IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ラジオ・フライヤー・インコーポレイテッドの特許一覧

<図1>
  • 特許-折り畳み式三輪車 図1
  • 特許-折り畳み式三輪車 図2
  • 特許-折り畳み式三輪車 図3
  • 特許-折り畳み式三輪車 図4
  • 特許-折り畳み式三輪車 図5
  • 特許-折り畳み式三輪車 図6
  • 特許-折り畳み式三輪車 図7
  • 特許-折り畳み式三輪車 図8
  • 特許-折り畳み式三輪車 図9
  • 特許-折り畳み式三輪車 図10
  • 特許-折り畳み式三輪車 図11
  • 特許-折り畳み式三輪車 図12
  • 特許-折り畳み式三輪車 図13
  • 特許-折り畳み式三輪車 図14
  • 特許-折り畳み式三輪車 図15
  • 特許-折り畳み式三輪車 図16
  • 特許-折り畳み式三輪車 図17
  • 特許-折り畳み式三輪車 図18
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-25
(45)【発行日】2023-06-02
(54)【発明の名称】折り畳み式三輪車
(51)【国際特許分類】
   B62K 15/00 20060101AFI20230526BHJP
   B62K 9/02 20060101ALI20230526BHJP
   B62J 23/00 20060101ALI20230526BHJP
   B62J 9/27 20200101ALI20230526BHJP
   B62J 17/083 20200101ALI20230526BHJP
【FI】
B62K15/00
B62K9/02
B62J23/00 Z
B62J9/27
B62J17/083
【請求項の数】 7
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020147966
(22)【出願日】2020-09-03
(62)【分割の表示】P 2017562674の分割
【原出願日】2016-06-02
(65)【公開番号】P2020203678
(43)【公開日】2020-12-24
【審査請求日】2020-09-03
(31)【優先権主張番号】15/170,413
(32)【優先日】2016-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/169,891
(32)【優先日】2015-06-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】599122905
【氏名又は名称】ラジオ・フライヤー・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Radio Flyer, Inc.
【住所又は居所原語表記】6515 West Grand Avenue, Chicago, Illinois 60707 United States
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100093089
【弁理士】
【氏名又は名称】佐久間 滋
(72)【発明者】
【氏名】フィッツウォーター,ジェイソン
(72)【発明者】
【氏名】オスターガード,コリン
【審査官】中島 昭浩
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2013/0056949(US,A1)
【文献】米国特許第04795209(US,A)
【文献】特開2014-088076(JP,A)
【文献】登録実用新案第3162612(JP,U)
【文献】韓国登録実用新案第20-0448196(KR,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62K 1/00 - 19/48
B62J 1/00 - 99/00
B62B 7/00 - 19/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項2】
請求項1に記載の三輪車において、前記後部フレーム組立体は、前記前部フレーム組立体の後方部分に隣接して前記主フレーム管へ枢動可能に接続されていて、前記後部フレーム組立体は、前記主フレーム管の一方の側の第1後部フレーム支持部材と、前記主フレーム管の反対の側の第2後部フレーム支持部材と、前記第1後部フレーム支持部材と前記第2後部フレーム支持部材を接続していて前記主フレーム管を通って延びているピボットシャフトと、を備えており、前記三輪車は、前記後部フレーム組立体を前記前部フレーム組立体に対し使用位置に固定するために当該前部フレーム組立体及び当該後部フレーム組立体の両方へ接続されている解放組立体であって、前記後部フレーム組立体を収納位置へ移行させること及び前記後部フレーム組立体を前記収納位置に固定することを可能にするよう可動である解放組立体を更に備えている、三輪車。
【請求項3】
請求項1に記載の三輪車において、前記拘束フープがリブを有し、前記トレイの第1端が、当該トレイの当該第1端を前記拘束フープの前記第1フープアームへ取り外し可能に接続するために前記リブを受け入れるカットアウトを有している、三輪車。
【請求項4】
請求項1に記載の三輪車において、前記座席がドック及び解放部材開口部を有する受け入れ部を有し、前記第1フープアームが解放部材及びアームばねを備える急速解放アーム装着機構を有する装着端を有し、前記ドックは前記第1フープアームの装着端を受け入れるサイズであり、前記第1フープアームが前記ドックの中へ挿入されると前記解放部材は前記解放部材開口部の中に保持される、三輪車。
【請求項5】
請求項1に記載の三輪車において、前記後部フレーム組立体は、前記前部フレーム組立体の後方部分に隣接して前記主フレーム管へ枢動可能に接続されていて、前記後部フレーム組立体は、前記主フレーム管の一方の側の第1後部フレーム支持部材と、前記主フレーム管の反対の側の第2後部フレーム支持部材と、前記第1後部フレーム支持部材と前記第2後部フレーム支持部材を接続していて前記主フレーム管を通って延びているピボットシャフトと、を備えており、前記三輪車は、前記拘束フープが前記座席に接続されているときに使用位置から収納位置へ移行するようになっている、三輪車。
【請求項6】
請求項1に記載の三輪車において、前記座席へ解放可能に接続されているキャノピー、を更に備えている、三輪車。
【請求項7】
請求項6に記載の三輪車において、前記座席がドック及び解放部材開口部を有する受け入れ部を有し、前記キャノピーが、解放部材及びアームばねを備える急速解放アーム装着機構を有する装着端を有するキャノピーアームを有し、前記ドックは前記キャノピーアームの前記装着端を受け入れるサイズであり、前記キャノピーアームが前記ドックの中へ挿入されると前記解放部材は前記解放部材開口部の中に保持される、三輪車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001](関連出願の相互参照)
本願は、2015年6月2日出願の米国仮特許出願第62/169,891号及び2016年6月1日出願の米国特許出願第15/170,413号の恩典を主張し、これら両出願をここに参考文献として明示的に援用し本明細書の一部となす。
【0002】
[0002]本開示は、概括的には折り畳める三輪車に関しており、より詳しくは様々な構造体を使用位置と収納位置の間で移行させるための急速解放機構を有する三輪車に関する。例えば、三輪車には、後部フレームを収納位置へ折り畳んだり使用位置と収納位置の間で移行させたりできるようにするための急速解放機構を有する後部フレームが設けられている。
【背景技術】
【0003】
