(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-16
(45)【発行日】2023-05-24
(54)【発明の名称】自動体外式除細動器
(51)【国際特許分類】
A61N 1/39 20060101AFI20230517BHJP
A61N 1/04 20060101ALI20230517BHJP
A61B 5/28 20210101ALI20230517BHJP
A61B 5/33 20210101ALI20230517BHJP
【FI】
A61N1/39
A61N1/04
A61B5/28
A61B5/33 120
(21)【出願番号】P 2021553447
(86)(22)【出願日】2020-10-20
(86)【国際出願番号】 JP2020039339
(87)【国際公開番号】W WO2021079862
(87)【国際公開日】2021-04-29
【審査請求日】2022-06-20
(31)【優先権主張番号】P 2019193470
(32)【優先日】2019-10-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】514189468
【氏名又は名称】一般社団法人メディカル・イノベーション・コンソーシアム
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100154748
【氏名又は名称】菅沼 和弘
(74)【代理人】
【識別番号】110002055
【氏名又は名称】弁理士法人iRify国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】千葉 敏雄
(72)【発明者】
【氏名】福留 正男
(72)【発明者】
【氏名】山下 紘正
【審査官】豊田 直希
(56)【参考文献】
【文献】特表2013-543781(JP,A)
【文献】特開昭50-85865(JP,A)
【文献】特表2007-525050(JP,A)
【文献】特表2002-514107(JP,A)
【文献】特開2014-111158(JP,A)
【文献】特表2010-500144(JP,A)
【文献】特表2019-519275(JP,A)
【文献】特表2003-521355(JP,A)
【文献】特開2013-226463(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61N 1/39
A61N 1/04
A61B 5/28
A61B 5/318
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源部と、
前記電源部から供給される電圧より高電圧エネルギーを生成する高電圧生成部と、
前記高電圧生成部からの高電圧エネルギーを蓄積するもので、折り畳み可能なシートコンデンサと、
前記高電圧エネルギーを患者に供給する一対の電極パッドと、
前記高電圧エネルギーの前記患者への供給を制御する制御部と、をと備
え、
前記一対の電極パッドは、一方は前記患者の右胸付近、他方は前記患者の左わき腹付近にそれぞれ位置するように、前記シートコンデンサに配置されている
体外式自動除細動器。
【請求項2】
前記電極パッドより前記患者の心電図信号を取得する心電図信号取得部を更に備え、
前記制御部は、前記心電図信号に基づき心電図解析を行い、前記患者に不整脈が発生していると判断した場合に、前記高電圧エネルギーの前記患者への供給を指示する
請求項1に記載の体外式自動除細動器。
【請求項3】
前記電極パッドと前記患者の体表面の間のインピーダンスを測定し、前記インピーダンスに基づいて、前記電極パッドの前記患者への装着状態を検出する状態検出部を更に備え、
前記制御部は、前記不整脈が発生している場合であって、前記状態検出部からの出力信号に基づいて、前記電極パッドが前記患者に装着されていると判断した場合に、前記高電圧エネルギーの前記患者への供給を指示する
請求項2に記載の体外式自動除細動器。
【請求項4】
前記シートコンデンサは、A4乃至A3サイズである
請求項
1に記載の体外式自動除細動器。
【請求項5】
ネットワークを介して外部のサーバ装置と通信する通信部を更に備え、
前記通信部は、患者に処置が実行された場合に、識別IDと共に処置が実行された旨を前記外部のサーバ装置に通知し、前記外部のサーバ装置で、処置の実行タイミングにおいてリアルタイムに処置の詳細を把握するよう促す
請求項
1に記載の体外式自動除細動器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型且つ軽量の自動体外式除細動器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動体外除細動器(AED;Automated External Defibrillator)は、患者の胸部に貼り付けた電極から心臓の状態を判断し、心室細動と称される不整脈が発生している場合には、高い電圧を心臓に付与し、ショックを与えることで、心臓の状態を正常に戻す医療機器として汎用されている。
