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特許7281561無線通信方法、ネットワーク機器及び端末機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-17
(45)【発行日】2023-05-25
(54)【発明の名称】無線通信方法、ネットワーク機器及び端末機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 68/00 20090101AFI20230518BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20230518BHJP
   H04W 60/00 20090101ALI20230518BHJP
   H04W 48/18 20090101ALI20230518BHJP
【FI】
H04W68/00
H04W52/02 110
H04W60/00
H04W48/18
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2021566336
(86)(22)【出願日】2019-05-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-09
(86)【国際出願番号】 CN2019086290
(87)【国際公開番号】W WO2020223978
(87)【国際公開日】2020-11-12
【審査請求日】2022-03-31
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】シュー ヤン
(72)【発明者】
【氏名】リュウ ジャンファ
(72)【発明者】
【氏名】ワン シュークン
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/161244(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0017982(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0230932(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器に適用された無線通信方法であって、前記方法は、
前記端末機器はネットワーク機器にネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを送信することであって、前記第1のパラメータは、前記端末機器がページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを計算するために使用され、前記ページングメッセージは、前記端末機器における少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(USIM)カードのうちの第1のUSIMカードに対応することと、
前記端末機器は、前記第1のメッセージに基づいて前記ネットワーク機器によって送信された第2のメッセージを受信することと、
前記第2のメッセージに基づき、前記端末機器は前記第1のパラメータを更新することと、を含み、
前記第1のメッセージは、前記ネットワーク機器が更新後の前記第1のパラメータを取得するための補助情報を含み、
前記補助情報は、前記端末機器によってサポートまたは推奨される前記第1のパラメータの取る値を含むことを特徴とする無線通信方法。
【請求項2】
前記第1のメッセージは非アクセス層NASメッセージであり、
前記第2のメッセージはNASメッセージである、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のメッセージは添付要求メッセージ又は位置更新要求メッセージであり、前記第2のメッセージは添付要求応答メッセージ又は位置更新要求応答メッセージである、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のメッセージは、前記ネットワーク機器によって決定された前記第1のパラメータの取る値を含み、前記ネットワーク機器によって決定された前記第1のパラメータの取る値は前記端末機器によってサポートまたは推奨される前記第1のパラメータの取る値と同じであるか、または異なる、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記端末機器はネットワーク機器に第1のメッセージを送信することは、
前記端末機器の少なくとも2つのUSIMカードにページングの競合が発生する場合、前記端末機器は前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの前記第1のUSIMカードによって前記第1のメッセージを送信することを含むことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記時間パラメータはページングフレームおよび/またはページングタイミングを含む、ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
更新後の前記第1のパラメータに対応する、前記端末機器が前記第1のUSIMカードのためにページングメッセージをリスニングする時間パラメータは、前記端末機器が前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第2のUSIMカードのためにページングメッセージをリスニングする時間パラメータと異なる、ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記ネットワーク機器はコアネットワーク機器であり、前記コアネットワーク機器がモビリティ管理エンティティ(MME)、又は、アクセスとモビリティ管理機能(AMF)である、ことを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク機器に適用された無線通信方法であって、前記方法は、
前記ネットワーク機器は端末機器により送信された、ネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを受信することであって、前記第1のパラメータは、前記端末機器がページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを計算するために使用され、前記ページングメッセージは、前記端末機器における少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(USIM)カードのうちの第1のUSIMカードに対応することと、
前記第1のメッセージに基づいて、前記ネットワーク機器は前記端末機器に前記第1のパラメータの更新を指示するための第2のメッセージを送信することと、を含み、
前記第1のメッセージは、前記ネットワーク機器が更新後の前記第1のパラメータを取得するための補助情報を含み、
前記補助情報は、前記端末機器によってサポートまたは推奨される前記第1のパラメータの取る値を含むことを特徴とする無線通信方法。
【請求項10】
端末機器であって、
ネットワーク機器にネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを送信することであって、前記第1のパラメータは、前記端末機器がページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを計算するために使用され、前記ページングメッセージは、前記端末機器における少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(USIM)カードのうちの第1のUSIMカードに対応すること、及び前記ネットワーク機器が前記第1のメッセージに基づいて送信された第2のメッセージを受信することに用いられる通信ユニットと、
前記第2のメッセージに基づいて、前記第1のパラメータを更新するための処理ユニットと、を含み、
前記第1のメッセージは、前記ネットワーク機器が更新後の前記第1のパラメータを取得するための補助情報を含み、
前記補助情報は、前記端末機器によってサポートまたは推奨される前記第1のパラメータの取る値を含むことを特徴とする端末機器。
【請求項11】
ネットワーク機器であって、
端末機器によって送信された、ネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを受信することであって、前記第1のパラメータは、前記端末機器がページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを計算するために使用され、前記ページングメッセージは、前記端末機器における少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(USIM)カードのうちの第1のUSIMカードに対応すること、及び
前記第1のメッセージに基づいて、前記端末機器に前記第1のパラメータの更新を指示するための第2のメッセージを送信することに用いられる通信ユニットを含み、
前記第1のメッセージは、前記ネットワーク機器が更新後の前記第1のパラメータを取得するための補助情報を含み、
前記補助情報は、前記端末機器によってサポートまたは推奨される前記第1のパラメータの取る値を含む、ことを特徴とするネットワーク機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は通信技術分野に関し、具体的に無線通信方法、ネットワーク機器及び端末機器に関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムでは、ネットワーク機器は端末機器のために通信用パラメータを配置することができる。しかし、ネットワーク機器により配置されたパラメータに現在の通信需要を満たさない状況が存在し、それにより、通信性能が低い状況になる。
【発明の概要】
【0003】
本願の実施例は無線通信方法及び機器を提供し、ネットワーク機器により送信されたパラメータを更新し、送信されたパラメータが現在の通信需要を満たさない状況を回避し、それにより、通信需要を向上させることができる。
【0004】
