(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-17
(45)【発行日】2023-05-25
(54)【発明の名称】可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材及びこれを装着するための装着構造物
(51)【国際特許分類】
E04F 13/08 20060101AFI20230518BHJP
【FI】
E04F13/08 A
E04F13/08 Z
(21)【出願番号】P 2021577194
(86)(22)【出願日】2020-06-25
(86)【国際出願番号】 KR2020008244
(87)【国際公開番号】W WO2020262969
(87)【国際公開日】2020-12-30
【審査請求日】2021-12-24
(31)【優先権主張番号】10-2019-0076116
(32)【優先日】2019-06-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518300582
【氏名又は名称】サムウォン アクト カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002398
【氏名又は名称】弁理士法人小倉特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ,キョン ウク
(72)【発明者】
【氏名】イ,キョン ユル
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ホン ソク
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジェ ソン
【審査官】吉村 庄太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-220735(JP,A)
【文献】特開2000-027362(JP,A)
【文献】実開昭50-075728(JP,U)
【文献】登録実用新案第3216268(JP,U)
【文献】韓国特許第10-0515187(KR,B1)
【文献】特開平5-202602(JP,A)
【文献】国際公開第2016/146631(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04F 13/08
E04F 13/12
E04F 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
金属素材と,
前記金属素材の材料としては,鉄,アルミニウム,銅,マグネシウムのうちで何れか一つを選択したものであり,前記金属素材は金属板材で構成され,
前記金属板材は
屋内の天井又は壁面装着施工のために
四角形状のタイル構造を有するように構成され,
前記金属板材の
四辺に挿入端部の構成を有して,ここで前記
四辺を直角形状で一方向に折曲して
直線的に延びる前記挿入端部を構成し,前記挿入端部に結着突起ホールを構成し,前記金属板材の上部に防炎未処理薄膜シートを構成するが,前記防炎未処理薄膜シートはファブリック,木材フィルム,コルクフィルム,ポリマーフィルム,韓紙及び皮のうちから一つを選択したものであり,前記金属板材と前記防炎未処理薄膜シートとの間には接着剤層を構成することを特徴とする可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属板材。
【請求項2】
前記金属板材の構成で厚さは,0.3mm~1.2mmの板材で構成されたことを特徴とする請求項1記載の可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属板材。
【請求項3】
前記接着剤層の接着剤は,エポキシ,ポリエステル,アクリル,酢酸ビニル,フェノール,尿素,メラミン,キシレンのうちで何れか一つ以上であることを特徴とする請求項1記載の可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属板材。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のうちで何れか一項に記載の可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属板材を壁面に装着するために前記挿入端部に相当な挿入部と,
前記挿入端部に構成した前記結着突起ホール
に結着するために,
平面視四角形状の枠状本体の最外部
の側面部に構成した結着突起と,
前記結着突起は前記金属板材と結合する時に逃避空間を確保するために前記結着突起の反対側に結着逃避空間部の構成を有することを特徴とする可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属板材を付着するための装着構造物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材及びこれを装着するための装着構造物に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図11aにおいて,金属薄膜11,11’はさまざまな種類の色相で処理ができ,原色及び木柄色相まで多様な色相処理ができる。また,金属薄膜はインテリアー防炎不燃仕切り材の両面に接着処理されるため火災からインテリアー防炎不燃胴体部12を完全に遮断することができる機能を有するようにする。
【0003】
前記胴体部12の一面両端をV溝加工装置(図示せず)によってV溝カッティングをする工程を示したものであり,この時このようなカッティングは胴体部12の中心に対して互いに対称の両端位置で施される。また,このようなVカッティング工程は,前記金属薄膜11,11'が接合された胴体部12を切断しない範囲内で傾斜面(A,A’)及びV溝が形成されるように一定角度,例えば,垂直軸に対して略45゜±5゜の範囲で傾斜して遂行される。前記した範囲で傾斜面相互間の接着による仕上げ処理の効率を上げるためである。このようなVカッティングを実施して製作された家具は外観上滑らかできれいなだけでなく,堅固という利点がある。
