(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-29
(45)【発行日】2023-06-06
(54)【発明の名称】光ファイバの製造装置
(51)【国際特許分類】
C03B 37/027 20060101AFI20230530BHJP
【FI】
C03B37/027 Z
(21)【出願番号】P 2019181277
(22)【出願日】2019-10-01
【審査請求日】2022-06-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002343
【氏名又は名称】弁理士法人 東和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】赫 恒升
(72)【発明者】
【氏名】長谷川 慎治
(72)【発明者】
【氏名】小林 弓月
(72)【発明者】
【氏名】幅崎 利已
【審査官】若土 雅之
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-295528(JP,A)
【文献】特開平09-243833(JP,A)
【文献】特開2003-195085(JP,A)
【文献】特開2003-212587(JP,A)
【文献】特開2002-274880(JP,A)
【文献】特開2004-238249(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C03B 37/00-37/16
G02B 6/02-6/10
6/44
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバ用のガラス母材を加熱溶融する加熱炉と、
該加熱炉の下方で回転可能に構成され、前記加熱炉から引き出されて垂直方向に沿って走行する光ファイバを所定の溝に接触させることにより、前記光ファイバの走行方向を前記垂直方向とは別の方向に変更する直下ローラと、
該直下ローラの回転軸を回転自在に支持するステージと、を備え、
該ステージは
、前記回転軸の、前記垂直方向を法線とする水平面の水平2軸位置を調整する位置調整機
構を備えた、光ファイバの製造装置。
【請求項2】
前記ステージは、前記垂直方向に延びた軸線を中心に前記回転軸が回転する垂直回転ステージを有する、請求項1に記載の光ファイバの製造装置。
【請求項3】
前記垂直回転ステージは、前記加熱炉から前記直下ローラに向かう前記光ファイバの中心軸を中心に前記回転軸が回転するゴニオステージである、請求項2に記載の光ファイバの製造装置。
【請求項4】
前記ステージは、前記加熱炉から前記直下ローラに向かう前記光ファイバの中心軸の形成方向に直交し、かつ前記直下ローラの前記回転軸の形成方向に直交した軸線を中心に前記回転軸が回転する水平回転ステージを有する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバの製造装置。
【請求項5】
前記ステージは、前記加熱炉から前記直下ローラに向かう前記光ファイバの中心軸を中心に前記回転軸が回転するゴニオステージと、
前記光ファイバの中心軸の形成方向に直交し、かつ前記直下ローラの前記回転軸の形成方向に直交した軸線を中心に前記回転軸が回転する水平回転ステージと、
前記ゴニオステージおよび前記水平回転ステージを搭載し、前記回転軸の、前記垂直方向を法線とする水平面の水平2軸位置を調整するXYステージと、を備えた請求項1に記載の光ファイバの製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバの製造装置に関し、詳細には、光ファイバ用のガラス母材を加熱溶融する加熱炉と、加熱炉の下方で回転可能に構成されて垂直方向に走行する光ファイバの走行方向を変更する直下ローラと、を備える光ファイバの製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光ファイバは、光ファイバ用のガラス母材を加熱炉で加熱溶融し、加熱炉の下方から線引きして製造される。炉から引き出されたガラスファイバは、冷却工程、外径の測定工程、樹脂の被覆工程等を経て光ファイバとなり、直下ローラ等のガイドローラによって案内されながら搬送されてボビンに巻き取られる。
ガラスファイバの外径寸法の変動は光ファイバの品質低下を招く。このため、例えば、特許文献1には、炉の中心とガラス母材の先端とを一致させるために、ガラス母材の上端にXYステージを設けた構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、直下ローラでは、垂直方向に走行する光ファイバの走行方向が変更されており、この走行方向を変更する際に、直下ローラに形成された溝の内壁面に沿って回転しながら、直下ローラの回転中心から離れる方向に移動するので、光ファイバに一方向のねじれが残留する場合がある。このねじれを防止するには、直下ローラに到達する光ファイバの位置を、直下ローラの近傍で微調整できる構造が望まれる。
