(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-17
(45)【発行日】2023-05-25
(54)【発明の名称】一種な自動車用の日避けカバー
(51)【国際特許分類】
B60J 11/04 20060101AFI20230518BHJP
【FI】
B60J11/04
(21)【出願番号】P 2021101272
(22)【出願日】2021-06-18
【審査請求日】2021-06-18
(31)【優先権主張番号】202010775253.1
(32)【優先日】2020-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521268152
【氏名又は名称】李傑
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】李傑
【審査官】浅野 麻木
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第201085161(CN,Y)
【文献】特表2020-520855(JP,A)
【文献】特開平03-271451(JP,A)
【文献】特開2008-074312(JP,A)
【文献】実開昭60-136220(JP,U)
【文献】中国特許出願公開第111873762(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0314901(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0038085(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60J 11/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一種な自動車用の日避けカバーは、
自動タイプであり、モーター、日避けカバ
ーを主に含まれている、日避けカバーは折りたたみ式であり、
日避けカバーは太陽電池であり、太陽電池の日避けカバーは多角形で、薄膜太陽電池またはフレキシブル結晶太陽電池の2種類に分けられ、
自動タイプは、2次元追跡モ-ドのA型であり、A型は、主にスマートな柱、駆動装置、日避けカバー、メインサポート管、補助サポート管、キノコ型の柱、およびA型の下敷き板から構成され、キノコ型の柱は円形または多角形の支柱であり、キノコ型の柱にはスライド管がつき、両者の間にスナップボタンで接続しておく、キノコ型の柱の上部に円形または多角形のディスクが取り付けられ、ディスクの周りにH個のインターフェイスがあり、折りたたみ式太陽電池の日避けカバー中心に円形または多角形の固定板は固定され、固定板の中心に中空管が固定され、キノコ型の柱の上部に固定板が固定され、中空管はキノコ型の柱に移動的に接続され、日避けカバーの周りにジッパーが縫い付けられ、ジッパーにサイド管を取り付け、サイド管はF節の中空管をつなぎ合わせてでき、各サイド管の中央部分にはT字型の管が取り付けられ、T字型の管の交差接続線にジッパーが縫い付けられ、メインサポート管の一端はキノコ型の柱のインターフェースに接続され、他端はT字型管と移動的に接続され、次に、ジッパーを締めて、日避けカバーとキノコ型の柱が統合されるようにし、前述キノコ型の柱の下端はヒンジ装置と接続され、ヒンジ装置は、上面にヒンジ接続された2本のT字型中空管で構成され、ヒンジ装置の下端はスマートな柱に、上端はキノコ型の柱に接続され、前述のスマートな柱は主にシャフトと中空管で構成され、中空管はシャフトに固定されており、シャフトと一緒に回転し、上下または左右に移動することはできず、A型では、スマートな柱が垂直に取り付けられ、スマートな柱に駆動装置が取り付けられ、駆動装置というのは、昇降する可能なスマートな柱であり、主に多角形または円形のナット、ねじ付きシャフト、および中空管で構成され、中空管をナットに固定して一体化となり、ナットがシャフトに沿って上下に移動できる装置であり、駆動装置の他端は、横梁でヒンジ装置と接続され、日避けカバーの裏側には、ジッパーが縫い付けられ、補助サポート管がその中に移動的に設置され、補助サポート管の一方の端はキノコ型の柱の上部のインターフェースにヒンジで接続され、もう一方の端は日避けカバーのサイド管に接続され、各メインおよび補助サポート管は、日避けカバーの縁近くでサポートロッドにヒンジで接続され、サポートロッドのもう一方の端はスライド管にヒンジで固定され、前述のスナップボタンは、端に凸形または凹形をそれぞれ有する2本の