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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-29
(45)【発行日】2023-06-06
(54)【発明の名称】イベント用発光具
(51)【国際特許分類】
   F21L 4/00 20060101AFI20230530BHJP
   F21V 3/02 20060101ALI20230530BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20230530BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20230530BHJP
   H05B 45/20 20200101ALI20230530BHJP
   H05B 47/105 20200101ALI20230530BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20230530BHJP
   F21Y 113/10 20160101ALN20230530BHJP
【FI】
F21L4/00 425
F21L4/00 100
F21V3/02 400
F21V23/04 130
F21V23/00 110
H05B45/20
H05B47/105
F21Y115:10 100
F21Y113:10
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2022160149
(22)【出願日】2022-10-04
(62)【分割の表示】P 2022093970の分割
【原出願日】2022-06-09
【審査請求日】2022-10-04
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】502458567
【氏名又は名称】ターンオン有限会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079980
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 伸行
(74)【代理人】
【識別番号】100167139
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 和彦
(72)【発明者】
【氏名】金野 隆
【審査官】竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-089477(JP,A)
【文献】特開2021-182824(JP,A)
【文献】特表2022-511379(JP,A)
【文献】登録実用新案第3225766(JP,U)
【文献】登録実用新案第3184080(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21L 4/00
F21V 3/02
F21V 23/04
F21V 23/00
H05B 45/20
H05B 47/105
F21Y 115/10
F21Y 113/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源から供給される光により発光する発光部と、
把持部と、
を有するイベント用発光具であって、
前記把持部には、
前記光源と、
電源と、
前記光源から供給される光の点灯及び消灯がユーザーによって操作される発光部点滅手段と、
前記電源の電力残量が光により表示される電力残量表示部と、
前記電力残量表示部における光の点灯及び消灯がユーザーによって操作される表示部点滅手段と、
が設けられ
前記電力残量表示部は、前記発光部が発光しているときに前記表示部点滅手段がユーザーによって操作されている間にのみ発光するように構成される
ことを特徴とするイベント用発光具。
【請求項2】
光源から供給される光により発光する発光部と、
把持部と、
を有するイベント用発光具であって、
前記把持部には、
前記光源と、
電源と、
前記光源から供給される光の点灯及び消灯がユーザーによって操作される発光部点滅手段と、
前記電源の電力残量が光により表示される電力残量表示部と、
前記電力残量表示部における光の点灯及び消灯がユーザーによって操作される表示部点滅手段と、
が設けられ
前記電力残量表示部は前記発光部の発光可能時間に応じて異なる発光色の光又は異なる点灯パターンによる光が表示されるように構成され、前記発光部の発光可能時間の最長時間を基準として該最長時間が分割されてこの分割された時間帯ごとに異なる発光色又は異なる点灯パターンが割り当てられ、当該割り当てられた発光色又は点灯パターンにより前記電力残量表示部が発光するように構成される
ことを特徴とするイベント用発光具。
【請求項3】
前記電力残量表示部は透光性を有し、前記電力残量表示部における光を供給するための光源からの光を反射する傾斜及び反射部材のいずれか一方又は双方が前記電力残量表示部に設けられた請求項1又は2に記載のイベント用発光具。
【請求項4】
