(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-29
(45)【発行日】2023-06-06
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
A63F 7/02 20060101AFI20230530BHJP
【FI】
A63F7/02 320
A63F7/02 304D
(21)【出願番号】P 2020178163
(22)【出願日】2020-10-23
【審査請求日】2021-11-01
(73)【特許権者】
【識別番号】599104196
【氏名又は名称】株式会社サンセイアールアンドディ
(74)【代理人】
【識別番号】110000291
【氏名又は名称】弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】土屋 良孝
(72)【発明者】
【氏名】川添 智久
(72)【発明者】
【氏名】中山 覚
(72)【発明者】
【氏名】牧 智宣
(72)【発明者】
【氏名】下田 諒
(72)【発明者】
【氏名】上野 雅博
(72)【発明者】
【氏名】梶野 浩司
(72)【発明者】
【氏名】柏木 浩志
【審査官】下村 輝秋
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-077441(JP,A)
【文献】特開2006-068070(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部と、
第1位置から第2位置に移動可能な特定の可動体と
、
所定の演出を実行可能な演出実行手段と、を備え、
前記演出実行手段は、
見た目上、前記特定の可動体
を表す、または、類似の特定画像を前記表示部に表示可能であり、
前記特定画像と前記特定の可動体とを用いた複合演出を実行可能であり、
前記特定画像は、
前記表示部上を移動して前記表示部の所定の表示位置に表示されるときがあり、
前記特定の可動体が前記第1位置から前記第2位置に移動するときの第1移動速度よりも、前記特定画像が前記表示部上を移動して前記所定の表示位置に表示されるときの第2移動速度の方が速く、
前記複合演出では、前記所定の表示位置にある前記特定画像と、前記第2位置にある前記特定の可動体とが重なり、
前記複合演出とは、実行開始時にまず前記表示部上での前記特定画像の移動を開始させた後、前記特定の可動体を前記第1位置から移動させる演出であることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
請求項
1に記載の遊技機であって、
前記特定画像には、第1部分画像と第2部分画像とがあり、
前記所定の表示位置には、第1表示位置と第2表示位置とがあり、
前記表示部上を移動して前記第1表示位置に表示された前記第1部分画像と、前記表示部上を移動して前記第2表示位置に表示された前記第2部分画像とが統合して表示されることを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機に代表される遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、表示部の前面に移動可能な可動体を用いた演出を実行可能な遊技機が知られている(例えば、特許文献1の遊技機)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機で実行可能な演出には改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示される遊技機は、
表示部と、
第1位置から第2位置に移動可能な特定の可動体と、
所定の演出を実行可能な演出実行手段と、を備え、
前記演出実行手段は、
見た目上、前記特定の可動体を表す、または、類似の特定画像を前記表示部に表示可能であり、
前記特定画像と前記特定の可動体とを用いた複合演出を実行可能であり、
前記特定画像は、
前記表示部上を移動して前記表示部の所定の表示位置に表示されるときがあり、
前記特定の可動体が前記第1位置から前記第2位置に移動するときの第1移動速度よりも、前記特定画像が前記表示部上を移動して前記所定の表示位置に表示されるときの第2移動速度の方が速く、
前記複合演出では、前記所定の表示位置にある前記特定画像と、前記第2位置にある前記特定の可動体とが重なり、
前記複合演出とは、実行開始時にまず前記表示部上での前記特定画像の移動を開始させた後、前記特定の可動体を前記第1位置から移動させる演出であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、演出を通じて遊技の興趣向上に寄与する遊技機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図3】(A)は遊技状態の種類を示す説明図であり、(B)は大当たり遊技の種類を示す説明図である。
【
図4】(A)は大当たり遊技の流れを示すタイムチャートであり、(B)は小当たり遊技の流れを示すタイムチャートであり、(C)は補助遊技の流れを示すタイムチャートである。
【
図6】特図変動演出の通常変動の具体例を示す説明図である。
【
図7】特図変動演出のNリーチの具体例を示す説明図である。
【
図8】特図変動演出のSPリーチの具体例を示す説明図である。
【
図9】特図変動演出のSPSPリーチの具体例を示す説明図である。
【
図13】遊技機の制御に関わる部分のブロック図である。
【
図14】変動パターン判定テーブルの具体例である。
【
図19】第1実施形態の発展演出の具体例を示す説明図である。
【
図20】第1実施形態の3次元撮影画像データを作成するときの、模型を撮影している様子の具体例を示す説明図である。
【
図21】第1実施形態の発展演出の画像演出を示す説明図である。
【
図23】第2実施形態の発展演出の第2可動体演出を示す説明図である。
【
図24】第2実施形態の発展演出の具体例を示す説明図である。
【
図25】変更例の発展演出の第2可動体演出を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態の例を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。尚、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対する情報、信号、物理量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。また、後述に任意のフローチャートがある場合、そのフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる又は並列に実行できる。
【0009】
<基本実施形態>
後に、本発明の遊技機の第1実施形態を説明するが、まず、その第1実施形態の基礎となる基本実施形態を説明する。基本実施形態では、本発明の遊技機を、パチンコ遊技機PY1に適用している。なお、以下の説明において、パチンコ遊技機PY1の各部の左右上下方向は、そのパチンコ遊技機PY1に対面する遊技者にとっての(正面視の)左右上下方向のことである。また、「前方」は、パチンコ遊技機PY1から当該パチンコ遊技機PY1に対面する遊技者に近づく方向とし、「後方」は、パチンコ遊技機PY1に対面する遊技者から当該パチンコ遊技機PY1に近づく方向とする。
【0010】
1.遊技機の構造
最初に、パチンコ遊技機PY1の構造について
図1を用いて説明する。
図1は、パチンコ遊技機PY1の正面図である。
【0011】
パチンコ遊技機PY1は、パチンコホールの島構造体に取り付けられる外枠22と、外枠22に対して開閉自在に取り付けられる前扉23と、を具備する。前扉23は、遊技盤1が取り付けられる遊技盤取付枠2Aと、遊技盤取付枠2Aに対して開閉自在に取り付けられる前枠23mと、を具備する。また、前枠23mは、透明性を有する透明板23tを具備し、透明板23tを介して、遊技盤1を前方(遊技者側)から視認することが可能である。
【0012】
また、前扉23は、遊技球を貯留するための上皿34、および、遊技球を遊技盤1に発射するためのハンドル72k、を具備する。上皿34は、前扉23の下部に設置され、ハンドル72kに供給される遊技球を貯留する。ハンドル72kは、前扉23の右下部に設置され、遊技者がハンドル72kを操作することによって、上皿34に貯留された遊技球が遊技盤1に発射される。
【0013】
また、前扉23は、所定の音声を出力可能なスピーカ52、所定の発光色で発光可能な枠ランプ53、および、所定の動作態様で動作可能な枠可動体58k、を具備する。スピーカ52は、前扉23の左上部および右上部に設置され、例えば、BGM(Back Ground Music)や効果音等を出力する。枠ランプ53は、前扉23の左部および右部であって透明板23tの周囲に設置され、例えば、複数のLED(Light Emitting Diode)で構成される。枠可動体58kは、前扉23の上部に設置される。また、枠可動体58kは、駆動モータ(不図示)を具備し、例えば、
図1に示すように、駆動モータによって上下に移動可能に構成される。なお、枠可動体58kの動きは、上下の移動以外であっても良い。
【0014】
また、前扉23は、遊技者が操作可能な通常ボタン40、および、遊技者が操作可能な特殊ボタン41、を具備する。通常ボタン40および特殊ボタン41は、例えば、押下面を有するボタン,把持部を有するレバー等で構成される。通常ボタン40は、所定の発光色で発光可能なランプ(不図示)、および、所定の振動態様で振動可能な振動モータ(不図示)、を具備し、ランプによって発光可能に構成されるとともに、振動モータによって振動可能に構成される。一方、特殊ボタン41は、所定の発光色で発光可能なランプ(不図示)、および、所定の振動態様で振動可能な振動モータ(不図示)、を具備し、ランプによって発光可能に構成されるとともに、振動モータによって振動可能に構成される。なお、通常ボタン40または特殊ボタン41は、所定の動作態様(例えば回転,突出等)で動作可能に構成されるようにしても良いし、十字キーやタッチパネル等で構成されるようにしても良い。
【0015】
2.遊技盤の構造
次に、遊技盤取付枠2Aに取り付けられる遊技盤1の構造について
図2を用いて説明する。
図2は、遊技盤1の正面図である。
【0016】
遊技盤1は、ハンドル72kの操作によって発射された遊技球が流下(落下)可能な遊技領域6を備える。遊技領域6には、遊技球の流下方向に変化を与える遊技釘(不図示)が設置されるとともに、遊技球が入賞(入球または通過)可能な入賞装置が設置される。入賞装置には、一般入賞口10、第1始動口11、第2始動口12、ゲート13、第1大入賞口14および第2大入賞口15が含まれる。各入賞装置のそれぞれは、遊技球の入球または通過を検出する検出センサを具備する。
【0017】
第1始動口11は、遊技球が入球可能となるように、遊技領域6の下部に設置される。パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第1始動口11に入球すると、上皿34に、賞球として、所定個数(例えば3個)の遊技球を払い出す。また、パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第1始動口11に入球すると、後述する大当たり判定を受けるための権利を取得する。第1始動口11は、常に遊技球の入球のし易さが不変に構成される。
【0018】
第2始動口12は、遊技球が入球可能となるように、遊技領域6の下部であって第1始動口11の下方に設置される。パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第2始動口12に入球すると、上皿34に、賞球として、所定個数(例えば1個)の遊技球を払い出す。また、パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第2始動口12に入球すると、遊技球が第1始動口11に入球したときと同様に、大当たり判定を受けるための権利を取得する。第2始動口12は、第1始動口11と異なり、開閉可能な開閉部材12kおよび開閉ソレノイド(不図示)を具備する。パチンコ遊技機PY1は、開閉ソレノイドを用いて開閉部材12kを開閉することによって、第2始動口12に遊技球が入球しないまたは入球し難い閉状態(閉口した状態)と、閉状態よりも第2始動口12に遊技球が入球し易い開状態(開放した状態)と、のどちらかの状態にする。
【0019】
ゲート13は、遊技球が通過可能となるように、遊技領域6の右部に設置される。パチンコ遊技機PY1は、遊技球がゲート13を通過すると、後述する当たり判定を受けるための権利を取得する。なお、パチンコ遊技機PY1は、遊技球がゲート13を通過しても、上皿34に賞球を払い出さない。
【0020】
第1大入賞口14は、遊技球が入球可能となるように、遊技領域6の右下部に設置される。パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第1大入賞口14に入球すると、上皿34に、賞球として、所定個数(例えば15個)の遊技球を払い出す。第1大入賞口14は、開閉可能な第1開閉扉14kおよび開閉ソレノイド(不図示)を具備する。パチンコ遊技機PY1は、開閉ソレノイドを用いて第1開閉扉14kを開閉することによって、第1大入賞口14に遊技球が入球不可能な閉状態(閉口した状態)と、遊技球が入球可能な開状態(開放した状態)と、のどちらかの状態にする。
【0021】
第2大入賞口15は、遊技球が入球可能となるように、遊技領域6の右下部であって第1大入賞口14の下方に設置される。パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第2大入賞口15に入球すると、上皿34に、賞球として、所定個数(例えば15個)の遊技球を払い出す。第2大入賞口15は、開閉可能な第2開閉扉15kおよび開閉ソレノイド(不図示)を具備する。パチンコ遊技機PY1は、開閉ソレノイドを用いて第2開閉扉15kを開閉することによって、第2大入賞口15に遊技球が入球不可能な閉状態(閉口した状態)と、遊技球が入球可能な開状態(開放した状態)と、のどちらかの状態にする。
【0022】
一般入賞口10は、遊技球が入球可能となるように、遊技領域6の左下部および右下部に設置される。パチンコ遊技機PY1は、遊技球が一般入賞口10に入球すると、上皿34に、賞球として、所定個数(例えば5個)の遊技球を払い出す。
【0023】
また、遊技領域6の最下部には、アウト口19が設置され、一般入賞口10、第1始動口11、第2始動口12、第1大入賞口14および第2大入賞口15の何れにも入賞しなかった遊技球が、アウト口19を介してパチンコ遊技機PY1から排出される。
【0024】
また、遊技盤1は、所定の演出表示を表示可能な画像表示装置50、所定の発光色で発光可能な盤ランプ54、および、所定の動作態様で動作可能な盤上可動体55k、を具備する。画像表示装置50は、遊技盤1の中央部に設置され、例えば、液晶ディスプレイ,ドット表示器,7セグ表示器等で構成される表示部50aを具備する。盤ランプ54は、表示部50aの上方に設置され、例えば、複数のLEDで構成される。盤上可動体55kは、表示部50aの前方且つ上方に設置される。盤上可動体55kは、駆動モータ(不図示)を具備し、例えば、
図2に示すように、駆動モータによって上下に移動可能に構成される。なお、盤上可動体55kの動きは、上下の移動以外であっても良い。
【0025】
また、遊技盤1は、パチンコ遊技機PY1の状態を報知するための表示器類8を具備する。表示器類8は、遊技盤1の左下部に設置され、例えば、複数のLEDで構成される。パチンコ遊技機PY1は、複数のLEDの点灯、点滅および消灯の組み合わせによって、パチンコ遊技機PY1の遊技の状態(後述する、特図の可変表示および停止表示,普図の可変表示および停止表示,特
