(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-23
(45)【発行日】2023-05-31
(54)【発明の名称】ステータアセンブリ、モータ、圧縮機及び冷却装置
(51)【国際特許分類】
H02K 3/28 20060101AFI20230524BHJP
H02K 3/18 20060101ALI20230524BHJP
H02K 3/46 20060101ALI20230524BHJP
【FI】
H02K3/28 J
H02K3/18 P
H02K3/46 B
(21)【出願番号】P 2021570205
(86)(22)【出願日】2019-09-26
(86)【国際出願番号】 CN2019108182
(87)【国際公開番号】W WO2021035862
(87)【国際公開日】2021-03-04
【審査請求日】2021-11-25
(31)【優先権主張番号】201910792849.X
(32)【優先日】2019-08-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519461059
【氏名又は名称】安徽美芝精密制造有限公司
【氏名又は名称原語表記】ANHUI MEIZHI PRECISION MANUFACTURING CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 3, Taishan Road, Economic and Technological Development Zone, Wuhu, Anhui 241000, CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】毛臨書
(72)【発明者】
【氏名】邱小華
(72)【発明者】
【氏名】謝汝明
(72)【発明者】
【氏名】王玉龍
【審査官】服部 俊樹
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0166932(US,A1)
【文献】国際公開第2011/099567(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0352170(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 3/28
H02K 3/18
H02K 3/46
H02K 21/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステータコアと、
前記ステータコアの内側壁に設けられ、前記ステータコアの周方向に沿って分布された複数の歯部であって、隣接する前記歯部の間にスロット部が画定される複数の歯部と、
前記歯部に巻設された巻線と、を含み、
前記複数の歯部は第1歯を含み、前記巻線は前記第1歯から巻設され、前記巻線は、他の前記歯部に巻設される際に、前記第1歯の両側の前記スロット部を通って引き回され
、
前記巻線は、第1巻線、第2巻線、及び第3巻線を含み、複数の前記歯部が複数の歯部群を構成し、前記第1巻線、前記第2巻線、及び前記第3巻線は、それぞれ対応する前記歯部群に巻設され、前記歯部群は、いずれも前記第1歯を含み、複数の前記歯部群における前記第1歯は、隣接して設けられ、
前記第1巻線の始端が位置する前記スロット部の中で引き回された前記巻線は切断された後、前記第1巻線の始端、前記第2巻線の終端とともに第1タップとして引き出され、前記第2巻線の始端が位置する前記スロット部の中で引き回された前記巻線は切断された後、前記第2巻線の始端、前記第3巻線の終端とともに第2タップとして引き出され、前記第3巻線の始端が位置する前記スロット部の中で引き回された前記巻線は切断された後、前記第3巻線の始端、前記第1巻線の終端とともに第3タップとして引き出され、
前記ステータコアの周方向において、前記スロット部は、前記歯部の両側に位置する第1スロット及び第2スロットを含み、前記歯部群は、第2歯及び第3歯をさらに含み、複数の前記歯部群における前記第2歯は、隣接して設けられ、複数の前記歯部群における前記第3歯は、隣接して設けられ、
前記第1巻線、前記第2巻線及び前記第3巻線は、いずれも対応する前記第1歯の前記第1スロットから巻設され、前記第1歯にコイルが形成された後、前記第1歯の前記第1スロットから引き回されて前記第2歯に巻設されてコイルを形成した後、前記第2歯の端部から引き回され、順番に前記第1歯の前記第2スロット、前記第1歯の前記第1スロットを通って引き回された後、前記第3歯に巻設されてコイルを形成し、前記巻線の巻設は前記第3歯の前記第2スロットから始まり、前記第3歯の前記第2スロットから引き出される、ステータアセンブリ。
【請求項2】
前記第1巻線の複数のコイルの巻数、前記第2巻線の複数のコイルの巻数、前記第3巻線の複数のコイルの巻数は、いずれも同じである、請求項
