(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-24
(45)【発行日】2023-06-01
(54)【発明の名称】アンテナ用クランピング装置
(51)【国際特許分類】
H01Q 1/12 20060101AFI20230525BHJP
【FI】
H01Q1/12 E
(21)【出願番号】P 2022521214
(86)(22)【出願日】2020-10-21
(86)【国際出願番号】 KR2020014367
(87)【国際公開番号】W WO2021080299
(87)【国際公開日】2021-04-29
【審査請求日】2022-04-08
(31)【優先権主張番号】10-2019-0133520
(32)【優先日】2019-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0169527
(32)【優先日】2019-12-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】508112782
【氏名又は名称】ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001586
【氏名又は名称】弁理士法人アイミー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イン ホ キム
(72)【発明者】
【氏名】ヨン ヘ ハン
【審査官】佐藤 当秀
(56)【参考文献】
【文献】実開平05-036911(JP,U)
【文献】特開平06-224616(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-0892138(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01Q 1/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部にアンテナ機器が装着され、前記アンテナ機器の方向性を設定するためにティルティング回動またはローテーティング回動の少なくともいずれか1つの回動が可能に備えられ、後端部が支柱ポールの開口した上端内側に挿入固定されるアンテナ用クランピング部と、
前記支柱ポールの開口した上端内側に配置されて、前記アンテナ用クランピング部の挿入固定を媒介し、前記支柱ポールの内周面に圧着されて固定される挿入型クランピング部と、
前記支柱ポールの外周面に固定されるように配置され、前記アンテナ用クランピング部の下端部を固定支持する支持ブラケット部と、を含む、アンテナ用クランピング装置。
【請求項2】
前記挿入型クランピング部は、
前記支柱ポールの開口した上端内側に係止されて挿入固定され、中空の内部空間を有し、かつ前記内部空間が区画板によって上部空間および下部空間に区分されたクランピングボディと、
前記クランピングボディの内部空間を上下に貫通するように備えられた固定用ボルトと、
前記固定用ボルトの回転動作に連動して前記支柱ポールの内周面を加圧する動作で前記クランピングボディを固定させる一対のロック加圧片とを含む、請求項1に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項3】
前記挿入型クランピング部は、
前記固定用ボルトの外周面に介在し、回転方向によって前記固定用ボルトを前記クランピングボディの前記上部空間および前記下部空間にわたって上側または下側に回転移動させる固定用ナットをさらに含む、請求項2に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項4】
前記固定用ナットは、
前記上部空間に位置する前記固定用ボルトの外周面に介在しかつ、前記区画板の上面に支持締結される、請求項3に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項5】
前記一対のロック加圧片は、前記クランピングボディの内部空間のうち下部空間に位置し、
前記クランピングボディには、前記一対のロック加圧片が水平方向に移動して前記支柱ポールの内周面側に接触するように開口した一対の貫通部が形成された、請求項2に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項6】
前記支柱ポールの内周面側に接触する前記一対のロック加圧片の外側面は、接地力が増加するようにセレーション加工形成される、請求項5に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項7】
前記挿入型クランピング部は、
前記クランピングボディの内部空間のうち下部空間に位置する前記固定用ボルトの下端部外周に介在して連動する昇降片をさらに含む、請求項2に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項8】
前記昇降片は、
前記クランピングボディの内部空間のうち下部空間に位置する前記固定用ボルトの下端部外周に介在し、かつ前記固定用ボルトの直径より相対的に直径がより大きく形成されたボルト頭部によって係止支持される、請求項7に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項9】
前記昇降片の外側面は、上向き傾斜して形成され、
