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特許7284258リソース構成方法、ネットワークデバイス及び端末デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-22
(45)【発行日】2023-05-30
(54)【発明の名称】リソース構成方法、ネットワークデバイス及び端末デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0446 20230101AFI20230523BHJP
   H04W 72/512 20230101ALI20230523BHJP
   H04W 72/566 20230101ALI20230523BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04W72/512
H04W72/566
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021523641
(86)(22)【出願日】2018-10-30
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-26
(86)【国際出願番号】 CN2018112757
(87)【国際公開番号】W WO2020087289
(87)【国際公開日】2020-05-07
【審査請求日】2021-10-01
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【弁理士】
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】Sony,Discussion on enhanced UL grant-free transmissions,3GPP TSG RAN WG1#94b R1-1810641,フランス,3GPP,2018年09月28日
【文献】Huawei, HiSilicon,Enhanced UL configured grant transmissions,3GPP TSG RAN WG1#94b R1-1810159,フランス,3GPP,2018年09月29日
【文献】OPPO,Motivation for new WI: Enhancements on scheduling and control for NR,3GPP TSG RAN #78 RP-172511,フランス,3GPP,2017年12月11日
【文献】vivo,UL inter-UE Tx prioritization for URLLC,3GPP TSG RAN WG1 #94b R1-1810396,フランス,3GPP,2018年09月29日
【文献】Samsung,On Need for PDCCH Repetitions,3GPP TSG RAN WG1 #92 R1-1802002,フランス,3GPP,2018年02月16日
【文献】ZTE,On UL inter UE Tx prioritization/multiplexing,3GPP TSG RAN WG1 #94b R1-1810346,フランス,3GPP,2018年09月29日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソース構成方法であって、
ネットワークデバイスが、端末デバイスのために高信頼性低遅延uRLLCサービスの時間領域リソースを構成するためのリソース構成情報を前記端末デバイスに送信することを含み、
前記リソース構成情報は、uRLLCサービス伝送のためのリソース持続時間及びトラフィック持続時間を含み、
前記リソース構成情報は、さらに、
重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるか否か、同一のリソース持続時間内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるかどうかのうちの少なくとも1つを含み、
異なるトラフィック伝送リソースで伝送されるトラフィックが、同じである
ことを特徴とするリソース構成方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースにおいて同一のトラフィックを伝送するデータパケットを決定することを含み
記データパケットを伝送するトラフィック周期が前記リソース持続時間以上である
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース構成方法。
【請求項3】
同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成され、又は、同一のリソース持続時間内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成される場合、前記少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが異なるトラフィック伝送に対する時間オフセットは、異なる
ことを特徴とする請求項1に記載のリソース構成方法。
【請求項4】
前記リソース構成情報には重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報が含まれる場合、前記重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、
各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送すること、を含む
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のリソース構成方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のリソース構成方法を実行する
ことを特徴とするネットワークデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理技術分野に関し、特に、リソース構成方法、端末デバイス、ネットワークデバイス、チップ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、コンピュータプログラム製品及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
NR(New Radio )では、トラフィック需要に応じて3つのアプリケーションシナリオ、eMBB (拡張モバイルブロードバンド)、mMTC (マススマシーンクラス通信)、uRLLC ( Ultra-Sided、low-time Communication )に分けられる。URLLC検討では、URLLC処理は高信頼性で低遅延のトラフィックであり、そのようなトラフィックは、典型的には決定されたトラフィックであり、すなわち、トラフィックは1つの時間ウィンドウ内に到着する。NR URLLC検討では、このような業務に対する比較的厳しい要求は、遅延要求が0.5ms、信頼性要求が10^-6である。
【0003】
既存のNR(New Radio )では、構成されたリソースを用いてVoIPなどのトラフィックを伝送することができ、このようなトラフィックは、パケットサイズが固定され、パケット到達時間が大まかに推定されるトラフィックとして特定される。従来の構成されたリソースの伝送方式を採用すると、トラフィック到達時間と構成されたリソースの時間周波数位置が一致しないという問題や、トラフィックに必要な伝送時間と構成されたリソースの時間周波数位置が一致しないという問題を招く可能性がある。動的スケジューリングを用いると、トラフィック到達時間に基づいてスケジューリングされる時間周波数リソースを調整することができるが、特に上りに関しては、伝送遅延要求を満たすことができないという問題が生じる可能性がある。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施例は、以上の課題を解決するために、タイミング切替方法、端末デバイス、ネットワークデバイス、チップ、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体、コンピュータプログラム製品及びコンピュータプログラムを提供する。
【0005】
第1の態様として、本発明の実施例は、ネットワークデバイスに応用されるリソース構成方法を提供し、
端末デバイスのために第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するためのリソース構成情報を前記端末デバイスに送信することを含み、
前記リソース構成情報は、リソース持続時間、及び/又はトラフィック持続時間を含む。
【0006】
第2の態様として、本発明の実施例は、端末デバイスに応用されるリソース構成方法を提供し、
ネットワークデバイスが第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するように支援するためのリソース報告情報をネットワークデバイスに送信することを含み、
前記リソース報告情報は、リソース持続時間、トラフィック持続時間のうちの少なくとも1つを含む。
【0007】
第3の態様として、本発明の実施例は、第1の通信ユニットを含むネットワークデバイスを提供し、
第1の通信ユニットは、端末デバイスのために第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するためのリソース構成情報を前記端末デバイスにリソースに送信し、
前記リソース構成情報は、リソース持続時間、及び/又はトラフィック持続時間を含む。
【0008】
第4の態様として、本発明の実施例は、第2の通信ユニットを含む端末デバイスを提供し、
第2の通信ユニットは、ネットワークデバイスが第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するように支援するためのリソース報告情報をネットワークデバイスに送信し、
前記リソース報告情報は、リソース持続時間、トラフィック持続時間のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
第5の態様として、本発明の実施例は、プロセッサとメモリとを備えるネットワークデバイスを提供する。メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1の態様又はその様々な実施例における方法を実行する。
【0010】
第6の態様として、本発明の実施例は、プロセッサとメモリとを備える端末デバイスを提供する。メモリは、コンピュータプログラムを記憶し、プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第2の態様又はその様々な実施例における方法を実行する。
【0011】
第7の態様は、上述の第1から第2の態様のいずれか、又はその各実施態様における方法を実施するためのチップを提供する。
【0012】
具体的には、このチップは、コンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行し、チップが実装されたデバイスに、第1の態様から第2の態様のいずれか、又はそれらの実装形態による方法を実行させるプロセッサを含む。
【0013】
第8の態様は、コンピュータに、上述の第1の態様から第2の態様のいずれか、又はそれらの実装形態における方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0014】
第9の態様は、コンピュータに、上述の第1の態様から第2の態様のいずれか、又はそれらの実装形態における方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0015】
第10の態様は、コンピュータ上で実行されたときに、コンピュータに、上記の第1から第2の態様のいずれか、又はその様々な実施態様における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0016】
本発明の実施例の技術的解決策は、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するために、リソース構成の関連情報によってリソース持続時間、および/又はトラフィック持続時間を送信する。このように、情報によって関連情報を相手側に動的に送信して第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定することを保証し、且つ、構成されたリソース及びトラフィック間の整合性を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本願の実施例における通信システムのアーキテクチャの概略図一である。
図2】本願の実施例におけるリソース構成方法のフローチャート一である。
図3】本発明の実施例におけるデータパケットの伝送シナリオの模式図一である。
図4】本発明の実施例におけるデータパケットの伝送シナリオの模式図二である。
図5】本発明の実施例におけるデータパケットの伝送シナリオの模式図三である。
図6】本発明の実施例におけるデータパケットの伝送シナリオの模式図四である。
図7】本発明の実施例におけるデータパケットの伝送シナリオの模式図五である。
図8】本願の実施例におけるリソース構成方法のフローチャート二である。
図9】本願の実施例におけるネットワークデバイスの構成図である。
図10】本発明の実施例における端末デバイスの構成図である。
図11】本発明の実施例における通信デバイスの構成図である。
図12】是本願の実施例におけるチップの構成図である。
図13】是本願の実施例における通信システムのアーキテクチャの概略図二である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本願の実施例における技術案を、本願の実施例における図面を参照して説明するが、明らかに、記述された実施例は本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて、発明的な労働をすることなく当業者によって得られる他のすべての実施例は、本願の保護範囲に属する。
【0019】
本願の実施例の技術は、様々な通信システムに適用可能であり、例えば、Global System of Mobile communication ( GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、Wideband Code Division Multiple Access ( WCDMA)システム、ユニバーサルパケット無線トラフィック(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信( Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム又は5G通信システム等である。
【0020】
