IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ パナソニックIPマネジメント株式会社の特許一覧

特許7285407部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法
<>
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図1
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図2
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図3
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図4
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図5
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図6
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図7
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図8
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図9
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図10
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図11
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図12
  • 特許-部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法 図13
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-25
(45)【発行日】2023-06-02
(54)【発明の名称】部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法
(51)【国際特許分類】
   H05K 13/04 20060101AFI20230526BHJP
   H05K 13/08 20060101ALI20230526BHJP
【FI】
H05K13/04 A
H05K13/08 Q
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2018179589
(22)【出願日】2018-09-26
(65)【公開番号】P2020053493
(43)【公開日】2020-04-02
【審査請求日】2021-07-06
(73)【特許権者】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106116
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 健司
(74)【代理人】
【識別番号】100131495
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 健児
(72)【発明者】
【氏名】横山 大
(72)【発明者】
【氏名】今福 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】松岡 聡
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 啓之
(72)【発明者】
【氏名】加藤 秀明
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 眞一郎
【審査官】大塚 多佳子
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-288694(JP,A)
【文献】特開平09-307292(JP,A)
【文献】特開2001-094299(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K 13/00 - 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
部品装着装置に装着され、本体部と、前記本体部の一部に形成された極性識別部と、前記本体部の底面より下方に延出する複数のリードと、を有する電子部品を吸着して基板に装着する吸着ノズルであって、
下端に前記電子部品を吸着して保持する部品保持部を有し、前記部品保持部は前記電子部品の少なくとも前記極性識別部の一部を当該部品保持部からはみ出させて保持し
前記部品保持部の下端に保持された前記電子部品の前記本体部は、上方から照射される透過光によって照らされ、かつ、前記複数のリードの先端部が照射光によって照らされた状態で、前記本体部の下方から撮像される、吸着ノズル。
