(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-30
(45)【発行日】2023-06-07
(54)【発明の名称】軟性内視鏡
(51)【国際特許分類】
A61B 1/01 20060101AFI20230531BHJP
A61B 1/00 20060101ALI20230531BHJP
【FI】
A61B1/01 511
A61B1/00 632
A61B1/00 711
A61B1/00 680
(21)【出願番号】P 2021575996
(86)(22)【出願日】2021-03-29
(86)【国際出願番号】 CN2021083563
(87)【国際公開番号】W WO2022057233
(87)【国際公開日】2022-03-24
【審査請求日】2021-12-20
(31)【優先権主張番号】202010978469.8
(32)【優先日】2020-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519118865
【氏名又は名称】上海安清医療器械有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI ANQING MEDICAL INSTRUMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】3&4 FLOOR,No.2 BUILDING,366,HUIQING ROAD,PUDONG NEW DISTRICT,SHANGHAI,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100142804
【氏名又は名称】大上 寛
(72)【発明者】
【氏名】厳航
【審査官】▲高▼木 尚哉
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111202487(CN,A)
【文献】特表2020-518368(JP,A)
【文献】特開2010-158456(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 1/00-1/32
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体部、撮像部、及びデバイス切換部を有し、
前記本体部は、可撓性フレキシブル挿入部、及び前記フレキシブル挿入部の一端に接続される把手部を有し、
前記把手部は、第1差込口を有し、
前記フレキシブル挿入部は、第1通路を有し、
前記第1差込口は、前記撮像部及び前記デバイス切換部に対応し、前記第1通路に直接又は間接に接続され、
前記撮像部を前記第1差込口に挿入した時に、少なくとも一部の前記撮像部が前記第1通路に挿入され、
第1デバイスを装備している前記デバイス切換部を前記第1差込口に挿入した時に、前記第1デバイスが前記第1通路に挿入され
、
前記把手部は、第1電気コネクタをさらに有し、
前記撮像部を前記把手部に挿入した時に、前記撮像部が前記第1電気コネクタに導電的に挿入接続され、
前記デバイス切換部は、電気コネクタ保護部を有し、
前記デバイス切換部を前記把手部に挿入した時に、前記電気コネクタ保護部が前記第1電気コネクタに接続されることを特徴とする、
軟性内視装置。
【請求項2】
前記本体部は、前記把手部外に位置する外部接続部をさらに有し、
前記第1電気コネクタは、前記外部接続部に直接又は間接に電気接続され、
前記撮像部を前記第1電気コネクタに挿入接続した時に、前記撮像部が前記第1電気コネクタを介して前記外部接続部に電力及び/又は信号を伝送することを特徴とする、
請求項
1に記載の軟性内視装置。
【請求項3】
前記本体部は、回路基板及び第1電線をさらに有し、
前記回路基板は、前記把手部内に位置し、前記第1電気コネクタに電気接続され、前記第1電線を介して前記外部接続部に接続して電力及び/又は信号を伝送し、
前記第1電線は、前記把手部の電線孔を通り抜けることを特徴とする、
請求項
2に記載の軟性内視装置。
【請求項4】
前記デバイス切換部は、第1把手を有し、
前記第1把手は、前記第1デバイス
が通り抜けるためのデバイス通路を有することを特徴とする、
請求項1に記載の軟性内視装置。
【請求項5】
前記把手部は、第2デバイスを挿入するための第2差込口をさらに有し、
前記フレキシブル挿入部は、前記第2デバイスを挿入するための第2通路を有し、
前記第2差込口は、前記第2通路に直接又は間接に接続されることを特徴とする、
請求項1に記載の軟性内視装置。
【請求項6】
前記フレキシブル挿入部は、湾曲ロッド、ヘッドモジュール、及び前記ヘッドモジュールに延伸される光学表示モジュールを有し、
前記湾曲ロッドは、その一端が前記把手部に接続され、もう一端が前記ヘッドモジュールに接続され、
前記第1通路、及び第2デバイスを挿入するための第2通路は、いずれも前記湾曲ロッド内に設けられ、且つ前記ヘッドモジュール内に設けられ、