例示的に、本願の実施例が適用される通信システム100を図1に示す。通信システム100は、端末デバイス120(又は通信端末、端末と呼ばれる)と通信するデバイスであり得るネットワークデバイス110を含み得る。ネットワークデバイス110は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得、カバレージエリア内に位置付けられた端末デバイスと通信し得る。任意選択で、このネットワークデバイス110は、GSMシステム又はCDMAシステムにおける基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NodeB、NB)であってもよく、LTEシステムにおける進化型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)であってもよく、クラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)における無線コントローラであってもよく、移動交換局、中継局、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、集線装置、交換機、ブリッジ、ルータ、5Gネットワークにおけるネットワーク側機器又は将来進化してくる(Public Land Mobile Network、PLMN)におけるネットワークデバイス等であってもよい。
【0021】
通信システム100は、ネットワークデバイス110のカバレージ内に位置する少なくとも1つの端末デバイス120をさらに含む。ここで、「端末デバイス」とは、公衆回線交換網PSTN(Public Switched Telephone Networks)、DSL(Digital Subscriber Line)、デジタル回線、直接ケーブルなどの有線回線接続、及び/又は別のデータ接続/ネットワーク、及び/又は、例えばセルラネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、例えばDVB-Hネットワークのようなディジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機のための無線インターフェースを介する、及び/又は別の端末デバイスの通信信号を受信/送信するデバイス、及び/又はIoTデバイスを含む。無線インターフェースを介して通信するように構成された端末デバイスは、「無線通信端末」、「無線端末」、又は「モバイル端末」と呼ばれ得る。移動端末の例としては、衛星又は携帯電話、データ処理、ファックス、及びデータ通信能力と組み合わせたセルラー無線電話を有するパーソナル通信システム(PCS)端末、無線電話、ページャ、インターネット/イントラネット接続、Webブラウザ、メモ帳、カレンダ、及び/又はGPS受信機を含むことができるPDA、及び従来のラップトップ及び/又はパームトップ受信機又は無線電話トランシーバを含む他の電子デバイスが挙げられる。端末デバイスは、アクセス端末、UE、加入者ユニット、加入者局、移動局、遠隔端末、モバイルデバイス、加入者端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザ機器を指し得る。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、SIP ( Session Initiation Protocol)電話、WLL ( Wireless Local Loop)局、PDA ( Personal Digital Assistant)、無線通信機能を有するハンドヘルド装置、ワイヤレスモデムに接続されたコンピューティング装置又は他の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、5Gネットワーク内の端末デバイス、又は将来進化してくるPLMN内の端末デバイスなどであり得る。
【0022】
任意選択で、端末デバイス120間の端末直接接続(Device to Device、D2D)通信も行われてもよい。
【0023】
任意選択で、5Gシステム又は5Gネットワークは、New Radio ( NR)システム又はNRネットワークとも称され得る。
【0024】
図1は、1つのネットワークデバイス及び2つの端末デバイスを例示的に示し、任意選択で、この無線通信システム100は、複数のネットワークデバイスを含み、各ネットワークデバイスのカバレージ内に他の数の端末デバイスを含んでもよく、本願の実施例は、これに限定されない。
【0025】
任意選択で、この無線通信システム100は、ネットワークコントローラ、モビリティ管理エンティティなどの他のネットワークエンティティをさらに含むことができ、本願の実施例はこれに限定されない。
【0026】
なお、本願の実施例におけるネットワーク/システムにおける通信機能を有するデバイスは、通信デバイスと称されることもある。図1に示す通信システム100を例にとると、通信デバイスは、通信機能を有するネットワークデバイス110と端末デバイス120を含み、ネットワークデバイス110と端末デバイス120は、上述した具体的な装置であってもよく、ここでその説明が省略され、通信デバイスは、通信システム100における他の装置、例えばネットワークコントローラ、移動管理エンティティ等の他のネットワークエンティティをさらに含んでもよく、本願実施例ではこれに限定されない。
【0027】
本明細書において、用語「システム」及び「ネットワーク」は、しばしば、交換可能に使用されることが理解される。ここで言う「及び/又は」とは、単に関連対象を説明する関連関係のことであり、A及び/又はBのように3つの関係があり、A単独の場合、AとBの両方の場合、B単独の場合の3つの場合があることを意味する。また、本文中の「/」は、前後関係オブジェクトが「又は」の関係であることを一般的に示す。
【0028】
以下、本発明の実施例の特徴と技術内容をより詳細に理解できるように、添付図面を参照して本発明の実施例の実現を詳細に説明するが、添付図面は説明のためのものであり、本発明の実施例を限定するものではない。
【0029】
実施例一、
この実施例は、ネットワークデバイスに応用されるリソース構成方法を提供し、図2に示すように、以下のステップを含み、
ステップ201において、端末デバイスのために第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するためのリソース構成情報を前記端末デバイスに送信する。前記リソース構成情報は、リソース持続時間、及び/又はトラフィック持続時間を含む。
【0030】
ここで、前記第1のタイプのトラフィックは、高信頼性、低遅延トラフィックであってもよい。すなわち、このようなトラフィックに対しては、端末デバイスのリソースの構成がネットワーク側により行われる。
【0031】
前記端末デバイスにリソース構成情報を送信することは、
RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)、MAC(Media Access Control、メディアアクセス層)CE(Control Element、制御要素)、DCI(Downlink Control Information、下り制御情報)のうちの少なくとも1つの情報で端末デバイスにリソース構成情報を送信する。
【0032】
この実施例において、前記リソース構成情報には、さらに、トラフィック周期、時間オフセット、第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、第1のタイプのトラフィック識別子、情報の大きさ、第1のタイプのトラフィックの開始到着時間、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるか否か、同一のリソース持続時間内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるかどうか、少なくとも2つのトラフィック伝送リソースの構成、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係、HARQ処理数、RVバージョン番号のうちの少なくとも1つが含まれる。
【0033】
具体的には、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報は、1つの識別子で指示することができ、例えば、1は重複であることを、0は重複ないことを指示することができる。又は、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報は、特定の識別子が現れるか否かで指示することができる。重複伝送を採用しない場合、リソース伝送は図3に示すようになり、データパケットが重複しない場合、各トラフィック周期に元データパケット1、2、3、4を送信することができる。
【0034】
前記重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、
各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送すること、全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送することのうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
ここで、元データパケットの伝送の後に重複のデータパケットを伝送するとは、元データパケットの一つが伝送される毎に、すぐに重複データパケットを伝送し、全ての重複データパケットの伝送が完了した後に、他の元パケットを伝送することを意味する。元データパケットは、MAC ( Media Access Control ) PDU ( Protocol Data Unit )であってもよい。又は、元パケットは、同一のトラフィックtraffic patternに対応するデータパケットであってもよい。又は、元データパケットは、異なるトラフィックtraffic patternに対応するデータパケットであってもよい。例えば、図4を参照すると、元パケットが2つあり、元パケット1と元パケット2は、各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送する方式を採用し、重複回数が2回であると仮定すると、すなわち、データパケット1が伝送された後に、元パケット1の重複データパケットが2つ伝送され、元データパケット2も同様の方式を採用する。
【0036】
全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送し、すなわち、全ての元データパケットの伝送が完了した後に、同一のトラフィック周期内で、各元データパケットに対応する重複パケットを順次伝送することができる。例えば、図5を参照すると、1つのトラフィック周期内では、元データパケットが伝送され、元パケット1、2が順次伝送され、その後、データパケット1の2つの重複パケットが順次伝送され、元データパケット2の2つの重複パケットが順次伝送される。
【0037】
前記少なくとも2つのトラフィック伝送リソースにおいて、異なるトラフィック伝送リソースは、時間オフセット、重複伝送が使用されるかどうか、重複回数、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係のうちの少なくとも1つが異なる。
【0038】
すなわち、リソース構成情報が同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成することができる場合、例えば、トラフィック伝送リソース1とトラフィック伝送リソース2との2つのトラフィック伝送リソースが異なる時間オフセットを利用して重複伝送を行わず、又は、この2つのトラフィック伝送リソースが異なる時間オフセットを利用し、同じ重複回数を利用し、又は、この2つのトラフィック伝送リソースが異なる重複回数を利用し、同じ時間オフセットを利用し、又は、トラフィック伝送リソース1が重複伝送を利用し、トラフィック伝送リソース2が重複伝送を利用しない。勿論、他の方式を利用してもよく、この実施例で説明を省略する。
【0039】
さらに、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係に基づいて、伝送リソースの伝送位置及び伝送方式を決定し、例えば、図6に示すように、同一のトラフィック周期内に3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成し、図に示すように、1番目のトラフィック伝送リソースが第1の時間オフセットであり、2番目のトラフィック伝送リソースの第2の時間オフセットが第1の時間オフセットよりも遅く、3番目のトラフィック伝送リソースの第3の時間オフセットが第2の時間オフセットよりも遅い。例えば、3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成することで、リソース持続時間の各時点に利用可能な時間周波数リソースがあると保証し、又は、例えば、3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成することで、トラフィック持続時間の各時点に利用可能な時間周波数リソースがあると保証する。
【0040】
また、各トラフィック伝送リソースに対応する伝送リソースの構成を設定することができ、その構成の内容は、リソース持続時間、トラフィック持続時間、第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、第1のタイプのトラフィック識別子、情報の大きさ、第1のタイプのトラフィックの開始到着時間、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係、HARQ処理数、RVバージョン番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0041】
図6を参照すると、重複伝送が構成され、且つ各トラフィックリソースに対応する重複伝送回数がいずれも-2回である場合、1番目のトラフィック伝送リソースにおいて、元データパケット1を伝送し、その後、元データパケット1の2つの重複データパケットを直接伝送し、次に、元データパケット2及び元データパケット2の2つの重複データパケットを伝送し、同様に類推し、その説明を省略する。
【0042】
勿論、他の結合方式もあり、例えば、図7を参照すると、図に2つのトラフィック伝送リソースが構成され、それぞれトラフィック伝送リソース1、2であり、この2つのトラフィック伝送リソースに対して、トラフィック伝送リソース1に重複伝送を構成し、トラフィック伝送リソース2に重複伝送を行わないことを構成し、トラフィック伝送リソース1の重複伝送の回数が3回であり、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送することである。
【0043】
また、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースにおいて同一のトラフィックを伝送するデータパケット、又は、少なくとも2つのトラフィックを伝送するデータパケットを決定し、ここで、異なるトラフィック伝送リソースで伝送されるトラフィックが同じ又は異なる。すなわち、1つのトラフィック伝送リソースが構成されるか、複数のトラフィック伝送リソースが構成されるかに関わらず、各トラフィック伝送リソース上では、同一のtrafficからのデータパケットが伝送されてもよく、複数のtrafficからのデータパケットが伝送されてもよく、異なるトラフィック伝送リソース上で伝送可能なtrafficは、同一又は異なっていてもよい。
【0044】
また、構成された第1のタイプのトラフィック伝送のリソースは、1ユーザ専用であってもよく、複数ユーザ共通であってもよい。
【0045】