図1保留数,特
図2保留数,普図保留数等)を遊技者に報知する。
【0026】
3.基本遊技
次に、パチンコ遊技機PY1の基本遊技について説明する。パチンコ遊技機PY1は、ハンドル72kの操作によって発射された遊技球を用いて、特図遊技および普図遊技を実行可能である。
【0027】
3-1.特図遊技
パチンコ遊技機PY1は、遊技球の第1始動口11への入賞または遊技球の第2始動口12への入賞が発生すると、大当たり判定を受けるための権利を取得し、取得した権利に基づいて大当たり判定を行う。そして、パチンコ遊技機PY1は、大当たり判定の結果に応じて特図の可変表示を行う。特図の可変表示の態様(「可変表示時間」ともいう)は、後述する変動パターンの種類によって異なる。
【0028】
大当たり判定を受けるための権利は、例えば乱数値であり、パチンコ遊技機PY1は、取得した乱数値に基づいて大当たり判定を行う。大当たり判定は、大当たり遊技を行うか否かを判定するものであり、大当たり遊技を行う場合には大当たり当選とし、小当たり遊技を行う場合には小当たり当選とし、大当たり遊技および小当たり遊技の何れも行わない場合にはハズレとする。
【0029】
パチンコ遊技機PY1は、遊技球の第1始動口11への入賞によって大当たり判定を行うと、第1特図の可変表示を行う。第1特図の可変表示は、例えば、表示器類8の左上部の2つのLEDが点滅する表示である。パチンコ遊技機PY1は、変動パターンの種類に応じた可変表示時間が経過すると、大当たり判定の結果を示す態様で第1特図の停止表示を行う。第1特図の停止表示の態様として、大当たり当選を示す態様(例えば、左上部の2つのLEDが点灯)と、小当たり当選を示す態様(例えば、左上部の一方のLEDだけが点灯)と、ハズレを示す態様(例えば、左上部の他方のLEDだけが点灯)と、がある。
【0030】
一方、パチンコ遊技機PY1は、遊技球の第2始動口12への入賞によって大当たり判定を行うと、第2特図の可変表示を行う。第2特図の可変表示は、例えば、表示器類8の左下部の2つのLEDが点滅する表示である。パチンコ遊技機PY1は、変動パターンの種類に応じた可変表示時間が経過すると、大当たり判定の結果を示す態様で第2特図の停止表示を行う。第2特図の停止表示の態様として、大当たり当選を示す態様(例えば、左下部の2つのLEDが点灯)と、小当たり当選を示す態様(例えば、左下部の一方のLEDだけが点灯)と、ハズレを示す態様(例えば、左下部の他方のLEDだけが点灯)と、がある。
【0031】
また、パチンコ遊技機PY1は、特図の可変表示中に遊技球が第1始動口11に入賞した場合、後述する先読み判定を行うとともに、取得した大当たり判定を受けるための権利を特
図1保留として記憶する。一方、パチンコ遊技機PY1は、特図の可変表示中に遊技球が第2始動口12に入賞した場合、先読み判定を行うとともに、取得した大当たり判定を受けるための権利を特
図2保留として記憶する。パチンコ遊技機PY1は、特
図1保留および特
図2保留を、所定数(例えば、特
図1保留が4,特
図2保留が4)まで記憶することが可能である。パチンコ遊技機PY1は、特図の停止表示後に、特
図1保留および特
図2保留に対する大当たり判定を行う。なお、特
図1保留と特
図2保留とが同時に記憶されている場合には、特
図2保留に対する大当たり判定が優先的に行われるようにしても良いし、特
図1保留に対する大当たり判定が優先的に行われるようにしても良いし、記憶された順に大当たり判定が行われるようにしても良い。
【0032】
先読み判定は、大当たり判定が行われる前に、大当たり遊技が行われるか否か(大当たり判定にて大当たり当選となるか否か)を事前に判定するものであり、大当たり遊技が行われる場合には先読み当選とし、大当たり遊技が行われない場合には先読み非当選とする。なお、複数種類の変動パターンが決定可能になっている場合には、先読み判定において、決定される変動パターンを事前に判定する変動パターン事前判定を行うようにしても良い。
【0033】
パチンコ遊技機PY1は、特
図1保留または特
図2保留を記憶しているときに、その数を遊技者に報知する。特
図1保留数は、例えば、表示器類8の中上部の2つのLEDの点灯または点滅によって報知され、特
図1保留数が「1」のときには、1つのLEDだけが点灯し、特
図1保留数が「2」のときには、2つのLEDだけが点灯し、特
図1保留数が「3」のときには、1つのLEDだけが点滅し、特
図1保留数が「4」のときには、2つのLEDだけが点滅する。一方、特
図2保留数は、例えば、表示器類8の中下部の2つのLEDの点灯または点滅によって報知され、特
図2保留数が「1」のときには、1つのLEDだけが点灯し、特
図2保留数が「2」のときには、2つのLEDだけが点灯し、特
図2保留数が「3」のときには、1つのLEDだけが点滅し、特
図2保留数が「4」のときには、2つのLEDだけが点滅する。
【0034】
また、パチンコ遊技機PY1は、大当たり当選を示す態様で第1特図または第2特図を停止表示した後に、大当たり遊技を行う。大当たり遊技は、詳細については後述するが、第1大入賞口14または第2大入賞口15が開放するラウンド遊技が複数回(例えば10回)行われる遊技である。大当たり遊技は、第1大入賞口14または第2大入賞口15の開放によって、遊技球の入賞の機会(賞球の機会)が与えられるため、遊技者にとって有利な遊技である。なお、大当たり遊技は、複数回のラウンド遊技の全てが行われることによって終了する。
【0035】
一方、パチンコ遊技機PY1は、小当たり当選を示す態様で第1特図または第2特図を停止表示した後に、小当たり遊技を行う。小当たり遊技は、詳細については後述するが、第1大入賞口14または第2大入賞口15が所定時間(例えば5秒)だけ開放する遊技である。小当たり遊技は、第1大入賞口14または第2大入賞口15の開放によって、遊技球の入賞の機会(賞球の機会)が与えられるため、遊技者にとって有利な遊技である。
【0036】
3-2.普図遊技
パチンコ遊技機PY1は、遊技球のゲート13への通過が発生すると、当たり判定を受けるための権利を取得し、取得した権利に基づいて当たり判定を行う。そして、パチンコ遊技機PY1は、当たり判定の結果に応じて普図の可変表示を行う。
【0037】
当たり判定は、補助遊技を行うか否かを判定するものであり、補助遊技を行う場合には当たり当選とし、補助遊技を行わない場合にはハズレとする。
【0038】
パチンコ遊技機PY1は、遊技球のゲート13への入賞によって当たり判定を行うと、普図の可変表示を行う。普図の可変表示は、表示器類8の右上部の複数のLEDが点滅する表示である。パチンコ遊技機PY1は、普図の可変表示の開始から所定時間が経過すると、当たり判定の結果を示す態様で普図の停止表示を行う。普図の停止表示の態様として、当たり当選を示す態様(例えば、全てのLEDが点灯)と、ハズレを示す態様(例えば、一方のLEDだけが点灯)と、がある。
【0039】
また、パチンコ遊技機PY1は、普図の可変表示中において遊技球がゲート13に入賞すると、取得した当たり判定の受けるための権利を普図保留として記憶する。パチンコ遊技機PY1は、普図保留を、所定数(例えば2)まで記憶可能である。パチンコ遊技機PY1は、普図の停止表示後に、普図保留に対する当たり判定を行う。
【0040】
パチンコ遊技機PY1は、普図保留を記憶しているときに、その数を遊技者に報知する。普図保留数は、表示器類8の右下部の複数のLEDの点灯によって報知され、例えば、普図保留数が「1」のときには、1つのLEDだけが点灯し、普図保留数が「2」のときには、2つのLEDだけが点灯する。
【0041】
パチンコ遊技機PY1は、当たり当選を示す態様で普図を停止表示した後に、補助遊技を行う。補助遊技は、詳細については後述するが、第2始動口12が所定時間(例えば3.5秒)だけ開放する遊技である。補助遊技は、第2始動口12の開放によって、第2始動口12への遊技球の入賞の機会(賞球の機会,大当たり判定を受けるための権利の取得の機会)が与えられるため、遊技者にとって有利な遊技である。
【0042】
4.遊技状態
次に、パチンコ遊技機PY1の遊技状態について
図3(A)を用いて説明する。
図3(A)は、パチンコ遊技機PY1がとり得る遊技状態を示す図である。パチンコ遊技機PY1は、
図3(A)に示すように、大当たり遊技が行われる大当たり遊技状態を除いて、「低確率低ベース遊技状態」(「通常遊技状態」ともいう)、「低確率高ベース遊技状態」(「時短遊技状態」ともいう)、「高確率低ベース遊技状態」(「潜確遊技状態」ともいう)、および、「高確率高ベース遊技状態」(「確変遊技状態」ともいう)、の4種類の遊技状態のうち、何れか1つまたは複数の遊技状態をとり得るようにすることが可能である。
【0043】
「低確率低ベース遊技状態」は、パチンコ遊技機PY1の初期状態における遊技状態である。パチンコ遊技機PY1は、前扉23の背面に設けられる初期化スイッチ(「RAMクリアスイッチ」ともいう)(不図示)の操作によって、遊技状態を初期状態にすることが可能である。
【0044】
「低確率高ベース遊技状態」は、大当たり遊技状態の後にとり得ることがある遊技状態であり、所定の時短終了条件が成立するまで継続する。所定の時短終了条件には、大当たり遊技が行われることと、特図の可変表示の回数が所定回数(例えば200回)に達することと、が含まれる。
【0045】
また、「低確率高ベース遊技状態」は、「低確率低ベース遊技状態」における大当たり判定にて特定のハズレとなった場合にもとり得ることがある。特定のハズレには、予め定めた特定回数(例えば900回)の全ての大当たり判定でハズレとなった場合の特定回数目のハズレと、大当たり判定でのハズレのうちの特定割合(例えば1/200)のハズレと、が含まれる。パチンコ遊技機PY1は、特定のハズレとなった特図の可変表示の終了後(特図の停止表示後)に「低確率高ベース遊技状態」にする。この場合の「低確率高ベース遊技状態」も、大当たり遊技状態の後に「低確率高ベース遊技状態」になった場合と同様に、所定の時短終了条件が成立するまで継続する。
【0046】
「高確率低ベース遊技状態」は、大当たり遊技状態の後にとり得ることがある遊技状態であり、所定の潜確終了条件が成立するまで継続する。所定の潜確終了条件には、大当たり遊技が行われることと、特図の可変表示の回数が所定回数(例えば200回)に達することと、が含まれる。なお、大当たり遊技中に、第1大入賞口14または第2大入賞口15の内部に設けられる特定領域を遊技球が通過することによって、「高確率低ベース遊技状態」になるようにしても良い。
【0047】
「高確率高ベース遊技状態」は、大当たり遊技状態の後にとり得ることがある遊技状態であり、所定の確変終了条件が成立するまで継続する。所定の確変終了条件には、大当たり遊技が行われることと、特図の可変表示の回数が所定回数(例えば100回)に達することと、が含まれる。なお、大当たり遊技中に、第1大入賞口14または第2大入賞口15の内部に設けられる特定領域を遊技球が通過することによって、「高確率高ベース遊技状態」になるようにしても良い。
【0048】
「低確率低ベース遊技状態」および「低確率高ベース遊技状態」は、大当たり判定にて大当たり当選となる確率が通常確率(例えば1/300)の通常確率状態に属し、「高確率低ベース遊技状態」および「高確率高ベース遊技状態」は、大当たり判定にて大当たり当選となる確率が通常確率よりも高い高確率(例えば1/30)の高確率状態に属する。従って、「高確率低ベース遊技状態」および「高確率高ベース遊技状態」は、大当たり当選確率に関し、「低確率低ベース遊技状態」および「低確率高ベース遊技状態」よりも遊技者に有利な遊技状態であると言える。
【0049】
また、「低確率低ベース遊技状態」および「高確率低ベース遊技状態」は、第2始動口12に遊技球が入賞しない又は入賞し難い状態(例えば、当たり判定にて当たり当選とならない又はなり難い状態や、第2始動口12の開放時間が比較的短い状態)の非時短状態に属し、「低確率高ベース遊技状態」および「高確率高ベース遊技状態」は、第2始動口12に遊技球が入賞し易い状態(例えば、当たり判定にて当たり当選となり易い状態や、第2始動口12の開放時間が比較的長い状態)の時短状態に属する。従って、第2始動口12に関し(第2始動口12への遊技球の入賞し易さに関し)、「低確率高ベース遊技状態」および「高確率高ベース遊技状態」は、「低確率低ベース遊技状態」および「高確率低ベース遊技状態」よりも遊技者に有利な遊技状態であると言える。
【0050】
なお、非時短状態は、第2始動口12に遊技球が入賞しない又は入賞し難い状態であるため、「低確率低ベース遊技状態」および「高確率低ベース遊技状態」は、第2始動口12よりも第1始動口11に遊技球が入賞し易い遊技状態であると言える一方、時短状態は、第2始動口12に遊技球が入賞し易い状態であるため、「低確率高ベース遊技状態」および「高確率高ベース遊技状態」は、第1始動口11よりも第2始動口12に遊技球が入賞し易い遊技状態であると言える。
【0051】
また、パチンコ遊技機PY1は、前扉23の背面に設けられる設定変更スイッチ(不図示)の操作によって、通常確率状態および高確率状態における大当たり当選確率を変更することが可能である。設定変更スイッチは、例えば、上段、中段、下段の3段階に切り替え可能なディップスイッチである。設定変更スイッチが上段にあることを「設定1」といい、設定変更スイッチが中段にあることを「設定2」といい、設定変更スイッチが下段にあることを「設定3」という。「設定1」は、通常確率状態における大当たり当選確率が第1の確率(例えば1/300)であり、高確率状態における大当たり当選確率が第2の確率(例えば1/30)である。また、「設定2」は、通常確率状態における大当たり当選確率が第1の確率よりも高い第3の確率(例えば1/280)であり、高確率状態における大当たり当選確率が第2の確率よりも高い第4の確率(例えば1/28)である。また、「設定3」は、通常確率状態における大当たり当選確率が第3の確率よりも高い第5の確率(例えば1/260)であり、高確率状態における大当たり当選確率が第4の確率よりも高い第6の確率(例えば1/26)である。なお、大当たり当選確率については、「設定1」<「設定2」<「設定3」の順に高くなる範囲で、適宜に変更することが可能である。
【0052】
5.大当たり遊技
次に、パチンコ遊技機PY1が行う大当たり遊技について
図3(B),
図4(A)を用いて説明する。パチンコ遊技機PY1は、
図3(B)に示すように、「大当たり遊技Wα」、「大当たり遊技Xα」、「大当たり遊技Yα」および「大当たり遊技Zα」の4種類の大当たり遊技のうち、何れか1種類または複数種類の大当たり遊技を行うことが可能である。
【0053】
「大当たり遊技Wα」は、その後に「高確率高ベース遊技状態」になる大当たり遊技であり、α回数のラウンド遊技が終了するまで継続する。αは、2~10の整数であり、パチンコ遊技機PY1は、1回のラウンド遊技において、第1大入賞口14および第2大入賞口15の何れか一方を開放する。つまり、「大当たり遊技Wα」では、αに応じて、2回~10回の何れかの回数のラウンド遊技が行われる。
【0054】
「大当たり遊技Xα」は、その後に「低確率高ベース遊技状態」になる大当たり遊技であり、α回数のラウンド遊技が終了するまで継続する。αは、2~10の整数であり、パチンコ遊技機PY1は、1回のラウンド遊技において、第1大入賞口14および第2大入賞口15の何れか一方を開放する。つまり、「大当たり遊技Xα」では、αに応じて、2回~10回の何れかの回数のラウンド遊技が行われる。
【0055】
「大当たり遊技Yα」は、その後に「高確率低ベース遊技状態」になる大当たり遊技であり、α回数のラウンド遊技が終了するまで継続する。αは、2~10の整数であり、パチンコ遊技機PY1は、1回のラウンド遊技において、第1大入賞口14および第2大入賞口15の何れか一方を開放する。つまり、「大当たり遊技Yα」では、αに応じて、2回~10回の何れかの回数のラウンド遊技が行われる。
【0056】
