(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-31
(45)【発行日】2023-06-08
(54)【発明の名称】PDCCHの監視方法、端末装置及びネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20230601BHJP
H04W 72/20 20230101ALI20230601BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20230601BHJP
【FI】
H04W52/02
H04W72/20
H04W72/0446
(21)【出願番号】P 2020550664
(86)(22)【出願日】2019-02-02
(86)【国際出願番号】 CN2019074661
(87)【国際公開番号】W WO2019184603
(87)【国際公開日】2019-10-03
【審査請求日】2022-01-12
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2018/080936
(32)【優先日】2018-03-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】シェン、ジア
(72)【発明者】
【氏名】シ、チファ
【審査官】伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/122135(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0265248(US,A1)
【文献】特開2011-050087(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24-7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
PDCCHの監視方法であって、
端末装置がネットワーク装置から送信された第1メッセージを受信
することと、
前記第1メッセージが第1時間長さ内に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視しないように指示した場合、前記端末装置が前記第1メッセージに基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止し、
前記第1メッセージが前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示した場合、前記端末装置が前記第1メッセージに基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することと、を含み、
前記第1メッセージは更に前記第1時間長さを指示することに用いられることを特徴とするPDCCHの監視方法。
【請求項2】
前記方法は、前記端末装置がネットワーク装置から送信された第1メッセージを受信する前に更に、
前記端末装置が第2設定情報を受信し、前記第2設定情報は前記第1時間長さを示すことに用いられることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2設定情報はRRCシグナリングであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1メッセージは第1ビットを含み、
前記第1ビットが0である場合、前記第1メッセージは前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示し、前記第1ビットが1である場合、前記第1メッセージは前記第1時間長さ内にPDCCHを監視しないように指示することを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1メッセージはPDCCHであり、前記PDCCHにおいてアップリンク/ダウンリンクスケジューリングのためのダウンリンク制御情報(DCI)が伝送されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1時間長さはPDCCH監視ウィンドウの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項1-5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は更に、前記第1時間長さ以外において、前記端末装置がPDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを監視することを含むことを特徴とする請求項1-6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記PDCCH監視ウィンドウの設定は、
PDCCH設定、及び/又は、
間欠受信(DRX)設定を含むことを特徴とする請求項6又は7に記載の方法。
【請求項9】
端末装置であって、
通信ユニットと処理ユニットとを備え、
前記通信ユニットはネットワーク装置から送信された第1メッセージを受信することに用いられ、
前記第1メッセージが第1時間長さ内に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視しないように指示した場合、前記処理ユニットは前記第1メッセージに基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止し、
前記第1メッセージが前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示した場合、前記処理ユニットは前記第1メッセージに基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視し、
前記第1メッセージは更に前記第1時間長さを指示することに用いられることを特徴とする端末装置。
【請求項10】
前記通信ユニットは更に第2設定情報を受信することに用いられ、前記第2設定情報は前記第1時間長さを示すことに用いられ、前記第2設定情報はRRCシグナリングであることを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
【請求項11】
前記第1メッセージは第1ビットを含み、
前記第1ビットが0である場合、前記第1メッセージは前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示し、前記第1ビットが1である場合、前記第1メッセージは前記第1時間長さ内にPDCCHを監視しないように指示することを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
【請求項12】
前記第1メッセージはPDCCHであり、前記PDCCHにおいてアップリンク/ダウンリンクスケジューリングのためのダウンリンク制御情報(DCI)が伝送されることを特徴とする請求項9に記載の端末装置。
【請求項13】
前記第1時間長さはPDCCH監視ウィンドウの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項9-12のいずれか1項に記載の端末装置。
【請求項14】
PDCCHの監視方法であって、
ネットワーク装置が端末装置に第1メッセージを送信することと、
前記第1メッセージが第1時間長さ内に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視しないように指示した場合、ネットワーク装置が、前記端末装置が前記第1メッセージに基づいて前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止するように指示し、
前記第1メッセージが前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示した場合、前記ネットワーク装置が、前記端末装置が前記第1メッセージに基づいて前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示することと、を含み、
前記第1メッセージは更に前記第1時間長さを指示することに用いられることを特徴とするPDCCHの監視方法。
【請求項15】
前記方法は、前記ネットワーク装置が前記端末装置に第1メッセージを送信する前に更に、
前記ネットワーク装置が前記端末装置に第2設定情報を送信し、前記第2設定情報は前記第1時間長さを示すことに用いられることを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第2設定情報はRRCシグナリングであることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1メッセージは第1ビットを含み、
前記第1ビットが0である場合、前記第1メッセージは前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示し、前記第1ビットが1である場合、前記第1メッセージは前記第1時間長さ内にPDCCHを監視しないように指示することを特徴とする請求項15又は16に記載の方法。
【請求項18】
前記第1メッセージはPDCCHであり、前記PDCCHにおいてアップリンク/ダウンリンクスケジューリングのためのダウンリンク制御情報(DCI)が伝送されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記第1時間長さはPDCCH監視ウィンドウの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項14-18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
ネットワーク装置であって、通信ユニットを備え、
前記通信ユニットは端末装置に第1メッセージを送信することに用いられ、
前記第1メッセージが第1時間長さ内に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を監視しないように指示した場合、前記通信ユニットは、前記端末装置が前記第1メッセージに基づいて前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止するように指示し、
前記第1メッセージが前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示した場合、前記通信ユニットは、前記端末装置が前記第1メッセージに基づいて前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示し、
前記第1メッセージは更に前記第1時間長さを指示することに用いられることを特徴とするネットワーク装置。
【請求項21】
前記通信ユニットは更に前記端末装置に第2設定情報を送信することに用いられ、前記第2設定情報は前記第1時間長さを示すことに用いられ、前記第2設定情報はRRCシグナリングであることを特徴とする請求項20に記載のネットワーク装置。
【請求項22】
前記第1メッセージは第1ビットを含み、
前記第1ビットが0である場合、前記第1メッセージは前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するように指示し、前記第1ビットが1である場合、前記第1メッセージは前記第1時間長さ内にPDCCHを監視しないように指示することを特徴とする請求項21に記載のネットワーク装置。
【請求項23】
前記第1時間長さはPDCCH監視ウィンドウの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項20-22のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
【請求項24】
前記通信ユニットは更に、前記第1時間長さ以外において、前記端末装置がPDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを監視するように指示することに用いられることを特徴とする請求項20-23のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
【請求項25】
前記PDCCH監視ウィンドウの設定は、
PDCCH設定、及び/又は、
間欠受信(DRX)設定を含むことを特徴とする請求項23又は24に記載のネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2018年3月28日に提出した中国特許出願第PCT/CN2018/080936号、発明の名称が「PDCCHの監視方法、端末装置及びネットワーク装置」のPCT特許出願の優先権を主張し、その全ての内容が援用により本願に取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本願は通信分野に関し、より具体的に、PDCCHの監視方法、端末装置及びネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代移動通信技術である新無線(5G NR、5-Generation New Radio)において、無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)接続状態にある端末装置は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)監視ウィンドウの設定によってPDCCHを連続監視する必要があるが、ネットワーク装置はPDCCH監視ウィンドウにおける少量のスロット(slot)のみにおいて端末装置に対してスケジューリングを開始することとなり、換言すれば、端末装置はPDCCH監視ウィンドウの設定によってPDCCHを連続監視すると、電力の浪費を引き起こしてしまうこととなる。どのように端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減するかは、早急な解決の待たれる問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減することのできるPDCCHの監視方法、端末装置及びネットワーク装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では、本願の実施例はPDCCHの監視方法を提供し、
端末装置がネットワーク装置から送信された第1メッセージを受信し、該第1メッセージは第1時間長さを示し、及び/又は、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示すことと、
該端末装置が該第1メッセージに基づいてPDCCHを監視することと、を含む。
【0006】
従って、本願の実施例のPDCCHの監視方法では、端末装置は第1時間長さを示し、及び/又は、第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1メッセージに基づいてPDCCHを監視してもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0007】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該端末装置がネットワーク装置から送信された第1メッセージを受信することは、
該端末装置が該ネットワーク装置から送信された該第1メッセージを周期的に受信することを含む。
【0008】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該端末装置が該第1メッセージを受信する周期は該端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。
【0009】
従って、端末装置は第1メッセージに基づいて少なくとも1つのPDCCH監視ウィンドウにおけるPDCCHを監視してもよく、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0010】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージが該第1時間長さを示す場合、
該端末装置が該第1メッセージに基づいてPDCCHを監視することは、
該端末装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することを含む。
【0011】
従って、端末装置は第1メッセージに基づいて第1時間長さを決定し、且つ第1設定情報に基づいて、第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定してもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0012】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該端末装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する前に、該方法は更に、
該端末装置は該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより送信した該第1設定情報を受信することを含む。
【0013】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1設定情報は該端末装置に予め設定されたものである。
【0014】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1ダウンリンク制御情報(DCI、Downlink Control Information)における少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該端末装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定することは、
該端末装置が該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0015】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該端末装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定することは、
該端末装置が該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0016】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージは該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、
該端末装置が該第1メッセージに基づいてPDCCHを監視することは、
該端末装置は該第1時間長さを示す第2設定情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することを含む。
【0017】
従って、端末装置は第2設定情報に基づいて第1時間長さを決定し、且つ第1メッセージに基づいて、第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定してもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0018】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該端末装置は第2設定情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する前に、該方法は更に、
該端末装置は該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより送信した該第2設定情報を受信することを含む。
【0019】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第2設定情報は該端末装置に予め設定されたものである。
【0020】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、
該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該端末装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することは、
該第1ビットが0である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することを含む。
【0021】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該端末装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することは、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することを含む。
【0022】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージは該第1時間長さを示し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、
該端末装置が該第1メッセージに基づいてPDCCHを監視することは、
該端末装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することを含む。
【0023】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージは、該第1時間長さを示す第1指示情報と、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、