なお、上記図3~7は例示に過ぎず、実際の処理において、異なるトラフィック伝送リソース、又は同一のトラフィック伝送リソースにおける個々の情報は、リソース構成情報によって異なるように設定されてもよく、この実施例では説明を省略する。
【0046】
なお、前記リソース構成情報に、第1のタイプのトラフィックが所属するグループ情報が含まれている場合、リソース構成を行う際に、第1のタイプのトラフィックが属するグループに対応する優先度、又は遅延レベル、又は信頼度レベルに基づいて、リソース構成を決定してもよく、例えば、優先度の高いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソースを構成し、他の優先度の低いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先度の高いトラフィックよりもリソースを遅く構成することができ、又は、優先度の高い第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソース持続時間の長いリソースを構成することができ、又は、同じトラフィック伝送リソースで優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に優先度の低いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソースに優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソースに優先度の低いトラフィックをトラフィック優先度順に伝送することができる。もちろん、他の構成も存在してもよく、ここで説明を省略する。遅延レベルに関して、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、又は、構成されたトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、前記遅延耐性が低いことは、高い信頼性及び低遅延トラフィックに対するものとして理解することができる。なお、信頼度レベルに基づいてリソース構成を行う方式については、前述の優先度と同様であるため、説明を省略する。
【0047】
リソース構成情報にHARQ処理数が含まれている場合、一つのトラフィック周期又は一つの持続時間内に構成可能なHARQの個数であってもよく、RVバージョン番号は、データパケット重複伝送されるパケットに対して異なるRVバージョン番号を採用することができ、その対応関係は、予め設定された関係とすることができる。
【0048】
前述のシナリオに加えて、この実施例は、以下のものを提供する。
【0049】
ネットワークデバイスが前記第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定して構成するように支援するための第2の情報を受信する。
【0050】
前記第2の情報には、前記第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、及び/又は、前記第1のタイプのトラフィック識別子情報が含まれる。前記第2の情報には、さらに、トラフィック優先度、遅延レベル、信頼性レベルのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0051】
すなわち、第1のタイプのトラフィックのための伝送リソースがどのように端末デバイスのために構成されるかは、端末デバイスによって送信された第2の情報を受信することによって決定され、又は、
第1のタイプのトラフィックのための伝送リソースがどのように端末デバイスのために構成されるかは、コアネットワークデバイスによって送信される第2の情報を受信することによって決定され得る。
【0052】
例えば、第1のタイプのトラフィック識別子によって、端末デバイスに第1のタイプのトラフィックの伝送リソースをどのように構成するかを決定する方式は、異なるトラフィックに対して異なる持続時間に対応できるようにしてもよく、例えば、あるトラフィックが3つのTTIに対応し、あるトラフィックが1つのTTIに対応してもよい。
【0053】
第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報は、リソース構成を行う場合、第1のタイプのトラフィックが属するグループに対応する優先度、又は遅延レベル、又は信頼度レベルに基づいてリソース構成を決定することができ、例えば、優先度の高いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソースを構成し、他の優先度の低いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先度の高いトラフィックよりもリソースを遅く構成することができ、又は、優先度の高い第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソース持続時間の長いリソースを構成することができ、又は、同じトラフィック伝送リソースで優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に優先度の低いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソースに優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソースに優先度の低いトラフィックをトラフィック優先度順に伝送することができる。もちろん、他の構成も存在してもよく、ここで説明を省略する。遅延レベルに関して、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、又は、構成されたトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、前記遅延耐性が低いことは、高い信頼性及び低遅延トラフィックに対するものとして理解することができる。なお、信頼度レベルに基づいてリソース構成を行う方式については、前述の優先度と同様であるため、説明を省略する。
【0054】
第1のタイプのトラフィック伝送リソースの構成は、第1のタイプのトラフィック優先度に応じてさらに決定されてもよく、例えば、優先度の高いトラフィックの重複数は、優先度の低いトラフィックの重複数より多くてもよく、又は優先度の高いトラフィックのためにリソースを優先に構成し、又は、遅延レベルが高い、優先的に遅延レベルが高いトラフィックにリソースを構成し、又は、トラフィックの伝送遅延境界に近いトラフィック到着時間のトラフィックを優先的に伝送し、こちらは網羅的ではない。
【0055】
上記の実施例において、前記リソース持続時間が前記第1のタイプのトラフィック伝送で構成される連続の時間長であり、前記トラフィック持続時間が前記第1のタイプのトラフィックが連続に到達する時間長であり、又は、前記トラフィック持続時間が前記第1のタイプのトラフィックが遅延して到達する時間長であり、ここで、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間以上であり、又は、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間よりも小さい。
【0056】
前記時間長の粒度は、シンボル、ミリ秒、TTI、タイムスロット、サブフレーム、無線フレームのうちの少なくとも1つである。
【0057】
例えば、時間長の粒度がタイムスロットであれば、リソース持続時間は4タイムスロット、トラフィック持続時間は3タイムスロットと定義することができる。
【0058】
前記トラフィック周期が前記リソース持続時間以上である。
【0059】
前記トラフィック伝送リソース時間位置は、リソース持続時間内に含まれ、トラフィック伝送リソース時間のうちの1つは、前記リソース持続時間に一致し、又はすべてのトラフィック伝送リソース時間は、前記リソース持続時間に一致する。
【0060】
リソース持続時間がトラフィック持続時間以上であると設定されてもよい。
【0061】
前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間よりも小さい場合、前記リソース持続時間を超えるトラフィックを伝送しないことを指示する。
【0062】
すなわち、端末デバイスは、リソース構成情報におけるリソース持続時間がトラフィック持続時間よりも小さい場合、送信すべきトラフィック持続時間がリソース持続時間を超過した場合、トラフィック伝送の時間がリソース持続時間に達した場合、残りのトラフィックが伝送されないと決定することができる。
【0063】
前記リソース構成情報は、さらに、上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報、及び/又は下り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報を含み、上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報が、下り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報と同じ又は異なる。すなわち、端末デバイスは、送信されたリソース構成情報が上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報であるとき、リソース構成情報に基づいて第1のタイプのトラフィックの上り伝送を行うことができ、および/又は、送信されたリソース構成情報が下り第2のタイプのトラフィック伝送のためのリソース構成情報であるとき、リソース構成情報に基づいて第1のタイプのトラフィックの下り伝送を行うことにより、受信された時間-周波数リソースの位置を決定することができ、ネットワーク側から送信された第1のタイプのトラフィックの下り情報を受信することができる。
【0064】
最後に、この実施例において、前記第1のタイプのトラフィックシナリオは、限定はしないが、周期的決定性トラヒック、非周期的決定性トラヒック、ハイブリッドトラヒック、非決定性トラヒック、VoIPトラヒック、自動列車を制御するシナリオ、動作制御、control-to-controlの応用シナリオ、Mobile control panels、mobile robots、Audio streaming for live performance、ロボットアーム操作の少なくとも1つを含む。
【0065】
以上のように、上記の技術案により、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するために、リソース構成の関連情報によってリソース持続時間、および/又はトラフィック持続時間を送信することができることが分かる。このように、動的な情報通信によって関連情報を相手側に送信して第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定することを保証し、且つ、構成されたリソース及びトラフィック間の整合性を保証することができる。
【0066】
実施例二、
この実施例は、端末デバイスに応用されるリソース構成方法を提供し、図8に示すように、以下のステップを含み、
ステップ801において、ネットワークデバイスが第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するように支援するためのリソース報告情報をネットワークデバイスに送信し、
前記リソース報告情報は、リソース持続時間、トラフィック持続時間のうちの少なくとも1つを含む。
【0067】
ここで、前記第1のタイプのトラフィックは、高信頼性、低遅延トラフィックであってもよい。すなわち、このようなトラフィックに対しては、端末デバイスのリソースの構成がネットワーク側により行われる。
【0068】
RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)、MAC(Media Access Control、メディアアクセス制御層) CE(Control Element、制御要素)、DCI(Downlink Control Information、下り制御情報)のうちの少なくとも1つの情報により、リソース報告情報を送信する。
【0069】
この実施例において、前記リソース報告情報は、さらに、トラフィック周期、時間オフセット、第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、第1のタイプのトラフィック識別子、情報の大きさ、第1のタイプのトラフィックの開始到着時間、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるか否か、同一のリソース持続時間内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるかどうか、少なくとも2つのトラフィック伝送リソースの構成、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係、HARQ処理数、RVバージョン番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0070】
具体的には、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報は、1つの識別子で指示することができ、例えば、1は重複であることを、0は重複ないことを指示することができる。又は、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報は、特定の識別子が現れるか否かで指示することができる。重複伝送を採用しない場合、リソース伝送は図3に示すようになり、データパケットが重複しない場合、各トラフィック周期に元データパケット1、2、3、4を送信することができる。
【0071】
前記重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、
各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送すること、全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送することのうちの少なくとも1つを含む。
【0072】
ここで、元データパケットの伝送の後に重複のデータパケットを伝送するとは、元データパケットの一つが伝送される毎に、すぐに重複データパケットを伝送し、全ての重複データパケットの伝送が完了した後に、他の元パケットを伝送することを意味する。元データパケットは、MAC ( Media Access Control ) PDU ( Protocol Data Unit )であってもよい。又は、元パケットは、同一のトラフィックtraffic patternに対応するデータパケットであってもよい。又は、元データパケットは、異なるトラフィックtraffic patternに対応するデータパケットであってもよい。例えば、図4を参照すると、元パケットが2つあり、元パケット1と元パケット2は、各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送する方式を採用し、重複回数が2回であると仮定すると、すなわち、データパケット1が伝送された後に、元パケット1の重複データパケットが2つ伝送され、元データパケット2も同様の方式を採用する。
【0073】
