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特許7283021ウェアラブル・デバイス、電子装置、記憶媒体、及びコンピュータ・プログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-22
(45)【発行日】2023-05-30
(54)【発明の名称】ウェアラブル・デバイス、電子装置、記憶媒体、及びコンピュータ・プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04817 20220101AFI20230523BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20230523BHJP
   G04G 21/00 20100101ALI20230523BHJP
   G06F 3/0488 20220101ALN20230523BHJP
【FI】
G06F3/04817
G06F3/01 570
G04G21/00 304E
G04G21/00 304N
G06F3/0488
【請求項の数】 25
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021191750
(22)【出願日】2021-11-26
(62)【分割の表示】P 2021103092の分割
【原出願日】2016-05-16
(65)【公開番号】P2022031799
(43)【公開日】2022-02-22
【審査請求日】2021-11-26
(31)【優先権主張番号】14/740,609
(32)【優先日】2015-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヨーン,カーン チョーン
(72)【発明者】
【氏名】ソーン,ウィル チョーン
(72)【発明者】
【氏名】ヘック,ハワード エル.
(72)【発明者】
【氏名】フン,スー シン フローレンス
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第06556222(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2011/0157046(US,A1)
【文献】特開2014-102838(JP,A)
【文献】国際公開第2015/030294(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0161885(US,A1)
【文献】特表2005-516191(JP,A)
【文献】特開2007-233509(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
G06F 3/01
G04G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェアラブル電子デバイスであって、
エッジを有するディスプレイと、
前記ディスプレイの前記エッジにある回転可能な入力部であって、前記回転可能な入力部は回転を行うことが可能である、回転可能な入力部と、
プロセッサ回路とを備え、
前記プロセッサ回路は、
前記ウェアラブル電子デバイスにより実行することが可能なアプリケーションに対応する第1アイコンを前記ディスプレイに提示させるステップであって、前記第1アイコンは、前記回転可能な入力部の第1入力イベントに応答して1回目に前記ディスプレイにおいて第1サイズで提示される、ステップと、
前記第1アイコンのうちの少なくとも1つを、前記回転可能な入力部の第2入力イベントに応答して2回目に前記ディスプレイにおいて第2サイズで前記ディスプレイに提示させるステップであって、前記第2サイズは前記第1サイズと比較して拡大されたものである、ステップと、
前記第1アイコンのうちの少なくとも1つに対応する第2アイコンを、3回目に前記ディスプレイに提示させるステップであって、前記第2アイコンは前記アプリケーションのうちの少なくとも1つを実行させるために選択することが可能である、ステップと
を行う、ウェアラブル電子デバイス。
【請求項2】
前記プロセッサ回路は、前記アプリケーションのうちユーザーが選択したものに対応するリストに基づいて、前記第1アイコンを提示するものである、請求項1に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項3】
前記第1入力イベントは、1回転イベンを含む、請求項1又は2に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項4】
前記プロセッサ回路は、前記回転可能な入力部の前記第1入力イベントと前記第2入力イベントを検出するためにジャイロ・センサと通信するものである、請求項1-3のうちの何れか1項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項5】
前記ジャイロ・センサは、前記回転可能な入力部の回転の距離又は度合いのうちの少なくとも1つを検出するものである、請求項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項6】
前記プロセッサ回路は、前記ジャイロ・センサが前記回転可能な入力部の回転の度合いの第1閾値を検出したことに応答して、前記第1アイコンのうちの少なくとも1つを第2サイズで提示するものである、請求項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項7】
前記ディスプレイの前記エッジにある前記回転可能な入力部はベゼルを含む、請求項1-6のうちの何れか1項に記載のウェアラブル電子デバイス。
【請求項8】
命令を含むマシン読み取り可能な記憶媒体であって、
前記命令は、実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも
ウェアラブル電子デバイスにより実行することが可能なアプリケーションに対応する第1アイコンをディスプレイに提示させるステップであって、前記第1アイコンは、回転可能な入力部の第1入力イベントに応答して1回目に前記ディスプレイにおいて第1サイズで提示され、前記回転可能な入力部は前記ディスプレイのエッジにあり、前記回転可能な入力部は回転することが可能である、ステップと、
前記第1アイコンのうちの少なくとも1つを、前記回転可能な入力部の第2入力イベントに応答して2回目に前記ディスプレイにおいて第2サイズで前記ディスプレイに提示させるステップであって、前記第2サイズは前記第1サイズと比較して拡大されたものである、ステップと、
前記第1アイコンのうちの少なくとも1つに対応する第2アイコンを、3回目に前記ディスプレイに提示させるステップであって、前記第2アイコンは前記アプリケーションのうちの少なくとも1つを実行させるために選択することが可能である、ステップと
を行わせる、マシン読み取り可能な記憶媒体。
【請求項9】
前記命令は、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記アプリケーションのうちユーザーが選択したものに対応するリストに基づいて、前記第1アイコンを提示させる、請求項8に記載のマシン読み取り可能な記憶媒体。
【請求項10】
前記命令は、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
1回転イベンを識別させる、請求項8又は9に記載のマシン読み取り可能な記憶媒体。
【請求項11】
前記命令は、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記回転可能な入力部の前記第1入力イベントと前記第2入力イベントを検出するためにジャイロ・センサを起動させる、請求項8-10のうちの何れか1項に記載のマシン読み取り可能な記憶媒体。
【請求項12】
