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特許7288902データ伝送方法、端末装置及びネットワーク装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-31
(45)【発行日】2023-06-08
(54)【発明の名称】データ伝送方法、端末装置及びネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/566 20230101AFI20230601BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20230601BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20230601BHJP
   H04W 72/1273 20230101ALI20230601BHJP
【FI】
H04W72/566
H04W28/06 110
H04W72/1268
H04W72/1273
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020524431
(86)(22)【出願日】2017-11-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-04-15
(86)【国際出願番号】 CN2017110945
(87)【国際公開番号】W WO2019095112
(87)【国際公開日】2019-05-23
【審査請求日】2020-10-20
【審判番号】
【審判請求日】2022-09-26
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【合議体】
【審判長】中木 努
【審判官】石田 紀之
【審判官】齋藤 哲
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/054238(WO,A2)
【文献】国際公開第2017/172479(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0173048(US,A1)
【文献】Samsung,Enhancement of LCP for Supporting Multiple Numerologies in NR[online], 3GPP TSG-RAN WG2#95bis R2-166469,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_95bis/Docs/R2-166469.zip>,2016年09月30日アップロード
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B7/24- 7/26
H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送方法であって、
端末装置は、ネットワーク装置から送信されるN(Nは1よりも大きい正の整数である)個のアップリンク許可情報を受信することであって、前記N個のアップリンク許可情報は、N個のアップリンクリソースを指示するために用いられ、前記N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースは少なくとも部分的に重なり、前記N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する半永続スケジューリング(SPS)構成の値は異なることと、
前記端末装置は、前記N個のアップリンク許可情報によって指示された前記N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度に基づき、前記N個のアップリンク許可情報を処理することとを含むことを特徴とする、前記データ伝送方法。
【請求項2】
前記端末装置は、前記N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度に基づき、前記N個のアップリンク許可情報を処理することは、
前記端末装置は、前記N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度に基づき、前記N個のアップリンク許可情報からO(Oは正の整数で、且つOはN未満である)個のアップリンク許可情報を決定することと、
前記端末装置は、前記O個のアップリンク許可情報に基づき、前記ネットワーク装置にアップリンクデータを送信することとを含むことを特徴とする、
請求項に記載の方法。
【請求項3】
端末装置であって、
ネットワーク装置から送信されるN(Nは1よりも大きい正の整数である)個のアップリンク許可情報を受信するように構成される受信ユニットであって、前記N個のアップリンク許可情報はN個のアップリンクリソースを指示するために用いられ、前記N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースは少なくとも部分的に重なり、前記N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する半永続スケジューリング(SPS)構成の値は異なる受信ユニットと、
前記N個のアップリンク許可情報によって指示された前記N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度に基づき、前記N個のアップリンク許可情報を処理するように構成される処理ユニットとを備えることを特徴とする、前記端末装置。
【請求項4】
前記処理ユニットは具体的には、
前記N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度に基づき、前記N個のアップリンク許可情報からO(Oは正の整数で、且つOはN未満である)個のアップリンク許可情報を決定し、
前記O個のアップリンク許可情報に基づき、前記ネットワーク装置にアップリンクデータを送信するように構成されることを特徴とする、
請求項に記載の端末装置。
【請求項5】
前記受信ユニットはさらに、
前記端末装置が前記ネットワーク装置から送信される前記複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度を受信するように構成されることを特徴とする、
請求項3又は4に記載の端末装置。
【請求項6】
データを伝送するネットワーク装置であって、
半永続スケジューリング(SPS)構成の値に優先度を割り当てるように構成される割り当てユニットと、
前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度を端末装置に送信するように構成される送信ユニットとを備え
