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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-19
(45)【発行日】2023-05-29
(54)【発明の名称】加工品の製造方法及び使用方法
(51)【国際特許分類】
   B32B 15/04 20060101AFI20230522BHJP
   B32B 17/00 20060101ALI20230522BHJP
   B32B 27/00 20060101ALI20230522BHJP
   B32B 29/00 20060101ALI20230522BHJP
【FI】
B32B15/04 Z
B32B17/00
B32B27/00 Z
B32B29/00
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2023007051
(22)【出願日】2023-01-20
【審査請求日】2023-01-20
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】500428818
【氏名又は名称】大友 慶孝
(72)【発明者】
【氏名】大友 慶孝
(72)【発明者】
【氏名】江村 慎吾
【審査官】増永 淳司
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3107659(JP,U)
【文献】特開2005-097407(JP,A)
【文献】特開2021-115891(JP,A)
【文献】特開2012-166137(JP,A)
【文献】特開2021-098340(JP,A)
【文献】特開2019-088457(JP,A)
【文献】特開2020-118028(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B32B 15/04
B32B 17/00
B32B 27/00
B32B 29/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1対の素板をペースト状の接着剤により、
貼り合わせた加工品であって、
前記接着剤には、
ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と、
天然鉱物を焼成したセラミックの微粉末とが混合されており、
前記加工品は、トレイ状、又はボックス状に成型されていて、
食品、衣服、又は日用品を含む収納物、又は運搬物の収納又は運搬に使用されるものであることを特徴とする加工品の製造方法。
【請求項2】
1対の素板をペースト状の接着剤により、
貼り合わせた加工品であって、
前記接着剤には、
ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と、
天然鉱物を焼成したセラミックの微粉末とが混合されており、
前記加工品は、トレイ状、又はボックス状に成型されていて、
食品、衣服、又は日用品を含む収納物、又は運搬物の収納又は運搬に使用されるものであり、
金属加工品を使用したことによる健康面への影響を確認する金属加工品の製造方法において、
ヒト唾液ORP酸化還元電位測定装置を用いて、
被験者の唾液からその酸化還元電位を測定し、
前記被験者が前記金属加工品の対象物に触れ使用する前と、使用した後、又は前記対象物の運搬物を食する前と食した後による被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、
前記被験者のORP値が、使用する前、又は食する前のORP値より、
プラス電位方向に増えるか否かの確認をすることで、前記対象物が体内を還元方向に導く体調良好となるのか、又は体内を酸化方向に導く体調不良となるのかを、
把握することを特徴とする加工品の製造方法。
【請求項3】
前記素板は、金属板、ガラス板、合成樹脂のプラスチック板、パルプ原料の厚紙又は木材板であることを特徴とする請求項1又は2に記載の加工品の製造方法。
【請求項4】
前記加工品の形状は、平板形状、ボトル形状、箱型形状、長方型形状、正方型形状、丸型形状、棒形状、ひし型形状、浅型形状、又は深型形状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の加工品の製造方法。
【請求項5】
前記請求項1又は2に記載の加工品を使用する方法において、
前記加工品は、ボックス収納容器、又はトレー収納容器であり、
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、
ICタグが付いた食器、日用品である衛生用品、紙製品のトイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、紙おむつであり、生理用品のナプキン、タンポン、軽失禁用品、ライナーであり、医療品の救急絆創膏、サポーター、マスク、包帯、医療用テープ、医療機器、血圧計、心電図測定器、体温計、眼鏡、磁気治療品、使い捨て懐炉であり、洗剤として洗濯用洗剤、住宅用洗剤、台所用洗剤、風呂用洗剤、トイレ用洗剤、台所品用品のたわし、スポンジ、キッチンペーパー、手ぬぐい、調理器具のガラス食器、ペット用食器、家畜用食器陶器食器、やかん、鍋、包丁、食器のガラスコップ、紙コップ、マドラー、コースター、ピンセット、トレー、スプーン、フォーク、ナイフ、ラップフィルム、アルミホイル、水切り袋、冷蔵庫脱臭剤、廃油処理剤であり、台所用品の生ごみ袋、たわし、スポンジ、ボディタオル、ボディブラシ、風呂マット、風呂ふたであり、漬物樽、トイレ用品のトイレブラシ、ペーパーホルダー、便座カバーであり、洗濯用品のピンチ、物干しハンガー、くずとりネット、洗濯用ネット、ビニール手袋・物干しスタンドであり、掃除用品のゴミ袋、バケツ、化学雑巾、粘着ローラー、ダスター、収納シートであり、オーラルケア用品の歯磨剤、歯ブラシ、歯間ブラシ、洗口液、口中清涼剤、義歯用品であり、ボディケア用品の固形石鹸、ハンドソープ、ボディソープであり、スキンケア用品のハンドクリーム、リップクリーム、日焼け止めクリーム、制汗剤であり、へッドシャワー機、ヘアケア用品のシャンプー、コンディショナー、ヘアカラー、ヘアスプレー、ヘアワックス、育毛剤、洗顔フォーム、メイク落とし、クレンジングオイルであり、シェービング用品の容器安全剃刀、むだ毛処理用剃刀、シェービングフォーム、入浴剤、化粧品の口紅、リップクリーム、ファンデーション、コンシーラー、チークパウダー、アイブロウ、アイシャドウ、マスカラ、ビューラー、美白美容液、化粧水、乳液、保湿パック、ネイラー、化粧コットン、化粧パフ、美容ヘアーブラシ、手動式マッサージローラー、又は手動式美容用ローラーの収納又は運搬に活用することを特徴とする加工品の使用方法。
【請求項6】
前記請求項1又は2に記載の加工品を使用する方法において、
前記加工品は、ボックス収納容器、又はトレー収納容器であり、
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、
身にまとう又は触れさせる衣類の収納活用であり、衣類は、着物、着衣、被服、衣装、装束、上着、ズボン、羽織、帯、靴下、肌着、下着、ハンカチ、マスク、手袋、枕、寝具ふとん、夜着、毛布、タオルケット、敷布、寝巻、又は寝具の収納又は運搬に活用することを特徴とする加工品の使用方法。
【請求項7】
前記請求項1又は2に記載の加工品を使用する方法において、
前記加工品は、ボックス収納容器、又はトレー収納容器であり、
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、
住宅用品における収納活用であり、カーテン、ジュータン、カーペット、履物、又は敷物の収納又は運搬に活用することを特徴とする加工品の使用方法。
【請求項8】
前記請求項1又は2に記載の加工品を使用する方法において、
前記加工品は、ボックス収納容器、又はトレー収納容器であり、
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、
飲食における器に盛られた食品の活用であり、家庭での食事、学校給食、企業の社員食堂、介護施設食事、病院食事、乗り物での機内食、車内食、飲食におけるレストラン、食堂、カフェ、又は飲食店で収納又は運搬に活用することを特徴とする加工品の使用方法。
