するのは容易であり、また、継続的に同一人等の動作情報を取得し、その動作情報に基づいて、その評価を行うことも容易であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2022-120787号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、公共の場所で、不特定多数人向けの広告等を表示するサイネージ等の情報表示部の前を通過等する対象者がサイネージ等の内容をどの程度、納得等したかを把握するのは困難であった。
【0005】
そこで、本発明は、容易且つ正確に情報表示部に表示された不特定多数人向け情報を視認した通行人等の不特定多数の対象者の納得等の訴求程度情報を把握することができる訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
【0006】
前記目的は、本発明によれば、不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置された情報表示部と、前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する訴求程度情報推定システムであって、前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まった対象者情報を記憶する立ち止まり情報記憶部と、前記立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、記憶する顔情報記憶部と、前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として記憶する興味対象者情報記憶部と、興味対象者の顔が、所定時間、継続して、前記情報表示部に向いているとき、前記興味対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に注目している注目対象者情報として記憶する注目対象者情報記憶部と、注目対象者情報の顔が上下に動いたとき、前記注目対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に納得している納得対象者情報として記憶する納得対象者情報記憶部と、を備えることを特徴とする訴求程度情報推定システムにより達成される。
【0007】
前記構成によれば、立ち止まり情報記憶部に情報表示部の前で立ち止まった対象者情報を記憶させ、この立ち止まった対象者の顔情報を撮像して記憶し、立ち止まった対象者の顔が情報表示部に向いているとき、その対象者を興味対象者情報として記憶する。
そして、興味対象者の顔が、所定時間、継続して、前記情報表示部に向いているとき、その興味対象者を注目対象者情報として記憶する。
さらに、注目対象者の顔が上下に動いたとき、その注目対象者を納得対象者として記憶する。
このように、情報表示部の前を通過する不特定多数人について、その動作等から情報表示部に表示された内容について「興味」を持ったか、「注目」したか、「納得」したか等の訴求程度情報を自動的に精度良く把握することができる。
そして、このような情報に基づいて、情報表示部に表示されている不特定多数人向け情報についての不特定多数人の評価や分析も容易に行うことができる。
【0008】
好ましくは、前記訴求程度情報推定システムの前記情報表示部に表示される前記不特定多数人向け情報の内容が、時間毎に変化する時間単位変化情報となり、前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報が、前記時間単位変化情報と関連付けて記憶され、前記時間単位変化情報毎に、前記立ち止まった対象者情報、前記立ち止まった前記対象者の前記顔情報、前記興味対象者情報、前記注目対象者情報、前記納得対象者情報を生成することを特徴とする。
【0009】
前記構成によれば、時間単位変化情報毎に、立ち止まった対象者情報、立ち止まった対象者の顔情報、興味対象者情報、注目対象者情報、納得対象者情報を生成するので、当該時間単位変化情報毎の対象者等の不特定多数人の納得等の訴求程度情報を把握することができる。
【0010】
前記目的は、本発明によれば、不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に配置される情報表示部と、前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有し、前記情報表示部が、複数に分割された各部分である部分情報表示部を有する訴求程度情報推定システムであって、前記部分情報表示部に向いている顔情報を有する立ち止まった対象者情報を前記部分情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある部分興味対象者情報として記憶する部分興味対象者情報記憶部と、部分興味対象者の顔が、所定時間、継続して、前記部分情報表示部に向いているとき、前記部分興味対象者を前記部分情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に注目している部分注目対象者情報として記憶する部分注目対象者情報記憶部と、前記部分注目対象者の顔が上下に動いたとき、前記部分注目対象者を前記部分情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に納得している部分納得対象者情報として記憶する部分納得対象者情報記憶部と、を備えることを特徴とする訴求程度情報推定システムにより達成される。
【0011】
前記構成によれば、情報表示部の各部分である部分情報表示部毎に、異なる情報を同時に表示することができ、立ち止まった対象者の顔が各部分情報表示部に向いているとき、その対象者を当該部分情報表示部に表示されている情報についての部分興味対象者情報として記憶することができる。