前記光学表示モジュールは、通路内のデバイスの位置を表示するために用いられることを特徴とする、
請求項1~
5のいずれか1項に記載の軟性内視装置。
【請求項7】
前記ヘッドモジュールは、ヘッド第1通路、ヘッド第2通路、発光部、及び少なくとも1つのヘッド光ファイバー通路を有し、
前記光学表示モジュールは、照明光ファイバーを有し、
前記把手部は、観察窓を有し、
前記第1通路が前記ヘッド第1通路の入口に接続され、前記第2通路が前記ヘッド第2通路の入口に接続され、前記ヘッド光ファイバー通路の光入力端が前記ヘッド第1通路又は前記ヘッド第2通路に延伸され、
前記ヘッド第1通路又は前記ヘッド第2通路に挿入されたデバイスは、対応するヘッド光ファイバー通路の光入力端を遮断し、
前記照明光ファイバーを前記ヘッド光ファイバー通路に挿入し、且つ前記光入力端が遮断されていない場合に、前記照明光ファイバーの第1端によって前記発光部から直接又は間接に伝送してきた光信号を受信し、さらに前記光信号を前記照明光ファイバーの第2端に伝導し、
前記照明光ファイバーの第2端は、前記把手部内に延伸され、前記観察窓の内側に位置することを特徴とする、
請求項
6に記載の軟性内視装置。
【請求項8】
前記撮像部は、カメラパッケージ部、伝導ロッド、第2把手、前記第2把手に設けられる第2電気コネクタ、及び第2電線を有し、
前記伝導ロッドは、そのロッド部の少なくとも一部が可撓性を有し、その一端が前記第2把手に接続され、
前記カメラパッケージ部は、前記伝導ロッドのもう一端に設けられ、
前記第2電線は、前記伝導ロッド及び前記第2把手に挿入され、その一端が前記カメラパッケージ部に直接又は間接に接続され、もう一端が前記第2電気コネクタに直接又は間接に接続され、
前記撮像部を前記第1差込口に挿入した時に、前記第2電気コネクタが前記把手部内の第1電気コネクタに挿入接続され、前記伝導ロッドが前記第1通路に挿入されることを特徴とする、
請求項1~
5のいずれか1項に記載の軟性内視装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療機器の分野、特に軟性内視装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、内視鏡及びその手術デバイスは低侵襲診断治療の分野で広く使われる。低侵襲医療技術の発展につれて内視鏡の要求が高まっている。内視鏡は、到達部位によって分類すると神経鏡、尿道膀胱鏡、切除鏡、腹腔鏡、関節鏡、副鼻腔鏡、喉頭鏡等に分けられる。内視鏡のヘッド部の湾曲性によって軟性内視鏡及び硬性内視鏡に分けられる。
【0003】
従来の軟性内視鏡は、撮像部及び本体部を有する。本体部は、デバイス差込口、撮像部差込口、デバイス通路、及び撮像通路を有する。デバイスをデバイス差込口及びデバイス通路に挿入し、撮像部を撮像部差込口及び撮像通路に挿入する。このような構造であると、複数のデバイスを利用する時に各デバイスを順番にデバイス通路に挿入しなければならず、手術時間及び難易度が大幅に向上し、複数のデバイスの共同操作を実現できない。
【0004】
上記従来技術では、デバイスをデバイス差込口及びデバイス通路に挿入すると、2つのデバイスを同時に挿入できず、且つ挿入されたデバイスの位置を表示できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の軟性内視装置は、2つのデバイスを同時に挿入できない課題、及び挿入されたデバイスの位置を正確に表示できない課題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面の軟性内視装置は、本体部、撮像部、及びデバイス切換部を有する。前記本体部は、可撓性フレキシブル挿入部、及び前記フレキシブル挿入部の一端に接続される把手部を有する。前記把手部は、第1差込口を有する。前記フレキシブル挿入部は、第1通路を有する。前記第1差込口は、前記第1通路に直接又は間接に接続される。
【0007】
前記第1差込口は、前記撮像部及び前記デバイス切換部に対応する。前記撮像部を前記第1差込口に挿入した時に、少なくとも一部の前記撮像部が前記第1通路に挿入される。第1デバイスを装備している前記デバイス切換部を前記第1差込口に挿入した時に、前記第1デバイスが前記第1通路に挿入される。
【0008】
好ましくは、前記デバイス切換部は、第1把手を有する。前記第1把手は、前記第1デバイスを通り抜けるためのデバイス通路を有する。
【0009】
好ましくは、前記把手部は、第2デバイスを挿入するための第2差込口をさらに有する。前記フレキシブル挿入部は、前記第2デバイスを挿入するための第2通路を有する。前記第2差込口は、前記第2通路に直接又は間接に接続される。
【0010】
好ましくは、前記把手部は、第1電気コネクタをさらに有する。前記撮像部を前記把手部に挿入した時に、前記撮像部が前記第1電気コネクタに導電的に挿入接続される。
【0011】
