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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-26
(45)【発行日】2023-06-05
(54)【発明の名称】受信装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/436 20110101AFI20230529BHJP
   H04N 21/442 20110101ALI20230529BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20230529BHJP
【FI】
H04N21/436
H04N21/442
G06F3/16 500
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020174345
(22)【出願日】2020-10-16
(65)【公開番号】P2022065708
(43)【公開日】2022-04-28
【審査請求日】2022-02-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000214984
【氏名又は名称】TVS REGZA株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】弁理士法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】服部 聡志
(72)【発明者】
【氏名】松田 拓次
【審査官】川中 龍太
(56)【参考文献】
【文献】特表2017-529734(JP,A)
【文献】特開2002-027045(JP,A)
【文献】特開2017-225065(JP,A)
【文献】特開2003-179985(JP,A)
【文献】特開2017-184065(JP,A)
【文献】特表2012-507947(JP,A)
【文献】特開平09-321808(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105680156(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0063462(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
G06F 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声コンテンツの音声信号であるヘッドホン信号を入力するためのヘッドホンのプラグを接続できるヘッドホン端子に、前記ヘッドホンのプラグまたは前記ヘッドホンとインピーダンスの異なる外部装置のプラグが挿入されると前記ヘッドホン端子が出力する検出信号に基づいて、前記ヘッドホン端子へ出力する出力信号を切り替える制御回路と、
音声コンテンツの音声信号であるヘッドホン信号を入力するためのヘッドホンのプラグを接続可能であるヘッドホン端子と、
前記音声コンテンツを含んだデジタルコンテンツを受信するコンテンツデータ取得手段と、
遠隔から操作するための第1リモコンと、
前記第1リモコンが出力する第1リモコン信号を含めたリモコン信号を受信するリモコン信号受信手段とを備え、
前記リモコン信号受信手段は、外部装置を遠隔操作するための第2リモコンが出力した第2リモコン信号を受信し、
前記制御回路は、前記音声コンテンツの音声信号であるヘッドホン信号または前記第2リモコン信号のいずれかを出力信号として前記ヘッドホン端子へ出力することを特徴とする受信装置。
【請求項2】
前記検出信号は、前記ヘッドホン端子に前記プラグが挿入されたか否かを示す挿入検出信号と前記プラグを通じて前記ヘッドホン端子に入力される前記ヘッドホンまたは前記外部装置の電圧を示す電圧検出信号とを含み、
前記挿入検出信号と前記電圧検出信号を受信する検出信号受信手段と、
前記ヘッドホン信号を受信するヘッドホン信号受信手段と、
前記挿入検出信号と前記電圧検出信号とに基づいて、前記ヘッドホン端子に前記ヘッドホンが接続されたのか前記外部装置が接続されたのかを判断する接続判断手段と、
前記判断に基づいて、前記出力信号を前記ヘッドホン信号とするかまたは前記ヘッドホン信号と異なる信号とするかを決定する決定手段と、
を具備した請求項1に記載の受信装置
【請求項3】
前記接続判断手段が前記ヘッドホン端子に前記外部装置が接続されたと判断した場合に、
前記決定手段は、前記ヘッドホン信号と異なる信号を前記出力信号とすることを決定する請求項2に記載の受信装置
【請求項4】
前記外部装置は、Set Top Box(STB)である請求項1に記載の受信装置
【請求項5】
前記出力信号は、前記ヘッドホン信号または前記STBを制御するためのリモコンが出力するリモコン信号である請求項4に記載の受信装置
【請求項6】
請求項に記載の受信装置を用いた外部装置の制御方法であって、
前記受信装置のヘッドホン端子に前記外部装置のプラグが接続され、
前記受信装置のリモコン信号受信手段は、前記外部装置を遠隔操作するための第2リモコンが出力した第2リモコン信号を受信し、
前記受信装置の前記ヘッドホン端子から第2リモコン信号を前記外部装置へ出力し、
