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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-25
(45)【発行日】2023-06-02
(54)【発明の名称】電磁コイルの製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01F 7/08 20060101AFI20230526BHJP
   B29C 45/26 20060101ALI20230526BHJP
   B29C 33/12 20060101ALI20230526BHJP
   B29C 45/14 20060101ALI20230526BHJP
   F25B 41/35 20210101ALI20230526BHJP
【FI】
H01F7/08 B
B29C45/26
B29C33/12
B29C45/14
F25B41/35
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021529837
(86)(22)【出願日】2019-11-29
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-26
(86)【国際出願番号】 CN2019121971
(87)【国際公開番号】W WO2020108617
(87)【国際公開日】2020-06-04
【審査請求日】2021-05-26
(31)【優先権主張番号】201811458385.0
(32)【優先日】2018-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201811453683.0
(32)【優先日】2018-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】505241533
【氏名又は名称】浙江三花智能控制股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZHEJIANG SANHUA INTELLIGENT CONTROLS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】XIALIQUAN,QIXING STREET,XINCHANG COUNTY,SHAOXING,ZHEJIANG 312500,PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】欧 陽 彬 彬
(72)【発明者】
【氏名】王 春 林
(72)【発明者】
【氏名】李 晶 晶
【審査官】秋山 直人
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-229994(JP,A)
【文献】特開平07-037718(JP,A)
【文献】特開平09-063835(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第104283397(CN,A)
【文献】国際公開第2018/051989(WO,A1)
【文献】特開平06-335226(JP,A)
【文献】特開2018-143049(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第108119699(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第1361582(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01F 7/08
B29C 45/26
B29C 33/12
B29C 45/14
F25B 41/35
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁コイルの製造方法であって、
前記電磁コイルは、
内縁壁が周方向に沿って間隔を持って分布されるいくつかのクローポールを含む環状本体(1)を含む電磁コイルであって、さらに封止層(2)とスケルトン(321)とを含み、前記封止層(2)は前記環状本体(1)の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁を封入しており、各前記クローポールの間には前記封止層(2)が設けられておらず、前記封止層(2)は樹脂材料で射出成形され、前記スケルトン(321)は封止部(3213)を含み、熱可塑性材料から製造され、
前記封止部(3213)は、前記スケルトン(321)の表面から突出するように形成されたリブ構造であり、又は、前記スケルトン(321)に凹溝を開けることで形成されたリブ構造であり、
前記製造方法は、
前記環状本体(1)を配置し、金型(4)を配置するステップS1であって、前記金型(4)は上型(41)と下型(42)とを含み、キャビティ(A)を規定し、前記上型(41)は第1当接部(4111)と第1溝状部(4112)とを含み、前記下型(42)は第2当接部(4211)、第2溝状部(4212)、及び前記キャビティ(A)に連通する射出口を含むステップS1と、
