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特許7284210エンタープライズソフトウェアのワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、およびフォーム(WRICEF)オブジェクトの生成
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-22
(45)【発行日】2023-05-30
(54)【発明の名称】エンタープライズソフトウェアのワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、およびフォーム(WRICEF)オブジェクトの生成
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/20 20180101AFI20230523BHJP
【FI】
G06F8/20
【請求項の数】 17
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021068958
(22)【出願日】2021-04-15
(65)【公開番号】P2022050304
(43)【公開日】2022-03-30
【審査請求日】2021-04-15
(31)【優先権主張番号】20290064
(32)【優先日】2020-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(31)【優先権主張番号】17/103,164
(32)【優先日】2020-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】516172237
【氏名又は名称】アクセンチュア グローバル ソリューションズ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100102406
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 健二
(74)【代理人】
【識別番号】100100240
【弁理士】
【氏名又は名称】松本 孝
(72)【発明者】
【氏名】リガード,ミシェル エティエンヌ
(72)【発明者】
【氏名】ピガノー,アメリック
(72)【発明者】
【氏名】ギンベロット,ステファニー
【審査官】加藤 優一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2011/0167070(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0082228(US,A1)
【文献】特開2019-207687(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 8/00 -8/38
G06F 8/60 -8/77
G06F 9/44 -9/445
G06F 9/451
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータをデバイスによって受信するステップであって、
前記ユーザリクエストデータは、フィールドを用いて一連のアクションが実行された順序に基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成することに関連する情報を含み、
前記エンタープライズシステムオブジェクトは、ワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、およびフォーム(WRICEF)オブジェクトを含む、前記ユーザリクエストデータを受信するステップと、
あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータを、前記ユーザリクエストデータに基づいてエンタープライズシステムから前記デバイスによって読み出すステップと、
あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータを、前記ユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造から前記デバイスによって読み出すステップと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに関連する前記フィールドに格納されたデータを変換することに関連する、あらかじめ定義されたビジネスルールを、前記ユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造から前記デバイスによって読み出すステップと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されているかどうかを前記デバイスによって判断するステップと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するための前記マッピングが前記第3のデータ構造に格納されている場合、
前記マッピングおよび前記あらかじめ定義されたビジネスルールに基づいて前記テクニカルオブジェクトコンテンツデータを前記あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに前記デバイスによってマッピングして、マッピングされたデータを生成するステップであって、前記マッピングされたデータは、前記エンタープライズシステムオブジェクトに関連する前記フィールドを前記あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに関連付けたものである、前記マッピングされたデータを生成するステップと、
前記マッピングされたデータに基づいて前記エンタープライズシステムオブジェクトを前記デバイスによって生成するステップと
により、
前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するための前記マッピングが前記第3のデータ構造に格納されていない場合、
前記ユーザデバイスから作成データを前記デバイスによって受信するステップと、
前記作成データに基づいて前記エンタープライズシステムオブジェクトを前記デバイスによって生成するステップと
により、前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するステップと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションを前記デバイスによって実行するステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記1つ以上のアクションを実行するステップは、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてドキュメントを生成し、前記ユーザデバイスに前記ドキュメントを提供するステップ、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成し、前記ユーザデバイスに前記コードを提供するステップ、または
前記ユーザデバイスもしくは前記エンタープライズシステムに前記エンタープライズシステムオブジェクトを提供するステップ
のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上のアクションを実行するステップは、
前記ユーザデバイスがエンタープライズソフトウェアに前記エンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせるステップ、
前記エンタープライズシステムがエンタープライズソフトウェアに前記エンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせるステップ、または
前記エンタープライズシステムオブジェクトを前記エンタープライズシステムに関連する他の1つ以上のユーザデバイスに提供するステップ
のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記エンタープライズシステムオブジェクトは、
エンタープライズソフトウェアのカスタム拡張と、
前記カスタム拡張に関連する構成データ、開発データ、およびドキュメンテーションをグループ化する構成ユニットと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記エンタープライズシステムオブジェクトを継続的にテストするステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
1つ以上のメモリと、
前記1つ以上のメモリに通信可能なように結合された1つ以上のプロセッサと
を含むデバイスであって、前記1つ以上のプロセッサは、
ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータを受信することであって、
前記ユーザリクエストデータは、フィールドを用いて一連のアクションが実行された順序に基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成することに関連する情報を含み、
前記エンタープライズシステムオブジェクトは、ワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、およびフォーム(WRICEF)オブジェクトを含む、前記ユーザリクエストデータを受信することと、
あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータをエンタープライズシステムから受信することと、
あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータを前記ユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造から読み出すことと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに関連する前記フィールドに格納されたデータを変換することに関連する、あらかじめ定義されたビジネスルールを前記ユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造から読み出すことと、
エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されているかどうかを判断することと、
以下のこと:
前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するための前記マッピングが前記第3のデータ構造に格納されている場合、前記マッピングおよび前記あらかじめ定義されたビジネスルールに基づいて前記テクニカルオブジェクトコンテンツデータを前記あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにマッピングして、マッピングされたデータを生成し、前記マッピングされたデータに基づいて前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成することであって、前記マッピングされたデータは、前記エンタープライズシステムオブジェクトに関連する前記フィールドを前記あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに関連付けたものである、前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成すること、または