前記第2リモコン信号に基づいて前記外部装置を制御させる制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施形態は、制御回路、受信装置および制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ホテルなどにおいては、デジタル放送用テレビ受信装置などにSet Top Box(STB)を接続して、Video On Demand(VOD)のサービスを提供している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2009-177756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、STBなどの外部装置は、宿泊客から見えない場所に設置されることが多く、このような場合STBは、STB用リモコンの信号を受信することができないため、宿泊客はリモコンによるSTBの遠隔操作ができない。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、ヘッドホン端子を利用して外部装置を制御する制御回路、受信装置および制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る受信装置は、音声コンテンツの音声信号であるヘッドホン信号を入力するためのヘッドホンのプラグを接続できるヘッドホン端子に、前記ヘッドホンのプラグまたは前記ヘッドホンとインピーダンスの異なる外部装置のプラグが挿入されると前記ヘッドホン端子が出力する検出信号に基づいて、前記ヘッドホン端子へ出力する出力信号を切り替える制御回路と、音声コンテンツの音声信号であるヘッドホン信号を入力するためのヘッドホンのプラグを接続可能であるヘッドホン端子と、前記音声コンテンツを含んだデジタルコンテンツを受信するコンテンツデータ取得手段と、遠隔から操作するための第1リモコンと、前記第1リモコンが出力する第1リモコン信号を含めたリモコン信号を受信するリモコン信号受信手段とを備え、前記リモコン信号受信手段は、外部装置を遠隔操作するための第2リモコンが出力した第2リモコン信号を受信し、前記制御回路は、前記音声コンテンツの音声信号であるヘッドホン信号または前記第2リモコン信号のいずれかを出力信号として前記ヘッドホン端子へ出力することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態に係るシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
図2図2は、実施形態に係る受信装置の構成例を示す機能ブロック図である。
図3図3は、実施形態に係るSTBの構成例を示す機能ブロック図である。
図4図4は、実施形態に係る受信装置において、ジャックにプラグが接続された直後の処理動作例を示すフローチャートである。
図5図5は、実施形態に係る受信装置におけるジャックとプラグの接続状態と回路の状態との関係を示す図である。
図6図6は、実施形態に係る受信装置がリモコンから信号を受信したときの処理動作例を示すフローチャートである。
図7図7は、実施形態に係る受信装置が音声信号をヘッドホンに出力するときの処理動作例を示すフローチャートである。
図8図8は、変形例に係る受信装置がシリアルログをシリアルログデバイスに出力するときの処理動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
【0009】
図1は、実施形態に係るシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
【0010】
受信装置1は、デジタルコンテンツを視聴する機器であり、例えば、2Kまたは4K/8Kといった地上波放送、衛星放送などのデジタル放送の放送信号を受信し、放送信号から放送番組を取得し、視聴者が放送番組を視聴可能なテレビ受信装置(テレビ装置、テレビジョン受信機、放送信号受信装置とも称される)である。受信装置1は、CPUやメモリなどを有したコンピュータを備えていてもよい。
【0011】
また受信装置1は、例えばインターネットなどのネットワークに接続するための外部インターフェースを備えていてもよく、ネットワーク上のコンテンツサーバ装置が提供するコンテンツを視聴することが可能である。また、受信装置1は、例えばDVD、ハードディスクなど記憶媒体などからデジタルテレビ放送の放送番組データなどを取得することでもよい。
【0012】
なお、放送信号から取得されるデジタルコンテンツを放送番組と称し、ネットワーク上の装置から取得されるデジタルコンテンツを単にコンテンツと称する場合もある。
【0013】
また受信装置1は、ヘッドホンジャックを備えており、ヘッドホン3が接続され、ユーザはヘッドホン3から受信装置1が受信する音声データを聞くことができる。また、本実施形態における受信装置1は、ヘッドホンジャックにSet Top Box(STB)のケーブル(STBケーブルと称する)を接続することができる。
【0014】
また受信装置1は、High-Definition Multimedia interfaceすなわちHDMI(登録商標)などデジタルデータを入出力するためのインターフェースを備えており、STBからデジタルコンテンツデータを受信して、視聴者にデジタルコンテンツを提供することができる。
