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特許7291829時間領域リソース情報の指示方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-07
(45)【発行日】2023-06-15
(54)【発明の名称】時間領域リソース情報の指示方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0446 20230101AFI20230608BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20230608BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20230608BHJP
【FI】
H04W72/0446
H04L27/26 113
H04W72/0453
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2022074371
(22)【出願日】2022-04-28
(62)【分割の表示】P 2019568254の分割
【原出願日】2017-06-14
(65)【公開番号】P2022110009
(43)【公開日】2022-07-28
【審査請求日】2022-05-20
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
【審査官】阿部 弘
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/126382(WO,A1)
【文献】国際公開第2016/192644(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0352551(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第108029096(CN,A)
【文献】Intel Corporation,Timing relationships for DL scheduling[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1707403,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1707403.zip>,2017年05月07日,pp. 1-5
【文献】Ericsson,On Mixed Numerology[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1709094,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1709094.zip>,2017年05月07日,pp. 1-3
【文献】Huawei, HiSilicon,Discussion on data transmission duration[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1708123,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1708123.zip>,2017年05月06日,pp. 1-7
【文献】AT & T,Multiplexing between PDCCH and PDSCH for various data durations[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1707729,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1707729.zip>,2017年05月07日,pp. 1-6
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 72/0446
H04L 27/26
H04W 72/0453
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
IEEE 802.11
15
16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
時間領域リソース情報の指示方法であって、
様々なサブキャリア間隔を用いた移動通信システムにおいて、ネットワーク機器がプリセットサブキャリア間隔情報に基づいて端末装置にデータチャネルの時間領域リソース指示情報を送信することを含み、
前記プリセットサブキャリア間隔情報は前記様々なサブキャリア間隔のうちの1つを含み、
前記データチャネルの時間領域リソース指示情報は、
データチャネルの時間領域の起点、時間領域の終点及び時間領域の長さのうちの1つ又は任意の組み合わせ、又は
データチャネルの占有するシンボル又はスロットを含み、
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点はデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示されることを特徴とする時間領域リソース情報の指示方法。
【請求項2】
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示されることは、具体的に、
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が第1シンボル長及び/又は第1スロット長を単位として示され、前記第1シンボル長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくシンボル長であり、第1スロット長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくスロット長であることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が第1シンボル長及び/又は第1スロット長を単位として示されることは、具体的に、