該端末装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することは、
該端末装置は該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することを含む。
【0024】
従って、端末装置は第1メッセージにおける第1指示情報に基づいて第1時間長さを決定し、且つ第1メッセージにおける第2指示情報に基づいて第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定してもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0025】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0026】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該端末装置が該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定することは、
該端末装置が該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0027】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該端末装置が該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定することは、
該端末装置が該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0028】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第2指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該端末装置が該第2指示情報に基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することは、
該第1ビットが0である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することを含む。
【0029】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第2指示情報は第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該端末装置が該第2指示情報に基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することは、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することを含む。
【0030】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0031】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該第1時間長さの単位がスロットである場合、該第1メッセージは第3指示情報を含み、該第3指示情報は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0032】
選択肢として、第1態様の実現方式では、該端末装置はRRC接続状態にある。
【0033】
第2態様では、本願の実施例はPDCCHの監視方法を提供し、
ネットワーク装置が第1メッセージを端末装置に送信し、該第1メッセージは第1時間長さを示し、及び/又は、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示すことと、
該ネットワーク装置は該第1メッセージに基づいて該端末装置に対するPDCCHを送信することと、を含む。
【0034】
従って、本願の実施例のPDCCHの監視方法では、ネットワーク装置は第1時間長さを示し、及び/又は、第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1メッセージに基づいて、端末装置に対するPDCCHを送信してもよく、端末装置がPDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0035】
選択肢として、該ネットワーク装置は自体のスケジューリング状況に応じて該第1メッセージを決定してもよい。例えば、ネットワーク装置は現在のシステム全体のサービス負荷及びスケジューリングキューの長さの予測、又は端末装置のサービス特徴、遅延要求等の要素に基づいてまとめて第1メッセージを決定してもよい。
【0036】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該ネットワーク装置が端末装置に第1メッセージを送信することは、
該ネットワーク装置が該端末装置に該第1メッセージを周期的に送信することを含む。
【0037】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該ネットワーク装置が該第1メッセージを送信する周期は該端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。
【0038】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージが該第1時間長さを示す場合、該方法は更に、
該ネットワーク装置はRRCシグナリングにより、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1設定情報を該端末装置に送信することを含み、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該端末装置に対するPDCCHを送信することは、
該ネットワーク装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することを含む。
【0039】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定することは、
該ネットワーク装置が該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0040】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定することは、
該ネットワーク装置が該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0041】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージは該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、該方法は更に、
該ネットワーク装置はRRCシグナリングにより、該第1時間長さを示す第2設定情報を該端末装置に送信することを含み、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該端末装置に対するPDCCHを送信することは、
該ネットワーク装置は第2設定情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することを含む。
【0042】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、
該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該第1ビットが0である場合、該ネットワーク装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該ネットワーク装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することを含む。
【0043】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該ネットワーク装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該ネットワーク装置は該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することを含む。
【0044】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージは該第1時間長さを示し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該端末装置に対するPDCCHを送信することは、
該ネットワーク装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することを含む。
【0045】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージは、該第1時間長さを示す第1指示情報と、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該ネットワーク装置は該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することを含む。
【0046】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0047】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該ネットワーク装置が該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定することは、
該ネットワーク装置が該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0048】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該ネットワーク装置が該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定することは、
該ネットワーク装置が該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0049】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第2指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該ネットワーク装置が該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該第1ビットが0である場合、該ネットワーク装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該ネットワーク装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することを含む。
【0050】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第2指示情報は第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該ネットワーク装置が該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該ネットワーク装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該ネットワーク装置は該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することを含む。
【0051】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0052】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該第1時間長さの単位がスロットである場合、該第1メッセージは第3指示情報を含み、該第3指示情報は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0053】
選択肢として、第2態様の実現方式では、該端末装置はRRC接続状態にある。
【0054】
第3態様では、本願の実施例はPDCCHの監視方法を提供し、
端末装置は第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示す第1メッセージと、DRXパラメータ又は第1時間パラメータである第1パラメータとに基づいて、前記第1時間長さを決定することと、
前記端末装置は前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを無視することと、を含む。
【0055】
従って、本願の実施例のPDCCHの監視方法では、端末装置は第1メッセージ及び第1パラメータに基づいて第1時間長さを決定し、且つ第1時間長さ内にPDCCHを監視することを無視してもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0056】
第4態様では、本願の実施例はPDCCHの監視方法を提供し、
ネットワーク装置が第1メッセージを端末装置に送信し、前記第1メッセージは第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示し、前記第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータであることを含む。
【0057】
従って、本願の実施例のPDCCHの監視方法では、ネットワーク装置は端末装置に第1メッセージを送信することにより、端末装置は第1メッセージ及び第1パラメータに基づいて第1時間長さを決定し、且つ第1時間長さ内にPDCCHを監視することを無視してもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0058】
第5態様では、本願の実施例は端末装置を提供し、第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行することのできるモジュール又はユニットを備える。
【0059】
第6態様では、本願の実施例は端末装置を提供し、第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行することのできるモジュール又はユニットを備える。
【0060】
第7態様では、本願の実施例はネットワーク装置を提供し、第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行することのできるモジュール又はユニットを備える。
【0061】
第8態様では、本願の実施例はネットワーク装置を提供し、第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行することのできるモジュール又はユニットを備える。
【0062】
第9態様では、端末装置を提供し、該端末装置はプロセッサ、メモリ及び通信インターフェースを備える。プロセッサはメモリ及び通信インターフェースに接続される。メモリは命令を記憶することに用いられ、プロセッサは該命令を実行することに用いられ、通信インターフェースはプロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサは第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0063】
第10態様では、端末装置を提供し、該端末装置はプロセッサ、メモリ及び通信インターフェースを備える。プロセッサはメモリ及び通信インターフェースに接続される。メモリは命令を記憶することに用いられ、プロセッサは該命令を実行することに用いられ、通信インターフェースはプロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサは第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0064】
第11態様では、ネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置はプロセッサ、メモリ及び通信インターフェースを備える。プロセッサはメモリ及び通信インターフェースに接続される。メモリは命令を記憶することに用いられ、プロセッサは該命令を実行することに用いられ、通信インターフェースはプロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサは第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0065】
第12態様では、ネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置はプロセッサ、メモリ及び通信インターフェースを備える。プロセッサはメモリ及び通信インターフェースに接続される。メモリは命令を記憶することに用いられ、プロセッサは該命令を実行することに用いられ、通信インターフェースはプロセッサの制御下で他のネットワーク要素と通信することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該プロセッサは第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0066】
第13態様では、コンピュータ記憶媒体を提供し、該コンピュータ記憶媒体にプログラムコードが記憶され、該プログラムコードは上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法の命令を実行するようにコンピュータに指示することに用いられる。
【0067】
第14態様では、コンピュータ記憶媒体を提供し、該コンピュータ記憶媒体にプログラムコードが記憶され、該プログラムコードは上記第3態様又は第3態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法の命令を実行するようにコンピュータに指示することに用いられる。
【0068】
第15態様では、コンピュータ記憶媒体を提供し、該コンピュータ記憶媒体にプログラムコードが記憶され、該プログラムコードは上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法の命令を実行するようにコンピュータに指示することに用いられる。
【0069】
第16態様では、コンピュータ記憶媒体を提供し、該コンピュータ記憶媒体にプログラムコードが記憶され、該プログラムコードは上記第4態様又は第4態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法の命令を実行するようにコンピュータに指示することに用いられる。
【0070】
第17態様では、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、該製品がコンピュータにおいて実行されるとき、コンピュータは上記各態様に記載の方法を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【
図1】
図1は本願の実施例の適用シーンの模式図である。
【
図2】
図2は本願の実施例に係るPDCCHの監視方法の模式的なフローチャートである。
【
図3】
図3は本願の実施例に係る他のPDCCHの監視方法の模式的なフローチャートである。
【
図4】
図4は本願の実施例に係るPDCCHを監視する模式図である。
【
図5】
図5は本願の実施例に係る更なるPDCCHの監視方法の模式的なフローチャートである。
【
図6】
図6は本願の実施例に係る更なるPDCCHの監視方法の模式的なフローチャートである。
【
図7】
図7は本願の実施例に係る端末装置の模式的なブロック図である。
【
図8】
図8は本願の実施例に係るネットワーク装置の模式的なブロック図である。
【
図9】
図9は本願の実施例に係る他の端末装置の模式的なブロック図である。
【
図10】
図10は本願の実施例に係る他のネットワーク装置の模式的なブロック図である。
【
図11】
図11は本願の実施例に係る無線通信装置の模式的なブロック図である。
【
図12】
図12は本願の実施例に係るシステムチップの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0072】
以下、本願の実施例の図面を参照しながら、本願の実施例の技術案を明確で完全に説明する。
【0073】
本願の実施例は様々な通信システム、例えば、モバイル通信用グローバル(GSM、Global System of Mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA、Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA、Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS、General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システム、進化したロングタームエボリューション(LTE-A、Advanced long term evolution)システム、新無線(NR、New Radio)システム、NRシステムの進化したシステム、認証不要なスペクトルにおけるLTE(LTE-U、LTE-based access to unlicensed spectrum)システム、認証不要なスペクトルにおけるNR(NR-U、NR-based access to unlicensed spectrum)システム、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS、Universal Mobile Telecommunication System)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN、Wireless Local Area Networks)、ワイヤレスフィデリティ(WiFi、Wireless Fidelity)、次世代通信システム又は他の通信システム等に適用されてもよい。