前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度は、前記端末装置がネットワーク装置から送信されたN個のアップリンク許可情報によって指示されたN個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記半永続スケジューリング(SPS)構成の値の優先度に基づき、前記N個のアップリンク許可情報を処理することに用いられることを特徴とする、前記ネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、通信分野に関し、より具体的には、データ伝送方法、端末装置及びネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術の継続的な進化に伴って、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)においてアップリンクリソースのタイプが単一であり、すなわち、一定の伝送時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)の長さ、一定の基本ヌメロロジー(Numerology)、一定のアップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔K2、一定の半永続スケジューリング(SPS:Semi-Persistent Scheduling)構成等、一定の属性を採用するため、すべてのサービスを最適化できなく、従って、アップリンクデータ伝送の柔軟性を向上させることができる新たなデータ伝送方法が望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記事情に鑑みて、本願の実施例は、アップリンクデータ伝送の柔軟性の向上に有利であるデータ伝送方法、端末装置及びネットワーク装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様によれば、データ伝送方法を提供し、端末装置は、ネットワーク装置から送信されるN(Nは1よりも大きい正の整数である)個のアップリンク許可情報を受信することであって、該N個のアップリンク許可情報は、N個のアップリンクリソースを指示するために用いられ、該N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースは少なくとも部分的に重なり、該N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの属性の値は異なることと、該端末装置は、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することとを含む。
【0005】
リソース競合を有する複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの属性の優先度に基づき、対応するアップリンク許可情報を処理し、それによりアップリンクデータ伝送の柔軟性の向上に有利である。
【0006】
アップリンクリソースの競合とは、異なるアップリンクリソースが時間領域及び/又は周波数領域において少なくとも部分的に重なることであってもよい。2つ以上のアップリンクリソースの重なりとは、これらのアップリンクリソースがすべて重なることであってもよく、2つごとに互いに重なることであってもよい。
【0007】
NRシステム中のアップリンクリソースは複数のタイプを有し、例えば、TTI長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔K2、SPS構成又はRNTI等の属性を有してもよい。
【0008】
アップリンクリソースに対応する少なくとも1つの属性の優先度とは、特定の属性の複数の値の優先度であってもよく、各属性間の優先度であってもよい。
【0009】
可能な実施形態では、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性は、第1属性をすべて含み、且つ第1属性のみを含み、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値は異なり、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度は、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の優先度であり、該端末装置が該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することは、該端末装置が該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することを含む。
【0010】
選択的に、ネットワーク装置は、ほかの属性に優先度が設定されているか否かにかかわらず、端末装置が、第1属性の優先度のみに基づき、アップリンク許可情報を処理するように構成されてもよい。
【0011】
可能な実施形態では、該第1属性は、伝送時間間隔(TTI)の長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔、半永続スケジューリング(SPS)構成又は無線ネットワーク一時識別子(RNTI)である。
【0012】
可能な実施形態では、該端末装置が該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することは、該端末装置が該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報からO(Oは正の整数で、且つOはN未満である)個のアップリンク許可情報を決定することと、該端末装置が該O個のアップリンク許可情報に基づき、該ネットワーク装置にアップリンクデータを送信することとを含む。
【0013】
可能な実施形態では、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性は、第2属性及び第3属性をすべて含み、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値は異なり、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値は異なり、該端末装置が該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することは、該端末装置は、順に該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値の優先度及び該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することを含む。
【0014】
ネットワーク装置は、2種以上の属性に優先度を設定してもよく、端末装置は2種以上の属性の優先度を組み合わせてアップリンク許可情報を処理してもよい。
【0015】
可能な実施形態では、該第2属性及び該第3属性は、伝送時間間隔(TTI)の長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔、半永続スケジューリング(SPS)構成及び無線ネットワーク一時識別子(RNTI)のうちの任意の2つの属性の組み合わせである。
【0016】
可能な実施形態では、該第2属性の優先度は、該第3属性の優先度よりも高く、該端末装置が順に該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値の優先度及び該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することは、該端末装置は、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報からM(Mは1よりも大きい正の整数で、且つMはN未満である)個のアップリンク許可情報を決定することと、該端末装置は、該M個のアップリンク許可情報に一対一対応するM個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値の優先度に基づき、該M個のアップリンク許可情報からK(Kは正の整数で、且つKはM未満である)個のアップリンク許可情報を決定することであって、該M個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値は異なることと、該端末装置は該K個のアップリンク許可情報に基づき、該ネットワーク装置にアップリンクデータを送信することとを含む。
【0017】
可能な実施形態では、該方法は、該端末装置が該ネットワーク装置から送信される該複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度を受信することをさらに含む。
【0018】
可能な実施形態では、該複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度は、無線リソース制御(RRC)シグナリング、メディアアクセス制御(MAC)シグナリング又はダウンリンク制御情報(DCI)に搬送される。