「大当たり遊技Zα」は、その後に「低確率低ベース遊技状態」になる大当たり遊技であり、α回数のラウンド遊技が終了するまで継続する。αは、2~10の整数であり、パチンコ遊技機PY1は、1回のラウンド遊技において、第1大入賞口14および第2大入賞口15の何れか一方を開放する。つまり、「大当たり遊技Zα」では、αに応じて、2回~10回の何れかの回数のラウンド遊技が行われる。
【0057】
なお、「大当たり遊技Wα」、「大当たり遊技Xα」、「大当たり遊技Yα」および「大当たり遊技Zα」において、全てのラウンド遊技に対して第1大入賞口14だけが開放されるようにしても良いし、全てのラウンド遊技に対して第2大入賞口15だけが開放されるようにしても良いし、一部のラウンド遊技に対しては第1大入賞口14が開放され、残りのラウンド遊技に対しては第2大入賞口15が開放されるようにしても良い。第1大入賞口14が開放されるラウンド遊技、および、第2大入賞口15が開放されるラウンド遊技、の何れのラウンド遊技も、遊技球の入賞の機会(賞球の機会)が与えられるため、遊技者にとって有利な遊技である。
【0058】
「大当たり遊技Wα」および「大当たり遊技Yα」は、遊技状態が高確率状態になる所謂確変大当たり遊技に属し、「大当たり遊技Xα」および「大当たり遊技Zα」は、遊技状態が通常確率状態になる所謂通常大当たり遊技に属する。従って、「大当たり遊技Wα」および「大当たり遊技Yα」は、その後の大当たり当選確率に関し、「大当たり遊技Xα」および「大当たり遊技Zα」よりも遊技者に有利な大当たり遊技であると言え、「大当たり遊技Wα」および「大当たり遊技Yα」の何れかが行われる大当たり遊技状態は、「大当たり遊技Xα」および「大当たり遊技Zα」の何れかが行われる大当たり遊技状態よりも遊技者に遊技な遊技状態であると言える。
【0059】
また、「大当たり遊技Wα」および「大当たり遊技Xα」は、遊技状態が時短状態になる所謂電サポ付大当たり遊技に属し、「大当たり遊技Yα」および「大当たり遊技Zα」は、遊技状態が非時短状態になる所謂電サポ無大当たり遊技に属する。従って、「大当たり遊技Wα」および「大当たり遊技Xα」は、その後の第2始動口12に関し(その後の第2始動口12への遊技球の入賞し易さに関し)、「大当たり遊技Yα」および「大当たり遊技Zα」よりも遊技者に有利な大当たり遊技であると言え、「大当たり遊技Wα」および「大当たり遊技Xα」の何れかが行われる大当たり遊技状態は、「大当たり遊技Yα」および「大当たり遊技Zα」の何れかが行われる大当たり遊技状態よりも遊技者に遊技な遊技状態であると言える。
【0060】
ここで、大当たり遊技の流れについて説明する。
図4(A)は、大当たり遊技の流れを示すタイムチャートである。ここでは、第1大入賞口14だけが開放する大当たり遊技を例示する。
【0061】
図4(A)に示すように、特図の停止表示後、大当たり遊技が開始すると、最初に大当たりオープニング(「大当たりOP」ともいう)が設定される。大当たりOPは、所定時間(例えば10秒)が経過するまで継続し、大当たりOPが終了すると、1ラウンド目のラウンド遊技が開始される。ラウンド遊技は、所定時間(例えば30秒)が経過するまで、もしくは、所定個数(例えば10個)の遊技球が第1大入賞口14に入賞するまで継続する。1ラウンド目のラウンド遊技が終了すると、ラウンド間インターバル(「ラウンドIT」ともいう)が設定される。ラウンドITは、所定時間(例えば2秒)が経過するまで継続し、ラウンドITが終了すると、2ラウンド目のラウンド遊技が開始される。そして、最終ラウンド遊技(例えば10ラウンド目のラウンド遊技)が終了すると、大当たりエンディング(「大当たりED」ともいう)が設定される。大当たりEDは、所定時間(例えば10秒)が経過するまで継続し、大当たりEDの終了によって、1回の大当たり遊技が終了する。なお、大当たりOPおよび大当たりEDのうち、何れか一方または両方が設定されないようにしても良い。
【0062】
6.小当たり遊技
次に、パチンコ遊技機PY1が行う小当たり遊技について
図3(B),
図4(B)を用いて説明する。パチンコ遊技機PY1は、
図3(B)に示すように、大当たり遊技とは異なる遊技として、小当たり遊技を行うことが可能である。小当たり遊技は、大当たり遊技とは異なり、その後に遊技状態が変更されない遊技である。例えば、「低確率低ベース遊技状態」におい小当たり遊技が行われた場合には、小当たり遊技後も、「低確率低ベース遊技状態」が継続する。パチンコ遊技機PY1は、小当たり遊技において、第1大入賞口14および第2大入賞口15の何れか一方を開放する。
【0063】
図4(B)は、小当たり遊技の流れを示すタイムチャートである。ここでは、第1大入賞口14だけが開放する小当たり遊技を例示する。
図4(B)に示すように、特図の停止表示後、小当たり遊技が開始すると、最初に開放前インターバル(「開放前IT」ともいう)が設定される。開放前ITは、所定時間(例えば2秒)が経過するまで継続し、開放前ITが終了すると、第1大入賞口14が開放する。第1大入賞口14の開放は、所定時間(例えば5秒)が経過するまで、もしくは、所定個数(例えば10個)の遊技球が第1大入賞口14に入賞するまで継続する。第1大入賞口14の開放が終了すると、開放後インターバル(「開放後IT」ともいう)が設定される。開放後ITは、所定時間(例えば2秒)が経過するまで継続し、開放後ITの終了によって、1回の小当たり遊技が終了する。なお、開放前ITおよび開放後ITのうち、何れか一方または両方が設定されないようにしても良い。また、パチンコ遊技機PY1の遊技性を考慮して、小当たり遊技が行われないようにしても良い。
【0064】
7.補助遊技
次に、パチンコ遊技機PY1が行う補助遊技について
図3(B),
図4(C)を用いて説明する。パチンコ遊技機PY1は、
図3(B)に示すように、大当たり遊技および小当たり遊技とは異なる遊技として、補助遊技を行うことが可能である。補助遊技は、大当たり遊技および小当たり遊技とは異なり、第2始動口12が開放する遊技である。補助遊技は、遊技状態に応じて第2始動口12の開放時間が変化し、例えば、非時短状態におい補助遊技が行われる場合には、第1の開放時間(例えば0.1秒)だけ第2始動口12が開放する一方、時短状態において補助遊技が行われる場合には、第1の開放時間よりも長い第2の開放時間(例えば3.5秒)だけ第2始動口12が開放する。
【0065】
図4(C)は、補助遊技の流れを示すタイムチャートである。
図4(C)に示すように、普図の停止表示後、補助遊技が開始すると、第2始動口12が開放する。第2始動口12の開放は、所定時間(非時短状態であれば第1の開放時間,時短状態であれば第2の開放時間)が経過するまで、もしくは、所定個数(例えば4個)の遊技球が第2始動口12に入賞するまで継続する。第2始動口12の開放が終了すると、開放後インターバル(「開放後IT」ともいう)が設定される。開放後ITは、所定時間(例えば2秒)が経過するまで継続し、開放後ITの終了によって、1回の補助遊技が終了する。
【0066】
8.演出
次に、パチンコ遊技機PY1が行う演出について
図5~
図12を用いて説明する。パチンコ遊技機PY1は、遊技状態に応じて、異なる演出モードを設定することが可能である。パチンコ遊技機PY1は、各演出モードにおいて、パチンコ遊技機PY1が具備する各種演出装置(通常ボタン40,特殊ボタン41,画像表示装置50,スピーカ52,枠ランプ53,盤ランプ54,盤上可動体55k,枠可動体58k等)を用いて、以下に示す演出を行うことが可能である。
【0067】
8-1.演出モード
最初に、演出モードについて
図5を用いて説明する。演出モードは、演出の区分(あるいは、上位概念的な属性)のことである。パチンコ遊技機PY1は、演出モードとして、客待ち演出モード、通常演出モード、確変演出モード、時短演出モードおよび大当たり演出モードを設定することが可能である。
【0068】
客待ち演出モードは、「低確率低ベース遊技状態」、「低確率高ベース遊技状態」、「高確率低ベース遊技状態」および「高確率高ベース遊技状態」において、特図の停止表示が行われているとき(特図の可変表示が行われていないとき)に設定されることがある演出モードである。客待ち演出モードでは、特図の可変表示を待機している状態であることが遊技者に示唆される。パチンコ遊技機PY1は、客待ち演出モードの設定中に、客待ち演出を行うことが可能である。客待ち演出は、
図5(A-1)に示すように、パチンコ遊技機PY1を紹介する客待ちデモ動画G100が表示部50aに表示される演出である。また、パチンコ遊技機PY1は、客待ちデモ動画G100の表示中に、例えば、通常ボタン40が操作されると、
図5(A-2)に示すように、パチンコ遊技機PY1の演出に関する設定を行うための設定画面G101を表示部50aに表示することがある。パチンコ遊技機PY1は、設定画面G101の表示中に、パチンコ遊技機PY1の演出に関する設定を可能にする。演出に関する設定は、スピーカ52から出力される音の音量設定、表示部50aの輝度設定(「光量設定」ともいう)、実行される演出の頻度設定(「演出設定」ともいう)等である。
【0069】
通常演出モードは、「低確率低ベース遊技状態」または「高確率低ベース遊技状態」において、1回または複数回の特図の可変表示にわたって設定されることがある演出モードである。通常演出モードでは、非時短状態であることが遊技者に示唆される。パチンコ遊技機PY1は、通常演出モードにおいて、
図5(B-1)に示すように、例えば、山の景色を表す背景の通常背景画像G102を表示部50aに表示する。なお、通常演出モードにおいて表示される背景は、通常背景画像G102だけに限られず、複数種類の背景が順番もしくはランダムに表示されるようにしても良い。
【0070】
確変演出モードは、「高確率高ベース遊技状態」において、1回または複数回の特図の可変表示にわたって設定されることがある演出モードである。確変演出モードでは、高確率状態且つ時短状態であることが遊技者に示唆される。パチンコ遊技機PY1は、確変演出モードにおいて、
図5(B-2)に示すように、例えば、宇宙を表す背景の確変背景画像G103を表示部50aに表示する。なお、確変演出モードにおいて表示される背景は、確変背景画像G103だけに限られず、複数種類の背景が順番もしくはランダムに表示されるようにしても良い。
【0071】
時短演出モードは、「低確率高ベース遊技状態」において、1回または複数回の特図の可変表示にわたって設定されることがある演出モードである。時短演出モードでは、通常確率状態且つ時短状態であることが遊技者に示唆される。パチンコ遊技機PY1は、時短演出モードにおいて、
図5(B-3)に示すように、例えば、空を表す背景の時短背景画像G104を表示部50aに表示する。なお、時短演出モードにおいて表示される背景は、時短背景画像G104だけに限られず、複数種類の背景が順番もしくはランダムに表示されるようにしても良い。
【0072】
大当たり演出モードは、大当たり遊技状態において設定される演出モードである。大当たり演出モードでは、大当たり遊技の実行中であることが遊技者に示唆される。パチンコ遊技機PY1は、大当たり演出モードにおいて、大当たり遊技の開始の際に、
図5(C-1)に示すように、大当たり遊技の開始を示唆するオープニング画像G107,「右打ち」を促す右打ち画像G108等を表示部50aに表示する。なお、これらの画像の表示を「オープニング演出」という。
【0073】
また、パチンコ遊技機PY1は、大当たり演出モードにおいて、ラウンド遊技中に、
図5(C-2)に示すように、ラウンド数を示すラウンド画像G109等を表示部50aに表示するとともに、その後に高確率状態になる場合には、高確率状態になることを示唆する昇格画像G110を表示部50aに表示する。なお、これらの画像の表示を「ラウンド演出」という。
【0074】
また、パチンコ遊技機PY1は、大当たり演出モードにおいて、大当たり遊技の終了の際に、
図5(C-3)に示すように、大当たり演出モードの後に設定される演出モードを示唆するエンディング画像G111,払い出された総賞球数を示唆する総賞球数画像G112等を表示部50a表示する。なお、これらの画像の表示を「エンディング演出」という。
【0075】
基本実施形態では、客待ち演出モード、通常演出モード、確変演出モード、時短演出モードおよび大当たり演出モードの5種類の演出モードが設定されるようにしているが、演出モードの種類については、適宜に変更または追加しても良い。
【0076】
8-2.特図変動演出
次に、特図変動演出(「変動演出」ともいう)について
図6~
図8を用いて説明する。特図変動演出は、大当たり判定の結果を示唆するための演出である。パチンコ遊技機PY1は、特図の可変表示が開始されると、特図の可変表示と並行して、演出図柄を用いた特図変動演出を実行する。演出図柄は、
図6(A)に示すように、左演出図柄EZ1、中演出図柄EZ2および右演出図柄EZ3で構成される。
【0077】
パチンコ遊技機PY1は、特図変動演出において、背景(通常背景画像G102,確変背景画像G103,時短背景画像G104)上に、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を変動表示する。なお、図中の「↓」は、演出図柄の変動表示中であることを示す。演出図柄EZ1,EZ2,EZ3は、例えば、それぞれ「1」~「9」の数字図柄で構成され、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動表示では、特図の可変表示の開始に伴って演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が変動し、特図の停止表示に伴って演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が停止する。そして、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の停止表示の態様によって大当たり判定の結果が示唆される。
【0078】
8-2-1.通常変動
パチンコ遊技機PY1は、特図変動演出において、最初に、通常変動を行うことが可能である。通常変動は、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が変動表示する演出であり、特図の可変表示が開始されたことを示唆する演出として機能する。
【0079】
パチンコ遊技機PY1は、通常変動において、
図6(B)に示すように、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動表示を開始する。そして、パチンコ遊技機PY1は、通常変動後にリーチを発生させることなくハズレとする場合には、
図6(C-1)に示すように、左演出図柄EZ1と右演出図柄EZ3とを異なる態様で停止ししてから、6(D)に示すように、ハズレを示唆する態様(所謂バラケ目)で演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を停止表示する。ハズレを示唆する態様は、「1・1・2」や「2・4・6」等、左右の演出図柄が同一ではない態様である。一方、パチンコ遊技機PY1は、通常変動後にリーチを発生させる場合には、
図6(C-2)に示すように、左演出図柄EZ1と右演出図柄EZ3とを同じ態様(所謂リーチ目)で停止表示してリーチを成立させる。なお、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の停止順序は、適宜に変更することが可能である。
【0080】
8-2-2.Nリーチ
パチンコ遊技機PY1は、リーチの成立後に、Nリーチを行うことが可能である。Nリーチは、例えば、中演出図柄EZ2の変動速度が徐々に減速するリーチ演出であり、大当たり遊技が行われる可能性があることを示唆する演出として機能する。
【0081】
パチンコ遊技機PY1は、Nリーチにおいて、
