(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-02
(45)【発行日】2023-06-12
(54)【発明の名称】情報をプッシュするための方法、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
G01C 21/34 20060101AFI20230605BHJP
G01C 21/26 20060101ALI20230605BHJP
G08G 1/00 20060101ALI20230605BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20230605BHJP
G16Y 10/40 20200101ALI20230605BHJP
G16Y 40/60 20200101ALI20230605BHJP
【FI】
G01C21/34
G01C21/26 C
G08G1/00 X
G06Q50/10
G16Y10/40
G16Y40/60
(21)【出願番号】P 2020550135
(86)(22)【出願日】2019-07-19
(86)【国際出願番号】 CN2019096737
(87)【国際公開番号】W WO2020107900
(87)【国際公開日】2020-06-04
【審査請求日】2020-12-08
(31)【優先権主張番号】201811433500.9
(32)【優先日】2018-11-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】321009845
【氏名又は名称】アポロ インテリジェント ドライビング テクノロジー(ペキン)カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【氏名又は名称】杉村 憲司
(72)【発明者】
【氏名】ワン ユエ
(72)【発明者】
【氏名】ウー ゼーリン
(72)【発明者】
【氏名】シュエ ジンジン
(72)【発明者】
【氏名】リウ インナン
(72)【発明者】
【氏名】ラオ ウェンロン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ジーチエ
【審査官】藤村 泰智
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-211359(JP,A)
【文献】特開2017-204261(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0364823(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第105868330(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第104750685(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0330805(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第105245956(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109525585(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 21/26 ~ 21/36
G08G 1/00 ~ 1/16
G06Q 50/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報をプッシュするための
装置により実行される方法であって、
情報決定ユニットが、通信可能に接続された無人車の車両情報を決定する情報決定ステップであって、前記車両情報が、無人車の走行経路情報と車種情報を含み、前記走行経路情報が、少なくとも一つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合を含むステップと、
情報保存ユニットが、前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に合致し、且つ、前記無人車の車種情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存する情報保存ステップであって、前記再生待ちコンテンツのセットの中の再生待ちコンテンツに、無人車駅の駅情報及び車種情報が関連付けられる、ステップと、
情報送信ユニットが、前記無人車に前記再生待ちコンテンツのサブセットの中の再生待ちコンテンツを再生させるために、前記再生待ちコンテンツのサブセットを、前記無人車に送信する情報送信ステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記情報決定ステップは、
前記無人車の経路計画要求情報を受信するステップであって、前記経路計画要求情報は、前記無人車の無人車身分識別情報、始点情報及び終点情報を含むステップと、
前記無人車身分識別情報に基づいて、前記無人車の車種情報を決定し、且つ、前記始点情報及び前記終点情報に基づいて、前記無人車の走行経路情報を決定するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記情報保存ステップは、
前記無人車の車種情報に基づいて、前記再生待ちコンテンツのセットから前記無人車の
車種情報に合致した再生待ちコンテンツを少なくとも一項検索するステップと、
前記無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に対し、前記少なくとも一項の再生待ちコンテンツから、当該無人車駅の駅情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、選出された再生待ちコンテンツを前記再生待ちコンテンツのサブセットに保存するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
コンテンツのプレゼンテーションを制御する
装置により実行される方法であって、
位置取得ユニットが、無人車の現在位置の座標を取得するステップと、
コンテンツ選択ユニットが、前記現在位置の座標と、予め設定された少なくとも一つの無人車駅の位置座標との間の距離値の中に、距離閾値より小さい距離値が存在すると判定したことに応答して、通信可能に接続されたサーバから受信された再生待ちコンテンツのサブセットから、プレゼンテーション装置によるコンテンツプレゼンテーションに使用される再生待ちコンテンツを選出するステップと、を含み、
前記再生待ちコンテンツのサブセットは、前記サーバが以下の操作を実行することで送信されており、前記操作は、
前記無人車の、少なくとも一つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合を有する走行経路情報と車種情報とを含む車両情報を決定し、前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に合致し、且つ、前記無人車の車種情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、前記再生待ちコンテンツのサブセットを送信することを含み、
前記再生待ちコンテンツのセットの中の再生待ちコンテンツに、無人車駅の駅情報及び車種情報が関連付けられる、方法。
【請求項5】
情報をプッシュするための装置であって、
通信可能に接続された無人車の車両情報を決定するように配置された情報決定ユニットであって、前記車両情報が、無人車の走行経路情報と車種情報を含み、前記走行経路情報が、少なくとも一つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合を含む情報決定ユニットと、
前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に合致し、且つ、前記無人車の車種情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存するように配置された情報保存ユニットと、