全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送し、すなわち、全ての元データパケットの伝送が完了した後に、同一のトラフィック周期内で、各元データパケットに対応する重複パケットを順次伝送することができる。例えば、図5を参照すると、1つのトラフィック周期内では、元データパケットが伝送され、元パケット1、2が順次伝送され、その後、データパケット1の2つの重複パケットが順次伝送され、元データパケット2の2つの重複パケットが順次伝送される。
【0074】
前記少なくとも2つのトラフィック伝送リソースにおいて、異なるトラフィック伝送リソースは、時間オフセット、重複伝送が使用されるかどうか、重複回数、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係のうちの少なくとも1つが異なる。
【0075】
すなわち、リソース構成情報が同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成することができる場合、例えば、トラフィック伝送リソース1とトラフィック伝送リソース2との2つのトラフィック伝送リソースが異なる時間オフセットを利用して重複伝送を行わず、又は、この2つのトラフィック伝送リソースが異なる時間オフセットを利用し、同じ重複回数を利用し、又は、この2つのトラフィック伝送リソースが異なる重複回数を利用し、同じ時間オフセットを利用し、又は、トラフィック伝送リソース1が重複伝送を利用し、トラフィック伝送リソース2が重複伝送を利用しない。勿論、他の方式を利用してもよく、この実施例で説明を省略する。
【0076】
さらに、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係に基づいて、伝送リソースの伝送位置及び伝送方式を決定し、例えば、図6に示すように、同一のトラフィック周期内に3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成し、図に示すように、1番目のトラフィック伝送リソースが第1の時間オフセットであり、2番目のトラフィック伝送リソースの第2の時間オフセットが第1の時間オフセットよりも遅く、3番目のトラフィック伝送リソースの第3の時間オフセットが第2の時間オフセットよりも遅い。例えば、3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成することで、リソース持続時間の各時点に利用可能な時間周波数リソースがあると保証し、又は、例えば、3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成することで、トラフィック持続時間の各時点に利用可能な時間周波数リソースがあると保証する。
【0077】
また、各トラフィック伝送リソースに対応する伝送リソースの構成を設定することができ、その構成の内容は、リソース持続時間、トラフィック持続時間、第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、第1のタイプのトラフィック識別子、情報の大きさ、第1のタイプのトラフィックの開始到着時間、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係、HARQ処理数、RVバージョン番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
図6を参照すると、重複伝送が構成され、且つ各トラフィックリソースに対応する重複伝送回数が何れも2回である場合、1番目のトラフィック伝送リソースにおいて、元データパケット1を伝送し、その後、元データパケット1の2つの重複データパケットを直接伝送し、次に、元データパケット2及び元データパケット2の2つの重複データパケットを伝送し、同様に類推し、その説明を省略する。
【0079】
勿論、他の結合方式もあり、例えば、図7を参照すると、図に2つのトラフィック伝送リソースが構成され、それぞれトラフィック伝送リソース1、2であり、この2つのトラフィック伝送リソースに対して、トラフィック伝送リソース1に重複伝送を構成し、トラフィック伝送リソース2に重複伝送を行わないことを構成し、トラフィック伝送リソース1の重複伝送の回数が3回であり、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送することである。
【0080】
また、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースにおいて同一のトラフィックを伝送するデータパケット、又は、少なくとも2つのトラフィックを伝送するデータパケットを決定し、ここで、異なるトラフィック伝送リソースで伝送されるトラフィックが同じ又は異なる。すなわち、1つのトラフィック伝送リソースが構成されるか、複数のトラフィック伝送リソースが構成されるかに関わらず、各トラフィック伝送リソース上では、同一のtrafficからのデータパケットが伝送されてもよく、複数のtrafficからのデータパケットが伝送されてもよく、異なるトラフィック伝送リソース上で伝送可能なtrafficは、同一又は異なっていてもよい。
【0081】
また、構成された第1のタイプのトラフィック伝送のリソースは、1ユーザ専用であってもよく、複数ユーザ共通であってもよい。
【0082】
なお、上記図3~7は例示に過ぎず、実際の処理において、異なるトラフィック伝送リソース、又は同一のトラフィック伝送リソースにおける個々の情報は、リソース構成情報によって異なるように設定されてもよく、この実施例では説明を省略する。
【0083】
なお、前記リソース構成情報に、第1のタイプのトラフィックが所属するグループ情報が含まれている場合、リソース構成を行う際に、第1のタイプのトラフィックが属するグループに対応する優先度、又は遅延レベル、又は信頼度レベルに基づいて、リソース構成を決定してもよく、例えば、優先度の高いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソースを構成し、他の優先度の低いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先度の高いトラフィックよりもリソースを遅く構成することができ、又は、優先度の高い第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソース持続時間の長いリソースを構成することができ、又は、同じトラフィック伝送リソースで優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に優先度の低いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソースに優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソースに優先度の低いトラフィックをトラフィック優先度順に伝送することができる。もちろん、他の構成も存在してもよく、ここで説明を省略する。遅延レベルに関して、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、又は、構成されたトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された1番目のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、前記遅延耐性が低いことは、高い信頼性及び低遅延トラフィックに対するものとして理解することができる。なお、信頼度レベルに基づいてリソース構成を行う方式については、前述の優先度と同様であるため、説明を省略する。
【0084】
リソース構成情報にHARQ処理数が含まれている場合、一つのトラフィック周期又は一つの持続時間内に構成可能なHARQの個数であってもよく、RVバージョン番号は、データパケット重複伝送されるパケットに対して異なるRVバージョン番号を採用することができ、その対応関係は、予め設定された関係とすることができる。
【0085】
前述のシナリオに加えて、この実施例は、以下のものを提供する。
【0086】
ネットワークデバイスに第2の情報を送信することを含み、ここで、前記第2の情報は、ネットワークデバイスが前記第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定して構成するように支援するために使用される。
【0087】
前記第2の情報には、前記第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、及び/又は、前記第1のタイプのトラフィック識別子情報が含まれる。前記第2の情報には、さらに、トラフィック優先度、遅延レベル、信頼性レベルのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0088】
すなわち、ネットワークデバイス側は、送信された第2の情報により、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを端末デバイスにどのように構成するかを決定することができ、又は、
第1のタイプのトラフィックのための伝送リソースがどのように端末デバイスのために構成されるかは、コアネットワークデバイスによって送信される第2の情報を受信することによって決定され得る。
【0089】
例えば、第1のタイプのトラフィック識別子によって、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成すると決定し、異なるトラフィックに対して異なる持続時間に対応できるようにしてもよく、例えば、あるトラフィックが3つのTTIに対応し、あるトラフィックが1つのTTIに対応してもよい。
【0090】
第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報は、リソース構成を行う場合、第1のタイプのトラフィックが属するグループに対応する優先度、又は遅延レベル、又は信頼度レベルに基づいてリソース構成を決定することができ、例えば、優先度の高いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソースを構成し、他の優先度の低いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先度の高いトラフィックよりもリソースを遅く構成することができ、又は、優先度の高い第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソース持続時間の長いリソースを構成することができ、又は、同じトラフィック伝送リソースで優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に優先度の低いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソースに優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソースに優先度の低いトラフィックをトラフィック優先度順に伝送することができる。もちろん、他の構成も存在してもよく、ここで説明を省略する。遅延レベルに関して、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、又は、構成されたトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、前記遅延耐性が低いことは、高い信頼性及び低遅延トラフィックに対するものとして理解することができる。なお、信頼度レベルに基づいてリソース構成を行う方式については、前述の優先度と同様であるため、説明を省略する。
【0091】
第1のタイプのトラフィック伝送リソースの構成は、第1のタイプのトラフィック優先度に応じてさらに決定されてもよく、例えば、優先度の高いトラフィックの重複数は、優先度の低いトラフィックの重複数より多くてもよく、又は優先度の高いトラフィックのためにリソースを優先に構成し、又は、遅延レベルが高い、優先的に遅延レベルが高いトラフィックにリソースを構成し、又は、トラフィックの伝送遅延境界に近いトラフィック到着時間のトラフィックを優先的に伝送し、こちらは網羅的ではない。
【0092】
上記の実施例において、前記リソース持続時間が前記第1のタイプのトラフィック伝送で構成される連続の時間長であり、前記トラフィック持続時間が前記第1のタイプのトラフィックが連続に到達する時間長であり、又は、前記トラフィック持続時間が前記第1のタイプのトラフィックが遅延して到達する時間長であり、ここで、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間以上であり、又は、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間よりも小さい。
【0093】
前記時間長の粒度は、シンボル、ミリ秒、TTI、タイムスロット、サブフレーム、無線フレームのうちの少なくとも1つである。
【0094】
例えば、時間長の粒度がタイムスロットであれば、リソース持続時間は4タイムスロット、トラフィック持続時間は3タイムスロットと定義することができる。
【0095】
前記トラフィック周期が前記リソース持続時間以上である。
【0096】
前記トラフィック伝送リソース時間位置は、リソース持続時間内に含まれ、トラフィック伝送リソース時間のうちの1つは、前記リソース持続時間に一致し、又はすべてのトラフィック伝送リソース時間は、前記リソース持続時間に一致する。
【0097】
リソース持続時間がトラフィック持続時間以上であると設定されてもよい。
【0098】
前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間よりも小さい場合、前記リソース持続時間を超えるトラフィックを伝送しない。
【0099】
すなわち、端末デバイスは、リソース持続時間がトラフィック持続時間よりも小さい場合、送信すべきトラフィック持続時間がリソース持続時間を超過した場合、トラフィック伝送の時間がリソース持続時間に達した場合、残りのトラフィックが伝送されないと決定することができる
前記リソース構成情報は、さらに、上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報、及び/又は下り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報を含み、上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報が、下り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報と同じ又は異なる。すなわち、端末デバイスは、送信されたリソース構成情報が上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報であるとき、リソース構成情報に基づいて第1のタイプのトラフィックの上り伝送を行うことができ、および/又は、送信されたリソース構成情報が下り第2のタイプのトラフィック伝送のためのリソース構成情報であるとき、リソース構成情報に基づいて第1のタイプのトラフィックの下り伝送を行うことにより、受信された時間-周波数リソースの位置を決定することができ、ネットワーク側から送信された第1のタイプのトラフィックの下り情報を受信することができる。
【0100】
前記ネットワークデバイスにリソース報告情報を送信することは、
