(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-19
(45)【発行日】2023-05-29
(54)【発明の名称】返礼装置、返礼方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/26 20120101AFI20230522BHJP
【FI】
G06Q50/26
(21)【出願番号】P 2022094343
(22)【出願日】2022-06-10
【審査請求日】2022-06-13
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 下記のサイトにて公開(公開日:令和3年11月1日) https://furusatos.com/tsukubamirai https://furusatos.com/tsukubamirai/shops https://furusatos.com/tsukubamirai/shops/1 https://furusatos.com/tsukubamirai/shops/3 https://furusatos.com/tsukubamirai/shops/4 https://furusatos.com/tsukubamirai/shops/7
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520112276
【氏名又は名称】株式会社サンカクキカク
(74)【代理人】
【識別番号】100197642
【氏名又は名称】南瀬 透
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【氏名又は名称】加藤 久
(74)【代理人】
【識別番号】100182567
【氏名又は名称】遠坂 啓太
(74)【代理人】
【識別番号】100219483
【氏名又は名称】宇野 智也
(72)【発明者】
【氏名】宇佐川 桂吾
【審査官】永野 一郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-032413(JP,A)
【文献】特開2019-020162(JP,A)
【文献】特開2022-079543(JP,A)
【文献】特開2021-107996(JP,A)
【文献】特開2021-108077(JP,A)
【文献】特開2021-157764(JP,A)
【文献】特開2021-082291(JP,A)
【文献】フランス料理とパスタのランチコース 1名様分 | お礼品詳細,[online],ふるさと納税なら「さとふる」,2020年02月12日,インターネット<URL:https://web.archive.org/web/20200212011524/https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1055906>,[2022年8月30日検索]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、前記寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および前記
寄附者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができる返礼装置であり、
前記自治体の情報と、前記自治体に属する店舗の情報および前記店舗の商品情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報を取得し、前記寄附者の端末へ前記自治体に属する前記店舗ごとの情報が表示された画面および当該表示された店舗が返礼品として扱う商品情報
の一覧が表示された画面を含む寄附画面と、寄附が完了した旨を示す画面であり、前記店舗の店員に見せることで、当該店舗の商品を返礼品として前記店舗で受け取ることができる画面と、を表示させる表示手段と、
前記店舗の端末へ、当該店舗の商品情報を管理するための店舗用の商品情報管理画面を表示させる第2の管理手段と、
を含み、
前記第2の管理手段は、前記店舗の端末からの要求に応じて、
前記寄附者の端末へ前記店舗の商品情報を表示させることおよび表示させないことを変更するものである返礼装置。
【請求項2】
前記自治体の端末へ、当該自治体に属する店舗の情報を管理するための自治体用の店舗情報管理画面および当該自治体に属する店舗の商品情報を管理するための自治体用の商品情報管理画面を表示させる第1の管理手段を含む請求項1に記載の返礼装置。
【請求項3】
前記第1の管理手段は前記自治体の端末からの要求に応じて、商品情報として前記記憶手段に記憶されている商品の品名、寄附額、価格または寄附者への表示可否のうち、1以上を追加、削除、または変更させるものである請求項2に記載の返礼装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記記憶手段に記憶された情報を取得し、前記寄附者の端末へ前記店舗の営業時間と、前記店舗の場所を地図上に表示させた画面と、を表示させるものである請求項3に記載の返礼装置。
【請求項5】
寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、前記寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および前記
寄附者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができるふるさと納税の返礼品の返礼方法であり、
返礼装置が、前記自治体の情報と、前記自治体に属する店舗の情報および前記店舗の商品情報を記憶すること、
前記返礼装置が、記憶された情報に基づいて、前記寄附者の端末へ前記自治体に属する前記店舗ごとの情報が表示された画面および当該表示された店舗が返礼品として扱う商品情報
の一覧が表示された画面を含む寄附画面と、寄附が完了した旨を示す画面であり、前記店舗の店員に見せることで、当該店舗の商品を返礼品として前記店舗で受け取ることができる画面と、を表示させること、
前記返礼装置が、記憶された情報に基づいて、前記店舗の端末へ当該店舗の商品情報を管理するための店舗用の商品情報管理画面を表示させること、および前記店舗の端末からの要求に応じて、
前記寄附者の端末へ前記店舗の商品情報を表示させることおよび表示させないことを変更すること、
を含む返礼方法。
【請求項6】
コンピュータを、
寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、前記寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および前記
寄附者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができる返礼装置であり、
前記自治体の情報と、前記自治体に属する店舗の情報および前記店舗の商品情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報を取得し、前記寄附者の端末へ前記自治体に属する前記店舗ごとの情報が表示された画面および当該表示された店舗が返礼品として扱う商品情報
の一覧が表示された画面を含む寄附画面と、寄附が完了した旨を示す画面であり、前記店舗の店員に見せることで、当該店舗の商品を返礼品として前記店舗で受け取ることができる画面と、を表示させる表示手段と、
前記店舗の端末へ、当該店舗の商品情報を管理するための店舗用の商品情報管理画面を表示させる第2の管理手段と、
を含み、
前記第2の管理手段は、前記店舗の端末からの要求に応じて、
前記寄附者の端末へ前記店舗の商品情報を表示させることおよび表示させないことを変更するものである返礼装置として動作させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、当該寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および当該寄付者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができる返礼装置などに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ふるさと納税の知名度が向上してきており、税金が控除されたり返礼品がもらえたりするため、ふるさと納税を利用する者も年々増えてきている。また、財源を確保できたり、地元産業の活性化を図ることができるため、ふるさと納税を導入する自治体も年々増えてきている。
【0003】
なお、近年、ふるさと納税制度に関する技術も検討されている。
例えば、特許文献1には、利用者が店舗で返礼品を受け取ることができるふるさと納税システムが記載されている。
【0004】
このふるさと納税システムは、ネットワークを介して互いに接続され、利用者の利用者側端末装置と、自治体の自治体側端末装置と、店舗の店舗側端末装置と、ふるさと納税において用いられるウェブサイトのプログラムが記憶されている記憶部を有するふるさと納税処理装置とを備え、ふるさと納税サイトを用いて、ふるさと納税を行うふるさと納税システムである。また、このふるさと納税システムは、利用者側端末装置から自治体側端末装置に、寄付の申し込みに関する情報を送信し、治体側端末装置は、寄付の申し込みに関する情報を受け付け、利用者側端末装置に、利用者に対応付けされた利用者識別情報を送信し、利用者側端末装置は、利用者識別情報を受け付け、利用者が店舗において寄付に対応する返礼品を受け取る際、店舗側端末装置から自治体側端末装置に、利用者識別情報と、返礼品を受け取ったことを示す情報を有する受け取り完了情報とを送信し、自治体側端末装置は、利用者識別情報および受け取り完了情報を受け付けることを特徴としている。
【0005】
一方、特許文献2には、観光地等で気軽にふるさと納税を行う際に、返礼品のスムーズな受け取りを実現することを目的としたる納税支援装置が記載されている。