異なる管または部材で構成される組み合わせを指し、端が凹んでいるものをメスバックルと呼ばれ、端が凸になっているものをサブバックルと呼ばれ、凸型はインターフェース、凹型はバネ留め具、凹型は外側にボタンやハンドルが設置され、または、スナップボタンの2本の管の断面が同じの多角形または円形であり、断面積が大きい方をメスバックル、小さい方をサブボタンと呼ばれ、両者の構造は、前述の凹凸タイプと同じであり、前述のスマートな柱は、ベース中にあるモーターと機械的伝達機構の組み合わせによって駆動され、A型の下敷き板は多角形または円形の箱で、主にローラーまたはクローラーと磁気脚を含む多角形または円形のボックスで、下敷き板にはスナップボタンが取り付けられ、A型の下敷き板には多角形または円形のベースAが固定されており、ベースAはA型のスマートな柱と接続され、車のドアの両側に面する両端に安全装置が設置されており、主にリール、ロープワインダー、固定ロープで構成され、リールの両端はベアリングを通り、ブラケットに固定され、パワースプリングはロープワインダーに取り付けられ、リールはそれぞれJロープリールで固定され、各ロープリールには固定ロープが巻かれており、車のドアの内側または外側のハンドルにロックまたはバックルで固定され、M個のクローラーシャーシまたはカーシャーシは、A型下敷き板の下部に取り付けられ
、A型の日避けカバーの角度調整は、角度センサーが組み込まれたソーラーアングルコントローラーによって制御され、これは駆動装置とヒンジ装置の間の横の梁の角度を調整することによって置き換えられ、ソーラーアングルコントローラーは、時間計測を利用して、アナログ電圧またはリアルタイムの傾斜角またはGPSに基づいて、横の梁の角度を制御するためのスマートな制御装置であり、これは主にメインチップ、角度センサー、GPSまたは電子コンパス、クロックチップ、ブルートゥース、モーターが駆動するモジュールで構成され、ここで、アナログ電圧値が横の梁の角度を調整するためのパラメータとして使用される場合、動作原理は次のとおりであり、角度調整の順番は、方位が最初、傾斜角が2番目であり、ソーラーアングルコントローラーと横の梁は同じ水平面に設置され、電圧が事前設定されたアナログ電圧に達すると、ソーラーアングルコントローラーは角度を調整する信号を受信し、モーター制御モジュールを制御して角度検出モジュールを回転させ、横の梁が水平または傾斜運動を完了させ、この時のスマートな柱は、モーターの回転に伴って水平または伸縮の動きを完了させ、横の梁を所定の位置に回しながら、角度センサから出力されるアナログ量はアナログデジタルコンバーターによって変換され、メインコントローラーに送信され、次に、メインコントローラは、この入力に基づいて、横の梁が所定の角度に回転したかどうかを判断し、これに基づいてモーターの制御モジュールを制御し、これによって角度調整を完了しておる、方位角を調整する電子コンパスの動作原理は、電子コンパスの目盛りでは、北は目盛りが0度のところに、東は90度のところに、南は180度のところに、西は270度のところにあり、東西南北の4つの方位の方位角値とアナログ電圧値はそれぞれ90°、θボルト、270°、ζボルト、180°、βボルト、0°、ηボルトであり、東または西の角度とアナログ電圧値は、コントローラーのストレージモジュールに事前入力されておき、午前中または午後の時間帯において、方位角が0°~180°または180°~360°で、アナログ電圧値がη~βまたはβ~θの区間で変化する場合、入力しておいた方位角値またはアナログ電圧値によって、方位角が常に東または西に向くように調整できる、傾斜角を1日以内に複数回調整するモードでは、傾斜角の調整も事前入力方式を採用しており、毎回新しく調整される角度値は、午前中はψ-J*ψ/ F、傾斜角度は正午には水平の状態に保ち、午後はγ+ψ/ Fであり、毎回調整する必要のある傾斜角の値と対応するアナログ電圧の値をコントローラーのストレージモジュールに事前入力しておき、傾斜角調整の動作原理は、角度センサーが水平位置にあり、角度が0°の場合、出力端子VoはAボルトのアナログ電圧が出力され、角度センサーと水平面が最大傾斜角ψとなると、Bボルトのアナログ電圧が出力され、角度センサーが0°~ψまたはψ~180°の範囲で変化すると、出力端子Voから出力される電圧がAボルトからBボルトまたはBボルトからAボルトに変化させ、したがって、角度センサーの出力端子の電圧を測定することにより、横の梁と水平面との間の傾斜角を決定することができ、日避けカバーがカーエアコンに電力を供給する必要がある場合に、日避けカバーのソーラーバッテリーは自動スイッチコンバーターによってカーバッテリーに接続さ