前記一対のロック加圧片の内側面は、前記昇降片の外側面に平行に傾斜して形成され、
前記一対のロック加圧片の外側面は、前記支柱ポールの内周面に平行な曲面に形成された、請求項7に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項10】
前記クランピングボディの内部空間のうち下部空間は、下部プレートによって遮蔽され、
前記下部プレートには、
前記固定用ボルトの上下方向の移動によって昇降する前記昇降片の昇降を案内する一対のガイドリブが備えられる、請求項7に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項11】
前記一対のロック加圧片は、上面が前記区画板の下面に密着し、下面が前記下部プレートの上面に支持され、
前記昇降片の昇降によって前記区画板および前記下部プレートの間で水平方向に移動可能に備えられた、請求項10に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項12】
前記クランピングボディの上端部には、前記支柱ポールの上端部の内径よりも大きい外径を有するように外側に放射状延長された係止フランジが形成され、
前記係止フランジの上面には、前記アンテナ用クランピング部の後端部下面の一部と摩擦力を形成する下部摩擦リングパッドがさらに備えられる、請求項2に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項13】
前記アンテナ用クランピング部の後端部には、前記クランピングボディの下部摩擦リングパッドと面接して摩擦力を形成する上部摩擦リングパッドがさらに備えられる、請求項12に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項14】
前記アンテナ用クランピング部の後端部には、下方に陥没するマウンティング溝が備えられたマウンティング軸が形成され、
前記アンテナ用クランピング部は、前記マウンティング軸が前記クランピングボディの内部空間のうち上部空間に挿入されて固定される、請求項12に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項15】
前記固定用ボルトの上端部は、前記マウンティング軸を貫通して前記マウンティング溝の内側にボルティング締結される、請求項14に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項16】
前記アンテナ用クランピング部の後端部には、前記支持ブラケット部にボルティング締結されるボルティング締結部が備えられる、請求項1に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項17】
前記支持ブラケット部は、
前記支柱ポールの外周一側に上下に長く配置された締結プレートと、
前記締結プレートに形成されたUボルト締結孔を貫通しかつ、前記支柱ポールの外周他側で前記支柱ポールの外周面を取り囲むように結合されるU字状ボルトと、
前記締結プレートの上側に延び、前記アンテナ用クランピング部のボルティング締結部に密着する密着プレートとを含む、請求項16に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項18】
前記アンテナ用クランピング部は、
前記密着プレートを貫通して前記ボルティング締結部に締結される少なくとも1つの固定ボルトによって固定される、請求項17に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項19】
前記締結プレートおよび前記密着プレートは、
前記アンテナ用クランピング部が前記支柱ポールの上端部に固定されたクランピングボディの内部空間に挿入されて支持される時、前記ボルティング締結部と前記密着プレートとが対向する位置に位置する、請求項17に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項20】
先端部にアンテナ機器が装着され、前記アンテナ機器の方向性を設定するためにティルティング回動またはローテーティング回動の少なくともいずれか1つの回動が可能に備えられ、後端部が支柱ポールの開口した上端内側に挿入固定されるアンテナ用クランピング部と、
前記支柱ポールの開口した上端内側に配置されて、前記アンテナ用クランピング部の挿入固定を媒介し、前記支柱ポールの内周面に圧着されて固定される挿入型クランピング部と、を含み、
前記挿入型クランピング部は、
前記支柱ポールの開口した上端内側に係止されて挿入固定され、中空の内部空間を有しかつ、前記内部空間が区画板によって上部空間および下部空間に区分されたクランピングボディと、
前記クランピングボディの内部空間を上下に貫通するように備えられた固定用ボルトと、