【請求項2】
前記部品保持部は、吸着した前記電子部品の前記極性識別部がある位置および前記極性識別部に対向する位置を前記部品保持部からはみ出させて保持する、請求項に記載の吸着ノズル。
【請求項3】
前記部品保持部の外周面から径方向に延出し、下方から照射された光を反射して前記部品保持部の下端に保持した前記電子部品の前記本体部を上方から照らす鍔部を備えた、請求項またはに記載の吸着ノズル。
【請求項4】
本体部と、前記本体部の一部に形成された極性識別部と、前記本体部の底面より下方に延出する複数のリードと、を有する電子部品を吸着ノズルで吸着して基板に装着する部品装着方法であって、
前記吸着ノズルは、下端に前記電子部品を保持する部品保持部を有し、
供給される前記電子部品の少なくとも前記極性識別部の一部を前記部品保持部からはみ出させて前記吸着ノズルで吸着する吸着工程と、
前記電子部品を吸着した前記吸着ノズルをカメラの上方に移動する撮像移動工程と、
前記吸着ノズルが保持する前記電子部品の本体部を上方から照らす第1の照射工程と、
前記電子部品の前記複数のリードの先端を照らす第2の照射工程と、
前記第1の照射工程で前記本体部が照らされ、かつ、前記第2の照射工程で前記複数のリードの先端部が照らされた前記電子部品を前記カメラにより下方から撮像する撮像工程と、
前記カメラが撮像した画像より前記極性識別部の位置を認識して前記吸着ノズルが吸着した前記電子部品の極性を検出する認識処理工程と、
前記認識処理工程における認識結果に基づいて、前記吸着ノズルが保持する前記電子部品の位置または回転角度の少なくとも一方を補正して前記基板に装着する装着工程と、を含む、部品装着方法。
【請求項5】
前記部品保持部は、吸着した前記電子部品の前記極性識別部がある位置および前記極性識別部に対向する位置を前記部品保持部からはみ出させて保持する、請求項に記載の部品装着方法。
【請求項6】
前記認識処理工程において、前記カメラが撮像した画像より前記複数のリードの先端の位置を認識して前記吸着ノズルが吸着した電子部品の水平面内における位置または回転角度の少なくとも一方を検出する、請求項またはに記載の部品装着方法。
【請求項7】
前記電子部品は、複数の前記電子部品が前記本体部を上にして保持される部品トレイから供給され、前記吸着工程において、前記吸着ノズルは、前記極性識別部を前記部品保持部からはみ出させるように前記部品トレイに保持されている前記電子部品を吸着する、請求項からのいずれかに記載の部品装着方法。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか1項に記載の吸着ノズルを備え、
前記吸着ノズルによって吸着した電子部品を基板に装着する、部品装着装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板に電子部品を装着する部品装着装置および部品を保持する吸着ノズルならびに部品装着方法に関する。
【背景技術】
【0002】
基板に電子部品を装着する部品装着装置として、極性を有するリード付き電子部品の極性を判別して基板に装着するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の部品装着装置では、発光部と受光部を含んで構成される認識ユニットで吸着ノズルが保持したリード付き電子部品を側方から認識し、リードの太さなど形状の違いを検出して極性を判別している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018―78136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、本体が透明な樹脂で形成され、リードの形状が対称なLEDなどのリード付電子部品は、極性の認識が困難であるという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、リード付き電子部品の極性を容易に検出することができる部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の部品装着装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載の吸着ノズルを備え、前記吸着ノズルによって吸着した電子部品を基板に装着する
【0007】
本発明の吸着ノズルは、部品装着装置に装着され、本体部と、前記本体部の一部に形成された極性識別部と、前記本体部の底面より下方に延出する複数のリードと、を有する電子部品を吸着して基板に装着する吸着ノズルであって、下端に前記電子部品を吸着して保持する部品保持部を有し、前記部品保持部は前記電子部品の少なくとも前記極性識別部の一部を当該部品保持部からはみ出させて保持し、前記部品保持部の下端に保持された前記電子部品の前記本体部は、上方から照射される透過光によって照らされ、かつ、前記複数のリードの先端部が照射光によって照らされた状態で、前記本体部の下方から撮像される。
【0008】