図7(A)に示すように、中演出図柄EZ2の変動速度を徐々に減速させる。そして、パチンコ遊技機PY1は、Nリーチでハズレとする場合には、
図7(B)に示すように、中演出図柄EZ2を停止し、リーチハズレを示唆する態様(所謂リーチハズレ目)で演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を停止表示する。リーチハズレを示唆する態様は、「7・6・7」や「5・3・5」等、左右の演出図柄が同一且つ中の図柄が左右の演出図柄と異なる態様である。一方、パチンコ遊技機PY1は、Nリーチ後にSPリーチに発展させる場合には、中演出図柄EZ2を停止しない。なお、Nリーチの演出内容については、適宜に変更することが可能である。
【0082】
8-2-3.SPリーチ
パチンコ遊技機PY1は、Nリーチの後に、SPリーチを行うことが可能である。SPリーチは、例えば、主人公キャラクタと敵キャラクタとがバトルする様子が表示されるリーチ演出であり、大当たり遊技が行われる可能性が高いことを示唆する演出として機能する。
【0083】
パチンコ遊技機PY1は、SPリーチにおいて、
図8(A)に示すように、SPリーチの開始を表すSPタイトル画像G1を表示部50aに表示する。SPタイトル画像G1は、例えば、「敵Aを撃破せよ!」も文字画像である。その後、パチンコ遊技機PY1は、
図8(B)に示すように、主人公キャラクタを表す主人公キャラクタ画像G200と、敵キャラクタを表す敵キャラクタ画像G201と、を表示部50aに表示し、主人公キャラクタと敵キャラクタとがバトルする動画を表示部50aに表示する。そして、バトルの最終局面を迎えると、パチンコ遊技機PY1は、SPリーチで大当たりとする場合には、
図8(C-1)に示すように、大当たりを示唆するように、主人公キャラクタがバトルに勝利して喜んでいる様子を表示するとともに、大当たりを示唆する態様(所謂ゾロ目)で演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を停止表示する。また、パチンコ遊技機PY1は、SPリーチでハズレとする場合には、
図8(C-2)に示すように、ハズレを示唆するように、敵キャラクタがバトルに勝利して喜んでいる様子を表示するとともに、リーチハズレを示唆する態様で演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を停止表示する。一方、パチンコ遊技機PY1は、このSPリーチ後にSPSPリーチに発展させる場合には、中演出図柄EZ2を停止しない。なお、SPリーチの演出内容については、適宜に変更することが可能である。
【0084】
8-2-4.SPSPリーチ
パチンコ遊技機PY1は、SPリーチの後に、SPSPリーチを行うことが可能である。SPSPリーチは、例えば、主人公キャラクタと強敵キャラクタとがバトルする様子が表示されるリーチ演出であり、大当たり遊技が行われる可能性が高いことを示唆する演出として機能する。
【0085】
パチンコ遊技機PY1は、SPSPリーチにおいて、
図9(A)に示すように、SPSPリーチの開始を表すSPSPタイトル画像G2を表示部50aに表示する。SPSPタイトル画像G2は、例えば、「敵Bを撃破せよ!」の文字画像である。その後、パチンコ遊技機PY1は、
図9(B)に示すように、主人公キャラクタを表す主人公キャラクタ画像G200と、強敵キャラクタを表す強敵キャラクタ画像G202と、を表示部50aに表示し、主人公キャラクタと強敵キャラクタとがバトルする動画を表示部50aに表示する。そして、バトルの最終局面を迎えると、パチンコ遊技機PY1は、SPSPリーチで大当たりとする場合には、
図9(C-1)に示すように、大当たりを示唆するように、主人公キャラクタがバトルに勝利して喜んでいる様子を表示するとともに、大当たりを示唆する態様(所謂ゾロ目)で演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を停止表示する。一方、パチンコ遊技機PY1は、SPSPリーチでハズレとする場合には、
図9(C-2)に示すように、ハズレを示唆するように、強敵キャラクタがバトルに勝利して喜んでいる様子を表示するとともに、リーチハズレを示唆する態様で演出図柄EZ1,EZ2,EZ3を停止表示する。なお、SPSPリーチの演出内容については、適宜に変更することが可能である。
【0086】
ここで、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3が大当たりを示す態様で停止する可能性(「大当たり期待度」ともいう)について説明する。大当たり期待度は、大当たり判定の結果に基づく実行確率によって定められる。例えば、Nリーチの実行確率が、大当たり判定の結果がハズレの場合には10%に設定され、大当たり判定の結果が大当たり当選の場合には100%に設定されている場合、SPリーチの実行確率を、大当たり判定の結果がハズレの場合には4%に設定する一方、大当たり判定の結果が大当たり当選の場合には100%に設定すると、SPリーチに対する大当たり期待度を、Nリーチに対する大当たり期待度よりも高くすることができる。
【0087】
また、例えば、SPリーチの実行確率が、大当たり判定の結果がハズレの場合には4%に設定され、大当たり判定の結果が大当たり当選の場合には100%に設定されている場合、SPSPリーチの実行確率を、大当たり判定の結果がハズレの場合には2%に設定する一方、大当たり判定の結果が大当たり当選の場合には100%に設定すると、SPSPリーチに対する大当たり期待度を、SPリーチに対する大当たり期待度よりも高くすることができる。このように、実行可能な演出に対して、大当たり判定の結果に応じた実行確率を予め設定することで、その演出に対する大当たり期待度を定めることができる。
【0088】
8-3.保留アイコンおよび当該アイコン
パチンコ遊技機PY1は、特
図1保留または特
図2保留の記憶中に、保留アイコンHAを表示部50aに表示することが可能である。保留アイコンHAは、例えば、「〇」のアイコン画像である。また、パチンコ遊技機PY1は、特図の可変表示中に、当該アイコンTAを表示部50aに表示することが可能である。当該アイコンTAは、例えば、保留アイコンHAと同じ「〇」のアイコン画像である。
【0089】
表示部50aの下部には、保留アイコン表示領域50dが設置される。保留アイコン表示領域50dは、
図10(A)に示すように、第1表示領域50d1、第2表示領域50d2、第3表示領域50d3および第4表示領域50d4で構成される。パチンコ遊技機PY1は、特
図1保留数または特
図2保留数に応じて、各表示領域50d1,50d2,50d3,50d4に、保留アイコンHAを表示する。例えば、特
図1保留数が「1」の場合には、第1表示領域50d1に保留アイコンHAが表示され、特
図1保留数が「2」の場合には、第1表示領域50d1と第2表示領域50d2とに保留アイコンHAが表示される。なお、保留アイコン表示領域50dには、特
図1保留数および特
図2保留数の両方が表示されるようにしても良いし、特
図1保留数および特
図2保留数の一方だけが表示されるようにしても良い。また、保留アイコン表示領域50dを構成する表示領域の数については、適宜に変更することが可能である。
【0090】
また、表示部50aの下部であって保留アイコン表示領域50dの近傍には、当該アイコン表示領域50eが設置される。当該アイコン表示領域50eは、
図10(A)に示すように、1つの表示領域からなる当該アイコン表示領域50eで構成される。パチンコ遊技機PY1は、特図の可変表示を開始すると、当該アイコン表示領域50eに、保留アイコンHAと同じまたは異なる当該アイコンTAを表示する。なお、パチンコ遊技機PY1の遊技性を考慮して、当該アイコンTAが表示されないようにしても良い。
【0091】
8-3-1.保留演出
パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第1始動口11または第2始動口12に入賞することに応じて、保留演出を行うことが可能である。保留演出は、例えば、保留アイコンHAが保留アイコン表示領域50dに表示される演出であり、特
図1保留または特
図2保留の数を遊技者に報知するための演出として機能する。
【0092】
パチンコ遊技機PY1は、特図の可変表示が行われておらず、特
図1保留数が「0」のときに遊技球が第1始動口11に入賞すると、
図10(B)に示すように、当該アイコン表示領域50eに当該アイコンTAを表示する。また、パチンコ遊技機PY1は、例えば、特図の可変表示中に2個の遊技球が第1始動口11に入賞すると、
図10(C)に示すように、保留アイコン表示領域50dの第1表示領域50d1と第2表示領域50d2とに保留アイコンHAを表示し、特
図1保留数が「2」であることを遊技者に報知する。また、パチンコ遊技機PY1は、保留アイコン表示領域50dの第1表示領域50d1と第2表示領域50d2とに保留アイコンHAを表示しているときに、新たな特図の可変表示を開始すると、
図10(D)に示すように、保留アイコン表示領域50dの第1表示領域50d1の保留アイコンHAを、当該アイコン表示領域50eに移動して当該アイコンTAとして表示するとともに、保留アイコン表示領域50dの第2表示領域50d2の保留アイコンHAを、第1表示領域50d1に移動して表示し、特
図1保留数が「1」であることを遊技者に報知する。
【0093】
8-4.予告演出
パチンコ遊技機PY1は、特図変動演出における任意のタイミングで予告演出を行うことが可能である。予告演出は、画像表示装置50、スピーカ52、枠ランプ53、盤ランプ54、盤上可動体55k、枠可動体58k、通常ボタン40、特殊ボタン41等が用いられる演出であり、大当たり遊技が行われる可能性を示唆する演出として機能する。
【0094】
8-4-1.可動体演出
パチンコ遊技機PY1は、予告演出として、盤上可動体55kまたは枠可動体58kを用いた可動体演出を行うことが可能である。可動体演出は、例えば、盤上可動体55kや枠可動体58kが動作する演出である。
【0095】
パチンコ遊技機PY1は、特図変動演出における任意のタイミング(例えば、NリーチからSPリーチに発展するタイミング)で、可動体演出を行う。ここでは、盤上可動体55kを用いた可動体演出を例示する。可動体演出は、
図11(A)に示すように、盤上可動体55kが表示部50a上に移動する演出である。パチンコ遊技機PY1は、可動体演出において、表示部50aの盤上可動体55kと重なっていないスペースに、エフェクト画像G4を表示する。可動体演出の後には、
図11(B)に示すように、盤上可動体55kが通常の待機状態(初期位置)に戻り、演出が発展する。
図11(B)は、SPSPリーチに発展した場合を示している。なお、可動体演出における盤上可動体55kの動きについては、適宜に変更することが可能である。
【0096】
8-4-2.操作演出
パチンコ遊技機PY1は、予告演出として、通常ボタン40または特殊ボタン41を用いた操作演出を行うことが可能である。操作演出は、例えば、遊技者が通常ボタン40や特殊ボタン41を操作する演出である。
【0097】
パチンコ遊技機PY1は、特図変動演出における任意のタイミング(例えば、SPリーチ中)で、操作演出を行う。ここでは、通常ボタン40を用いた操作演出を例示する。パチンコ遊技機PY1は、操作演出において、通常ボタン40の押下操作が有効な期間(「ボタン操作有効期間」という)を発生させ、このボタン操作有効期間の発生に伴って、
図12(A)に示すように、通常ボタン40の操作を促す演出(「ボタン操作促進演出」という)を行う。ボタン操作促進演出では、ボタン操作促進画像G3が表示され、ボタン操作促進画像G3は、通常ボタン40を模した通常ボタン画像G31と、通常ボタン40の操作態様(すなわち、押下操作)を表す押下操作画像G32(ここでは、「押せ」の文字画像)と、ボタン操作有効期間の残り時間を表す操作有効期間残り時間画像G33と、で構成される。パチンコ遊技機PY1は、ボタン操作有効期間において通常ボタン40が押下操作されることに応じて、または、ボタン操作有効期間において通常ボタン40が操作されることなくボタン操作有効期間が経過した後、
図12(B)に示すように、ボタン操作促進演出を終了して、操作結果演出を行う。
図12(B)は、操作結果演出として、盤上可動体55kが動作する可動体演出が行われた場合を示している。なお、操作演出の演出内容については、適宜に変更することが可能である。
【0098】
8-4-3.先読み演出
パチンコ遊技機PY1は、予告演出として、先読み判定に基づいた先読み演出を行うことが可能である。先読み演出は、例えば、保留アイコンHAが変化する演出であり、大当たり判定の結果を事前に示唆するための演出として機能する。
【0099】
パチンコ遊技機PY1は、特
図1保留または特
図2保留を記憶することに応じて、先読み演出を行う。ここでは、特
図1保留に対する先読み演出を例示する。パチンコ遊技機PY1は、遊技球が第1始動口11に入球すると、特
図1保留を記憶する際に、特
図1保留に対する先読み判定の結果に基づいて、
図10(C)に示すように、保留アイコン表示領域50dに、保留アイコンHAとして、通常は「〇」のアイコン画像を表示するところを、「☆」のアイコン画像を表示する。なお、先読み演出内容については適宜に変更することが可能である。
【0100】
9.内部構成
次に、パチンコ遊技機PY1の内部構成について
図13~
図16を用いて説明する。
図13は、パチンコ遊技機PY1の制御に関わる部分のブロック図である。
図13に示すように、パチンコ遊技機PY1は、遊技を制御する主制御部100と、演出を実行する演出制御部120と、を具備する。主制御部100と演出制御部120とは、電気的に接続され、演出制御部120は、主に、主制御部100の指示に従って演出を実行する。
【0101】
9-1.主制御部
主制御部100は、遊技制御用マイコン101を具備する。遊技制御用マイコン101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、主に、各種遊技(特図遊技,普図遊技,遊技状態,賞球払出等)を制御する。また、遊技制御用マイコン101は、遊技入力部101a、遊技出力部101bおよび遊技記憶部101cを具備する。遊技入力部101aは、遊技盤1に設けられる入賞装置(第1始動口11,第2始動口12,ゲート13,第1大入賞口14,第2大入賞口15,一般入賞口10等)からの遊技球の入賞情報,初期化スイッチの操作情報,設定変更スイッチの操作情報等を入力する。遊技出力部101bは、遊技の制御に応じて生成される演出用データや演出用コマンドを、演出制御部120やパチンコ遊技機PY1の外部に出力する。遊技記憶部101cは、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)で構成され、遊技内容を選択するためのテーブル,遊技の制御に応じて生成される遊技データ(特
図1保留,特
図2保留,普図保留等)等を記憶する。
【0102】
各種遊技は、主に、遊技入力部101aが入力した入賞情報および操作情報に基づいて制御される。遊技制御用マイコン101は、遊技記憶部101cに記憶されたテーブルや遊技データを用いて、各種遊技を制御する。
【0103】
9-2.テーブル
遊技制御用マイコン101は、遊技を制御するにあたって様々な選択を行うことが可能である。選択に際しては、遊技記憶部101cに記憶されているテーブルが参照される。遊技記憶部101cには、以下に示すテーブルが記憶される。
【0104】
9-2-1.変動パターン判定テーブル
遊技記憶部101cには、
図14に示す変動パターン判定テーブル103a1が記憶される。変動パターン判定テーブル103a1は、変動パターンの種類を選択する際に参照されるテーブルである。遊技制御用マイコン101は、大当たり判定の結果に基づく第1特図または第2特図の可変表示を行う際に、変動パターン判定テーブル103a1を参照して、変動パターンの種類を選択する。
【0105】