前記固定用ボルトの回転動作に連動して前記支柱ポールの内周面を加圧する動作で前記クランピングボディを固定させる一対のロック加圧片と、を含む、アンテナ用クランピング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ用クランピング装置(CLAMPING APPARATUS FOR ANTENNA DEVICE)に関し、より詳しくは、別の固定装置なしに比較的重量の大きいアンテナ機器を簡単に支柱ポールの上端部に挿入載置させる動作で設置可能に備えられ、設置者の作業性を向上させることができるアンテナ用クランピング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術、例えば、MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術は、複数のアンテナを用いてデータの伝送容量を画期的に増加させる技術であって、送信機ではそれぞれの送信アンテナを介して互いに異なるデータを伝送し、受信機では適切な信号処理により送信データを区分するSpatial multiplexing手法である。したがって、送受信アンテナの個数を同時に増加させることによりチャネル容量が増加してより多くのデータを伝送可能にする。例えば、アンテナ数を10個に増加させると、現在の単一アンテナシステムに比べて同じ周波数帯域を用いて約10倍のチャネル容量を確保する。
【0003】
4G LTE-advancedでは8個のアンテナまで用いており、現在、pre-5G段階で64または128個のアンテナを装着した製品が開発されており、5Gでははるかに多い数のアンテナを有する基地局装備が使用されると予想され、これをMassive MIMO技術という。現在のCell運営が2-Dimensionであるのに対し、Massive MIMO技術が導入されると3D-Beamformingが可能になるので、FD-MIMO(Full Dimension)とも呼ぶ。
【0004】
Massive MIMO技術では、ANT(アンテナ)の数字が増えるにつれ、これによるtransmitterとFilterの数も一緒に増加する。にもかかわらず、設置場所のリース費用や空間的な制約によって、RF部品(Antenna/Filter/Power Amplifier/Transceiver etc.)を小さくて軽く、安価に作ることが現実であり、Massive MIMOはCoverage拡張のために高出力が必要になるが、このような高出力による消耗電力と発熱量は重量およびサイズを低減するのに否定的な要因として作用している。
【0005】
特に、RF素子とデジタル素子が実現されたモジュールが積層構造で結合されたMIMOアンテナを限られた空間に設置する時、設置の容易性や空間の活用性を極大化するためにMIMOアンテナを構成する複数のレイヤに対するコンパクト化および小型化設計の必要性が浮上し、1つの支柱ポール(support pole)に設置されたアンテナ装置の自由な方向調整に関する必要性が強く要求されているのが現状である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の技術的課題を解決するためになされたものであって、支柱ポールの開口した上端に直接載置設置が可能であり、別の固定装置がなくても支柱ポールの上端内側空間に強固に固定可能なアンテナ用クランピング装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例は、先端部にアンテナ機器が装着され、前記アンテナ機器の方向性を設定するためにティルティング回動またはローテーティング回動の少なくともいずれか1つの回動が可能に備えられ、後端部が支柱ポールの開口した上端内側に挿入固定されるアンテナ用クランピング部と、前記支柱ポールの開口した上端内側に配置されて、前記アンテナ用クランピング部の挿入固定を媒介し、前記支柱ポールの内周面に圧着されて固定される挿入型クランピング部と、前記支柱ポールの外周面に固定されるように配置され、前記アンテナ用クランピング部の下端部を固定支持する支持ブラケット部とを含む。
【0008】
ここで、前記挿入型クランピング部は、前記支柱ポールの開口した上端内側に係止されて挿入固定され、中空の内部空間を有し、かつ前記内部空間が区画板によって上部空間および下部空間に区分されたクランピングボディと、前記クランピングボディの内部空間を上下に貫通するように備えられた固定用ボルトと、前記固定用ボルトの回転動作に連動して前記支柱ポールの内周面を加圧する動作で前記クランピングボディを固定させる一対のロック加圧片とを含むことができる。
【0009】
また、前記挿入型クランピング部は、前記固定用ボルトの外周面に介在し、回転方向によって前記固定用ボルトを前記クランピングボディの前記上部空間および前記下部空間にわたって上側または下側に回転移動させる固定用ナットをさらに含むことができる。
【0010】
また、前記固定用ナットは、前記上部空間に位置する前記固定用ボルトの外周面に介在しかつ、前記区画板の上面に支持締結される。
【0011】
また、前記一対のロック加圧片は、前記クランピングボディの内部空間のうち下部空間に位置し、前記クランピングボディには、前記一対のロック加圧片が水平方向に移動して前記支柱ポールの内周面側に接触するように開口した一対の貫通部が形成される。
【0012】
また、前記支柱ポールの内周面側に接触する前記一対のロック加圧片の外側面は、接地力が増加するようにセレーション加工形成される。
【0013】
また、前記挿入型クランピング部は、前記クランピングボディの内部空間のうち下部空間に位置する前記固定用ボルトの下端部外周に介在して連動する昇降片をさらに含むことができる。
【0014】
また、前記昇降片は、前記クランピングボディの内部空間のうち下部空間に位置した前記固定用ボルトの下端部外周に介在しかつ、前記固定用ボルトの直径より相対的に直径がより大きく形成されたボルト頭部によって係止支持される。
【0015】