この納税支援装置は、第1取得部、第2取得部、納税処理部、発行部を備え、第1取得部は、ユーザーを特定可能なユーザー情報を取得可能に構成され、第2取得部は、第1取得部によりユーザー情報が取得された場合、ユーザーから納税指示を取得可能に構成され、納税指示には、ふるさと納税の納税金額が含まれ、納税処理部は、第2受取部により納税指示が取得された場合、納税支援装置が設置されている自治体に対し、納税金額をふるさと納税として納税するための納税処理を実行可能に構成され、発行部は、納税処理部により納税処理が実行された場合、納税金額に基づいて返礼品を発行可能に構成されている。なお、ユーザー情報は、ユーザーの氏名及び住所を含んでいる。
【0006】
また、特許文献3には、ふるさと納税の寄付を現地で行った者に対し、当該現地で即時の返礼を可能にすることを目的とした返礼システムが記載されている。
この返礼システムは、寄付者から自治体へ行われる寄付に伴う返礼の事務処理を担うものであり、自治体から返礼の業務を受託した返礼事業者が使用する返礼事業者端末と、事務処理を代行する代行サーバと、を備え、代行サーバは、事務処理を代行する自治体について、返礼の業務に関して提携関係にある返礼事業者と自治体との対応関係を示した管理テーブルを記憶装置に有しており、代行サーバは、返礼事業者端末または寄付者が操作するユーザ端末から直接的又は間接的に受信した寄付のリクエストが、即時の返礼を伴う寄付のリクエストである即時リクエストの場合には、即時リクエストに係る寄付金の決済の完了確認を実行し、決済が承認されたことを確認すると、返礼事業者に返礼の実行を指示する返礼実行情報を返礼事業者端末へ通知する返礼実行通知処理と、管理テーブルを基に、返礼の実行を指示した返礼事業者と提携関係にある自治体の端末へ通知する寄付に関する情報を出力する寄付情報出力処理と、を実行するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2021-107996公報
【文献】特開2021-157646公報
【文献】特開2022-032413公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、ふるさと納税は現状、商品ありきのものとなっているのが現状である。例えば家電製品が欲しいため、縁もゆかりも無いが、炊飯器やトースターなどが返礼品となっている市町村へ納税する寄附者もいる。また、例えば牛肉など、コストパフォーマンスが高い返礼品が設けられている市町村へ納税する寄附者もいる。そして、これらの特許文献に記載の発明は、返礼品を店舗で受け取れることを可能とするものの、このような課題を解決できるものではない。
【0009】
そのため、「今は都会に住んでいても、自分を育んでくれたふるさとに、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度を作りたい」という思いから生まれたふるさと納税制度の趣旨に鑑みると、観光や里帰りなどでふるさとに立ち寄った際に、自分の意思で、ふるさと納税へ誘導できる仕組みが求められている。
【0010】
よって、本発明は、利用者が観光や里帰りなどである土地を訪れた際、その土地に対しての応援する気持ちや繋がりを深めたい気持ちをより惹起させ、当該利用者をふるさと納税へと誘導できる返礼装置などを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の返礼装置は、寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および寄付者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができる返礼装置であり、店舗の情報および店舗の商品情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報を取得し、寄附者の端末へ店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示された寄附画面を表示させる表示手段と、を含む。
これにより、寄附を行う際、寄附者の端末には店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示されるため、寄附者はこれらの情報を把握することができる。
【0012】
また、返礼装置は、自治体の端末へ、当該自治体に属する店舗の情報を管理するための自治体用の店舗情報管理画面および当該自治体に属する店舗の商品情報を管理するための自治体用の商品情報管理画面を表示させる第1の管理手段を含むことが望ましい。
これにより、自治体の端末には、当該自治体に属する店舗の情報やその店舗の商品情報を管理することができる店舗情報管理画面や商品情報管理画面が表示されるため、自治体は当該画面より当該自治体に属する店舗の情報やその店舗の商品情報を管理することができる。
【0013】
また、返礼装置は、店舗の端末へ、当該店舗の商品情報を管理するための店舗用の商品情報管理画面を表示させる第2の管理手段を含むことが望ましい。
これにより、店舗の端末には、当該店舗が販売している商品情報を管理することができる商品情報管理画面が表示されるため、店舗は当該画面より商品情報を管理することができる。
【0014】
特に、第1の管理手段は自治体の端末からの要求に応じて、および第2の管理手段は店舗の端末からの要求に応じて、商品情報として記憶手段に記憶されている商品の品名、寄附額、価格または寄附者への表示可否のうち、1以上を追加、削除、または変更させるものであることが望ましい。