前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するための前記マッピングが前記第3のデータ構造に格納されていない場合、前記ユーザデバイスから受信される作成データに基づいて前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成すること
を選択的に行うことと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションを実行することと
をするように構成されている、デバイス。
【請求項7】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに対する修正を前記ユーザデバイスから受信することと、
前記修正に基づいて、修正されたエンタープライズシステムオブジェクトを生成することと、
前記ユーザデバイスまたは前記エンタープライズシステムがエンタープライズソフトウェアに前記修正されたエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせることと
をするようにさらに構成されている、請求項に記載のデバイス。
【請求項8】
前記エンタープライズシステムオブジェクトは、
エンタープライズソフトウェアのレポート、
前記エンタープライズソフトウェアのアウトバウンドユーザインターフェース、
前記エンタープライズソフトウェアのインバウンドユーザインターフェース、
前記エンタープライズソフトウェアの変換ユーザインターフェース、
前記エンタープライズソフトウェアの標準ユーザインターフェースに対する拡張、
前記エンタープライズソフトウェアの新たなユーザインターフェースアプリケーションに対する拡張、
前記エンタープライズソフトウェアのビジネスインテリジェンストランスフォーメーションプロセス、
前記エンタープライズソフトウェアのフォーム、または
前記エンタープライズソフトウェアのワークフロー
のうちの1つ以上を含む、請求項に記載のデバイス。
【請求項9】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記マッピングされたデータを表示のために前記ユーザデバイスに提供することと、
前記マッピングされたデータに対する編集を前記ユーザデバイスから受信することと、
前記マッピングされたデータを、前記マッピングされたデータに対する前記編集に基づいて更新することと
をするようにさらに構成されている、請求項に記載のデバイス。
【請求項10】
前記1つ以上のプロセッサは、前記マッピングされたデータに基づいて前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するとき、
ワイヤフレームツールを利用して前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するように構成されている、請求項に記載のデバイス。
【請求項11】
前記1つ以上のプロセッサは、前記1つ以上のアクションを実行するとき、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成することと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてテクニカルドキュメントを生成することであって、
前記テクニカルドキュメントは前記コードに関連する、
前記テクニカルドキュメントを生成することと、
前記ユーザデバイスまたは前記エンタープライズシステムが前記テクニカルドキュメントに基づいてエンタープライズソフトウェアに前記コードを実装することを生じさせることと
をするように構成されている、請求項に記載のデバイス。
【請求項12】
前記ユーザリクエストデータは、前記ユーザデバイスを用いて前記ユーザにより実行されたアクティビティの記録を含む、請求項に記載のデバイス。
【請求項13】
命令のセットを格納する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令のセットは、
1つ以上の命令
を含み、前記1つ以上の命令は、デバイスの1つ以上のプロセッサにより実行されると、前記デバイスが、
ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータを受信することであって、
前記ユーザリクエストデータは、フィールドを用いて一連のアクションが実行された順序に基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成することに関連する情報を含み、
前記エンタープライズシステムオブジェクトは、ワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、およびフォーム(WRICEF)オブジェクトを含む、ユーザリクエストデータを受信することと、
あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータをエンタープライズシステムから受信することと、
あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータを前記ユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造から読み出すことと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに関連する前記フィールドに格納されたデータを変換することに関連する、あらかじめ定義されたビジネスルールを前記ユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造から読み出すことと、
エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されているかどうかを判断することと、
前記マッピングが前記第3のデータ構造に格納されている場合、
前記マッピングおよび前記あらかじめ定義されたビジネスルールに基づいて前記テクニカルオブジェクトコンテンツデータを前記あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにマッピングして、マッピングされたデータを生成することであって、前記マッピングされたデータは、前記エンタープライズシステムオブジェクトに関連する前記フィールドを前記あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに関連付けたものである、マッピングされたデータを生成することと、
前記マッピングされたデータに基づいて前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成することと
により、
前記マッピングが前記第3のデータ構造に格納されていない場合、
前記ユーザデバイスから作成データを受信することと、
前記作成データに基づいて前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成することと
により、前記エンタープライズシステムオブジェクトを生成するステップと
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションを実行することと
を生じさせる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項14】
前記デバイスが前記1つ以上のアクションを実行することを生じさせる前記1つ以上の命令は、前記デバイスが、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてドキュメントを生成し、前記ユーザデバイスに前記ドキュメントを提供すること、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成し、前記ユーザデバイスに前記コードを提供すること、
前記ユーザデバイスもしくは前記エンタープライズシステムに前記エンタープライズシステムオブジェクトを提供すること、
前記ユーザデバイスがエンタープライズソフトウェアに前記エンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせること、
前記エンタープライズシステムがエンタープライズソフトウェアに前記エンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせること、または
前記エンタープライズシステムオブジェクトを前記エンタープライズシステムに関連する他の1つ以上のユーザデバイスに提供すること
のうちの1つ以上を生じさせる、請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記エンタープライズシステムオブジェクトは、
エンタープライズソフトウェアのカスタム拡張と、
前記カスタム拡張に関連する構成データ、開発データ、およびドキュメンテーションをグループ化する構成ユニットと
を含む、請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記1つ以上の命令は、前記デバイスが、
前記マッピングされたデータを表示のために前記ユーザデバイスに提供することと、
前記マッピングされたデータに対する編集を前記ユーザデバイスから受信することと、
前記マッピングされたデータを、前記マッピングされたデータに対する前記編集に基づいて更新することと
をさらに生じさせる、請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記デバイスが前記1つ以上のアクションを実行することを生じさせる前記1つ以上の命令は、前記デバイスが、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成することと、
前記エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてテクニカルドキュメントを生成することであって、
前記テクニカルドキュメントは前記コードに関連する、
前記テクニカルドキュメントを生成することと、
前記ユーザデバイスまたは前記エンタープライズシステムが前記テクニカルドキュメントに基づいてエンタープライズソフトウェアに前記コードを実装することを生じさせることと
を生じさせる、請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、全般的に、エンタープライズソフトウェアのワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、およびフォーム(WRICEF:workflow,report,interface,conversion,enhancement,and forms)オブジェクトなどのエンタープライズシステムオブジェクトを生成する方法およびデバイスに関する。
【0002】
関連出願の相互参照
本特許出願は、参照により明示的に本願明細書に援用される、2020年9月17日出願の欧州特許出願公開第20290064.3号および2020年11月24日出願の米国特許出願第17/103,164号の優先権を主張する。
【背景技術】
【0003】