光源から供給される光により発光する発光部と、把持部とを有するイベント用発光具における電源の電力残量を認識する方法であって、
前記電源の電力残量は前記把持部において発光表示され、
前記発光表示は、前記光源から供給される光の点灯及び消灯が操作される発光部点滅手段とは別の点滅手段がユーザーによって操作されることにより行われ
前記発光表示は前記イベント用発光具の発光部の発光可能時間に応じて異なる発光色の光又は異なる点灯パターンによる光が表示され、前記発光部の発光可能時間の最長時間を基準として該最長時間が分割されてこの分割された時間帯ごとに異なる発光色又は異なる点灯パターンが割り当てられ、当該割り当てられた発光色又は点灯パターンにより発光表示される
ことを特徴とするイベント用発光具における電源の電力残量を認識する方法。
【請求項5】
光源から供給される光により発光する発光部と、
把持部と、
を有するイベント用発光具であって、
前記把持部には、
前記光源と、
電源と、
前記光源から供給される光の点灯及び消灯がユーザーによって操作される発光部点滅手段と、
前記電源の電力残量が光により表示される電力残量表示部と、
が設けられ、
前記電源が充電式電池であり、前記把持部は前記電源に充電を行うために用いられる充電ポートを有し、該充電ポートを通じて前記電源の充電が行われているときに、前記電力残量表示部において前記発光部の発光可能時間に応じて異なる発光色の光が表示され
前記電力残量表示部は前記発光部の発光可能時間に応じて異なる発光色の光又は異なる点灯パターンによる光が表示されるように構成され、前記発光部の発光可能時間の最長時間を基準として該最長時間が分割されてこの分割された時間帯ごとに異なる発光色又は異なる点灯パターンが割り当てられ、当該割り当てられた発光色又は点灯パターンにより前記電力残量表示部が発光するように構成される
ことを特徴とするイベント用発光具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンサートや各種イベントなど(本明細書において、総称して「イベント」という)で主に観客や参加者が用いるペンライト、スティックライトなどの発光器具(本明細書において、「イベント用発光具」と称する。本発明における「イベント用発光具」はこのような発光器具全般を指す。)に関する。なお、本発明の発光部の形状は、ペン型や棒状のものに限られず、例えば、ハート形、星形、円盤状、その他の形状が含まれる。
【背景技術】
【0002】
近年のイベントの特色の一つとして、観客がイベント用発光具を発光させてイベントに参加し、出演者と共にイベントを盛り上げたり楽しんだりすることが挙げられる。特にアイドルのコンサートなどにおいては、観客がイベント用発光具を用いて参加することが必須ともいえる状況である。
【0003】
イベント用発光具は、イベント用グッズないし自己が応援するアーティストやアイドルのグッズとしても定着しており、アーティストの名前が記載されたり特定のデザインが施されたりするなど、様々な種類のものが販売されるに至っている。例えばアイドルグループの場合、構成メンバーそれぞれを応援するための異なる種類のイベント用発光具が販売されることが多い。また、例えば同じアーティストでも、イベントごとに新たなイベント用発光具が販売されるのが一般的になっている。そのため、複数のイベント用発光具を所持する需要者が多く、これを多数所持する者も少なくない。
【0004】
従来のイベント用発光具は、電源に一次電池(主に、単三型や単四型の乾電池、ボタン電池。以下、「一般的な一次電池」ともいう。)が用いられている。例えばボタン電池(LR44型/1.5v/120mA)を3個使用するイベント用発光具の場合、稼働できる時間は5~6時間程度である。コンサート等イベントの1回の公演時間は1時間30分~4時間程度のことが多いため、一般的な一次電池を電源とするイベント用発光具では、1回の公演で保有電力のかなりの部分が消費される。多くの保有電力が消費された状態のイベント用発光具をそのまま次の公演で用いると、十分な発光が得られなかったり、公演の途中で稼働しなくなったりするといった事態が生じる。しかし、従来のイベント用発光具には、電源(電池)の電力残量がどの程度かをユーザーが知るための手段が存しなかった。そのため、ユーザーとしては、電池交換時と電池の使用時間を記したり記憶したりするなどして上記事態を回避するほかなく、煩雑との問題があった。特に上記のように複数のイベント用発光具を所持する場合はこの問題が顕著であった。
【0005】
また、今後イベント用発光具においては、電源に充電式電池・蓄電池といった二次電池、特に一般的な一次電池に比し多くの電力を繰り返し充電できるリチウムイオン電池等の高性能バッテリーが用いられることも想定される(イベント用発光具の電源に充電式電池を用いることにつき、特許文献1の段落[0035]。ただし、リチウムイオン電池等の高性能バッテリーについては記載されていない)。イベント用発光具の電源に高性能バッテリーが用いられると、稼働時間が長くなる反面、前回充電した時がいつだったかということや、充電後にイベント用発光具をどの程度の時間使用したかといったことを記録、記憶することが、より困難ないし煩雑となると考えられる。