前記無人車に前記再生待ちコンテンツのサブセットの中の再生待ちコンテンツを再生させるために、前記再生待ちコンテンツのサブセットを、前記無人車に送信するように配置された情報送信ユニットであって、前記再生待ちコンテンツのセットの中の再生待ちコンテンツに、無人車駅の駅情報及び車種情報が関連付けられる、ユニットと、
を備える、装置。
【請求項6】
前記情報決定ユニットは、さらに、
前記無人車の経路計画要求情報を受信し、前記経路計画要求情報は、前記無人車の無人車身分識別情報、始点情報及び終点情報を含み、
前記無人車身分識別情報に基づいて、前記無人車の車種情報を決定し、且つ、前記始点情報及び前記終点情報に基づいて、前記無人車の走行経路情報を決定する、ように配置された、
請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記情報保存ユニットは、さらに、
前記無人車の車種情報に基づいて、前記再生待ちコンテンツのセットから前記無人車の車種情報に合致した再生待ちコンテンツを少なくとも一項検索し、
前記無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に対し、前記少なくとも一項の再生待ちコンテンツから、当該無人車駅の駅情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、選出された再生待ちコンテンツを前記再生待ちコンテンツのサブセットに保存する、ように配置された、
請求項5に記載の装置。
【請求項8】
サーバであって
1または複数のプロセッサと、
1または複数のコンピュータプログラムが記憶された記憶装置と、を備え、
前記1つ又は複数のコンピュータプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサは請求項1~3のいずれか一項に記載の方法を実現させるサーバ。
【請求項9】
コンテンツのプレゼンテーションを制御するための装置であって、
無人車の現在位置の座標を取得するように構成された位置取得ユニットと、
前記現在位置の座標と、予め設定された少なくとも一つの無人車駅の位置座標との間の距離値の中に、距離閾値より小さい距離値が存在すると判定したことに応答して、通信可能に接続されたサーバから受信された再生待ちコンテンツのサブセットから、プレゼンテーション装置によるコンテンツプレゼンテーションに使用される再生待ちコンテンツを選出するコンテンツ選択ユニットと、を備え、
前記再生待ちコンテンツのサブセットは、前記サーバが以下の操作を実行することで送信されており、前記操作は、
前記無人車の、少なくとも一つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合を有する走行経路情報と車種情報とを含む車両情報を決定し、前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に合致し、且つ、前記無人車の車種情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、前記再生待ちコンテンツのサブセットを送信することを含み、
前記再生待ちコンテンツのセットの中の再生待ちコンテンツに、無人車駅の駅情報及び車種情報が関連付けられる、装置。
【請求項10】
制御装置であって、
1または複数のプロセッサと、
1または複数のコンピュータプログラムが記憶された記憶装置と、を備え、
前記1つ又は複数のコンピュータプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサに請求項4に記載の方法を実現させる、制御装置。
【請求項11】
請求項10に記載の制御装置を含む無人車。
【請求項12】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
当該コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、請求項1~3のいずれかに記載の方法を実現するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、請求項4に記載の方法を実現するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項14】
プロセッサに実行されると、請求項1~3のいずれかに記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【請求項15】
プロセッサに実行されると、請求項4に記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【優先権主張】
【0001】
本願は、2018年11月28日に提出され、出願番号が201811433500.9、出願人がバイドゥ・オンライン・ネットワーク・テクノロジー(ベイジン)・カンパニー・リミテッド、発明の名称が「情報をプッシュするための方法、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法及び装置」の中国特許出願に基づく優先権を主張する。当該出願の全文は、本願に援用されている。
【技術分野】
【0002】
本出願の実施例は、コンピュータ技術分野に関し、具体的には、情報をプッシュするための方法、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無人車とは、車載センサシステムによって道路環境を感知し、車両が所定の目的地に到達するように自動的に走行経路を計画して制御を実行するスマート車である。無人車の走行中において、車内の乗員の旅程が味気ないものとならないように、無人車における雰囲気を活発にするために、無人車内でオーディオやビデオ等のコンテンツを再生する需要がある。
【発明の概要】
【0004】
本願の実施例は、情報をプッシュするための方法及び装置を提供する。
【0005】
第1の態様によれば、情報をプッシュするための方法であって、通信可能に接続された無人車の車両情報を決定するステップであって、前記車両情報が、無人車の走行経路情報を含むステップと、前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存するステップと、前記無人車が前記再生待ちコンテンツのサブセットの中の再生待ちコンテンツを再生するために、前記再生待ちコンテンツのサブセットを、前記無人車に送信するステップと、を含む、方法を提供する。
【0006】
幾つかの実施例において、前記車両情報は、さらに車種情報を含み、前記通信可能に接続された無人車車両情報を決定するステップは、前記無人車の経路計画要求情報を受信するステップであって、前記経路計画要求情報は、前記無人車の無人車身分識別情報、始点情報及び終点情報を含むステップと、前記無人車身分識別情報に基づいて、前記無人車の車種情報を決定し、且つ、前記始点情報及び前記終点情報に基づいて、前記無人車の走行経路情報を決定するステップと、を含む。
【0007】
幾つかの実施例において、前記無人車の走行経路情報は、少なくとも一つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合を含み、前記再生待ちコンテンツのセットの中の再生待ちコンテンツに、無人車駅の駅情報及び車種情報が関連付けられる。
【0008】
幾つかの実施例において、前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存するステップは、前記無人車の車種情報に基づいて、前記再生待ちコンテンツのセットから前記無人車の車種情報に合致した再生待ちコンテンツを少なくとも一項検索するステップと、前記無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に対し、前記少なくとも一項の再生待ちコンテンツから、当該無人車駅の駅情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、選出された再生待ちコンテンツを前記再生待ちコンテンツのサブセットに保存するステップと、を含む。
【0009】