【請求項9】
前記請求項1又は2に記載の加工品を使用する方法において、
前記加工品は、ボックス収納容器、又はトレー収納容器であり、
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、
販売店の陳列商品における収納活用であり、野菜、果実、魚介類、お菓子、調味料、加工食品、加工飲料、冷凍食品、書籍、玩具、文房具、又は医薬品の収納又は運搬に活用することを特徴とする加工品の使用方法。
【請求項10】
前記請求項1又は2に記載の加工品を使用する方法において、
前記加工品は、ボックス収納容器、又はトレー収納容器であり、
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、
園芸店の陳列商品における収納活用であり、園芸小物容器、鉢、支柱棒、包装ビニールであり、農業に用いる小物容器、鉢、支柱棒、又は包装ビニールの収納又は運搬に活用することを特徴とする加工品の使用方法。
【請求項11】
前記請求項1又は2に記載の加工品を使用する方法において、
前記加工品は、ボックス収納容器、又はトレー収納容器であり、
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、
容器に充填された各種飲料水における収納活用であり、それは水道水、アルコール飲料、炭酸飲料、果実飲料、コーヒー飲料、日本茶飲料、紅茶飲料、茶系飲料、ミネラルウォーター、豆乳飲料、野菜飲料、果実飲料、又はスポーツ飲料の収納又は運搬に活用することを特徴とする加工品の使用方法。
【請求項12】
前記請求項1又は2に記載の加工品を使用する方法において、
前記加工品は、ボックス収納容器、又はトレー収納容器であり、
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、
物の保管における収納活用であり、冷蔵庫、収納タンス、備蓄庫、自動車、又は飛行機の乗り物に備えられる小物入れの収納又は運搬に活用することを特徴とする加工品の使用方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体内を還元させる金属等の加工品の製造方法及び使用方法に関するものである。
【0002】
本発明の金属加工品の製造方法は陰極イオン電子を発する材質を用いて前記陰極イオン電子を共振共鳴させる手段を施して作られた金属加工品であり、前記金属加工品使用による人間の健康面での影響効果を立証するために、前記金属加工品を利用して対象物を食するか、又は使用するかして影響を受けた被験者の唾液を採取して得たヒト唾液ORPによる
健康面への影響を把握することを特徴とする加工品の製造方法及び使用方法である。
【背景技術】
【0003】
従来は、金属加工品による人間の健康面への影響を確認するには体感的、又は主観的な推測に委ねられ、科学的、客観的な有意性を証明する可視化ができない実状である。
【0004】
特許文献1において、工程数を増大させることなく、設備の簡素化が可能な金属加工品の製造方法を提供することが開示されている。
【0005】
特許文献2において、機械強度を向上させることが可能な金属加工物、金属加工物の製造方法および金属加工物の製造装置を提供することを目的とすることが開示されている。
【0006】
特許文献3において、パンチの耐久性を向上させることが可能な金属加工物の製造方法および金属 加工物の製造装置を提供することを目的とすることが開示されている。
【0007】
特許文献4において、金属製の板材を曲げ加工する場合に板材に肩折れやすり傷を発生させない金属加工装置及び金属加工方法を提供することを課題とする。なお、金属加工装置には、専用加工装置や加工するロボットが含まれるとすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】特開2021-058929号
【文献】特開2022-149530号
【文献】特開2022-149587号
【文献】特開2022-077157号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1において、工程数を増大させることなく、設備の簡素化が可能な金属加工品の製造方法を提供することであり、人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性を記述した検証結果、効果を証明する記載はなく、本発明とは技術的意図を異にする。
【0010】
特許文献2において、機械強度を向上させることが可能な金属加工物、金属加工物の製造方法および金属加工物の製造装置を提供することを目的とするものであり、人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性を記述した検証結果、効果を証明する記載はなく、本発明とは技術的意図を異にする。
【0011】
特許文献3において、パンチの耐久性を向上させることが可能な金属加工物の製造方法および金属 加工物の製造装置を提供することを目的とすることであり、人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性を記述した検証結果、効果を証明する記載はなく、本発明とは技術的意図を異にする。
【0012】
特許文献4において、金属製の板材を曲げ加工する場合に板材に肩折れやすり傷を発生させない金属加工装置及び金属加工方法を提供することを課題とする。なお、金属加工装置には、専用加工装置や加工するロボットが含まれるとすることであり、人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性を記述した検証結果、効果を証明する記載はなく、本発明とは技術的意図を異にする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、体内を還元させる金属等の加工品の製造方法及び使用方法において、1対の素板をペースト状の接着材により貼り合わせた加工品であって、従来において衣食住の日常の食料品、又は日用品、さらに、これらを備蓄することにおいて、前記本発明の金属加工品を使用することによる、ヒト唾液ORP酸化還元電位測定装置により、前記金属加工品を使用した前後で、対象物とする衣食住の日常の食料品、又は日用品、さらに、これらを備蓄品とする対象物を使用する前と、使用した後、又は食する前と、食した後について、被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、前記対象物が体内を還元方向に導く体調良好となるのか、又は体内を酸化方向に導く体調不良となるのか、前記金属加工品を使用することにより、前記対象物による健康面への影響を把握することができることに着眼したのである。
【0014】
健康面の影響を把握するヒト唾液ORP酸化還元電位測定装置を使用し、前記金属等の加工品の製造方法及び使用方法において、金属加工に用いる金属は、銅、ステンレス、アルミ、チタンであり、加工する金属素材はこれらに限定されない。金属加工の金属板を貼り合わせるペースト状の接着材の混合に用いる材料として、ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と陶石、長石、黒曜石、麦飯石、粘土の天然鉱物を焼成したセラミックの微粉末を混合させ、前記金属版を貼り合わせ加工して得られた製造方法であって、前記金属加工品を使用することにより、対象物とする日常の衣食住で使用する食料品、又は日用品を、前記金属加工品に触れるか、乗せるか、置くか、収納するかして影響を受けた前記対象物を、使用する、又は飲食することによる健康面への影響を確認する方法において、被験者の唾液からその酸化還元電位を測定し、前記被験者が前記対象物に触れ使用する前と、使用した後、又は前記対象物を食する前と食した後によるORP値から健康面への影響を把握することができると着眼し、体内を還元させる金属加工品の製造方法としたのである。
【0015】