【0006】
電源の電力残量を確認する手段としては、一見してこれを確認しやすい手法として、電力残量の減少に伴って変化する図形を、電力残量の全体に対する割合とともに表示すること(例えば、電力の減少とともに短くなる棒状図形と、「60%」などの電力残量割合を表示するなど)が考えられる。しかし、この場合、例えば把持部に液晶画面を設けて上記図形を表示するように構成することになると考えられるが、かかる構成をイベント用発光具に採用することは、構造及び製造コストからみて現実的でない。また、例えばコンサートの公演中は会場全体を暗くする時間帯が多く、このような図形の表示を視認することが出来ない場合も少なくない。
【0007】
そこで、イベント用発光具の電源をONにした状態において電源(電池)の電力が例えば残り30%以下となった場合に光(例えば赤色の光)が自動的に点灯し、これを知らせるといったことが考えられる。
【0008】
しかしながら、かかる方途には、以下のような問題点がある。第一に、イベント用発光具の電源(電池)の電力は限られているため、電力は、可能な限り本来の発光部の発光のために用いられる必要がある。すなわち、イベント用発光具の本来の発光部の発光以外の発光のために多くの電力が用いられるのは好ましくない。
【0009】
第二に、例えば、複数のメンバーが在籍するアイドルグループのイベントにおいては、観客(イベント参加者)は、メンバーごとのイメージカラーでイベント用発光具を発光させて応援するといったことを行う。すなわち、ユーザーは一つのイベント用発光具(の発光部)を複数の発光色に切り替えながら使用するので、発光部を発光させるための電源が入力されたときに電力残量を知らせる光が自動的に点灯してこれを消灯できないと、その発光色(例えば電力残量が30%以下となったことを知らせる赤色の光)は、多くの場合、発光部の発光色(様々な発光色に切り替わり、様々な色で発光する)と一致せず、公演中に、電力残量を知らせる発光(例えば赤色)が、イベント用発光具において最も重要である発光部の発光(例えば白色の発光色)を阻害するおそれが高まる。
【0010】
そして第三に、例えば公演中会場全体が暗いときに電力残量を知らせる発光が自動的になされて消灯できなかったり、観客全員がイベント用発光具を同じ発光色(例えば白色)で発光させているときに、これと異なる色(電力残量を知らせるための赤色など)の発光が自動的になされて消灯できなかったりすると、会場全体で得ようとする一体性や統一感を妨げるおそれがあるのみならず、公演をライブ映像・動画として販売用に撮影する場合に作品としてのクオリティが低下するといった問題が生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【文献】特開2022-12665
【文献】特開2015-141754
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、限られた電力をできるだけ消費せず、かつ、イベント用発光具本来の発光を妨げることなく、ユーザーが電源の電力残量を必要な時のみ知ることができる手段を有するイベント用発光具を提供することを課題としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するため、本発明は、
第1の側面として、
光源から供給される光により発光する発光部と、
把持部と、
を有するイベント用発光具であって、
前記把持部には、
電源と、
前記発光部における光の点灯及び消灯を操作する発光部点滅手段と、
前記電源の電力残量が光により表示される電力残量表示部と、
前記電力残量表示部における光の点灯及び消灯を操作する表示部点滅手段と
が設けられた
ことを特徴とするイベント用発光具
を提供する。
【0014】
第2の側面として、本発明は、
前記電力残量表示部は前記表示部点滅手段が操作されている間のみ発光するように構成された上記のイベント用発光具
を提供する。
【0015】
第3の側面として、本発明は、
前記電力残量表示部は前記発光部が発光している間のみ発光するように構成された上記のイベント用発光具
を提供する。
【0016】
第4の側面として、本発明は、
前記電力残量表示部における光を供給するための光源は、前記発光部の光源とは異なるものである上記のイベント用発光具
を提供する。
【0017】
第5の側面として、本発明は、
前記電力残量表示部は、前記電源の電力残量に従い異なる発光色の光が表示される上記のイベント用発光具
を提供する。
【0018】
第6の側面として、本発明は、
前記電力残量表示部の発光色は、前記発光部の発光可能時間に応じて異なるものとなるように構成された上記のイベント用発光具
を提供する。
【0019】
第7の側面として、本発明は、
前記発光部の発光可能時間の最長時間を基準として該最長時間が均等に分割され、この均等に分割された時間帯ごとに異なる発光色が割り当てられ、当該割り当てられた発光色により前記電力残量表示部が発光するように構成された上記のイベント用発光具
を提供する。
【0020】
第8の側面として、本発明は、
前記電力残量表示部は透光性を有し、前記電力残量表示部における光を供給するための光源からの光を反射する傾斜及び反射部材のいずれか一方又は双方が前記電力残量表示部に設けられた上記のイベント用発光具