1に記載のステータアセンブリ。
【請求項3】
前記第1巻線の複数のコイル、前記第2巻線の複数のコイル及び前記第3巻線の複数のコイルは、いずれも前記ステータコアの周方向において均一に分布され、前記第1巻線の複数のコイル、前記第2巻線の複数のコイル及び前記第3巻線の複数のコイルの順に間隔をおいて設けられる、請求項
1に記載のステータアセンブリ。
【請求項4】
前記第1タップ、前記第2タップ、前記第3タップは、前記ステータコアの同一端に位置する、請求項
1~
3のいずれか一項に記載のステータアセンブリ。
【請求項5】
前記ステータコアの端部に設けられた絶縁性ボビンをさらに含み、前記巻線は、前記ステータコアの端部で引き回されるように、前記絶縁性ボビンに巻設される、請求項1~
4のいずれか一項に記載のステータアセンブリ。
【請求項6】
前記第1巻線、前記第2巻線及び前記第3巻線は、並列に設けられる、請求項
1~
4のいずれか一項に記載のステータアセンブリ。
【請求項7】
請求項1~
6のいずれか一項に記載のステータアセンブリを含む、モータ。
【請求項8】
前記ステータアセンブリに回転可能に接続されたロータアセンブリをさらに含み、前記ロータアセンブリは、ロータコア及び永久磁石を含み、前記ロータコアには永久磁石スロットが設けられ、前記永久磁石は前記永久磁石スロット内に設けられる、請求項
7に記載のモータ。
【請求項9】
請求項1~
6のいずれか一項に記載のステータアセンブリ、又は
請求項
7又は
8に記載のモータを含む、圧縮機。
【請求項10】
請求項1~
6のいずれか一項に記載のステータアセンブリ、又は
請求項
7又は
8に記載のモータ、又は
請求項
9に記載の圧縮機を含む、冷却装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2019年8月26日に中国特許庁に提出された、出願番号が201910792849.Xであり、発明の名称が「ステータアセンブリ、モータ、圧縮機及び冷却装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その内容の全てを援用することにより本願に取り入れる。
【0002】
本願は、圧縮機技術の分野に関し、具体的には、ステータアセンブリ、モータ、圧縮機及び冷却装置に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、大排気量の圧縮機について、モータの線径が太く、製造が困難な場合が多いため、一般的に並列接続で線径を小さくすることが行われている。しかし、より高い出力のモータについては、線径がさらに大きくなり、並列接続によっても製造要求を満たすことができない。この場合、デルタ結線を採用することが考えられるが、デルタ結線に並列接続採用される場合には、線端が非常に多くかつ比較的分散しており、配線や後処理に不利であり、製品の製造にも不利であり、製造効率に深刻な影響を与える。一方、直列接続に変更すると線径が太すぎて、占積率をあまり高くすることができず、モータ効率に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、従来技術又は関連技術に存在する技術的問題の少なくとも1つを解決することを目的とする。
【0005】
そこで、本願の第1態様は、ステータアセンブリを提供する。
【0006】
本願の第2態様は、モータを提供する。
【0007】
本願の第3態様は、圧縮機を提供する。
【0008】
本願の第4態様は、冷却装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これに鑑み、本願の第1態様にて提供されるステータアセンブリは、ステータコアと、ステータコアの内側壁に設けられ、ステータコアの周方向に沿って分布された複数の歯部であって、隣接する歯部の間にスロット部が画定される複数の歯部と、歯部に巻設された巻線と、を含み、複数の歯部は第1歯を含み、巻線は第1歯から巻設され、巻線は、他の歯部に巻設される際に、第1歯の両側のスロット部を通って引き回される。
【0010】
本願は、ステータアセンブリを提供する。該ステータアセンブリは、ステータコアと、ステータコアの内側壁に設けられる複数の歯部と、を含み、巻線が歯部に巻設されてコイルを形成し、コイルに通電すると磁界が発生する。巻線を巻設する際に、巻線の巻取りは第1歯から始まり、1つの巻線は複数の歯部に巻設され、巻線の第1歯への巻設が完了した後、他の歯部に巻設される際に、いつも第1歯の両側のスロット部を通って線を引き回す必要がある。巻線を他の歯部に巻き取る際に、いつも第1歯の両側のスロット部を通って線を引き回してから巻き取ることで、同一の巻線の引き回された線が1つの領域、すなわち第1歯の両側のスロット部内に集中し、さらに第1歯の両側のスロット部の中からタップとして引き出されることにより、タップが1つの領域に集中し、結線が容易になり、かつ、線を引き出してから他の部材に接続させることが容易になる。一方、複数の歯部におけるコイルは、いずれも1本の巻線で巻き取られたため、コイルが緩すぎないようにすることができる。また、第1歯の両側のスロット部での線の引回しにより、ステータコアの端部での線の引回しが少なくなり、さらに端部での線の引回し高さが低くなる。