第1の態様によれば、端末機器に適用された無線通信方法を提供し、前記方法は、前記端末機器はネットワーク機器にネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを送信することであって、前記第1のパラメータは、前記端末機器がページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを計算するために使用され、前記ページングメッセージは、前記端末機器における少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(USIM)カードのうちの第1のUSIMカードに対応することと、前記端末機器は、前記第1のメッセージに基づいて前記ネットワーク機器によって送信された第2のメッセージを受信することと、前記第2のメッセージに基づき、前記端末機器は前記第1のパラメータを更新することと、を含む。
【0005】
第2の態様によれば、ネットワーク機器に適用された無線通信方法を提供し、前記方法は、ネットワーク機器は端末機器により送信された、ネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを受信することであって、前記第1のパラメータは、前記端末機器がページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを計算するために使用され、前記ページングメッセージは、前記端末機器における少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(USIM)カードのうちの第1のUSIMカードに対応することと、前記第1のメッセージに基づいて、前記ネットワーク機器は前記端末機器に前記第1のパラメータの更新を指示するための第2のメッセージを送信することと、を含む。
【0006】
第3の態様によれば、端末機器を提供する。該端末機器は、ネットワーク機器にネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを送信することであって、前記第1のパラメータは、前記端末機器がページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを計算するために使用され、前記ページングメッセージは、前記端末機器における少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(USIM)カードのうちの第1のUSIMカードに対応すること、及び前記ネットワーク機器が前記第1のメッセージに基づいて送信された第2のメッセージを受信することに用いられる通信ユニットと、
前記第2のメッセージに基づいて、前記第1のパラメータを更新するための処理ユニットと、を含む。
【0007】
第4の態様によれば、ネットワーク機器を提供する。該ネットワーク機器は、端末機器によって送信された、ネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを受信することであって、前記第1のパラメータは、前記端末機器がページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを計算するために使用され、前記ページングメッセージは、前記端末機器における少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(USIM)カードのうちの第1のUSIMカードに対応すること、及び
前記第1のメッセージに基づいて、前記端末機器に前記第1のパラメータの更新を指示するための第2のメッセージを送信することに用いられる通信ユニットを含む。
【0015】
上記の技術的手段によって、端末機器は、ネットワーク機器にネットワーク機器が前記端末機器に送信したパラメータの更新を要求することができ、ネットワーク側により送信されたパラメータの更新を実現することができ、送信されたパラメータが現在の通信需要を満たさない状況を回避し、それにより通信需要を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本願の実施例による通信システムアーキテクチャを示す模式図である。
図2】本願の実施例による無線通信方法を示す模式図である。
図3】本願の実施例による無線通信方法を示す模式図である。
図4】本願の実施例による無線通信方法を示す模式図である。
図5】本願の実施例による無線通信方法を示す模式図である。
図6】本願の実施例による2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュール(Universal Subscriber Identity Module、USIM)カードはページングの競合がある模式図である。
図7】本願の実施例による2つのUSIMカードはページングの競合がない模式図である。
図8】本願の実施例による端末機器を示す模式的なブロック図である。
図9】本願の実施例によるネットワーク機器を示す模式的なブロック図である。
図10】本願の実施例による通信機器を示す模式的なブロック図である。
図11】本願の実施例による通信装置を示す模式的なブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本願の実施例における図面を参照し、本願の実施例における技術的解決手段を説明する。勿論、説明された実施例は本願の実施例の一部であり、全部の実施例ではない。当業者は、本願における実施例に基づいて、創造的な労働をせずに得られるすべての他の実施例は、本願が主張する範囲に属する。
【0018】
本願の実施例の技術的解決手段は、例えば、グローバルモバイル通信(Global System of Mobile communication、GSM)システム、コード分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域コード分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、一般パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割デュプレックス(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割デュプレックス(Time Division Duplex、TDD)、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、グローバル相互接続マイクロ波アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システムまたは5Gシステムなどの様々な通信システムに適用できる。
【0019】
例示的に、本願の実施例に使用される通信システム100を図1に示す。該通信システム100は、端末機器110、ネットワーク機器120及びネットワーク機器130を含むことができる。
【0020】
ここで使用される「端末機器」として、公衆交換電話ネットワーク(Public Switched Telephone Networks、PSTN)、デジタル加入者線(Digital Subscriber Line、DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続などの有線回線を介した接続、及び/又は他のデータ接続/ネットワーク、及び/又はDVB-H ネットワークのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機などのセルラーネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、WLAN)に対する無線インターフェース、及び/又は他の端末機器の通信信号を受信/送信するように設置される装置、及び/又はモノのインターネット(Internet of Things、IoT)機器を含むが、これらに制限されない。無線インターフェースを介して通信するように設置される端末機器は「無線通信端末」、「無線端末」または「移動端末」と呼ばれることができる。移動端末の例として、衛星またはセルラー電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックス及びデータ通信能力を組み合わせるパーソナル通信システム(Personal Communications System、PCS)端末、無線電話、ページャー、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザー、ノートブック、カレンダー及び/またはグローバルポジショニングシステム(Global Positioning System、GPS)受信機のPDA、及び従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機または無線電話トランシーバーを含む他の電子装置を含むが、これらに限定されない。端末機器はアクセス端末、ユーザ機器(User Equipment、UE)、ユーザユニット、ユーザステーション、移動ステーション、移動局、リモートステーション、リモート端末、移動機器、ユーザ端末、端末、無線通信機器、ユーザエージェントまたはユーザ装置を指すことができる。アクセス端末はセルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を持つ手持ち機器、コンピューティング機器または無線ワイヤレスモデムに接続される他の処理機器、車載機器、ウェアラブル機器、5Gネットワークにおける端末機器または将来の進化するPLMNにおける端末機器等であってもよい。
【0021】
ネットワーク機器120は端末機器110(または通信端末、端末と呼ばれる)と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器120は特定の地理的領域のために通信カバレッジを提供し、且つ該カバレッジ領域内にある端末機器と通信できる。選択可能に、該ネットワーク機器120はGSMシステムまたはCDMAシステムにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよいし、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB、NB)、LTEシステムにおける進化型基地局(Evolutional Node B、eNBまたはeNodeB)、またはクラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)における無線コントローラであってもよく、または該ネットワーク機器は、モバイルスイッチングセンター、リレーステーション、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、ハブ、スイッチ、ブリッジ、ルーター、5Gネットワークにおけるネットワーク側機器または将来の進化された公衆陸上移動ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)におけるネットワーク機器等であってもよい。