前記デバイス切換部は、電気コネクタ保護部を有する。前記デバイス切換部を前記把手部に挿入した時に、前記電気コネクタ保護部が前記第1電気コネクタに接続される。
【0012】
好ましくは、前記本体部は、前記把手部外に位置する外部接続部をさらに有する。前記第1電気コネクタは、前記外部接続部に直接又は間接に電気接続される。前記撮像部を前記第1電気コネクタに挿入接続した時に、前記撮像部が前記第1電気コネクタを介して前記外部接続部に電力及び/又は信号を伝送する。
【0013】
好ましくは、前記本体部は、回路基板及び第1電線をさらに有する。前記回路基板は、前記第1電気コネクタに電気接続され、前記第1電線を介して前記外部接続部に接続して電力及び/又は信号を伝送する。前記回路基板は、前記把手部内に位置する。前記第1電線は、前記把手部の電線孔を通り抜ける。
【0014】
好ましくは、前記フレキシブル挿入部は、湾曲ロッド、ヘッドモジュール、及び前記ヘッドモジュールに延伸される光学表示モジュールを有する。前記湾曲ロッドは、その一端が前記把手部に接続され、もう一端が前記ヘッドモジュールに接続される。前記第1通路、及び第2デバイスを挿入するための第2通路は、いずれも前記湾曲ロッド内に設けられ、且つ前記ヘッドモジュール内に設けられる。前記光学表示モジュールは、通路内のデバイスの位置を表示するために用いられる。
【0015】
好ましくは、前記ヘッドモジュールは、ヘッド第1通路、ヘッド第2通路、発光部、及び少なくとも1つのヘッド光ファイバー通路を有する。前記光学表示モジュールは、前記ヘッド光ファイバー通路に挿入される照明光ファイバーを有する。前記把手部は、観察窓を有する。
【0016】
前記第1通路が前記ヘッド第1通路の入口に接続され、前記第2通路が前記ヘッド第2通路の入口に接続され、前記ヘッド光ファイバー通路の光入力端が前記ヘッド第1通路又は前記ヘッド第2通路に延伸される。前記ヘッド第1通路又は前記ヘッド第2通路に挿入されたデバイスは、対応するヘッド光ファイバー通路の光入力端を遮断する。
【0017】
前記ヘッド光ファイバー通路の一端が挿入されたデバイスによって遮断されていない場合に、前記照明光ファイバーの第1端によって前記発光部から直接又は間接に伝送してきた光信号を受信し、さらに前記光信号を前記照明光ファイバーの第2端に伝導する。前記照明光ファイバーの第2端は、前記把手部内に延伸され、前記観察窓の内側に位置する。
【0018】
好ましくは、前記撮像部は、カメラパッケージ部、伝導ロッド、第2把手、前記第2把手に設けられる第2電気コネクタ、及び第2電線を有する。
【0019】
前記伝導ロッドは、そのロッド部の少なくとも一部が可撓性を有し、その一端が前記第2把手に接続される。前記カメラパッケージ部は、前記伝導ロッドのもう一端に設けられる。前記第2電線は、前記伝導ロッド及び前記第2把手に挿入され、その一端が前記カメラパッケージ部に直接又は間接に接続され、もう一端が前記第2電気コネクタに直接又は間接に接続される。
【0020】
前記撮像部を前記第1差込口に挿入した時に、前記第2電気コネクタが前記把手部内の第1電気コネクタに挿入接続され、前記伝導ロッドが前記第1通路に挿入される。
【0021】
好ましくは、前記第2電気コネクタは、Type Cのオスコネクタである。前記第1電気コネクタは、Type Cのメスコネクタである。
【発明の効果】
【0022】
本発明の軟性内視装置は、デバイス切換部を有するために、第1デバイスをデバイス切換部に装備してから軟性内視装置に挿入できる。また、前記第1デバイスを挿入するための通路及び差込口は、撮像部の通路及び差込口(即ち、第1通路及び第1差込口)として利用できる。よって、本発明のデバイス切換部を利用すると、通路及び差込口を重複利用して第1デバイスの導入通路を形成できる。前記通路及び差込口に撮像部のみを挿入した従来技術と比べて、本発明は、前記通路及び差込口の機能を拡大し、新たなデバイスの挿入方法を実現できる。それによって、2つのデバイスを挿入して使用できる。第2通路、第2差込口、第1通路、及び第1差込口を組み合わせて、2つのデバイスの挿入及び使用を実現し、軟性内視装置の機能を拡大できる。さらに、複数のデバイスを組み合わせてより複雑な操作を実現できる。また、本発明において、2つのデバイスの挿入は、径方向のスペースを取る必要がない(例えば、別で通路を設けなくてもよい)ため、内視装置の外径を抑えることができる。
【0023】
好ましい実施例において、デバイス切換部に電気コネクタ保護部を設けることで、例えば水やその他の異物が入らないように電気コネクタを有効に保護できる。
【0024】
好ましい実施例において、照明光ファイバー及び対応のヘッド光ファイバー通路によれば、光信号の入力及び伝導を実現できる。また、観察窓からデバイスがヘッドモジュールの対応位置に挿入されたか否かを確認できる。具体的には、出力された光信号が認められた場合に、ヘッド光ファイバー通路の光入力端が遮断されていないことを示し、即ち、デバイスが対応位置に挿入されていないことを示す。出力された光信号が認められなかった(又は光信号が弱い)場合に、ヘッド光ファイバー通路の光入力端が遮断されることを示し、即ち、デバイスがほぼ対応位置に挿入されたことを示す。