【0074】
一般的には、従来の通信システムのサポートする接続数が限られたため、実現されやすいが、通信技術の発展に伴って、移動通信システムは従来の通信をサポートするだけでなく、更に例えば装置対装置(D2D、Device to Device)通信、マシン対マシン(M2M、Machine to Machine)通信、マシンタイプ通信(MTC、Machine Type Communication)及び車車間(V2V、Vehicle to Vehicle)通信等をサポートすることとなり、本願の実施例は更にこれらの通信システムに適用されてもよい。
【0075】
選択肢として、本願の実施例の通信システムはキャリアアグリゲーション(CA、Carrier Aggregation)シーンに適用されてもよく、デュアルコネクティビティ(DC、Dual Connectivity)シーンに適用されてもよく、更にスタンドアロン(SA、Standalone)ネットワーキングシーンに適用されてもよい。
【0076】
本願の実施例は適用されるスペクトルを制限しない。例えば、本願の実施例は認証されたスペクトルに適用されてもよく、認証不要なスペクトルに適用されてもよい。
【0077】
本願はネットワーク装置及び端末装置と組み合わせて各実施例を説明するが、端末装置はユーザー装置(UE、User Equipment)、アクセス端末、ユーザーユニット、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザーデバイス等と称されてもよい。端末装置はWLANにおけるステーション(ST、STATION)であってもよく、セルラー方式の電話、コードレスホン、セッション確立プロトコル(SIP、Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL、Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA、Personal Digital Assistant)装置、無線通信機能を有する携帯端末、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル装置及び次世代通信システム、例えばNRネットワークにおける端末装置又は将来発展する公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)ネットワークにおける端末装置等であってもよい。
【0078】
制限ではなく例として、本願の実施例では、該端末装置は更にウェアラブル装置であってもよい。ウェアラブル装置はウェアラブルスマート装置と称されてもよく、ウェアラブル技術で日常の着用をスマート化するように設計し、開発した着用できる装置の総称であり、例えばメガネ、手袋、腕時計、服飾及び靴等が挙げられる。ウェアラブル装置は直接身に着用したもの、又はユーザーの服又はアクセサリーに付いたポータブル装置である。ウェアラブル装置はハードウェア装置であるだけでなく、更にソフトウェアによるサポート及びデータ交換、クラウド交換により強力な機能を実現するものである。広義ではウェアラブルスマート装置は機能が完全で、寸法が大きく、スマートフォンに依存せずに全部又は一部の機能を実現するもの、例えばスマートウォッチ又はスマートグラス等と、ある種類の応用機能に集中し、他の装置例えばスマートフォンと組み合わせて使用する必要があるもの、例えば身体的兆候をモニタリングする各種類のスマートブレスレット、スマートアクセサリー等とを含む。
【0079】
ネットワーク装置はモバイル装置と通信するための装置であってもよく、ネットワーク装置はWLANにおけるアクセスポイント(AP、Access Point)、GSM又はCDMAにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAにおける基地局(NB、NodeB)であってもよく、更にLTEにおける発展型基地局(eNB又はeNodeB、Evolutional Node B)、又は中継所又はアクセスポイント、又は車載装置、ウェアラブル装置及びNRネットワークにおけるネットワーク装置(gNB)又は将来発展するPLMNネットワークにおけるネットワーク装置等であってもよい。
【0080】
本願の実施例では、ネットワーク装置はセルにサービスを提供し、端末装置は該セルに使用される伝送リソース(例えば、周波数領域リソース又はスペクトルリソース)によりネットワーク装置と通信し、該セルはネットワーク装置(例えば、基地局)に対応するセルであってもよく、セルはマクロ基地局に属してもよく、スモールセル(Small cell)に対応する基地局に属してもよく、ここでのスモールセルはメトロセル(Metro cell)、マイクロセル(Micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(Femto cell)等を含んでもよく、これらのスモールセルはカバレッジ範囲が狭く、送信電力が低いという特徴を有し、高速度のデータ伝送サービスを提供することに適する。
【0081】
図1では1つのネットワーク装置及び2つの端末装置を例示し、選択肢として、該無線通信システム100は複数のネットワーク装置を備えてもよく、且つ各ネットワーク装置のカバレッジ範囲内には他の数の端末装置が含まれてもよく、本願の実施例は制限しない。
【0082】
選択肢として、該無線通信システム100は更にモビリティ管理エンティティ(MME、Mobility Management Entity)、アクセス及び移動性管理機能(AMF、Access and Mobility Management Function)等の他のネットワークエンティティを備えてもよく、本願の実施例は制限しない。
【0083】
なお、本願の各態様又は特徴は方法、装置又は標準的なプログラミング技術及び/又はエンジニアリング技術を用いた製品として実現されてもよい。本願に使用される用語「製品」はいかなるコンピュータ可読デバイス、メディア又は媒体からアクセスできるコンピュータプログラムを含む。例えば、コンピュータ可読媒体は磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピーディスク又は磁気テープ等)、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD、Compact Disc)、デジタルバーサタイルディスク(DVD、Digital Versatile Disc)等)、スマートカード及びフラッシュメモリデバイス(例えば、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable Read-Only Memory)、カード、スティック又はキードライブ等)を含んでもよいが、それらに限らない。また、本明細書に説明される様々な記憶媒体は情報を記憶するための1つ又は複数の装置及び/又は他の機械可読媒体を代表してもよい。用語「機械可読媒体」は命令及び/又はデータを記憶、包含及び/又はベアリングできる様々な媒体を含んでもよいが、それらに限らない。
【0084】
理解されるように、本明細書における用語「システム」と「ネットワーク」は本明細書において常に交換可能に使用される。本明細書における用語「及び/又は」は関連オブジェクトの関連関係を説明するためのものに過ぎず、3つの関係が存在してもよいことを示し、例えば、「A及び/又はB」は「Aが独立して存在する」こと、「AとBが同時に存在する」こと、「Bが独立して存在する」ことの3つの状況を示してもよい。また、本明細書における文字「/」は一般的に前後関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0085】
図2は本願の実施例に係るPDCCHの監視方法200の模式的なフローチャートである。選択肢として、該方法200は
図1に示されるシステムに適用されてもよいが、これに限らない。該方法200は以下の内容の少なくとも一部を含む。
【0086】
S210、端末装置はネットワーク装置から送信された第1メッセージを受信し、該第1メッセージは第1時間長さを示し、及び/又は、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す。
【0087】
選択肢として、該端末装置はRRC接続状態にあってもよい。
【0088】
選択肢として、該端末装置は該ネットワーク装置から送信された該第1メッセージを周期的に受信する。すなわち、該ネットワーク装置は該端末装置に該第1メッセージを周期的に送信する。
【0089】
選択肢として、該端末装置が該第1メッセージを受信する周期は該端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。このように、1つの周期の第1メッセージは少なくとも1つのPDCCH周期のPDCCHの監視挙動を示すことに用いられてもよい。
【0090】
理解されるように、該端末装置がPDCCHを監視する周期は設定されたものであり、例えば、該端末装置がPDCCHを監視する周期はPDCCHサーチ空間(search space)の周期であり、該PDCCH search spaceの周期はネットワーク装置が端末装置に準静的に設定したものであってもよい。
【0091】
選択肢として、該端末装置が該第1メッセージを受信する周期は該端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。このように、1つの周期の第1メッセージは少なくとも1つのPDCCH周期のPDCCHの監視挙動を示すことに用いられてもよい。理解されるように、該端末装置がPDCCHを監視する周期は設定されたものであり、例えば、該端末装置がPDCCHを監視する周期はPDCCH search spaceの周期であり、前記PDCCH search spaceの周期はネットワーク装置が端末装置に準静的に設定したものであってもよい。
【0092】
更に理解されるように、第1時間長さ以外の時間帯において、該端末装置はPDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視してもよく、例えば、該端末装置はPDCCHの設定情報及び/又は間欠受信(DRX、Discontinuous Reception)の設定情報に基づいてPDCCHを監視してもよい。
【0093】
選択肢として、該第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0094】
選択肢として、該第1時間長さの単位がスロットである場合、該第1メッセージは更に該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔(numerology)を示し、又は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示してもよい。
【0095】
例えば、該第1メッセージは第3指示情報を含み、該第3指示情報は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0096】
なお、第1時間長さは特定の時間の長さであり、該ネットワーク装置が該端末装置に該第1メッセージを周期的に送信する場合、該ネットワーク装置が各周期内に送信した第1メッセージで示される第1時間長さは異なる。
【0097】
S220、該端末装置は該第1メッセージに基づいてPDCCHを監視する。
【0098】
選択肢として、一実施例として、該第1メッセージは該第1時間長さを示す。このとき、該端末装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する。
【0099】
なお、該第1設定情報は該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより該端末装置に動的に設定したものであってもよく、該端末装置に予め設定されたものであってもよい。
【0100】
例えば、第1メッセージが第1時間長さを示す場合、第1設定情報は第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止する。
【0101】
また例えば、第1メッセージが第1時間長さを示す場合、第1設定情報は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視する。
【0102】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、且つ該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、該端末装置は該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0103】
なお、該第1DCIは該第1メッセージにおいて伝送される1つのDCIであり、該第1DCIは該少なくとも1つのビットのみを含むDCIであってもよく、アップリンク/ダウンリンクスケジューリングを実現するための通常のDCIに該少なくとも1つのビットを追加したものであってもよい。
【0104】
例えば、第1DCIにおける2つのビットにより4種類の時間の長さを示してもよい。例えば、00は0時間長さを示し、01は2ms又は2slotを示し、10は4ms又は4slotを示し、11は16ms又は16slotを示す。
【0105】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、且つ該第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、該端末装置は該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0106】
例えば、4種類の識別子シーケンスにより4種類の時間の長さを示してもよい。例えば、識別子シーケンス1は0時間長さを示し、識別子シーケンス2は2ms又は2slotを示し、識別子シーケンス3は4ms又は4slotを示し、識別子シーケンス4は16ms又は16slotを示す。
【0107】
選択肢として、一実施例として、該第1メッセージは更に第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示してもよく、該第1パラメータは間欠受信(DRX、Discontinuous Reception)パラメータ又は第1時間パラメータである。このとき、該端末装置は該第1メッセージ及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する。
【0108】
選択肢として、該第1時間パラメータは予め設定されたもの、又はネットワーク装置が通知したものである。例えば、該ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより該端末装置に該第1時間パラメータを送信する。
【0109】
選択肢として、該第1パラメータがDRXパラメータである場合、該第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー(drx-onDurationTimer)、DRXディアクティブ期間タイマー(drx-InactivityTimer)、ロングDRX周期(drx-long cycle)、ショートDRX周期(drx-short cycle)のうちの1つである。
【0110】
該第1パラメータがdrx-onDurationTimerであると仮定すれば、その値は1ms、2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、8ms、10ms、20ms、30ms、40ms、50ms、60ms、80ms、100ms、200ms、300ms、400ms、500ms、600ms、800ms、1000ms、1200ms、1600msであってもよい。
【0111】
該第1パラメータがdrx-long cycleであると仮定すれば、その値は10ms、20ms、32ms、40ms、60ms、64ms、70ms、80ms、128ms、160ms、256ms、320ms、512ms、640ms、1024ms、1280ms、2048ms、2560ms、5120ms、10240msであってもよい。
【0112】
該第1パラメータがdrx-short cycleであると仮定すれば、その値は2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、7ms、8ms、10ms、14ms、16ms、20ms、30ms、32ms、35ms、40ms、64ms、80ms、128ms、256ms、320ms、512ms、640msであってもよい。
【0113】
該第1時間パラメータは例えば20msであってもよい。
【0114】
選択肢として、該第1パラメータがDRXパラメータである場合、該第1パラメータはネットワーク装置がRRCシグナリング又は媒体アクセス制御の制御要素(MAC CE、Media Access Control Control Element)シグナリングにより設定したものであってもよい。
【0115】
なお、該第1設定情報は該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより該端末装置に動的に設定したものであってもよく、該端末装置に予め設定されたものであってもよい。
【0116】
例えば、第1メッセージは第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す場合、第1設定情報は第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止する。
【0117】
また例えば、第1メッセージは第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す場合、第1設定情報は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視する。
【0118】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、且つ該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより、該第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示し、該端末装置は該少なくとも1つのビット及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0119】
なお、該第1DCIは該第1メッセージにおいて伝送される1つのDCIであり、該第1DCIは該少なくとも1つのビットのみを含むDCIであってもよく、アップリンク/ダウンリンクスケジューリングを実現するための通常のDCIに該少なくとも1つのビットを追加したものであってもよい。
【0120】
例えば、第1パラメータの値は20msであり、第1メッセージはその上において伝送される第1DCIにおける2つのビットにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。下記表1に示すように、第1DCIの値が00である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/4であり、即ち第1時間長さが5msであることを示し、第1DCIの値が01である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/2であり、即ち第1時間長さが10msであることを示し、第1DCIの値が10である場合、第1時間長さが第1パラメータの3/4であり、即ち第1時間長さが15msであることを示し、第1DCIの値が11である場合、第1時間長さが第1パラメータの4/4であり、即ち第1時間長さが20msであることを示す。
【0121】
【0122】
なお、上記表1では、第1パラメータに対する第1時間長さの比率はネットワーク装置が設定したもの、又は予め設定されたものであってもよい。
【0123】
更に、上記表1では、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係は例に過ぎず、本願の実施例では、第1時間長さは第1パラメータより大きくてもよく、第1パラメータに等しくてもよく、第1パラメータより小さくてもよく、本願は制限しない。
【0124】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、且つ該第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより、該第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示し、該端末装置は該少なくとも1つの識別子シーケンス及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0125】
例えば、第1パラメータの値は20msであり、第1メッセージは4つの識別子シーケンスにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。下記表2に示すように、識別子シーケンス1は第1時間長さが第1パラメータの1/4であり、即ち第1時間長さが5msであることを示し、識別子シーケンス2は第1時間長さが第1パラメータの1/2であり、即ち第1時間長さが10msであることを示し、識別子シーケンス3は第1時間長さが第1パラメータの3/4であり、即ち第1時間長さが15msであることを示し、識別子シーケンス4は第1時間長さが第1パラメータの4/4であり、即ち第1時間長さが20msであることを示す。
【0126】
【0127】