【0011】
本願にて提供される上記のステータアセンブリは、さらに、以下の付加的な技術的特徴を有してもよい。
【0012】
上記技術的手段において、巻線は、第1巻線、第2巻線、及び第3巻線を含み、複数の歯部が複数の歯部群を構成し、第1巻線、第2巻線、及び第3巻線は、それぞれ対応する歯部群に巻設され、歯部群は、いずれも第1歯を含み、複数の歯部群における第1歯は隣接して設けられ、第1巻線の始端が位置するスロット部の中で引き回された巻線は切断された後、第1巻線の始端、第2巻線の終端とともに第1タップとして引き出され、第2巻線の始端が位置するスロット部の中で引き回された巻線は切断された後、第2巻線の始端、第3巻線の終端とともに第2タップとして引き出され、第3巻線の始端が位置するスロット部の中で引き回された巻線は切断された後に、第3巻線の始端、第1巻線の終端とともに第3タップとして引き出される。
【0013】
上記技術的手段において、巻線は、第1巻線、第2巻線及び第3巻線を含み、第1巻線、第2巻線及び第3巻線が三相巻線を構成する。複数の歯部が複数の歯部群を構成し、第1巻線、第2巻線及び第3巻線がそれぞれ1つの歯部群に対応することにより、第1巻線、第2巻線及び第3巻線は、それぞれ対応する歯部群に巻設され、各歯部群はいずれも第1歯を含み、それにより第1巻線、第2巻線及び第3巻線の引き回された線が3つの対応する歯部群における第1歯に集中し、各歯部群の第1歯が隣接して設けられ、それにより第1巻線、第2巻線及び第3巻線のスロット部の引き回された線が1つの領域、すなわち、各歯部群の第1歯の両側のスロット部の中に集中し、それにより同一相の一部の巻線のタップを同一領域に集中させることができる。具体的には、巻線に対応する歯部群の全ての歯部におけるコイルの巻設がいずれも完了した後、引き回される線の形態で第1巻線に対応する歯部群の第1歯の両側のスロット部を通過した線が切断されて、第1巻線の始端、第2巻線の終端とともに第1タップとして引き出される。同様に、引き回される線の形態で第2巻線に対応する歯部群の第1歯の両側のスロット部を通過した線が切断されて、第2巻線の始端、第3巻線の終端とともに第2タップとして引き出され、引き回される線の形態で第3巻線に対応する歯部群の第1歯の両側のスロット部を通過した線が切断されて、第3巻線の始端、第1巻線の終端とともに第3タップとして引き出される。3組のタップを外部電源に接続して、コイルに通電しつつ、モータに結線されたタップを巻線力で固定することができ、引き出されたリード線の過度な緩みを防止することができる。
【0014】
上記いずれかの技術的手段において、ステータコアの周方向において、スロット部は、歯部の両側に位置する第1スロット及び第2スロットを含み、歯部群は、第2歯及び第3歯をさらに含み、複数の歯部群における第2歯は、隣接して設けられ、複数の歯部群における第3歯は、隣接して設けられ、第1巻線、第2巻線及び第3巻線は、いずれも対応する第1歯の第1スロットから巻設され、第1歯にコイルが形成された後、第1歯の第1スロットから線が引き回されて第2歯に巻設されてコイルを形成した後、第2歯の端部から線が引き回され、順番に第1歯の第2スロット、第1歯の第1スロットを通って引き回された後、第3歯に巻設されてコイルを形成し、巻線の巻設は第3歯の第2スロットから始まり、第3歯の第2スロットから引き出される。
【0015】
当該技術的手段において、歯部群は、第1歯、第2歯及び第3歯を含み、各歯部群に対応する巻線は、順番に第1歯、第2歯及び第3歯に巻設され、具体的には、第1巻線、第2巻線及び第3巻線の巻設は、対応する歯部群における第1歯から始まり、第1歯に所定の巻数まで巻設された後、第1歯の第1スロットから線が引き回されて、第2歯に巻設され、第2歯に所定の巻数まで巻設された後、第2歯の端部から第1歯に線が引き回されて、順番に第1歯の第2スロット、第1歯の第1スロットを通過して第3歯に引き回され、第3歯に所定の巻数まで巻設される。第1巻線、第2巻線、第3巻線は、いずれも同様に巻設される。
【0016】
上記いずれかの技術的手段において、第1巻線の複数のコイルの巻数、第2巻線の複数のコイルの巻数、第3巻線の複数のコイルの巻数は、いずれも同じである。
【0017】
当該技術的手段において、第1巻線は、複数の歯部に巻設され、複数の歯部におけるコイルの巻数は同じであり、第1巻線、第2巻線及び第3巻線のインダクタンスが同じになるように、第1巻線、第2巻線及び第3巻線のそれぞれが歯部に巻設されるコイルの巻数を同じにする。