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が制御チャネルに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれる第1シンボル長及び/又は第1スロット長の数を用いて示され、又は
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が前記制御チャネルを含む時間領域エリアに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれる第1シンボル長及び/又は第1スロット長の数を用いて示されることを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記制御チャネルの時間領域位置は、
前記制御チャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点の位置するデータチャネルのサブキャリア間隔に基づくシンボル又はスロットを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記移動通信システムにおいて、制御チャネル及びデータチャネルは異なる帯域幅セグメントを用いることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ネットワーク側に設置される時間領域リソース情報の指示装置であって、
様々なサブキャリア間隔を用いた移動通信システムにおいて、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいて端末装置にデータチャネルの時間領域リソース指示情報を送信するための指示伝送ユニットを備え、前記プリセットサブキャリア間隔情報は前記様々なサブキャリア間隔のうちの1つを含み、
前記データチャネルの時間領域リソース指示情報は、
データチャネルの時間領域の起点、時間領域の終点及び時間領域の長さのうちの1つ又は任意の組み合わせ、又は
データチャネルの占有するシンボル又はスロットを含み、
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点はデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示されることを特徴とする時間領域リソース情報の指示装置。
【請求項7】
前記装置は指示決定ユニットを更に備え、
前記指示決定ユニットは、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルを送信する時間領域リソース指示情報を決定して、前記時間領域リソース指示情報を前記指示伝送ユニットに提供することに用いられることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記データチャネルの時間領域リソース指示情報は、更に、
該時間領域リソース指示情報の基礎となるサブキャリア間隔指示情報、
該時間領域リソース指示情報の基礎となるサブキャリア間隔の値、
該時間領域リソース指示情報の基礎となる様々なサブキャリア間隔に基づくルールのルール指示情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項9】
前記データチャネルの時間領域の長さはデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示されることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記データチャネルの占有するシンボルは第1シンボル長に基づくビットマップbitmapを用いて示され、
前記データチャネルの占有するスロットは第1スロット長に基づくbitmapを用いて示され、
前記第1シンボル長はデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくシンボル長であり、第1スロット長はデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくスロット長であることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項11】
前記移動通信システムにおいて、制御チャネル及びデータチャネルは異なる帯域幅セグメントを用いることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信技術分野に関し、特に時間領域リソース情報の指示方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)システムにおいて、1つのみのサブキャリア間隔、すなわち15kHzを用い、制御チャネル及びデータチャネルがいずれも該サブキャリア間隔に基づくパラメータセットを用いる。ところが、通信技術の継続的な発展に伴い、より広い帯域幅、より短い遅延及びより広いサービスニーズを実現するために、5G NR(New Radio、新無線)システムには様々なサブキャリア間隔、例えば3.75kHz、30kHz、60kHz及び120kHz等が導入される。制御チャネル及びデータチャネルが異なる特性を有するので、リソース割り当ての柔軟性を維持するために、制御チャネル及びデータチャネルが異なるサブキャリア間隔を用いることを許容する。
【0003】
従来のLTEシステムにおいて、データチャネルの占有する時間領域リソース情報がいずれも単一のサブキャリア間隔に基づいて示され、指示情報に含まれるデータチャネルの起点及び伝送長にはシンボル/スロット等の時間単位の数が含まれればよい。5G NRシステムにおいてこのような指示方式を用いる場合、端末装置は該指示情報がどのサブキャリア間隔に基づくものであるかを把握できず、様々なサブキャリア間隔に基づいてそれぞれ復号してみる必要があるため、端末の複雑さ及びリソース消費量(例えば、電力消費量)が大幅に向上してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、本発明は5G NR等の様々なサブキャリア間隔を用いるシステムに適用される時間領域リソース情報の指示方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は時間領域リソース情報の指示方法を提供し、該方法は、