第2の態様によれば、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法であって、無人車の現在位置の座標を取得するステップと、前記現在位置の座標と、予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値の中に、距離閾値より小さい距離値が存在すると判定したことに応答して、通信可能に接続されたサーバから受信された再生待ちコンテンツのサブセットから、プレゼンテーション装置によるコンテンツプレゼンテーションに使用される再生待ちコンテンツを選出するステップと、を含み、前記再生待ちコンテンツのサブセットは、前記サーバが以下の操作を実行することで送信されており、前記操作は、前記無人車の車両情報を決定し、前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、前記再生待ちコンテンツのサブセットを送信することを含む、方法を提供する。
【0010】
第3の態様によれば、情報をプッシュするための装置であって、通信可能に接続された無人車の車両情報を決定するように配置された情報決定ユニットであって、前記車両情報が、無人車の走行経路情報を含む情報決定ユニットと、前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存するように配置された情報保存ユニットと、前記無人車が前記再生待ちコンテンツのサブセットの中の再生待ちコンテンツを再生するために、前記再生待ちコンテンツのサブセットを、前記無人車に送信するように配置された情報送信ユニットと、を備える、装置を提供する。
【0011】
幾つかの実施例において、前記車両情報は、さらに車種情報を含み、前記情報決定ユニットは、さらに、前記無人車の経路計画要求情報を受信し、前記経路計画要求情報は、前記無人車の無人車身分識別情報、始点情報及び終点情報を含み、前記無人車身分識別情報に基づいて、前記無人車の車種情報を決定し、且つ、前記始点情報及び前記終点情報に基づいて、前記無人車の走行経路情報を決定する、ように配置された。
【0012】
幾つかの実施例において、前記無人車の走行経路情報は、少なくとも一つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合を含み、前記再生待ちコンテンツのセットの中の再生待ちコンテンツに、無人車駅の駅情報及び車種情報が関連付けられる。
【0013】
幾つかの実施例において、前記情報保存ユニットは、さらに、前記無人車の車種情報に基づいて、前記再生待ちコンテンツのセットから前記無人車の車種情報に合致した再生待ちコンテンツを少なくとも一項検索し、前記無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に対し、前記少なくとも一項の再生待ちコンテンツから、当該無人車駅の駅情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、選出された再生待ちコンテンツを前記再生待ちコンテンツのサブセットに保存する、ように配置された。
【0014】
第4の態様において、サーバであって1または複数のプロセッサと、1または複数のコンピュータプログラムが記憶された記憶装置と、を備え、前記1つ又は複数のコンピュータプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、第1の態様に記載の方法を実現させるサーバを提供する。
【0015】
第5の態様において、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための装置であって、無人車の現在位置の座標を取得するように構成された位置取得ユニットと、前記現在位置の座標と、予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値の中に、距離閾値より小さい距離値が存在すると判定したことに応答して、通信可能に接続されたサーバから受信された再生待ちコンテンツのサブセットから、プレゼンテーション装置によるコンテンツプレゼンテーションに使用される再生待ちコンテンツを選出するコンテンツ選択ユニットと、を備え、前記再生待ちコンテンツのサブセットは、前記サーバが以下の操作を実行することで送信されており、前記操作は、前記無人車の車両情報を決定し、前記車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、前記車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、前記再生待ちコンテンツのサブセットを送信することを含む、装置を提供する。
【0016】
第6の態様において、制御装置であって、1または複数のプロセッサと、1または複数のコンピュータプログラムが記憶された記憶装置と、を備え、前記1つ又は複数のコンピュータプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、第2の態様に記載の方法を実現させる、制御装置を提供する。
【0017】
第7の態様において、第6の態様に記載の制御装置を含む無人車を提供する。
【0018】
第8の態様において、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、第1又は2の態様に記載の方法を実現するコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【0019】
第9の態様において、プロセッサに実行されると、第1、2の態様に記載の方法を実現するコンピュータプログラムを提供する。
【0020】
本願の実施例が提供する情報をプッシュするための方法及び装置は、通信接続された無人車の車両情報を確定することができる。ここで、車両情報は走行経路情報を含む。そして、車両情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存する。最後に、再生待ちコンテンツのサブセットを無人車に送信し、無人車が再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツを再生する。本実施例の方法及び装置は、無人車の走行経路情報を用い、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから再生待ちコンテンツを選出し、ターゲット性を有する再生待ちコンテンツを無人車に送信することを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
本発明の他の特徴、目的及び利点は、以下の図面を参照してなされる非限定的な実施例に係る詳細な説明を読むことにより、より明らかになる。
【
図1】本開示の実施例を適用可能な例示的なシステムアーキテクチャである。
【
図2】本願に係る情報をプッシュするための方法の一実施例のフローチャートである。
【
図3】本願の実施例に係る情報をプッシュする方法の適用シナリオの概略図である。
【
図4】本願に係る情報をプッシュするための装置の一実施例の構造概略図である。
【
図5】本願に係るコンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法の他の実施例を示すフローチャートである。
【
図6】本願に係るコンテンツのプレゼンテーションを制御するための装置の一実施例の構成概略図である。
【
図7】本願の実施例のサーバの実施に適するコンピュータシステムの構造概略図である。
【
図8】本願の実施例の制御装置の実施に適するコンピュータシステムの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面及び実施例を参照しながら本発明をより詳細に説明する。ここで説明する具体的な実施例は、関連する発明を説明するためのものに過ぎず、当該発明を限定するものではないことが理解されるべきである。なお、説明の便宜上、図面には発明に関連する部分のみが示されている。
【0023】
なお、本発明の実施例及び実施例における特徴は、矛盾を生じない限り、相互に組み合わせることができる。以下、図面及び実施例を参照しながら本発明を詳細に説明する。
【0024】
図1は、本願に係る情報をプッシュするための方法または情報をプッシュするための装置の実施例が適用可能な例示的なシステムアーキテクチャ100を示している。
【0025】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は、サーバ101、無人車102、及びネットワーク103を含むことができる。ネットワーク103はサーバ101と無人車102との間に通信リンクの媒体を提供するために用いられる。ネットワーク103には、有線、無線通信リンク、光ファイバケーブル等の各種の接続形態が含まれていてもよい。