【図面の簡単な説明】
【0025】
本発明の実施形態又は既存技術における技術案をより明確に説明するために、以下に実施形態又は既存技術の説明に必要な添付図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明の添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しているに過ぎず、当業者であれば、創造的労力を費やすことなく、これらの添付図面に基づいて他の図面を得ることもできる。
【
図1a】本発明の1つの実施例の軟性内視装置の構造模式
図1である。
【
図1b】本発明の1つの実施例の軟性内視装置の構造模式
図2である。
【
図2a】本発明の1つの実施例の軟性内視装置の構造模式
図3である。
【
図2b】本発明の1つの実施例の軟性内視装置の構造模式
図4である。
【
図3】本発明の1つの実施例のデバイス切換部の構造模式
図1である。
【
図4】本発明の1つの実施例のデバイス切換部の構造模式
図2である。
【
図5】本発明の1つの実施例のデバイス切換部の構造模式
図3である。
【
図6】本発明の1つの実施例のデバイス切換部の構造模式
図4である。
【
図7a】本発明の1つの実施例の軟性内視装置の構造模式
図1である。
【
図7b】本発明の1つの実施例の軟性内視装置の構造模式
図2である。
【
図8】本発明の1つの実施例の撮像部の構造模式
図1である。
【
図9】本発明の1つの実施例の撮像部の構造模式
図2である。
【
図10】本発明の1つの実施例のヘッドモジュール、第1通路、及び第2通路の断面構造模式図である。
【
図11】
図1のA-A断面の部分構造模式図である。
【
図12】
図1のB-B断面の部分構造模式図である。
【
図13】
図1のC-C断面の部分構造模式図である。
【
図14】本発明の1つの実施例のヘッドモジュール、第1通路、及び第2通路の側面構造模式
図1である。
【
図16】本発明の1つの実施例のヘッドモジュール、第1通路、及び第2通路の側面構造模式
図2である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を開示しながら本発明の実施例を詳しく説明するが、実施例があくまで例示であり、種々の変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0027】
本発明の明細書及び請求項に記載の用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等は、類似の対象を区別するために用いられるが、その順番を制限するものではない。それらの用語を適切に交換し、下記図面及び実施例に開示する順番以外の形で実施してもよい。また、用語「含む」、「有する」、及びその類似の用語は、他の可能性を排除する意図、例えば、一連の工程又は要素を有するプロセス、方法、システム、製品、又は設備に対してそれらの工程又は要素を限定する意図で使われるものではない。
【0028】
以下、具体的な実施例を開示しながら本発明を詳しく説明するが、下記実施例を互いに組み合わせてもよい。同じ若しくは類似の概念、又はプロセスの説明を省略する場合もある。
【0029】
図1a、
図1b、
図2a、及び
図2bを参照しながら説明する。軟性内視装置は、本体部1、撮像部4、及びデバイス切換部3を有する。
【0030】
本体部1は、使い捨て本体部1である。撮像部2は、再利用可能な撮像部2である。前記本体部1は、滅菌済み製品であり、使用後に廃棄される。前記撮像部2は、手術前に消毒する必要がある(アルコール又はプラズマ滅菌等)。
【0031】
本発明の実施例において、前記本体部1は、可撓性フレキシブル挿入部11、及び前記フレキシブル挿入部11の一端に接続される把手部12を有する。前記把手部12は、第1差込口13を有する。前記フレキシブル挿入部11は、第1通路14を有する。前記第1差込口13は、前記第1通路14に直接又は間接に接続される。
【0032】
本体部1は、フレキシブル挿入部11及び把手部12を設けるために用いられ、挿入された撮像部及びデバイスの隔離環境を実現できる任意の構造である。本実施例において、例えばシース等を利用して本体部1の機能を実現できる。フレキシブル挿入部11は、挿入するためのフレキシブル湾曲構造であり、一部が硬質パイプ又は軟質パイプで接続して構成されてもよく、硬質又は軟質のパイプ材に線を刻印して形成されてもよい。
【0033】
撮像部2は、画像の収集によって内視の機能を実現できる任意の構造である。前記撮像部2は、本体部1に挿入又は本体部1から退出できる。