【0015】
受信装置1は、リモコン10を備えており、ユーザはリモコン10から受信装置1を遠隔制御できる。また、本実施形態における受信装置1は、STB用のリモコン20が出力するリモコン信号(STBリモコン信号)を受信することができ、受信した信号をヘッドホンジャックからSTBに出力できる。
【0016】
STB2は、図示せぬアンテナやケーブルテレビ用のケーブルから例えば、2Kまたは4K/8Kといった地上波放送、衛星放送などのデジタル放送の放送信号を受信し、放送信号から放送番組のコンテンツデータを取得する。また、STB2は、インターネットなどのネットワークからデジタルコンテンツを取得したりする。STB2は、STBケーブルを通じて取得したデジタルコンテンツを外部へ出力する。STB2は、STB用のリモコン(リモコン20)を備えており、ユーザはリモコン20を操作することによりSTBを遠隔制御できる。例えば、STB2はVideo On Demand(VOD)などの機能を備えていてもよく、ユーザはリモコン20を操作して、STB2にデジタルコンテンツを受信させ、受信装置10のモニタで視聴することができる。以降、リモコン20が出力するリモコン信号をSTBリモコン信号と称し、リモコン10が出力するリモコン信号をTVリモコン信号と称する。また、本実施形態におけるSTB2は、STBケーブルを通じて、外部装置(本実施形態においては受信装置1に相当)からSTBリモコン信号を受信することができる。すなわち本実施形態におけるSTB2は受信装置1から制御することが可能である。またSTB2は、HDMI(登録商標)などデジタルデータを入出力するためのインターフェースを備えており、受信装置1へデジタルコンテンツデータを出力することができる。
【0017】
ヘッドホン3は、例えばヘッドホンやスピーカであり、音声信号をユーザが享受可能な音に変換して出力する。ヘッドホン3は、ヘッドホンプラグを備え、受信装置1のヘッドホンジャックに接続されて、受信装置1が受信する音声データを音として出力し、ユーザに提供する。
【0018】
ネットワーク4は、STB2がデジタルコンテンツを取得するためのネットワークであり、例えば、インターネットでもよいし、専用のネットワークでもよい。
【0019】
リモコン10は、受信装置1を制御するためのリモートコントローラーである。
【0020】
リモコン20は、STB2を制御するためのリモートコントローラーである。
【0021】
図2は、実施形態に係る受信装置の構成例を示す機能ブロック図である。
【0022】
放送コンテンツデータ取得部11は、図示せぬアンテナやケーブルテレビ用のケーブルを通じて受波した放送波をデジタル放送の規格に応じて処理して放送信号を取得し、前処理部112により放送信号を分離するなどして得たデジタルデータストリームを出力する。デコーダ部113は、デジタルデータストリームに対して、映像符号化、音声符号化、文字符号化などに対応する復号などを行い放送番組データとして映像データ、音声データ、文字データなどを出力する。なお、デジタル放送の規格は、例えば、2Kデジタル放送にて採用されているMPEG2 TS方式や、4K/8Kデジタル放送にて採用されているMPEG Media Tranport方式(MMT方式)などであってもよい。
【0023】
チューナ111は、図示せぬアンテナやケーブルTV用ケーブルを通じて受波した放送波を、デジタル放送の規格に応じた処理し、放送信号を取得する。
【0024】
前処理部112は、放送信号をデジタル放送の規格に応じた処理として、各種デジタルデータストリームに分離して出力するデマルチプレクシング処理、誤り訂正符号復号処理、暗号化されたデータを復号する暗号復号化処理などを行う。
【0025】
デコーダ部113は、デジタルデータストリームに対して、映像符号化、音声符号化、文字符号化などに対応する復号などを行い放送番組データ(デジタルコンテンツデータ)として映像データ、音声データ、文字データなどを出力する。
【0026】
出力制御部12は、デコーダ部113、インターフェース部18などから入力されるデジタルコンテンツデータに対して出力タイミング、表示方法などを調整し、表示部131やスピーカ部132に出力する。また、ヘッドホン3が受信装置1に接続された場合は、出力制御部12は、音声データをスピーカ部132に出力しないように制御することでもよい。
【0027】
表示部131は、映像や文字を表示する例えば、モニタである。表示部131は、出力制御部12が出力した映像データや文字データを、ユーザが認識できる映像、文字などのデジタルコンテンツとして出力する。
【0028】
スピーカ部132は、音声を出力するスピーカなどである。スピーカ部132は、出力制御部12が出力したデジタルコンテンツデータを音声などのデジタルコンテンツとして出力する。ユーザは、表示部131、スピーカ部132が出力する映像、文字、音声を視聴することにより、放送信号やSTBなどが提供するデジタルコンテンツを視聴する。
【0029】
信号制御部14は、放送コンテンツデータ取得部11から音声データを取得し、音声信号をヘッドホン3に出力する。また信号制御部14は、STBリモコン信号を受信し、STBリモコン信号をヘッドホンジャック147から外部装置として接続されるSTBに出力する。