また、前記昇降片の外側面は、上向き傾斜して形成され、前記一対のロック加圧片の内側面は、前記昇降片の外側面に平行に傾斜して形成され、前記一対のロック加圧片の外側面は、前記支柱ポールの内周面に平行な曲面に形成される。
【0016】
また、前記クランピングボディの内部空間のうち下部空間は、下部プレートによって遮蔽され、前記下部プレートには、前記固定用ボルトの上下方向の移動によって昇降する前記昇降片の昇降を案内する一対のガイドリブが備えられる。
【0017】
また、前記一対のロック加圧片は、上面が前記区画板の下面に密着し、下面が前記下部プレートの上面に支持され、前記昇降片の昇降によって前記区画板および前記下部プレートの間で水平方向に移動可能に備えられる。
【0018】
また、前記クランピングボディの上端部は、前記支柱ポールの上端部の内径よりも大きい外径を有するように外側に放射状延長された係止フランジが形成され、前記係止フランジの上面には、前記アンテナ用クランピング部の後端部下面の一部と摩擦力を形成する下部摩擦リングパッドがさらに備えられる。
【0019】
また、前記アンテナ用クランピング部の後端部には、前記クランピングボディの下部摩擦リングパッドと面接して摩擦力を形成する上部摩擦リングパッドがさらに備えられる。
【0020】
また、前記アンテナ用クランピング部の後端部には、下方に陥没するマウンティング溝が備えられたマウンティング軸が形成され、前記アンテナ用クランピング部は、前記マウンティング軸が前記クランピングボディの内部空間のうち上部空間に挿入されて固定される。
【0021】
また、前記固定用ボルトの上端部は、前記マウンティング軸を貫通して前記マウンティング溝の内側にボルティング締結される。
【0022】
また、前記アンテナ用クランピング部の後端部には、前記支持ブラケット部にボルティング締結されるボルティング締結部が備えられる。
【0023】
また、前記支持ブラケット部は、前記支柱ポールの外周一側に上下に長く配置された締結プレートと、前記締結プレートに形成されたUボルト締結孔を貫通しかつ、前記支柱ポールの外周他側で前記支柱ポールの外周面を取り囲むように結合されるU字状ボルトと、前記締結プレートの上側に延び、前記アンテナ用クランピング部のボルティング締結部に密着する密着プレートとを含むことができる。
【0024】
また、前記アンテナ用クランピング部は、前記密着プレートを貫通して前記ボルティング締結部に締結される少なくとも1つの固定ボルトによって固定される。
【0025】
また、前記締結プレートおよび前記密着プレートは、前記アンテナ用クランピング部が前記支柱ポールの上端部に固定された前記クランピングボディの内部空間に挿入されて支持される時、前記ボルティング締結部と前記密着プレートとが対向する位置に位置することができる。
【0026】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の他の実施例は、先端部にアンテナ機器が装着され、前記アンテナ機器の方向性を設定するためにティルティング回動またはローテーティング回動の少なくともいずれか1つの回動が可能に備えられ、後端部が支柱ポールの開口した上端内側に挿入固定されるアンテナ用クランピング部と、前記支柱ポールの開口した上端内側に配置されて、前記アンテナ用クランピング部の挿入固定を媒介し、前記支柱ポールの内周面に圧着されて固定される挿入型クランピング部とを含み、前記挿入型クランピング部は、前記支柱ポールの開口した上端内側に係止されて挿入固定され、中空の内部空間を有しかつ、前記内部空間が区画板によって上部空間および下部空間に区分されたクランピングボディと、前記クランピングボディの内部空間を上下に貫通するように備えられた固定用ボルトと、前記固定用ボルトの回転動作に連動して前記支柱ポールの内周面を加圧する動作で前記クランピングボディを固定させる一対のロック加圧片とを含む。
【発明の効果】
【0027】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例によれば、次のような多様な効果を達成することができる。第一に、従来に比べてアンテナ用クランピング部の固定のための部品数を大幅に低減することにより、費用を節減することができる効果を有する。第二に、アンテナ用クランピング部の固定のために支柱ポールの内部空間に挿入型クランピング部を位置させることにより、外側の美観が阻害されるのを防止することができる効果を有する。第三に、比較的重量の大きいアンテナ用クランピング部およびアンテナ機器の設置作業の容易性を向上させる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【
図1】本発明の一実施例によるアンテナ用クランピング装置を示す斜視図および部分切開斜視図である。
【
図3】
図1に示す構成の、挿入型クランピング部および支持ブラケット部の支柱ポールに対する設置の様子を示す斜視図である。
【
図4】
図3の構成のうち、挿入型クランピング部の設置の様子を示す分解斜視図である。
【
図5】
図3の構成のうち、支持ブラケット部の設置の様子を示す分解斜視図である。
【
図6A】
図3の構成のうち、挿入型クランピング部の外部構成を示す分解斜視図である。
【
図6B】
図3の構成のうち、挿入型クランピング部の内部構成を示す分解斜視図である。
【
図8】
図3のB-B線に沿った切開斜視図であって、支柱ポールの外部に示す分解斜視図である。
【
図9A】