第1の条件を満たしている場合、ネットワークデバイスにリソース報告情報を送信することを含み、
前記第1の条件は、以下のものを含み、
前記端末デバイスの第1のタイプのトラフィックに対応するベアラが確立し、
前記端末デバイスは、ネットワークデバイスのトリガー指示を受信し、例えば、ネットワーク側から送信されたトリガー指示情報を受信し、トリガー指示情報を受信したと決定すると、ネットワーク側へのリソース報告情報の送信を開始し、
前記端末デバイスがネットワークデバイスが前記リソース報告情報の受信の能力を有する指示を受信し、例えば、ネットワーク側は、端末デバイスがネットワークにアクセスした後、指示情報を端末デバイスに送信することができ、指示情報は対応する指示フィールドにより端末デバイスに通知することができ、ネットワーク側がリソース報告情報を受信する能力を有するか否か、例えば、該指示情報が1である場合、ネットワーク側が該能力を備え、該指示情報が0である場合、又は、該指示情報が現れない場合、ネットワーク側が該能力を備えていないことを示してもよく、実際の処理において逆順であることは勿論、実際の状況に応じて設ければよく、重複説明は省略する。
【0101】
前記端末デバイスは、ベアラが変更され、すなわち、端末デバイスにベアラ変更が発生した場合、リソース報告情報の送信を開始し、
前記端末デバイスの第1のタイプのトラフィックでのトラフィック特徴が変更され、前記トラフィック特徴は、QoS等のパラメータによって決定され、これらのパラメータが変更されると、端末デバイスがネットワークデバイスにリソース報告情報を送信するようにトリガーすることができ、
前記端末デバイスが報告周期を満たし、ここで、報告周期は、実際の状況に応じて設定すればよく、例えば、24時間ことに1回の報告でもよく、秒、ミリ秒、分程度の周期としてもよく、実際の状況に応じて処理すればよい。
【0102】
最後に、この実施例において、前記第1のタイプのトラフィックシナリオは、限定はしないが、周期的決定性トラヒック、非周期的決定性トラヒック、ハイブリッドトラヒック、非決定性トラヒック、VoIPトラヒック、自動列車を制御するシナリオ、動作制御、control-to-controlの応用シナリオ、モバイル制御プレーン(Mobile control panels)、移動ロボット、Audio streaming for live performance、ロボットアーム操作の少なくとも1つを含む。
【0103】
以上のように、上記の技術案により、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するために、リソース構成の関連情報によってリソース持続時間、および/又はトラフィック持続時間を送信することができることが分かる。このように、動的な情報通信によって関連情報を相手側に送信して第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定することを保証し、且つ、構成されたリソース及びトラフィック間の整合性を保証することができる。
【0104】
実施例三、
この実施例は、第1の通信ユニット91を含むネットワークデバイスを提供し、図9に示すように、
第1の通信ユニット91は、端末デバイスのために第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するためのリソース構成情報を前記端末デバイスに送信する。前記リソース構成情報は、リソース持続時間、及び/又はトラフィック持続時間を含む。
【0105】
ここで、前記第1のタイプのトラフィックは、高信頼性、低遅延トラフィックであってもよい。すなわち、このようなトラフィックに対しては、端末デバイスのリソースの構成がネットワーク側により行われる。
【0106】
前記端末デバイスにリソース構成情報を送信することは、
RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)、MAC(Media Access Control、メディアアクセス層)CE(Control Element、制御要素)、DCI(Downlink Control Information、下り制御情報)のうちの少なくとも1つの情報で端末デバイスにリソース構成情報を送信する。
【0107】
この実施例において、前記リソース構成情報には、さらに、トラフィック周期、時間オフセット、第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、第1のタイプのトラフィック識別子、情報の大きさ、第1のタイプのトラフィックの開始到着時間、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるか否か、同一のリソース持続時間内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるかどうか、少なくとも2つのトラフィック伝送リソースの構成、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係、HARQ処理数、RVバージョン番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0108】
具体的には、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報は、1つの識別子で指示することができ、例えば、1は重複であることを、0は重複ないことを指示することができる。又は、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報は、特定の識別子が現れるか否かで指示することができる。重複伝送を採用しない場合、リソース伝送は図3に示すようになり、データパケットが重複しない場合、各トラフィック周期に元データパケット1、2、3、4を送信することができる。
【0109】
前記重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、
各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送すること、全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送することのうちの少なくとも1つを含む。
【0110】
ここで、元データパケットの伝送の後に重複のデータパケットを伝送するとは、元データパケットの一つが伝送される毎に、すぐに重複データパケットを伝送し、全ての重複データパケットの伝送が完了した後に、他の元パケットを伝送することを意味する。元データパケットは、MAC ( Media Access Control ) PDU ( Protocol Data Unit )であってもよい。又は、元パケットは、同一のトラフィックtraffic patternに対応するデータパケットであってもよい。又は、元データパケットは、異なるトラフィックtraffic patternに対応するデータパケットであってもよい。例えば、図4を参照すると、元パケットが2つあり、元パケット1と元パケット2は、各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送する方式を採用し、重複回数が2回であると仮定すると、すなわち、データパケット1が伝送された後に、元パケット1の重複データパケットが2つ伝送され、元データパケット2も同様の方式を採用する。
【0111】
全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送し、すなわち、全ての元データパケットの伝送が完了した後に、同一のトラフィック周期内で、各元データパケットに対応する重複パケットを順次伝送することができる。例えば、図5を参照すると、1つのトラフィック周期内では、元データパケットが伝送され、元パケット1、2が順次伝送され、その後、データパケット1の2つの重複パケットが順次伝送され、元データパケット2の2つの重複パケットが順次伝送される。
【0112】
前記少なくとも2つのトラフィック伝送リソースにおいて、異なるトラフィック伝送リソースは、時間オフセット、重複伝送が使用されるかどうか、重複回数、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係のうちの少なくとも1つが異なる。
【0113】
すなわち、リソース構成情報が同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成することができる場合、例えば、トラフィック伝送リソース1とトラフィック伝送リソース2との2つのトラフィック伝送リソースが異なる時間オフセットを利用して重複伝送を行わず、又は、この2つのトラフィック伝送リソースが異なる時間オフセットを利用し、同じ重複回数を利用し、又は、この2つのトラフィック伝送リソースが異なる重複回数を利用し、同じ時間オフセットを利用し、又は、トラフィック伝送リソース1が重複伝送を利用し、トラフィック伝送リソース2が重複伝送を利用しない。勿論、他の方式を利用してもよく、この実施例で説明を省略する。
【0114】
さらに、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係に基づいて、伝送リソースの伝送位置及び伝送方式を決定し、例えば、図6に示すように、同一のトラフィック周期内に3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成し、図に示すように、1番目のトラフィック伝送リソースが第1の時間オフセットであり、2番目のトラフィック伝送リソースの第2の時間オフセットが第1の時間オフセットよりも遅く、3番目のトラフィック伝送リソースの第3の時間オフセットが第2の時間オフセットよりも遅い。例えば、3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成することで、リソース持続時間の各時点に利用可能な時間周波数リソースがあると保証し、又は、例えば、3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成することで、トラフィック持続時間の各時点に利用可能な時間周波数リソースがあると保証する。
【0115】
また、各トラフィック伝送リソースに対応する伝送リソースの構成を設定することができ、その構成の内容は、リソース持続時間、トラフィック持続時間、第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、第1のタイプのトラフィック識別子、情報の大きさ、第1のタイプのトラフィックの開始到着時間、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係、HARQ処理数、RVバージョン番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0116】
図6を参照すると、重複伝送が構成され、且つ各トラフィックリソースに対応する重複伝送回数が何れも2回である場合、1番目のトラフィック伝送リソースにおいて、元データパケット1を伝送し、その後、元データパケット1の2つの重複データパケットを直接伝送し、次に、元データパケット2及び元データパケット2の2つの重複データパケットを伝送し、同様に類推し、その説明を省略する。
【0117】
勿論、他の結合方式もあり、例えば、図7を参照すると、図に2つのトラフィック伝送リソースが構成され、それぞれトラフィック伝送リソース1、2であり、この2つのトラフィック伝送リソースに対して、トラフィック伝送リソース1に重複伝送を構成し、トラフィック伝送リソース2に重複伝送を行わないことを構成し、トラフィック伝送リソース1の重複伝送の回数が3回であり、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送することである。
【0118】
また、第1の通信ユニット91は、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースにおいて同一のトラフィックを伝送するデータパケット、又は、少なくとも2つのトラフィックを伝送するデータパケットを決定し、ここで、異なるトラフィック伝送リソースで伝送されるトラフィックが同じ又は異なる。すなわち、1つのトラフィック伝送リソースが構成されるか、複数のトラフィック伝送リソースが構成されるかに関わらず、各トラフィック伝送リソース上では、同一のtrafficからのデータパケットが伝送されてもよく、複数のtrafficからのデータパケットが伝送されてもよく、異なるトラフィック伝送リソース上で伝送可能なtrafficは、同一又は異なっていてもよい。
【0119】
また、構成された第1のタイプのトラフィック伝送のリソースは、1ユーザ専用であってもよく、複数ユーザ共通であってもよい。
【0120】
なお、上記図3~7は例示に過ぎず、実際の処理において、異なるトラフィック伝送リソース、又は同一のトラフィック伝送リソースにおける個々の情報は、リソース構成情報によって異なるように設定されてもよく、この実施例では説明を省略する。
【0121】
なお、前記リソース構成情報に、第1のタイプのトラフィックが所属するグループ情報が含まれている場合、リソース構成を行う際に、第1のタイプのトラフィックが属するグループに対応する優先度、又は遅延レベル、又は信頼度レベルに基づいて、リソース構成を決定してもよく、例えば、優先度の高いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソースを構成し、他の優先度の低いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先度の高いトラフィックよりもリソースを遅く構成することができ、又は、優先度の高い第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソース持続時間の長いリソースを構成することができ、又は、同じトラフィック伝送リソースで優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に優先度の低いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソースに優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソースに優先度の低いトラフィックをトラフィック優先度順に伝送することができる。もちろん、他の構成も存在してもよく、ここで説明を省略する。遅延レベルに関して、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、又は、構成されたトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、前記遅延耐性が低いことは、高い信頼性及び低遅延トラフィックに対するものとして理解することができる。なお、信頼度レベルに基づいてリソース構成を行う方式については、前述の優先度と同様であるため、説明を省略する。
【0122】
リソース構成情報にHARQ処理数が含まれている場合、一つのトラフィック周期又は一つの持続時間内に構成可能なHARQの個数であってもよく、RVバージョン番号は、データパケット重複伝送されるパケットに対して異なるRVバージョン番号を採用することができ、その対応関係は、予め設定された関係とすることができる。
【0123】