【0030】
制御マイコン141は、ヘッドホンジャック147から入力される挿入検出信号、電圧検出信号などに基づいて、切替信号やイネーブル信号(EN信号)を生成し、出力する。また制御マイコン141は、放送コンテンツデータ取得部11から入力される音声データをDigital/Analog変換(D/A変換)に入力し、出力される音声信号(ヘッドホン信号)をヘッドホンジャック147に向けて出力したり、STBリモコン信号をヘッドホンジャック147に向けて出力したりする。
【0031】
ヘッドホン信号受信部1411は、放送コンテンツデータ取得部11から入力される音声データ(ヘッドホン信号)を受信し、D/A変換により音声信号(ヘッドホン信号)を得て出力する。
【0032】
検出信号受信部1412は、挿入検出信号と前記電圧検出信号を受信する。
【0033】
接続判断部1413は、挿入検出信号と電圧検出信号とに基づいて、ヘッドホンジャック147にヘッドホン3が接続されたのかSTB2が接続されたのかを判断する。
【0034】
決定部1414は、接続判断部1413の判断に基づいて、出力信号を前記ヘッドホン信号とするかまたは前記ヘッドホン信号以外の信号とするかを決定する。制御マイコン141は、決定部1414が下した決定に基づいて、切替信号やイネーブル信号(EN信号)を生成し、SW142、SW143、SW144などを制御することで、ヘッドホンジャック147への出力を切り替えることができる。
【0035】
SW142は、制御マイコン141から入力される切替信号に基づいて、ヘッドホン信号とSTBリモコン信号の出力を切り替えるためのスイッチである。
【0036】
SW143は、制御マイコン141から入力されるEN信号に基づいて、ヘッドホンジャック147への出力のONまたはOFF切り替えるためのスイッチである。
【0037】
SW144は、インバータ145から入力される信号に基づいて、接続のONまたはOFF切り替えるためのスイッチである。
【0038】
インバータ145は、入力信号の論理を逆転させて出力するインバータである。
【0039】
抵抗素子146は、電圧検出信号にバイアスを印加するための高抵抗素子である。
【0040】
ヘッドホンジャック147は、ヘッドホン3やSTB2からのプラグを接続するためのジャックを含み、各種データ、信号の入出力を行う。ヘッドホンジャック147は、挿入検出信号、電圧検出信号を出力する。挿入検出信号は、ヘッドホンジャック147にプラグが挿入されたか否かを示す信号であり、具体的には例えば、挿入検出信号を3.3Vにプルアップして、未挿入時はHi、挿入時はLowとすることでもよい。電圧検出信号は、外部装置のプラグの電圧であり、バイアス負荷と外部装置とのインピーダンスの関係によって電圧が決まる信号である。プラグが接続されていない場合には、挿入検出信号はハイ信号(Hi信号)、電圧検出信号はハイインピーダンス信号(Hi-Z)である。プラグが接続されると、挿入検出信号は、ロー信号(Low信号)となり、電圧検出信号は、接続されたプラグを介して接続された外部装置の電圧となる。具体的には、外部装置としてヘッドホン3が接続された場合は、電圧検出信号はロー信号(Low信号)となり、また外部装置としてSTB2が接続された場合は、電圧検出信号はハイインピーダンス信号(Hi-Z)となる。
【0041】
RMT受光部15は、赤外線信号などリモコン10、リモコン20からのリモコン信号を受信する。RMT受光部15は、受信した赤外線信号などを復調して、リモコン信号を得る。
【0042】
信号判定部16は、RMT受光部15が受信したリモコン信号を復号などし、得られたリモコン信号がTVリモコン信号であるかSTBリモコン信号であるかを判定し、判定結果に基づいてリモコン信号を外部へ出力する。信号判定部16によるリモコン信号の判定は、TVリモコン信号であるか否かを判断すればよく、受信したリモコン信号がTVリモコン信号であれば、受信装置1(例えば制御部17)はTVリモコン信号による制御を継続する。一方、受信したリモコン信号がTVリモコン信号でなければ、受信したリモコン信号を信号制御部14に出力する。すなわち特に信号判定部16を設けても設けなくても、通常のTVリモコン信号による受信装置1への制御には全く関係ない。また、受信装置1、STB2それぞれのリモコン信号の解読手段(例えば、受信装置1の制御部17、STB2の制御部26)で、TVリモコン信号、STBリモコン信号の判断が可能であれば、信号判定部16を設けずに、リモコン信号を常に信号制御部14、制御部17の双方に出力するようにしてもかまわない。本実施形態においては、受信したリモコン信号を信号制御部14に出力するための伝送路を追加する。
【0043】
制御部17は、受信装置1の各機能を制御する。具体的には、制御部17は、信号判定部から入力されるTVリモコン信号に基づいて、受信装置1の各機能を制御する。例えば、ユーザが放送信号による放送番組を視聴するか、STB2からのコンテンツを視聴するかをリモコン10から指定した場合に、制御部17は、RMT受光部15を介してリモコン10からの制御信号を受信し、受信装置1の機能を制御し、ユーザが指定した動作をさせる。なお、図2において、制御部17との間で特に結線をしていない機能ブロックとの間においてもデータのやり取りや制御を行うことにしてもよい。
