(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-05
(45)【発行日】2023-06-13
(54)【発明の名称】ゲームシステム、情報処理プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
A63F 13/87 20140101AFI20230606BHJP
【FI】
A63F13/87
(21)【出願番号】P 2023027463
(22)【出願日】2023-02-24
(62)【分割の表示】P 2023027418の分割
【原出願日】2022-09-26
【審査請求日】2023-02-24
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】512294021
【氏名又は名称】株式会社アカツキ
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】坂本 智浩
【審査官】安田 明央
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-34325(JP,A)
【文献】特開2018-11632(JP,A)
【文献】特開2021-58368(JP,A)
【文献】特開2018-102501(JP,A)
【文献】特開2020-149564(JP,A)
【文献】特開2019-63500(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 13/00-13/98
A63F 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介してサーバにアクセス可能な複数のプレイヤ端末で実行可能なゲームを提供するゲームシステムにおいて、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対する通知の送信処理を行う通知処理部と、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決定するプレイヤ決定部と、
を備え
、
前記プレイヤ端末を介した前記一のプレイヤの要求に基づいて、前記通知の送信処理を実行するか否か、又は、前記条件が決定されることを特徴とするゲームシステム。
【請求項2】
前記通知は、一のプレイヤが前記条件を達成したこと
を示す情報を含む、請求項1に記載のゲームシステム。
【請求項3】
前記条件が、前記ゲーム内における抽選ゲームの抽選結果として付与されたゲーム媒体が特定のレアリティであることを含む、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項4】
前記通知が送信された前記他のプレイヤが前記通知に基づいて前記ゲームにログインした場合に前記一のプレイヤまたは前記他のプレイヤにゲーム内報酬を付与する、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項5】
前記通知が送信された前記他のプレイヤが前記通知に基づいて前記ゲームにログインした場合に前記一のプレイヤ及び前記他のプレイヤにゲーム内報酬を付与する、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項6】
前記プレイヤ端末を介した前記一のプレイヤの要求に基づいて、前記通知の送信処理を実行するか否かが決定される、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項7】
前記プレイヤ端末を介した前記一のプレイヤの要求に基づいて、前記条件が決定される、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項8】
前記プレイヤ端末に表示された複数の前記条件の選択肢の中から前記一のプレイヤが何れかを選択することにより、前記条件が決定される、請求項7に記載のゲームシステム。
【請求項9】
前記条件が、前記ゲーム内における抽選ゲームの抽選結果として付与されるゲーム媒体が特定のレアリティであることを含む、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項10】
前記プレイヤ決定部は、
前記通知を送信する対象として複数のプレイヤを選択可能である、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項11】
前記プレイヤ決定部は、
前記一のプレイヤが前記通知を送信する対象として所定のグループを選択した場合に、該グループに含まれる他のプレイヤを、前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤとして選択可能である、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項12】
前記プレイヤ決定部は、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて変更可能である、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項13】
