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特許7285652液状または半液状の食品製品を製造するための機械及びシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-25
(45)【発行日】2023-06-02
(54)【発明の名称】液状または半液状の食品製品を製造するための機械及びシステム
(51)【国際特許分類】
   A23G 9/22 20060101AFI20230526BHJP
【FI】
A23G9/22
【請求項の数】 27
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019030206
(22)【出願日】2019-02-22
(65)【公開番号】P2019165718
(43)【公開日】2019-10-03
【審査請求日】2021-12-07
(31)【優先権主張番号】102018000003502
(32)【優先日】2018-03-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(31)【優先権主張番号】19152267
(32)【優先日】2019-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】518089540
【氏名又は名称】エイエルアイ グループ ソチエタ ア レスポンサビリタ リミタータ カルピジャーニ
【氏名又は名称原語表記】ALI GROUP S.r.l.CARPIGIANI
【住所又は居所原語表記】Via Gobetti 2/A,20063 CERNUSCO SUL NAVIGLIO (MILANO),Italy
(74)【代理人】
【識別番号】100159905
【弁理士】
【氏名又は名称】宮垣 丈晴
(74)【代理人】
【識別番号】100142882
【弁理士】
【氏名又は名称】合路 裕介
(74)【代理人】
【識別番号】100158610
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 新吾
(74)【代理人】
【識別番号】100132698
【弁理士】
【氏名又は名称】川分 康博
(72)【発明者】
【氏名】アンドレア コッキ
(72)【発明者】
【氏名】ロベルト ラッザリーニ
【審査官】吉岡 沙織
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2012/0312049(US,A1)
【文献】特開2014-193159(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0358169(US,A1)
【文献】特表2014-504900(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107784748(CN,A)
【文献】特開平04-045749(JP,A)
【文献】特開2007-228970(JP,A)
【文献】特開2003-111563(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23G
A23L
A23C
C12C
C12G
C12H
A47J
B67D
G06F
G06Q
G09C
H04K
H04L
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状または半液状の食品製品を製造するための機械(1)であって、
ベースとなる液状または半液状の製品を処理するための第1の処理容器(2)であって、処理室(3)を構成する第1の処理容器(2)と、
前記機械(1)の動作パラメータを測定するよう構成される、少なくとも1つのセンサ(50)と、
前記少なくとも1つのセンサ(50)に作動的に接続され、前記センサ(50)により取得されたデータの送受信用のモジュール(8)を含む、処理・制御ユニット(7)と、を含み、
前記動作パラメータは、前記第1の処理容器(2)内に供給されるベースとなる液状または半液状の製品の量、前記第1の処理容器(2)内に存在するベースとなる液状または半液状の製品の量、または前記第1の処理容器(2)から取り出されるベースとなる液状または半液状の製品の量に関連するパラメータであり、
データ送受信用の前記モジュール(8)は、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)に情報を書き込むための書き込みモジュール(80)に、前記センサ(50)により取得されたデータを送信するよう構成される、ことを特徴とする機械。
【請求項2】
前記第1の処理容器(2)内の前記製品を混ぜるための撹拌器(4)を含む、請求項1に記載の機械。
【請求項3】
前記第1の処理容器(2)と関連付けられた熱交換器(6)を含む熱システム(5)を含む、請求項1または2に記載の機械。
【請求項4】
情報を書き込むための前記書き込みモジュール(80)は、「スマート・コントラクト」プログラムにより構成される、請求項1~3のいずれか一項に記載の機械。
【請求項5】
前記センサ(50)は、前記第1の処理容器(2)内に収容されているベースとなる液状または半液状の製品の量の重さを取得するよう構成されるセンサである、請求項1~のいずれか一項に記載の機械。
【請求項6】