エンタープライズソフトウェアとは、個々のユーザではなく組織のニーズを満たすために使用されるコンピュータソフトウェアである。かかる組織には、企業、学校、関心ベースのユーザグループ、クラブ、慈善団体、および政府が含まれ得る。エンタープライズソフトウェアは、コンピュータベースの情報システムの不可欠な部分であり、そのようなソフトウェアの集合は、エンタープライズシステムと呼ばれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一部の実装において、方法は、ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータをデバイスによって受信するステップと、あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータを、ユーザリクエストデータに基づいてエンタープライズシステムからデバイスによって読み出すステップと、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータを、ユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造からデバイスによって読み出すステップと、あらかじめ定義されたビジネスルールを、ユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造からデバイスによって読み出すステップと、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されているかどうかをデバイスによって判断するステップと、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されている場合、マッピングおよびあらかじめ定義されたビジネスルールに基づいてテクニカルオブジェクトコンテンツデータをあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにデバイスによってマッピングして、マッピングされたデータを生成するステップと、マッピングされたデータに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトをデバイスによって生成するステップと、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションをデバイスによって実行するステップとを含む。
【0005】
上記の方法の一部の実装において、方法は、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されていない場合、ユーザデバイスから作成データを受信するステップと、作成データに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成するステップとをさらに含んでもよい。
【0006】
上記の方法の一部の実装において、1つ以上のアクションを実行するステップは、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてドキュメントを生成し、ユーザデバイスにドキュメントを提供するステップ、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成し、ユーザデバイスにコードを提供するステップ、またはユーザデバイスもしくはエンタープライズシステムにエンタープライズシステムオブジェクトを提供するステップのうちの1つ以上を含んでもよい。
【0007】
上記の方法の一部の実装において、1つ以上のアクションを実行するステップは、ユーザデバイスがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせるステップ、エンタープライズシステムがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせるステップ、またはエンタープライズシステムオブジェクトをエンタープライズシステムに関連する他の1つ以上のユーザデバイスに提供するステップのうちの1つ以上を含んでもよい。
【0008】
上記の方法の一部の実装において、エンタープライズシステムオブジェクトは、ワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、およびフォーム(WRICEF)オブジェクトを含んでもよい。
【0009】
上記の方法の一部の実装において、エンタープライズシステムオブジェクトは、エンタープライズソフトウェアのカスタム拡張と、カスタム拡張に関連する構成データ、開発データ、およびドキュメンテーションをグループ化する構成ユニットとを含んでもよい。
【0010】
上記の方法の一部の実装において、方法は、エンタープライズシステムオブジェクトを継続的にテストするステップをさらに含んでもよい。
【0011】
一部の実装において、デバイスは、1つ以上のメモリと、1つ以上のメモリに通信可能なように結合された1つ以上のプロセッサとを含み、1つ以上のプロセッサは、ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータを受信することと、あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータをエンタープライズシステムから受信することと、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータをユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造から読み出すことと、あらかじめ定義されたビジネスルールをユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造から読み出すことと、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されているかどうかを判断することと、以下のこと:エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されている場合、マッピングおよびあらかじめ定義されたビジネスルールに基づいてテクニカルオブジェクトコンテンツデータをあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにマッピングして、マッピングされたデータを生成し、マッピングされたデータに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成すること、またはエンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されていない場合、ユーザデバイスから受信される作成データに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成することを選択的に行うことと、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションを実行することとをするように構成されている。
【0012】
上記のデバイスの一部の実装において、1つ以上のプロセッサは、エンタープライズシステムオブジェクトに対する修正をユーザデバイスから受信することと、修正に基づいて、修正されたエンタープライズシステムオブジェクトを生成することと、ユーザデバイスまたはエンタープライズシステムがエンタープライズソフトウェアに修正されたエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせることとをするようにさらに構成されてもよい。
【0013】
上記のデバイスの一部の実装において、エンタープライズシステムオブジェクトは、エンタープライズソフトウェアのレポート、エンタープライズソフトウェアのアウトバウンドユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアのインバウンドユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアの変換ユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアの標準ユーザインターフェースに対する拡張、エンタープライズソフトウェアの新たなユーザインターフェースアプリケーションに対する拡張、エンタープライズソフトウェアのビジネスインテリジェンストランスフォーメーションプロセス、エンタープライズソフトウェアのフォーム、またはエンタープライズソフトウェアのワークフローのうちの1つ以上を含んでもよい。
【0014】
上記のデバイスの一部の実装において、1つ以上のプロセッサは、マッピングされたデータを表示のためにユーザデバイスに提供することと、マッピングされたデータに対する編集をユーザデバイスから受信することと、マッピングされたデータを、マッピングされたデータに対する編集に基づいて更新することとをするようにさらに構成されてもよい。
【0015】
上記のデバイスの一部の実装において、1つ以上のプロセッサは、マッピングされたデータに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成するとき、ワイヤフレームツールを利用してエンタープライズシステムオブジェクトを生成するように構成されてもよい。
【0016】
上記のデバイスの一部の実装において、1つ以上のプロセッサは、1つ以上のアクションを実行するとき、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成することと、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてテクニカルドキュメントを生成することであって、テクニカルドキュメントはコードに関連する、テクニカルドキュメントを生成することと、ユーザデバイスまたはエンタープライズシステムがテクニカルドキュメントに基づいてエンタープライズソフトウェアにコードを実装することを生じさせることとをするように構成されてもよい。
【0017】
上記のデバイスの一部の実装において、ユーザリクエストデータは、ユーザデバイスを用いてユーザにより実行されたアクティビティの記録を含んでもよい。
【0018】
一部の実装において、命令のセットを格納する非一時的コンピュータ可読媒体は、1つ以上の命令を含み、1つ以上の命令は、デバイスの1つ以上のプロセッサにより実行されると、デバイスが、ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータを受信することと、あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータをエンタープライズシステムから受信することと、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータをユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造から読み出すことと、あらかじめ定義されたビジネスルールをユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造から読み出すことと、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されているかどうかを判断することと、マッピングが第3のデータ構造に格納されている場合、マッピングおよびあらかじめ定義されたビジネスルールに基づいてテクニカルオブジェクトコンテンツデータをあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにマッピングして、マッピングされたデータを生成することと、マッピングが第3のデータ構造に格納されていない場合、ユーザデバイスから作成データを受信することと、作成データに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成することと、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションを実行することとを生じさせる。
【0019】