本発明の部品装着方法は、本体部と、前記本体部の一部に形成された極性識別部と、前記本体部の底面より下方に延出する複数のリードと、を有する電子部品を吸着ノズルで吸着して基板に装着する部品装着方法であって、前記吸着ノズルは、下端に前記電子部品を保持する部品保持部を有し、供給される前記電子部品少なくとも前記極性識別部の一部を前記部品保持部からはみ出させて前記吸着ノズルで吸着する吸着工程と、前記電子部品を吸着した前記吸着ノズルをカメラの上方に移動する撮像移動工程と、前記吸着ノズルが保持する前記電子部品の本体部を上方から照らす第1の照射工程と、前記電子部品の前記複数のリードの先端を照らす第2の照射工程と、前記第1の照射工程で前記本体部が照らされ、かつ、前記第2の照射工程で前記複数のリードの先端部が照らされた前記電子部品を前記カメラにより下方から撮像する撮像工程と、前記カメラが撮像した画像より前記極性識別部の位置を認識して前記吸着ノズルが吸着した前記電子部品の極性を検出する認識処理工程と、前記認識処理工程における認識結果に基づいて、前記吸着ノズルが保持する前記電子部品の位置または回転角度の少なくとも一方を補正して前記基板に装着する装着工程と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、リード付き電子部品の極性を容易に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施の形態の部品装着装置の構成を示す平面図
図2】本発明の一実施の形態の部品装着装置が備える装着ヘッドの構成説明図
図3】本発明の一実施の形態の部品装着装置によって基板に装着される極性を有するリード付き電子部品の(a)側面図(b)平面図(c)斜視図
図4】本発明の一実施の形態の部品装着装置に電子部品を供給する部品トレイの(a)平面図(b)側面図
図5】本発明の一実施の形態の吸着ノズルの外形を示す(a)(b)(c)3面図(d)斜視図
図6】本発明の一実施の形態の電子部品を吸着した吸着ノズルの先端を拡大した(a)(b)(c)3面図(d)斜視図
図7】本発明の一実施の形態の部品装着装置が備える部品カメラユニットの構成説明図
図8】本発明の一実施の形態の部品装着装置の制御系の構成を示すブロック図
図9】本発明の一実施の形態の部品装着装置が備える部品認識カメラが撮像した電子部品の部品認識画像の例を示す図
図10】本発明の一実施の形態の部品装着装置における部品装着方法のフロー図
図11】本発明の一実施の形態の部品装着装置によって基板に装着される極性を有する他のリード付き電子部品の(a)側面図(b)平面図
図12】(a)(b)(c)本発明の一実施の形態の他の吸着ノズルの外形を示す3面図
図13】本発明の一実施の形態の部品装着装置が備える部品認識カメラが撮像した他の電子部品の部品認識画像の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品装着装置、電子部品、吸着ノズルの仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸方向として、基板搬送方向のX方向(図1における左右方向)、基板搬送方向に直交するY方向(図1における上下方向)が示される。図2、及び後述する一部では、水平面と直交する高さ方向としてZ方向(図2における上下方向)、Z方向の軸(Z軸)を回転軸とする回転の方向であるθ方向が示される。Z方向は、部品装着装置が水平面上に設置された場合の上下方向である。
【0012】
まず図1、2を参照して、部品装着装置1の構成を説明する。図1において、基台1aの中央には、基板搬送機構2がX方向に設置されている。基板搬送機構2は、上流側から搬入された基板3をX方向へ搬送し、以下に説明する装着ヘッドによる装着作業位置に位置決めして保持する。また、基板搬送機構2は、部品装着作業が完了した基板3を下流側に搬出する。基板搬送機構2の両側方には、それぞれ部品供給部4が設置されている。
【0013】
両方の部品供給部4には、複数のテープフィーダ5がX方向に並列に装着されている。テープフィーダ5は、電子部品を格納するポケットが形成されたキャリアテープを部品供給部4の外側から基板搬送機構2に向かう方向(テープ送り方向)にピッチ送りすることにより、装着ヘッドが電子部品をピックアップする部品取出し位置に電子部品を供給する。また、一方の部品供給部4には、電子部品Pを整列して保持する部品トレイ6を部品取出し位置に供給するトレイフィーダ7が装着されている。
【0014】
図1において、基台1aの上面におけるX方向の両端部には、リニア駆動機構を備えたY軸テーブル8が配置されている。Y軸テーブル8には、同様にリニア機構を備えたビーム9がY方向に移動自在に結合されている。ビーム9には、装着ヘッド10がX方向に移動自在に装着されている。
【0015】
図2において、装着ヘッド10は、昇降駆動機構を有する複数(ここでは4つ)の装着ユニット10aを備えている。装着ユニット10aのそれぞれの下端部には、電子部品Pを真空吸着して保持する吸着ノズル11が装着されている。各装着ユニット10aは、昇降駆動機構を駆動することにより、吸着ノズル11を昇降させる(矢印a)。また、装着ヘッド10は、Z方向のノズル軸ANを回転軸として吸着ノズル11をθ方向に回転させる(矢印b)ノズル回転機構10cを備えている。