遊技制御用マイコン101は、
図14に示すように、遊技状態,始動口の種類,大当たり判定の結果,リーチ判定の結果,特図保留数等に基づいて、変動パターンの種類を選択する。リーチ判定は、特図の可変表示中に、前述のリーチ演出(Nリーチ,SPリーチ,SPSPリーチ)を行わせるか否かを判定するものであり、リーチ演出を行わせる場合にはリーチ有りとし、リーチ演出を行わせない場合にはリーチ無しとする。遊技制御用マイコン101は、変動パターンとして、「THP001」~「THP002」、「THP011」~「THP013」および「THP021」~「THP022」の7種類の変動パターンの何れか1つを選択することが可能である。遊技制御用マイコン101は、選択した変動パターンに応じた可変表示の態様(可変表示の時間)で第1特図または第2特図の可変表示を行う。なお、変動パターンの種類については、適宜に変更することが可能である。
【0106】
ここで、各変動パターンの役割について説明する。前述したように、特図の可変表示中には、特図変動演出が行われる。特図変動演出では、単数または複数の演出で構成される演出フローが実行されるが、各変動パターンは、特図の可変表示時間および特図変動演出で実行される演出フローに対応付けられる。例えば、
図14に示すように、「THP001」および「THP011」は、特図の可変表示の時間が120000msであって「通常変動」→「リーチ」→「Nリーチ」→「SPリーチ」→「SPSPリーチ」で構成される演出フローに対応付けられ、「THP002」および「THP012」は、特図の可変表示の時間が100000msであって「通常変動」→「リーチ」→「Nリーチ」→「SPリーチ」で構成される演出フローに対応付けられ、「THP013」は、特図の可変表示の時間が20000msであって「通常変動」→「リーチ」→「Nリーチ」で構成される演出フローに対応付けられ、「THP021」および「THP022」は、特図の可変表示の時間が13000msまたは2000msであって「通常変動」のみで構成される演出フローに対応付けられる。このように、遊技制御用マイコン101が選択した変動パターンの種類に応じて、特図変動演出の時間および特図変動演出で実行される演出を異ならせている。
【0107】
「THP001」は、大当たり判定の結果が大当たり当選の場合に選択され、演出フローの最後が「SPSPリーチ」であるため、「THP001」を「SPSP大当たり変動」という。また、「THP002」は、大当たり判定の結果が大当たり当選の場合に選択され、演出フローの最後が「SPリーチ」であるため、「THP002」を、「SP大当たり変動」という。また、「THP011」は、大当たり判定の結果がハズレの場合に選択され、演出フローの最後が「SPSPリーチ」であるため、「THP011」を「SPSPハズレ変動」という。また、「THP012」は、大当たり判定の結果がハズレの場合に選択され、演出フローの最後が「SPリーチ」であるため、「THP012」を「SPハズレ変動」という。また、「THP013」は、大当たり判定の結果がハズレの場合に選択され、演出フローの最後が「Nリーチ」であるため、「THP013」を「Nハズレ変動」という。また、「THP021」および「THP022」は、大当たり判定の結果がハズレの場合に選択され、演出フローの最後が「通常変動」であるため、「THP021」および「THP022」を「通常ハズレ変動」という。なお、変動パターンの選択割合については、パチンコ遊技機PY1の遊技性を考慮して、適宜に設定することが可能である。
【0108】
9-2-2.先読み判定テーブル
遊技記憶部101cには、
図15に示す先読み判定テーブル103b1が記憶される。先読み判定テーブル103b1は、先読みパターンの種類を選択する際に参照されるテーブルである。遊技制御用マイコン101は、大当たり判定を受けるための権利が取得された場合に、先読み判定テーブル103b1を参照して、先読みパターンの種類を選択する。
図15に示す図は、先読み判定テーブル103b1である。
【0109】
遊技制御用マイコン101は、
図15に示すように、遊技状態,始動口の種類,先読み判定の結果等に基づいて、先読みパターンの種類を選択する。遊技制御用マイコン101は、先読みパターンとして、「SHP001」~「SHP003」の3種類の先読みパターンの何れか1つを選択することが可能である。なお、先読みパターンの種類については、適宜に変更することが可能である。
【0110】
「SHP001」は、先読み判定の結果が先読み当選の場合に選択されるため、「SHP001」を「大当たり先読みパターン」という。また、「SHP002」は、先読み判定の結果が先読み非当選の場合に選択され、変動パターン事前判定の結果がリーチ有りの変動パターン(「THP011」~「THP013」)であるため、「SHP002」を「リーチハズレ先読みパターン」という。また、「SHP003」は、先読み判定の結果が先読み非当選の場合に選択され、変動パターン事前判定の結果がリーチ無しの変動パターン(「THP021」~「THP022」)であるため、「SHP003」を「通常ハズレ先読みパターン」という。
【0111】
9-2-3.図柄判定テーブル
遊技記憶部101cには、
図16に示す図柄判定テーブル103c1が記憶される。図柄判定テーブル103c1は、第1特図および第2特図の停止図柄の種類を選択する際に参照されるテーブルである。遊技制御用マイコン101は、大当たり判定が行われた場合に、図柄判定テーブル103c1を参照して、第1特図および第2特図の停止図柄の種類を選択する。
図16に示す図は、図柄判定テーブル103c1である。
【0112】
遊技制御用マイコン101は、
図16に示すように、始動口の種類,大当たり判定の結果等に基づいて、第1特図および第2特図の停止図柄の種類を選択する。遊技制御用マイコン101は、停止図柄の種類として、「大当たりWα図柄」,「大当たりXα図柄」,「大当たりYα図柄」,「大当たりZα図柄」,「小当たり図柄」,「ハズレA図柄」,「ハズレB図柄」の7種類の停止図柄の何れか1つを選択することが可能である。遊技制御用マイコン101は、選択した停止図柄に応じた態様で第1特図または第2特図の停止表示を行う。なお、停止図柄の種類については、適宜に変更することが可能である。
【0113】
ここで、各停止図柄の役割について説明する。前述したように、特図の停止表示後には、大当たり遊技が行われるときと、小当たり遊技が行われるときと、時短状態になるときと、何も行われずにハズレとなるときと、がある。大当たり遊技の種類は4種類(「大当たり遊技Wα」,「大当たり遊技Xα」,「大当たり遊技Yα」,「大当たり遊技Zα」)あり、小当たり遊技の種類は1種類あり、ハズレの種類は2種類(前述の特定のハズレ,単なるハズレ)あるが、各停止図柄は、大当たり遊技の種類、小当たり遊技の種類およびハズレの種類に対応付けられる。例えば、
図16に示すように、「大当たりWα図柄」は「大当たり遊技Wα」に対応付けられ、「大当たりXα図柄」は「大当たり遊技Xα」に対応付けられ、「大当たりYα図柄」は「大当たり遊技Yα」に対応付けられ、「大当たりZα図柄」は「大当たり遊技Zα」に対応付けられ、「小当たり図柄」は小当たり遊技に対応付けられ、「ハズレA図柄」は何も行われない単なるハズレに対応付けられ、「ハズレB図柄」は時短状態に対応付けられる。このように、遊技制御用マイコン101が選択した停止図柄の種類に応じて、実行する大当たり遊技の種類、小当たり遊技の種類およびハズレの種類(時短状態にするか否か)を異ならせている。
【0114】
「大当たりWα図柄」および「大当たりYα図柄」は、その後に高確率状態になる大当たり遊技が行われる場合に選択されるため、「大当たりWα図柄」および「大当たりYα図柄」を「確変図柄」ということがある。また、「大当たりXα図柄」および「大当たりZα図柄」は、その後に通常確率状態になる大当たり遊技が行われる場合に決定されるため、「大当たりXα図柄」および「大当たりZα図柄」を「通常図柄」ということがある。また、「ハズレA図柄」は、その後に何も行われない単なるハズレの場合に決定されるため、「ハズレA図柄」を「通常ハズレ図柄」ということがある。また、「ハズレB図柄」は、その後に時短状態になる特定のハズレの場合に決定されるため、「ハズレB図柄」を「ハズレ時短図柄」ということがある。なお、停止図柄の選択割合については、パチンコ遊技機PY1の遊技性を考慮して、適宜に設定することが可能である。
【0115】
9-3.コマンド
遊技制御用マイコン101は、遊技の制御に応じて生成された演出用コマンドを、遊技出力部101bを介して、演出制御部120に出力することが可能である。遊技制御用マイコン101は、以下に示すコマンドを生成することが可能である。
【0116】
9-3-1.入賞コマンド
入賞コマンドは、遊技球の各種入賞装置(第1始動口11,第2始動口12,ゲート13,第1大入賞口14,第2大入賞口15,一般入賞口10等)への入賞に関連して生成される。入賞コマンドとして、遊技球が第1始動口11に入賞することによって生成される第1始動口コマンド,遊技球が第2始動口12に入賞することによって生成される第2始動口コマンド,遊技球がゲート13を通過することによって生成されるゲートコマンド,遊技球が第1大入賞口14に入賞することによって生成される第1大入賞口コマンド,遊技球が第2大入賞口15に入賞することによって生成される第1大入賞口コマンド,遊技球が一般入賞口10に入賞することによって生成される一般入賞口コマンド等がある。
【0117】
9-3-2.特図コマンド
特図コマンドは、第1特図および第2特図の動作に関連して生成される。特図コマンドとして、特図の変動パターンが決定されることによって生成される特図変動パターンコマンド,特図の停止図柄が決定されることによって生成される特図停止図柄コマンド,特図の可変表示の開始によって生成される特図開始コマンド,特図の停止表示によって生成される特図確定コマンド等がある。
【0118】
9-3-3.普図コマンド
普図コマンドは、普図の動作に関連して生成される。普図コマンドとして、普図の可変表示の開始によって生成される普図開始コマンド,普図の停止表示によって生成される普図確定コマンド等がある。
【0119】
9-3-4.保留コマンド
保留コマンドは、特
図1保留、特
図2保留および普図保留の保留数の増減に関連して生成される、保留コマンドとして、特
図1保留数の増加によって生成される特
図1保留増加コマンド,特
図1保留数の減少によって生成される特
図1保留減少コマンド,特
図2保留数の増加によって生成される特
図2保留増加コマンド,特
図2保留数の減少によって生成される特
図2保留減少コマンド,普図保留数の増加によって生成される普図保留増加コマンド,普図保留数の減少によって生成される普図保留減少コマンド等がある。
【0120】
9-3-5.大当たり遊技コマンド
大当たり遊技コマンドは、大当たり遊技の動作に関連して生成される。大当たり遊技コマンドとして、OPの開始によって生成されるOPコマンド,各ラウンド遊技の開始によって生成されるラウンドコマンド,EDの開始によって生成されるEDコマンド等がある。
【0121】
9-3-6.小当たり遊技コマンド
小当たり遊技コマンドは、小当たり遊技の動作に関連して生成される。小当たり遊技コマンドとして、開放前ITの開始によって生成される開放前ITコマンド,開放後ITの開始によって生成される開放後ITコマンド等がある。
【0122】
9-3-7.補助遊技コマンド
補助遊技コマンドは、補助遊技の動作に関連して生成される。補助遊技コマンドとして、補助遊技の開始によって生成される補助遊技開始コマンド等がある。
【0123】
9-3-8.遊技状態コマンド
遊技状態コマンドは、現在の遊技状態に関連して生成される。遊技状態コマンドとして、遊技状態が通常確率状態であることによって生成される通常確率コマンド,遊技状態が高確率状態であることによって生成される高確率コマンド,遊技状態が非時短状態であることによって生成される非時短コマンド,遊技状態が時短状態であることによって生成される時短コマンド,遊技状態が大当たり遊技状態であることによって生成される大当たりコマンド等がある。
【0124】
9-4.演出制御部
演出制御部120は、演出制御用マイコン121を具備する。演出制御用マイコン121は、例えば、CPUを含んで構成され、主に、各種演出(演出モード,特図変動演出,保留演出,予告演出等)を実行する。また、演出制御用マイコン121は、演出入力部121aおよび演出記憶部121bを具備する。演出入力部121aは、主制御部100から出力された演出用コマンド,通常ボタン40の操作情報,特殊ボタン41の操作情報等を入力する。演出記憶部121bは、例えば、ROMやRAMで構成され、予告演出等を選択するためのテーブル,演出の実行に応じて生成される演出データ等を記憶する。
【0125】
各種演出は、主に、演出入力部121aが入力した演出用コマンドおよび操作情報に基づいて実行される。演出制御用マイコン121は、演出記憶部121bに記憶されたテーブルや演出データを参照して、各種演出を実行する。
【0126】
<第1実施形態>
以下、第1実施形態を説明する。特に述べない限り、上述の基本実施形態のパチンコ遊技機PY1が第1実施形態にも適用される。
【0127】
1.演出
最初に、第1実施形態(以下、単に実施形態ともいう)のパチンコ遊技機PY1の演出について
図17~
図21を用いて説明する。本実施形態の演出には、上述した演出の他に、「第1可動体演出」および「発展演出」がある。第1可動体演出は、盤左可動体57L、盤下可動体57Cおよび盤右可動体57Rを用いた演出である。一方、発展演出は、盤上可動体55kを用いた第2可動体演出と画像(後述するキャラ画像G120)を用いた画像演出とを組み合わせた演出になっている。
【0128】
第1可動体演出について説明する。上述したように第1可動体演出は、盤左可動体57L、盤下可動体57Cおよび盤右可動体57Rを用いた演出である。矩形板状の盤左可動体57Lは、2つの位置(待機位置および動作位置)の間を移動可能である。盤左可動体57Lの待機位置とは、
図17に破線で示す盤左可動体57Lの位置である。すなわち、盤左可動体57Lの右端が表示部50aの左端と重なり、盤左可動体57L全体が表示部50aの左方、且つ遊技盤1の奥側に隠れる位置である。それに対し、盤左可動体57Lの動作位置とは、
図18に実線で示す盤左可動体57Lの位置であり、盤左可動体57L全体が表示部50aの左部に出現する位置である。
【0129】
矩形板状の盤下可動体57Cもまた、盤左可動体57Lと同じく、2つの位置(待機位置および動作位置)の間を移動可能である。盤下可動体57Cの待機位置とは、
図17に破線で示す盤下可動体57Cの位置であり、盤下可動体57Cの上端が表示部50aの下端と重なり、盤下可動体57C全体が表示部50aの下方、且つ遊技盤1の奥側に隠れる位置である。それに対し、盤下可動体57Cの動作位置とは、
図18に実線で示す盤下可動体57Cの位置であり、盤下可動体57C全体が表示部50aの下部に出現する位置である。
【0130】
矩形板状の盤右可動体57Rもまた、盤左可動体57Lや盤下可動体57Cと同じく、2つの位置(待機位置および動作位置)の間を移動可能である。盤右可動体57Rの待機位置とは、
図17に破線で示す盤右可動体57Rの位置であり、盤右可動体57Rの左端が表示部50aの右端と重なり、盤右可動体57R全体が表示部50aの右方、且つ遊技盤1の奥側に隠れる位置である。それに対し、盤右可動体57Rの動作位置とは、
図18に実線で示す盤右可動体57Rの位置であり、盤右可動体57R全体が表示部50aの右部に出現する位置である。
【0131】
この第1可動体演出では、3つの可動体(盤左可動体57L、盤下可動体57Cおよび盤右可動体57R)が待機位置から動作位置に同時に移動して、第1停止期間(具体的には5秒間)動作位置で停止した後、動作位置から待機位置に移動する。このように第1可動体演出は、3つの可動体(盤左可動体57L、盤下可動体57Cおよび盤右可動体57R)が待機位置と動作位置との間を1往復、移動する内容になっている。