様々なサブキャリア間隔を用いる移動通信システムにおいて、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルの時間領域リソース指示情報を伝送することを含む。
【0006】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記プリセットサブキャリア間隔情報が前記様々なサブキャリア間隔のうちの1つ又は前記様々なサブキャリア間隔に基づくルールを含む。
【0007】
本発明の具体的な実施形態によれば、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルの時間領域リソース指示情報を伝送することは、
第1デバイスがプリセットサブキャリア間隔情報に基づいて第2デバイスへデータチャネルの時間領域リソース指示情報を送信し、又は
第2デバイスが、第1デバイスがプリセットサブキャリア間隔情報に基づいて送信したデータチャネルの時間領域リソース指示情報を受信することを含む。
【0008】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域リソース指示情報は、
データチャネルの時間領域の起点、時間領域の終点及び時間領域の長さのうちの1つ又は任意の組み合わせ、又は
データチャネルの占有するシンボル又はスロットを含む。
【0009】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域リソース指示情報は、更に、
該時間領域リソース指示情報の基礎となるサブキャリア間隔指示情報、
該時間領域リソース指示情報の基礎となるサブキャリア間隔の値、
該時間領域リソース指示情報の基礎となる様々なサブキャリア間隔に基づくルールのルール指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0010】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の長さがデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示される。
【0011】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の長さがデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示されることは、具体的に、
前記データチャネルの時間領域の長さが第1シンボル長又は第1スロット長を単位として示され、前記第1シンボル長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくシンボル長であり、第1スロット長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくスロット長であることを含む。
【0012】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示され、又は
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が様々なサブキャリア間隔に基づくルールに従って示される。
【0013】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示されることは、具体的に、
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が第1シンボル長及び/又は第1スロット長を単位として示され、前記第1シンボル長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくシンボル長であり、第1スロット長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくスロット長であることを含む。
【0014】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が第1シンボル長及び/又は第1スロット長を単位として示されることは、具体的に、
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が前記制御チャネルに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれる第1シンボル長及び/又は第1スロット長の数を用いて示され、又は
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が前記制御チャネルを含む時間領域エリアに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれる第1シンボル長及び/又は第1スロット長の数を用いて示されることを含む。
【0015】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記制御チャネルの時間領域位置は、
前記制御チャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点の位置するデータチャネルのサブキャリア間隔に基づくシンボル又はスロットを含む。
【0016】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記ルールが前記移動通信システムの用いた様々なサブキャリア間隔のうちの最大サブキャリア間隔を含む。
【0017】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点がルールに従って示されることは、具体的に、
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が第2シンボル長及び/又は第2スロット長を単位として示され、前記第2シンボル長が前記最大サブキャリア間隔に基づくシンボル長であり、第2スロット長が前記最大サブキャリア間隔に基づくスロット長であることを含む。
【0018】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が第2シンボル長及び/又は第2スロット長を単位として示されることは、具体的に、
