(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-01
(45)【発行日】2023-06-09
(54)【発明の名称】混合および分注のための容器システム
(51)【国際特許分類】
B65D 81/32 20060101AFI20230602BHJP
B65D 51/28 20060101ALI20230602BHJP
【FI】
B65D81/32 T
B65D51/28 100
(21)【出願番号】P 2021575969
(86)(22)【出願日】2020-06-22
(86)【国際出願番号】 US2020039028
(87)【国際公開番号】W WO2020257807
(87)【国際公開日】2020-12-24
【審査請求日】2022-01-26
(32)【優先日】2019-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513161449
【氏名又は名称】イーエルシー マネージメント エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】弁理士法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヒルトン,ジル マリー
(72)【発明者】
【氏名】カーティス,チャールズ アーロン
(72)【発明者】
【氏名】ラム-コーサビディス,ステファニー アストリッド
(72)【発明者】
【氏名】マーティンズ,アゴスティンホ
【審査官】佐藤 正宗
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0361016(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2007/0039975(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0092690(US,A1)
【文献】国際公開第2011/030787(WO,A1)
【文献】特許第4094048(JP,B1)
【文献】特表2018-515178(JP,A)
【文献】特開平07-213587(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 81/32
B65D 51/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2つの流動性製品を混合し、前記混合された製品を分注するための容器システムであって、
一定量の第1の流動性製品(P1)を包含可能である第1リザーバ(1c)と、
前記第1リザーバ(1c)へのアクセスを与えるオリフィス(1d)を備える開口した上端(1b)と、
前記オリフィス(1d)を取り囲むシール面(1e)と、
前記オリフィス(1d)を封止するために前記シール面(1e)に固定された脆弱な膜(1m)と、
を備える第1容器(1)と、
前記第1容器(1)に着脱可能に固定可能である第1栓(2)であって、
開口した上端(2b)と、
前記第1栓(2)の内部に配置されているシール面(2e)と、
前記オリフィス(1d)を封止するために前記シール面(2e)に固定された脆弱な膜(2m)と、
を有し、前記第1栓(2)が前記第1容器(1)に取り付けられると、前記第1栓の前記シール面(2e)が前記第1容器の前記シール面(1e)を下方に押さえ付けるように構成されている第1栓(2)と、
一定量の第2の流動性製品(P2)を包含可能である第2リザーバ(11c)と、
前記第2リザーバ(11c)へのアクセスを与えるオリフィス(11d)を備える開口した上端(11b)と、
前記オリフィス(11d)を取り囲むシール面(11e)と、
を備える第2容器(11)と、
前記第2容器(11)に着脱可能に固定可能である第2栓(12)であって、
延長された注ぎ口(12i)として形成された開口した上端(12b)と、
前記第2栓(12)の内部に配置されているシール面(12e)と、
を有し、前記第2栓(12)が前記第2容器(11)に取り付けられると、前記第2栓の前記シール面(12e)が前記第2容器の前記シール面(11e)を下方に押さえ付けるように構成されている第2栓(12)と、
を備え、
前記注ぎ口(12i)は、前記第1栓(2)の前記開口した上端(2b)に挿入可能であり、前記注ぎ口が前記脆弱な膜(1m)
および前記脆弱な膜(2m)を貫通し、前記第1リザーバ(1c)と前記第2リザーバ(11c)の間の流体連通を確立
し、
前記第1栓(2)は、前記第1栓の内側の溝(2j)内の前記シール面(2e)より上の位置に固定された封止リング(2i)をさらに備え、
前記第2栓(12)の前記注ぎ口(12i)は、前記封止リング(2i)内に締り嵌めする大きさを有し、前記注ぎ口が前記第1栓(2)の前記開口した上端(2b)の中に挿入されると、前記封止リングが前記注ぎ口の周囲にシールを形成する、容器システム。
【請求項2】