【0022】
ネットワーク機器130はコアネットワーク側の機器であってもよく、例えば、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、アクセスとモビリティ管理機能(acess and mobility management function、AMF)、ネットワークコントローラ等の他のネットワークエンティティであってもよく、本願の実施例はこれを限定しない。
【0023】
理解すべきこととして、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は本明細書では常に互換可能に使用される。本明細書における用語「および/または」は、単に関連オブジェクトを説明するための関連関係であり、三種の関係が存在してよいことを示し、例えば、A及び/又はBは、単独にAが存在し、同時にAとBが存在し、単独にBが存在するという三種の場合を示すことができる。また、本明細書におけるキャラクター「/」は、一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0024】
図2は本願の実施例による無線通信方法200を示す模式的なフローチャートである。該方法200は以下内容のうちの少なくとも1部を含む。
【0025】
210において、端末機器はネットワーク機器に第1のメッセージを送信し、前記第1のメッセージはネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するために使用される。
【0026】
具体的に、ネットワーク機器は端末機器の通信需要を実現するために、端末機器にパラメータ(即ち配置パラメータ)を送信することができるが、いくつかの場合で、ネットワーク機器により送信されたパラメータが端末機器の通信性能に影響を及ぼす場合があり、例えば、端末機器は少なくとも2つのUSIMカードを含み、ネットワーク機器はそのうちの1つのUSIMカードのために配置されるパラメータは他のUSIMカードの通信に影響を及ぼす可能性があり、このため、本願の実施例では、ネットワーク機器は端末機器に第1のメッセージを送信することができ、ネットワーク機器が前記端末機器に送信したパラメータの更新を要求するようにする。
【0027】
第1のメッセージの受信側であるネットワーク機器は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)における機器、例えば、基地局であってもよいし、コアネットワークにおける機器、例えば、AMFまたはMMEであってもよい。
【0028】
前記端末機器に第1のパラメータを送信したネットワーク機器はRANにおけるネットワーク機器、例えば、基地局であってもよいし、コアネットワークにおける機器、例えば、AMFまたはMMEであってもよい。
【0029】
端末機器に第1のパラメータを送信したネットワーク機器は第1のメッセージの受信側であるネットワーク機器と同じネットワークであってもよいし、異なるネットワーク機器であってもよい。
【0030】
本願の実施例に言及された送信された第1のパラメータの更新は、送信された第1のパラメータのうちの少なくとも一部のパラメータを削除し、送信された第1のパラメータのうちの少なくとも一部のパラメータの取る値を更新するか、または送信された第1のパラメータに内容を追加することを指してもよい。
【0031】
本願の実施例に言及された第1のパラメータは、不連続受信(Discontinuous Reception、DRX)周期、グローバルにユニークな一時的なユーザアイデンティティ(Globally Unique Temporary UE Identity、GUTI)、無線ネットワーク一時的なアイデンティティ(Radio Network Temporary Identity、RNTI)うちの少なくとも1種を含むことができる。無論、他の第1のパラメータ、例えば、端末機器が参照信号を送信する周期とリソース等であってもよく、本願の実施例はこれを具体的に限定しない。
【0032】
本願の実施例では、ネットワーク機器が端末機器に送信した第1のパラメータは非アクセス層(Non-access stratum、NAS)層のシグナリングを介して端末機器に送信されることができ、具体的に、登録プロセス中にネットワーク側が端末機器に返信するコンテキストに含まれることができる。
【0033】
具体的に、ネットワーク機器が端末機器に送信した第1のパラメータは、ネットワーク機器が登録手続き中の登録要求返信メッセージを介して端末機器に送信されることができる。
【0034】
選択可能に、本願の実施例では、端末機器は、ネットワーク機器に送信された第1のパラメータを更新するように複数回要求することができ、例えば、ネットワーク機器に送信された第1のパラメータを更新するように周期的に要求することができるか、または、現在送信された第1のパラメータが通信需要に一致しないことを判定する場合、ネットワーク機器に送信された第1のパラメータを更新するように要求することもできる。
【0035】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは非アクセス層NASメッセージまたはアクセス層(access stratum、AS)メッセージである。またはパケット制御機能(Packet Control Function、PCF)層のメッセージであってもよい。
【0036】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは登録要求メッセージである。
【0037】
本願の実施例の登録要求メッセージに登録タイプ(Registration Type)パラメータが含まれることができる。該登録タイプパラメータは端末機器が登録要求を送信する目的を識別することができる。
【0038】
登録タイプパラメータによって指示された登録要求を送信する目的は、初期登録(initial registration、具体的に、端末機器が登録管理(Registration Management、RM)登録解除RM-DEREGISTERED状態にあることであってもよい)、モビリティ登録更新(mobility registration updating、具体的に、端末機器がRM-DEREGISTERED状態にあることができ、且つモビリティまたは端末機器がその能力またはプロトコルパラメータを更新する必要があるため、登録手続きを開始するか、または許可されたネットワークスライスセットを変更するように要求する)、周期的な登録更新(periodic registration updating、具体的に、端末機器がRM-DEREGISTERED状態にあることができ、且つ周期的な登録更新タイマーの期限が切れたため、登録手続きを開始する)、緊急登録(emergency registration、即ち端末機器が限られたサービス状態にある)、第1のパラメータ更新の要求を含むことができる。
【0039】
本願の実施例による登録タイプパラメータは、複数のビットを含むことができ、異なる取る値は異なる目的を表す。
【0040】
例えば、登録タイプパラメータは4ビットを含むことができ、そのうちの3ビット(下位3ビットの場合もある)の取る値が001である場合、初期登録を表し、取る値が010である場合、モビリティ登録の更新を表し、取る値が011である場合、周期登録の更新を表し、取る値が100である場合、緊急登録を表し、取る値が110、101、000または110である場合、第1のパラメータの更新を表すことができ、取る値が111である場合、予約ビットを表す。
【0041】
選択可能に、本願の実施例では、第1のメッセージは、更新を要求する第1のパラメータは具体的にどれらのパラメータであるかさらに指示することができ、このとき、登録タイプパラメータの取る値は、第1のパラメータの更新及び更新する必要がある第1のパラメータのタイプを示すことができる。例えば、110はGUTIの更新を表し、取る値101はDRX等の更新を表し、または第1のメッセージは更新する必要がある第1のパラメータのタイプを指示しなくてもよく、例えば、000は第1のパラメータ(例えば、以下で言及されるページングの競合の発生を指示する)を更新する必要があることを表す。
【0042】
本願の実施例では、以上で言及されたように、登録タイプパラメータに新しい取る値を追加することができ、第1のパラメータを更新する必要があることを表し、本願の実施例では、登録要求メッセージに新しいパラメータを追加することもでき、このパラメータは登録タイプパラメータから独立したものであってもよい。
【0043】
本願の実施例では、登録要求メッセージは登録要求の目的(初期登録、モビリティ登録更新、周期的な登録更新または緊急登録)を指示する以外、第1のパラメータを更新する必要があることも指示する。又は、本願の実施例では、初期登録、モビリティ登録更新、周期的な登録更新または緊急登録は第1のパラメータの更新に並列する登録目的であってもよく、即ち1つの登録要求メッセージに1つの目的のみが載せられることができる。
【0044】
選択可能に、本願の実施例では、第1のメッセージはサービス要求メッセージ、または無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)メッセージであってもよい。
【0045】
第1のパラメータがGUTIまたはDRX周期である場合、第1のメッセージはNAS層メッセージ、例えば、登録要求メッセージまたはサービス要求メッセージであってもよい。
【0046】
第1のパラメータがRNTIである場合、第1のメッセージはAS層メッセージ、例えば、RRCメッセージであってもよい。
【0047】
本願の実施例によるサービス要求メッセージにサービスタイプ(Service Type)パラメータが含まれることができる。該サービスタイプパラメータは端末機器がサービス要求手続きを開始する目的を識別することができる。