前記環状本体(1)をキャビティ(A)内に配置し、前記第1当接部(4111)を軸方向で前記環状本体(1)の上部環状壁に当接させ、前記第2当接部(4211)を軸方向で前記環状本体(1)の下部環状壁に当接させるステップS2と、
射出材料を追加し、射出を実施することで、封止層(2)を形成するステップS3とを含むことを特徴とする電磁コイルの製造方法。
【請求項2】
磁コイルの製造方法であって、
前記電磁コイルは、
内縁壁が周方向に沿って間隔を持って分布されるいくつかのクローポールを含む環状本体(1)を含む電磁コイルであって、さらに封止層(2)とスケルトン(321)とを含み、前記封止層(2)は前記環状本体(1)の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁を封入しており、各前記クローポールの間には前記封止層(2)が設けられておらず、前記封止層(2)は樹脂材料で射出成形され、前記スケルトン(321)は封止部(3213)を含み、熱可塑性材料から製造され、
前記封止部(3213)は、前記スケルトン(321)の表面から突出するように形成されたリブ構造であり、又は、前記スケルトン(321)に凹溝を開けることで形成されたリブ構造であり、
前記製造方法は、
前記環状本体(1)を配置し、金型(4)を配置するステップS1であって、前記金型(4)は上型(41)と下型(42)とを含み、キャビティ(A)を規定し、前記上型(41)は第1当接部(4111)、第1溝状部(4112)、及び前記第1当接部(4111)の軸方向に沿って突起し、径方向のサイズが前記第1当接部(4111)の径方向のサイズより小さい第1突起部(4113)を含み、前記下型(42)は第2当接部(4211)、第2溝状部(4212)、前記第2当接部(4211)の軸方向に沿って突起し、径方向のサイズが前記第2当接部(4211)の径方向のサイズより小さい第2突起部(4213)、及び、前記キャビティ(A)に連通する射出口を含むステップS1と、
前記環状本体(1)をキャビティ(A)内に配置し、前記第1当接部(4111)を軸方向で前記環状本体(1)の上部環状壁に当接させ、前記第2当接部(4211)を軸方向で前記環状本体(1)の下部環状壁に当接させ、前記第1突起部(4113)を前記環状本体(1)に係合させ、前記第2突起部(4213)を前記環状本体(1)に係合させるステップS2と、
射出材料を追加し、射出を実施することで、封止層(2)を形成するステップS3とを含むことを特徴とする電磁コイルの製造方法。
【請求項3】
磁コイルの製造方法であって、
前記電磁コイルは、
内縁壁が周方向に沿って間隔を持って分布されるいくつかのクローポールを含む環状本体(1)を含む電磁コイルであって、さらに封止層(2)とスケルトン(321)とを含み、前記封止層(2)は前記環状本体(1)の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁を封入しており、各前記クローポールの間には前記封止層(2)が設けられておらず、前記封止層(2)は樹脂材料で射出成形され、前記スケルトン(321)は封止部(3213)を含み、熱可塑性材料から製造され、
前記封止部(3213)は、前記スケルトン(321)の表面から突出するように形成されたリブ構造であり、又は、前記スケルトン(321)に凹溝を開けることで形成されたリブ構造であり、
前記製造方法は、
前記環状本体(1)を配置し、金型(4)を配置するステップS1であって、前記金型(4)は上型(41)と下型(42)とを含み、キャビティ(A)を規定し、前記上型(41)は第1当接部(4111)、第1溝状部(4112)、及び、前記第1当接部(4111)の軸方向に沿って凹み、径方向のサイズが前記第1当接部(4111)の径方向のサイズより小さい第1凹部(4114)を含み、前記下型(42)は第2当接部(4211)、第2溝状部(4212)、前記第2当接部(4211)の軸方向に沿って突起し、径方向のサイズが前記第2当接部(4211)の径方向のサイズより小さい第2突起部(4213)、及び前記キャビティ(A)に連通する射出口を含むステップS1と、
前記環状本体(1)をキャビティ(A)内に組み立て、前記第1当接部(4111)を軸方向で前記環状本体(1)の上部環状壁に当接させ、前記第2当接部(4211)を軸方向で前記環状本体(1)の下部環状壁に当接させ、前記第2突起部(4213)を前記環状本体(1)に係合させ、前記第2突起部(4213)を前記第1凹部(4114)に係合させるステップS2と、
射出材料を追加し、射出を実施することで、封止層(2)を形成するステップS3と、を含むことを特徴とする電磁コイルの製造方法。
【請求項4】
前記電磁コイルはさらにシールキャップ(6)を含み、前記ステップS3の後、さらに、