【0016】
図1において、Y軸テーブル8およびビーム9は、装着ヘッド10を水平方向(X方向、Y方向)に移動させる装着ヘッド移動機構12を構成する。装着ヘッド移動機構12および装着ヘッド10は、部品供給部4に装着されているテープフィーダ5およびトレイフィーダ7の部品取出し位置から電子部品Pを吸着ノズル11によって真空吸着してピックアップし、基板搬送機構2に保持された基板3の装着位置に移送して装着する部品装着作業の一連のターンを繰り返し実行する。
【0017】
図1において、ビーム9には、ビーム9の下面側に位置して装着ヘッド10とともに一体的に移動するヘッドカメラ13が装着されている。装着ヘッド10が移動することにより、ヘッドカメラ13は基板搬送機構2の装着作業位置に位置決めされた基板3の上方に移動して、基板3に設けられた基板マーク(図示せず)を撮像して基板3の位置を認識する。
【0018】
部品供給部4と基板搬送機構2との間には、部品認識ユニット14が設置されている。部品認識ユニット14は、内部に部品認識カメラ14aを備えている(図7参照)。部品認識カメラ14aは、部品供給部4から電子部品Pを取り出した装着ヘッド10が部品認識カメラ14aの上方に位置した際に、吸着ノズル11に保持された電子部品Pを下方から撮像する。装着ヘッド10による電子部品Pの基板3への部品装着作業では、ヘッドカメラ13による基板3の認識結果と部品認識カメラ14aによる電子部品Pの認識結果とを加味して装着位置、装着角度の補正が行われる。
【0019】
図1において、部品装着装置1の前面で作業者が作業する位置には、作業者が操作するタッチパネル15が設置されている。タッチパネル15は、その表示部に各種情報を表示し、また表示部に表示される操作ボタンなどを使って作業者がデータ入力や部品装着装置1の操作を行う。
【0020】
次に、図3(a)~図3(c)を参照して、電子部品Pの構造について説明する。電子部品Pは、砲弾型LEDなどの極性を有するリード付き電子部品である。電子部品Pは、本体部Paと、本体部Paの底面より下方に延出する複数のリードL(ここでは2本)を有している。本体部Paには、カップ状の上部Pbと、上部Pbの下に位置して径方向に延出するフランジPcが形成されている。本体部Paは、透明または半透明の樹脂で形成されている。フランジPcには、リードLの極性を表示する極性識別部Pdが形成されている。この例では、極性識別部Pdは、円板状のフランジPcの一部が切り欠かれて形成されている。なお、極性識別部Pdは、フランジPcの一部を外に延出させた形状でもよい。このように、電子部品Pは、本体部Paの一部に極性識別部Pdが形成されている。
【0021】
次に、図4(a)、図4(b)を参照して、電子部品Pを整列して保持する部品トレイ6の構成について説明する。部品トレイ6には、保持する電子部品PのリードLの位置に合わせて、部品トレイ6の表面から裏面まで貫通する複数の保持穴6aが形成されている。ここでは、電子部品Pの2本のリードLに対応する2つの保持穴6aを一つの組として、一組の保持穴6aが格子状に配置されている。なお、一組の保持穴6aの数は、保持する電子部品のリードLの数によって変更される。例えば、リードLが4本ある電子部品Q(図11参照)用の部品トレイ6には、電子部品Q毎に4つの保持穴6aがリードLの位置に合わせて形成される。
【0022】
作業者は、極性識別部Pdの方向を揃えた状態で、電子部品PのリードLを部品トレイ6の表面側から保持穴6aに挿入して、部品トレイ6に電子部品Pを保持させる。複数の電子部品Pを保持させた部品トレイ6はトレイフィーダ7に供給され、トレイフィーダ7によって部品トレイ6に保持された電子部品Pが供給される。このように、部品トレイ6には、複数の電子部品Pが本体部Paを上にして回転角度を揃えて(極性識別部Pdの方向を揃えて)保持される。なお、保持穴6aは部品トレイ6の裏面まで貫通している必要はなく、少なくとも、表面から電子部品PのリードLの長さよりも深い孔が形成されていればよい。
【0023】
次に図5図6を参照して、吸着ノズル11の詳細構成について説明する。図5は、装着ヘッド10の装着ユニット10aの下端部に装着されている吸着ノズル11の3面図を示している。図5(a)、図5(b)は、吸着ノズル11の正面および側面をそれぞれ示しており、図5(c)は、図5(a)に示す吸着ノズル11の下面を示している。図5(d)は、吸着ノズル11の下端付近の斜視図を示している。図6は、電子部品Pを吸着した吸着ノズル11の下端付近を拡大した3面図を示している。図6(a)、図6(b)は、吸着ノズル11の正面および側面をそれぞれ示しており、図6(c)は、図6(a)に示す吸着ノズル11の下面を示している。図6(d)は、電子部品Pを吸着した吸着ノズル11の下端付近の斜視図を示している。
【0024】