【0048】
サービスタイプパラメータによって指示されたサービス要求を送信する目的は、シグナリング、データ、モビリティ端末サービス、緊急サービス、緊急サービスフォールバック、高優先度アクセス、更新パラメータ及び他の目的などを含むことができる。
【0049】
本願の実施例によるサービスタイプパラメータは複数のビットを含むことができ、異なる取る値が異なる目的を表す。
【0050】
例えば、サービスタイプパラメータは4ビットを含むことができ、例えば、0000はシグナリングを表し、0001はデータを表し、0010はモビリティ端末サービスを表し、0011は緊急サービスを表し、0100は緊急サービスフォールバックを表し、0101は高優先度アクセスを表し、1111は更新パラメータなどを表す。
【0051】
選択可能に、本願の実施例では、第1のメッセージは更新を要求する第1のパラメータが具体的にどれらのパラメータであるかさらに指示することができ、このとき、サービスタイプパラメータの取る値は、第1のパラメータの更新及び更新する必要がある第1のパラメータのタイプを示すことができる。例えば、1111はGUTIの更新を表し、取る値1110はDRX等の更新を表し、または第1のメッセージは更新する必要がある第1のパラメータのタイプを指示しなくてもよく、例えば、1111は第1のパラメータを更新する必要があるもの(例えば、以下で言及されるページングの競合の発生を指示する)を表す。
【0052】
本願の実施例では、以上で言及されたように、サービスタイプパラメータに新しい取る値を追加することにより、第1のパラメータを更新する必要があることを表すことができ、本願の実施例では、サービス要求メッセージに新しいパラメータを加えることもでき、このパラメータはサービスタイプパラメータから独立したものであってもよい。
【0053】
本願の実施例では、サービス要求メッセージはサービス要求の目的(シグナリング、データ、モビリティ端末サービス、緊急サービス、緊急サービスフォールバック、高優先度アクセス)を指示する以外、第1のパラメータを更新する必要があることを指示することもできる。または、本願の実施例では、シグナリング伝送、データ伝送、モビリティ端末サービス、緊急サービス、緊急サービスフォールバック、高優先度アクセスは第1のパラメータの更新に並列するサービス要求目的であってもよく、即ち1つのサービス要求メッセージに1つの目的のみが載せられることができる。
【0054】
220において、ネットワーク機器は端末機器によって送信された第1のメッセージを受信し、前記第1のメッセージは、前記ネットワーク機器が前記端末機器に送信した第1のパラメータを更新することを要求するために使用される。
【0055】
230において、前記ネットワーク機器は前記端末機器に第2のメッセージを送信し、前記第2のメッセージは更新後の前記第1のパラメータを指示するために使用される。
【0056】
240において、前記端末機器は前記ネットワーク機器によって送信された第2のメッセージを受信し、且つ前記第2のメッセージに基づいて、第1のパラメータを更新する。
【0057】
具体的に、ネットワーク機器は端末機器によって送信された第1のメッセージを受信した後、更新後の第1のパラメータを取得することができ、更新後の前記第1のパラメータを第2のメッセージによって端末機器に指示する。
【0058】
選択可能に、本願の実施例では、第1のメッセージに補助情報が載せられてもよく、該補助情報はネットワーク機器が更新後の第1のパラメータを決定するために使用できる。例えば、該補助情報は、端末機器の所望の更新後の第1のパラメータの取る値または取る値範囲または更新を指示するパラメータタイプまたはパラメータ識別子であってもよい。
【0059】
一実現形態では、端末機器は第1のメッセージによってネットワーク機器が端末機器に送信した第1のパラメータを更新するように要求する場合、第1のメッセージに端末機器によってサポートまたは推奨される第1のパラメータの取る値を載せることができる。このとき、ネットワーク機器は端末機器の所望の第1のパラメータを更新後の第1のパラメータとして決定でき、このような場合で、ネットワーク機器は端末機器に第2のメッセージを送信しなくてもよく、端末機器に応答メッセージを送信してもよく、これにより端末機器に更新後の第1のパラメータ、即ち端末機器の所望の第1のパラメータを通知するようにする。或いは、ネットワーク機器によって決定された更新後の第1のパラメータは端末機器の所望の第1のパラメータの取る値と異なってもよく、このとき、ネットワーク機器は端末機器に第2のメッセージを送信することができ、端末機器に更新後の第1のパラメータを通知するようにする。
【0060】
他の実現形態において、端末機器は第1のメッセージによってネットワーク機器が端末機器に送信した第1のパラメータを更新するように要求する場合、第1のメッセージに端末機器の所望の第1のパラメータの取る値範囲を載せることができる。このとき、ネットワーク機器は端末機器の所望の第1のパラメータの取る値範囲に基づいて更新後の第1のパラメータを決定することができ、このような場合で、ネットワーク機器は端末機器に更新後の第1のパラメータを通知することができる。
【0061】
ネットワーク機器は該補助情報を記憶することができ、後続で第1のパラメータを決定する時に使用され、例えば、周期的な位置更新(登録要求RegistrationType=PeriodicUpdate)またはモビリティ位置更新(登録要求RegistrationType= mobility registration updating)中に、該補助情報を考慮でき、送信する必要がある第1のパラメータを決定するために使用される。
【0062】
選択可能に、本願の実施例では、第2のメッセージはNAS層メッセージまたはAS層メッセージであってもよく、無論、PCF層メッセージであってもよい。
【0063】
一実現形態において、第1のメッセージはNAS層メッセージである場合、第2のメッセージもNAS層メッセージである。
【0064】
他の実現形態において、第1のメッセージはAS層メッセージである場合、第2のメッセージもAS層メッセージである。
【0065】
無論、第1のメッセージはNAS層メッセージであり、第2のメッセージはAS層メッセージであってもよく、或いは、第1のメッセージはAS層メッセージであり、第2のメッセージはNAS層メッセージであってもよい。
【0066】
選択可能に、本願の実施例では、前記第2のメッセージは、登録要求返信メッセージまたはUE構成更新(UE Configuration Update、UCU)コマンドメッセージまたはサービス返信メッセージである。
【0067】
一実現形態において、第1のメッセージが登録要求メッセージである場合、第2のメッセージは登録要求返信メッセージまたはUCUコマンドメッセージであってもよい。
【0068】
例えば、図3に示すように、端末機器はコアネットワークのネットワーク機器に登録要求メッセージを送信することができ、コアネットワークのネットワーク機器は登録要求返信メッセージによって更新後の第1のパラメータをフィードバックすることができる。理解すべきこととして、図3に示すような登録要求メッセージと登録要求返信メッセージは登録手続きの一部のメッセージだけであり、端末機器の登録手続きの中で、端末機器とネットワーク側、或いはネットワーク側間の機器に他のメッセージも存在する。本願の実施例による登録手続きは添付手続きと位置更新手続きを含むことができる。
【0069】
一実現形態において、第1のメッセージはサービス要求メッセージである場合、第2のメッセージはサービス要求返信メッセージまたはUCUコマンドであってもよい。
【0070】
例えば、図4に示すように、端末機器はコアネットワークのネットワーク機器にサービス要求メッセージを送信することができ、コアネットワークのネットワーク機器はサービス要求返信メッセージによって更新後の第1のパラメータをフィードバックすることができる。理解すべきこととして、図4に示すようなサービス要求メッセージとサービス要求返信メッセージはサービス要求手続きの一部のメッセージであってもよい。
【0071】
本願の実施例では、第1のメッセージは登録要求メッセージまたはサービス要求メッセージである場合、第2のメッセージはUCUコマンドメッセージであってもよく、このとき、ネットワーク機器は依然として端末機器に登録要求返信メッセージまたはサービス要求返信メッセージを送信することができるが、該登録要求返信メッセージまたはサービス要求返信メッセージに更新後の第1のパラメータが載せられない。
【0072】
本願の実施例では、例えば、図5に示すように、ネットワーク機器は端末機器に更新後の第1のパラメータを載せたUCUコマンドを送信した後、端末機器はネットワーク機器にUE構成更新完了(UE configuration Update Complete)(UCU完了)メッセージを返信することができる。
【0073】
UCUコマンドはAMFにより送信されてもよいし、PCFにより送信されてもよく、PCFにより送信される場合、AMFは該UCUコマンドを透過的に送信することができる。
【0074】
本願の実施例では、サービス要求メッセージまたは登録要求メッセージをAMFに送信することができ、AMFは該サービス要求メッセージまたはサービス要求メッセージのうちの一部の情報(例えば、パラメータを更新するように要求する情報)をPCFに送信することができ、PCFはこれに基づいて、端末機器にUCUコマンドを送信することができる。
【0075】
具体的に、サービス要求メッセージまたは登録要求メッセージにコンテナー(container)が載せられることができ、containerにパラメータを更新するように要求する情報が載せられることができ、AMFはコンテナーが載せられた当該メッセージをPCFに送信することができ、或いはcontainerにおける情報(例えば、他のメッセージに担持される)をPCFに送信する。
【0076】
選択可能に、本願の実施例では、第1のパラメータはAS層(端末機器とRANとの間)パラメータまたはNAS層(端末機器とAMFまたはSMFとの間)パラメータであってよく、或いはPCF層(端末機器とPCFとの間)パラメータ(例えば、UE策略のパラメータ)であってもよい。
【0077】
本願の実施例による更新を要求する第1のパラメータはGUTIおよび/またはDRX周期および/またはRNTIを含むことができる。或いは、他の第1のパラメータ、例えば、IMSIであってもよく、このとき、IMSIはページングフレームおよび/またはページングタイミングを計算するために使用できる。