図3の挿入型クランピング部の構成のうち、ロック加圧片の作動の様子を示す断面図である。
【
図9B】
図3の挿入型クランピング部の構成のうち、ロック加圧片の作動の様子を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例を、添付した図面を参照して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付すにあたり、同一の構成要素については、たとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明の実施例を説明するにあたり、かかる公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の実施例に対する理解を妨げると判断された場合、その詳細な説明は省略する。
【0030】
本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使うことができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって当該構成要素の本質や順番または手順などが限定されない。また、他に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含む、ここで使われるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解釈されなければならず、本出願において明らかに定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0031】
図1は、本発明の一実施例によるアンテナ用クランピング装置を示す斜視図および部分切開斜視図であり、
図2は、
図1の分解斜視図である。本発明の一実施例によるアンテナ用クランピング装置は、
図1および
図2に示すように、先端部に不図示のアンテナ機器が装着され、アンテナ機器の方向性を設定するためにティルティング回動またはローテーティング回動のいずれか1つの回動が可能に備えられたアンテナ用クランピング部10と、アンテナ用クランピング部10の支柱ポール1の上端部に対する挿入固定を媒介する挿入型クランピング部100と、アンテナ用クランピング部10の下端部を固定支持する支持ブラケット部50とを含む。
【0032】
アンテナ用クランピング部10は、実質的にアンテナ機器の装着を媒介するためのものであって、
図1および
図2に示すように、アンテナ機器の方向性を設定できるようにティルティング回動またはローテーティング回動のいずれか1つが可能に備えられる。
【0033】
より詳しくは、アンテナ用クランピング部10は、前端部にアンテナ機器が設置され、アンテナ機器が設置された状態でティルティング軸(TS、Tilting Shaft)を中心に上下所定角度ティルティング回動するティルティングユニット11と、ティルティングユニット11の後端部が結合され、アンテナ機器をローテーティング軸(RS、Rotating Shaft)を中心に左右所定角度ローテーティング回動させるローテーションユニット12と、ローテーションユニット12の後端部が結合され、支柱ポール1に対する挿入固定を媒介するための結合ユニット13とを含むことができる。すなわち、アンテナ用クランピング部10に装着されたアンテナ機器は、ティルティングユニット11によって上下方向にティルティング回動して方向性が調整されるとともに、ローテーションユニット12によって左右方向にローテーティング回動して方向性が調整されることにより、アンテナ機器の信号品質に関する信頼性をより向上させることができる。
【0034】
図1および
図2に示すように、アンテナ用クランピング部10の構成のうち、結合ユニット13の後端部15の上部は、支柱ポール1の上端側に水平に延長形成され、延長された結合ユニット13の後端部15には、下方に陥没して延長形成されたマウンティング溝16が備えられたマウンティング軸17が形成される。
【0035】
結合ユニット13のマウンティング軸17は、支柱ポール1の上端開口部に設けられた挿入型クランピング部100の内部空間のうち上部空間側に挿入載置され、不図示の締結ナットを用いてマウンティング溝16の上側に貫通して露出した後述する挿入型クランピング部100の固定用ボルト140の上端部を締結固定することができる。これとともに、結合ユニット13のマウンティング軸17は、挿入型クランピング部100の内部空間のうち上部空間に型合わされる大きさに形成されて、挿入型クランピング部100に載置固定されたアンテナ用クランピング部10の全体的な遊び(または流動)を防止することができる。
【0036】
これとともに、結合ユニット13の後端部下側には、
図1および
図2に示すように、後述する支持ブラケット部50に締結固定されるように密着するボルティング締結部18が備えられ、ボルティング締結部18には少なくとも1つ以上のボルト締結孔19が形成される。ボルティング締結部18のボルト締結孔19には、支持ブラケット部50の固定ボルト58が貫通して締結される動作でアンテナ用クランピング部10の結合ユニット13の後端部に形成されたボルティング締結部18を結合させることができる。
【0037】
挿入型クランピング部100は、
図1および
図2に示すように、アンテナ用クランピング部10が支柱ポール1の上端に対してシングルビーム形態に装着されて、強固に固定できるようにその結合を媒介する役割を果たす。