本発明の加工品の製造方法及び使用方法とは、衣食住の日常の食料品、又は日用品、さらに、これらを備蓄することにおいて使用する加工品の形状は、製造に用いる各種素板の特性により、前記加工品の形状は、平板形状、ボトル形状、棒形状、箱型形状、長方型形状、正方型形状、丸型形状、ひし型形状、浅型形状、又は深型形状であり、形状は限定されない。やかん、鍋、トレー収納、ボックス収納、マドラー、コースター、タンブラー、スプーン、フォーク、ナイフ、水筒、冷蔵庫、収納タンス、備蓄庫、自動車、又は飛行機などの乗り物に備えられる小物入れに活用など、日常の生活用品の金属加工品の製造への応用が考えられる。さらには、前記やかん、鍋、トレー収納、ボックス収納、マドラー、コースター、水筒、手動式マッサージローラ,手動式美容用ローラ、ペット用食器、家畜用食器など、日常の生活用品の加工製造品に触れるか、乗せるか、置くか、収納するかして影響を受けた前記対象物を使用する、又は飲食することによる健康面への影響を確認する方法において、被験者の唾液からその酸化還元電位を測定し、前記被験者が前記対象物に触れ使用する前と、使用した後、又は前記対象物を食する前と飲食した後によるORP値から健康面への影響を把握することにより、体内を還元させる加工品の製造方法及び使用方法としたのである。
【0016】
本発明の加工品の製造に用いる材料は、陶石、長石、黒曜石、麦飯石、珪石、粘土の天然の鉱物を用いて混合し焼成した熱輻射作用のあるセラミック微粉末とヤシ柄活性炭の混合物であり、前記集熱輻射作用のあるセラミックの特性である陰極イオン電子を共振共鳴伝搬させるようにした加工品とするのである。前記加工品による健康効果を立証するために、前記加工品を利用して飲食するか、使用するかして影響を受けた被験者の唾液からその酸化還元電位を測定し、この酸化還元電位から被験者の健康面への影響を確認するのである。
【0017】
本発明の加工品の接着剤に用いた材料の材質について述べる、セラミックスの原料は、陶石、長石、黒曜石、麦飯石、珪石、粘土の天然の鉱物を用いた理由は、前記天然鉱物は、非常に緻密で硬く、酸化して錆びることがなく、高い耐熱性、耐蝕性、絶縁性、耐摩耗性などを持つことである。そして、混合物としたヤシ柄活性炭を用いた理由は、ヤシ殻の内果皮のみを原料とした活性炭とすることで、天然素材のヤシ柄の活性炭は人体への健康面への酸化影響がないことに着眼したのである。これらの材料は、陰極イオン電子を共振共鳴伝搬させる材質としての集熱輻射作用の特性があることに着目して本発明の体内を還元させる加工品の製造方法とすることに注視したのである。
【0018】
そして、前記加工品の応用素材として、珪砂、石灰、ソーダ灰を用いたガラスびんの材料であり、再利用でガラスびんを粉砕して球状の粒にしたカレット材料、又はプラスチック材料、パルプ原料の紙材料、木材板、厚紙、段ボール、再利用の古紙材料使用である段ボール箱により環境保全と資源の有効活用にも応用できると考える。
【発明の効果】
【0019】
本発明にかかる前記加工品の利用から受ける体内を還元させる健康効果の可視化について述べる。ちなみに、本発明の金属加工品に用いる材料の特性として前記陰極イオン電子を共振共鳴伝搬を施した前記加工品の製造により、前記体内を還元させる加工品を使用する、又は飲食することによる健康面への影響を確認する方法において、被験者の唾液からその酸化還元電位を測定し、前記被験者が前記対象物に触れ使用する前と、使用した後、又は前記対象物を飲食する前と飲食した後による人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性をヒト唾液ORP装置を用いて還元効果を証明したのである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1-A、図1-B、2枚の金属板の間に接着剤で圧着加工一例図。
図2】金属加工品のトレー収納の活用一例図。
図3】金属加工品のトレー収納の店頭陳列の活用一例図。
図4】金属加工品のトレー収納の飲食における活用一例図。
図5】金属加工品のコースター、タンブラーの活用一例図。
図6】本発明の金属加工品の製造方法による各種製品の一例図。
図7図7-A、図7-B、2枚のプラスチック板の間に接着剤で圧着加工一例図。
図8図8-A、図8-B、2枚の木材板の間に接着剤で圧着加工一例図。
図9】収納容器の利用から受ける健康効果の可視化方法のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明を実施するための最良の形態について説明する。本発明の有効性を証明するため、
厚生労働省から医療機器として認証されたヒト唾液ORP測定装置を用いて、前記本発明の加工品が、ヒト唾液ORP値により前記加工品の利用から受ける体内を還元させる健康効果の可視化ができたのである。そして、検証した結果を表1~表11で還元有意が偶然に示されたものでないことを証明したのである。さらに、図1図9により、前記ヒト唾液ORP値により加工品の利用から受ける対象物の健康効果の可視化の方法を説明する。
【0022】
従来の金属加工、又は加工商品と異なり、前記本発明の加工品を使用した飲食物、日用品、衣類などにおいて、前記飲食物を飲食した後、日用品を使用した後、衣類を着用した後の人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性を示す加工品づくりに着眼したのである。前記加工品づくりに使用する材料を使用する理由について説明する。陶石、長石、黒曜石、麦飯石、粘土など天然の鉱物を用いて混合し焼成した後、微粉末にすることで集熱輻射作用のあるセラミック微粉末は、3μm~1000μmの範囲で共鳴電磁波の波長域で共鳴電磁波を発する遠赤外線のことは周知されている。この他、テラヘルツ周波数領域の0.1~100テラヘルツおよび波長3~300μmのエネルギー帯中に、育成光線(生命光線)、があり、前記育成光線(生命光線の周波数は、32~38テラヘルツ、人間の平熱(健康状態)36.0~37.0℃である生体温度領域の中の32~38テラヘルツおよび7.9μm~9.4μmの範囲で共鳴電磁波を安定して放射していることは科学分野では周知されているのである。そこで、前記セラミック微粉末、ヤシ柄活性を接着剤に混合使用する本発明の加工品の製造に用いることによる人間の健康面への影響を、ヒト唾液ORP測定装置を用いて酸化還元作用を実証したのである。
【0023】
図1について説明する。図1―Aは、金属板1対の2枚を使用する2であり、前記金属板の2枚の間にセラミック素材の接着剤に、ヤシ殻の内果皮のみを原料とした活性炭を混合させて圧着加工する1の一例図である。図1-Bは、図1―Aで示した通り、金属板1対の2枚の金属板2を接着して1枚にした金属板の一例図である。
【0024】
図2について説明する。ボックス収納容器内側底にトレー収納板をひいて、各種加工商品、魚介類、生鮮商品を運ぶことに活用する3の一例図である。
【0025】
図3について説明する。焼いたパン、洋菓子、加工食品および日用生活用品などをトレー収納の上にのせて店頭陳列に活用する4の一例図である。
【0026】
図4について説明する。社員食堂やレストランなど飲食する場所において、各種の容器に、例えば、ご飯を盛った食器、味噌汁、料理、惣菜、果物などを盛った各食器をトレー収納に載せることに活用する5であり、食器外側の底の裏にICタグ6を貼って活用する一例図である。
【0027】
図5について説明する。本発明の金属加工品の一つであるコースターにグラスを乗せて飲料水を飲む7で、又は本発明の金属加工品タンブラー8に飲料水を入れて飲むことに活用する一例図である。
【0028】
図6について説明する。本発明の加工品の製造方法により作られた各種の一例図であり、ボックス収納容器の天地左右のサイズは長方形、正方形、棒状、丸型、浅型、深型など形やサイズ様々であり限定せずに製造した9及び10であり、ご飯食器、又は味噌汁入れのお椀11などは、トレー収納12の上に載せて利用するのであり、さらに、氷を入れる円筒容器にマドラーを備えた13であり、各種の茶葉を収納する茶筒14、水筒15であり、平らな円形状の食器皿16であり、グラスに注いだ飲料水をのせるコースター17で、飲食する際に利用するスプーン18である。これにより、本発明の体内を還元させる金属加工品の製造方法により、いろいろな加工商品を作ることができるのである。
【0029】