これにより、自治体の端末から商品(返礼品)の寄附額など上述した情報を変更したり、店舗の端末から商品の価格など上述した情報を変更したりすることができる。
【0015】
また、表示手段は、記憶手段に記憶された情報を取得し、寄附者の端末へ店舗の営業時間と、店舗の場所を地図上に表示させた画面と、を表示させることが望ましい。
これにより、寄附を行う際、寄附者の端末には店舗ごとの情報として営業時間と場所が表示されるため、寄附者は事前に、例えば店舗を訪れて返礼品を受け取る前に、店舗の営業時間と場所を把握することができる。
【0016】
なお、本発明の返礼方法は、寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および寄付者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができるふるさと納税の返礼品の返礼方法であり、返礼装置が、店舗の情報および店舗の商品情報を記憶すること、返礼装置が、記憶された情報に基づいて、寄附者の端末へ店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示された寄附画面を表示させること、を含む。
【0017】
一方、本発明のプログラムは、コンピュータを、寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および寄付者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができる返礼装置であり、店舗の情報および店舗の商品情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報を取得し、寄附者の端末へ店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示された寄附画面を表示させる表示手段と、を含む返礼装置として動作させるものである。
【発明の効果】
【0018】
(1)本発明の返礼装置は、寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および寄付者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができる返礼装置であり、店舗の情報および店舗の商品情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された情報を取得し、寄附者の端末へ店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示された寄附画面を表示させる表示手段と、を含む構成により、寄附を行う際、寄附者の端末には店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示されるため、寄附者はこれらの情報を把握することができるため、利用者の「観光や里帰りなどで訪れた土地の気に入った店舗で商品を購入したい」などといった気持ちを惹起させ、商品ありきではなく、店舗や自治体に寄せる思いをベースとして利用者をふるさと納税へと誘導することができる。
【0019】
(2)また、返礼装置は、自治体の端末へ、当該自治体に属する店舗の情報を管理するための自治体用の店舗情報管理画面および当該自治体に属する店舗の商品情報を管理するための自治体用の商品情報管理画面を表示させる第1の管理手段を含む構成により、自治体の端末には、当該自治体に属する店舗の情報やその店舗の商品情報を管理することができる店舗情報管理画面や商品情報管理画面が表示されるため、自治体は当該画面より当該自治体に属する店舗の情報やその店舗の商品情報を管理することができ、例えば新しい店舗がふるさと納税に加入した場合や反対に脱退した場合など、店舗単位で、容易に店舗の管理を行うことができる。また、同時に自治体側で、返礼品として扱うこれらの店舗の商品を管理することができる。
【0020】
(3)また、返礼装置は、店舗の端末へ、当該店舗の商品情報を管理するための店舗用の商品情報管理画面を表示させる第2の管理手段を含む構成により、店舗の端末には、当該店舗が販売している商品情報を管理することができる商品情報管理画面が表示されるため、店舗は当該画面より商品情報を管理することができ、例えば商品の詳細情報や在庫数などの商品情報をリアルタイムで管理することができる。
【0021】
(4)特に、第1の管理手段は自治体の端末からの要求に応じて、および第2の管理手段は店舗の端末からの要求に応じて、商品情報として記憶手段に記憶されている商品の品名、寄附額、価格または寄附者への表示可否のうち、1以上を追加、削除、または変更させる構成により、自治体の端末から商品(返礼品)の寄附額など上述した情報を変更したり、店舗の端末から商品の価格など上述した情報を変更したりすることができるため、商品情報に変更があった場合でも、寄附者は端末から正確な商品情報をいつでも把握することができる。
【0022】