前記センサ(50)は、前記第1の処理容器(2)に収容されているベースとなる液状または半液状の製品の嵩高を取得するよう構成されるレベルセンサである、請求項1~のいずれか一項に記載の機械。
【請求項7】
前記センサ(50)は、前記第1の処理容器(2)内に供給されるベースとなる液状または半液状の製品の量を取得するよう構成されるセンサである、請求項1~のいずれか一項に記載の機械。
【請求項8】
前記センサ(50)は、前記第1の処理容器(2)から取り出されるベースとなる液状または半液状の製品の量を取得するよう構成されるセンサである、請求項1~のいずれか一項に記載の機械。
【請求項9】
前記センサ(50)は、前記第1の処理容器(2)内への、または前記第1の処理容器(2)外への流れを測定するための流量センサである、請求項1~のいずれか一項に記載の機械。
【請求項10】
前記処理・制御ユニット(7)は、処理モジュール(9)と、メモリ(10)とを含み、前記メモリ(10)は、前記「スマート・コントラクト」プログラムを実現し且つ前記処理モジュール(9)により実行可能な処理用ソフトウェア命令を格納する、請求項に記載の機械。
【請求項11】
前記「スマート・コントラクト」プログラムを構成するソフトウェアは、分散アーキテクチャデータベースに、データ送受信用の前記モジュール(8)から受信した情報を格納するよう構成される、請求項4または10に記載の機械。
【請求項12】
前記「スマート・コントラクト」プログラムを構成するソフトウェアは、データ送受信用の前記モジュール(8)から受信したデータに基づき、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)に、情報を格納するよう構成される、請求項4または10に記載の機械。
【請求項13】
前記「スマート・コントラクト」プログラムを構成するソフトウェアは、データ送受信用の前記モジュール(8)から受信したデータに応じて、ブロックチェーン型の分散アーキテクチャデータベース(DB)に対して、情報の読み出し及び/または書き込みを実行するよう構成される、請求項4、10~12のいずれか一項に記載の機械。
【請求項14】
前記「スマート・コントラクト」プログラムを構成するソフトウェアは、データ送受信用の前記モジュール(8)から受信したデータに応じて、ブロックチェーン型の分散アーキテクチャデータベース(DB)に対して、情報の読み出し及び/または書き込みを実行するよう構成され、
前記処理モジュール(9)は、ブロックチェーン型の分散アーキテクチャデータベースの処理ノードを構成する、請求項10に記載の機械。
【請求項15】
液状または半液状の製品を製造するための製造システム(100)であって、
請求項1~14のいずれか一項に記載の少なくとも1つの機械(1)と、
データ送受信用の前記モジュール(8)から受信したデータに応じて、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)に、前記センサ(50)により取得された少なくとも1つのパラメータに関連する情報を書き込むよう構成される情報書き込みモジュール(80)を構成する複数の処理ノード(16)と、を含むことを特徴とする製造システム。
【請求項16】
前記複数の処理ノード(16)は、前記機械(1)に対して外部にあるプロセッサにより構成される、請求項15に記載の製造システム(100)。
【請求項17】
前記情報書き込みモジュール(80)は、前記複数の処理ノード(16)により実行され、且つ、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)に対して、前記センサ(50)により取得された少なくとも1つのパラメータに関連する情報の読み出し及び/または書き込みを実行するよう構成される「スマート・コントラクト」プログラムにより構成される、請求項16に記載の製造システム(100)。
【請求項18】
分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)はブロックチェーン型のものであり、複数の相互接続された情報ブロック(B1、B2、Bn)にグループ化された情報を含む、請求項1517のいずれか一項に記載の製造システム(100)。
【請求項19】
前記複数の情報ブロック(B1、B2、Bn)は、暗号アルゴリズムにより相互接続されている、請求項18に記載の製造システム(100)。
【請求項20】
分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)は、特定の電子アドレスに対するトークンの存在に関連する情報を含み、前記情報書き込みモジュール(80)は、所定の電子アドレス間でのトークン取引を実行するよう構成される、請求項1519のいずれか一項に記載の製造システム。
【請求項21】
前記情報書き込みモジュール(80)は、データ送受信用の前記モジュール(8)から受信した、前記センサ(50)により取得された少なくとも1つのパラメータに関連するデータに応じて、所定の電子アドレス間でのトークン取引を実行するよう構成される、請求項20に記載の製造システム。
【請求項22】
前記複数の処理ノードは、ブロックチェーン型の分散アーキテクチャデータベース(DB)への新たな情報ブロックの追加の結果として、追加のトークンを生成し、前記トークンを選択された電子アドレスに割り当てるよう構成される、請求項20または21に記載の製造システム。