【0003】
例えば、患者の心電図を取得し患者にショックを与える患者電極と、患者の心臓が除細動可能リズムにあるか否かを検出する診断アルゴリズムを用いて前記患者の心電図を解析する回路手段と、除細動可能リズムが前記診断アルゴリズムによって検出されるとイネーブルされるショック送達回路とを含む体外式除細動器であって、前記患者電極は、前記患者の胸郭インピーダンスの測度である信号の取得も可能にし、前記回路手段は、前記信号に応答して、前記診断アルゴリズムに除細動可能リズムの誤検出を発生させる可能性の高い干渉状態を検出し、該検出が行われた場合、少なくとも一定期間にわたり前記診断アルゴリズムによる除細動可能リズムの検出を阻止する体外式除細動器がある(例えば特許文献1等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、患者の心臓に高電圧パルスを与えるために、高電圧コンデンサを内蔵しており、当該高電圧コンデンサのサイズが大きく、重量が重いことから、自動体外除細動器自体の小型、軽量化が実現されていなかった。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、小型且つ軽量で、携帯性に優れた自動体外式除細動器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る体外式自動除細動器は、電源部と、前記電源部から供給される電圧より高電圧エネルギーを生成する高電圧生成部と、前記高電圧生成部からの高電圧エネルギーを蓄積するもので、折り畳み可能なシートコンデンサと、前記高電圧エネルギーを患者に供給する一対の電極パッドと、前記高電圧エネルギーの前記患者への供給を制御する制御部と、をと備え、前記一対の電極パッドは、一方は前記患者の右胸付近、他方は前記患者の左わき腹付近にそれぞれ位置するように、前記シートコンデンサに配置されている。
【0008】
この態様において、前記電極パッドより前記患者の心電図信号を取得する心電図信号取得部を更に備え、前記制御部は、前記心電図信号に基づき心電図解析を行い、前記患者に不整脈が発生していると判断した場合に、前記高電圧エネルギーの前記患者への供給を指示するようにしてもよい。
【0009】
さらに、前記電極パッドと前記患者の体表面の間のインピーダンスを測定し、前記インピーダンスに基づいて、前記電極パッドの前記患者への装着状態を検出する状態検出部を更に備え、前記制御部は、状態検出部からの出力信号に基づいて、前記電極パッドが前記患者に装着されていると判断した場合に、前記高電圧エネルギーの前記患者への供給を指示するようにしてもよい。
【0011】
そして、前記シートコンデンサは、A4乃至A3サイズであってよい。
【0012】
さらに、ネットワークを介して外部のサーバ装置と通信する通信部を更に備え、前記通信部は、患者に処置が実行された場合に、識別IDと共に処置が実行された旨を前記外部のサーバ装置に通知し、前記外部のサーバ装置で、処置の実行タイミングにおいてリアルタイムに処置の詳細を把握するよう促すようにしてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、小型且つ軽量で、携帯性に優れた自動体外式除細動器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1(a)は本発明の第1実施形態に係る自動体外除細動器の構成を示す図、
図1(b)は同器のシートコンデンサを折り畳んだ様子を示す図である。
【
図2】同自動体外式除細動器の機能ブロック図である。
【
図3】同自動体外式除細動器の使用の様子を示す図である。
【
図4】同自動体外式除細動器による動作を説明するフローチャートである。
【
図5】同自動体外式除細動器と外部機器との通信について説明する図である。
【
図6】
図6(a)は本発明の第2実施形態に係る自動体外除細動器の構成を示す図、
図6(b)は同器のシートコンデンサを折り畳んだ様子を示す図である。
【
図7】第1、第2実施形態の改良例の構成図である。
【
図8】本発明の第3実施形態に係る自動体外除細動器の構成図である。
【
図9】本発明の第3実施形態に係る自動体外除細動器の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。
【0016】
<第1実施形態>
【0017】
図1(a)には本発明の第1実施形態に係る自動体外除細動器の構成を示し、
図1(b)には同自動体外式除細動器のシートコンデンサを折り畳んだ様子を示し、説明する。
【0018】
これらの図に示されるように、自動体外除細動器(AED)は、本体1と、シートコンデンサ2とが、それぞれのコネクタ部4,6を配線(ケーブル)5で接続した構成となっている。本体1には、操作状態等を提示する表示部11と、動作開始を指示等する操作ボタン等の操作入力部12とが配設されている。
【0019】
シートコンデンサ2は、完全に畳まれた状態と平面との移行(折り畳み・展開)の途中の状態が二重波型可展面という可展面である所謂ミウラ折りにより折り畳み可能となっている。展開時のシートコンデンサ2の様子は
