(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-19
(45)【発行日】2023-05-29
(54)【発明の名称】架台
(51)【国際特許分類】
G02B 23/16 20060101AFI20230522BHJP
G03B 17/56 20210101ALI20230522BHJP
【FI】
G02B23/16
G03B17/56 B
(21)【出願番号】P 2019182697
(22)【出願日】2019-10-03
【審査請求日】2022-08-16
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和1年8月2-4日に「原村星まつり」にて発表 〔刊行物等〕令和1年8月23-25日に「胎内星まつり」にて発表
(73)【特許権者】
【識別番号】515119000
【氏名又は名称】株式会社スコープテック
(74)【代理人】
【識別番号】100176256
【氏名又は名称】相田 隆敬
(72)【発明者】
【氏名】中村 亮
【審査官】瀬戸 息吹
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-134296(JP,A)
【文献】実開平02-019044(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2018/0164662(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 23/00 - 23/22
G02B 7/00
G02B 7/18 - 7/24
G02B 17/56 - 17/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用状態と持ち運び状態に変形可能であり、光学機器を脚部材に取り付けるための架台であって、
延出方向において第1の端部と第2の端部と、を有し、前記第1の端部側が前記脚部材に固定される第1のアーム部と、
延出方向において第3の端部と第4の端部と、を有し、
前記使用状態では、前記第3の端部側が前記第1のアーム部の前記第2の端部側と接続されることで前記第1のアーム部の延出方向と略直交する方向に延出し、前記第4の端部側が前記光学機器を片持ち支持する第2のアーム部と、
を備え、
前記第1のアーム部の前記第1の端部側の側面には、前記脚部材側に設けられた脚部材側係合部と係合可能な第1の係合部が設けられており、前記第1の係合部が前記脚部材側係合部と係合されることで、前記第1のアーム部は、前記第1のアーム部の延出方向と略直交する第1の回転軸を中心に回転可能に前記脚部材に固定され、
前記第1のアーム部の前記第2の端部側の端面には、第2の係合部が設けられており、
前記第2のアーム部の前記第3の端部側の側面には、前記第2の係合部と係合可能な第3の係合部が設けられており、
前記使用状態では、前記第3の係合部が前記第2の係合部と係合されることで、前記第2のアーム部は前記第1のアーム部に対して固定され
ており、
前記脚部材側係合部との係合が解除された前記第1の係合部と、前記第2の係合部との係合が解除された前記第3の係合部と、も互いに係合可能であり、
前記脚部材側係合部との係合が解除された前記第1の係合部と、前記第2の係合部との係合が解除された前記第3の係合部と、を互いに係合させることで、前記使用状態から、前記第2のアーム部が前記第1のアーム部の延出方向と略平行な方向に延出した前記持ち運び状態に変形されることを特徴とする架台。
【請求項2】
突出部を有する固定部を更に備え、
前記脚部材側係合部は、脚部材側突出部を有しており、
前記第1の係合部は、前記脚部材側突出部及び前記突出部と嵌合する孔部であり、
前記第2の係合部は、少なくとも前記突出部と嵌合する孔部であり、
前記第3の係合部は、少なくとも前記突出部と嵌合する貫通孔であり、
前記固定部を前記第3の係合部を介して前記第2の係合部まで嵌合させることで、前記第2のアーム部が前記第1のアーム部に対して固定され、
前記固定部は、前記第2の係合部との係合が解除された前記第3の係合部を介して前記脚部材側係合部との係合が解除された前記第1の係合部とも嵌合可能であることを特徴とする請求項1に記載の架台。
【請求項3】
前記固定部は、前記第3の係合部の前記第2の係合部に対する前記第1のアーム部の延出方向を中心とした係合角度も保持可能であることを特徴とする請求項2に記載の架台。
【請求項4】
前記第2のアーム部の前記第4の端部側の側面には、前記光学機器を支持するための支持部が設けられており、