【0026】
サーバ101は、様々なサービスを提供するサーバであってもよく、例えば無人車102に再生待ちコンテンツのサブセットを送信するクラウドサーバである。クラウドサーバは、通信可能に接続された無人車102の走行経路情報と車種情報を確定することができる。そして、車両情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存する。その後、無人車102に再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツを再生させるように、再生待ちコンテンツのサブセットを無人車102に送信する。
【0027】
なお、サーバはハードウェアであってもよく、ソフトウェアであってもよい。サーバがハードウェアである場合、複数のサーバで構成される分散型サーバクラスタを実現することができ、単一のサーバを実現することもできる。サーバがソフトウェアである場合、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば分散サービスを提供するために用いられる)を実現することができ、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールを実現することもできる。ここで特に限定するものではない。
【0028】
無人車102は、ネットワーク103を介してサーバ101とインタラクションして、メッセージ等を受送信することができる。無人車102に、例えば、即時通信ツール、メールボックスクライアント等の、様々な通信クライアントアプリケーションがインストールされてもよい。無人車102は、自律運転可能な無人車であってもよい。
【0029】
説明すべきことは、本願の実施例による情報をプッシュするための方法は、一般的にサーバ101によって実行され、それに応じて、情報をプッシュするための装置は、一般的にサーバ101に設けられる。
【0030】
なお、
図1における無人車、ネットワーク、サーバの数はただの例示である。実際のニーズに応じて、任意の数の無人車、ネットワーク及びサーバを有することができる。
【0031】
続いて、
図2を参照する。
図2に、本願に係る情報をプッシュするための方法の一実施例のフロー200が示されている。該情報をプッシュするための方法は、以下のステップを含む。
【0032】
ステップ201において、通信可能に接続された無人車の車両情報を決定する。
【0033】
本実施例では、情報をプッシュするための方法の実行主体(例えば
図1に示すサーバ101)は、通信可能接続された無人車の車両情報を決定することができる。ここで、車両情報は、走行経路情報を含む。ここで、前記走行経路情報は、少なくとも一つの位置座標の集合であってもよい。ここで、少なくとも一つの位置座標を繋がることにより、無人車の走行経路を形成することができる。例を挙げると、走行経路情報は、{L1,L2,L3,L4}であってもよい。ただし、L1、L2、L3、L4はいずれも位置座標である。なお、無人車の走行経路情報が{L1,L2,L3,L4}である場合、形成された無人車の走行経路は、L1-L2-L3-L4であってもよい。
【0034】
本実施例において、実行主体は、以下のように無人車の車両情報を決定することができる。まず、通信可能に接続された無人車から送信された再生待ちコンテンツ取得要求を受信する。ここで、再生待ちコンテンツ取得要求は、無人車走行経路情報及び無人車身分識別情報を含む。その後、取得した再生待ちコンテンツ取得要求に含まれる無人車走行経路情報を当該無人車の無人車走行経路情報に確定する。
【0035】
本実施例のいくつかの実施態様において、車両情報は、さらに車種情報を含む。この場合、実行主体は、次のように無人車の車両情報を決定してもよい。
【0036】
第1のステップにおいて、無人車の経路計画要求情報を受信し、経路計画要求情報は、無人車の無人車身分識別情報、始点情報及び終点情報を含む。
【0037】
本実施例において、始点情報は、経路の始点を示す種々の情報であってもよい。終点情報は、経路の終点を示す種々の情報であってよい。なお、始点情報は、始点の位置座標であり、終点情報は、終点の位置座標であってもよい。
【0038】
第2のステップにおいて、無人車身分識別情報に基づいて、無人車の車種情報を決定し、始点情報及び終点情報に基づいて無人車の走行経路情報を決定する。ここで、上述の無人車の車種情報は、無人車の車種を示す種々の情報であってよい。一例として、上述の無人車の車種情報は、文字列の「bus」であってもよく、この場合、無人車の車種がバスであるということである。また、上述の無人車身分識別情報は、無人車の身分を示す様々な情報であってもよい。例を挙げると、無人車身分識別情報は、数字「1」であってもよく、この場合、無人車の身分が番号1の無人車であるということである。
【0039】
本実施例では、実行主体は、無人車身分識別情報を用いて、予め作成された身分識別情報-車種の対応関係テーブルから無人車の無人車の車種を検索することができる。ここで、身分識別情報-車種の対応表は、技術者により大量の身分識別情報と車種との統計に基づいて予め作成され、複数の身分識別情報と車種との対応関係を記憶した対応関係テーブルであってもよい。
【0040】
本実施例において、実行主体は、始点情報及び終点情報を用いて、予め作成された始点-経路の対応関係テーブルから走行経路情報を検索することができる。ここで、始点-経路の対応関係テーブルは、技術者により大量の始点情報、終点情報及び経路情報の統計に基づいて予め作成され、複数の始点情報、終点情報及び経路情報の対応関係を記憶した対応関係テーブルであってもよい。実行主体は、始点情報、終点情報及び経路計画アルゴリズムを利用して計算することにより、走行経路情報を得ることができる。ここで、経路計画アルゴリズムは、ダイクストラ法(Dijkstra´s Algorithm)であってもよく、A*アルゴリズム(A-star algorithm)であってもよく、また他の始点と終点との間の経路を計画するためのアルゴリズムであってもよい。
【0041】
ステップ202において、車両情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存する。
【0042】
ここで、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットにおける再生待ちコンテンツはオーディオであってもよいし、ビデオであってもよいし、他の形式の再生可能なコンテンツであってもよい。なお、再生待ちコンテンツを記憶する前に、再生待ちコンテンツのサブセットは、空集合であってもよい。
【0043】
本実施例において、実行主体は、以下のステップにより再生待ちコンテンツのサブセットを得ることができる。まず、走行経路情報を用い、予め記憶された関連情報テーブルから走行経路情報の対応する再生待ちコンテンツの番号を検索する。次に、検索された再生待ちコンテンツの番号に基づいて再生待ちコンテンツのセットから再生待ちコンテンツを検索し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存する。ここで、関連情報テーブルは、技術者により大量の走行経路情報と再生待ちコンテンツの番号との統計に基づいて予め作成され、複数の走行経路情報と再生待ちコンテンツの番号との対応関係を記憶した対応関係テーブルであってもよい。
【0044】
本実施例のいくつかの実施態様において、車両情報は、車種情報をさらに含む。走行経路情報は、少なくとも1つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合、及び再生待ちコンテンツのセットにおける再生待ちコンテンツに駅情報と車種情報が関連付けられる。車両情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存するステップは、車種情報に基づき、再生待ちコンテンツのセットから、車種情報に合致した少なくとも1つの再生待ちコンテンツを検索することと、無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に対し、少なくとも1つの再生待ちコンテンツから該無人車駅の駅情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、選出された再生待ちコンテンツを再生待ちコンテンツのサブセットに保存することとを含む。