【0019】
第2態様によれば、データ伝送方法を提供し、ネットワーク装置は、伝送時間間隔(TTI)の長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔K2、半永続スケジューリング(SPS)構成及び無線ネットワーク一時識別子(RNTI)のうちの少なくとも1つの属性のそれぞれに優先度を割り当てることと、該ネットワーク装置は、該各属性の優先度を該端末装置に送信することとを含む。
【0020】
可能な実施形態では、該優先度は無線リソース制御(RRC)シグナリング、メディアアクセス制御(MAC)シグナリング又はダウンリンク制御情報(DCI)に搬送される。
【0021】
可能な実施形態では、該少なくとも1つの属性は、複数の属性を含み、該方法は、該ネットワーク装置は該複数の属性に優先度を割り当てることと、該ネットワーク装置は該複数の属性の優先度を該端末装置に送信することとをさらに含む。
【0022】
第3態様によれば、端末装置を提供し、該端末装置は、上記第1態様又は第1態様の可能な実施形態のいずれかに係る方法を実行するように構成される。具体的には、該端末装置は、上記第1態様又は第1態様の可能な実施形態のいずれかに係る方法を実行するように構成されるユニットを備える。
【0023】
第4態様によれば、ネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置は、上記第2態様又は第2態様の可能な実施形態のいずれかに係る方法を実行するように構成される。具体的には、該ネットワーク装置は、上記第2態様又は第2態様の可能な実施形態のいずれかに係る方法を実行するように構成されるユニットを備える。
【0024】
第5態様によれば、端末装置を提供し、該端末装置は、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースが、バスシステムによって接続される。該メモリは、命令を記憶するために使用され、該プロセッサは、該メモリに記憶される命令を実行し、上記第1態様又は第1態様の可能な実施形態のいずれかに係る方法を実行するように構成される。
【0025】
第6態様によれば、ネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置は、メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースを備える。メモリ、プロセッサ、入力インタフェース及び出力インタフェースが、バスシステムによって接続される。該メモリは、命令を記憶するために使用され、該プロセッサは、該メモリに記憶される命令を実行し、上記第2態様又は第2態様の可能な実施形態のいずれかに係る方法を実行するように構成される。
【0026】
第7態様によれば、コンピュータ記憶媒体を提供し、上記第1態様又は第1態様の可能な実施形態のいずれかに係る方法、又は上記第2態様又は第2態様の可能な実施形態のいずれかに係る方法を実行するためのコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成され、上記態様を実行するために設計されるプログラムを含む。
【0027】
第8態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータによって実行される時、コンピュータに上記第1態様又は第1態様の実施形態のいずれかに記載の方法、又は上記第2態様又は第2態様の実施形態のいずれかに記載の方法を実行させる。
【0028】
本願のこれらの態様又はほかの態様は、以下の実施例の説明によって分かりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本願の実施例の一適用シナリオの模式図を示す。
図2】本願の実施例に係るデータ伝送の概略ブロック図を示す。
図3】LTE-FDDのエアインタフェースの例示的なタイミング図を示す。
図4】本願の実施例に係るデータ伝送方法の別の概略ブロック図を示す。
図5】本願の実施例に係る端末装置の概略ブロック図を示す。
図6】本願の実施例に係るネットワーク装置の概略ブロック図を示す。
図7】本願の実施例に係る端末装置の別の概略ブロック図を示す。
図8】本願の実施例に係るネットワーク装置の別の概略ブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本願の実施例の図面を参照して本願の実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。
【0031】
なお、本願の実施例の技術案は、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(GSM:Global System of Mobile communication)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、マイクロ波アクセスの世界的な相互運用性(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、ニューラジオ(NR:New Radio)又は将来の5Gシステム等の各種の通信システムに適用できる。
【0032】
特に、本願の実施例の技術案は、非直交多元接続技術に基づく各種の通信システム、例えばスパース符号多元接続(SCMA:Sparse Code Multiple Access)システム、低密度シグネチャ(LDS:Low Density Signature)システム等に適用でき、勿論、SCMAシステム及びLDSシステムは、通信分野においてほかの名称と呼んでもよく、更に、本願の実施例の技術案は非直交多元接続技術を採用したマルチキャリア伝送システム、例えば非直交多元接続技術を採用した直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC:Filter Bank Multi-Carrier)、一般化周波数分割多重(GFDM:Generalized Frequency Division Multiplexing)、フィルター処理された直交周波数分割多重(F-OFDM:Filtered-OFDM)システム等に適用できる。
【0033】
本願の実施例の端末装置は、ユーザ装置(UE:User Equipment)、アクセス端末、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザ端末、端末、無線通信装置、ユーザエージェント又はユーザ装置であってもよい。アクセス端末は、セルラーホン、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティング装置又は無線モデムに接続されるほかの処理装置、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワーク中の端末装置又は未来進化型公共陸上移動通信ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)中の端末装置等であってもよいが、本願の実施例はそれに限定されない。
【0034】
本願の実施例のネットワーク装置は、端末装置と通信するための装置であってもよく、該ネットワーク装置は、GSM又はCDMA中の基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステム中の基地局(NB:NodeB)であってもよく、LTEシステム中の進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional NodeB)であってもよく、クラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)シナリオにおける無線コントローラであってもよく、又は該ネットワーク装置は中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置、及び未来の5Gネットワーク中のネットワーク装置又は未来の進化型PLMNネットワーク中のネットワーク装置等であってもよいが、本願の実施例はそれに限定されない。