【0078】
本願の実施例では、5GシステムにおけるGUTIは、コアネットワークが端末機器に割り当てる一時的なアイデンティティであり、端末機器によって初期登録を完了した後の後続の登録要求で使用され、それによりAMFが該端末機器の情報を一意に決定することができる。
【0079】
GUTIの内容は非常に豊富であり、ネットワーク側は端末機器のGUTI情報に基づき具体的な公衆陸上移動ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、サービスを提供するAMF、及び該端末機器の識別子を決定することができる。GUTIは5G-S-TMSIを含むことができる。
【0080】
5G-S-TMSI=AMF Set ID(AMFセットの識別子)+AMF Pointer+5G-TMSI(即ち5G-M-TMSI)であり、以下で言及されるページングフレームおよび/またはページングタイミングを計算することに使用されると、5G-S-TMSI mod 1024によってUE-IDを取得し、或いは、UE-IDは5G-TMSI、即ち5G-M-TMSIであってもよい。TMSIは一時的なモビリティ加入者識別子(Temporary Mobile Subscriber Identify)である。
【0081】
4Gシステムに対して、GUTIはS-TMSIを含むことができると、S-TMSI mod 1024によってUE-IDを取得し、或いは、GUTIは国際モバイル加入者識別番号(International Mobile Subscriber Identification Number、IMSI)を含んでもよく、IMSI mod 1024によってUE-IDを得ることができる。
【0082】
選択可能に、本願の実施例では、第1のメッセージはあるパラメータを更新するように要求する場合、第2のメッセージに該パラメータの全部の情報を載せてもよく、或いは、該パラメータの一部の情報(即ち更新部分)を載せてもよい。例えば、GUTIに対して、第2のメッセージに更新後の5G-S-TMSIまたは5G-TMSIを載せることができる。
【0083】
本願の実施例では、端末機器は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)アイドル状態(RRC_IDLE)またはRR非アクティブ状態(RRC_INACTIVE)でDRXを使用することによって消費電力を削減することができ、即ち1つのDRX周期内で端末機器はページングメッセージを1回または複数回リスニングすることができる。端末機器はページングフレーム(Paging Frame、PF)のページングタイミング(Paging Occasion、PO)でページングメッセージをリスニングすることができる。1つのページングタイミングは複数の時間ユニット(例えば、タイムスロットまたは直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボル)を含むことができる。ページングフレームは1つまたは複数のページングタイミングまたはページングタイミングの開始点を含むことができる。
【0084】
LTEシステムでは、PFとPOの計算式は以下の通りであり、
SFN mod T=(T div N)*(UE_ID mod N) 式1
i_s=floor(UE_ID/N)mod Ns 式2
或いは、NRシステムでは、PFとPOの計算式は以下の通りであり、
(SFN+PF_offset)mod T=(T div N)*(UE_ID mod N) 式3
i_s=floor(UE_ID/N)mod Ns 式4
【0085】
以上の2組の式は、LTEとNRシステムでは、それぞれPFとPOの計算方法であり、式3と4を例として、式3(SFN + PF_offset)mod T =(T div N)*(UE_ID mod N)の中で、PF_offsetとNはいずれもセルブロードキャスト情報から得られるものであり、Tはコアネットワークによって送信されたDRX周期または基地局側に予め設定される周期(2つまたは3つの可能なDRX値があると、最小値のDRX周期を取って使用する)であり、UE_IDは5G-S-TMSI(5G-GUTIの一部)であるため、この式ではシステムフレーム番号(System Frame Number、SFN)のみが不明であり、SFNの具体的な値を取得することができ、SFNはPFの値を決定することが分かる。
【0086】
式4)i_s=floor(UE_ID/N)mod Nsでは、i_sは計算されることができ、該パラメータはPOのインデックス値を指示するために使用され、UEは1つのUSIMのためにそのi_s番号を算出した後、システムブロードキャストメッセージによって該i_s番号に対応する詳細な無線フレームにおけるリスニング時間情報(例えばサブフレームやOFDMシンボル)を取得することができ、それにより、端末機器がRRC_IDLEとRRC_INACTIVE状態に入った後、指定された時間でページングメッセージをリスニングすればよく、他の時間でリスニングする必要がない。
【0087】
上記式1-4の中のパラメータは具体的に以下のように解釈され、
1)TはDRX周期を指すことができ、該パラメータは以下の3種の取る値があり、
セルレベルDRX周期(Cell-level DRX周期)について、基地局に予め設定されるDRX周期であり、ブロードキャストメッセージによってセル内のすべての端末機器に送信され、
端末機器レベルDRX周期(UE-level DRX)について、RRC_IDLE状態での端末機器がPFとPOに対する計算に使用され、コアネットワーク機器(MME/AMF)により基地局に送信され、基地局によりさらに端末機器に送信され、
無線アクセスネットワークレベルDRX周期(RAN-level DRX)について、RRC_INACTIVE状態での端末機器がPFとPOに対する計算に使用され、コアネットワーク機器により基地局に送信され、基地局によりさらに端末機器に送信される。
【0088】
2)UE-IDパラメータ
4Gでは、UE-IDはIMSI mod 1024であってもよく、或いは、IMSI mod 1024によって得られることもでき、
5Gでは、UE-IDは5G-S-TMSI mod 1024であってもよい。
【0089】
3)他のパラメータ、“N”、“Ns”、“PF_offset”はいずれもシステムブロードキャストの第1のパラメータであり、つまり、端末機器はセルブロードキャストによって取得されることができ、異なる端末機器の第1のパラメータの取る値は同様であってもよい。
【0090】
端末機器のパラメータ更新のトリガーを要求する目的は、端末機器の少なくとも2つのUSIMカードのページングの競合によってトリガーされることであってもよく、無論、USIMカードのページングの競合によってトリガーして更新されたパラメータは、他のパラメータであってもよく、本願の実施例はこれを具体的に限定しない。
【0091】
本願の実施例では、端末機器は少なくとも2つ以上のUSIMカードを含む場合、該少なくとも2つのUSIMカードがいずれもネットワークに登録したと、端末機器が該少なくとも2つのUSIMカードに対してページングリスニングを行う必要があり、2つのUSIMカードにページングの競合が発生する可能性があり、具体的に、ページングフレーム競合、ページング時間競合或いはページング処理時間競合であってもよく、端末機器に用いられる受信ユニットの数(例えば、1つの受信ユニットのみがある)は競合が発生するUSIMの数より小さいと、ページングの競合が発生するすべてのUSIMカードのページングをリスニングすることができない。
【0092】
例えば、図6に示すように、USIMカード1とUSIMカード2のページングタイミングとページング処理時間は競合が発生する。ページング処理時間はページングタイミングより大きくすることができる。
【0093】
本願の実施例で言及されたページング処理時間はページング準備時間(図6のページングタイミングの前の時間)、ページングタイミング及びページングメッセージを受信して処理する時間(図6のページングタイミングの後の時間)を含むことができる。無論、ページング処理時間はページング準備時間および/またはページングメッセージを受信して処理する時間を含まなくてもよい。
【0094】
2つのUSIMカードのネットワークの相互作用は互いに独立すると、2つのUSIMカードに対応するネットワークのネットワーク要素はページングの競合の問題を協調することができない。
【0095】
したがって、本願の実施例では、前記端末機器の少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュールUSIMカードにページングの競合が発生する場合、前記端末機器は前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第1のUSIMカードによって前記第1のメッセージを送信し、前記第1のパラメータは、前記端末機器が前記第1のUSIMカードのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータ(本明細書では第1のUSIMカードに対応する時間パラメータと呼ばれる場合がある)を計算するために使用される。対応的に、前記ネットワーク機器は前記端末機器が前記端末機器の少なくとも2つのUSIMカードのうちの第1のUSIMカードによって送信された前記第1のメッセージを受信する。
【0096】
ネットワーク機器は端末機器によって送信された第1のメッセージを受信した後、端末機器に更新後の第1のパラメータを送信することができ、それにより、端末機器はネットワーク機器によって送信された更新後の第1のパラメータに基づいて、時間パラメータを再計算する。
【0097】
選択可能に、本願の実施例では、該時間パラメータは、ページングフレーム、ページングタイミング、ページング処理時間及びページング処理時間長さのうちの少なくとも1種を含むことができる。
【0098】
例えば、図6に示すようなページングの競合のシーンで、端末機器はUSIMカード1によって第1のメッセージを送信することができると、ネットワーク機器は端末機器にページングフレームおよび/またはページングタイミングを計算するための更新後の第1のパラメータを送信することができると、図7に示すようなUSIMカード1とUSIMカード2のページングタイミングとページング処理時間が競合しないという効果を実現することができる。