図1bを参照しながら説明する。本発明の実施例において、前記第1差込口13は、前記撮像部4に対応する。即ち、前記撮像部4は、第1差込口13に挿入できるサイズ及び形状を有する。前記撮像部4を前記第1差込口13に挿入した時に、少なくとも一部の前記撮像部4が前記第1通路14に挿入される。
【0034】
図1aを参照しながら説明する。本発明の実施例において、前記第1差込口13は、前記デバイス切換部3に対応する。即ち、デバイス切換部3及びデバイス切換部3に装備されるデバイスを第1差込口13に挿入できる。第1デバイス2を装備されている前記デバイス切換部3を前記第1差込口13に挿入した時に、前記第1デバイス2が前記第1通路14に挿入される。
【0035】
第1デバイスは、本体部に挿入できる任意のデバイスであり、例えば、電気凝固デバイス、切断デバイス、クランプデバイス、スネアデバイス等が挙げられる。
【0036】
本実施例において、デバイス切換部を有するために、第1デバイスをデバイス切換部に装備してから軟性内視鏡装置に挿入できる。また、前記第1デバイスを挿入するための通路及び差込口は、撮像部の通路及び差込口(即ち、第1通路及び第1差込口)として利用できる。よって、本発明のデバイス切換部を利用すると、通路及び差込口を重複利用して第1デバイスの導入通路を形成できる。前記通路及び差込口に撮像部のみを挿入した従来技術と比べて、本発明は、前記通路及び差込口の機能を拡大し、新たなデバイスの挿入方法を実現できる。それによって、2つのデバイスを挿入して使用できる。
【0037】
図2a及び
図2b参照しながら説明する。前記把手部12は、第2デバイス5を挿入するための第2差込口15をさらに有する。前記フレキシブル挿入部11は、前記第2デバイス5を挿入するための第2通路16を有する。前記第2差込口15は、前記第2通路16に直接又は間接に接続される。
【0038】
第2デバイス5は、例えば、電気凝固デバイス、切断デバイス、クランプデバイス、スネアデバイス等が挙げられるが、それらに限定されない。
【0039】
上記第1通路及び第2通路は、独立した管体で形成されてフレキシブル挿入部に挿入されてもよく、管体を配置せずにフレキシブル挿入部内に形成されてもよい。第1通路と第1差込口との間、第2通路と第2差込口との間は、直接又は間接(例えば、中間接続構造を介する)に接続される。
【0040】
本実施例において、2つのデバイスの挿入及び使用を実現し、軟性内視装置の機能を拡大し、複数のデバイスを組み合わせてより複雑な操作を実現できる。また、本発明において、2つのデバイスの挿入は、径方向のスペースを取る必要がない(例えば、別で通路を設けなくてもよい)ため、内視装置の外径を抑えることができる。
【0041】
また、上記実施例に置いて、デバイスを設けるための通路数は2つであるが、それらに限定されない。
【0042】
実際の使用において、分離可能な撮像部を使い捨て本体部に挿入する時に一般的な軟性内視鏡と明らかな構造上の違いがないが、分離可能な撮像部を本体部から退出する時に、空いた通路が2つのデバイス通路を形成できる。よって、内視鏡の外径を抑えると共に、複数のデバイスを組み合わせてより複雑な操作を実現できる。
【0043】
図3~
図6参照しながら説明する。1つの実施例において、前記デバイス切換部3は、第1把手31を有する。前記第1把手31は、前記第1デバイス2
が通り抜けるためのデバイス通路を有する。
【0044】
第1把手31は、その一端が入力コネクタ34を有し、もう一端が出力コネクタ33を有する。第1デバイス2は、入力コネクタ34に導入されてデバイス通路を通り抜ける。前記デバイス通路は、それぞれ入力コネクタ34及び出力コネクタ33に接続される。
【0045】
入力コネクタ34及び出力コネクタ33は、第1把手31から突出する構造であってもよい。入力コネクタ34において、例えば、第1把手31に近い一端の直径が第1把手31から遠い一端の直径より小さい。出力コネクタ33は、把手部に設けられる位置決め構造であってもよい。例えば、把手部は、前記出力コネクタ31に接続される位置決めるための接続対応部を有する。
【0046】
出力コネクタ33は、弾性圧縮部、例えば、後述の第2把手41の弾性圧縮部412を利用できる。
【0047】
1つの実施例において、前記把手部は、第1電気コネクタ(図示せず)をさらに有する。前記撮像部4を前記把手部12に挿入した時に、前記撮像部4が前記第1電気コネクタに導電的に挿入接続される。
【0048】
それに対応し、前記デバイス切換部3は、電気コネクタ保護部32を有する。即ち、第1把手31の一端(即ち、出力コネクタが設けられる一端)は、電気コネクタ保護部32を有する。前記デバイス切換部3を前記把手部12に挿入した時に、前記電気コネクタ保護部32が前記第1電気コネクタに接続される。本実施例において、デバイス切換部に電気コネクタ保護部を設けることで、例えば水やその他の異物が入らないように電気コネクタを有効に保護できる。
【0049】
実際の使用において、前記デバイス切換部は、前記撮像部を他のデバイスの接続口に挿入するか、又は前記撮像部を他のデバイスの接続口から退出させるために用いられ、また、例えば水がType-Cの電気コネクタに入ることを防ぐことができる。