【0132】
また、第1可動体演出では、3つの可動体(盤左可動体57L、盤下可動体57Cおよび盤右可動体57R)が動作位置で停止している場合には、盤左可動体57L上の視認可能な位置に配置された3つの発光部、盤下可動体57C上の5つの発光部、および、盤右可動体57R上の3つの発光部が発光する。
【0133】
本実施形態で第1可動体演出は、Nリーチ後、且つSPリーチ前に実行可能となっている。SPリーチ前に第1可動体演出が行われた場合、遊技者の注目が表示部50aに集まり易い。よって、その後の表示部50a上でのSPリーチの実行にも遊技者を引き続き注目させることが可能となっている。
【0134】
次に、発展演出の第2可動体演出について説明する。この第2可動体演出は、
図2に示す遊技盤1に配置された盤上可動体55kを用いた演出である。この盤上可動体55kは、2つの位置(待機位置および動作位置)の間を移動可能である。待機位置とは、
図2の実線および
図19(A)に示す盤上可動体55kの位置であり、盤上可動体55kの下端が表示部50aの上端の直上にあるときの盤上可動体55kの位置である。それに対し、動作位置とは、
図19(B)に示す盤上可動体55kの位置であり、盤上可動体55kが表示部50aの下側の部分と重なるときの盤上可動体55kの位置である。詳細には、盤上可動体55kの下端が表示部50aの上端から下方向に第1距離D1(具体的には18cm)だけ下降したときの盤上可動体55kの位置である(
図19(B)参照)。
【0135】
発展演出における第2可動体演出では、盤上可動体55kが待機位置から動作位置に移動(下降)して、第2停止期間(具体的には3秒間)動作位置で停止した後、動作位置から待機位置に移動(上昇)する。このように第2可動体演出は、盤上可動体55kが待機位置と動作位置との間を1往復、移動する内容になっている。
【0136】
また、第2可動体演出では、移動後の盤上可動体55kが動作位置で停止している場合、盤上可動体55k上の視認可能な位置に配置された第1発光部56A、第2発光部56B、第3発光部56Cおよび第4発光部56Dが発光する。具体的に、盤上可動体55kが待機位置にある場合には、盤上可動体55k上の第1発光部56A、第2発光部56B、第3発光部56Cおよび第4発光部56Dがいずれも消灯している。よって、その場合には、それら第1発光部56A、第2発光部56B、第3発光部56Cおよび第4発光部56Dに何も表示されない。それに対し、盤上可動体55kが動作位置で停止している場合には、第1発光部56A、第2発光部56B、第3発光部56Cおよび第4発光部56Dがいずれも点灯態様で発光する。
図19(C)に示すように、盤上可動体55kが動作位置で停止しているときの第1発光部56Aには文字「L」が点灯態様で表示される。同じように、盤上可動体55kが動作位置で停止しているときの第2発光部56Bには文字「O」、第3発光部56Cには文字「L」、そして、第4発光部56Dには文字「O」がそれぞれ点灯態様で表示される。かくして、盤上可動体55kが動作位置で停止しているときには、その盤上可動体55k上にパチンコ遊技機PY1の演出上のモチーフ(主人公)である「LOLO(ロロ)」の名前が表示される。
【0137】
また、第2可動体演出の実行中、盤上可動体55kが待機位置から動作位置に移動(下降)する場合に、盤上可動体55kは第1移動速度V1で移動する。本実施形態で、盤上可動体55kは、待機位置から動作位置に移動(具体的には上記第1距離D1を移動)するのに第1移動時間T1(具体的には1.0秒)を要する。よって、第1移動速度V1は、第1距離D1を第1移動時間T1で割った商(0.18m/s)である。
【0138】
一方、第2可動体演出の実行中、盤上可動体55kが動作位置から待機位置に移動(上昇)する場合に、盤上可動体55kは第2移動速度V2で移動する。本実施形態で、盤上可動体55kは、動作位置から待機位置に移動(具体的には上記第1距離D1を移動)するのに第2移動時間T2(具体的には3.0秒)を要する。よって、第2移動速度V2は、第1距離D1を第2移動時間T2で割った商(0.06m/s)である。
【0139】
以上により、本実施形態では、第1移動速度V1の方が第2移動速度V2よりも速くなっており(V1>V2)、動作位置から待機位置に移動(上昇)するよりも待機位置から動作位置に移動する方が、より素早い動きで盤上可動体55kが移動する。
【0140】
次に、発展演出の画像演出について説明する。この画像演出では、
図19(B)に示すキャラ画像G120を用いる。このキャラ画像G120は、パチンコ遊技機PY1の演出上のモチーフ(主人公)である「LOLO(ロロ)」の頭部を模した、立体性が高く全体的に金色の非搭載模型の3次元撮影画像からなる。
【0141】
上述したように、本パチンコ遊技機PY1の表示部50aの周囲には、複数の可動体が配置されている。具体的には、表示部50aの左方には盤左可動体57L、表示部50aの下方には盤下可動体57C、表示部50aの右方には盤右可動体57Rがそれぞれ遊技盤1の裏側に配置されている。そのため、仮に奥行き方向に厚みのある可動体を遊技者の注目を集め易い表示部50aの前方に出現させようと、その可動体の待機位置を表示部50aの周囲に設けることは困難である。それは、例えば既にある各可動体57L、57C、57Rとの衝突や干渉の虞があるためである。そこで、本パチンコ遊技機PY1では、「LOLO(ロロ)」の頭部を模した可動体を遊技盤1に搭載しないで、3次元撮影画像からなるキャラ画像G120を用いている。
【0142】
3次元撮影画像は、演出制御部120の上記演出記憶部(具体的にはCGROM等)121bに記憶された3次元撮影画像データに基づいて表示部50aに表示可能である。3次元撮影画像データは、例えば
図20に示すように、所定の照明装置303が点灯している部屋にてグリーンスクリーン300を背景に3Dカメラ301を用いて非搭載模型(造形物)を静止画で撮影し、当該静止画に対して適切にクロマキー合成を行って生成したデータである。
【0143】
キャラ画像G120は、2つの画像(左側画像G120Lおよび右側画像G120R)からなる。左側画像G120Lは、上記非搭載模型の3次元撮影画像の左右方向中央で分断(2分割)した、左半分に該当する部分画像からなり、右側画像G120Rはその右半分に該当する部分画像からなる。
【0144】
画像演出は、上述した左側画像G120Lおよび右側画像G120Rが表示部50a上を移動して、これら左側画像G120Lおよび右側画像G120Rが表示部50a上で統合してキャラ画像G120が完成する演出である。具体的には、発展演出の実行開始に伴って、表示部50aの左端から左側画像G120Lの右縁が、表示部50の右端から右側画像G120Rの左縁がそれぞれ出現する。そして、
図21(A)に示すように、表示部50aの左端から出現した左側画像G120Lは、その右縁を先頭にして表示部50aの左右方向中央に向かって右方向に移動する。この移動に伴って、左側画像G120Lが表示部50aに徐々に出現する。一方、表示部50aの右端から出現した右側画像G120Rもまた、
図21(A)に示すように、右側画像G120Rの左縁を先頭にして表示部50aの左右方向中央に向かって左方向に移動する。この移動に伴って、右側画像G120Rが表示部50aに徐々に出現する。
【0145】
上記移動によって、左側画像G120Lの右端、および、右側画像G120Rの左端が表示部50aの左右方向中央にそれぞれ達し、これら左側画像G120Lの右端と右側画像G120Rの左端とが隣接する。そして、左側画像G120Lおよび右側画像G120Rが表示部50aの中央にて統合する。これにより、
図21(B)に示すように、表示部50aの中央でギャラ画像G120が完成する。なお、このときの左側画像G120Lの位置を第1表示位置、右側画像G120Rの位置を第2表示位置とする。
【0146】
画像演出の実行中、左側画像G120Lおよび右側画像G120Rはいずれも第3移動速度V3で移動する。本実施形態では、遊技者が視認可能な表示部50aの左端から左右方向中央までの距離、ならびに、表示部50aの右端から左右方向中央までの距離がいずれも第2距離D2(具体的には15cm)になっている。また、左側画像G120Lおよび右側画像G120Rは、表示部50aに出現後、表示部50aの中央位置に移動(具体的には上記第2距離D2を移動)するのに第3移動時間T3(具体的には0.1秒)を要する。よって、左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの第3移動速度V3は、第2距離D2を第3移動時間T3で割った商(1.5m/s)である。
【0147】
上記第3移動速度V3は、第2可動体演出における盤上可動体55kの第1移動速度V1および第2移動速度V2よりも速い(V3>V1,V2)。
【0148】
本実施形態の盤上可動体55kの駆動には、図示しない駆動用モータが用いられる。そのため、盤上可動体55kの駆動時の移動速度(第1移動速度V1,第2移動速度V2)は駆動用モータの性能が許容する速度になっている。なお、仮に第1移動速度V1や第2移動速度V2を駆動用モータの性能が許容する最速のものとした場合には、盤上可動体55kを用いた第2可動体演出の実行に不具合が生じてしまう虞がある。そこで、本実施形態では、例えば盤上可動体55kの重量や、第1移動距離D1の大きさや、移動後に動作位置(または待機位置)に停止させる駆動機構の能力等に鑑みて、第1移動速度V1および第2移動速度V2にしている。
【0149】
それに対し、画像演出の実行中に、表示部50a上を移動する左側画像G120Lおよび右側画像G120Rは、本パチンコ遊技機PY1には実在しない構造物(模型)を摸した画像である。そのため、第2可動体演出における盤上可動体55kとは異なり、表示部50a上を移動する左側画像G120Lおよび右側画像G120Rを自由に表示することができる。そこで、本実施形態では、左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの移動速度として、盤上可動体55kに用いる駆動用モータでは実現し難い程度に速い第3移動速度V3としている。
【0150】
かくして、第2可動体演出の実行中における盤上可動体55kよりも、画像演出における左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの方がより素早く移動する。よって、可動体演出の実行中における盤上可動体55kよりも、画像演出の実行中における左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの方が素早い動きであることを遊技者に実感させることが可能であり、第2可動体演出の実行よりも画像演出の方がキレのある演出であると遊技者に印象付けることが可能となっている。
【0151】
しかも、画像演出中の左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの第3移動速度V3は、第2距離D2の移動中、一定になっている。よって、画像演出にて移動する左側画像G120Lおよび右側画像G120Rを画一的な動きであることを遊技者に印象付けることも可能となっている。
【0152】
本実施形態の発展演出は、特図変動演出の実行中、SPリーチからSPSPリーチに発展する場合に、そのSPリーチの実行後、且つ、SPSPリーチの実行前に行われる演出である。
【0153】
この発展演出は、上述の第2可動体演出の実行、および、画像演出の実行を組み合わせた複合演出になっている。発展演出の実行の開始とともに、画像演出の実行が開始される。具体的には、画像演出の実行の開始とともに、左側画像G120Lの右端が表示部50aの左端から、右側画像G120Rの左端が表示部50aの右端からそれぞれ出現する。なお、左側画像G120Lも右側画像G120Rも、移動速度を一定(第3移動速度V3)に保ちながら、表示部50aの中央に移動する。そして、左側画像G120Lの右端と右側画像G120Rの左端とが統合して、キャラ画像G120が完成する。このとき、左側画像G120Lと右側画像G120Rとの間に隙間が生じることもなく、左側画像G120Lと右側画像G120Rとが上下方向に寸分のずれもなく隣接することになる。このようなキャラ画像G120の完成によって、あたかもキャラ画像G120をモチーフとした本物の可動体が出現したかのように遊技者を驚かせることが可能となっている。しかも、キャラ画像G120が瞬時に完成するため、遊技者の意表を突いた画像演出とすることが可能となっている。さらに、本パチンコ遊技機PY1の主人公キャラが表示部50a上に登場したことによって、遊技者を興奮させることが可能となっている。
【0154】
キャラ画像G120が完成したら、続いて第2可動体演出の実行が開始される。具体的には、盤上可動体55kが待機位置から動作位置に移動を開始する。このとき、盤上可動体55kは上述した第1移動速度V1で移動する。この第1移動速度V1は、キャラ画像G120をなす左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの第3移動速度V3よりも遅いため、遊技者は、移動中の盤上可動体55kを目で追うことが可能となっている。
【0155】
移動によって盤上可動体55kが動作位置に達したら、盤上可動体55kの第1発光部56A、第2発光部56B、第3発光部56Cおよび第4発光部56Dがいずれも発光を開始する。発光によって、第1発光部56Aには文字「L」、第2発光部56Bには文字「O」、第3発光部56Cには文字「L」、第4発光部56Dには文字「O」が表示される。これにより、盤上可動体55kには主人公キャラの名前(「LOLO」)が遊技者に向けて表示される。そのため、先に完成したキャラ画像G120が主人公キャラであることを遊技者に確信させることが可能となっている。
【0156】
盤上可動体55kが動作位置に達してから上記第2停止期間(3秒間)経過後、各発光部56A,56B,56C,56Dの発光が終了する。そして、盤上可動体55kが動作位置から待機位置に移動を開始する。このとき、盤上可動体55kは上述の第2移動速度V2で移動する。この第2移動速度V2は、キャラ画像G120をなす左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの移動速度V3よりも遅く、盤上可動体55kが待機位置から動作位置に移動するときの第1移動速度V1よりも遅いため、遊技者は、移動中の盤上可動体55kを目で追うことが可能となっている。
【0157】
また、盤上可動体55kが動作位置から待機位置に移動を開始したときに、キャラ画像G120が表示部50a上から消える。このため、遊技者は発展演出が終了することを把握可能となっている。
【0158】
盤上可動体55kが待機位置に達したところで、発展演出の実行が終了する。なお、発展演出の実行の終了に続き、
図19(C)に示すSPSPリーチの実行が開始される。
【0159】
<第1実施形態の効果>
以下、第1実施形態で説明したパチンコ遊技機PY1の効果について説明する。
【0160】
(1)発展演出の第2可動体演出において盤上可動体55kが待機位置から動作位置に移動するときの第1移動速度V1よりも、画像演出においてキャラ画像G120をなす左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの第3移動速度V3の方が速い。そのため、表示部50a上の左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの方が盤上可動体55kよりも素早い動きであるので、キャラ画像G120を用いたキレのある画像演出を遊技者に印象付けることが可能となっている。
【0161】