【0004】
背景技術の説明として,金属薄膜は,インテリアー防炎不燃仕切り材両面に接着処理されるため火災からインテリアー防炎不燃胴体部12を完全に遮断することができる機能を有するようにする。そのようにすることで,金属薄膜が防炎不燃胴体部を完全に遮断することで防炎機能を有するものである。
【0005】
このようにすることで,防炎機能を有する代りにインテリアー本然の質感を示すことができなくなるものである。
【0006】
図11bは,胴体部40に金属薄膜30を接着して防炎処理をしなくても防炎効果を有するようにするものである。
【0007】
しかし,金属薄膜30で取り囲むため胴体部40である内部に所望の柄を外部に全く表現することができない短所を有するものである。
【0008】
【0009】
金属層15は,金属を薄膜形態で成形した金属ホイルを接着剤層14に接着させることで形成されるが,前記金属ホイルはプラスチック層13に発生される内部応力や復元力より高い降伏点を持たなければならず,一般にはアルミニウム,銅,金,銀と白金が使用される。
【0010】
図11cは,被着剤17の屈曲面に付着されたマーキング及びデコレーションシートの断面斜視図である。シート10から異形紙層を剥離させた後,被着剤17の屈曲面にシートの粘着剤層16を付着させることで,シート10の施工が完了する。シート10に具備された金属層15の降伏点は,シート10を,屈曲面を有した被着剤17に付着する時発生される内部応力や復元力より大きい。このような理由で,シート10を屈曲面に装着しても金属層が復元力を相殺するために従来のシートと被着剤の屈曲面との間に形成される空間が形成されず,その結果,秀麗な美観及び堅固な装着性の確保が可能であるという長所を有するものである。
【0011】
しかし,このような従来の技術は,金属薄膜によって屈曲面の間に空間が形成されないようにすることに長所があるものとして本願発明の目的とは相異なるものである。
【0012】
また,火災を予防するためには金属層15と被着剤17との間に空間があって,熱発散ができるように構成されなければならないが,粘着剤層によって装着されているので,熱発散されることがなく,薄膜の金属板によって火災に対して多少の効果があるか,又はその効果が微細なものである。
【0013】
本願発明は,金属薄膜であってこそ屈曲された部分ごとに装着されることができるものであるので,一定な厚さを有していなければならない金属素材とは全く相異なる構成である。
【0014】
これによる効果も当然相異なるものである。
【0015】
本願発明の解決しようとする課題及び効果は火災予防の観点で開発されたものである。
【0016】
発明の開示
技術的課題
本発明の解決しようとする課題としては,可燃性素材表面に防炎処理をする場合には,表面構造の変化で光学効果低下と色相変化をもたらすようになる。火災予防によって防炎処理した可燃性素材の色相変化を生じる短所を解決するために防炎処理していない可燃性素材と金属素材と結合することでこの短所を克服したものである。
【0017】
本発明は,可燃性インテリアー素材の所望の柄を表現するように薄膜シートに防炎処理をしないながらも表面に防炎処理したものと同一以上の(実験的には卓越である)防炎効果を示すという課題解決したものである。
【0018】
本発明は,防炎性能を有しながら費用は安価にアルミニウム,黄銅,純銅,白銅,燐青銅など金属素材を具備した可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材で施工することにより,これを装着するための装着構造物を得ることを目的とする課題を解決したものである。
【0019】
本発明は,作業を効率化するためにワンタッチ方式で金属素材を装着するための装着構造物を提供することを目的としたものである。
【0020】
また,平坦壁面に可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を装着するための構造物をボルティング施工し,その上にアルミニウムなどの可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を組立てることで,現場施工費を最小化しながらも平坦度などの品質を維持する課題を解決したものである。
【0021】
本発明のさらに他の課題は,有害な接着剤や過多な施工工程を無くすことで,室内環境を画期的に改善する目的を有するものである。
【0022】
また,単位金属素材を装着するための装着構造物を小型単位の大きさで構成することで,コーナーと角部分などの仕上げを短時間内に作業を完了することができ,作業に非常に大きい効率性をもたらすようにするという課題を解決したものである。
【0023】
技術的解決手段
前記のような課題を解決するために下記のような構成を採る。
【0024】
金属素材の上部に防炎未処理薄膜シートを構成するが,
前記金属素材と前記防炎未処理薄膜シートとの間に,接着剤層を介して構成したことを特徴とする可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を構成する。
【0025】
ここで,前記接着剤層は前記防炎未処理薄膜シートの裏面に接着剤を介して前記金属素材に接着する構成を有することが望ましい。
【0026】
ここで,前記防炎未処理薄膜シートは,ファブリック,木材フィルム,コルクフィルム,ポリマーフィルム,韓紙及び皮のうちの一つの構成を有することが望ましい。
【0027】
ここで,金属素材の素材としては鉄,アルミニウム,銅,マグネシウムなど,熱伝逹が良い不燃材なら任意に選択可能なものである。
【0028】
ここで,前記金属素材は金属板材の構成において厚さは,0.3mm~1.2mmの板材で構成することが望ましい。
【0029】