なお、上記表2では、第1パラメータに対する第1時間長さの比率はネットワーク装置が設定したもの、又は予め設定されたものであってもよい。
【0128】
更に、上記表2では、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係は例に過ぎず、本願の実施例では、第1時間長さは第1パラメータより大きくてもよく、第1パラメータに等しくてもよく、第1パラメータより小さくてもよく、本願は制限しない。
【0129】
選択肢として、一実施例として、該第1メッセージは該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す。このとき、該端末装置は該第1時間長さを示す第2設定情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する。
【0130】
なお、該第2設定情報は該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより該端末装置に動的に設定したものであってもよく、該端末装置に予め設定されたものであってもよい。
【0131】
例えば、第2設定情報が第1時間長さを示す場合、第1メッセージは第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止する。
【0132】
また例えば、第2設定情報が第1時間長さを示す場合、第1メッセージは第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視する。
【0133】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、且つ該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示す。
【0134】
なお、該第1DCIは該第1メッセージにおいて伝送される1つのDCIであり、該第1DCIは該第1ビットのみを含むDCIであってもよく、アップリンク/ダウンリンクスケジューリングを実現するための通常のDCIに該第1ビットを追加したものであってもよい。
【0135】
理解されるように、該第1ビットは該第1DCIにおける1つの特定ビットである。
【0136】
例えば、該第1ビットが0である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定し、又は、該第1ビットが1である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定する。
【0137】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、且つ該第1メッセージは第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示す。
【0138】
例えば、該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定し、又は、該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第2識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定する。
【0139】
選択肢として、一実施例として、該第1メッセージは該第1時間長さを示し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す。このとき、該端末装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する。
【0140】
具体的に、該第1メッセージは、該第1時間長さを示す第1指示情報と、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、該端末装置は該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第2指示情報に基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する。
【0141】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0142】
例えば、第1指示情報はPDCCHであり、第2指示情報は識別子シーケンスである。
【0143】
また例えば、第1指示情報は識別子シーケンスであり、第2指示情報はPDCCHである。
【0144】
また例えば、第1指示情報はPDCCHであり、第2指示情報はPDCCHである。
【0145】
更に、例えば、第1指示情報は識別子シーケンスであり、第2指示情報は識別子シーケンスである。
【0146】
選択肢として、該第1指示情報はPDCCHであり、該第1指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、該端末装置は該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0147】
例えば、第1DCIにおける2つのビットにより4種類の時間の長さを示してもよい。例えば、00は0時間長さを示し、01は2ms又は2slotを示し、10は4ms又は4slotを示し、11は16ms又は16slotを示す。
【0148】
選択肢として、該第1指示情報は識別子シーケンスであり、該第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、該端末装置は該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0149】
例えば、4種類の識別子シーケンスにより4種類の時間の長さを示してもよい。例えば、識別子シーケンス1は0時間長さを示し、識別子シーケンス2は2ms又は2slotを示し、識別子シーケンス3は4ms又は4slotを示し、識別子シーケンス4は16ms又は16slotを示す。
【0150】
選択肢として、該第2指示情報はPDCCHであり、該第2指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示す。
【0151】
例えば、該第1ビットが0である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定し、又は、該第1ビットが1である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定する。
【0152】
選択肢として、該第2指示情報は識別子シーケンスであり、該第2指示情報は第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示す。
【0153】
例えば、該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定し、又は、該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定する。
【0154】
なお、該第1メッセージが第1指示情報と第2指示情報を含む場合、該第1メッセージにおいて伝送される該第1DCIと該第2DCIとは同一のDCIであってもよく、このDCIは、該第1時間長さを示す該少なくとも1つのビットと、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す該第1ビットとを含み、且つ該少なくとも1つのビットには該第1ビットが含まれていない。
【0155】
更に、なお、該第1メッセージが第1指示情報と第2指示情報を含む場合、該第1時間長さを示す該少なくとも1つの識別子シーケンスは、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す該第1識別子シーケンス及び該第2識別子シーケンスと異なり、すなわち、該少なくとも1つの識別子シーケンスには該第1識別子シーケンス及び該第2識別子シーケンスが含まれていない。
【0156】
選択肢として、一実施例として、該第1メッセージは該第1時間長さを示し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1メッセージは第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示し、該第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータである。このとき、該端末装置は該第1メッセージ及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する。
【0157】
選択肢として、該第1時間パラメータは予め設定されたもの、又はネットワーク装置が通知したものである。例えば、該ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより該端末装置に該第1時間パラメータを送信する。
【0158】
選択肢として、該第1パラメータがDRXパラメータである場合、該第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー(drx-onDurationTimer)、DRXディアクティブ期間タイマー(drx-InactivityTimer)、ロングDRX周期(drx-long cycle)、ショートDRX周期(drx-short cycle)のうちの1つである。
【0159】
該第1パラメータがdrx-onDurationTimerであると仮定すれば、その値は1ms、2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、8ms、10ms、20ms、30ms、40ms、50ms、60ms、80ms、100ms、200ms、300ms、400ms、500ms、600ms、800ms、1000ms、1200ms、1600msであってもよい。
【0160】
該第1パラメータがdrx-long cycleであると仮定すれば、その値は10ms、20ms、32ms、40ms、60ms、64ms、70ms、80ms、128ms、160ms、256ms、320ms、512ms、640ms、1024ms、1280ms、2048ms、2560ms、5120ms、10240msであってもよい。
【0161】
該第1パラメータがdrx-short cycleであると仮定すれば、その値は2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、7ms、8ms、10ms、14ms、16ms、20ms、30ms、32ms、35ms、40ms、64ms、80ms、128ms、256ms、320ms、512ms、640msであってもよい。
【0162】
該第1時間パラメータは例えば20msであってもよい。
【0163】
選択肢として、該第1パラメータがDRXパラメータである場合、該第1パラメータはネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEにより設定したものであってもよい。
【0164】
具体的に、該第1メッセージは、該第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示す第1指示情報と、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、該端末装置は該第1指示情報及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第2指示情報に基づいて該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する。
【0165】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0166】
例えば、第1指示情報はPDCCHであり、第2指示情報は識別子シーケンスである。
【0167】
また例えば、第1指示情報は識別子シーケンスであり、第2指示情報はPDCCHである。
【0168】
また例えば、第1指示情報はPDCCHであり、第2指示情報はPDCCHである。
【0169】
更に、例えば、第1指示情報は識別子シーケンスであり、第2指示情報は識別子シーケンスである。
【0170】
選択肢として、該第1指示情報はPDCCHであり、該第1指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより、該第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示し、該端末装置は該少なくとも1つのビット及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0171】
例えば、第1パラメータの値は30msであり、第1メッセージはその上において伝送される第1DCIにおける2つのビットにより第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。下記表3に示すように、第1DCIの値が00である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/5であり、即ち第1時間長さが6msであることを示し、第1DCIの値が01である場合、第1時間長さが第1パラメータの2/5であり、即ち第1時間長さが12msであることを示し、第1DCIの値が10である場合、第1時間長さが第1パラメータの3/5であり、即ち第1時間長さが18msであることを示し、第1DCIの値が11である場合、第1時間長さが第1パラメータの4/5であり、即ち第1時間長さが24msであることを示す。
【0172】
【0173】
なお、上記表3では、第1パラメータに対する第1時間長さの比率はネットワーク装置が設定したもの、又は予め設定されたものであってもよい。
【0174】
更に、上記表3では、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係は例に過ぎず、本願の実施例では、第1時間長さは第1パラメータより大きくてもよく、第1パラメータに等しくてもよく、第1パラメータより小さくてもよく、本願は制限しない。
【0175】
選択肢として、該第1指示情報は識別子シーケンスであり、該第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより、該第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示し、該端末装置は該少なくとも1つの識別子シーケンス及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0176】
例えば、第1パラメータの値は32msであり、第1メッセージは4つの識別子シーケンスにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。下記表4に示すように、識別子シーケンス1は第1時間長さが第1パラメータの1/8であり、即ち第1時間長さが4msであることを示し、識別子シーケンス2は第1時間長さが第1パラメータの1/4であり、即ち第1時間長さが8msであることを示し、識別子シーケンス3は第1時間長さが第1パラメータの3/8であり、即ち第1時間長さが12msであることを示し、識別子シーケンス4は第1時間長さが第1パラメータの1/2であり、即ち第1時間長さが16msであることを示す。
【0177】
【0178】
なお、上記表4では、第1パラメータに対する第1時間長さの比率はネットワーク装置が設定したもの、又は予め設定されたものであってもよい。
【0179】
更に、上記表4では、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係は例に過ぎず、本願の実施例では、第1時間長さは第1パラメータより大きくてもよく、第1パラメータに等しくてもよく、第1パラメータより小さくてもよく、本願は制限しない。
【0180】
選択肢として、該第2指示情報はPDCCHであり、該第2指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示す。
【0181】
例えば、該第1ビットが0である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定し、又は、該第1ビットが1である場合、該端末装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定する。
【0182】
選択肢として、該第2指示情報は識別子シーケンスであり、該第2指示情報は第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示す。
【0183】
例えば、該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定し、又は、該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該端末装置は該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定する。
【0184】
なお、該第1メッセージが第1指示情報と第2指示情報を含む場合、該第1メッセージにおいて伝送される該第1DCIと該第2DCIとは同一のDCIであってもよく、このDCIは該第1時間長さを示す該少なくとも1つのビットと、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す該第1ビットとを含み、且つ該少なくとも1つのビットには該第1ビットが含まれていない。
【0185】
更に、該第1メッセージが第1指示情報と第2指示情報を含む場合、該第1時間長さを示す該少なくとも1つの識別子シーケンスは、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す該第1識別子シーケンス及び該第2識別子シーケンスと異なり、すなわち、該少なくとも1つの識別子シーケンスには該第1識別子シーケンス及び該第2識別子シーケンスが含まれていない。
【0186】
従って、本願の実施例のPDCCHの監視方法では、端末装置は第1時間長さを示し、及び/又は、第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1メッセージに基づいてPDCCHを監視してもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0187】
図3は本願の実施例に係るPDCCHの監視方法300の模式的なフローチャートである。選択肢として、該方法300は
図1に示されるシステムに適用されてもよいが、これに限らない。該方法300は以下の内容の少なくとも一部を含む。
【0188】
S310、ネットワーク装置は第1メッセージを端末装置に送信し、該第1メッセージは第1時間長さを示し、及び/又は、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す。
【0189】
選択肢として、該ネットワーク装置は自体のスケジューリング状況に応じて該第1メッセージを決定してもよい。例えば、ネットワーク装置は現在のシステム全体のサービス負荷及びスケジューリングキューの長さの予測、又は端末装置のサービス特徴、遅延要求等の要素に基づいてまとめて第1メッセージを決定してもよい。
【0190】
S320、該ネットワーク装置は該第1メッセージに基づいて該端末装置に対するPDCCHを送信する。
【0191】
選択肢として、該ネットワーク装置は該端末装置に該第1メッセージを周期的に送信する。
【0192】
選択肢として、該ネットワーク装置が該第1メッセージを送信する周期は該端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。
【0193】
選択肢として、該第1メッセージが該第1時間長さを示す場合、該方法は更に、
該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより第1設定情報を該端末装置に送信し、該第1設定情報は該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示すことを含み、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該端末装置に対するPDCCHを送信することは、
該ネットワーク装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することを含む。
【0194】
具体的に、該第1メッセージが該第1時間長さを示す場合、該端末装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定してもよい。即ち、ネットワーク装置は該端末装置に該第1設定情報を別途設定する必要がある。当然ながら、該第1設定情報も該端末装置側に予め設定されたものであってもよく、このとき、該ネットワーク装置は該端末装置にこの情報を別途設定する必要がない。
【0195】
例えば、第1メッセージが第1時間長さを示す場合、第1設定情報は第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止する。
【0196】
また例えば、第1メッセージが第1時間長さを示す場合、第1設定情報は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視する。
【0197】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定することは、
該ネットワーク装置が該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0198】