を提供する。
【0021】
第9の側面として、本発明は、
前記電源が充電式電池であり、前記把持部は前記電源に充電を行うために用いられる充電ポートを有し、該充電ポートを通じて前記電源の充電が行われているときに、前記電力残量表示部において前記電源の電力残量に従い異なる発光色の光が表示される上記のイベント用発光具
を提供する。
【0022】
第10の側面として、本発明は、
イベント用発光具における電源の電力残量を認識する方法であって、ユーザーが操作すると発光表示されることにより電源の電力残量を認識する方法
を提供する。
【0023】
第11の側面として、本発明は、
前記発光表示における発光色は、前記電源の電力残量に従い異なる発光色となる上記の方法
を提供する。
【0024】
第12の側面として、本発明は、
前記異なる発光色は、前記イベント用発光具の発光部の発光可能時間に応じて異なるものとなるように構成された上記の方法
を提供する。
【0025】
第13の側面として、本発明は、
光源から供給される光により発光する発光部と、
把持部と、
を有するイベント用発光具であって、
前記把持部には、
電源と、
前記発光部における光の点灯及び消灯を操作する発光部点滅手段と、
前記電源の電力残量が光により表示される電力残量表示部と、
が設けられ、
前記電源が充電式電池であり、前記把持部は前記電源に充電を行うために用いられる充電ポートを有し、該充電ポートを通じて前記電源の充電が行われているときに、前記電力残量表示部において前記電源の電力残量に従い異なる発光色の光が表示される
ことを特徴とするイベント用発光具
を提供する。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、限られた電力をできるだけ消費せず、かつ、イベント用発光具本来の発光を妨げることなく、ユーザーが電源の電力残量を必要な時のみ知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施例におけるイベント用発光具を示す図である。
図2】本発明の一実施例におけるイベント用発光具を示す図である。
図3】本発明の一実施例におけるイベント用発光具を示す図である。
図4】本発明の一実施例におけるイベント用発光具の内部を示す図である。
図5】本発明の一実施例におけるイベント用発光具を示す図であり、図4の一部を拡大した図である。
図6】本発明の一実施例におけるイベント用発光具を示す図である。
図7】本発明の他の実施例におけるイベント用発光具を示す図である。
図8】本発明の他の実施例におけるイベント用発光具を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明に係る実施例を、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0029】
(実施例1)
図1図6に本発明に係るイベント用発光具の一例を示す。なお、図1図6は一つの実施例を複数の角度等から示したものである。
【0030】
本発明に係るイベント用発光具(1)は、発光する発光部(2)と、把持部(3)と、発光部に光を供給する光源(4)を有する。光源にはLEDなどを用いることができる。
【0031】
把持部は、基本的にはユーザーが手で持つものをいうが、必ずしもユーザーが使用時に握る箇所だけを指すのではなく、ユーザーが実際に握る部分と発光部(2)との間にこれらを接続する何らかの部材(中間部材)が加えられても、かかる中間部材も本発明の把持部に含まれ得る。本実施例においては、光源の一例として5個のLED(赤色LED、緑色LED、青色LED、白色LED、黄色LED)を把持部の上部に設けており、これらのLED(4)からの光は発光部(2)に向かって発せられる。なお、複数のLEDによって発光色を得る方途については特許文献2を参照。
【0032】
本発明のイベント用発光具は、光源を点灯、消灯する発光部点滅手段(5)を有する。発光部点滅手段は、通常のイベント用発光具のタクトスイッチ(電源のON-OFFを切り替える一般的なスイッチ)に相当するものである。換言すれば、本発明の発光部点滅手段は点灯と消灯を自動的に繰り返すためのものではなく、一般に電源スイッチ等と呼ばれるものにあたる。
【0033】
また、本発明のイベント用発光具には、発光部点滅手段からの指令に基づき光源の点灯又は消灯を制御する制御手段(9)が、把持部の内部等に設けられる。本発明の制御手段には公知のものを用いることができ、IC等が用いられる。
【0034】
イベント用発光具にIC等制御手段を設ける場合、一般に、かかるIC等を用いて、光源の点灯、消灯の制御のほか、複数の発光色の発光順序を設定、記憶、制御したり、設定された発光順序とは関係なく特定の発光色を直ちに発光したりできるようにするなど(これらは一例に過ぎない)、イベント用発光具が様々な機能を有するように構成されること、ユーザーが各種の発光条件を設定、記憶させて自己のイベント用発光具をカスタマイズできるように構成されることが多い。制御手段(9)は、光源(4)、後述の電源(6)などに配線などで接続され、また後述の表示部点滅手段(8)からの指令に基づく制御処理も行う。