図5において、吸着ノズル11は、装着ユニット10aの下端部に装着された状態で下方に延出する略円筒状の部品保持部11aを有している。部品保持部11aは、金属や硬質のプラスティックなど、光が透過しない材料で形成されている。部品保持部11aの内部には、上下に貫通する吸引孔11bが形成されている。吸引孔11bの平面視した中心は、ノズル軸ANに一致している。すなわち、ノズル回転機構10cを作動させて吸着ノズル11をθ方向に回転させると、吸着ノズル11は吸引孔11bの中心(部品保持部11aの中心)を回転軸として回転する。吸引孔11bは、装着ユニット10aを介して負圧発生源(図示省略)に接続されている。
【0025】
吸引孔11bの大きさは、吸着ノズル11が吸着する電子部品Pの上部Pbの直径より大きく、フランジPcの外形より小さいサイズに形成されている。部品保持部11aの下端には、吸着ノズル11が吸着した電子部品PのフランジPcに当接する当接面11cが形成されている。
【0026】
装着ヘッド10が電子部品Pを部品トレイ6から取り出す際は、装着ヘッド移動機構12を作動させて装着ヘッド10を水平方向に移動させて、吸着ノズル11の部品保持部11aの中心を吸着対象の電子部品Pの上部Pbの中心に位置させる。次いで昇降駆動機構を作動させて、電子部品Pの上部Pbが吸引孔11bの内部に収まり、当接面11cがフランジPcに当接するまで、吸着ノズル11を下降させる。この状態で負圧発生源を作動させることで、部品保持部11aの下端に電子部品Pが吸着される(図6参照)。このように、装着ヘッド10は、水平方向に移動して、下端に装着された吸着ノズル11を部品保持部11aの中心を回転軸として回転可能である。
【0027】
図5(a)において、部品保持部11aの下部において、部品保持部11aの中心を挟んで対向する左右の位置には、円筒状の部品保持部11aを下端の当接面11cまで斜めに切り取った切除部11dが形成されている。図5の例では、部品保持部11aは、切除部11dによって部品保持部11aの下端の当接面11cが吸引孔11bの内まで切り取られた形状をしている。また、吸着ノズル11は、部品保持部11aの外周面から径方向に延出する鍔部11eを有している。鍔部11eの機能は、後で述べる。
【0028】
図6(a)において、電子部品Pは、極性識別部Pdが一方の切除部11d(ここでは右側)に位置するように部品保持部11aに保持されている。この状態で、電子部品Pの上部Pbの一部が左右の切除部11dの位置において部品保持部11aから外にはみ出している。図6(c)において、極性識別部Pdが形成されているフランジPcの位置には、当接面11cが存在しない。すなわち、当接面11cは、吸着した電子部品Pの極性識別部Pdがある位置および極性識別部Pdに対向する位置(切除部11dの位置)が、その他の位置より小さい若しくは存在しない形状である。
【0029】
このように、吸着ノズル11は、下端に吸着した電子部品Pを保持する中空の部品保持部11aを有し、部品保持部11aは、吸着した電子部品Pの少なくとも極性識別部Pdの一部を部品保持部11aからはみ出させて保持する。また、部品保持部11aは、切除部11dの位置を部品保持部11aからはみ出させて電子部品Pを保持する。
【0030】
次に図7を参照して、部品認識ユニット14の詳細構成と、吸着ノズル11が有する鍔部11eの機能について説明する。図7は、電子部品Pを吸着した吸着ノズル11が部品認識ユニット14の上方に移動した状態を示している。部品認識ユニット14は、内部中央に部品認識カメラ14aを備えており、部品認識カメラ14aの周囲には、第1の光源14bと第2の光源14cが配置されている。
【0031】
図7において、第1の光源14bは吸着ノズル11の下方に位置し、上方に位置する吸着ノズル11の鍔部11eに向けて光を照射する。第1の光源14bから上方に照射された光は鍔部11eによって下方に反射され、吸着ノズル11が吸着している電子部品Pの本体部Paを上方から照らす透過光R1となる。上方から電子部品Pを照らす透過光R1は、部品保持部11aからはみ出している上部PbおよびフランジPcを透過して部品認識カメラ14aに入射する。
【0032】
すなわち、部品認識カメラ14aは、吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの本体部Paを下方から撮像するカメラであり、第1の光源は部品認識カメラ14aが撮像する電子部品Pを上方から照らす透過光R1を照射する。なお、透過光R1は、下方の第1の光源14bから照射されて鍔部11eによって下方に反射された光に限定されることはなく、上方から吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの本体部Paを照らす光であればよい。例えば、吸着ノズル11の上方に設置された光源から照射され、上方から吸着ノズル11が吸着した電子部品Pを照らす光であってもよい。
【0033】