【0044】
インターフェース部18は、外部装置とデジタルデータの送受信を行うインターフェースである。具体的には、例えば、インターフェース部18はHigh-Definition Multimedia interfaceすなわちHDMI(登録商標)であってもよく、STBから受信するデジタルコンテンツデータなどを放送コンテンツデータ取得部11や出力制御部12へ出力する。
【0045】
図3は、実施形態に係るSTBの構成例を示す機能ブロック図である。
【0046】
チューナ21は、図示せぬアンテナやケーブルTV用ケーブルを通じて受波した放送波に対して、デジタル放送の規格に応じた処理を実行し、放送信号を取得する。
【0047】
コンテンツデータ取得部22は、チューナ21が出力する放送信号をデマルチプレクシング処理、誤り訂正符号復号処理、暗号化されたデータを復号する暗号復号化処理、映像符号化、音声符号化、文字符号化などに対応する復号などを行い、デジタルコンテンツデータを取得する。また、コンテンツデータ取得部22は、ネットワーク4からデジタルコンテンツデータを取得する。
【0048】
ライン入力部23は、外部装置(本実施形態においては受信装置1)と信号のやり取りをする。本実施形態においては、受信装置1からSTBケーブルを通じてSTBリモコン信号を受信する。ライン入力部23は、受信したSTBリモコン信号をインターフェース部24に出力し、インターフェース部24においてSTBリモコン信号を復号などする。
【0049】
インターフェース部24は、ネットワーク4に接続され、ネットワーク50上の装置などとデータ通信をするためのインターフェースであり、例えばTCP/IP、UDP/IPといったプロトコルを備えている。STB2は、インターフェース部24を通じてネットワーク4上のデジタルコンテンツデータを取得できる。また、インターフェース部24は、HDMI(登録商標)などデジタルデータを入出力するためのインターフェースを備えており、受信装置1へデジタルコンテンツデータを出力することができる。
【0050】
またインターフェース部24は、RMT受光部25から入力されるリモコン信号を復号などし、リモコン信号によるリモコン命令データを制御部に出力する。
【0051】
RMT受光部25は、リモコン20が出力する赤外線信号などのリモコン信号を受信するためのインターフェースである。RMT受光部25は、受信した赤外線信号などを復調して、リモコン信号を得る。RMT受光部25は、受信したリモコン信号を制御部17へ出力する。
【0052】
制御部26は、CPUの機能を含んでもよく、RMT受光部25がリモコン20からの制御信号を受信すると、制御信号から制御命令を取り出し、取り出した制御命令に基づいて、STB2内の各機能を制御する。例えば、ユーザが、STB2の提供するVODサービスを利用して見たい番組を視聴するためにリモコン20から番組を指定したとする。リモコン20は、リモコン信号を出力し、制御部26は、RMT受光部25を介してリモコン信号を受信する。制御部26は、受信したリモコン信号から指定番組の情報を取得し、指定番組の提供元に応じて、チューナ部21やインターフェース部24を制御して、指定番組のデジタルコンテンツデータを取得する。制御部26は、取得したデジタルコンテンツデータをインターフェース部24から出力させ、受信装置1に送信する。これにより、ユーザは受信装置1のモニタから指定番組を視聴することができる。
【0053】
上記のように、受信装置1、STB2は、リモコン10、リモコン20として、それぞれ専用のリモコンを備えている。しかしながら、STB2がテレビの視聴者から見えない場所に設置されると、STB2はリモコン20が出力するリモコン信号を受信することができない。例えば、ホテルなどではSTBは宿泊客から見えない場所に設置される場合が多く、STBリモコン信号をSTBが受信することができないことがある。そこで、通常、宿泊客から見える場所に設置されるテレビ受信装置(受信装置1に相当)の特にモニタにSTB用の専用端子を設置することが望ましい。しかし、テレビセットによっては構造制約により端子が配置できない上、テレビ受信装置の所有者は必ずしもSTBを使用するとは限らないために、テレビ受信装置にSTB用の専用端子を設置することは、費用の面からも望ましくない。本実施形態では、テレビ受信装置に通常備えられているリモコン用の端子(RMT受光部15に相当)を用いて、STBリモコン信号を受信する。すなわち本実施形態では、テレビ受信装置1のRMT受光部15をリモコン10、リモコン20で兼用する。また本実施形態では、テレビ受信装置のヘッドホンジャック147をSTB2の接続に用いる。通常、ヘッドホンジャック147にはヘッドホン3が接続されるが、ホテルなどにおいてはヘッドホン3が用いられないことがあり、STB2ケーブルを接続することで有効に活用できる。
【0054】
本実施形態においては、受信装置のヘッドホンジャック147に、STB2からのSTBケーブルを接続して、STBケーブルを通じてSTB2を制御する。具体的には、リモコン20が出力するSTBリモコン信号を受信装置1のRMT受光部15に受信させて、受信装置1からSTBケーブルを通じてSTBリモコン信号をSTB2に出力する。STB2は、受信したSTBリモコン信号に基づいた動作をする。