(5)また、表示手段は、記憶手段に記憶された情報を取得し、寄附者の端末へ店舗の営業時間と、店舗の場所を地図上に表示させた画面と、を表示させる構成により、寄附を行う際、寄附者の端末には店舗ごとの情報として営業時間と場所が表示されるため、寄附者は事前に、例えば店舗を訪れて返礼品を受け取る前に、店舗の営業時間と場所を把握することができ、帰省や観光の予定に影響が及ぶことがない、スムーズな返礼品の受け渡しを実現することができる。
【0023】
なお、本発明の返礼方法や本発明のプログラムによれば、本発明の返礼装置と同等の作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本発明の実施の形態に係る返礼システムを示す概略構成図である。
【
図2】本発明の実施の形態に係る返礼装置の概略機能ブロック図である。
【
図3】本発明の実施の形態に係る返礼方法を示す概略フロー図である。
【
図4】本発明の実施の形態に係る返礼方法を示す概略フロー図である。
【
図5】本発明の実施の形態に係る返礼方法を示す概略フロー図である。
【
図6】寄附者の端末に表示される画面のイメージ図である。
【
図7】寄附者の端末に表示される画面のイメージ図である。
【
図8】寄附者の端末に表示される画面のイメージ図である。
【
図9】寄附者の端末に表示される画面のイメージ図である。
【
図10】自治体の端末に表示される画面のイメージ図である。
【
図11】自治体の端末に表示される画面のイメージ図である。
【
図12】自治体の端末に表示される画面のイメージ図である。
【
図13】店舗の端末の表示画面のイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施の形態の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を変更しない限り、以下の内容に限定されない。
【0026】
[返礼システム]
図1は、本発明の実施の形態に係る返礼システムを示す概略構成図である。
返礼システム1は、返礼装置10と、寄附者の端末20と、自治体の端末30と、店舗の端末40と、決済事業者装置50と、を有する。これらは、ネットワーク通信網Nを通じて有線または無線で相互に通信可能である。
【0027】
また、返礼システム1は、寄附者が端末20を操作して店舗で販売される商品を購入することにより、当該寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および当該寄付者が当該商品を返礼品として受け取ることができる。
【0028】
寄附者の端末20(以下、単に「端末20」とも言う)は、例えば寄附者が所有するスマートフォンやパソコン、タブレットなどである。つまり、端末20はWebブラウザ機能を持ち、インターネット(ネットワーク通信網N)に接続できるものである。
【0029】
自治体の端末30(以下、単に「端末30」とも言う)は、例えば自治体が所有するパソコンである。もちろん、端末20と同様にWebブラウザ機能を持ち、インターネットに接続できるものであればスマートフォンやタブレットなどでもよい。
【0030】
店舗の端末40(以下、単に「端末40」とも言う)は、例えば店舗が所有するパソコンであり、機能については寄附者の端末20や自治体の端末30と同様である。
なお、本実施の形態において、返礼システム1は2店舗(店舗A、店舗B)有しており、それぞれの店舗に端末40(端末40A,40B)が設置されている。
【0031】
また、決済事業者装置50は、インターネットショッピングで利用される決済代行サービスを行うものであり、決済事業者が所有するサーバなどである。
【0032】
なお、返礼装置10は、
(1)寄附者に対しては、端末20を介して送信される寄附者側の寄附要求などを処理するものである。
(2)自治体に対しては、端末30を介して送信される自治体側の管理要求などを処理するものである。
(3)店舗に対しては、端末40を介して送信される店舗側の管理要求などを処理するものである。
【0033】
[返礼装置]
図2は、本発明の実施の形態に係る返礼装置の概略機能ブロック図である。
図2に示すように、返礼装置10は、通信手段11と、記憶手段12と、表示手段13と、第1の管理手段14と、第2の管理手段15と、制御手段16と、を含む。
【0034】
通信手段11は、ネットワーク通信網Nを介して外部の装置やシステムと相互に通信する機能である。外部の装置やシステムとは、寄附者の端末20、自治体の端末30、店舗の端末40、決済事業者装置50などである。
【0035】
記憶手段12は、各種情報を記憶する機能である。例えばデータベースが構築され、寄附者の情報や自治体の情報、および店舗の情報や店舗の商品情報などが蓄積して記憶される。
【0036】
寄附者の情報とは、返礼装置10(返礼システム1)を利用する利用者の氏名、年齢、住所、性別、電話番号、およびログインIDやログインパスワード、クレジットカード情報などである。
【0037】
また、自治体の情報とは、返礼装置10(返礼システム1)を導入する自治体の自治体名、住所、電話番号、代表者の氏名、およびログインIDやログインパスワードなどである。
【0038】
なお、店舗の情報とは、店舗名や住所、電話番号、代表者の氏名、業種、およびログインIDやログインパスワードなどである。