【0038】
通常、アンテナ用クランピング部10は、図示しないが、支柱ポール1の外周面を取り囲む別のマウンティングブラケットまたはマウンティングアームを先に装着した後、それに結合させる方式による。しかし、マウンティングブラケットまたはマウンティングアームが支柱ポール1の外側に露出するように設けられることから、アンテナ機器が設置される支柱ポール1の外側の美観を害する一方、比較的重量の大きいアンテナ用クランピング部10およびアンテナ機器によって重力方向の支持のために複雑でありながらも強固な構成の組み合わせが必要なのが現状であった。
【0039】
本発明の一実施例によるアンテナ用クランピング装置は、支柱ポール1の外側の美観を害しうる部品数を最小化し、その代わりにアンテナ用クランピング部10を固定支持できる構成の一部を支柱ポール1の上端開口部の内部に隠匿させながらより強固な支持構造が可能となるように実現できる。
【0040】
すなわち、本発明の一実施例によるアンテナ用クランピング装置は、
図1および
図2に示すように、支柱ポール1の上端から下方に所定距離離隔した外周面にアンテナ用クランピング部10の左右方向の遊び(流動)を防止するための単純な構成である支持ブラケット部50だけが設けられる。また、支柱ポール1の上端開口部の内側には、アンテナ用クランピング部10との連結および固定を媒介する挿入型クランピング部100が内蔵される。ここで、アンテナ用クランピング部10は、簡単に結合ユニット13の後端部15を挿入型クランピング部100の上端に載置固定させた後、支持ブラケット部50を用いてアンテナ用クランピング部10を強固に固定させることができる。
【0041】
図3は、
図1の構成のうち、挿入型クランピング部および支持ブラケット部の支柱ポールに対する設置の様子を示す斜視図であり、
図4は、
図3の構成のうち、挿入型クランピング部の設置の様子を示す分解斜視図であり、
図5は、
図3の構成のうち、支持ブラケット部の設置の様子を示す分解斜視図である。
【0042】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例は、
図3および
図4に示すように、アンテナ用クランピング部10を支柱ポール1に固定する前に、支柱ポール1の上端開口部には挿入型クランピング部100を挿入して固定し、支柱ポール1の上端から下方に所定距離離隔した支柱ポール1の外周面には支持ブラケット部50を仮固定させることができる。
【0043】
ここで、支持ブラケット部50は、
図5に示すように、支柱ポール1の外周一側に上下に長く配置された締結プレート51と、締結プレート51に形成されたUボルト締結孔52を貫通しかつ、支柱ポール1の外周他側で支柱ポール1の外周面を取り囲むように結合されるU字状ボルト53と、締結プレート51の上側に延び、アンテナ用クランピング部10のボルティング締結部18に密着する密着プレート56とを含むことができる。
【0044】
締結プレート51は、ほぼ支柱ポール1の外周面に密着するラウンド形態の曲面形状を含み、一側と他側にU字状ボルト53の先端部が貫通するUボルト締結孔52が形成される。
【0045】
Uボルト締結孔52を貫通したU字状ボルト53の先端部は、締結プレート51の前面に弾性ワッシャ55が介在したまま、Uボルト締結ナット54を介して強固に締結される。Uボルト締結ナット54の締め付け力によってU字状ボルト53が支柱ポール1の外周面に強固に固定される。
【0046】
密着プレート56は、締結プレート51の上側に折曲延長形成されたものであるが、必ずしも上側に延長形成される必要はなく、下側に延長形成されることも可能である。これとともに、密着プレート56には、前後方向に貫通するボルト貫通孔57が形成される。密着プレート56に形成されたボルト貫通孔57には、密着プレート56の後方から固定ボルト58が貫通して、アンテナ用クランピング部10の構成のうち、結合ユニット13の後端部下側に形成されたボルティング締結部18のボルト締結孔19に締結される動作で、アンテナ用クランピング部10の結合ユニット13の後端部を強固に固定させることができる。
【0047】
ここで、締結プレート51および密着プレート56は、
図1および
図2に示すように、アンテナ用クランピング部10が支柱ポール1の上端部に固定された挿入型クランピング部100のクランピングボディ110の内部空間のうち上部空間に挿入されて支持される時、ボルティング締結部18と密着プレート56とが対向する位置に位置することが好ましい。
【0048】
図6Aおよび
図6Bは、
図3の構成のうち、挿入型クランピング部の外部構成および内部構成を示す分解斜視図であり、
図7は、
図3のB-B線に沿った切開斜視図であり、
図8は、
図3のB-B線に沿った切開斜視図であって、支柱ポールの外部に示す分解斜視図であり、
図9Aおよび
図9Bは、
図3の挿入型クランピング部の構成のうち、ロック加圧片の作動の様子を示す断面図である。
【0049】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例において、挿入型クランピング部100は、
図6A~
図9Bに示すように、支柱ポール1の開口した上端内側に係止されて挿入固定され、中空の内部空間を有しかつ、内部空間が区画板120によって上部空間および下部空間に区分されたクランピングボディ110と、クランピングボディ110の内部空間を上下に貫通するように備えられた固定用ボルト140と、固定用ボルト140の回転動作に連動して前記支柱ポール1の内周面を加圧する動作でクランピングボディ110を固定させる一対のロック加圧片180a、180bとを含むことができる。