なお、該第1DCIは該第1メッセージにおいて伝送される1つのDCIであり、該第1DCIは該少なくとも1つのビットのみを含むDCIであってもよく、アップリンク/ダウンリンクスケジューリングを実現するための通常のDCIに該少なくとも1つのビットを追加したものであってもよい。
【0199】
例えば、第1DCIにおける2つのビットにより4種類の時間の長さを示してもよい。例えば、00は0時間長さを示し、01は2ms又は2slotを示し、10は4ms又は4slotを示し、11は16ms又は16slotを示す。
【0200】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定することは、
該ネットワーク装置が該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0201】
例えば、4種類の識別子シーケンスにより4種類の時間の長さを示してもよい。例えば、識別子シーケンス1は0時間長さを示し、識別子シーケンス2は2ms又は2slotを示し、識別子シーケンス3は4ms又は4slotを示し、識別子シーケンス4は16ms又は16slotを示す。
【0202】
選択肢として、本願の実施例では、該第1メッセージが該第1時間長さを示す場合、該第1メッセージは第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示す。
【0203】
選択肢として、該第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータである。
【0204】
選択肢として、該ネットワーク装置はRRCシグナリングにより第1設定情報を該端末装置に送信し、該第1設定情報は該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す。
【0205】
更に、該ネットワーク装置は該第1メッセージ及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定する。
【0206】
選択肢として、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー(drx-onDurationTimer)、DRXディアクティブ期間タイマー(drx-InactivityTimer)、ロングDRX周期(drx-long cycle)、ショートDRX周期(drx-short cycle)のうちの1つである。
【0207】
該第1パラメータがdrx-onDurationTimerであると仮定すれば、その値は1ms、2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、8ms、10ms、20ms、30ms、40ms、50ms、60ms、80ms、100ms、200ms、300ms、400ms、500ms、600ms、800ms、1000ms、1200ms、1600msであってもよい。
【0208】
該第1パラメータがdrx-long cycleであると仮定すれば、その値は10ms、20ms、32ms、40ms、60ms、64ms、70ms、80ms、128ms、160ms、256ms、320ms、512ms、640ms、1024ms、1280ms、2048ms、2560ms、5120ms、10240msであってもよい。
【0209】
該第1パラメータがdrx-short cycleであると仮定すれば、その値は2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、7ms、8ms、10ms、14ms、16ms、20ms、30ms、32ms、35ms、40ms、64ms、80ms、128ms、256ms、320ms、512ms、640msであってもよい。
【0210】
該第1時間パラメータは例えば20msであってもよい。
【0211】
選択肢として、本願の実施例では、該ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより該端末装置に該第1パラメータを送信してもよい。
【0212】
選択肢として、本願の実施例では、該ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより該端末装置に該第1時間パラメータを送信してもよい。
【0213】
選択肢として、本願の実施例では、該ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより該端末装置に該第1設定情報を送信する。
【0214】
例えば、第1メッセージは第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す場合、第1設定情報は第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを停止する。
【0215】
また例えば、第1メッセージは第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す場合、第1設定情報は第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示してもよく、このとき、端末装置は第1時間長さ内にPDCCHを監視する。
【0216】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより、該第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示す。更に、該ネットワーク装置は該少なくとも1つのビット及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0217】
なお、該第1DCIは該第1メッセージにおいて伝送される1つのDCIであり、該第1DCIは該少なくとも1つのビットのみを含むDCIであってもよく、アップリンク/ダウンリンクスケジューリングを実現するための通常のDCIに該少なくとも1つのビットを追加したものであってもよい。
【0218】
例えば、第1パラメータの値は20msであり、第1メッセージはその上において伝送される第1DCIにおける2つのビットにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。上記表1に示すように、第1DCIの値が00である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/4であり、即ち第1時間長さが5msであることを示し、第1DCIの値が01である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/2であり、即ち第1時間長さが10msであることを示し、第1DCIの値が10である場合、第1時間長さが第1パラメータの3/4であり、即ち第1時間長さが15msであることを示し、第1DCIの値が11である場合、第1時間長さが第1パラメータの4/4であり、即ち第1時間長さが20msであることを示す。
【0219】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、該第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより、該第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示す。更に、該ネットワーク装置は該少なくとも1つの識別子シーケンス及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定する。
【0220】
例えば、第1パラメータの値は20msであり、第1メッセージは4つの識別子シーケンスにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。上記表2に示すように、識別子シーケンス1は第1時間長さが第1パラメータの1/4であり、即ち第1時間長さが5msであることを示し、識別子シーケンス2は第1時間長さが第1パラメータの1/2であり、即ち第1時間長さが10msであることを示し、識別子シーケンス3は第1時間長さが第1パラメータの3/4であり、即ち第1時間長さが15msであることを示し、識別子シーケンス4は第1時間長さが第1パラメータの4/4であり、即ち第1時間長さが20msであることを示す。
【0221】
選択肢として、該第1メッセージは該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、該方法は更に、
該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより、該第1時間長さを示す第2設定情報を該端末装置に送信することを含み、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該端末装置に対するPDCCHを送信することは、
該ネットワーク装置は第2設定情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することを含む。
【0222】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、
該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該第1ビットが0である場合、該ネットワーク装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該ネットワーク装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することを含む。
【0223】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該ネットワーク装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該ネットワーク装置は該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することを含む。
【0224】
選択肢として、該第1メッセージは該第1時間長さを示し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて、該端末装置に対するPDCCHを送信することは、
該ネットワーク装置は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することを含む。
【0225】
選択肢として、該第1メッセージは、該第1時間長さを示す第1指示情報と、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、
該ネットワーク装置が該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該ネットワーク装置は該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することを含む。
【0226】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0227】
選択肢として、該第1指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該ネットワーク装置が該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定することは、
該ネットワーク装置が該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0228】
選択肢として、該第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該ネットワーク装置が該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定することは、
該ネットワーク装置が該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することを含む。
【0229】
選択肢として、該第2指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該ネットワーク装置が該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該第1ビットが0である場合、該ネットワーク装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該ネットワーク装置は該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することを含む。
【0230】
選択肢として、該第2指示情報は第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該ネットワーク装置が該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することは、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該ネットワーク装置は該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該ネットワーク装置は該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することを含む。
【0231】
選択肢として、本願の実施例では、該第1メッセージは該第1時間長さを示し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1メッセージは第1パラメータと該第1時間長さとの数値関係を示すことにより該第1時間長さを示し、該第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータである。更に、該ネットワーク装置は該第1メッセージ及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定する。
【0232】
選択肢として、該第1パラメータがDRXパラメータである場合、該第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー(drx-onDurationTimer)、DRXディアクティブ期間タイマー(drx-InactivityTimer)、ロングDRX周期(drx-long cycle)、ショートDRX周期(drx-short cycle)のうちの1つである。
【0233】
該第1パラメータがdrx-onDurationTimerであると仮定すれば、その値は1ms、2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、8ms、10ms、20ms、30ms、40ms、50ms、60ms、80ms、100ms、200ms、300ms、400ms、500ms、600ms、800ms、1000ms、1200ms、1600msであってもよい。
【0234】
該第1パラメータがdrx-long cycleであると仮定すれば、その値は10ms、20ms、32ms、40ms、60ms、64ms、70ms、80ms、128ms、160ms、256ms、320ms、512ms、640ms、1024ms、1280ms、2048ms、2560ms、5120ms、10240msであってもよい。
【0235】
該第1パラメータがdrx-short cycleであると仮定すれば、その値は2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、7ms、8ms、10ms、14ms、16ms、20ms、30ms、32ms、35ms、40ms、64ms、80ms、128ms、256ms、320ms、512ms、640msであってもよい。
【0236】
該第1時間パラメータは例えば20msであってもよい。
【0237】
選択肢として、該ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより該端末装置に該第1パラメータを送信する。
【0238】
選択肢として、該ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより該端末装置に該第1時間パラメータを送信する。
【0239】
具体的に、前記第1メッセージは、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示す第1指示情報と、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含む。更に、前記ネットワーク装置は前記第1指示情報及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定し、且つ前記第2指示情報に基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定する。
【0240】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0241】
選択肢として、前記第1指示情報は前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示す。更に、前記ネットワーク装置は前記少なくとも1つのビット及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定する。
【0242】
例えば、第1パラメータの値は30msであり、第1メッセージはその上において伝送される第1DCIにおける2つのビットにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。上記表3に示すように、第1DCIの値が00である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/5であり、即ち第1時間長さが6msであることを示し、第1DCIの値が01である場合、第1時間長さが第1パラメータの2/5であり、即ち第1時間長さが12msであることを示し、第1DCIの値が10である場合、第1時間長さが第1パラメータの3/5であり、即ち第1時間長さが18msであることを示し、第1DCIの値が11である場合、第1時間長さが第1パラメータの4/5であり、即ち第1時間長さが24msであることを示す。
【0243】
選択肢として、前記第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示す。更に、前記ネットワーク装置は前記少なくとも1つの識別子シーケンス及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定する。
【0244】
例えば、第1パラメータの値は32msであり、第1メッセージは4つの識別子シーケンスにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。上記表4に示すように、識別子シーケンス1は第1時間長さが第1パラメータの1/8であり、即ち第1時間長さが4msであることを示し、識別子シーケンス2は第1時間長さが第1パラメータの1/4であり、即ち第1時間長さが8msであることを示し、識別子シーケンス3は第1時間長さが第1パラメータの3/8であり、即ち第1時間長さが12msであることを示し、識別子シーケンス4は第1時間長さが第1パラメータの1/2であり、即ち第1時間長さが16msであることを示す。
【0245】
選択肢として、前記第2指示情報は前記第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、前記第1ビットが0である場合、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、前記第1ビットが1である場合、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示す。
【0246】
例えば、前記第1ビットが0である場合、前記ネットワーク装置は前記第1ビットに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信することを決定する。
【0247】
また例えば、前記第1ビットが1である場合、前記ネットワーク装置は前記第1ビットに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定する。
【0248】
選択肢として、前記第2指示情報は第1識別子シーケンスにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示す。
【0249】
例えば、前記第1メッセージが前記第1識別子シーケンスを含む場合、前記ネットワーク装置は前記第1識別子シーケンスに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信することを決定する。
【0250】
また例えば、前記第1メッセージが前記第2識別子シーケンスを含む場合、前記ネットワーク装置は前記第2識別子シーケンスに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定する。
【0251】
選択肢として、該第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0252】
選択肢として、該第1時間長さの単位がスロットである場合、該第1メッセージは第3指示情報を含み、該第3指示情報は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0253】
選択肢として、該端末装置はRRC接続状態にある。
【0254】
一例として、