【0035】
図1は、本願の実施例の一適用シナリオの模式図を示す。図1中の通信システムは端末装置10及びネットワーク装置20を含み得る。ネットワーク装置20は端末装置10に通信サービスを提供し且つコアネットワークにアクセスされるように構成され、端末装置10はネットワーク装置20から送信される同期信号、ブロードキャスト信号等を検索してネットワークにアクセスしてネットワークとの通信を行う。図1に示される矢印は、端末装置10とネットワーク装置20との間のセルラーリンクによって行われるアップリンク/ダウンリンク伝送を表し得る。
【0036】
本明細書において「システム」及び「ネットワーク」という用語は常に交換して使用されてもよいことを理解されたい。本明細書において、「及び/又は」という用語は単に関連対象を説明する関連関係であり、3種の関係が存在することを示し、例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、A及びBが同時に存在すること、Bのみが存在することという3種の状況を含み、すなわちA又はBのうちの少なくとも一方を示す。また、本明細書において、記号「/」は、一般的には前後の関連対象の「又は」の関係を示す。
【0037】
図2は、本願の実施例に係るデータ伝送方法100の概略ブロック図を示す。図2に示すように、該方法100は、次のS110~S120の一部又はすべてを含む。
【0038】
S110では、端末装置は、ネットワーク装置から送信されるN(Nは1よりも大きい正の整数である)個のアップリンク許可情報を受信し、該N個のアップリンク許可情報は、N個のアップリンクリソースを指示するために用いられ、該N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースは少なくとも部分的に重なり、該N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの属性の値は異なる。
【0039】
S120では、該端末装置は、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記少なくとも1つの属性の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理する。
【0040】
従って、本願の実施例に係るデータ伝送方法は、リソース競合を有する複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの属性の優先度に基づき、対応するアップリンク許可情報を処理し、それによりアップリンクデータ伝送の柔軟性の向上に有利である。
【0041】
通信技術の継続的な発展に伴って、将来の通信システムは多様なサービス種類を必要とし、LTEシステムでは、単一のアップリンクリソースタイプが既に通信ニーズを満たすことができなくなる。LTEシステムと異なり、アップリンク伝送の柔軟性を維持するために、NRシステム中のアップリンクリソースは複数のタイプを有する可能性があり、例えば、伝送時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)の長さ、基本ヌメロロジー(Numerology)、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔K2、半永続スケジューリング(SPS:Semi-Persistent Scheduling)構成又は無線ネットワーク一時識別子(RNTI:Radio Network Tempory Identity)等の複数の属性を有する可能性がある。
【0042】
つまり、ネットワーク装置は端末装置に複数のアップリンクリソースのタイプを設定することができ、端末装置はアップリンク伝送時に1つのアップリンクリソースのタイプを選択してアップリンクリソースでアップリンク伝送を行うことができる。本願の実施例に係る異なるアップリンク許可によって指示されるアップリンクリソースの競合とは、異なるリソースが時間領域及び/又は周波数領域において少なくとも部分的に重なることであってもよい。例えば、アップリンクリソース1とアップリンクリソース2は時間領域において重なるが、現時刻で、端末装置は、アップリンクリソースの一部のみで伝送することを許容する場合、端末装置がこれらのアップリンクリソースを処理する必要がある。例えば、アップリンク伝送を行うリソース、及びアップリンク伝送を行わないリソースを選択する。2つよりも大きいアップリンクリソースの重なりとは、これらのアップリンクリソースがすべて重なることであってもよく、2つごとに互いに重なることであってもよく、本願の実施例では、それを限定しない。
【0043】
本願の実施例では、ネットワーク装置は上記様々な属性の値に優先度を割り当て、例えば、上記TTI長さが1ms、2ms、4msという3つの値を有すると仮定する場合、ネットワーク装置はこれら3つの値に優先度を割り当て、例えば、優先度は1ms>2ms>4msである。特定のアップリンクリソースに対応する複数の属性の優先度は該複数の属性のうち特定の属性の値の該属性における優先度であってもよく、複数の属性の優先度の総合結果であってもよい。例えば、アップリンクリソース1に対応するTTI長さは、アップリンクリソース2よりも優先し、アップリンクリソース1に対応するK2はアップリンクリソース2よりも優先し、ネットワーク装置がTTI長さのレベルをK2よりも高く構成する場合、端末装置はTTI長さの優先度を優先的に考慮し、TTIの優先度を考慮した上で、さらにK2の優先度を組み合わせて許容数のアップリンクリソースを更に選択してアップリンク伝送を行う。
【0044】
ネットワーク装置は、端末装置にアップリンクリソースを構成する時、同時に端末装置に該アップリンクリソースに対応する属性を構成してもよい。ネットワーク装置は予め端末装置に複数のアップリンクリソースタイプを構成してもよく、端末装は自ら特定のアップリンクリソースに対応する属性を選択できる。
【0045】
理解の便宜上、以下、上記属性を先に簡単に説明する。
【0046】
伝送時間間隔(TTI)とは、データを伝送するための時間領域リソース単位であってもよく、データは通常、1つのTTIを基本伝送単位として伝送され、それによりデータ伝送ごとの継続時間をTTIの整数倍にすることを確保する。
【0047】
基本ヌメロロジーは、サブキャリア間隔、特定の帯域幅におけるサブキャリア数、物理リソースブロック(PRB)中のサブキャリア数、直交周波数分割多重(OFDM)シンボルの長さ、OFDM信号を生成するためのフーリエ変換、例えば高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)又はフーリエ逆変換、例えば高速逆フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)のポイント数、伝送時間間隔(TTI)におけるOFDMシンボル数、特定の時間に含まれるTTIの数及び信号プレフィックスの長さのうちの少なくとも1つを含み得る。ここで、サブキャリア間隔とは、隣接するサブキャリアの周波数間隔、例えば15kHz、60kHz等であり、特定の帯域幅におけるサブキャリア数は、例えば可能なシステム帯域幅ごとに対応するサブキャリア数であり、PRBに含まれるサブキャリア数は、例えば典型的には12の整数倍であってもよく、TTIに含まれるOFDMシンボル数は、例えば典型的には14の整数倍であってもよく、特定の時間単位に含まれるTTI数とは1ms又は10msの時間に含まれるTTI数であってもよく、信号プレフィックスの長さは、例えば信号のサイクリックプレフィックスの時間長さであり、又はサイクリックプレフィックスは通常のCP又は拡張CPを使用する。