溶接によって、シールキャップ(6)を前記封止層(2)に装着することで、前記環状本体(1)の内縁壁に対して密封隔離を行うステップS4を含むことを特徴とする請求項1~3の何れかの1項に記載の電磁コイルの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2018年11月30日にて中国特許庁に提出され、出願番号が201811458385.0であり、発明名称が「金型及び電磁コイルの製造方法」であり、及び同日に、中国特許庁に提出され、出願番号が201811453683.0であり、発明名称が「電磁コイル」である2つの中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は援用されることで、本出願に結合される。
【0002】
本発明は冷凍制御という技術分野に関わり、特に、電磁コイル、金型及び電磁コイルの製造方法に関わる。
【背景技術】
【0003】
冷凍システムにおいて、通常、電磁コイルが利用されている。例えば、電子膨張弁において、電磁コイルをステータとして、通電することで、回転運動を行うように電子膨張弁におけるローターを駆動して、冷媒流量を制御するという目的に達する。電磁コイルは一般的にステータケース、電磁板及び封止体を含み、通常の構成は外部封止という形式であり、即、封止材料がステータケース全体を封入するとともに、ステータケース、電磁板のクローポールの間の隙間を充填する。このような構成の電磁コイルは、水分が浸透などの方式でクローポールと封止層との間に入った後、長い時間で、ステータケースと封止層との結合箇所に存在し、水分がコイルの内部から排出され難いから、電磁コイルに対して悪い影響が生じる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、水分がコイルの内部に入った後、短い時間内で排出されることができる電磁コイルを提供することは、当業者が解決しようとする技術問題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記技術問題を解決するために、本発明は電磁コイルを提供し、内縁壁が周方向に沿って間隔を持って分布されるいくつかのクローポール、及びスケルトンを含む環状本体と、前記環状本体の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁を封入する封止層とを含み、各前記クローポールの間には前記封止層が設けられておらず、前記封止層は樹脂材料で射出成形され、前記スケルトンは封止部を含み、熱可塑性材料から製造される。
【0006】
本発明が提供する電磁コイルにおいて、その封止層は環状本体の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁のみに設けられ、一方、いくつかのクローポールが含まれる内縁壁には該封止層が設けられていないから、水分がコイルの内部に入った後、短い時間内で、コイルの内部から排出されることができる。
【0007】
本発明はさらに金型を提供し、電磁コイルの射出過程で、第1当接部は軸方向でコイル環状本体の上部環状壁に当接され、第2当接部は軸方向で環状本体の下部環状壁に当接されることで、封止層が環状本体の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁のみに設けられ、各クローポールの間には該封止層がないから、封止層の加工過程の必要な射出圧力が小さくて、水分がコイルの内部に入った後、短い時間内で、コイルの内部から排出されることができる。
【0008】
本発明はさらに電磁コイルの製造方法を提供し、前記金型は既に以上の技術効果を具備したから、該金型を利用して、電磁コイルを製造するための製造方法は類似する技術効果を具備すべきであるため、ここで、贅言しない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明が提供する電磁コイルの構成模式図である。
図2図1の環状本体の構成模式図である。
図3図1の組立体の構成模式図である。
図4図1のステータケースの構成模式図である。
図5図1の電磁板の構成模式図である。
図6図1の巻線の構成模式図である。
図7】本発明が提供する、シールキャップが装着された電磁コイルの構成模式図である。
図8図1の電磁コイルの封止部の局所模式図である。
図9】本発明が提供する第1、第4実施例の金型の断面模式図である。
図10】本発明が提供する第2、第5実施例の金型の断面模式図である。
図11】本発明が提供する第3実施例の金型の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
当業者が本発明の技術案をよりよく理解するために、以下は図面及び具体的な実施例を結合して、本発明を詳しく説明する。
【0011】
本明細書における前記「いくつか」は、不確かな数量の複数を指し、一般的に、2つ以上であり、「いくつか」で、何らかの部材の数量を示す場合、これらの部材の、数量での互いの関係を示さない。
【0012】
本明細書に記載の「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、順序に対するある特殊限定ではなく、ただ構成が同様または類似する2つ以上の構成或いは部材を記載するためのものである。
【0013】