れ、前述の日避けカバーは、光電センサー装置を必要とせず、ソーラーチャージタイプ
の構造を採用しており、さまざまな取り付け方法で、自動車用日避けカバーを車体に移動的に取り付けることができ、日避けだけでなく
、2次元の追跡が可能なソーラーチャージモードを実行でき、追跡モードのソーラーチャージタイプの日避けカバーは、時間計測を使用し、ソーラーアングルコントローラーは、アナログ電圧値またはリアルタイム傾斜値またはGPSの変化に応じて日避けカバーの角度を調整するのが特徴である。
【請求項2】
請求項1記載の一種な自動車用の日避けカバーであり、時間計測は1日3回またまたは数回であり、A型の日避けカバーの調整時間は朝、正午、午後の3つに分けられ、1日に3回調整する場合、横の梁は午前中に東向きで傾斜角が最大となり、正午には水平となり、午後には西向きで傾斜角が最大となり、1日に数回調整する場合、方位角はR分ごとに1回調整され、傾斜角はR分以内にF回調整され、事前入力方式は最大傾斜角算術平均方式を採用しており、調整が必要な傾斜角の値は、事前に単独で、または対応するアナログ電圧値または調整時間とともに、コントローラーのストレージモジュールに入力され、最大傾斜角算術平均法は、午前中または午後の時間帯において、横の梁が形成できる最大傾斜角を、調整回数に応じて算術平均を行う方法であり、事前入力法における横の梁の最大傾斜角ψの角度値は算術平均でF回に分けられ、毎回調整される角度値はψ/Fであり、3つの時間帯の横の梁の向きは、1日に3回調整されたものと同じであり、午前中、毎回新しく調整された角度値はψ-J*ψ/ Fであり、ここで、Jは整数系列の値、最小値は1、最大値はFであり、午後、毎回新しく調整される角度値はγ+ψ/ Fであり、ここで、γは前の調整瞬間の角度値であり、方位角を調整するたびに、傾きは初期位置に戻られ
る。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は新エネルギー車両の分野で、具体的に自動車用の日避けカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
新エネルギー車技術の開発と進歩により、将来的には新エネルギー車が燃料車に取って代わって広く普及するが、航続距離の不足は純粋な電気自動車の円滑な開発を悩ませている技術的問題であり、現在、太陽光発電の自動車用日避けカバー製品は市場に出回っておらず、それらのほとんどはシンプルな折りたたみ式カーウィンドウ日避けカバースズ箔であり、日焼け防止効果は非常に悪いであり、また、車体の高い車種については、人の手が屋根の高さに届かないため、車の日避けカバーを設置するのが困難となっておる。夏の高温は車体の自然燃焼につながりやすく、さらに重要なことに、太陽エネルギーを効果的に充電に使用することができず、新エネルギー車の航続距離に対する需要に適応することは困難であり、高温による車体の自然燃焼を防ぎ、航続距離の不足をどのように緩和するかが技術的な問題となっており、燃料車や新エネルギー車が緊急に直面している課題となっておる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】CN111700239
【文献】CN111873762
【文献】CN102107600
【文献】CN111098684
【文献】CN102107600
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、太陽光発電の自動車用の日避けカバー製品は市場に出回っておらず、車体高い車種の日避けカバーを取り付けることが困難となり、高温による車体の自然燃焼を防ぎ、航続距離の不足をどのように緩和するかが技術的な問題となっており、燃料車や新エネルギー車が緊急に直面している課題となっておる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ソーラーチャージタイプの自動車用日避けカバーの技術には、現在の先行技術がまだ登場していないことになっている。本発明は、上記の技術的課題を解決するための自動車用の日避けカバーを提供し、先行技術は本発明と完全に異なっていることが先行技術文献からわかっていた、前述課題を解決するための技術手段は以下の通りである。
【0006】