[0003]標準的な三輪車は概して技術的に知られている。一部の三輪車は、大人が三輪車を押している間に着座している子どもが使用するフットレストのような特徴を含んでいる。他の三輪車には、着座している子どもの周りに延びている実質的に剛性の拘束フープ及びトレイを含んでいるものもある。他にも、着座している子どもを太陽から護るためのキャノピーを含んでいる三輪車がある。また、他に、収納目的で折り畳めるようになっている三輪車もある。しかしながら、これらの三輪車及び他の既知の三輪車で利用できる付属品類又は組み込まれている特徴類は、それら付属品類/特徴類を使用位置から収納位置へ素早く移行させるための急速解放機構を安全に且つ目的を持って含んではいない。加えて、これらの三輪車及び他の既知の三輪車の折り畳み機構は、三輪車が占める全体としての体積包絡線又はフットプリントを大きくしがちなので、三輪車の収納及び輸送を困難にしかねない。本開示は、先行技術のこれらの制限事項及び他の欠点の一部を克服すること、そしてこれまで入手不能であった新しい特徴を提供することに努めている。本開示の特徴及び利点の完全な論考は、添付図面を参照しながら進む後段の詳細な説明に委ねたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国仮特許出願第62/169,891号
【文献】米国特許出願第15/170,413号
【発明の概要】
【0005】
[0004]1つの実施形態によれば、開示されている主題の技術は、前部フレーム組立体と、前部フレーム組立体へ枢動可能に接続されている後部フレーム組立体と、後部フレーム組立体を前部フレーム組立体に対し使用位置に固定したり代わりに収納位置に固定したりするために前部フレーム組立体及び後部フレーム組立体の両方へ接続されている解放組立体と、を有している三輪車に関する。解放組立体は、後部フレーム組立体を使用位置から収納位置へ移行させることを可能にするために可動である。
【0006】
[0005]開示されている主題の技術は、更に、三輪車において、主フレーム管、前部フォーク、前部フォークへ回転可能に接続されている前部車輪、主フレーム管へ接続されている座席、及び三輪車の操舵を可能にするためにフォークへ連結されているハンドルバー組立体、を有している前部フレーム組立体であって、前部フォークと前部車輪が前部フレーム組立体の前方部分を支持している、前部フレーム組立体と、前部フレーム組立体の後方部分を支持するために前部フレーム組立体の後方部分に隣接して主フレーム管へ枢動可能に接続されている後部フレーム組立体であって、2つの車輪、主フレーム管の一方の側の第1後部フレーム支持部材、主フレーム管の反対の側の第2後部フレーム支持部材、及び第1後部フレーム支持部材と第2後部フレーム支持部材を接続していて主フレーム管を通って延びているピボットシャフト、を有している後部フレーム組立体と、後部フレーム組立体を前部フレーム組立体に対し使用位置に固定するために前部フレーム組立体及び後部フレーム組立体の両方へ接続されている解放組立体であって、後部フレーム組立体を収納位置へ移行させること及び後部フレーム組立体を収納位置に固定することを可能にするよう可動である解放組立体と、を備えている三輪車に関する。
【0007】
[0006]開示されている主題の技術は、更に、前部フレーム組立体の後方部分にて主フレーム管へ接続されている受け入れ部と、受け入れ部へ取り外し可能に接続されている操舵ハンドルと、に関する。1つの実施形態では、前部フォークを操舵ハンドルの回転と共に回転させるために操舵機構が前部フォークを操舵ハンドルと接続している。別の実施形態では、操舵機構は主フレーム管を通って延びている。1つの実施形態では、操舵ハンドルは上部構成要素と下部構成要素を備え、操舵ハンドルの長さを調節するために上部構成要素が下部構成要素に関して滑動可能になっている。後部フレーム組立体が使用位置から収納位置へ移行され収納位置に保持される際に操舵ハンドルを前部フレーム組立体へ接続されたままにしておけるのが望ましい。
【0008】
[0007]開示されている主題の技術は、更に、解放組立体において、ピボットシャフトへ固定されている板であって使用時ノッチ及び収納時ノッチを有している板と、主フレーム管へ枢動可能に接続されていて、その一部分を使用時ノッチと収納時ノッチに代わるがわる係合させておくよう解放可能に位置決めできる係合レバーと、を備えている解放組立体に関する。或る代わりの実施形態では、解放組立体は、更に、ピボットピンを保持するピボットブラケットを備えている。ピボットピンは係合レバーをピボットブラケットへ枢動可能に固定するべく係合レバーの開口に挿通されている。加えて、1つの実施形態では、係合レバーを板に向けて付勢して係合レバーを使用時ノッチと収納時ノッチの一方に保持するために付勢部材が係合レバーに係合している。
【0009】
[0008]開示されている主題の技術は、更に、座席へ接続される拘束フープ及びキャノピーに関しており、三輪車は拘束フープ及びキャノピーが座席へ接続されているときに使用位置から収納位置へ移行するようになっている。1つの実施形態では、急速解放機構がキャノピーを座席へそして拘束フープを座席へ接続する。
【0010】
[0009]開示されている主題の技術は、更に、三輪車へ接続されているフットレスト組立体に関する。1つの実施形態では、フットレスト組立体は、フットレストを有するフットレスト支持部材と、三輪車から延びている取り付け部材であって、フットレスト使用時受け入れ部及びフットレスト収納時受け入れ部を有する取り付け部材と、フットレストピンへ接続されている付勢型フットレストボタンと、を備えている。フットレストピンは、取り付け部材のフットレスト使用時受け入れ部とフットレスト収納時受け入れ部の一方に選択的に係合するために付勢されるようになっている。フットレスト支持部材は取り付け部材へ回転可能に付着されていて、使用者によるフットレストボタンの運動がフットレストピンを取り付け部材から係合解除させてフットレスト支持部材が板に関して回転できるようにする。1つの実施形態では、フットレストは後部フレーム組立体へ接続されていて後部フレーム組立体と共に回転する。
【0011】
[0010]開示されている主題の技術は、更に、三輪車において、主フレーム管、前部フォーク、前部フォークへ回転可能に接続されている前部車輪、主フレーム管へ接続されている座席、及び三輪車の操舵を可能にするためにフォークへ連結されているハンドルバー組立体、を有している前部フレーム組立体であって、前部フォークと前部車輪が前部フレーム組立体の前方部分を支持している、前部フレーム組立体と、前部フレーム組立体の後方部分を支持するために前部フレーム組立体の後方部分に隣接して主フレーム管へ枢動可能に接続されている後部フレーム組立体であって、2つの車輪、主フレーム管の一方の側の第1後部フレーム支持部材、主フレーム管の反対の側の第2後部フレーム支持部材、及び第1後部フレーム支持部材と第2後部フレーム支持部材を接続していて主フレーム管を通って延びているピボットシャフト、を有している後部フレーム組立体と、後部フレーム組立体を前部フレーム組立体に対し使用位置に固定するために前部フレーム組立体及び後部フレーム組立体の両方へ接続されていて、後部フレーム組立体を収納位置へ移行させること及び後部フレーム組立体を収納位置に固定することを可能にするよう可動である解放組立体であって、後部フレーム組立体のピボットシャフトへ固定されていて使用時ノッチ及び収納時ノッチを有している板、及び主フレーム管へ枢動可能に接続されていて自身の一部分を使用時ノッチと収納時ノッチに代わるがわる係合させておくよう解放可能に位置決めできる係合レバー、を備えている解放組立体と、を備えている三輪車に関する。
【0012】