(2)また、表示部50aの中央位置にあるキャラ画像G120と動作位置にある盤上可動体55kとを組み合わせた発展演出を実行可能である。そのため、そのような発展演出が実行された場合には、相対的に素早い移動を伴う画像演出と、相対的に遅い移動を伴う第2可動体演出とを遊技者にそれぞれ示すことが可能であり、メリハリの利いた複合演出を遊技者に楽しませることが可能となっている。
【0162】
(3)また、キャラ画像G120が素早く統合されることを遊技者に印象付けることが可能となっている。
【0163】
<基本実施形態および第1実施形態の変更例>
以下、基本実施形態または第1実施形態で説明したパチンコ遊技機PY1の変更例について説明する。勿論、変更例に係る構成同士を適宜組み合わせて構成してもよい。また、上記形態および下記変更例中の技術的特徴は、本明細書において必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
【0164】
<第2実施形態>
以下、第2実施形態を説明する。特に述べない限り、上述の基本実施形態或いは第1実施形態のパチンコ遊技機PY1が第2実施形態にも適用される。第1実施形態に係る遊技機では、キャラ画像G120とは見た目が異なる盤上可動体55kを用いた第2可動体演出が実行可能な構成とした。それに対し、第2実施形態では、キャラ画像G120と見た目が同じである可動体を用いた第2可動体演出が実行可能な構成とした。
【0165】
第2実施形態のパチンコ遊技機PY1の演出について
図22~
図24を用いて説明する。本第2実施形態の演出には、第1実施形態と同じく発展演出はあるけれども、第1可動体演出はない。但し、本第2実施形態の発展演出は、盤上可動体55kに代えて盤可動体400を用いた第2可動体演出と、キャラ画像G120を用いた画像演出とを組み合わせた演出になっている点で、第1実施形態とは異なる。
【0166】
第2可動体演出は、盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rを用いた演出である。盤左可動体400Lは、第1実施形態の左側画像G120Lと正面視で見た目が同じ意匠(デザイン)の構造物である。また、盤右可動体400Rは、第1実施形態の右側画像G120Rと正面視で見た目が同じ意匠の構造物である。そして、後述の左側動作位置にある盤左可動体400Lと、後述の右側動作位置にある盤右可動体400Rとが合体(統合)してなる盤可動体400は、上述のキャラ画像G120と同様、本パチンコ遊技機PY1の演出上のモチーフ(主人公)の頭部を摸した構造物である。
【0167】
盤左可動体400Lは、2つの位置(左側待機位置および左側動作位置)の間を移動可能である。盤左可動体400Lの左側待機位置とは、盤左可動体400Lの右端が表示部50aの左端と重なり、盤左可動体400L全体が表示部50aの左方、且つ遊技盤1の奥側に隠れる位置である。それに対し、盤左可動体400Lの左側動作位置とは、
図23(B)に示す盤左可動体400Lの位置であり、盤左可動体400Lの右端が表示部50aの左右方向中央に位置し、盤左可動体400L全体が表示部50aの左部に出現する位置である。
【0168】
盤右可動体400Rもまた、盤左可動体400Lと同様、2つの位置(右側待機位置および右側動作位置)の間を移動可能である。盤右可動体400Rの右側待機位置とは、盤右可動体400Rの左端が表示部50aの右端と重なり、盤右可動体400R全体が表示部50aの右方、且つ遊技盤1の奥側に隠れる位置である。それに対し、盤右可動体400Rの右側動作位置とは、
図23(B)に示す盤右可動体400Rの位置であり、盤右可動体400Rの左端が表示部50aの左右方向中央に位置し、盤右可動体400R全体が表示部50aの右部に出現する位置である。
【0169】
この第2可動体演出では、2つの可動体(盤左可動体400Lおよび盤右可動体400R)が待機位置から動作位置に同時に移動して、第3停止期間(具体的には3秒間)動作位置で停止した後、動作位置から待機位置に移動する。このように第2可動体演出は、2つの可動体(盤左可動体400Lおよび盤右可動体400R)が待機位置と動作位置との間を1往復、移動する内容になっている。
【0170】
また、第2可動体演出の実行中、
図23に示すように盤左可動体400Lが左側待機位置から左側動作位置に移動する場合に、その盤左可動体400Lは第4移動速度V4で移動する。本第2実施形態で、盤左可動体400Lは、左側待機位置から左側動作位置に移動(具体的には上記第2距離D2を移動)するのに第4移動時間T4(具体的には1.0秒)を要する。よって、第4移動速度V4は、第2距離D2を第4移動時間T4で割った商(0.15m/s)である。この第4移動速度V4は、同じ発展演出の画像演出における左側画像G120Lの第3移動速度V3よりも遅い。
【0171】
一方、第2可動体演出の実行中、盤左可動体400Lが左側動作位置から左側待機位置に移動する場合に、その盤左可動体400Lは第5移動速度V5で移動する。本第2実施形態で、盤左可動体400Lは、左側動作位置から左側待機位置に移動(具体的には上記第2距離D2を移動)するのに第5移動時間T5(具体的には3.0秒)を要する。よって、第5移動速度V5は、第2距離D2を第2移動時間T2で割った商(0.05m/s)である。この第5移動速度V5は、画像演出における左側画像G120Lの第3移動速度V3よりも遅い。
【0172】
以上により、本第2実施形態では、第4移動速度V4の方が第5移動速度V5よりも速くなっており(V4>V5)、左側動作位置から左側待機位置に移動するよりも左側待機位置から左側動作位置に移動する方が、より素早い動きで盤左可動体400Lが移動する。しかし、第2可動体演出の実行中における盤左可動体400Lよりも、画像演出における左側画像G120Lの方がより素早く移動する。よって、第2可動体演出の実行中における盤左可動体400Lよりも、画像演出の実行中における左側画像G120Lの方が素早い動きであることを遊技者に実感させることが可能であり、第2可動体演出の実行よりも画像演出の方がキレのある演出であると遊技者に印象付けることが可能となっている。
【0173】
また、本第2実施形態では、第2可動体演出の実行中、
図23に示すように盤右可動体400Rが右側待機位置から右側動作位置に移動する場合に、その盤右可動体400Rは上記第4移動速度V4で移動する。本第2実施形態で、盤右可動体400Rは、右側待機位置から右側動作位置に移動(具体的には上記第2距離D2を移動)するのに上記第4移動時間T4を要する。
【0174】
一方、第2可動体演出の実行中、盤右可動体400Rが右側動作位置から右側待機位置に移動する場合に、その盤右可動体400Rは上記第5移動速度V5で移動する。本第2実施形態で、盤右可動体400Rは、右側動作位置から右側待機位置に移動(具体的には上記第2距離D2を移動)するのに上記第5移動時間T5を要する。
【0175】
以上により、本第2実施形態では、盤右可動体400Rにおいても、盤左可動体400Lと同様、第4移動速度V4の方が第5移動速度V5よりも速くなっており(V4>V5)、右側動作位置から右側待機位置に移動するよりも右側待機位置から右側動作位置に移動する方が、より素早い動きで盤右可動体400Rが移動する。しかし、第2可動体演出の実行中における盤右可動体400Rよりも、画像演出における右側画像G120Rの方がより素早く移動する。よって、第2可動体演出の実行中における盤右可動体400Rよりも、画像演出の実行中における右側画像G120Rの方が素早い動きであることを遊技者に実感させることが可能であり、第2可動体演出の実行よりも画像演出の方がキレのある演出であると遊技者に印象付けることが可能となっている。
【0176】
本第2実施形態の第2可動体演出は、上述の盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rが表示部50aの手前を移動して、これら盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rが表示部50aの手前で合体(統合)して盤可動体400が完成する演出である。具体的には、発展演出の実行中、表示部50aの中央でギャラ画像G120が完成した後に、表示部50aの左端から盤左可動体400Lの右縁が、表示部50の右端から盤右可動体400Rの左縁がそれぞれ出現する。そして、
図23(A)に示すように、表示部50aの左端から出現した盤左可動体400Lは、その右縁を先頭にして表示部50aの左右方向中央に向かって右方向に移動して、表示部50aの手前に徐々に出現する。一方、表示部50aの右端から出現した盤右可動体400Rもまた、
図23(A)に示すように、盤右可動体400Rの左縁を先頭にして表示部50aの左右方向中央に向かって左方向に移動して、表示部50aの手前に徐々に出現する。
【0177】
上記移動によって、盤左可動体400Lの右端、および、盤右可動体400Rの左端が表示部50aの左右方向中央の手前にそれぞれ達する。つまり、盤左可動体400Lが左側動作位置に、盤右可動体400Rが右側動作位置にそれぞれ達する。そして、これら盤左可動体400Lの右端と盤右可動体400Rの左端とが隣接して、表示部50aの中央手前で盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rが合体(統合)する。かくして
図23(B)に示すように、表示部50aの中央手前で盤可動体400が完成する。
【0178】
本第2実施形態の発展演出は、上述の第1実施形態と同じく、特図変動演出の実行中、SPリーチからSPSPリーチに発展する場合に、そのSPリーチの実行後、且つ、SPSPリーチの実行前に行われる演出である。
【0179】
この発展演出は、上述の第2可動体演出の実行、および、画像演出の実行を組み合わせた複合演出になっている。発展演出の実行の開始とともに、上述の第1実施形態と同様、上記画像演出の実行が開始される。この画像演出では、左側画像G120Lも右側画像G120Rも移動速度を一定(第3移動速度V3)に保ちながら表示部50aの中央に移動する。そして、左側画像G120Lの右端と右側画像G120Rの左端とが統合してキャラ画像G120が完成する(
図24(A)参照)。
【0180】
キャラ画像G120が完成したら、続いて第2可動体演出の実行が開始される。具体的には、盤左可動体400Lが左側待機位置から左側動作位置に向けて移動を開始するとともに、盤右可動体400Rが右側待機位置から右側動作位置に向けて移動を開始する。このとき、盤左可動体400Lも盤右可動体400Rも上述した第4移動速度V4で移動する。
【0181】
そして、盤左可動体400Lが左側動作位置に、盤右可動体400Rが右側動作位置にそれぞれ達し、表示部50aの中央手前で盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rが合体(統合)して、盤可動体400が完成する(
図24(B)参照)。つまり、表示部50a上で完成していたキャラ画像G120の手前に盤可動体400が重なるように完成する。
【0182】
本第2実施形態では、発展演出の実行の開始とともに表示部50a上でキャラ画像G120が速やかに完成するので、発展演出の開始から遊技者の注目(関心)を集めることが可能となっている。しかも、キャラ画像G120の完成後、表示部50aの手前に、キャラ画像G120と見た目が同じ盤可動体400が完成するため、画像よりも相対的に高いリアル感を遊技者に実感させることが可能となっている。
【0183】
盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rが各動作位置に達してから上記第3停止期間(3秒間)経過後、それら盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rが各動作位置から各待機位置に移動を開始する。このとき、盤左可動体400Lも盤右可動体400Rも上述の第5移動速度V5で移動する。なお、盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rが各動作位置から各待機位置に移動を開始したときには、既にキャラ画像G120が表示部50a上から消えている。
【0184】
盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rが各待機位置に達したところで、発展演出の実行が終了する。なお、発展演出の実行の終了に続き、
図24(C)に示すようにSPSPリーチの実行が開始される。
【0185】
<第2実施形態の効果>
以下、第2実施形態で説明したパチンコ遊技機PY1の効果について説明する。
【0186】
(1)第2可動体演出に用いた盤可動体400の正面視での見た目と、画像演出に用いたキャラ画像G120の正面視での見た目が同じになっているので、そのような第2可動体演出の実行によっても、或いは、そのような画像演出によっても視覚的なインパクトを遊技者に同程度、与えることが可能となっている。
【0187】
しかも、盤可動体400をなす盤左可動体400Lおよび盤右可動体400Rの第4移動速度V4よりもキャラ画像G120をなす左側画像G120Lおよび右側画像G120Rの第3移動速度V3の方が速い。そのため、本第2実施形態では、発展演出の実行の開始とともに画像演出の実行が開始されるので、発展演出の実行の開始とともに画像演出の実行ではなく第2可動体演出の実行が開始される場合よりも、発展演出の実行の開始後まもなく、視覚的なインパクトを遊技者に与えることが可能となっている。
【0188】
(2)また、第2可動体演出に用いた盤可動体400は、2つの可動体(盤左可動体400L,盤右可動体400R)が合体(統合)してなるため、盤可動体400をそのまま単体で動作させる場合よりも、1つの駆動用モータにかかる負担を低減可能となっている。
【0189】
<上記実施形態以外の変更例>
第1実施形態等では、3D液晶ディスプレイである表示部50aを本発明に係る「表示部」とした。しかしながら、例えば2D液晶ディスプレイ、ドット表示器、7セグ表示器またはLEDランプといったものを「表示部」としてもよい。
【0190】
また、第1実施形態では盤上可動体55kを、第2実施形態では盤可動体400(盤左可動体400L,盤右可動体400R)を本発明に係る「特定の可動体」とした。しかしながら、盤上可動体55kや盤可動体400以外の可動体を「特定の可動体」としてもよい。具体的に、例えば遊技盤1に設けた盤上可動体55k以外の可動体が挙げられる。また、例えば前扉23に設けた可動体が挙げられる。また、第1実施形態では「特定の可動体」を1つの可動体としたが、複数の可動体としてもよい。また、第2実施形態では「特定の可動体」を2つの可動体としたが、
図25に示すような3つ以上の可動体としてもよい。
【0191】
また、第1実施形態等では、可動体(盤上可動体55k,盤左可動体400L,盤右可動体400R)の待機位置を本発明に係る「第1位置」とした。しかしながら、待機位置以外の位置を「第1位置」としてもよい。また、可動体(盤上可動体55k,盤左可動体400L,盤右可動体400R)の動作位置を本発明に係る「第2位置」としたが、動作位置以外の位置を「第2位置」としてもよい。
【0192】
また、第1実施形態では、盤上可動体55k(特定の可動体)の上から下への移動を第1位置から第2位置への移動としたが、それ以外の移動を第1位置から第2位置への移動としてもよい。具体的に、例えば特定の可動体の下から上への移動や、左から右への移動や、右から左への移動や、左下から右上への移動や、左上から右下への移動や、右下から左上への移動や、右上から左下への移動などが挙げられる。また、例えば時計回りや反時計回りの回転移動や、1回または複数回移動方向を変更する移動などが挙げられる。
【0193】
また、第2実施形態では、盤可動体400の盤左可動体400L(特定の可動体)の左から右への移動を第1位置から第2位置への移動としたが、それ以外の移動を第1位置から第2位置への移動としてもよい。また、盤可動体400の盤右可動体400R(特定の可動体)の右から左への移動を第1位置から第2位置への移動としたが、それ以外の移動を第1位置から第2位置への移動としてもよい。