上位のシナリオの上で、第1の通信ユニット91は、ネットワークデバイスが前記第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定して構成するように支援するための第2の情報を受信する。
【0124】
前記第2の情報には、前記第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、及び/又は、前記第1のタイプのトラフィック識別子情報が含まれる。前記第2の情報には、さらに、トラフィック優先度、遅延レベル、信頼性レベルのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0125】
すなわち、第1のタイプのトラフィックのための伝送リソースがどのように端末デバイスのために構成されるかは、端末デバイスによって送信された第2の情報を受信することによって決定され、又は、
第1のタイプのトラフィックのための伝送リソースがどのように端末デバイスのために構成されるかは、コアネットワークデバイスによって送信される第2の情報を受信することによって決定され得る。
【0126】
例えば、第1のタイプのトラフィック識別子によって、端末デバイスに第1のタイプのトラフィックの伝送リソースをどのように構成するかを決定する方式は、異なるトラフィックに対して異なる持続時間に対応できるようにしてもよく、例えば、あるトラフィックが3つのTTIに対応し、あるトラフィックが1つのTTIに対応してもよい。
【0127】
第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報は、リソース構成を行う場合、第1のタイプのトラフィックが属するグループに対応する優先度、又は遅延レベル、又は信頼度レベルに基づいてリソース構成を決定することができ、例えば、優先度の高いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソースを構成し、他の優先度の低いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先度の高いトラフィックよりもリソースを遅く構成することができ、又は、優先度の高い第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソース持続時間の長いリソースを構成することができ、又は、同じトラフィック伝送リソースで優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に優先度の低いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソースに優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソースに優先度の低いトラフィックをトラフィック優先度順に伝送することができる。もちろん、他の構成も存在してもよく、ここで説明を省略する。遅延レベルに関して、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、又は、構成されたトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、前記遅延耐性が低いことは、高い信頼性及び低遅延トラフィックに対するものとして理解することができる。なお、信頼度レベルに基づいてリソース構成を行う方式については、前述の優先度と同様であるため、説明を省略する。
【0128】
第1のタイプのトラフィック伝送リソースの構成は、第1のタイプのトラフィック優先度に応じてさらに決定されてもよく、例えば、優先度の高いトラフィックの重複数は、優先度の低いトラフィックの重複数より多くてもよく、又は優先度の高いトラフィックのためにリソースを優先に構成し、又は、遅延レベルが高い、優先的に遅延レベルが高いトラフィックにリソースを構成し、又は、トラフィックの伝送遅延境界に近いトラフィック到着時間のトラフィックを優先的に伝送し、こちらは網羅的ではない。
【0129】
上記の実施例において、前記リソース持続時間が前記第1のタイプのトラフィック伝送で構成される連続の時間長であり、前記トラフィック持続時間が前記第1のタイプのトラフィックが連続に到達する時間長であり、又は、前記トラフィック持続時間が前記第1のタイプのトラフィックが遅延して到達する時間長であり、ここで、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間以上であり、又は、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間よりも小さい。
【0130】
前記時間長の粒度は、シンボル、ミリ秒、TTI、タイムスロット、サブフレーム、無線フレームのうちの少なくとも1つである。
【0131】
例えば、時間長の粒度がタイムスロットであれば、リソース持続時間は4タイムスロット、トラフィック持続時間は3タイムスロットと定義することができる。
【0132】
前記トラフィック周期が前記リソース持続時間以上である。
【0133】
前記トラフィック伝送リソース時間位置は、リソース持続時間内に含まれ、トラフィック伝送リソース時間のうちの1つは、前記リソース持続時間に一致し、又はすべてのトラフィック伝送リソース時間は、前記リソース持続時間に一致する。
【0134】
リソース持続時間がトラフィック持続時間以上であると設定されてもよい。
【0135】
前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間よりも小さい場合、前記リソース持続時間を超えるトラフィックを伝送しないことを指示することを含む。
【0136】
すなわち、端末デバイスは、リソース構成情報におけるリソース持続時間がトラフィック持続時間よりも小さい場合、送信すべきトラフィック持続時間がリソース持続時間を超過した場合、トラフィック伝送の時間がリソース持続時間に達した場合、残りのトラフィックが伝送されないと決定することができる。
【0137】
前記リソース構成情報は、さらに、上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報、及び/又は下り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報を含み、上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報が、下り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報と同じ又は異なる。すなわち、端末デバイスは、送信されたリソース構成情報が上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報であるとき、リソース構成情報に基づいて第1のタイプのトラフィックの上り伝送を行うことができ、および/又は、送信されたリソース構成情報が下り第2のタイプのトラフィック伝送のためのリソース構成情報であるとき、リソース構成情報に基づいて第1のタイプのトラフィックの下り伝送を行うことにより、受信された時間-周波数リソースの位置を決定することができ、ネットワーク側から送信された第1のタイプのトラフィックの下り情報を受信することができる。
【0138】
最後に、この実施例において、前記第1のタイプのトラフィックシナリオは、限定はしないが、周期的決定性トラヒック、非周期的決定性トラヒック、ハイブリッドトラヒック、非決定性トラヒック、VoIPトラヒック、自動列車を制御するシナリオ、動作制御、control-to-controlの応用シナリオ、モバイル制御プレーン(Mobile control panels)、移動ロボット、Audio streaming for live performance、ロボットアーム操作の少なくとも1つを含む。
【0139】
以上のように、上記の技術案により、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するために、リソース構成の関連情報によってリソース持続時間、および/又はトラフィック持続時間を送信することができることが分かる。このように、動的な情報通信によって関連情報を相手側に送信して第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定することを保証し、且つ、構成されたリソース及びトラフィック間の整合性を保証することができる。
【0140】
実施例四、
この実施例は、第2の通信ユニット1001を含む端末デバイスを提供し、図10に示すように、
第2の通信ユニット1001は、ネットワークデバイスが第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するように支援するためのリソース報告情報をネットワークデバイスに送信し、
前記リソース報告情報は、リソース持続時間、トラフィック持続時間のうちの少なくとも1つを含む。
【0141】
ここで、前記第1のタイプのトラフィックは、高信頼性、低遅延トラフィックであってもよい。すなわち、このようなトラフィックに対しては、端末デバイスのリソースの構成がネットワーク側により行われる。
【0142】
RRC(Radio Resource Control、無線リソース制御)、MAC(Media Access Control、メディアアクセス制御層) CE(Control Element、制御要素)、DCI(Downlink Control Information、下り制御情報)のうちの少なくとも1つの情報により、リソース報告情報を送信する。
【0143】
この実施例において、前記リソース報告情報は、さらに、トラフィック周期、時間オフセット、第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、第1のタイプのトラフィック識別子、情報の大きさ、第1のタイプのトラフィックの開始到着時間、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるか否か、同一のリソース持続時間内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースが構成されるかどうか、少なくとも2つのトラフィック伝送リソースの構成、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係、HARQ処理数、RVバージョン番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0144】
具体的には、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報は、1つの識別子で指示することができ、例えば、1は重複であることを、0は重複ないことを指示することができる。又は、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報は、特定の識別子が現れるか否かで指示することができる。重複伝送を採用しない場合、リソース伝送は図3に示すようになり、データパケットが重複しない場合、各トラフィック周期に元データパケット1、2、3、4を送信することができる。
【0145】
前記重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、
各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送すること、全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送することのうちの少なくとも1つを含む。
【0146】
ここで、元データパケットの伝送の後に重複のデータパケットを伝送するとは、元データパケットの一つが伝送される毎に、すぐに重複データパケットを伝送し、全ての重複データパケットの伝送が完了した後に、他の元パケットを伝送することを意味する。元データパケットは、MAC ( Media Access Control ) PDU ( Protocol Data Unit )であってもよい。又は、元パケットは、同一のトラフィックtraffic patternに対応するデータパケットであってもよい。又は、元データパケットは、異なるトラフィックtraffic patternに対応するデータパケットであってもよい。例えば、図4を参照すると、元パケットが2つあり、元パケット1と元パケット2は、各元データパケットを伝送してから重複データパケットを伝送する方式を採用し、重複回数が2回であると仮定すると、すなわち、データパケット1が伝送された後に、元パケット1の重複データパケットが2つ伝送され、元データパケット2も同様の方式を採用する。
【0147】
全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送し、すなわち、全ての元データパケットの伝送が完了した後に、同一のトラフィック周期内で、各元データパケットに対応する重複パケットを順次伝送することができる。例えば、図5を参照すると、1つのトラフィック周期内では、元データパケットが伝送され、元パケット1、2が順次伝送され、その後、データパケット1の2つの重複パケットが順次伝送され、元データパケット2の2つの重複パケットが順次伝送される。
【0148】
前記少なくとも2つのトラフィック伝送リソースにおいて、異なるトラフィック伝送リソースは、時間オフセット、重複伝送が使用されるかどうか、重複回数、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係のうちの少なくとも1つが異なる。
【0149】
すなわち、リソース構成情報が同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成することができる場合、例えば、トラフィック伝送リソース1とトラフィック伝送リソース2との2つのトラフィック伝送リソースが異なる時間オフセットを利用して重複伝送を行わず、又は、この2つのトラフィック伝送リソースが異なる時間オフセットを利用し、同じ重複回数を利用し、又は、この2つのトラフィック伝送リソースが異なる重複回数を利用し、同じ時間オフセットを利用し、又は、トラフィック伝送リソース1が重複伝送を利用し、トラフィック伝送リソース2が重複伝送を利用しない。勿論、他の方式を利用してもよく、この実施例で説明を省略する。
【0150】
さらに、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係に基づいて、伝送リソースの伝送位置及び伝送方式を決定し、例えば、図6に示すように、同一のトラフィック周期内に3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成し、図に示すように、1番目のトラフィック伝送リソースが第1の時間オフセットであり、2番目のトラフィック伝送リソースの第2の時間オフセットが第1の時間オフセットよりも遅く、3番目のトラフィック伝送リソースの第3の時間オフセットが第2の時間オフセットよりも遅い。例えば、3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成することで、リソース持続時間の各時点に利用可能な時間周波数リソースがあると保証し、又は、例えば、3つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースの時間オフセットが異なるように構成することで、トラフィック持続時間の各時点に利用可能な時間周波数リソースがあると保証する。