実施例1
図1~8を参照し、図1は本発明が提供する電磁コイルの構成模式図であり、図2図1の環状本体の構成模式図であり、図3図1の組立体の構成模式図であり、図4図1のステータケースの構成模式図であり、図5図1の電磁板の構成模式図であり、図6図1の巻線の構成模式図であり、図7は本発明が提供する、シールキャップが装着された電磁コイルの構成模式図であり、図8図1の電磁コイルの封止部の局所模式図である。
【0014】
図1に示すように、本発明は電磁コイルを提供し、内縁壁が周方向に沿って間隔を持って分布されるいくつかのクローポールを含む環状本体1と、環状本体1の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁に対して封入を行う封止層2とを含み、各クローポールの間には封止層2が設けられていない。
【0015】
具体的な技術案において、図2図3に示すように、図1を結合して、環状本体1は軸方向に沿って貼合される2つの組立体3を含み、両組立体3はいずれも、環状を呈するハウジング31と、ハウジング31内に設けられる巻線32とを含み、各ハウジング31の内縁壁はいずれも周方向に沿って間隔を持って分布されるいくつかのクローポールを含む。前記封止層2は、両組立体3の外縁壁及び、両組立体3の、軸方向に沿って対向する2つの環状壁に対して封入を行って、図面2に反映するように、両組立体3から形成される環状本体1の上下の2つの環状壁に対して封入を行う。
【0016】
ハウジング31は互いに嵌合するステータケース311と電磁板312とを含む。図4に示すように、ステータケース311は第1環状壁311aを含み、第1環状壁311aの内縁には、周方向に沿って間隔を持って分布されるとともに、軸方向に沿って延伸するいくつかの第1クローポール311bが設けられ、各第1クローポール311bはいずれも前記第1環状壁311aの軸方向の一側に位置して、各第1クローポール311bは略同一の円柱面に位置して、第1環状壁311aの外縁には、前記各第1クローポール311bと同方向に延伸する筒状壁311cが設けられ、筒状壁311cと各第1クローポール311bとは、第1環状壁311aの軸方向の同一側に位置して、筒状壁311cは組立体3の外縁壁に相当し、筒状壁311cは各第1クローポール311bが所在する円柱面に平行する。このように、第1環状壁311aは各第1クローポール311b、筒状壁311cと、環状の凹室を形成するように囲まれ、前記巻線32は該凹室内に装着される。
【0017】
図5に示すように、電磁板312は第2環状壁312aを含み、第2環状壁312aの内縁には周方向に沿って間隔を持って分布されるとともに、軸方向に沿って延伸するいくつかの第2クローポール312bが設けられ、各第2クローポール312bはいずれも第2環状壁312aの軸方向の一側に位置して、各第2クローポール312bは略同一の円柱面に位置する。
【0018】
組み立てられた状態で、図3を参照して、電磁板312はステータケース311に係合され、巻線32を凹室内に制限させ、何れかの第2クローポール312bを隣接する2つの第1クローポール311bの間に挿入させ、何れかの第1クローポール311bを隣接する2つの第2クローポール312bの間に挿入させ、即ち、各第1クローポール311bと各第2クローポール312bとを互いに交差させるように挿入接続させ、交差するように挿入接続される第1クローポール311b、第2クローポール312bは、組立体3の内縁壁を構成する。
【0019】
図6に示すように、巻線32はスケルトン321と、スケルトン321に巻かれる巻線322とを含み、スケルトン321は第1鍔状部3211と第2鍔状部3212とを含み、第1鍔状部3211と第2鍔状部3212とは、スケルトン321の両側から径方向に延伸して形成され、第1鍔状部3211と第2鍔状部3212との作用で、スケルトン321に巻かれる巻線32は、第1鍔状部3211と第2鍔状部3212との間に制限されるから、巻線322はスケルトン321から離脱し難い。
【0020】
スケルトン321は熱可塑性材料から製造され、第1鍔状部3211は円周面に突出するピン保持部32111を有し、ピン323はピン保持部32111に装着されるとともに、巻線322に電気接続され、組み立てられた状態で、該ピン323はハウジング31から張り出し、両組立体3のピン323は絶縁シース5を介して固定される。
【0021】
また、スケルトン321にはさらに封止部3213が設けられ、封止部3213は、スケルトン321の表面に突出するように形成されたリブ構成であってもよいし、スケルトン321に凹溝を開けることで形成されたリブ構成であってもよく、図6図8を参照して、本実施例において、第1鍔状部3211の外縁には、第1鍔状部3211の外縁に沿って内部に収縮するように形成された溝状構成に類似する凹溝が設けられ、対応するように、凹溝の上下の両端は封止部3213を形成し、また、ピン保持部32111にも、ピン保持部の軸方向に沿って突出する封止部3213が設けられ、第1鍔状部3211の円周外縁に位置する封止部3213と、ピン保持部32111に位置する封止部とは閉ループを形成し、また、第2鍔状部3212の円周外縁にも、第2鍔状部3212の外縁に沿って内部に収縮するように形成された溝状構成に類似する凹溝が設けられ、対応するように、該凹溝の上下の両端は封止部3213を形成する。