ここで,前記接着剤としては,エポキシ,ポリエステル,アクリル,酢酸ビニル,フェノール,尿素,メラミン,キシレンの何れか一つ以上であることが望ましい。
【0030】
また,前記金属素材は天井又は壁面装着施工のためにタイル構造を有することが望ましい。
【0031】
ここで,前記金属素材の四面端部を直角形状で一方向に折曲して挿入端部を構成する。
【0032】
前記挿入端部に結着突起ホールを構成する。
【0033】
前記結着突起ホールに隣接して連結部溝の構成を有することが望ましい。
【0034】
また,前記可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着するために壁体付着部ボルト溝の構造を有する。
【0035】
前記結着突起ホールを結着するために構成した前記金属素材装着構造物の最外部に結着突起を設ける。
【0036】
前記金属素材の連結部溝に構成された連結具の結着段差部に対応されるように,
前記可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着するための構造物を複数個,相互に連結するための連結具を設ける。
【0037】
ここで,前記金属素材の四面端部に挿入端部を設けることが望ましい。
【0038】
ここで,前記金属素材は天井又は壁面装着施工のためにタイル構造を有することが望ましい。
【0039】
ここで,可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を壁面に装着するために前記挿入端部に相当する挿入部を有する可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着するための構造物を構成する。
【0040】
ここで,前記連結具の左右に前記結着突起を構成することが望ましい。
【0041】
ここで前記連結具を堅固にさせるために前記連結具の開放部の内側面にリーブ形態で相互に連結されることが望ましい。
【0042】
ここで,前記可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着するための構造物は四角形形状に構成されて,前記結着突起の構成は四角形状の外部面に構成する。
【0043】
四角形の角部分で隣接する辺の一方に偏って構成することが望ましい。
【0044】
ここで,前記結着突起は四角形形状の一辺ごとに二つずつ構成するが,角部分に接する二辺のうち一辺では角部分に近く構成し,また他の辺では前記結着突起を角部分から相対的に遠く構成することが望ましい。
【0045】
前記可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着するための装着構造物は,単位構造物4個の構成を同時に製造することが望ましい。
【0046】
ここで,前記連結具には結着段差部を構成して前記金属素材の挿入空間を構成することが望ましい。
【0047】
ここで,前記結着突起は,前記金属素材と結合する時に逃避空間を確保するために前記結着突起の反対側に結着逃避空間部を構成することが望ましい。
【0048】
効果
本発明は,可燃性インテリアー素材の所望の柄を表現するように防炎処理をしないながらも表面に防炎処理したものと同一以上の防炎効果を示すものである。
【0049】
可燃性素材表面に防炎処理をする場合表面構造変化で光学効果低下と色相変化をもたらすことによる短所を解決するために防炎処理していない可燃性素材と金属素材を結合することで,短所を解決する効果を有する。
【0050】
可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を装着するための装着構造物に可燃性薄膜素材を具備した金属素材をワンタッチ方式で施工するように装着構造物を製作して作業を効率化する。
【0051】
また,他の効果は平坦壁面に装着構造物をボルティング施工し,その上に可燃性薄膜建築内装素材が接着されたアルミニウム等の金属素材を組立てることで,現場施工費を最小化しながらも平坦度などの品質を維持するものである。
【0052】
また,他の効果は施工過程を単純化することで,可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を施工する過程で施工費の画期的節減を通じた市場競争力を持つように構成するものである。
【0053】
また,可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を使用することで,防炎機能を確保するようにするものである。
【0054】
単位金属素材装着構造物を小型単位の大きさで構成することで,コーナーと角部分,すなわちエッジ部分などを仕上げる時に短時間内に作業を完了することができて作業を非常に効率性があるように構成したものである。
【0055】
先ず,
図1と
図2は人造繊維の一種であるDK860と天然繊維の一種であるフォレスト(Forest)を試料とした防炎試験結果を示している。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【
図1】試料の大きさと試料を垂直位置に固定させる状態を示す。
【
図2】人造繊維DK860に対して左側から右側に順に一般材質,防炎処理材質及び鋼板付着材質による防炎性能試験結果を示す図である。
【
図3】天然繊維フォレストに対して左側から右側に順に一般材質,防炎処理材質及び鋼板付着材質による防炎性能試験結果を示す図である。
【