そして、部分興味対象者の顔が、所定時間、継続して、当該部分情報表示部に向いているとき、その部分興味対象者を部分注目対象者情報として記憶する。
さらに、部分注目対象者の顔が上下に動いたとき、その部分注目対象者を部分納得対象者として記憶する。
このように、部分情報表示部の前を通過する不特定多数人について、その動作等から当該部分情報表示部に表示された内容について「興味」を持ったか、「注目」したか、「納得」したか等の訴求程度情報を自動的に精度良く把握することができる。
そして、このような情報に基づいて、当該部分情報表示部に表示されている不特定多数人向け情報についての不特定多数人の評価や分析も容易に行うことができる。
【0012】
好ましくは、訴求程度情報推定システムの前記情報表示部には、単一の画像情報が表示され、前記部分情報表示部には、前記情報表示部に表示された前記画像情報が分割された分割画像情報が表示され、前記分割画像情報が組み合わされることで、前記単一の画像情報が形成される構成となっていることを特徴とする。
【0013】
前記構成によれば、情報表示部の各部分である部分情報表示部に、情報表示部に表示された単一の画像の部分の画像を表示することができ、立ち止まった対象者の顔が各部分情報表示部に向いているとき、その対象者を当該部分情報表示部に表示されている単一画像の部分(例えば、単一画像のうち広告に係る商品部分、または、広告をする女優の部分等)についての部分興味対象者情報として記憶することができる。
そして、部分興味対象者の顔が、所定時間、継続して、当該部分情報表示部に向いているとき、その部分興味対象者を部分注目対象者情報として記憶する。
さらに、部分注目対象者の顔が上下に動いたとき、その部分注目対象者を部分納得対象者として記憶する。
このように、部分情報表示部の前を通過する不特定多数人について、その動作等から全体の単一画像のうち、当該部分情報表示部に表示された内容について「興味」を持ったか、「注目」したか、「納得」したか等の訴求程度情報を自動的に精度良く把握することができる。
そして、このような情報に基づいて、当該部分情報表示部に表示されている不特定多数人向け情報についての不特定多数人の評価や分析も容易に行うことができる。
【0014】
前記目的は、本発明によれば、不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に表示された情報表示部と、前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する訴求程度情報推定システムの制御方法であって、前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まり情報記憶部に立ち止まった対象者情報を記憶する工程と、前記立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、顔情報記憶部に記憶する工程と、前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として興味対象者情報記憶部に記憶する工程と、興味対象者の顔が、所定時間、継続して、前記情報表示部に向いているとき、前記興味対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に注目している注目対象者情報として注目対象者情報記憶部に記憶する工程と、注目対象者の顔が上下に動いたとき、前記注目対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に納得している納得対象者情報として納得対象者情報記憶部に記憶する工程と、を備えることを特徴とする訴求程度情報推定システムの制御方法により達成される。
【0015】
前記目的は、本発明によれば、不特定多数人向けの情報である不特定多数人向け情報を表示する表示部に表示された情報表示部と、前記情報表示部の前を通過する対象者を撮像する撮像部と、前記情報表示部と前記撮像部を管理する管理部と、を有する訴求程度情報推定システムに、前記撮像部が撮像した前記対象者の撮像情報に基づいて、立ち止まり情報記憶部に立ち止まった対象者情報を記憶させる機能、前記立ち止まった前記対象者の顔情報を撮像し、顔情報記憶部に記憶させる機能、前記情報表示部に向いている前記顔情報を有する前記立ち止まった対象者情報を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に興味がある興味対象者情報として興味対象者情報記憶部に記憶させる機能、興味対象者の顔が所定時間、継続して、前記情報表示部に向いているとき、前記興味対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に注目している注目対象者情報として注目対象者情報記憶部に記憶させる機能、注目対象者の顔が上下に動いたとき、前記注目対象者を前記情報表示部に表示されている前記不特定多数人向け情報に納得している納得対象者情報として納得対象者情報記憶部に記憶させる機能、を実現させることを特徴とする訴求程度情報推定システムの制御プログラムにより達成される。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように、本発明は、容易且つ正確に情報表示部に表示された不特定多数人向け情報を視認した通行人等の不特定多数の対象者の納得等の訴求程度情報を把握することができる訴求程度情報推定システム、情報訴求程度情報推定装置の制御方法及び情報訴求程度情報推定装置の制御プログラムを提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】第1の実施の形態にかかる訴求程度情報推定装置である例えば、管理サーバ10を備える「サイネージ効果分析システム1」を示す概略図である。
図2図1の管理サーバ10の主な構成を示す概略ブロック図である。
図3図2の「第1のサーバ側各種情報記憶部100」の内容を示す概略ブロック図である。