前記第1栓(2)の前記開口した上端(2b)は、平面(2k)で形成され、前記注ぎ口(12i)の基部には平面(12k)が設けられ、前記第2栓の前記平面が前記第1栓の前記平面に突き当たるまで前記注ぎ口が前記第1栓に挿入可能である、請求項1に記載の容器システム。
【請求項3】
前記注ぎ口(12i)は、前記膜(1m)の貫通を容易にするリーディングエッジ(12m)とともに形成されている、請求項1に記載の容器システム。
【請求項4】
前記第2栓(12)の前記開口した上端(12b)を封止可能であるキャップ(13)をさらに備える、請求項1に記載の容器システム。
【請求項5】
前記2つの流動性製品のうち一方は、他方に対して少なくとも部分的に可溶である、請求項1に記載の容器システム。
【請求項6】
前記2つの流動性製品は、振盪するだけで完全な混和性を達成可能である、請求項
5に記載の容器システム。
【請求項7】
前記2つの流動性製品のうち少なくとも一方は、粒状の固体である、請求項1に記載の容器システム。
【請求項8】
前記第2容器(1
1)は、製品(P1、P2)の両方の量を収容可能である、請求項1に記載の容器システム。
【請求項9】
前記流動性製品(P1、P2)を組み合わせた量が正確に1回分の用量に十分である、請求項1に記載の容器システム。
【請求項10】
請求項
9に記載の容器システムを複数備えるキット。
【請求項11】
容器システムの数が少なくとも7である、請求項
10に記載のキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧品およびパーソナルケア産業に見られるような消費者製品のパッケージの分野に関する。より詳細には、本発明は、複数の成分および/または組成物を使用時に混合するまで分離しておくことが可能なパッケージに関連する。
【背景技術】
【0002】
化粧品およびパーソナルケア産業では、複数の成分および/または組成物を分離しておくことが可能なパッケージが知られている。これらは異なる成分および/または組成物のための分離した区画を備えるシステムを含み、第1の区画はその成分を第2の区画内に放出するために穴をあける必要がある。例えば、米国特許第8,087,842号は、第1の製剤を保持する容器と、最初に両端を密封されたワイパと、有刺器具とを備える多区画ワイパアプリケータ・パッケージを開示している。密封されたワイパ内には、容器内の第1の製剤と混合される一定量の2次材料がある。有刺器具は、上部シールを貫通し、その後、底部シールの位置を変えて、2次材料を第1の製剤に落下させて混合することが可能である。この場合、より大幅に小さい2次材料の区画は、より大幅に大きい1次区画の内部に格納される。これにより2次区画のサイズは限定され、1次区画の形状およびサイズは制限される。また、有刺器具は、一旦、2つのシールを破ることに使用されるとそれ以上使用されない。また、1次区画の外観が、2次区画をその内部に収容する必要性によって悪影響を受ける可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、使用時まで複数の成分および/または組成物が混合しないようにすることが可能なデュアル容器システムを提供することを目的とする。
【0004】
本発明は、成分を混合するために接合することができ、その後に分離可能である、別個の1次容器および2次容器を備える容器システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
2つの製品を混合および分注するシステムは、2つの容器を備える。第1容器は易壊性シールで封止されている。第2容器は再利用可能なキャップで封止されている。使用時に、容器は一方の容器から他方の容器に通路を作るように接合することができ、それにより各容器の成分を混合することが可能になる。容器が分離されると、第1容器は空になり、第2容器は混合された成分を保持している。第2の容器には再利用可能なキャップを取り付けて、混合された成分を周囲環境から封止可能である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1A】第1製品を包含するための第1カスタム栓を有する第1容器を示す。
【
図1B】第1製品を包含するための第1カスタム栓を有する第1容器を示す。
【
図2A】第2製品を包含するための第2カスタム栓を有する第2容器を示す。
【
図2B】第2製品を包含するための第2カスタム栓を有する第2容器を示す。
【
図3A】第1および第2製品を混合するための第1容器栓と第2容器栓との相互作用を示す。
【
図3B】第1および第2製品を混合するための第1容器栓と第2容器栓との相互作用を示す。
【
図4】1週間の供給を意図した単回用量パッケージのキットの一実施形態を表す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明に係る2つの製品を混合し、混合された製品を分注するための容器システムは、第1栓(2)と協働する第1容器(1)と、第2栓(12)と協働する第2容器(11)とを備える。図面において、容器は円筒状かつ本質的に同一であるように示されているが、本発明は第1および第2容器の形状に限定されない。2つの製品は、混合前も混合後も流動性を有する必要がある。どちらの製品も、容易に流動する液体または流動可能な粒状の固体(例えば粉末など)であってもよい。製品が任意の程度の相互溶解性を有することは必須要件ではないが、一方の製品が他方に対して少なくとも部分的に可溶であることが好ましく、2つの製品が振盪するだけで完全な混和性を達成できることがより好ましい。