【0099】
少なくとも2つのUSIMカードが競合する場合、更新用の第1のパラメータはGUTIおよび/またはDRX周期、或いは、IMSIであってもよく、時間パラメータを計算する他のパラメータであってもよい。
【0100】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは補助情報を含むことができ、該補助情報は、以下のうちの少なくとも1種を指示する。
1)第2のパラメータ、前記第2のパラメータは、前記端末機器が前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第2のUSIMのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータ(本明細書では第2のUSIMカードに対応する時間パラメータと呼ばれる場合がある)を計算するために使用される。
【0101】
具体的に、第1のUSIMカードのネットワーク機器は第2のUSIMカードに対応する時間パラメータ(例えば、ページングフレーム、ページングタイミング、ページング処理時間及びページング処理時間長さのうちの少なくとも1種)の計算パラメータ(例えば、該2つのUSIMカードのネットワーク機器が相互作用できない)を知ることができないため、第1のUSIMカードと第2のUMSIカードのページングの競合を避けるために、前記端末機器の第2のUSIMカードに対応する時間パラメータを計算する第2のパラメータの取る値を第1のUSIMカードのネットワーク機器に通知することができ、第1のUSIMカードに使用されるネットワーク機器は前記端末機器の第1のUSIMカードに対応する時間パラメータを計算するための第1のパラメータの取る値を参照して決定し、該2つのUSIMカードにページングの競合が発生することを回避する。
【0102】
2)前記端末機器は前記第2のUSIMのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータ(例えば、ページングフレーム、ページングタイミング、ページング処理時間及びページング処理時間長さのうちの少なくとも1種)。
【0103】
具体的に、第1のUSIMカードのネットワーク機器は第2のUSIMカードに対応する時間パラメータの計算パラメータ(例えば、該2つのUSIMカードのネットワーク機器が相互作用できない)を知ることができないため、第1のUSIMカードと第2のUSIMカードのページングの競合を避けるために、前記第2のUSIMカードに対応する時間パラメータを第1のUSIMカードのネットワーク機器に通知することができ、第1のUSIMカードに使用されるネットワーク機器は第1のパラメータの取る値を参照して決定し、該2つのUSIMカードにページングの競合が発生することを回避する。
【0104】
3)前記端末機器の所望の第1のパラメータの取る値または取る値範囲。
【0105】
具体的に、端末機器は第2のUSIMカードに対応する時間パラメータに基づき、前記第1のUSIMカードに対応する時間パラメータを計算するための所望の第1のパラメータの取る値または取る値範囲を決定することができ、ネットワーク機器に通知し、それにより、第1のパラメータを更新した後、第1のUSIMカードと第2のUSIMカードは再度ページングの競合が発生する場合を避けることができる。
【0106】
本願の実施例による補助情報はネットワーク機器に記憶されることができ、端末機器の後続の登録要求では、特に周期的な位置更新(登録要求RegistrationType=PeriodicUpdate)またはモビリティ位置更新(登録要求RegistrationType=mobility registration updating)では、該補助情報を考慮し、ページングの競合の再度の発生を避けることができる。
【0107】
或いは、本願の実施例では、更新された第1のパラメータをネットワーク機器側に記憶することもでき、後続の周期的な位置更新またはモビリティ性位置更新では、更新された第1のパラメータを考慮し、ページングの競合の再度の発生を避けるために使用される。
【0108】
選択可能に、本願の実施例では、更新後の前記第1のパラメータに基づいて、前記端末機器が前記第1のUSIMカードのページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを再計算した後、前記端末機器の少なくとも2つのUSIMカードのページングがまた競合する場合で、前記端末機器が前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第2のUSIMカードによって第3のメッセージを送信し、第3のメッセージは第2のパラメータの更新を要求するために使用され、前記第2のパラメータは前記端末機器が前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第2のUSIMのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータを計算するために使用される。
【0109】
具体的に、第1のUSIMカードに対応する時間パラメータを再計算した後、端末機器の少なくとも2つのUSIMカードのページングがまた競合する場合、端末機器は第2のUSIMカードによって第2のUSIMカードのネットワーク機器に第3のメッセージを送信することができ、上記第2のパラメータの更新を要求し、第2のUSIMカードのネットワーク機器は端末機器の第3のメッセージを受信した後に、端末機器にさらに第4のメッセージを送信することができ、該第4のメッセージは第2のパラメータを更新するために使用され、それにより、端末機器は第2のパラメータに基づいて、第2のUSIMカードに対応する上記時間パラメータを再計算することができる。
【0110】
本願の実施例では、第1のパラメータの説明について、第2のパラメータに適用でき、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0111】
このような実現形態では、端末機器が1つのUSIMカードのネットワーク機器と相互作用するシグナリングの数を減らすことができ、それによりネットワークの負担のバランスをとることができる。
【0112】
以上で端末機器はUSIMカードに対応する上記時間パラメータを計算するための第1のパラメータを更新するように要求することができる場合を説明したが、本願の実施例はこれに限定されず、本願の実施例は端末機器のコンテキストのうちのいずれか1つのパラメータの更新にも適用できる。
【0113】
本願の実施例では、端末機器は、ネットワーク機器にネットワーク機器が前記端末機器に送信したパラメータの更新を要求することができ、ネットワーク機器によって送信されたパラメータへの更新を実現でき、送信されたパラメータが現在の通信需要を満たさない状況を避け、それにより通信需要を向上させることができる。
【0114】
図8は本願の実施例による端末機器300を示す模式的なブロック図である。
【0115】
図8に示すように、該端末機器300は、ネットワーク機器にネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを送信すること、及び前記ネットワーク機器が前記第1のメッセージに基づいて送信された第2のメッセージを受信することに用いられる通信ユニット310と、前記第2のメッセージに基づいて、前記第1のパラメータを更新するための処理ユニット320と、を含む。
【0116】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは非アクセス層NASメッセージまたはアクセス層ASメッセージである。
【0117】
選択可能に、本願の実施例では、前記第2のメッセージはNASメッセージまたはASメッセージである。
【0118】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは登録要求メッセージであり、および/または、前記第2のメッセージは登録要求返信メッセージまたはユーザ機器UE構成更新UCUコマンドメッセージである。
【0119】
選択可能に、本願の実施例では、前記登録要求メッセージは前記第1のパラメータの更新を要求するための登録タイプパラメータを含む。
【0120】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージはサービス要求メッセージであり、および/または、前記第2のメッセージはサービス要求返信メッセージまたはUCUコマンドメッセージである。
【0121】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のパラメータはNAS層パラメータまたはAS層パラメータを含む。
【0122】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のパラメータは、不連続受信DRX周期、グローバルにユニークな一時的なユーザアイデンティティGUTI及び無線ネットワーク一時的なアイデンティティRNTIのうちの少なくとも1種を含む。
【0123】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは、前記ネットワーク機器が更新後の前記第1のパラメータを取得するための補助情報を更に含む。
【0124】
選択可能に、本願の実施例では、前記通信ユニット310はさらに、
前記端末機器の少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュールUSIMカードにページングの競合が発生する場合、前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第1のUSIMカードによって前記第1のメッセージを送信するために使用され、
前記第1のパラメータは、前記端末機器が前記第1のUSIMカードのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータを計算するために使用される。
【0125】
選択可能に、本願の実施例では、前記時間パラメータはページングフレームおよび/またはページングタイミングを含む。
【0126】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージはさらに、