【0018】
上記いずれかの技術的手段において、第1巻線の複数のコイル、第2巻線の複数のコイル及び第3巻線の複数のコイルは、いずれもステータコアの周方向において均一に分布され、第1巻線の複数のコイル、第2巻線の複数のコイル及び第3巻線の複数のコイルの順に間隔をおいて設けられる。
【0019】
当該技術的手段において、巻線が複数の歯部に巻設されて複数のコイルを形成する。具体的には、ステータコアの周方向に沿って、第1巻線の複数のコイル、第2巻線の複数のコイル及び第3巻線の複数のコイルが均一に分布され、互いに間隔をおいて設けられる。それにより、第1巻線、第2巻線及び第3巻線により生成される磁界がより均衡になる。
【0020】
上記いずれかの技術的手段において、第1タップ、第2タップ、第3タップは、ステータコアの同一端に位置する。
【0021】
当該技術的手段において、第1タップ、第2タップ及び第3タップは、いずれもステータコアの同じ端に位置する。さらに、第1タップ、第2タップ及び第3タップを1つの領域に集中させることができるため、結線及び後続処理が容易になる。
【0022】
上記いずれかの技術的手段において、ステータアセンブリは、ステータコアの端部に設けられた絶縁性ボビンをさらに含み、巻線は、ステータコアの端部で引き回されるように、絶縁性ボビンに巻設される。
【0023】
当該技術的手段において、ステータアセンブリは、ステータコアの端部に設けられた絶縁性ボビンをさらに含み、巻線の1つの歯部への巻設が完了した後、巻線が別の歯部に導かれる際に、ステータコアの端部を通って線を引き回す必要があり、多相巻線間の接触を避けるために、絶縁性ボビンを介して線を引き回すことが可能で、すなわち端部で線が引き回される際に、線が絶縁性ボビンに固定されることにより、各相の巻線を離間することができるとともに、端部での引き回された線をよりきれいに整頓することができる。
【0024】
上記いずれかの技術的手段において、第1巻線、第2巻線及び第3巻線は、並列に設けられる。
【0025】
当該技術的手段において、第1巻線、第2巻線及び第3巻線は、並列に設けられる。
【0026】
本願の第2態様によれば、上記いずれかの技術的手段に記載のステータアセンブリを含むモータをさらに提供する。
【0027】
本願の第2態様にて提供されるモータは、上記いずれかの技術的手段に記載のステータアセンブリを含むため、ステータアセンブリの有益な効果を全て備える。
【0028】
上記技術的手段において、モータは、ステータアセンブリに回転可能に接続されたロータアセンブリをさらに含み、ロータアセンブリは、ロータコア及び永久磁石を含み、ロータコアには永久磁石スロットが設けられ、永久磁石は永久磁石スロット内に設けられる。
【0029】
当該技術的手段において、モータは、ステータコアの内部に設けられるロータアセンブリをさらに含み、ステータアセンブリはロータアセンブリの外部に周設され、ロータアセンブリは、複数の永久磁石スロットが設けられているロータコアを含み、複数の永久磁石スロットはロータコアの周方向に沿って分布され、永久磁石は永久磁石スロット内に設けられる。
【0030】
具体的には、ステータアセンブリはロータアセンブリに回転可能に接続される。
【0031】
本願の第3態様によれば、上記第1態様のいずれかの技術的手段に記載のステータアセンブリ、又は、上記第2態様のいずれかの技術的手段に記載のモータを含む圧縮機をさらに提供する。
【0032】
本願の第3態様にて提供される圧縮機は、上記第1態様のいずれかの技術的手段に記載のステータアセンブリ、又は、上記第2態様のいずれかの技術的手段に記載のモータを含むため、ステータアセンブリ又はモータの有益な効果を全て備える。
【0033】
本願の第4態様によれば、上記第1態様のいずれかの技術的手段に記載のステータアセンブリ、又は、上記第2態様のいずれかの技術的手段に記載のモータ、又は、上記第3態様のいずれかの技術的手段に記載の圧縮機を含む冷却装置をさらに提供する。
【0034】
本願の第4態様にて提供される冷却装置は、上記第1態様のいずれかの技術的手段に記載のステータアセンブリ、又は、上記第2態様のいずれかの技術的手段に記載のモータ、又は、上記第3態様のいずれかの技術的手段に記載の圧縮機を含むため、ステータアセンブリ又はモータ又は圧縮機の有益な効果を全て備える。
【0035】
本願の付加的な態様及び利点は、下記の説明により明らかになるか、又は本願の実施により理解される。
【0036】
本願の上記及び/又は付加的な態様及び利点は、下記の図面を参照した実施例を説明することで明瞭になり、理解しやすいものになる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本願の一実施例に係る巻線の巻き取りの概略図である。
【
図2】本願の一実施例に係るステータアセンブリの構造概略図である。
【