【0050】
図7a及び
図7bを参照しながら説明する。前記本体部1は、前記把手部12外に位置する外部接続部17をさらに有する。前記第1電気コネクタは、前記外部接続部に直接又は間接に電気接続される。前記撮像部4を前記第1電気コネクタに挿入接続した時に、前記撮像部4が前記第1電気コネクタを介して前記外部接続部に電力及び/又は信号を伝送する。即ち、撮像部4、第1電気コネクタ、外部接続部17、及び外部の他の設備は、直接又は間接に電気経路を形成し、前記電気経路を介して電力及び/又は電気信号を伝送する。
【0051】
前記電力の伝送は、例えば撮像部2の画像取得部への給電が挙げられる。本体部及び撮像部等が照明モジュールを有する場合、前記電力の伝送は、照明モジュール等への給電が挙げられる。上記信号の伝送は、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)画像信号の伝送、撮像部2の制御信号の伝送が挙げられる。
【0052】
1つの実施例において、前記本体部は、第1回路基板(図示せず)及び第1電線18をさらに有する。前記第1回路基板は、前記第1電気コネクタに電気接続され、前記第1電線18を介して前記外部接続部17に接続して電力及び/又は信号を伝送する。前記第1回路基板は、前記把手部内に位置する。前記第1電線18は、前記把手部12の電線孔を通り抜ける。
【0053】
本実施例において、撮像部を本体部の第1差込口に挿入した後に、本体部の第1電気コネクタ及び外部接続部等を介して外部に電気接続されるため、撮像部が直接に外部に電気接続される必要がない。本実施例において、撮像部が完全に滅菌隔離されるため、安全性の懸念を減少させる。また、撮像部の電線が滅菌ジャケットを通り抜ける必要がないため、操作性を向上させる。
【0054】
図7a及び
図7bを参照しながら説明する。1つの実施例において、前記軟性内視装置は、滅菌隔離蓋6をさらに有する。前記撮像部4及びデバイス切換部等を前記第1差込口13に挿入した後に、前記滅菌隔離蓋6が前記第1差込口13に蓋をする。滅菌隔離蓋によって本体部1内を隔離することができる。また、本発明は、滅菌隔離蓋6を有しなくてもよい。
【0055】
1つの実施例において、前記撮像部2は、カメラパッケージ部43、伝導ロッド44、第2把手41、前記第2把手に設けられる第2電気コネクタ42、及び第2電線45を有する。
【0056】
前記伝導ロッド44は、そのロッド部の少なくとも一部が可撓性を有し、その一端が前記第2把手41に接続される。前記カメラパッケージ部43は、前記伝導ロッド44のもう一端に設けられる。前記第2電線45は、前記伝導ロッド44及び前記第2把手41に挿入され、その一端が前記カメラパッケージ部に直接又は間接に接続され、もう一端が前記第2電気コネクタ42に直接又は間接に接続される。
【0057】
前記撮像部4を前記第1差込口に挿入した後に、前記第2電気コネクタ42を前記把手部12内の第1電気コネクタに挿入接続し、前記伝導ロッドを前記第1通路に挿入する。
第1電線及び第2電線は、1本の電線であってもよく、複数の同じ又は異なる電線であってもよく、電線に他の部品を配置してもよい。
【0058】
1つの実施例において、使い捨て本体部は、その製造工程において第1通路の長さ等を正確に制御しにくい。また、使い捨て本体部を湾曲する時に通路が延伸又は圧縮される。
【0059】
上記2つの状況があるため、カメラパッケージ部43が特定の位置に到達し難く、例えば、フレキシブル挿入部11の先端に正確に到達して前方の画像を収集できず、視野の範囲に影響を及ばす。そのため、本実施例において、弾性圧縮部412を有する。具体的には、前記把手41は、把持ヘッド411、及び前記把持ヘッド411に設けられる弾性圧縮部412を有する。
【0060】
前記弾性圧縮部412は、その前記撮像部の挿入方向に沿う一端が前記伝導ロッド44に直接又は間接に接続され、もう一端が前記把持ヘッド411に直接又は間接に接続される。例えば、部品カバー4122を介して把持ヘッド411に接続されることで、相対的な位置が固定される。前記撮像部4を前記第1差込口に挿入した後に、前記把手部12に対する前記把持ヘッド411の位置が固定される。例えば、把手部12内に対応の位置決め構造を設けて、把持ヘッド411を挿入した後に位置決め構造によって把手部12に対する把持ヘッド411の位置を固定してもよい。
【0061】
前記撮像部4を前記第1差込口に挿入した後に、前記弾性圧縮部412の弾性力を利用して前記伝導ロッド44を直接又は間接に押し、前記カメラパッケージ部43を前記本体挿入部の先端、即ち特定の位置に位置させる。
【0062】
弾性圧縮部412の弾性力は、弾性部の変形に対する反作用力である。弾性部がバネである場合、前記変形は、例えば延伸又は圧縮が挙げられる。弾性部が板バネ又は他の構造である場合、前記変形は、構造の一部の運動が挙げられる。