図4に示すように、ネットワーク装置は自体のスケジューリング状況に応じて、端末装置が将来所定期間内にスケジューリングされるかどうかを判断してもよい。例えば、現在のシステム全体のサービス負荷及びスケジューリングキューの長さの予測、例えば現在のシステムがビジーであり、スケジューリングキューが長いことに基づいて、ネットワーク装置は現在スケジューリングしている端末装置が将来の時間長さX内にスケジューリングされることがないと予測する。ネットワーク装置は端末装置に第1メッセージ(該第1メッセージはPDCCHである)を送信してもよく、該第1メッセージには現在スケジューリングしているDCIが含まれており、且つ現在スケジューリングしているDCIは時間長さXを示す情報と、時間長さX内にPDCCHを監視する必要がない指示とを含む。端末装置は該第1メッセージを受信した後、第1メッセージの開始時間長さX内にデータ伝送に関連するPDCCHを検出する必要がない。
【0255】
好ましいことは、端末装置は現在DCIがスケジューリングしているデータ伝送が遂行して関連のACKフィードバックを受信した後の時間長さX内にデータ伝送に関連するPDCCHを検出する必要がなく、更に現在DCIがスケジューリングしているデータが正しく伝送された後にPDCCHを監視しないように確保し、それによりスケジューリングデータを再送信するPDCCHを無視しないようにする。
【0256】
一例として、ネットワーク装置は自体のスケジューリング状況、例えば現在のシステム全体のサービス負荷及びスケジューリングキューの長さの予測、又は端末装置のサービス特徴、遅延要求等の要素に基づいてまとめて判断し、例えば時間長さN内に通常通りに従来のPDCCHの設定情報(例えば、物理ダウンリンク制御チャネル制御リソースセット(PDCCH CORESET、Physical Downlink Control Channel Control Resource Set)、PDCCH search spaceの設定)及び/又はDRXの設定情報に基づいてPDCCHを監視するように端末装置に指示してもよい。
【0257】
理解されるように、PDCCHの監視方法300におけるステップは、PDCCHの監視方法200における対応ステップを参照してもよく、具体的に、第1メッセージ、第1パラメータ、第1設定情報、第2設定情報、第1時間長さに関連する説明については、PDCCHの監視方法200における説明を参照してもよく、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0258】
従って、本願の実施例のPDCCHの監視方法では、ネットワーク装置は第1時間長さを示し、及び/又は、第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1メッセージに基づいて、端末装置に対するPDCCHを送信してもよく、端末装置がPDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0259】
図5は本願の実施例に係るPDCCHの監視方法400の模式的なフローチャートである。選択肢として、該方法400は
図1に示されるシステムに適用されてもよいが、これに限らない。該方法400は以下の内容の少なくとも一部を含む。
【0260】
S410、端末装置は第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示す第1メッセージと、DRXパラメータ又は第1時間パラメータである第1パラメータとに基づいて、該第1時間長さを決定する。
【0261】
S420、該端末装置は該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを無視する。
【0262】
選択肢として、本願の実施例では、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー(drx-onDurationTimer)、DRXディアクティブ期間タイマー(drx-InactivityTimer)、ロングDRX周期(drx-long cycle)、ショートDRX周期(drx-short cycle)のうちの1つである。
【0263】
該第1パラメータがdrx-onDurationTimerであると仮定すれば、その値は1ms、2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、8ms、10ms、20ms、30ms、40ms、50ms、60ms、80ms、100ms、200ms、300ms、400ms、500ms、600ms、800ms、1000ms、1200ms、1600msであってもよい。
【0264】
該第1パラメータがdrx-long cycleであると仮定すれば、その値は10ms、20ms、32ms、40ms、60ms、64ms、70ms、80ms、128ms、160ms、256ms、320ms、512ms、640ms、1024ms、1280ms、2048ms、2560ms、5120ms、10240msであってもよい。
【0265】
該第1パラメータがdrx-short cycleであると仮定すれば、その値は2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、7ms、8ms、10ms、14ms、16ms、20ms、30ms、32ms、35ms、40ms、64ms、80ms、128ms、256ms、320ms、512ms、640msであってもよい。
【0266】
該第1時間パラメータは例えば20msであってもよい。
【0267】
選択肢として、該第1パラメータがDRXパラメータである場合、該第1パラメータはネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEにより設定したものであってもよい。
【0268】
選択肢として、該第1時間パラメータは予め設定されたもの、又はネットワーク装置が通知したものである。例えば、該ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより該端末装置に該第1時間パラメータを送信する。
【0269】
選択肢として、本願の実施例では、前記端末装置はネットワーク装置から送信された前記第1メッセージを受信する。
【0270】
選択肢として、該端末装置は該ネットワーク装置から送信された該第1メッセージを周期的に受信する。換言すれば、該ネットワーク装置は該端末装置に該第1メッセージを周期的に送信する。
【0271】
選択肢として、該端末装置が該第1メッセージを受信する周期は該端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。このように、1つの周期の第1メッセージは少なくとも1つのPDCCH周期のPDCCHの監視挙動を示すことに用いられてもよい。理解されるように、該端末装置がPDCCHを監視する周期は設定されたものであり、例えば、該端末装置がPDCCHを監視する周期はPDCCH search spaceの周期であり、前記PDCCH search spaceの周期はネットワーク装置が端末装置に準静的に設定したものであってもよい。
【0272】
更に理解されるように、第1時間長さ以外の時間帯において、該端末装置はPDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視してもよく、例えば、該端末装置はPDCCHの設定情報及び/又はDRXの設定情報に基づいてPDCCHを監視してもよい。
【0273】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCHであり、前記第1メッセージは前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示す。更に、前記端末装置は前記少なくとも1つのビット及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定する。
【0274】
なお、該第1DCIは該第1メッセージにおいて伝送される1つのDCIであり、該第1DCIは該少なくとも1つのビットのみを含むDCIであってもよく、アップリンク/ダウンリンクスケジューリングを実現するための通常のDCIに該少なくとも1つのビットを追加したものであってもよい。
【0275】
例えば、第1パラメータの値は128msであり、第1メッセージはその上において伝送される第1DCIにおける2つのビットにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。下記表5に示すように、第1DCIの値が00である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/4であり、即ち第1時間長さが32msであることを示し、第1DCIの値が01である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/2であり、即ち第1時間長さが64msであることを示し、第1DCIの値が10である場合、第1時間長さが第1パラメータの3/4であり、即ち第1時間長さが96msであることを示し、第1DCIの値が11である場合、第1時間長さが第1パラメータの4/4であり、即ち第1時間長さが128msであることを示す。
【0276】
【0277】
なお、上記表5では、第1パラメータに対する第1時間長さの比率はネットワーク装置が設定したもの、又は予め設定されたものであってもよい。
【0278】
更に、上記表5では、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係は例に過ぎず、本願の実施例では、第1時間長さは第1パラメータより大きくてもよく、第1パラメータに等しくてもよく、第1パラメータより小さくてもよく、本願は制限しない。
【0279】
選択肢として、前記第1メッセージは識別子シーケンスであり、前記第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示す。更に、前記端末装置は前記少なくとも1つの識別子シーケンス及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定する。
【0280】
例えば、第1パラメータの値は35msであり、第1メッセージは5つの識別子シーケンスにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。下記表6に示すように、識別子シーケンス1は第1時間長さが第1パラメータの1/5であり、即ち第1時間長さが7msであることを示し、識別子シーケンス2は第1時間長さが第1パラメータの2/5であり、即ち第1時間長さが14msであることを示し、識別子シーケンス3は第1時間長さが第1パラメータの3/5であり、即ち第1時間長さが21msであることを示し、識別子シーケンス4は第1時間長さが第1パラメータの4/5であり、即ち第1時間長さが28msであることを示し、識別子シーケンス5は第1時間長さが第1パラメータの5/5であり、即ち第1時間長さが35msであることを示す。
【0281】
【0282】
なお、上記表6では、第1パラメータに対する第1時間長さの比率はネットワーク装置が設定したもの、又は予め設定されたものであってもよい。
【0283】
更に、上記表6では、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係は例に過ぎず、本願の実施例では、第1時間長さは第1パラメータより大きくてもよく、第1パラメータに等しくてもよく、第1パラメータより小さくてもよく、本願は制限しない。
【0284】
選択肢として、前記第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0285】
選択肢として、前記第1時間長さの単位がスロットである場合、前記第1メッセージは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は前記第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は前記第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0286】
選択肢として、本願の実施例では、前記端末装置はRRC接続状態にある。
【0287】
従って、本願の実施例のPDCCHの監視方法では、端末装置は第1メッセージ及び第1パラメータに基づいて第1時間長さを決定し、且つ第1時間長さ内にPDCCHを監視することを無視してもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0288】
図6は本願の実施例に係るPDCCHの監視方法500の模式的なフローチャートである。選択肢として、該方法500は
図1に示されるシステムに適用されてもよいが、これに限らない。該方法500は以下の内容の少なくとも一部を含む。
【0289】
S510、ネットワーク装置は第1メッセージを端末装置に送信し、該第1メッセージは第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示し、該第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータである。
【0290】
なお、該端末装置は該第1メッセージを受信した後、該第1メッセージ及び該第1パラメータに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ前記第1時間長さ内にPDCCHを監視してもよい。
【0291】
選択肢として、本願の実施例では、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー(drx-onDurationTimer)、DRXディアクティブ期間タイマー(drx-InactivityTimer)、ロングDRX周期(drx-long cycle)、ショートDRX周期(drx-short cycle)のうちの1つである。
【0292】
該第1パラメータがdrx-onDurationTimerであると仮定すれば、その値は1ms、2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、8ms、10ms、20ms、30ms、40ms、50ms、60ms、80ms、100ms、200ms、300ms、400ms、500ms、600ms、800ms、1000ms、1200ms、1600msであってもよい。
【0293】
該第1パラメータがdrx-long cycleであると仮定すれば、その値は10ms、20ms、32ms、40ms、60ms、64ms、70ms、80ms、128ms、160ms、256ms、320ms、512ms、640ms、1024ms、1280ms、2048ms、2560ms、5120ms、10240msであってもよい。
【0294】
該第1パラメータがdrx-short cycleであると仮定すれば、その値は2ms、3ms、4ms、5ms、6ms、7ms、8ms、10ms、14ms、16ms、20ms、30ms、32ms、35ms、40ms、64ms、80ms、128ms、256ms、320ms、512ms、640msであってもよい。
【0295】
該第1時間パラメータは例えば20msであってもよい。
【0296】
選択肢として、本願の実施例では、前記ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1パラメータを送信する。
【0297】
選択肢として、本願の実施例では、前記ネットワーク装置はRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1時間パラメータを送信する。
【0298】
具体的に、前記ネットワーク装置は前記端末装置に前記第1メッセージを周期的に送信する。
【0299】
選択肢として、前記ネットワーク装置が前記第1メッセージを送信する周期は前記端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。
【0300】
なお、該ネットワーク装置が該第1メッセージを送信する周期は該端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。このように、1つの周期の第1メッセージは少なくとも1つのPDCCH周期のPDCCHの監視挙動を示すことに用いられてもよい。理解されるように、該端末装置がPDCCHを監視する周期は設定されたものであり、例えば、該端末装置がPDCCHを監視する周期はPDCCH search spaceの周期であり、該PDCCH search spaceの周期はネットワーク装置が端末装置に準静的に設定したものであってもよい。
【0301】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCHであり、前記第1メッセージは前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示す。
【0302】
なお、該第1DCIは該第1メッセージにおいて伝送される1つのDCIであり、該第1DCIは該少なくとも1つのビットのみを含むDCIであってもよく、アップリンク/ダウンリンクスケジューリングを実現するための通常のDCIに該少なくとも1つのビットを追加したものであってもよい。
【0303】
例えば、第1パラメータの値は128msであり、第1メッセージはその上において伝送される第1DCIにおける2つのビットにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。上記表5に示すように、第1DCIの値が00である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/4であり、即ち第1時間長さが32msであることを示し、第1DCIの値が01である場合、第1時間長さが第1パラメータの1/2であり、即ち第1時間長さが64msであることを示し、第1DCIの値が10である場合、第1時間長さが第1パラメータの3/4であり、即ち第1時間長さが96msであることを示し、第1DCIの値が11である場合、第1時間長さが第1パラメータの4/4であり、即ち第1時間長さが128msであることを示す。
【0304】
選択肢として、前記第1メッセージは識別子シーケンスであり、前記第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示す。
【0305】
例えば、第1パラメータの値は35msであり、第1メッセージは5つの識別子シーケンスにより、第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示すことにより第1時間長さを示す。上記表6に示すように、識別子シーケンス1は第1時間長さが第1パラメータの1/5であり、即ち第1時間長さが7msであることを示し、識別子シーケンス2は第1時間長さが第1パラメータの2/5であり、即ち第1時間長さが14msであることを示し、識別子シーケンス3は第1時間長さが第1パラメータの3/5であり、即ち第1時間長さが21msであることを示し、識別子シーケンス4は第1時間長さが第1パラメータの4/5であり、即ち第1時間長さが28msであることを示し、識別子シーケンス5は第1時間長さが第1パラメータの5/5であり、即ち第1時間長さが35msであることを示す。
【0306】
選択肢として、前記第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0307】
選択肢として、前記第1時間長さの単位がスロットである場合、前記第1メッセージは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は前記第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は前記第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0308】
選択肢として、本願の実施例では、前記端末装置はRRC接続状態にある。
【0309】
理解されるように、PDCCHの監視方法500におけるステップは、PDCCHの監視方法400における対応ステップを参照してもよく、具体的に、第1メッセージ、第1パラメータ、第1時間長さに関連する説明については、PDCCHの監視方法400における説明を参照してもよく、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0310】
従って、本願の実施例のPDCCHの監視方法では、ネットワーク装置は端末装置に第1メッセージを送信することにより、端末装置は第1メッセージ及び第1パラメータに基づいて第1時間長さを決定し、且つ第1時間長さ内にPDCCHを監視することを無視するようにしてもよく、PDCCH監視ウィンドウの設定によりPDCCHを連続監視することによる電力の浪費を回避し、それにより端末装置がPDCCHを監視する際の電力損失を低減する。
【0311】
図7は本願の実施例に係る端末装置600の模式的なブロック図である。該端末装置600は、
ネットワーク装置から送信された第1メッセージを受信することに用いられ、該第1メッセージは第1時間長さを示し、及び/又は、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す通信ユニット610と、
該第1メッセージに基づいてPDCCHを監視することに用いられる処理ユニット620と、を備える。
【0312】
選択肢として、該通信ユニット610は具体的に、該ネットワーク装置から送信された該第1メッセージを周期的に受信することに用いられる。
【0313】
選択肢として、該端末装置600が該第1メッセージを受信する周期は該端末装置600がPDCCHを監視する周期以上である。
【0314】
選択肢として、該第1メッセージが該第1時間長さを示す場合、
該処理ユニット620は具体的に、
該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することに用いられる。
【0315】