前記通知処理部は、条件が達成された際に通知が送信するオンモードと、条件が達成されても通知を送信しないオフモードとを、プレイヤの要求に基づいて切り替える、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項14】
前記通知は、
前記ゲームを実行中でない前記プレイヤ端末に表示されるゲーム外通知である、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項15】
前記通知は、ゲーム内で表示されるゲーム内通知である、請求項1又は2に記載のゲームシステム。
【請求項16】
ネットワークを介してサーバにアクセス可能な複数のプレイヤ端末でゲームを実行させる情報処理プログラムであって、
前記サーバを、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対する通知の送信処理を行う通知処理部と、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決定するプレイヤ決定部と、
として機能させるための情報処理プログラム
であって、
前記プレイヤ端末を介した前記一のプレイヤの要求に基づいて、前記通知の送信処理を実行するか否か、又は、前記条件が決定されることを特徴とする情報処理プログラム。
【請求項17】
ネットワークを介してサーバにアクセス可能な複数のプレイヤ端末でゲームを実行する情報処理方法において、
前記サーバが、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対する通知の送信処理を行うステップと、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決定するステップと、を実行
し、
前記プレイヤ端末を介した前記一のプレイヤの要求に基づいて、前記通知の送信処理を実行するか否か、又は、前記条件が決定されることを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲームシステム、情報処理プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワークを介してサーバにアクセス可能なスマートフォンやゲーム端末等の
プレイヤ端末で実行可能なゲームが提供されている。この種のゲームには、プレイヤ端末
を介して他のプレイヤとコミュニケーションを確立することができる技術的手段が実装さ
れることがある。
【0003】
特許文献1には、プレイヤの間でメッセージの送受信を行うことができる機能や、対戦
モードで他のプレイヤと共同して対戦する機能が実装されて、プレイヤ間でのコミュニケ
ーションが実現されるゲームが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ネットワークを介したゲームでは、プレイヤは、例えばプレイヤがゲーム内
で希少なアイテムを獲得したり、強敵を倒したりといったゲーム内での体験を、他者に知
らせて共有したいといった要望がある。しかしながら、ゲーム内での体験を簡単に他者に
伝える仕組みがなかった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ゲーム内での体験を容易に他者と共
有することができるゲームシステム、情報処理プログラム及び情報処理方法を提供するこ
とを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を達成するための本発明に係るゲームシステムは、ネットワークを介してサー
バにアクセス可能な複数のプレイヤ端末で実行可能なゲームを提供するゲームシステムに
おいて、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対
する通知の送信処理を行う通知処理部と、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決
定するプレイヤ決定部と、
を備えることを特徴としている。
【0008】
これによれば、一のプレイヤは、ゲーム内で予め設定された条件が達成された際に通知
を送信する対象の他のプレイヤを選択することができることから、ゲーム内での体験を共
有したい特定の他のプレイヤにゲーム内での体験を容易に共有することができる。
【0009】
上記課題を達成するための本発明に係る情報処理プログラムは、ネットワークを介して
サーバにアクセス可能な複数のプレイヤ端末でゲームを実行させる情報処理プログラムで
あって、
前記サーバを、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対
するの送信処理を行う通知処理部と、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決
定するプレイヤ決定部と、
として機能させるものである。
【0010】
上記課題を達成するための本発明に係る情報処理方法は、ネットワークを介してサーバ
にアクセス可能な複数のプレイヤ端末でゲームを実行する情報処理方法において、