本発明は2次元追跡A型動車用の日避けカバーであり、主にスマートな柱、駆動装置、日避けカバー、メインサポート管、補助サポート管、キノコ型の柱、およびA型の下敷き板から構成され、日避けカバーは、メインと補助のサポート管とキノコ型の柱で構成されるサポートフレームに取り付けられ、キノコ型の柱はA型下敷き板に移動的に固定されており、A型の下敷き板は固定ロープで車の屋根に移動的に固定され、これにより、2次元追跡を備えたソーラーチャージング日避けカバーが形成される。A型の日避けカバーの角度調整は、角度センサーが組み込まれたソーラーアングルコントローラーによって制御され、これは駆動装置とヒンジ装置の間の横の梁の角度を調整することによって置き換えられ、ソーラーアングルコントローラーは、時間計測を利用して、アナログ電圧またはリアルタイムの傾斜角またはGPSに基づいて、横の梁の角度を制御するためのスマート制御装置であり、これは主にメインチップ、角度センサー、GPSまたは電子コンパス、クロックチップ、ブルートゥース(登録商標)、モーターが駆動するモジュールで構成され、光電センサーは不要で、A型の日避けカバーの角度調整には事前入力方式をで行なう。
【発明の効果】
【0007】
本発明はソーラーチャージングの日避けカバーの技術を提供し、車体に日避けカバーを移動的に取り付けるためのさまざまな取り付けおよび固定の方法を提供し、日焼け止めだけでなくソーラーチャージングができる技術を提供し、車体の高い車種の日避けカバーを簡易で取り付けるようになり、燃料車と新エネルギー車が日光への暴露による車体の自然燃焼事故の発生を解決し、新エネルギー車の航続距離不足の技術問題を緩和し、本発明の技術スキームは、簡単かつ実用的であり、優れた経済的および生態効果をもたらしておる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【発明を実施するための形態】
【0009】
次に、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1~2、 A型の日避けカバー設置の概略図である。
日避けカバー1をA型の下敷板19に取り付けた後、A型の下敷板19をルーフに置き、リモコンでA型の下敷板の電源スイッチを起動し、A型の下敷板19はルーフ中央位置に移動した後に停車し、さらにA型シム19から磁気が付いた足が落下され、ルーフに固定され、A型の下敷板の安全器のロープ20をドアハンドルに固定され、これにより2次元追跡のソーラーチャージング日避けカバー1の設置が完了した。A型2次元追跡ソーラーチャージング日避けカバー1が車の屋根に固定された後、電源スイッチをオンにすると、システムは現地時間に合わせて日避けカバーの元の方向に自動的に戻り、次の調整の予定時刻に達すると、システムは最初に横の梁16の方位角を調整し、方位角は、電子コンパスモジュールを使用して方位角を決定し、コントローラは、電子コンパスモジュールによって出力された信号に従って、東または西を向いている太陽の方位角を取得し、コントローラは、角度センサを介してA型スマートな柱15のモータ回転を制御し、伝達機構を介してシャフトを回転させ、シャフトが回転すると、スマートな柱15の本体も同じ方向に回転し、横の梁16所定の位置に回転させた後に、傾斜角を調整する。調整は1日3回またまたは数回であり、調整時間は朝、正午、午後の3つに分けられ、1日に3回調整する場合、横の梁は午前中に東向きで傾斜角が最大になり、正午には水平になり、午後には西向きで傾斜角が最大になり、次回の調整するまでにずっと同じ状態をたもっている。数回調整する場合、方位角はR分ごとに1回調整され、傾斜角はR分以内にF回調整され、横の梁の最大傾斜角ψの角度値は算術平均でF回に分けられ、毎回調整される角度値はψ/Fであり、3つの時間帯の横の梁の向きは、1日に3回調整されたものと同じであり、午前中、毎回新しく調整された角度値はψ-J*ψ/ Fであり、午後、毎回新しく調整される角度値はγ+ψ/ Fであり、これによってA型の日避けカバーの2次元追跡ソーラーチャージングが実現される。自宅の庭やアウトドアには、A型の日避けカバーを地面に固定された支柱またはブラケットに固定される場合、それは2次元追跡のソーラーチャージングのサンバイザーに変わってくる
。
【符号の説明】
【0010】
1 日避けカバー
2/3 サイド管/ジッパー
4/5 補助サポート管/ジッパー
6 日避けカバー中心の固定板
7/8 メインサポート管/ジッパー
9 T字型の管
10 2次元追跡のキノコ型のピラー
11 スライド管
12 サポートロッド
13 ヒンジ装置上部方の中空管
14 ヒンジ装置
15 スマートな柱
16 横の梁
17 駆動装置
18 スマートな柱のベースA
19 A型の下敷き板
20 固定ロープ