図4図3の「広告情報記憶部111」の内容を示す概略図である。
図5】通行人の注目等の判断方法を示す概略フローチャートである。
図6】通行人の注目等の判断方法を示す他の概略フローチャートである。
図7】判断方法を示す概略説明図である。
図8】本実施の形態に係るサイネージ効果分析システム1における具体的な動作例を示す主なフローチャートである。
図9】本実施の形態に係るサイネージ効果分析システム1における具体的な動作例を示す他の主なフローチャートである。
図10】本実施の形態に係るサイネージ効果分析システム1における具体的な動作例を示す他の主なフローチャートである。
図11】具体例を示す概略図である。
図12】具体例を示す他の概略図である。
図13】第2の実施の形態に係る通行人の注目等を判断する判断手法を示す概略説明図である。
図14図2の第2のサーバ各種情報記憶部1010の内容を示す概略ブロック図である。
図15図14の「部分広告情報記憶部1111」の内容を示す概略図である。
図16】通行人の注目等の判断方法を示す概略フローチャートである。
図17】通行人の注目等の判断方法を示す他の概略フローチャートである。
図18】本発明の第3の実施の形態に係るサイネージ効果分析システムのデジタルサイネージ500の主な構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0019】
(第1の実施の形態)
(サイネージ効果分析システム1の主な構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態及び第2の実施の形態にかかる訴求程度情報推定装置であり、管理部である例えば、管理サーバ10を備える訴求程度情報推定システムである例えば「サイネージ効果分析システム1」を示す概略図である。
図1に示すように、同システム1は、不特定多数人向けの情報を表示する情報表示部である例えば、「ディスプレイ201」を備える表示部である「デジタルサイネージ200」、撮像部である例えば、カメラ300、管理サーバ10を有し、これらはインターネット網2で、相互に通信可能に接続されている。
【0020】
ここで、デジタルサイネージ200とは、屋外・店頭・公共空間・交通機関など、あらゆる場所で、ディスプレイ201などの電子的な表示機器を使って情報を発信するメディアの総称である。
本実施に形態では、ディスプレイ201の前を通過する対象者である不特定多数人向けの例えば、洋服、ケーキ、ドーナツ、寿司等に関する広告(「不特定多数人向け情報」の一例)等が表示される構成となっている。
【0021】
また、カメラ300は、ディスプレイ201の前を通過する対象者を撮像する構成となっており、ディスプレイ201とカメラ300が同軸になるように図示しない調整装置により、自動的に調整される構成となっている。
【0022】
そして、管理サーバ10は、ディスプレイ201に表示される広告を管理する他、カメラ300が取得した対象者の動作等の撮像情報に基づいて当該対象者がデジタルサイネージ200に表示された広告を「注目」したか「納得」したか等の判断(「訴求程度情報推定」の一例)する構成となっている。
【0023】
また、上述のデジタルサイネージ200のディスプレイ201に表示される洋服等の不特定多数人向け広告等は、時間帯を指定して内容を変化させて表示させることが可能となっている。
本実施の形態では、後述のように「洋服の広告」、「ケーキの広告」、「ドーナツの広告」及び「寿司の広告」を時間帯を違えて表示する。
このため、特定の時間帯における同広告の特定の内容について、通行人である対象者が「注目」や「納得」等をしたかを判断することができる構成ともなっている。
【0024】
さらに、本実施の形態では、後述のように、不特定多数人である通行人(対象者)の画像等から同対象者の年代等を把握することが可能な構成となっている。
【0025】
図1のデジタルサイネージ200、カメラ300、管理サーバ10は、コンピュータを有し、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)やハードディスク等を有し、バスを介して接続されている。
【0026】
図2は、図1の管理サーバ10の主な構成を示す概略ブロック図である。
管理サーバ10は、図2に示すように「サーバ側制御部11」を有し、同制御部11は、図1のデジタルサイネージ200やカメラ300等と通信するための「サーバ側通信装置12」、各種情報を表示する表示部である「サーバ側ディスプレイ13」、各種情報を入力する「サーバ側各種情報入力装置14」、「時計15」及び「第1のサーバ側各種情報記憶部100」及び「第2のサーバ側各種情報記憶部1010」を制御している。
【0027】
図3は、図2の「第1のサーバ側各種情報記憶部100」の内容を示す概略ブロック図である。
図3の「第1のサーバ側各種情報記憶部100」の内容については後述する。
【0028】
(サイネージ効果分析システム1の主な動作例)
(事前工程)
先ず、本システム1を動作させる前に以下の事前準備を行う。
管理サーバ10は、図3の「広告情報記憶部111」に、デジタルサイネージ200のディスプレイ201に表示させる広告の映像等と、その表示時間帯情報(「時間単位変化情報」の一例)を記憶させる。
【0029】
図4は、図3の「広告情報記憶部111」の内容を示す概略図である。
同記憶部111に記憶される「広告情報」は、例えば、図4に示すように、時間帯11時50分~12時00分の間は、「洋服の広告」、時間帯12時00分~12時10分の間は「ケーキの広告」、時間帯12時10分~12時20分は「ドーナツの広告」、時間帯12時20分~12時30分は「寿司の広告」を含んでいる。
【0030】
(サイネージ効果分析システム1における分析判断方法)
以下、本システム1において、デジタルサイネージ200の前を通行する通行人(対象者)の注目、納得等の訴求程度情報の分析(推定)の概要について説明する。