前記端末機器が前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第2のUSIMのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータを計算するための第2のパラメータ、
前記端末機器が前記第2のUSIMのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータ、及び
前記端末機器によってサポートまたは推奨される前記第1のパラメータの取る値または取る値範囲のうちの少なくとも1種を指示する。
【0127】
選択可能に、本願の実施例では、前記処理ユニット320はさらに、
更新後の前記第1のパラメータに基づいて、前記端末機器が前記第1のUSIMカードのページングメッセージをリスニングするための時間パラメータを再計算するために使用され、
前記通信ユニット310はさらに、前記端末機器の少なくとも2つのUSIMカードのページングがまた競合する場合、前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第2のUSIMカードによって第3のメッセージを送信するために使用され、
第3のメッセージは、第2のパラメータの更新を要求するために使用され、前記第2のパラメータは、前記端末機器が前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第2のUSIMのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータを計算するために使用される。
【0128】
理解すべきこととして、該端末機器300は、上記方法実施例における端末機器による対応する操作を実現するために使用でき、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0129】
図9は本願の実施例によるネットワーク機器400を示す模式的なブロック図である。
【0130】
図9に示すように、ネットワーク機器400は通信ユニット410を含み、通信ユニット410は、端末機器によって送信された、ネットワーク側が前記端末機器に送信した第1のパラメータの更新を要求するための第1のメッセージを受信すること、及び前記第1のメッセージに基づいて、前記端末機器に前記第1のパラメータの更新を指示するための第2のメッセージを送信することに用いられる。
【0131】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは非アクセス層NASメッセージまたはアクセス層ASメッセージである。
【0132】
選択可能に、本願の実施例では、前記第2のメッセージはNASメッセージまたはASメッセージである。
【0133】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは登録要求メッセージであり、および/または、前記第2のメッセージは登録要求返信メッセージまたはユーザ機器UE構成更新UCUコマンドメッセージである。
【0134】
選択可能に、本願の実施例では、前記登録要求メッセージは前記第1のパラメータの更新を要求するための登録タイプパラメータを含む。
【0135】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージはサービス要求メッセージであり、および/または、前記第2のメッセージはサービス要求返信メッセージまたはUCUコマンドメッセージである。
【0136】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のパラメータはNAS層パラメータまたはAS層パラメータを含む。
【0137】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のパラメータは、不連続受信DRX周期、グローバルにユニークな一時的なユーザアイデンティティGUTI及び無線ネットワーク一時的なアイデンティティRNTIのうちの少なくとも1種を含む。
【0138】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージは、前記ネットワーク機器が更新後の前記第1のパラメータを取得するための補助情報を更に含む。
【0139】
選択可能に、本願の実施例では、前記通信ユニット410はさらに、
前記端末機器が少なくとも2つのユニバーサルサブスクライバアイデンティティモジュールUSIMカードのうちの第1のUSIMカードによって送信された前記第1のメッセージを受信するために使用され、
前記第1のパラメータは、前記端末機器が前記第1のUSIMカードのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータを計算するために使用される。
【0140】
選択可能に、本願の実施例では、前記時間パラメータはページングフレームおよび/またはページングタイミングを含む。
【0141】
選択可能に、本願の実施例では、前記第1のメッセージはさらに、
前記端末機器が前記少なくとも2つのUSIMカードのうちの第2のUSIMのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータを計算するための第2のパラメータ、
前記端末機器が前記第2のUSIMのためにページングメッセージをリスニングまたは処理する時間パラメータ、及び
前記端末機器によってサポートまたは推奨される前記第1のパラメータの取る値または取る値範囲のうちの少なくとも1種を指示する。
【0142】
理解すべきこととして、該ネットワーク機器400は上記方法実施例におけるネットワーク機器による対応する操作を実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0143】
図10は本願の実施例による通信機器500を示す模式的な構造図である。図10に示すような通信機器500はプロセッサ510を含み、プロセッサ510は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して稼働することができ、本願の実施例における方法を実現するようにする。
【0144】
選択可能に、図10に示すように、通信機器500はメモリ520を更に含んでもよい。プロセッサ510は、メモリ520からコンピュータプログラムを呼び出して稼働することができ、本願の実施例における方法を実現するようにする。
【0145】
メモリ520はプロセッサ510から独立した1つの別個なデバイスであってもよく、プロセッサ510に集積されてもよい。
【0146】
選択可能に、図10に示すように、通信機器500はトランシーバー530をさらに含んでもよく、プロセッサ510は該トランシーバー530が他の機器と通信するように制御することができ、具体的に、他の機器に情報またはデータを送信するか、または他の機器から送信された情報またはデータを受信することができる。
【0147】
トランシーバー530は送信機と受信機を含むことができる。トランシーバー530はアンテナを更に含んでもよく、アンテナの数は1つまたは複数であってもよい。
【0148】
選択可能に、該通信機器500は具体的に本願の実施例によるネットワーク機器であってもよく、且つ該通信機器500が本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器により実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0149】
選択可能に、該通信機器500は具体的に本願の実施例によるモビリティ端末/端末機器であってもよく、且つ該通信機器500が本願の実施例の各方法におけるモビリティ端末/端末機器により実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0150】
図11は本願の実施例による通信装置を示す模式的な構造図である。図11に示すような通信装置600はプロセッサ610を含み、プロセッサ610は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して稼働することができ、本願の実施例における方法を実現するようにする。
【0151】
選択可能に、図11に示すように、通信装置600はメモリ620を更に含んでもよい。プロセッサ610は、メモリ620からコンピュータプログラムを呼び出して稼働することができ、本願の実施例における方法を実現するようにする。
【0152】
メモリ620はプロセッサ610から独立した1つの別個のデバイスであってもよいし、プロセッサ610に集積されてもよい。
【0153】
選択可能に、該通信装置600は入力インターフェース630を更に含んでもよい。プロセッサ610は、該入力インターフェース630が他の機器または通信装置と通信するように制御することができ、具体的に、他の機器または通信装置から送信された情報またはデータを取得することができる。
【0154】
選択可能に、該通信装置600は出力インターフェース640を更に含んでもよい。プロセッサ610は、該出力インターフェース640が他の機器または通信装置と通信するように制御することができ、具体的に、他の機器または通信装置に情報またはデータを出力することができる。
【0155】
選択可能に、該通信装置は本願の実施例におけるネットワーク機器に適用でき、且つ該通信装置は本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器により実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0156】
選択可能に、該通信装置は本願の実施例におけるモビリティ端末/端末機器に適用でき、且つ該通信装置は、本願の実施例の各方法におけるモビリティ端末/端末機器により実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0157】
理解すべきこととして、本願の実施例で言及された通信装置はチップであってもよく、チップはシステムレベルチップ、システムチップ、チップシステムまたはシステムオンチップ等とも呼ばれる。
【0158】