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が前記制御チャネルに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれる第2シンボル長及び/又は第2スロット長の数を用いて示され、又は
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が前記制御チャネルを含む時間領域エリアに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれる第2シンボル長及び/又は第2スロット長の数を用いて示されることを含む。
【0019】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記制御チャネルの時間領域位置は、
前記制御チャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点の位置する前記最大サブキャリア間隔に基づくシンボル又はスロットを含む。
【0020】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記制御チャネルを含む時間領域エリアは、
前記制御チャネルを含む制御リソースセット又は検索空間を含む。
【0021】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの占有するシンボルが第1シンボル長に基づくビットマップbitmapを用いて示され、
前記データチャネルの占有するスロットが第1スロット長に基づくbitmapを用いて示され、
前記第1シンボル長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくシンボル長であり、第1スロット長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくスロット長である。
【0022】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記移動通信システムにおいて、制御チャネル及びデータチャネルが異なる帯域幅セグメントを用いる。
【0023】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記第1デバイスがネットワーク側機器であり、前記第2デバイスが端末装置であり、又は
前記第1デバイスが第1端末装置であり、前記第2デバイスが第2端末装置である。
【0024】
本発明の具体的な実施形態によれば、様々なサブキャリア間隔を用いた前記移動通信システムが5G NRシステムを含む。
【0025】
本発明は更に時間領域リソース情報の指示装置を提供し、該装置は、
様々なサブキャリア間隔を用いた移動通信システムにおいて、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルの時間領域リソース指示情報を伝送するための指示伝送ユニットを備える。
【0026】
本発明の具体的な実施形態によれば、装置が第1デバイスに設置される場合、該装置は、更に、
プリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルを送信する時間領域リソース指示情報を決定して、前記時間領域リソース指示情報を前記指示伝送ユニットに提供するための指示決定ユニットを備え、
前記指示伝送ユニットは第2デバイスへ前記データチャネルの時間領域リソース指示情報を送信することに用いられる。
【0027】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記装置が第2デバイスに設置される場合、該装置は、更に指示解析ユニットを備え、
前記指示伝送ユニットは第1デバイスから送信されたデータチャネルの時間領域リソース指示情報を受信することに用いられ、
前記指示解析ユニットはプリセットサブキャリア間隔情報に基づいて前記指示決定ユニットの受信したデータチャネルの時間領域リソース指示情報を解析することにより、データチャネルの占有する時間領域リソースを決定することに用いられる。
【0028】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記プリセットサブキャリア間隔情報が前記様々なサブキャリア間隔のうちの1つ又は前記様々なサブキャリア間隔に基づくルールを含む。
【0029】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域リソース指示情報は、
データチャネルの時間領域の起点、時間領域の終点及び時間領域の長さのうちの1つ又は任意の組み合わせ、又は
データチャネルの占有するシンボル又はスロットを含む。
【0030】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域リソース指示情報は、更に、
該時間領域リソース指示情報の基礎となるサブキャリア間隔指示情報、
該時間領域リソース指示情報の基礎となるサブキャリア間隔の値、
該時間領域リソース指示情報の基礎となる様々なサブキャリア間隔に基づくルールのルール指示情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0031】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の長さがデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示される。
【0032】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示され、又は
前記データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が様々なサブキャリア間隔に基づくルールに従って示される。
【0033】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記ルールが前記移動通信システムの用いた様々なサブキャリア間隔のうちの最大サブキャリア間隔を含む。