図7において、第2の光源14cは、部品認識カメラ14aの上方に位置する吸着ノズル11が吸着している電子部品Pの複数のリードLの先端を照らす照射光R2を照射する。照射光R2によって照らされたリードLの先端は、部品認識カメラ14aによって撮像される。このように、第2の光源14cは、部品認識カメラ14a(カメラ)が撮像する電子部品Pの複数のリードLの先端を照らす照射光R2を照射する。
【0034】
次に図8を参照して、部品装着装置1の制御系の構成について説明する。部品装着装置1が備える制御部20には、基板搬送機構2、部品供給部4、装着ヘッド10、装着ヘッド移動機構12、ヘッドカメラ13、部品認識ユニット14、タッチパネル15が接続されている。装着ヘッド10は、ノズル回転機構10cを備えている。部品認識ユニット14は、部品認識カメラ14a、第1の光源14b、第2の光源14cを備えている。制御部20は、認識処理部21、装着制御部22、生産データ記憶部23、部品情報記憶部24、認識結果記憶部25を備えている。
【0035】
生産データ記憶部23は記憶装置であり、電子部品Pを基板3に装着する際に参照される電子部品Pの部品名(種類)、装着位置(XY座標)、装着角度(装着時の電子部品の向き)などを含む生産データを記憶する。部品情報記憶部24は記憶装置であり、基板3に装着される電子部品Pの部品名、サイズ、極性の有無の他、極性がある場合には極性識別部Pdの形状や位置など部品の極性を検出するための極性検出情報などが記憶されている。また、部品情報記憶部24には、部品トレイ6に保持された電子部品Pの部品トレイ6内の位置(XY座標)、極性識別部Pdの方向なども記憶されている。
【0036】
図8において、認識処理部21は、内部処理部として極性検出部21a、位置角度検出部21bを備えている。認識処理部21は、部品認識カメラ14a(カメラ)が吸着ノズル11に吸着された電子部品Pを撮像した画像を画像認識する。部品認識カメラ14aが撮像する際は、第1の光源14bは透過光R1を、第2の光源14cは照射光R2を照射している。すなわち、第2の光源14cは、第1の光源14bが透過光R1を照射する時に照射光R2を照射している。
【0037】
ここで図9を参照して、部品認識カメラ14aによって撮像された吸着ノズル11に吸着された電子部品Pの部品認識画像14vの一例について説明する。電子部品Pは、図6に示すように、下方から見て極性識別部Pdが右側の切除部11dに位置するように吸着ノズル11に保持されている。部品認識画像14vには、X方向の中心線14xとY方向の中心線14yが重ねて表示されている。X方向の中心線14xとY方向の中心線14yの交点が、部品認識画像14vの中心14mである。図9の例では、部品認識画像14vの中心14mと吸着ノズル11の中心、すなわちノズル軸ANが一致している。
【0038】
部品認識画像14vには、透過光R1が電子部品PのフランジPcの一部を透過して部品認識カメラ14aで撮像された図形(縦長の2つの図形)と、照射光R2が電子部品PのリードLの先端で反射されて部品認識カメラ14aで撮像された図形(縦長の図形の間にある2つの円)が表示されている。フランジPcのうち、吸着ノズル11の当接面11cが当接した部分と部品保持部11aの中心付近は透過光R1が透過しないため部品認識画像14vには表示されていない。これにより、フランジPcは、極性識別部Pdが形成されている右側と、極性識別部Pdに対向する左側の2つの部分に分かれて表示されている。
【0039】
図8において、極性検出部21aは、部品認識画像14vにおける極性識別部Pdの位置を認識して吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの極性を検出する。例えば、極性検出部21aは、図9に示す部品認識画像14vに2つに分割されて表示されているフランジPc(縦長の2つの図形)の面積を比較して、面積が小さい方を極性識別部Pdがある方向として認識し、部品情報記憶部24に記憶されている極性検出情報に基づいて極性を検出する。なお、極性検出部21aは、パターンマッチングなどで極性識別部Pdがある方向を認識するようにしてもよい。
【0040】
位置角度検出部21bは、複数のリードLの先端の位置を認識して吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの水平面内における中心位置Cp(位置)または回転角度θpの少なくとも一方を検出する。例えば、位置角度検出部21bは、図9に示す部品認識画像14vに表示されている2つのリードLの先端(2つの円)の中心を結ぶ直線を認識して、2つのリードLの中間点を中心位置Cpとして検出し、この直線がY方向の中心線14yとなす角度を回転角度θpとして検出する。また、位置角度検出部21bは、部品認識画像14vの中心14m(ノズル軸AN)から見た電子部品Pの中心位置CpのXY座標であるX方向の位置XpとY方向の位置Ypを算出する。
【0041】