図3】本願の一実施例に係るモータとインバータとの接続構造の概略図である。
【
図4】本願の一実施例に係るモータと関連技術に係るモータとの製造時間比較図である。
【
図5】本願の一実施例に係る圧縮機の構造の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本願の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解させるため、以下、図面及び具体的な実施形態を参照しながら、本願をさらに詳細に説明する。なお、矛盾がない限り、本願の実施例及び実施例に係る特徴を互いに組み合わせることもできる。
【0039】
以下の説明において、本願に対する十分な理解のために多くの具体的で詳細な内容が記載されているが、本願は、本明細書に説明されたものと異なる形態で実施されてもよく、そのため、本願の保護範囲は以下に開示される具体的な実施例に限定されない。
【0040】
以下、
図1~
図5を参照しながら、本願のいくつかの実施例に係るステータアセンブリ、モータ100、圧縮機及び冷却装置について説明する。
【0041】
図1及び
図2に示すように、本願の第1態様の一実施例によれば、本願は、ステータコア1、複数の歯部2及び巻線3を含むステータアセンブリを提供する。
【0042】
具体的には、複数の歯部2は、ステータコア1の内側壁に設けられるとともに、ステータコア1の周方向に沿って分布され、隣接する歯部2の間にスロット部20が画定され、巻線3は歯部2に巻設される。具体的には、巻線3の一部が歯部2の両側のスロット部20の中に位置するように、巻線3が歯部2の両側のスロット部20を通過して歯部2に巻設され、歯部2は、第1歯を含み、巻線3の巻設は第1歯から始まり、巻線3が他の歯部2に巻設される際に、いつも第1歯の両側のスロット部20を通って引き回される。
【0043】
本願にて提供されるステータアセンブリは、ステータコア1と、ステータコア1の内側壁に設けられる複数の歯部2とを含み、巻線3が歯部2に巻設されてコイルを形成し、コイルに通電すると磁界が発生する。巻線3を巻設する際に、巻線3の巻き取りは第1歯から始まり、1つの巻線3は複数の歯部2に巻設され、巻線3の第1歯への巻設が完了した後、他の歯部2に巻設される際に、いつも第1歯の両側のスロット部20を通って線を引き回す必要がある一方、巻線3を他の歯部2に巻き取る際に、いつも第1歯の両側のスロット部20を通って線を引き回してから巻き取ることにより、同一の巻線3の引き回された線が1つの領域、すなわち第1歯の両側のスロット部20内に集中し、さらに、第1歯の両側のスロット部20の中からタップを引き出すことにより、タップを1つの領域に集中させ、結線が容易になり、かつ、線を引き出してから他の部材に接続させることが容易になる。一方、複数の歯部2におけるコイルは、いずれも1本の巻線3で巻き取られたため、コイルが緩すぎないようにすることができる。また、第1歯の両側のスロット部20での線の引回しにより、ステータコア1の端部での線の引回しが少なくなり、さらに端部での線の引回し高さも低くなる。
【0044】
例を挙げると、巻線3は、第1歯に巻設されて1つのコイルを形成した後、第2歯に巻設される際に、第1歯の両側のスロット部20を通って引き回される必要がある。第2歯への巻設が完了した後、第3歯に巻設される必要があるときにも、巻線3を第2歯から第1歯の両側のスロット部20に導いて、第1歯の両側のスロット部20を通過させてから第3歯に巻設する必要がある。
【0045】
巻線3の1つの歯部2への巻設が完了した後、別の歯部2に巻設されるとき、1つの歯部2から別の歯部2に導かれる過程が、線の引回しである。第1歯の両側のスロット部20を通って線が引き回されるとは、巻線3が1つの歯部2から別の歯部2に導かれるとき、第1歯の両側のスロット部20を通過すること、すなわち第1歯の両側のスロット部20から引き回されることを言う。ステータコア1の端部を通って線が引き回されるとは、巻線3が1つの歯部2から別の歯部2に導かれるとき、ステータコア1の端部から引き回されることを言う、ことは理解できる。
【0046】
本願の一実施例によれば、上記の実施例に限定される特徴に加え、以下のようにさらに限定した。巻線3は、第1巻線30、第2巻線32、及び第3巻線34を含み、複数の歯部2が複数の歯部群を構成し、第1巻線30、第2巻線32、及び第3巻線34はそれぞれ対応する歯部群に巻設され、歯部群は、いずれも第1歯を含み、複数の歯部群における第1歯は、隣接して設けられる。
【0047】