【0035】
本発明のイベント用発光具は、光源に給電するための電源(6)を把持部(3)に備えている。電源として一次電池が用いられるようにイベント用発光具を構成してもよく、また、二次電池が用いられるようにこれを構成することもできる。
【0036】
本発明のイベント用発光具においては、ユーザーが上記電源(電池)の電力残量を確認するための電力残量表示部(7)が把持部に備えられる。この電力残量表示部は、電源の電力残量を光によって表示する。電力残量表示部の光源は発光部(2)の光源を用いるように構成してもよい。しかし、図4図5に示されるように、電力残量表示部(7)の光源(LED等)を、発光部(2)の光源(4)とは別の光源(電力残量表示部の専用の光源)(10)として設ければ、発光部(2)とは関係なく電力残量表示部に表示される光を専用の光源によって構成することができるため、電力残量表示部(7)において所望の発光色が得られやすく、好適である。これによれば、電力残量表示部の配置箇所(電力残量表示部を把持部のどの位置に設けるか)が制限されることもない。
【0037】
電力残量表示部(7)は透光性を有する。素材を特に限定するものではないが、例えばプラスチック等を用いることができる。電力残量表示部(7)は、電力残量表示部の光源(10)からの光をユーザーが視認しやすいように構成する。例えば、電力残量表示部(7)の(把持部内部側に位置する)上方(17)や下方(27)において傾斜を設けたり、下方(27)側に反射部材(37)を設けたりして光源(ここでは電力残量表示部の専用の光源(10))からの光の反射を調整することができる。反射部材は、例えばアルミ箔(一例に過ぎない)などを用いることができる。
【0038】
電力残量表示部(7)における光の点灯及び消灯を操作するための手段として、把持部に表示部点滅手段(8)が設けられる。本実施例の表示部点滅手段(8)はボタン式としているが、スライド式等とすることもできる。図4に示されるように、表示部点滅手段(8)と電力残量表示部の光源(10)は配線を通じて接続されており、表示部点滅手段(8)と電源(6)は電気的に接続できる構成である。ユーザーが表示部点滅手段を操作すると(ボタン式であれば、ユーザーがこれを押下すると)、電力残量表示部の光源(10)が点灯し、電力残量表示部(7)が発光する。
【0039】
ここで、例えばユーザーが表示部点滅手段(8)を1度操作すると電力残量表示部(7)が発光し、再度操作するとこれが消灯する(再度操作するまで発光したまま)、というように構成することも可能である。しかし、表示部点滅手段(8)と電力残量表示部(7)の関係については、ユーザーが表示部点滅手段(8)を操作している間のみ電力残量表示部(7)が発光するように構成するのが好ましい。より具体的には、例えば表示部点滅手段(8)がボタン式であれば、ユーザーがこれを押下している間のみ電力残量表示部(7)が発光し、ユーザーがこれ(押下状態)を解放すると(表示部点滅手段(8)を押下するのをやめると)電力残量表示部(7)が消灯する、というように構成する。前記のように、電力残量表示部(7)の発光色は発光部の発光色と一致しない場合が多いなどの理由から、電力残量表示部(7)の発光はできるだけ短時間であることが望まれるところ、上記のように構成すれば、かかる目的を達することが可能となる。また、このように構成することにより、電源の電力の消耗を可及的に抑えることができる。
【0040】
表示部点滅手段は把持部の所望の箇所に設けることができる。本実施例においては、図6に示されるように、表示部点滅手段(8)を把持部(3)の底の部分に設けるように構成している。かかる構成によると、より表示部点滅手段が操作されやすい箇所に設けられる場合に比し、ユーザーが誤って表示部点滅手段を操作してしまったり、表示部点滅手段が期せずして操作されてしまったり(例えば鞄に入れたイベント用発光具のボタン式表示部点滅手段が他の物により押下されてしまったり)することを、より一層防ぐことができる。
【0041】
表示部点滅手段(8)と発光部点滅手段(5)は別個の手段であり、これまで説明したように、部材(スイッチ)としても別個に設けるのが好適である。一例としては、図2図6などに示されるように、表示部点滅手段(8)は把持部の底の部分に設け、図2に示されるように、発光部点滅手段(5)は把持部の正面上部に設ける、といったものである。
【0042】
ただし、表示部点滅手段(8)と発光部点滅手段(5)につき、同じ部材(スイッチ)を用いるように構成してもよい。例えば、あるスイッチを2秒間押し続けると電源が入力し(発光部点滅手段としての操作)、このスイッチを4秒以上押し続けると電力残量表示部が点灯する(表示部点滅手段としての操作)といったように構成することが一例である。
【0043】
電力残量表示部の専用の光源として、一つのLED(例えば赤色LED)を設けてもよい。これによれば、ユーザーがボタン式の表示部点滅手段を押下した場合、例えば、電源(電池)の電力残量が所定以上であれば電力残量表示部は点灯せず、電源(電池)の電力残量が所定より少なくなっていれば電力残量表示部が赤色の発光色によって点灯する、といったように構成することができる。この場合、赤色の発光色の点灯パターン(一定時間連続して点灯・消灯を繰り返すことのパターン)を変えるように構成してもよい。これによれば、電力残量の表示のパターンを増やすことも可能となる。