【0048】
通常、UEはアップリンク許可に基づいてeNBにアップリンクデータをスケジューリングし、すなわち、eNBはアップリンク許可(アップリンク許可情報は、割り当てられるエアインタフェースリソースのサイズ、再送指示、送信時刻等の情報を含む)によってUEによるアップリンク送信を制御し、従来のプロトコルでは、アップリンク送信タイミングが明確に定義されている。LTE-FDDのエアインタフェースタイミングを例として、図3に示すように、eNBはnサブフレームでアップリンク許可を送信し、UEはnサブフレームでアップリンク許可を受信してから、スケジューリングを開始してデータを用意し、n+4サブフレームで送信を開始し、ネットワーク装置はn+4サブフレームでUEから送信されたデータを検出して検証し、n+8サブフレームで検証結果をUEにフィードバックする。ここで、nサブフレームとn+4サブフレームとの間の時間間隔は、本願の実施例におけるK2である。NRシステムでは、該K2は固定値ではなく、サービス特性に応じて、K2の値を柔軟に変更できる。
【0049】
端末装置にサービスが多くない場合、ネットワーク装置は端末装置がネットワークにアクセスされる時に端末装置に半永続スケジューリングリソースを割り当てることができる。本願の実施例では、アップリンクリソースに対応する少なくとも1つの属性はSPS構成を含んでもよくSPS構成を含まなくてもよく、該SPS構成はすべてのアップリンクリソースに対して同じであってもよい。
【0050】
選択的に、本願の実施例では、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記少なくとも1つの属性はいずれも第1属性を含み、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値は異なり、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記少なくとも1つの属性の優先度は、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度であり、該端末装置が該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する前記少なくとも1つの属性の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することは、該端末装置が該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することを含む。
【0051】
具体的には、ネットワーク装置がアップリンクリソースに対応する少なくとも1つの属性のうちの特定の属性の複数の値に優先度を設定すると、端末装置は各アップリンクリソースに対応する該属性の値の優先度に応じて、対応するアップリンク許可情報を処理できる。ここで、各アップリンクリソースに対応する該少なくとも1つの属性は、上記第1属性のみを含んでもよく、各アップリンクリソースに対応する該少なくとも1つの属性は、上記第1属性以外のほかの属性をさらに含んでもよく、且つネットワーク装置はほかの属性の複数の値に優先度を構成してもよく、ほかの属性の複数の値に優先度を構成しなくてもよい。ネットワーク装置は、ほかの属性の値に優先度が構成されているか否かにかかわらず、端末装置が第1属性の値の優先度のみに基づき、アップリンク許可情報を処理するように構成されてもよい。
【0052】
選択的に、本願の実施例では、該第1属性はTTI長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔、SPSスケジューリング構成及びRNTIのうちのいずれかの属性であってもよい。本願の実施例における少なくとも1つの属性は上記属性のうちの少なくとも1つの属性であってもよい。
【0053】
選択的に、本願の実施例では、上記少なくとも1つの属性のそれぞれの値の優先度は、ネットワーク装置によって設定され又は再構成されてもよく、プロトコルに固定されてもよく、例えば、端末装置に予め設定され得る。ネットワーク装置によって設定される場合、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリング、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)制御要素(CE:Control Element)又はダウンリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)によって端末装置に送信され得る。
【0054】
選択的に、本願の実施例では、該端末装置は、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することは、該端末装置は該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報からO(Oは正の整数で、且つOはNより小さい)個のアップリンク許可情報を決定することと、該端末装置は該O個のアップリンク許可情報に基づき、該ネットワーク装置にアップリンクデータを送信することとを含む。
【0055】
時間領域において重なる部分がアップリンク許可情報で指示されるアップリンクリソースの一部のみでアップリンク伝送を行うことを許容する場合、端末装置はまず、各アップリンクリソースに対応する該少なくとも1つの属性のうちの優先度を構成した特定の属性の値の優先度に基づき、アップリンクリソースの一部を選択してアップリンク伝送を行い、例えば、選択されるアップリンクリソースの数は、端末装置が同時処理可能なアップリンク許可情報の数であり得る。端末装置が1つだけのアップリンク許可情報の処理を許容する場合、端末装置は第1属性の値の優先度が最も高いアップリンクリソースだけでアップリンク伝送を行うことができる。端末装置が複数のアップリンク許可情報の同時処理を許容する場合、端末装置は第1属性の値の優先度の降順で、許容される数のアップリンク許可情報を選択してアップリンクデータの伝送を行うことができる。
【0056】
選択的に、本願の実施例では、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性は、第2属性及び第3属性をすべて含み、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値は異なり、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値は異なり、該端末装置は、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することは、該端末装置は、順に該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値の優先度及び該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することを含む。
【0057】
具体的には、ネットワーク装置が上記複数の属性のそれぞれの値に優先度を割り当て、且つ各アップリンクリソースに対応する該少なくとも1つの属性がいずれも優先度を有する複数の属性を含む場合、端末装置はこれらの属性の値の優先度を組み合わせて対応するアップリンク許可情報を処理することができる。各アップリンクリソースに対応する該少なくとも1つの属性がTTI長さ及びK2をすべて含み、且つ少なくとも2つのアップリンクリソースに対応するTTI長さとK2が異なり、例えば、TTI長さの優先度が1ms>2ms>4msであり、アップリンクリソース1に対応するTTI長さが1ms、アップリンクリソース2に対応するTTI長さが1ms、アップリンクリソース3に対応するTTI長さが1ms、アップリンクリソース4に対応するTTI長さが2msであり、K2の優先度が4ms>8msであり、アップリンクリソース1に対応するK2が8ms、アップリンクリソース2に対応するK2が4ms、アップリンクリソース3に対応するK2が4ms、アップリンクリソース4に対応するK2が4msである場合、端末装置が現時刻に2個だけのアップリンク許可情報の処理を許容すると、端末装置はまずTTI長さの優先度に基づき3個のアップリンクリソース、すなわちアップリンクリソース1、アップリンクリソース2及びアップリンクリソース3を選択し、端末装置はさらにK2の優先度に基づき、選択された3個のアップリンクリソースからアップリンクリソース2及びアップリンクリソース3を選択し、つまり、端末装置は最終的にアップリンクリソース2及びアップリンクリソース3を選択してアップリンク伝送を行うことができる。