図5及び図6は、通行人の注目等の判断方法を示す概略フローチャートであり、図7は、判断方法を示す概略説明図である。
以下、同フローチャート及び図7に沿って、説明する。
【0031】
先ず、図5のステップ(以下「ST」とする)1で、「管理サーバ10」の図3の「広告情報選択部(プログラム)112」が動作し、管理サーバの時計15の時刻情報と管理サーバ10が広告情報記憶部111を参照し、デジタルサイネージ200のディスプレイ201に、不特定多数人向けの広告を表示する。
【0032】
次いで、ST2へ進む。
ST2では、カメラ300がディスプレイ201の前を通行する通行人を撮像し、図3の「撮像情報記憶部113」に、その時刻情報と共に記憶する。
次いで、ST3へ進む。
ST3では、管理サーバ10の図3「立ち止まり情報取得部(プログラム)114」が動作し、「撮像情報記憶部113」を参照し、ディスプレイ201前で立ち止まった者であるか否かを判断し、立ち止まった者(通行人)を「立ち止まった対象者」として、図3の「立ち止まり情報記憶部115」に、その時刻情報と共に記憶する。
具体的には、カメラ300で撮影された通行人の動作の画像から、通行人の動き等を時系列で測定し、立ち止まったか否かを判断し、記憶する。
【0033】
次いで、ST4へ進む。
ST4では、管理サーバ10の図3の「顔情報取得部(プログラム)116」が動作し、「立ち止まり情報記憶部115」を参照し、立ち止まった対象者の顔の顔情報を「顔情報記憶部117」に、その時刻情報と共に記憶する。
【0034】
次いで、ST5へ進む。
ST5では、管理サーバ10の「顔の向き判断部(プログラム)118」が動作し、「顔情報記憶部117」を参照し、対象者の顔が「ディスプレイ201」に向いているか否かを判断する。
そして、ST6で「ディスプレイ201に向いている」と判断されると、ST7へ進み、当該対象者(通行人)は、ディスプレイ201に表示されている広告に「興味あり(「訴求程度情報」の一例」と判断し、図3の「興味対象者情報記憶部119」に、その時刻情報と共に記憶する。
図7の通行人(対象者)P1は、この「興味あり」と判断される例を示す。
【0035】
具体的には、カメラ300で撮影された通行人の動作の画像から、通行人の首の縦方向の変化、横方向の変化、傾きの変化等を時系列で測定し、記憶する。
次いで、時系列で測定されたデータをフーリエ変換と2階微分などで任意の時間範囲における振動数分布と変曲点を求め、顔の動き等、例えば、対象者の顔の向き等を判断する(顔の左右の傾きが「0°」のとき)。
【0036】
一方、ST6で「ディスプレイ201に向いていない」と判断した場合は、「興味なし」と判断し、図3の「非興味対象者情報記憶部120」に、その時刻情報と共に記憶する。
図7の通行人P2は、この「興味なし」と判断される例を示す。
【0037】
次いで、ST9へ進む。
ST9では、図3の「注目判断部(プログラム)121」が動作し、「興味対象者情報記憶部119」に記憶されている対象者のうち、顔が「ディスプレイ201」に向いている時間が「5秒以上(「所定時間」の一例)」続いている対象者が存在するか否かを判断する。
【0038】
そして、ST10で「5秒以上」続いたと判断された対象者は、ディスプレイ201に表示されている広告に「注目」したと判断し、ST11へ進む。
ST11では、当該対象者は、「注目対象者情報(「訴求程度情報」の一例)」として図3の「注目対象者情報記憶部122」に、その時刻情報と共に記憶する。
図7の通行人P3は、この「注目」したと判断される例を示す。
【0039】
具体的には、「興味対象者情報記憶部119」に記憶された通行人の動作の画像から、通行人の首の縦方向の変化、横方向の変化、傾きの変化等を時系列で測定し、時系列で測定されたデータをフーリエ変換と2階微分などで任意の時間範囲における振動数分布と変曲点を求め、対象者の顔の向きが、ディスプレイ201に向いて、5秒間続いたか否かを判断する。
【0040】
一方、該当しない対象者の場合、ST12へ進み、「興味あり」のまま「興味対象者情報記憶部119」の記憶を変更しない。
【0041】
次いで、ST13へ進む。
ST13では、図3の「納得判断部(プログラム)123」が動作し、「注目対象者情報記憶部122」に記憶された対象者のうち、顔が上下動(うなずき動作)している対象者が存在するか否かを判断する。
【0042】
そして、ST14で、顔が上下動(うなずき動作)している対象者が存在すると判断されると、ST15へ進み、当該対象者は、ディスプレイ201に表示されている広告を納得している判断し、納得対象者情報(「訴求程度情報」の一例)として図3の「納得対象者情報記憶部124」に、その時刻情報と共に記憶する。
図7の通行人P4は、この「納得」したと判断される例を示す。
【0043】
具体的には、「注目対象者情報記憶部122」に記憶された通行人の動作の画像から、通行人の首の縦方向の変化、横方向の変化、傾きの変化等を時系列で測定し、時系列で測定されたデータをフーリエ変換と2階微分などで任意の時間範囲における振動数分布と変曲点を求め、対象者の顔が上下動(うなずき動作)しているか否かを判断する。
【0044】
一方、該当しない対象者の場合、ST16へ進み、「注目」のまま「注目対象者情報記憶部122」の記憶に変更しない。
【0045】
以上のように、本実施の形態の「サイネージ効果分析システム1における分析判断方法」によれば、図1のデジタルサイネージ200の前を通行する通行人(対象者)の個々について、興味なし、興味あり、注目、納得等を自動的に適切に区分し判断することができる。
【0046】
(サイネージ効果分析システム1における具体的な動作例)
図8乃至図10は、本実施の形態に係るサイネージ効果分析システム1における具体的な動作例を示す主なフローチャートである。
また、図11及び図12は、具体例を示す概略図である。