【0044】
電力残量表示部の専用の光源には、複数のLEDを設けることもできる。電力残量表示部の専用の光源として複数のLEDを設けるように構成すると、電源(電池)の電力残量を、複数の発光色によって表示することが可能となる。例えば、この光源として赤色LEDと青色LEDを設け、ユーザーがボタン式の表示部点滅手段を押下した場合、電源(電池)の電力残量が所定以上であれば電力残量表示部は青色の発光色により点灯し、電源(電池)の電力残量が所定より少なくなっていれば電力残量表示部が赤色の発光色によって点灯する、といったように構成することができる。
【0045】
更に、電力残量表示部専用の光源として、電力残量表示部においてより多くの発光色が得られるように構成することもできる。例えば赤色LED、緑色LED及び青色LED(RGBのLED)を設ければ、光の三原色により(各LEDの発光色を混色することにより)、3つのLEDで多くの発光色が得られるものとなる。そのため、電源(電池)の電力残量の状態を、それらの発光色によってより細かく表示分けすることが可能となる。例えば、ユーザーがボタン式の表示部点滅手段を押下した場合、電源(電池)の電力残量が第1の範囲内であれば電力残量表示部は青色の発光色により点灯し、電源(電池)の電力残量が第2の範囲内であれば電力残量表示部は緑色の発光色により点灯し、電源(電池)の電力残量が第3の範囲内であれば電力残量表示部は黄色の発光色により点灯し、電源(電池)の電力残量が第4の範囲内であれば電力残量表示部は赤色の発光色により点灯する、といったように構成することができる。
【0046】
なお、上記の場合、多数の発光色が得られれば良いので、光源はRGBのLEDに限られるものではなく、光源を適宜構成することができる。例えば光源となるLEDの個数や色は適宜選択することができる。
【0047】
本発明において、電力残量表示部は、発光部が発光しているときにのみ発光するように構成することも可能である。このように構成すると、ユーザーは、イベント中であれば、発光部を所望ないし適切な発光色で発光させているときに、電力残量表示部を発光させて電池残量を確認することになる。かかる構成においては、電力残量表示部が発光するときには常に発光部が発光しているので、電力残量表示部の発光が発光部の発光に吸収されやすいものとなり、例えば、公演中イベント会場が暗いときに電力残量表示部のみが発光することで、この発光が目立ってしまうといったことを防ぐことができる。
【0048】
(実施例2)
本発明においては、前述のとおり、電源(電池)の電力残量の状態を(電力残量表示部において)複数の発光色によって表示分けするように構成することができる。この場合、電力減少率(電力消費率)を基準とすることができる。例えば、電力の最大残量を100%とし、電力減少率を、100%~約83.3%(第1段階)、約83.3%~約66.6%(第2段階)、約66.6%~約50.0%(第3段階)、約50.0%~約33.3%(第4段階)、約33.3%~約16.6%(第5段階)、約16.6%~0%(第6段階)の6段階に分け、各段階に異なる発光色を振り当てる。すなわち、例えば、第1段階はピンク色の発光色、第2段階は赤色の発光色、第3段階は緑色の発光色、第4段階は青色の発光色、第5段階は白色の発光色、第6段階は黄色の発光色で、電力残量表示部が発光するように構成する。これらの記憶や制御は、IC等の制御手段により行われる。なお、段階の数は適宜定めることができる。
【0049】
これによると、ユーザーがボタン式の表示部点滅手段を押下した場合、例えば電力残量が第1段階であれば電力残量表示部はピンク色で発光し、第4段階であれば青色で発光する。したがって、ユーザーは、電力残量表示部がピンク色で発光すれば電源の電力残量は約80%以上であり、青色で発光すれば約30%以上である、といったように、発光色によって一見して、しかもより細かく知ることができる。
【0050】
更に、電源(電池)の電力減少率ではなく、発光部の(残りの)発光可能時間に基づき、複数の発光色を振り分ける(複数の発光色により表示分けする)ように構成すると好適である。
【0051】
すなわち、例えば3.7v/1300mAhの充電池を用いたイベント用発光具において、発光部を青色の発光色(130mA)で連続点灯させるとすると、充電池を完全に充電させた状態から電力残量がなくなるまで約12時間(約720分間)の連続点灯が可能である(以下、これを「本実験条件」という。)。本実験条件において、仮に前述のように電源(電池)の電力減少率を基準として電力残量を6段階に分け、電力残量表示部に表示される発光色を前記6色とした場合、電力減少率が約16.6%(100%÷6段階)ごとに異なる発光色で示されることになる。この場合、ユーザーは、現在電源の電力がどの程度減少したか(あるいは現在電源の電力がどの程度残存しているか)を、発光色が何色であるかによって知ることができる。
【0052】