[0011]開示されている主題の技術は、更に、三輪車において、主フレーム管、前部フォーク、前部フォークへ回転可能に接続されている前部車輪、主フレーム管へ接続されている座席、及び三輪車の操舵を可能にするためにフォークへ連結されているハンドルバー組立体、を有している前部フレーム組立体であって、前部フォークと前部車輪が前部フレーム組立体の前方部分を支持している、前部フレーム組立体と、前部フレーム組立体の後方部分を支持するために前部フレーム組立体の後方部分に隣接して主フレーム管へ接続されている後部フレーム組立体であって、2つの車輪を有している後部フレーム組立体と、座席へ接続されていて前部フォークに向けて延びている拘束フープであって、第1フープアーム及び第2フープアームを有し、更に第1フープアームから第2フープアームへ延びているトレイを有し、トレイは第1端と第2端を有し、トレイの第1端は第1フープアームへ取り外し可能に接続されていて、トレイの第2端は、座席への子どもの挿入及び取り出しを可能にするために第1端を第1フープアームから接続解除させるときにトレイの第1端が枢動して第1フープアームから離れられるようにするピボット部材を有している、拘束フープと、を備えている三輪車に関する。
【0013】
[0012]開示されている主題の技術は、更に、三輪車において、主フレーム管、前部フォーク、前部フォークへ回転可能に接続されている前部車輪、主フレーム管へ接続されている座席、及び三輪車の操舵を可能にするためにフォークへ連結されているハンドルバー組立体、を有している前部フレーム組立体であって、前部フォークと前部車輪が前部フレーム組立体の前方部分を支持している、前部フレーム組立体と、前部フレーム組立体の後方部分を支持するために前部フレーム組立体の後方部分に隣接して主フレーム管へ接続されている後部フレーム組立体であって、2つの車輪を有している後部フレーム組立体と、座席へ解放可能に接続され前部フォークに向けて延びていて第1フープアーム及び第2フープアームを有している拘束フープであって、座席がドック及び解放部材開口部を有する受け入れ部を有し、第1フープアームは解放部材及びアームばねを備える急速解放アーム装着機構を有する装着端を有し、ドックは第1フープアームの装着端を受け入れるサイズであり、第1フープアームがドックの中へ挿入されると解放部材は解放部材開口部の中に保持される、拘束フープと、を備えている三輪車に関する。
【0014】
[0013]開示されている主題の技術は、更に、座席へ接続されている第1端及び座席へ接続されている第2端を有する拘束フープにおいて、ハンドルバー組立体と前部フレーム組立体の一方へ取り外し可能に接続されている接続部材を更に有している拘束フープに関する。
【0015】
[0014]開示されている主題の技術は、更に、リブを有する拘束フープにおいて、トレイの第1端が、トレイの第1端を拘束フープの第1フープアームへ取り外し可能に接続するためにリブを受け入れるカットアウトを有している、拘束フープに関する。
【0016】
[0015]開示されている主題の技術は、更に、ドック及び解放部材開口部を有する受け入れ部を有している座席において、第1フープアームが解放部材及びアームばねを備える急速解放アーム装着機構を有する装着端を有し、ドックは第1フープアームの装着端を受け入れるサイズであり、第1フープアームがドックの中へ挿入されると解放部材は解放部材開口部の中に保持される、座席に関する。
【0017】
[0016]開示されている主題の技術は、更に、ドック及び解放部材開口部を有する受け入れ部を有している座席において、キャノピーが、解放部材及びアームばねを備える急速解放アーム装着機構を有する装着端を有するキャノピーアームを有し、ドックはキャノピーアームの装着端を受け入れるサイズであり、キャノピーアームがドックの中へ挿入されると解放部材は解放部材開口部の中に保持される、座席に関する。
【0018】
[0017]主題の技術の他の実施形態及び他の構成は、主題の技術の様々な構成が実例として示され記述されている次の詳細な説明から当業者には容易に明らかになるものと理解している。認識されるように、主題の技術は他の構成及び異なる構成の余地があり、その幾つかの詳細事項は様々な他の点で修正の余地があり、それらはみな主題の技術の範囲から逸脱することなくなされ得る。従って、図面及び詳細な説明は本質的に例示的であり制限的ではないと考えられるべきである。
【0019】
[0018]本開示を理解するにあたり、開示の実施形態が描かれ以下の記述と併せて本開示の原理を解説するのに役立つ添付図面を参照しながら、これより本開示を実例により説明してゆく。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】[0019]1つの実施形態による折り畳み式三輪車の正面上方斜視図である。
図2】[0020]図1の折り畳み式三輪車の背面下方斜視図である。
図3】[0021]内部の詳細を見せるために特定の要素が取り除かれた状態の図1の折り畳み式三輪車の正面上方斜視図である。
図4】[0022]図1の折り畳み式三輪車の側面図であり、キャノピーが展開位置にある状態を示している。
図5】[0023]図1の折り畳み式三輪車の側面図であり、図4のキャノピーが格納位置にある状態を示している。
図6】[0024]図1の折り畳み式三輪車の側面図であり、後部フレームが収納位置にある状態を示している。
図7】[0025]図6の後部フレームの背面斜視図である。
図8】[0026]図6の後部フレームの部分破断側面図であり、使用位置にある状態が示されている。
図9】[0027]図6の後部フレームの部分破断側面図であり、使用位置から収納位置への移行中の状態が示されている。
図10】[0028]図6の後部フレームの部分破断側面図であり、収納位置にある状態が示されている。
図11】[0029]図1の折り畳み式三輪車の部分背面上方斜視図であり、トレイが使用位置にある状態を示している。
図12】[0030]図1の折り畳み式三輪車の部分背面上方斜視図であり、図11のトレイが開放位置にある状態を示している。
図13】[0031]図1の折り畳み式三輪車の部分背面斜視図であり、座席を、解放可能に装着されているキャノピー及びフープアームと共に示している。
図14】[0032]図13の座席の部分断面底面図であり、キャノピーアーム及び装着機構を示している。
図15】[0033]図13の座席の部分背面斜視分解図であり、脱着されたキャノピー及びフープアームを示している。
図16】[0034]図1の折り畳み式三輪車の部分正面斜視図であり、フットレストシステムが収納位置にある状態を示している。
図17】[0035]図1の折り畳み式三輪車の部分正面斜視図であり、図16のフットレストシステムが使用位置にある状態を示している。
図18】[0036]フットレスト回転機構の部分的な下部斜視図である
【発明を実施するための形態】
【0021】
[0037]ここに論じられている三輪車は、多くの異なる形式の実施形態が可能であり、図面に示されており、またここに詳細に説明してゆくが、本説明の理解に際し、好適な実施形態は三輪車の原理の一例示と考えられるべきであり開示の広範な態様を描かれている実施形態に限定しようとするものではない。
【0022】
[0038]折り畳み式三輪車は、子どもたちが乳児期から幼少期を経て学童期に入りなお後までも使える製品である。例えば、折り畳み式三輪車は、拘束フープ、トレイ、キャノピー、及び親又は他の人が押したり操舵したりするためのハンドル付きの乳母車として機能することができる。子どもが成長するにつれ、使用者の所望に応じ、拘束フープ、トレイ、キャノピーを別々に取り外してゆけば、三輪車は手押し三輪車として機能する。手押し三輪車段階では、折り畳み式三輪車を伝統的な三輪車として子どもに使用させることができ、但し三輪車はフットレストも含んでいるので、子どもがペダルをこぐのに疲れ足をフットレストの上で休ませることを選択すれば、その間親が操舵ハンドルを使って三輪車を押したり操舵したりすることができる。ついには子どもが親操舵ハンドル及び/又はフットレストをもはや必要としなくなったら、それらを同じように別々に取り外して伝統的な三輪車として使用すればよい。これらの段階の何れにおいても、三輪車は収納及び輸送向けに様々な三輪車寸法を縮小するために使用位置と収納位置の間で回転できるようになっている後部フレームを含んでいるのが望ましい。