上記の非一時的コンピュータ可読媒体の一部の実装において、1つ以上の命令は、デバイスが、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングがマッピングされたデータに存在する場合、マッピングされたデータに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成することをさらに生じさせてもよい。
【0020】
上記の非一時的コンピュータ可読媒体の一部の実装において、デバイスが1つ以上のアクションを実行することを生じさせる1つ以上の命令は、デバイスが、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてドキュメントを生成し、ユーザデバイスにドキュメントを提供すること、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成し、ユーザデバイスにコードを提供すること、ユーザデバイスもしくはエンタープライズシステムにエンタープライズシステムオブジェクトを提供すること、ユーザデバイスがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせること、エンタープライズシステムがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせること、またはエンタープライズシステムオブジェクトをエンタープライズシステムに関連する他の1つ以上のユーザデバイスに提供することのうちの1つ以上を生じさせてもよい。
【0021】
上記の非一時的コンピュータ可読媒体の一部の実装において、エンタープライズシステムオブジェクトは、エンタープライズソフトウェアのカスタム拡張と、カスタム拡張に関連する構成データ、開発データ、およびドキュメンテーションをグループ化する構成ユニットとを含んでもよい。
【0022】
上記の非一時的コンピュータ可読媒体の一部の実装において、1つ以上の命令は、デバイスが、マッピングされたデータを表示のためにユーザデバイスに提供することと、マッピングされたデータに対する編集をユーザデバイスから受信することと、マッピングされたデータを、マッピングされたデータに対する編集に基づいて更新することとをさらに生じさせてもよい。
【0023】
上記の非一時的コンピュータ可読媒体の一部の実装において、デバイスが1つ以上のアクションを実行することを生じさせる1つ以上の命令は、デバイスが、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成することと、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてテクニカルドキュメントを生成することであって、テクニカルドキュメントはコードに関連する、テクニカルドキュメントを生成することと、ユーザデバイスまたはエンタープライズシステムが、テクニカルドキュメントに基づいてエンタープライズソフトウェアにコードを実装することを生じさせることとを生じさせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1A】本願明細書に記載される例示の実装の図である。
図1B】本願明細書に記載される例示の実装の図である。
図1C】本願明細書に記載される例示の実装の図である。
図1D】本願明細書に記載される例示の実装の図である。
図1E】本願明細書に記載される例示の実装の図である。
図1F】本願明細書に記載される例示の実装の図である。
図2】本願明細書に記載されるシステムおよび/または方法が実装され得る例示の環境の図である。
図3図2の1つ以上のデバイスの例示のコンポーネントの図である。
図4】エンタープライズソフトウェアのWRICEFオブジェクトを生成する例示のプロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下の例示の実装の詳細な説明では、添付の図面を参照する。異なる図面にある同じ参照番号は、同じまたは類似の構成要素を特定し得る。
【0026】
エンタープライズソフトウェアによって提供されるサービスは、典型的には、オンラインショッピング、オンライン決済処理、インタラクティブな製品カタログ、自動請求システム、セキュリティ、ビジネスプロセス管理、エンタープライズコンテンツ管理、情報技術サービス管理、顧客関係管理、エンタープライズリソースプランニング、ビジネスインテリジェンス、プロジェクト管理、共同作業、人的リソース管理、製造、労働安全衛生、エンタープライズアプリケーション統合、およびエンタープライズフォーム自動化などのビジネス向けツールである。エンタープライズソフトウェアは、ワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、およびフォーム(WRICEF)オブジェクトなどのエンタープライズシステムオブジェクトを利用し得る。エンタープライズオブジェクトは、エンタープライズソフトウェアのための任意のタイプのカスタム開発または拡張を含み得る。エンタープライズオブジェクトは、或る拡張に属するすべての構成、開発、およびドキュメンテーションをグループ化する構成ユニットを含み得る。しかしながら、エンタープライズオブジェクトを生成する現在の方法は、時間がかかり、大きな人的リソースを必要とするとともに、生成されるカスタマイズされたエンタープライズオブジェクトは共有および/または継続的なテストができない。したがって、エンタープライズオブジェクトを生成する現在の方法は、手動でエンタープライズオブジェクトを生成すること、共有できないエンタープライズオブジェクトを生成すること、拡大縮小しないエンタープライズオブジェクトを生成すること、および/または同様のことに関連する人的リソース、コンピューティングリソース(例えば処理リソース、メモリリソース、通信リソース、および/または同様のもの)、ネットワーキングリソース、および/または同様のものを浪費する。
【0027】
本願明細書に記載される一部の実装は、エンタープライズソフトウェアのWRICEFオブジェクトを生成する生成システムに関する。例として、生成システムは、ユーザリクエストデータを受信してもよく、さらに、あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータ(例えばテーブル内のフィールドビジネスパートナーを関連付けるデータ)をライブラリから受信してもよい。生成システムは、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータをユーザリクエストデータに基づいて第1のデータベースから読み出してもよく、さらに、あらかじめ定義されたビジネスルールを第2のデータベースから読み出してもよい。生成システムは、あらかじめ定義されたビジネスルールに基づいてテクニカルオブジェクトコンテンツデータをあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにマッピングしてもよく、さらに、マッピングされたテクニカルオブジェクトコンテンツデータおよびあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに基づいてエンタープライズオブジェクトを生成してもよい。既存のマッピングが存在しない場合、生成システムは、ユーザから作成データを受信してもよく、さらに、作成データに基づいてエンタープライズオブジェクトを生成してもよい。生成システムは、エンタープライズオブジェクトに基づいてドキュメント(例えばテクニカルドキュメント)を生成してもよく、さらに、エンタープライズオブジェクトに基づいてコードを生成してもよい。
【0028】
このようにして、生成システムは、エンタープライズソフトウェアのエンタープライズオブジェクトを迅速且つ自動的に生成してもよい。例として生成システムは、あらかじめ定義されたビジネスルールに基づいて、テクニカルオブジェクトコンテンツデータと、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータとをマッピングしてもよく、さらに、マッピングされたテクニカルオブジェクトコンテンツデータおよびあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに基づいてエンタープライズオブジェクトを生成してもよい。したがって、生成システムは、他の場合であれば手動でエンタープライズオブジェクトを生成すること、共有できないエンタープライズオブジェクトを生成すること、拡大縮小しないエンタープライズオブジェクトを生成すること、および/または同様のことによって浪費されたであろう人的リソース、コンピューティングリソース、ネットワーキングリソース、および/または同様のものを節約する。
【0029】
図1A図1Fは、エンタープライズソフトウェアのエンタープライズシステムオブジェクト(例えばWRICEFオブジェクト)の生成に関連する例100の図である。図1A図1Fに示されているように、例100は、ユーザおよび生成システムに関連するユーザデバイスおよびエンタープライズシステムを含む。ユーザデバイスは、ユーザによって利用されるラップトップコンピュータ、モバイル電話、デスクトップコンピュータ、および/または同様のものを含んでもよい。エンタープライズシステムは、あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータを収集および/または判断するデバイスを含んでもよい。生成システムは、本願明細書に記載されているように、エンタープライズソフトウェアのエンタープライズシステムオブジェクトを生成するシステムを含んでもよい。
【0030】
図1Aに参照番号105により示されているように、生成システムは、ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータを受信する。ユーザリクエストデータは、エンタープライズソフトウェアのエンタープライズシステムオブジェクトを生成することに関連する情報を含んでもよい。一部の実装において、エンタープライズシステムオブジェクトは、WRICEFオブジェクトを含む。一部の実装において、エンタープライズシステムオブジェクトは、エンタープライズソフトウェアのカスタム拡張と、構成ユニットとを含む。構成ユニットは、カスタム拡張に関連する構成データ、開発データ、およびドキュメンテーションをグループ化してもよい。
【0031】
あるいは、且つ/またはさらに、エンタープライズシステムオブジェクトは、エンタープライズソフトウェアのレポート、エンタープライズソフトウェアのアウトバウンドユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアのインバウンドユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアの変換ユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアの標準ユーザインターフェースに対する拡張、エンタープライズソフトウェアの新たなユーザインターフェースアプリケーションに対する拡張、エンタープライズソフトウェアのビジネスインテリジェンストランスフォーメーションプロセス、エンタープライズソフトウェアのフォーム、エンタープライズソフトウェアのワークフロー、および/または同様のものを含んでもよい。上記に列挙したエンタープライズシステムオブジェクトは、使用され得るエンタープライズシステムオブジェクトのタイプの単なる例として意図されている。実際には、エンタープライズシステムオブジェクトは、上記に列挙したエンタープライズシステムオブジェクトの任意の1つ以上、および/または上記に列挙されていない他のタイプのエンタープライズシステムオブジェクト1つ以上を含んでもよい。
【0032】