【0005】
本開示は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、直下ローラに到達する光ファイバの位置を、直下ローラの近傍で微調整する光ファイバの製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る光ファイバの製造装置は、光ファイバ用のガラス母材を加熱溶融する加熱炉と、該加熱炉の下方で回転可能に構成され、前記加熱炉から引き出されて垂直方向に沿って走行する光ファイバを所定の溝に接触させることにより、前記光ファイバの走行方向を前記垂直方向とは別の方向に変更する直下ローラと、該直下ローラの回転軸を回転自在に支持するステージと、を備え、該ステージは、前記回転軸の、前記垂直方向を法線とする水平面の水平2軸位置を調整する位置調整機構を備える。
【発明の効果】
【0007】
上記によれば、直下ローラの溝の内壁面に沿った移動に伴う光ファイバのねじれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示の一態様に係る光ファイバの製造装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本開示に係る光ファイバの製造装置は、(1)光ファイバ用のガラス母材を加熱溶融する加熱炉と、該加熱炉の下方で回転可能に構成され、前記加熱炉から引き出されて垂直方向に沿って走行する光ファイバを所定の溝に接触させることにより、前記光ファイバの走行方向を前記垂直方向とは別の方向に変更する直下ローラと、該直下ローラの回転軸を回転自在に支持するステージと、を備え、該ステージは、前記回転軸の、前記垂直方向を法線とする水平面の水平2軸位置を調整する位置調整機構を備える。ステージが、直下ローラの水平2軸位置(並進位置ともいう)を調整するので、直下ローラに到達する光ファイバの位置を、直下ローラの近傍で微調整できる。そして、直下ローラの並進位置を定量的に管理可能である。よって、直下ローラの溝の内壁面に沿った移動に伴う光ファイバのねじれを防止できる。
【0010】
(2)本開示の光ファイバの製造装置の一態様では、前記ステージは、前記垂直方向に延びた軸線を中心に前記回転軸が回転する垂直回転ステージを有する。直下ローラを平面視で左右に回転させるので、光ファイバが直下ローラに最後に接触するポイントで生じる光ファイバのねじれを防止できる。
(3)本開示の光ファイバの製造装置の一態様では、前記垂直回転ステージは、前記加熱炉から前記直下ローラに向かう前記光ファイバの中心軸を中心に前記回転軸が回転するゴニオステージである。平面視で見た直下ローラの左右方向への傾きの中心がパスラインと一致しているので、ゴニオステージを用いて直下ローラの傾きを調整しても、直下ローラの並進位置の調整が不要になり、定量管理がより一層容易になる。
【0011】
(4)本開示の光ファイバの製造装置の一態様では、前記ステージは、前記加熱炉から前記直下ローラに向かう前記光ファイバの中心軸の形成方向に直交し、かつ前記直下ローラの前記回転軸の形成方向に直交した軸線を中心に前記回転軸が回転する水平回転ステージを有する。直下ローラを側面視で前後に回転させるので、光ファイバが直下ローラに最初に接触するポイントで生じる光ファイバのねじれを防止できる。また、直下ローラを、パスラインを通る水平軸線を中心にして前後に傾かせれば、水平回転ステージを用いて直下ローラの傾きを調整しても、直下ローラの並進位置の調整が不要になり、定量管理がより一層容易になる。
(5)本開示の光ファイバの製造装置の一態様では、前記ステージは、前記加熱炉から前記直下ローラに向かう前記光ファイバの中心軸を中心に前記回転軸が回転するゴニオステージと、前記光ファイバの中心軸の形成方向に直交し、かつ前記直下ローラの前記回転軸の形成方向に直交した軸線を中心に前記回転軸が回転する水平回転ステージと、前記ゴニオステージおよび前記水平回転ステージを搭載し、前記回転軸の、前記垂直方向を法線とする水平面の水平2軸位置を調整するXYステージと、を備える。ゴニオステージと水平回転ステージをXYステージに搭載するので、コンパクトな構成で光ファイバのねじれを防止できる。
【0012】
[本開示の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る光ファイバの製造装置の具体例について説明する。
図1は、本開示の一態様に係る光ファイバの製造装置の概略図である。
図1に示すように、光ファイバ製造装置10は、最上流位置に、光ファイバ用のガラス母材Gを加熱して軟化させる線引炉11を備える。なお、線引炉11が本開示の加熱炉に相当する。
【0013】
線引炉11は、内側にガラス母材Gが供給される円筒状の炉心管12と、この炉心管12を取り囲む発熱体13と、炉心管12内にパージガスを供給するガス供給部14とを有している。