【0045】
本実施例では、無人車駅は、技術者により予め設定された地点であってもよい。なお、無人車駅の駅情報は、駅名と駅の位置座標とを含んでもよいが、これに限定されるものではない。
【0046】
本実施例において、実行主体は、さらに以下のステップにより再生待ちコンテンツのサブセットを得ることができる。
【0047】
第1のステップにおいて、無人車の車種情報を用いて、再生待ちコンテンツのセットにおける再生待ちコンテンツを選出する。ここで、無人車の車種情報を、再生待ちコンテンツのセットにおける各再生待ちコンテンツと比較し、該再生待ちコンテンツの関連する車種情報が無人車の車種情報に合致した場合、該再生待ちコンテンツを選択する。このようにして、少なくとも1つの再生待ちコンテンツを得ることができる。ここで、再生待ちコンテンツの関連する車種情報が無人車の車種情報に合致したとは、両者が同一であることを指してもよく、両者が対応することを指してもよい。一例として、再生待ちコンテンツに関連する車種情報が文字「B」であり、無人車種情報が文字列「bus」であり、文字「B」及び文字列「bus」のいずれも車種のバスが表される場合、再生待ちコンテンツに関連する車種情報は、無人車種情報に対応すると認められる。この場合、再生コンテンツの関連する車種情報は、無人車の車種情報に合致したことになる。
【0048】
第2のステップにおいて、無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報を用いて、第1のステップで得られた少なくとも一つの再生待ちコンテンツをさらに選出する。ここで、無人車駅の駅情報の集合における各無人車駅の駅情報を、得られた少なくとも一つの再生待ちコンテンツと比較する。少なくとも一つの再生待ちコンテンツから、関連する駅情報が該無人車駅の駅情報に合致した再生待ちコンテンツを選択して、再生待ちコンテンツのセットに保存する。
【0049】
ステップ203において、無人車に再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツを再生させるように、再生待ちコンテンツのサブセットを無人車に送信する。
【0050】
本実施例において、実行主体は、有線接続又は無線接続によって再生待ちコンテンツのサブセットを無人車に送信することができる。
【0051】
引き続き
図3を参照し、
図3は、本実施例に係る情報をプッシュするための方法の適用シナリオの概略図である。
図3の適用シナリオ300において、まず、サーバ301は、通信可能に接続された無人車302の走行経路情報を決定する。続いて、サーバ301は、走行経路情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツのセット{A,B,C,D,E,F,G}から、走行経路情報に合致した再生待ちコンテンツA、C、D、Gを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、再生待ちコンテンツのサブセットを{A,C,D,G}に合成する。最後に、再生待ちコンテンツのサブセット{A,C,D,G}を無人車302に送信し、無人車302に、再生待ちコンテンツのサブセット{A,C,D,G}における再生待ちコンテンツを再生させる。
【0052】
本願の上記実施例に係る情報をプッシュするための方法は、通信可能に接続された無人車の車両情報を決定することができる。ここで、車両情報は、走行経路情報を含む。そして、車両情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存する。最後に、再生待ちコンテンツのサブセットを無人車に送信し、無人車に再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツを再生させる。本実施例の方法は、無人車の走行経路情報を利用して、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、再生待ちコンテンツを選出し、狙いがはっきりした再生待ちコンテンツを無人車に送信することができる。
【0053】
さらに
図4を参照する。上記各図に示す方法の実施態様として、本願は、情報をプッシュするための装置の実施例を提供し、該装置の実施例は、
図2に示す方法の実施例に対応しており、該装置は、具体的に種々のサーバに適用することができる。
【0054】
図4に示すように、本実施例の情報をプッシュするたえの装置400は、通信可能に接続された無人車の車両情報を決定するように配置された情報決定ユニット401であって、車両情報が、無人車の走行経路情報を含む情報決定ユニットと、車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存するように配置された情報保存ユニット402と、無人車に前記再生待ちコンテンツのサブセットの中の再生待ちコンテンツを再生させるために、再生待ちコンテンツのサブセットを、無人車に送信するように配置された情報送信ユニット403と、を備える。
【0055】
本実施例のいくつかの任意の実現形態において、車両情報は、更に車種情報を含み、情報決定ユニット401は、先ず、無人車の経路計画要求情報を受信し、経路計画要求情報は、前記無人車の無人車身分識別情報、始点情報及び終点情報を含み、それから、情報決定ユニット401は、無人車身分識別情報に基づいて、前記無人車の車種情報を決定し、且つ、始点情報及び前記終点情報に基づいて、無人車の走行経路情報を決定する、ようにさらに配置されている。
【0056】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、無人車の走行経路情報は、少なくとも一つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合を含み、再生待ちコンテンツのセットの中の再生待ちコンテンツに、無人車駅の駅情報及び車種情報が関連付けられる。
【0057】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、情報保存ユニット402は、さらに、無人車の車種情報に基づいて、前記再生待ちコンテンツのセットから無人車の車種情報に合致した再生待ちコンテンツを少なくとも一項検索し、無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報に対し、少なくとも一項の再生待ちコンテンツから、当該無人車駅の駅情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、選出された再生待ちコンテンツを前記再生待ちコンテンツのサブセットに保存する、ように配置されている。
【0058】
本発明の上記実施例に係る装置によれば、情報決定ユニット401は、通信接続された無人車の車両情報を決定し、車両情報は無人車の走行経路情報を含む。そして、情報記憶部402は、車両情報に基づいて、予め記憶されている再生待ちコンテンツのセットの中から、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存する。最後に、情報送信ユニット403は、再生待ちコンテンツのサブセットを無人車に送信し、無人車に再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツを再生させる。本実施例の装置は、無人車の走行経路情報を用い、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから再生待ちコンテンツを選出し、狙いがはっきりした再生待ちコンテンツを無人車に送信することができる。
【0059】
さらに
図5を参照する。上記各図に示される方法に対応する実施態様として、本願は、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法の一実施例のフロー500を示す。該コンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法のフロー500は、以下のステップを含む。
【0060】