図7について説明する。図7―Aは、プラスチック板2枚を使用する19であり、前記プラスチック板の2枚の間にセラミック素材とヤシ殻の内果皮のみを原料とした活性炭を混合させた接着剤20を用いて圧着接着加工する一例図である。図7-Bは、図7―Aで示した通り、2枚のプラスチック板19を用いてセラミック素材とヤシ殻の内果皮のみを原料とした活性炭を混合させた接着剤20を用いて圧着接着加工して、1枚にしたプラスチック板の一例図である。
【0030】
図8について説明する。図8―Aは、木材板1対の2枚を使用する21であり、前記木材板の2枚の間にセラミック素材とヤシ殻の内果皮のみを原料とした活性炭を混合させた接着剤20を用いて圧着接着加工する一例図である。図8-Bは、図8―Aで示した通り、2枚の木材板21を用いてセラミック素材とヤシ殻の内果皮のみを原料とした活性炭を混合させた接着剤20を用いて圧着接着加工して、1枚にした木材板の一例図である。
【0031】
図9について説明する。本発明の収納容器の製造、収納容器使用によるヒト唾液ORP値により収納容器の利用から受ける健康効果の可視化方法のフローチャート22であり、本発明の収納容器又はトレー収納製造に応用できる材料23として、金属は、ステンレス、アルミ、チタン、銅、鉄板、鋳物24であり、さらに、ガラス、再利用のカレット25であり、合成樹脂であるプラスチック26であり、パルプ原料の紙、木材板、厚紙、段ボール、再利用の古紙など27であり、前記加工品の形状は、平板形状、ボトル形状、棒形状、箱型形状、長方型形状、正方型形状、丸型形状、ひし型形状、浅型形状、深型形状であり、フライパン、やかん、鍋、トレー収納、ボックス収納、マドラー、コースター、タンブラー、スプーン、フォーク、ナイフ、水筒、手動式マッサージローラ、手動式美容用ローラ、ペット用食器、家畜用食器、冷蔵庫、収納タンス、備蓄庫、自動車、又は飛行機などに備えられる小物入れに活用など、日常の生活用品の金属加工製造品28への応用であり、加圧によって接着するペースト状の接着材に混入する原料ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と、陶石、長石、黒曜石、麦飯石、粘土の天然の鉱物を用いて混合し焼成したセラミック微粉末29であり、本発明の収容容器に格納、又はトレー収納に置く対象物30として、日用品である生活雑貨品31、飲食するための料理を収納した食器であり、さらには食器の外側底面にICタグを付けて利用する食器など32であり、家庭での食事、学校給食、社員食堂、介護施設、病院、乗り物内の機内食、車内食、レストラン、カフェなどの利用としての33であり、それに、販売店における各種の陳列商品への活用34であり、園芸用品、農業用品の活用35があり、瓶や缶に充填された各種飲料水の活用36となり、これらの効果を確認する手段として、本発明の収納容器に格納、又はトレー収納に対象物を置いて、飲食する前と、飲食した後、使用する前と、使用した後について、被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、前記対象物が体内を還元方向に導く体調良好となるのか、又は体内を酸化方向に導く体調不良となるのか、前記対象物とする前記収納容器による健康面への影響を把握することを特徴とするヒト唾液ORP値により収納容器の利用から受ける健康効果の可視化方法であり、この可視化に使用した測定装置は、厚生労働省が認証している 医療機器であるヒト唾液ORP測定装置「ORPreaderオルプリーダー」を用いた37である。
【0032】
次に、従来の金属加工品、その他の加工品においては、利便性、形状、色彩、材質に重点が置かれ、前記従来の金属加工品、その他の加工品を使用して対象物とする飲食物、日用品、衣類、住宅用品、寝具において、前記対象物とする飲食物を食べた後、日用品を使用した後、衣類を着用した後、住宅用品を使用した後、寝具を使用した後の人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性を記述したものはないのである。そこで本発明の体内を還元させる加工品の製造方法を使用することによるヒト唾液ORP値により本発明の加工品の利用から受ける健康効果の有意性が明確に可視化できたのである。
【0033】
人間の体の水分に健康面で良好な影響を与えるとする根拠は、集熱輻射作用のあるセラミック微粉末は、3μm~1000μmの範囲で共鳴電磁波の波長域で共鳴電磁波を発する遠赤外線のことは周知されている。この他、テラヘルツ周波数領域の0.1~100テラヘルツおよび波長3~300μmのエネルギー帯中に、育成光線(生命光線)、があり、前記育成光線(生命光線の周波数は、32~38テラヘルツ、人間の平熱(健康状態)36.0~37.0℃である生体温度領域の中の32~38テラヘルツおよび7.9μm~9.4μmの範囲で共鳴電磁波を安定して放射していることは科学分野では周知されているのである。光の速度を超える1秒間に1兆回の共鳴電磁波振動させることも周知されている。前述の通り人間の健康面への有効領域となる遠赤外線は、水ととても相性がよく、水はこのエネルギーを蓄積し他に放射する性質を持っている。生命の源は太陽の光と水(天の気、地の気)ともいわれる所以であり、私たちの体の水分は約60~70%、脳の水分は約85%、血液の水分は約90%と言われている。このことから、前記人間の体の水分60~70%に宇宙からの生命エネルギーの遠赤外線が降り注ぎ、エネルギーを蓄え他に放射して健康を保っていると考察し、本発明のヒト唾液ORP値により金属加工品の利用から受ける健康効果の可視化方法に着眼したのである。人間は、歳を重ねるごとにこのエネルギーを蓄える力が劣ると当然放射するエネルギーも少なくなってくると言われている。
【0034】
歳を重ねるごとに、この放射は少なくなり、若くても病気の人は放射量は少なくなり、蓄えているエネルギーが少なくなっていると考察できるからである。前記本発明の加工品に用いる材料によって製造された加工品は、前記陰極イオン電子を共振共鳴伝搬を施した金加工品によって体内の水分の水素結合を分離しH+イオンが増えると還元作用が働いて活性酸素を無害にし、また、水分の分子結合も小さくなるので血流がよくなり、毛細血管まで栄養が行きわたり老廃物を排出するので健康な体を維持することが期待できることを後述の表1~表11に示された通り、前記本発明の体内を還元させる加工品の製造方法により、人間の健康面への影響をヒト唾液ORPの可視化で考察できたのである。
【0035】
本発明の加工品の一例として前記金属素材を用いた衣食住の食料品、又は家庭用品を収納するトレー収納の上に置く対象物は、飲食するための料理を収納した食器であり、前記食器の外側底毎にICタグが付いた食器、又は前記ICタグが付いてない食器を、それぞれ前記トレー収納に置いた場合と、置いていない場合とで、飲食する前と、飲食した後について、被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、前記対象物が体内を還元方向に導く体調良好となるのか、又は体内を酸化方向に導く体調不良となるのか、比較検証した結果は、表7の通りである。前記ICタグを本発明の金属加工品に利用することにより、人間の健康面により良い影響をもたらすことが期待できるだけでなく、前記ICタグを活用することにより、商品管理、料金計算管理も容易になるのである。
【0036】
前述の説明から、本発明のヒト唾液ORP値によりトレー収納の利用から受ける健康効果の可視化の使用対象物は、トレー収納として、前記トレー収納に置かれた飲食物、日用品、衣類、寝具類、住宅用品などにおいて、前記飲食物を食べた後、日用品を使用した後、衣類を着用した後、寝具類を使用した後、住宅用品を使用した後の前記収納容器の利用から受ける健康効果の有意性が明確に可視化実証できたことで、前記トレー収納の活用は、家庭での食事、学校給食、企業の社員食堂、介護施設給食、病院給食、各種乗り物内での食事、飲食料理店、販売店における陳列商品の棚での飲食物のトレー収納として野菜、果実、魚介類、お菓子、調味料、加工食品、加工飲料、冷凍食品、飲料水、日用品、衣類、寝具類、住宅用品、その他、書籍、玩具、文具、医薬品などの活用であり、人間の健康面により良い影響をもたらすことが期待できるのである。
【0037】