一方、店舗の商品情報とは、品名、寄附額、商品価格、の変更、寄附者への表示可否、および商品の詳細な情報(
図8参照)などである。
【0039】
表示手段13は、主に寄附者(寄附者の端末20)と相互に通信し、端末20に各種情報が掲載された画面を表示させる機能である。つまり、主に寄附者側と双方向で要求、応答、通知などのやり取りを行う機能である。
【0040】
また、第1の管理手段14は、主に自治体(自治体の端末30)と相互に通信し、端末30に各種情報を管理するための画面を表示させる機能である。つまり、主に自治体側と双方向で要求、応答、通知などのやり取りを行う機能である。
【0041】
なお、第2の管理手段15は、主に店舗(店舗の端末40)と相互に通信し、端末40に各種情報を管理するための画面を表示させる機能である。つまり、主に店舗側と双方向で要求、応答、通知などのやり取りを行う機能である。
表示手段13、第1の管理手段14、および第2の管理手段15は、いわゆるWebサーバが持つ機能である。
【0042】
そして、制御手段16は、返礼装置10により行われる処理のうち、例えばログイン処理など、通信手段11~第2の管理手段15が行う処理以外の全ての処理を制御する。
【0043】
返礼装置10は、例えばこれらの手段(機能)を実現することができるプログラムをコンピュータにインストールすることで構築される。
【0044】
[返礼方法]
図3~5は、本発明の実施の形態に係る返礼方法を示す概略フロー図である。また、
図6~13は、寄附者の端末や自治体の端末、店舗の端末に表示される画面のイメージ図である。
【0045】
[寄附者側]
最初に、
図3に基づいて寄附者が寄附(納税)を行いその商品(返礼品)を受け取るまでの流れを説明する。なお、以下、寄附者の端末20や自治体の端末30、店舗の端末40なども単に「寄附者」、「自治体」、「店舗」と言う場合がある。
【0046】
寄附者は端末20のWebブラウザ機能を利用し、ログインIDおよびログインパスワードを入力して返礼装置10にログインする。
図6は、返礼装置10(返礼システム1)にログイン後、寄附者の端末20に表示されるのトップ画面の一例である。以下、寄附者の端末20に表示される寄附を行うための画面を「寄附画面」と言う。寄附画面は、表示手段13により表示される。
【0047】
そして、寄附者が商品の表示処理(検索処理)を行うと、寄附者の端末20から返礼装置10へ商品表示要求が送信される(ステップS103)。そうすると、返礼装置10から端末20へ商品表示応答が返される(ステップS104)。
【0048】
寄附者は商品の表示を要求する際、
図6に示すような寄附画面から、商品名で返礼品を検索したり、フルーツや魚といったカテゴリで返礼品を検索することができる。商品表示要求は、このような寄附者が指定した条件を含むものであり、商品表示応答は、当該条件に沿った商品の一覧を含むものである。例えば、寄附者が「Fruits(
図6の点線枠)」を指定した場合、60件のフルーツの返礼品の一覧が端末20に表示される。
【0049】
記憶手段12には商品情報が蓄積して記憶されているため、商品表示要求を受信した返礼装置10は、記憶手段12に蓄積された商品情報に基づいて検索を行い、さらにその検索結果に基づいて表示手段13が商品表示応答を作成し、端末20に送信する。
【0050】
なお、ここで寄附者は、店舗名を用いて検索することができる。例えば寄附者は、
図6に示す「商品検索」の検索バーに店舗名を入力して検索を行うことができる。もちろん、「店舗検索」用の検索バーを別に設けることもできる。
【0051】
この場合、寄附者の端末20から返礼装置10へ店舗表示要求が送信される(ステップS101)。そうすると、返礼装置10から端末20へ店舗表示応答が返される(ステップS102)。店舗表示要求は店舗名を検索キーとして含むものであり、店舗表示応答は、当該店舗名に一致(完全一致、部分一致)した店舗の一覧を含むものである。
【0052】
記憶手段12には店舗の情報も蓄積して記憶されているため、店舗表示要求を受信した返礼装置10は、記憶手段12に蓄積された店舗情報に基づいて検索を行い、さらにその検索結果に基づいて表示手段13が店舗表示応答を作成し、端末20に送信する。
なお、店舗表示要求には店舗名の他、記憶手段12で蓄積管理される店舗の住所や電話番号、業種や代表者などを検索キーとして含むことができる。つまり、寄附者はこれらの情報に基づいて店舗を検索することができる。
【0053】
図7は、上述した店舗名検索によって寄附者の端末20に表示された店舗のトップ画面の一例である。例として、「サンカク食堂」という店舗を挙げている。
このように、例えば店舗表示応答で表示された検索結果(店舗)の中から寄附者が店舗名をクリックすることにより、目当ての店舗のトップ画面を表示させることができる。
【0054】
また、
図7に示すように、店舗のトップ画面にはその店舗で販売している商品の一覧が表示される。このような商品情報も、記憶手段12に記憶された店舗情報に紐付けされる商品情報に基づいて、表示手段13により端末20へ送信されるものである。
【0055】