【0055】
図4は、実施形態に係る受信装置において、ジャックにプラグが接続された直後の処理動作例を示すフローチャートである。
【0056】
テレビ受信装置(受信装置1)のヘッドホンジャック147に何も接続されていないものとする。この時、SW143は未接続状態である「OFF」、SW144は接続状態である「ON」に設定されており、抵抗素子146が有効になることから、ヘッドホンジャック147から出力される挿入検出信号は、ハイインピーダンスの信号となる。制御マイコン141は、挿入検出信号がハイインピーダンスの信号であることから、ヘッドホンジャック147には何も接続されていないと判断し、2値(Hi/Low)の信号であるEN信号を例えばLowに設定し、出力する(ステップS101のNo、S102)。SW143はEN信号を受信すると、それぞれスイッチの状態をOFFにする。また、SW144には、EN信号がSW145において論理反転された信号が入力される。すなわちSW144にはHi信号が入力され、SW144はスイッチをONにする(ステップS103)。従って、ヘッドホンジャック147に未接続の場合は、EN信号はLow、SW143はOFF、SW144はONとなる。
【0057】
図5は、実施形態に係る受信装置におけるジャックとプラグの接続状態と回路の状態との関係を示す図であり、行ごとに各フェーズにおける、各種信号の状態、スイッチの状態を示している。
【0058】
No.1は、ヘッドホンジャック147に何も接続されていない場合の状態(図4のステップS103における状態)を示す。No.1における未接続のフェーズにおいては、挿入検出信号、電圧検出信号がともにハイ信号(H)であり、その時のEN信号がLow(L)、SW143、SW144の状態がそれぞれOFF、ONであることを示している。切替信号、SW142は、未定値(Not Applicable)を示す「N/A」である。
【0059】
図4に戻り、ヘッドホンジャック147にヘッドホン3もしくはSTBケーブルのプラグが接続された場合、挿入検出信号はロー信号(Low)となり、制御マイコン141は、挿入検出信号がロー信号であることから、ヘッドホンジャック147にヘッドホン3もしくはSTBケーブルのいずれかが接続されたと判断する(ステップS101のYes)。制御マイコン141は、電圧検出信号を確認し、電圧検出信号がハイインピーダンス信号である場合、ヘッドホンジャック147にSTBケーブルが接続されたと判断する(ステップS104のHiの場合、S105)。この判断においては、STBの入力がハイインピーダンス信号あることを利用している。
【0060】
制御マイコン141は、切替信号をハイ信号(Hi)に設定する(ステップS106)。ハイ信号(Hi)である切替信号がSW142に入力されると、SW142は、スイッチをリモコン信号の伝送路に接続する。次に制御マイコン141は、EN信号をハイ信号(Hi)に設定する(ステップS107)。SW143はEN信号を受信すると、スイッチを接続状態であるONにする。また、SW144には、EN信号がSW145において論理反転された信号が入力される。すなわちSW144にはLow信号が入力され、SW144はスイッチをOFFにする(ステップS108)。従って、ヘッドホンジャック147にSTBケーブルが接続された場合は、EN信号はHi、切替信号がHi、SW143はON、SW144はOFFとなる。SW144をOFFとして抵抗素子146を無効とし、電圧検出信号を「N/A」にさせることで、ヘッドホンジャック147から出力させるSTBリモコン信号への影響をなくすようにする。図5のNo.2は、ヘッドホンジャック147にSTBケーブルが接続された場合の状態を示している。No.2における電圧検出信号の「N/A」は電圧検出信号が未定値であることを示し、SW142の「RC」は、SW142がリモコン信号の伝送路に接続されていることを示す。上記の手順により、受信装置1のRMT受光部15がSTBリモコン信号を受け付けることが可能になる。
【0061】
一方、制御マイコン141は、電圧検出信号を確認し、電圧検出信号がロー信号(Low)である場合、ヘッドホンジャック147にヘッドホンが接続されたと判断する(ステップS104のLowの場合、S109)。この判断においては、STBの入力がハイインピーダンス信号であることに対して、ヘッドホンのインピーダンスがSTBよりも低いことを利用している。制御マイコン141は、切替信号をロー信号(Low)に設定する(ステップS110)。ロー信号(Low)である切替信号がSW142に入力されると、SW142は、スイッチをリモコン信号の伝送路に接続する。次に制御マイコン141は、EN信号をハイ信号(Hi)に設定する(ステップS111)。SW143はEN信号を受信すると、スイッチを接続状態であるONにする。また、SW144には、EN信号がSW145において論理反転された信号が入力される。すなわちSW144にはLow信号が入力され、SW144はスイッチをOFFにする(ステップS108)。従って、ヘッドホンジャック147にヘッドホン3が接続された場合は、EN信号はHi、切替信号がLow、SW143はON、SW144はOFFとなる。SW144をOFFとして抵抗素子146を無効とし、電圧検出信号を「N/A」にさせることで、ヘッドホンジャック147から出力させるヘッドホン信号への影響をなくすようにする。図5のNo.3は、ヘッドホンジャック147にヘッドホン3が接続された場合の状態を示している。No.3における電圧検出信号の「N/A」は電圧検出信号が未定値であることを示し、SW142の「HP」は、SW142がヘッドホン(HeadPhone)信号の伝送路に接続されていることを示す。上記S101,S104,S109からS111の手順により、受信装置1に接続されたヘッドホン3が使用可能になる。