しかしながら、このように各段階とも電力減少率はいずれも約16%であり均等であるものの、それらに対応する発光部の残りの発光(点灯)可能時間は均等にならない。本実験条件において、各段階における電力残量表示部の発光色を上記の例のように定め(下記(1))、それぞれの電力減少率(下記(2))と、電力残量表示部がそれぞれの発光色((1)の発光色)で発光する時間を整理すると、下記表1のようになる。
【0053】
表1




【0054】
これを、各段階の電力減少率の最小値において、発光部の残りの発光(点灯)可能時間に換算したものを表2に示す。
【0055】
表2




【0056】
すなわち、電力残量表示部に表示される発光色につき電源(電池)の電力減少率を基準として定めると、ユーザーは、電源の電力が現在どの程度減少しているか(あるいは電源の電力が現在どの程度残存しているか)を、発光色が何色であるかによって知ることはできるが、それが発光部の発光可能時間に容易に換算されるものでないため、ユーザーが、電力残量表示部に表示される発光色から、発光部が残りどの程度の時間だけ発光(点灯)可能かを容易に知ることができない。
【0057】
また、表1に示されるとおり、例えば第4段階は約170分間をカバーするのに対し、第5段階に至るとその3分の1以下の約55分間しかカバーしない、といったように、各段階がカバーする発光部点灯可能時間に大きなばらつきが生じ得る。これでは、ユーザーがイベント用発光具の稼働可能時間を知ることの意義が十分に生かされなくなる可能性もある。
【0058】
そこで、電源(電池)の電力減少率ではなく、発光部の(残りの)発光(点灯)可能時間に基づき、複数の発光色を振り分ける(複数の発光色により表示分けする)ように構成すると好適である。
【0059】
この場合、発光部の(残りの)発光(点灯)可能時間が一定数減少するごとに、電力残量表示部に表示される発光色が異なっていくように構成するものとしてもよい。例えば、本実験条件において、発光部の(残りの)発光(点灯)可能時間が約2時間減少するごとに電力残量表示部に表示される発光色が異なっていくように構成する。これらの記憶や制御は、IC等の制御手段により行われる。この場合の各段階における電力残量表示部の発光色(下記(1))、それぞれの電力減少率(下記(2))、及び電力残量表示部がそれぞれの発光色((1)の発光色)で発光する時間を整理したものを、下記表3に示す。
【0060】
表3




【0061】
これを、各段階の電力減少率の最小値において、発光部の残りの発光(点灯)可能時間に換算したものを表4に示す。
【0062】
表4




【0063】
例えば電力残量表示部の発光色が赤色の場合、ユーザーは、発光部の残りの発光可能時間が約600分間(約5時間)~約480分間(約4時間)であると認識することができる。
【0064】
以上のような構成によれば、ユーザーにおいて、電源の電力の減少率(残存率)ではなく、発光部が残りどの程度の時間だけ発光(点灯)可能か(あるいは、イベント用発光具をどの程度の時間稼働させたか)について、電力残量表示部の発光色からおおよその見込みを端的に知ることが可能となり、極めて便宜なものとなる。
【0065】
電力残量表示部に表示される発光色は適宜決することができる。電力残量が少なくなったことを示す発光色は、(複数のLEDの混色による発光でなく)単色発光とするのが好ましい。電力残量が少なくなった場合に混色発光(例えば赤色LEDと緑色LEDを発光させて電力残量表示部において黄色の発光色により発光)とすると、電力が十分でないことにより混色発光が色崩れして所望の発光色(上記の例では黄色発光)が得られないおそれも考えられる。
【0066】
なお、上記の約120分ごとの時間割は一例にすぎず、例えば約60分ごとや約180分ごとのように、適宜定めることが可能である。また、発光部の残りの発光(点灯)可能時間は均等割としなくてもよく、例えば初めの段階では120分間ごととし、最後の約180分間についてのみ約60分間ごとに異なる発光色を割り当てるといったようにしてもよい。更に、異なる発光色だけでなく、点灯パターン(一定時間連続して点灯・消灯を繰り返すパターン)を変えるように構成してもよい。
【0067】
(実施例3)
本発明は、イベント用発光具の電源を充電式電池とした場合の充電状態の表示においても適用することができる。本実施例においては、電源を充電可能なリチウムイオン電池とした場合を例にして説明する。
【0068】
図7及び図8に、本実施例のイベント用発光具(11)が示されている。これらの図に示されるように、イベント用発光具(11)の把持部(3)には充電ポート(12)が設けられる。充電は、例えばUSBケーブルを用いて充電ポートとパソコンを接続するなどして行うことができる。なお、このイベント用発光具は、充電ポートが設けられることの他は、基本的に実施例1のイベント用発光具と同じである(図7等の符号も、図1等の符号と同じものを用いている)。
【0069】
本発明においては、充電中に電力残量表示部(7)が電力残量に応じて発光するように構成することができる。
【0070】