このように,、寄附者の端末20には店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示されるため、寄附者は、目当ての店舗から目当ての商品を購入することができる。つまり、寄附者は店舗が属する目当ての自治体に寄附を行うことで、返礼品としてその店舗が販売している商品を受け取ることができる。なお、購入する際、寄附者は
図7に示す「カートに追加」ボタンを押下して商品を選択し、
図9に示す「寄附へ進む」ボタンを押下して商品を購入手続きを行うことができる。
【0056】
「寄附へ進む」ボタンが押下されると、端末20から返礼装置10へ商品購入要求が送信される(ステップS105)。この際、寄附者がクレジットカード決済を希望した場合、返礼装置10は制御手段16により決済事業者装置50と通信して決済処理を行う(ステップS106,S107)。
【0057】
そして、決済処理が完了すると、返礼装置10は端末20へ商品購入応答を返す(ステップS108)。
【0058】
そうすると、端末20には購入(寄附)が完了した旨の画面が表示されるため、寄附者はその画面を店舗の店員に見せることで、店舗から直接手渡しで商品を受け取ることができる(ステップS109,S110)。
【0059】
このように、返礼装置10は表示手段13により、寄附者の端末20へ店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示された寄附画面を表示させることができる。そのため、本発明の利用者の「観光や里帰りなどで訪れた土地の気に入った店舗で商品を購入したい」、「訪れた際に店舗で直接商品を受け取りたい」、「店舗が属する自治体に寄附をしたい」などといった気持ちが惹起され、商品ありきではなく、店舗や自治体に寄せる思いをベースとして利用者をふるさと納税へと誘導できる。
【0060】
その結果、利用者はあの土地(自治体)や店(店舗)を再度訪れたい、そして、その土地や店を何らかの形で応援したいという気持ちになり、来訪者が寄附者となることを実現することができる。
【0061】
なお、例えば
図7に示す店舗情報が表示された画面から、その店舗の商品の一つ(例えば、わさび丼の写真)を選択すると、
図8に示すような商品の説明画面へ遷移することができる。このような返礼装置10と端末20との間の通信(要求、応答)も表示手段13により実現される。
【0062】
加えて、
図9に示すように、寄附者は商品の引き渡し方法を選択することができる。そして、寄附者により選択された引き渡し方法は、端末20から返礼装置10へ送信され、さらに店舗へ転送される。これにより、店舗は商品を通常郵便で配送したり、クール便で配送したり、または店舗引き渡しのため予め店舗の倉庫や冷蔵庫などで保管しておくことができる。
【0063】
さらに、表示手段13は寄附者へ、店舗の営業時間と、店舗の場所とを表示させる(
図7参照)。店舗の場所については、例えば寄附者がアイコン(
図7の点線枠)をクリックすると、店舗の場所が地図上に表示させた画面が表示されたり、郵便番号や住所が表示されたりする。
これにより、寄附者が引き渡し方法において店舗引き渡しを希望した場合、配送を依頼する場合には気にしないような、店舗の営業時間や場所を事前に把握しておくことができる。
【0064】
[自治体側]
次に、
図4に基づいて自治体が店舗情報や店舗の商品情報を管理する流れを説明する。
【0065】
自治体は端末30から返礼装置10へ各種の管理要求を送信する(ステップS201)。一方、返礼装置10は管理要求に沿った管理応答を端末30へ返す(ステップS202)。このような通信は、第1の管理手段14により実現される。
【0066】
図10は、自治体の端末30に表示される店舗情報管理画面の一例である。店舗情報管理画面は、第1の管理手段14により作成されて端末30へ送信される。自治体は、この画面から店舗に関する各種操作を行うことができる。
【0067】
自治体は、
図10の左側のバーに示されるメニューの一覧から各種メニューを選択することができる。例えば、自治体は「店舗管理」メニューから、さらに「店舗追加」メニューを選択することができる。そして、店舗名や住所、電話番号、代表者の氏名、業種などを入力して登録(追加)依頼を行うことにより(ステップS203)、返礼装置10に新しい店舗が追加される(ステップS204)。つまり、新しい店舗が返礼装置10の記憶手段12に記憶される。
【0068】
このような通信も、第1の管理手段14により実現される。つまり、第1の管理手段14は、自治体の端末30へ当該自治体に属する店舗の情報を管理するための店舗情報管理画面を表示させ、端末30と通信を行い、記憶手段12に対して店舗情報の追加・削除・変更などを行う。
【0069】
また、第1の管理手段14は、自治体の端末30へ当該自治体に属する店舗の商品情報を管理するための商品情報管理画面を表示させる。例えば、自治体は
図11に示すように「店舗検索」メニューから、当該自治体に属する店舗の中から任意の店舗を検索することができる。自治体側で行うことができる店舗の検索処理については、上述した寄附者側における店舗の検索処理と同様である。
【0070】
そして、自治体は検索結果の中から、目当ての店舗の「商品情報」メニュー(