【0194】
また、第1実施形態では、非搭載模型の3次元撮影画像からなるキャラ画像G120を本発明に係る「特定画像」とした。しかしながら、第2実施形態に示すように、遊技機に搭載している可動体の3次元撮影画像を本発明に係る「特定画像」としてもよい。
【0195】
また、第1実施形態等では、左側画像G120L(部分画像)が表示部上、左から右に移動する構成としたが、それ以外に移動する構成としてもよい。具体的に、例えば表示部上、右から左や、上から下や、下から上や、左下から右上や、左上から右下や、右下から左上や、右上から左下などに移動する構成が挙げられる。また、例えば時計回りや反時計回りに移動する構成、および、1回または複数回移動方向を替えながら移動する構成が挙げられる。
【0196】
また、右側画像G120R(部分画像)が表示部上、右から左に移動する構成としたが、それ以外に移動する構成としてもよい。具体的に、例えば表示部上、左から右や、上から下や、下から上や、左下から右上や、左上から右下や、右下から左上や、右上から左下などに移動する構成が挙げられる。また、例えば時計回りや反時計回りに移動する構成、および、1回または複数回移動方向を替えながら移動する構成が挙げられる。
【0197】
また、第1実施形態等では、表示部50aの第1表示位置にある左側画像G120L、および、第2表示位置にある右側画像G120Rが統合してなるキャラ画像G120(特定画像)を用いた画像演出と、動作位置(第2位置)にある盤上可動体55k(特定の可動体)を用いた第2可動体演出とを組み合わせた発展演出を本発明に係る「複合演出」とした。しかしながら、画像演出および第2可動体演出に、その他の演出を加えた演出を「複合演出」としてもよい。
【0198】
また、第1実施形態等では、画像演出と第2可動体演出とを組み合わせた演出を発展演出とした。しかしながら、画像演出のみを発展演出としてもよい。つまり、発展演出が複合演出でない構成でもよい。
【0199】
また、第1実施形態等では、特図変動演出の実行中、SPリーチからSPSPリーチに発展する場合に行われる演出を「複合演出」とした。しかしながら、それ以外のタイミングで実行可能な演出を「複合演出」としてもよい。具体的に、例えば特図変動演出における通常変動中に実行可能な演出や、リーチ時に実行可能な演出や、Nリーチ中に実行可能な演出や、SPリーチ中に実行可能な演出や、SPSPリーチ中に実行可能な演出などが挙げられる。また、例えば大当たり遊技におけるOP中に実行可能な演出や、ラウンド遊技中に実行可能な演出や、IT中に実行可能な演出や、ED中に実行可能な演出などが挙げられる。また、例えば客待ち演出中に実行可能な演出が挙げられる。
【0200】
また、第1実施形態等では、2つに分割された部分画像(左側画像G120Lおよび右側画像G120R)が統合してキャラ画像G120(特定画像)が完成する構成とした。しかしながら、3つ以上に分割された部分画像が統合して特定画像が完成する構成としてもよい。
【0201】
また、第1実施形態等では、左側画像G120Lおよび右側画像G120R(複数の部分画像)が統合してキャラ画像G120(特定画像)が完成する構成とした。しかしながら、特定画像の部分に相当する部分画像がない構成としてもよい。つまり、特定画像が表示部上で統合されることがない構成としてもよい。
【0202】
また、第1実施形態等では、左側画像G120Lおよび右側画像G120R(複数の部分画像)の移動速度を一定とした。しかしながら、複数の部分画像の移動速度が一定でなくてもよい。また、複数の部分画像の全ての移動速度を同じとしたが、複数の部分画像の間で移動速度が異なっていてもよい。
【0203】
また、第1実施形態等では、部分画像の移動速度を、盤上可動体55kや盤可動体400に用いる駆動用モータでは実現し難いほどの速い速度とした。しかしながら、部分画像の移動速度を、特定の可動体に用いる駆動用モータで許容可能な速度としてもよい。
【0204】
また、第1実施形態に示す、盤上可動体55k(特定の可動体)の第1移動速度V1を0.18m/sとしたが、これ以外の速度としてもよい。また、特定の可動体の第2移動速度V2を0.06m/sとしたが、これ以外の速度としてもよい。
【0205】
また、第1実施形態では、発展演出における第2可動体演出を、盤上可動体55k(特定の可動体)が待機位置(第1位置)と動作位置(第2位置)との間を1往復する演出内容とした。しかしながら、第1位置と第2位置との間を複数回往復する演出内容としてもよい。また、第1位置から第2位置に1回移動するのみの演出内容としてもよい。
【0206】
また、第2実施形態に示す、盤可動体400の盤左可動体400Lおよび盤右可動体400R(特定の可動体)の第4移動速度V4を0.15m/sとしたが、これ以外の速度としてもよい。また、特定の可動体の第5移動速度V5を0.05m/sとしたが、これ以外の速度としてもよい。また、盤左可動体400Lと盤右可動体400Rとで第4移動速度V4が異なっていてもよい。また、盤左可動体400Lと盤右可動体400Rとで第5移動速度V5が異なっていてもよい。
【0207】
また、第2実施形態では、発展演出における第2可動体演出を、盤左可動体400Lおよび盤右可動体400R(特定の可動体)が待機位置(第1位置)と動作位置(第2位置)との間を1往復する演出内容とした。しかしながら、第1位置と第2位置との間を複数回往復する演出内容としてもよい。また、第1位置から第2位置に1回移動するのみの演出内容としてもよい。また、盤左可動体400Lと盤右可動体400Rとで第1位置と第2位置との間を移動する態様が異なっていてもよい。
【0208】
また、第1実施形態では、第2可動体演出の実行中、盤上可動体55k(特定の可動体)が待機位置(第2位置)に停止しているときに、発光部(第1発光部56A、第2発光部56B、第3発光部56Cおよび第4発光部56D)が発光する構成とした。しかしながら、特定の可動体が動作位置に停止しているとき以外にも、上記発光部が発光する構成としてもよい。また、特定の可動体が動作位置に停止しているときに、上記発光部が発光しない構成としてもよい。
【0209】
また、第1実施形態では、第2可動体演出の実行中、盤上可動体55k(特定の可動体)が待機位置(第2位置)にある場合には、発光部(第1発光部56A、第2発光部56B、第3発光部56Cおよび第4発光部56D)が発光する構成とした。しかしながら、例えば特定の可動体が第2位置にある場合には、上記発光部の発光以外の所定の動作を特定の可動体が行う構成としてもよい。また、例えば特定の可動体が第2位置にある場合には、特定の可動体が、上記発光部の発光を含み所定の動作を行わない構成としてもよい。
【0210】
また、第1実施形態では、第2可動体演出の実行中、盤上可動体55k(特定の可動体)が待機位置(第2位置)に停止しているときに、発光部(第1発光部56A、第2発光部56B、第3発光部56Cおよび第4発光部56D)が、遊技機の演出上のモチーフ(主人公)の名前を示す構成とした。しかしながら、特定の可動体が動作位置に停止しているときに、演出上のモチーフ(主人公)の名前以外の表示態様で発光する構成としてもよい。
【0211】
また、第1実施形態等では、キャラ画像G120(特定画像)を、遊技機の演出上のモチーフ(主人公)の頭部を摸した画像とした。しかしながら、例えば遊技機の演出上のモチーフ(主人公)の頭部を含む全身(全体)を摸した画像としてもよい。また、特定画像の対象を、遊技機の演出上のモチーフ(主人公)とした。しかしながら、特定画像の対象を、遊技機の演出上のモチーフ(主人公)以外のものとしてもよい。具体的に、例えば、人物、動物、植物、虫といった生物や、造形物や、構造物や、図形や、景色などが挙げられる。
【0212】
また、第1実施形態等では、3Dカメラ301で撮影した画像を「特定画像」とした。しかしながら、例えばコンピュータグラフィックス(CG)からなる画像を「特定画像」としてもよい。また、2次元画像を「特定画像」としてもよい。
【0213】
また、第1実施形態等では、既にクロマキー合成された画像が3次元撮影画像データとして記憶されている構成としたが、3Dカメラ301で撮影した画像を3次元撮影画像データとして記憶しておき、表示部50aに表示する際に、その3次元撮影画像データについてクロマキー合成を行った上で表示してもよい。また、撮影で用いられるグリーンスクリーン300をブルースクリーンに代えてもよい。
【0214】
また、第2実施形態では、盤可動体400を、遊技機の演出上のモチーフ(主人公)の頭部を摸した構造物とした。しかしながら、例えば遊技機の演出上のモチーフ(主人公)の頭部を含む全身(全体)を摸した構造物としてもよい。また、対象を、遊技機の演出上のモチーフ(主人公)とした。しかしながら、遊技機の演出上のモチーフ(主人公)以外のものとしてもよい。具体的に、例えば人物、動物、植物、虫といった生物や、造形物や、構造物や、図形や、景色などが挙げられる。
【0215】
また、第2実施形態では、盤可動体400の見た目とキャラ画像G120の見た目とが同じ構成とした。しかしながら、盤可動体400の見た目とキャラ画像G120の見た目との間で、例えば表示の大きさ、色彩、濃淡および表示位置のいずれか1つが異なるといった、1つの特徴点だけが異なっており類似している構成でもよい。また、盤可動体400の見た目とキャラ画像G120の見た目との間で、複数の特徴点が異なる構成でもよい。また、盤可動体400の見た目とキャラ画像G120の見た目とが全く異なる構成でもよい。
【0216】
また、第1実施形態等では、1つの「表示部」を備えた遊技機とした。しかしながら、例えば複数の表示部を備えた遊技機としてもよい。
【0217】
また、第1実施形態では、第1可動体演出を実行可能な遊技機とした。しかしながら、第1可動体演出がなく、表示部50aの周囲に盤左可動体57L、盤下可動体57Cおよび盤右可動体57Rがない遊技機としてもよい。
【0218】
また、第1実施形態に示す、3つの可動体(盤左可動体57L、盤下可動体57Cおよび盤右可動体57R)が動作位置で停止する第1停止期間を5秒間としたが、それ以外の期間としてもよい。また、第1実施形態等に示す、盤上可動体55kが動作位置で停止する第2停止期間を3秒間としたが、それ以外の期間としてもよい。また、第2実施形態に示す、2つの可動体(盤左可動体400Lおよび盤右可動体400R)が各動作位置で停止する第3停止期間を3秒間としたが、それ以外の期間としてもよい。
【0219】
また、基本実施形態では、「低確率低ベース遊技状態」および「高確率低ベース遊技状態」の何れにおいても、通常背景画像G102が表示されるようにしているが、「低確率低ベース遊技状態」と「高確率低ベース遊技状態」とで、異なる背景が表示されるようにしてもよい。例えば、「高確率低ベース遊技状態」においては、高確率状態であることを示唆する画像を含んだ背景が表示されるようにしてもよい。
【0220】
また、基本実施形態では、特図の可変表示と並行して演出図柄EZ1,EZ2,EZ3だけが表示部50aに変動表示されるようにしているが、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3と並行して他の図柄が表示部50aに変動表示されるようにしてもよい。この場合、他の図柄の大きさを演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の大きさよりも小さくするのが好ましい。
【0221】
また、基本実施形態では、特図の可変表示と並行して演出図柄EZ1,EZ2,EZ3だけが画像表示装置50の表示部50aに変動表示されるようにしているが、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3と並行して、画像表示装置50以外の表示装置において、他の図柄が変動表示されるようにしてもよい。例えば、他の図柄を変動表示させるための専用のLEDを遊技盤1に設置し、演出図柄EZ1,EZ2,EZ3の変動表示中に、専用のLEDが点滅するようにしてもよい。
【0222】
また、基本実施形態では、第1特図と第2特図とが、同時に可変表示しないで、何れか一方だけが可変表示するようにしているが、第1特図と第2特図とが同時に可変表示するようにしてもよい。
【0223】
また、基本実施形態では、遊技の進行と演出とが、別々の制御部によって制御されるようにしているが、遊技の進行と演出とが、1つの制御部によって制御されるようにしてもよい。例えば、遊技の進行および演出の両方が、主制御部100だけによって制御されるようにしてもよい。
【0224】
また、本発明の遊技機を、アレンジボール機、雀球遊技機等の他の弾球遊技機などに適用することも可能である。
【0225】
<第1実施形態に開示されている発明>
この[発明を実施するための形態]における前段落までには、以下の発明Aが開示されている。発明Aの説明では、前述した発明を実施する形態における対応する構成の名称や表現、図面に使用した符号を参考のためにかっこ書きで付記している。但し、各発明を構成する手段などの要素はこの付記に限定されるものではない。なお、発明Aは、以下の発明A1~A3の総称である。
【0226】
発明A1に係る遊技機は、
表示部(50a)と、
特定の可動体(盤上可動体55k)と、
所定の演出を実行可能な演出実行手段(演出制御基板120)と、を備え、
前記演出実行手段は、
前記特定の可動体とは異なる可動体が実在しているように視認させることが可能な特定画像(キャラ画像G120)を前記表示部に表示可能であり、
前記特定の可動体は、
第1位置(待機位置)から第2位置(動作位置)に移動するときがあり、
前記特定画像は、
前記表示部上を移動して前記表示部の所定の表示位置(表示部50aの中央位置)に表示されるときがあり、
前記特定の可動体が前記第1位置から前記第2位置に移動するときの移動速度(第1移動速度V1)よりも、前記特定画像が前記表示部上を移動して前記所定の表示位置に表示されるときの移動速度(第3移動速度V3)の方が速いことを特徴とする遊技機(パチンコ遊技機PY1)である。
【0227】
この構成の遊技機によれば、表示部上の特定画像の方が可動体よりも素早い動きとなるので、特定画像を用いたキレのある演出を遊技者に印象付けることが可能である。
【0228】
発明A2に係る遊技機は、
発明A1に記載の遊技機であって、
前記演出実行手段は、
前記表示部の所定の表示位置にある前記特定画像と前記第2位置にある前記特定の可動体とを組み合わせた複合演出を実行可能であることを特徴とする遊技機である。
【0229】
この構成の遊技機によれば、複合演出が行われる場合には、その複合演出の実行中に、相対的に素早い特定画像の移動、および、相対的に遅い特定の可動体の移動を遊技者にそれぞれ示すことが可能である。よって、その場合には、メリハリの利いた複合演出を遊技者に楽しませることが可能である。
【0230】
発明A3に係る遊技機は、
発明A1または発明A2に記載の遊技機であって、
前記特定画像には、第1特定画像(左画像G120L)と第2特定画像(右画像G120R)とがあり、
前記所定の表示位置には、第1表示位置と第2表示位置とがあり、
前記表示部上を移動して前記第1表示位置に表示される前記第1特定画像と、前記表示部上を移動して前記第2表示位置に表示される前記第2特定画像とが統合することを特徴とする遊技機である。
【0231】
この構成の遊技機によれば、特定画像が素早く統合されることを遊技者に印象付けることが可能である。
【符号の説明】
【0232】
50…画像表示装置
50a…表示部
55k…盤上可動体(特定の可動体)
100…主制御部
101…遊技制御用マイコン
120…演出制御基板(演出実行手段)
G120…キャラ画像(特定画像)
G120L…左側画像(特定画像,部分画像)
G120R…右側画像(特定画像,部分画像)
V1…第1移動速度
V2…第2移動速度
V3…第3移動速度