ガラス母材Gの上部は母材送りユニットFに把持されており、ガラス母材Gは母材送りユニットFを用いて炉心管12内に送られる。ガラス母材Gの下端部分が発熱体13によって加熱されて下方に引き出されると、光ファイバG2の中心部分となるガラスファイバG1が形成される。
【0014】
光ファイバ製造装置10は、線引炉11の下流側に冷却ユニット15を備える。冷却ユニット15には、例えばヘリウムガスの冷却ガスが供給されており、線引炉11から下方に引き出されたガラスファイバG1は、冷却ユニット15により冷却される。なお、冷却ユニット15は、ガラスファイバG1を非接触で冷却できれば、ヘリウムガス以外の冷却ガスを用いた冷却方式であってもよい。
【0015】
光ファイバ製造装置10は、冷却ユニット15の下流側に外径測定ユニット16を備える。外径測定ユニット16は、例えばレーザ光を用いてガラスファイバG1の外径を測定可能に構成されており、冷却されたガラスファイバG1は、外径測定ユニット16で外径が測定されて下方に送られる。なお、外径測定ユニット16は、ガラスファイバG1の外径を非接触で測定できれば、レーザ光以外の測定方式であってもよい。
【0016】
光ファイバ製造装置10は、外径測定ユニット16の下流側に被覆ユニット17を備える。外径が測定されたガラスファイバG1には、例えば、紫外線硬化型樹脂であるウレタンアクリレート樹脂が塗布され、このウレタンアクリレート樹脂は紫外線が照射されて硬化する。これにより、ガラスファイバG1の周囲に樹脂層を形成した光ファイバG2となる。
【0017】
光ファイバ製造装置10は、被覆ユニット17の下流側にガイドローラ18を備える。ガイドローラ18は、直下ローラ18Aおよび案内ローラ18Bから構成され、直下ローラ18Aは、線引炉11の直下に配置される。直下ローラ18Aには、所定形状の溝が設けられている。この溝の内壁面に光ファイバG2が接触することにより、光ファイバG2の走行方向が垂直方向から例えば水平方向へと変更される。なお、直下ローラ18Aの回転軸は、後述の調整ステージ50に回転自在に支持されている。
【0018】
直下ローラ18Aによって走行方向が変更された光ファイバG2は、検査ユニット19に案内される。検査ユニット19では、樹脂層における気泡の有無、樹脂層の外径やコブ(凹凸)の有無を光学的(例えばレーザ光式)に検出できる。
検査ユニット19から送出した光ファイバG2は、案内ローラ18Bによって走行方向が水平方向から例えば斜め上方へと変更される。
【0019】
光ファイバ製造装置10は、案内ローラ18Bの下流側に、さらに、キャプスタン20、スクリーニングユニット21およびダンサローラ22を備えている。光ファイバG2は、キャプスタン20で所定の速度で引き取られ、ダンサローラ22で所定の張力が加えられた状態で、スクリーニングユニット21で所定の伸び歪みが与えられた後、ボビンBに巻き取られる。
【0020】
図2は、
図1の調整機構の外観斜視図である。また、
図3は調整機構の平面図であり、
図4は調整機構の正面図、
図5は調整機構の側面図である。なお、
図3~
図5では、調整機構の説明を容易にするために、
図2に示す基台51、支柱52の記載は省略している。
図2に示すように、調整ステージ50は、直下ローラ18Aの回転軸を回転自在に支持するとともに、直下ローラ18Aの回転軸の位置を微調整可能に構成されている。なお、調整ステージ50が本開示のステージに相当する。
【0021】
詳しくは、板状の基台51には支柱52が設置される。支柱52の上面には、例えばXYステージ60が搭載されている。XYステージ60は、垂直方向を法線とする水平面で見た、直下ローラ18Aの水平2軸位置(並進位置ともいう)を調整できる。なお、XYステージ60が本開示の位置調整機構に相当する。
また、XYステージ60上には例えば板状の平面ベース53が設置されており、
図3に示すように、平面ベース53上には、平面視I字状の側面ベース53aと、平面視L字状の腕54とが所定間隔をあけて立設されている。直下ローラ18Aは、腕54の先端に設けられた軸支部54a(
図4)に支持される。
【0022】
また、この平面ベース53上であって、側面ベース53aと腕54との間には、垂直回転ステージの一例であるゴニオステージ70と、水平回転ステージ80とが搭載されている。なお、ゴニオステージ70、水平回転ステージ80が本開示の角度調整機構に相当する。
このように、ゴニオステージ70と水平回転ステージ80をXYステージ60に搭載するので、コンパクトな構成で光ファイバG2のねじれを防止できる。
【0023】
XYステージ60は、
図4,5に示すように、ステージ本体61、X方向移動テーブル62、Y方向移動テーブル63を有する。
ステージ本体61は支柱52の上面に固定される。X方向移動テーブル62はステージ本体61の上側に配置され、ステージ本体61に対して図示のX方向に移動可能に構成される。X方向移動テーブル62のX方向への移動量は操作ツマミ62aで調整することができる。