【請求項23】
前記選択された電子アドレスは、前記新たな情報ブロックを最初に検証し、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)に前記新たなブロックを追加するイネーブルを最初に付与した前記処理ノードに関連付けられた電子アドレスに対応する、請求項22に記載の製造システム。
【請求項24】
分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)は、以下のいずれかのプラットフォームに基づいて構築される、請求項1523のいずれか一項に記載の製造システム:イーサリアム;イーサリアムクラシック;IOTA;EOS;NEO;Waves;Qtum;NEM;Multiversum;Corda(R3);Corda enterprise(R3);ハイパーレジャー;リップル;ステラ。
【請求項25】
前記複数の処理ノードは、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)の完全コピーを保持するよう構成される複数のプロセッサ(16A)により構成される第1のセット、及び分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)の部分コピーを保持するよう構成される複数のプロセッサ(16B)により構成される第2のセットを含む、請求項1524のいずれか一項に記載の製造システム。
【請求項26】
分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)はブロックチェーン型のものであり、複数の相互接続されたブロック(B1、B2、Bn)にグループ化された情報を含み、前記複数のブロック(B1、B2、Bn)に含まれる各ブロックは、当該ブロックに関連付けられたタイムマークを有する、請求項1525のいずれか一項に記載の製造システム。
【請求項27】
前記複数の処理ノードは、以下の種類から選択される、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベース(DB)に対する書き込みを可能にするためのコンセンサスプロトコルにより動作する、前記データベース(DB)の各ノードを構成する、請求項1526のいずれか一項に記載の製造システム:
・プルーフ・オブ・ワーク;
・プルーフ・オブ・ステーク;
・Cordaコンセンサスプロトコル(特定の「ステートオブジェクト」についてコンセンサスに至るよう構成される);
・好ましくはKafka及び/またはZookeeperで実現された、クラッシュ・フォールト・トレラント(CFT);
・Solo;
・ビザンチン・フォールト・トレラント性(BFT);
・実用的ビザンチン・フォールト・トレラント(PBFT);
・簡易ビザンチン・フォールト・トレラント(SBFT);
・Raft;
・Sumeragi;
・プルーフ・オブ・エラプスド・タイム(PoET);
・許可型投票ベースのプロトコル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状または半液状の食品製品を製造するための機械、及び液状または半液状の食品製品を製造するためのシステムに関連する。
【背景技術】
【0002】
その種の機械のユーザまたは買い手にとって、機械の購入及び運用関連のコストを削減できることが最重要要件である。
【0003】
実際には既知のように、機械のエンドユーザは通常、機械については、製造業者から直接購入するか、特殊な会社を通してリース契約を結ぶかレンタルし、ベースとなる混合物については、専門の会社から買う。
【0004】
商売を始めた時点で、消費量が機械の購入または賃借りに十分ではない小規模事業者も存在する。そのため、そのような小規模事業者は、しばしば機械の購入を見送ったり先延ばしにしたりする。
【0005】
したがって、所定の特徴を有することにより、販売、及び/または賃借り、及び/または製造に係るコストを削減でき、そのことであらゆる規模の事業者が、例え商売を始めたばかりでも使うことができる機械を入手可能にする必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明は、上記の要件を満たすことを目的とし、特に、所定の特徴を有することにより、販売、及び/または賃借り、及び/または使用に係るコストを削減できる機械を入手可能にするという要件を満たすことを目的とする。
【0007】
したがって、本発明は、所定の特徴を有することにより、消費量が少ない場合にも有利に使うことができる機械を入手可能にすることも目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の技術的特徴は、上記の目的を参照して、添付の請求項において明確に記載され、また、本発明の利点は、本発明の例示的且つ非限定的な実施形態を示す添付の図面を参照する、以下の詳細な説明を通してより明確になる。
図1】本発明に係る機械の第1の実施形態を示す概略図である。
図2】本発明に係る機械の第2の実施形態を示す概略図である。
図3】本発明に係る機械の第3の実施形態を示す概略図である。
図4】本発明に係る機械の第4の実施形態を示す概略図である。
図5】本発明に係る機械の第5の実施形態を示す概略図である。