【0063】
具体的には、前記弾性圧縮部412は、弾性部4121(例えばバネ)、部品カバー4122、及び部品ジャケット4123を有する。前記把持ヘッド411は、その前記カメラパッケージ部に近い側壁(
図8の右側の側壁)に弾性部孔を有する。弾性圧縮部412の一部構造は前記弾性部孔を通り抜ける。前記弾性部4121、前記部品カバー4122、及び前記部品ジャケット4123は、いずれも前記把持ヘッド411の内室に設けられる。前記弾性部4121は、前記挿入方向に沿って前記部品カバー4122と前記部品ジャケット4123との間に接続される。
【0064】
前記第2電線45は、順に前記弾性部孔、前記部品ジャケット4123、及び前記部品カバー4122を通り抜けて、
図8を例として説明すると、右から左に順に弾性部孔、前記部品ジャケット、及び前記部品カバーを通り抜ける。前記伝導ロッド44に対する前記部品ジャケット4123の位置が固定され、前記把持ヘッド411に対する前記部品カバー4122の位置が固定される。例えば、溶接で固定接続してもよい。
【0065】
前記弾性圧縮部412は、部品座4124をさらに有する。前記部品座は、前記弾性部孔に挿入される。前記部品ジャケット4123及び前記弾性部4121は、いずれも前記部品座4124の内側に位置する。前記部品カバー4122は、前記部品座4124におけるカメラパッケージ部43から遠い一端に蓋をする。部品座4124に対する部品カバー4122の位置が固定され、把持ヘッド411に対する部品座4124の位置が固定される。
【0066】
前記弾性圧縮部によれば、弾性力を利用してカメラパッケージ部を特定の位置に位置させ、製造及び組み立てにおける寸法誤差による撮像への影響を避けることができる。
【0067】
具体的には、前記オスコネクタ42及び前記弾性部孔は、前記把持ヘッドの一側壁に設けられ、同じ方向の挿入運動によって、把持ヘッドの挿入、及びオスコネクタとメスコネクタとの接続(即ち、第1電気コネクタと第2電気コネクタとの接続)を同時に実現できる。
【0068】
前記把持ヘッド411の内室に第2回路基板46をさらに有する。前記側壁に対する前記第2回路基板46の位置が固定される。前記第2電線45は、前記第2回路基板26を介して前記第2電気コネクタ42に接続される。回路基板を介して電気接続すれば、電気接続の安定性を確保できる。
【0069】
これを考慮して、本実施例において、電気コネクタの挿入接続によって電気接続することで、組み立てが簡単である。また、電気コネクタ、外部接続部等が使い捨てであるため、そのまま全体を廃棄できる。
【0070】
第1電気コネクタは、メスコネクタであり、第2電気コネクタは、オスコネクタである。他の例において、第2電気コネクタは、メスコネクタであり、第1電気コネクタは、オスコネクタである。
【0071】
前記第2電気コネクタは、Type Cのオスコネクタであり、前記第1電気コネクタは、Type Cのメスコネクタである。
【0072】
図10~
図16を参照しながら説明する。前記フレキシブル挿入部11は、湾曲ロッド(図示せず)、ヘッドモジュール111、及び前記ヘッドモジュール111に延伸される光学表示モジュール19を有する。前記湾曲ロッドは、その一端が前記把手部12に接続され、もう一端が前記ヘッドモジュール111に接続される。前記第1通路14及び第2デバイスを挿入するための第2通路16は、いずれも前記湾曲ロッド内に設けられ、且つ前記ヘッドモジュール111内に設けられる。
【0073】
第1通路14及び第2通路16が独立した管体で形成された場合に、前記管体が湾曲ロッドを通り抜ける。即ち、第1通路14及び第2通路16をヘッドモジュールに挿入することは、前記独立した管体をヘッドモジュールに挿入することである。第1通路14及び第2通路16が湾曲ロッド内に形成された場合に、前記2つの通路は、湾曲ロッドの両端を貫通する通路室である。即ち、第1通路14及び第2通路16をヘッドモジュールに挿入することは、湾曲ロッドをヘッドモジュールに挿入することで前記2つの通路をヘッドモジュールに挿入することである。
【0074】
1つの実施例において、前記光学表示モジュール19は、通路内のデバイスの位置を表示するために用いられる。即ち、第1通路に挿入された第1デバイスの位置、第1通路に挿入された撮像部の位置、及び第2通路に挿入された第2デバイスの位置の少なくとも1つを表示する。
【0075】
図10~
図16を参照しながら説明する。前記ヘッドモジュール11は、ヘッド第1通路112、ヘッド第2通路113、発光部116、及び少なくとも1つのヘッド光ファイバー通路114を有する。前記光学表示モジュール19は、前記ヘッド光ファイバー通路114に挿入される照明光ファイバー191を有する。前記把手部12は、観察窓を有する。
【0076】
前記第1通路14が前記ヘッド第1通路112の入口に接続され、前記第2通路が前記ヘッド第2通路113の入口に接続され、前記ヘッド光ファイバー通路114の光入力端が前記ヘッド第1通路112又は前記ヘッド第2通路113に延伸される。