【0151】
また、各トラフィック伝送リソースに対応する伝送リソースの構成を設定することができ、その構成の内容は、リソース持続時間、トラフィック持続時間、第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、第1のタイプのトラフィック識別子、情報の大きさ、第1のタイプのトラフィックの開始到着時間、重複伝送方式が適用されるか否かを示す指示情報、重複数、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係、HARQ処理数、RVバージョン番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0152】
図6を参照すると、重複伝送が構成され、且つ各トラフィックリソースに対応する重複伝送回数が何れも2回である場合、1番目のトラフィック伝送リソースにおいて、元データパケット1を伝送し、その後、元データパケット1の2つの重複データパケットを直接伝送し、次に、元データパケット2及び元データパケット2の2つの重複データパケットを伝送し、同様に類推し、その説明を省略する。
【0153】
勿論、他の結合方式もあり、例えば、図7を参照すると、図に2つのトラフィック伝送リソースが構成され、それぞれトラフィック伝送リソース1、2であり、この2つのトラフィック伝送リソースに対して、トラフィック伝送リソース1に重複伝送を構成し、トラフィック伝送リソース2に重複伝送を行わないことを構成し、トラフィック伝送リソース1の重複伝送の回数が3回であり、重複伝送と元データパケット伝送との位置関係は、全ての元データパケットの伝送を完了してから重複データパケットを伝送することである。
【0154】
また、第2の通信ユニット1001は、同一のトラフィック周期内に少なくとも2つのトラフィック伝送リソースを構成する場合、各トラフィック伝送リソースにおいて同一のトラフィックを伝送するデータパケット、又は、少なくとも2つのトラフィックを伝送するデータパケットを決定し、ここで、異なるトラフィック伝送リソースで伝送されるトラフィックが同じ又は異なる。すなわち、1つのトラフィック伝送リソースが構成されるか、複数のトラフィック伝送リソースが構成されるかに関わらず、各トラフィック伝送リソース上では、同一のtrafficからのデータパケットが伝送されてもよく、複数のtrafficからのデータパケットが伝送されてもよく、異なるトラフィック伝送リソース上で伝送可能なtrafficは、同一又は異なっていてもよい。
【0155】
また、構成された第1のタイプのトラフィック伝送のリソースは、1ユーザ専用であってもよく、複数ユーザ共通であってもよい。
【0156】
なお、上記図3~7は例示に過ぎず、実際の処理において、異なるトラフィック伝送リソース、又は同一のトラフィック伝送リソースにおける個々の情報は、リソース構成情報によって異なるように設定されてもよく、この実施例では説明を省略する。
【0157】
なお、前記リソース構成情報に、第1のタイプのトラフィックが所属するグループ情報が含まれている場合、リソース構成を行う際に、第1のタイプのトラフィックが属するグループに対応する優先度、又は遅延レベル、又は信頼度レベルに基づいて、リソース構成を決定してもよく、例えば、優先度の高いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソースを構成し、他の優先度の低いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先度の高いトラフィックよりもリソースを遅く構成することができ、又は、優先度の高い第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソース持続時間の長いリソースを構成することができ、又は、同じトラフィック伝送リソースで優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に優先度の低いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソースに優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソースに優先度の低いトラフィックをトラフィック優先度順に伝送することができる。もちろん、他の構成も存在してもよく、ここで説明を省略する。遅延レベルに関して、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、又は、構成されたトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、前記遅延耐性が低いことは、高い信頼性及び低遅延トラフィックに対するものとして理解することができる。なお、信頼度レベルに基づいてリソース構成を行う方式については、前述の優先度と同様であるため、説明を省略する。
【0158】
リソース構成情報にHARQ処理数が含まれている場合、一つのトラフィック周期又は一つの持続時間内に構成可能なHARQの個数であってもよく、RVバージョン番号は、データパケット重複伝送されるパケットに対して異なるRVバージョン番号を採用することができ、その対応関係は、予め設定された関係とすることができる。
【0159】
上記のシナリオの上で、第2の通信ユニット1001は、ネットワークデバイスに第2の情報を送信し、ここで、前記第2の情報は、ネットワークデバイスが前記第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定して構成するように支援するために使用される。
【0160】
前記第2の情報には、前記第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報、及び/又は、前記第1のタイプのトラフィック識別子情報が含まれる。前記第2の情報には、さらに、トラフィック優先度、遅延レベル、信頼性レベルのうちの少なくとも1つが含まれる。
【0161】
すなわち、ネットワークデバイス側は、送信された第2の情報により、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを端末デバイスにどのように構成するかを決定することができ、又は、
第1のタイプのトラフィックのための伝送リソースがどのように端末デバイスのために構成されるかは、コアネットワークデバイスによって送信される第2の情報を受信することによって決定され得る。
【0162】
例えば、第1のタイプのトラフィック識別子によって、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成すると決定し、異なるトラフィックに対して異なる持続時間に対応できるようにしてもよく、例えば、あるトラフィックが3つのTTIに対応し、あるトラフィックが1つのTTIに対応してもよい。
【0163】
第1のタイプのトラフィックが属するグループ情報は、リソース構成を行う場合、第1のタイプのトラフィックが属するグループに対応する優先度、又は遅延レベル、又は信頼度レベルに基づいてリソース構成を決定することができ、例えば、優先度の高いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソースを構成し、他の優先度の低いトラフィックグループの第1のタイプのトラフィックに対して優先度の高いトラフィックよりもリソースを遅く構成することができ、又は、優先度の高い第1のタイプのトラフィックに対して優先的にリソース持続時間の長いリソースを構成することができ、又は、同じトラフィック伝送リソースで優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に優先度の低いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソースに優先度の高いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソースに優先度の低いトラフィックをトラフィック優先度順に伝送することができる。もちろん、他の構成も存在してもよく、ここで説明を省略する。遅延レベルに関して、遅延耐性が低いトラフィックに対して優先的にリソースを構成することができ、又は、構成されたトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、又は、構成された第1のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が低いトラフィックを優先的に伝送し、次に構成された他のトラフィック伝送リソース上で遅延耐性が高いトラフィックを伝送することができ、前記遅延耐性が低いことは、高い信頼性及び低遅延トラフィックに対するものとして理解することができる。なお、信頼度レベルに基づいてリソース構成を行う方式については、前述の優先度と同様であるため、説明を省略する。
【0164】
第1のタイプのトラフィック伝送リソースの構成は、第1のタイプのトラフィック優先度に応じてさらに決定されてもよく、例えば、優先度の高いトラフィックの重複数は、優先度の低いトラフィックの重複数より多くてもよく、又は優先度の高いトラフィックのためにリソースを優先に構成し、又は、遅延レベルが高い、優先的に遅延レベルが高いトラフィックにリソースを構成し、又は、トラフィックの伝送遅延境界に近いトラフィック到着時間のトラフィックを優先的に伝送し、こちらは網羅的ではない。
【0165】
上記の実施例において、前記リソース持続時間が前記第1のタイプのトラフィック伝送で構成される連続の時間長であり、前記トラフィック持続時間が前記第1のタイプのトラフィックが連続に到達する時間長であり、ここで、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間以上であり、又は、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間よりも小さい。
【0166】
前記時間長の粒度は、シンボル、ミリ秒、TTI、タイムスロット、サブフレーム、無線フレームのうちの少なくとも1つである。
【0167】
例えば、時間長の粒度がタイムスロットであれば、リソース持続時間は4タイムスロット、トラフィック持続時間は3タイムスロットと定義することができる。
【0168】
前記トラフィック周期が前記リソース持続時間以上である。前記トラフィック伝送リソース時間位置は、リソース持続時間内に含まれ、トラフィック伝送リソース時間のうちの1つは、前記リソース持続時間に一致し、又はすべてのトラフィック伝送リソース時間は、前記リソース持続時間に一致する。
【0169】
リソース持続時間がトラフィック持続時間以上であると設定されてもよい。
【0170】
第2の通信ユニット1001は、前記リソース持続時間が前記トラフィック持続時間よりも小さい場合、前記リソース持続時間を超えるトラフィックを伝送しない。
【0171】
すなわち、端末デバイスは、リソース持続時間がトラフィック持続時間よりも小さい場合、送信すべきトラフィック持続時間がリソース持続時間を超過した場合、トラフィック伝送の時間がリソース持続時間に達した場合、残りのトラフィックが伝送されないと決定することができる。
【0172】
前記リソース構成情報は、さらに、上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報、及び/又は下り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報を含み、上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報が、下り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報と同じ又は異なる。すなわち、端末デバイスは、送信されたリソース構成情報が上り第1のタイプのトラフィックの伝送のためのリソース構成情報であるとき、リソース構成情報に基づいて第1のタイプのトラフィックの上り伝送を行うことができ、および/又は、送信されたリソース構成情報が下り第2のタイプのトラフィック伝送のためのリソース構成情報であるとき、リソース構成情報に基づいて第1のタイプのトラフィックの下り伝送を行うことにより、受信された時間-周波数リソースの位置を決定することができ、ネットワーク側から送信された第1のタイプのトラフィックの下り情報を受信することができる。
【0173】
前記第2の通信ユニット1001は、第1の条件を満たしている場合、ネットワークデバイスにリソース報告情報を送信し、
前記第1の条件は、以下のものを含み、
前記端末デバイスの第1のタイプのトラフィックに対応するベアラが確立し、
前記端末デバイスは、ネットワークデバイスのトリガー指示を受信し、例えば、ネットワーク側から送信されたトリガー指示情報を受信し、トリガー指示情報を受信したと決定すると、ネットワーク側へのリソース報告情報の送信を開始し、
前記端末デバイスがネットワークデバイスが前記リソース報告情報の受信の能力を有する指示を受信すること、例えば、ネットワーク側は、端末デバイスがネットワークにアクセスした後、指示情報を端末デバイスに送信することができ、指示情報は対応する指示フィールドにより端末デバイスに通知することができ、ネットワーク側がリソース報告情報を受信する能力を有するか否か、例えば、該指示情報が1である場合、ネットワーク側が該能力を備え、該指示情報が0である場合、又は、該指示情報が現れない場合、ネットワーク側が該能力を備えていないことを示してもよく、実際の処理において逆順であることは勿論、実際の状況に応じて設ければよく、重複説明は省略する。
【0174】
前記端末デバイスは、ベアラが変更され、すなわち、端末デバイスにベアラ変更が発生した場合、リソース報告情報の送信を開始し、
前記端末デバイスの第1のタイプのトラフィックでのトラフィック特徴が変更されること、前記トラフィック特徴は、QoS等のパラメータによって決定され、これらのパラメータが変更されると、端末デバイスがネットワークデバイスにリソース報告情報を送信するようにトリガーすることができ、
前記端末デバイスが報告周期を満たし、ここで、報告周期は、実際の状況に応じて設定すればよく、例えば、24時間ことに1回の報告でもよく、秒、ミリ秒、分程度の周期としてもよく、実際の状況に応じて処理すればよい。
【0175】
最後に、この実施例において、前記第1のタイプのトラフィックシナリオは、限定はしないが、周期的決定性トラヒック、非周期的決定性トラヒック、ハイブリッドトラヒック、非決定性トラヒック、VoIPトラヒック、自動列車を制御するシナリオ、動作制御、control-to-controlの応用シナリオ、モバイル制御プレーン(Mobile control panels)、移動ロボット、Audio streaming for live performance、ロボットアーム操作の少なくとも1つを含む。
【0176】
以上のように、上記の技術案により、第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを構成するために、リソース構成の関連情報によってリソース持続時間、および/又はトラフィック持続時間を送信することができることが分かる。このように、動的な情報通信によって関連情報を相手側に送信して第1のタイプのトラフィックの伝送リソースを決定することを保証し、且つ、構成されたリソース及びトラフィック間の整合性を保証することができる。