【0058】
選択的に、本願の実施例では、該第2属性の優先度は該第3属性の優先度よりも高く、該端末装置は順に該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値の優先度及び該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理することは、該端末装置は該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報からM(Mは1よりも大きい正の整数で、且つMはNより小さい)個のアップリンク許可情報を決定することと、該端末装置は該M個のアップリンク許可情報に一対一対応するM個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値の優先度に基づき、該M個のアップリンク許可情報からK(Kは正の整数で、且つKはMより小さい)個のアップリンク許可情報を決定ことであって、該M個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値は異なることと、該端末装置は該K個のアップリンク許可情報に基づき、該ネットワーク装置にアップリンクデータを送信することとを含む。
【0059】
ネットワーク装置は、複数の属性のそれぞれの値に優先度を設定する場合、各属性の優先度を構成でき、例えば、上記ネットワーク装置はTTI長さに優先度を構成し、且つK2に優先度を構成し、ネットワーク装置は端末装置がまずTTI長さの優先度を用いてスクリーニングし、更にK2の優先度に基づき最終処理対象となるアップリンク許可情報を選択するように設定してもよい。
【0060】
上記は2種の属性の値の優先度を組み合わせて本願の実施例を説明したが、本願の実施例はそれに限定されず、3種の属性の値の優先度の組み合わせや4種の属性の値の優先度の組み合わせ等であってもよい。
【0061】
選択的に、本願の実施例では、上記第2属性及び第3属性はTTI長さ、基本ヌメロロジー、K2、SPS構成及びRNTIのうちの任意の2種の属性の組み合わせであってもよい。
【0062】
選択的に、本願の実施例では、該少なくとも1つの属性のうち特定の属性の値の優先度に基づいて選択されるアップリンク許可情報の数が端末装置に処理可能なアップリンク許可情報の数よりも大きく、つまり、該属性の値の優先度が最も高いアップリンク許可情報の数が端末装置の処理可能なアップリンク許可情報の数よりも大きい場合、端末装置は該属性の値の優先度が最も高いアップリンク許可情報から端末装置に処理可能な数だけ選択する。
【0063】
選択的に、本願の実施例では、上記複数の優先度はネットワーク装置によって構成又は再構成されてもよく、プロトコルに固定されてもよく、例えば、端末装置に予め設定され得る。ネットワーク装置によって設定される場合、RRCシグナリング、MAC制御要素CE又はDCIによって端末装置に送信され得る。
【0064】
図4は、本願の実施例に係るデータ伝送方法200の概略ブロック図を示す。図4に示すように、該方法200はS210~S220の一部又はすべてを含む。
【0065】
S210では、ネットワーク装置は、伝送時間間隔(TTI)の長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔K2、半永続スケジューリング(SPS)構成及び無線ネットワーク一時識別子(RNTI)のうちの少なくとも1つの属性のそれぞれの値に優先度を割り当てる。
【0066】
S220では、該ネットワーク装置は、該各属性の値の優先度を該端末装置に送信する。
【0067】
従って、本願の実施例に係るデータ伝送方法によれば、アップリンクデータ伝送の柔軟性の向上に有利である。
【0068】
選択的に、本願の実施例では、該各属性の値の優先度はRRCシグナリング、MACシグナリング又はDCIシグナリングに搬送される。
【0069】
選択的に、本願の実施例では、該少なくとも1つの属性は複数の属性を含み、該方法は、該ネットワーク装置は該複数の属性に優先度を割り当てることと、該ネットワーク装置は該複数の属性の優先度を該端末装置に送信することとをさらに含む。
【0070】
ネットワーク装置側から説明されるネットワーク装置と端末装置との相互作用及び関連特性、機能等は、端末装置の関連特性、機能に対応することを理解されたい。そして、関連部分は上記方法100では詳細に説明され、簡潔さのために、ここでは重複説明を省略する。
【0071】
さらに、本願の各種の実施例では、上記各プロセスの番号は実行順序を示すものではなく、各プロセスの実行順序はその機能及び内部ロジックに応じて決定され、本願の実施例の実施過程を限定するものではないことを理解されたい。
【0072】
以上、本願の実施例に係るデータ伝送方法を詳細に説明したが、以下、図5図8を参照して、本願の実施例に係るデータ伝送装置を説明し、方法の実施例で説明された技術的特徴は以下の装置の実施例にも適用できる。
【0073】
図5は、本願の実施例に係る端末装置300の概略ブロック図を示す。図5に示すように、該端末装置300は、
ネットワーク装置から送信されるN(Nは1よりも大きい正の整数である)個のアップリンク許可情報を受信するように構成される受信ユニット310であって、該N個のアップリンク許可情報はN個のアップリンクリソースを指示するために用いられ、該N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースは少なくとも部分的に重なり、該N個のアップリンクリソースのうち任意の2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの属性の値は異なる受信ユニット310と、
該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理するように構成される処理ユニット320とを備える。
【0074】
従って、本願の実施例に係る端末装置は、リソース競合を有する複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの属性の優先度に基づき対応するアップリンク許可情報を処理し、それによりアップリンクデータ伝送の柔軟性の向上に有利である。
【0075】
選択的に、本願の実施例では、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性は第1属性をすべて含み、且つ第1属性のみを含み、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値は異なり、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度は該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度であり、該処理ユニットは具体的には、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理するように構成される。
【0076】
選択的に、本願の実施例では、該第1属性は伝送時間間隔(TTI)の長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔、半永続スケジューリング(SPS)構成又は無線ネットワーク一時識別子(RNTI)である。