すなわち、図1のデジタルサイネージ200が、時間帯によって、その広告を変え、同時に、デジタルサイネージ200の前を通行する通行人の興味なし、興味あり、注目、納得等を自動的に判断し、その結果に基づき当該広告の分析等を行う例で、以下、図8乃至図10のフローチャート及び図11及び図12の概略図を用いて具体的に説明する。
【0047】
先ず、ST21で、管理サーバ10の図3の「広告情報選択部112」が動作し、図4の広告情報記憶部の時刻情報を取得し、デジタルサイネージ200のディスプレイ201に当該時刻に表示すべき「不広告」を選択、具体的には、11時50分の場合、「洋服の広告」を選択し、ディスプレイ201に表示する。
【0048】
次いで、ST22へ進む。ST2では、図1のカメラ300がディスプレイ201の前を通行する通行人を撮像し、図3の「撮像情報記憶部113」に、その時刻情報と共に記憶する。
【0049】
次いで、ST23へ進む。ST23では、管理サーバ10の図3の「立ち止まり情報取得部(プログラム)114」が動作し、「撮像情報記憶部113」を参照し、ディスプレイ201前で立ち止まった者であるか否かを判断し、立ち止まった者を「立ち止まった対象者」として、図3の「立ち止まり情報記憶部115」に、その時刻情報と共に記憶する。
【0050】
次いで、ST24へ進む。ST24では、管理サーバ10の図3「顔情報取得部(プログラム)116」が動作し、「立ち止まり情報記憶部115」を参照し、立ち止まった対象者の顔の顔情報を「顔情報記憶部117」に、その時刻情報と共に記憶する。
【0051】
次いで、ST25へ進む。ST25では、管理サーバ10の図3の「顔の向き判断部(プログラム)118」が動作し、「顔情報記憶部117」を参照し、対象者の顔が「ディスプレイ201」に向いているか否かを判断する。
【0052】
本実施の形態では、図11(1)に示すように、対象者(通行人)P2の顔は、ディスプレイ201を向いていないので、「興味なし」と判断する。
また、当該対象者P1の動作、顔等から性別と年代等を推定する。
そして、当該対象者P1の「興味なし情報」「性別、年代情報」を「時刻情報」と関連付けて、図3の「非興味対象者情報記憶部120」に記憶する。
以上で、「洋服の広告」に関する通行人P2に関する訴求程度情報(興味なし)の判断(推定)が終了する。
【0053】
次いで、ST26へ進む。ST26では、再び「広告情報選択部」が動作し、「広告情報記憶部111」を参照すると共に、時計15から時刻情報を取得し、デジタルサイネージ200のディスプレイ201に当該時刻に表示すべき広告を選択する。具体的には、12時00分の場合、「ケーキの広告」を選択し、ディスプレイ201に表示する。
【0054】
次いで、ST27へ進む。ST27は、上述のST22乃至ST24と同様の工程を実行し、ディスプレイ201の前で立ち止まった対象者の顔の顔情報を「顔情報記憶部116」に、その時刻情報と共に記憶する。
【0055】
次いで、ST28へ進む。ST28では、図3の「顔の向き判断部(プログラム)118」が動作し、「顔情報記憶部117」を参照する。
「ケーキの広告」の場合、図11(2)に示すように、対象者(通行人)P2の顔が「ディスプレイ201」に向いているので「興味あり」と判断し、次いで、図3の「注目判断部121」が動作し、対象者P2の顔が「5秒以上」連続して、ディスプレイ201に向けられていないので、「注目」ではなく「興味あり」に止まると判断する。
【0056】
次いで、ST29へ進む。ST29では、当該対象者P2の動作、顔等から性別と年代等を推定する。
そして、当該対象者P1の「興味あり情報」「性別、年代情報」を「時刻情報」と関連付けて、図3の「興味対象者情報記憶部119」に記憶する。
【0057】
以上で、「ケーキの広告」に関する通行人(対象者)P1に関する訴求程度情報(興味あり)の判断(推定)が終了する。
【0058】
次いで、ST30へ進む。ST30では、再び「広告情報選択部112」が動作し、「広告情報記憶部111」を参照すると共に、時計15から時刻情報を取得し、デジタルサイネージ200のディスプレイ201に当該時刻に表示すべき広告を選択する。
具体的には、12時10分の場合、「ドーナツの広告」を選択し、ディスプレイ201に表示する。
【0059】
次いで、ST31へ進む。ST31は、上述のST22乃至ST24と同様の工程を実行し、ディスプレイ201の前で立ち止まった対象者の顔の顔情報を、その時刻情報と共に「顔情報記憶部116」に記憶する。
【0060】
次いで、ST32へ進む。ST32では、図3の「顔の向き判断部118」が動作し、図11(3)に示すように、対象者(通行人)P3の顔は、ディスプレイ201を向いているので、「興味あり」と判断する。
次いで、図3の「注目判断部121」が動作し、当該対象者P3の顔は5秒以上連続して、ディスプレイ201に向けられているので、「注目」と判断する。
次いで、図3の「納得判断部123」が動作し、同対象者P3の顔が上下動(うなずき動作)しているか否かを判断する。
【0061】
対象者P3の顔はうなずき動作を行っていないので、「納得」ではなく「注目」に止まると判断する。
【0062】
次いで、ST33へ進む。ST33では、当該対象者P3の動作、顔等から性別と年代等を推定する。
そして、当該対象者P3の「注目情報」「性別、年代情報」を「時刻情報」と関連付けて、図3の「注目対象者情報記憶部122」に記憶する。
【0063】
以上で、「ドーナツの広告」に関する通行人(対象者)P3に関する訴求程度情報(注目)の判断(推定)が終了する。
【0064】
次いで、ST34へ進む。ST34では、再び「広告情報選択部112」が動作し、「広告情報記憶部111」を参照すると共に、時計15から時刻情報を取得し、デジタルサイネージ200のディスプレイ201に当該時刻に表示すべき広告を選択する。
具体的には、12時20分の場合、「寿司の広告」を選択し、ディスプレイ201に表示する。
【0065】