ユーザリクエストデータは、エンタープライズシステムオブジェクトの名前、エンタープライズシステムオブジェクトの記述(例えば販売注文の読み取り、ウェブサービスの呼び出し、ウェブサービスへのデータのインポート、ウェブサーバへのデータのエクスポート、および/または同様のもの)、エンタープライズシステムオブジェクトのタイプ(例えばワークフロー、レポート、インターフェース、変換、拡張、および/またはフォーム)、および/または同様のものを特定する情報を含んでもよい。一部の実装において、ユーザリクエストデータは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するテクニカルオブジェクトを特定する情報を含んでもよい。テクニカルオブジェクトは、機能を実行するためのサブプログラムを含む機能モジュールを含んでもよい。サブプログラムは、インポートパラメータおよび/またはエクスポートパラメータを備えた再利用可能なステートメントのセットを含んでもよい。エンタープライズシステムオブジェクトは、テクニカルオブジェクトを呼び出してサブプログラムを実行し、機能の実行を生じさせてもよい。一例として、テクニカルオブジェクトは、販売注文をデータ構造から読み取るために呼び出されることが可能な販売注文読み取りテクニカルオブジェクトであってもよい。
【0033】
一部の実装において、ユーザリクエストデータは、ユーザデバイスを用いてユーザにより実行されたアクティビティの記録を含む。ユーザは、生成システムに関連するユーザインターフェースを介して、ユーザデバイスを用いたユーザのアクティビティを記録するオプションを選択してもよい。ユーザは、ユーザインターフェースを介して一連のアクションを実行してもよい。例としてユーザは、特定の画面が表示されることを生じさせてもよく、特定の画面のフィールドにデータを挿入してもよく、特定の画面に対してフィールドの追加もしくは削除を行ってもよく、特定のフィールドに含まれるデータを再フォーマットしてもよく、さらに/または同様のことをしてもよい。ユーザデバイスは、ユーザにより実行された一連のアクションの記録を生成してもよい。例としてユーザデバイスは、特定の画面、ユーザにより実行された一連のアクション、一連のアクションが実行された順序、および/または同様のものを特定する情報を含むログ記録を生成してもよい。
【0034】
参照番号110により示されているように、生成システムは、あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータをエンタープライズシステムから受信する。生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するテクニカルオブジェクトを、ユーザリクエストデータに基づいて判断してもよい。一部の実装において、ユーザリクエストデータは、テクニカルオブジェクトを特定する情報を含み、生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するテクニカルオブジェクトを、テクニカルオブジェクトを特定する情報に基づいて判断する。一部の実装において、生成システムは、データを(例えばエンタープライズシステムのメモリに格納されたデータ構造から)取得することに関連するテクニカルオブジェクト、およびデータを(例えばサードパーティのウェブサービスに)提供することに関連するテクニカルオブジェクトを判断する。
【0035】
あるいは、且つ/またはさらに、生成システムは、ユーザリクエストデータに含まれるエンタープライズシステムオブジェクトの記述に基づいてテクニカルオブジェクトを判断する。生成システムは、1つ以上の自然言語処理(NLP:natural language processing)手法を利用して、ユーザリクエストデータに含まれるエンタープライズシステムオブジェクトの記述を処理してもよい。生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するテクニカルオブジェクトを、エンタープライズシステムオブジェクトの記述を処理することに基づいて判断してもよい。
【0036】
生成システムは、エンタープライズシステムにテクニカルオブジェクトをリクエストしてもよい。エンタープライズシステムは、生成システムからリクエストを受信してもよい。エンタープライズシステムは、テクニカルオブジェクトに関連するテクニカルオブジェクトコンテンツデータを、リクエストに基づいて生成システムに提供してもよい。一部の実装において、テクニカルオブジェクトコンテンツデータは、テクニカルオブジェクトに関連する機能によって取得されるデータに関連する情報を含む。例としてテクニカルオブジェクトコンテンツデータは、データが取得されるデータ構造のフィールドを特定する情報、データが格納されるデータ構造のフィールドを特定する情報、および/または同様のものを含んでもよい。
【0037】
参照番号115により示されているように、生成システムは、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータをユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造から読み出す。インターフェースフォーマットデータは、サービス(例えばエンタープライズシステムからデータを取得するサービス、ウェブサービスにデータを提供するサービス、および/または同様のもの)が呼び出されることが可能な方法を示す情報、サービスにより利用されるパラメータ、サービスにより返されるデータ構造、サービスにエクスポートされるデータのフォーマット、サービスからインポートされるデータのフォーマット、サービスにより提供される機能、および/または同様のものを含んでもよい。例としてインターフェースフォーマットデータは、ウェブサービス記述言語(WSDL:web services description language)ファイル、中間ドキュメント(Idoc:intermediate document)、および/または同様のものを含んでもよい。サービスは、生成システムにより提供される内部サービスおよび/または別のデバイスにより提供される外部サービス(例えばWSDLウェブサービス)であってもよい。
【0038】
生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するインターフェースフォーマットをユーザリクエストデータに基づいて判断してもよい。例として生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するサービスを、ユーザリクエストデータに含まれるエンタープライズシステムオブジェクトの記述および/またはテクニカルオブジェクトを示す情報に基づいて判断してもよい。生成システムは、サービスに関連するインターフェースフォーマットを、サービスがエンタープライズシステムオブジェクトに関連することに基づいて、第1のデータ構造から取得してもよい。
【0039】
参照番号120により示されているように、生成システムは、あらかじめ定義されたビジネスルールをユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造から読み出す。ビジネスルールは、生成システムにより取得されたデータを修正することに関連してもよい。例としてビジネスルールは、データを第1のフォーマットから第2のフォーマットに変換することに関連するルール、テーブルの第1のフィールド内のデータとテーブルの第2のフィールド内のデータとを結合する(例えば加算、減算、乗算、除算、マージ、および/または同様のことをする)ことに関連するルール、および/または同様のものであってもよい。
【0040】
一部の実装において、ビジネスルールは、ユーザリクエストデータにおいて特定されてもよい。あるいは、且つ/またはさらに、生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するテクニカルオブジェクトに基づいてビジネスルールを判断してもよい。一例として、テクニカルオブジェクトは、エンタープライズシステムのメモリに格納されたデータ構造からデータを読み出し、そのデータを外部ソース(例えばサードパーティのウェブサービス)に提供することに関連してもよい。生成システムは、テクニカルオブジェクトを関連するビジネスルールにマッピングする情報を格納するデータ構造にアクセスすることに基づいて、テクニカルオブジェクトに関連するビジネスルール(例えばデータを第1のフォーマットから第2のフォーマットに変換することに関連するビジネスルール)を特定してもよい。生成システムは、ビジネスルールを、そのビジネスルールがテクニカルオブジェクトに関連することに基づいて、第2のデータ構造から取得してもよい。
【0041】
図1Bに参照番号125により示されているように、生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されているかどうかを判断する。マッピングは、テクニカルオブジェクトに関連するデータフィールドと、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに関連するデータフィールドとを関連付ける情報を含んでもよい。一例として、テクニカルオブジェクトは、エンタープライズシステムから第1のフィールドのデータ(例えば販売データ)を取得し、第1のフィールドのデータをウェブサービスにエクスポートする機能に関連してもよい。あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータは、販売データに関連する第2のフィールドのデータを特定する情報を含んでもよい。マッピングは、第1のフィールドのデータを第2のフィールドのデータにマッピングする情報を含んでもよい。
【0042】
第3のデータ構造は、マッピングと、テクニカルオブジェクトおよび/またはあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータとを関連付ける情報を格納してもよい。生成システムは、第3のデータ構造にアクセスしてもよく、さらに、マッピングがデータ構造に格納されているかどうかを、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するテクニカルオブジェクトおよび/またはあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに基づいて判断してもよい。
【0043】
一部の実装において、マッピングは、第3のデータ構造に格納される。図1Cに参照番号130により示されているように、生成システムは、マッピングが第3のデータ構造に格納されている場合、マッピングおよびあらかじめ定義されたビジネスルールに基づいてテクニカルオブジェクトコンテンツデータをあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにマッピングして、マッピングされたデータを生成する。マッピングされたデータは、テクニカルオブジェクトに関連するフィールドと、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに関連するフィールドとを、マッピングに基づいて関連付けてもよい。生成システムは、ビジネスルール(例えばテクニカルオブジェクトに関連するフィールドに格納されたデータを第1のフォーマットから第2のフォーマットに変換することに関連するルール)と、テクニカルオブジェクトに関連するフィールドおよび/またはあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに関連するフィールドとを、あらかじめ定義されたビジネスルールに基づいて関連付けてもよい。図1Dに参照番号135により示されているように、生成システムは、マッピングされたデータに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成する。