【0034】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記データチャネルの占有するシンボルが第1シンボル長に基づくビットマップbitmapを用いて示され、
前記データチャネルの占有するスロットが第1スロット長に基づくbitmapを用いて示され、
前記第1シンボル長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくシンボル長であり、第1スロット長がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づくスロット長である。
【0035】
本発明の具体的な実施形態によれば、前記移動通信システムにおいて、制御チャネル及びデータチャネルが異なる帯域幅セグメントを用いる。
【0036】
本発明は更にデバイスを提供し、
1つ又は複数のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶され、前記1つ又は複数のプロセッサによって上記方法における操作を実行する1つ又は複数のプログラムと、を備える。
【0037】
本発明は更にコンピュータ実行可能命令を含む記憶媒体を提供し、前記コンピュータ実行可能命令はコンピュータプロセッサにより実行されるとき、上記方法における操作を実行することに用いられる。
【発明の効果】
【0038】
以上の技術案によって、本発明は5G NR等の様々なサブキャリア間隔を用いたシステムに対して、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルの時間領域リソース情報を示すメカニズムを提供する。制御チャネル及びデータチャネルが様々なサブキャリア間隔を用いる場合に適用され、リソース割り当ての柔軟性を向上させる一方、端末装置がプリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルの時間領域リソース指示情報を復号すればよく、端末の複雑さ及びリソース消費量を減少させる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1図1は本発明の実施例1に係るデータチャネル時間領域の長さを示す模式図である。
図2図2は本発明の実施例1に係る他のデータチャネル時間領域の長さを示す模式図である。
図3図3は本発明の実施例2に係るデータチャネル時間領域の起点を示す模式図である。
図4図4は本発明の実施例2に係る他のデータチャネル時間領域の起点を示す模式図である。
図5図5は本発明の実施例2に係る他のデータチャネル時間領域の起点を示す模式図である。
図6図6は本発明の実施例3に係るデータチャネル時間領域の起点を示す模式図である。
図7図7は本発明の実施例4に係るデータチャネルの占有するシンボルを示す模式図である。
図8図8は本発明の実施例に係る第1デバイスに設置される装置の構造図である。
図9図9は本発明の実施例に係る第2デバイスに設置される装置の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本発明の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下に図面と具体的な実施例を参照しながら本発明を詳しく説明する。
【0041】
本発明の要旨は、5G NRシステムにおいて、様々なサブキャリア間隔を用いるため、第1デバイスがプリセットサブキャリア間隔情報に基づいて第2デバイスへデータチャネルの時間領域リソース指示情報を送信することができることにある。プリセットサブキャリア間隔情報はシステムの用いた様々なサブキャリア間隔のうちの1つ、様々なサブキャリア間隔に基づくルール等を含んでもよいが、それらに限らない。
【0042】
また、上記第1デバイスがネットワーク側機器であってもよく、第2デバイスが端末装置であってもよく、つまり、ネットワーク側機器が上記プリセットサブキャリア間隔情報に基づいて端末装置にデータチャネルの時間領域リソース情報を示す。しかしながら、本発明は更に端末装置同士の通信に適用され、つまり、第1端末装置が第2端末装置にデータチャネルの時間領域リソース情報を示すことにより、第1端末装置と第2端末装置とが該指示に従ってデータチャネルの送信及び受信を行う。後続の実施例において、いずれもネットワーク側機器が端末装置に示す場合を例として説明する。
【0043】
本発明の実施例に係る端末装置は、無線通信機能を有する携帯電話、タブレットPC、ノートパソコン、PDA、マルチメディアデバイス、ひいてはインターネットカー、スマートウェアラブルデバイス等を含んでもよいが、それらに限らない。本発明の実施例に係るネットワーク側機器はBST、NodeB、eNodeB等の基地局装置を含んでもよいが、それらに限らない。以下、実施例を参照しながら本発明に係る方法を詳しく説明する。
【0044】
データチャネルの時間領域リソース指示情報はデータチャネルの時間領域の起点、時間領域の終点及び時間領域の長さのうちの1つ又は任意の組み合わせ、又は、データチャネルの占有するシンボル又はスロットを含んでもよい。例えば、データチャネルの「起点+時間領域の長さ」を示す方式を用いてもよく、更に、例えば、データチャネルの「起点+終点」を示す方式を用いてもよく、更に、例えば、データチャネルがどのシンボル又はスロットを占有するかを示す方式等を用いてもよい。
【0045】
一実現方式として、ネットワーク側機器が端末装置に送信した指示情報には上記例えばデータチャネルの時間領域の起点、時間領域の終点及び時間領域の長さのうちの1つ又は任意の組み合わせ、又は、データチャネルの占有するシンボル又はスロットのみが含まれる。そして、該指示情報の基礎となるプリセットサブキャリア情報はネットワーク側機器と端末装置とが予め決めた方式を用いてもよい。
【0046】
他の実現方式として、ネットワーク側機器が端末装置に送信した指示情報には上記例えばデータチャネルの時間領域の起点、時間領域の終点及び時間領域の長さのうちの1つ又は任意の組み合わせ、又は、データチャネルの占有するシンボル又はスロットが含まれる以外に、更に、基礎となるプリセットサブキャリア情報が含まれてもよく、例えば、3bitで基礎となるプリセットサブキャリア情報を示してもよい。
【0047】
いくつかの例を挙げる。
【0048】
例1