前記サーバが、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対
する通知の送信処理を行うステップと、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決
定するステップと、を実行することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0011】
この発明によれば、他のプレイヤにゲーム内での体験を容易に共有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施の形態に係るゲームシステムの構成の概略を説明するブロック図である。
【
図2】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムのサーバの構成の概略を説明するブロック図である。
【
図3】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムのサーバのストレージの構成の概略を説明するブロック図である。
【
図4】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムで処理されるゲーム情報の構成の概略を説明するブロック図である。
【
図5】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムの情報処理プログラムのプレイヤ決定部の処理の概略を説明するブロック図である。
【
図6】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムの情報処理プログラムのプレイヤ決定部の処理の概略を説明する図である。
【
図7】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムの情報処理プログラムの通知処理部の処理の概略を説明するブロック図である。
【
図8】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムにおける通知が送信されたプレイヤ端末の画面の一例を示す図である。
【
図9】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムのプレイヤ端末の構成の概略を説明するブロック図である。
【
図10】同じく、本実施の形態に係るゲームシステムの処理の概略を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、
図1~
図10に基づいて、本発明の実施の形態に係るゲームシステムについて説
明する。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態に係るゲームシステムの構成の概略を説明するブロック図
である。図示のように、ゲームシステム10は、サーバ20及び複数のプレイヤ端末30
a~30nを主要構成として備え、これらがインターネット網等のネットワーク100を
介して互いにアクセス可能に接続される。
【0015】
サーバ20は、本実施の形態では、ゲームシステム10でゲームを提供する事業者1に
配備され、プレイヤ端末30a~30nは、事業者1が提供するゲームを利用する複数の
プレイヤ2a~2nに保有される。
【0016】
ゲームシステム10で事業者1が提供するゲームの分野は特に限定されず、例えば、対
戦ゲーム、パズルゲーム、アクションゲーム、野球ゲーム、サッカーゲーム、その他スポ
ーツゲーム、クイズゲーム、ピンボールゲーム、カードゲーム、リズムゲーム、RPG(
ロールプレイングゲーム)、位置情報ゲーム、ボードゲーム、アドベンチャーゲーム、カ
ジノゲーム、シミュレーションゲーム、ストラテジーゲーム、レーシングゲーム等であっ
てよい。
【0017】
次に、本実施の形態のゲームシステム10の各部の具体的な構成について説明する。
【0018】
サーバ20は、本実施の形態では、デスクトップ型あるいはノート型のコンピュータに
よって実装される。
【0019】
図2は、サーバ20の構成の概略を説明するブロック図である。図示のように、サーバ
20は、プロセッサ21、メモリ22、ストレージ23、送受信部24、及び入出力部2
5を備え、これらが互いにバス26を介して電気的に接続される。
【0020】
プロセッサ21は、サーバ20の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制
御や、アプリケーションプログラムの実行に必要な処理等を行う演算装置である。
【0021】
このプロセッサ21は、本実施の形態では例えばCPU(Central Proce
ssing Unit)であり、後述するストレージ23に格納されてメモリ22に展開
されたアプリケーションプログラムを実行して各処理を行う。
【0022】
メモリ22は、本実施の形態では、DRAM(Dynamic Random Acc
ess Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶装置で実装される。
【0023】
このメモリ22は、プロセッサ21の作業領域として使用される一方、サーバ20の起