前記命令は、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記回転可能な入力部の回転の距離又は度合いのうちの少なくとも1つを検出させる、請求項8-11のうちの何れか1項に記載のマシン読み取り可能な記憶媒体。
【請求項13】
前記命令は、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記ジャイロ・センサが前記回転可能な入力部の回転の度合いの第1閾値を検出したことに応答して、前記第1アイコンのうちの少なくとも1つを第2サイズで提示させる、請求項11に記載のマシン読み取り可能な記憶媒体。
【請求項14】
ウェアラブル電子デバイスで画像をレンダリングする手段であって、前記レンダリングする手段はエッジを有する、画像レンダリング手段と、
前記エッジにおける回転可能な選択手段であって、回転可能な選択手段は回転することが可能である、手段と、
処理手段とを含む装置であって、前記処理手段は、
前記ウェアラブル電子デバイスにより実行することが可能なアプリケーションに対応する第1アイコンを、前記画像レンダリング手段に提示させるステップであって、前記第1アイコンは、前記回転可能な選択手段の第1入力イベントに応答して1回目に前記画像レンダリング手段において第1サイズで提示される、ステップと、
前記第1アイコンのうちの少なくとも1つを、前記回転可能な選択手段の第2入力イベントに応答して2回目に前記画像レンダリング手段において第2サイズで前記画像レンダリング手段に提示させるステップであって、前記第2サイズは前記第1サイズと比較して拡大されたものである、ステップと、
を行う、装置。
【請求項15】
前記処理手段は、前記アプリケーションのうちユーザーが選択したものに対応するリストに基づいて、前記第1アイコンを提示するものである、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記処理手段は、前記第1入力イベントを、1回転イベンとして識別する、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項17】
前記回転可能な入力部の前記第1入力イベントと前記第2入力イベントを検出するためにジャイロ・センシングを行う手段を更に含む、請求項14-16のうちの何れか1項に記載の装置。
【請求項18】
前記ジャイロ・センシングを行う手段は、前記回転可能な入力部の回転の距離又は度合いのうちの少なくとも1つを検出するものである、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記処理手段は、前記ジャイロ・センシングを行う手段が前記回転可能な選択手段の回転の度合いの第1閾値を検出したことに応答して、前記第1アイコンのうちの少なくとも1つを第2サイズで、前記画像レンダリング手段に提示させるものである、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
実行された場合に、少なくとも1つのプロセッサに、少なくとも
ウェアラブル電子デバイスにより実行することが可能なアプリケーションに対応する第1アイコンをディスプレイに提示させるステップであって、前記第1アイコンは、回転可能な入力部の第1入力イベントに応答して1回目に前記ディスプレイにおいて第1サイズで提示され、前記回転可能な入力部は前記ディスプレイのエッジにあり、前記回転可能な入力部は回転することが可能である、ステップと、
前記第1アイコンのうちの少なくとも1つを、前記回転可能な入力部の第2入力イベントに応答して2回目に前記ディスプレイにおいて第2サイズで前記ディスプレイに提示させるステップであって、前記第2サイズは前記第1サイズと比較して拡大されたものである、ステップと、
前記第1アイコンのうちの少なくとも1つに対応する第2アイコンを、3回目に前記ディスプレイに提示させるステップであって、前記第2アイコンは前記アプリケーションのうちの少なくとも1つを実行させるために選択することが可能である、ステップと
を行わせる、コンピュータ・プログラム。
【請求項21】
前記コンピュータ・プログラムは、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記アプリケーションのうちユーザーが選択したものに対応するリストに基づいて、前記第1アイコンを提示させる、請求項20に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項22】
前記コンピュータ・プログラムは、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
1回転イベンを識別させる、請求項20又は21に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項23】
前記コンピュータ・プログラムは、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記回転可能な入力部の前記第1入力イベントと前記第2入力イベントを検出するためにジャイロ・センサを起動させる、請求項20-22のうちの何れか1項に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項24】
前記コンピュータ・プログラムは、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記回転可能な入力部の回転の距離又は度合いのうちの少なくとも1つを検出させる、請求項20-23のうちの何れか1項に記載のコンピュータ・プログラム。
【請求項25】
前記コンピュータ・プログラムは、実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、
前記ジャイロ・センサが前記回転可能な入力部の回転の度合いの第1閾値を検出したことに応答して、前記第1アイコンのうちの少なくとも1つを第2サイズで提示させる、請求項23に記載のコンピュータ・プログラム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
<関連出願>
本願は2015年6月16日付で出願された米国非仮特許出願第14/740,609号による優先権の利益を享受する。
【0002】
<背景技術>
スマート・フォン、モバイル・フォン、タブレット・コンピュータ等を含むスマート・デバイスが広く普及している。更に、スマートウォッチ、フィットネス・バンド及びモニタ、アクション・カメラ等のようなウェアラブル・デバイスが徐々に普及してきている。これらのウェアラブル・デバイスは、デバイスとやり取りを行うための非常に小さなタッチスクリーンをしばしば含むかもしれない。これらのデバイスのユーザーは、しばしば互いに近接して配置されるユーザー・インターフェース(UI)又はアイコンに正確に触れ、及び/又は、アプリケーションを探索して始動するために何度もインターフェースをスワイプ(swipe)する必要があるかもしれない。更に、これらのデバイスのうち或るものはタッチスクリーンやユーザー・インターフェースを全く含んでいない。その結果、これら小型ウェアラブル・デバイスに対するユーザーの体感は、限定されたヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)に起因して低下するかもしれない。ユーザー入力をセンシングするための既存のハードウェア及びソフトウェア・ソリューションのうち或るものは、プッシュ・ボタン、音声制御部及びジェスチャー制御部を含む。しかしながら、これらのソリューションは、状態が限られていること(即ち、ハードウェア・プッシュ・ボタンの場合にはON及びOFF状態しかない)、インターフェースが複雑で高価であること(即ち、ジェスチャー及び音声のセンシングは、複雑で高価な演算能力及びセンサを必要とする)、及び、見栄えが悪いこと(例えば、突出するハードウェアは、一体化されず、スタイリッシュではなく、また、ウェアラブル・デバイスに対応しない)等を含むいくつもの欠点を被るかもしれない。簡単に言えば、限られたタッチスクリーン及び/又はユーザー・インターフェースを有するスマートウォッチ等のような従来の小型ウェアラブル・デバイスは、装着者にとって最適に有用ではないかもしれない(即ち、不正確であり、ユーザー・フレンドリではなく、一体化されず、互換性に乏しいかもしれない)。