【0023】
[0039]これより図を参照してゆくが、まず図1図3を見て、1つの実施形態では、折り畳み式三輪車10は前部フレーム組立体14と後部フレーム組立体34を含むことができる。前部フレーム組立体14は、主フレーム管15と、前部フレーム組立体14の前方部分22を支持する前部フォーク58及び前部車輪18と、を備えていてもよい。1つの実施形態では、前部フレーム組立体14の主フレーム管15に座席42が連結されている。座席42は、一体形成されている座席基部46と背もたれ50を含んでいてもよい。代わりに、座席42は、互いへ装着されるか又は別途取り付けられる分離された座席基部46と背もたれ50で形成されていてもよい。座席42はまた主フレーム管15へ接続されている座席ブラケット54によって支持されていてもよい。後部フレーム組立体34は前部フレーム組立体14の後方部分34を支持していて、望ましくは、後部車軸38へ接続されている第2及び第3の車輪26、30を含んでいる。或る好適な実施形態では、後部フレーム組立体34は前部フレーム組立体14へ回転可能に接続されている。また、或る好適な実施形態では、第2車輪26は後部車軸38の第1端に回転可能に支持され、第3車輪30は後部車軸38の第2端に回転可能に支持されている。
【0024】
[0040]図1に示されている様に、前部車輪18は前部フォーク58によって回転可能に支持され、前部フォーク58はというと前部フレーム組立体14の主フレーム管15の前方部分22へ回転可能に連結されている。前部フォーク58の回転軸は前部車輪18の回転軸に対して略垂直である。クラッチ機構(図示せず)を前部車輪18内に設けることもでき、そうすれば、三輪車10に乗せられた子どもが自分の足をペダル62、64に載せていてペダル62、64が動くのを阻止しようとしているにもかかわらず、三輪車10は押され前部車輪18は回転することができる。前部フォーク58にはハンドルバー組立体
66が連結されていて、ハンドルバー組立体66を回せば前部車輪18が方向転換し、ひいては三輪車10が方向転換する。
【0025】
[0041]1つの実施形態では、折り畳み式三輪車10は親操舵ハンドル70を含んでいる。操舵ハンドル70は主フレーム管15の受け入れ部69へ接続されている。操舵ハンドル70は、操舵ハンドル70をその長手方向軸周りに受け入れ部69内で回転させると前部フォーク58が回転して三輪車10を操舵するような具合に前部フォーク58へ作動可能に接続されているのが望ましい。これは、ステアリングロッド、チェーン、ベルト、又は操舵ハンドル70と前部フォーク58の間の別の機械式連係を通じて達成することができ、主フレーム管15を通じてであるのが望ましい。この方式では、操舵ハンドル70は親又は他の人が三輪車10を操舵するのに使用することができる。1つの実施形態では、図6に示されている様に、操舵ハンドル70は座席50の背後に位置していて、折り畳み式三輪車10の使用位置から折り畳み位置への移行時に取り外す必要がない。また一方、別の実施形態では、操舵ハンドル70は、図8図10に示されているような具合に、使用及び/又は収納の場合に操舵ハンドル70を三輪車10から取り外すことができるように、三輪車10へ取り外し可能に接続されていてもよい。操舵ハンドル70は、親又は他の人が操作できるように構成されているハンドグリップ部分74を含んでいてもよい。或る実施形態では、操舵ハンドル70の長手方向長さは、三輪車10を操舵することになる異なる使用者にとって快適なハンドル位置を提供するために又は所要収納空間を小さくするために調節できるようになっていてもよい。例えば、連結組立体76をロック解除して、上部シャフト又は上部構成要素78を下部シャフト又は下部構成要素80の上から滑らせれば、それにより操舵ハンドル70の全体長さが縮むようになっていてもよい。代わりのやり方では、操舵ハンドル70の長さを調節するべく上部構成要素78が下部構成要素80に対して滑動可能になっている。
【0026】
[0042]次に図4及び図5を見て、折り畳み式三輪車10はまた、複数のキャノピーアーム88及びキャノピーシールド90を含んでいるキャノピー組立体84を含むことができる。キャノピー組立体84は、折り畳み式三輪車10に座わらせた子どもを太陽又は他の気象条件から遮蔽するために、図4及び図5にそれぞれ示されている展開位置及び格納位置を含む多様な位置へ枢動可能及び伸長可能であってもよい。以下に図13図15の記述に関連して開示されている様に、或る実施形態ではキャノピーアーム88は背もたれ50へ取り外し可能に連結させることができる。
【0027】
[0043]これより図3及び図6図9を見て、1つの実施形態では、折り畳み式三輪車10は後部フレーム組立体34を含むことができる。或る実施形態では、後部フレーム組立体34は主フレーム管15へ枢動可能に接続されていて、使用位置(図1及び図8)と収納位置(図6及び図10)の間で枢動できるようになっていてもよい。1つの実施形態では、後部フレーム組立体34は、後部フレーム支持部材130、132、後部フレーム支持部材130、132の第1端を接合しているシャフト108(図3及び図7を参照)、及び後部フレーム支持部材130、132の後端を接合している支持部材133を含んでいる。支持部材133は主フレーム管15の底部を使用位置に支持する弓状の中央部分を有している。シャフト108には主フレーム管15内に常在する板100が固定されているのが望ましい。
【0028】
[0044]折り畳み式三輪車10はまた、望ましくは解放組立体92を含んでいる折り畳みシステムを有している。1つの実施形態では、解放組立体92は、後部フレーム組立体34の少なくとも一部分を、係合レバー96及び係合レバーピボットブラケット104と共に含んでいてもよい。係合レバー96は、ハンドル部分112、ピン開口114、曲がり116、及び係合部分120を含んでいてもよい。後部フレーム34のシャフト108へ接続されている板100は、使用時ノッチ124と収納時ノッチ128を含む一対のノッチを有しているのが望ましい。ハンドル部分112は一体形成されている解放ハンドル129を備えていてもよいし、又は解放ハンドル129は係合レバー96へ付着されていてもよい。板100は、後部フレーム34を掲載されている使用位置及び収納位置を超える位置へ折り畳んでロックできるようにするために追加のノッチ(図示せず)を含むこともできる。
【0029】
[0045]図3及び図7を再度参照して、各後部フレーム支持部材130、132の第1端134、136はシャフト108の互いに反対側の端へ付着されていてもよい。後部フレーム支持部材130、132はシャフト108へ堅固に付着されていてもよい。同様に、後部フレーム支持部材130、132は支持部材133へ堅固に付着されていてもよい。こうして、後部フレーム支持部材130、132とシャフト108と支持部材133がみな一致して回転するようになっているのが望ましい。フレームカットアウト140がフレーム14に存在していて、後部フレームシャフト108の一部分がフレームカットアウト140内に回転可能に配置されていてもよい。後部フレーム支持部材130、132は、後部フレームシャフト108をフレームカットアウト140内で回転できるようにする位置にて後部フレームシャフト108へ付着させることができる。特に、後部フレーム支持部材130、132は、後部フレームシャフト108の、フレームカットアウト140の互いに反対側に付着させることができる。更に、板100は後部フレームシャフト108へ堅固に付着され、板100もまた後部フレーム支持部材130、132と一致して回転するようになっていてもよい。後部フレーム34が主フレーム管15へ接続された後、主フレーム支持板135がカットアウト140を覆うことができる(図8を参照)。