動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、
及び各種の設定情報等が格納される。
【0024】
ストレージ23は、プログラムや各種の処理に用いられる情報等が格納されている。こ
のストレージ23の構成については、後述する。
【0025】
送受信部24は、サーバ20をネットワーク200に接続する。この送受信部24は、
Bluetooth(登録商標)やBLE(Bluetooth Low Energy
)といった近距離通信インターフェースを具備するものであってもよい。
【0026】
入出力部25は、キーボードやマウス、あるいはディスプレイ等の入出力機器が接続さ
れるインターフェースである。
【0027】
バス26は、接続したプロセッサ21、メモリ22、ストレージ23、送受信部24及
び入出力部25の間において、例えばアドレス信号、データ信号及び各種の制御信号を伝
達する。
【0028】
図3は、ストレージ23の構成の概略を説明するブロック図である。図示のように、ス
トレージ23は、本実施の形態では、記憶領域40及び情報処理プログラム41を備える
。
【0029】
記憶領域40は、ストレージ23が区画されることによって実現され、本実施の形態で
は、ゲーム情報D1が格納される。
【0030】
図4は、ゲーム情報D1の構成の概略を説明するブロック図である。図示のように、ゲ
ーム情報D1は、ゲームデータd1a、イベントデータd1b、プレイヤデータd1c及
び報酬データd1dを備える。
【0031】
ゲームデータd1aは、本実施の形態では、プレイヤ2a~2nがゲームにログインす
るためのアカウント情報、ゲームに登場するキャラクタやアイテム、背景画像、ゲームの
種類に応じたゲームの設定に関するデータ等によって構成され、例えば、ステージ(クエ
スト、ダンジョン等も含み、「単位ゲーム」とも称される)のIDに関連づけられたステ
ージ名等が含まれる。
【0032】
ゲームデータd1aを構成するキャラクタは、本実施の形態では、プレイヤ2a~2n
がプレイヤ端末30a~30nを介して操作することによってゲーム内で行動するキャラ
クタ、プレイヤ2a~2nの仲間となるキャラクタ、あるいはプレイヤ2a~2nと対戦
する敵のキャラクタ等が含まれる。
【0033】
ゲームデータd1aを構成するゲームの設定に関するデータには、本実施の形態では、
例えば一のプレイヤ2aがプレイヤ端末30aを介して他のプレイヤ2b~2nのプレイ
ヤ端末30b~30nに後述するプッシュ通知等の通知を送信するために予め設定された
条件が含まれ得る。通知の種類は、プッシュ通知、ゲームシステムと連携するSNSシス
テムでのメッセージ等のゲーム外通知でもよいし、ゲーム内でのお知らせ、ギルド(プレ
イヤが属するゲーム内グループ)内の掲示板、お手紙ボックス、ゲーム内チャット等のゲ
ーム内通知であってもよい。
【0034】
この条件は、本実施の形態では、例えば、ゲーム内でクリアすべき課題であるいわゆる
ステージのクリア、ゲーム内で実行されるいわゆるガチャのような所定の抽選ゲームを実
行したことや、その結果が所定条件を満たすこと、ゲーム内で開催される期間限定の所定
イベントに参加したこと、その結果が所定条件を満たすこと、ゲームの点数(スコア)が
所定の値を以上であったこと、ゲーム内のランキングが所定の順位(値)以上であること
、順位に変更があったこと、特定の他のプレイヤの順位を超えたこと、あるいはそれらの
2以上の条件の組み合わせ等とすることができるが、これらに限られるものではない。条
件が、ゲーム内における抽選ゲームが所定の結果である場合、抽選結果として付与された
ゲーム媒体(キャラクタ、アイテム、またはそれらが図示されたカード等)が特定のレア
リティであること等であってもよい。また、プレイヤ端末を介するプレイヤの要求に基づ
いて、通知を送信する条件が決定されるようにしてもよい。
【0035】
イベントデータd1bは、本実施の形態では、プレイヤ2a~2nが実行するトライア
ル(例えば敵のキャラクタとの対戦等)が設定された任意のイベントによって構成され、
この種のイベントに参加したり、クリアしたり、予め設定された目標値を達成したりする
と、ゲーム内で使用される攻撃アイテムやキャラクタのエナジーの回復アイテム等の付与
、ゲーム内の各種パラメータの変動、ゲーム内の機能制限の解除等といったゲーム内報酬
が付与される場合がある。
【0036】
プレイヤデータd1cは、本実施の形態では、ゲーム内におけるプレイヤ2a~2nの
名前、プレイヤ2a~2nが所有し、使用するキャラクタやアイテム等のゲーム媒体に関
するデータ、プレイヤと他のプレイヤとの関係に関するデータ、プレイステージに関する
データ、プレイヤが参加したイベントに関するデータ、プレイヤが選択可能な通知の送信
対象に関するデータ、プレイヤが連携するSNSシステム、等によって構成される。
【0037】
プレイヤ2a~2nが所有するゲーム媒体に関するデータは、例えばキャラクタ、アイ
テム、カード等に関するデータであって、例えば、各ゲーム媒体のIDに関連づけられた
レベル、攻撃力、防御力、体力、属性、レアリティ等の各種のパラメータの値が含まれる
。
【0038】