図4a】人造繊維の一種であるポリエチレンを鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図4b】人造繊維の一種であるポリエチレンを鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図4c】人造繊維の一種であるポリエチレンを鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図4d】人造繊維の一種であるポリエチレンを鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図4e】人造繊維の一種であるポリエチレンを鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図4f】人造繊維の一種であるポリエチレンを鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図5a】天然繊維の一種である木繊維を鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図5b】天然繊維の一種である木繊維を鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図5c】天然繊維の一種である木繊維を鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図5d】天然繊維の一種である木繊維を鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図5e】天然繊維の一種である木繊維を鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図5f】天然繊維の一種である木繊維を鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【
図7a】単位装着構造物が複数個で連結されたものであり,射出時に一度に連結されて生産されたものを示す図である。
【
図7b】
図7aにおける連結状体を左右に連結したものを示す図である。
【
図7c】単位装着構造物を左右に連結する時に連結具を通じて連結された状態を示す図である。
【
図8】装着構造物が壁面に装着されている状態を示す図である。
【
図9】可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材の構成を示す図である。
【
図10a】
図8の装着構造物に可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を装着する作業過程を示す図である。
【
図10b】
図10aの装着構造物を構成した全体面に可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着したものを示す図である。
【
図10c】装着構造物を壁の部分的な面に構成して可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着することを示す図である。
【発明を実施するための最良の様態】
【0057】
図9及び
図10a乃至10cは,装着構造物200に可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材400が一部壁面に付着された構成を示す図である。
【0058】
金属素材の四面端部に挿入端部の構成を有するであれば,充分である。
【0059】
可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を壁面に装着するために前記挿入端部に相当な挿入部を有する可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着するための構造物を構成するものであれば,充分である。
【0060】
金属素材の裏面と壁体との間に空間部が多く確保されるほど空気層が多くなって熱伝逹に有利である。
【0061】
ブラケットと金属素材の付着部はこのような点を考慮して空気層が確保されるように構成するものである。
【0062】
図6a及び
図9は,具体的な一実施例で示すものである。
【0063】
下記の実施例によって権利範囲を制限するように解釈してはならない。
【0064】
可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材400を付着するための壁体装着部ボルト溝141,142,143,144を有する装着構造物200を構成する。
【0065】
前記結着突起ホール410,420,440,450を結着するために構成した前記装着構造物200の最外部に結着突起110,112,114,116,118を構成する。
【0066】
前記金属素材500の連結部溝430は連結具300の結着段差部355に対応するように構成する。
【0067】
前記装着構造物200を複数個,相互に連結するために構成した連結部ホール130の構成を有する装着構造物200の構成を有する。
【0068】
前記連結部ホール130の左右に前記結着突起110,112,114,116,118を構成することが望ましい。
【0069】
前記連結部ホール130を堅固にするために連結部ホール開放部131の内側面にリーブ形態で相互に連結されることが望ましい。
【0070】
前記装着構造物200は四角形形状で構成され,前記結着突起110,112,114,116,118の構成は四角形状の外部面に構成する。
【0071】
結着突起は四角形の角部分に隣接する辺の一方にかたよって構成することが望ましい。
【0072】
前記結着突起110,112,114,116,118は,四角形形状の一辺ごとに二つずつ構成する。角部分に接する二辺のうち一辺は角部分に近く構成し,また他の辺では前記結着突起110,112,114,116,118を角部分から相対的に遠く構成することが望ましい。
【0073】
前記装着構造物200を製造時に単位装着構造物100の4個の構成を一度に製造して構成することが望ましい。
【0074】
前記連結具300には結着段差部355を構成して前記金属素材500の挿入空間を構成することが望ましい。
【0075】
前記結着突起110,112,114,116,118は,前記金属素材500と結合する時に逃避空間を確保するために前記結着突起110,112,114,116,118の反対側に結着逃避空間部115を構成することが望ましい。