【0030】
[0046]作動において、係合レバー96は、ピン開口114と係合レバーピボットブラケット104の開口に挿通されているピン141の長手方向軸周りに枢動するようになっていてもよい。係合レバーピボットブラケット104は主フレーム管15へ固定されている。使用者が解放ハンドル129を操作すると、係合レバー96がピン141周りに枢動し、係合レバー96の係合部分120の位置を変える。係合部分120は、係合レバー96が解放されたときに板100の回転に干渉することができる形状をしていてもよい。より具体的には、係合部分120は、板100のノッチ124、128の一方に干渉するか又は係合して、板100ひいては後部フレームシャフト108が後部フレームシャフト108の長手方向軸周りに回転するのを阻止する。代わりに、図9に参照されるように力が使用者によって係合レバー96へ掛けられて係合レバー96を回転させると、係合部分120はノッチ124、128のどちらとも係合せず、その結果板100の回転に干渉しなくなる。この方式では、使用者による解放ハンドル129の操作が係合部分120の位置を決めることになる。また、係合レバー96は特定の方向にばね付勢されていてもよい。例えば、解放ハンドル129は、座席42から離れ主フレーム管15に向かうように、ばねの様な付勢部材で付勢されていてもよい。加えて、係合レバー96は、係合レバー96の係合部分120をノッチ124、128内に保持するために係合部分120が板100に向けて付勢されるような具合に付勢部材で付勢されていてもよい。
【0031】
[0047]或る実施形態では、係合部分120は、使用時ノッチ124と係合すると、板100の回転を防止する。この構成では、後部フレーム34は使用位置(図8参照)に固定されていて、後部フレーム支持部材130、132と板100と後部フレームシャフト108は後部フレームシャフト108の長手方向軸周りに一致して回転することができないようになっている。別の実施形態では、係合部分120は、収納時ノッチ128に係合すると、板100の回転を阻止し、後部フレーム34を収納位置(図10参照)に維持することができる。この構成では、後部フレーム34は収納位置に固定されることになる。代わりに、力が使用者によって解放ハンドル129へ座席42に向かって掛けられると、係合部分120は板100から離れるように回転させられ、その結果、いずれのノッチ124、128にも干渉しないので、例えば三輪車10の使用位置と収納位置の間の移行時(図9参照)に後部フレーム34が回転できるようになる。従って、使用者のハンドル部分112の操作によって影響を受ける係合部分120の位置が、板100及びひいては後部フレーム34が特定の位置にロックされるか又は位置間を移行できるよう自由になるかを決めることになる。使用位置と収納位置を可能にするとともに当該位置間を移行する性能を可能にすることは、折り畳み式三輪車10が使用されず収納位置に置かれる場合の所要次元空間をより小さくすることに可能性を与える。加えて、折り畳み式三輪車10は使用位置又は収納位置に構成されるときに直立に自立できるので利便性と融通性が増す。
【0032】
[0048]後部フレーム支持部材130、132は、図7にもっともよく示されている様に、後部車軸38と第2及び第3車輪26、30と収納ケース144を支持することができる。これらの要素(130、132、38、26、30、及び144)のそれぞれは、後部フレーム支持部材130、132が様々な位置の間を移行しその位置にロックされてゆく際に後部フレーム34と共に折り畳まれる。加えて、三輪車10の折り畳みは、操舵ハンドル70と前部フォーク58の間の操舵連係に干渉しない。
【0033】
[0049]図11及び図12を見て、折り畳み式三輪車10は1つの実施形態では拘束システム148を含むことができる。拘束システム148は子どもを座席42内に固定するのを支援し、子どもを座席42から出すこと又は所持品のための収納場所を提供することを実現し易くする。拘束システム148は拘束フープ152とトレイ156を含んでいてもよい。それはまたヘッドレスト158を含んでいてもよい。トレイ156は、飲料容器を保持するように構成されているドリンクホルダ160及び1つ又はそれ以上の収納区画162を含んでいてもよい。拘束フープ152とトレイ156は単一部品へ一体化されていてもよいし、個別部品として存在していてもよい。1つの実施形態では、トレイ156は拘束フープ152の一方の側から拘束フープ152の反対側まで延びている。また、1つの実施形態では、拘束フープ152の一端は座席42へ接続され、拘束フープ52の反対側の端も座席42へ接続されて、拘束フープ152を座席42へ固定している。加えて、拘束フープ152は、拘束フープ152をハンドルバー組立体66か又はフレーム14の前方部分22の一方へ取り外し可能に接続する接続部材169を有していてもよい。
【0034】
[0050]更なる実施形態では、トレイ156は第1端及び第2端を有していてもよい。トレイ156の第1端は拘束フープ152へ取り外し可能に接続され、トレイ156の第2端はトレイ156が拘束フープ152に対して回転できるような具合に拘束フープ152へ接続されていてもよい。代わりに、トレイ156の第2端が拘束フープ152へ接続部材159を用いて接続されていて、トレイ156の第2端は接続部材159に隣接してピボット部材157を有していてもよい。トレイ156はピボット部材157の回転軸周りに拘束フープ152に対して回転するようになっていてもよい。更なる代わりの実施形態では、拘束フープ152が円筒部分を含み、円筒部分をトレイ156が取り囲み円筒部分の周りに回転するようになっていてもよい。また、トレイ156又は拘束フープ152の諸要素は或る特定の角度範囲の相対回転を許容していてもよい。例えば、この角度範囲は、大凡90度、90度よりわずかに大きい、又は90度より大きい、を含むことができよう。加えて、トレイ156は図11に示されている使用位置又は図12に示されているアクセス位置に位置決めされるようにすることもできるだろう。
【0035】
[0051]別の実施形態では、トレイ156と拘束フープ152の間での相対回転が阻止されるような具合に、トレイ156の一部分、例えば第1端など、が拘束フープ152へ解放可能に装着されていてもよい。或る実施形態では、拘束フープ152側のリブ166とトレイ156のトレイカットアウト168が、リブ166をトレイカットアウト168に係合させ中に進入させると拘束フープ152の第2端をトレイ156へ解放可能に装着させるというようになっていてもよい。トレイ156の一部分は、使用者がリブ166をトレイカットアウト168に係合させられるようにするうえで、そして使用者がリブ166
をトレイカットアウト168から係合解除してトレイ156を回転させられるようにするうえで、十分な伸展性のある材料又は設計を備えることができる。
【0036】
[0052]これより図13図15を見て、折り畳み式三輪車10は、更なる実施形態ではアーム装着システム172を含むことができる。アーム装着システム172はキャノピーアーム88を備え、各キャノピーアーム88がキャノピーアーム装着端174を含んでいてもよい。加えて、アーム装着システム172はフープアーム176を含み、各フープアーム176がフープアーム装着端178を含んでいてもよい。或る実施形態では、各キャノピーアーム装着端174及びフープアーム装着端178は急速解放アーム装着機構179を含むことができる。各アーム装着機構179は、解放部材又は解放ボタン180及びアームばね182を含み、各アームばね182が対応する各解放部材180を特定の方向に付勢していてもよい。