プレイステージに関するデータは、設定された複数のステージのうち、プレイヤ2a~
2nがこれまでにプレイしたことがあるステージに関するデータであり、例えばプレイの
回数やステージをクリアした際のデータ等が含まれる。
【0039】
報酬データd1dは、プレイヤ2a~2nに付与されるゲーム内報酬に関するデータで
ある。
【0040】
このゲーム内報酬には、本実施の形態では、例えばゲーム内でアイテムと交換したりプ
レイヤ2a~2nのエナジーを回復したりする等の際に消費するゲーム内ポイント(ゲー
ム内通貨)、ゲーム内で実行される任意のイベントの実行、プレイヤ2a~2nが任意の
アイテムを取得する際の確率を示すドロップ率の上昇、あるいはゲーム内で実行される機
能が制限されている場合にその制限を解除して機能を実行させる機能実行指令等が含まれ
る。
【0041】
図3で示す情報処理プログラム41は、本実施の形態では、サーバ20を、ゲーム処理
部41a、プレイヤ決定部41b及び通知処理部41cとして機能させるプログラムであ
る。
【0042】
ゲーム処理部41aは、本実施の形態では、ゲームの進行やキャラクタの制御といった
ゲームの基本的な処理を実行するものであって、例えば、ゲームの進行、ゲーム内の各種
ゲームモードの切替、イベントの実行等の各種の処理を実行する。
【0043】
プレイヤ決定部41bは、本実施の形態では、例えば一のプレイヤ2aが、後述する通
知を送信する対象の他のプレイヤ2b~2nを選択するものであって、
図5で示すように
、例えばプレイヤ端末30aを介した一のプレイヤ2aの操作に基づいて、選択処理S1
及び選択解除処理S2を実行するものである。通知を送信する対象は、一人のプレイヤ、
複数のプレイヤ、ゲームに登録されるプレイヤ全体(全員)、プレイヤと特定の関係のあ
るプレイヤ(例えば、プレイヤ(自分)と同じグループを構成するプレイヤ、フレンド関
係にあるプレイヤ)など、プレイヤの操作に基づいて選択されてもよい。通知を送信する
対象は、予め設定されていてもよいし、ゲームのプレイ状況に応じて決定されるものであ
ってもよい。通知の種類(ゲーム内通知、ゲーム外通知など、)についても、予め設定さ
れていてもよいし、ゲームのプレイ状況に応じて決定されるものであってもよいし、プレ
イヤの選択で決定されるものであってもよい。
【0044】
選択処理S1は、本実施の形態では、例えば一のプレイヤ2aがプレイヤ端末30aを
介して通知の送信対象として他のプレイヤ2b~2nを選択すると、選択した他のプレイ
ヤ2b~2nのアカウント情報にフラグを付与する。
【0045】
図6は、プレイヤ決定部41bの選択処理S1の概略を説明する図である。
図6(a)
で示すように、選択処理S1は、一のプレイヤ2aのプレイヤ端末30aを介した操作に
基づいて、他のプレイヤ2b~2nの中から任意の特定の他のプレイヤ(例えばプレイヤ
2b)を選択する処理を実行する。
【0046】
一方、
図6(b)で示すように、選択処理S1は、一のプレイヤ2aのプレイヤ端末3
0aを介した操作に基づいて、他のプレイヤ2b~2nの中から任意の複数の他のプレイ
ヤ(例えばプレイヤ2b及びプレイヤ2c)を選択する処理を実行する。
【0047】
さらに、
図6(c)で示すように、一のプレイヤ2a及び他のプレイヤ2b~2n(プ
レイヤ2a~2n)等の複数のプレイヤによっていわゆるギルドのような任意のグループ
Gが構成されるゲームでは、選択処理S1は、一のプレイヤ2aのプレイヤ端末30aを
介した操作に基づいて、プレイヤがグループGを選択することによって、当該グループを
構成する全ての(もしくは一部の)他のプレイヤ(例えばプレイヤ2b~2n)を選択す
る処理を実行する。
【0048】
図5で示す選択解除処理S2は、本実施の形態では、例えば一のプレイヤ2aがプレイ
ヤ端末30aを介して選択した他のプレイヤ2b~2nの選択を解除する処理を実行する
。
【0049】
選択解除処理S2を実行すると、選択した他のプレイヤ2b~2nのアカウント情報に
付与されたフラグが除去される。
【0050】
プレイヤ決定部41bにおけるこれら選択処理S1及び選択解除処理S2の実行によっ
て、例えば一のプレイヤ2aは、プレイヤ端末30aを介して選択した他のプレイヤ2b
~2nを変更することが可能である。
【0051】
図3で示す通知処理部41cは、本実施の形態では、一のプレイヤがゲーム内で予め設
定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対する通知の送信処理を行うことができる
。また、通知処理部41cは、条件が達成された旨のプッシュ通知に関する処理を実行す
ることができる。プッシュ通知の内容は、一のプレイヤがゲーム内の所定条件を達成した
ことに関する情報を含むことが好ましいが、これに限られず、他の情報に関するプッシュ
通知であってもよい。所定条件を達成したことに関する情報は、例えば当該条件が達成さ
れた旨であってもよいし、条件を達成した時刻、ゲームのスコアやガチャにより獲得した
ゲーム媒体の種類等の各種情報であってもよい。条件は、予め設定されていてもよいし、
プレイヤの要求に基づいて決定されるものであってもよい。条件は、例えば、予め設定さ