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は日用品であり、衛生用品、紙製品のトイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、紙おむつであり、生理用品のナプキン、タンポン、軽失禁用品、ライナーであり、医療品の救急絆創膏、サポーター、マスク、包帯、医療用テープ、医療機器、血圧計、心電図測定器、体温計、眼鏡、磁気治療品、使い捨て懐炉であり、洗剤として洗濯用洗剤、住宅用洗剤、台所用洗剤、風呂用洗剤、トイレ用洗剤、台所用品の生ごみ袋、たわし、スポンジ、キッチンペーパー、手ぬぐい、調理器具のガラス食器、やかん、鍋、包丁、食器のガラスコップ、紙コップ、陶器食器、トレー、マドラー、コースタースプーン、フォーク、ナイフ、ラップフィルム、アルミホイル、水切り袋、冷蔵庫脱臭剤、廃油処理剤であり、台所用品のスポンジ、ボディタオル、ボディブラシ、風呂マット、風呂ふたであり、トイレ用品のトイレブラシ、ペーパーホルダー、便座カバーであり、洗濯用品のピンチ、物干しハンガー、くずとりネット、洗濯用ネット、ビニール手袋・物干しスタンドであり、掃除用品のゴミ袋、化学雑巾、粘着ローラー、ダスター、収納シートであり、オーラルケア用品の歯磨剤、歯ブラシ、歯間ブラシ、洗口液、口中清涼剤、義歯用品であり、ボディケア用品の固形石鹸、ハンドソープ、ボディソープであり、スキンケア用品のハンドクリーム、リップクリーム、日焼け止めクリーム、制汗剤であり、へッドシャワー機、ヘアケア用品のシャンプー、コンディショナー、ヘアカラー、ヘアスプレー、ヘアワックス、育毛剤、洗顔フォーム、メイク落とし、クレンジングオイルであり、シェービング用品の安全剃刀、むだ毛処理用剃刀、シェービングフォーム、入浴剤、化粧品の口紅、ファンデーション、アイシャドウ、マスカラ、美白美容液、化粧水、乳液、保湿パック、ネイラー、化粧コットン、化粧パフ、美容ヘアーブラシ、手動式マッサージローラー、手動式美容用ローラー、人間の健康面により良い影響をもたらすことが期待できる日用品などの収納容器の活用である。そして、日常生活において精神面の癒し効果が期待されるとして、ペットを各家庭で飼う人が増えている実情がある。そこで、ペットおよび家畜用の食器にも応用活用ができることを証明するために、後述の表10で示されたように、本発明の加工品の製造方法の応用として製造した、前記ペットおよび家畜用の食器を用いて、人間の健康面に良い影響を与えることをヒト唾液ORPで検証し、ペットおよび家畜の食事に良い影響を与えることが考察できるようにしたのである。
【0038】
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、衣類であり、着物、着衣、被服、衣装、装束、上着、ズボン、羽織、帯、靴下、肌着、下着、ハンカチ、マスク、手袋、枕、寝具ふとん、夜着、毛布、タオルケット、敷布、寝巻、寝具寝具のふとん、夜着、毛布、タオルケット、枕、敷布、寝巻などまで含めて体に着けるものすべてに対する総称であり、身にまとう衣類の収納活用であり、人間の健康面により良い影響をもたらすことが期待できる身にまとう衣類、寝具などの収納容器の活用である。
【0039】
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、住宅用品の収納活用であり、カーテン、ジュータン、カーペット、履物、敷物などの住宅の収納容器の活用である。
【0040】
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、園芸に用いる小物容器、鉢、支柱棒、包装ビニールであり、農業に用いる小物容器、鉢、支柱棒、包装ビニーなどの収納容器の活用である。
【0041】
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、食糧保管であり、自動車、又は飛行機などに備えられる小物入れの収納活用であり、人間の健康面により良い影響をもたらすことが期待できる食糧保管の収納容器の活用である。
【0042】
前記ボックス収納容器、又はトレー収納容器の利用対象は、容器に充填された各種飲料水であり、水道水、アルコール飲料、炭酸飲料、果実飲料、コーヒー飲料、日本茶飲料、紅茶飲料、茶系飲料、ミネラルウォーター、豆乳飲料、野菜飲料、果実飲料、スポーツ飲料などの保管の収納容器の活用である。
【0043】
(1)本発明の加工品の製造方法及び使用方法においては、加工品が使用者の体内を還元させ、人間の健康面により良い影響をもたらすことがヒト唾液ORPにより可視化されている。そこで、この唾液ORPの唾液ORP臨床によって厚生労働省が認証している医療機器であるヒト唾液ORP測定装置「ORPreaderオルプリーダー」を用いて測定を実施した。その結果として、後述する表1~表11は人間の健康面に及ぼす影響は、体内を還元方向に導くことが現象として明確に示されたことで所期の目的を達成できたのである。
【0044】
前記本発明の体内を還元させる陰極イオン電子を共振共鳴伝搬させて作られた金属加工品および他の材料のガラス、又は合成樹脂のプラスチック、又はパルプ原料の厚紙、又は木材板のペースト状の接着剤により、貼り合わせた加工品の発明効果(1)によって、舌の上に集約される前記総体唾の唾液ORP測定によって前記本発明の収納容器を用いた有意性の証明に至ったのである。唾液ORP測定とは、血液検査は現在の体調の状況(リアルタイムに変化を把握しにくい)を知らせ、尿検査は体調の結果を表すのであり、唾液ORP測定装置を用いての有意性を確認する手段とした理由は、唾液ORP検証は近未来の体調変化の前兆をリアルタイムにとらえられることにある。従来の体内の酸化(体調不良)状態を確認するには、体感的、又は主観的な推測に委ねられていました。検体液を唾液ORP測定装置で科学的に客観的な数値データで体内の酸化還元状態の可視化により、前記本発明の加工品の製造方法及び使用方法によって、製造された加工品に収納された飲食物、日用品、衣類などにおいて、前記飲食物を食べた後、日用品を使用した後、衣類を着用した後の人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性を示す加工品の製造方法が実現できたのである。
【0045】
(2)従来の体内の酸化(体調不良)状態を確認するには、体感的、又は主観的な推測に委ねられていた。侵襲をともなわないストレス負荷のない検体液を唾液ORP測定装置で科学的に客観的な数値データで体内の酸化還元状態の可視化により、本発明の加工品に収納された飲食物、日用品、衣類などにおいて、前記飲食物を食べた後、日用品を使用した後、衣類を着用した後の人間の健康面での影響を科学的、客観的な有意性を示す金属加工品づくりが実現できたのである。よって、表1~表11に示された通り、人体の健康面への還元効果として使用前後、又は食後前後の酸化還元作用が偶然に一致を示したとは考えられないのであり、前記本発明の着眼点とする前記本発明の金属加工品の有意性が科学的に客観的に示されたのである。
【0046】
ヒト唾液ORPの唾液ORP臨床によって厚生労働省が認証している医療機器で示される健常者と疾病者の唾液ORP境界数値は40~50mVであり、酸化有意の数値は50mV以上であり、還元有意は40mV以下であることを、本発明者とヒト唾液ORPについての共同研究者の岡澤美江子医師は、3,800症例の健常者及び疾患者の唾液ORP臨床された時点で、医学書院の臨床検査2009年Vol.53 No.7で、唾液ORP数値を限定して体調度を確認、とする論文を発表されている。
【0047】
ここで、本発明の効果の検証に用いた、唾液ORPの測定装置の原理と効果について述べ
る。酸化還元電位の原理とは、ORP(Oxidation Reduction Potential)の酸化させる力と還元させる力の差を電位差で表した数値のことである。酸化とは電子を失う化学反応のことで、具体的には物質に酸素が化合する反応、あるいは物質が水素を奪われる反応である。還元とは電子を受け取る化学反応のことで、具体的には物質から酸素が奪われる反応、あるいは物質が水素と化合する反応である。人間の生体内物質である唾液の酸化体と還元体との活量比率を測定し、少なくとも参照電極と指示電極を設け、指示電極に当接する試料溶液である唾液により、酸化還元反応を測定することで酸化する力が強いのか、あるいは還元する力が強いのかという酸化力と還元力のレベルの電位差を表すのである。
【0048】