図6】本発明に係る機械を複数含むシステムを示す概略図である。
図7】ブロックチェーン型の分散アーキテクチャデータベースを示す概略図である。
図8】本発明に係る情報の流れを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付の各図面において、参照番号「1」は、本発明に係る、液状または半液状の食品製品を製造するための機械を示す。
【0010】
当該機械1は、アイスクリーム(アルチザンアイスクリームまたはソフトクリーム)またはアイスクリーム業に係る製品(グラニータ、シャーベット等)を製造するよう構成されることが好ましい。
【0011】
当該機械1は、アイスクリームやペーストリー、ならびに類似の製品(アイスクリーム、ソフトクリーム、グラニータ、シャーベット、シェーク、ヨーグルト、フローズンデザート、及びコールドクリームが例として挙げられるが、本発明の範囲はこれらに限定されない)を製造するよう構成されることが好ましい。
【0012】
液状または半液状の食品製品を製造するための機械1は、
・ベースとなる液状または半液状の製品を処理するための第1の処理容器2であって、処理室3を構成する第1の処理容器2と、
・機械1の動作パラメータを測定するよう構成される、少なくとも1つのセンサ50と、
・当該少なくとも1つのセンサ50に作動的に接続され、(センサ50に関連する)データの送受信用のモジュール8を含む、処理・制御ユニット7と、を含む。
【0013】
機械1は、第1の処理容器2内に収容されている製品を混ぜるための(好ましくは第1の容器2内に配置された)撹拌器4を含むことが好ましい。
【0014】
機械1は、熱システム5を含むことが好ましい。当該熱システム5は、第1の処理容器2に関連付けられた熱交換器6を含む。
【0015】
データ送受信用のモジュール8は、書き込みモジュール80に、センサ50により取得されたデータを送信するよう構成されることが好ましい。当該書き込みモジュール80は、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBへの情報書き込み用のモジュールである。
【0016】
情報書き込みモジュール80は、ハードウェア及び/またはソフトウェア要素により構成されても良い。
【0017】
上記の情報は、金銭上の取引に関連する情報であることが好ましい。
【0018】
当該情報は、トークンまたは電子通貨を用いた取引に関連する情報であることが好ましい。
【0019】
上記の分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBは、トークンまたは電子通貨を電子アドレス(電子ウォレット)と関連付ける情報を含むことが好ましい。
【0020】
情報書き込みモジュール80は、「スマート・コントラクト」プログラムを含むことが好ましい。したがって、データ送受信用のモジュール8は、「スマート・コントラクト」プログラムに、センサ50によって取得されたデータを送信するよう構成される。
【0021】
センサ50の動作パラメータは、第1の処理容器2内に供給されるベースとなる液状または半液状の製品の量、第1の処理容器2内に存在するベースとなる液状または半液状の製品の量、または第1の処理容器2から取り出されるベースとなる液状または半液状の製品の量に関連することが好ましい。
【0022】
1つの局面では、センサ50は、コードリーダ(例えば、QRコード(登録商標)リーダまたはバーコードリーダ)であっても良い。
【0023】
データ送受信用のモジュール8は、「スマート・コントラクト」プログラムに、センサ50によって取得されたデータを送信するよう構成されることが好ましい。
【0024】
処理・制御ユニット7は、(好ましくはブロックチェーン型の)分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBの(複数の処理ノードに含まれる)処理ノードを構成できることが好ましい。
【0025】
上記のスマート・コントラクトプログラムは、上記の複数の処理ノードに格納され、実行されることが好ましい。
【0026】
なお、その製造システムにおいては、一部(1または複数の)の処理ノードは、1または複数の機械1の各処理・制御ユニット7により構成されても良く、一方で他の処理ノードは、(いずれの機械1にも属さない)1または複数のコンピュータ・プロセッサにより構成されても良い。
【0027】
上記のスマート・コントラクトプログラムは、複数の処理ノードにより実行される(好ましくは「チューリング完全な仮想マシン」型の)「仮想マシン」型環境において実行されることが好ましい。
【0028】
なお、データ送受信用のモジュール8は、センサ50によって取得された各値を、スマート・コントラクトプログラムに送信するために、受信するよう構成されることが好ましい。
【0029】
別の局面では、処理・制御ユニット7は、メモリ10を含むことが好ましい。
【0030】
別の局面では、処理ユニット7は、処理モジュール9を含むことが好ましい。
【0031】
この局面では、処理モジュール9は、処理・制御ユニット7に一体化されている。すなわち、処理モジュール9は、機械1の一部である。
【0032】
処理ユニット7は、ハードウェア要素である(または、複数の相互接続されたハードウェア要素により構成される)ことが好ましい。
【0033】