【0076】
図10a,10b,10cを説明すると,下記のとおりである。
【0077】
前述したように
図10cは,装着構造物200を相次いで配列することなく,金属支持層の端部分で結合されるようにした例である。
【0078】
このように構成しても構わないように装着構造物200の結着突起110,112,114,116,118を角部分で対称位置とならないように構成したものと,
図9で金属素材の溝を余裕のあるように構成したものである。
【0079】
図10aは,
図8において可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着する過程を示す図である。
【0080】
図10bは,可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を付着が完了した状態を示す図である。
【0081】
発明を実施するための形態
図によって説明すれば下記のようである。本願発明は,可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材を有する防炎インテリアー素材に関するものである。
【0082】
可燃性素材としては,ファブリック,木材フィルム,コルクフィルム,ポリマーフィルムなどがある。金属素材としては,板材の形態を有することが望ましい。金属素材と可燃性素材を接着する時に接着剤としては,熱硬化性樹脂を使用することで,エポキシ,ポリエステル,アクリル,酢酸ビニル,フェノール,尿素,メラミン,キシレンなどの何れか一つ以上で構成されることであり、可燃性素材と金属素材を接合する接着剤で使用する。
【0083】
金属素材としては,鉄,アルミニウム,銅,マグネシウムなどの0.3mm~1.2mm程度の板材を使用するが,火炎電波遮断と金属支持構造物機能を確保するものなら可能である。
【0084】
金属素材としては,天井及び壁面装着施工のためにタイル構造を有することができる。
【0085】
本発明は,下記のような効果を有する。
【0086】
一般に,可燃性素材を建築用で使用時には国家別関連建築法令によって防炎処理することが必須な作業に該当する要素である。
【0087】
しかし,防炎処理した防炎処理素材の一番目の短所は,ハロゲン成分を添加した物質として火災時にはハロゲン含有有毒ガスを発生させて,むしろ防炎処理素材が人命被害を発生する短所を有するものである。
【0088】
防炎処理素材の二番目の短所は,可燃性素材表面に防炎処理をする場合には表面構造変化で光学効果低下と色相変化をもたらすことで,火災予防によって色相変化があるものである。
【0089】
本願発明は,可燃性素材表面に防炎素材を塗布するか,又は防炎素材の含浸工程をせずに金属素材の熱伝逹拡散を通して建築法令で要求する基準を満足させてくれるものである。
【0090】
韓国消防庁告示防炎性能基準である第4条1項5号の基準は下記のようである。
【0091】
“5.合板,繊維板,木材及びその他物品(以下,“合板等”という。)の防炎性能基準は残炎時間10秒以内,残じん時間30秒以内,炭化面積50cm3以内,炭化長さ20cm以内ではなければならない。"と記載している。
【0092】
本願発明によって試験を依頼した試験成績書は前記条件をすべて満足させるものとして確認された。
【0093】
煙密度試験においても満足できるような効果を得るようになったものである。
【0094】
先ず,
図1,
図2,
図3は人造繊維一種であるDK860と天然繊維の一種であるフォレストを試料とした防炎試験結果を示している。
【0095】
【0096】
繊維材質防炎性能試験のための試験手続きとしては下記のような手続きを有する。
【0097】
幅100mmの試料を垂直で立てて固定させた後,ガストーチを利用して下端部に点火後燃焼される様相を観察するが,主な観察事項で自己消火性の有無を確認する。
【0098】
試験材質はDK860,フォレスト二つの種類でそれぞれ一般材質,防炎処理材質,鋼板付着材質で総計6種の試料で進行した。
【0099】
図1は,試料の大きさと試料を縦で固定させることを見せてくれる図面である。
【0100】
試料の幅は100mmにしたものである。
【0101】
図2は,化学纎維の一種であるDK860に対して左側から右側に順に
図2の(a)は一般材質,(b)は防炎処理材質及び(c)は鋼板付着材質による防炎性能試験結果を示す図である。
【0102】
一般材質(a)は大部分の繊維材質が消火されただけではなく,自己消火性がないものとして観察される。
【0103】
防炎処理材質(b)は自己消火性があるものとして観察できるが,相当部分が燃焼されて防炎処理された材質は,むしろハロゲン含有有毒ガスを発生させて防炎処理素材が人命被害を起こすことがある短所があるものである。
【0104】
鋼板付着材質(c)は自己消火性が観察されるだけでなく,トーチ花火の直径に該当する部分だけに跡が残るようになることを見られる。
【0105】
鋼板付着材質はむしろ防炎処理材質より消火する部分が遥かに少ない面積を占めることで,火災に非常に優秀な特性を有することが分かる。
【0106】
表1は鋼板に人造繊維の一種である防炎処理をしない繊維であるDK860Rを付着して試した試験結果である。
【0107】
試験条件は温度(20.0±15.0)℃,湿度(50±30)%R.H.
【0108】
試験方法:防炎性能基準(韓国消防庁告示第2019-2号)第7条によるものである。
【0109】
【0110】
すべての試験基準に合格しただけでなく,残炎時間及び残じん時間は3回にわたった試験ですべてゼロに該当する結果が出た。炭化面積及び炭化長さも試験基準の数値に1/5~1/3の水準で防炎性能が非常に優秀なものであることが分かる。
【0111】
表2は,鋼板に天然繊維の一種である防炎処理しない繊維であるフォレストを付着して試した試験結果である。
【0112】
試験条件は温度(20.0±15.0)℃,湿度(50±30)%R.H.