図11の点線枠)を選択することにより、例えば
図12に示すように任意の店舗の商品情報を表示させることができる。
【0071】
このような操作により、自治体は店舗の商品情報、例えば寄附額を変更する要求を返礼装置10に対して送信することができる(ステップS205)。一方、返礼装置10は当該要求を受信して、第1の管理手段14が当該要求に沿った処理を記憶手段12に対して行い(指定された商品の寄附額を、指定された金額に変更する。)、その結果を端末30へ返す(ステップS206)。
【0072】
その他、自治体は商品情報管理画面から、商品の追加や削除、変更などを行うことができる。変更対象は、上述した寄附額の変更や品名の変更、商品価格の変更、寄附者へ(寄附画面に)表示させるか否かを示すフラグの変更などである。
【0073】
[店舗側]
最後に、
図5に基づいて店舗が商品情報を管理する流れを説明する。
【0074】
店舗は端末40から返礼装置10へ各種の管理要求を送信する(ステップS301)。一方、返礼装置10は管理要求に沿った管理応答を端末40へ返す(ステップS302)。このような通信は、第2の管理手段15により実現される。
【0075】
図13は、店舗の端末40に表示される商品情報管理画面の一例である。
図12を用いて説明したように、店舗も自身が販売している商品の情報を管理することができる。商品情報管理画面は、第2の管理手段15により作成されて端末40へ送信される。店舗は、この画面から商品や注文に関する情報、または請求書やスタッフの管理、若しくは販売促進のためのプロモーションに関する各種操作を行うことができる。
【0076】
なお、店舗は商品情報管理画面から、自治体と同様に商品の追加や削除、変更などを行うことができる。変更対象は、寄附額の変更や品名の変更、商品価格の変更、寄附者へ(寄附画面に)表示させるか否かを示すフラグの変更などであり、例えば店舗は寄附者への表示可否を変更する要求を返礼装置10に対して送信することができる(ステップS303)。一方、返礼装置10は当該要求を受信して、第2の管理手段15が当該要求に沿った処理を記憶手段12に対して行い(指定された商品の表示を、オンまたはオフに変更する。)、その結果を端末40へ返す(ステップS304)。
【0077】
商品は、寄附額を支払った(納税した)寄附者に返礼品として渡される他、商品価格で一般消費者にも販売される。そのため、例えば一般消費者がある商品を購入したことでその商品の在庫が無くなった場合、店舗はすぐにその商品を寄附画面に表示させなくすることができる。
【0078】
その他、店舗から
図8に示すような商品の詳細な情報も変更可能である。例えば、店舗は詳細情報変更の管理要求を返礼装置10に対して送信する(ステップS305)。一方、返礼装置10は当該要求を受信して、第2の管理手段15が当該要求に沿った処理を記憶手段12に対して行い(詳細情報の変更内容)、その結果を端末40へ返す(ステップS306)。
【0079】
これにより、店舗は、旬の野菜や果物、肉、魚などが入荷された場合や、人気のあるおすすめ商品、残り数があとわずかな商品の情報など、リアルタイムな商品の詳細な情報を即時に反映させることができる。
【0080】
以上のように説明した本実施の形態はあくまで一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない限り、寄附者の端末や自治体の端末、店舗の端末に表示させる画面の構成やレイアウトなどは適宜設計変更可能である。
【0081】
また、自治体と店舗側間の取り決めにより、情報の追加(設定)、変更、削除の制限についても適宜設計変更可能である。例えば、寄附額の設定や変更は自治体からのみ行えるようにしてもよいし、商品価格の設定や変更は自治体および店舗の両方から行えるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明は、利用者が観光や里帰りなどである土地を訪れた際、その土地に対しての応援する気持ちや繋がりを深めたい気持ちをより惹起させ、当該利用者をふるさと納税へと誘導できる返礼装置として様々な市町村で利用することができるため、産業上有用である。
【符号の説明】
【0083】
1 返礼システム
10 返礼装置
11 通信手段
12 記憶手段
13 表示手段
14 第1の管理手段
15 第2の管理手段
16 制御手段
20 寄附者の端末
30 自治体の端末
40,40A,40B 店舗の端末
50 決済事業者装置
【要約】
【課題】利用者が観光や里帰りなどである土地を訪れた際、その土地に対しての応援する気持ちや繋がりを深めたい気持ちをより惹起させ、当該利用者をふるさと納税へと誘導できる返礼装置などを提供する。
【解決手段】返礼装置10は、寄附者が端末を用いて店舗で販売される商品を購入することにより、寄附者が当該店舗の属する自治体へ寄附を行うこと、および寄付者が当該商品を返礼品として受け取ること、ができる返礼装置10であり、店舗の情報および店舗の商品情報を記憶する記憶手段12と、記憶手段12に記憶された情報を取得し、寄附者の端末へ店舗ごとの情報および店舗ごとの商品情報が表示された寄附画面を表示させる表示手段13と、を含む。
【選択図】
図2