れた複数の選択肢からプレイヤが選択したものであってもよいし、プレイヤが任意に設定
可能であってもよい。
【0052】
図7は、通知処理部41cの処理の概略を説明するブロック図である。図示のように、
通知処理部41cは、判定処理S3、添付処理S4、送信処理S5及び報酬付与処理S6
を実行する。
【0053】
判定処理S3は、例えば一のプレイヤ2aが、ゲームデータd1aを構成するゲームの
設定に関するデータとして予め設定された条件、本実施の形態では、ステージをクリアし
たか否か、あるいはガチャを実行して特定のゲーム媒体(アイテム、キャラクタ等)を取
得したか否かを判定する処理を実行する。
【0054】
添付処理S4は、本実施の形態では、例えば一のプレイヤ2aのプレイヤ端末30aを
介した操作に基づいて、予め設定された条件(ステージのクリア、ガチャでアイテムを取
得等)を達成した際のゲーム内の画像、動画あるいは音声をコンテンツファイルとしてプ
ッシュ通知に添付する処理を実行する。コンテンツファイルは、画像、動画及び音声の何
れかの組み合わせであってもよい。
【0055】
送信処理S5は、例えば一のプレイヤ2aが予め設定された条件を達成した場合に、一
のプレイヤ2aがプレイヤ端末30aを介して他のプレイヤ2b~2nを選択することに
よって他のプレイヤ2b~2nのアカウント情報に付与されたフラグに基づいて、他のプ
レイヤ2b~2nのプレイヤ端末30b~30nにプッシュ通知を送信する処理を実行す
る。
【0056】
図8(a)、(b)は、他のプレイヤのプレイヤ端末に送信されたプッシュ通知Pが表
示される画面の一例である。
図8(a)で示すように、送信処理S5では、予め設定され
た条件(例えばガチャで特定のアイテムを取得)が達成された旨のプッシュ通知Pを他の
プレイヤ2b~2nのプレイヤ端末30b~30nに送信する。送信したプッシュ通知P
は、プレイヤ端末30b~30nのディスプレイに表示される。
【0057】
一方、送信処理S5では、例えば一のプレイヤ2aのプレイヤ端末30aを介した操作
に基づいて、コンテンツファイルF(例えばガチャでアイテムを取得した際のゲーム内の
画像や動画)が添付されたプッシュ通知Pを他のプレイヤ2b~2nのプレイヤ端末30
b~30nに送信する。
図8(b)で示すように、送信したプッシュ通知Pは、プレイヤ
端末30b~30nのディスプレイに表示される。
【0058】
図7で示す報酬付与処理S6は、プレイヤ端末30b~30nにプッシュ通知Pが送信
された他のプレイヤ2b~2nが、プッシュ通知Pに基づいてゲームにログインしたり、
プッシュ通知Pに関するゲーム内要素を実行したりした場合に、他のプレイヤ2b~2n
あるいは一のプレイヤ2aのいずれか一方に、ゲーム内報酬をログインボーナスとして付
与する処理を実行する。
【0059】
一方、報酬付与処理S6は、プレイヤ端末30b~30nにプッシュ通知Pが送信され
た他のプレイヤ2b~2nが、プッシュ通知Pに基づいてゲームにログインした場合に、
他のプレイヤ2b~2n及び一のプレイヤ2aの双方に、ゲーム内報酬をログインボーナ
スとして付与する処理を実行してもよい。
【0060】
これらゲーム処理部41a、プレイヤ決定部41b及び通知処理部41cでの処理に基
づいて、本実施の形態では、プレイヤ端末30a~30nにおいてゲームが実行される。
【0061】
図1で示すプレイヤ端末30a~30nは、本実施の形態では、携帯型情報端末である
スマートフォンで実装されるが、例えばゲーム専用の端末、タブレット型のコンピュータ
、デスクトップ型あるいはノート型のコンピュータによって実装されるものであってもよ
い。
【0062】
図9は、プレイヤ端末30a~30nの構成の概略を説明するブロック図である。図示
のように、プレイヤ端末30a~30nは、制御部31及びディスプレイ32を主要構成
として備える。
【0063】
制御部31は、本実施の形態では、ディスプレイ32や図示しないカメラ等のプレイヤ
端末30a~30nの各部を制御するものであって、例えばプロセッサ、メモリ、ストレ
ージ、送受信部等によって構成される。
【0064】
この制御部31には、本実施の形態では、ゲームアプリケーションあるいはウェブサイ
トを閲覧可能なブラウザが格納され、サーバ20の情報処理プログラム41での処理に基
づいて、ゲームアプリケーションあるいはブラウザを介してプレイヤ端末30a~30n
においてゲームが実行される。
【0065】
ディスプレイ32には、本実施の形態では、プレイヤ端末30a~30nに送信される
プッシュ通知Pや、プレイヤ端末30a~30nで実行されるゲームの画面インターフェ
ース等が表示される。
【0066】
このディスプレイ32は、表示面への接触によって情報の入力を受け付けるいわゆるタ
ッチパネルであって、抵抗膜方式や静電容量方式といった各種の技術によって実装される
。
【0067】
本実施の形態では、このディスプレイ32を介してプレイヤ操作情報D2が入力される
。
【0068】
プレイヤ操作情報D2は、本実施の形態では、ゲーム内でプレイヤ2a~2nが使用す
るキャラクタの操作や動作に関して入力される情報あるいはプッシュ通知Pの送信の設定
に関して入力される情報である。
【0069】