指示情報には該時間領域リソース情報の基礎となるサブキャリア間隔指示情報が含まれる。5G NRシステムにおいて様々なサブキャリア間隔を用い、例えば、制御チャネルがサブキャリア間隔f1を用い、データチャネルがサブキャリア間隔f2を用いる可能性があるため、f2でデータチャネルの時間領域リソースを示す場合、上記指示情報には更にf2の指示情報を用いることが示されてもよい。
【0049】
例2
指示情報には該時間領域リソース情報の基礎となるサブキャリア間隔の値が含まれる。例1との相違点は、例1の指示情報に含まれるのがサブキャリア間隔指示情報であるが、例2では具体的なサブキャリア間隔の値を直接指定したことにある。
【0050】
例3
指示情報には該時間領域リソース指示情報の基礎となる様々なサブキャリア間隔に基づくルールのルール指示情報が含まれる。例えば、5G NRシステムにおいて、制御チャネルがサブキャリア間隔f1を用い、データチャネルがサブキャリア間隔f2を用いる場合、あるルールf(f1,f2)に従ってデータチャネルの時間領域リソースを示してもよい。例えば、f(f1,f2)がmax(f1,f2)であってもよく、つまり、様々なサブキャリア間隔のうちの最大サブキャリア間隔を取る。当然ながら、他のルールを用いてもよく、ここで挙げない。
【0051】
実施例1
【0052】
データチャネルの時間領域の長さがデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示される。つまり、ネットワーク側機器がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいてデータチャネルの時間領域の長さを示す。例えば、制御チャネルのサブキャリア間隔がf1、データチャネルのサブキャリア間隔がf2、f2に基づくシンボル長がS2、f2に基づくスロット長がD2であると仮定する場合、データチャネルの時間領域の長さがS2又はD2を単位として示され、具体的にS2又はD2の数を含むと具現される。
【0053】
図1に示すように、f1が15kHz、f2が60kHzであると仮定する場合、制御チャネルのシンボル長S1がデータチャネルのシンボル長S2の4倍であり、データチャネルの時間領域の長さを示すとき、S2を単位として示し、例えば10個の長さがS2のシンボルである。
【0054】
図2に示すように、f1が60kHz、f2が15kHzであると仮定する場合、データチャネルのシンボル長S2が制御チャネルのシンボル長S1の4倍であり、データチャネルの時間領域の長さを示すとき、S2を単位として示し、例えば3つの長さがS2のシンボルである。
【0055】
このような方式はデータチャネル長を判断するサブキャリア間隔を直接示す必要がなく、両端が直接データチャネルの用いたサブキャリア間隔のパラメータセットに基づき、それにより制御シグナリングのオーバーヘッドを低減する。
【0056】
実施例2
【0057】
データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示される。つまり、ネットワーク側機器がデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいてデータチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点を示す。例えば、制御チャネルのサブキャリア間隔がf1、データチャネルのサブキャリア間隔がf2、f2に基づくシンボル長がS2、f2に基づくスロット長がD2であると仮定する場合、データチャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点がS2及び/又はD2を単位として示される。
【0058】
具体的に、データチャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点が制御チャネルに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれるS2及び/又はD2の数であると具現されてもよい。制御チャネルの時間領域位置は制御チャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点の位置するf2に基づくシンボル又はスロットを含んでもよい。また、説明すべきことは、制御チャネルに対する時間領域位置で時間領域の起点又は時間領域の終点を具現する以外に、更に例えば同期チャネルに対する時間領域位置等の他の方式を用いてもよい。
【0059】
図3に示すように、f1が15kHz、f2が60kHzであると仮定する場合、制御チャネルのシンボル長S1がデータチャネルのシンボル長S2の4倍であり、データチャネルの時間領域の起点を示すとき、S2を単位として示し、例えば制御チャネルの終点の位置するf2に基づくシンボルからデータチャネルの時間領域の起点までのオフセット量が7つのS2長さのシンボルである。
【0060】
図4に示すように、f1が60kHz、f2が15kHzであると仮定する場合、データチャネルのシンボル長S2が制御チャネルのシンボル長S1の4倍であり、データチャネルの時間領域の起点を示すとき、S2を単位として示す。まず、制御チャネルの時間領域の終点の位置する長さがS2であるシンボルを決定し、次に、データチャネルの時間領域の起点から該シンボルまでの、例えば3つのS2長さのシンボルであるオフセット量を示す。
【0061】
又は、データチャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点が更に制御チャネルを含む時間領域エリアに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれるS2及び/又はD2の数であると具現されてもよい。制御チャネルを含む時間領域は該制御チャネルを含む制御リソースセット(Control Resource Set)又は検索空間(Search Space)であってもよい方に向かう。
【0062】
制御リソースセットは制御チャネルが占有する可能性のある一部の時間周波数リソース範囲であり、送信機が制御リソースセット内のある時間周波数リソースにおいて制御チャネルを送信し、受信機が制御リソースセット内のある時間周波数リソースにおいて制御チャネルを受信する。