【0022】
また、以上の形態以外、封止部3213は他の形態に設置されてもよく、例えば、封止部3213の断面形状はフック状、矩形、台形及びその組み合わせた各種の幾何学的形状であってもよい。
【0023】
環状本体1に対して後続で射出され、環状本体1を封入する過程で、射出される際、溶融した樹脂材料の温度が高いから、溶融した樹脂材料は凹室内に流入して、巻線に対して封入を行う場合、スケルトンに設けられる封止部の表面に接触し、スケルトン321が熱可塑性材料から製造され、温度が材料の融点に達した後、融解し、封止部が融解した後、溶融した樹脂材料と融合し、温度が冷却した後、融合した封止部と樹脂材料とが硬化するから、スケルトンと封止層とをよく結合させ、優れた封入効果を具備する。このように、封止層2は環状本体1の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁に設けられ、いくつかのクローポールが含まれる内縁壁には該封止層2が設けられていないから、封止層2の加工過程の必要な射出圧力が小さくて、封止層2の成形の困難さを大幅に低減させ、製品の品質をさらに保証するとともに、封止材料を減少させ、製品の製造コストを低減させることができる。
【0024】
そして、スケルトンと封止層とは融合、硬化した後、優れた封入効果を具備するから、浸透などによって環状本体1内に入った水分が、封止部3213と封止層との間のギャップを通して、コイル巻線の内部に入り難いため、コイルは優れた耐水性及び絶縁性能を保持でき、また、環状本体1の内部と外部空間との連通性のため、浸透などによって環状本体1内に入った水分は、各クローポール及び2つの組立体3の間のギャップを介して容易に蒸発され、排出され、水分の環状本体1内の長期存在による、封止層2と環状本体1との結合箇所に対する持続的な侵食のため、結果として封止構成を損壊することを、大きい程度で防止し、さらに、熱雰囲気で高圧が付与される場合の、電磁コイルの絶縁耐圧性能を保証する。
【0025】
実施例2
第1実施例に基づき、構成をさらに変更できる。図7に示すように、電磁コイルにはシールキャップ6が設けられてもよく、シールキャップ6は封止層2に密封固定されることで、環状本体1の内縁壁に対して密封隔離を行って、使用過程で電磁コイルの上方にある凝縮水が、環状本体1の内縁壁に滴ること、及び、これによるクローポールのさび、腐食を防止でき、電磁コイルの耐用年数を向上させる。
【0026】
前記シールキャップ6の材質はプラスチック、ステンレスなどのようなさびにくい材料であってもよく、好ましくは、プラスチックであり、これによって、封止層2との接合能力を向上させ、具体的に、シールキャップ6は超音波溶接などの方式で、封止層2に固定される。
【0027】
実施例3
電磁コイルに以上の構成を具備させるために、本発明は、前記電磁コイルが封止層2を射出するための金型を提供する。
【0028】
図9を参照して、該金型4は上型41と下型42とを含み、金型4の内部空間であるキャビティAを限定し、また、金型4はキャビティAに連通する射出口を含むことで、後続の射出の際、樹脂材料がキャビティAに流入する。
【0029】
本実施例において、上型41は第1コア部411と上型本体部412とを含み、下型42は第2コア部421と下型本体部422とを含む。
【0030】
上型本体部412は第1コア部411と係合し、即ち、上型本体部412には溝状構成が設けられ、該溝状構成の形状が第1コア部411の形状とフィットし、第1コア部411は該溝状構成に装着されることで、第1コア部411と上型本体部412との固定接続を実現し、両者が固定接続された後、第1コア部411は上型本体部412の下面から突出し、このように、第1コア部411の下端面は第1当接部4111を形成し、第1コア部411は上型本体部412の軸方向の外面から突出し、上型本体部412とともに、第1溝状部4112を形成し、この際、第1溝状部4112は第1当接部4111の円周外側に位置する。
【0031】
同じように、下型本体部422は第2コア部421と係合し、即ち、下型本体部422には溝状構成が設けられ、該溝状構成の形状が第2コア部421の形状とフィットし、第2コア部421は該溝状構成に装着されることで、第2コア部421と下型本体部422との固定接続を実現し、両者が固定接続された後、第2コア部421は下型本体部422の上面から突出し、このように、第2コア部421の上端面は第2当接部4211を形成し、第2コア部421は下型本体部422の軸方向の外面から突出し、下型本体部422とともに、第2溝状部4212を形成し、この際、第2溝状部4212は第2当接部4211の円周外側に位置する。
【0032】