【0044】
図1Eに参照番号140により示されているように、生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトのマッピングが第3のデータ構造に格納されていない場合、ユーザデバイスから作成データを受信し、作成データに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成する。作成データは、ユーザにより生成されたマッピングデータを含んでもよい。例としてユーザは、ワイヤフレームツールを利用して、画面およびフォームを描画してもよい。作成データは、画面およびフォームを特定する情報と、テクニカルオブジェクトに関連するデータのフィールドをユーザによりワイヤフレームツールを用いて描画されたフォームのフィールドにマッピングするマッピングデータとを含んでもよい。ユーザは、ユーザデバイスが作成データを生成システムに提供することを生じさせてもよい。生成システムは、作成データに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成してもよい。
【0045】
図1Fに参照番号145により示されているように、生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションを実行してもよい。一部の実装において、1つ以上のアクションは、生成システムがエンタープライズシステムオブジェクトに基づいてドキュメントを生成し、ドキュメントをユーザデバイスに提供することを含む。生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連する情報(例えばエンタープライズシステムオブジェクトの実行に基づいて作成されるドキュメント、テクニカルドキュメント、参照ドキュメント、バージョン管理ドキュメント、および/または同様のもの)を、テクニカルオブジェクト、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマット、および/またはユーザリクエストデータ(例えばユーザリクエストデータにおいて特定されたドキュメント)に基づいて特定してもよい。生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連するドキュメントを、特定された情報に基づいて生成してもよい。このようにして、生成システムは、ドキュメント管理ドキュメント、参照ドキュメント、テクニカルドキュメント、および/または同様のものをユーザに提供してもよい。
【0046】
一部の実装において、1つ以上のアクションは、生成システムがエンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成し、コードをユーザデバイスに提供することを含む。生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトの実行可能コードを生成してもよく、さらに、実行可能コードをユーザデバイスを介してユーザに提供してもよい。
【0047】
一部の実装において、1つ以上のアクションは、生成システムがエンタープライズシステムオブジェクトをユーザデバイス、エンタープライズシステム、および/または他の1つ以上のユーザデバイスに提供することを含む。例として生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトを生成することに基づいて、エンタープライズシステムオブジェクトをユーザデバイス、エンタープライズシステム、および/または他の1つ以上のユーザデバイスに提供してもよい。このように、生成システムは、異なる複数のユーザ間で共有可能なポータブルエンタープライズシステムオブジェクトを生成してもよい。
【0048】
一部の実装において、1つ以上のアクションは、ユーザデバイスがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを、生成システムが生じさせることを含む。生成システムは、エンタープライズシステムオブジェクトをユーザデバイスに提供して、ユーザデバイスがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせてもよい。エンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することは、エンタープライズシステムオブジェクトに関連する機能が実行されることを生じさせてもよい。例として、エンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することは、販売データがエンタープライズシステムから取得されてサードパーティのウェブサービスに提供されることを生じさせてもよく、レポートが生成されることを生じさせてもよく、データが第1のフォーマットから第2のフォーマットに変換されることを生じさせてもよく、ワークフローが実行されることを生じさせてもよく、さらに/または同様のことを生じさせてもよい。あるいは、且つ/またはさらに、1つ以上のアクションは、生成システムがエンタープライズシステムオブジェクトをエンタープライズシステムに提供すること、および/またはエンタープライズシステムがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせることを含んでもよい。
【0049】
このようにして、生成システムは、エンタープライズソフトウェアのエンタープライズシステムオブジェクトを迅速且つ自動的に生成してもよい。例として生成システムは、あらかじめ定義されたビジネスルールに基づいて、テクニカルオブジェクトコンテンツデータと、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータとをマッピングしてもよく、さらに、マッピングされたテクニカルオブジェクトコンテンツデータおよびあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータに基づいてエンタープライズオブジェクトを生成してもよい。したがって、生成システムは、他の場合であれば手動でエンタープライズシステムオブジェクトを生成すること、共有できないエンタープライズシステムオブジェクトを生成すること、拡大縮小しないエンタープライズシステムオブジェクトを生成すること、および/または同様のことによって浪費されたであろう人的リソース、コンピューティングリソース、ネットワーキングリソース、および/または同様のものを節約する。
【0050】
上記で指摘されたように、図1A図1Fは例として示されている。他の例は、図1A図1Fに関して記載されているものと異なり得る。図1A図1Fに示されたデバイスの数および配置は、例として示されている。実際には、図1A図1Fに示されたものと比べて、追加のデバイス、より少数のデバイス、異なるデバイス、または別様に配置されたデバイスがあってもよい。さらに、図1A図1Fに示されている2つ以上のデバイスが単一のデバイスの中に実装されてもよく、または図1A図1Fに示されている単一のデバイスが複数の分散型デバイスとして実装されてもよい。さらに、または代わりに、図1A図1Fに示されているデバイスのセット(例えば1つ以上のデバイス)が、図1A図1Fに示されているデバイスの別のセットにより実行されるものとして記載されている1つ以上の機能を実行してもよい。
【0051】
図2は、本願明細書に記載されるシステムおよび/または方法が実装され得る例示の環境200の図である。図2に示されているように、環境200は、生成システム201を含んでもよく、生成システムは、クラウドコンピューティングシステム202の1つ以上の構成要素を含んでもよく、且つ/またはクラウドコンピューティングシステム202の中で実行されてもよい。クラウドコンピューティングシステム202は、より詳細に後述されているように、1つ以上の構成要素203~213を含んでもよい。図2にさらに示されているように、環境200は、ネットワーク220、ユーザデバイス230、および/またはエンタープライズシステム240を含んでもよい。環境200のデバイスおよび/または構成要素は、有線接続および/またはワイヤレス接続を介して相互接続してもよい。
【0052】
クラウドコンピューティングシステム202は、コンピューティングハードウェア203、リソース管理コンポーネント204、ホストオペレーティングシステム(OS:operating system)205、および/または1つ以上の仮想コンピューティングシステム206を含む。リソース管理コンポーネント204は、コンピューティングハードウェア203の仮想化(例えば抽象化)を実行して、1つ以上の仮想コンピューティングシステム206を作成してもよい。リソース管理コンポーネント204は、仮想化を使用して、単一のコンピューティングデバイスのコンピューティングハードウェア203から複数の分離された仮想コンピューティングシステム206を作成することなどにより、単一のコンピューティングデバイス(例えばコンピュータ、サーバ、および/または同様のもの)が複数のコンピューティングデバイスのように動作できるようにする。こうすることで、別々のコンピューティングデバイスを使用するのに比べて、コンピューティングハードウェア203が、より高い効率性、より少ない消費電力、より高い信頼性、より高い可用性、より高い稼働率、より高い柔軟性、およびより低いコストで動作することができる。
【0053】
コンピューティングハードウェア203は、1つ以上のコンピューティングデバイスのハードウェアおよび対応するリソースを含む。例としてコンピューティングハードウェア203は、単一のコンピューティングデバイス(例えば単一のサーバ)の、または1つ以上のデータセンタにある複数のコンピューティングデバイスなど複数のコンピューティングデバイス(例えば複数のサーバ)の、ハードウェアを含んでもよい。図のように、コンピューティングハードウェア203は、1つ以上のプロセッサ207、1つ以上のメモリ208、1つ以上のストレージコンポーネント209、および/または1つ以上のネットワーキングコンポーネント210を含んでもよい。プロセッサ、メモリ、ストレージコンポーネント、およびネットワーキングコンポーネント(例えば通信コンポーネント)の例は、本願明細書の他の箇所に記載される。
【0054】
リソース管理コンポーネント204は、1つ以上の仮想コンピューティングシステム206を開始、停止、および/または管理するために、コンピューティングハードウェア203を仮想化できる仮想化アプリケーション(例えばコンピューティングハードウェア203などのハードウェア上で実行される)を含む。例として、仮想コンピューティングシステム206が仮想マシン211である場合などに、リソース管理コンポーネント204は、ハイパーバイザ(例えばベアメタル型またはタイプ1ハイパーバイザ、ホスト型またはタイプ2ハイパーバイザ、および/または同様のもの)または仮想マシンモニタを含んでもよい。さらに、または代わりに、仮想コンピューティングシステム206がコンテナ212である場合などに、リソース管理コンポーネント204は、コンテナマネージャを含んでもよい。一部の実装において、リソース管理コンポーネント204は、ホストオペレーティングシステム205の中で、且つ/またはホストオペレーティングシステム205と連携して実行される。
【0055】
仮想コンピューティングシステム206は、コンピューティングハードウェア203を使用した、本願明細書に記載される動作および/またはプロセスをクラウドベースで実行できるようにする仮想環境を含む。図のように、仮想コンピューティングシステム206は、仮想マシン211、コンテナ212、仮想マシンおよびコンテナを含むハイブリッド環境213、および/または同様のものを含んでもよい。仮想コンピューティングシステム206は、(例えば仮想コンピューティングシステム206の中の)ゲストオペレーティングシステムまたはホストオペレーティングシステム205上でアプリケーションを実行するために必要なバイナリファイル、ソフトウェアライブラリ、および/またはその他リソースを含むファイルシステムを使用して、1つ以上のアプリケーションを実行してもよい。