ステップ501において、無人車の現在位置の座標を取得する。
本実施例において、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法の実行主体は無人車を制御するための制御装置であってもよい。実行主体はGPS(Global Positioning System)によって無人車の現在位置の座標を取得することができ、また他の方式によって無人車の現在位置の座標を取得することができる。
【0061】
ステップ502において、現在位置の座標と予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値に距離閾値より小さい距離値が存在することを判定したことに応答して、再生待ちコンテンツのサブセットから再生待ちコンテンツを選出してプレゼンテーション装置によりコンテンツのプレゼンテーションを行う。
【0062】
ここで、再生待ちコンテンツのサブセットは、通信可能に接続されたサーバから受信され、且つサーバは以下のステップを実行することによって送信される。即ち、サーバは、無人車の車両情報を決定し、車両情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツセットから、車両情報に合致した生待ちコンテンツを選出し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、再生待ちコンテンツのサブセットを送信する。
【0063】
本実施例では、実行主体は、有線接続又は無線接続によってサーバから走行経路情報及び無人車車種情報に基づいて送信された再生待ちコンテンツのサブセットを受信することができる。その後、実行主体は、受信した再生待ちコンテンツのサブセットを無人車に記憶することで、無人車が無人車の走行経路情報が示す道路を走行する際において、再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツを再生することができる。
【0064】
本実施例において、実行主体は、以下の処理により、現在位置の座標と予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値に距離閾値より小さい距離値が存在することを判定することができる。即ち、実行主体は、予め設定された少なくとも一つの位置座標に対し、少なくとも一つの位置座標から位置座標を選択し、判定ステップを実行する。判定ステップは、選択された位置座標と現在位置の座標との間の距離値を算出し、距離値が距離閾値より小さい場合、現在位置の座標と予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値に距離閾値より小さい距離値が存在すると判定し、反対の場合、少なくとも一つの位置座標から選択されなかった位置座標を選択して、上記判定ステップを再実行する。ここで、距離計算式を用いて選択された位置座標と現在位置の座標との間の距離値を計算することができる。ここで、上記予め設定された位置座標は、技術者により予め設定された位置座標であってもよい。例として、予め設定された少なくとも一つの位置座標は、ある観光地のゲートの位置座標であってもよく、あるバスの駅の位置座標であってもよく、また無人車駅座標であってもよい。
【0065】
本実施例のいくつかの実現形態において、実行主体は、さらに以下のようにして現在位置の座標と予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値に距離閾値より小さい距離値が存在することを判定することができる。まず、現在位置の座標と予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離の最小値を決定する。ここで、実行主体は、距離計算式を用いて現在位置の座標と少なくとも一つの位置座標における各位置座標との間の距離を計算することができる。これにより、少なくとも1つの距離における最小値を得ることができる。そして、最小値が設定された距離閾値より小さい場合、現在位置の座標と予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値に距離閾値より小さい距離値が存在すると判定することができる。
【0066】
本実施例において、実行主体は、現在位置の座標と予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値に距離閾値より小さい距離値が存在すると判断した後、再生待ちコンテンツのサブセットから再生待ちコンテンツを選択してプレゼンテーション装置を介してコンテンツのプレゼンテーションを実行することができる。ここで、実行主体は、所定の数の再生待ちコンテンツをランダムに選択して、ユーザにプレゼンテーションすることができる。実行主体は、選択された回数が少ない設定数の再生待ちコンテンツを選択してユーザにプレゼンテーションしてもよい。
【0067】
本実施例のいくつかの実現形態において、実行主体は、さらに以下のステップにより再生待ちコンテンツのサブセットから再生待ちコンテンツを選択することができる。
【0068】
第1のステップにおいて、距離閾値より小さい距離値に対応する位置座標を決定する。ここで、実行主体は直接距離閾値より小さい距離値に対応する位置座標を取得することができる。
【0069】
第2のステップにおいて、走行経路情報のうち、決定された位置座標に合致した無人車駅の対応する無人車駅の駅情報を決定する。本実施例では、走行経路情報は、少なくとも一つの無人車駅の対応する無人車駅の駅情報の集合を含む。ここで、無人車駅の駅情報の集合における無人車駅の駅情報は、駅名と駅の位置座標を含むが、これらに限定されない。無人車駅は、技術者により予め設定された位置地点であってもよい。本実施例において、実行主体は、決定された位置座標と各無人車駅の駅位置情報に含まれる駅位置座標との間の距離を計算して、少なくとも一つの距離値を得ることができる。そして、最小の距離値を有する駅位置座標の対応する無人車駅を、最小値の対応する位置座標に合致した無人車駅として決定する。その後、該無人車駅の無人車駅の駅情報を得ることができる。
【0070】
第3のステップにおいて、決定された無人車駅の駅情報に基づき、再生待ちコンテンツのサブセットから無人車駅の駅情報に合致した再生待ちコンテンツを選択する。本実施例では、再生待ちコンテンツのセットにおける再生待ちコンテンツに駅情報が関連付けられる。ここで、決定された無人車駅の駅情報を、再生待ちコンテンツのサブセットにおける各再生待ちコンテンツと比較し、該再生待ちコンテンツに関連する駅情報が、決定された無人車駅の駅情報に合致した場合、該再生待ちコンテンツを選択する。ここで、再生待ちコンテンツに関連する駅情報は、決定された無人車駅の駅情報に合致するとは、両者が同一であることを指してもよく、両者が対応することを指してもよい。例として、再生待ちコンテンツに関連する駅情報が文字「S」であり、決定された無人車駅の駅情報が文字列「station」であり、文字「S」と文字列「station」のいずれも、同一の駅が示される場合、再生待ちコンテンツに関連する駅情報は、決定された無人車駅の駅情報に対応すると考えることができる。この場合、再生待ちコンテンツに関連する駅情報は、決定された無人車駅の駅情報に合致したことになる。
【0071】
本実施例のいくつかの実現形態において、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための方法は、さらに以下のステップを含むことができる。
【0072】
第1のステップにおいて、ユーザが、通信可能に接続された入力装置を介して入力した手動再生要求情報を受信する。ここで、入力装置は、キーボードであってもよく、マウスであってもよく、また他の情報入力を行うことができる装置であってもよい。手動再生要求情報は、手動的な再生を要求するための様々な情報であってよい。例えば、手動再生要求情報は、「manu-play」の文字列であってもよい。
【0073】
第2のステップにおいて、再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツに対し、該再生待ちコンテンツのコンテンツのカテゴリ情報を決定し、コンテンツのカテゴリ情報集合において、決定されたコンテンツのカテゴリ情報が存在しないことに応答して、決定されたコンテンツのカテゴリ情報をコンテンツのカテゴリ情報セットに保存する。