【0113】
試験方法:防炎性能基準(韓国消防庁告示第2019-2号)第7条によるものである。
【0114】
【0115】
すべての試験基準に合格しただけでなく,残炎時間及び残じん時間は3回にわたった試験ですべてゼロに該当する結果が出た。炭化面積及び炭化長さも試験基準の数値に1/4~1/3の水準で防炎性能が非常に優秀なものであることが分かる。
【0116】
表3は,鋼板に防炎処理しない繊維であるDK860Rを付着して試した試験結果で煙密度に対する試験である。
【0117】
【0118】
表3は,試験基準に略1/8水準に該当するものとして防炎水準が非常に優秀であることが分かる。
【0119】
表4は,鋼板に天然繊維の一種である防炎処理しない繊維であるフォレストを付着して試した試験結果である。
【0120】
【0121】
表4は,表3と類似な結果が導出された。試験基準に略1/8水準に該当するものとして防炎水準が非常に優秀であることが分かる。
【0122】
表1乃至表4は,人造及び天然繊維を対象とした防炎実験と理論的な背景である熱伝逹シミュレーションを通じた防炎性能確認は韓国内唯一の防炎試験公認認証機関であるKFI(韓国消防安全技術院)に依頼した認証試験の結果である。
【0123】
図3は,天然シルクの一種であるフォレスト材質に対して左側から右側に順に一般材質(a),防炎処理材質(b)及び鋼板付着材質(c)による防炎性能試験結果を見せてくれる図である。
【0124】
一般材質(a)は大部分の繊維材質が消火しただけではなく,自己消火性がないものとして観察される。
【0125】
防炎処理材質(b)も自己消火性がないものとして観察され,相当部分が燃焼されて防炎処理された材質はむしろハロゲン含有有毒ガスを発生させて防炎処理素材が人命被害を起こすことがある短所があるものである。
【0126】
鋼板付着材質(c)は自己消火性が観察されるだけでなく,トーチ花火の直径に該当する部分だけに跡が残るようになることを見られる。
【0127】
鋼板付着材質はむしろ防炎処理材質より消火する部分が遥かに少ない面積を占めることで,火災に非常に優秀な特性を有することが分かる。
【0128】
自己消火性があるかの有無を表で整理すれば下記のようである。
【0129】
【0130】
繊維材質防炎性能試験結果,下記のような結論を導出した。
【0131】
一般材質は自己消火性を捜してみることができなかった。
【0132】
防炎処理材質は自己消火性がある場合とない場合の二つがすべて存在した。
【0133】
すなわち,DK860は防炎処理した場合自己消火性があるのに比べて,
フォレストは防炎処理した場合にも自己消火性がないものとして判明された。
【0134】
防炎処理をしないにもかかわらず二種類すべての鋼板付着材質は発火自体がよくできないし,発火された部分が極めて少ない面積を占めているし,自己消火性があるものとして判明された。
【0135】
また,
図4と
図5は,人造繊維の一種であるポリエステルと天然繊維の一種である木繊維を試料とした熱伝逹シミュレーション結果を示している。
【0136】
図4a乃至
図4fは,ポリエチレンを鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【0137】
物性及び条件としては下記のようである。ポリエチレンで密度は940kg/cm3,熱伝導度は0.46W/m・K,比熱は2300J/kg・K,接着剤の熱伝導度は3W/m・Kにするが,
鉄板(Steel)の密度は7800kg/cm3,熱伝導度は45W/m・K,比熱は500J/kg・Kで決める。
【0138】
図4aは,全体モデリングで加熱部は20,000W/m
2,素材としては,ポリエチレンとして75×75×0.05mm
3に決めて周辺には空気があることとする。
【0139】
加熱部620を示して鉄板に付着されているものは,ポリエチレン素材700であり,周りは空気800で構成されている。
【0140】
加熱部620の少ない部位だけ加熱されているものとして見られる。
【0141】
鉄板によって速かに熱が空気中に拡散することを見られる。
【0142】
図4bは,
図4aのZ軸断面を拡大した図であり,接着剤層600の厚さ間隔(t)は0.025mmとして鉄板は,金属素材500で75×75×0.6mm
3であり,素材はポリエチレン素材700で
図4aと大きさは等しい。
【0143】
図4cは,加熱した後に鉄板の金属素材500の温度は,39.1℃であり,ポリエチレン素材700の温度は345.7℃である。
【0144】
素材の花火による熱が急速に鉄板を通じて転移されていることが分かるものである。
【0145】
図4dは,加熱した後に鉄板がない場合ポリエチレン素材700の温度は,725.7℃ まで温度が上昇される。
【0146】
金属素材500である鉄板の有無によって
図4cと
図4dの温度の相異であることは,素材に花火の温度が急速に鉄板に転移されることを確認することができる。
【0147】
図4eは,鉄板がある場合の加熱された温度を示す部分を表示した。
【0148】
温度が表示される基準が左側上端に図示されたものである。