【0056】
生成システム201は、クラウドコンピューティングシステム202の1つ以上の構成要素203~213を含んでもよく、クラウドコンピューティングシステム202の中で実行してもよく、且つ/またはクラウドコンピューティングシステム202の中でホストされてもよいが、一部の実装において生成システム201は、クラウドベースでなくてもよく(例えばクラウドコンピューティングシステムの外部で実装されてもよい)、または部分的にクラウドベースであってもよい。例として生成システム201は、図3のデバイス300など、クラウドコンピューティングシステム202の一部ではない1つ以上のデバイスを含んでもよく、これには、スタンドアロンサーバまたは別のタイプのコンピューティングデバイスが含まれてもよい。生成システム201は、本願明細書の他の箇所にさらに詳細に記載される、1つ以上の動作および/またはプロセスを実行してもよい。
【0057】
ネットワーク220は、1つ以上の有線ネットワークおよび/またはワイヤレスネットワークを含む。例として、ネットワーク220は、セルラネットワーク、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:public land mobile network)、ローカルエリアネットワーク(LAN:local area network)、ワイドエリアネットワーク(WAN:wide area network)、プライベートネットワーク、インターネット、および/もしくは同様のもの、ならびに/またはこれらもしくは他のタイプのネットワークの組み合わせを含んでもよい。ネットワーク220は、環境200のデバイス間での通信を可能にする。
【0058】
ユーザデバイス230は、本願明細書の他の箇所に記載されているように、情報を受信、生成、格納、処理、および/または提供できる1つ以上のデバイスを含む。ユーザデバイス230は、通信デバイスおよび/またはコンピューティングデバイスを含んでもよい。例としてユーザデバイス230は、ワイヤレス通信デバイス、ユーザ機器(UE:user equipment)、モバイル電話(例えば、ほかにも例はあるが、スマートフォンまたは携帯電話)、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ゲーム用デバイス、ウェアラブル通信デバイス(例えば、ほかにも例はあるが、スマート腕時計またはスマート眼鏡)、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)デバイス、または同様のタイプのデバイスを含んでもよい。ユーザデバイス230は、本願明細書の他の箇所に記載されているように、環境200の他のデバイス1つ以上と通信してもよい。
【0059】
エンタープライズシステム240は、本願明細書の他の箇所に記載されているように、情報を受信、生成、格納、処理、提供、および/またはルーティングできる1つ以上のデバイスを含む。エンタープライズシステム240は、通信デバイスおよび/またはコンピューティングデバイスを含んでもよい。例としてエンタープライズシステム240は、サーバ、アプリケーションサーバ、クライアントサーバ、ウェブサーバ、データベースサーバ、ホストサーバ、プロキシサーバ、(例えばコンピューティングハードウェア上で実行する)仮想サーバ、クラウドコンピューティングシステム内のサーバ、クラウドコンピューティング環境で使用されるコンピューティングハードウェアを含むデバイス、または同様のタイプのデバイスを含んでもよい。エンタープライズシステム240は、本願明細書の他の箇所に記載されているように、環境200の他の1つ以上のデバイスと通信してもよい。
【0060】
図2に示されたデバイスおよびネットワークの数および配置は、例として示されている。実際には、図2に示されたものと比べて、追加のデバイスおよび/もしくはネットワーク、より少数のデバイスおよび/もしくはネットワーク、異なるデバイスおよび/もしくはネットワーク、または別様に配置されたデバイスおよび/もしくはネットワークがあってもよい。さらに、図2に示されている2つ以上のデバイスが単一のデバイスの中に実装されてもよく、または図2に示されている単一のデバイスが複数の分散型デバイスとして実装されてもよい。さらに、または代わりに、環境200のデバイスのセット(例えば1つ以上のデバイス)が、環境200のデバイスの別のセットにより実行されるものとして記載されている1つ以上の機能を実行してもよい。
【0061】
図3は、生成システム201、ユーザデバイス230、および/またはエンタープライズシステム240に対応してもよいデバイス300の例示のコンポーネントの図である。一部の実装において、生成システム201、ユーザデバイス230、および/またはエンタープライズシステム240は、1つ以上のデバイス300および/またはデバイス300の1つ以上のコンポーネントを含んでもよい。図3に示されているように、デバイス300は、バス310、プロセッサ320、メモリ330、ストレージコンポーネント340、入力コンポーネント350、出力コンポーネント360、および通信コンポーネント370を含んでもよい。
【0062】
バス310は、デバイス300のコンポーネント間の有線および/またはワイヤレスの通信を可能にするコンポーネントを含む。プロセッサ320は、中央処理ユニット、グラフィックス処理ユニット、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、特定用途向け集積回路、および/または別のタイプの処理コンポーネントを含む。プロセッサ320は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにおいて実装される。一部の実装において、プロセッサ320は、機能を実行するようにプログラムできる1つ以上のプロセッサを含む。メモリ330は、ランダムアクセスメモリ、読み取り専用メモリ、および/または別のタイプのメモリ(例えばフラッシュメモリ、磁気メモリ、および/または光学メモリ)を含む。
【0063】
ストレージコンポーネント340は、デバイス300の動作に関係する情報および/またはソフトウェアを格納する。例としてストレージコンポーネント340は、ハードディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、光学ディスクドライブ、ソリッドステートディスクドライブ、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、および/または別のタイプの非一時的コンピュータ可読媒体を含んでもよい。入力コンポーネント350は、デバイス300が、ユーザ入力および/または感知された入力などの入力を受信できるようにする。例として入力コンポーネント350は、タッチスクリーン、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、マイクロフォン、スイッチ、センサ、グローバルポジショニングシステムコンポーネント、加速度計、ジャイロスコープ、および/またはアクチュエータを含んでもよい。出力コンポーネント360は、デバイス300が、ディスプレイ、スピーカ、および/または1つ以上の発光ダイオードなどを介して出力を提供できるようにする。通信コンポーネント370は、有線接続および/またはワイヤレス接続などを介して、デバイス300が他のデバイスと通信できるようにする。例として通信コンポーネント370は、受信機、送信機、トランシーバ、モデム、ネットワークインターフェースカード、および/またはアンテナを含んでもよい。
【0064】
デバイス300は、本願明細書に記載された1つ以上のプロセスを実行してもよい。例として非一時的コンピュータ可読媒体(例えばメモリ330および/またはストレージコンポーネント340)は、プロセッサ320により実行される命令のセット(例えば1つ以上の命令、コード、ソフトウェアコード、および/またはプログラムコード)を格納してもよい。プロセッサ320は、命令のセットを実行して、本願明細書に記載された1つ以上のプロセスを実行してもよい。一部の実装において、1つ以上のプロセッサ320による命令のセットの実行は、1つ以上のプロセッサ320および/またはデバイス300が、本願明細書に記載された1つ以上のプロセスを実行することを生じさせる。一部の実装において、本願明細書に記載された1つ以上のプロセスを実行するために、配線による回路構成が、命令の代わりに、または命令と組み合わせて使用されてもよい。したがって、本願明細書に記載された実装は、ハードウェア回路構成とソフトウェアとのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
【0065】
図3に示されたコンポーネントの数および配置は、例として示されている。デバイス300は、図3に示されたものと比べて、追加のコンポーネント、より少数のコンポーネント、異なるコンポーネント、または別様に配置されたコンポーネントを含んでもよい。さらに、または代わりに、デバイス300のコンポーネントのセット(例えば1つ以上のコンポーネント)が、デバイス300のコンポーネントの別のセットにより実行されるものとして記載されている1つ以上の機能を実行してもよい。
【0066】
図4は、エンタープライズソフトウェアのWRICEFオブジェクトを生成する例示のプロセス400のフローチャートである。一部の実装において、図4の1つ以上のプロセスブロックが、デバイス(例えば生成システム201)により実行されてもよい。一部の実装において、図4の1つ以上のプロセスブロックは、ユーザデバイス(例えばユーザデバイス230)など、デバイスとは独立した、またはデバイスを含む、別のデバイスまたはデバイスのグループ、および/またはエンタープライズシステム(例えばエンタープライズシステム240)により実行されてもよい。さらに、または代わりに、図4の1つ以上のプロセスブロックは、プロセッサ320、メモリ330、ストレージコンポーネント340、入力コンポーネント350、出力コンポーネント360、および/または通信コンポーネント370など、デバイス300の1つ以上のコンポーネントによって実行されてもよい。
【0067】
図4に示されているように、プロセス400は、ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータを受信することを含んでもよい(ブロック410)。例として、上述のようにデバイスは、ユーザに関連するユーザデバイスからユーザリクエストデータを受信してもよい。ユーザリクエストデータは、ユーザデバイスを用いてユーザにより実行されたアクティビティの記録を含んでもよい。
【0068】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータをエンタープライズシステムから読み出すことを含んでもよい(ブロック420)。例として、上述のようにデバイスは、あらかじめ定義されたテクニカルオブジェクトコンテンツデータをユーザリクエストデータに基づいてエンタープライズシステムから読み出してもよい。
【0069】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータをユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造から読み出すことを含んでもよい(ブロック430)。例として、上述のようにデバイスは、あらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータをユーザリクエストデータに基づいて第1のデータ構造から読み出してもよい。