選択肢として、在該処理ユニット620は該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する前に、該通信ユニット610は更に、該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより送信した該第1設定情報を受信することに用いられる。
【0316】
選択肢として、該第1設定情報は該端末装置600に予め設定されたものである。
【0317】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該処理ユニット620は具体的に、
該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することに用いられる。
【0318】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該処理ユニット620は具体的に、
該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することに用いられる。
【0319】
選択肢として、前記第1メッセージが前記第1時間長さを示す場合、前記第1メッセージは第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、前記第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータであり、
前記処理ユニット620は具体的に、
前記第1メッセージ及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定し、且つ前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第1設定情報に基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することに用いられる。
【0320】
選択肢として、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー、DRXディアクティブ期間タイマー、ロングDRX周期、ショートDRX周期のうちの1つである。
【0321】
選択肢として、前記通信ユニット610は更に、前記ネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより送信した前記第1パラメータを受信することに用いられる。
【0322】
選択肢として、前記第1時間パラメータは予め設定されたもの、又は前記ネットワーク装置が通知したものである。
【0323】
選択肢として、前記通信ユニット610は更に、前記ネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより送信した前記第1設定情報を受信することに用いられる。
【0324】
選択肢として、前記第1設定情報は前記端末装置に予め設定されたものである。
【0325】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCHであり、前記第1メッセージは前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、
前記処理ユニット620は具体的に、前記少なくとも1つのビット及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0326】
選択肢として、前記第1メッセージは識別子シーケンスであり、前記第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより、第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、
前記処理ユニット620は具体的に、前記少なくとも1つの識別子シーケンス及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0327】
選択肢として、該第1メッセージは該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、
該処理ユニット620は具体的に、
該第1時間長さを示す第2設定情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することに用いられる。
【0328】
選択肢として、該処理ユニット620は第2設定情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定する前に、該通信ユニット610は更に、該ネットワーク装置がRRCシグナリングにより送信した該第2設定情報を受信することに用いられる。
【0329】
選択肢として、該第2設定情報は該端末装置600に予め設定されたものである。
【0330】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、
該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該処理ユニット620は具体的に、
該第1ビットが0である場合、該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することに用いられる。
【0331】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該処理ユニット620は具体的に、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することに用いられる。
【0332】
選択肢として、該第1メッセージは該第1時間長さを示し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、
該処理ユニット620は具体的に、
該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することに用いられる。
【0333】
選択肢として、該第1メッセージは、該第1時間長さを示す第1指示情報と、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、
該処理ユニット620は具体的に、
該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することに用いられる。
【0334】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0335】
選択肢として、該第1指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該処理ユニット620は具体的に、
該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することに用いられる。
【0336】
選択肢として、該第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該処理ユニット620は具体的に、
該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することに用いられる。
【0337】
選択肢として、該第2指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該処理ユニット620は具体的に、
該第1ビットが0である場合、該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することに用いられる。
【0338】
選択肢として、該第2指示情報は第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該処理ユニット620は具体的に、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することに用いられる。
【0339】
選択肢として、前記第1メッセージは前記第1時間長さを示し、且つ前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、前記第1メッセージは第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、前記第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータである場合、
前記処理ユニット620は具体的に、前記第1メッセージ及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定し、且つ前記第1メッセージに基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することに用いられる。
【0340】
選択肢として、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー、DRXディアクティブ期間タイマー、ロングDRX周期、ショートDRX周期のうちの1つである。
【0341】
選択肢として、前記通信ユニット610は更に、前記ネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより送信した前記第1パラメータを受信することに用いられる。
【0342】
選択肢として、前記第1時間パラメータは予め設定されたもの、又は前記ネットワーク装置が通知したものである。
【0343】
選択肢として、前記第1メッセージは、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示す第1指示情報と、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、
前記処理ユニット620は具体的に、前記第1指示情報及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定し、且つ前記第2指示情報に基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを決定することに用いられる。
【0344】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0345】
選択肢として、前記第1指示情報は前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、
前記処理ユニット620は具体的に、前記少なくとも1つのビット及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0346】
選択肢として、前記第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、
前記処理ユニット620は具体的に、前記少なくとも1つの識別子シーケンス及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0347】
選択肢として、前記第2指示情報は前記第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、前記第1ビットが0である場合、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、前記第1ビットが1である場合、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
前記処理ユニット620は具体的に、
前記第1ビットが0である場合、前記第1ビットに基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
前記第1ビットが1である場合、前記第1ビットに基づいて、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することに用いられる。
【0348】
選択肢として、前記第2指示情報は第1識別子シーケンスにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
前記処理ユニット620は具体的に、
前記第1メッセージが前記第1識別子シーケンスを含む場合、前記第1識別子シーケンスに基づいて前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを決定すること、又は、
前記第1メッセージが前記第2識別子シーケンスを含む場合、前記第2識別子シーケンスに基づいて前記第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを決定することに用いられる。
【0349】
選択肢として、該第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0350】
選択肢として、該第1時間長さの単位がスロットである場合、該第1メッセージは第3指示情報を含み、該第3指示情報は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0351】
選択肢として、該端末装置はRRC接続状態にある。
【0352】
理解されるように、該端末装置600は方法200における端末装置に対応してもよく、方法200における端末装置の実現する対応操作を実現することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0353】
図8は本願の実施例に係るネットワーク装置700の模式的なブロック図である。該ネットワーク装置700は、
第1メッセージを端末装置に送信することに用いられ、該第1メッセージは第1時間長さを示し、及び/又は、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す通信ユニット710を備え、
該通信ユニット710は更に、該第1メッセージに基づいて該端末装置に対するPDCCHを送信することに用いられる。
【0354】
選択肢として、該通信ユニット710は具体的に、該端末装置に該第1メッセージを周期的に送信することに用いられる。
【0355】
選択肢として、該ネットワーク装置700が該第1メッセージを送信する周期は該端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。
【0356】
選択肢として、該第1メッセージが該第1時間長さを示す場合、該通信ユニット710は更に、RRCシグナリングにより第1設定情報を該端末装置に送信することに用いられ、該第1設定情報は該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、
該ネットワーク装置700は更に、
該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ第1設定情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することに用いられる処理ユニット720を備える。
【0357】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1ダウンリンク制御情報(DCI)における少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該処理ユニット720は具体的に、
該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することに用いられる。
【0358】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該処理ユニット720は具体的に、
該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することに用いられる。
【0359】
選択肢として、前記第1メッセージが前記第1時間長さを示す場合、前記第1メッセージは第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、前記第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータであり、
前記通信ユニット710は更に、RRCシグナリングにより第1設定情報を前記端末装置に送信することに用いられ、前記第1設定情報は前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、
前記ネットワーク装置700は更に、
前記第1メッセージ及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定し、且つ前記第1設定情報に基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することに用いられる処理ユニット720を備える。
【0360】
選択肢として、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー、DRXディアクティブ期間タイマー、ロングDRX周期、ショートDRX周期のうちの1つである。
【0361】
選択肢として、前記通信ユニット710は更に、RRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1パラメータを送信することに用いられる。
【0362】
選択肢として、前記通信ユニット710は更に、RRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1時間パラメータを送信することに用いられる。
【0363】
選択肢として、前記通信ユニット710は更に、RRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1設定情報を送信することに用いられる。
【0364】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCHであり、前記第1メッセージは前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、
前記処理ユニット720は具体的に、前記少なくとも1つのビット及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0365】
選択肢として、前記第1メッセージは識別子シーケンスであり、前記第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、
前記処理ユニット720は具体的に、前記少なくとも1つの識別子シーケンス及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0366】
選択肢として、該第1メッセージは該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、該通信ユニットは更に、RRCシグナリングにより第2設定情報を該端末装置に送信することに用いられ、該第2設定情報は該第1時間長さを示し、
該処理ユニット720は具体的に、
第2設定情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することに用いられる。
【0367】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCHであり、
該第1メッセージは該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、
該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該処理ユニット720は具体的に、
該第1ビットが0である場合、該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することに用いられる。
【0368】
選択肢として、該第1メッセージは識別子シーケンスであり、
該第1メッセージは第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該処理ユニット720は具体的に、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することに用いられる。
【0369】
選択肢として、該第1メッセージは該第1時間長さを示し、且つ該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す場合、
該処理ユニット720は具体的に、
該第1メッセージに基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することに用いられる。
【0370】
選択肢として、該第1メッセージは、該第1時間長さを示す第1指示情報と、該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、
該処理ユニット720は具体的に、
該第1指示情報に基づいて該第1時間長さを決定し、且つ該第2指示情報に基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することに用いられる。
【0371】
選択肢として、該第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0372】
選択肢として、該第1指示情報は該第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより該第1時間長さを示し、
該処理ユニット720は具体的に、該少なくとも1つのビットに基づいて該第1時間長さを決定することに用いられる。
【0373】
選択肢として、該第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより該第1時間長さを示し、
該処理ユニット720は具体的に、該少なくとも1つの識別子シーケンスに基づいて該第1時間長さを決定することに用いられる。
【0374】