射出される際、環状本体1の下部環状壁は軸方向で第2当接部4211に当接され、環状本体1の上部環状壁は軸方向で第1当接部4111に当接され、この際、溶融した樹脂材料は環状本体1と第1当接部4111、第2当接部4112との間のギャップに染み込んで、各クローポールの間に入ることができないから、各クローポールの間に封止層を配置していなく、第1溝状部4112と環状本体1の上部環状壁との空間は、上部環状壁を封入するための樹脂材料を収容し、同じように、第2溝状部4212と環状本体1の下部環状壁との空間は下部環状壁を封入するための樹脂材料も収容でき、これによって、環状本体1の上部環状壁、下部環状壁及び外縁壁内には封止層が設けられる。
【0033】
また、第2コア部421はさらに、第2当接部4211の軸方向に沿って突起し、径方向のサイズが第2当接部4211の径方向サイズより小さい第2突起部4213を含み、また、第2突起部4213は環状本体1と係合し、即ち、第2突起部4213は下から上へ環状本体1の中心孔に挿入され、その外壁が環状本体1の内縁壁に貼合され、環状本体1の径方向位置を特定する。
【0034】
第1コア部41と環状本体1との当接位置をさらに特定するために、第1コア部41は、第1当接部4111の軸方向に沿って突起し、その径方向のサイズが第1当接部4111の径方向サイズより小さい第1突起部4113を含み、また、第1突起部4113は環状本体1と係合し、即ち、第1突起部4113は上から下へ環状本体1の中心孔に挿入され、その外壁が環状本体1の内壁に貼合され、環状本体1の径方向位置を特定する。
【0035】
実施例4
電磁コイルに以上の構成を具備させるために、本発明は第2種の金型を提供し、該金型は前記電磁コイルが封止層2を射出するための金型である。
【0036】
図10を参照し、該金型4は上型41と下型42とを含み、金型4は金型4の内部空間であるキャビティAを規定し、また、金型4はキャビティAに連通する射出口を含むことで、後続の射出の際、樹脂材料がキャビティAに流入する。
【0037】
本実施例において、下型本体部422は第2コア部421と係合し、即ち、下型本体部422には溝状構成が設けられ、該溝状構成の形状が第2コア部421の形状とフィットし、第2コア部421は該溝状構成に装着されることで、第2コア部421と下型本体部422との固定接続を実現し、両者が固定接続された後、第2コア部421は下型本体部422の上面から突出し、これによって、第2コア部421の上端面は第2当接部4211を形成し、第2コア部421は下型本体部422の軸方向の外面から突出し、下型本体部422とともに、第2溝状部4212を形成し、この際、第2溝状部4212は第2当接部4211の円周外側に位置する。
【0038】
射出される際、環状本体1の下部環状壁は軸方向で第2当接部4211に当接され、環状本体1の上部環状壁は軸方向で第1当接部4111に当接され、この際、溶融した樹脂材料は環状本体1と第1当接部4111、第2当接部4112との間のギャップを介して、各クローポールの間に入ることができないから、各クローポールの間に封止層を配置していなく、第1溝状部4112と環状本体1の上部環状壁との空間は、上部環状壁を封入するための樹脂材料を収容し、同じように、第2溝状部4212と環状本体1下部環状壁との空間も、下部環状壁を封入するための樹脂材料を収容でき、環状本体1の上部環状壁、下部環状壁、及び外縁壁内には封止層が設けられる。
【0039】
また、第2コア部421は、第2当接部4211の軸方向に沿って突起し、径方向のサイズが第2当接部4211の径方向のサイズより小さい第2突起部4213を含み、また、第2突起部4213は環状本体1と係合し、即ち、第2突起部4213は下から上へ環状本体1の中心孔に挿入され、その外壁が環状本体1の内縁壁に貼合され、環状本体1の径方向位置を特定する。
【0040】
第1コア部41と環状本体1との当接位置をさらに特定するために、第1コア部は第2突起部4213と係合する第1凹部4114を含み、具体的に、第1凹部4114は、第1当接部4111が上向きに凹むことで形成されるとともに、第2突起部4213と係合し、即ち、第2突起部4213は下から上へ第1凹部4114に挿入され、その外壁が第1凹部4114の内縁壁に貼合され、第1コア部411と環状本体1との当接位置をさらに特定する。
【0041】
実施例5
電磁コイルに以上の構成を具備させるために、本発明は電磁コイルの製造方法を提供し、以下のステップを含み、
ステップS1:環状本体1を配置する。
【0042】
環状本体1の配置過程は環状本体1の組付過程であり、実施例1の図面2~6を参照し、まず、ピン323をスケルトン321に挿入接続させ、スケルトン321に巻線322を巻くことで、巻線32を形成し、そして、巻線32を電磁板312とステータケース311からなるハウジング31内に装着することで、単一の組立体3を形成し、具体的に、電磁板312を基部として、巻線32を電磁板312に装着し、ステータケース311を電磁板312に外嵌させることで、組立体3を形成し、その後、両組立体3を軸方向に沿って突き合わせることで、2枚の電磁板312を当接させ、2つのステータケースの第1環状壁311aは組立体3の2つの端面に位置して、最後、絶縁シース5によって両組立体3のピン323を固定する。この際、形成された環状本体1は次のステップに進み、封止層2を加工する。