前記第1のアーム部の前記第1の端部から前記第2の端部までの長さは、前記第2のアーム部の前記第3の端部から前記支持部の前記第3の端部側の端部までの長さよりも短いことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の架台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学機器を脚部材に取り付けるための架台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、望遠鏡を、その鏡筒の向きを変更可能に三脚上に固定する架台として、“片持ちフォーク型”の経緯台というものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、“片持ちフォーク型”の経緯台(架台)は、軽量である点、様々なサイズの望遠鏡を取り付け可能な点等で人気が高いが、略L字形状を有しているため、持ち運びや収納に不便である等の問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、持ち運び等の際の労力を軽減することのできる架台を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、光学機器を脚部材に取り付けるための架台であって、延出方向において第1の端部と第2の端部と、を有し、前記第1の端部側が前記脚部材に固定される第1のアーム部と、延出方向において第3の端部と第4の端部と、を有し、前記第3の端部側が前記第1のアーム部の前記第2の端部側と接続されることで前記第1のアーム部の延出方向と略直交する方向に延出し、前記第4の端部側が前記光学機器を片持ち支持する第2のアーム部と、を備え、前記第1のアーム部の前記第1の端部側の側面には、前記脚部材側に設けられた脚部材側係合部と係合可能な第1の係合部が設けられており、前記第1の係合部が前記脚部材側係合部と係合されることで、前記第1のアーム部は、前記第1のアーム部の延出方向と略直交する第1の回転軸を中心に回転可能に前記脚部材に固定され、前記第1のアーム部の前記第2の端部側の端面には、第2の係合部が設けられており、前記第2のアーム部の前記第3の端部側の側面には、前記第2の係合部と係合可能な第3の係合部が設けられており、前記第3の係合部が前記第2の係合部と係合されることで、前記第2のアーム部は前記第1のアーム部に対して固定され、前記脚部材側係合部との係合が解除された前記第1の係合部と、前記第2の係合部との係合が解除された前記第3の係合部と、も互いに係合可能であることを特徴とする架台を提供している。
【0007】
このような構成によれば、略L字形状を有する“片持ちフォーク型”の架台をコンパクトな形状に変形させることができるので、持ち運び等の際の労力を軽減することが可能となる。
【0008】
また、本発明は、突出部を有する固定部を更に備え、前記脚部材側係合部は、脚部材側突出部を有しており、前記第1の係合部は、前記脚部材側突出部及び前記突出部と嵌合する孔部であり、前記第2の係合部は、少なくとも前記突出部と嵌合する孔部であり、前記第3の係合部は、少なくとも前記突出部と嵌合する貫通孔であり、前記固定部を前記第3の係合部を介して前記第2の係合部まで嵌合させることで、前記第2のアーム部が前記第1のアーム部に対して固定され、前記固定部は、前記第2の係合部との係合が解除された前記第3の係合部を介して前記脚部材側係合部との係合が解除された前記第1の係合部と嵌合可能であることが好ましい。
【0009】
このような構成によれば、簡易な仕組みで架台をコンパクトな形状に変形させることが可能となる。特に、脚部材側係合部との係合のために通常の架台に設けられている第1の係合部をそのまま利用することができるので、変形のための仕組みの複雑化を回避することが可能となる。
【0010】
また、前記固定部は、前記第3の係合部の前記第2の係合部に対する前記第1のアーム部の延出方向を中心とした係合角度も保持可能であることが好ましい。
【0011】
このような構成によれば、第2のアーム部を第1のアーム部に対して固定するための固定部を、第3の係合部の第2の係合部に対する係合角度を保持するためにも利用できるので、部品点数を減らすことが可能となる。
【0012】
また、前記第2のアーム部の前記第4の端部側の側面には、前記光学機器を支持するための支持部が設けられており、前記第1のアーム部の前記第1の端部から前記第2の端部までの長さは、前記第2のアーム部の前記第3の端部から前記支持部の前記第3の端部側の端部までの長さよりも短いことが好ましい。
【0013】
このような構成によれば、第1のアーム部と第2のアーム部を同一方向に延出させることができるので、架台をよりコンパクトな形状に変形することが可能となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の架台によれば、持ち運び等の際の労力を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施の形態による架台の使用状態の説明図
【
図3】本発明の実施の形態による架台の変形の説明図
【
図4】本発明の実施の形態によるアーム部の長さの説明図
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態による架台1について、
図1-
図4を参照して説明する。
【0017】
架台1は、片持ちフォーク型のものであり、
図1に示すように、光学機器を脚部材3に取り付けるためのものである。本実施の形態では、光学機器として、望遠鏡2を例に説明を行う。
【0018】
望遠鏡2は、鏡筒21と、鏡筒21の側面に設けられた取付部22と、を備えている。
【0019】
脚部材3は、脚部31と、脚部31上に固定された略平面状の載置面32と、脚部材側係合部33(
図3参照)と、を備えている。本実施の形態では、脚部材3として、三脚を例に説明する。