【0008】
第1容器(1)および第1栓(2)
図1Aおよび
図1Bを参照すると、第1容器(1)は、閉じた底(1a)および開口した上端(1b)を備える。第1容器の閉じた底と開口した上端の間には、一定量の第1製品(P1)を包含可能である第1リザーバ(1c)がある。第1容器の開口した上端は、第1リザーバへのアクセスを提供するオリフィス(1d)と、オリフィス(1d)を取り囲むシール面(1e)とを備える。第1容器の開口した上端は、栓を取り付けることのできるネック部(1f)として形成されてもよい。ネック部はオリフィス(1d)と第1リザーバ(1c)の間の通路(1g)を画定する。
【0009】
第1栓(2)は、第1容器のオリフィス(1d)を封止するために、第1容器(1)の上端に取り付けられるように設計されている。第1栓は、開口した底(2a)および開口した上端(2b)を有する。第1栓を第1容器に着脱可能に固定する手段が提供されている。例えば、ねじ山(1h)が、第1栓のねじ山(2h)と協働する第1容器の上端(1b)の周辺(例えばネック部(1f)など)に設けられていてもよい。第1栓(2)のねじ山は、第1栓の下方部分の内部表面(2f)に配置されている。この第1栓の下方部分の上にはシール面(2e)がある。第1容器に第1栓が取り付けられると、第1栓のシール面(2e)が第1容器のシール面(1e)を下方に押さえ付けるようになる。第1栓はシール面(2e)の上部に一定の距離だけ延び、第1栓の開口した底(2a)と開口した上端(2b)の間で第1栓を完全に貫通する通路(2g)を画定する。ただし、第1栓が第1容器(1)に取り付けられると、通路(2g)は第1容器のネック(1f)の通路(1g)と一体となる。
【0010】
第1容器(1)のオリフィス(1d)を封止し、第1リザーバ(1c)の中の第1製品(P1)を保護するために、第1容器(1)のシール面(1e)と第1栓(2)のシール面(2e)の間に1以上の脆弱な膜が設けられている。例えば、脆弱な膜(1m)は、接着、溶接、インモールド成形またはその他の方法で第1容器のシール面(1e)に確実に固定されていてもよい。あるいは、脆弱な膜(2m)は、接着、溶接、インモールド成形またはその他の方法で第1栓のシール面(2e)に確実に固定されていてもよい。あるいは、第1容器と第1栓の両方に脆弱な膜(1mおよび2m)が設けられていてもよい。適切な膜は、プラスチック、ホイル、紙、またはこれらの組み合わせで作られていてもよい。第1製品(P1)を保護するために、膜は、製品の安定性および機能に悪影響を及ぼさない水準まで、気体および水蒸気のいずれの方向への透過も制限する必要がある。
【0011】
第1栓(2)の通路(2g)内には、シール面(2e)より上の位置にOリング(2i)などの封止リングが固定されている。Oリングは、摩擦、接着剤、溶接等によって位置を固定されてもよい。任意に、図面に示されるように、溝(2j)が第1栓の内部表面に設けられていてもよい。Oリングは溝に受け入れられるが、Oリングの一部は第1栓の通路(2g)内に突出する。任意に、第1栓(2)の開口した上端(2b)は平面(2k)で形成されてもよい。これらの特徴の目的は以下で明らかにする。
【0012】
第2容器(11)および第2栓(12)
図2Aおよび
図2Bを参照すると、第2容器(11)は、閉じた底(11a)と、開口した上端(11b)とを備える。第2容器の閉じた底と開口した上端の間には、一定量の第2製品(P2)を包含可能である第2リザーバ(11c)がある。第2容器の開口した上端は、第2リザーバへのアクセスを提供するオリフィス(11d)と、オリフィス(11d)を取り囲むシール面(11e)とを備える。第2容器の開口した上端は、栓を取り付けることのできるネック部(11f)として形成されてもよい。ネック部はオリフィス(11d)と第2リザーバ(11c)の間の通路(11g)を画定する。
【0013】
第2栓(12)は、第2容器(11)の上端に着脱可能に固定されるように設計されている。第2栓は、開口した底(12a)と、開口した上端(12b)とを有する。第2栓を第2容器に固定する手段が提供されている。例えば、ねじ山(11h)は、第2栓のねじ山(12h)と協働する第2容器の上端(11b)の周辺(例えばネック部(11f)など)に設けられていてもよい。第2栓のねじ山は、第2栓の下方部分の内部表面(12f)に配置されている。この第2栓の下方部分の上にはシール面(12e)がある。第2栓が第2容器に取り付けられると、第2栓のシール面(12e)が第2容器のシール面(11e)を下方に押さえ付けるようになる。第2栓の開口した上端(12b)は、シール面(12e)の上部に一定距離だけ延びている延長された注ぎ口(12i)として形成されている。注ぎ口の基部には平面(12k)が設けられていてもよい。通路(12g)は、第2栓の開口した上端と開口した底の間で第2栓を完全に貫通している。ただし、第2栓が第2容器(11)に取り付けられると、通路(12g)は第2容器のネック(11f)の通路(11g)と一体となる。