図1(a)に示される通りであり、折り畳んだ様子は
図1(b)に示される通りである。きわめて緩い角度のジグザグの折り目を付けることにより、縦方向へと横方向への展開・折り畳みが、並列にかつ極めて非線形な比で移り変わる点がミウラ折りの特徴である。したがって、シートコンデンサ2の対角線の部分を押したり引いたりするだけで即座に簡単に展開・収納ができる。このシートコンデンサ2には、2箇所に電極パッド3A,3Bが配設されており、シートコンデンサ2より高電圧が所定のタイミングで印加される構成となっている。シートコンデンサ2は、A4乃至A3サイズに設計されているが、これには限定されない。なお、電極パッド3A,3Bは、シートコンデンサ2を折り畳んだときに、その折り畳みの一単位の領域に収まるようなサイズに設計されている。
【0020】
図2には、自動体外式除細動器の機能ブロック図を示し説明する。
【0021】
同図に示されるように、本体1は、全体の制御を司る制御部14を備えており、制御部14は、表示部11、操作入力部12、記憶部13、通信部15、高電圧生成部16、心電図信号取得部17、状態検出部18、音声出力部20等が接続されている。高電圧生成部16は、シートコンデンサ2に接続されており、シートコンデンサ2は一対の電極パッド3A,3Bに接続されており、これら一対の電極パッド3A,3Bは、心電図信号取得部17、状態検出部18に接続されている。各部には、バッテリ等からなる電源部19より電源供給されるように構成されている。電源部19は、電圧変換を行い、各部に電源供給を行う。
【0022】
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)等で構成されており、自動体外式除細動器全体の制御を司る。制御部14は、ゲートアレイ、A/Dコンバータ等も備えている。このような構成の下、制御部14は、充電/放電制御、心電図解析等の各種動作制御を司る。通信部15は、サーバ装置等の外部機器とインターネット等の通信網を介した無線又は有線での通信を実現する通信インタフェースである。
【0023】
表示部11は、液晶ディスプレイ等で構成され、動作状態、操作状態等を提示する表示デバイスである。操作入力部12は、自動体外除細動器を操作する操作ボタン等で構成されるインタフェースである。記憶部13は、自動体外式除細動器の動作に関わるプログラムや、心電図信号等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成されている記憶デバイスである。
【0024】
高電圧生成部16は、制御部14からの制御信号に基づいて、電極パッド3A,3Bから付与する電気ショックに係る高電圧の充電と放電を実行し、そのエネルギーは、シートコンデンサ2に蓄積される。心電図信号取得部17は、電極パッド3A,3Bからの心電図信号についてフィルタリング、増幅処理等を実行し、心電図信号を取得する。この心電図信号は、制御部14に送られ、心電図解析等が実行される。
【0025】
このほか、状態検出部18は、例えば、電極パッド3A,3Bと患者の体表面の間のインピーダンスを測定し、当該インピーダンスに基づいて、電極パッド3A,3Bの患者への装着状態を検出し、制御部14に通知する。音声出力部20は、制御部14の制御に基づいて、音声ガイドや音声による警告等を行う。
【0026】
図3には、自動体外式除細動器の使用の様子を示し説明する。
【0027】
同図に示されるように、実際の使用に際しては、ミウラ折りのシートコンデンサ2を広げて、当該シートコンデンサ2のコネクタ6と、本体1のコネクタ4とを配線5で接続して、展開したシートコンデンサ2に配設されている電極パッド3A,3Bが患者の右胸付近、左わき腹付近にそれぞれ配置されるように、位置合わせする。
【0028】
そして、本体1の操作入力部12である操作ボタンを押下すると、制御部14は、心電図解析により不整脈が発生しているか否かを検出し、状態検出部18からの信号に基づいて、電極パッド3A,3Bが患者に装着されているか否かを検出する。
【0029】
そして、制御部14は、不整脈が発生していることを検出し、且つ電極パッド3A,3Bが、患者にしっかりと装着されていることを検出した場合には、シートコンデンサ2に蓄積されている高電圧エネルギーを、電極パッド3A,3Bを介して患者に付与し、当該患者に電気ショックを与える。
【0030】
以下、
図4のフローチャートを参照して、自動体外式除細動器による動作を説明する。
【0031】