メモリ10は、分散型のハードウェアメモリであっても良く、単一の電子ユニットに集約されていても良い。
【0034】
データ送受信用のモジュール8は、データ通信インターフェースを含むことが好ましい。
【0035】
データ送受信用のモジュール8は、インターネット網に接続するよう構成されることが好ましい。
【0036】
1つの局面では、センサ50は、第1の処理容器2内に収容されているベースとなる液状または半液状の製品の量の重さ、または、供給容器(例えば図4における参照符号「90」)内に収容されているベースとなる製品の量の重さを取得するよう構成されるセンサである。
【0037】
別の局面では、センサ50は、第1の処理容器2内に収容されているベースとなる液状または半液状の製品の嵩高を取得するよう構成されるレベルセンサである。
【0038】
別の局面では、センサ50は、第1の処理容器2内に供給される(容器もしくは袋から、または他の任意の用品を用いて供給される場合がある)ベースとなる液状または半液状の製品の量を取得するよう構成されるセンサである。当該局面では、センサ50は、流量センサであることが好ましいが、必ずしも流量センサでなくても良い。
【0039】
さらに別の局面では、センサ50は、第1の処理容器2から取り出されるベースとなる液状または半液状の製品の量を取得するよう構成されるセンサである。当該局面では、センサ50は、流量センサであることが好ましいが、必ずしも流量センサでなくても良い。
【0040】
別の局面では、「スマート・コントラクト」プログラムを構成するソフトウェアは、データ送受信用のモジュール8から受信したデータに応じて、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBに対する、情報(データ)の読み出し及び/または格納を実行するよう構成される。
【0041】
当該情報は、好ましくは、センサ50により取得された各パラメータを含む。
【0042】
別の局面では、「スマート・コントラクト」プログラムを構成するソフトウェアは、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースに、データ送受信用のモジュール8から受信した情報を格納するよう構成される。
【0043】
別の局面では、「スマート・コントラクト」プログラムを構成するソフトウェアは、データ送受信用のモジュール8から受信したデータに応じて、ブロックチェーン型の分散アーキテクチャデータベースに対する、情報の読み出し及び/または格納を実行するよう構成される。
【0044】
「スマート・コントラクト」プログラムは、センサ50により取得された値に応じて、(ブロックチェーン型の)分散アーキテクチャデータベースに、トークン取引(すなわち、電子通貨を用いた取引)を記録するために実現されることが好ましい。
【0045】
したがって、スマート・コントラクトプログラムは、データ送受信用のモジュール8から受信した、センサ50により取得された少なくとも1つのパラメータに関連するデータに応じて、所定の電子アドレス間でトークン取引を実行するよう構成される。
【0046】
トークン取引は、ウォレット電子アドレス間で行われることが好ましい。
【0047】
好ましくは、電子アドレスの1つは、機械1の製造業者が保有するものであっても良い。
【0048】
好ましくは、電子アドレスの1つは、ベースとなる混合物の製造業者が保有するものであっても良い。
【0049】
好ましくは、(レンタルまたはリース契約の場合、)電子アドレスの1つは、機械1を所有する会社が保有するものであっても良い。
【0050】
このようにすることで、製造量の測定が行われ、その結果所定の当事者間の取引が生成されることで、機械1における消費に対する支払いのための方法を、簡単、迅速、且つ完全に自動化された態様で実現することができるという利点がある。
【0051】
実際には、センサ50を用い、消費と相関を有するパラメータを測定できることが好ましい。
【0052】
センサ50によって取得された値に関連するオペレーション(取引)を行うスマート・コントラクトを用いることで、当事者(例えば、機械の製造業者、混合物の製造業者、機械の所有者等)間で信用に基づいた支払いが自動的になされることが保証される。
【0053】
このようにすることで、どのような事業主であっても機械1を(無料で)入手でき、実際の消費に基づいて、支払先に対して自動的に支払いがなされる。
【0054】
この意味で、分散アーキテクチャデータベースを用いることで、関連する取引に必要な透明性、信頼性、及び安全性が保証される。
【0055】
言うまでもなく、機械1の利点はこの点に止まらない。
【0056】
実際には、センサ50は、消費との相関を有さない、1または複数のパラメータも読み取り可能であり、この場合、スマート・コントラクトは、データベースDBに対し、情報及び/またはトークンの書き込み及び/または読み出しを行い、一部のオペレーションを自動化するという利点がある。
【0057】
以下、機械1の局面をさらに説明する。
【0058】
添付の図面に示されるように、機械1は、撹拌器4に接続され撹拌器4を回転駆動する駆動ユニットを含む。
【0059】
当該駆動ユニットは、処理・制御ユニット7に接続されることが好ましい。
【0060】
別の局面では、熱システム5は、(上記の)第1の処理容器2に関連付けられた熱交換器6と、追加の熱交換器20と、圧縮機21と、減圧ユニット22と、を含む。