【0063】
検索空間は受信機が制御チャネルを検索する時間領域範囲である。ある時刻に、受信機が制御リソースセット全体内に制御チャネルを検索する必要がないが、いくつかの制限条件に基づき、より狭い範囲内のみに検索することは、検索空間である。検索空間の占有する時間周波数リソースが制御リソースセットの一部である。
【0064】
図5に示すように、f1が15kHz、f2が60kHzであると仮定する場合、制御チャネルのシンボル長S1がデータチャネルのシンボル長S2の4倍であり、データチャネルの時間領域の起点を示すとき、S2を単位として示し、例えば制御チャネルを含む制御リソースセットからデータチャネルの時間領域の起点までのオフセット量が10個のS2長さのシンボルである。
【0065】
このような方式はデータチャネル時間領域の起点又は終点を判断するサブキャリア間隔を直接示す必要がなく、両端が直接データチャネルの用いたサブキャリア間隔のパラメータセットに基づき、それにより制御シグナリングのオーバーヘッドを低減する。
【0066】
実施例3
【0067】
データチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点が様々なサブキャリア間隔に基づくルールに従って示される。例えば、該ルールは5G NRシステムにおける各サブキャリア間隔のうちの最大サブキャリア間隔を取ることであってもよい。つまり、ネットワーク側機器が最大サブキャリア間隔に基づいてデータチャネルの時間領域の起点及び/又は時間領域の終点を示す。例えば、制御チャネルのサブキャリア間隔がf1、データチャネルのサブキャリア間隔がf2、max(f1,f2)に基づくシンボル長がS、max(f1,f2)に基づくスロット長がDであると仮定する場合、データチャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点がS及び/又はDを単位として示される。
【0068】
実施例2と同様に、データチャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点が制御チャネルに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれるS及び/又はDの数であると具現されてもよい。制御チャネルの時間領域位置は制御チャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点の位置するmax(f1,f2)に基づくシンボル又はスロットを含んでもよい。
【0069】
又は、データチャネルの時間領域の起点又は時間領域の終点が更に制御チャネルを含む時間領域エリアに対するデータチャネルの時間領域位置のオフセット量に含まれるS及び/又はDの数であると具現されてもよい。制御チャネルを含む時間領域は該制御チャネルを含む制御リソースセット(Control Resource Set)又は検索空間(Search Space)であってもよい方に向かう。
【0070】
例えば、図6に示すように、f1が60kHz、f2が15kHzであると仮定する場合、データチャネルのシンボル長S2が制御チャネルのシンボル長S1の4倍であり、データチャネルの時間領域の起点を示すとき、max(f1,f2)に基づき、つまり、f1のシンボル長S1を単位として示す。まず、制御チャネルの時間領域の終点の位置する長さがS1であるシンボルを決定し、次に、データチャネルの時間領域の起点から該シンボルまでの、例えば17個のS1長さのシンボルであるオフセット量を示す。このような方式では、実施例1及び実施例2におけるf2に基づく方式に比べて、端末は制御チャネルの時間領域の終点がどのS2シンボルに位置するかを把握する必要がなく、それにより端末の操作の複雑性を更に簡素化し、制御チャネルリソースのより柔軟な割り当ての実現に役立つ。
【0071】
実施例4
【0072】
データチャネルの占有するシンボル/スロットは、データチャネルの用いたサブキャリア間隔のシンボル/スロット長に基づくbitmap(ビットマップ)を用いて示される。つまり、ネットワーク側機器はデータチャネルの用いたサブキャリア間隔のシンボル/スロット長に基づくbitmapを用いてデータチャネルの占有するシンボル/スロットを示す。例えば、制御チャネルのサブキャリア間隔がf1、データチャネルのサブキャリア間隔がf2、f2に基づくシンボル長がS2、f2に基づくスロット長がD2であると仮定する場合、データチャネルの占有するシンボルがS2に基づくbitmapを用いて示され、データチャネルの占有するスロットがD2に基づくbitmapを用いて示される。
【0073】
このような方式はデータチャネルが連続しない時間領域リソースを占有する場合に特に適用される。図7に示すように、1つのbitmapでデータチャネルの占有する時間領域リソースを示してもよく、各bitが1つのS2長さのシンボルを示す。データチャネルが1、2、5、6、7、8、10番目のS2長さのシンボルを占有すると仮定し、従って、1100111101であるbitmapを用いて示してもよい。これにより、このような方式は時間領域リソースのより柔軟なスケジューリングを実現することができる。
【0074】
なお、上記実施例における方式はその1つを選択して利用してもよいし、それらを組み合わせて利用してもよい。例えば、実施例1におけるデータチャネルの時間領域の長さがデータチャネルの用いたサブキャリア間隔に基づいて示され、データチャネルの時間領域の起点がシステムにおける最大サブキャリア間隔に基づいて示される方式を用いてもよい。
【0075】
ネットワーク側機器が上記実施例における方式で決定して端末装置へデータチャネルの時間領域リソース指示情報を送信し、それに対応して、端末装置が上記時間領域リソース指示情報を受信した後、上記実施例における時間領域リソース指示方式でデータチャネルの時間領域リソース指示情報を解析する。
【0076】
また、説明すべきことは、本発明に係る方式は5G NRシステムに限らず、すべての様々なサブキャリア間隔を用いた移動通信システムに適用される。
【0077】
ネットワーク側機器が上記方式でデータチャネルの時間領域リソース情報を示した後、ネットワーク側機器と端末装置とが示される時間領域リソースにおいてデータチャネルの送信及び受信を行うことができる。該データチャネルがアップリンクデータチャネルであってもよいし、ダウンリンクデータチャネルであってもよい。