【0062】
図6は、実施形態に係る受信装置がリモコンから信号を受信したときの処理動作例を示すフローチャートである。
【0063】
受信装置1のRMT受光部15がリモコン信号を受信する(ステップS201)。受信したリモコン信号は、信号判定部16に出力されると、信号判定部16は、リモコン信号がリモコン10からの信号(TVリモコン信号)であるかまたはリモコン20からの信号(STBリモコン信号)であるかを判定する(ステップS202)。信号判定部16は、リモコン信号がTVリモコン信号であると判定した場合、受信したリモコン信号を制御部17へ出力する(ステップS203)。制御部17は、受信したリモコン信号に基づいて、受信装置1の各種機能を制御する(ステップS204)。
【0064】
信号判定部16は、リモコン信号がSTBリモコン信号であると判定した場合、受信したリモコン信号を信号制御部14へ出力する(ステップS205)。信号制御部14においては、図4の処理により認識しているヘッドホンジャック147の状態に応じて、信号が処理される(ステップS206)。ヘッドホンジャック147にSTBケーブルが接続されている場合、受信したリモコン信号がヘッドホンジャック147に出力され、ヘッドホンジャック147からSTBケーブルを通じてSTBへ受信したリモコン信号が送信される(ステップS207)。ヘッドホンジャック147にヘッドホン3が接続されている場合、SW142によりリモコン信号の伝送路が開放されていることから、例えば制御マイコン141は受信したリモコン信号を棄却する(ステップS208)。ヘッドホンジャック147が未接続の状態である場合、少なくともSW143によりリモコン信号の伝送路が開放されていることから、受信したリモコン信号は棄却される(ステップS209)。
【0065】
以上の手順により、受信装置1のリモコンの受光端子であるRMT受光部15がSTBリモコン信号を受信して、ヘッドホンジャック147に接続されるSTBケーブルを通じてSTBリモコン信号をSTB2に出力することで、STB2を制御することが可能となる。また、ステップS208により、ユーザがヘッドホン3を使用して音声を聞いているときにRMT受光部15がリモコン信号を受信した場合においても、リモコン信号がヘッドホン3の出力する音声に対するノイズとなることを避ける効果がある。
【0066】
図7は、実施形態に係る受信装置が音声信号をヘッドホンに出力するときの処理動作例を示すフローチャートである。
【0067】
受信装置1の放送コンテンツデータ取得部11が放送信号を受信し、放送コンテンツを出力すると、放送コンテンツのうちの音声信号データが信号制御部14に入力される(ステップS301)。信号制御部14においては、図4の処理により認識しているヘッドホンジャック147の状態に応じて、信号の処理がなされる(ステップS302)。ヘッドホンジャック147にSTBケーブルが接続されている場合、SW142によりヘッドホン信号の伝送路が開放されていることから、制御マイコン141は、受信したヘッドホン信号を棄却する(ステップS303)。ヘッドホンジャック147にヘッドホン3が接続されている場合、制御マイコン141が受信したヘッドホン信号は、ヘッドホンジャック147に出力され、ヘッドホンジャック147からヘッドホン3に出力され、音声がユーザに提供される(ステップS304)。ヘッドホンジャック147が未接続の状態である場合、少なくともSW143によりヘッドホン信号の伝送路が開放されていることから、制御マイコン141は受信したヘッドホン信号を棄却する(ステップS305)。
【0068】
以上の手順により、ヘッドホンジャック147にSTBからのプラグを接続できるようにした場合においても、ユーザは受信装置1が受信した音声信号データを、従来通りヘッドホン3から聞くことができる。
【0069】
以上の手順により、受信装置1のリモコン端子を用いて、外部装置であるSTBの制御が可能となる。STB用リモコン(リモコン20に相当)の赤外線受光部(RMT受光部25に相当)のみをSTBと離れて設置すると見た目の問題もあり望ましくなかった。しかしながら、本実施形態によれば、そのような方法を取らずかつ受信装置1にSTB用リモコンの専用端子を設置することなく、受信装置1の赤外線受光部(RMT受光部15に相当)を利用することでSTBの制御が可能となる。
(変形例)