【図面の簡単な説明】
【0003】
実施形態の様々な利点は、本明細書及び添付の特許請求の範囲を読み、添付図面を参照することにより、当業者にとって明らかになるであろう。
図1-1】実施形態によるジャイロ・センシング・システムを有するスマートウォッチを例示する図。
図1-2】回転ボディを有するジャイロ・センシング・システムを有する実施形態によるスマートウォッチを例示する図。
図1-3】回転エッジを有するジャイロ・センシング・システムを有する実施形態によるスマートウォッチを例示する図。
図1-4】回転フェース及びエッジを有するジャイロ・センシング・システムを有する実施形態によるスマートウォッチを例示する図。
図2】実施形態によるジャイロ・センシング・システム例のブロック図。
図3】実施形態によるジャイロ・センシング・プロセス例のフローチャートを示す図。
図4】実施形態によるジャイロ・センシング・システムのクイック・ラウンチ・ルーチンを例示する図。
図5】実施形態によるジャイロ・センシング・システムのロック/アンロック・ルーチンを例示する図。
図6】実施形態によるジャイロ・センシング・システムの多次元アクセス・ルーチンを例示する図。
【発明を実施するための形態】
【0004】
図1-1のA-Bはそれぞれ本開示の実施形態によるジャイロ・センシング・システム110を有するウェアラブル・デバイス100の側面図及び平面図を示す。ウェアラブル・デバイス100は、例えば、スマートウォッチ、フィットネス・バンド又はモニタ、アクション・カメラ等を含む何れか又は多数のデバイスであっても良く、そのデバイスはタッチスクリーン等のような比較的小さなグラフィック・ユーザー・インターフェース(GUI)を有する又は全く有しない。ウェアラブル・デバイス100は、例えば回転可能なエッジ・コンポーネント112(例えば、時計枠又はベゼル(a watch bezel))、回転可能なフェース・コンポーネント114(例えば、文字盤を保護する時計ガラス)、及び回転可能なボディ・コンポーネント116(例えば、時計本体又はケース)のような1つ以上の回転可能なコンポーネントを有する回転可能なデバイス110を含んでも良く、回転可能なデバイスは、埋め込まれたジャイロ・センサ120と通信し且つ連動しても良い。ウェアラブル・デバイス100は、ウェアラブル・デバイス100を、ユーザーに(例えば、ユーザーの腕に)取り付けるために使用されて良いストラップ又はブレスレット130を含んでも良い。回転可能なデバイス110及び関連する回転可能なコンポーネント112、114、116は、例えば、x軸、y軸又はz軸のような少なくとも1つの回転軸の回りに別々に(即ち、独立して)回転することが可能である。ジャイロ・センサ120は単軸マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)レート・ジャイロ・チップを具現化しても良く、単軸MEMSレート・ジャイロ・チップは、搭載する配置に応じて、3軸の動きのうちの何れか(例えば、x軸(ピッチ)、y軸(ロール)及びz軸(ヨー))に関する回転をセンシングすることが可能である。ジャイロ・センサ120は、小型消費者電子デバイス(例えば、ウェアラブル・デバイス100)の動きを検知するのに適した比較的小さなサイズの低価格構成を具現化し得る。本開示とともに使用するのに適したジャイロ・センサ・チップの具体例は、カリフォルニア州サンノゼのインベンセンス(InvenSense)社から入手可能な単軸MEMSジャイロスコープ・モデルISZ-2510である。説明される回転可能なデバイス110及びジャイロ・センサ120は、ジャイロ・センシング・システムの少なくとも一部分を形成し、より有用であるように(即ち、よりいっそう正確である、ユーザー・フレンドリである、統合される及びコンパチブルであるように)、小型ウェアラブル・デバイス(例えば、ウェアラブル・デバイス100)のヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)(例えば、タッチスクリーン)を拡張し得る。
【0005】
説明される例において、ウェアラブル・デバイス100は、回転可能なコンポーネント112、114、116に関するリセット位置(即ち、静止位置又は準備位置)を決めるように整列する図示の対応するランドマーク・ライン(又は基準線)101を含む。ランドマーク・ライン101は直線により示されているが、これは単に説明のためであるに過ぎないことに、留意を要する。例えば、回転可能なコンポーネントを静止位置に合わせる止め具(stops)、突起(bumps)及び類似する構造などを含む他の構成が、回転可能なコンポーネント112、114、116の配置を決めるために使用されて良い。ジャイロ・センサ120は、回転可能なデバイス110の回転可能なコンポーネント112、114、116のうちの1つ以上の回転(例えば、z軸周りの回転)によるユーザー入力を受信し、より多くの入力状態を含むようにユーザー・インターフェース(例えば、タッチスクリーン)のユーティリティを拡張し且つユーザー・インターフェースがより高速、より高精度及びより高信性であることを許容するHMIを形成するように構成されても良い。
【0006】
ユーザーは、入力を提供するために(例えば、ウェアラブル・デバイス100に関連するアプリケーションについて、閲覧、選択及び/又は起動(即ち、アクティベート)するために)、1つ以上の回転可能なコンポーネント112、114、116を回転させても良い。以下において更に説明されるように、入力は様々な要因に基づいても良く、例えば、その要因は、リセット位置からの回転の度合い、回転の方向、対応する機能アイコンまでの回転、一連の回転などを含む。従って、回転可能なデバイス110によって可能にされる人間工学的に更にフレンドリな入力は、増加の一途をたどるアプリケーション数とともに限定され制約された表示空間を有する小さなユーザー入力部(例えば、タッチスクリーン)と比較して、入力の精度及び機能の増加を許容することで、ウェアラブル・デバイス100に多大なユーティリティを提供し得る。従ってユーザーは更に実効性のある信頼性の高い入力を提供し得る。
【0007】
図1-2を参照すると、C-Dにはそれぞれ本開示の実施形態によるウェアラブル・デバイス150の側面図及び平面図が示されている。ウェアラブル・デバイス150は、ウェアラブル・デバイス100(図1-1)に類似しており、ジャイロ・センシング・システムを含み、ジャイロ・センシング・システムは、ウェアラブル・デバイス150に関連するアプリケーションの閲覧、ナビゲート及び/又は起動のために、(例えば、ランドマーク・ライン151が不整列になるように)リセット位置からz軸周りに(例えば、時計回り方向に(矢印157))回転することが可能な回転可能なボディ156を有する。図1-3のE-Fはそれぞれ本開示の実施形態によるウェアラブル・デバイス160の側面図及び平面図を示す。ウェアラブル・デバイス160は、ウェアラブル・デバイス100(図1-1)に類似しており、ウェアラブル・デバイス160に関連するアプリケーションの閲覧、ナビゲート及び/又は起動のために、(例えば、ランドマーク・ライン161が不整列になるように)リセット位置からz軸周りに(例えば、時計回り方向に(矢印163))回転することが可能な回転可能なエッジ162を含む。図1-4のG-Hはそれぞれ本開示の実施形態によるウェアラブル・デバイス170の側面図及び平面図を示す。ウェアラブル・デバイスは、ウェアラブル・デバイス100(図1-1)に類似しており、回転可能なエッジ172及び回転可能なフェース174を含み、それら両者は、ウェアラブル・デバイス170に関連するアプリケーションの閲覧、ナビゲート及び/又は起動のために、(例えば、ランドマーク・ライン171が不整列になるように)リセット位置からz軸周りに(例えば、それぞれ、時計回り方向に(矢印173)及び反時計回り方向に(矢印175))回転することが可能な回転可能なエッジ172及び回転可能なフェース174を含む。