さらに、本発明の加工品の製造方法及び使用方法によって得られた加工品を利用して食するか、使用するかして影響を受けた被験者の唾液からその酸化還元電位を測定し、この酸化還元電位数値から、人間の健康面への影響を確認するのである。前記本発明の加工品を利用して食するか、使用するかの状態の変化前のヒト唾液ORP値に対して、前記本発明の加工品を利用して食するか、使用するかの後の状態変化のヒト唾液ORP値がプラス方向に変化した場合は酸化に進んでいることであり、反対に前記本発明の加工品を利用して食するか、使用するかの後の状態変化のヒト唾液ORP値がマイナス側に変化した場合は還元に進んでいることである。本発明出願人は既に特許(例えば、特許第6142122号、特許第6251878号、特許第6253171号、特許第6454836号、特許第7168816号)を得ている。
【0049】
本発明に用いる1対の素板は、金属板、ガラス板、合成樹脂のプラスチック板、パルプ原料の厚紙又は木材板であり、ペースト状の接着剤には、ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と、天然鉱物を焼成したセラミックの微粉末を混合させ、前記接着剤により、前記1対の素板を貼り合わせたものである。
【実施例
【0050】
前記本発明の金属加工品を用いることによる、対象物を食べる前と食べた後、又は使用する前と使用した後の体内の状態変化のヒト唾液ORP値のモニターにより、人間の健康面への影響として、体内への還元効果を示した検証データの一例として表1~表12で示した。実施例として検証した無農薬栽培のリンゴ、綿100%自然素材の靴下を利用した理由は、無農薬栽培の食べ物、自然素材で作られたモノほど、空気に触れると酸化影響を受けやすいことに注視したのである。そして、飲料水は日常的に一般家庭で飲食に利用されている水道水、又は市販のミネラルウォーターを用いることで、前記本発明の加工品の有用性が明確に示されると考えたのである。表1~表11で示された通り、本発明の加工品が人間の健康面への影響の有用性が検証できたのである。
【0051】
表1は、4種類の金属素材で、表1の検証に用いて食べたリンゴは無農薬栽培であり、表1で示されたヒト唾液ORP値は、最初にリンゴを食してからの経時変化ではなく、本発明で圧着接着加工有りの4種類の金属トレー収納と接着加工無しのトレー収納、さらに、通常の市販の食器皿の上に皮をむいたリンゴを置いておき、置いておいたそれぞれのリンゴを食べた1分経過後、30分、60分、90分後経過毎に、検証のスタート時点のリンゴを食べる前と、その後、時間経過毎に食べた後の体内の状態変化のヒト唾液ORP値の変化を求め、健康面の影響を判定するヒト唾液ORPによる健康判断方法の効果をモニター(測定対象者)により、人間の健康面への影響として、体内への還元効果を比較検証した一例として表1で示した。モニター(測定対象者)A~Dは、接着加工無しのトレーに置いた無農薬栽培のリンゴを食べる前と比較して経時毎に食べた後は、無農薬栽培のリンゴの効用として前記モニター(測定対象者)B~DのORP値は還元作用を示した。モニター(測定対象者)Eは、市販の陶器皿に置いたリンゴを食した経時毎のORP値は酸化方向を示したのである。接着加工有りのトレーに置いた無農薬栽培のリンゴを食したモニター(測定対象者)F~Iでは、食べる前と比較して食べた後の経時毎のORP値は、食べた1分経過後、30分、60分、90分後において、前記A~Dより、明確に強いマイナス方向を示し、チタンで圧着接着加工有りのトレー収納では、前記モニター(測定対象者)Iは前記モニター(測定対象者)F~Hより、さらに強いマイナスのORP値を示したのである。表1の備考欄に記した通り、モニター(測定対象者)の体感した味覚について述べる。モニター(測定対象者)A~Bは食1分後と時間経過の90分後において味は変わらない、モニター(測定対象者)Cは食1分後と時間経過の90分後においては金属臭で味が悪くなった、モニター(測定対象者)Dは食1分後と時間経過の90分後において味は変わらない、モニター(測定対象者)Eは食1分後と時間経過の90分後においてはやや酸味があり、モニター(測定対象者)F~Hは食1分後と時間経過の90分後において味が変わらない、モニター(測定対象者)Iは食1分後と時間経過の90分後の食べ比べの味覚は鮮度があり甘みが増したとの検証結果となった。表1の検証では、4種類の金属加工品の中でも、圧着接着加工有りのチタン金属加工品が、より、人間の健康面への効用が示された。
【0052】
【表1】
【0053】
表2は、検証に用いて食べたリンゴは無農薬栽培である。本発明の体内を還元させる金属圧着接着加工品の製造方法において、本発明の金属加工品のトレー収納金属加工にチタンを用いたトレー収納を利用したものであり、リンゴを食する前と食した後の経時変化において強い還元作用を示したことから表2において、チタンの1対の金属板を貼り合わせるペースト状の接着材に、ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と、陶石、長石、黒曜石、麦飯石、粘土の天然鉱物を焼成したセラミックの微粉末を混合させ、前記金属版を貼り合わせ加工して得られた製造方法の本発明の圧着接着加工無しのトレー収納と圧着接着加工有りとの比較一例として、トレー収納の上に置いた食材を食べる前と食べた後の体内の状態変化のヒト唾液ORP値を、モニターにより、人間の健康面への影響として、体内への還元効果を示した検証データを表2で示した。ここでは、圧着接着加工無しのトレー収納を用いて、モニター(測定対象者)A~Dでは、圧着接着加工無しのトレー収納に皮をむいたリンゴを5分間乗せて置いた後、リンゴを食べる前の唾液ORP値と食べて1分後、30分後、60分後の経時変化と、前記トレー収納に90分間、皮をむいて乗せて置いたリンゴを食べて1分後の唾液ORP値は、食べる前と比較して還元方向を示した。さらに、圧着接着加工有りのトレー収納を用いて、モニター(測定対象者)E~Hでは、圧着接着加工有りのトレー収納に皮をむいたリンゴを5分間乗せて置いた後、リンゴを食べる前の唾液ORP値と食べて1分後、30分後、60分後の経時変化と、前記トレー収納に90分間、皮をむいて乗せて置いたリンゴを食べて1分後の唾液ORP値は、前記モニター(測定対象者)A~Dと比較して、さらに、強いORP値を示したのである。つぎに、モニター(測定対象者)の体感した味覚について述べる。モニター(測定対象者)A~Dでは、最初に食べた1分後と比較して90分後に食べた味覚は、味が変わらないが鮮度シャキシャキ感やや落ちたと答えた。モニター(測定対象者)E~Hでは、最初に食べた1分後、90分間、皮をむいて乗せて置いたリンゴを食べて1分後の唾液ORP値は、全員が味が変わらず鮮度良し、甘味ましたとの検証結果となった。表2の検証では、圧着接着加工有りのチタン金属加工品が、表1と同様に、人間の健康面への効用が示された。
【0054】
【表2】
【0055】
表3は、検証に用いた飲料水は神奈川県藤沢市の水道水である。本発明の体内を還元させる金属加工品の製造方法で作られた前記本発明のチタン圧着接着加工有りのマドラーを使って、モニター(測定対象者)が、コップに注いだ水道水を前記マドラーで30秒かき混ぜて1分間、前記マドラーもコップに入れて置いた前記水道水を飲む前と、飲んだ後の体内の状態変化のヒト唾液ORP値と、前記モニター(測定対象者)の飲んだ後の味覚の体感についても、主観であるが参考としたのでる。前記モニター(測定対象者)A~Dでは、水道水を飲む前と最初に水道水を飲んだ後のORP値との比較では、前記モニター(測定対象者)は全員が、体内が酸化方向に導かれたことが確認された。本発明のチタン圧着接着加工有りのマドラーを使って、飲んで1分後直後、30分後、60分後、90分後の経時変化において体内を還元方向に導くことが明確に示された。つぎに、モニター(測定対象者)の体感した味覚について述べる。前記モニター(測定対象者)A~Dでは、本発明のチタン圧着接着加工有りのマドラーを使ってかき混ぜて飲んだときには、前記本発明のチタン圧着接着加工有りのマドラーでかき混ぜて飲んだ後の水道水のカルキ臭が消えたとの検証結果となったのである。
【0056】
【表3】
【0057】