次いで、ST35へ進む。ST35は、上述のST22乃至ST24と同様の工程を実行し、ディスプレイ201の前で立ち止まった対象者の顔の顔情報を「顔情報記憶部116」に、その時刻情報と共に記憶する。
【0066】
次いで、ST36へ進む。ST36では、図3の「顔の向き判断部118」が動作し、図12(4)に示すように、対象者(通行人)P4の顔は、ディスプレイを向いているので、「興味あり」と判断する。
次いで、図3の「注目判断部121」が動作し、当該対象者P4の顔は5秒以上連続して、ディスプレイ201に向けられているので、「注目」と判断する。
次いで、図3の「納得判断部123」が動作し、同対象者P4の顔が上下動(うなずき動作)しているか否かを判断する。
対象者P4の顔はうなずき動作を行っているので「納得」と判断する。
【0067】
次いで、ST37へ進む。ST37では、当該対象者P4の動作、顔等から性別と年代等を推定する。
そして、当該対象者P4の「納得情報」「性別、年代情報」を「時刻情報」と関連付けて、図3の「納得対象者情報記憶部124」に記憶する。
【0068】
以上で、「寿司の広告」に関する通行人(対象者)P4に関する訴求程度情報(納得)の判断(推定)が終了する。
【0069】
次いで、ST38へ進む。ST38では、図3の「デジタルサイネージ分析部(プログラム)125」が動作して、「非興味対象者情報記憶部120」「興味対象者情報記憶部119」「注目対象者情報記憶部122」及び「納得対象者情報記憶部124」に基づいて、表示した広告についての分析を行い分析結果を図3の「分析結果情報記憶部126」に記憶する。
【0070】
具体的には、各時間帯に表示された広告を、通行人(対象者)が「興味」を持ったか否か、「注目」したか否か、「納得」したか否か等の情報と、通行人の性別、年代等の分布等も併せて分析する。
したがって、デジタルサイネージ200に表示する広告の広告主等は、その広告の有効性等を精度良く判断することができる。
すなわち、デジタルサイネージ200に表示された広告等の情報を不特定多数人である通行人等が、どのように評価(関心、注目、納得等)したかの市場情報を精度よく広告主等に提供することができる。
【0071】
(第2の実施の形態)
図1の示す本実施の形態に係るサイネージ効果分析システム1000の主な構成は、上述の第1の実施の形態と共通するため、主に相違点を中心に以下説明する。
図13は、同実施の形態に係る通行人の注目等を判断する判断手法を示す概略説明図である。
図13に示すように、本実施の形態では、情報表示部である例えば、ディスプレイ410の画面は、複数、例えば5個に分割された各部分である部分情報表示部、具体的には「分割ディスプレイ411乃至415が配置されている。
これら分割ディスプレイ411等は、それぞれ別個の情報を同時に表示することができる構成となっている。
【0072】
本実施の形態では、分割ディスプレイ411乃至415に、情報を表示した場合に、通行人の反応(興味、注目、納得等)を、各分割ディスプレイ411等毎に分析することができる点で、上述の第1の実施の形態と相違するため、以下、例えば、黒、白、赤、緑及び黄色のスニーカーをそれぞれ表示した場合を例に説明する。
【0073】
(事前工程)
先ず、図1の本システム1000を動作させる前に以下の事前準備を行う。
図14は、図2の第2のサーバ各種情報記憶部1010の内容を示す概略ブロック図である。
図1の管理サーバ10は、図14の「部分広告情報記憶部1111」に、図13のデジタルサイネージ400のディスプレイ410の分割ディスプレイ411乃至415に表示させる広告の映像等を記憶させる。
【0074】
図15は、図14の「部分広告情報記憶部1111」の内容を示す概略図である。
同記憶部に1111に記憶される「部分広告情報」は、例えば、図15に示すように、第1分割ディスプレイ411は「黒色のスニーカー」、第2分割ディスプレイ412は「白色のスニーカー」、第3分割ディスプレイ413は「赤色のスニーカー」、第4分割ディスプレイ414は「緑色のスニーカー」そして、第5分割ディスプレイ415は「黄色のスニーカー」で、それぞれ同時に表示する旨の情報を記憶する。
【0075】
(サイネージ効果分析システム1000における分析判断方法)
以下、本システム1000において、デジタルサイネージ400の前を通行する通行人(対象者)の注目、納得等の訴求程度情報の分析(推定)の概要について説明する。
図16及び図17は、通行人の注目等の判断方法を示す概略フローチャートである。
以下、同フローチャート等に沿って、説明する。
【0076】
先ず、図16のST101で、「管理サーバ10」の図14の「部分広告情報選択部(プログラム)1112」が動作し、管理サーバ10が部分広告情報記憶部1111を参照し、図13に示すデジタルサイネージ400のディスプレイ410の5つの分割ディスプレイ(第1分割ディスプレイ411乃至第5分割ディスプレイ415)に、それぞれ、不特定多数人向けの広告である図15の黒色のスニーカー等をそれぞれ同時に表示する。
【0077】
次いで、ST102へ進む。
ST102では、カメラ300がディスプレイ410の前を通行する通行人を撮像し、図3の「撮像情報記憶部113」に、その時刻情報と共に記憶する。
【0078】
次いで、ST103へ進む。
ST103では、管理サーバ10の図3「立ち止まり情報取得部(プログラム)114」が動作し、「撮像情報記憶部113」を参照し、ディスプレイ410の前で立ち止まった者であるか否かを判断し、立ち止まった者(通行人)を「立ち止まった対象者」として、図3の「立ち止まり情報記憶部115」に、その時刻情報と共に記憶する。
具体的には、カメラ300で撮影された通行人の動作の画像から、通行人の動き等を時系列で測定し、立ち止まったか否かを判断し、記憶する。
【0079】
次いで、ST104へ進む。
ST104では、管理サーバ10の図14の「顔情報取得部(プログラム)116」が動作し、「立ち止まり情報記憶部115」を参照し、立ち止まった対象者の顔の顔情報を「顔情報記憶部117」に、その時刻情報と共に記憶する。