具体的には、巻線3の巻き取りが完了した後、他の部材との接続のために、巻線3からタップを引き出す必要がある。巻線3がいつも第1歯の両側のスロット部20を通って引き回されることにより、巻線3の引き回された線が第1歯の両側のスロット部20内に集中し、さらに第1歯の両側のスロット部20内の引き回された線を切断してタップとして引き出すことができる。ここで、第1巻線30の始端が位置するスロット部20の中で引き回された巻線3は切断された後、第1巻線30の始端、第2巻線32の終端とともに第1タップ36を引き出し、第2巻線32の始端が位置するスロット部20の中で引き回された巻線3は切断された後、第2巻線32の始端、第3巻線34の終端とともに第2タップ37を引き出し、第3巻線34の始端が位置するスロット部20の中で引き回された巻線3は切断された後、第3巻線34の始端、第1巻線30の終端とともに第3タップ38を引き出す。
【0048】
当該実施例では、
図1に示すように、破線で示す位置が切断位置39である。巻線3に対応する歯部群の全ての歯部2におけるコイルの巻設が完了した後、引き回される線の形態で第1巻線30に対応する歯部群の第1歯の両側のスロット部20を通過した線が切断されて、第1巻線30の始端、第2巻線32の終端とともに第1タップ36を引き出す。同様に、引き回される線の形態で第2巻線32に対応する歯部群の第1歯の両側のスロット部20を通過した線が切断されて、第2巻線32の始端、第3巻線34の終端とともに第2タップ37を引き出し、引き回される線の形態で第3巻線34に対応する歯部群の第1歯の両側のスロット部20を通過した線が切断されて、第3巻線34の始端、第1巻線30の終端とともに第3タップ38を引き出す。3組のタップを外部電源に接続して、コイルに通電しつつ、モータ100に結線されたタップを巻線力で固定し、引き出されたリード線の過度な緩みを防止することを保証できる。
【0049】
具体的には、
図1に示すように、歯部群の数は3つであり、3つの歯部群が3つの巻線3に対応して設けられ、すなわち3つの巻線3がそれぞれ3つの歯部群に巻設される。歯部2に1、4、7と標記された3つの歯部2は1つの歯部群であり、歯部2に1と標記されたものがこの歯部群における第1歯である。歯部2に2、5、8と標記された3つの歯部2は1つの歯部群であり、歯部2に2と標記されたものがこの歯部群における第1歯である。歯部2に3、6、9と標記された3つの歯部2は1つの歯部群であり、歯部2に3と標記されたものがこの歯部群における第1歯である。第1巻線30、第2巻線32及び第3巻線34は1、2、3と標記された3つの歯部2の両端を通って引き回されることにより、引き回された線は1、2、3と標記された3つの歯部2の両側のスロット部20に集中する。引き回される線の形態で第1歯の両側のスロット部20を通過した線を3つの切断位置39で切断することにより、1と2と標記された2つの歯部2の間にA組のリード線が形成され、2と3と標記された2つの歯部2の間にB組のリード線が形成され、3と4と標記された2つの歯部2の間にC組のリード線が形成される。また、8と標記された歯部2の一方側の巻線3、すなわち第2巻線32の末端により別のA組のリード線が形成され、9と標記された歯部2の一方側の巻線3、すなわち第3巻線34の末端により別のB組のリード線が形成され、7と標記された歯部2の一方側の巻線3、すなわち第1巻線30の末端により別のC組のリード線が形成される。2つのA組のリード線から第1タップ36を引き出し、2つのB組のリード線から第2タップ37を引き出し、2つのC組のリード線から第3タップ38を引き出す。
【0050】
本願の一実施例によれば、上記の実施例に限定される構成に加え、以下のようにさらに限定した。ステータコア1の周方向において、スロット部20は、歯部2の両側に位置する第1スロット及び第2スロットを含み、歯部群は、第2歯及び第3歯をさらに含み、複数の歯部群における第2歯は、隣接して設けられ、複数の歯部群における第3歯は、隣接して設けられる。
【0051】
具体的には、第1巻線30、第2巻線32及び第3巻線34は、いずれも対応する第1歯の第1スロットから巻設され、第1歯にコイルが形成された後、第1歯の第1スロットから引き回されて第2歯に巻設されてコイルを形成した後、第2歯の端部から引き回され、順番に第1歯の第2スロット、第1歯の第1スロットを通って引き回された後、第3歯に巻設されてコイルを形成し、巻線3の巻設は第3歯の第2スロットから始まり、巻線3は第3歯の第2スロットから引き出される。
【0052】
当該実施例では、
図1に示すように、第1巻線30及び第1巻線30に対応する1、4、7と標記された3つの歯部2からなる歯部群を例に挙げると、1、4、7と標記された3つの歯部2は、順番に第1歯、第2歯及び第3歯であり、1と標記された歯部2の2と標記された歯部2に近い側を第1スロットと定義し、1と標記された歯部2の9と標記された歯部2に近い側を第2スロットと定義する。第1巻線30は、始端が第1スロット内に位置し、先に第1歯に巻設され、第1歯に所定の巻数まで巻設された後、第1歯の第2スロットから引き出されて第1歯の第1スロットを通過して第2歯に巻設される。第2歯に所定の巻数まで巻設された後、第1歯の両側のスロット部20を通って引き回され、すなわち、第1巻線30は、第2歯から第1歯の両側のスロット部20に導かれ、順番に第1歯の第2スロット、第1歯の第1スロットを通過した後、第1歯の第1スロットから第3歯に引き出され、第3歯に所定の巻数まで巻設される。第2巻線32及び第3巻線34の巻き取り方法は、第1巻線30と同様であるので、ここでその説明を省略する。