表4は、本発明の体内を還元させる加工品の製造方法で作られたチタントレー収納を用いて検証したのである。前記トレー収納を活用する対象物である海老香味の煎餅、日本酒、ぶどうサイダー、水道水による4種類で検証した。モニター(測定対象者)A~Hは、前記チタントレー収納に置いた海老香味の煎餅、日本酒、ぶどうサイダー、水道水の何れの飲食においても、飲食する前と飲食1分後から30分後、60分後、90分後の経時変化において、飲食前と比較して飲食後はヒト唾液ORP値は体内を還元方向に導くことが示された。一方、圧着接着加工無しのトレー収納の経時変化は,前記モニター(測定対象者)I~J及びQ~Pは、飲食前と比較して飲食後の60分、90分後においては体内を酸化方向に導くことが示された。しかし、前記モニター(測定対象者)K~Nは、圧着接着加工無しのトレー収納使用において、日本国産純米酒、砂糖不使用無添加の缶入りぶどうサイダーの加工原料による効用が示されたことが考察され、飲食前と比較して体内を還元方向に導くことが示されたものの、前記モニター(測定対象者)C~Fでは、前記モニター(測定対象者)K~Nと比較して、体内を還元方向に導く強いORPの値差が明確に示されたのである。
【0058】
【表4】
【0059】
表5は、検証に用いた洋ナシは有機栽培方法で収穫されたものである。本発明の体内を還元させる金属加工品の製造方法で作られたチタンで圧着接着加工無しのスプーンと、圧着接着加工有りのスプーンを使用して、皮つき洋ナシにスプーンを差し込んで3分経過後における食べる食前食後の体内の状態変化のヒト唾液ORP値を検証した。モニター(測定対象者)A~Dは、圧着接着加工無しのスプーンでは、食べる前と、食べた直後1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化では、有機栽培の洋ナシによる効用とみられる還元作用が考察され、食べる前と食べた後の経時変化では、体内を還元方向に導くことが示されたのであるが、モニター(測定対象者)E~Hは、食べる前と食べた後の経時変化では、60分、90分経過後においても、前記モニター(測定対象者)A~Dと比較して、さらに、体内を還元させる強いORP値差が明確に示されたのである。
【0060】
【表5】
【0061】
表6は、検証に用いた靴下は綿100%で作られたものである。表6では、前記靴下をトレー収納に置かないで履いた場合、チタン接着加工無しのトレーに前記靴下を置いた場合、本発明のチタン圧着接着加工有りのトレー収納に前記靴下を置いた場合の3つの手段で検証した。モニター(測定対象者)A~Bは、トレー収納に前記靴下を置かないで履く前のヒト唾液ORPとトレー収納に前記靴下を履いたままの経時変化のヒト唾液ORP値は、履く前に対して、体内を酸化方向に導くことが示された。前記モニター(測定対象者)C~Dは、チタン接着加工無しのトレー収納に置いた前記靴下を履いたままによる経時変化のヒト唾液ORP値は、体内を酸化方向に導くことが示されたのである。一方、前記モニター(測定対象者)E~Hは、本発明のチタン圧着接着加工有りのトレー収納に置いた靴下を履いたままの経時変化では履く前に対して、履いた後の1分後、60分後、さらに90分の長時間にわたり履き続けるほど、体内を還元方向に導くことがヒト唾液ORP値によって示された。
【0062】
【表6】
【0063】
表7は、検証に用いた飲料水は神奈川県藤沢市の水道水である。本発明の体内を還元させる加工品の製造方法において、金属加工品の一例として前記金属素材を用いた衣食住の食料品、又は家庭用品を収納するトレー収納の上に置く対象物は、飲料水が注がれたガラスコップであり、前記飲料水が注がれた前記コップの外側底毎にICタグが付けた場合、又は前記ICタグが付いてない場合を、それぞれ圧着接着加工有りと無しのトレー収納に置いた場合とで、飲む前と、飲んだ後について、被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、前記圧着接着加工有りと無しのトレーに置いた検証対象物の水道水が体内を還元方向に導く体調良好となるのか、又は体内を酸化方向に導く体調不良となるのか比較検証した結果は、表7の通りである。本発明の金属圧着接着加工有りのトレー収納に置いたガラスコップに注がれた飲料水が、ICタグを貼ってICタグの影響の懸念があったが、表7において、その影響がなく効果の違いを確認した。モニター(測定対象者)A~Dは、ICタグが貼ってある無しに関係なく、飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化において、飲む前と、飲んだ後の還元作用が同様に示された。一方、前記モニター(測定対象者)E~Hは、前記圧着接着加工無しのトレー収納の上に置いた場合の飲料水においては、飲む前に対して経時変化は体内を酸化方向に導かれることが示されたのである。よって、前記本発明の金属圧着接着加工有りのトレー収納の活用として、家庭で使用する際、又は販売店で販売商品の各種陳列商品のタグにICタグを付けて前記トレー収納の上に置く活用により、在庫管理、会計処理などにおいても人間の健康面に良い影響を与える商品となり、一石二鳥の有用活用が大いに期待できる。
【0064】
【表7】
【0065】
表8、本発明の収納容器又はトレー収納製造の応用材料として、パルプ原料の紙、再生利用の段ボール板である1対の段ボール板をペースト状の接着剤により、貼り合わせた段ボール板であって、前記接着剤には、ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と、天然鉱物を焼成したセラミックの微粉末とが混交されており、前記段ボール板加工品を、トレイ状に成型されていて、前記段ボール板を圧着接着加工有りのトレーの上に水道水が入ったグラスを置いた場合と、前記段ボール板を圧着接着加工無しのトレーに置いた水道水の健康面への影響を確認する方法において、モニター(測定対象者)A~Bは、前記水道水を飲む前のヒト唾液ORPに対して、飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化において、検証対象物の水道水が体内を還元方向に導くことが示された。一方、モニター(測定対象者)C~Dは、前記水道水を飲む前のヒト唾液ORPに対して、飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化において、検証対象物の水道水が体内を酸化方向に導くことが示された。
【0066】
【表8】
【0067】
表9、本発明の収納容器又はトレー収納製造の応用材料として、木材板、又はプラスチック板とも1対の板をペースト状の接着剤により、貼り合わせた板であって、前記接着剤には、ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と、天然鉱物を焼成したセラミックの微粉末とが混交されており、前記木材板、又はプラスチック板加工品は、トレイ状に成型されていて、前記木材板又はプラスチック板それぞれが圧着接着加工有りの1対の板加工のトレーの上に水道水が入ったガラスコップを置いた場合と、前記接着剤による圧着接着加工無しのトレーに置いた場合の水道水の健康面への影響を確認する方法において、ヒト唾液ORP酸化還元電位測定装置を用いて検証した。モニター(測定対象者)A~Bは、前記水道水を飲む前のヒト唾液ORPに対して、飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化において、検証対象物の水道水が体内を還元方向に導くことが示された。一方、前記モニター(測定対象者)C~Dは、前記水道水を飲む前のヒト唾液ORPに対して、飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化において、検証対象物の水道水が体内を酸化方向に導くことが示された。さらに、前記モニター(測定対象者)E~Fは、前記水道水を飲む前のヒト唾液ORPに対して、飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化において、検証対象物の水道水が体内を還元方向に導くことが示された。しかし、前記モニター(測定対象者))G~Hは、前記水道水を飲む前のヒト唾液ORPに対して、飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化において、検証対象物の水道水が体内を酸化方向に導くことが示されたのである。
【0068】
【表9】
【0069】