【0077】
1つの例において、一部のヘッド光ファイバー通路114がヘッド第1通路112に接続され、一部のヘッド光ファイバー通路がヘッド第2通路113に接続される。もう1つの例において、各ヘッド光ファイバー通路114は、ヘッド第1通路112に接続される。さらにもう1つの例において、各ヘッド光ファイバー通路114は、ヘッド第2通路113に接続される。また、ヘッド光ファイバー通路114の光入力端は、対応のヘッド通路の前端又は前端に近い位置に接続される。
【0078】
発光部116は、例えばLEDが挙げられ、前方又は周辺を照明できる。その同時に、生成された光が特定の伝送経路(例えば、1回又は複数回の反射)を介してヘッド第1通路112、ヘッド第2通路113に入る。その場合、光信号は、ヘッド光ファイバー通路の光入力端を通って照明光ファイバーの第1端に到達する。
【0079】
挿入された前記ヘッド第1通路112又は前記ヘッド第2通路113のデバイスは、対応のヘッド光ファイバー通路114の光入力端を遮断する。例えば、挿入されたヘッド第1通路112のデバイスは、ヘッド第1通路112に接続されるヘッド光ファイバー通路114の光入力端を遮断する。挿入されたヘッド第2通路113のデバイスは、ヘッド第2通路113に接続されるヘッド光ファイバー通路の光入力端を遮断する。
【0080】
前記ヘッド光ファイバー通路114の一端が挿入されたデバイスによって遮断されていない場合に、前記照明光ファイバー191の第1端によって前記発光部から直接又は間接に伝送してきた光信号(例えば複数回反射された光信号)を受信し、さらに前記光信号を前記照明光ファイバーの第2端に伝導する。前記照明光ファイバー191の第2端は、前記把手部12内に延伸され、前記観察窓の内側に位置する。
【0081】
観察窓は、人間の目又は機械によって直接又は間接に観察できる任意の構造や材料である。1つの例において、観察窓は、前記第1通路及び前記第2通路の入口に対応する位置に設けられる。
【0082】
本実施例において、照明光ファイバー及び対応のヘッド光ファイバー通路によれば、光信号の入力及び伝導を実現できる。また、観察窓からデバイスがヘッドモジュールの対応位置に挿入されたか否かを確認できる。具体的には、出力された光信号が認められた場合に、ヘッド光ファイバー通路の光入力端が遮断されていないことを示し、即ち、デバイスが対応位置に挿入されていないことを示す。出力された光信号が認められなかった(又は光信号が弱い)場合に、ヘッド光ファイバー通路の光入力端が遮断されることを示し、即ち、デバイスがほぼ対応位置に挿入されたことを示す。
【0083】
さらに、本発明の実施例において、2つのデバイスを挿入する時に撮像部からフィードバックされた画像がないため、デバイス位置のフィードバックが非常に重要となる。それに基づいて、デバイス位置を正確に制御、配置してから操作を行うことができる。
【0084】
図13を参照しながら説明する。ヘッドモジュール11は、後端受容部115を有する。前記後端受容部115は、第1通路14及び第2通路16を挿入するために用いられ、ヘッド第1通路112及びヘッド第2通路113の後端に接続される。そのため、挿入された第1通路14、第2通路16は、それぞれヘッド第1通路及びヘッド第2通路に接続される。
【0085】
実際の使用において、照明光ファイバーは、2本あり、その一端がヘッドモジュールの通路の出口に挿入され、もう一端が把手部に挿入される。デバイスを通路の先端に挿入した時に、照明モジュール(前記発光部)の反射光が遮断されるため、表示光の輝度の変化を観測して位置フィードバックの目的を達成できる。
【0086】
また、撮像部に発光部を設けた方法と比べて、ヘッドモジュールが発光部を有し、撮像部に発光部を設ける必要がないため、外径サイズを小さくすることができる。
【0087】
本発明を説明するために上記実施例を開示したが、本発明は、それらに限定されない。当業者が上記実施例に基づいてなされた均等的な変更は、いずれも本発明に含む。
【符号の説明】
【0088】
1 本体部
11 フレキシブル挿入部
111 ヘッドモジュール
112 ヘッド第1通路
113 ヘッド第2通路
114 ヘッド光ファイバー通路
115 後端挿入室
116 発光部
12 把手部
13 第1差込口
14 第1通路
15 第2差込口
16 第2通路
17 外部接続部
18 第1電線
19 光学表示モジュール
191 照明光ファイバー
2 第1デバイス
3 デバイス切換部
31 第1把手
32 電気コネクタ保護部
33 出力コネクタ
34 入力コネクタ
4 撮像部
41 第2把手
411 把持ヘッド
412 弾性圧縮部
4121 弾性部
4122 部品カバー
4123 部品ジャケット
4124 部品座
42 第2電気コネクタ
43 カメラパッケージ部
44 伝導ロッド
45 第2電線
46 第2回路基板
5 第2デバイス
6 滅菌隔離蓋