【0177】
図11は、本願の実施例に係る通信デバイス1100の概略構成図である。通信デバイスは、この実施例において前記の端末デバイス又はネットワークデバイスであってもよい。図11に示す通信デバイス1100は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現するプロセッサ1110を有する。
【0178】
任意選択で、図11に示されるように、通信デバイス1100は、メモリ1120をさらに含み得る。ここで、プロセッサ1110は、メモリ1120からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実施する。
【0179】
ここで、メモリ1120は、プロセッサ1110とは独立した1つの別個の部品であってもよく、プロセッサ1110に集積されてもよい。
【0180】
任意選択で、図11に示すように、通信デバイス1100は、プロセッサ1110が他のデバイスと通信するように制御することができ、具体的には、他のデバイスに情報又はデータを送信するか、又は他のデバイスによって送信された情報又はデータを受信することができ、送受信機1130を更に含むことができる。
【0181】
ここで、送受信機1130は、送信機及び受信機を含み得る。送受信機1130は、1つ以上の数のアンテナをさらに含むことができる。
【0182】
任意選択で、通信デバイス1100は、特に、本願の実施例のネットワークデバイスであってもよく、通信デバイス1100は、本願の実施例の様々な方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔のためにここでは詳しい説明を省略する。
【0183】
任意選択で、通信デバイス1100は、特に、本願の実施例の端末デバイスであってもよく、通信デバイス1100は、本願の実施例の様々な方法において移動端末/端末デバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔のためにここでは詳しい説明を省略する。
【0184】
図12は、本願の実施例におけるチップの概略構成図である。図12に示されるチップ1200は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実行することができるプロセッサ1210を含む。
【0185】
任意選択で、図12に示されるように、チップ1200は、メモリ1220をさらに含むことができる。プロセッサ1210は、メモリ1220からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現することができる。
【0186】
ここで、メモリ1220は、プロセッサ1210とは独立した別個の部品であってもよく、プロセッサ1210に集積されていてもよい。
【0187】
任意選択で、チップ1200は、入力インターフェース1230をさらに含むことができる。プロセッサ1210は、入力インターフェース1230を制御して他のデバイス又はチップと通信してもよく、具体的には、他のデバイス又はチップによって送信された情報又はデータを取得してもよい。
【0188】
任意選択で、チップ1200は、出力インターフェース1240をさらに含み得る。プロセッサ1210は、出力インターフェース1240を制御して、他のデバイス又はチップと通信してもよく、具体的には、他のデバイス又はチップに情報又はデータを出力してもよい。
【0189】
任意選択で、チップは、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、チップは、本願の実施例の様々な方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔さのためにここでは説明を省略する。
【0190】
任意選択で、チップは、本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、チップは、本願の実施例の様々な方法において端末デバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔さのためにここでは説明を省略する。
【0191】
なお、本願の実施例で言及されるチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップなどと呼ばれることもある。
【0192】
図13は、本願の実施例で提供される通信システム1300の概略ブロック図である。図13に示すように、通信システム1300は、端末デバイス1310と、ネットワークデバイス1320とを有する。
【0193】
ここで、該端末デバイス1310は、上記方法において端末デバイスにより実現される相応の機能を実現することに用いられ、及び該ネットワークデバイス1320は、上記方法においてネットワークデバイスにより実現される相応の機能を実現することに用いられ、簡潔にするために、ここではその説明を省略する。
【0194】
本願の実施例のプロセッサは、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得ることが理解される。実施において、上述した方法の実施例のステップは、プロセッサ内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって実行されてもよい。上記のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、既存のプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本願の実施例に開示された方法、ステップ、及び論理ブロック図は、実施され得るか、又は実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願の実施例に関連して開示される方法のステップは、ハードウェアデコーディングプロセッサ実行として直接的に、又は、デコーディングプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで実行されるとして具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、又は電気的に消去可能なプログラム可能メモリ、レジスタなどの当技術分野で熟練した記憶媒体内に配置され得る。この記憶媒体は、メモリに位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、ハードウェアとともに上述した方法のステップを実行する。
【0195】
本願の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解される。ここで、不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってよい。限定ではなく例として、RAMは、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレートシンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDR SDRAM)、エンハンスメント型シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、シンクロナス接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DR RAM)など、多くの形態で利用可能である。本明細書に記載のシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されているが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0196】
上述のメモリは、限定ではなく例示的であるが、例えば、本願の実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ( dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM、SDRAM)、デュアルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM、DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(synch link DRAM、SLDRAM)、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ( Direct Rambus RAM、DR RAM)等であってもよいことが理解されるべきである。すなわち、本願の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されない。
【0197】
本願の実施例は、コンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0198】
任意選択で、コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔さのためにここでは説明を省略する。
【0199】
任意選択で、コンピュータ可読記憶媒体は、本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法において移動端末/端末デバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔さのためにここでは説明を省略する。
【0200】
本願の実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品も提供する。
【0201】
任意選択で、コンピュータプログラム製品は、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔さのためにここでは説明を省略する。
【0202】
任意選択で、コンピュータプログラム製品は、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、本願の実施例の各方法において移動端末/端末デバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔さのためにここでは説明を省略する。
【0203】
本願の実施例は、コンピュータプログラムも提供する。
【0204】
任意選択で、このコンピュータプログラムは、本願の実施例におけるネットワークデバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法においてネットワークデバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔さのためにここでは説明を省略する。
【0205】
任意選択で、このコンピュータプログラムは、本願の実施例における移動端末/端末デバイスに適用されてもよく、コンピュータプログラムは、コンピュータに、本願の実施例の各方法において移動端末/端末デバイスによって実施される対応するフローを実行させ、簡潔さのためにここでは説明を省略する。
【0206】
当業者は、本明細書に開示される実施例に関連して説明される様々な例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せで実装され得ることを認識するであろう。これらの機能は、技術案の特定の適用例及び設計制約に応じて、ハードウェア又はソフトウェアのいずれで実行されるかに依存する。当業者は、説明された機能を実施するために、特定のアプリケーションごとに異なる方法を使用し得るが、そのような実施は、本願の範囲から逸脱するものと考えられるべきではない。
【0207】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔にするために、上記に説明されたシステム、装置及びユニットの特定の動作プロセスが、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照してよく、ここでその説明が省略されることを理解するであろう。
【0208】
本明細書で提供されるいくつかの実施例では、開示されるシステム、装置、及び方法は、他の方法で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、上記の装置の実施例は、単に例示的なものであり、例えば、ユニットの分割は、1つの論理的機能の分割にすぎず、実際の実装では、別の分割方法があり得、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが、組み合わされてもよく、別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴が省略されてもよく、又は実行されなくてもよい。別の点では、表示又は議論される相互間の結合又は直接的な結合又は通信接続は、何らかのインターフェース、デバイス又はユニットを介した間接的な結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的、又は他の形態であってもよい。
【0209】
上記分離手段として説明したユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして表示する手段は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1箇所にあってもよく、又は複数のネットワークユニットに分散していてもよい。また、この実施例の目的は、必要に応じて各部の一部又は全部を選択して実施することができる。
【0210】
また、本願の各実施例における各機能部は、1つの処理部に集積されてもよく、各部は、物理的に別個に存在してもよく、2つ以上の部が1つの部に集積されてもよい。
【0211】
また、ソフトウェア的な機能単位で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合には、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策の本質又は従来技術に寄与する部分、又は本願の技術的解決策の部分は、1つのコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであり得る)に本願の様々な実施例に記載された方法のステップの全て又は一部を実行させるための複数の命令を含む1つの記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形態で具現化され得る。なお、前記記憶媒体としては、U字ディスク、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、光ディスク等のプログラムコードを記憶できる種々の媒体を用いることができる。
【0212】
以上、本願の具体的な実施例を説明したが、本願の技術的範囲はこれに限定されるものではなく、本願が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本願の技術的範囲内で容易に変更や置換をなし得ることは勿論である。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲によって定義されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13