【0074】
本実施例では、再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツに、コンテンツのカテゴリ情報が関連付けられる。コンテンツのカテゴリ情報は、再生待ちコンテンツの種別を示す各種の情報であってよい。例えば、コンテンツジャンル情報は、再生待ちコンテンツのジャンルが音楽であることを示す文字「M」であってもよい。また、再生待ちコンテンツのカテゴリは技術者が予め設定した様々なカテゴリであってもよい。例えば、再生待ちコンテンツのジャンルとしては、スポーツ、音楽、教育、旅行、美食などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。本実施例において、実行主体は、直接再生待ちコンテンツを用いて、該再生待ちコンテンツに関連するコンテンツのカテゴリ情報を取得することができる。そして、実行主体は、得られたコンテンツのカテゴリ情報がコンテンツのカテゴリ情報集合に存在するか否かを判断し、存在しなければ、得られたコンテンツのカテゴリ情報をコンテンツのカテゴリ情報集合に保存する。逆に、存在すれば、コンテンツのカテゴリ情報集合を記憶しない。ここで、コンテンツのカテゴリ情報集合は、デフォルトでは空集合である。なお、再生待ちコンテンツのサブセットにおける各再生待ちコンテンツのコンテンツのカテゴリ情報を取得し、且つコンテンツのカテゴリ情報セットに記憶し、ユーザがコンテンツのカテゴリを選択することによって再生するコンテンツを確定することができ、無人車のビデオ再生効率を向上させることができる。
【0075】
第3のステップにおいて、コンテンツカテゴリ情報セットをプレゼンテーション装置を介してユーザにプレゼンテーションする。
【0076】
本実施形態では、実行主体は、取得したコンテンツのカテゴリ情報をプレゼンテーション装置を介してユーザにプレゼンテーションすることができる。ここで、プレゼンテーション装置は、スピーカボックスであってもよく、表示画面であってもよく、また他の電子機器であってもよい。
【0077】
第4のステップにおいて、ユーザから通信接続の入力装置を介して入力された選択要求情報を受信し、選択要求情報は、ユーザが選択したコンテンツのカテゴリ情報を含み、選択要求情報に基づき、再生待ちコンテンツのサブセットから選択されたコンテンツのカテゴリ情報に合致した再生待ちコンテンツを選出する。
【0078】
本実施例において、実行主体は、通信可能に接続された入力装置から入力された選択要求情報を受信する際に、選択されたコンテンツのカテゴリ情報を用いて、再生待ちコンテンツのサブセットから選択されたコンテンツのカテゴリ情報に合致した再生待ちコンテンツを選出することができる。
【0079】
第5のステップにおいて、再生待ちコンテンツをプレゼンテーション装置を介してユーザにプレゼンテーションする。
【0080】
本実施例では、実行主体は、ユーザが選択したコンテンツのカテゴリに対応する再生待ちコンテンツをユーザにプレゼンテーションし、無人車の映像再生効率を向上させることができる。
【0081】
引き続き
図6を参照する。
図5に示す上述の方法を実現するために、本願は、コンテンツのプレゼンテーションを制御するための装置の一実施例を提供する。該装置の実施例は、
図5に示す方法の実施例に対応し、該装置は、具体的に様々な制御装置に適用することができる。
【0082】
図6に示すように、本実施例のコンテンツのプレゼンテーションを制御するための装置600は、無人車の現在位置の座標を取得する位置取得ユニット601と、現在位置の座標と予め設定された少なくとも一つの位置座標との間の距離値に距離閾値より小さい距離値が存在すると判断された場合に、再生待ちコンテンツのサブセットから再生待ちコンテンツを選択して、プレゼンテーション装置によりコンテンツのプレゼンテーションを行うコンテンツ選択ユニット602とを含み、ここで、再生待ちコンテンツのサブセットは、通信接続されたサーバから受信され、且つ、サーバが以下の処理を実行することにより送信される。即ち、サーバは、無人車の車両情報を決定し、車両情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、再生待ちコンテンツのサブセットを送信することを実行する。
【0083】
なお、この装置600に記載されたそれぞれのユニットは、
図5を参照して説明した方法における各ステップに対応する。これにより、以上の方法で説明した特徴及び生成した有益な効果は、装置600及びその中に含まれるユニットにも同様に適用し、ここでは説明を省略する。
【0084】
以下、本発明の実施例を実現するためのサーバに適用されるコンピュータシステム700の構造概略図を示す
図7を参照する。
図7に示すサーバは、一例に過ぎず、本発明の実施例の機能及び使用範囲を限定するものではない。。
【0085】
図7に示すように、コンピュータシステム700は、読み出し専用メモリ(ROM)702に記憶されているプログラムまたは記憶部708からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードされたプログラムによって様々な適当な動作および処理を実行することができる中央処理装置(CPU)701を備える。RAM703には、システム700の動作に必要な様々なプログラム及びデータが更に格納されている。CPU701、ROM702及びRAM703は、バス704を介して互いに接続されている。入力/出力(I/O)インターフェース705もバス704に接続されている。
【0086】
キーボード、マウスなどを含む入力部706、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)など、およびスピーカなどを含む出力部707、ハードディスクなどを含む記憶部708、並びにLANカード、モデムなどを含むネットワークインターフェースカードの通信部709は、I/Oインターフェース705に接続されている。通信部709は、例えばインターネットのようなネットワークを介して通信処理を実行する。ドライバ710は、必要に応じてI/Oインターフェース705に接続される。リムーバブルメディア711は、例えば、マグネチックディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのようなものであり、必要に応じてドライバ710に取り付けられ、したがって、リムーバブルメディア711から読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部708にインストールされる。
【0087】
特に、本発明の実施例によれば、上記のフローチャートを参照しながら記載されたプロセスは、コンピュータのソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本発明の実施例は、コンピュータ可読媒体に具現化されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を備え、該コンピュータプログラムは、フローチャートで示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは、通信部709を介してネットワークからダウンロードされてインストールされてもよく、および/またはリムーバブルメディア711からインストールされてもよい。該コンピュータプログラムが中央処理装置(CPU)701によって実行されると、本発明の方法で限定された上記の機能を実行する。注意すべきなのは、本発明に記載したコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読媒体、またはこれらの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読媒体は、例えば、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体システム、装置もしくはデバイス、またはこれらの任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、1本または複数の導線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROMもしくはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光メモリ、磁気メモリ、またはこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本発明において、コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置もしくはデバイスによって使用可能な、またはそれらに組み込まれて使用可能なプログラムを包含または格納する任意の有形の媒体であってもよい。