【0078】
以上は本発明に係る方法を詳しく説明したが、以下に本発明に係る装置を説明する。
【0079】
図8は本発明の実施例に係る第1デバイスに設置される装置の構造図であり、図8に示すように、該装置は指示伝送ユニット00を備えてもよく、更に、指示決定ユニット10を備えてもよい。
【0080】
指示決定ユニット10はプリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルを送信する時間領域リソース指示情報を決定して、前記時間領域リソース指示情報を前記指示伝送ユニット00に提供して送信することを担当する。
【0081】
指示伝送ユニット00は様々なサブキャリア間隔を用いた移動通信システムにおいて、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいて第2デバイスへデータチャネルの時間領域リソース指示情報を送信することを担当する。
【0082】
図9は本発明の実施例に係る第2デバイスに設置される装置の構造図であり、図9に示すように、該装置は指示伝送ユニット00を備えてもよく、更に、指示解析ユニット20を備えてもよい。
【0083】
指示伝送ユニット00は様々なサブキャリア間隔を用いた移動通信システムにおいて、第1デバイスがプリセットサブキャリア間隔情報に基づいて送信したデータチャネルの時間領域リソース指示情報を受信する。
【0084】
指示解析ユニット20はプリセットサブキャリア間隔情報に基づいて指示伝送ユニット00の受信したデータチャネルの時間領域リソース指示情報を解析することにより、データチャネルの占有する時間領域リソースを決定することを担当する。
【0085】
方法実施例と類似的に、上記第1デバイスがネットワーク側機器であってもよく、第2デバイスが端末装置であってもよい。又は、第1デバイス及び第2デバイスがいずれも端末装置であってもよい。
【0086】
装置実施例において、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいてデータチャネルの時間領域リソース情報を示すことは方法実施例における関連説明を参照してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0087】
本発明の実施例に係る上記方法及び装置は1つ又は複数の集積回路、例えばコーデックチップの方式で実現されてもよいし、プログラムによって関連するハードウェアを命令することで完了してもよく、前記プログラムがコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。上記実施例における各ユニットはハードウェアの形式で実現されてもよいし、ソフトウェア機能モジュールの形式で実現されてもよい。本発明はいかなる特定形式のハードウェアとソフトウェアとの組み合わせを制限しない。
【0088】
例えば、デバイスにより実現されてもよく、該デバイスは、
1つ又は複数のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶され、
様々なサブキャリア間隔を用いた移動通信システムにおいて、プリセットサブキャリア間隔情報に基づいて第2デバイスへデータチャネルの時間領域リソース指示情報を送信し、又は
第1デバイスがプリセットサブキャリア間隔情報に基づいて送信したデータチャネルの時間領域リソース指示情報を受信するという操作を実現するよう、前記1つ又は複数のプロセッサにより実行される1つ又は複数のプログラムと、を備える。
【0089】
また、時間、技術の発展とともに、媒体の意味がますます広がり、プログラムの伝送経路が有形の媒体に制限されず、更にネットワーク経由で直接ダウンロードしてもよい。1つ又は複数のコンピュータ可読媒体の任意の組み合わせを用いてもよい。コンピュータ可読媒体がコンピュータ可読信号媒体又はコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体が例えば電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体システム、装置又はデバイス、又は、任意の以上の組み合わせであってもよいが、それらに限らない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は1つ又は複数の導線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクト磁気ディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置又は上記任意の適切な組み合わせを含む。本明細書において、コンピュータ可読記憶媒体がプログラムを包含又は記憶する有形の媒体であってもよく、該プログラムが命令実行システム、装置又はデバイスに利用され又はそれと組み合わせて利用されてもよい。
【0090】
コンピュータ可読信号媒体がベースバンド又はキャリアの一部として伝播するデータ信号に含まれてもよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードを含める。このような伝播するデータ信号が様々な形式を用いてもよく、前記様々な形式は電磁信号、光信号又は上記任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限らない。コンピュータ可読信号媒体が更にコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、該コンピュータ可読媒体は命令実行システム、装置又はデバイスに利用された又はそれと組み合わせて利用されたプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。
【0091】
以上の説明は本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を制限するためのものではなく、本発明の趣旨及び原則内に行ったいかなる修正、等価置換、改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9