【0053】
さらに、巻線3は、第4の歯、第5の歯などをさらに含んでもよく、同様に、巻線3は、第3歯に所定の巻数まで巻設された後、端部を通って第1歯の両側のスロット部20まで引き回され、第1歯の両側のスロット部20を通って引き回されてから、第4の歯に巻設される。
【0054】
本願の一実施例によれば、上記の実施例に限定される構成に加え、以下のようにさらに限定した。第1巻線30は、複数の歯部2に巻設され、複数の歯部2におけるコイルの巻数は同じであり、第1巻線30、第2巻線32及び第3巻線34のインダクタンスが同じになるように、第1巻線30、第2巻線32及び第3巻線34のそれぞれが歯部2に巻設されるコイルの巻数は、いずれも同じである。
【0055】
本願の一実施例によれば、上記の実施例に限定される構成に加え、以下のようにさらに限定した。巻線3が複数の歯部2に巻設されて複数のコイルを形成する。具体的には、ステータコア1の周方向に沿って、第1巻線30の複数のコイル、第2巻線32の複数のコイル及び第3巻線34の複数のコイルが均一に分布され、互いに間隔をおいて設けられる。それにより、第1巻線30、第2巻線32及び第3巻線34により生成される磁界がより均衡になる。
【0056】
本願の一実施例によれば、上記の実施例に限定される構成に加え、以下のようにさらに限定した。第1タップ36、第2タップ37及び第3タップ38が、いずれもステータコア1の同一端に位置する。さらに、第1タップ36、第2タップ37及び第3タップ38を1つの領域に集中させることができるため、結線及び後続処理が容易になる。
【0057】
具体的には、
図2に示すように、モータ100は、引出し線5をさらに含み、引出し線5が第1タップ36、第2タップ37、及び第3タップ38に接続されるため、引出し線5を介して他の部材に接続される。具体的には、
図3に示すように、モータ100は、第1タップ36、第2タップ37、及び第3タップ38を介してインバータ6に接続されることができる。
【0058】
本願の一実施例によれば、上記の実施例に限定される構成に加え、以下のようにさらに限定した。ステータアセンブリは、ステータコア1の端部に設けられた絶縁性ボビン4をさらに含み、巻線3の1つの歯部2への巻設が完了した後、巻線3が別の歯部2に導かれるとき、ステータコア1の端部を通って線を引き回す必要があり、多相巻線3間の接触を避けるために、絶縁性ボビン4を介して線を引き回すことが可能で、すなわち端部で線が引き回される際に、線が絶縁性ボビン4に固定されることにより、各相の巻線3を離間することができるとともに、端部での引き回された線をよりきれいに整頓することができる。
【0059】
具体的には、絶縁性ボビン4は、絶縁性の材料で製造される。
【0060】
本願の一実施例によれば、上記の実施例に限定される構成に加え、以下のようにさらに限定した。第1巻線30、第2巻線32及び第3巻線34は、並列に設けられる。
【0061】
具体的には、第1巻線30、第2巻線32及び第3巻線34は、角形を呈するように接続される。
【0062】
本願の1つの具体的な実施例によれば、ステータアセンブリを提供し、該ステータアセンブリは、ステータコア1、及びステータコア1の周方向に設けられた複数の歯部2を含み、複数の歯部2が複数の歯部群を構成し、第1巻線30、第2巻線32及び第3巻線34はそれぞれ対応する歯部群に巻設され、各歯部群はいずれも第1歯を有し、複数の歯部群における第1歯は隣接して設けられ、巻線3を巻き取る際に、巻線3はいずれも第1歯の両側のスロット部20を通って引き回されることにより、第1巻線30、第2巻線32、及び第3巻線34が第1歯の両側に集中して引き回され、さらに第1歯の両側のスロット部20内の線を切断してからタップとして引き出すことができ、それにより第1タップ36、第2タップ37、及び第3タップ38を同一の領域に集中させて、後続の結線処理を容易にすることができる。また、本願にて提供される実施例は、手動で引き回された線を整理する必要がなく、巻線の自動化を実現でき、巻き取りの速度を向上させ、巻き取りの時間が短縮されることができる。また、本願では、同一の歯部群の歯部2におけるコイルは、いずれも同一の巻線3で巻き取られ、巻き取り過程に線を切断することがないので、タップを巻線力で締め付けることができ、引出し線5が緩むことを防止できる。
【0063】
本願の第2態様によれば、上記いずれかの実施例に記載のステータアセンブリを含むモータ100をさらに提供する。
【0064】