このプレイヤ操作情報D2は、ディスプレイ32に対するプレイヤ2a~2nの任意の
動作(例えば画面をタップあるいはスワイプする動作や、画面に表示されるアイコン等を
ドラッグしてドロップする動作等)に基づいて入力される。
【0070】
次に、本実施の形態に係るゲームシステム10の処理の概略について説明する。
【0071】
図10は、本実施の形態に係るゲームシステム10の処理の概略を説明するフローチャ
ートである。図示のように、まず、ステップS10において、例えば一のプレイヤ2aは
、ゲームの設定を行う。
【0072】
本実施の形態では、一のプレイヤ2aは、プッシュ通知Pを送信する他のプレイヤ2b
~2nを選択し、かつプッシュ通知Pを送信する際にコンテンツファイルFを添付するか
否か(あるいは、複数のコンテンツファイルのうち、どのコンテンツファイルを添付する
か)を選択することによって、ゲームの設定を行う。当該設定のタイミングは、特に限定
されず、ゲームを開始する初期設定時でもよいし、プレイヤが条件を達成したタイミング
でもよい。また、この設定は、条件が達成された際にプッシュ通知が送信するオンモード
と、条件が達成されてもプッシュ通知を送信しないオフモードとを、プレイヤが選択でき
るようにしてもよい。この場合、サーバの制御部(プッシュ通知処理部)は、条件が達成
された際に通知が送信するオンモードと、条件が達成されても通知を送信しないオフモー
ドとを、プレイヤの要求に基づいて切り替え、また、当該モード設定に関する情報を必要
に応じて記憶部(記憶領域40等)に記憶することができる。
【0073】
ゲームの設定に続いて、ステップS11において、一のプレイヤ2aはゲームを実行し
て、ゲームを進行させる。
【0074】
ゲームの進行に伴って、ステップS12において、ゲーム内で予め設定された条件(例
えばステージのクリア、ガチャでアイテムを取得等)を達成すると、ステップS13にお
いて、ゲームの設定で選択した他のプレイヤ2b~2nに通知Pを送信する。このとき、
ゲームの設定において、通知Pを送信する際にコンテンツファイルFを添付する旨の選択
を行っている場合は、コンテンツファイルFが添付されたプッシュ通知Pを送信する。
【0075】
なお、プレイヤが予め上記オフモードを選択している場合、プッシュ通知Pを送信しな
い。また、条件が達成された後、プッシュ通知Pを送信する前に、「この結果を誰かにプ
ッシュ通知しますか?」といった、プッシュ通知を送信するか否か、及びプッシュ通知す
る場合は誰に通知するか、といった内容をプレイヤに確認するための確認メッセージをプ
レイヤ端末に表示するようにしてもよい。その場合、通知処理部41cは確認メッセージ
をプレイヤ端末に出力する処理を行う。そして、ユーザはプレイヤ端末を操作して、プッ
シュ通知するか否か、及び誰に通知するか等、といった指示を入力する。このプレイヤの
指示(要求)に基づいて、プッシュ通知を送信するもしくは送信せずに終了する。
【0076】
このように、ゲーム内で予め設定された条件が達成された際にプッシュ通知Pを送信す
る他のプレイヤ2b~2nを選択することができることから、ゲーム内での体験を共有し
たい他のプレイヤ2b~2nに、ゲーム内での体験を容易に共有することができる。
【0077】
ところで、送信したプッシュ通知Pに基づいて他のプレイヤ2b~2nがゲームにログ
インすると、ステップS14において、他のプレイヤ2b~2nあるいは一のプレイヤ2
aのいずれか一方、あるいは他のプレイヤ2b~2n及び一のプレイヤ2aの双方に、ゲ
ーム内報酬をログインボーナスとして付与する。
【0078】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲
で種々の変更が可能である。
【0079】
上記実施の形態では、通知としてプッシュ通知を送信する場合について説明したが、こ
れに限られず、プッシュ通知以外のゲーム外通知であってもよいし、ゲーム内通知であっ
てもよい。その場合、プレイヤは、送信相手と、通知の種類とを選択することができる。
このような選択は、条件を達成した場合に選択してもよいし、条件を達成する前に予め設
定しておいてもよい。
【0080】
上記実施の形態では、ゲーム内で予め設定された条件がステージのクリア及びガチャで
のアイテムの取得である場合を説明したが、例えば、他のプレイヤと協力して敵と戦闘す
るバトルモードが開始された場合が条件として設定されてもよい。
【0081】
この場合において、他のプレイヤに送信されるプッシュ通知Pとしては、例えば「○○
さんからバトルに招待されました」といった所定のゲーム単位への参加を促すような通知
であってもよい。
【0082】
上記実施の形態では、ゲーム内で予め設定された条件が達成された際に、予めプレイヤ
がゲームの設定で選択した他のプレイヤ2b~2nを対象に、プッシュ通知Pが自動的に
送信される場合を説明したが、例えばゲーム内で予め設定された条件が達成された際に、
一のプレイヤ2aがプッシュ通知Pを送信するか否か、どのプレイヤに送信するか、どの
ファイルを添付するか、の少なくとも何れかを選択(決定)するように構成してもよい。
【0083】
また、サーバ20及びプレイヤ端末30が備えるソフトウェア機能部の処理について、