【0043】
ステップS2:環状本体1を金型4のキャビティA内に組み立てる。
図11に示すように、金型4は上型41と下型42とを含み、キャビティAを規定し、キャビティAに連通する射出口を有し、上型41は第1当接部4111と第1溝状部4112とを含み、下型42は第2当接部4211と第2溝状部4212とを含む。
【0044】
組立が完成した後、環状本体1はキャビティA内に位置し、第1当接部4111は軸方向で、上部環状壁にしっかりと当接係合され、第2当接部4211は軸方向で、下部環状壁にしっかりと当接係合され、これによって、射出材料は係合箇所を通して環状本体1の内孔に染み込むことができないという目的に達する。
【0045】
ステップS3:射出材料を追加し、射出を実施することで、封止層2を形成する。
前記金型4の構成に基づき、射出が完成した後、環状本体1の外縁壁、上下の両環状壁のみを封入するための封止層2を形成し、これによって、電磁コイルの封入過程を完成させる。
【0046】
さらなる工程ステップとして、該電磁コイルの防食能力を向上させるために、さらに、ステップS3の後、ステップS4を実施してもよく、即ち、溶接を介して、シールキャップ6を封止層2に装着することで、環状本体1の内縁壁に対して密封隔離を行う。該シールキャップ6の材質はプラスチック、ステンレスなどのようなさびにくい材料であってもよく、好ましくは、プラスチックであり、これによって、封止層2との接合能力を向上させ、具体的に、シールキャップ6は超音波溶接などの方式で封止層2に固定され、使用過程で、電磁コイルの上方にある凝縮水が環状本体1の内縁壁に滴ること、及びこれによるクローポールのさび、腐食を防止でき、電磁コイルの耐用年数を保障できる。
【0047】
実施例6
電磁コイルに以上の構成を具備させるために、本発明は電磁コイルの製造方法を提供し、以下のステップを含み、
ステップS1:環状本体1を配置する。
【0048】
環状本体1の配置過程は環状本体1の組付過程であり、実施例1の図面2~6を参照し、まず、ピン323をスケルトン321に挿入接続させ、スケルトン321に巻線322を巻き、巻線32を形成し、そして、巻線32を電磁板312とステータケース311からなるハウジング31内に装着し、単一の組立体3を形成し、具体的に、電磁板312を基部として、巻線32を電磁板312に装着し、ステータケース311を電磁板312に外嵌し、組立体3を形成し、その後、両組立体3を軸方向に沿って突き合わせて、2枚の電磁板312を当接させ、2つのステータケースの第1環状壁311aが組立体3の2つの端面に位置し、最後、絶縁シース5によって両組立体3のピン323を固定する。この際、形成された環状本体1は次のステップに進み、封止層2を加工する。
【0049】
ステップS2:環状本体1を金型4のキャビティA内に組み立てる。
図9に示すように、金型4は上型41と下型42とを含み、キャビティAを規定し、キャビティAに連通する射出口を有し、上型41は第1当接部4111、第1溝状部4112及び第1凹部4114を含み、下型42は第2当接部4211、第2溝状部4212、及び第2突起部4213を含む。
【0050】
組立が完成した後、環状本体1はキャビティA内に位置し、第1当接部4111は軸方向で、上部環状壁にしっかりと当接係合され、第2当接部4211は軸方向で、下部環状壁にしっかりと当接係合され、また、第2突起部4213は環状本体1の中心孔に位置して、その外壁が環状本体1の内縁壁に貼合され、第1突起部4113は環状本体1の中心孔に位置して、その外壁が環状本体1の内壁に貼合される。
【0051】
ステップS3:射出材料を追加し、射出を実施することで、封止層2を形成する。
前記金型4の構成に基づき、射出が完成した後、環状本体1の外縁壁、上下の両環状壁のみを封入するための封止層2を形成し、電磁コイルの封入過程を完成させる。
【0052】
さらなる工程ステップとして、該電磁コイルの防食能力を向上させるために、さらに、ステップS3の後、ステップS4を実施してもよく、即ち、溶接を介して、シールキャップ6を封止層2に装着することで、環状本体1の内縁壁に対して密封隔離を行う。該シールキャップ6の材質はプラスチック、ステンレスなどのようなさびにくい材料であってもよく、好ましくは、プラスチックであり、封止層2との接合能力を向上させ、具体的に、シールキャップ6は超音波溶接などの方式で封止層2に固定されることで、使用過程で電磁コイルの上方にある凝縮水が環状本体1の内縁壁に滴ること、及びこれによるクローポールのさび、腐食を防止でき、電磁コイルの耐用年数を保障できる。
【0053】
実施例7
電磁コイルに以上の構成を具備させるために、本発明は電磁コイルの製造方法を提供し、以下のステップを含み、
ステップS1:環状本体1を配置する。
【0054】