【0014】
第2リザーバ(11c)の中の第2製品(P2)を保護するために、キャップ(13)が設けられている。キャップは、第2栓(12)の開口した上端(12b)を封止するように設計されている。例えば、キャップは注ぎ口(12i)と同じ断面形状(例えば円形状など)を有していてもよく、注ぎ口に締り嵌めするためのサイズであってもよい。あるいは、注ぎ口およびキャップは、ねじ山、バヨネット嵌合(bayonet fittings)、または他のスナップフィットのような協働する特徴を有し得る。
【0015】
システムの使用
図3Aおよび
図3Bを参照すると、キャップ(13)を第2栓(12)の注ぎ口(12i)から外した状態で、注ぎ口を第1栓(2)の開口した上端(2b)に挿入可能である。これは第1容器(1)を逆さにし、注ぎ口を第1栓の開口した上端(2b)へ入れることによって実現される必要がある。第2栓の注ぎ口が第1栓の開口した上端に挿入されると、注ぎ口は1以上の脆弱な膜(1mおよび/または2m)に突き当たり、膜を貫通して、第1リザーバ(1c)および第2リザーバ(11c)の間の流体連通を確立する。膜の貫通を容易にするために、注ぎ口はリーディングエッジ(12m)とともに形成されていてもよい。注ぎ口は第1栓のOリング(2i)に締り嵌めするためのサイズに形成される。第1栓(2)の開口した上端(2b)の周辺にOリングが配置されているということは、膜を貫通する前に、注ぎ口の周りにシールが形成されるということを意味する。これにより、システムは、特にユーザが貫通または挿入動作の完了を躊躇した場合に、貫通部位周辺からの不慮の漏れを回避する。この配置は、接合された容器が水平または傾斜した位置で保持された際の漏出も防止する。一旦、1以上の膜が貫通されたら、注ぎ口は、第2栓の平面(12k)が第1栓の平面(2k)に突き当たるまで、さらに第2栓に挿入されてもよい。
【0016】
この時点で、第1容器(1)の内容物は第2容器(11)の中に落下または流出可能である。Oリング(2i)と注ぎ口(12i)の間の効果的な封止により、製品をこぼすおそれがなく、接合された容器を振って第1(P1)および第2(P2)製品を混合可能である。平面(2k)と(12k)の当接は、接合した構造に安定性を追加する。任意選択で、これらの平面は、一時的にその2つの面を互いに係止する手段を備えることが可能である。固定手段は、鍵穴スロットまたはバヨネット式嵌合(bayonet-style fittings)の使用を含んでもよい。このオプションは、内容物の移動および振っている最中の第1および第2栓の間の動きをさらに低減させる。
【0017】
一旦、全ての第1製品(P1)が第2容器(11)内に移されると、好ましくは
図3Bに示されるように第2容器が直立の状態で、容器を分離してもよい。注ぎ口(12i)がOリング(2i)を通って引き抜かれると、Oリングが注ぎ口をきれいに拭き取る。この時、いずれの汚損も伴うことなく、さらに振盪および/または保存することができるように、キャップ(13)をきれいにされた注ぎ口(12i)に戻してもよい。そうでない場合は、混合された製品は、第2リザーバ(12c)から注ぎ口(12i)を通って分注される準備ができている。
【0018】
第1および第2容器(1、11)は同じサイズである必要はなく、容量に制限なく提供されてもよい。ただし第2容器は、好ましくは効率的に混合するために上部の空間をいくらか残した状態で、製品(P1、P2)の両方の量を収容するのに十分な大きさである必要がある。その制限により、第1および第2リザーバ(1c、11c)の典型的な容量は約15mLから約500mLの範囲になり得る。
【0019】
第1および第2容器は、容量に制限なく提供されてもよいが、本設計の単純性は、本明細書中に説明される容器システムを、単回用量パッケージとしての使用、特に2つ以上の製品または成分を使用時まで分離した状態で保つ必要があるような複数の単回用量容器システムのキットの提供において最適なものにしている。単回用量とは、流動性製品(P1およびP2)を組み合わせた量が目的の用途の正確に1回分の量に十分であり、その後、容器システムは廃棄される必要があることを意味している。例えば、本明細書中に説明されているように、キットは、等しい数の第1容器(1)および第2容器(11)を収納する1以上のプラスチックトレイを備えていてもよい。さらに、トレイは小売販売用に外箱に梱包されてもよい。
図4は、1週間の供給を意図した単回用量容器システムのキット(14)の一実施形態を表す。キットは、7個の第1容器(1)および7個の第2容器(11)を保持する1枚のトレイ(14a)を備える。トレイは外箱(14b)に梱包されている。この場合、目的の用途は1日1回、1週間である。ただし、第1および第2容器の個数は、所望される任意の数でよい。非限定的な例には、1日1回1週間供給の7個、1日1回30日供給の30個、および1日2回1週間供給の14個がある。