本発明の趣旨を実現できる範囲で、サーバ20の一部若しくはすべての機能をプレイヤ端
末30が備えてもよい。
【0084】
本発明は、以下の構成を備える。
(項目1)
ネットワークを介してサーバにアクセス可能な複数のプレイヤ端末で実行可能なゲーム
を提供するゲームシステムにおいて、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対
する通知の送信処理を行う通知処理部と、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決
定するプレイヤ決定部と、
を備えることを特徴とするゲームシステム。
(項目2)
前記通知は、一のプレイヤが前記条件を達成したことに関する情報を含む、項目1に記
載のゲームシステム。
(項目3)
前記通知に前記ゲームに関する任意のコンテンツファイルが添付される、項目1または
2に記載のゲームシステム。
(項目4)
前記通知が送信された前記他のプレイヤが前記通知に基づいて前記ゲームにログインし
た場合に前記一のプレイヤまたは前記他のプレイヤにゲーム内報酬を付与する、項目1~
3のいずれか1項に記載のゲームシステム。
(項目5)
前記通知が送信された前記他のプレイヤが前記通知に基づいて前記ゲームにログインし
た場合に前記一のプレイヤ及び前記他のプレイヤにゲーム内報酬を付与する、項目1~3
のいずれか1項に記載のゲームシステム。
(項目6)
前記条件が、前記ゲーム内における所定のステージをクリアすることを含む、項目1~
5のいずれか1項に記載のゲームシステム。
(項目7)
前記条件が、前記ゲーム内における抽選ゲームが所定の結果であることを含む、項目1
~6のいずれか1項に記載のゲームシステム。
(項目8)
前記プレイヤ決定部は、
前記通知を送信する対象として複数のプレイヤを選択可能である、項目1~7のいずれ
か1項に記載のゲームシステム。
(項目9)
前記プレイヤ決定部は、
前記一のプレイヤが前記通知を送信する対象として所定のグループを選択した場合に、
該グループに含まれる他のプレイヤを、前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤとし
て選択可能である、項目1~8のいずれか1項に記載のゲームシステム。
(項目10)
前記プレイヤ決定部は、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて変
更可能である、項目1~9のいずれか1項に記載のゲームシステム。
(項目11)
前記通知処理部は、条件が達成された際に通知が送信するオンモードと、条件が達成さ
れても通知を送信しないオフモードとを、プレイヤの要求に基づいて切り替える、項目1
~10のいずれか1項に記載のゲームシステム。
(項目12)
前記通知は、ゲーム外のシステムで表示されるゲーム外通知である、項目1~11のい
ずれか1項に記載のゲームシステム。
(項目13)
前記通知は、ゲーム内で表示されるゲーム内通知である、項目1~11のいずれか1項
に記載のゲームシステム。
(項目14)
前記ゲーム外通知は、プッシュ通知である、項目12に記載のゲームシステム。
(項目15)
ネットワークを介してサーバにアクセス可能な複数のプレイヤ端末でゲームを実行させ
る情報処理プログラムであって、
前記サーバを、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対
する通知の送信処理を行う通知処理部と、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決
定するプレイヤ決定部と、
として機能させるための情報処理プログラム。
(項目16)
ネットワークを介してサーバにアクセス可能な複数のプレイヤ端末でゲームを実行する
情報処理方法において、
前記サーバが、
一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定された条件を達成した際に、他のプレイヤに対
する通知の送信処理を行うステップと、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決
定するステップと、を実行する
ことを特徴とする情報処理方法。
【符号の説明】
【0085】
1 事業者
2a~2n プレイヤ
10 ゲームシステム
20 サーバ
30a~30n プレイヤ端末
40 記憶領域
41 情報処理プログラム
41a ゲーム処理部
41b プレイヤ決定部
41c 通知処理部
F コンテンツファイル
P 通知
【要約】
【課題】ゲーム内での体験を容易に他者と共有することができるゲームシステム、情報処
理プログラム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】ネットワークを介してサーバにアクセス可能な複数のプレイヤ端末で実行可
能なゲームを提供するゲームシステムにおいて、一のプレイヤが前記ゲーム内で予め設定
された条件を達成した際に、他のプレイヤに対する通知の送信処理を行う通知処理部と、
前記通知を送信する対象の前記他のプレイヤを、前記一のプレイヤの要求に基づいて決定
するプレイヤ決定部と、を備える。
【選択図】
図3