選択肢として、該第2指示情報が該第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、該第1ビットが0である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、該第1ビットが1である場合、該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該処理ユニット720は具体的に、
該第1ビットが0である場合、該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1ビットが1である場合、該第1ビットに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することに用いられる。
【0375】
選択肢として、該第2指示情報は第1識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより該第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
該処理ユニット720は具体的に、
該第1メッセージが該第1識別子シーケンスを含む場合、該第1識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
該第1メッセージが該第2識別子シーケンスを含む場合、該第2識別子シーケンスに基づいて、該第1時間長さ内に該端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することに用いられる。
【0376】
選択肢として、前記第1メッセージは前記第1時間長さを示し、且つ前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、前記第1メッセージは第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、前記第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータである場合、
前記ネットワーク装置700は更に、
前記第1メッセージ及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定し、且つ該第1メッセージに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することに用いられる処理ユニット720を備える。
【0377】
選択肢として、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー、DRXディアクティブ期間タイマー、ロングDRX周期、ショートDRX周期のうちの1つである。
【0378】
選択肢として、前記通信ユニット710は更に、RRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1パラメータを送信することに用いられる。
【0379】
選択肢として、前記通信ユニット710は更に、RRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1時間パラメータを送信することに用いられる。
【0380】
選択肢として、前記第1メッセージは、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示す第1指示情報と、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示す第2指示情報とを含み、
前記処理ユニット720は具体的に、
前記第1指示情報及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定し、且つ前記第2指示情報に基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信するかどうかを決定することに用いられる。
【0381】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCH及び/又は識別子シーケンスである。
【0382】
選択肢として、前記第1指示情報は前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、
前記処理ユニット720は具体的に、前記少なくとも1つのビット及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0383】
選択肢として、前記第1指示情報は少なくとも1つの識別子シーケンスにより、前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示すことにより前記第1時間長さを示し、
前記処理ユニット720は具体的に、前記少なくとも1つの識別子シーケンス及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0384】
選択肢として、前記第2指示情報は前記第1メッセージにおいて伝送される第2DCIにおける第1ビットにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視するかどうかを示し、前記第1ビットが0である場合、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、前記第1ビットが1である場合、前記第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
前記処理ユニット720は具体的に、
前記第1ビットが0である場合、前記第1ビットに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
前記第1ビットが1である場合、前記第1ビットに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することに用いられる。
【0385】
選択肢として、前記第2指示情報は第1識別子シーケンスにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを示し、且つ第2識別子シーケンスにより前記第1時間長さ内にPDCCHを監視する必要がないことを示し、
前記処理ユニット720は具体的に、
前記第1メッセージが前記第1識別子シーケンスを含む場合、前記第1識別子シーケンスに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信することを決定すること、又は、
前記第1メッセージが前記第2識別子シーケンスを含む場合、前記第2識別子シーケンスに基づいて、前記第1時間長さ内に前記端末装置に対するPDCCHを送信する必要がないことを決定することに用いられる。
【0386】
選択肢として、該第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0387】
選択肢として、該第1時間長さの単位がスロットである場合、該第1メッセージは第3指示情報を含み、該第3指示情報は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は該第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0388】
選択肢として、該端末装置はRRC接続状態にある。
【0389】
理解されるように、該ネットワーク装置700は方法300におけるネットワーク装置に対応してもよく、方法300におけるネットワーク装置の実現する対応操作を実現することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0390】
図9は本願の実施例に係る端末装置800の模式的なブロック図である。該端末装置800は、
第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示す第1メッセージと、DRXパラメータ又は第1時間パラメータである第1パラメータとに基づいて、前記第1時間長さを決定することに用いられる処理ユニット810と、
前記第1時間長さ内にPDCCHを監視することを無視することに用いられる通信ユニット820と、を備える。
【0391】
選択肢として、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー、DRXディアクティブ期間タイマー、ロングDRX周期、ショートDRX周期のうちの1つである。
【0392】
選択肢として、前記通信ユニット820は更に、ネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより送信した前記第1パラメータを受信することに用いられる。
【0393】
選択肢として、前記第1時間パラメータは予め設定されたもの、又はネットワーク装置が通知したものである。
【0394】
選択肢として、前記通信ユニット820は更に、ネットワーク装置から送信された前記第1メッセージを受信することに用いられる。
【0395】
選択肢として、前記通信ユニット820は具体的に、前記ネットワーク装置から送信された前記第1メッセージを周期的に受信することに用いられる。
【0396】
選択肢として、前記通信ユニット820が前記第1メッセージを受信する周期は前記通信ユニット820がPDCCHを監視する周期以上である。
【0397】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCHであり、前記第1メッセージは前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示し、
前記処理ユニット810は具体的に、前記少なくとも1つのビット及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0398】
選択肢として、前記第1メッセージは識別子シーケンスであり、前記第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示し、
前記処理ユニット810は具体的に、前記少なくとも1つの識別子シーケンス及び前記第1パラメータに基づいて前記第1時間長さを決定することに用いられる。
【0399】
選択肢として、前記第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0400】
選択肢として、前記第1時間長さの単位がスロットである場合、前記第1メッセージは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は前記第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は前記第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0401】
選択肢として、前記端末装置はRRC接続状態にある。
【0402】
理解されるように、該端末装置800は方法400における端末装置に対応してもよく、方法400における端末装置の実現する対応操作を実現することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0403】
図10は本願の実施例に係るネットワーク装置900の模式的なブロック図である。該ネットワーク装置900は、
第1メッセージを端末装置に送信することに用いられ、前記第1メッセージは第1パラメータと第1時間長さとの数値関係を示し、前記第1パラメータはDRXパラメータ又は第1時間パラメータである通信ユニット910を備える。
【0404】
選択肢として、前記第1パラメータがDRXパラメータである場合、前記第1パラメータはDRXアクティブ期間タイマー、DRXディアクティブ期間タイマー、ロングDRX周期、ショートDRX周期のうちの1つである。
【0405】
選択肢として、前記通信ユニット910は更に、RRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1パラメータを送信することに用いられる。
【0406】
選択肢として、前記通信ユニット910は更に、RRCシグナリング又はMAC CEシグナリングにより前記端末装置に前記第1時間パラメータを送信することに用いられる。
【0407】
選択肢として、前記通信ユニット910は具体的に、前記端末装置に前記第1メッセージを周期的に送信することに用いられる。
【0408】
選択肢として、前記ネットワーク装置900が前記第1メッセージを送信する周期は前記端末装置がPDCCHを監視する周期以上である。
【0409】
選択肢として、前記第1メッセージはPDCCHであり、前記第1メッセージは前記第1メッセージにおいて伝送される第1DCIにおける少なくとも1つのビットにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示す。
【0410】
選択肢として、前記第1メッセージは識別子シーケンスであり、前記第1メッセージは少なくとも1つの識別子シーケンスにより前記第1パラメータと前記第1時間長さとの数値関係を示す。
【0411】
選択肢として、前記第1時間長さの単位はスロット又はミリ秒である。
【0412】
選択肢として、前記第1時間長さの単位がスロットである場合、前記第1メッセージは第1指示情報を含み、前記第1指示情報は前記第1時間長さに対応するサブキャリア間隔を示し、又は前記第1時間長さに対応するサブキャリア間隔が、PDCCHに対応するサブキャリア間隔に一致することを示す。
【0413】
選択肢として、前記端末装置はRRC接続状態にある。
【0414】
理解されるように、該ネットワーク装置900は方法500におけるネットワーク装置に対応してもよく、方法500におけるネットワーク装置の実現する対応操作を実現することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0415】
図11は本願の実施例に係る
無線通信装置1000の模式的なブロック図であり、該装置1000は、
コードを含むプログラムを記憶することに用いられるメモリ1010と、
他の装置と通信することに用いられる送受信機1020と、
メモリ1010におけるプログラムコードを実行することに用いられるプロセッサ1030と、を備える。
【0416】
選択肢として、送受信機1020はプロセッサ1030の駆動で具体的な信号の送受信を実行することに用いられる。
【0417】
選択肢として、該コードが実行されるとき、該プロセッサ1030は更に
図2における方法200における端末装置の実行する各操作を実現することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。このとき、該装置1000は端末装置、例えば携帯電話であってもよい。
【0418】
選択肢として、該コードが実行されるとき、該プロセッサ1030は更に
図5における方法400における端末装置の実行する各操作を実現することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。このとき、該装置1000は端末装置、例えば携帯電話であってもよい。
【0419】
選択肢として、該コードが実行されるとき、該プロセッサ1030は
図3における方法300におけるネットワーク装置の実行する各操作を実現することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。このとき、該装置1000はネットワーク装置、例えば基地局であってもよい。
【0420】
選択肢として、該コードが実行されるとき、該プロセッサ1030は
図6における方法500におけるネットワーク装置の実行する各操作を実現することができ、簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。このとき、該装置1000はネットワーク装置、例えば基地局であってもよい。
【0421】
理解されるように、本願の実施例では、該プロセッサ1030は中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)であってもよく、該プロセッサ1030は更に他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアコンポーネント等であってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいかなる通常のプロセッサ等であってもよい。
【0422】
該メモリ1010は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つプロセッサ1030に命令及びデータを提供する。メモリ1010の一部は更に不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。例えば、メモリ1010には更に装置タイプの情報が記憶されてもよい。
【0423】
送受信機1020は信号送受信機能、例えばアップコンバータ及びダウンコンバータ機能とも称される周波数変調及び復調機能を実現することに用いられてもよい。
【0424】
実現過程において、上記方法における少なくとも1つのステップはプロセッサ1030におけるハードウェアの集積論理回路で遂行されてもよく、又は該集積論理回路はソフトウェア形式の命令の駆動で該少なくとも1つのステップを遂行してもよい。従って、無線通信装置1000はチップ又はチップセットであってもよい。本願の実施例に開示される方法のステップはハードウェアプロセッサで実行して完成し、又はプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで実行して完成するように直接具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリに位置し、プロセッサ1030はメモリにおける情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを遂行する。重複を避けるために、ここで詳細な説明は省略する。
【0425】
図12は本願の実施例に係るシステムチップ1100の構造模式図である。
図12におけるシステムチップ1100は入力インターフェース1101、出力インターフェース1102、プロセッサ1103及びメモリ1104を備え、
プロセッサ1103及びメモリ1104は内部通信接続回線によって接続されてもよく、該プロセッサ1103は該メモリ1104におけるコードを実行することに用いられる。
【0426】
選択肢として、該コードが実行されるとき、該プロセッサ1103は方法実施例における端末装置の実行する方法を実現する。簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0427】
選択肢として、該コードが実行されるとき、該プロセッサ1103は方法実施例におけるネットワーク装置の実行する方法を実現する。簡潔のために、ここで繰り返して説明しない。
【0428】
上記実施例において、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせで全体的又は部分的に実現されてもよい。ソフトウェアで実現されるとき、コンピュータプログラム製品の形式で全体的又は部分的に実現されてもよい。該コンピュータプログラム製品は1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータにおいて該コンピュータプログラム命令をロードして実行するとき、本願の実施例に記載のプロセス又は機能を全体的又は部分的に発生させる。該コンピュータは汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能装置であってもよい。該コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、又は一方のコンピュータ可読記憶媒体から他方のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてもよく、例えば、該コンピュータ命令は一方のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターから有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバー、デジタル加入者回線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、マイクロ波等)方式で他方のウェブサイト、コンピュータ、サーバ又はデータセンターに伝送されてもよい。該コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータにアクセスできるいかなる利用可能媒体又は1つ又は複数の利用可能媒体からなるサーバ、データセンター等のデータ記憶装置であってもよい。該利用可能媒体は磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートディスク(SSD、Solid State Disk))等であってもよい。
【0429】
理解されるように、本願の様々な実施例において、上記各過程の番号の順位は実行順序の前後を意味せず、各過程の実行順序はその機能及び内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程を制限するためのものではない。
【0430】
当業者であれば明確に理解できるように、説明を容易で簡単にするために、上記説明されるシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程については、前述の方法実施例における対応過程を参照してもよく、ここで繰り返して説明しない。
【0431】
以上の説明は本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願に開示される技術的範囲内で容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。