【0020】
脚部材側係合部33としては、ネジが切られた脚部材側突出部を採用し、載置面32の略中央部分に形成された貫通孔に下方から挿通されるものとする。但し、脚部材側係合部33は、載置面32と一体的に形成されていても良い。
【0021】
図2及び
図3に示すように、架台1は、第1のアーム部4と、第2のアーム部5と、固定部6と、を備えている。
【0022】
第1のアーム部4は、第1の端部41及び第2の端部42を有する略直方体形状を有しており、第1の端部41側は、第1のアーム部4が脚部材3の載置面32と略平行な方向(本実施の形態では、略水平方向)に延出するように、載置面32上に固定される。
【0023】
詳細には、第1の端部41側の側面(本実施の形態では、下側の側面)に、脚部材側係合部33と係合可能な第1の係合部41aが設けられており、第1の係合部41aが脚部材側係合部33と係合されることで、第1のアーム部4は、第1のアーム部4の延出方向と略直交する第1の回転軸Xを中心に回転可能に脚部材3(載置面32)上に固定される。
【0024】
本実施の形態では、第1の係合部41aとして、ネジ孔を採用し、このネジ孔は、脚部材側係合部33に形成されたネジと噛合可能である。
【0025】
一方、第1のアーム部4の第2の端部42側の端面(先端)には、第2の係合部42aが設けられている。本実施の形態では、第2の係合部42aとして、第1の係合部41aと略同一のネジ径及びピッチを有するネジ孔を採用する。
【0026】
第2のアーム部5は、第3の端部51及び第4の端部52を有する略直方体形状を有しており、第3の端部51側は、第1のアーム部4の延出方向と略直交する方向(
図2では、斜め上方。
図3では、垂直方向。)に延出するように、第1のアーム部4の第2の端部42側と接続されている。
【0027】
詳細には、第3の端部51側の側面には、第2の係合部42aと係合可能な第3の係合部51aが設けられており、第3の係合部51aが第2の係合部42aと係合されることで、第2のアーム部5は第1のアーム部4に対して固定される。
【0028】
本実施の形態では、第3の係合部51aは、ネジ孔(ネジが切られた貫通孔)であり、後述する固定部6を第3の係合部51aを介して第2の係合部42aまで嵌合させる(ネジ留めする)ことで、第2のアーム部5が第1のアーム部4に対して固定される。本実施の形態では、第3の係合部51aとして、第1の係合部41a及び第2の係合部42aと略同一のネジ径及びピッチを有するネジ孔を採用する。
【0029】
第4の端部52側の側面には、望遠鏡2の鏡筒21の側面に設けられた取付部22と接続可能な支持部53が設けられている。支持部53に望遠鏡2の取付部22が接続されることで、架台1は、望遠鏡2を片持ち支持する。
【0030】
支持部53は、第2のアーム部5の延出方向と略直交する第2の回転軸Yを中心に回転可能であり、これにより、取付部22を介して支持部53に接続された望遠鏡2は、第2の回転軸Yを中心に回転可能となる。
【0031】
なお、本実施の形態では、
図2に示すように(
図3では省略)、支持部53(望遠鏡2)を第2の回転軸Yを中心に回転させるための操作部54が、第2のアーム部5の第4の端部52側であって、取付部22とは反対側の側面に設けられている。
【0032】
また、本実施の形態では、
図2に示すように、第1のアーム部4の第2の端部42側の端面と、第2のアーム部5の第3の端部51の側面と、にそれぞれ互いに係合可能な菊座が形成されており、菊座同士の係合位置を変更することで、第2のアーム部5の延出方向を、第1のアーム部4の延出方向を中心として所定角度回転した位置に変更することができる。
【0033】
固定部6は、第2のアーム部5を第1のアーム部4に対して固定するためのものである。
【0034】
本実施の形態では、固定部6は、ネジが切られた突出部であり、固定部6に形成されたネジは、第3の係合部51a及び第2の係合部42aに形成されたネジ孔と噛合可能である。従って、固定部6を第3の係合部51aを介して第2の係合部42aまでネジ留めすることで、第2のアーム部5が第1のアーム部4に対して固定される。本実施の形態では、固定部6に切られたネジは、第1の係合部41a、第2の係合部42a、及び、第3の係合部51aと略同一のネジ径及びピッチを有するものとする。
【0035】
このように、固定部6によって第2のアーム部5を第1のアーム部4に対して固定することで、第1のアーム部4と第2のアーム部5の菊座同士の係合位置も保持されることとなる。
【0036】
ここで、本実施の形態による架台1は、
図3に示すように、第1のアーム部4と第2のアーム部5の接続を解除した上で、コンパクトな形状に変形可能である。
【0037】
詳細には、
図3(b)に示すように、脚部材側係合部33と第1の係合部41aの係合、及び、第2の係合部42aと第3の係合部51aの係合を解除可能であり、その一方で、
図3(c)及び(d)に示すように、脚部材側係合部33との係合が解除された第1の係合部41aと、第2の係合部42aとの係合が解除された第3の係合部51aと、が互いに係合可能な構成を有している。より詳細には、本実施の形態では、第1の係合部41aと第3の係合部51aは、固定部6を介して係合される。