理解すべきこととして、本願の実施例におけるプロセッサは集積回路チップであってよく、信号の処理能力を有する。実現過程において、上記の方法実施例の各ステップはプロセッサにおけるハードウェアの集積ロジック回路或いはソフトウェア形式の命令によって完成されることができる。上記のプロセッサは汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)或いはその他のプログラマブルロジックデバイス、離散ゲート或いはトランジスタ論理デバイス、離散ハードウェアコンポーネントであってよい。本願の実施例に開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現或いは実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、或いは該プロセッサは任意の従来のプロセッサ等であってもよい。本発明の実施例に開示された方法を組み合わせたステップはハードウェアデコードプロセッサにより実行して完成し、或いはデコードプロセッサにおけるハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせにより実行して完成するように直接に具現化することができる。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなどの本分野において成熟した記憶媒体に位置することができる。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサはメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアを組み合わせて上記方法のステップを完成する。
【0159】
理解できることとして、本願の実施例におけるメモリは揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってよく、又は揮発性と不揮発性メモリをともに含んでもよい。不揮発性メモリは読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってよく、外部キャッシュとして使用される。制限ではなく、例示的な説明によって、複数の形式のRAMを利用することができ、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータ速率同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)を利用することができる。注意すべきなのは、本文に記載のシステムと方法のメモリはこれらと任意の他の適合なタイプのメモリを含むが、これらに限定されない。
【0160】
理解すべきこととして、上記メモリは制限ではなく、例示的な説明であり、例えば、本願の実施例におけるメモリはスタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータ速率同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、「DDR SDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)及び直接メモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)であってもよい。つまり、本願の実施例におけるメモリは、これらと任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されない。
【0161】
本願の実施例はコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0162】
選択可能に、該コンピュータで読み取り可能な記憶媒体は本願の実施例におけるネットワーク機器に適用でき、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0163】
選択可能に、該コンピュータで読み取り可能な記憶媒体は本願の実施例におけるモビリティ端末/端末機器に適用でき、且つ該コンピュータプログラムは、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるモビリティ端末/端末機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0164】
本願の実施例はコンピュータプログラムコマンドを含むコンピュータプログラム製品をさらに提供する。
【0165】
選択可能に、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるネットワーク機器に適用でき、且つ該コンピュータプログラムコマンドはコンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器により実現される対応するフローを実現させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0166】
選択可能に、該コンピュータプログラム製品は本願の実施例におけるモビリティ端末/端末機器に適用でき、且つ該コンピュータプログラムコマンドはコンピュータに本願の実施例の各方法におけるモビリティ端末/端末機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0167】
本願の実施例はコンピュータプログラムをさらに提供する。
【0168】
選択可能に、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるネットワーク機器に適用でき、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で稼働する際に、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるネットワーク機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0169】
選択可能に、該コンピュータプログラムは本願の実施例におけるモビリティ端末/端末機器に適用でき、該コンピュータプログラムがコンピュータ上で稼働する際に、コンピュータに本願の実施例の各方法におけるモビリティ端末/端末機器により実現される対応するフローを実行させ、簡潔にするために、ここで繰り返して説明しない。
【0170】
当業者は、本文に開示された実施例に記載の各例示のユニット及びアルゴリズムステップを組み合わせて、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現することができることを認識することができる。これらの機能はハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術案の特定のアプリケーションおよび設計制約条件によって決められる。当業者は各特定のアプリケーションに対して異なる方法で説明した機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えるものではないと考えられる。
【0171】
当業者は、便利且つ簡単に説明するために、上記に記載のシステム、装置及びユニットの具体的な作業過程は、上記方法の実施例における対応過程を参照することができ、ここで繰り返して説明しないことを明らかに了解する。
【0172】
本願によるいくつかの実施例において、開示したシステム、装置及び方法は、その他の方式によって実現されることができることを理解すべきである。例えば以上のような装置実施例は単に例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの分割は、ロジック機能分割だけであり、実際な実現時に別の分割方式があり、例えば、複数のユニット又は組立部品を結合してもよいし、又は別のシステムに集積してもよいし、又はいくつかの特徴を無視でき、又は実行しなくてもよい。また、表示又は検討された互いのカップリング、又は直接カップリング、又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接カップリング又は通信接続であってよく、電気的、機械的又はその他の形式の接続であってもよい。
【0173】
上記の分離部材として説明したユニットは物理的に分離してもよいし、又は分離しなくてもよく、ユニットとして表示する部材は物理ユニットであってもよいし、又は物理ユニットではなくてもよく、即ち1つの場所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の需要に応じてその中の一部又は全部のユニットを選択して本実施例手段の目的を実現することができる。
【0174】
また、本願の各実施例における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよいし、各ユニットは単独に物理的に存在してもよいし、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに集積されてもよい。
【0175】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現するとともに独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本発明の実施例の技術的解決手段は本質的或いは従来技術に貢献する部分は或いは該技術的解決手段の部分はソフトウェア製品の形式で表現することができ、該コンピュータソフトウェア製品が1つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバー、或いはネットワーク機器等である)が本発明の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行するための若干のコマンドを含む。前述の記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用記憶装置(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、ディスク或いはCD等の様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
【0176】
以上のように、本願の具体的な実施形態だけであるが、本願の保護範囲はこれに制限されなく、当業者の誰でも本願が開示した技術範囲では、容易に想到した変化又は置換は、全て本願の保護範囲に含まれる。このため、本願の保護範囲を前記請求項の保護範囲を基準とすべきである。
図1
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図11