【0061】
熱交換器6と、追加の熱交換器20と、圧縮機21と、減圧ユニット22とは、熱交換流体を収容する回路を構成する。
【0062】
すなわち、熱システム5は、(熱交換流体を用いる熱力学サイクルにより動作するよう構成される)熱力学システムである。
【0063】
熱システム5は、第1の容器2内の製品を冷却及び/または加熱するよう構成される。
【0064】
処理・制御ユニット7は、分散型のユニット、即ち、分散されたハードウェア及びソフトウェア要素を有するユニットであっても良く、単一のユニットであっても良い。
【0065】
別の局面では、処理・制御ユニット7はさらに、相互接続された複数のブロックB1、B2、・・・Bnにグループ化された情報を含むブロックチェーン型の分散アーキテクチャデータベースDBの処理(格納)ノードを構成しても良い。
【0066】
当該複数のブロックB1、B2、Bnは、暗号アルゴリズムにより相互接続されることが好ましい。
【0067】
別の局面では、機械1は、処理・制御ユニット7に接続され、ユーザがアクティブ化できる少なくとも1つのコマンド(好ましくは複数のコマンド)を有するユーザ・インターフェース13を含む。
【0068】
当該インターフェース13は、ユーザがアクティブ化できる起動及び選択コマンド、及び/または押しボタンを含むことが好ましい。
【0069】
さらに別の局面では、機械1は、ディスペンサ14を含む。当該ディスペンサ14は、ベースとなる液状または半液状の製品を処理するための第1の処理容器2に接続され、当該製品の容器2からの取り出しを可能にする。
【0070】
ディスペンサ14は、ベースとなる液状または半液状の製品の吐出を可能にする、ユーザが作動させることができるレバーを含むことが好ましい。
【0071】
別の局面では、液状または半液状の製品を製造するための製造システム100が構成され、当該製造システム100は、
・添付の請求項のいずれか一項に記載の、及び/または、本明細書中において既に記載の、少なくとも1つの機械1と、
・データ送受信用のモジュール8から受信したデータに応じて、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBに、センサ50により取得された少なくとも1つのパラメータに関連する情報を書き込むよう構成される情報書き込みモジュール80を構成する複数の処理ノードと、を含む。
【0072】
別の局面では、情報書き込みモジュール80は、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBに対して、センサ50により取得された少なくとも1つのパラメータに関連する情報の読み出し及び/または書き込みを実行するよう構成される「スマート・コントラクト」プログラムにより構成される。
【0073】
読み出し及び/または書き込みの対象となる情報は、所定の電子アドレス間のトークン(電子通貨)取引を含んでも良い。
【0074】
実際には、1つの局面では、各処理ノードは、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBの格納ノードでもある。
【0075】
1つの局面では、「スマート・コントラクト」プログラムを構成するソフトウェアは、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBに、データ送受信用のモジュール8から受信した情報を格納するよう構成される。
【0076】
別の局面では、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBはブロックチェーン型のものであり、相互接続された複数の情報ブロックB1、B2、Bnにグループ化された情報を含む。
【0077】
別の局面では、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBは、特定の各電子アドレス(電子ウォレット)に対するトークン(または電子通貨)の存在に関連する情報を含む。
【0078】
別の局面では、各処理ノードは、(ブロックチェーン型の)分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBへの新たなブロックの追加の結果として、追加のトークンを生成し、当該トークンを選択された電子アドレスに割り当てるよう構成される。
【0079】
別の局面では、当該選択された電子アドレスは、新たなブロックを最初に検証し、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBに当該新たなブロックを追加するイネーブルを最初に付与した処理ノードに関連付けられた電子アドレスに対応する。
【0080】
別の局面では、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBは、以下のいずれかのプラットフォームにより構成される(以下のいずれかのプラットフォームに基づいて構築される):イーサリアム;イーサリアムクラシック;IOTA;EOS;NEO;Waves;Qtum;NEM;Multiversum;Corda(R3);Corda enterprise(R3);リップル;ステラ;ハイパーレジャー(ファブリック、バロウ、インディ、イロハ、ソートゥースのいずれのフレームワークであっても良い)。