【0008】
図2に関し、開示の実施形態によるジャイロ・センシング・システム200が例示されている。システム200は、ジャイレトリ・センシング・システム(Gyratory Sensing System:GSS)210、プロセッサ220及びメモリ・デバイス230を含んでも良い。ジャイレトリ・センシング・システム210は、(回転可能なデバイスを有する)ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)212と、ジャイレトリ・センサ214とを含んでも良い(何れも図1A-Hに関連して十分に説明される)。HMI212は、ユーザー205(即ち、人間)から入力を受信し、その入力をジャイレトリ・センサ214へ伝えるように構成及び配置されていても良い。ジャイレトリ・センサ214は、プロセッサ230(例えば、システム・オン・チップ(SoC)プロセッサ)及びメモリ・デバイス230と通信しても良く、よりいっそう有用になるようにHMI212を拡張する方法でユーザー入力を検知し得る。システム200は、例えば、カメラ240、ディスプレイ250及び他のペリフェラル・デバイス260を含む様々な選択的なコンポーネントを含んでも良い。
【0009】
利用の際に、ジャイレトリ・センシング・システム210は、HMI212の回転可能なデバイスを介して、ユーザー205から入力を受信して良い。(システム又はアプリケーションの機能、オプション、プロセス等のユーザー選択に対応する)入力は、例えば、回転可能なデバイスの1つ以上の回転可能なコンポーネントを回すユーザー205により伝えられても良い。回転可能なデバイスは、図1A-Dに関連して上述されたように回転可能なデバイスを具現化しても良い。ジャイレトリ・センサ214は、例えば1つ以上の回転可能なコンポーネントのリセット位置からの回転度合いに基づいて、ユーザー入力を受信及び検知するようにHMI212と通信しても良い。ユーザー入力は、システム200のコンポーネント(例えば、ディスプレイ250)を介して伝えられても良い。ユーザー入力は、カメラ240、ディスプレイ250又は他のペリフェラル・デバイス260の機能、オプション、プロセス等について、調整、全面的変更、部分的変更、ナビゲート、閲覧及び/又は選択などを行うために使用されても良い。従って、ジャイレトリ・センシング・システム200は、改善された入力機能、エルゴノミクス(ergonomics)、信頼性及び正確さを許容することにより、より豊富なユーティリティをウェアラブル・デバイスに提供し得る。一例として、小型ウェアラブル・デバイス(例えば、ウェアラブル・デバイス150)により提供されるかもしれない限られたサイズ及びスクリーン・スペースに起因して、ジャイレトリ・センシング・システム210は、例えば、他のユーザー・インターフェースと比較する場合に、ウェアラブル・デバイス(例えば、ウェアラブル・デバイス150)に関連する又はペリフェラル・デバイスに関連する更に多くの機能及び/又はアプリケーション(例えば、アイコンにより表現されても良い)が、よりいっそう迅速に、信頼性高く、正確に閲覧及び選択されることを許容し得る。更に、少なくとも何らかの実施形態において、HMI212のエルゴノミクス及び触覚的なレイアウトは、他のユーザー・インターフェースと比較する場合に、ユーザー入力の速度、信頼性及び正確さを向上させ得る。
【0010】
様々な実施形態において、ジャイレトリ・センシング・システム200は、HMI212のユーティリティを拡張することにより、(例えば、ウェアラブル・デバイス150、160又は170)ウェアラブル・デバイスの機能が改善されることを許容し得る。何らかの実施形態において、「ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する」とは、本願に合致する改善された入力機能、エルゴノミクス、信頼性及び正確さを可能にすることにより、いっそう多大なユーティリティをウェアラブル・デバイスに提供することを意味しても良い。少なくとも何らかの実施形態において、改善される入力機能は、例えば回転可能なコンポーネント112、114、116(図1A-B)のような1つ以上の回転可能なコンポーネントにより達成されても良く、コンポーネントは、HMI212に関連する1つ以上のアプリケーションの機能が、アプリケーションを迅速且つ正確に起動する方法で選択されることを可能にする(この点については、図4A-Dに関連して更に十分に説明される)。例えば、回転可能なコンポーネントは、HMIに関連する1つ以上の機能の拡大及び縮小(ズーム・イン及びズーム・アウト)を迅速かつ正確に行うことをユーザーに許容し、それにより、ユーザー入力の機能性、エルゴノミクス、信頼性又は正確さが改善され得る。少なくとも何らかの実施形態において、改善される入力機能は、1つ以上の回転可能なコンポーネント(例えば、回転可能なコンポーネント112、114、116(図1A-B))により達成されても良く、コンポーネントは、ウェアラブル・デバイス及び/又はウェアラブル・デバイスに関連する1つ以上のアプリケーションが、迅速かつ正確にロック及び/又はアンロックされることを許容する(この点については、図5A-Dに関連して更に十分に説明される) 。少なくとも何らかの実施形態において、改善される入力機能は、1つ以上の回転可能なコンポーネント(例えば、回転可能なコンポーネント112、114、116(図1A-B))により達成されても良く、コンポーネントは、HMI212に関連する1つ以上のアプリケーションが、アプリケーションに対する多次元アクセス(multi-dimensional access)を可能にする方法で迅速かつ正確にアクセスされることを許容する(この点については、図6A-Dに関連して更に十分に説明される)。何らかの実施形態において、本願で開示される様々な改善は、本開示から逸脱することなく、本願で明示的には開示されていない多種多様な形態で組み合わせられても良い。
【0011】
図3は本開示の実施形態によるジャイロ・センシング・プロセス例を示す。プロセス300は、(例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、ファームウェア、フラッシュ・メモリ等のような)メモリであるマシン又はコンピュータ読み取り可能なストレージ媒体に保存される一群の論理命令と同様な実行可能ソフトウェアの1つ以上のモジュールとして、(例えば、プログラム可能論理アレイ(PLAs)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGAs)、コンプレックス・プログラマブル論理デバイス(CPLDs)等のような)設定可能な論理装置において、又は、(例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、相補型金属酸化物半導体(CMOS)、トランジスタ・トランジスタ論理(TTL)テクノロジ又はそれらの任意の組み合わせのような)回路技術を利用する固定された機能論理ハードウェアにおいて、実現されても良い。
【0012】
説明されるプロセス・ブロック302は、「待機」状態(即ち、リセット状態、静止状態、又は準備状態)のままであることをもたらす。ブロック304において、回転可能なデバイスのうちの1つ以上の回転可能なコンポーネントが、所定の度数(例えば、x度又はx°)より大きく回されたか否かについての判定が為されても良い。「No」である場合、プロセス300はブロック302に戻り、「待機」状態に留まる。「Yes」である場合、プロセス300はブロック306に進み、ブロック306においては、ジャイレトリ・センサがトリガされ、(例えば、入力に基づくユーザー・インターフェース(例えば、タッチスクリーン又はGUI)の更新などのような)状態変化のためにプロセッサ(即ち、SoC)をインタラプトする。ブロック308において、ソフトウェア・インタラプト・ルーチンが起動され、新たなイベントが実行される。いったん完了すると、図示のプロセス300はブロック302へ戻る。プロセス300を実行するための適切な擬似コード例は、次のように与えられる:
擬似コード
1) Standby
2) Detects rotation
・ (clockwise = positive, counter-clockwise = negative)
3) Rotation detected above threshold, vibrates the wearable device
4) If rotation value = +x
5) Set action_1 = action_1 + x
6) Else, if rotation value = -y
7) Set action_1 = action_1 - y
8) Update GUI’s menu
【0013】
図4A-Dは開示の実施形態によるウェアラブル・デバイスのクイック・ラウンチ・ルーチン400の一例を示す。本開示によるウェアラブル・デバイス401のクイック・ラウンチ・ルーチン400は、アプリケーションを開始するためのクイック・ラウンチ・アイコン404についての所定のリスト及びオペレーションを規定しても良い。クイック・ラウンチ・ルーチン400は、z軸の周りに或る方向に(例えば、時計回り方向に(矢印403))、回転コンポーネント402(例えば、文字盤又はウォッチ・フェイス(watch face))をエンゲージする(即ち、回転させる)ことにより(A)の状態で始まっても良い。(例えば、所定の角度を超えて又は所定の位置まで)回転コンポーネント402を回転させることは、(不図示の)ジャイレトリ・センサをトリガすることにより、システムに気付かせ、状態変更のためにプロセッサ(例えば、SoC)をインタラプトする。いったん気付くと、システムは、アプリケーションの速やかな開始のためのショートカット・アイコンのリストを示しても良い。(B)において、システムは、アプリケーションの速やかな開始のために、ユーザーによる閲覧及び選択に備えて、様々なアプリケーション・クイック・ラウンチ(即ち、ショートカット)アイコン404を提示する。列挙されるアイテム又はアプリケーションの総数は、ユーザーにより(例えば、ソフトウェアにより)カスタマイズされても良い。ユーザー選択は、例えば反対方向に(例えば、時計回り方向に(矢印405))回転コンポーネント402を回すことにより為されても良い。(C)において、図示のシステムは、例えば、ユーザーが触れたことにより及び/又は所定の時間の後に(例えば、2秒後に)、簡易かつより信頼性のあるアクティベーションに備えて、選択されたアプリケーション・クイック・ラウンチ・アイコン406(例えば、電話帳)を拡大する。(D)において、(例えば、電話帳のような)選択されたアプリケーション408の様々な個々のエントリ409は、回転可能なコンポーネント402により閲覧されても良く、選択される個々のエントリ410は、経過時間により又は接触により拡大され及び開始されても良い。これにより、説明されるクイック・ラウンチ・ルーチン400は、HMIのユーティリティを改善する速やかで正確な信頼性の高い手段を提供し得る。
【0014】
図5A-Bは、開示の実施形態によるジャイロ・センシング・システムのロック/アンロック・ルーチン500の例示を示す。本願の開示によるウェアラブル・デバイス501のロック/アンロック・ルーチン500(例えば、アンロック・ルーチン)は、ウェアラブル・デバイス501の1つ以上の回転可能なコンポーネント502、504を回転させる所定のシーケンスを規定しても良い。アンロック・ルーチン500は、z軸の周りに第1方向に(例えば、反時計回り方向(矢印503)に)所定の距離又は角度だけ(例えば、30度又は30°)第1回転コンポーネント502(例えば、ウォッチ・フェース)をエンゲージし(即ち、回転させ)、次に、z軸の周りに第2方向に(例えば、時計回り方向に(矢印505))所定の距離又は角度だけ(例えば、60度又は60°)第2回転コンポーネント504(例えば、ウォッチ・エッジ)を回転させることにより、始まっても良い(A)。ロック/アンロック・ルーチン500を完了すると、ウェアラブル・デバイスは、ロック状態506からアンロック状態508へ速やかに信頼性高く変換され得る。同等なオペレーション(即ち、ロック・ルーチン)を実行することにより、ウェアラブル・デバイス501は同様にロックされても良いことに、留意を要する。これにより、ロック/アンロック・ルーチン500は、HMIのユーティリティを拡張する別の速やかで正確な信頼性の高い手段を提供し得る。
【0015】
図6A-Dは、開示の実施形態によるジャイロ・センシング・システムの多次元アクセス・ルーチン600の例示を示す。本開示によるウェアラブル・デバイス601の多次元アクセス・ルーチン600は、多次元アプリケーション・インターフェースの所定のオペレーションを規定しても良い。多次元アクセス・ルーチン600は、ユーザー・インターフェース(例えば、タッチスクリーン又はGUI)をアクティベートするために(即ち、起動するために)、z軸の周りに第1方向に(例えば、時計回り方向に(矢印603))所定の距離又は角度だけ第1回転コンポーネント602(例えば、ウォッチ・ボディ)をエンゲージする(即ち、回転させる)ことにより、開始しても良い。(B)において、様々なアプリケーション・アイコン604が、ユーザーによる選択に備えてユーザー・インターフェース上に提示されても良い。例えば様々なアプリケーション・アイコン604をナビゲートするために、第1回転コンポーネント602が時計回り方向に更に回転させられても良い。(C)において、選択されたアプリケーション・アイコン606(例えば、電話帳)が拡大されても良く、選択されたアプリケーション606(例えば、電話帳)の使用開始のため又はその詳細に「踏み込む」ために、例えば時計回り方向に第2回転コンポーネント608(例えば、ウォッチ・エッジ)が回転させられても良い。(D)において、選択された詳細612(即ち、連絡先)は、ユーザーの接触により又は所定の時間経過(例えば、2秒)により、開始しやすくするために拡大されても良い。回転可能なコンポーネント602、608により、他の機能が開始されてもよい。例えば回転可能な第1コンポーネント608(例えば、ウォッチ・ボディ)を時計回り方向に(矢印613(回転させることにより、例えばいったん呼が開始された場合に、拡声スピーカが起動されも良い。例えば時計回り方向に(矢印615)第2回転コンポーネント(即ち、ウォッチ・エッジ)を回転させることにより、呼は終了されても良い。これにより、多次元アクセス・ルーチン600は、HMIのユーティリティを拡張する別の速やかで正確な信頼性の高い手段を提供し得る。
【0016】
ここで開示されるルーチンを実行するために適切な擬似コードの一例は、次のように与えられる:
擬似コード
1) Standby
2) Detects rotation
1) (clockwise = positive, counter-clockwise = negative)
3) Rotation detected above threshold, vibrates the wearable device
4) If rotation is from face’s rotation, then
1) If rotation value = +x
2) Set action_1 = action_1 + x
3) Else if rotation value = -y
4) Set action_1 = action_1 - y
5) Update GUI’s menu
5) Else, if rotation is from edge’s rotation, then
1) If rotation value = +x