操作入力部12としての操作ボタンが押下されると(S1をYesに分岐)、制御部14は状態検出部18からの信号に基づいて、電極パッド3A,3Bが患者に装着されているかどうかを検出する(S2)。そして、患者に装着されていないと判断した場合(S3をNoに分岐)、装着状態の確認を示唆する表示を表示部11に行い、ステップS1に戻る(S4)。一方、患者に装着されていると判断した場合(S3をYesに分岐)、制御部14は心電図信号取得部17からの心電図信号に基づいて心電図解析を行う(S5)。そして、制御部14は、解析の結果、患者に不整脈が発生していると判断した場合には(S6をYesに分岐)、シートコンデンサ2に蓄積されている高電圧エネルギーを電極パッド3A,3Bを介して患者に与え、電気ショックを行う(S7)。一方、解析の結果、不整脈が発生していないと判断した場合には(S6をNoに分岐)、不整脈が発生していないので、電気ショックの付与を中止する旨を表示部11に行う(S8)。こうして、自動体外式除細動器による電気ショック付与の一連の処理を終了する。尚、ステップS4、S8の表示による示唆に替えて、音声出力部20より音声ガイド等を出力して、装着状態や不整脈の発生可否等を示唆するようにしてもよいことは勿論である。
【0032】
ここで、
図5を参照して、自動体外式除細動器と外部機器との通信について説明する。
【0033】
本実施形態に係る自動体外式除細動器の本体1は、通信部15を備えているので、インターネット等のネットワーク101を介して、外部のサーバ装置100と通信自在となっている。したがって、本自動体外式除細動器を備え付けとして活用する場合、患者に電気ショック等の処置が実行された場合に、本体1の識別IDと共に、その旨をサーバ装置100に通知すれば、処置の実行タイミングにおいて、リアルタイムに、サーバ装置100側で、どの機器で、どの日時に処置が実行されたのかを把握することが可能となり、サーバ装置100側の処理で、自動的に救急センタに処置が行われた場所(機器の識別IDと紐づけて管理)、日時を通報することも可能となる。
【0034】
また、本自動体外式除細動器を携帯用として用いる場合、予めサーバ装置100側にユーザ登録をしておければ、処置が行われたタイミングで、自動的にユーザを特定し、救急センタ等に通報することが可能となる。
【0035】
<第2実施形態>
【0036】
前述した第1実施形態では、自動体外除細動器(AED)は、本体1と、シートコンデンサ2とが、それぞれのコネクタ部4,6を配線5で接続した構成となっていたが、第2実施形態に係る自動体外除細動器は、
図6に示されるように、本体51が、シートコンデンサ52の表面上に実装されている点で、異なる。シートコンデンサ52は、第1実施形態と同様、完全に畳まれた状態と平面との移行(折り畳み・展開)の途中の状態が二重波型可展面という可展面である所謂ミウラ折りにより折り畳み可能となっており、2箇所に電極パッド53A,53Bが配設されている。
【0037】
本体51は、詳細な構成は、
図2と略同様であるが、それらが集積回路により実現されており、小型且つ軽量化されている点は特筆すべきである。本体1は、シートコンデンサ2の折り畳みの一単位の領域内に収まるように、本体1、及びシートコンデンサ2の一単位が設計されている。
【0038】
以上、本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
【0039】
例えば、上記第1及び第2実施形態では、電極パッドをシートコンデンサと一体化した例を示したが、電極パッドを、配線を介して、シートコンデンサに接続するような構成としてもよいことは勿論である。すなわち、
図7に示されるように、自動体外除細動器の電極パッド3A、3Bを、配線7を介して、シートコンデンサ2に接続してもよい。この場合も、基本的な動作については、第1実施形態と同様であるが、本実施形態によれば、電極パッド3A,3Bの患者への装着位置を柔軟に変更することができる。
【0040】
<第3実施形態>
【0041】
図8及び
図9には、本発明の第3実施形態に係る自動体外除細動器(AED)の構成を示し説明する。尚、第1実施形態と同一構成については、同一符号を付して、重複した説明は省略する。
【0042】
これらの図に示されるように、本実施形態に係る自動体外除細動器では、シートコンデンサ2と電極パッド3A,3Bの間に、安全回路30が介在している。この安全回路30は、患者やAEDを、高電圧、高電流から守る役割を担っている。シートコンデンサ2が充電された状態で、心臓の機能が改善され、蘇生不要と判断された場合には、安全回路30は、内部放電を実施する。このほか、安全回路30は、各部のセンシングの切り替え機能、テスト放電などの自動チェック機能も備えている。したがって、第3の実施形態によれば、より安全に処置を実施することが可能となる。
【0043】
以上、第1乃至第3実施形態について説明したが、シートコンデンサ2は、前述したミウラ折りのほか、折り畳み傘のような折り方、パンフレットのような2面折り、3面折りなど、各種の手法で折りたたんで、未使用時には小型化することができることは勿論である。また、シートコンデンサ自体を、シャツ型に成形し、処置時に患者に着衣させるようにしてもよいことは勿論である。
【符号の説明】
【0044】
1…本体
2…シートコンデンサ
3A,3B…電極パッド
4…コネクタ
5…配線
6…コネクタ
11…表示部
12…操作入力部
13…記憶部
14…制御部
15…通信部
16…高電圧生成部
17…心電図信号取得部
18…状態検出部
19…電源部
20…音声出力部
30…安全回路