【0038】
このような構成により、略L字形状を有する“片持ちフォーク型”の架台1を、
図3(d)に示すようなコンパクトな形状に変形させることが可能となる。
【0039】
更に、本実施の形態では、第1のアーム部4の第1の端部41から第2の端部42までの長さL1は、第2のアーム部5の第3の端部51から支持部53の第3の端部51側の端部までの長さL2よりも短い。
【0040】
長さL1がL2よりも長い場合、第1の係合部41aと第3の係合部51aを係合させたとしても、
図4に示すように、支持部53が障害物となり、第1のアーム部4と第2のアーム部5を同一方向に延出することができないため、サイズが多少大きくなってしまう。しかしながら、長さL1をL2よりも短くすることで、第1のアーム部4と第2のアーム部5を同一方向に延出させることができるので、架台1をよりコンパクトな形状に変形することが可能となる。
【0041】
以上説明したように、本実施の形態による架台1では、脚部材側係合部33との係合が解除された第1の係合部41aと、第2の係合部42aとの係合が解除された第3の係合部51aと、も互いに係合可能である。
【0042】
このような構成によれば、略L字形状を有する“片持ちフォーク型”の架台1をコンパクトな形状に変形させることができるので、持ち運び等の際の労力を軽減することが可能となる。
【0043】
また、本実施の形態による架台1では、固定部6を第3の係合部51aを介して第2の係合部42aまで嵌合させることで、第2のアーム部5が第1のアーム部4に対して固定され、固定部6は、第2の係合部42aとの係合が解除された第3の係合部51aを介して脚部材側係合部33との係合が解除された第1の係合部41aとも嵌合可能である。
【0044】
このような構成によれば、簡易な仕組みで架台1をコンパクトな形状に変形させることが可能となる。特に、脚部材側係合部33との係合のために通常の架台に設けられている第1の係合部41aをそのまま利用することができるので、変形のための仕組みの複雑化を回避することが可能となる。
【0045】
また、本実施の形態による架台1では、固定部6は、第3の係合部51aの第2の係合部42aに対する第1のアーム部4の延出方向を中心とした係合角度も保持可能である。
【0046】
このような構成によれば、第2のアーム部5を第1のアーム部4に対して固定するための固定部6を、第3の係合部51aの第2の係合部42aに対する係合角度を保持するためにも利用できるので、部品点数を減らすことが可能となる。
【0047】
また、本実施の形態による架台1では、第1のアーム部4の第1の端部41から第2の端部42までの長さL1は、第2のアーム部5の第3の端部51から支持部53の第3の端部51側の端部までの長さよりも短い。
【0048】
このような構成によれば、第1のアーム部4と第2のアーム部5を同一方向に延出させることができるので、架台1をよりコンパクトな形状に変形することが可能となる。
【0049】
尚、本発明の架台は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
【0050】
例えば、上記実施の形態では、突出部を有する固定部6によって係合部間の接続を保持したが、それ以外の方法で固定しても良い。
【0051】
例えば、
図5に示すように、固定部6を用いずに、第1の係合部41a及び第2の係合部42aを凹部(又は凸部)、第3の係合部51aを凸部(又は凹部)として、固定しても良い。また、固定部6を用いる場合であっても、同様に、第1の係合部41a及び第2の係合部42aを凹部(又は凸部)を、固定部6の先端側に凸部(又は凹部)を設けることで固定しても良い。すなわち、係合部間の接続のためにネジ構造を採用しなくても良い。
【0052】
また、上記実施の形態では、第1の係合部41aは、支持部53側から第3の係合部51aに係合されたが、支持部53側から係合しても良い。その場合には、
図2に示すように、支持部53(望遠鏡2)を第2の回転軸Yを中心に回転させるための操作部54が障害物となる可能性があるので、第1のアーム部4の第1の端部41から第2の端部42までの長さL1は、第2のアーム部5の第3の端部51から操作部54の第3の端部51側の端部までの長さよりも短いことが好ましい。
【0053】
また、本発明の“架台”は、経緯台であっても赤道儀であってもよい。赤道儀として使用する場合には、載置面32上にアングルプレートを配置し、アングルプレート上に脚部材側係合部33を設置した上で、第1のアーム部4と接続することが好ましい。
【0054】
更に、上記実施の形態では、架台1(支持部53)は、望遠鏡を支持したが、望遠鏡以外の双眼鏡、カメラ、スマートフォン等の他の光学機器を支持しても良い。すなわち、本発明の“架台”は、“ジンバル”としても使用可能であり、本発明の“架台”には、“ジンバル”も含むものとする。
【符号の説明】
【0055】
1 架台
2 望遠鏡
3 脚部材
4 第1のアーム部
5 第2のアーム部
6 固定部
21 鏡筒
22 取付部
31 脚部
32 載置面
33 脚部材側係合部
41 第1の端部
41a 第1の係合部
42 第2の端部
42a 第2の係合部
51 第3の端部
51a 第3の係合部
52 第4の端部
53 支持部
54 操作部