【0024】
Y方向移動テーブル63はX方向移動テーブル62の上側に配置され、X方向移動テーブル62に対して図示のY方向に移動可能に構成される。Y方向移動テーブル63のY方向への移動量は操作ツマミ63aで調整することができる。Y方向移動テーブル63は平面ベース53の下面に固定されており、平面ベース53を下方から支持する。
このように、調整ステージ50が、直下ローラ18Aの並進位置や傾斜角度を調整するので、直下ローラ18Aに到達する光ファイバG2の位置を、直下ローラ18Aの近傍で微調整できる。そして、直下ローラ18Aの並進位置を定量的に管理可能、あるいは、直下ローラ18Aの並進位置はそのままで、直下ローラ18Aの傾きだけを定量的に管理可能である。よって、光ファイバG2のねじれを防止できる。
【0025】
ゴニオステージ70は、
図3,4に示すように、ステージ本体71、垂直回転テーブル72を有する。
ステージ本体71は側面ベース53aの側面に固定される。垂直回転テーブル72は、ステージ本体71に対して図示のZ方向に延びた垂直軸を中心に回転可能、詳しくは、直下ローラ18Aに向かう光ファイバG2の中心軸(パスラインともいう。
図3にCで示す)を中心に回転可能に構成される。垂直回転テーブル72の回転量は操作ツマミ71aで調整することができる。なお、図示は省略するが、
図3に示したステージ本体71と垂直回転テーブル72には目盛が付されており、垂直回転テーブル72の回転量を定量的に管理できる。
【0026】
このように、直下ローラ18Aを、
図3で示した平面視で左右に回転(図に矢印で示す。左右の傾き調整ともいう)させるので、光ファイバG2が直下ローラ18Aに最後に接触するポイント(光ファイバG2が直下ローラ18Aから離れる位置に相当する)で生じる光ファイバG2のねじれを防止できる。
また、平面視で見た直下ローラ18Aの左右方向への傾きの中心がパスラインCと一致しているので、ゴニオステージ70を用いて直下ローラ18Aの傾きを調整しても、直下ローラ18Aの並進位置の調整が不要になり、定量管理がより一層容易になる。
【0027】
水平回転ステージ80は、
図3,4に示すように、ステージ本体81、水平回転テーブル82を有する。
ステージ本体81は、ゴニオステージ70の垂直回転テーブル72に固定される。水平回転テーブル82は腕54の側面に固定される。また、水平回転テーブル82は、ステージ本体81に対して図示のX方向に延びた水平軸を中心に回転可能、詳しくは、
図4にCで示すパスラインを通り、図示のX方向に延びた軸線を中心に回転可能に構成される。水平回転テーブル82の回転量は操作ツマミ81aで調整することができる。なお、図示は省略するが、
図4に示したステージ本体81と水平回転テーブル82には目盛が付されており、水平回転テーブル82の回転量を定量的に管理できる。
【0028】
このように、直下ローラ18Aを、
図5で示した側面視で前後に回転(図に矢印で示す。前後の傾き調整ともいう)させるので、光ファイバG2が直下ローラ18Aに最初に接触するポイントで生じる光ファイバG2のねじれを防止できる。
また、直下ローラ18Aを、パスラインCを通る水平軸線を中心にして前後に傾かせるため、水平回転ステージ80を用いて直下ローラ18Aの傾きを調整しても、直下ローラ18Aの並進位置の調整が不要になり、定量管理がより一層容易になる。
【0029】
なお、上記実施例では、XYステージ60、ゴニオステージ70、水平回転ステージ80からなる構成の例を挙げて説明した。しかし、本開示はこの例に限定されない。例えば、本開示は、XYステージ60またはゴニオステージ70(あるいは水平回転ステージ80)のいずれか一方を備えた場合にも適用される。
また、上記実施例では、ゴニオステージ70の回転軸を光ファイバG2のパスラインと一致した例を挙げて説明したが、垂直回転ステージの回転軸は、パスラインから所定間隔だけ離れて垂直方向に延びた軸線であってもよい。
【0030】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0031】
10…光ファイバ製造装置、11…線引炉、12…炉心管、13…発熱体、14…ガス供給部、15…冷却ユニット、16…外径測定ユニット、17…被覆ユニット、18…ガイドローラ、18A…直下ローラ、19…検査ユニット、18B…案内ローラ、20…キャプスタン、21…スクリーニングユニット、22…ダンサローラ、50…調整ステージ、51…基台、52…支柱、53…平面ベース、53a…側面ベース、54…腕、54a…軸支部、60…XYステージ、61…ステージ本体、62…移動テーブル、62a…操作ツマミ、63…移動テーブル、63a…操作ツマミ、70…ゴニオステージ、71…ステージ本体、71a…操作ツマミ、72…垂直回転テーブル、80…水平回転ステージ、81…ステージ本体、81a…操作ツマミ、82…水平回転テーブル。