【0050】
クランピングボディ110は、
図6A~
図9Bに示すように、支柱ポール1の上端開口部1aの内周面に挿入され、内部空間が形成された管形態に形成されかつ、区画板120によって内部空間が上部空間と下部空間とに区画される。
【0051】
クランピングボディ110の上端部は、支柱ポール1の上端部の内径よりも大きい外径を有するように外側に放射状延長された係止フランジ125が備えられる。したがって、クランピングボディ110は、係止フランジ125の下面が支柱ポール1の上端面に係止される動作で支柱ポール1の上端開口部1aの内部に挿入載置される。この時、クランピングボディ110の外周面は、支柱ポール1の上端開口部1aの内周面に密着または近接して配置される。
【0052】
これとともに、クランピングボディ110の上端部に形成された係止フランジ125の上面には、アンテナ用クランピング部10の後端部15の下面の一部と摩擦力を形成する下部摩擦リングパッド200がさらに備えられる。
【0053】
クランピングボディ110の係止フランジ125の上端面には、下方に形成された複数のねじ締結孔190が形成され、下部摩擦リングパッド200にも、上下方向に貫通した複数のねじ貫通孔290が形成され、下部摩擦リングパッド200の上側から下側にねじ貫通孔290を貫通して係止フランジ125の上端面に形成されたねじ締結孔190に皿頭ねじ部材210が締結される動作で下部摩擦リングパッド200が結合される。
【0054】
また、アンテナ用クランピング部10の構成のうち、結合ユニット13の後端部15の下面(より詳しくは、マウンティング軸17の周部の下面)には、
図1に示すように、上述した下部摩擦リングパッド200と面接して摩擦力を形成する上部摩擦リングパッド20が皿頭ねじ部材21によって締結固定される。
【0055】
アンテナ用クランピング部10の上部摩擦リングパッド20と挿入型クランピング部110の下部摩擦リングパッド200とが相互面接して所定の摩擦力を形成するので、外部から伝達される細かい振動(例えば、風などによる流動)による流動現象を防止可能になる。
【0056】
一方、クランピングボディ110の内部空間は、その中間部分に水平に一体に配置された区画板120によって、上部に位置する上部空間と下部に位置する下部空間とに区画される。
【0057】
クランピングボディ110の内部空間のうち上部空間は、上側に開口して形成され、内部空間のうち下部空間は、下部プレート130によって遮蔽される。クランピングボディ110の上部空間と下部空間は、固定用ボルト140が貫通する固定ボルト貫通ホール(図面符号不図示)によって相互連通可能である。
【0058】
ここで、固定用ボルト140は、クランピングボディ110に形成された固定ボルト貫通ホールを貫通するように配置されかつ、クランピングボディ110の上部空間および下部空間にわたって配置される。
【0059】
これとともに、固定用ボルト140は、クランピングボディ110の上部空間に位置した固定用ボルトの外周面に介在し、回転方向によって固定用ボルト140をクランピングボディ110の上部空間および下部空間にわたって上側または下側に回転移動させる固定用ナット150をさらに含むことができる。より詳しくは、固定用ナット150は、上部空間に位置する固定用ボルトの外周面に介在しかつ、区画板120の上面に支持締結される。この時、固定用ナット150と区画板120の上面との間には固定用ワッシャ160がさらに介在して、固定用ボルト140の任意解除を防止することができる。参照として、固定用ボルト140が任意解除されると、固定用ボルト140が下方に流動する可能性があり、固定用ボルト140の下方に移動すると、後述するロック加圧片180a、180bによる支柱ポール1の上端開口部1aの内周面に対するクランピングボディ110の固定力が弱くなる恐れが生じうる。
【0060】
一方、クランピングボディ110には、その内部空間のうち下部空間と連通するように外周面が切開されて開口した一対の貫通部115が形成される。一対の貫通部115は、クランピングボディ110の内部空間のうち下部空間に位置した一対のロック加圧片180a、180bそれぞれが水平方向に移動して支柱ポール1の内周面側に接触するようにする通路の役割を果たす。
【0061】
本発明の一実施例によるアンテナ用クランピング装置において、挿入型クランピング部100は、クランピングボディ110の内部空間のうち下部空間に位置する固定用ボルト140の下端部の外周に介在して連動する昇降片170をさらに含むことができる。ここで、固定用ボルト140は、その下端部に相対的に直径がより大きく形成されたボルト頭部145が備えられ、昇降片170は、クランピングボディ110の内部空間のうち下部空間に位置した固定用ボルト140のボルト頭部145によって上方に係止支持される。したがって、固定用ボルト140が固定用ナット150によってクランピングボディ110の内部空間で上下に移動する時、昇降片170も上下方向に連動移動可能である。
【0062】