【0080】
次いで、ST105へ進む。
ST105では、管理サーバ10の「顔の向き部分判断部(プログラム)1118」が動作し、「顔情報記憶部117」を参照し、対象者の顔が「ディスプレイ410」のどの「分割ディスプレイ411等」に向いているか否かを判断する。
そして、ST106で、「いずれかの分割ディスプレイ411等に向いている」と判断されると、ST107へ進み、当該対象者(通行人)は、向いている分割ディスプレイ411等に表示されている広告に「興味あり(「訴求程度情報」の一例」)と判断され、当該広告又は分割ディスプレイ411等と関連付けて、図14の「部分興味対象者情報記憶部1119」に、その時刻情報と共に記憶する。
図13の通行人(対象者)P1は、「第4分割ディスプレイ414(緑のスニーカー)」に「興味あり」と判断される例を示す。
【0081】
具体的には、カメラ300で撮影された通行人の動作の画像から、通行人の首の縦方向の変化、横方向の変化、傾きの変化等を時系列で測定し、記憶する。
次いで、時系列で測定されたデータをフーリエ変換と2階微分などで任意の時間範囲における振動数分布と変曲点を求め、顔の動き等、例えば、対象者の顔の向き等を判断する(顔の左右の傾きが「0°」のとき)。
【0082】
一方、ST106で「ディスプレイ410に向いていない」と判断した場合は、「興味なし」と判断し、図14の「部分非興味対象者情報記憶部1120」に、その時刻情報と共に記憶する。
図13の通行人P2は、この「興味なし」と判断される例を示す。
【0083】
次いで、ST109へ進む。
ST109では、図3の「部分注目判断部(プログラム)1121」が動作し、「部分興味対象者情報記憶部1119」に記憶されている対象者のうち、顔が「ディスプレイ410」の当該分割ディスプレイ411等(図13のP1の場合は、第4分割ディスプレイ414)に向いている時間が「5秒以上(「所定時間」の一例)」続いている対象者が存在するか否かを判断する。
【0084】
そして、ST110で「5秒以上」続いたと判断された対象者は、当該分割ディスプレイ411等に表示されている広告に「注目」したと判断し、ST111へ進む。
ST111では、当該対象者は、特定の分割ディスプレイ411等又は広告と関連つけられた状態で、「部分注目対象者情報(「訴求程度情報」の一例)」として、図14の「部分注目対象者情報記憶部1122」に、その時刻情報と共に記憶される。
図13の通行人P3は、第2分割ディスプレイ412に表示される「白いスニーカー」に「注目」したと判断される例を示すものである。
【0085】
具体的には、「部分興味対象者情報記憶部1119」に記憶された通行人の動作の画像から、通行人の首の縦方向の変化、横方向の変化、傾きの変化等を時系列で測定し、時系列で測定されたデータをフーリエ変換と2階微分などで任意の時間範囲における振動数分布と変曲点を求め、対象者の顔の向きが、特定の分割ディスプレイ411等に向いて、5秒間続いたか否かを判断する。
【0086】
一方、該当しない対象者の場合、ST112へ進み、「興味あり」のまま「部分興味対象者情報記憶部1119」の記憶を変更しない。
【0087】
次いで、ST113へ進む。
ST113では、図14の「部分納得判断部(プログラム)1123」が動作し、「部分注目対象者情報記憶部1122」に記憶された対象者のうち、顔が上下動(うなずき動作)している対象者が存在するか否かを判断する。
【0088】
そして、ST114で、顔が上下動(うなずき動作)している対象者が存在すると判断されると、ST115へ進み、当該対象者は、関連付けられている分割ディスプレイ411等に表示されている広告を納得している判断し、部分納得対象者情報(「訴求程度情報」の一例)として図4の「部分納得対象者情報記憶部1124」に、その時刻情報と共に記憶される。
図13の通行人P4は、この「納得」したと判断される例を示す。
【0089】
具体的には、「部分注目対象者情報記憶部1122」に記憶された通行人の動作の画像から、通行人の首の縦方向の変化、横方向の変化、傾きの変化等を時系列で測定し、時系列で測定されたデータをフーリエ変換と2階微分などで任意の時間範囲における振動数分布と変曲点を求め、対象者の顔が上下動(うなずき動作)しているか否かを判断する。
【0090】
一方、該当しない対象者の場合、ST116へ進み、「注目」のまま「部分注目対象者情報記憶部1122」の記憶に変更しない。
【0091】
以上のように、本実施の形態の「サイネージ効果分析システム1000における分析判断方法」によれば、図1のデジタルサイネージ400の前を通行する通行人(対象者)の個々が、ディスプレイ410の各分割ディスプレイ411乃至415に表示の各広告等について、興味なし、興味あり、注目、納得等をしたか否かにつき、自動的に適切に区分して判断することができる。
したがって、同じデジタルサイネージ400のディスプレイ410の分割ディスプレイ411等に分割して表示された広告等であっても、各広告について、通行人が、「興味なし」、「興味あり」、「注目」、「納得」等をしたか否かについて個別に精度良く、且つ容易に分析をすることができる。
【0092】
(第3の実施の形態)
図18は、本発明の第3の実施の形態に係るサイネージ効果分析システムのデジタルサイネージ500の主な構成を示す概略図である。
図18に示すように、デジタルサイネージ500は、ディスプレイ510を有し、デヴィスプレイ510には、単一の画像情報である例えば、「女優(FM)による化粧品(CT)の宣伝画像」が表示される。
【0093】
また、このデヴィスプレイ510は、図18に示すように、部分情報表示部である例えば、9個の分割ディスプレイ511乃至519により分割されている。
そして、本実施の形態の各分割ディスプレイ511乃至519は、上述の第2の実施の形態と異なり、それぞれ、別個の画像を表示するのではなく、ディスプレイ510で表示している「女優(FM)による化粧品(CT)の宣伝画像」の各部分の画像が表示される。