【0081】
別の局面では、複数の処理ノードは、分散アーキテクチャデータベースDBの完全コピーを保持するよう構成される複数のプロセッサ16Aにより構成される第1のセット、及び分散アーキテクチャデータベースDBの部分コピーを保持するよう構成される複数のプロセッサ16Bにより構成される第2のセットを含む。
【0082】
このようにすることで、第2のセットの各処理ノードを、第1のセットの各処理ノードより単純で、容量の小さなメモリを一体化したものにできる利点がある。
【0083】
複数のブロックB1、B2、・・・Bnに含まれる各情報ブロックは、当該情報ブロックに関連付けられたタイムマークを有することが好ましい。
【0084】
1つの局面では、各処理ノードは、以下のいずれか1つの種類の(コンセンサス)プロトコルにより動作する、分散アーキテクチャデータベースの各ノードを構成する:
・プルーフ・オブ・ワーク;
・プルーフ・オブ・ステーク;
・Cordaコンセンサスプロトコル(特定の「ステートオブジェクト」についてコンセンサスに至るよう構成される);
・好ましくはKafka及び/またはZookeeperで実現された、クラッシュ・フォールト・トレラント(CFT);
・Solo;
・ビザンチン・フォールト・トレラント(BFT);
・実用的ビザンチン・フォールト・トレラント(PBFT);
・簡易ビザンチン・フォールト・トレラント(SBFT);
・Raft;
・Sumeragi;
・プルーフ・オブ・エラプスド・タイム(PoET);
・許可型投票ベースのプロトコル。
【0085】
複数の情報ブロックB1、B2、Bnは、暗号アルゴリズムにより相互接続されることが好ましい。
【0086】
さらに別の局面では、各処理ノードは、(ブロックチェーン型の)分散アーキテクチャデータベースDBへの新たなブロックの追加の結果として、追加のトークンを生成し、当該トークンを選択された電子ウォレット(アドレス)に割り当てるよう構成される。
【0087】
別の局面では、当該選択された電子ウォレット(アドレス)は、新たなブロックを最初に検証し、分散アーキテクチャデータベースDBに当該新たなブロックを追加するイネーブルを最初に付与した処理ノードに関連付けられた電子ウォレット(アドレス)に対応する。
【0088】
図1は、食品製品用、好ましくはアイスクリーム(ソフトクリームまたはアルチザンアイスクリーム)用の、機械を示す。
【0089】
図2は、液状または半液状の製品を処理(熱処理)するよう構成される機械であって、特に低温殺菌を実施できるよう構成される機械を示す。
【0090】
図3は、好ましくはアイスクリーム(ソフトクリームまたはアルチザンアイスクリーム)用の機械であって、上部熱処理(低温殺菌)タンクを備える機械を示す。
【0091】
特に図4を参照すると、図4には、第1の容器2にベースとなる製品を供給するよう構成される、少なくとも1つの追加の容器90の存在が示されている。
【0092】
追加の容器90は、管30により第1の容器2に接続されている。
【0093】
少なくとも1つの追加の容器90は、柔軟または変形可能な容器(「袋」)であることが好ましい。
【0094】
1つの局面では、ベースとなる製品の追加の容器90と第1の容器2との間での移送を可能にするよう構成されるポンプ140があることが好ましい。
【0095】
ポンプ40は、制御ユニット7に接続されることが好ましい。
【0096】
別の複数の実施形態では、追加の容器90は、バッグインボックス型の容器である。
【0097】
追加の容器90は、支持要素81により支持されることが好ましい。
【0098】
図4に示す実施形態に係る機械1は、第1の容器2に対して択一的且つ選択的に接続することができる複数の容器90を含むことが好ましい。
【0099】
具体的には、各容器90には、閉設定と開設定とに切替可能に構成されるバルブ82が関連付けられている。開設定では、各バルブは、当該バルブが関連付けられた容器90からベースとなる製品を取り出すことを可能にする。
【0100】
当該実施形態においても、製品の処理は容器2内で行われる。
【0101】
当該実施形態においては、センサ50は、ベースとなる製品(第1の容器2内に供給される当該製品、または追加の容器90から取り出される当該製品、または管30に沿って通過中の当該製品)の流れを測定するよう構成されるセンサであることが好ましい。
【0102】
一方、別の局面では、センサ50は、追加の容器90内に収容されているベースとなる製品の重さを取得するよう構成される圧力センサである。
【0103】
具体的には、図5を参照すると、図5には、処理容器2に対してベースとなる製品を供給するための複数の供給容器S1、S2、S3、S4、S5が示される。これらベースとなる製品は、粉末製品であることが好ましい。
【0104】
機械1は、処理容器2に接続された収集器Bを含むことが好ましい。
【0105】
必要に応じて、機械1は、第1の容器2と供給容器S1、S2、S3、S4、S5との間に介装された混合室40を有しても良い。
【0106】
当該混合室40内では、供給容器S1、S2、S3、S4、S5から取り出された粉末に希釈液が追加されることが好ましい。
【0107】
製品を製造するための製造システム100は、当該システムの一部である機械1、または複数の機械1、が有する各センサから受信した情報を、とりわけ安全且つ信頼性の高い方法で格納することを可能にするという利点がある。