【0077】
選択的に、本願の実施例では、該処理ユニットは具体的には、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第1属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報からO(Oは正の整数で、且つOはNより小さい)個のアップリンク許可情報を決定し、該O個のアップリンク許可情報に基づき、該ネットワーク装置にアップリンクデータを送信するように構成される。
【0078】
選択的に、本願の実施例では、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性は、第2属性及び第3属性をすべて含み、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値は異なり、該N個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値は異なり、該処理ユニットは具体的には、順に該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値の優先度及び該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報を処理するように構成される。
【0079】
選択的に、本願の実施例では、該第2属性及び該第3属性は、伝送時間間隔(TTI)の長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔、半永続スケジューリング(SPS)構成及び無線ネットワーク一時識別子(RNTI)のうちの任意の2種の属性の組み合わせである。
【0080】
選択的に、本願の実施例では、該第2属性の優先度は該第3属性の優先度よりも高く、該処理ユニットは具体的には、該N個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第2属性の値の優先度に基づき、該N個のアップリンク許可情報からM(Mは1よりも大きい正の整数で、且つMはN未満である)個のアップリンク許可情報を決定し、該M個のアップリンク許可情報に一対一対応するM個のアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性の値の優先度に基づき、該M個のアップリンク許可情報からK(Kは正の整数、且つKはM未満である)個のアップリンク許可情報を決定し、該M個のアップリンクリソースのうち少なくとも2つのアップリンクリソースにそれぞれ対応する第3属性は異なり、該K個のアップリンク許可情報に基づき、該ネットワーク装置にアップリンクデータを送信するように構成される。
【0081】
選択的に、本願の実施例では、該受信ユニットはさらに、該端末装置が該ネットワーク装置から送信される該複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度を受信するように構成される。
【0082】
選択的に、本願の実施例では、該複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する該少なくとも1つの属性の優先度は無線リソース制御(RRC)シグナリング、メディアアクセス制御(MAC)シグナリング又はダウンリンク制御情報(DCI)に搬送される。
【0083】
本願の実施例に係る端末装置300は、本願の方法の実施例における端末装置に対応でき、且つ端末装置300の各ユニットの上記及びほかの操作及び/又は機能はそれぞれ図2の方法における端末装置の対応するプロセスを実現するように構成されることを理解されたい。簡潔さのために、ここでは重複説明を省略する。
【0084】
図6は、本願の実施例に係るネットワーク装置400の概略ブロック図を示す。図6に示すように、該ネットワーク装置400は、
伝送時間間隔(TTI)の長さ、基本ヌメロロジー、アップリンク許可リソースからアップリンクリソースまでの時間間隔K2、半永続スケジューリング(SPS)構成及び無線ネットワーク一時識別子(RNTI)のうちの少なくとも1つの属性のそれぞれの値に優先度を割り当てるように構成される割り当てユニット410と、
該各属性の値の優先度を該端末装置に送信するように構成される送信ユニット420とを備える。
【0085】
従って、本願の実施例に係るネットワーク装置は、アップリンクデータ伝送の柔軟性の向上に有利である。
【0086】
選択的に、本願の実施例では、該各属性の値の優先度は無線リソース制御(RRC)シグナリング、メディアアクセス制御(MAC)シグナリング又はダウンリンク制御情報(DCI)に搬送される。
【0087】
選択的に、本願の実施例では、該少なくとも1つの属性は複数の属性を含み、該割り当てユニットはさらに、該複数の属性に優先度を割り当てるように構成され、該送信ユニットはさらに、該複数の属性の優先度を該端末装置に送信するように構成される。
【0088】
本願の実施例に係るネットワーク装置400は、本願の方法の実施例におけるネットワーク装置に対応でき、且つネットワーク装置400の各ユニットの上記及びほかの操作及び/又は機能はそれぞれ図4の方法におけるネットワーク装置の対応するプロセスを実現するように構成されることを理解された。簡潔さのために、ここでは重複説明を省略する。
【0089】
図7に示すように、本願の実施例は端末装置500をさらに提供し、該端末装置500は、図5中の端末装置300であってもよく、図2中の方法100に対応する端末装置の内容を実行するように構成される。該端末装置500は入力インタフェース510、出力インタフェース520、プロセッサ530及びメモリ540を備え、該入力インタフェース510、出力インタフェース520、プロセッサ530及びメモリ540がバスシステムによって接続される。該メモリ540はプログラム、命令又はコードを記憶するように構成される。該プロセッサ530は、該メモリ540におけるプログラム、命令又はコードを実行して、入力インタフェース510による信号受信、出力インタフェース520による信号送信及び上記方法の実施例における操作の実行を制御するように構成される。
【0090】
従って、本願の実施例に係る端末装置は、リソース競合を有する複数のアップリンクリソースにそれぞれ対応する少なくとも1つの属性の優先度に基づき、対応するアップリンク許可情報を処理し、それによりアップリンクデータ伝送の柔軟性の向上に有利である。
【0091】
本願の実施例では、該プロセッサ530は中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)であってもよく、ほかの汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又はほかのプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック装置、ディスクリートハードウェアユニット等であってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の通常のプロセッサ等であり得る。
【0092】
該メモリ540は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ530に命令及びデータを提供する。メモリ540の一部として、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリ540はさらにデバイスタイプの情報を記憶してもよい。
【0093】