【0037】
[0053]アーム装着システム172は、キャノピーアーム88、又はフープアーム176、又はキャノピーアームとフープアームの両方88、176の、アーム受け入れ部184への取り外し可能な装着を提供するようになっていてもよい。1つの実施形態では、アーム受け入れ部184は背もたれ50へ付着されていてもよいし、又は折り畳み式三輪車10の別の部分へ付着されていてもよい。解放部材開口又は解放ボタン開口188とアームドック192が各アーム88、176のためのアーム受け入れ部184に設けられていてもよい。各キャノピーアーム装着端174及びフープアーム装着端178はアームドック192の中へ挿入可能になっていてもよい。また、各それぞれの装着端174、178がアームドック192に挿入されたら、各装着端174、178側のボタン180がアームばね182によって付勢されてそれぞれのボタン開口188に進入するようになっていて、ボタン180がそれぞれのボタン開口188内に又はボタン開口188を貫いて配置されている間中、装着端174、178の運動が阻止されるようになっていてもよい。より具体的には、ボタン180がそれぞれのボタン開口188内に又はボタン開口188を貫いて配置されている間中、各装着端174、178はそれぞれのアームドック192を出てゆくことができないというわけだ。
【0038】
[0054]各急速解放ボタン180はそれぞれのアームばね182によって付勢されており、更にボタン180はアーム装着機構179のボタン軌道194内に滑動可能に配置されていてもよい。加えて、使用者がボタン180を押すなり操作するなりしてボタン180をボタン軌道194に沿って滑動させるようになっていてもよい。或る実施形態では、使用者が、ボタン180を押し、ボタン開口188の中でアームばね182の付勢に逆らってボタン180をボタン軌道194に沿って滑動させ、それによりボタン180がボタン開口188内に配置されなくなるように仕向ける。その様な行為がなされると、ボタン180はそれぞれのボタン開口188内にもはや配置されず、キャノピーアーム88及びフープアーム176がそれぞれのアームドック192から出てゆくのをもはや阻止できなくなる。従って、その様な行為はアーム88、176を各自のアームドック192から取り外せるようにする。
【0039】
[0055]装着端174、178のアームドック192への挿入は、装着端174、178をそれぞれのアームドック192に挿入することによって達成されるようになっていてもよい。或る実施形態では、装着端174、178のアームドック192への装着は、更に、使用者がそれぞれのボタン180をアームばね182の付勢に逆らって操作することを要する。アーム装着システムは、こうして、アーム88、176のアーム受け入れ部184からの容易取り外し及び装着を可能にすることができる。この能力は、収納目的、出荷目的、或いはキャノピー組立体84や拘束フープ152の様な諸特徴を取り外したり追加したりすることにとって有用であろう。
【0040】
[0056]次に図16図18を見て、折り畳み式三輪車10は或る実施形態では更にフットレストシステム200を含むことができる。フットレストシステム200は、取り付け部材又は取り付け板204、1つ又はそれ以上のフットレスト支持部材208、複数のフットレスト支持部材208の間の横部材212、各フットレスト支持部材208上のフットレスト216、及び急速解放フットレスト回転機構218、を含んでいてもよい。取り付け板204は、フレーム14、後部フレーム34、後部フレームシャフト108、後部フレーム支持部材130、132、又は折り畳み式三輪車10の別の部分へ、固着されていてもよい。或る好適な実施形態では、取り付け板204は、後部フレーム支持部材130、132へ接続されている。フットレスト216は、個別要素であってもよいし、又は各フットレスト支持部材208と一体に形成されていてもよい。フットレスト回転機構218は、フットレストボタン220、フットレストばね(図示せず)、フットレストピン224、及びフットレストピン軌道226、を含んでいてもよい。また、取り付け板204はフットレスト使用時受け入れ部228及びフットレスト収納時受け入れ部232を含んでいてもよい。1つの実施形態では、フットレスト使用時受け入れ部はフットレスト使用時ノッチ228であり、フットレスト収納時受け入れ部はフットレスト収納時ノッチ232である。フットレスト支持部材208は取り付け板204へフットレスト回転点234にて回転可能に付着されていてもよい。
【0041】
[0057]作動において、フットレストピン224はフットレストボタン220の運動がフットレストピン224の対応する運動を生じさせるような具合にボタン220と作動可能に連係されていてもよい。フットレストピン224は、フットレストピン軌道226内に滑動可能に配置されていて、フットレストボタン220の使用者操作がフットレストピン224をフットレストピン軌道226に沿って滑動させることになる。また、フットレストボタン220とフットレストピン224は、フットレストばねによって特定の方向に付勢されていてもよい。また、フットレストピン224はフットレスト使用時受け入れ部228及びフットレスト収納時受け入れ部232に選択的に係合するようになっていてもよい。
【0042】
[0058]フットレスト回転機構218及び対応するフットレスト支持部材208は付着されていて一致して回転するようになっていてもよい。フットレストピン224がノッチ228、232に係合すると、フットレスト回転機構218及び付着されているフットレスト支持部材208の回転は阻止される。フットレストピン224がフットレスト収納時ノッチ232と係合されると、フットレストシステム200は収納位置に位置決めされその位置にロックされる。フットレストピン224がフットレスト使用時ノッチ228と係合されると、フットレストシステム200は使用位置に位置決めされその位置にロックされる。或る実施形態では、フットレストボタン220の使用者操作がフットレストピン224をノッチ228、232から係合解除させ、その結果、フットレストシステム200を回転させて使用時構成と収納時構成の間で移行させることができるようになっている。係合時はフットレストばねがフットレストピン224をノッチ228、232に押し当てて付勢しており、確実にフットレストシステム200の回転が起こらないようになっている。このやり方では、使用者は、フットレストボタン220を操作する、フットレストシステム200を新しい位置へ回転させる、そうしたらフットレストボタン220の操作をやめる、という段階によって、フットレストシステム200を図17に示されている使用位置と図16に示されている収納位置の間で移行させることができる。フットレストシステム200は、三輪車10の操舵、折り畳み、又は他の動作のためのシステムとは独立に存在し位置間の移行を許容していてもよい。従って、本開示は、使用者が必要時にフットレストシステム200を展開して使用し不要時にはフットレストシステム200を収納することを可能にする。更に、フットレストシステム200は、使用者が所望すれば三輪車10から取り外すこともできる。
【0043】