【0108】
別の局面では、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースは、以下の各情報のうち、1または複数を格納しても良い:
・ベースとなる混合物を処理容器2に補充する作業が行われた回数;
・いつ補充が行われたか(日時等);
・ベースとなる原料を収容する供給容器上に存在する(そして例えば、機械の一部であるコードリーダによりスキャンされた)コード(例えばQRコード(登録商標)、バーコード等)に関連するデータ;
・例えば製造されたコーンの総数に基づいて計測される、機械1により吐出された最終製品の量。
【0109】
以下では、第1の容器2に対する補充作業を説明する。以下の説明を通して、本発明に係るシステム100が有する有利な特徴を推測することが可能になる。
【0110】
1つの局面では、原料の製造業者/供給業者F1、F2、F3が、委託販売(すなわち、信用販売)により、製造業者PRによって製造された1または複数の機械1を顧客Clに届ける。
【0111】
機械1の操作者は、最終製品を製造するため、第1の容器2内にベースとなる混合物を投入する。
【0112】
当該作業中、操作者は、例えば機械1に存在するスキャナーを用いて、第1の容器2に供給する各ベースとなる製品を収容する供給容器上に存在するQRコード(登録商標)をスキャンする。
【0113】
したがって、機械は、供給容器上に存在する情報(例えばQRコード(登録商標)またはバーコード)を読み取るための読み取り機を含む。
【0114】
次に、操作者は、供給容器の内容物を機械1の第1の容器2内に補充する。
【0115】
操作者が先にQRコード(登録商標)をスキャンせずに第1の容器2への補充を行ったとしても、実施された当該補充作業に関連する情報はデータベースDBに格納される。
【0116】
システム100は、(ウェブ)ユーザ・インターフェースINTを含むことが好ましい。
【0117】
(ウェブ)ユーザ・インターフェースINTは、適宜構成されたリモートサーバ101を用いて提供されることが好ましい。
【0118】
当該ユーザ・インターフェースINTは、データベースDBに対しクエリを行い、同データベースDBから抽出した生データ及び/または要約データを提示するよう構成されることが好ましい。
【0119】
好ましくは、当該ユーザ・インターフェースINTは、システム100の使用に係る複数の関与者、すなわち、供給業者F1、F2、F3、顧客Cl,機械製造業者PR等、のうち1または複数により使用されても良い。
【0120】
好ましくは、ユーザ・インターフェースINTは、それぞれがシステムの各対象者、すなわち供給業者F1、F2、F3、顧客Cl,機械製造業者PR等、に関連付けられた、複数の異なるアクセスレベルを有するシステムを備えても良い。
【0121】
各アクセスレベルは、所定のデータセットの、ユーザ・インターフェースINTを介したビジビリティに対応することが好ましい。
【0122】
リモートサーバ101は、さらにデータ処理ユニット102を含むことが好ましい。
【0123】
当該データ処理ユニット102は、データベースDB上に存在する情報に基づき、(毎月、毎週、また、より一般化すれば所定の頻度で)サマリーデータを処理することが好ましい。
【0124】
当該サマリーデータは、容器2に対して実施された補充作業(容器2内に供給された製品の数及び/または量)についての情報を好ましくは含むレポートにより構成されることが好ましい。
【0125】
このようにすることで、当事者(供給業者F1,F2、F3、顧客Cl,機械製造業者PR等)間において自動化された取引が実施できるという利点がある。
【0126】
データ処理ユニット102は、定期的に(毎日、毎週、毎月等)、実施された補充作業についての情報を含むレポートを生成するよう構成されても良い。
【0127】
各処理ノード16は、機械1に対して外部にあるプロセッサにより構成されることが好ましい。
【0128】
したがって、各処理ノード16は、製造システムを構成する1または複数の機械に対してリモートな(仮想)プロセッサにより構成されることが好ましい。
【0129】
別の局面では、データベースDBは、1または複数の(機械1に対して)リモートなサーバに常駐しており、機械1は、データ送受信用のモジュール8のみを含む。データ送受信用のモジュール8は、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBに情報を書き込むための書き込みモジュール80に、センサ50によって取得されたデータを送信するよう構成される。
【0130】
使用時には、機械1は、当該機械に対して外部にある1または複数のリモートサーバに常駐する分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBに対して、データの書き込み及び/または読み出しを実行するよう構成されたソフトウェアを備える。
【0131】
一方、データベースDBは、(機械1に対して)リモートな1または複数のサーバに完全に常駐している。
【0132】
別の局面では、分散台帳型の分散アーキテクチャデータベースDBに情報を書き込むためのモジュール80は、機械1の一部であっても良い。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8