このように、認識処理部21は、部品認識カメラ14aが撮像した画像を画像認識し、極性識別部Pdの位置を認識して吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの極性を検出し、複数のリードLの先端の位置を認識して吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの水平面内における中心位置Cp(位置)または回転角度θpの少なくとも一方を検出する。検出された電子部品Pの極性、中心位置Cp(Xp,Yp)、回転角度θpは、認識結果記憶部25に記憶される。本実施の形態では、吸着ノズル11が吸着した電子部品Pに透過光R1と照射光R2を同時に照射しながら部品認識カメラ14aで撮像することで、電子部品Pの極性、中心位置Cp(Xp,Yp)、回転角度θpを一度の撮像で検出することができて装着効率を向上できる。
【0042】
図8において、装着制御部22は、装着ヘッド10と装着ヘッド移動機構12を制御して、吸着ノズル11によって部品トレイ6に保持された電子部品Pを真空吸着してピックアップし、吸着ノズル11が保持する電子部品Pを基板3に装着させる部品装着作業を実行させる。
【0043】
吸着ノズル11が電子部品Pをピックアップして基板3に装着する間に、装着ヘッド10は部品認識ユニット14の上方を通過し、認識処理部21による電子部品Pの極性と回転角度θpの検出が行われる。装着制御部22は、認識結果記憶部25に記憶されている電子部品Pの極性、中心位置Cp(Xp,Yp)、回転角度θp(認識結果)に基づいて、吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの極性、中心位置Cp(位置)、回転角度θpを補正して基板3に装着させる。このように、装着制御部22は、認識処理部21による認識結果に基づいて、装着ヘッド10の動作を制御する制御部である。
【0044】
次に図10のフローに沿って、電子部品Pを吸着ノズル11で吸着して基板3に装着する部品装着方法における、部品トレイ6から電子部品Pをピックアップして基板3に装着する1ターン分について説明する。図10において、まず、装着ヘッド10はトレイフィーダ7が供給する部品トレイ6の上方に移動し、吸着ノズル11を下降させて部品トレイ6に保持されて供給される電子部品Pの本体部Paを吸着ノズル11で吸着する(ST1:吸着工程)。その際、吸着ノズル11は、部品保持部11aが吸着する電子部品Pの極性識別部Pdがある位置および極性識別部Pdに対向する位置を部品保持部11aからはみ出させて保持するように(切除部11dの位置と一致するように)回転角度θpを調整して部品トレイ6に保持されている電子部品Pを吸着する。
【0045】
次いで電子部品Pを吸着した吸着ノズル11を部品認識カメラ14a(カメラ)の上方に移動させる(ST2:撮像移動工程)。次いで第1の光源14bから透過光R1を照射させて、吸着ノズル11が保持する電子部品Pの本体部Paを上方から照らす(ST3:第1の照射工程)。また、第2の光源14cから照射光R2を照射させて、電子部品Pの複数のリードLの先端を照らす(ST4:第2の照射工程)。次いで透過光R1と照射光R2を照射している状態で、部品認識カメラ14aで吸着ノズル11が保持する電子部品Pを下方から撮像する(ST5:撮像工程)。
【0046】
図10において、次いで認識処理部21は、部品認識カメラ14a(カメラ)が撮像した画像より極性識別部Pdの位置を認識して吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの極性と、複数のリードLの先端の位置を認識して吸着ノズル11が吸着した電子部品Pの水平面内における中心位置Cpまたは回転角度θpの少なくとも一方を検出する(ST6:認識処理工程)。次いで装着ヘッド10は基板搬送機構2の装着作業位置に保持されている基板3の上方に移動する(ST7:基板移動工程)。
【0047】
次いで認識処理工程(ST6)における認識結果に基づいて、吸着ノズル11が保持する電子部品Pの中心位置Cpまたは回転角度θpの少なくとも一方を補正して基板3に装着させる(ST8:装着工程)。作業者が電子部品Pを誤った方向で部品トレイ6に保持させたことなどが原因で、認識処理工程(ST6)において検出された電子部品Pの極性(方向)が設定と異なっていた場合は、装着工程(ST8)において正しい方向に修正して基板3に装着される。その際、電子部品Pがθ方向にずれて保持された回転角度θpも修正される。このように、本実施の形態の部品装着方法は、リード付き電子部品Pの極性を容易に検出して、正確に基板3に装着することができる。
【0048】
上記説明したように、本実施の形態の部品装着装置1は、本体部Paと、本体部Paの一部に形成された極性識別部Pdと、を有する電子部品Pを吸着して基板3に装着する吸着ノズル11を備え、吸着ノズル11は、下端に吸着した電子部品Pを保持する部品保持部11aを有し、部品保持部11aは、吸着した電子部品Pの少なくとも極性識別部Pdの一部を部品保持部11aからはみ出させて保持する。これによって、リード付き電子部品Pの極性を容易に検出することができる。
【0049】
次に図11図13を参照して、極性を有する他のリード付き電子部品Q、電子部品Qを吸着する他の吸着ノズル16、部品認識カメラ14aが撮像した他の電子部品Qの部品認識画像17vについて説明する。