2) Set action_2 = action_2 + x
3) Else if rotation value = -y
4) Set action_2 = action_2 - y
5) Update GUI’s menu
6) Else, if rotation is from body’s rotation, then
1) If rotation value = +x
2) Set action_3 = action_3 + x
3) Else if rotation value = -y
4) Set action_3 = action_3 - y
5) Update GUI’s menu
【0017】
付記及び具体例:
具体例1は、メモリ・デバイスと、メモリ・デバイスと通信するプロセッサと、プロセッサと通信するジャイレトリ・センシング・システムとを有するジャイレトリ・センシング・システムを含んで良い。ジャイレトリ・センシング・システムは、ユーザー入力を受信するヒューマン・マシン・インターフェースと、ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する方法でユーザー入力を検知するジャイレトリ・センサとを含んで良い。
【0018】
具体例2は具体例1のシステムを含んで良く、ヒューマン・マシン・インターフェースは、ヒューマン・マシン・インターフェースに関連する1つ以上の機能をナビゲート及びエンゲージする(例えば、指図、従事又は設定する)1つ以上のコンポーネントを有する回転可能なデバイスを含む。
【0019】
具体例3は具体例2のシステムを含んで良く、1つ以上の回転可能なコンポーネントは、独立に回転することが可能である。
【0020】
具体例4は具体例2又は3のシステムを含んで良く、1つ以上の回転可能なコンポーネントは、ボディ・コンポーネント、エッジ・コンポーネント及びフェース・コンポーネントを含む。
【0021】
具体例5は具体例1のシステムを含んで良く、ジャイレトリ・センサは、3つの運動軸のうち何れかに関する回転を検知する単軸センサである。
【0022】
具体例6は具体例5のシステムを含んで良く、ジャイレトリ・センサは、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)レート・ジャイロスコープである。
【0023】
具体例7は具体例1のシステムを含んで良く、プロセッサはシステム・オン・チップ(SoC)プロセッサである。
【0024】
具体例8は、プロセッサと通信するメモリ・デバイスと、プロセッサと通信するジャイレトリ・センシング・システムとを有するウェアラブル・ジャイレトリ・センシング装置を含んでも良い。ジャイレトリ・センシング・システムは、ユーザー入力を受信するヒューマン・マシン・インターフェースであって、ウェアラブル・デバイスの少なくとも一部を形成するヒューマン・マシン・インターフェースと、ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する方法でユーザー入力を検知するジャイレトリ・センサとを含み、ウェアラブル・デバイスの1つ以上の機能を更にアクセスしやすくする。
【0025】
具体例9は具体例8の装置を含んで良く、ヒューマン・マシン・インターフェースは、1つ以上の機能をナビゲート及びエンゲージする1つ以上の回転可能なコンポーネントを有する回転可能なデバイスを含む。
【0026】
具体例10は具体例9の装置を含んで良く、1つ以上の機能は1つ以上のアイコンにより識別される。
【0027】
具体例11は具体例9又は10の装置を含んで良く、1つ以上のアイコンは、ウェアラブル・デバイスに関連する1つ以上の機能を選択又は調節するためのものである。
【0028】
具体例12は具体例10の装置を含んで良く、1つ以上のアイコンは、ウェアラブル・デバイス以外のデバイスに関連する1つ以上の機能を選択又は調節するためのものである。
【0029】
具体例13は具体例10の装置を含んで良く、回転可能なデバイスは、ユーザー入力の機能性、エルゴノミクス、信頼性又は正確さのうち1つ以上を改善するために、1つ以上の機能をズーム・イン及びズーム・アウトするためのものである。
【0030】
具体例14は具体例8の装置を含んで良く、ジャイレトリ・センサは、ジャイレトリ・センシング・システムの状態変化を検出するために、ヒューマン・マシン・インターフェースの回転した長さ又は角度を検知する。
【0031】
具体例15はジャイレトリ・センシング方法を含んでも良く、本方法は、ヒューマン・マシン・インターフェースにより、ユーザー入力を受信すること;及び、ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する方法で、ユーザー入力をジャイレトリ・センサにより検知することを含む。ユーザー入力の受信は、ヒューマン・マシン・インターフェースにより実行されても良く、ユーザー入力のセンシングは、ジャイレトリ・センサにより実行されても良い。
【0032】
具体例16は具体例15の方法を含んでも良く、ヒューマン・マシン・インターフェースの回転可能なデバイスの1つ以上の回転可能なコンポーネントにより、ヒューマン・マシン・インターフェースに関連する1つ以上の機能をエンゲージすることを更に含む。
【0033】
具体例17は具体例16の方法を含んでも良く、1つ以上の回転可能なコンポーネントは、独立に回転することが可能である。
【0034】
具体例18は具体例16の方法を含んでも良く、1つ以上の回転可能なコンポーネントは、ボディ・コンポーネント、エッジ・コンポーネント及びフェース・コンポーネントを含む。
【0035】
具体例19は具体例15の方法を含んでも良く、ジャイレトリ・センサは、3つの運動軸のうち何れかに関する回転を検知する単軸センサである。
【0036】
具体例20は具体例19の方法を含んでも良く、ジャイレトリ・センサは、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)レート・ジャイロスコープである。
【0037】
具体例21は、命令のセットを有する少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでも良く、命令は、コンピューティング・デバイスにより実行されると、コンピューティング・デバイスに:ヒューマン・マシン・インターフェースにより、ユーザー入力を受信すること;及び、ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する方法で、ユーザー入力をジャイレトリ・センサにより検知することを実行させる。ユーザー入力はヒューマン・マシン・インターフェースにより受信されても良い。ユーザー入力はジャイレトリ・センサにより検知されても良い。
【0038】
具体例23は具体例22の少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでも良く、1つ以上の回転可能なコンポーネントは、独立に回転することが可能である。
【0039】
具体例24は具体例22又は23の少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでも良く、1つ以上の回転可能なコンポーネントは、ボディ・コンポーネント、エッジ・コンポーネント及びフェース・コンポーネントを含む。
【0040】
具体例25は具体例21の少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでも良く、ジャイレトリ・センサは、3つの運動軸のうち何れかに関する回転を検知する単軸センサである。
【0041】
具体例26は、ユーザー入力を受信する手段と、ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する方法で、ユーザー入力を検知する手段とを有するジャイレトリ・センシング装置を含んでも良い。
【0042】