[0059]幾つかの代替的な実施例をここに説明し示してきた。当業者には、個々の実施形態の特徴並びに諸構成要素の実施可能な組合せ及び変形型が認識されるだろう。当業者には更に、実施例の何れかがここに開示されている他の実施例との何れかの組合せとして提供されることもあり得ることが認識されるであろう。加えて、「第1」、「第2」、「第3」、及び「第4」という用語は、例示のみを目的とすることを意図しており、実施形態を如何様にも限定するものではない。また、「複数の」という用語は、ここでは、離接的にせよ連接的にせよ、1より大きい任意の数を指し、必要に応じ、無限数にまで及ぶ。加えて、「含んでいる」という語はここでの使用に際し無制限式に用いられている。
【0044】
[0060]以上、最良の形態と考えられるもの及び/又は他の実施例を説明してきたが、様々な修正がなされ得ること、ここに開示されている主題は様々な形式及び実施例に実装することができること、そして教示は数多くの用途に適用され得るものであり、ほんの一部しかここでは説明されていないこと、を理解されたい。本実施例及び本実施形態は、従って、あらゆる点で例示的であり制限的ではないと考えられるべきであり、本発明はここに与えられている詳細事項に限定されるものではない。付随の特許請求の範囲により、本教示の真の範囲内に入るありとあらゆる適用、修正、及び変形型を請求するものとする。従って、特定の実施形態を例示し説明してきたが、本発明の精神を逸脱することなく数多くの修正が想起されることであり、保護の範囲は、唯一、付随の特許請求の範囲の範囲によって限定される。以下は、本願の出願当初の本発明の各種形態である。
(形態1) 三輪車において、
主フレーム管、前部フォーク、前記前部フォークへ回転可能に接続されている前部車輪、前記主フレーム管へ接続されている座席、及び前記三輪車の操舵を可能にするために前記フォークへ連結されているハンドルバー組立体、を有している前部フレーム組立体であって、前記前部フォークと前記前部車輪が当該前部フレーム組立体の前方部分を支持している、前部フレーム組立体と、
前記前部フレーム組立体の後方部分を支持するために当該前部フレーム組立体の当該後方部分に隣接して前記主フレーム管へ枢動可能に接続されている後部フレーム組立体であって、2つの車輪、前記主フレーム管の一方の側の第1後部フレーム支持部材、前記主フレーム管の反対の側の第2後部フレーム支持部材、及び前記第1後部フレーム支持部材と前記第2後部フレーム支持部材を接続していて前記主フレーム管を通って延びているピボットシャフト、を有している後部フレーム組立体と、
前記後部フレーム組立体を前記前部フレーム組立体に対し使用位置に固定するために当該前部フレーム組立体及び当該後部フレーム組立体の両方へ接続されている解放組立体であって、前記後部フレーム組立体を収納位置へ移行させること及び前記後部フレーム組立体を前記収納位置に固定することを可能にするよう可動である解放組立体と、を備えている三輪車。
(形態2) 前記前部フレーム組立体の前記後方部分にて前記主フレーム管へ接続されている受け入れ部と、前記受け入れ部へ取り外し可能に接続されている操舵ハンドルと、を更に備えている形態1に記載の三輪車。
(形態3) 前記前部フォークを前記操舵ハンドルの回転と共に回転させるために当該前部フォークを当該操舵ハンドルへ接続している操舵機構であって、前記主フレーム管を通って延びている操舵機構、を更に備えている形態2に記載の三輪車。
(形態4) 前記後部フレーム組立体が前記使用位置から前記収納位置へ移行され当該収納位置に保持される際に前記操舵ハンドルを前記前部フレーム組立体へ接続されたままにしておくことができる、形態2に記載の三輪車。
(形態5) 前記操舵ハンドルが上部構成要素及び下部構成要素を備えており、前記操舵ハンドルの長さを調節するため前記上部構成要素は前記下部構成要素に関して滑動可能である、形態2に記載の三輪車。
(形態6) 前記解放組立体が、前記ピボットシャフトへ固定されている板であって、使用時ノッチ及び収納時ノッチを有する板と、前記主フレーム管へ枢動可能に接続されていて係合レバーの一部分を前記使用時ノッチと前記収納時ノッチに代わるがわる係合させておくよう解放可能に位置決めできる係合レバーと、を備えている、形態1に記載の折り畳み式三輪車。
(形態7) 前記解放組立体が、ピボットピンを保持するピボットブラケットを更に備えており、前記ピボットピンは前記係合レバーを前記ピボットブラケットへ枢動可能に固定するべく前記係合レバーの開口に挿通されている、形態6に記載の折り畳み式三輪車。
(形態8) 前記係合レバーを前記板に向けて付勢して当該係合レバーを前記使用時ノッチと前記収納時ノッチの一方に保持するために前記係合レバーに係合している付勢部材、を更に備えている形態6に記載の三輪車。
(形態9) 前記三輪車は前記座席へ接続される拘束フープ及びキャノピーを更に備え、前記三輪車は前記拘束フープ及び前記キャノピーが前記座席へ接続されているときに前記使用位置から前記収納位置へ移行するようになっている、形態1に記載の三輪車。
(形態10) 前記キャノピーを前記座席へそして前記拘束フープを前記座席へ接続する急速解放機構、を更に備えている形態9に記載の三輪車。
(形態11) 前記三輪車は、当該三輪車へ接続されているフットレスト組立体を更に備え、当該フットレスト組立体は、フットレストを有するフットレスト支持部材と、前記三輪車から延びていてフットレスト使用時受け入れ部及びフットレスト収納時受け入れ部を有する取り付け部材と、フットレストピンへ接続されている付勢型フットレストボタンと、を備え、前記フットレストピンは、前記取り付け部材のフットレスト使用時受け入れ部と前記フットレスト収納時受け入れ部の一方に選択的に係合するために付勢されるようになっており、前記フットレスト支持部材は前記取り付け部材へ回転可能に付着されていて、使用者による前記フットレストボタンの運動が前記フットレストピンを前記取り付け部材から係合解除させて前記フットレスト支持部材が前記板に関して回転できるようにする、形態1に記載の三輪車。
(形態12) 前記フットレストは前記後部フレーム組立体へ接続されていて当該後部フレーム組立体と共に回転する、形態11に記載の三輪車。
(形態13) 三輪車において、
主フレーム管、前部フォーク、前記前部フォークへ回転可能に接続されている前部車輪、前記主フレーム管へ接続されている座席、及び前記三輪車の操舵を可能にするために前記フォークへ連結されているハンドルバー組立体、を有している前部フレーム組立体であって、前記前部フォークと前記前部車輪が当該前部フレーム組立体の前方部分を支持している、前部フレーム組立体と、
前記前部フレーム組立体の後方部分を支持するために当該前部フレーム組立体の当該後方部分に隣接して前記主フレーム管へ枢動可能に接続されている後部フレーム組立体であって、2つの車輪、前記主フレーム管の一方の側の第1後部フレーム支持部材、前記主フレーム管の反対の側の第2後部フレーム支持部材、及び前記第1後部フレーム支持部材と前記第2後部フレーム支持部材を接続していて前記主フレーム管を通って延びているピボットシャフト、を有している後部フレーム組立体と、
前記後部フレーム組立体を前記前部フレーム組立体に対し使用位置に固定するために当該前部フレーム組立体及び当該後部フレーム組立体の両方へ接続されていて、前記後部フレーム組立体を収納位置へ移行させること及び前記後部フレーム組立体を前記収納位置に固定することを可能にするよう可動である解放組立体であって、前記後部フレーム組立体の前記ピボットシャフトへ固定されていて使用時ノッチ及び収納時ノッチを有している板、及び前記主フレーム管へ枢動可能に接続されていて係合レバーの一部分を前記使用時ノッチと前記収納時ノッチに代わるがわる係合させておくよう解放可能に位置決めできる係合レバー、を備えている解放組立体と、を備えている三輪車。
(形態14) 三輪車において、