環状本体1の配置過程は環状本体1の組付過程であり、実施例1の図面2~6を参照し、まず、ピン323をスケルトン321に挿入接続させ、スケルトン321に巻線322を巻き、巻線32を形成し、そして、巻線32を電磁板312とステータケース311からなるハウジング31内に装着し、単一の組立体3を形成し、具体的に、電磁板312を基部として、巻線32を電磁板312に装着し、ステータケース311を電磁板312に外嵌し、組立体3を形成し、その後、両組立体3を軸方向に沿って突き合わせて、2枚の電磁板312を当接させ、2つのステータケースの第1環状壁311aが組立体3の2つの端面に位置し、最後、絶縁シース5によって両組立体3のピン323を固定する。この際、形成された環状本体1は次のステップに進み、封止層2を加工する。
【0055】
ステップS2:環状本体1を金型4のキャビティA内に組み立てる。
図10に示すように、金型4は上型41と下型42とを含み、キャビティAを規定し、キャビティAに連通する射出口を有し、上型41は第1当接部4111、第1溝状部4112及び第1凹部4114を含み、下型42は第2当接部4211、第2溝状部4212、及び第2突起部4213を含む。
【0056】
組立が完成した後、環状本体1はキャビティA内に位置し、第1当接部4111は軸方向で、上部環状壁にしっかりと当接係合され、第2当接部4211は軸方向で、下部環状壁にしっかりと当接係合され、また、第2突起部4213は環状本体1の中心孔に位置して、その外壁が環状本体1の内縁壁に貼合され、第2突起部4213は第1凹部と係合する。
【0057】
ステップS3:射出材料を追加し、射出を実施することで、以封止層2を形成する。
前記金型4の構成に基づき、射出が完成した後、環状本体1の外縁壁、上下の両環状壁のみを封入するための封止層2を形成し、電磁コイルの封入過程を完成させる。
【0058】
さらなる工程ステップとして、該電磁コイルの防食能力を向上させるために、さらに、ステップS3の後、ステップS4を実施してもよく、即ち、溶接を介して、シールキャップ6を封止層2に装着することで、環状本体1の内縁壁に対して密封隔離を行う。該シールキャップ6の材質はプラスチック、ステンレスなどのようなさびにくい材料であってもよく、封止層2との接合能力を向上させるために、好ましくは、プラスチックであり、具体的に、シールキャップ6は超音波溶接などの方式で封止層2に固定されることで、使用過程で電磁コイルの上方にある凝縮水が環状本体1の内縁壁に滴ること、及びこれによるクローポールのさび、腐食を防止し、電磁コイルの耐用年数を保障できる。
【0059】
なお、本発明は、第1当接部4111、及び第1溝状部4112と第1コア部411、上型本体部412との間の関係を限定していなく、第2当接部4211、及び第2溝状部4212と第2コア部421、下型本体部422との間の関係も限定していなく、本発明の技術案において、金型4内は第1当接部4111、第1溝状部4112、第2当接部4211及び第2溝状部4212を具備すればよく、実施例3及び実施例4において、第1コア部411と上型本体部412とを固定接続させ、第2コア部421と下型本体部422とを固定接続させ、第1コア部411と上型本体部412とは第1溝状部4112を形成し、第2コア部421と下型本体部422とは第2溝状部4212を形成する際のみに対して、具体的に説明したが、実際の製造において、当業者が理解できるように、第1コア部411と上型本体部412、第2コア部421と下型本体部422について、1つまたは全てに対して一体成形という方式を採用してもよく、また、第1コア部411と上型本体部412とを固定接続させる場合、第1コア部411と上型本体部412との形状を適切に変更してもよく、例えば、第1溝状部4112が全体、または部分的に第1コア部411に形成され、第2コア部421及び下型本体部422に対して、類似する構成を採用してもよく、ここで、贅言しない。
【0060】
以上は本発明の好適な実施形態のみであり、指摘すべきのは、当業者にとって、本発明の原理から逸脱しない前提で、いくつかの改良及び修飾を行ってもよく、これらの改良及び修飾も、本発明の保護範囲と見なされる。
【符号の説明】
【0061】
1 ・・・環状本体;
2 ・・・封止層;
3 ・・・組立体;
31 ・・・ハウジング;
311 ・・・ステータケース;
311a ・・・第1環状壁;
311b ・・・第1クローポール;
311c ・・・筒状壁;
312 ・・・電磁板;
312a ・・・第2環状壁;
312b ・・・第2クローポール;
32 ・・・巻線;
321 ・・・スケルトン;
3211 ・・・第1鍔状部;
32111 ・・・ピン保持部;
3212 ・・・第2鍔状部;
3213 ・・・封止部;
322 ・・・巻線;
323 ・・・ピン;
4 ・・・金型;
41 ・・・上型;
411 ・・・第1コア部、
4111 ・・・第1当接部;
4112 ・・・第1溝状部;
4113 ・・・第1突起部;
4114 ・・・第1凹部;
412 ・・・上型本体部;
42 ・・・下型;
421 ・・・第2コア部;
4211 ・・・第2当接部;
4212 ・・・第2溝状部;
4213 ・・・第2突起部;
422 ・・・下型本体部;
5 ・・・絶縁シース;
6 ・・・シールキャップ。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11