【0149】
これによって詳しく見れば,鉄板がある場合には温度が300℃程度前後の低い温度であることが分かる。
【0150】
図4fは,鉄板に付着されなかった場合に加熱された温度を示す部分を表示した。
【0151】
鉄板が付着されなかった場合には花火の中心部は600℃前後に相当に温度が上昇することが分かる。
【0152】
図5a乃至
図5fは,木繊維を鉄板に付着したものと付着しなかった場合の加熱試験を示す図である。
【0153】
物性及び条件としては下記のようである。
【0154】
木繊維の密度は160kg/cm3,熱伝導度は0.045W/m・K,比熱は2100J/kg・K,
接着剤の熱伝導度は3W/m・Kとするが,
鉄板(Steel)の密度は7800kg/cm3,熱伝導度は45W/m・K,比熱は500J/kg・Kで決める。
【0155】
図5aは,全体モデリングで加熱部620は,20,000W/m
2,素材としては,木繊維900で75×75×0.1mm
3であり,周辺としては空気800が満たされていることとする。
【0156】
図5bは,
図5aのZ軸断面を拡大する図であり,接着剤層600の厚さ間隔(t)は0.025mmとして鉄板である金属素材500は,75×75×0.6mm
3であり,素材は木繊維900で
図5aと大きさは等しい。
【0157】
図5cは,加熱した後に鉄板である金属素材500の温度は,44℃であり,木繊維900の素材温度は407.8℃である。
【0158】
図5dは,鉄板がない場合加熱する場合木繊維900の素材温度は1240℃まで温度が上昇される。
【0159】
これから鉄板によって温度が急速に鉄板に転移されることを確認することができる。
【0160】
図5eは,鉄板がある場合の加熱された温度を示す部分を表示した。
【0161】
鉄板がある場合の加熱された部分は400℃前後の温度であることが分かる。
【0162】
図5fは,鉄板に付着しなかった場合に加熱された温度を示す部分を表示した。
【0163】
鉄板がない場合の加熱された温度は鉄板が付着された時の加熱温度に比べて著しく高いものであることが分かる。
【0164】
鉄板がない場合の木繊維の温度のカラーは,中央部に赤色で表示されていることで,1200℃前後の温度であることを目で見て分かる。
【0165】
前記のように示された図と説明によって構成を説明すれば下記のようである。
【0166】
前記金属素材500の上部に防炎未処理薄膜シートであるポリエチレン素材700を構成するが,
前記金属素材500と前記防炎未処理薄膜シートであるポリエチレン素材700との間には接着剤層600で構成する可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材400を構成する。
【0167】
ここで前記接着剤層600は,前記防炎未処理薄膜シートであるポリエチレン700の裏面に接着剤を構成し,異形紙を離脱させて前記金属素材500に接着して可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材400を構成しても望ましい。
【0168】
防炎未処理薄膜シートで木繊維900を適用しても良い。
【0169】
ここで前記防炎未処理薄膜シートは,木繊維900,ポリエチレン素材700又はファブリック,コルクフィルム,ポリマーフィルム,韓紙及び皮のうちで選択された何れか一つで構成することが可能である。
【0170】
可燃材でありながら内装材で使用するものならどの素材の製品でも可能である。
【0171】
ここで金属素材の素材としては,鉄,アルミニウム,銅,マグネシウムなど金属材料なら充分である。
【0172】
熱伝逹がよくなされる金属ならどの素材でも可能なものである。
【0173】
ここで前記金属素材500は,金属板材の構成で厚さは0.3mm~1.2mmの板材で構成されて堅固な構成を有する。厚さは金属によって相異に構成することもできて規格によって相異に構成することもできる。
【0174】
ここで前記接着剤層600としては,熱硬化性樹脂でエポキシ,ポリエステル,アクリル,酢酸ビニル,フェノール,尿素,メラミン,キシレンの何れか一つ以上で構成することが望ましい。
【0175】
前記可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材500は,壁体に装着するために下記のような構成を有する。
【0176】
【0177】
図6bで示したように,結着突起110,112,114,116,118の後面には結着逃避空間部115を構成して金属素材と結着する時にこの逃避空間部を通じて良く結着することができるようにする。
【0178】
図7aと
図7bによって説明すれば下記のようである。
【0179】
実施例で本発明では,前記装着構造物は正四角形で製造するが,15センチメートルで単位装着構造物100を構成した。
【0180】
必要によっていくらでも規格は多様に構成することができる。
【0181】