具体例27は具体例26の装置を含んでも良く、ヒューマン・マシン・インターフェースに関連する1つ以上の機能をエンゲージする手段を更に含む。
【0043】
具体例28は具体例27の装置を含んでも良く、ヒューマン・マシン・インターフェースに関連する1つ以上の機能をエンゲージする手段は、独立に動作することが可能である。
【0044】
具体例29は具体例27の装置を含んでも良く、ヒューマン・マシン・インターフェースに関連する1つ以上の機能をエンゲージする手段は、ボディ・コンポーネント、エッジ・コンポーネント及びフェース・コンポーネントを含んでも良い。
【0045】
具体例30は具体例26の装置を含んでも良く、検知する手段は、3つの運動軸のうち何れかに関する回転を検知する単軸センサを含んでも良い。
【0046】
具体例31は具体例30の装置を含んでも良く、検知する手段は、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)レート・ジャイロスコープを含んでも良い。
【0047】
当業者に認められるように、本願で開示される特定の形態は、本開示から逸脱することなく、本願で具体的に議論されていてもいなくても良い、1つ以上の回転可能なコンポーネントを含む様々な組み合わせで構成及び/又は再構成されても良い。例えば、特定の実施形態は、回転可能なボディ、回転可能なエッジ及び回転可能なフェースを有する形態を含んでも良い。更に、回転可能なコンポーネントの回転方向は、限定であるようには意図されておらず、本開示から逸脱することなく、逆転及び/又は再設定されても良い。更に、別の様々な実施形態は特定の角度までの回転を利用しても良く、そのような形態は、特定の角度を指示するためにフィードバックを提供する、様々な停止部、突起部、振動、触覚、音、機械的な切り欠き、及びその他の構成を利用することにより、更に改善され得る。そのような実施形態は、視力障害又は触れることに対する感覚障害を有するユーザーにとって特に有用であるかもしれない。更に、本願で開示される実施形態は、実質的に円形のウェアラブル・デバイスに関連して説明されているが、他の形状が使用されても良い。例えば、四角形のスマートウォッチ設計が使用されても良い。そのような用途では、例えばウォッチ・ボディ又はエッジのような回転可能なコンポーネントがテキスト入力中に回転させられると、デバイスのデザインを活用して(即ち、合わせて)ユーザーの体感を改善するために、例えば横長の向きに切り替えられても良い。
【0048】
様々な実施形態は、ハードウェア要素、ソフトウェア要素又は双方の組み合わせを利用して実現されても良い。ハードウェア要素の具体例は、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、回路要素(例えば、トランジスタ、抵抗、容量、インダクタ、等々)、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・アレイ(FPGA)、論理ゲート、レジスタ、半導体装置、チップ、マイクロチップ、チップ・セット等を含んでも良い。ソフトウェアの具体例は、ソフトウェア・コンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピュータ・プログラム、アプリケーション・プログラム、システム・プログラム、マシン・プログラム、オペレーティング・システム・ソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェア・モジュール、ルーチン、サブルーチン、ファンクション、メソッド、プロシジャ、ソフトウェア・インターフェース、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)、命令セット、コンピューティング・コード、コンピュータ・コード、コード・セグメント、コンピュータ・コード・セグメント、ワード、値、シンボル、又はそれらの任意の組み合わせを含んでも良い。ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を利用して実施形態が実現されるか否かの判断は、任意数の要因に応じて異なって良く、そのような要因は、所望の演算速度、電力レベル、熱耐性、処理サイクル・バジェット、入力データ・レート、出力データ・レート、メモリ・リソース、データ・バス速度及びその他の設計又はパフォーマンスの制約である。
【0049】
少なくとも1つの実施形態の1つ以上の側面は、プロセッサ内の様々なロジックを表現する、マシン読み取り可能な媒体に保存される表現命令により実現されても良く、その命令は、マシンにより読み取られると、本願で説明された技術を実行するためのロジックを、マシンに構築させる。「IPコア」として知られるそのような表現(物)は、ロジック又はプロセッサを実際に形成する製造マシンにロードするために、有形のマシン読み取り可能な媒体に保存され且つ様々な顧客又は製造施設に供給されても良い。
【0050】
実施形態は全てのタイプの半導体集積回路(IC)チップとともに使用することに適している。これらICチップの具体例は、プロセッサ、コントローラ、チップセット・コンポーネント、プログラマブル論理アレイ(PLAs)、メモリ・チップ、ネットワーク・チップ等を含むが、これらの例に限定されない。更に、何らかの図面において、信号導体ラインは、線で表現されている。あるものは、より複雑な構成の信号経路を示すように異なっていても良いし、構成する信号経路の数を示すために数字ラベルを有していても良いし、及び/又は、主要な情報流の方向を示すために1つ以上の終端に矢印を有していても良い。しかしながらこれらは限定の仕方として解釈されるべきではない。むしろ、そのような付随する詳細は、回路の簡易な理解を促すために1つ以上の例示的な実施形態に関連して使用されて良い。追加的な情報を有するか否かによらず、表現される如何なる信号ラインも、1つ以上の信号を実際に含んで良く、その信号は、複数の方向に進行しても良く及び任意の適切なタイプの信号方式で実現されても良く、例えば、差動ペアにより実現されるディジタル又はアナログ・ライン、光ファイバ・ライン及び/又はシングル・エンド・ライン等により実現されても良い。
【0051】
例示的なサイズ/モデル/値/範囲が与えられているかもしれないが、実施形態はそれらに限定されない。製造技術(例えば、フォトリソグラフィ)は時代とともに進歩するので、より小さなサイズのデバイスの製造が可能になることが予想される。更に、説明及び議論の簡明化のため及び実施形態の所定の側面を曖昧にしないために、ICチップ及びその他のコンポーネントに対する周知の電源/接地接続は図中に示されたり示されなかったりするかもしれない。更に、実施形態を曖昧にしてしまうことを回避するため、配置構成はブロック図形式で示され、また、ブロック図形式で示すのは、そのようなブロック図構成の実現に関する詳細事項は、実施形態が実現されるプラットフォームに多く依存するという観点からでもあり、そのような詳細事項は十分に当業者の能力範囲内にある。例示的な実施形態を説明するために、具体的な詳細(例えば、回路)が説明される場合、実施形態は、それらの具体的な詳細によらずに又はその変形とともに実現されることも可能であることは、当業者にとって明らかなはずである。本説明は、限定ではなく例示として解釈されるべきである。
【0052】