先の実施形態においては、信号制御部14は、STBとヘッドホンのインピーダンス差を利用してヘッドホンジャック147にどちらが接続されているかを判別することで、ヘッドホンジャック147にヘッドホン信号を入力するかSTBリモコン信号を入力するかを決定した。同様にインピーダンス差を利用すれば、別の様々な信号に活用することができる。本変形例においては、STBに代えて、シリアルログ出力を受けるデバイス(シリアルログデバイスと称する)を用いて、ヘッドホンジャック147にヘッドホン信号を入力するかシリアルログの信号を入力するかを決定する場合の例について示す。なお、シリアルログデバイスはパーソナルコンピュータなどでもよい。
【0070】
シリアルログデバイスはSTBと同様にハイインピーダンス(Hi-Z)入力なので、STBの代わりにシリアルログデバイスからのプラグをヘッドホンジャック147に接続することにより、先の実施形態による方法と同様に、ヘッドホンジャック147からシリアルログデバイスへのシリアルログの出力が可能となる。本変形例においては、図4の処理フローによって、図5に示す各種信号やスイッチの状態と同様の状態を作り出すことができる(各図において、STBをシリアルログデバイスに置き換える)。より具体的には、信号制御部14は、シリアルログデバイスとヘッドホンとのインピーダンス差による電圧検出信号の違いによりヘッドホンジャック147にどちらが接続されているかを判別し、切替信号やEN信号を生成することにより、図5に示す各種信号やスイッチの状態と同様の状態を作り出す。
【0071】
図8は、変形例に係る受信装置がシリアルログをシリアルログデバイスに出力するときの処理動作例を示すフローチャートである。
【0072】
受信装置1の図示せぬシリアルログ出力部がシリアルログを生成し出力すると、シリアルログが信号制御部14に入力される(ステップS401)。信号制御部14においては、図4の処理により認識しているヘッドホンジャック147の状態に応じて、信号の処理がなされる(ステップS402)。ヘッドホンジャック147にシリアルログデバイスが接続されている場合、制御マイコン141が受信したシリアルログは、ヘッドホンジャック147に出力され、ヘッドホンジャック147からシリアルログデバイスに出力される(ステップS403)。ヘッドホンジャック147にヘッドホン3が接続されている場合、SW142によりシリアルログの伝送路が開放されていることから、制御マイコン141は、受信したシリアルログを棄却する(ステップS404)。ヘッドホンジャック147が未接続の状態である場合、少なくともSW143によりシリアルログの伝送路が開放されていることから、制御マイコン141は受信したシリアルログを棄却する(ステップS405)。
【0073】
以上の手順により、受信装置1は、シリアルログをヘッドホンジャック147からシリアルログデバイスに出力することができる。
【0074】
以上述べた少なくとも1つの実施形態によれば、ヘッドホン端子を利用して外部装置を制御する制御回路、受信装置および制御方法を提供することができる。
【0075】
なお、図面に示した解析画面などに表示される条件パラメータやそれらに対する選択肢、値、評価指標などの名称や定義、種類などは、本実施形態において一例として示したものであり、本実施形態に示されるものに限定されるものではない。
【0076】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。さらにまた、請求項の各構成要素において、構成要素を分割して表現した場合、或いは複数を合わせて表現した場合、或いはこれらを組み合わせて表現した場合であっても本発明の範疇である。また、複数の実施形態を組み合わせてもよく、この組み合わせで構成される実施例も発明の範疇である。
【0077】
また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合がある。ブロック図においては、結線されていないブロック間もしくは、結線されていても矢印が示されていない方向に対してもデータや信号のやり取りを行う場合もある。フローチャートに示す処理は、ハードウェア(ICチップなど)もしくはソフトウェア(プログラムなど)もしくはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現してもよい。また請求項を制御ロジックとして表現した場合、コンピュータを実行させるインストラクションを含むプログラムとして表現した場合、及び前記インストラクションを記載したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として表現した場合でも本発明の装置を適用したものである。また、使用している名称や用語についても限定されるものではなく、他の表現であっても実質的に同一内容、同趣旨であれば、本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0078】
1…受信装置、2…STB、3…ヘッドホン、4…ネットワーク、10…リモコン、11…放送コンテンツデータ取得部、12…出力選択部、14…信号処理部、15…RMT受光部、16…信号判定部、17…制御部、インターフェース部24、20…リモコン、1411…ヘッドホン信号受信、1412…検出信号受信部、1413…接続判断部、1414…決定部。
図1
図2
図3
図4
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図6
図7
図8