昇降片170は、クランピングボディ110の内部空間のうち下部空間で一対のロック加圧片180a、180bの間に位置しかつ、一側は一対のロック加圧片180a、180bのうち一側のロック加圧片180aに接触し、他側は一対のロック加圧片180a、180bのうち他側のロック加圧片180bに接触して備えられて、上述のように、固定用ボルト140の回転移動によって上下方向に連動移動する時、それぞれのロック加圧片180a、180bを下部空間内で水平方向に移動させることができる。
【0063】
このために、昇降片170の外側面のうち一対のロック加圧片180a、180bに接触する外側面は、上向き傾斜して形成され、一対のロック加圧片180a、180bの内側面は、昇降片170の外側面に平行に傾斜して形成される。したがって、昇降片170が上昇すると、昇降片170の傾斜した外側面と接触するロック加圧片180a、180bが相互外側に押されながら、支柱ポール1の上端開口部1aの内周面側に密着加圧される。ここで、一対のロック加圧片180a、180bの外側面は、支柱ポール1の上端開口部1aの内周面に対する接着力が増大するようにセレーション加工形成される。
【0064】
一方、一対のロック加圧片180a、180bの外側面は、支柱ポール1の内周面に平行な曲面に形成される。すなわち、支柱ポール1は、円形の中空管状に備えられることから、その内周面は円形曲面に形成されるが、一対のロック加圧片180a、180bによる接触面積が最大化できるように、一対のロック加圧片180a、180bの外側面は、支柱ポール1の内周面に対応する形状に形成されることが好ましい。
【0065】
昇降片170は、固定用ボルト140の上下移動と連動して上下方向に移動するように備えられ、その下部に位置した下部プレート130に形成された一対のガイドリブ131の案内を受けて昇降できる。一対のガイドリブ131は、ほぼ昇降片170の外側面のうち、一対のロック加圧片180a、180bに接触しない両端外側面の相互隔離距離に対応するように離隔して形成される。
【0066】
以下、上記のように構成される本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例の作動過程を、添付した図面(特に、
図9Aおよび
図9B)を参照して簡略に説明する。
【0067】
まず、
図9Aに示すように、挿入型クランピング部100を支柱ポール1の上端開口部1aに挿入固定させる。
【0068】
次に、
図9Bに示すように、固定用ボルト140を固定用ナット150のロック方向の回転によってクランピングボディ110の内部空間で上部に回転移動させると、固定用ボルト140のボルト頭部145に介在した昇降片170が一対のガイドリブ131の案内に沿って上部に昇降し、昇降片170の上部昇降によって一対のロック加圧片180a、180bがそれぞれ一対の貫通部115を貫通して外側に押されながら、一対のロック加圧片180a、180bのセレーション加工形成された外側面が支柱ポール1の内周面に強固に密着することにより、任意にクランピングボディ110が支柱ポール1から分離されないように固定させることができる。
【0069】
以上、本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例は、アンテナ用クランピング部10と、挿入型クランピング部100と、支持ブラケット部50とを含む概念で説明したが、支持ブラケット部50が削除された実施例も可能であることは当然である。支持ブラケット部50が削除され、アンテナ用クランピング部10および挿入型クランピング部100だけで実現された実施例は、本発明によるアンテナ用クランピング装置の他の実施例として定義される。
【0070】
以上、本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例および他の実施例を、添付した図面を参照して詳細に説明した。しかし、本発明の実施例が必ずしも上述した一実施例および他の実施例によって限定されるものではなく、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者による変形および均等な範囲での実施が可能であることは当然であろう。そのため、本発明の真の権利範囲は後述する特許請求の範囲によって定められる。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明は、支柱ポールの開口した上端に直接載置設置が可能であり、別の固定装置がなくても支柱ポールの上端内側空間に強固に固定可能なアンテナ用クランピング装置を提供する。
【符号の説明】
【0072】
1:支柱ポール 1a:上端開口部
10:アンテナ用クランピング部 11:ティルティングユニット
12:ローテーションユニット 13;結合ユニット
15:後端部 16:マウンティング溝
17:マウンティング軸 18:ボルティング締結部
19:ボルト締結孔 20:上部摩擦リングパッド
21:皿頭ねじ部材 50:支持ブラケット部
51:締結プレート 52:Uボルト締結孔
53:U字状ボルト 54:Uボルト締結ナット
55:弾性ワッシャ 56:密着プレート
57:ボルト貫通孔 58:固定ボルト
100:挿入型クランピング部 110:クランピングボディ
115:貫通部 120:区画板
125:係止フランジ 130:下部プレート
131:ガイドリブ 140:固定用ボルト
145:ボルト頭部 150:固定用ナット
160:固定用ワッシャ 170:昇降片
180a、180b:ロック加圧片 190:ねじ締結孔
200:下部摩擦リングパッド 210:皿頭ねじ部材