本実施例においても、ユーザーが表示部点滅手段(8)を操作した時に電力残量表示部(7)が点灯するように構成してもよい。ただし、充電時については、前述のイベント用発光具の使用時(イベントにおける使用時)における事情(電力残量表示部(7)の発光はできるだけ短時間でなければならないといった事情)が必ずしも存しないため、電力残量表示部(7)が自動的に点灯、発光するように構成してもよい。
【0071】
電力残量表示部(7)の点灯、発光については、実施例1及び2に記載した点を適用ないし応用することが可能である。すなわち、例えば、電源(電池)の電力残量の状態を、電力残量表示部において、単色かつ複数の点灯パターンにより表示したり、複数の発光色によって表示分けしたり、それらの組み合わせを用いたりする構成とすることができる。また、複数の発光色によって表示分けする場合においては、電力減少率(電力消費率)に基づいてもよいし、好適には、発光部の(残りの)発光可能時間に基づき、複数の発光色を振り分ける(複数の発光色により表示分けする)ように構成してもよい。
【0072】
実施例1、2、3で記載した機能を併せ持つようにイベント用発光具を構成することも可能である。
【0073】
なお、実施例1、2、3で記載した機能を併せ持つようにイベント用発光具を構成する場合、例えば、イベント用発光具の使用時の電力残量の状態につき、電力残量表示部(7)の発光色の順序が第1段階(電力が最も残存している段階。以下、段階ごとに順次電力が減少。)はピンク色の発光色、第2段階は赤色の発光色、第3段階は緑色の発光色、第4段階は青色の発光色、第5段階は白色の発光色、第6段階(電力が最も少ない段階)は黄色の発光色、のように構成したときは、充電時の電力残量の状態については、電力残量表示部(7)の発光色は逆の順序により変化するように構成することができる。すなわち、この場合の充電時の電力残量の状態は、第6段階(電力が最も少ない段階)の黄色の発光色から始まり、第5段階(白色の発光色)、第4段階(青色の発光色)、第3段階(緑色の発光色)、第2段階(赤色の発光色)を経て、第1段階(ピンク色の発光色)へ至るものとなる。このように、イベント用発光具の使用時と充電時の電力残量、発光部の発光可能時間、電力残量表示部の発光色が対応するように構成すれば、電力残量の状態についての発光色がイベント用発光具の使用時と充電時で一致することで、ユーザーが使用時と充電時を通じて電力残量の状態を一見して認識しやすいものとなる。
【産業上の利用可能性】
【0074】
これまでのイベント用発光具においては、ユーザーは、電力残量を容易に知ることができなかった。本発明によれば、ユーザーはこれを容易に知ることが出来るので、電源の電力がある程度消費された状態で(電力残量が少なくなる前に)、電池を取り替えたり、充電したりすることが可能となる。
【0075】
また、本発明によれば、電力残量を、単に電力全体に対する割合でなく、イベント用発光具の発光可能時間(電力残量からみた稼働可能時間)によって知ることができるようにも構成することが出来る。そのため、ユーザーとしては、最も重要となるイベント用発光具の電源(電池)の残りの稼働可能時間が端的に得られるものとなる。
【0076】
更に、今後、充電式、特にリチウムイオン電池等の高性能バッテリーを電源とするイベント用発光具が望まれていく可能性が見込まれる。かかるイベント用発光具においては、イベント中に充電したり電源を交換したりすることが困難であるため、イベント前に電力残量を知ることがより一層重要となる。本発明によれば、この点が可能となるため、高性能バッテリーを電源とするイベント用発光具の普及を促進するものとなり得、SDGs(Sustainable Development Goals website)、特に目標12「つくる責任 つかう責任」にも合致するものとなり得る。
【0077】
従って、本発明の当業界における産業上の利用可能性は極めて高い。
【符号の説明】
【0078】
1、11 イベント用発光具
2 発光部
3 把持部
4 光源
5 発光部点滅手段
6 電源
7 電力残量表示部
8 表示部点滅手段
9 制御手段
10 電力残量表示部の光源
12 充電ポート
17 電力残量表示部の上方
27 電力残量表示部の下方
37 反射部材
【要約】      (修正有)
【課題】限られた電力をできるだけ消費せず、かつ、イベント用発光具本来の発光を妨げることなく、ユーザーが電源の電力残量を必要な時のみ知ることができる手段を有するイベント用発光具を提供することである。
【解決手段】本発明のイベント用発光具1は、光源から供給される光により発光する発光部2と、把持部3を有する。把持部3には、光源と、電源と、前記光源から供給される光の点灯及び消灯がユーザーによって操作される発光部点滅手段と、前記電源の電力残量が光により表示される電力残量表示部7と、電力残量表示部7における光の点灯及び消灯がユーザーによって操作される表示部点滅手段8とが設けられる。電力残量表示部7は表示部点滅手段8が操作されている間のみ発光するように構成してもよい。また、電力残量表示部7は、前記電源の電力残量に従い異なる発光色の光が表示されるように構成してもよい。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8