何らかの実施形態は、例えば、命令又は一群の命令を保存して良いマシン読み取り可能な又は有形のコンピュータ読み取り可能な媒体を利用して実現されても良く、命令は、マシンにより実行されると、実施形態による方法及び/又はオペレーションをマシンに実行させる。そのようなマシンは、例えば、適切な任意のプロセシング・プラットフォーム、コンピューティング・プラットフォーム、コンピューティング・デバイス、プロセシング・デバイス、コンピューティング・システム、プロセシング・システム、コンピュータ、プロセッサ等を含んでも良く、及び、ハードウェア及び/又はソフトウェアの適切な任意の組み合わせを利用して実現されて良い。マシン読み取り可能な媒体又は製品は、例えば、適切な任意のタイプのメモリ・ユニット、メモリ・デバイス、メモリ製品、記憶媒体、ストレージ・デバイス、ストレージ製品、ストレージ媒体及び/又はストレージ・ユニットを含んでも良く、例えば、メモリ、取り外し可能又は取り外し可能でない媒体、消去可能又は消去可能でない媒体、書き込み可能又は再書き込み可能な媒体、ディジタル又はアナログ媒体、ハード・ディスク、フロッピ・ディスク、コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ(CD-ROM)、コンパクト・ディスク・レコーダブル(CD-R)、コンパクト・ディスク・リライタブル(CD-RW)、光ディスク、磁気媒体、磁気光媒体、リムーバブル・メモリ・カード又はディスク、様々なタイプのディジタル多用途ディスク(DVD)、テープ、カセット等を含んでも良い。命令は、ソース・コード、コンパイルされたコード、インタープリットされたコード、実行可能コード、スタティック・コード、ダイナミック・コード、暗号化コード等のような適切な任意のタイプのコードを含んでも良く、そのコードは、適切な任意のハイレベル、ローレベル、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイル及び/又はインタープリットされるプログラミング言語を用いて実現される。
【0053】
別段の明示的な言及がない限り、「処理」、「演算」、「計算」、「決定」等のような用語は、コンピュータ又はコンピューティング・システム又は同様な電子コンピューティング・デバイスの動作及び/又はプロセスを指すように理解されて良く、その動作及び/又はプロセスは、コンピューティング・システムのレジスタ及び/又はメモリ内で物理量として表現されるデータを、コンピューティング・システムのメモリ、レジスタ又は他のそのような情報ストレージ、送信又は表示装置内で同様に物理量として表現される他のデータへ、操作及び/又は変換するものである。実施形態はこの文脈に限定されない。
【0054】
「結合される」という用語は、対象とするコンポーネント間における任意のタイプの直接的又は間接的な関係を指すために使用されて良く、電気的、機械的、流体的、光学的、電磁気的、電気機械的又はその他のコネクションに適用されて良い。更に、「第1」、「第2」等のような用語は、議論を促すだけのために使用され、別段の指示がない限り、特定の時間的又は経時的な意味を担っていない場合がある。
【0055】
当業者は、実施形態の幅広い技術は様々な形態で実現されることが可能であることを、上記の記述から認めるであろう。従って、本願の実施形態は特定の具体例に関連して説明されているが、実施形態の真の範囲はそのように限定されるべきではなく、なぜなら、図面、明細書及び特許請求の範囲を学んだ当業者にとって他の変形も明らかになるからである。
【0056】
(付記1)
メモリ・デバイス;
前記メモリ・デバイスと通信するプロセッサ;及び
前記プロセッサと通信するジャイレトリ・センシング・システム;
を有するシステムであって、前記ジャイレトリ・センシング・システムは:
ユーザー入力を受信するヒューマン・マシン・インターフェースと、
前記ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する方法で前記ユーザー入力を検知するジャイレトリ・センサとを含む、システム。
(付記2)
前記ヒューマン・マシン・インターフェースは、前記ヒューマン・マシン・インターフェースに関連する1つ以上の機能をナビゲート及びエンゲージする1つ以上の回転可能なコンポーネントを有する回転可能なデバイスを含む、付記1に記載のシステム。
(付記3)
前記1つ以上の回転可能なコンポーネントは、独立に回転することが可能である、付記2に記載のシステム。
(付記4)
前記1つ以上の回転可能なコンポーネントは、ボディ・コンポーネント、エッジ・コンポーネント及びフェース・コンポーネントを含む、付記2又は3に記載のシステム。
(付記5)
前記ジャイレトリ・センサは、3つの運動軸のうち何れかに関する回転を検知する単軸センサである、付記1に記載のシステム。
(付記6)
前記ジャイレトリ・センサは、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)レート・ジャイロスコープである、付記5に記載のシステム。
(付記7)
前記プロセッサはシステム・オン・チップ(SoC)プロセッサである、付記1に記載のシステム。
(付記8)
プロセッサと通信するメモリ・デバイス;及び
前記プロセッサと通信するジャイレトリ・センシング・システム;
を有するジャイレトリ・センシング装置であって、前記ジャイレトリ・センシング・システムは:
ユーザー入力を受信するヒューマン・マシン・インターフェースと、
前記ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する方法で前記ユーザー入力を検知するジャイレトリ・センサとを含む、ジャイレトリ・センシング装置。
(付記9)
前記ヒューマン・マシン・インターフェースは、前記ヒューマン・マシン・インターフェースに関連する1つ以上の機能をナビゲート及びエンゲージする1つ以上の回転可能なコンポーネントを有する回転可能なデバイスを含む、付記8に記載のジャイレトリ・センシング装置。
(付記10)
前記1つ以上の回転可能なコンポーネントは、独立に回転することが可能である、付記9に記載のジャイレトリ・センシング装置。
(付記11)
前記1つ以上の回転可能なコンポーネントは、ボディ・コンポーネント、エッジ・コンポーネント及びフェース・コンポーネントを含む、付記9又は10に記載のジャイレトリ・センシング装置。
(付記12)
前記ジャイレトリ・センサは、3つの運動軸のうち何れかに関する回転を検知する単軸センサである、付記8に記載のジャイレトリ・センシング装置。
(付記13)
前記ジャイレトリ・センサは、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)レート・ジャイロスコープである、付記12に記載のジャイレトリ・センシング装置。
(付記14)
前記プロセッサはシステム・オン・チップ(SoC)プロセッサである、付記8に記載のジャイレトリ・センシング装置。
(付記15)
ヒューマン・マシン・インターフェースにより、ユーザー入力を受信すること;
前記ヒューマン・マシン・インターフェースのユーティリティを拡張する方法で、前記ユーザー入力をジャイレトリ・センサにより検知すること;
を有するジャイレトリ・センシング方法。
(付記16)
前記ヒューマン・マシン・インターフェースの回転可能なデバイスの1つ以上の回転可能なコンポーネントにより、前記ヒューマン・マシン・インターフェースに関連する1つ以上の機能をエンゲージすることを有する付記15に記載のジャイレトリ・センシング方法。
(付記17)
前記1つ以上の回転可能なコンポーネントは、独立に回転することが可能である、付記16に記載のジャイレトリ・センシング方法。
(付記18)
前記1つ以上の回転可能なコンポーネントは、ボディ・コンポーネント、エッジ・コンポーネント及びフェース・コンポーネントを含む、付記16又は17に記載のジャイレトリ・センシング方法。
(付記19)
前記ジャイレトリ・センサは、3つの運動軸のうち何れかに関する回転を検知する単軸センサである、付記15に記載のジャイレトリ・センシング方法。
(付記20)
前記ジャイレトリ・センサは、マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム(MEMS)レート・ジャイロスコープである、付記19に記載のジャイレトリ・センシング方法。
(付記21)
付記15ないし20のうち何れか一項に記載のジャイレトリ・センシング方法を、システムのコンピュータに実行させるコンピュータ・プログラム。
(付記22)
付記21に記載のコンピュータ・プログラムを保存する記憶媒体。
図1-1】
図1-2】
図1-3】
図1-4】
図2
図3
図4
図5
図6