表10は、本発明の応用として、近年、日常生活において精神面の癒し効果が期待されるとしてペットを各家庭で飼う人が増えている実情がある。そこで、ペットおよび家畜用の食器にも応用活用ができることを証明するために、本発明の圧着接着加工による素板はチタンを用いて製造した前記ペットおよび家畜用の食器を用いて、人間の健康面に良い影響を与えることをヒト唾液ORPで検証した。前記ペット用の食器を活用する対象の飲食材は、犬猫において食べさせてはいけない飲料および食材は、一例として、タマネギ、長ネギ、ニラ、ガーリック、チョコレート、グレープ、レーズン、ナッツ類、鳥の骨や鯛などの骨、人間の医薬品(鎮痛剤・風邪薬・サプリメント等)が周知されていることを踏まえ、ここでの検証では、犬猫が食しても害のない食材を使用して、炊いたご飯と一緒にニンジン、カボチャ、キャベツ、豚肉をそれぞれ細かくみじん切りにして弱火で煮た手作り食事を、前記本発明の圧着接着加工有りのチタン素板のペット用食器と圧着接着加工無しのチタン素板のペット用食器の2種類の容器に、神奈川県藤沢市の家庭用水道水と手作りご飯の2種類を飲食した人間の唾液ORP値の検証である。モニター(測定対象者)A~Bは、水道水を飲む前と比較して飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化は体内を酸化方向に導くことが示された。一方、前記モニター(測定対象者)E~Fは、前記水道水であっても前記本発明の圧着接着加工有りのチタン素板のペット用食器を用いた場合は、前記水道水を飲む前と比較して飲んで1分後、30分後、60分後、90分後の経時変化は明確に体内を還元方向に導くことが示された。そして、前記モニター(測定対象者)C~Dは、前記手作りご飯を食べる前と比較して食べて1分後は、手作りご飯による効用が考察され、一時的に強い還元傾向を示したものの、30分後、60分後、90分後の経時変化は、食べる前と比較して体内を酸化方向に導くことが示された。一方、前記モニター(測定対象者)G~Hは、前記手作りご飯を食べる前と比較して食べて1分後は、手作りご飯による効用が考察され、前記モニター(測定対象者)C~Dより、さらに、強い還元傾向を示したのである。なお、30分後、60分後、90分後の経時変化は、食べる前と比較して体内をマイナスORP値の還元方向に導くことが示されたことにより、本発明の圧着接着加工による素板のチタンを用いて製造した前記ペットおよび家畜用の食器の飲食においても、前記ペットおよび家畜の体調にも良い影響を与えることを人間の唾液ORPの経時変化で実証したのである。
【0070】
【表10】
【0071】
表11は、本発明の応用として、プラスチック製のヘアーブラシを活用した検証である。ブラッシングするクシの複数の細長いピンがセットされたラバーであるブラシベースとクシの本体土台との間にペースト状の本発明に用いた接着剤により、貼り合わせせたクシであって、前記接着剤には、ヤシ殻の内果皮を炭化させたヤシ柄活性炭と、天然鉱物を焼成したセラミックの微粉末とが混交されており、前記接着剤により、貼り合わせせたクシと接着加工していないクシを使用することによる健康面への影響を確認する方法において、ヒト唾液ORP酸化還元電位測定装置を用いて、被験者の唾液からその酸化還元電位を測定し、前記被験者が前記対象物に触れ使用する前と、使用した後による被験者の唾液を採取して得た酸化還元電位であるORP値を測定してその変化を求め、前記被験者のORP値が、使用する前に対して使用後のORP値が、プラス電位方向にORP値が増えるか否かの確認をすることで、前記対象物が体内を還元方向に導く体調良好となるのか、又は体内を酸化方向に導く体調不良となるのか、ヒト唾液ORPによる健康面への影響を把握することを検証した結果として表11の結果が示されたのである。なお、モニター(測定対象者)A~Dは、使用した後の体感として、髪の毛のほぐしが爽やかで心地良い、あるいはブラッシングがスムースで心地良いと感じたのと一致するようにヒト唾液ORP値は、前記ブラッシングを使用する前と使用した後の経時変化では、明確に体内を還元方向に導くことを示したのである。一方、前記モニター(測定対象者)E~Hは、使用した後の体感として、ブラッシングで髪の毛がほつれると感じたのと一致するようにヒト唾液ORP値は、前記ブラッシングを使用する前と使用した後の経時変化では、明確に体内を酸化方向に導かれることが示された。
【0072】
【表11】
【産業上の利用可能性】
【0073】
これまでは金属加工品、又はガラス、合成樹脂のプラスチック、パルプ原料の厚紙、木材等の加工品の利用から受ける人間の健康面への影響を確認する手段がなく、体感的、又は主観的な推測に委ねられていた。また、従来の各種の金属加工品は、利便性、形状、色彩、材質に重点が置かれていた。そこで、前記各種の金属加工品を使用して、金属加工品に収納された飲食物、日用品、衣類衣、寝具類、住宅用品などにおいて、前記飲食物を食べた後、日用品を使用した後、衣類を着用した後、寝具を利用した後、住宅用品を使用した後の人間の健康面での影響を把握することに着眼し、ヒト唾液ORP値の測定で、前記本発明の金属加工品の使用後による還元作用を科学的、客観的に有意性を証明できたことにより、一例として、家庭での食事、学校給食、企業の社員食堂、介護施設給食、病院給食、各種乗り物内での食事、飲食料理店、飲食物のトレー収納として野菜、果実、魚介類、お菓子、調味料、加工食品を置くものとしての活用、販売店における陳列商品を置くトレー収納としての活用、トレー収納だけでなく、日常生活に使用する加工品の製造方法の応用活用などにより人間の健康寿命に大いに資すると考える。
【符号の説明】
【0074】
図1-A の1は1対の金属板を張り合わせるセラミック素材の接着剤
図1-B金属板を2枚使用して接着加工して1枚にする
3 ボックス収納容器内側底にトレー収納板をひいて各種加工商品、魚介類、生鮮商品を
運ぶことに活用
4 焼いたパン、洋菓子などをトレー収納の上にのせて店頭陳列に活用
5 社員食堂やレストランなどトレー収納にご飯を盛った食器、味噌汁、料理、惣菜、果
実を盛った各食器をのせることに活用
6 食器(金属に限定せず陶器や木材等々)の裏にICタグを貼って活用
7 コースターにコップを乗せて飲料水を飲むなどに活用
8 金属加工品タンブラーに飲料水を入れて飲むことに活用
9.10長方形・正方形・丸型・浅型・深型など形やサイズ様々に製造
11ご飯食器、又は味噌汁お椀
12トレー
13氷を入れる円筒容器にマドラーを備える
14各種の茶葉を収納する茶筒
15水筒
16平らな円形状の食器皿
17コップに注いだ飲料水を載せるコースター
18スプーン
19プラスチック板1対を使用
20セラミック素材の接着剤
21木材板1対を使用
22健康効果の可視化方法のフローチャート
23レー収納製造に応用できる材料
24ステンレス、アルミ、チタン、銅、鉄板、鋳物など
25ガラス、再利用のカレット
26合成樹脂であるプラスチック
27パルプ原料の紙、木材板、厚紙、段ボール、再利用の古紙
28日常の生活用品の金属加工製造品への応用
29加圧によって接着剤に混入する焼成したセラミック微粉末
30本発明の収容容器に格納、又はトレー収納に置く対象物
31日用品である生活雑貨品
32利用する食器など
33トレー収納の食事利用
34販売店における各種の陳列商品への活用
35園芸用品、農業用品の活用
36瓶や缶に充填された各種飲料水の活用
37収納容器による健康面への影響を把握するヒト唾液ORP測定装置
【要約】
【課題】従来は、金属加工品による人間の健康面への影響を確認するには体感的、又は主観的な推測に委ねられ科学的、客観的な有意性を証明する可視化ができない実状である。
【解決手段】本発明の体内を還元させる加工品の製造方法においては、陰極イオン電子を発する材質を用いて前記陰極イオン電子を共振共鳴させる手段を施して作られた加工品であり、前記本発明の加工品による健康効果を立証するために、対象物とする日常の衣食住で使用する食料品、又は日用品を、前記加工品に触れるか、乗せるか、置くか、収納するかして影響を受けた前記対象物を使用する、又は飲食することによる健康面への影響を確認する方法において、被験者の唾液からその酸化還元電位を測定し、人間の健康面への影響を確認するのである。
【選択図】 図1
図1
図2
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図9