【0070】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、あらかじめ定義されたビジネスルールをユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造から読み出すことを含んでもよい(ブロック440)。例として、上述のようにデバイスは、あらかじめ定義されたビジネスルールをユーザリクエストデータに基づいて第2のデータ構造から読み出してもよい。
【0071】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されているかどうかを判断することを含んでもよい(ブロック450)。例として、上述のようにデバイスは、第3のデータ構造において、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングかどうかを判断してもよい。
【0072】
一部の実装において、エンタープライズシステムオブジェクトは、WRICEFオブジェクトを含んでもよい。あるいは、且つ/またはさらに、エンタープライズシステムオブジェクトは、エンタープライズソフトウェアのカスタム拡張と、カスタム拡張に関連する構成データ、開発データ、およびドキュメンテーションをグループ化する構成ユニットとを含んでもよい。あるいは、且つ/またはさらに、エンタープライズシステムオブジェクトは、エンタープライズソフトウェアのレポート、エンタープライズソフトウェアのアウトバウンドユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアのインバウンドユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアの変換ユーザインターフェース、エンタープライズソフトウェアの標準ユーザインターフェースに対する拡張、エンタープライズソフトウェアの新たなユーザインターフェースアプリケーションに対する拡張、エンタープライズソフトウェアのビジネスインテリジェンストランスフォーメーションプロセス、エンタープライズソフトウェアのフォーム、またはエンタープライズソフトウェアのワークフローのうちの1つ以上を含んでもよい。
【0073】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、マッピングが第3のデータ構造に格納されている場合、マッピングおよびあらかじめ定義されたビジネスルールに基づいてテクニカルオブジェクトコンテンツデータをあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにマッピングして、マッピングされたデータを生成することを含んでもよい(ブロック460)。例として、上述のように、デバイスは、マッピングが第3のデータ構造に格納されている場合、マッピングおよびあらかじめ定義されたビジネスルールに基づいてテクニカルオブジェクトコンテンツデータをあらかじめ定義されたインターフェースフォーマットデータにマッピングして、マッピングされたデータを生成してもよい。
【0074】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングがマッピングされたデータに存在する場合、マッピングされたデータに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成することを含んでもよい(ブロック470)。例として、上述のようにデバイスは、マッピングされたデータに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成してもよい。一部の実装において、デバイスは、ワイヤフレームツールを利用してエンタープライズシステムオブジェクトを生成してもよい。
【0075】
一部の実装において、デバイスは、エンタープライズシステムオブジェクトを生成するためのマッピングが第3のデータ構造に格納されていない場合、ユーザデバイスから作成データを受信してもよい。デバイスは、作成データに基づいてエンタープライズシステムオブジェクトを生成してもよい。
【0076】
図4にさらに示されているように、プロセス400は、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションを実行することを含んでもよい(ブロック480)。例として、上述のようにデバイスは、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいて1つ以上のアクションを実行してもよい。一部の実装において、1つ以上のアクションを実行することは、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてドキュメントを生成し、ユーザデバイスにドキュメントを提供すること、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成し、ユーザデバイスにコードを提供すること、またはユーザデバイスもしくはエンタープライズシステムにエンタープライズシステムオブジェクトを提供することのうちの1つ以上を含んでもよい。
【0077】
あるいは、且つ/またはさらに、1つ以上のアクションを実行することは、ユーザデバイスがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせること、エンタープライズシステムがエンタープライズソフトウェアにエンタープライズシステムオブジェクトを実装することを生じさせること、またはエンタープライズシステムオブジェクトをエンタープライズシステムに関連する他の1つ以上のユーザデバイスに提供することのうちの1つ以上を含んでもよい。一部の実装において、1つ以上のアクションを実行することは、エンタープライズシステムオブジェクトを継続的にテストすることを含んでもよい。
【0078】
一部の実装において、デバイスは、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてコードを生成してもよい。デバイスは、エンタープライズシステムオブジェクトに基づいてテクニカルドキュメントを生成してもよい。テクニカルドキュメントは、コードに関連してもよい。生成システムは、ユーザデバイスおよび/またはエンタープライズシステムがテクニカルドキュメントに基づいてエンタープライズソフトウェアにコードを実装することを生じさせてもよい。
【0079】
一部の実装において、デバイスは、マッピングされたデータを表示のためにユーザデバイスに提供してもよい。デバイスは、マッピングされたデータに対する編集をユーザデバイスから受信してもよい。デバイスは、マッピングされたデータを、マッピングされたデータに対する編集に基づいて更新してもよい。
【0080】
一部の実装において、デバイスは、エンタープライズシステムオブジェクトに対する修正をユーザデバイスから受信してもよい。デバイスは、修正に基づいて、修正されたエンタープライズシステムオブジェクトを生成してもよい。デバイスは、ユーザデバイスおよび/またはエンタープライズシステムが修正されたエンタープライズシステムオブジェクトをエンタープライズソフトウェアに実装することを生じさせてもよい。
【0081】
図4はプロセス400の例示のブロックを示すが、一部の実装ではプロセス400は、図4に示されたものと比べて追加のブロック、より少数のブロック、異なるブロック、または別様に配置されたブロックを含んでもよい。さらに、または代わりに、プロセス400のブロックの2つ以上が並列実行されてもよい。
【0082】
前述の開示は、例示および説明を提供するが、網羅的であることも、実装を開示された厳密な形態に限定することも意図していない。上記の開示を考慮して変更が加えられてもよく、または実装の実践から変更が習得される可能性もある。
【0083】
本願明細書で使用されるとき、「コンポーネント」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして広く解釈されるものとする。当然のことながら、本願明細書に記載されたシステムおよび/もしくは方法は、種々の形態のハードウェア、ファームウェア、ならびに/またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせに実装されてもよい。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、実装を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動は、特定のソフトウェアコードを参照することなく本願明細書に記載されているが、当然のことながら、ソフトウェアおよびハードウェアを、本願明細書の記載に基づいてシステムおよび/または方法を実装するよう使用できる。
【0084】
本願明細書で使用されるとき、閾値を満たすとは、文脈に応じて、値が閾値より大きいこと、閾値以上であること、閾値未満であること、閾値以下であること、閾値と等しいこと、および/または同様のことを文脈に応じて指すことができる。
【0085】
特徴の特定の組み合わせが特許請求の範囲に記載され且つ/または明細書で開示されるが、これらの組み合わせは様々な実装の開示を限定することを意図したものではない。実際には、これらの特徴の多くが、具体的に特許請求の範囲に記載および/または明細書で開示されなかった形で組み合わされてもよい。下記に列挙される各従属クレームは、1つのみのクレームに直接従属するかもしれないが、様々な実装の開示は、クレームセット中の他のすべてのクレームと組み合わせた各従属クレームを含む。
【0086】
本願明細書で使用されるいずれの構成要素、動作、または命令も、重要または必須とは、そのように明示的に記載されない限りは、解釈されてはならない。さらに、本願明細書で使用されるとき、冠詞「或る(aおよびan)」は、1つ以上の項目を含むものとし、「1つ以上の(one or more)」と交換可能なように使用され得る。さらに、本願明細書において使用されるとき、冠詞「この(the)」は、冠詞「この(the)」に関連して参照される1つ以上の項目を含むものとし、「1つ以上の(the one or more)」と交換可能なように使用され得る。さらに、本願明細書で使用されるとき、「セット(set)」という用語は、1つ以上の項目(例えば関係する項目、無関係の項目、関係する項目と無関係の項目との組み合わせ、および/または同様のもの)を含むものとし、「1つ以上の(one or more)」と交換可能なように使用され得る。1つのみの項目が意図される場合、「1つのみ(only one)」という語句または同様の文言が使用される。さらに、本願明細書で使用されるとき、「有する(has、have、having)」という用語または同様のものは、非限定的な用語であるものとする。さらに、「基づいて(based on)」という語句は、別段の記載が明示的にされない限り、「少なくとも部分的に基づいて(based,at least in part,on)」を意味するものとする。さらに、本願明細書で使用されるとき、「または(or)」という用語は、別段の記載(例えば、「いずれか(either)」または「のうちの1つのみ(only one of)」と組み合わせて使用される場合)が明示的になされない限り、連続する等位語句の中で使用される場合、非排他的であるものとし、「および/または(and/or)」と交換可能なように使用され得る。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図1F
図2
図3
図4