主フレーム管、前部フォーク、前記前部フォークへ回転可能に接続されている前部車輪、前記主フレーム管へ接続されている座席、及び前記三輪車の操舵を可能にするために前記フォークへ連結されているハンドルバー組立体、を有している前部フレーム組立体であって、前記前部フォークと前記前部車輪が当該前部フレーム組立体の前方部分を支持している、前部フレーム組立体と、
前記前部フレーム組立体の後方部分を支持するために当該前部フレーム組立体の当該後方部分に隣接して前記主フレーム管へ接続されている後部フレーム組立体であって、2つの車輪を有している後部フレーム組立体と、
前記座席へ接続されていて前記前部フォークに向けて延びている拘束フープであって、第1フープアーム及び第2フープアームを有し、更に前記第1フープアームから前記第2フープアームへ延びているトレイを有し、前記トレイは第1端と第2端を有し、前記トレイの前記第1端は前記第1フープアームへ取り外し可能に接続されていて、前記トレイの第2端は、前記座席への子どもの挿入及び取り出しを可能にするために前記第1端を前記第1フープアームから接続解除させるときに前記トレイの前記第1端が枢動して前記第1フープアームから離れられるようにするピボット部材を有している、拘束フープと、を備えている三輪車。
(形態15) 前記後部フレーム組立体は、前記前部フレーム組立体の後方部分に隣接して前記主フレーム管へ枢動可能に接続されていて、前記後部フレーム組立体は、前記主フレーム管の一方の側の第1後部フレーム支持部材と、前記主フレーム管の反対の側の第2後部フレーム支持部材と、前記第1後部フレーム支持部材と前記第2後部フレーム支持部材を接続していて前記主フレーム管を通って延びているピボットシャフトと、を備えており、前記三輪車は、前記後部フレーム組立体を前記前部フレーム組立体に対し使用位置に固定するために当該前部フレーム組立体及び当該後部フレーム組立体の両方へ接続されている解放組立体であって、前記後部フレーム組立体を収納位置へ移行させること及び前記後部フレーム組立体を前記収納位置に固定することを可能にするよう可動である解放組立体を更に備えている、形態14に記載の三輪車。
(形態16) 前記拘束フープが前記座席へ接続されている第1端及び前記座席へ接続されている第2端を有し、前記拘束フープは、前記ハンドルバー組立体と前記前部フレーム組立体の一方へ取り外し可能に接続されている接続部材を更に有している、形態14に記載の三輪車。
(形態17) 前記拘束フープがリブを有し、前記トレイの第1端が、当該トレイの当該第1端を前記拘束フープの前記第1フープアームへ取り外し可能に接続するために前記リブを受け入れるカットアウトを有している、形態14に記載の三輪車。
(形態18) 前記座席がドック及び解放部材開口部を有する受け入れ部を有し、前記第1フープアームが解放部材及びアームばねを備える急速解放アーム装着機構を有する装着端を有し、前記ドックは前記第1フープアームの装着端を受け入れるサイズであり、前記第1フープアームが前記ドックの中へ挿入されると前記解放部材は前記解放部材開口部の中に保持される、形態14に記載の三輪車。
(形態19) 三輪車において、
主フレーム管、前部フォーク、前記前部フォークへ回転可能に接続されている前部車輪、前記主フレーム管へ接続されている座席、及び前記三輪車の操舵を可能にするために前記フォークへ連結されているハンドルバー組立体、を有している前部フレーム組立体であって、前記前部フォークと前記前部車輪が当該前部フレーム組立体の前方部分を支持している、前部フレーム組立体と、
前記前部フレーム組立体の後方部分を支持するために当該前部フレーム組立体の当該後方部分に隣接して前記主フレーム管へ接続されている後部フレーム組立体であって、2つの車輪を有している後部フレーム組立体と、
前記座席へ解放可能に接続され前記前部フォークに向けて延びていて第1フープアーム及び第2フープアームを有している拘束フープであって、前記座席がドック及び解放部材開口部を有する受け入れ部を有し、前記第1フープアームは解放部材及びアームばねを備える急速解放アーム装着機構を有する装着端を有し、前記ドックは前記第1フープアームの前記装着端を受け入れるサイズであり、前記第1フープアームが前記ドックの中へ挿入されると前記解放部材は前記解放部材開口部の中に保持される、拘束フープと、を備えている三輪車。
(形態20) 前記後部フレーム組立体は、前記前部フレーム組立体の後方部分に隣接して前記主フレーム管へ枢動可能に接続されていて、前記後部フレーム組立体は、前記主フレーム管の一方の側の第1後部フレーム支持部材と、前記主フレーム管の反対の側の第2後部フレーム支持部材と、前記第1後部フレーム支持部材と前記第2後部フレーム支持部材を接続していて前記主フレーム管を通って延びているピボットシャフトと、を備えており、前記三輪車は、前記拘束フープが前記座席に接続されているときに前記使用位置から前記収納位置へ移行するようになっている、形態19に記載の三輪車。
(形態21) 前記拘束フープは、前記ハンドルバー組立体と前記前部フレーム組立体の一方へ取り外し可能に接続されている接続部材を更に有している、形態19に記載の三輪車。
(形態22) 前記座席へ解放可能に接続されているキャノピー、を更に備えている形態19に記載の三輪車。
(形態23) 前記座席がドック及び解放部材開口部を有する受け入れ部を有し、前記キャノピーが、解放部材及びアームばねを備える急速解放アーム装着機構を有する装着端を有するキャノピーアームを有し、前記ドックは前記キャノピーアームの前記装着端を受け入れるサイズであり、前記キャノピーアームが前記ドックの中へ挿入されると前記解放部材は前記解放部材開口部の中に保持される、形態22に記載の三輪車。
【符号の説明】
【0045】
10 折り畳み式三輪車
14 前部フレーム組立体
15 主フレーム管
18 前部車輪
22 前方部分
26、30 第2及び第3の車輪
34 後部フレーム組立体
38 後部車軸
42 座席
46 座席基部
50 背もたれ
54 座席ブラケット
58 前部フォーク
62、64 ペダル
66 ハンドルバー組立体
69 受け入れ部
70 親操舵ハンドル
74 ハンドグリップ部分
76 連結組立体
78 上部構成要素
80 下部構成要素
84 キャノピー組立体
88 キャノピーアーム
90 キャノピーシールド
92 解放組立体
96 係合レバー
100 板
104 係合レバーピボットブラケット
108 シャフト
112 ハンドル部分
114 ピン開口
116 曲がり
120 係合部分
124 使用時ノッチ
128 収納時ノッチ
129 解放ハンドル
130、132 後部フレーム支持部材
133 支持部材
134、 136 後部フレーム支持部材の第1端
135 主フレーム支持板
140 フレームカットアウト
141 ピン
144 収納ケース
148 拘束システム
152 拘束フープ
156 トレイ
157 ピボット部材
158 ヘッドレスト
159 接続部材
160 ドリンクホルダ
162 収納区画
166 リブ
168 トレイカットアウト
169 接続部材
172 アーム装着システム
174 キャノピーアーム装着端
176 フープアーム
178 フープアーム装着端
179 急速解放アーム装着機構
180 解放ボタン
182 アームばね
184 アーム受け入れ部
188 解放ボタン開口
192 アームドック
194 ボタン軌道
200 フットレストシステム
204 取り付け板
208 フットレスト支持部材
212 横部材
216 フットレスト
218 急速解放フットレスト回転機構
220 フットレストボタン
224 フットレストピン
226 フットレストピン軌道
228 フットレスト使用時受け入れ部(ノッチ)
232 フットレスト収納時受け入れ部(ノッチ)
234 フットレスト回転点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18