本願の第2態様にて提供されるモータ100は、上記いずれかの実施例に記載のステータアセンブリを含むため、ステータアセンブリの有益な効果を全て備える。
【0065】
本願の一実施例によれば、上記の実施例に限定される構成に加え、以下のようにさらに限定した。モータ100は、ステータアセンブリに回転可能に接続されたロータアセンブリ7をさらに含み、ロータアセンブリ7は、ロータコア及び永久磁石を含み、ロータコアには永久磁石スロットが設けられ、永久磁石は永久磁石スロット内に設けられる。
【0066】
当該実施例において、モータ100は、ステータコア1の内部に設けられるロータアセンブリ7をさらに含み、ステータアセンブリはロータアセンブリ7の外部に周設され、ロータアセンブリ7は、複数の永久磁石スロットが設けられているロータコアを含み、複数の永久磁石スロットはロータコアの周方向に沿って分布され、永久磁石は永久磁石スロット内に設けられる。
【0067】
具体的には、ステータアセンブリはロータアセンブリ7に回転可能に接続される。
【0068】
具体的には、
図4に示すように、本願のステータアセンブリをモータ100に適用すると、モータ100の製造速度を向上させ、モータ100の製造時間が短縮される。
【0069】
図5に示すように、本願の第3態様によれば、上記第1態様のいずれかの実施例に記載のステータアセンブリ、又は、上記第2態様のいずれかの実施例に記載のモータ100を含む圧縮機をさらに提供する。
【0070】
本願の第3態様にて提供される圧縮機は、上記第1態様のいずれかの実施例に記載のステータアセンブリ、又は、上記第2態様のいずれかの実施例に記載のモータ100を含むため、ステータアセンブリ又はモータ100の有益な効果を全て備える。
【0071】
具体的には、
図5に示すように、圧縮機は、圧縮部材8をさらに含む。圧縮部材8は、シリンダ84、主軸受82、副軸受86、ピストン88及びクランク軸80を含み、クランク軸80は、一端がロータアセンブリ7に挿設され、他端が主軸受82、シリンダ84、副軸受86を順番に貫通し、ピストン88はシリンダ84内に設けられる。
【0072】
本願の第4態様によれば、上記第1態様のいずれかの実施例に記載のステータアセンブリ、又は、上記第2態様のいずれかの実施例に記載のモータ100、又は、上記第3態様のいずれかの実施例に記載の圧縮機を含む冷却装置(図示せず)をさらに提供する。
【0073】
本願の第4態様にて提供される冷却装置は、上記第1態様のいずれかの実施例に記載のステータアセンブリ、又は、上記第2態様のいずれかの実施例に記載のモータ100、又は、上記第3態様のいずれかの実施例に記載の圧縮機を含むため、ステータアセンブリ又はモータ100又は圧縮機の有益な効果を全て備える。
【0074】
本願において、「複数」という用語は、特に明記しない限り、2つ以上を指す。「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語は、いずれも広義に理解されるべきであり、例えば、「接続」は、固定接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体的接続であってもよく、「連結」は、直接的な連結であってもよいし、中間媒体を介する間接的な連結であってもよい。当業者は、本願における上記用語の具体的な意味を具体的な状況に応じて理解することができる。
【0075】
本明細書の記述において、「1つの実施例」、「いくつかの実施例」、「具体的な実施例」などの用語の記述は、当該実施例又は例示を参照しながら記述した具体的な特徴、構造、材料、又は特徴が、本願の少なくとも1つの実施例又は例示に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の例示的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例示を指すものではない。さらに、記載された具体的な特徴、構造、材料又は特長はいずれかの1つ又は複数の実施例又は例示において適当な方式で組み合わせることができる。
【0076】
以上は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を限定するためのものではなく、当業者であれば、本願に対して様々な変更又は変形が可能である。本願の趣旨及び原則を逸脱しない範囲で行われる任意の変更、等価置換、改良などは、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0077】
100 モータ
1 ステータコア
2 歯部
20 スロット部
3 巻線
30 第1巻線
32 第2巻線
34 第3巻線
36 第1タップ
37 第2タップ
38 第3タップ
39 切断位置
4 絶縁性ボビン
5 引き出し線
6 インバータ
7 ロータアセンブリ
8 圧縮部材
80 クランク軸
82 主軸受
84 シリンダ
86 副軸受
88 ピストン