【0050】
図11(a)、図11(b)において、電子部品Qは、本体部Qaと、本体部Qaの底面より下方に延出する複数のリードL(ここでは4本)を有している。本体部Qaには、半球状のドーム部Qbと、ドーム部Qbの下に位置する略直方体の基台部Qcが形成されている。本体部Qaは、透明または半透明の樹脂で形成されている。基台部Qcには、リードLの極性を表示する極性識別部Qdが形成されている。この例では、極性識別部Qdは、直方体状の基台部Qcの1つの角が切り欠かれて形成されている。このように、電子部品Qは、本体部Qaの一部に極性識別部Qdが形成されている。
【0051】
次に図12を参照して、他の吸着ノズル16の詳細構成について説明する。図12は、装着ヘッド10の装着ユニット10aの下端部に装着されている他の吸着ノズル16の3面図を示している。図12(a)、図12(b)は、吸着ノズル16の正面および側面をそれぞれ示しており、図12(c)は、図12(a)に示す吸着ノズル16の下面を示している。図12において、他の吸着ノズル16は、図5に示す吸着ノズル11と同様に、部品保持部16aと鍔部16dを有している。部品保持部16aは円筒状であり、金属や硬質のプラスティックなど、光が透過しない材料で形成されている。
【0052】
部品保持部16aの内部には、上下に有する吸引孔16bが形成されている。部品保持部16aの下端には、電子部品Qの基台部Qcの上面に当接する当接面16cが形成されている。吸引孔16bの大きさは、吸着ノズル16が吸着する電子部品Qのドーム部Qbの直径より大きく、極性識別部Qdを含む基台部Qcの外形より小さいサイズに形成されている。このように、吸着ノズル16は、下端に吸着した電子部品Qを保持する中空の部品保持部16aを有し、部品保持部16aは、吸着した電子部品Qの少なくとも極性識別部Qdの一部を部品保持部16aからはみ出させて保持する。
【0053】
次に図13を参照して、部品認識カメラ14aによって撮像された吸着ノズル16に吸着された電子部品Qの部品認識画像17vの一例について説明する。部品認識カメラ14aが電子部品Qを撮像する際には、透過光R1のみが第1の光源14bより照射されている。(照射光R2は、照射されていない。)部品認識画像17vには、X方向の中心線17xとY方向の中心線17yが重ねて表示されている。X方向の中心線17xとY方向の中心線17yの交点が、部品認識画像17vの中心17mである。この例では、部品認識画像17vの中心17mと吸着ノズル16の中心、すなわちノズル軸ANが一致している。
【0054】
部品認識画像17vには、透過光R1が電子部品Qの基台部Qcの一部を透過して部品認識カメラ14aで撮像された図形(基台部Qcの中心が部品保持部16aでくり抜かれた図形)が表示されている。また、4本のリードLは透過光R1が透過しないため、部品認識画像17vに表示された基台部Qcのうち、4本のリードLに該当する箇所が欠けている。認識処理部21は、部品認識画像17vにおける極性識別部Qdの位置と4本のリードLの位置を認識して、吸着ノズル16が吸着した電子部品Qの極性、中心位置Cq(位置)、回転角度θqを検出する。図13の例では、電子部品Qの中心位置Cqは、吸着ノズル16の中心(ノズル軸AN)と一致している。
【0055】
このように、他の吸着ノズル16で吸着した他の電子部品Qの本体部Qaを透過光R1で上方から照らしながら部品認識カメラ14aで撮像することで、リード付き電子部品Qの極性、中心位置Cq、回転角度θqを容易に検出することができる。
【0056】
また、電子部品Qの複数のリードLが、電子部品Qが吸着ノズル16に保持された状態で吸着ノズル16の部品保持部16aの内側(ドーム部Qbの下方)に隠れる位置にある場合は、透過光R1の照射と同時に第2の光源14cから複数のリードLの先端を照らす照射光R2を照射しながら部品認識カメラ14aによって電子部品Qが撮像される。これによって、一度の撮像で極性識別部Qdと複数のリードLの位置を認識して、電子部品Qの極性、中心位置Cq、回転角度θqを検出することができる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明の部品装着装置および吸着ノズルならびに部品装着方法は、リード付き電子部品の極性を容易に検出することができるという効果を有し、電子部品を基板に実装する分野において有用である。
【符号の説明】
【0058】
1 部品装着装置
3 基板
6 部品トレイ
10 装着ヘッド
11、16 吸着ノズル
11a、16a 部品保持部
11e、16d 鍔部
14a 部品認識カメラ(カメラ)
14b 第1の光源
14c 第2の光源
Cp、Cq 中心位置(位置)
L リード
P、Q 電子部品
Pa、Qa 本体部
Pc フランジ
Pd、Qd 極性識別部
R1 透過光
R2 照射光
θp、θq 回転角度
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13