【0094】
このようにディスプレイ510に表示される「女優(FM)による化粧品(CT)の宣伝画像」を、図18の通行人(対象者)P11やP12が視認することになる。
そして、管理サーバは、上述の第2に実施の形態と同様に、通行人P11等の顔が、図18の分割ディスプレイ511等のいずれに向けられているかを判断する。
【0095】
さらに、上述の第2の実施の形態と同様に、各分割ディスプレイ511等について、通行人P11やP12が、「興味あり」「注目」「納得」のいずれに該当するか否かも判断する。
【0096】
ただし、本実施の形態では、上述の第2の実施の形態と異なり、各分割ディスプレイ511等は、それぞれ異なる画像を表示しているのではなく、ディスプレイ510に表示される単一の画像情報である「女優(FM)による化粧品(CT)の宣伝画像」の部分、例えば、女優(FM)の表示部分や化粧品(CT)の表示部分を表示する。
したがって、分割ディスプレイ511等毎に、通行人P11等の「興味あり」等を判断することで、ディスプレイ510に表示される全体の画像のうち、通行人P11等が、どの部分に「興味」を持ったか「注目」したか、「納得」したか等を自動的に精度良く判断することができる。
【0097】
そして、このような情報に基づいて、当該分割ディスプレイ511等に表示されている部分(女優(FM)の表示部分や化粧品(CT)の表示部分)についての通行人P11等の評価や分析も容易に行うことができる。
【0098】
以上説明した実施形態においては、装置として実現される場合を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されず、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納され頒布されてもよい。
【0099】
また、記憶媒体は、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であればよい。記憶媒体の記憶形式は、特には限定されない。
【0100】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウエア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
【0101】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体には限定されず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0102】
また、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づいて本実施形態における各処理を実行すればよく、1つのパソコン等からなる装置であってもよいし、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等であってもよい。
【0103】
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンには限定されず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0104】
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
本実施の形態では、カメラ300がディスプレイ201の前の通行人を撮像し、管理サーバ10の「撮像情報記憶部113」に、その時刻情報と共に記憶し、この記憶された情報に基づき、その「興味あり」「注目」「納得」等を判断し、さらに、ディスプレイ411に表示した広告等について分析する構成としたが、本発明は、これに限らず、ディスプレイ411、カメラ300、管理サーバ10の時刻を同期させ、カメラ300が通行人を撮像するのと同時に、その「興味あり」「注目」「納得」等を判断し、ディスプレイ411に表示された広告等について分析する構成としても構わない。
【符号の説明】
【0105】
1、1000・・・サイネージ効果分析システム、2・・・インターネット網、10・・・管理サーバ、11・・・サーバ側制御部、12・・・サーバ側通信装置、13・・・サーバ側ディスプレイ、14・・・サーバ側各種情報入力装置、15・・・時計、100・・・サーバ側各種情報記憶部、111・・・広告情報記憶部、112・・・広告情報選択部、113・・・撮像情報記憶部、114・・・立ち止まり情報取得部、115・・・立ち止まり情報記憶部、116・・・顔情報取得部、117・・・顔情報記憶部、118・・・顔の向き判断部、119・・・興味対象者情報記憶部、120・・・非興味対象者情報記憶部、121・・・注目判断部、122・・・注目対象者情報記憶部、123・・・納得判断部、124・・・納得対象者情報記憶部、125・・・デジタルサイネージ分析部、126・・・分析結果情報記憶部、200、400、500・・・デジタルサイネージ、201・・・ディスプレイ、300・・・カメラ、411、511等・・・分割ディスプレイ、P1等・・・通行人(対象者)

【要約】
【課題】容易且つ正確に情報表示部に表示された不特定多数人向け情報を視認した通行人等の納得等の訴求程度情報を把握することができる訴求程度情報推定システム等を提供すること。
【解決手段】不特定多数人向け情報を表示する情報表示部201と、対象者を撮像する撮像部300と、管理する管理部10と、を有し、撮像部が撮像した対象者P1の撮像情報に基づいて、立ち止まった対象者情報を記憶し、その顔情報を記憶し、その顔が情報表示部に向いているとは「興味あり」と判断し、さらに、所定期間継続して顔が向いているときは「注目」、さらにうなずきがあったときは「納得」について判断する訴求程度情報推定システム1
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18