このような装着構造物は可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材が付着される時に空間部が多くあって,熱拡散速度が空間部を通じて早く拡散されて火災予防時非常に卓越な効果を有するものである。
【0182】
壁体に接着剤を付着して空間がない場合には熱拡散速度が遅く進展されて火災予防に大きく役に立たない。
【0183】
本発明は,タイル形式の金属板材に可燃性材質の内部インテリアー製品を付着して壁や天頂の内装材で使用することで,防炎性能が非常に優秀な製品を発明したものである。
【0184】
図7aは,プラスチック射出物で製造する時に単位装着構造物100の4個の構成を一度に製造して構成することを示す。下部では薄いプラスチックで射出時にお互いに連結されて構成されたものである。
【0185】
作業時に適切に少ない単位の単位装着構造物100を使用するようにしたものである。
【0186】
【0187】
前記装着構造物200を壁面に装着するために単位装着構造物100の4個を単位で連結するが,連結具を使って8個の装着構造物200を結合して相互間を連結して構成したものとして連結された装着構造物200を示すものである。
【0188】
4個を単位にして連結具によって連結すれば,作業時間を縮めて可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材500を所望の壁面に装着構造物200を装着することができる長所があるものである。
【0189】
連結具300を別に構成したが,装着構造物200に雄と雌の形態(彫り上げと陰刻)で装着して構成しても関係ない。
【0190】
特に,連結部ホール130に連結具300を挿入した形態で構成することが望ましい。
【0191】
形態は多様にすることができるものである。
【0192】
もちろん4個を単位で構成したが,作業効率の必要によって所望の2個,6個,8個その以上の単位装着構造物100を連結して射出することができるものである。
【0193】
図7cと
図7dは,隣接した装着構造物相互間に連結方法を示している。
【0194】
ここで,前記金属素材400の四面端部を直角形状で一方向に折曲して挿入端部を構成する。
【0195】
前記挿入端部に結着突起ホール410,420,440,450を構成する。
【0196】
前記結着突起ホール410,420,440,450に隣接して構成した連結部溝430の構成を有する可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材の構成を有する。
【0197】
前記金属素材500は天井又は壁面装着施工のためにタイル構造を有することが望ましい。
【0198】
装着構造物200と隣接し,また他の装着構造物間は金属素材厚さの二倍の厚さよりさらに大きい間隔を構成する。
【0199】
例えば,金属素材の厚さが0.5mmである。金属素材の構成が何であるかによって相異な厚さを有することができる。
【0200】
装着構造物200に二つの金属素材が相次いで結合されることで1mmの厚さに余裕がなければならないし,作業の効率性のために又は可燃性薄膜素材が装着された金属素材500又は装着構造物200の不良品を入れ替るために作業空間がなければならないので,装着構造物間の間隔は2mmで構成することが望ましいものである。
【0201】
図8は,付着構造物200が,可燃性薄膜建築内装素材が接着された金属素材500が壁面に装着されていることを示す図である。
【0202】
本明細書及び請求範囲に使用された用語や単語は通常的であるか,又は辞書的な意味に限定して解釈されてはいけなく,発明者はその自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に即して本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
【0203】
したがって,本明細書に記載された実施例と図に示された構成は,本発明の一番望ましい一実施例に過ぎないだけであり,本発明の技術的思想をすべて代弁するものではないので,本出願時点においてこれらは取り替えることができる多様な均等物と変形例らがあり得ることを理解しなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0204】
本願発明の各種建物の内装材において火災を防止するためのものである。
【0205】
従来技術では各種内装材に防炎処理材質を付着するようになるものであり,防炎処理材質は自己消火性があるものとして観察されるが,相当部分が燃焼されて防炎処理された材質はむしろハロゲン含有有毒ガスを発生させて防炎処理素材が人命被害を起こすことがある短所があるものである。
【0206】
しかし,本願発明の鋼板付着材質(c)は自己消火性が観察されるだけでなく,トーチ花火の直径に該当する部分だけに跡が残るようになることを見られる。
【0207】
鋼板付着材質はむしろ従来技術である防炎処理材質より消火される部分が遥かに少ない面積を占めることで火災に非常に優秀な特性を有することが分かって,産業上利用可能性が非常に高いものである。