実現プロセス中で、上記方法の各内容はプロセッサ530中のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって実行できる。本願の実施例を参照して開示されている方法の内容は直接ハードウェアプロセッサによって実行され、又はプロセッサ中のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行される。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野の成熟した記憶媒体に格納されてもよい。該記憶媒体はメモリ540に位置し、プロセッサ530はメモリ540中の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法の内容を実行する。重複を回避するために、ここでは詳細説明を省略する。
【0094】
具体的な実施形態では、端末装置300中の受信ユニットは図7中の入力インタフェース510によって実現でき、端末装置300中の処理ユニットは図7中のプロセッサ530によって実現できる。
【0095】
図8に示すように、本願の実施例はネットワーク装置600をさらに提供し、該ネットワーク装置600は図6中のネットワーク装置400であってもよく、図4中の方法200に対応するネットワーク装置の内容を実行するように構成される。該ネットワーク装置600は、入力インタフェース610、出力インタフェース620、プロセッサ630及びメモリ640を備え、該入力インタフェース610、出力インタフェース620、プロセッサ630及びメモリ640がバスシステムによって接続される。該メモリ640はプログラム、命令又はコードを記憶するように構成される。該プロセッサ630は、該メモリ640におけるプログラム、命令又はコードを実行して、入力インタフェース610による信号受信、出力インタフェース620による信号送信及び上記方法の実施例における操作の実行を制御するように構成される。
【0096】
従って、本願の実施例に係るネットワーク装置は、アップリンクデータ伝送の柔軟性の向上に有利である。
【0097】
本願の実施例では、該プロセッサ630は中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)であってもよく、ほかの汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又はほかのプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック装置、ディスクリートハードウェアユニット等であってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサ又は任意の通常のプロセッサ等であり得る。
【0098】
該メモリ640は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、プロセッサ630に命令及びデータを提供する。メモリ640の一部として、不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリ640はさらにデバイスタイプの情報を記憶してもよい。
【0099】
実現プロセス中で、上記方法の各内容はプロセッサ630中のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって実行できる。本願の実施例を参照して開示されている方法の内容は直接ハードウェアプロセッサによって実行され、又はプロセッサ中のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行される。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野の成熟した記憶媒体に格納されてもよい。該記憶媒体はメモリ640に位置し、プロセッサ630はメモリ640中の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法の内容を実行する。重複を回避するために、ここでは詳細説明を省略する。
【0100】
具体的な実施形態では、ネットワーク装置400の送信ユニットは図8中の出力インタフェース620によって実現できる。ネットワーク装置400の割り当てユニットは図8中のプロセッサ630によって実現できる。
【0101】
当業者であれば、本明細書に開示されている実施例を参照して説明された各例のユニット及びアルゴリズムのステップを電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実現できると理解できる。これらの機能をハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術案の特定の応用及び設計制約条件に応じて決められる。当業者は本願の範囲を逸脱せずに、説明された機能を各特定の応用に応じて異なる方法で実現できる。
【0102】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔上、上記説明したシステム、装置及びユニットの具体的な動作プロセスは、上記方法の実施例の対応するプロセスを参照すればよいと理解できるため、ここでは詳細説明を省略する。
【0103】
本願により提供されるいくつかの実施例では、開示されているシステム、装置及び方法をほかの形態で実現できると理解すべきである。例えば、以上説明された装置の実施例は単に例示的なものであり、例えば、該ユニットの分割は、単に1つのロジック機能分割であり、実際の実装では別の分割方式を採用してもよく、例えば複数のユニット又は要素を別のシステムに結合又は集積し、又はいくつかの特徴を無視したり実行しなかったりする。また、表示又は検討された相互の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又はほかの形態としてもよい。
【0104】
前記分離部材として説明されたユニットは物理的に分離しているものであってもよく、物理的に分離しているものでなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよく物理ユニットでなくてもよく、すなわち、1つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分散してもよい。実際の必要に応じて一部又はすべてのユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
【0105】
また、本願の実施例の各々における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、別々に物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに集積されてもよい。
【0106】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され独立した製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。このような理解に基づき、本願の技術案は本質的に又は従来技術に貢献する部分又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形態で実施され得て、該コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等)に本願の実施例の各々に係る方法の全て又は一部のステップ
を実行させるための複数の命令を含む。上記記憶媒体は、Uディスク、モバイルディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどプロクラムコードを記憶可能な種々の媒体を含む。
【0107】
以上、本願の具体的な実施形態を説明したが、本願の保護範囲はそれに限定されるものではなく、当業者が本願に開示されている技術範囲を逸脱せずに容易に想到し得る変更や置換はすべて本願の保護範囲に属する。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に準じるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8