本発明において、コンピュータ可読信号媒体は、ベースバンド内で、またはキャリアの一部として伝搬される、コンピュータ可読プログラムコードが担持されたデータ信号を含んでもよい。このような伝搬されたデータ信号は、様々な形態をとることができ、電磁信号、光信号、またはこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は、更にコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。該コンピュータ可読媒体は、命令実行システム、装置もしくはデバイスによって使用されるか、またはそれらに組み込まれて使用されるプログラムを、送信、伝搬または転送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で送信することができ、無線、有線、光ケーブル、RFなど、またはこれらの任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0088】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本発明の各実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品により実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。ここで、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、モジュール、プログラムセグメントもしくはコードの一部を表してもよく、該モジュール、プログラムセグメントもしくはコードの一部は、規定されたロジック機能を達成するための1つまたは複数の実行可能な命令を含む。なお、いくつかの代替実施態様において、ブロック内に示された機能は、図面に示された順番とは異なるもので実行されてもよい。例えば、連続して示された2つのブロックは、実際には関連する機能に応じて、ほぼ並行に実行されてもよく、逆の順番で実行されてもよい。なお、ブロック図および/またはフローチャートにおける各ブロック、並びに、ブロック図および/またはフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、規定された機能もしくは動作を実行する、ハードウェアに基づく専用システムで実現されてもよく、または、専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実行されてもよい。
【0089】
本発明の実施例に記載されたユニットは、ソフトウェアで実現されてもよく、ハードウェアで実現されてもよい。記載されたユニットは、プロセッサに設定されてもよく、例えば、「プロセッサは、取得ユニットと、抽出ユニットと、プッシュユニットとを備える」と記載されてもよい。ここで、これらのユニットの名称は、特定の場合において当該ユニットその自体を限定するものではなく、例えば、取得ユニットは、「ユーザによって履歴検索データが選択されたことに応答して履歴検索データに対応するウェブページコンテンツを取得するユニット」であると記載されてもよい。
【0090】
次に、
図8を参照して、本発明の実施形態に係る制御装置を実現するために好適なコンピュータシステム800の概略構成図を示す。なお、
図8に示した制御装置はあくまで一例であり、本願の実施例の機能や使用範囲を何ら限定するものではない。
【0091】
図8に示すように、コンピュータシステム800は、ROM(Read Only Memory)802に記憶されているプログラム、または記憶部806からRAM(Random Access Memory)803にロードされたプログラムに従って各種の動作および処理を実行するCPU(Central Processing Unit)801を備えることができる。RAM803にはまた、システム800の動作に必要な各種プログラムやデータが記憶されている。CPU801、ROM802、およびRAM803は、バス804を介して相互に接続されている。バス804にはまた、入出力インタフェース805も接続されている。
【0092】
入出力インタフェース805には、ハードディスクなどよりなる記憶部806、LANカードやモデムなどのネットワークインタフェースカードよりなる通信部807が接続されている。通信部807は,インターネット等のネットワークを介した通信処理を行う。
【0093】
なお、上記制御装置は単独で存在してもよく、無人車に取り付けられてもよい。上記制御装置が無人車に取り付けられる場合、上記機能を無人車の制御システムのプロセッサに集積することもできる。このとき、センサ、レーダ、GPS等の入力部、LCD(Liquid Crystal Display)、スピーカ等の出力部、モータドライバ等が必要に応じて上記I/Oインタフェース805に接続されていてもよい。モータドライバはCPUから送信された制御情報に基づき、移動装置を駆動して無人車の移動を完了することができる。入出力インタフェース805には、また、必要に応じてドライブも接続される。記憶部806には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディアが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部806にインストールされる。これにより、中央処理ユニット(CPU)801は、上記コンピュータプログラムを呼び出して、無人車を制御する機能を実行する時、外部から無人車の現在位置の座標を取得する入力部を制御することができる。
【0094】
他の態様として、本願はさらにコンピュータ読み取り可能な媒体を提供し、該コンピュータ読み取り可能な媒体は上記実施例に記載の装置に含まれてもよく、または、単独で存在し、該装置に組み込まれない。上記コンピュータ読み取り可能な媒体に一つ又は複数のプログラムが搭載され、上記一つ又は複数のプログラムが該装置に実行されと、該装置に以下の処理を実行させる。即ち、該装置は、通信接続された無人車の車両情報を決定し、車両情報には、走行経路情報が含まれ、車両情報に基づいて、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出して、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、無人車に再生待ちコンテンツのサブセットにおける再生待ちコンテンツを再生させるように、再生待ちコンテンツのサブセットを無人車に送信する。
【0095】
また、上記1つ又は複数のプログラムが該装置に実行されると、該装置は、無人車の現在位置の座標を取得し、現在位置の座標と予め設定された少なくとも1つの位置座標との間の距離値に距離閾値より小さい距離値が存在すると判断すると、再生待ちコンテンツのサブセットから再生待ちコンテンツを選択してプレゼンテーション装置を介してコンテンツのプレゼンテーションを行ってもよく、そのうち、再生待ちコンテンツのサブセットは、通信可能に接続のサーバから受信され、且つ、サーバが以下のステップを実行することにより送信させる。即ち、サーバは、無人車の車両情報を決定し、車両情報に基づき、予め記憶された再生待ちコンテンツのセットから、車両情報に合致した再生待ちコンテンツを選出し、再生待ちコンテンツのサブセットに保存し、再生待ちコンテンツのサブセットを送信する。
【0096】
以上の説明は本出願の好適な実施例及び適用される技術原理の説明に過ぎない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。例えば、上記の特徴は、本願において開示されている(ただし、これに限定されるものではない)類似の機能を有する技術的特徴と相互に置換された技術的解決手段である。